中野:7th
「先週ムジェロでクラッシュして死ぬかと思った。そして今日ぼくはシーズン最高のリザルトをマ
ーク。これがレースなんだ。だから楽しいんだよね。レースの終わりにかけて、ビアッジがリアタ
イヤをかなりスピンさせているのが見えた。それで、ちょっとラインを変えれば、最終コーナーで
ビアッジをパスするチャンスがあるとわかったんだ。レース前、パドックではタイヤについていろ
いろ議論があった。けどぼくは決して疑いを抱かなかった。今日ブリヂストンがぼくらに用意した
リアタイヤはフルレースもってくれると信じていた。今週ブリヂストンとぼくのクルーは、すごい
仕事をやってくれたよ。ほんとにいいセッティングができたおかげで、スライドをコントロールで
きたしファクトリーホンダのライダーとも渡り合えた。ストレートではまた負けてしまったけど、
コーナーでは僕の方にもアドヴァンテージがあった。それからこれは言わないと、今日の結果は、
チーム、ブリヂストンの仲間のおかげ、すごく感謝している。」
ホフマン:11th
「またまたバイクの始動で問題が起きて、スタートのときちょこっとばかり後ろに下がったんだ。
それで7人の?バトルに巻き込まれることになって、N・ホジソンにはめちゃ長いこと捕まった。コ
ーナーで奴をパスできても、ストレートで抜き返してくるんで。最後のほうはロリスとすごいバト
ルになった。彼はストレートで抜いてくる、ぼくはコーナーで彼をかわす。だけど、ファイナルラ
ップでは奴はきっちりラインを守って、ぼくはすんでのとこで彼から10位をもぎとることができな
かった。ブリヂストンは僕らのためにファンタスティックな仕事をしてくれた。真矢同様、ぼくも
レースディスタンスに耐えられるかとか、タイヤに疑問をもったりはしなかったね。
エックル
「ムジェロの出来事があってから、たった3日のあいだにここまで戦えるタイヤを作ってきたブリヂ
ストンと彼らの仕事ぶりに、全くの尊敬を抱いている。我々のチームは、レース距離におけるタイ
ヤの技術的安全性について疑念を抱くことはなかった。ライダーもエンジニアもパーフェクトに働
いて最高のパフォーマンスが出るセッティングを見つけてくれた。我々はレースの前にあれこれ予
言するような真似はしなかった。そんなことより、結果がすべてを物語ってくれると思っていた。
今日、真矢はすばらしかった。何ものも彼をスローダウンすることはできない。アレックスも強か
なレースをした。ブリヂストンと固く手を結び、かなりの自信をもってこれからのレースに臨む。」
***
「スレタイに問題を抱え」ていた初代ですが、今日ほどスレタイが心強く思えた日はないかもしれない。
例え「中野信者」と叩かれる日がこようとも、スレタイのおかげでさほど痛くないな。
エックルの本音を端的にいうと
「他が何を言おうと、うちらはおたくを信じたけんね。(他と違って)ライダーも走り切ったけんね。
おたくもうちのほうを重点的に、開発はこっち優先にしろや」って感じでしょうか。