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音速の名無しさん:
:長いけど面白いのでコピペ :02/04/22 21:51 ID:lp3lU+/D
井上隆智穂(タキ井上/日本)
日本から既に忘れられている存在だが、一応日本人として4人目のフルタイムF1ドライバー。
1993年を全日本F3選手権に参戦し、勝利を挙げていないにもかかわらず
1994年には国際F3000に参戦した。下位カテゴリーで活躍もしていないので
大先輩の中嶋悟も「知らなかった」とコメントしていた。1994年日本GPで
いきなりシムテックからF1デビューするが3周でリタイヤ。1995年はフットワークからフル参戦を果たす。
実は井上は会社役員兼任のドライバーで、いろんなスポンサーをチームにもたらしていたのである。
しかし彼はF1を戦っていく実力はなく、明らかにコース上の邪魔者だった。
井上には2つの伝説がある。まず1995年のモナコGPフリー走行で、マーシャルが引っ張る自分の車にひかれた。
その光景をカメラが映し出したとき、さすがにピットは「タキ、大丈夫か?」と凍りついていたが
いきなりカメラがシューマッハに切り替わると、シューマッハは大爆笑をしていた。
そして同年のハンガリーGPのレースリタイヤ直後に、自分の車の消火活動に加わろうとしたときに
近づいてきたマーシャルカーにも引かれた。こんな貴重な体験をしたF1ドライバーはかつていないと思われる。
しかも彼の場合、2回もやってくれたのである。
これは「F1史上最高のギャグ」として語り継がれていくでしょう。
もちろんレースでは活躍することができず、続けてF1で生き残る道は彼には無かった。
海外では彼の名前の読み方について「inoue」を「イノウエ」と読まず、「i no way」と読まれたらしい。