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音速の名無しさん:
WRCの車は現在リストリクターで吸気制限されていて、どのラリーカーも高回転は頭打ちで実質300馬力前後の出力しか出ていない。
もしリストリクターが無かったらラリーカーはだいたい500〜600馬力は出てるだろうといわれている。
さて、そこでトヨタはセリカGT-FOURについているリストリクターを細工してやれ、と考えた。
車検時は規定通りの口径だが走行しだすと吸気量が規定以上に増えるという仕組みのリストリクターを装着した。
つまり、他のラリーカーが300馬力前後の出力しか出ていないのに対しセリカはそれ以上の出力で走っていたのだ。
これはオリンピックで例えたらドーピング、いやそれ以上の悪質さだろう。しかも確信犯なのだからタチが悪い。
あれほどの大柄なボディだったのにそこそこの戦闘力があったのはこのせいだと言われている。
結果、そのことが露見したトヨタは全ポイントを剥奪され2年間(FIAからの通達は1年間だけだったのだが)活動することが禁止された。