【愛・地球博】コールセンター問合せ結果をカキコするスレ第1問

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手作り弁当解禁に悲喜こもごも・・・

先月小泉首相の鶴の一声により、愛知万博での弁当持込が解禁になって一ヶ月たった今日一日、愛知万博会場
近辺では奇妙な現象が起こっている。会場周辺のターミナル駅、空港およびバス停等の場所で、お弁当の売れ
行きが好調とのことだ。解禁されたのは「手作り弁当」で、業者の弁当はこれまでどおり会場への持ち込みは
できないはずだが、客の大半は愛知万博を目当てにやって来た観光客だという。名古屋駅前で「手作り風」と
書かれたのぼりを立てた臨時の売り場で売られている弁当は、中身は普通の幕の内弁当だが、包装紙の代わり
にバンダナを使い手作りを演出している上に、弁当箱は再利用可能なプラスチック製で「デザインがかわいい」
と近辺のOL達にも人気だ。弁当と一緒に売られているお茶は紙パック製で、お弁当と伴に飛ぶように売れて
いる。北海道稚内市からやってきた主婦の宮田さんは「これなら会場内で食べられる。食費だけでも安くした
いので、助かります」と言う。また名古屋空港で売られている弁当には英字新聞を包装紙に使ったサンドウィ
ッチやベーグルサンドもあり。海外からやってきた観光客にも受けている。この状況に対し万博の主催者側で
は頭を痛めている。手荷物検査時に手作り弁当と買ったものとを区別することが難しいことと、このところの
来場者急増で入場ゲートの待ち時間は最低四十分かかり、来場者から不満の声があがっている。一方、会場内
の飲食店では閑古鳥が鳴いているという。会場内でファミリーレストランを出店している関係者は匿名を条件
に「弁当持込禁止を前提に協会と契約したのに、これでは詐欺だ。訴訟問題になるかもしれん」と息巻いた。
開催当初、博覧会協会はテロ対策のため弁当、ペットボトル、缶等の持込を制限したが、苦情が殺到し開催一
週間で「手作り弁当」のみを解禁した経緯がある。その際にも「業者の弁当は食中毒の問題がある」と受け取
れる発表をしたため、全国の駅弁や弁当の製造会社、コンビニで作る全日本弁当連盟に「あからさまないやが
らせだ」と反発を受けた。ゴールデンウィークの始まった先月二十九日に、一日の入場者数十万人を初めて突
破した愛知万博の前途は多難のようである。