>>44 日本公認会計士協会近畿会は18日、公認会計士試験合格者が就職難に陥っているため、
一般事業会社を集めて採用を訴える説明会を大阪市内で開いた。これまで監査法人に偏っ
ていた試験合格者の就職先を広げるための試みで、人材派遣会社やメーカーなど約20社が参加した。
近畿会の中務裕之会長は2009年の合格者のうち就職先の未定者が近畿圏で130〜
140人に上ると説明。「会計士試験という難関を突破した優秀な人材の採用を検討してほしい」とアピールした。
会計士協会のウェブサイト上に採用を検討する企業の求人情報を掲載し、合格者が事業会社の採用担当者に連絡しやすくする。
事業会社が採用しやすくするために合格者の研修制度も見直す。試験合格者が公認会計士の資格を得るには
3年間、定期的に近畿会の研修に出席する必要がある。近畿会は10年から研修を土曜日に集中させ、平日の業務への影響を抑える。