1 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:
企業会計原則、連続意見書に興味はありません。
概念フレームワーク、国際会計基準、わたしにかかってきなさい。
うん。それ無理☆
うま言語化できない。
情報伝達に齟齬が発生している。
言葉では概念を説明できない。
信じて。
国際会計基準と米国会計基準の違いって
ナ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━ニ????
そもそも設定主体が違う。
それ以上は・・・禁則事項です。
知ったこっちゃね〜や
まっがーれ
みくるんるん
久々の良スレ
驚愕まだ〜?
Sekaiwo
Ooinimoriagerutameno
Suzumiyaharuhino団
特盛りっ!
14 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/03/23(日) 03:30:29 ID:fhcbb1AL
____...................____
-ー" _,,.. _,,._ ,,.._ ,,.._ _,,.. ゙ ヽ へい、
/ /,,r"i/ ,r"i/,,r"i/,,r"i/,,r"i 、 ヽ
/ ./ /#; / /#.; / /#; / ,/#; / ,/#; / .," i | ,. - ── - 、 ‐┼ ヽ ー┼‐ ー┼一 | |
l i. /#; / ,/#; ./ /#; / ,/#; / ,/#; / .,' / r'つ)∠─── ヽ ,-┼‐-、 ‐┼‐ l,-―、 | |
ヘ. |〃/ ,|〃/ ,|〃/ .,|〃/ , |〃/ .,"..;;/ 〆⌒  ̄ ̄ ̄ \ \ !、._| _丿 ⊂ナ-、 __ノ ・ ・
ヽヽ ヽゝ' `ヽゝ~ ヽゝ' ~ヽゝ' ~ヽゝ' / ,.イ ,イ \ \
゙ ー-- 、、... _ ____ ,,,,, .... --―" ヾイ /{ { ヽ、ト、 \ l
l゙,ヽ { .ト{\ヽ', メ __\ l
`、`\ ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- l
\. \ ノ ト、" ´,. ー ノ ///| ,.
\ \ /. { ゝ / レ// |
\ `'-{ ヽ ヽ⌒> / レ´ |
\ | lト、V{\ └ ´ / ,.イ// |
\:| ||、``lヽ、>ー┬|/ ! ,.l ∧ ノ
iノ」,! ', ノ Li゙)>ヘ:「{ノヘ_> ‐' レ
ヽl il,L,.>',"_,..>:;
/ ,)、ヾ,,' y'´,.-='、
/ ||\ ``''‐'゙-<"ヽ,
i |.| `''-、.,_ !
15 :
sage:2008/03/23(日) 06:14:27 ID:5S55ZaK4
ふんもっふ!
まさか俺が会計士目指して電卓たたいてるとは思ってもみなかったさ。
なんせ、簿記?勃起なら得意だが?などと、簿記をかじった奴なら一度
くらいはでくわすくだらないだじゃれを、簿記の勉強してる暇人にいってた
くらいだからな。まあ、それもこれもハルヒの奴がそのように仕向けたんだ
と気づくほどには人生経験も乏しかったし、原価率がぴったりあった日にゃあ
目から鱗が喜んでおちるほどだし、とまあ、なんの脈絡もない話になってしま
っているのはご愛嬌ってことで。
事の起こりは大学の語学クラスの最初の授業だった。大学生にもなって自己
紹介もないだろ、個人情報保護法に抵触するのではないか?などと、まったく
面識のない奴らの自己紹介を夢見気分で聞いていたんだ。そして、俺のまったく
自己紹介のも何にもなってない出番が終了し、あとは寝ていようか、などと考えて
る暇もなく、俺の後ろに座った奴が言い放ったんだ。
「企業会計原則、連続意見書に興味はありません。
概念フレームワーク、国際会計基準、わたしにかかってきなさい。」
はあ?なんじゃそりゃ?
えらい美人がそこにいた。
ひとしきり言い放った後、何事もなかったかのように席について、
仏頂面で正面を見据えていたそいつが、涼宮ハルヒだった。
黙っていれば間違いなく明日にでも彼氏のひとりくらいはつくって
そうだったが、教室の雰囲気からしてそれは微妙かもな。
あえて視線をはずそうとする連中ばっかりだったし。
まあ、俺もご他聞に漏れず、前を向いたまま動かなかったわけだが。
ところで、俺は商学部に入った。何のことはない、法学部に落ちてしま
っただけの話だ。偏差値的には受かると思われたんだが、これもハルヒ
にとっちゃあ必然だったのかもしれん。そのせいで変なサークル活動に
いそしむことになったんだからな。
そのサークルの話はおいおいするとして、なぜ俺がハルヒなる
正体不明のとち狂った女と接点ができちまったかというとだ。
魔がさしたとしかいいようがないんだ、これが。
とある語学の授業が始まる前、俺はハルヒに話しかけた。
「なあ、この前自己紹介でいってた、概念フレームワークと
やらと国際・・・なんだっけ」
「国際会計基準よ。」
「そう、それ。それはなんつーか、すごい代物なのか?」
「決まってるじゃない。企業会計原則や連続意見書なんて
眼中にないわ。ていうか、あんた、誰?」
「いや、別に、その、なんだ。ちょっと気になってたんでな。」
「ふん、どいつもこいつも、なんでこうもっと危機感がないのかしら。
いい?自前で会計基準作ってる国って国連加盟国200あまりのうち
何カ国あるか知ってる?」
「いや、知らん。」
「2カ国よ、たった2カ国。アメリカとわが日本だけなのよ!」
「へー、そうなんだ。で、それがやばいのか?」
「やばいのかってあんた、先人たちが苦労して築き上げてきたものが
一瞬で崩れ去ろうとしてるのよ。」
「ところであんた、簿記何級なの?」
「いや、そもそも簿記の勉強なんぞしたことないんだ。」
「はあ?そんなんでこれからの人生どうやってすごしていくつもり?」
「どうやってって・・・まあ、何とかなるんじゃねーの?とか思ってるんだが。」
「ああ、嘆かわしい・・・いい?あの文豪ゲーテをして簿記は人類最高の発明
と言わしめてるくらいすごいものなの。まあ、正確には複式簿記なんだけどね。」
「へー、あのゲーテがねえ。」
「そうよ。そうだ、あんた、6月の日商簿記2級受けなさい。わたしが特訓してあげるわ。
私に教えてもらうなんてイスカンダルへの往復・・・何万光年だっけ、まあいいわ。
それくらい早いけど、特別に教えるわ。」
なにこの良スレ
( ^ω^)おまいらおれのいないとこでハルヒを語るなお
( ^ω^)わははは
良スレみっけ!!
なんつーか、なんで俺が受けなきゃならんのだ?簿記2級なんか。
などという文言がもちろんハルヒの耳に届くわけはなく、とりあえず
受けときゃいいか、くらいの軽い気持ちでいたのさ。
そんでもってハルヒが俺に簿記を教えてくれるのはいいとして、どこ
でそれをやるかということになったわけだが、
「ここの会計サークルはだめよ。あんなにしょぼい連中が集まって
るとは、まさに灯台もとくらしってやつよ。」
使い方が間違ってんじゃねーか?などと突っ込みを入れるまもなく、
「だって、いきなり私にこんなこと聞いてくんのよ?価格と価額の違い
が解る?って。連中がどういうこと言ってくるのか興味あったから、
解りませんって答えたら、価格をPとすると価額はPxQだよ、きみー
とかぬかすわけ。あまりの発想の貧困さに脳の皺が倍増するかと
思ったわ。」
言ってることがなんだか今ひとつみえなくて、ひょっとして俺って随分
レベルが低いんじゃなかろーかと逡巡してると、
「いい?例えば、そーね、この消しゴムでいうとね、これは100円だけど、
10グラムでもあるわけ。つまり、価格というのは貨幣単位で測定したも
のなわけ。質量単位だと10グラム。たいして価額っていうのは消しゴム
の価格100円に相当する金額のことをいうのよ。」
お堅い会計試験板で珍しいスレ!俺も受験生ながらちょっぴりハルヒに興味
出てきた時に!?良スレ認定!
ハルヒの熱弁に俺は思わずいっちまった。
「すげーっ解るよ。お前、すげーな。」
ほんとは何のこといってんのか、さっぱりなわけだが、まあ
たいして気にも留めないだろ。
「こんなの、会計かじったら当たり前のように習うわよ。といっても
案外親切に書いてる会計本てないんだけどね。それよりどうしよっ
かな・・・ちょっと考えとくわ。」
あいつでも行動するより先に考えることがあるんだなあと妙に感心
したもんだが、なんせ、簿記の勉強を早晩せねばならんらしい。
俺のイメージではなんとなく地味できもい・・・といったら失礼だが、
なんかこう、あんまりいい印象はないんだ。
ひょっとしたらハルヒの奴、気まぐれであんなこといっただけかも
しれない。明日になればすっかり忘れて、また仏頂面で座ってん
じゃねーか?などというのは単なる妄想だった。
「そうだわ、キョン。自分で作ればいいのよ!なんでこんな
簡単なことに気がつかなかったのかしら・・・」
転寝をしながら語学の講義を聞いていた最中に、ひとの首ねっこ
をつかみながら立ち上がっていいやがった。ていうか、なんで俺の
ニックネームを知っているんだ?この大学にきてから誰にもいって
ないはずだ。お、そんなことより、
「お前、今何の時間かわかってんのか?周りを良く見ろ。」
当然周囲の視線は温かいはずはなく、語学の教授はさも迷惑そうに
こちらを凝視してるし、単位落としたらハルヒのせいにしてやろう。
やっとの思いで俺の首ねんこをつかんでいた手が離れたまではよか
ったが、その勢いで俺の後頭部が床に打ち付けられてさらに気まずい
雰囲気を醸し出していたためか、ハルヒはめずらしく、
「大変失礼しました。気にしないでください。」
などと、妙に礼儀のいい女子大生に成りすましていた。
GJ!!
女子大生会計士のなんとやらより、こっちのが良くできてるぞ!
すげえ!
でもここからが大変だな
>>29 女子大生会計士の事件簿の作者って、ハルヒも好きなのかな?
「涼宮、お前に礼節があったとは知らなかったぜ。」
俺は学食でカツ丼を食いながら皮肉をこめて言った。
「何いってんの?さっきのこと?」
サンドイッチを頬張りながらきょとんとした顔でハルヒは答えた。
「ああ。ちゃんと謝ってたもんな。びっくりしたぜ。」
「どういう目で私をみてんのよ。」
「こういう目に決まってるじゃん。」
俺はもともと大きくない目を細めて、さらに口をゆがめてちゃかした。
「次の講義はでなくていいわ。ちょっと行くところがあるからあんたも
きなさい。」
ハルヒは俺を完全に無視しただけでなく、勝手に俺のスケジュールを
決めてしまっていた。
「あのなあ・・・で、どこいくんだ?」
「ついてくりゃわかるわよ。さっさと食べてしまいなさいよ。」
まったく、昼飯くらいゆっくり食いたいもんだぜ。カツ丼は俺の大好物
なのに。
33 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/03/28(金) 19:14:43 ID:2aIMrAeC
(*・-・) ?
というわけで、残りのカツ丼との別れを惜しむわけにはいかず、
大急ぎで胃袋にしまいこみ、食器を定位置にもどしハルヒの後
を追った。
「どこいくんだよ?」
「サークル棟よ。」
「サークル棟?ひょっとして厚生棟のことか?」
「そうともいうわね。」
「なんの用があるんだ?まさか会計サークルに殴り込みをかける
わけじゃねーだろーな?だったらおいとまするぜ?」
こうみえても俺は博愛主義者なのさ。
「違うわよ。あんた、私の話ちゃんときいてんの?」
ハルヒは口をアヒルのように尖らせて怒った。
「あんたに説明するのもカロリーの無駄な消費につながるだけだわ。
地球温暖化防止の観点からもよくないしね。とにかく、ついてくれば
わかるわよ。」
本気で怒ってんのか、いつもにも増して早足で厚生棟の入り口に
たどり着いたハルヒは右側にある階段を目指して歩いていった。
しょうがないな、ここはおとなしくついていくとするか。
二階にたどり着いた俺たちは、とある一室の前で立ち止まった。
そこには、(文芸サークル)と書かれたプレートが無造作にぶらさが
っていた。
「おい、ハルヒ。文芸サークルって・・・」
言いかけてる途中でノックもせず、ハルヒは扉を開け、俺に入るように
促した。
中はこじんまりとしたどこにでもあるような部屋で、大きな本棚が壁際
にあり、それなりの蔵書もあるようだった。
ひとしきり部屋を見回した後、窓際でパイプ椅子に座って読書をしてい
たひとりの少女に目を奪われた。大学生にもなって少女とは俺もどうか
と思うが、あ、ちなみに俺はロリコンじゃねえぞ?って、女子大生というに
はやけに幼そうな学生にみえたんだからしょうがない。
「ああ、紹介するわ。彼女は・・・」
そういいかけたハルヒの声をさえぎって、
「長門有希」
とそいつはいった。ものすごく小さな声だったのでよく聞こえたもんだと自分
でも思うが、どうやら聞き違えてはいなかったようだ。
眼鏡をかけたショートカットの女子大生、長門有希は、どこかしら人間離れを
しているような、そんな不思議な感覚を俺に印象付けた。まさか、本当にそう
だったなんて、もちろんこのときは知る由もなかった。
糞レスかと思って読んでたら、だんだん続きが楽しみになってきた
やべぇ、初めて読んだけどハルヒ面白いな。
売れてるのも分かる気がする。
38 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/03/29(土) 10:31:22 ID:uN79Jdsw
ハルヒってよく知らんが面白いな。続きが気になる
39 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/03/29(土) 10:35:38 ID:0pz2i5xf
毎日更新楽しみにしています。
どうやらハルヒは文芸サークルの部室(と便宜的によぶことにする)
で俺に簿記を教える算段を整えているらしかった。それだけでなく、
ここを拠点にした怪しげな新会計サークルを立ち上げようという企て
もあるようだ。
「なあハルヒよ、お前の言うように簿記2級はちゃんと受ける。だから、
いきなり文芸サークルをのっとってしまうような真似はやめようぜ。
俺も片棒を担いでいるようで、居心地が悪いんだが。」
どうせハルヒのことだ、長門とやらをいいくるめてしまっているにちがい
ない。さすがに俺の小さな良心も痛むってもんだ。
「そんなこと気にしなくても良いわ。有希はここを貸してくれるっていってるし。」
ハルヒは悪びれる様子もなくいった。
「あのなあ・・・そんなわけねえだろうよ。なあ、長門。」
俺はハルヒとのやりとりなどまるで眼中になさそうな眼鏡娘のほうを向いた。
長門は読書を中断するわけでもなく、ただ一言、
「別に。」
と、どこかの若手女優の真似をしているわけでもないだろうが、平坦な声で答えた。
どうにも感情表現が乏しいようで、なんとなく調子が狂っちまう
のは仕方がないとして、ここは空気を読んで全力でハルヒの
陰謀を拒否してほしかったところだ。
「ほんとにいいのか?」
「いい。」
それ以上聞いても仕方なさそうだったので、とりあえずここを拠点
に簿記やサークル活動にいそしむことになりそうだ。やれやれ。
テニスサークルにでも入って女子大生との合コンやコンパに憧れ
ていた俺の大学生活は音を立てて崩れようとしていた。まだ完全に
崩れなかったのは、ハルヒが連れてくることになる天使の存在が
あったからだ。
「場所は確保したわね。次は部員だわ。そうね、あとふたりくらいは
ほしいわね。私に心当たりがあるわ。ちょっとまってて。」
すんませんが、アニメ2期と驚愕はいつになるのか誰か教えて
ハルヒはそういい残して文芸サークルの部室を後にした。
ああなったらもう誰にも止められないね。馬の耳に念仏とは
まさにハルヒのために生まれた至言だろう。
部室に残された俺はハルヒが帰ってくるまで待つほかはない。
ここでバックレようものなら後々どんな仕打ちがまってるやもしれん。
なんとも情けないことだが、どうにもしょうがないね。
そういえば、さっきは眼鏡娘に長門とか呼び捨てにしちまったような
気がするが、俺と同じ新入生だろうか。
「長門・・・さんだっけな、今年の新入生なのか?」
「そう。」
無機質な返答がかえってきた。
「そ、そうか。さっきはつい呼び捨てにしてしまって・・・」
「いい。」
「そうか。ところで、この文芸サークルは長門ひとりなのか?」
「そう。」
「上級生はまったくいないのか?」
「いない。」
「ふーん、なるほどねえ・・・ところで読書はやっぱり好きなのか?」
「わりと。」
「そ、そうだろうな。文芸サークルっていうくらいだからな。ところで
何読んでんだ?」
「シュマーレンバッハ。」
「バッハ?音楽に興味があるのか?」
後にして思えば随分恥ずかしいことをいったもんだ。
「違う。おそらくあなたのいうバッハは、ヨハン・セバスチァン・バッハ
ではないかと推測する。」
「そ、そうだったな。えーと、するってーとそのなんとかバッハというのは
誰なんだ?」
「動的貸借対照表論をとなえたひと。」
「ああ、そうか。そういや、そんな名前だったな。」
初級会計学という講義で貸借対照表は習ったんだが、いろんな種類が
あるのか?ま、いいや。そのうち解るだろ。
これ以上長門と話すと自分の無知をさらしていくだけのような気がしたので
それ以降はしばらく沈黙の空間で時を過ごすことにした。
春の陽気のせいだろう、どうやら座ったまま少しばかり居眠りをしていたらしい。
あまりよくない夢をみていたからな。といっても、内容が良く思い出せない。とに
かく、よくないってことだけは覚えているんだな、これが。これから先の俺の人生を
暗示していなければいいんだが。
などと考えているうちにどたどたと廊下を歩いてくる靴音がし、そして部室の
扉が勢いよく開けられた。そこには、ハルヒと天使がいた。
更新マダー
「おまたせー。ちょっと捕まえるのに手間取っちゃったわ。」
ハルヒは中学生といってもちっとも違和感がない美少女の
腕をひっぱって部室の中に引き入れた。
「あ、あの〜、わ、わたし、ど、どうしてここにいるんですか〜?
こ、ここは、いったい、ど、どこなんですか〜?」
美少女は戸惑うばかりだった。
「紹介するわ。朝比奈みくるちゃんよ。」
ハルヒは続けざまにわけのわからないことをいった。
「やっぱり会計っていったら萌えよね。どう?この娘。童顔で
美少女で、くやしいけど、巨乳。萌え要素としてはぴったりよ。」
「・・・すまんが・・・なんだって?」
「あんたってほんとに人の話きかないのね。まさに馬の耳に念仏
状態ね。萌えよ、萌え。」
「おまえにいわれたかねーよ・・・それより、何で会計に萌えなんだよ?」
「みくる」ちゃん、あなたいまどこかサークルに入ってる?」
きーてねーし・・・ったく。
「え、えっと、書道サークルに・・・」
「そこ、やめなさい。今日からここに入るのよ。いい?」
「で、でも・・・その、何するサークルなんですか?」
俺もいまいちそれがわからん。一体なにしようというんだ?
「そうね、まずは名前から発表するわ。SOS団よ!」
ハルヒはまばゆいばかりの笑顔で右手を突き上げた。
なんでも、(世界におもしろい会計を広めるための涼宮ハルヒの団)
の略らしい。
このスレに来るのが日課になってしまった
世界におもしろい会計を広めるって・・・本気でそんなことを考えて
いるのだろうか?なんにせよ、言い出したらきかいないだろうから、
別に止めはせんがね。
「会計っていうのは奥が深くて高尚なものなの。だから、いくらわたし
でも今すぐどうこうというわけじゃないわ。おいしい料理も丹念な下
ごしらえがあってこそのものなのよ。というわけで、まずはそれなりの
体裁を整えるために、会計士試験合格よ!」
おいおい、簿記2級じゃなかったのか?
「ハルヒ、いきなりなんてこといいだすんだよ。会計士だあ?」
「そうよ、会計士。いい?会計の専門家たる会計士として発言に重みを
与えるの。そのへんのリーマンのいうことなんて相手にされないのは
自明の真理よ。キョン、わたしも鬼じゃないわ。いきなり会計士試験に
受かるとは思わないの。だから、まずは簿記2級で会計の初歩に触れる
の。それからでも遅くないわ。」
適当に学生生活を送って、適当に就職して、適当に人生をおくる俺の壮大な
プロジェクトが消え去っていく。おーまいがっ・・・
「あ、あの〜、わ、わたしも、その、会計士って言う試験をうける
んでしょうか・・・」
朝比奈みくるさんが今にも泣き出しそうな顔でいった。たしかに
可愛い。
「あたりまえよ。いい?この大学はそれなりに会計士試験合格者
をだしてるわ。ということは、あなたも合格できるポテンシャルは
あるはずよ。もちろん、キョンにもね。」
朝比奈さんは上目遣いで俺をみて、それからこの騒がしいやり取りが
続いている間、全く何の反応も示さずにいた長門有希に気がついたようだ。
驚いた表情を見せたんだが、何でだろう。
「なるほど・・・きっとこれがこの時間平面上の必然なんでしょうね・・・」
朝比奈さんはぽつりとつぶやいた。
「時間・・・何です?」
俺は意味不明な言葉を発した朝比奈さんにきいた。
「い、いえ、なんでもないんです。わかりました。SOS団にはいることにします・・・」
またひとりハルヒの犠牲者が誕生したようだ。
続きマダァ-?( ・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
それにしても、可愛い。こう、なんつーか、天使みたいなんだな、これが。
SOS団なんてかったるいと思ったが、朝比奈さんがいるのなら悪くないかも。
しかし、講義では全くみかけないんだが・・・
「朝比奈さん、講義でぜんぜん見ないようですけど?」
「あ、わたしは2年生なので、あまり同じ講義はないかもです。」
に、2年生かよ・・・ハルヒのやつ、上級生を拉致してきやがったのか。
「あ、そうなんですか。ということは、おいしい講義なんか教えてくれたり
します?へへっ。」
「おいしい?」
「ああ、例えば出席しなくても楽に単位がとれるとか、そういう意味です。」
俺はなんてあつかましいんだろう。いま知り合ったばかりだというのに。
「キョン、あんたはそんなこと心配しなくていいわ。私に任せなさい。」
ハルヒが割り込んできた。
「なんでだよ?」
「なんでって、SOS団の活動が最優先だからに決まってるじゃない。とっとと
簿記2級とって会計士試験合格を目指すのよ!」
「会計士ってなあ、おまえ・・・俺もよくは知らないんだが、めちゃくちゃ
難しい試験だってきいたことあるぞ?」
「それがどうかしたの?」
「どうかしたのって、受かりそうもない試験に挑んでどうすんだよ?」
はなから会計士試験など受けるつもりがない俺は、無駄なこととは
わかっているが抵抗してみた。
「戦う前から戦意喪失してどうすんのよ。織田信長もいってるじゃない。
男なら、死ぬと解っていても戦わねばならないときがあるって。」
「信長がそんなこといったか?っていうか、それじゃあまるで討ち死に
が決定してるみたいじゃんかよ・・・」
「違うわよ。桶狭間くらい知ってんでしょ?劣勢でも勝機はあるものよ。
といっても、わたしは奇襲戦法はとらないけどね。」
「あ、あの〜、お取り込み中申し訳ないんですけど、織田信長って
たしか日本の戦国時代?の武将さんでしたっけ・・・」
これまた理解に苦しむ発言が朝比奈さんから発せられた。
「え〜と、朝比奈さん・・・今の首相は知らなくても、織田信長は知ってる
でしょう、たいていの日本人なら。」
「そ、そうでした。なんか度忘れしたみたいで・・・すいません・・・」
なにも目をうるうるさせなくてもいいと思うんだが。まあ、その姿が天使のよう
なので無問題だったりするけどね。
しかし、この人は不思議な感覚をもっているようだ。なんとなく同時代を生きて
いる気が薄いのはきのせいだろう。
朝比奈さんとたわいもない話をしながらその一挙手一投足に見とれていたいのは
やまやまだが、それを許さない奴が約1名いるようだ。
>>56 たわい→他愛です。
すいません。by作者
「キョン、みくるちゃん、無駄話はそれくらいにしなさい。ところで
みくるちゃんは簿記何級なの?」
「い、いえ、何級とかはないです。1年生のときに初級簿記っていう
講義をとったくらいですけど・・・」
「ふう、まったく。しょうがないわね。じゃあ、みくるちゃんもキョンといっしょに
次の簿記2級うけるのよ。いいわね?」
お、朝比奈さんといっしょに勉強するのか?わるくないぜ。
「え、え〜?そ、その〜・・・解りました。」
朝比奈さんにも有無を言わさず受験を強要しやがった。
「そうだわ。ねえ、有希。あなたは何級?」
まさか持ってねーだろうという俺の予想は見事に裏切られた。
「1級。」
「ほんと?さすが私が見込んだだけのことはあるわ!それでこそ
SOS団のメンバーにふさわしいわ。」
イイヨイイヨー
長門が1級もってんのか。すげーな。案外スーパーウーマンだったり
するかもね。ところで、1級ってほんとにすごいんだろーか。
「なあ、涼宮。お前は1級もってんのか?」
「当たり前だのクラッカーよ。」
なんだかよくわからんフレーズだが、ここは笑うところなのだろうか。
「そ、そうか。ところで、簿記っつーのは2級からなのか?」
「違うわよ。一応4級ね。まあ、でもこれは単に受験生集めるためだけに
設けられた級だから、実質的には3級からよ。」
「するってーと、3級から受けたほうがいいんじゃねーか?俺は素人同然
だぜ?」
「2級からでいいわ。といっても、3級の内容は勉強するのよ。まあ、3日っ
てとこね。その後、2級の勉強して、受験するわ。」
「んで、その後1級受けて、会計士試験か?」
ええい、こうなったらいっちょ受けてやるぜ。受かんなくても学生
時代の苦い思い出っつーことで俺の人生アルバムに刻み込まれ
ようってもんだ。
「んー、それでもいいけど、2級の後は会計士の勉強はじめるわ。
最初は簿記と管理会計論っていうのをやるんだけど、内容が1級と
かぶるのよ。だから、会計士の勉強の途中で1級も受験するといいわ。」
いってることは割と理にかなってるようなきがするんだが。珍しくね。
ということで、まずは簿記2級取得からスタートすることになった。まあ、
朝比奈さんもいっしょだし、楽しくいこうじゃねーか。
「キョン、いっとくけど、みくるちゃんと一緒に受験するからって浮かれて
んじゃないわよ。2級くらい一発で受かんなかったら後が怖いわよ?」
いつのまにかとなりのパイプ椅子に腰掛けていた朝比奈さんの顔が
みるみる青白くなってきた。そんなに心配することでもなさそうだが。
「お前、特別に教えてくれるっていったよな?」
「そうよ。」
「わかりやすくいえば家庭教師みたいなもんだ。生徒の受験の結果の責任は
教える側もその一端を担うんじゃないのか?」
俺は一応受からなかったときの予防線をはってみた。
「何間抜けなこといってんのよ。いい?2級なんて本来独学で十分
なの。本屋いったらわかるけど、簿記の参考書なんて腐るほどあるわ。
現に私は独学だったからね。ただ、時間の節約をしたいから教えてあげ
ようってだけ。物事は合理的にすすめなきゃ意味ないわ。あんたはわたし
のいうとおりにやればいいのよ。」
ちくしょう、やっぱりだめか。
「わかったよ。受かればいいんだろ、受かれば。受かってやろうじゃねーの。
がんばりましょう、朝比奈さん。」
そうだ、朝比奈さんにわからないことを聞いたり、逆に教えてもらったりすれば
いいんだ。
(あの〜キョン君。わたし、わからないとこがあるんだけど・・・)
(どこです?ああ、それはですね、こうこうこうなってこうするわけですよ。)
(ああ、なるほど・・・キョン君って頭いいですね。ごほうびあげちゃおうかな?)
(なんです?)
(目を閉じてくれる?)
(こうですか?)
(そう、そのまま。開けちゃいやよ?・・・・・・・・・・)
よっぽど俺がにやついていたんだろうか。
「ちょっと、キョン。あんた、今みくるちゃんとエロイことしてるとこ想像してたでしょ?」
「な、何ばかなこといってんだよ。んなわけねーだろ。」
図星だったわけで、声が上ずってしまった。ちらりと横目で朝比奈さんをみたが、なに
やら真っ赤な顔をしていらっしゃる。やべ、スケベな奴と思われたかも。
作者乙
神スレすぐるwww
「まったく、しょうがないわね。せいぜい夜のおかずにするくらいに
しときなさいよ。ほんとにエロイことしたら承知しないんだからね!」
ちょ、若いおなごがそんな大胆な発言しちゃいかんだろ。みろ、
朝比奈さんが沸騰しちまってるじゃねーか。
「きょうのところはこれで解散するわ。時間も時間だしね。明日から
本格的に活動するからね。はい、おわり!」
ハルヒはそれだけ言い残してとっとと帰宅した。やれやれ。
「さて、われわれも帰るとしますか。」
俺は朝比奈さんにさも何事もなかったかのごとく、努めて紳士的な
態度を装った。
「そ、そうですね。は〜、なんだか大変なことになってしまいましたね・・・」
「まあ、そんなに心配することはありませんよ。涼宮も何も煮て食おうって
わけじゃないでしょうし。とりあえず、あいつのいうとおりにやってればいいと
思いますよ。」
「それもそうですね。がんばって勉強しなきゃです。それじゃあ、また明日。
あ、長門さんも。」
もちろん長門は無反応だった。朝比奈さんもあまり気にする様子もなく鞄を
手に取り部室を去った。
「さてと、俺も帰るとするか。長門、お前はどうすんだ?帰るのか?」
長門はわずかに首を左右に振った。
「そうか。じゃあな。」
「待って。」
部室を出ようとした俺の背後からレイの平坦な声がした。
「ん?どうした。」
「読んで。」
長門は分厚いハードカバーの本を俺に渡した。
「これを?俺が?」
「そう。」
「んーわかったよ。読んでみるよ。」
長門は満足そうにこっくりとうなずいた。ほんとに満足してるのか
どうかは無論わからないが、そういうことにしておこう。
>>65 レイの→例のです。
すいません。by作者
やっと原作にそった話になってきたかw
簿記への導入が長いよ〜w
次の日、めずらしくハルヒは午前中の講義にいなかった。休憩時間は
どこをほっつき歩いてるのやらいつもいなかったが、講義にはまじめに
でていたんだがな。ひょっとして休みかもな。
昼食をとろうと学食にいき、またもやカツ丼に食らいついていた俺の向かいに
ふたりの男子学生が昼食ののったトレーをテーブルに置きながら座り、声を
かけてきた。
「よう、キョン。おまえ、涼宮とつきあってるんだって?」
俺はおもわず口の中のかつを前に飛ばしてしまいそうになった。なんつーことを
いいやがる。そいつの名は谷口といった。
「んなわけねーだろ。断じてない。」
「怪しいもんだな。学内じゃ結構うわさになってるぜ。だよな?国木田。」
「うん、そうみたいだね。あの涼宮さんがってことで、同じ高校出身の奴らの間じゃ
驚きをもってうわさされてるよ。」
どこかチンピラな印象の谷口と違って、ごく普通のまじめっぽい学生である国木田
がふたりでつるんでるのは妙な気がしていたもんだが、同じ高校出身か。納得。
「俺なんて中学から涼宮といっしょだけど、まさか大学まで同じとはねえ。
これが腐れ縁ってやつなのか。ま、たいして話をしたことはないけどな。」
谷口はあきれるような口調でいった。
「ほんとにつきあってないのか?」
「ない。今後もない。どうしてあんなとち狂った奴とつきあわなけりゃならんのだ?
朝比奈さんならまだしも・・・」
「朝比奈さん?ひょっとして男子学生憧れの的であるところの朝比奈みくるさんか?」
「ん・・・いやいや、そんな人がいるのか?なんかめちゃかわいい人がいて、そのひとが
たしか朝比奈さんとか聞いた覚えがあるんでな。」
やべえやべえ、朝比奈さんと知り合いだなんていったら紹介しろだのなんだのいってくるに
違いない。俺の朝比奈さんをそう簡単にくれてやるわけにはいくまい。
「かわいいも何も、告白したやつなんて星の数ほどいるって話だ。ところが、ことごとく
断られてるらしい。そういう意味では中学、高校時代の涼宮もかなりもてたんだがな。」
「なんといっても変な言動がなければ普通に美人だからな。何も知らない奴は
こくるわけよ。そんでもって涼宮もなぜか断らないんだよ。でも案の定すぐ別れる。
まあ、もって1週間、最短記録は5分とか言う話だ。」
「そのこくった奴のリストにおまえがいるってわけだな、谷口。」
「ば、ばかをいえ。俺は性格重視なんだよ。」
「その割には朝比奈さんとかいう人を見た目で判断しているように思えるが?」
「そ、それはだな、朝比奈さんの性格がいいからだよ、そうだよ。」
「そうなのか?国木田。」
「どうだろうね。どっちにしても谷口には関係ない話でしょ。」
「う、うるせーな。そのうちすっげーかわいい彼女紹介してやるから楽しみに待ってな。」
「なんだ、やっぱり見た目重視か。」
「正確がかわいいって意味だよ。ったく。」
「まあ、楽しみにしてるぜ。」
新作期待sage
期待sage!
「しかしなんだ、涼宮が誰かとまともな会話をしてるのははじめてみるぜ。
中学高校ではよくいえば孤高の人、悪く言えばハブ。なんせ中学のときは
校庭に謎の絵文字みたいなの、そうそうナスカの地上絵を髣髴とさせるへ
んてこなのを書くし、高校のときは高校のときで1年のときの自己紹介で
(宇宙人、未来人、超能力者がいたらわたしのところにきなさい)とかほざ
いてクラスの連中をドン引きさせるし、オカルト路線まっしぐらって感じだった
からな。触らぬ神にたたり無しってやつよ。」
谷口はしみじみと語った。
「そうかと思えばいつのまにか簿記の世界に興味がでたみたいでさ、2年で
1級とったんだぜ?あんときは我が校始まって以来の快挙とかでせんこー
連中はやたら盛り上がってたけどな。」
高校2年で1級かよ。あいつもすげーな。
「それどころか去年、つまり3年のときは会計士の短答式試験に合格しや
がってさ。なんか地元の新聞社が取材にきてたくらい話題になったよ。」
げ、げ。そいつは恐れ入ったな・・・
「そういう経緯もあって、この大学には推薦で入ったって話だ。いかれた
やつだが、すげー女ってとこだな。だから、語学の最初の授業で涼宮が
いったろ?概念フレームワーク、国際会計基準かかってきなさいって。
俺にしてみりゃ、ある意味納得できる話さ。あいつも成長したってことだ。
非現実的なオカルト世界じゃなく、会計方面に興味が移ったんだよ。会計の
世界のお偉方には迷惑な話かもしれないがな。」
なんだか俺もとんでもない奴にうっかり話しかけちまったようだ。いまさらいっても
はじまらないがな。
「おっと、もうこんな時間か。俺はこれからバイトなんでこれで失礼するわ。国木田
はどうする?」
「ああ、僕は図書館で調べ物があるから。」
「そうか、じゃあ、キョン、国木田、またな。」
「ああ。」
「じゃあキョン、俺も失礼するよ。また。」
「おう。」
谷口の話に聞き入ってたせいですっかりカツ丼がさめちまった。
ここはハルヒと距離をおいたほうがいいんじゃないのか?いやいや、それは
さすがに無理だろう。じゃあどうすればいい?つーか、そんなこと考えても
しょうがねーか。あいつは俺の言うことなんてこれっぽっちも聞かないだろうし。
なるようにしかならんね。あしたはあしたの風が吹くだろうさ。
冷めたカツ丼を食い終わり、午後の講義にでるのもかったるいので部室へいく
ことにした。きっと朝比奈さんが健気に簿記の参考書でも広げてまってくれているに
違いない。
待っていたのは長門だった。相も変わらず分厚い本を黙々と読んでいる。まるで置物
のようだな。ハルヒもいないことだし、今日はこのまま帰るとするかな。朝比奈さんを
拝むのはいつでもできるだろう。
と、そのとき、部室の扉が無造作に開いた。
「へい、お待ち。新しい部員をつれてきたわ。」
作者乙。それにしても高3で担当合格なんて涼宮ってすげぇなw
今日の更新まだかな
期待sage
ハルヒに手を引かれて入ってきたのはいわゆるハンサムな男子学生だった。
俺よりも若干高そうな背丈、清潔感あふれるストレートヘア、小粋なファッション。
ハルヒはこんな野郎が趣味だったのか。
「あれ?みくるちゃんはまだきてないの?」
ハルヒがそういい終わるか終わらないくらいにパンプスをパタつかせながら朝比奈
さんもやってきた。
「遅れちゃってごめんなさい。」
急いできたのだろう、真新しいハンカチで額の汗を拭う仕草が、可愛い。
「ちょうどよかったわ。じゃあ、紹介するね。彼は・・・」
ハルヒはそういいかけて、ハンサムボーイに何やら目配せをした。どうやら自分で
名前をいいなさいということらしい。
「はじめまして。古泉一樹といいます。よろしく。」
「古泉君、うちのメンバーも紹介しとくわ。そいつがキョン、そっちの可愛いのが
みくるちゃん、あっちで本読んでるのが有希。ということでよろしくね。」
「こちらこそ、どうぞお手柔らかにお願いします。それで、僕がここに連れてこられた
理由はなんでしょうか?」
また有無をいわさず拉致ってきやがったな?ハルヒのやつ。
「SOS団の一員として活動してもらうためよ。」
「なるほど。で、そのSOS団というのは何をするところなんです?」
「まだいってなかったかしら?」
ハルヒは大きく息をはきだし、新鮮な酸素を体内に目いっぱいとりこんでいった。
「宇宙人、未来人、超能力者といっしょに遊ぶのよ!」
全世界が停止したかに思われた。
というのは嘘ぴょんで、おいおい、会計士試験はどうなったんだ?
「なーんていうのは冗談で、世界におもしろい会計を広めるのよ。てはじめに
会計士試験合格を目指してるわ。」
更新乙!
ここからどう展開していくのかが楽しみだw
ったくハルヒめ、会計士試験だけでも頭痛いのに、宇宙人だの未来人だの
超能力者だの冗談じゃない。だいいち、そんなもんいるわけねーっつーの。
しかし、なんとなくこの部室が凍てついているような気がするのは俺だけか?
なんと、朝比奈さんは完全に固まってしまっていて、目が点状態になってる。
長門でさえも今までどんなに騒がしくても見向きもしなかったんだが、顔を
こちらに向けてなにやら言いたげな表情を作っている。古泉とかいう野郎は
さわやかスマイルをくずさずにいるようだが。
「ああ、なるほど。わかりました。つまり会計サークル兼不思議探しサークルと
考えてよろしいでしょうか?」
「そうねえ、不思議探しは別にしなくていいんだけど、もし例えば宇宙人なんかを
みつけたら教えてほしいわ。でも、さしあたっては会計士試験合格が先決だからね。」
「わかりました。では、お世話になることにしましょう。何分、まだ転部してきたばかりで
何もわからないもので、よろしくご教示ください。」
転部?入学早々ほかの学部からきたのか?
「ああ古泉君はねえ、工学部に入ったんだけど、入る学部を間違えたとかで、今週から
商学部に転部してきたんですって。わたしもみかけない新入生がいるなあと思ってきにかけていたのよ。普通の学生よりミステリアスで面白いかと思ってスカウトしたのよ。」
不思議探しより会計士試験が優先かいw
今日の更新は朝だったのか
もう更新しないのかな
今日は更新ないのかな?(´・ω・`)
「工学部から商学部?そりゃまたあさっての方向だな。」
そもそも入学してまだそんなにたってない時期に転部とは一体
どういうこった。
「なかなか説明しずらい部分があるんですよ。そうですね、僕の中で
コペルニクス的転回が起きた、ということです。」
なんともきざな言い方をしやがる。ま、本人がそう望んだのならそれは別に
いいと思うがね。
「いちいち詮索しないことよ。大人の事情ってものがあるんだわ。」
ハルヒは長い髪をかきあげながら俺に諭すようにいった。
ミステリアスとかいっときながら詮索しないとはいまいちわかんねえな。
どうでもいいが。
「わかったよ。ところで涼宮。まさか宇宙や未来にもおもしろい会計を
広めるって言うんじゃねえだろうな?」
あとから思えば余計な一言をいったもんだ。
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
「キョン、あんた今なんていった?」
「ん?だから、宇宙や未来にへんてこな干渉するつもりかってことさ。」
ハルヒは最初きょとんとした表情を作りっていたが、新しい発明をしたときには
きっとこんな顔をするんだろうというようなひらめき顔で、
「キョン、あんたはじめて役に立つ発言をしたわね。そうよ、何も世界ってこの地球の
現代に限ることじゃないわ。きっと宇宙や未来にも会計ってものがあるでしょうし。
そうと決まったら宇宙人や未来人、そうねあと超能力者なんかもいいわね。一緒に
探し出して、おもしろい会計を広めるのよ!」
そうの賜った。
「ちょっと待て。おまえさっき不思議探しは後回しで、会計士試験合格が先決とか
いってただろ。」
「不思議と会計士試験に後も先はないわ。卵が先か鶏が先かっていうのとおんなじ
くらい無意味なことよ。」
卵鶏論争に参加してる人々に失礼なこといいやがる。
そう来たかw
しかし同人誌なんかもそうだけど、
オリジナルに突っ走るより原作に沿って話を展開してくれたほうが、
ファンとしては嬉しいねw
その点、このスレのは俺の好みだわ〜!
「さ、いよいよSOS団もベールを脱ぐときがきたわ。みんな、はりきっていきましょう!」
ハルヒはひまわりだかハイビスカスだか胡蝶蘭だかよくわからんが、多くの花たちが
そうするように、おそらく太陽があるであろろう位置に向かってありったけの笑顔をふり
まいていた。その無邪気な様子をみるかぎりにおいては結構すてたもんじゃないんだが、
なんせ言動がちとエキセントリックすぎるからな。こういうときはきまりきった常套句、
やれやれ。そういうしかないのさ。
「さあ、まずは簿記2級よ。来るべき未知との遭遇の際に会計のたしなみがなかったら
ちょっと恥ずかしいわ。2級じゃ屁のツッパリにもならないけど、それはそれでしょうがな
いことよ。前にもいったけど、奇襲戦法はとらないわ。基礎から叩き込む正攻法でいくのよ。」
一体全体なんでこんなことになっちまったんだ?これは俺の人生のレールからはずれてることではないのか?俺は運命論者ではないが、これが運命だとしたらあんまりだぜ、神様さん。
他のメンバーはというと、朝比奈さんは困惑しているというか諦観しているというか微妙な
お顔をされてる。長門はハルヒに向けていた顔を俺に向けなおし、相変わらず何かいいたそうだ。ていうか、メンバーにされちまっているがいいのか?古泉はトレードマークなのだろう、さわやかスマイルのままだ。
更新乙であります(`ω´)ゝ
「ところで古泉君は簿記の資格はもってないわよね?工学部だったってことは。」
ハルヒはそんな室内の怪しげな雰囲気などちっとも気にすることなく古泉に聞いた。
「ええ、そうですね。簿記のぼの字も知りません。教えていただけると助かりますが。」
「わかったわ。みんなまとめて面倒みてあげるわよ。これから忙しくなるわ!」
なんだ、せっかく朝比奈さんとふたりでいそしもうと考えていたのに、よりによって
野郎が参戦かよ。密かな楽しみが減るじゃねーか。
「じゃあ、明日から特訓よ。おっこちたりしたら承知しないんだから。はい、解散!」
さんざん言いたいことだけ言ってさっさとお帰りなすった。残りのメンバーも程なく部室
を後にした。
次の日からハルヒの特訓がはじまった。とりあえず、受ける予定の講義が終了したら
部室に集合というルールが設定され、前日までのハルヒの簿記講義をふまえたハルヒ
自作の練習問題を先ず解き、ハルヒによる採点・講評、また次の簿記講義という流れ
で勉強した。
朝比奈さんとあれやこれやする暇など皆無で、最初はかったるいだけだったが、ハルヒ
の要領のよい教え方もあってか、簿記も悪くねーかなと思い始めてしばらくしてのことだ
った。
ハルヒは勉強会が終わると一目散に帰宅、続いて朝比奈さんと古泉も部室を出て、のこ
るはハルヒの居残り命令がでてむなしく電卓をたたく俺と、1級取得者で部室では相変わ
らず本ばっかり読んでる長門だけになった。
「本読んだ?」
普段は全くといって良いほどしゃべらない長門が不意にきいてきた。
「ん?ああ、この前借りた奴か?」
「そう。」
「わりい、まだ読んでないんだ。早く返さなきゃまずいか?」
「いい。でも、今日読んで。」
「・・・解ったよ。」
めずらしく強い調子で半ば懇願するような目で訴えかけているようにみえたので、
とりあえず帰宅したら読んでみることにした。読んだ内容について議論したいとか
言い出すんじゃねーだろうな?どんな本かはよくみてないので解らないが、分厚い
本だったよなあ。まあ、たまには大学生らしく読もうじゃないの。
いよいよ長門クル!(゚∀゚)
ついに俺の嫁が表舞台に…ハァハァ
というわけで、俺は今夕闇の中、自転車を全速力で走らせている。どういうわけか
というと・・・
長門に強くお願いされたのもなんだか妙な気がして、俺は家に帰るなりベッドの枕元
においてあったハードカバーの分厚い本を手に取った。その本はいつぞやのバッハ
の書いたやつだった。収入・未収益だの費用・未支出だのやたら難しい専門用語が
ちりばめられていた。簿記を少しかじり、会計系の講義もいくつかとってはいたが、さ
すがに今の俺には難解すぎるようだ。長門はこれを俺に読ませてどうしようというのだ?
やはり、議論でも吹っかけてくる気か?俺なんて相手にしてもしょうがねーだろうに。
内容もほとんどわからぬまま途中から斜め読みをしていた。すると、何やら白い紙切れ
のようなものがふわりと絨毯の上に舞い落ちた。
{午後7時、光陽園駅前広場にて待つ。}
舞い落ちたそれは栞だった。そしてそこにはまるでコンピュータから出力されたような
文字でそう書かれていた。
これはいったいどういうことだ?長門は俺に何か話があるのか?いや、それなら
大学でいえばいい。それと、この本を渡されたのはかれこれ1週間くらい前のはずだ。
まさかあれから毎日待っていたのではあるまいな?ひょっとして何かの冗談だったりは
しないか?ああいう鉄仮面人間ほどこんなことをしそうだな。
などとあれこれ考えをめぐらしていたが、程なく公園についた。腕時計をみると午後7時を
10分ほど回っていた。駅前ではあるが、案外夜になると人通りもそう多くなかった。薄明
かりが射していたベンチに人影が見えた。
自転車に乗った俺を向こうも識別したらしい。人影はゆっくり立ち上がり、こちらに近づい
てきた。間違いなく長門だった。
「遅れてすまない。」
「いい。」
「今日でよかったのか?」
長門は無表情のまま少しだけ首を上下に動かした。
「ていうか、あの本を借りたのは1週間くらい前だったはずだ。まさかあれから
毎日ここで待っていたのか?」
「そう。」
「それはすまなかった・・・しかし、それなら部室で声をかけてくれればよかったのに。」
「・・・・・」
「ひょっとして大学では話せないことでもあるのか?」
長門は再度うなずいた。
「何か悩みとか・・・」
「ついてきて。」
「どこにいくんだ?」
「こっち。」
長門はそういうと公園をぬけて大きなマンションがいくつか建っている方向へと歩き
はじめた。
遂に電波長門の覚醒wktk
5分ほどいったさきのとあるマンションの前についた。長門はどでかいマンションの
入り口へと歩いていったが、俺は自転車を押してきたこともあり、長門についていくのを
躊躇していたが、振り返り手招きをする長門の姿をみて、仕方なく駐輪場に自転車を
置き、エントランスへと向かった。
正面の扉の次にガラスの入り口があり、その脇に部屋番号だか暗証番号だかを押す
と思われるプッシュ式のボタンの操作板があった。長門は何かの番号を入力した。
するとガラスの入り口がすっと開き、さらに正面のエレベーターに向かって歩いていった。
上を示す矢印のボタンを長門が押すと、2基あるエレベーターの左側の扉が開いた。
長門は無言で乗り込み、おそらく開のボタンを押して俺が乗り込むのを待っている。
ここで引き返す手もあったがそうもいくまい。5秒ほどの沈黙の後、俺もエレベーターに
乗った。長門は押していたボタンから手を離し、7階のボタンを押していた。
「・・・ところで、どこいくんだ?」
俺はとりあえず聞いてみた。
「私の家。」
長門はいつもの調子で答えた。待て待て、どういうこった。
「家の人は?」
「わたししかいない。」
ますます待て待て、っつーことは一人暮らしか?おいおい、若い男女が二人きりで
誰もいないマンションの一室でランデブーだと?ちょいとおまいさん、やばいんじゃな
いか?
そんなことを考え始めたのもつかの間、すぐに7階にたどり着いた。エレベーターの
扉が開き、またもや長門は開のボタンを押して無言で立っている。俺は先にエレベー
ターから降り、それを確認すると長門もボタンから手を離して降りた。静かに扉が閉ま
った。そこからコンクリートの廊下を歩いていき、やがて708という部屋の前で止まった。
長門はオートロック式のカードリーダーにカードを通し、扉を開けた。
「入って。」
長門は扉を開けるなりそういった。これで中が真っ暗だったらさすがに俺も逃げ出して
いたかもしれないが、幸か不幸か明かりが煌々とついていた。
俺は一言も発することなく、玄関で靴を脱ぎ中へと足を踏み入れた。自分で部屋を借りた
こともないので間取りはよくわからないが、ぱっとみたところいわゆる3LDKくらいはあるだ
ろう。こんな広いマンションで一人暮らしとは恐れ入ったな。ここは賃貸ではなく分譲マン
ションのはずだ。えれー金持ちだったか。
それにしちゃあ、全くものがない。あるのはコタツだけだ。カーテンすらない。外からはみえ
ない構造なのだろうか。
「座って。」
長門はいつのまにやら俺の背後にいた。
「ん?ああ。」
俺はコタツの前に座った。長門はお湯を沸かし始めた。どうやらお茶でもだしてくれる
らしい。
やがてお盆に急須と湯のみふたつをのせてやってきた。俺の真向かいに座り、お盆から
急須と湯のみをコタツのテーブルに移し変えお茶を注ぎ始めた。
「どうぞ。」
「あ、ああ。」
俺には少しばかり熱すぎたが、なんせ雰囲気も雰囲気なので一気に飲み干した。長門は
ゆっくりと飲んでいる。空になった俺の湯のみに長門はおかわりをいれてくれた。それも
簡単に飲み干したとたんに、また注いでくれた。
さすがに急須のお茶がなくなったようだ。長門は急須をもって立ち上がろうとしたが、
「ああ、もういい。ありがとう。」
という俺の一言で動きを止め、再び座りなおし、急須をテーブルに置いた。
「何か話があるんだろ?」
なんとなく気まずい空気を打開したかった俺はそう話しかけた。
長門は迷っているような表情にみえたが、いつもとほんの少ししかわからない
ほどの微妙な変化だった。ここのところ長門の表情を観察していた俺でなければ
わからないくらいの変化だ。
「・・・あなたに話しておきたいことがある・・・」
「何を?」
「・・・涼宮ハルヒのこと、そしてわたしのこと。」
よりによってハルヒのことか。まあ、そうじゃないかという根拠のない予感めいたものは
あったんだがな。長門はいってみればハルヒの被害者だからな。部室をのっとられた
挙句、わけのわからんサークルに加入させられたんだからな。
「そうか。で?SOS団をやめたいとか、そういうことか?」
「違う。」
「じゃあ、どんなことだ?」
「・・・涼宮ハルヒとわたしは普通の人間ではない。」
いきなりかよ。また妙なことを言い出したな。
「なんとなく普通じゃないのは解るけどさ。」
「そうじゃない。性格に普遍的な性質を持っていないという意味ではなく、文字通り
純粋な意味で、彼女とわたしはあなたのような大多数の人間と同じとはいえない。」
純粋な意味ってどんな意味なんだよ。
「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用
ヒューマノイド・インターフェイス。それがわたし。」
「・・・」
「地球人類からすれば、宇宙人という概念に相当する。」
「・・・う・・・・・ちゅう・・・・・・じん・・・・・・・・?」
「わたしの仕事は涼宮ハルヒを観察して、入手した情報を統合思念体に報告すること。」
「・・・」
「生み出されてから6年間、わたしはずっとそうやって過ごしてきた。この6年間は特別な
不確定要素がなく、いたって平穏。しかし、最近になって無視できないイレギュラー因子
が涼宮ハルヒの周囲にあらわれた。」
「・・・」
「それが、あなた。」
「地球、いや太陽系が形成される遥か前から全宇宙を知覚していた情報統合思念体に
とって、銀河の辺境に位置するたいして珍しくもないこの星系に特別な価値などなかった。
有機生命体が発生する惑星はその他にも数限りなくあったから。
しかしその第三惑星で進化した二足歩行動物に知性と呼ぶべき思索能力が芽生えたこと
により、現住生命体が地球と呼称する惑星の重要度はランクアップを果たした。情報の集
積と伝達速度に絶対的な限界のある有機生命体に知性が発現することなんてありえない
と思われていたから。」
長門は真面目な顔でいった。
「統合思念体は地球に発生した人類とよばれる有機生命体に興味をもった。もしかしたら
自分たちが陥っている自律進化の閉塞状況を打開する可能性があるかもしれなかったか
ら。
宇宙に偏在する有機生命体に意識が生ずるのはありふれた現象だったが、高次の知性
を持つまでに進化した例は地球人類が唯一であった。情報統合思念体は注意深く、かつ
綿密に観測を続けた。
そして6年前、惑星表面に他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。弓状列島の
一地域から噴出した情報爆発は瞬く間に全土を覆い、惑星外空間に拡散した。その中心
にいたのが涼宮ハルヒ。」
このあたりの話はほぼ原作どおりです。原作ファンの方、つまらないかもしれませんが、
ご容赦ください。by作者
下手にオリジナルに突っ走ってクオリティ下げるより全然よかです
更新まだですか><
なんだか急展開だね。原作も少しチェックしてみたくなったよ
原作もこんな風に唐突な感じw
原作を上手くパロディ化してて、よく出来てるね
「この6年間、あらゆる角度から涼宮ハルヒという個体に対して調査がなされたが、
今もってその正体は不明。しかし情報統合思念体の一部は、彼女こそ人類の、ひ
いては情報生命体である自分たちに自律進化のきっかけを与える存在として涼宮
ハルヒの解析を行っている。」
「情報生命体である彼らは有機生命体と直接的にコミュニケートできない。言語を
もたないから。人間は言葉を抜きにして概念を伝達する術をもたない。だから情報
統合思念体はわたしのような人間用のインターフェイスを作った。統合思念体は
わたしを通して人間とコンタクトできる。」
そういい終えると、ようやく長門は自分の湯のみに口をつけた。何年か分の量をじゃ
べって喉がかわいたのかもしれない。
「・・・」
俺は発する言葉を失っていた。
「涼宮ハルヒは自律進化の可能性を秘めている。おそらく彼女には自分の都合の
いいように周囲の環境情報を操作する力がある。それが、わたしがここにいる理由、
あなたがここにいる理由。」
「ちょっと待ってくれ。正直言って、お前が何をいってるのか、俺にはさっぱりわから
ない。」
「信じて。言語で伝えられる情報には限りがある。わたしは単なる端末、対人間用の
有機インターフェイスにすぎない。情報統合思念体の思考を完全に伝達するには
わたしの処理能力ではまかなえない。理解してほしい。」
長門はいままでみたこともない真摯な表情を浮かべていた。
話が難しくなってきた
長門はこういう難しい言葉使いをするキャラだからなぁw
作者じゃない俺が簡単に説明してみるw
ハルヒには自分の思ったことを実現してしまうという特殊な力があって、
全宇宙を支配してる宇宙人がそれに興味を持った
自分達の進化に繋がるっぽいから
宇宙人はテレパシーみたいなので会話するから、地球の言葉はしゃべれない
だから人間型の長門を作ったんだよーん
きっかけは、6年前に地球に異変があって、その中心にいたのがハルヒだったから
こんな感じかな?
要はなんでもありってことか?
いわゆるSFモノかな?
ここまででわかることは、
ハルヒ→自分の思った通りに世界を動かせる力がある(自覚なし)
長門→宇宙人
キョン→普通の人
みくる→ボイン
古泉→イケメソ
更新マダー?
いきなりそんなこといわれてもだなあ・・・
「何で俺なんだ?お前がそのなんとか体のインターフェイスだっていうのを
信用したとして、それでなぜ俺に正体を明かすんだ?」
「あなたは涼宮ハルヒに選ばれた。涼宮ハルヒは意識的にしろ無意識的にしろ、
自分の意思を絶対的情報として環境に影響を及ぼす。あなたが選ばれたのには
必ず理由がある。」
「ねーよ。」
「ある。多分、あなたは涼宮ハルヒにとっての鍵。あなたと涼宮ハルヒがすべての
可能性を握っている。」
「本気でいってるのか?」
「もちろん。」
度を越えた無口な奴がやっと喋るようになったかと思ったら、延々と電波なことを
いいやがった。変な奴だとは思っていたが、ここまで変だとは想像外だった。
情報統合思念体?ヒューマノイド・インターフェイス?長門が宇宙人だと?
んなあほな。
「あのな、そんな話なら直でハルヒに言ったほうが喜ばれると思うぞ。
はっきりいうが、俺はその手の話にはついていけないいんだ。悪いがな。」
「情報統合思念体の意識の大部分は、涼宮ハルヒが自らの存在価値と
能力を自覚してしまうと予測できない危険を生む可能性があると認識している。
今はまだ様子を見るべき。」
「俺が聞いたままをハルヒに伝えるかもしれないじゃないか。」
「涼宮ハルヒはあなたがもたらした情報を重視したりしない。」
たしかに。
「情報統合思念体が地球に置いているインターフェイスはわたしだけではない。
統合思念体の意識には積極的なうごきを起こして情報のへんどうを観測しようと
する動きもある。あなたは涼宮ハルヒにとっての鍵。危機が迫るとしたらまずあなた。」
つきあいきれん。俺はそろそろおいとますることにした。若い男女の密室でのランデブー
にしてはちょいと期待はずれ・・・いやいや。まあ、なんというか、さいなら。
帰り際、長門の表情をうかがってみたが、なんとなく寂しげだった。俺がまったく取り合わ
なかったためだろう。つーか、信じろって言ってもそう簡単に信じられるものではないだろ。
古泉じゃねーが、それこそコペルニクス的転回が必要だな。
120 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/05/06(火) 10:38:13 ID:AI1qSLhK
保守
ageんな
帰宅した俺は自室のベッドに寝転がって先ほどの長門の電波話を反芻していた。
要するにハルヒには世界をどうにかしてしまうへんてこりんなパワーがあるってことか。
そして長門は早い話宇宙人。てか、宇宙人といっていいものなのか。情報そのものとか
いってたよな。長門は単なるインターフェイスにすぎないとか。んん、わからん。
いつも本ばっかり読んでるせいで頭でっかちになってしまったんじゃないのか?
いくらなんでも現実感に乏しすぎるぜ。しかも俺に危機が迫るだと?童貞喪失の危機
ならおおいに歓迎だが、生命の危機となるとまた別だ。確かにわけのわからん犯罪が
増えてるとはいえ、普通に生活してる分にはおいそれとそのような状況にでくわすとは
考えにくいな。ええい、考えてもしょうがねーな、こりゃ。ったく、高校生までの平和な
人生はどこいったんだ?なんか悪いことでもしたか?やれやれ・・・
翌日の昼休み、俺は例のごとくカツ丼を食っていた。そして向かいの席には
ハルヒがサンドイッチを頬張っていた。
「キョン、あんたなんかあった?」
なんて勘の鋭いやつなんだ。
「いや、別に。なんか変か?」
「変って言うか、そうねえ、まるで宇宙人に遭遇したみたいな顔してるわよ。」
誰かこいつをなんとかしてくれ・・・
「それってどんな顔だよ?」
「いまあんたがしてるような顔にきまってるじゃない。」
わけわかんねーから。ったく。
「そんなことあるわけないだろ。ただな、宇宙人じゃねーが、神様っているのかなあ
とかふと思ったりしてるわけよ。」
「ふーん。どうして?」
「なんつーか、俺は高校生まではほんとにどこにでもいる普通の男だったんだよ。
普通に大学はいって普通に就職して普通に結婚して普通に家庭をもって・・・・・
まあ、つまらないかもしんないけど、俺にとっちゃあそれで十分なわけよ。それが
どうだ。会計士試験に挑戦だぜ?俺は運命論者ではないが、これが俺の運命だと
したらそりゃねーぜ神様っていうわけさ。」
ナゾナゾみたいに アクセスを解き明かしたら
みんなでどこまでも行けるね
合格したいと 願いながら過ごしてたよ
かなえてくれるのは誰なの
水道橋までBoooon!!
タックのfxxkな直対答練
何もかもを巻き込んだ問題で消化不良!
アル晴レタ日ノ事 AB以上の判定が
限りなく取れまくる不可能に決まってる
明日また会うとき 朝一から席取り
窓際を確保しよう カンタンなんだよこ・ん・な・の
早起きして 3人席を
一人で場所・取り スキでしょう?
おもしろいじゃないか
「何が神様よ。あんた、初詣はいったの?」
「一応な。」
「それで何かお願い事した?」
「ああ。大学合格のお願いと、家族の健康のお願いだ。」
「まあありきたりね。ところで一応大学は受かったんだからお礼のお参りはした?」
「いや、してねえな。」
「ほらみなさい。お願いするだけしといてそれがかなっても知らん振り。そんなんじゃ
神様がどーのこーのいう資格なんかないわ。その点わたしははっきりしてる。神頼み
は一切しない。それは神様がいようがいまいが関係ないわ。その時々における自分の
言動とその結果については全部自分で責任おってるの。他人から見ればそれは間違
ってるかもしれない。でもいいの。わたしが決めたことだから。」
「もっともな言い草だが、結果がすべてお前に帰結するならそりゃかまわないさ。でも
今だって俺や長門、朝比奈さん、古泉を巻き込んでじゃねーの?しかも有無をいわせ
ずにな。それはいいのか?」
ハルヒは俺をにらみつけていたが、しばらくしてから突然涙を流し始めた。
「・・・・・涼宮?ど、どうした?」
ハルヒは何も答えなかった。しかも、表情は全くといって良いほど変化がない。
「い、いや俺が悪かった。ほら、なんだ。簿記も案外おもしろいしな。そのうち
宇宙人や未来人にも会えるかもしれないしな・・・」
正直俺はどうしていいかわからなかった。生まれてこの方女の子に泣かれたことなど
妹くらいしかなかったからな。免疫ができてないんだな。
ハルヒは肩を落とし、下を向いておもむろに喋り始めた。
「ご、ごめん・・・わし、そんなつもりじゃなかったの。みんなと仲良くしたかっただけなのに。
ごめんなさい・・・」
「ま、まあいいってことよ。みんなも割りと楽しそうだし。お前も気にする・・・」
そういいかけていた最中にハルヒが突如として笑い出した。これはまずいぞ・・・
「なーんちゃって。男って単純よね。ちょっと涙をみせればおろおろしちゃって。」
「・・・なにいってんだ?」
「あのねえ、わたしはSOS団の団長なの。団長のいうことを聞くのは団員としてあたりまえ
のことじゃない。組織っていうのは秩序が大事なの。わかった?」
わしwwwwwwwwwwwww
わしwwwwwwwwwwwwww
そんなところにいちいち反応するなよw
みろ、更新止まっちゃったじゃまいか!
あっけにとられるということはまさにこのことを言うのだろう。
もちろん普段のハルヒからは想像もできない、泣く、という行為にではない。
その後の言動にだ。いくばくかでもハルヒに同情の念を抱いた自分のおろかさに
あきれてしまうばかりだ。同情ってのも少し違うような気がするが、まあ、こまかい
ことは良いだろう。
「えっとな。結果に対してのお前の認識じゃなくてだな、プロセスにいたる見解を
ただしているんだよ。」
「ほらきた。結果がうまくいかなかったときのプロセス重視発言ね。」
「はあ?」
「言っとくけど、会計士試験に受からなかったからって言い訳はなしよ。例えば、(確かに
会計士試験に受からなかったけど、その勉強は今後の人生において非常に有用になる
だろう、したがって決して無駄じゃなかった、結果がすべてじゃない、プロセスこそが大事
なんだ)、とかね。あほじゃないかと思うわ。資格試験なんて結果がすべて。受からなかっ
たらただの社会のごみよ。その辺は肝に銘じてほしいわね。」
なんだか激しく論点がずれてきているんだが・・・もうつきあいきれん。
134 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2008/05/14(水) 19:31:59 ID:efynpJPy
ウイルスだろ
ゲームしてる時の長門になりきると、どんな問題も通常時の1/4のスピードで解ける。これはガチ
ハルヒと会話を交わすと俺がまるで常識のないぼんくらのような気がして
しょうがない。ハルヒは自らが正しいと信じていってんだろうがな。何が
真実なのかわからくなってきたぜ。こんなときは部室にいって天使のお姿
でも拝見するのがいいかな。しかし今日のところは気分が悪すぎる。このまま
帰るとする。
「お前の言うことはわかった。そういうことにしといてやる。ところで今日は用事が
あるんでこれで帰るからな。」
「あんたに簿記の勉強以外の用事があるの?ないくせに。まあいいわ。せっかく
いいもの見せてあげようと思ったのに。」
どうせ簿記の新作問題だろ。
「いいものってなんだよ。」
「それはみてのお楽しみよ。みくるちゃんがらみなんだけどね。」
何?朝比奈さんがらみだと?そいつは聞き捨てならねえ話だ。
「朝比奈さんがどうかしたのか?」
「んふふ?ひ・み・つ。」
ハルヒは右手の人差し指を唇にあてウインクしながらそういった。
俺としたことがハルヒの仕草にちょいと胸キュンしてしまった。いかんいかん、
だまされはせんぞ。しかし気になることもまた事実なのだ。
「まあ、たいした用事じゃないんだけどな。おまえがそこまでして俺にみせた
いっていうんならみにいかないわけでもいないが。」
「とかなんとかいって。みくるちゃんの名前をだしたからでしょ。いやらしい。」
「いやらしいとはなんだ、失礼な。」
「ま、いいわ。それならさっさと部室にいきましょ。みくるちゃんが待ってるはずよ。」
それから俺たちは急いで昼飯をたいらげ、部室へと向かった。
部室の前につくと、ハルヒはノックもせずドアを開けた。そこには、メイドさんがいた。
「あ、こんにちは。は、恥ずかしいので早くドアをしめてください・・・」
なんと、メイド姿のその人は朝比奈みくるさんだった。
「おい涼宮。これはいったいどういうことなんだ?なんで朝比奈さんがメイド姿なんだ?」
原作読んでないけどアニメ3周くらい見たから、俺にはこのスレが音声&映像付きで想像できる。
更新頻度が落ちてきたなw
作者は短刀受けるのかな?
いつも読んでいただいている方々、ありがとうございます。
都合により、しばらく更新できませんので、ご容赦ください。
必ず再開しますので、お待ちいただけたら幸いです。by作者
はーい!
短刀がんばれよ!
ほ
原作もアニメも見てないけど、
このスレのおかげで気になりだした。
読んでおくべき?
合否はいつもTACの中に
なんでだろ 受験を選んだ私です
もう止まらない 2年前までなら辞められたけど
I believe 短答だけじゃ意味がないの
You'll be right
感じるまま感じる科目だけするよ
ベテランでしょでしょ!? 学生がすぐに受かる世界で
夢がないから受からないのよ 燃え尽きちゃった
一緒に落ちてくださいっ
予備校の主になった私を見てよね
明日過去になってもいつもきっと受験生
u-ka-ri-ta-i...............
ほしゅ
>>147 涼宮ハルヒの会計、非公認OP
『三振でしょでしょ?』
保守
もう…戻ってこないよきっとorz
論文の試験ていつ終わるの?
論文が終わるのは24日。
そして次の日から就活。
きっと8月いっぱいは忙しいんじゃないか?
154 :
145:2008/08/20(水) 00:25:03 ID:???
お盆休みだし、ハルヒ一巻読了しました。面白かった。
原作読んだ後にこのスレを読み直したら、二度楽しめた。
期待sage
まだ〜?
もうしばらくしたらageるか
このスレには先見の明があったというわけか。
ここはもう終わってしまわれたのか・・・・
ageてみるか
∧_∧
( ´・ω・) <こたつめ、ハハハ
//\ ̄ ̄旦\
// ※\___\
\\ ※ ※ ※ ヽ<ハハハ
\ヽ-___--___ヽ
161 :
145:2008/09/13(土) 09:04:35 ID:???
8巻まで読んだよ!
ハルヒって角川じゃん
女子大生会計士とタイアップしないかな
>>161 すげー!
俺も読んでみたいんだけど、表紙が恥ずかくて部屋に置いとく勇気が無くて買えない・・・
一人暮らしだったら買うんだけどなあ。
>>163 本屋でカバーしてもらえばいいじゃん
おもしろいよ
読んで損はないよ
165 :
145:2008/09/15(月) 08:57:31 ID:???
また厨房が関係無い板まで宣伝する
禁則事項です
ご報告がおくれて申し訳ないです。
このたびの会計士試験でなぜか合格し、また監査法人への
入所も決まりました。
したがいまして、残念ながら続きを書くのが困難になりました。
余裕ができたらいつか再開したいという希望はありますが、どうなるかわかりません。
ここまで読んでくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
by作者
オメ!
529:10/17(金) 20:48 ???0
>「長門は俺の嫁」
あれは本当にキモい。
キモさの増す理由をちょっと挙げると、
1.アニメ事体がロリコン・萌えヲタに悪い意味で媚びまくった内容でキモい。
2.それでも何か新しいことしてくれればいいけど、既に使い古されてる設定・萌えヲタ向け演出を後追いして、過去の作品を知らない厨房オンリー向けで商売してるのがキモい。
3.作品全体、主人公、キャラ(=作者)の中二病っぷりが痛々しい。
4.無関係なスレに張られた宣伝マルチコピペがうざい。
5.原作見たけど作者のエロゲーヲタクの醜い丸出しぶりがキモい。
6.地の文がオッサン丸出し(1巻の1ページ目から高校生設定なのにオッサン世代の流行歌の話)で且つ中学生みたいな自己中な幼稚さが、相乗効果できもちわるい。
7.売りらしい文体が「文章力無いやつが舞城王太郎の文体をパクったら悲惨なものになる」をまさに体現していて痛すぎる。
何より上のセリフ、
喜々としていってるところにキャバクラで「○○だも〜ん」とか言ってる脂ぎったハゲオヤジみたいなキモさがある
>>168 おめ!気長に保守しつつ続きを楽しみにしてるわ
ほい!
一応保守っとくか
ナゾナゾみたいに アクセスを解き明かしたら
みんなでどこまでも行けるね
合格したいと 願いながら過ごしてたよ
かなえてくれるのは誰なの
水道橋までBoooon!!
タックのfxxkな直対答練
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一人で場所・取り スキでしょう?
177 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/02/19(木) 14:19:51 ID:IGw4Sgvf
178 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/06/15(月) 23:23:17 ID:pk+JAuZ2
あげ
☆04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱1
☆04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱2
☆04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱3
☆04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱4
☆04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱5
☆05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱6
☆05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
★05/21 第08話 笹の葉ラプソディ
☆05/28 第09話 ミステリックサイン
☆06/04 第10話 孤島症候群(前編)
☆06/11 第11話 孤島症候群(後編)
★06/18 第12話 エンドレスエイト
★06/25 第13話 涼宮ハルヒの溜息1
★07/02 第14話 涼宮ハルヒの溜息2
★07/09 第15話 涼宮ハルヒの溜息3
☆07/16 第16話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
☆07/23 第17話 ライブアライブ
☆07/30 第18話 射手座の日
☆08/06 第19話 サムデイ イン ザ レイン
★08/13 第20話 涼宮ハルヒの消失1
★08/20 第21話 涼宮ハルヒの消失2
★08/27 第22話 涼宮ハルヒの消失3
★09/03 第23話 涼宮ハルヒの消失4
★09/10 第24話 ヒトメボレLOVER
★09/17 第25話 雪山症候群(前編)
★09/24 第26話 雪山症候群(後編)
★10/01 第27話 猫はどこにいった?
★10/08 第28話 消失の後日
☆=DVD版 ★=新作
☆04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱1
☆04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱2
☆04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱3
☆04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱4
☆04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱5
☆05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱6
☆05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
★05/21 第08話 笹の葉ラプソディ
☆05/28 第09話 ミステリックサイン
☆06/04 第10話 孤島症候群(前編)
☆06/11 第11話 孤島症候群(後編) ←ここまで放送
★06/18 第12話 エンドレスエイト ←本日新作放送予定
★06/25 第13話 涼宮ハルヒの溜息1
★07/02 第14話 涼宮ハルヒの溜息2
★07/09 第15話 涼宮ハルヒの溜息3
☆07/16 第16話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
☆07/23 第17話 ライブアライブ
☆07/30 第18話 射手座の日
☆08/06 第19話 サムデイ イン ザ レイン
★08/13 第20話 涼宮ハルヒの消失1
★08/20 第21話 涼宮ハルヒの消失2
★08/27 第22話 涼宮ハルヒの消失3
★09/03 第23話 涼宮ハルヒの消失4
★09/10 第24話 ヒトメボレLOVER
★09/17 第25話 雪山症候群(前編)
★09/24 第26話 雪山症候群(後編)
★10/01 第27話 猫はどこにいった?
★10/08 第28話 消失の後日
☆=DVD版 ★=新作
はるPの涼宮ハルヒ-コス最強おぉ
はるニー最高に気持ち良過ぎるおぉ…
大場はるかタム知らんのかお?
はるかタムがハルヒコスしたらきっと似合うおぉ
ニコ動でよく耳にした歌にXの映像重ねたのか
186 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/07/02(木) 03:13:40 ID:ELJJtD5n
これって他の人が引き継ぎとかしてもいいのかな?
おー!作者行方不明だからいいんじゃない?
188 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/07/07(火) 03:00:56 ID:pGKbVjUL
いいの?じゃあ論文落ちたら僭越ながら書かせてもらおうかな
でも論文落ちたくは無いな・・・いやでもこのスレ進めたい気も・・・
つまり受かって「このスレに続きを書こうか?」とコメするとなぜか受かるというジンクススレに・・・
ゴメン調子乗った
エンドレス短答
190 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/08/08(土) 18:37:37 ID:lNcMsJfJ
無事合格して脱出
191 :
一般に公正妥当と認められた名無しさん:2009/08/08(土) 19:05:52 ID:MGB+Qkc0
(;´д`)ハァハァ
にゃ、あ。
作者よ出て来い!