【物語は‥】大原会計士東京校PART38【佳境へ‥】
簿記
・短答
短答答練一年分を集めるとほぼ全論点揃うので、それを全て覚えるくらい回した。
この方法は3年間変わることなく継続して採用した。
ただし、今年は問題を解くスピードにもこだわった。
必ず論文にも生きてくるはず、というか、
中途半端に総合問題解くくらいなら短答の問題をまとめて解いた方が効率的な気もする
・論文
とりあえず、完成答練直前期10数回分は時間内に完璧に解けるくらいにはした。
他にも公開模試を解いたりしたが、これは初見問題対策という位置づけだった。
問題を解くスピードはあまりこだわらなかった。
簿記は半分あれば御の字、6割あれば儲けものくらいの気持ちだったので、
あまり上は目指さず適当なところで妥協した。
それでも、1年目2年目に比べたらマシになったと思う。
もしもう一年勉強することになっていたら、
とりあえず年明けくらいまでひたすら短答の問題を解いて、
少ない時間で効率的に勉強していたと思う。
今年の短答後は一日2,3時間は簿記をしていたので、少し時間を減らそうと思ってた。
管理
・短答
これも簿記とほとんど同じ。
ただ、一問辺りかかる時間は簿記より少なかったので、
解いたのべ問題数は簿記より多かった。
これも問題を解くスピードにはこだわった。
目安として、30分で一通り解ければ素晴らしい。
・論文
理論は田坂先生の理論レジュメを使った。
どう考えても記述させられることはないだろうというものを除き、
基本的に全て暗記しようとした。
ただ、暗記し始める時期が遅かったのか、本試験には間に合わなかった。
もう一年勉強するなら、もっと理論の記述の精度を上げるようなスケジュールを組んでたと思う。
計算は基本的な問題しか解けないだろうと思ってたので、
直前期はあまり時間を割かずに済ませた。
財表
・短答
まず、野坂先生の問題集を完璧にした。
正誤の判定はもちろん、問題文もなんとなく覚えるくらい回せたら素晴らしい。
去年までは、タックの短答答練10回分の全肢について同じようにしてた。
その上で、問題集にないがテキストに載ってる論点を覚えた。
去年までは法規集も覚えるくらい回したのだが、今年はテキストにほぼ載っていたのであまりやらなかった。
・論文
野坂先生の問題集をベースにして、それに載ってない論点を書き込むような形にして回した。
最終的には、ランクの高い問題の解答はほぼ暗記した。
今までの経験上、ポジションの形で覚えていたら何か文章がぎこちなくなるので、
これはあくまで理解や暗記のヘルプ、もしくは本番でど忘れした時の助け綱として割り切ることにした。
直前期は理屈抜きで暗記に徹した。
ただ、効率は非常に悪くなるし時間もかかった。また、直前期は他の科目も詰め込むことになるので、
2,3日間をあけると途端に精度が落ちていった。
その分、知ってる問題が出た時は大幅に時間を短縮できる。
ちなみに暗記の精度は、監査論ほど高くはなかったものの、ある程度模範解答をそのまま書けるくらいのものにした。
今までは生意気に理解にウエイトを置いていたのだが、今年は初心に戻って暗記にウエイトを置いた。エラい、俺。
監査
・短答
財表とほぼ同じ
資料集は目を通しただけ
・論文
財表以上に暗記の精度を高めた。
覚えにくい論証ほど、力業で丸暗記した。
リスクアプローチなど、比較的覚えやすいところも最終的にはある程度文章で暗記した。
ポジションは財表と同じくヘルプ的扱い。
個人的に覚えにくい論証がいくつかあって、
例えば指導的機能、批判的機能とか内部監査とかの論証は4年間勉強しても覚えられなかった。
そういうのは、模範解答の文章をセンテンスごとに区切って、
それぞれのセンテンスの頭文字をつなげて覚えるといった
ナンセンス(ちょっとひっかけた)な方法で覚えた。これをパワープレイという。
何回もやってると、そのうち違う文章を書いたら違和感を覚えるくらいにはなる。
そうなれば、いずれ神が降臨するであろう。
文章丸暗記の長所は、ある程度捻られても頭の中で文章を加工できるので
結構いろんな問題に対応できること、安定して点数が取れるようになること。
短所は、しんどいこと、限界があること、本試験1ヶ月〜1ヶ月半ごろから
本格的に暗記するので答練でなかなか点数が取れないこと、
いい教材がないと覚える気にもならないこと、覚えても忘れるので勉強に終わりがないこと、など。
現に、俺は本試験前日まで暗記作業を行っていた。
監査はあまり好きではなかったので、苦肉の策で暗記した。無論、理解も必要だけど。
結果的に良かったと思ってる。
企業法
・短答
去年までは、タックの短答パワーうpを受けて、そのテキストを中心に勉強してた。
このテキストは条文があってその後説明文が載っている。
だが、俺はインプット教材のみを何回も繰り返しやってもあまり成果がでないというか
なかなか覚えられないというかメリハリがつけられず、ダラダラしてしまう。
ことしは教材に恵まれた。
まず、1年目から存在は知っていたがなかなか手の出せなかった
すっぽん印の短答問題集をようやくゲットした。というか、講義を受けた。
この教材は、インプットとアウトプットが一冊に収まった究極の短答用教材だ。
これ一冊完璧にすれば必ずや神は舞い降りると思い、こなした。
こなし方は基本的に監査や財表と同じ。
問題文は掲載されてる場所を覚えるくらい読み込み、
併せてインプット部分で補完した。
更に、過去の失敗のおかげで短答に対し多大なる恐怖心を抱いていたので、
今から思えば過剰なほど対策を取ろうとした。
それが、近藤先生作の企業法肢別問題である。約3000肢。
これを、確か本試験1ヶ月〜2週間前くらいに本格的に着手しはじめたような気がする。
さすがに全肢を押さえるには脳のスペックが足らなかったので、ある程度絞ったが。
条文そのものは、短答答練の解説で何度か引いたけど試験直前は確認程度にチラ見した程度。
・論文
図解テキストで、最悪白紙答案はないだろうという根拠のない自信はあった。
去年はほぼ図解一本だったのだが、今年は色気を出して問題集も使った。
問題集は鉄人化計画
これはさすがに丸暗記するには気が引けた。
なので、論証の流れを箇条書きやフローチャートにして、それを思い浮かべるトレーニングを繰り返した。
だいたい全ての問題を同じくらいの精度に仕上げたと思う。
個別の論証に関しては、他の科目に比べるとさほど覚えるのに苦労はなかった。
が、中には覚えにくいものもあったのでそれは仕方なく拷問丸暗記で対処した。
経営
過去2年の反省を全く生かし切れず、今年も結局まともに着手し始めたのは短答後。
大原論文まとめテキストでやっつけ仕事の毎日。
アクセルの講義はわかりやすくてよかったのだが、
いかんせん大原のまとめテキストが素晴らしすぎるので
回転はこれをメインにして適時書き込んで情報一元化を図った。
ポケットコンパスは食事中や歯を磨いてる時なんかに見てた。
まとめテキストは最終的には一日一回転してたと思う。
そこまでのレベルになったのは本試験数日前だけど。つか、内容ほぼ丸暗記に近かった。もう忘れたよ。
来年も試験委員かわらなかったらこれ使ってもいい鴨ね
でもアクセルの講義もよかったよ。
今まではなんとなく書ける程度に覚えていたが、
それでは俺の作文力ではほっとんど点数が来なかった。
正直「なんとかなるさ」と経営をなめていたが、なんともならなかった。
その結果が、3年連続全答練30点台というトリプルコンボを叩き出す要因となったのである。男らしい!
ゆえに、今年は諦めて暗記作業に着手した。
定義、要件、長所短所など、大原論文まとめテキストに載ってるものだけでも押さえようと思い、一日2時間ほど費やした。
パブロフの犬の如く、見出しを見たら内容を答えるトレーニングを繰り返し、ポケコンも繰り返し、始めて本格的に経営を勉強した。