◇修羅場◇ part4

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二人がどんどんと歩いていくので、私は後ろをコソコソと付いていきました。
でも、なんだかだんだん自分が惨めになってきて、「やっぱり、今日は帰ろう」
と思い始めたとき、彼氏と浮気相手が突然こっちを振り向き「ここで話そう」と
言いました。そこは、小さな公園で、いくつかのカップルがベンチに座っていました。

彼氏は自動販売機で私と浮気相手にウーロン茶を買ってきました。
浮気相手は「ありがとう、私がウーロン茶好きって、ちゃんと分かっててくれてるね」
とこれ見よがしに言いました。

彼氏は私にも渡してきましたが「いらない」と言って私は受け取りませんでした。
そして、「私がウーロン茶、苦いから嫌いなの、忘れてる」と一人で落ち込み
モードに入っていました。そして、彼氏が違う飲み物を買いに行っている間に、
浮気相手が私に話し掛けてきました。

浮「突然でびっくりしたかも知れないけど、私たち今、付き合ってるの。分かるでしょ?」
私「・・・・・・(無言)・・・・・・・・」
浮「彼ね、あなたの就職先のことで悩んでいるのよ。」
私「就職先??(本当にびっくりした声で)」
浮「そうよ、男として、彼女のほうが親会社って、やっぱりプライドが傷つくでしょ?」
私「親会社って、別に直接親会社って訳じゃ・・・」
浮「そうね、彼のは下請け会社だものね。でも、それはもっと最悪じゃない」
私「・・・・・・(また無言)・・・・・・」

ここで、彼氏がオレンジジュースをもって登場。
(つづく)