◇修羅場◇part124

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913恋人は名無しさん
書きこんでいる方がいらっしゃらない様なので、失礼して10年強前の私の修羅場。
この事件があったため今の私があるだろうと思う事柄です。


当時私は大学生。夏休みの間だけバイトで塾の先生をしていました。

日差しがジリジリと照りつけるかなり暑い夏の日の午後。バイトに行こうと外に出たところ、道端に小学生の女の子がいた。
女の子は一人でしゃがみ込み、じっと地面を見ている。
蟻でも見てるのかな?帽子かぶってないな・・日射病になっちゃうぞ、と思いながら通り過ぎて3分ほど歩いた所で忘れ物をした事を気が付いた。
めんどくさいなぁと思いながら小走りで来た道を戻り、角を曲がって自宅に面した通りに出ると、軽自動車の横で若い男性が先ほどの女の子を抱きかかえている所に遭遇。
目を閉じてグッタリした女の子と切羽詰まったお兄さんの表情を見て≪日射病!?≫と思った私は、≪救急車呼ぶ!?≫と軽くビックリしながら当時使っていたPHSを取り出そうとした。

つづき