◇修羅場◇part56

ちょっと投下。カナダにて。
A(21歳♀中国人)
B(24♂カナダ人)
C子(21♀日本人)
年齢は当時。私は実際修羅場は目撃してないんだけど。簡潔にいきます。

７月：　C子の帰国間際にBがC子に告白し、付き合いだす。しかし遠距離に耐え切れずBはすぐに別れを切り出す。
納得しないC子は「お金をためてすぐに会いに行くから」と言い、クリスマスに休暇もとり貯金三昧。

９月：　クラスで一緒になったAにBが一目ぼれ。Bは悩んだ末１１月に告白。Aには彼氏がいたがうまくいってなかった
ので相談役に徹したBが１１月の末にAをゲット。ラブラブのバカップルとして有名に。友達が潮のように引いていく。

１２月:　BとAから私に「実はBの元カノ（C子）日本から会いに来るんだけどどうしよう」と相談がある。「元カノなら来ない
でくれって言えば？」と言ったが実はきちんと分かれていないことが判明。
B「なかなか言えなかった。C子を傷つけたくないんだ」
A「C子が本当のことを知ったら傷つくと思うの」

うへぁ

私はいかに就職してる日本人が長期休暇をとるのが大変か、いかに日本から来るとお金がかかるかを説明するが
聞く耳もたねー。「自分が傷つきたくないだけじゃん」って言ったらAが「いまさら来るなって言ったらキャンセルとか
お金かかるじゃない！Bは優しいから今まで言い出せなかったのよ！」と。人の話を聴く気がないならこっちに意見
求めなきゃいいのに。

Xデー：　空港に降り立つC子。迎えに来たのは過去のホストファミリー（息子二人がBの親友）。夜にはBが迎えに来て
パーティーへ。自分の歓迎会だと思い感動するC子。にこやかにA登場。

BとA「C子、これAね。中国人なんだ。僕たち真剣に愛し合ってて、結婚しようかと思ってる」

放心状態になるC子。それを「私はいい人」とばかりに（←私ひねくれてますか？）エスコートしようとするA。
それを振りほどくC子。「彼女に何をするんだ」と憤るB。場所が場所、場合が場合だけに必死に我慢するC子。しかし
笑顔でまとわり付いてくるA。

C子ははトイレに行くといってホストファミリーに電話。彼らがすっ飛んできてC子は家に帰り、大泣き。事情を聞いた
ホストファミリーはキレてBと絶縁宣言。Bは「C子に謝りたい」とか言って（「Bってばなんて誠実なのかしら」とうっとり
見つめている）Aと一緒にC子を訪ねるももちろん門前払い。
C子は失意のあまり大枚はたいて帰国日を変更。逃げるように日本へ帰ったそうです。

パーティーの日のことはAに聞いたのですが、「あんなに優しくしようとしたのにあんな失礼な態度とることないと思わない？」
ってAが憤慨していたのには引きました。はその時点で彼らと縁を切ったのであまりよく知らないのですが、AとBはその後結婚。
お金が無いので新婚旅行は地元。あまりに周囲を無視したバカップルぶりにほとんど友達はいなくなったとか（もともとBは友達いなかったけど）。面白かったのはAもBも敬虔なクリスチャンなこと。今までクリスチャンをどうとも思ってなかったけどこの日から
私にとって神はいねー。クリスチャンの人、ごめんなさい！

あんまし修羅場じゃなくてすんません。ただC子さんの幸せを祈ります。