●恋に落ちた瞬間 を振り返るスレ●  

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>580の続き
その後、友達のように付き合いだして1年後、彼女は猛勉強をして、イギリスの大学に進学し、生活は
離ればなれに。時差もあるからチャットもなかなか出来ない。彼女からメールが届く。
「ロンドンに着いたよ。とったも寒いよ。」
そのメールを見た時、彼女との思い出の色が、なんだかモノトーンになったようで、さみしかった。
無償に寂しかった。メールもチャットもあるけど、なぜか僕は彼女の毒舌が聞けないのがさみしかった。
毎日の生活が、急にスパイスのないものに感じられた。
ある時、彼女とチャットしていたら
「フラット・メート(マンションを共同で借りている間借り人)の子と付き合う事になったの」
と、言い出した。理由は話さない。僕もなんて答えて良いのか分からない。
彼女 「でも、どうしても教えてもらいたい事があるの。これと、これとこれ」
彼女 「そして、ここまで来てほしいの。この場所まで!!すぐに!!」
僕の専門分野を上げて、ロンドンまで個人教諭に来てほしい、との以来をした。

「来週、日曜、ヒースローで待っているから、チケット手配して」
チャットしながら時計を見た。日曜日にHLRにつくためには、明日以降四日程度の余裕
しかない。でも、すごく会いたかった。なんかロンドンへ行ってからの彼女の態度は
どこかおかしかった。具体的には言えないんだけど、あれほどの自信を持っている子
なのに、どこかいつも子供のように不安で、そして自信をなくしていた。
チケットはとれた。仕事の休みもとった。(10日間。なんとかロンドンでの仕事を
組み込んだ)飛行機に乗りながら、彼女が最後にチャットで話した言葉を思い出した。

"What do you want from me?" 「私からなにが欲しいっていうの?」

この言葉は、いまだにトラウマとなって、僕の心に残っている。
この時も、僕は更にスイッチが入り、とうとう飛行機に乗ろうとしている。