487 :
代理投下再開:
『なあ、花京院。アヴドゥルの相手、あたしに任せて欲しい』
『!どうしてですか!?』
『今までの戦いを見て解った事がある。アンタは自己犠牲が過ぎる上に甘い。
今お前とアヴドゥルをあわせると、その甘さを突かれ、殺されるのは目に見えている。
あたしはアンタに死んで欲しくないんだ』
『そんな事は…』
花京院の反論を遮り、言葉を続ける。
『それにその傷じゃロクに体を動かせないだろう?今ココで立ち上がれんのか?』
『…』
『アンタを動かないようにしてココに閉じ込めておいても良いんだが、アタシはそこまでしたくない。
頼む、あたしに任せてくれ』
『どうするつもりですか?』
『水があるからな。こうやってアンタに成り済ますさ』
そしてエートロの体からフー・ファイターズが抜け出し、2つ目のポリタンクを使い、花京院とアタシが合体したような姿になった。
『水が足りないから、二人分はなれないか』
『え?まだポリタンクに1/3ほど入ってますよ?』
『これを使ってハイエロファント・グリーンの真似もしようと思うからな。
それによく考えたら、水が無いのに普通に復活したらアヴドゥルが怪しみそうだし。
水が無いから合体したって方が説得力がある』
『でも僕の首輪が無いのは不自然ですね』
『それもそうだな。じゃあ、お前の首輪を取って付けるか』
アタシの言葉に、花京院はひどく驚いているようだった。