劇場版の最後のシーンについて

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まだあるのかなと思ってgoogleで検索したら、見つかるもんだね。

ttp://www.age.ne.jp/x/t-igrs/eva/serifu/uramagokoro.htm

知っている人は知っているとおもうけど、まだ知らない人もいるかもしれないので、
敢えて紹介。暇な人はたどってください。
(昔は、他にもいくつかこれを紹介してるところがあったけど、もうとっくに閉鎖したみたい)

まず見て欲しいのは、実写シーンの本来シナリオ。
これを読めば26話で監督が言いたかったことが大体理解できる。
「ラブ&ポップ」「式日」につながる実写ものの原点が、まんま織り込まれている。
(実写のシナリオについては昔アニメージュでの監督と野火ノビタ氏との対談で、
作品中とは違う形で作ってはみたものの、関係者の理解を得られなくてお蔵入りにした、
というような発言を監督がしてました)

それからラストについては、A・B2案あるけれど、実際のエンディングは
どちらとも違う形になっている。実写もそうだけれど、監督は「他人の悲惨な体験談を
収集してつなぎ合わせた」「アニメファンが吐き気を催すような作品にしたかった」
と繰り返し発言しているので、多分実際のラストの方が、よりインパクトがあると考え
たんだろう(別れ話を切出したら彼氏から首を絞められて殺されそうになった女性の
実体験談を元にしているらしいと、どこかのラジオ番組で声優さんが発言していたらしい)

だから、結論は
「いいからさっさとセックスしろ! それでお前の悩みは全部解決する!」
という考え方もあるけれど、
「困ったらセックスに逃げる人間は、どうせセックスしてもやっぱり煮詰まったまま」
というよくあるダブルバインド状態を考えるのも一興かと。

あのラストは煮詰まってやり場を失ったリビドーをゲイジュツとして表現したもの
なので、いつまでも語り合うのもいいけれど、南Q太あたりのケダルい、「セックスしても
やっぱりダメなものはダメでした」漫画でも読んで心機一転、お茶を一服ってのもいいのでは?
「さよならみどりちゃん」なんていい読後感と思うけど、どう?