シンジが出した白いものは何?

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80考察:白い液体は城
えー、『サッカー○ガジ○』に届く予定だったティ○ール氏のコラムが、電話番号の間
違いで私の所に届きました。ティ○ール氏、小野のプレーを見て大変興奮しているよう
で、漢字やアニメに詳しいなど、日本文化に造形の深い氏の割には、かなり的はずれな
内容です(特に後半部分)。○ガジ○でも没になりそうな原稿を埋もれさすのは惜しい
ので、敢えて私が翻訳、公表いたします。

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私は今日、一人の輝かしいMFを発見した。いうまでもなく、小野伸二だ。彼は左サイド
に張り付いたポジションをとったが(この点で私はトルシエの采配に疑問を持っている)、
その狭いステージの上で、彼は思うままにダンスを踊った。
左足によるブーメランのように曲がるラストパス(1点目をアシスト)、ピンセットの
ように正確な右足により『置かれた』ラストパス(2点目をアシスト)と、私には彼の
利き足がどちらなのかが全く解らなかった。そしてその彼の特長はパラグアイの選手を
も混乱させ、次第に冷静さを失っていった。
私の隣で観戦していたディステファノは顔を紅潮させ、「うちのスカウトは何をしてい
たんだ。今すぐあの小僧を取るために20億用意しろ」と叫んだ。しかし、この天才の行
き先はロッテルダムに決まってしまっている。彼の足の磁石のついたボールコントロー
ル、そのオールラウンドなプレースタイルから、どのポジションでも黄金の未来が約束
されているだろう。マドリードのフロント達は己の先見の明のなさを後悔するに違いな
い。

私は彼の活躍を予見したアニメ映画を知っている。『新世紀エヴァンゲリオン』だ。
この映画の始まりの部分は実に印象的だ。


ベッドにはアスカという名の少女が眠っている。彼女の名前は『チャゲ&飛鳥』(アジ
アを代表するボーカルコンビ)から取ったものであり、またイメージカラーが赤である
ところから、これはアントラーズの2トップを意味している。そしてシンジは眠るアス
カに向かって「助けて、助けてアスカ」と縋っている。ここでアスカの胸がはだけるが
これもまた「二つの頂上(乳房の)」ということで、2トップのメタファーであること
は明白だ。
その後少年シンジが荒い息をつき、その後右手に白い液体が付着し、「俺って最低だ」
と呟く。これは白=城であり、シンジと日本のストライカー城彰二との相性が極端にわ
るいと言うことを示している。
つまり伸二のパスの受け手としては、アントラーズの2トップが適任ということなのだ。
そしてその後シンジは葛城ミサトに励まされ、エヴァに乗り込むことになる。この葛城
という名前は、鬘疑と書き換えることもでき、鬘であると疑われる、つまり禿というこ
となのだ。伸二が髪を剃ってから好調になったことがここで予言されている。

そしてエヴァに乗り込んだシンジだが、巨大化した綾波を見て恐怖する。
多くのエヴァFFに見られるように、彼女の瞳は紅玉であり、赤いダイヤモンド二つとい
うことで、これは浦和レッドダイヤモンズを意味している。つまりこれは伸二はレッズ
から早く出た方がよいということだ。そして彼女は渚カヲルに変身し、ここでシンジは
至福の表情を浮かべる。渚というのは海に関係している言葉であり、これはヨーロッパ
の干拓地であるオランダのチームに行けということなのだ。

ここから補完世界でのシンジとアスカの言い争いが始まるが、ここで語られるのはシン
ジは自分のことしか考えていないということで、自分を特別なプレーヤーだと思うな、
他人をもっと尊重しろということであり、チームプレーを心がけよということなのだ。
そしてシンジは他人のいる世界に戻ることを決意するが、これは11人のプレーヤーのう
ちの一人として、どのようなポジションでもこなすということであり、ウイングバック
のポジションでの起用を予言しているものだ。

最後アスカの首を絞めて途中でやめるのは、今回の試合で代表ラストチャンスの柳沢の
首がつながったということなのだ。