シンジが出した白いものは何?

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57知的な考察
あそこで行われたのは、一種の子殺しだ。あの白いものは、生命の種子だ。
それをアスカの胎内でなく、自分の掌に出したということは、子供が生まれる可能性を
自らつみ取ったわけで、あれは一種の子殺しなのだ。
そしてそれは、シンジをないがしろにしたゲンドウの立場に、シンジが立つことを意味する。
ゲンドウの立場に立ったシンジが、「オレって、最低だ」といったのは、ゲンドウに「最低だ」
ということの、代償行為である(それは一種の親殺しでもある)。
シンジが行った行為は、子殺しであると同時に、親殺しでもあり、極めて両義的な行為な
のである。