シンジがアスカの首をしめたのは

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58実際、こんなとこでしょ。
彼は彼女が好きだった。
その思いは膨らみ、告白した。だが、答えはNoだった。
ショックを受けた彼は自分の心を守るために、妄想の世界へと入った。
彼は、彼女が本当は自分を愛してくれているはずだ、と考えた。
そして、昔聞いた或る恋人の話を思い出した。
「同じようになったら彼女もきっとこうしてくれるだろう!
 彼女は僕を愛しているのだから!」そう考えた。
しかし、彼は冗談とはいえ彼女の首を締める勇気は無かった。
そこで彼は、それを自分の作品で行うことにした。
自分の分身である主人公と彼女の分身のヒロインを使って。
彼は周りの意見を無視して、そのシーンを強引に入れた。
そうして出来上がった脚本を見て彼は有頂天だった。
「あとはこれを言わせて、完成だ!
 だが、こんな台詞、彼女は言ってくれるだろうか?
 いや、おれは監督だ。こういう作品だ、と言えば
 彼女もそれに従うはずだ!」

そしてアフレコの日が来た。
彼女の返事は・・・「気持ち悪い」だった。