抜けるエヴァ小説を教えて欲しい!

このエントリーをはてなブックマークに追加
39イカリング ゲソドゥ
>>23
青柳氏の使徒圏(ttp://www.din.or.jp/~aoyagi/sitoken.html)「小説地区」から
山村ひかる氏の諸作品の名前を挙げてもらった。

「泣かないガラスの人形」と「爪先立ちの天使達」は同じ世界観に連なる作品だな。
大勢のメイドが傅く屋敷を構えて、年端のいかない少女を一人前の高級娼婦に調教
して財を成す、という非道な鬼畜ことゲンドウ。
その父の命ずるままに少女を調教するシンジ、というところから物語が始まる。
  そんなエロゲー有ったな確か、と思いきや「殻の中の小鳥」及び「雛鳥の囀」
  と言うタイトルがベースらしい。知ってる方は参考にして欲しい。

屋敷の中はエヴァキャラ的にオールスターキャスト。ベースがエロゲだけあって、
女性キャラの置かれた立場も調教も容赦無く描かれる。
主人公はシンジとレイ。一番重要なサブキャラとしてアスカ。

サービスシーン満載で実用向きか、と思うのは早合点だったりする。
もちろん調教シーンの描写力も素晴らしいが、この作品は単にエヴァキャラの調教
話だけでは終わらない。言うとネタバレするので言わないが、とにかく読め。
「泣かないガラスの人形」は七話で完結。

後を継いで始まるのが「爪先立ちの天使達」全二十四話。
時代はそれほど動いていないが、館の主はシンジに変わっている。
同じ娼館を舞台に進むが、前話冒頭で物語を支配していた圧倒的な閉塞感は無い。
ゲンドウという重石は無くなったが、シンジはその後を継ぎ娼館を経営する。そん
な毎日。シンジはシンジなりに、そしてレイはレイなりに幸せなのかもしれない。
と穏やかな調子で幕が空けた物語。                   >>続く