>>634 いえ、違います。私はLAS好きですから。ただ、断罪物の論理で言うと、シンジの相手はカヲルに
なるのではないかということです。彼らの論理で、敵と味方に登場人物を分けると、一番の味方
に来るのはカヲルでしょう。レイはひょっとすると一番遠いかも知れない。
彼らの綾波観って、昔反本田氏系のアヤナミストの方達が戦っていた綾波観そのもので嫌なん
ですよ。無垢で、ひたすらシンジにとって都合がいいという、LASな方達による『歪んだ』綾波観に
近いんですね。もちろん綾波にそういう部分があったにはあったわけですが。
>>636 >「時間逆行」ということ自体は「エヴァ」と同じくシンジに対する外的な力ですから、
>彼の本質を変えずにより上手に物事を運ぶには一種の説得力があるんじゃないかなと思
>います。
あ、私が言いたかったのはこれです。というか、スーパーシンジによる本編再構成が作られた動
機というのが、『上手に物事を運』ばれたエヴァが見たかったという事だと思うんですね。そして
『彼の本質を変え』ずにやりたかったので、逆行物になったと。
私が「truth」を知った時には、もうなくなってました。
私の好きな作品
『世界の中心でアイを叫んだけもの』
最近のnakayaさんの作品は、シンジがスーパー過ぎてあまり好みではないのですが、これは好
きです。世界を救うとか、シンジがあまり大局的なことを考えずに、目の前の困難を乗り越えるこ
とに集中しているおかげで、結果的にゲンドウとゼーレとも上手く戦えたのだと思います。スーパ
ーシンジでないのに、いきなり両者にケンカを売っても負けるだけですから。
『悔恨と思慕の狭間で』
ゼロシンジ×元アスカのカップリングに、作者の方が耐えられなくて休載になってしまった作品(笑)。
これはまあ、シンジの性格があれですが、あれは未来から来たゼロシンジとシンジの性格の
ギャップを目立たせるためにやったのだと思います。どん底なシンジも成長すればああなると。
逆行して世界を救っても、もとの世界で不幸になった人は救われないと、ちゃんとシンジが解っ
ているところが好み。私は過去を都合良く変える逆行物というジャンルを、馬鹿にしていた面が
あったのですが、これを見て変わりました。
>>548さんが仰るように、単なる逆行物を越えた、壮大な話になりそうだったので、休載は残念で
す。