>>329に挑戦。
香ばしい香ばしいと茶々入れるばかりなのも飽きてきたので、ややマジレス風味に
“話芸として”騙ってみたい。
逆行系/主人公最強系/断罪系、またそれらのミックスといったアタリが今現在風
当たりが強いのは、甘LASやイタモノみたいに過去に激しくバッシングされ、それを
くぐり抜けてきたた経緯が無いからなんじゃないかと思うんだが、どうだろう?
ゲロアマや性格改変、またイタモノと言われるジャンルは、そうした趣味を理解し
ない方面からの攻撃を数多く受けて、強くなった。
強くなったと言うか「どうしてそうしたいのか」という部分を、ジャンルの中で深
めていった流れが有ったように思う。
「そうする事が妥当か否か」を証明し、外部に説明しようというのがはじめの動機
だっただろうが、そうした説明を試みる事は結果として単なる言い訳に止まる事無
く、「なぜ自分達はそうしたモノを好むのか」というニュアンスで、エヴァ本編の
解釈から切り離された「エヴァの二次創作作者・読者の精神分析」として、自分達
のジャンルそのものを理解する事に繋がっていった。
それは外部からの風当たりが強かった結果なのだが、なぜそうしたいのか理解した
上で、確信犯的にある傾向にこだわって創作するのは悪い事ではないように思う。
イタモノやゲロアマのような偏向したグループだけでなく、まっとうなLASもシリア
スなLRSも、お互いにお互いが対抗勢力として在ったが為に内部進化と分化が進んだ。
ジャンル内部での理解の深まりというのは、時に外部に対抗勢力、批判勢力が有る
からこそ育つものだと思う。対決スレがマジメな流れになった時に、どんどん有用
かつ興味深い意見・解釈が披露されるのを見ればそれは理解してもらえると思う。