ゼーレだが、何か?

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439対ぜーレ
我々は特務機関ネルフである。
我々ネルフは卑劣かつ醜悪なファシスト=ぜーレの企みに対して、階級的怒りを込めて
断固たる鉄槌を振り降ろすものである。

そもそも同志碇ユイらがこの世に残した「エヴァンゲリオン」とは、彼奴らの妄想する
ような人類の退化と憐愍主義とは遠くかけ離れた、偉大なる進化への遺産なのだ。それは
創造に関わった彼女ら自身がそこに宿っている事からも明々白々な確固たる事実と言える。
それをねじ曲げる行為は全ての人類への敵対であり、我々はこれを打ち砕く。

我々は一人の英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!!
ぜーレ及び、その配下のUNに比べ、わがネルフの資産は30分の1以下である。
にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか!?
諸君、我々ネルフの戦争目的が正義だからだ。
これは諸君らが一番知っている。我々は権限を奪われ、ゼーレの一機関とさせられた。
そして、ひと握りのぜーレが地球規模にまで膨れ上がった国連諸機関を支配して五十余年。
地球に住む我々が、自由を革新を要求して何度国連、すなわちぜーレに踏みにじられたか!?
ネルフが掲げる人類一人一人の自由のための戦いを神が見捨てるわけはない!
零号機パイロット、諸君らが愛してくれた綾波レイは死んだ。
なぜだ!?

(アスカ「…お子様だからよ」)

 新しい時代の覇権を、我らアダムに選ばれし者が得るのは必然である。
ならば、我らは襟をただし、この戦局を打開しなければならん。
我々は過酷な使徒との生存競争をくぐり抜け、ともに苦悩し、練磨して、今日の文化を築き
上げてきた。
かつて碇ユイは、人類の革新は、黒き月の民たる我々から始まると言った。
しかしながら、ぜーレのモグラどもは、自分たちが、人類の支配権を有すると増長し、
我々に抗戦をする。
諸君の父も子も、そのぜーレの無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。
この悲しみも怒りも忘れてはならない。それを綾波レイは自爆による使徒破壊という献身的
行為をもって我々に示してくれた。
我々は今、この怒りを結集し、ぜーレ及び使徒にたたきつけて、初めて真の勝利を得ること
が出来る。
この勝利こそ、戦死者すべてへの最大の慰めとなる!
ネルフの民よ。悲しみを怒りに代えて、立てよ!ネルフよ!!
われらネルフこそ選ばれた民であることを忘れないでほしいのだ!

優良種たる我らこそ人類を救いうるのである!ジークネルフ!!