加持だが何か質問あるかい?

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298加持リョウジ
>>282-285
>>287-290
潜入した時の話ね・・・ここだけの話だぞ。

ネルフ発足当時、戦自の諜報員にE計画の極秘ファイルと
あろうことかアダム・サンプルを持ち出されてしまった。
ファイルは仕方がないがサンプルだけは代わりがきかない。
急がなくてはただでさえ遅れ気味のE計画に多大な影響が出るだろう。
何としても取り返さなければならない、それも性急に、だ。
直ちに会議が開かれ、特殊監察部の一人が奪還の指令を受けた。
それが俺だ。

仲間の調査によりサンプルが運ばれたのは
新設されたばかりの某県の戦自基地内の研究所であることがわかり、
俺はそこへ向かった。
しかし基地内の情報は皆無に近く、かといってまさか
所内の人間に聞いてまわるわけにもいかない。
と、そこで俺は思い当たった。この事態を解決する方法を。

まず大学時代に学友たちを悦ばせた変装術で完全に少女になる。
そして仕事用の道具の入ったケースをかわいいくまさんのプリントされた布でつつみ、
俺はわざときょろきょろしながら所内を歩いた。
「ほえぇー、広すぎてどこだか全然わかんないよぉ。」
などと言っていると当然すぐ不思議に思った人間に声をかけられたが、
「えへへ、おとーさんにおべんととどけるの♪」
と答えれば誰もがああ、なるほど、といった顔をして俺を解放してくれた。
299加持リョウジ : 2001/02/11(日) 01:22 ID:???

研究所内に入るとさすがに人は減った。
人目につかないところで俺は幼児期のトラウマを思い出しちょっと目に涙を浮かべてから、
えぐえぐしちゃいながらようやく通りかかった男の前に姿を見せた。
「おっと・・・こんなところでどうしたんだい、お嬢ちゃん。」
「あのね、おとーさんにおべんともってきたんだけど、えぐっ、
どこにいるかわかんないの、えぐっ。」
「おとーさんは何かのさんぷる・・・?の研究してるの。」
これですべては解決した。

サンプルの場所さえわかれば問題ない。
研究員はガスで眠らせ、サンプルを奪取すると軽くスキップしちゃいながら
俺は研究所を後にした。
俺の姿を見ても誰一人怪しむ人間はいない。
弁当箱片手にスキップしている少女をほほえましく見つめる人々に
「えへへー。」と照れ気味に笑って見せながら、俺は脱出に成功した。

この功績により俺はネルフドイツ支部に配属された。

>>286


調


ニア加持さん ◎10カプセル