加持だが何か質問あるかい?

このエントリーをはてなブックマークに追加
190加持リョウジ

>>183
どうでもいいことに命まで賭けられるかい?
リッちゃんにまで俺の行動は知られていたし(第15話)、
そうなればいずれ消されることはわかっていた。
それでも俺が葛城に真実を伝えようとしたのは、
俺にとってそれが葛城にしてやれる唯一のことだと考えたからだ。

彼女は自分から父親を奪ったセカンドインパクトの真実を知るために
卒業と同時に俺と別れてネルフ(ゲヒルン)の一員となった。
それは彼女にとっての救いが誰かにそばにいる誰かに慰められることではなく、
自らの行動によって真実を突き止め過去を清算することだったからだ。

だから俺はその手助けをしようと思った。別にかっこつけるわけじゃないよ。
ほれてる女に自分ができることをしたいと思っただけだ。

シンジ君にいろいろと話をしたのは彼に葛城と同じものを感じたからだ。
彼は誰かに必要とされなければ生きる資格がないと考えていた。
しかしエヴァに乗ることで自分の価値を知る、ということは彼にとって
エヴァに乗らない自分には価値はあるのだろうか、という疑問を抱かせることになった。
最後まで彼はその答えを出せなかったようだけどね。

シンジ君のように明確にではないにしても男ならだれもが一度はそういった悩みを持つものだ。
かつて同じような悩みを持った大人として、彼に話をしたかったんだ。

・・・・・・照れるね、どうにも。