来るべき近未来、遂に闇の二大勢力が大激突!
ネルフ:
S2機関導入済
ロンギヌスの槍使用可能
EVA量産型投入可能
BF団:
ジャイアントロボ使用可能
幻惑のセルバンテス死亡前
ビッグ・ファイアは覚醒前
衝撃のアルベルト一人でネルフ壊滅に一票
十傑集が強過ぎるので勝負にならん。
4 :
幻夜 : 2001/03/21(水) 08:32 ID:???
「エヴァンゲリオン初号機、敗れたり!」
手伝ってやろうか? ただし、なんでも真っ二つだぞ
十常寺の命の鐘で百鬼夜行するレイの大群萌え〜
おい1。
少しは面白くなるようになんか設定したりしろよ。
どう考えてもネルフに勝ち目はないぞ。
8 :
1 : 2001/03/21(水) 17:09 ID:???
んじゃ、十傑集自身による白兵戦は禁止。
(GR2、ビッグゴールド、血風連等は可)
十傑集の出撃は一度に三人まで。
>>8 十傑集が戦えないとなると、今度はネルフが有利になるな。
何なんだろ、BF団って(w
俺も面白そうだから設定考えてみます。
大作君以外が動かしても能力をフルに発揮できるのか?
ジャイアントロボって。
あと、誰が動かすの?
あか〜い仮面〜
ますくざれっど惨状!
びば、チノウミ!
主なきEVAなどこんなものよ!
どうした?
EVA板の住人は精鋭揃いと聞いていたが?
>>14 少し待て!!
今ジャイアントロボを再び見ている最中だ!
…あ、アルベルトぉぉぉぉ!!(号泣
ジェットアローンはどうよ?
ネルフ製じゃないけど。
17 :
素晴らしきヒィッツカラルド : 2001/03/22(木) 13:24 ID:7rSES/cI
孔明センセー質問がありまーす。
BF団の各種ロボはEVAのナイフとかなぎなたとか
鉄砲の攻撃受けても平気な体ですか?
おじいちゃんはリウマチが酷くて温泉に湯治に行ってます。
銀鈴とミサト、熟女同士の修羅バトル。勝つのはどっち?
20 :
策士・孔明 : 2001/03/23(金) 10:58 ID:???
>18
我らのビッグ・ファイア様が三つの護衛団は恐らく平気だが、
草間博士やブラック博士が作った他のロボは保証の限りではない。
それにしても、カワラザキ殿ともあろう方がリウマチで働けぬ訳がなかろう。
実は、湯治と称して箱根方面に出撃していただいたのだ。
21 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/03/23(金) 11:30 ID:BIscz2Bc
22 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/03/23(金) 11:33 ID:xeCyymA6
ロボのDVDが売ってません。
>>19 銀鈴VSミサト
・年齢
銀鈴18、ミサト29。銀鈴の圧勝!
・家族
二人とも幼少時に父親を亡くしている。銀鈴には馬鹿兄貴がいる。ミサト辛勝。
・酒
銀鈴は未成年なので飲めない。よって、ミサト圧勝!
・ショタ喰い度
年齢差は、銀鈴-大作=6歳、ミサト-シンジ=15歳。ミサト圧勝!
・射撃
銀鈴は国際警察機構ではトップクラス。
ミサトも戦自の特殊部隊を拳銃で皆殺ししているので相当な腕前?
よって、引き分け。
ミサトやや優勢か?
大作って6歳なの? 小1?
>24
銀鈴の年齢から大作の年齢を引いたら6歳という意味です(多分)。
そうか、飲む・撃(打)つ・買うならミサト圧勝なのか。
>十傑集自身による白兵戦は禁止。
>(GR2、ビッグゴールド、血風連等は可)
>十傑集の出撃は一度に三人まで。
十傑集に何をしろって言うのだ?
直系の兄ちゃんが血風連を指揮して終わりか…
も少しルールを何とかしろ。
27 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/03/25(日) 02:28 ID:iwRLGl6U
ゾイド/0のBF団ならなんとか…。
裏ゾイドバトルをやってるやつらだろ(藁
>十傑集自身による白兵戦は禁止。
十傑集じゃないコ・エンシャク1人でも片が付く気がする…
ていうか彼らと戦えるのは東方不敗先生しかいません。
しかしGR2、ウラエヌス等の先行者ライクなロボットではエヴァに勝てる気がしない…
本編未出のガイアー、ウラヌスも又然り
BF団バランス悪いよ(藁
31 :
1 : 2001/03/25(日) 23:18 ID:???
>26,30
そうですね。なかなかバランスが難しいですね。
では、十傑集によるエヴァ直接攻撃は可にしましょう。
(笑)
その瞬間BF団の勝利です(藁
33 :
名無しが氏んでもおかわりはいるもの : 2001/03/26(月) 00:17 ID:MUx7fDPA
>>32 S2機関搭載後の初号機や量産機ならどうなるんだろう。
活動限界が無いとはいえ、勝負にならないか・・・・・・(鬱
十傑集一人一人の攻撃力がどのくらいなのか不明
>>34 スパロボで生身で使徒と互角に戦ってたが、それがまんざら誇張に思えないほど
強い。
>>20 孔明。いったい、何時になったら戦いが始まるのだ?
激動のじいさまが箱根温泉で茹であがってしまうぞ。
んじゃ、オーソドックスに主役級メカ対決といきましょうか。
場所:第三新東京市周辺
ネルフ側作戦目的:敵戦力の撃退
BF団側作戦目的:MAGIの占拠(破壊は不可)
ネルフ側戦力:
EVA零号機(レイ)
同初号機(シンジ)
同弐号機(アスカ)
戦略自衛隊の全面支援
BF団側戦力:
ジャイアントロボ(草間博士)
GR2(眩惑のセルバンテス)
GR3(自由課題)
十傑集はあと二人まで参戦可(ただし対人攻撃は不可)
その他、C級戦闘員若干名。
39 :
アスカ : 2001/03/26(月) 20:00 ID:???
GRシリーズ!
完成していたの?
40 :
草間 : 2001/03/26(月) 20:33 ID:???
行けッ!ロボ〜!
戦力分析
十傑集=EVA>GRシリーズ>戦略自衛隊
カギは、ネルフ側がいかにして十傑集を防ぐか。EVAで捉えきれるか?
あのちっこいのを。
まず無理。
アルベルトのおっさん一人で倒してしまうわ!
43 :
大塚署長 : 2001/03/28(水) 02:41 ID:???
MAGI占拠について考えてみる。
マスク・ザ・レッド一人で十分だよなあ。
MAGIにさえ気づかれそうに無いし、隔壁降りても無駄っぽいし。
44 :
エキスパート : 2001/03/28(水) 06:42 ID:VcOCiAq2
んじゃ、対十傑集要員に九大天王を追加するしか。
エヴァ板なのに、なぜ誰もネルフを擁護しないのか?
そりゃあ、十傑集の方が魅力的だからだよ君ィ!
前田慶次とかな
・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>38 戦自の地上兵力はロボの重火器で制圧。
航空兵力もGR3のため支援不能。
そして、湖中よりエヴァ初号機に迫るGR2!
シンジ「うわぁ!」
セルバンテス「言ったろう。子供には無理だと。」
シンジ「エヴァにのると、誉められるんだ。だから・・・。」
セルバンテス「残念だよシンジ君。私は君がとても好きだったのに。」
マヤ「初号機シンクロ率低下!」
ゲンドウ「どうしたシンジ?戦え!あれは敵だ。」
シンジ「できないよ。セルバンテスさん言ってくれたんだ。僕のこと好きって」
眩惑されたシンジの運命やいかに?(つづく)
>>49 それ以前にすでに本部で大暴れしている素晴らしきヒッツカラルド
「君達は運がいい。今日は特別でねぇ。」
外では零号機のロンギヌスの槍を七節棍で受け止めている
直系の土鬼が・・・。
54 :
53 : 2001/03/29(木) 18:06 ID:???
「直系の怒鬼」だった。
スマソ
十傑集はATフィールドバチンってぶつければ勝てるんじゃない?
ぷちって。
アンチATフィールドで補完されて、十傑集全滅。
>>52 調子に乗りすぎて硬化ベークライトに左半身埋め込まれてしまう
素晴らしきヒッツカラルド!
「た、助けてくれ・・・」
58 :
リツコ : 2001/03/30(金) 14:25 ID:???
無様ね
>>57 それを見てマスク・ザ・レッド。
「助けてやろう。」
ぐさ。
ってーか、ヒッツカラルドならベークライトぐらい問題ないな・・・
あれは次元転移して石と融合しちゃったから助けてくれだったわけだし・・・
司令をゲンドウじゃなくて静かなる中条にしたら、勝ち目も見えてくるな。
上手く仲間割れを誘うのもコツじゃないかなぁ
十傑集って、みんな仲悪そうだし
ネルフの女で釣るとか、偽手紙書くとか・・・・
あっ!!!!!!!!
こんな事書いてたら 今、ネルフが絶対に勝つ方法を思いついたぞっ!!
そうだ!!十傑集を全員大量にクローンすればいいだけの話ではないかっ!!
十傑集vs10083875傑集とか!!!
これなら勝ち目も見えてきたぞ!!
クローンにしても能力は引き継がれるのかな。
コ・エンシャクとか云うバランスを崩す元凶いるしなぁ。
と言うかカワラザキの念動力ってやっぱATフィールド関係ないのかな。
気になるよね。
静かなる中条のビッグバンパンチも止められちゃうのかな。
それは鬱だな。
コ・エンシャクなんぞ 我がネルフの誇る十八万人のヒィッツカラルドで楽勝だ
クローンが大人しく言う事を聞いてくれる、のか?
>>64 さぁ でも綾波の例も有るしなぁ
ゲンドウならなんとかなるんじゃない?
話はそれますが十傑集で一番強いのは誰でしゅか?
67 :
名無しが氏んでもおかわりはいるもの : 2001/03/31(土) 06:43 ID:9mE0fj4I
>>61物量戦に持ち込む作戦が面白い。ネルフが勝つには、やっぱり
クローン?
それに、イザとなれば最終平気「プチサードインパクト」だってある
見えてきたぞ ネルフの勝利が
69 :
68 : 2001/03/31(土) 07:07 ID:???
最終平気 ⇒ 最終兵器 でしたスマソ
クローン作ってもネルフの技術じゃ心がないもんなー。
サードインパクト起こすくらいなら自爆するような連中だし・・・。
>>51 ゲンドウ「初号機の制御をダミーシステムに切り換えろ!」
シンジ「と、父さん!何をしたの?」
エヴァ初号機「ガーッ!!」
>>71 「我にたてつく無法が者共、諸行を背負えば現世に還り。
聞けぇい!
生者必衰・命の鐘の響きあり!!」
(ゴーン)
>>72 青葉「ダミーシステム、ダウン!」
日向「初号機、完全に沈黙しました!!」
冬月「(どうする、碇?)」
ゲンドウ「裏ダミーシステム、由美カヲルに切り替える」
>>74 十常寺「ぬぅ、斬!」
(光の中に美少年が浮かび上がる)
カラン
(命の鐘が柄から落ちた音)
十常寺「い、否、否、否、否、否、否、否、いなぁっ!!」
BF様を攻撃してしまったと勘違いして十常寺、戦線離脱。
問題無い
>66
最強はわからないが、最弱は「素晴らしきヒィッツカラルド」というのが定説。
カワラザキは元リーダー、ハンズイは現リーダーなのでかなり上位でしょう。
アルベルトとセルバンテスは親友だったらしいので、ほぼ互角か?
ちなみに「白昼の残月」は一番の新入りらしい。
それでもヒィッツカラルドって相当強いよなぁ。
>>60 中条長官「呉君。本当に・・・。」
呉学人「嘘つき・・・。」
(バキューン)
呉先生の作戦では勝てる戦も勝てないと思う・・・。
そういえば、ジャイアント・ロボで庵野が担当したのはどのあたりなのかな?
イワン「エヴァンゲリオン・・・・
ケースが完全に敵の手に落ちました」
アルベルト「そろそろあの碇シンジという少年を本気で始末する必要があるか・・・
幻夜「ふっふっふ十傑集ともあろうお方が情けない
Mr.アルベルトこちらにはまだサンプルが2つある
そう、2つでもあればエヴァンゲリオンなど敵ではありません」
イワン「貴様!アルベルト様に無礼ではないか!」
コ・エンシャク「・・・・・・・・・・・・・・・」
イワン「くっ・・・」
幻夜「まあまあお目付け役のコ・エンシャク殿を困らせることもないでしょう
私のコードネームは幻夜・・・そう美しい幻の夜
それを忘れなければよいこと」
アルベルト「イワン・・」
イワン「はっ・・・・」
幻夜「ケースは後から取り返すということでかまいません
予定通り地球の静止作戦を敢行しよう」
アルベルト「うむ・・」
アルベルト&幻夜「われらのビッグファイアのために」
84 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/04/02(月) 05:32 ID:ty52X7M6
>>79 銃弾を浴び、LCLに沈むが生死不明の知多星。
底に沈んでいたEVAを引き上げると肩に不自然なオレンジ色の塊が(W
そこに十傑集の攻撃、ピンチに陥るEVA、その時、肩の謎の物体から
飛び出したモノが攻撃を受け止める!
「こ、これは巨大扇子!!」
>>75 トウジの参号機がGR2を牽制している間、何とか後退して収用される初号機。
エントリープラグから出て呆然と戦いを眺めているシンジ。
そんなシンジに声をかけようと加持が近づくが、
突如、高らかな笑い声が!
加持「あれは・・・十傑集、マスク・ザ・レッド!」
86 :
レッド : 2001/04/03(火) 16:47 ID:???
「いかにも。だが、私だけではないぞ。見よ!」
>>87 版権の問題からそれはNGですよ!
マスク・ザ・ブルーかなんかにしなきゃ!!
89 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/04/04(水) 00:30 ID:bKBo0Pb.
バビル2世一人で勝てないか?
>>83 同時刻、アメリカ・ネルフ第二支部
加持「しまった!遅かったか」
シルエット「ふっふっふっふ・・ご苦労だったね、特務機関ネルフ
特殊監査部所属、加持リョウジ」
加持「貴様か!こんなむごいことを」
シルエット「ふぉっほっほっほっほっほ」
加持「!? まっ、まさか・・あなたは!? 葛城博士!」
葛城博士「・・・復讐だ・・・」
加持「まってください!博士!・・・第二支部が消えていく・・・」
>89
バビル2世=ビッグ・ファイア様です。
ちなみに実力は、ビッグ・ファイア>>十傑集だそうです。
白影だってつけておらんぞ。
つーか、大凧マスターはワシ一人で充分じゃ。
レッド「エヴァのパイロットめ、踏み砕いてくれるわ!」
ビッグゴールドでシンジに迫るマスク・ザ・レッド。
辛うじてエレベーターに乗り地下に逃れるシンジ。
そのとき、ビッグゴールドが地面を踏み抜いてしまう。
レッド「なにぃ?」
ジオフロント内に落下するレッドとビッグゴールド。
レッド「こんな所が空洞になっているとは・・・む!」
ネルフ本部に気付くレッド。
レッド「(ニヤリ)」
95 :
孔明 : 2001/04/04(水) 16:14 ID:???
>>94 おやおや、十傑集マスク・ザ・レッドともあろう御方が、
そんなことも御存知なかったとは・・・。
96 :
混世魔王・ハンズイ : 2001/04/04(水) 21:02 ID:gd5wRSYk
>94
「うむ、さすがはマスク・ザ・レッド。
よくぞ、あの装甲板を一撃で踏み抜いた。」
97 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/04/04(水) 23:59 ID:lfHL4tMY
>91
うん、だから、バビル2世だけでネルフ潰せるでしょう。
樊瑞「十傑集と同格の策士にしては意外と安っぽい男だな」
孔明「人に好かれるのは苦手ですが 疎まれるのは馴れています」
「混世魔王どの、どうやらあなたは私が期待した通りの人のようだ」
「これ何もかも人の心も流し動かす策士のわざなり、何もかも私の思うがままだ!
うははははは!」
樊瑞(…そう 彼の第一印象は『嫌な男』だった…)
>>94 本部に侵入し、発令所に迫るレッドのビッグゴールド。
青葉「ここに来ます!」
と、横からEVA初号機が体当たりでビッグゴールドを射出機のリフトまで
押し出す。
シンジ「ミサトさん!!」
ビッグゴールドごと初号機を射出するミサト。
レッド「おのれ、エヴァンゲリオン初号機」
>99
で、暴走初号機がマスク・ザ・レッドを喰っちまうのか?
101 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/04/07(土) 00:51 ID:QNZdI/JE
>100
さすがの初号機も食中毒
マスク・ザ・レッドは毒かよ!?
レッドを食べて忍術をマスターする初号機
四つん這いになりガマガエルに初号機
105 :
セカンドインパクトの惨劇 : 2001/04/12(木) 13:29 ID:I1FRozD2
シンジ「セカンドインパクト?」
イワン「おや、知らないのか?」
ミサト「やめて!」
イワン「いいではないか。15年前、人は神様を拾ったのだ。しかし、
その解析は遅々として進まず、期待が大きかったぶん落胆もまた激しかった。
そんな中、遂にある血気にはやった調査隊がせっかく拾った神様を
消滅させてしまったのだ。わが祖国と共に(落涙)・・・。
傑作じゃないか。我々BF団でもここまではやらないさ。」
ミサト「誰一人として予想することのなかった初号機の異常
15年前に発掘された使徒といわれるアダムの謎の暴走現象
誰もがその記憶から消し去ってしまいたいと願うセカンドインパクトの惨劇を思い出させるに
十分な事件でした
そしてそれはただの不安な予感には終わらず、紛れもない現実となってその姿を
私たちの前に表したのです
そう15年の沈黙を秘めた黒いアタッシュケースとして…」
シンジ「はい。S2機関です。」
一同「!」
ば、馬鹿なS2機関は15年前のあの悲劇をきっかけににその全てを破棄されたはず・・・!
アスカ「でも、驚いたな。
S2機関はは完全に解体されたと思ってたのになぁ」
レイ 「えぇ…」
アスカ「いくら完全コーティングしてあるからったって
こんなに側に残ってるとはね…」
レイ 「こいつは…少しばかり厄介ね」
リツコ「だが事実、これは私たちの目の前にあるでしょ。
つまり、母さん…いえナオコ博士は本当に生きていらっしゃることになるわね」
ミサト「いいえ、そんなはずは…」
リツコ「では、このサンプルは15年間どこでどう生き延びて
これを作ることができるのは赤木ナオコ博士ただ一人
それはミサト、アナタが一番よく知っているはずよ。
確かに私もこのケースの中を見た時は半信半疑だった
だがこのサンプルを使えばこれから向かう新第三東京の地が全てを
答えてくれるはず
ならば10年前の汚名を晴らすことができるのではないかと……」
日向「大怪球はアメリカ第二支部を消失させた後、周囲を
アンチATフィールドに巻き込みながら東進中です。」
リツコ「大怪球が通過した後は、細菌レベルに至るまで
全ての生物が消失。すでにセカンドインパクト
以上の惨状になりつつあるわ。」
アスカ「で、大怪球様は絶好調で太平洋横断中と言う訳ね。」
青葉「このままの進路ですと約12時間後には第三新東京市上空に到達します。」
ミサト「MAGIの回答が出たわ。現有の全戦力をもって大怪球を新横須賀で
水際迎撃します。」
リツコ「どうやって?」
ミサト「大怪球を墜とすには、アンチATフィールド範囲外の超長距離からの
超高出力陽電子砲による一点狙撃しかないわ。
アスカ、あなたが狙撃手よ。」
アスカ「当然よね!」
ミサト「レイ、あなたは弐号機の直衛にまわってちょうだい。」
レイ「・・・了解。」
シンジ「・・・あの?」
ミサト「ああ、シンジ君。」
シンジ「は、はいっ!」
ミサト「初号機及びパイロットは速やかに本部に帰投。別命あるまで凍結処分と
します。」
シンジ「!ど、どうして?」
ミサト「碇司令の命令なの。わかって・・・。」
シンジ「父さんの?」
シンジ「とうさん、どうしてなの?」
ゲンドウ「・・・」
シンジ「こんなの納得いかないよ!」
ゲンドウ「・・・」
シンジ「答えてよとうさん。それとも今更初号機のS2機関が恐いの?」
ゲンドウ「・・・答える必要はない。帰れ!!」
シンジ「とうさん・・・。」
イワン「それでもセーヌは流れる…か。しかし新参者がリーダーとはいえ確かに
よくできた作戦ですなぁ…セカンドインパクトの記憶でやつらをパニッ
クにさせあのサンプルでS2機関をこちらの自由にし敵の手足をもぎ取っ
て、第3新東京を人質代わりに世界降伏を迫る…なるほどね…。ま、お
かげで私たち以外のBF団員も身動きできなくなったのには困ったものですがね」
アルベルト「なぁイワン、少し変だとは思わんか…」
イワン「はぁ?」
アルベルト「なぜ我々のボス、ビッグファイアはあのような物ばかりお作りになるのだ?」
イワン「そりゃもちろん、世界征服のために…」
アルベルト「だが、我々にさえ秘密裏に作られたエヴァはS2機関でその恐怖をよみ
がえらせ、大怪球は全ての生き物を補完していく! これは我々BF団
にとっても危険なことではないのか?」
イワン「アルベルト様! 十傑集ともあろうお方が何ということを! そのような
お考えはボスへの反逆に!」
アルベルト「イワン!! てぅわぁぁぁぁ!!!」
衝撃波をイワンに向けて放つアルベルト
イワン「うわ!」
しかしイワンには当たらず、地面に当たりものすごい衝撃と音があたりにこだまする
イワン「失礼しました! 私ごときが意見するなど…」
アルベルト「ふん…ただのねずみだ…まあいい。いくぞ!」
二人が去った後、粉塵と共に西瓜の皮がヒラヒラと舞い落ちてきた…
ミサト「シンジ君?」
シンジ「また独りぼっちになったみたいだ・・・。
EVAに乗らなければ僕には何の価値もないんだ・・・。」
ミサト「シンジ君はお父さんのことをどう思っているの?
(新横須賀へ向かうVTOLに乗りこむ)
私はねぇ・・・。」
(VTOL発進の轟音にかき消されて何も聞こえない)
シンジ「(あんな父親なんて・・・)」
トウジ「センセー、何しけた顔してるんや?」
シンジ「べ、別になんでもないよ。」
ケンスケ「じゃあさぁ、ちょっとつきあえよ。」
シンジ「?」
青葉「大変です!第七ケージで凍結中のEVA初号機が行方不明です!!」
一同「!」
冬月「最悪の事態だな。」
ゲンドウ「ああ・・・。」
レイ「まずいわ…。敵の動きが速くなった…」
幻夜「いよいよ箱根か…。
15年前と同じようにアダムがあれば、こんなにも手間がかからずに
すんだものを…。だがまあいい貴様等がこの美しい夜を手にしたのは
誰のおかげだったかを思い出させてやる!」
日向「大怪球、相模湾内に侵入。」
ミサト「(ヱビスビールを飲みながら)まだよ。」
アスカ「陽電子砲、エネルギー充填完了!」
ミサト「(空になった缶を名残惜しそうにあおって)
まだまだ。もっと引きつけて。」
レイ「大怪球、目視で確認。」
(ミサトが陽電子砲発射の命令を下そうとした瞬間、
送電車両が爆発する)
ミサト「何?」
マヤ「横須賀湾内、大怪球のアンチATフィールド内に入りました」
ミサト「よぉし電源切り替え! セッティング急ぐのよ!
世界の命運、この一戦にあり! なーんてね」
レイ「アスカ、超高出力陽電子砲の狙撃ポイントはMAGIからの指示に従って…。
私は弐号機を守るわ。受信バンド数をコード1300にセットします」
アスカ「OK! ファースト」
マヤ「AからF地点充電完了」
ミサト「タイムリミットは?」
日向「後10分」
毛先カール子「エネルギーパイプラインはつながりましたか?!」
青葉「GからM、QからZ地点完了」
マヤ「残すは、N、O、Pのみ」
レイ「…間に合う。全機ポイント確認、予想進路チェック」
青葉「大怪球、予想進路Dを進行中! 作戦ポイントまで、3353」
アスカ「ようし! 目標ロック!」
リツコ「しかし、さすがはミサトね。奴に対してこんな方法をまた使うとは
思いもよらなかったわ」
ミサト「そうね、これだけの遠距離から攻撃すればアンチATフィールドも
関係ないわね」
レイ(ヤシマ作戦を思い出す…あのラミエル戦の時もこの作戦が、
強敵だったラミエルを倒した。今度もうまくいってくれればいいけど…)
120 :
119 : 2001/04/19(木) 13:15 ID:???
>>118 スマソ! 被ったみたいだね。
そっちの方を優先させてくれ…。
逝ってくるです…。
121 :
118 : 2001/04/19(木) 13:16 ID:???
やべ、かぶった。
122 :
118 : 2001/04/19(木) 17:10 ID:???
>>120 少し矛盾するところはありますが、
117−>119−>118ということにしませんか。
>>118 (燃え上がる電力中継車両群)
ネルフ職員A「貴様ぁ!」
イワン 「さよう・・・ビッグファイアのエキスパート、
オロシャのイワン。」
ネルフ職員B「おのれ、せっかくの作戦を。」
イワン 「いいか、よく聞け。
貴様らがどんな小細工をしようとも、無駄なこと。
我々の敵ではない。大人しく見ていてもらおうか。
ウラエヌスぅっ〜!」
(ネルフ職員を蹴散らして地中からウラエヌスが出現)
124 :
120:2001/04/20(金) 13:39 ID:???
>>122 了解です。
少々の矛盾は今川作品ではよくあることです。
お互いノリ良く突っ走りましょう!(w
(次々に破壊される送電設備)
ミサト「弐号機は?」
アスカ「今、動ける訳ないでしょ!」
ミサト「零号機は?」
日向「ダメです!弐号機と陽電子砲本体を守るのが精一杯です!」
ミサト「なんてこと!」
リツコ「せっかくの作戦も、これで終わりね。」
イワン「ハハハ。今日こそBF団の勝利だ。貴様らにはもう打つ手がない!」
(突然、警報が鳴る)
イワン「どうした、ウラエヌス?」
トウジ「センセ、ひとつお強いところを見せてんか。」
(横ではケンスケがビデオカメラと格闘している)
ミサト「あの子達!」
アスカ「ということは・・・。」
レイ「・・・来るわ。」
イワン「出たな!エヴァンゲリオン初号機!!そして・・・碇シンジかっ。」
シンジ「殺れっ!エヴァ!!」
イワン「いくぞ!
(エヴァに突撃するウラエヌス)
シンジ「くっ……。叩け! エヴァ!」
イワン「潰せ! ウラエヌス!」
(逆に吹っ飛ばされるウラエヌス)
イワン「うわぁぁぁ! 寝返ったとはいえ、さすが我がBF団のロボット!」
(ウラエヌス、エヴァに攻撃を仕掛ける)
イワン「なぁ、ATフィールドか! ならば! 地下から攻撃だ!
んお! どうした!しまった! 彼に近づきすぎた!」
シンジ「今だ! エヴァ!」
グォォォォン!
(エヴァのプログナイフがウラエヌスを貫く)
イワン「うわぁぁぁ! こちらイワン、これまでです。ビッグファイアのために!
後は頼みます!」
アルベルト「ビッグファイアのために」
(爆発をするウラエヌス)
アスカ「やった!」
レイ「だけど!」
トウジ「本当の相手は!」
シンジ「あいつだ! あの大怪球ナオコだ!」
シンジ「(そんな・・・)」
トウジ「嘘やろ!」
レイ「・・・」
(がいしゅつだが)
幻夜「エヴァンゲリオン初号機、敗れたり!」
日向「とどめを刺すつもりか?」
幻夜「他愛のないネルフの木偶人形め。うぉっ?」
(突如、激しい閃光に包まれる大怪球)
(陽電子砲を撃ち終える弐号機)
アスカ「何ぼっとしてるのよ!次いくわよ!!」
幻夜「イワンのバカめ!まだこれだけの電力を残していたとは・・・。」
マヤ「アンチATフィールドの消滅を確認」
青葉「やったか?」
(爆炎が薄れてゆく)
マヤ「大怪球、完全に沈黙・・・いえ、内部に動力反応!」
一同「!」
冬月「再度侵攻は時間の問題か・・・。」
ゲンドウ「現地指揮官に連絡。撤収だ。なお、作業は初号機の回収を
最優先とする。以上だ。」
現在確認されているBF団巨大兵器(OPロボ群除く)。
・ネプチューン(三つの護衛団)
・ガルーダ(三つの護衛団)
・念動力ロボ・ウェラヌス(十傑集 激動たるカワラザキ コミック版)
・岩石生物・ビック・ゴールド(十傑集 マスク・ザ・レッド)
・怪ロボット・モンスター型(十傑集 命の鐘の十常寺)
・怪ロボット・ファイアU世型(十傑集 命の鐘の十常寺)
・怪ロボット・VL2号型(十傑集 命の鐘の十常寺)
・神体・ガイアー(不明、ジャイアントロボのライバル 今川設定)
・大怪球・フランケン・フォン・フォーグラー(A級 幻夜)
・怪ロボット・ギャロップ(A級 幻夜)
・怪ロボット・ウラエヌス(B級 オロシャのイワン)
・維新龍・暁(C級 Qボス)
・維新龍・白瀧(C級 Qボス コミック・小説版)
・ジャイアント・ロボ1号機(GR計画)
・ジャイアント・ロボ2号機(GR計画)
・ジャイアント・ロボ3号機(GR計画)
怪ロボット系以外には勝てそうにないな。
>>129 アスカ「もう、しつこいわね。まだくたばってないの?」
ミサト「陽電子砲への電力再充填まであとどのくらい?」
日向「かなり送電設備がやられましたから、先程と同出力でもあと二時間は。」
ミサト「そう・・・。全作戦部隊に伝達。撤収するわ。」
日向「・・・了解。全作戦部隊は現状を自動に切り替え、第一埠頭に係留中の
空母オーバーザレインボーに乗艦、洋上に退避せよ。」
ミサト「アスカ、あなたはギリギリまでここで敵を威嚇・牽制していて。」
アスカ「OKミサト。やってやろうじゃん!」
ミサト「レイ、あなたは零号機で私と初号機の回収に向かって。」
レイ「了解。」
(秘匿回線で)
アスカ「ファースト、頼みがあるの・・・。」
何故かミサトの手にあるアタッシュケース
それを大モニターで確認する幻夜
幻夜 「あれは……。」
さらにズームアップする画面
幻夜 「間違いない、第3のサンプルだ。」
シンジ「に、逃げなきゃ・・・。エヴァが動かない!どうして?
動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、
動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け・・・はっ!」
(外部モニタに不敵な笑みをたたえた十傑集・衝撃のアルベルトが映っている)
シンジ「ひぃぃ・・・。」
(カメラを破壊され砂嵐になるモニタ画面)
アルベルト「ふん」
ミサト「シンジ君…あぁ!」
アルベルト「女、妙な動きは無駄なことだぞ…。
お前はちと厄介だ。せめて両手は出しておいてもらおう」
ミサト「………」
(持っているアタッシュケースと銃を地面に置くミサト)
アルベルト「ずいぶんと危ないモノを持っているな…ん?!
お前の持っているのは例のケースだな。小僧の首を吹き飛ばされたく
なければ素直に渡してもらおうか!」
ミサト「…分かった点その代わりその子には手を触れないで」
(アタッシュケースを拾いアルベルトに渡そうとするミサト)
アルベルト「ふっふっふっふっふっ…ん?!」
(ミサトはアルベルトの目の前でアタッシュケースを咄嗟に開けた)
アルベルト「うわぁぁおぁぁ! こ、これは硬化ベークライト?!」
ミサト「そうよ…万が一に備えてダミーも用意してたんだけどこんな所で
役に立つとは思わなかったわ!」
(アタッシュケースから硬化ベークライトが吹き出し、アルベルトを固めていく)
ミサト「行くわよ! シンジ君…」
シンジ「あっ、はいミサトさん」
アルベルト「貴様ぁ! ぬわぁぁ…」
(アルベルト、全身が硬化ベークライトで固められてしまう)
ミサト「その前に…っと!」
(ミサト、地面に置いた銃を拾い全弾アルベルトの頭部にぶち込む)
ミサト「さすがのアンタも頭がなきゃ生きちゃいないでしょ。本物はこっちの
ケースの中にあるのよ。さあシンジ君急ぎましょ!」
(突如、ベークライトで固められたアルベルトが爆発する)
アルベルト「女ぁっ!」
(亀のようにシャツの中へ引っ込めていた首を出す)
アルベルト「もう容赦はせんぞ!!」
(衝撃波を放つアルベルト)
レイ「逃げて!早く!!」
(ミサトの盾になる零号機。一撃目はATフィールドでしのぐ。
しかし、二撃目をまともに食らい、右腕を吹き飛ばされる。)
(瓦礫の山に沈む零号機。電力供給ケーブルも切断してしまう。)
アルベルト「(ぜーはーぜーはー)」
(幻夜から通信が入る)
幻夜「ミスター・アルベルト。あの女が持っていたケースは、
間違いなく本物のサンプルだ。必ず手に入れてほしい。」
アルベルト「(通信を切って)新入りの若造がいちいちうるさいっ!」
(ミサトを追う)
(空母オーバーザレインボーCIC内)
日向「零号機、右腕損傷。電源ケーブルも切断されました。」
リツコ「零号機による初号機の回収は無理ね。
レイを帰還させて。シンジ君はどう?」
日向「シンクロ率が二桁を切ってます。
このままでは立つこともできないでしょう。」
リツコ「(どうするのミサト?)」
トウジ「シンジぃ! ミサトさーん! おぉ! シンジとミサトさんははどないした!」
ネルフ職員「じ、十傑集に追われている…」
トウジ「な、なんやて!!
アルベルト「女め…うまく隠れよる。ふん…だが今いぶりだしてやる! とぇやぁぁぁぁ!」
(衝撃波で無差別に破壊しまくるアルベルト)
ミサト「くっ!」
アルベルト「そこかぁ! ん?!」
戦自「撃て撃て撃て撃て撃て撃て〜!!」
(近くにいた戦略自衛隊がアルベルトに向かい銃を乱射)
戦自「うわぁぁ!」
アルベルト「ふん!」
(アルベルトの体当たりで戦自全滅)
アルベルト「あれでも侵害のつもりか! 所詮、日本の自衛隊などこんなものだぁ!
さぁて決めてやる! ふわぁぁぁぁ!!」
(アルベルト、ミサトに衝撃波を放つ)
ミサト「さっきの十傑集、それに新手…は! きゃぁぁぁ!」
(ミサトのペンダントの十字架を見て驚く幻夜)
アルベルト「てこずらせてくれたな、女。」
(倒れているミサトに近づくアルベルト。)
アルベルト「ん?」
(ショックでアタッシュケースのふたが開いている。)
アルベルト「ほぅ、これが例のサンプルか。どれ。うぁぁっ!」
幻夜「どうした?おっ!」
(アルベルトの右手がサンプルと融合してゆく)
アルベルト「うぉぉっ!」
(左手から衝撃波を出して強引に右手を引き抜く)
アルベルト「(ぜーぜー)」
(一瞬のスキをつき、零号機がミサトとケースをつかみ去ってゆく)
アルベルト「待て待てぇい!おおっ?」
(零号機が去ってゆく方向から激烈な艦砲射撃が来る)
トウジ「撃て撃てぇい!いてまえ!!ぱちき食らわしたれ!!!」
アルベルト「えぇい! うっとうしぃ!
こうなれば、その骨董品の船ごと落としてくれるわぁ!」
幻夜「そこまで!!」
アルベルト「ん? どうした?」
幻夜「作戦を多少変更したい…そう、ケースを取り戻す前新横須賀の地を破壊する!」
アルベルト「なんだと貴様……」
幻夜「本気です…ミスターアルベルト」
(再び行動を再開する大怪球)
幻夜「ご覧のように大怪球はすでに行動を開始しました」
アルベルト「貴様! あれをやるつもりか!」
幻夜「さしもの大怪球も甚大な被害をこうむってしまった。
回復するまでいましばらくの猶予が必要だ。」
アルベルト「フン!好きにしろ。」
幻夜「どこへ行く?」
アルベルト「ちょっとした忘れ物だ。
心配するな、集合場所には遅れずに行く。」
(振り返るアルベルト)
アルベルト「それに、あのサンプルにはもう一度お目にかかりたいからな。
なにしろ、珍しい物を見せてもらったからな。」
(右手を握りしめるアルベルト)
143 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/04/28(土) 07:51 ID:z.Q9l1h2
(オーバーザレインボウに着艦する零号機)
ミサト「シンジ君、敵はみんな行ってしまったわ。
だから、安心して初号機で戻ってらっしゃい。」
(初号機のエントリープラグ内で嗚咽しているシンジ)
シンジ「ダメなんですよ。さっきから何度もやってるのに。
エヴァも動かせなくなって・・・。
ボクなんて何の価値もないんだ。
やっぱりボクはいらない子なんだ。
また捨てられちゃうんだ・・・。
ボクなんていないほうがいいんだ。」
レイ「甘えないで。それでは彼女があそこに残った意味がなくなるわ。」
シンジ「!アスカ?」
しかし、このスレ見事に厨房ばっかだな・・・
test
(アスカの回想)
レイ「いいのね、それで。」
アスカ「あったり前じゃないのよ!もし、このまま初号機が
ここでやられちゃってみなさい。事はS2機関。
セカンドインパクトどころの騒ぎじゃないわ。
それに、今日まで使徒やBF団と闘ってきた私まで
とんでもない悪者にされるのよ。」
レイ「そう。」
アスカ「勘違いしないで!私はネルフや世界のため、ましてや
バカシンジなんかのためここに残るんじゃないわ。
あいつにもう一発喰らわしてやらなきゃ気がすまない
だけなんだから。」
レイ「わかったわ。」
アスカ「あーあ、やっぱりあんたなかに頼むんじゃ無かった。」
(陽電子砲の前の坂の階段を隻眼の紳士がゆっくる登って来る)
アルベルト「ドイツ支部以来だな。」
アスカ「もうお目々の方はいいのかしら?」
アルベルト「ふっ。お互い手は知り尽くしている。恐らく勝負は一撃で。」
アスカ「十分!」
アルベルト「思えば貴様とも長いつきあいだったな。」
アスカ「どうやら今日は本気らしいわね。」
アルベルト「問答無用!決着をつける!!」
アスカ「(さっさと逃げなさいよバカシンジ。
みんなあんたを待ってるのよ。)」
148 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/04/29(日) 09:35 ID:qgaR.maw
シンジ「わかったよ、アスカ。
今までボクは一人ぼっちだと思ってた。
でも、それはちがってたんだ。
だって、ボクのまわりにはアスカ、レイ、リツコさん、マヤさん、
それにミサトさん、みんながいつも一緒だったんだ。
でも、このままじゃみんな死んじゃうんだよ。
そんなの嫌なんだよ。もう、一人になるのはヤなんだよ。
だから頼むよ、もう一度動いてよ。
みんなのところへ一緒に帰るんだ。
エヴァンゲリオン初号機!立つんだぁ!!」
(一進一退の攻防を続けるアルベルトと弐号機)
アスカ「このぅ! てぇい!」
アルベルト「ふあ! せやぁぁ!」
アスカ「はぁはぁ…(恐らく次の一撃で…)
アルベルト「生半可な攻撃では弐号機のATフィールドを貫くことはできんか…
(それなら次の攻撃で…)
アスカ「ATフィールドぉー全開!!」
アルベルト「ぬぉおおおおお!! でりゃぁぁあ!!」
(お互い空中に飛び交差…そして着地)
アスカ「……」
アルベルト「……」
アスカ「ぶ、ごふっ!」
(穴の空いた脇腹を押さえて座り込む弐号機と吐血するアスカ)
アルベルト「とったぞ!」
アスカ「いーや、アンタの負けね!!」
(陽電子砲を指さしほくそ笑むアスカ)
アルベルト「貴様! このわしとの勝負よりも! そんなものを守って!」
アスカ「これがアタシの役目なの。
ねぇシンジ…それでいいのよ。
アンタは一人じゃない…みんなと一緒に戦うその気持ちを忘れないで」
150 :
しまった:2001/04/30(月) 16:55 ID:???
>>148 シンジは綾波のこと「レイ」なんて言わなかった。
卯津田志乃鵜・・・
151 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/04/30(月) 19:03 ID:R6LQzwUw
(大きな弧を描いて跳躍する初号機)
日向「初号機、飛行甲板に着艦しました。」
ミサト「・・・直ちに新横須賀海域より全速離脱。」
シンジ「そんな・・・アスカは?」
(大怪球の周囲が光に包まれてゆく)
アルベルト「クッ。」
(陽電子砲第二射がオートで発射される。大怪球の光が一瞬縮小する。)
アスカ「あんたも一緒に行く?」
アルベルト「何を言う惣流!わしは納得いかんのだ。
貴様との決着がこんなものでよいはずがあるまい!」
アスカ「未練たらしいわね。男のくせに・・・大人のくせに・・・。」
(再び大怪球の光が新横須賀を包んでゆく。)
(辛うじて離脱してゆくオーバー・ザ・レインボウ。)
シンジ「アスカぁーッ!」
マヤ「新横須賀のサンプルからデータ来ます!」
青葉「アンチATフィールド発生への第一現象、
S2機関の共鳴による虚数空間の発生です。」
冬月「わずか二つのアダムのサンプルでか。やはり彼が?」
ゲンドウ「ああ。」
(LCLの海と化した相模湾を南下するオーバーザレインボウ)
(突如警報が鳴る)
日向「本艦艦尾に侵入者あり!」
一同「!」
日向「敵は鎧の奴です!」
トウジ「来やがったなBF団!」
レイ「ねぇ…」
トウジ「ん? なんや?」
レイ「あなたはここに残って碇君を守って」
トウジ「ん? は! 任せてとけ!」
レイ「…船の舵は自動に選択。みんな打って出ます。
ねえミサト…もしもの時、そのケースを持って碇君と一緒に逃げて…。
どこでもいいできるだけ遠くへ…そして命尽きようとも守ってあげて」
ミサト「分かったわ…レイ」
シンジ「あ、あや…」
レイ「碇けん、ほんの少しの間だったけど楽しかった…。
だから、絶対に生き延びて…」
シンジ「綾波…」
(レイ、シンジに微かな微笑みを向けると同時に振り返る)
レイ「……ではいきます」
日向「えぇ、僕もですか? (やけくそ気味に)全員旋回!」
レイ「みんな…絶対にブリッジに近づけてはダメ」
レイ、キャラ変わりすぎ、
つか、「碇けん」て何だ?(藁
リツコ「よりによってエンシャクとは・・・厄介ね。」
(炎と煙が充満する格納庫内にたたずむコ・エンシャク。)
(その後ろにはネルフ職員の屍が累々と道を作っている。)
日向「アスカの仇をとらしてくれよ!」
(正面からコ・エンシャクに斬りかかる零号機。しかしあっさり返り討ちに。)
コ・エンシャク「(驚愕の表情)」
(破裂する零号機のダミーバルーン。)
(背後からプログナイフでコ・エンシャクを串刺しにする零号機。)
レイ「かかったわ。」
(平然と首だけ回して零号機に振り向くコ・エンシャク)
レイ「!」
(次の瞬間天井に叩きつけられる零号機)
158 :
そのころブリッジでは:2001/05/07(月) 23:55 ID:hFD3LHJI
葛城博士「そのケースを返してもらおう。」
ミサト「その声は・・・まさか!」
葛城博士「フッフッフッ。」
ミサト「お父さん!」
葛城博士「やはりお前だったか。さあ、帰ってこい娘よ。
そして、そのサンプルを、ケースを私に返すのだ。早く!」
トウジ「われ、いてもうたろかーっ!(金属バットで殴りかかる)」
葛城博士「ふん。(怪しい術をかける)」
トウジ「か、体が動かれへん。」
葛城博士「さあ、娘よ。」
ミサト「あなたは私の父親なんかじゃない。
S2理論に魅入られ、母親と私を捨てたあの男は、南極で死んだわ。」
葛城博士「な、何を言う!」
コ・エンシャク「(飛行甲板から無言でブリッジを見つめている)」
(零号機が舷側エレベーターから現れる)
レイ「そう。その先はブリッジ。でも、あなたはあそこにたどりつけないわ。
私が行かせないもの。」
(舷側エレベーターからコ・エンシャクとブリッジの間にジャンプする零号機)
(その反動で大揺れするブリッジ)
ミサト「あっ!(衝撃でケースを手放してしまう)」
(床に転げ落ちてケースのふたが開く。姿を顕にする胎児状のアダム。)
葛城博士「間違いない!サンプルだ!!サンプル、サンプルだ!!!
あひゃひゃひゃ、アー私のサンプルだ!!!!」
(どんどん若返っていき、セカンドインパクト当時の姿になる葛城博士)
ミサト「ま、まさか。」
(更に若返り、幻夜の姿になる)
幻夜(=葛城博士)「これでサードインパクトをおこすことができるぞ。」
ミサト「そ、そんな。」
シンジ「渡さないぞー。」
(ブリッジの窓いっぱいに初号機の顔が迫る。)
シンジ「そのケースを守ってみんな死んでしまったんだ。アスカも・・・。
渡すものかー!」
(ブリッジの窓を突き破って幻夜をつかむ初号機)
幻夜「エ、エヴァンゲリオン初号機・・・。」
(コ・エンシャクの鞭に足をとられて転倒する零号機)
レイ「(ブリッジに取り付く初号機を見て)そう。あとはお願い。
碇君を守って。」
(零号機のコアに刀を突き刺そうとするコ・エンシャク)
レイ「碇君、生きて。私が死んでも代わりはいるもの。」
(左手に隠し持っていたN2爆弾で自爆する零号機。)
(真っ二つになり轟沈するオーバーザレインボウ)
青葉「はい、そうです。大怪球は新横須賀を消失させた後、
忽然と姿を消したままです。」
冬月「ディラックの海に自ら潜伏しているというのか?」
青葉「わかりません。とにかく新横須賀周辺には一切の反応を
得ることができないんです。」
冬月「アンチATフィールドも消失したままなのかね?」
青葉「はい、間違いありません。」
冬月「戦力回復には絶好の機会か。それは敵も同じことだがな。」
ゲンドウ「戦自からの支援はどうなっている?」
マヤ「はい、厚木、横田、入間、それに館山から可動機全機が
新横須賀およびオーバーザレインボウ沈没地点の捜索に
あたっているとのことです。」
冬月「肝心の初号機が奴らに押さえられたら面倒だぞ。」
ゲンドウ「問題ない。すでに手は打ってある。」
冬月「・・・さては。」
(伊豆半島の海岸に漂着しているミサトとトウジ。)
ミサト「(アタッシュケースを抱きしめながら無言で座り込んでいる。)」
トウジ「ミサトさん・・・。な、なーに、碇のことなら大丈夫やろ。
エヴァに乗り込んでるんやし。」
(突如、上空にBF団の怪ロボット「ギャロップ」の目玉が飛来する)
幻夜の声「ネルフ作戦課員に告げる。貴様らの大事な碇シンジと初号機は
私が預かった。夜明けまでは命の保証をしてやろう。
新々丹那トンネルの東口までアタッシュケースを持って来い!
繰り返す・・・」
(その有様を眺めている十傑集・衝撃のアルベルト)
アルベルト「フン、幻夜、なかなか用意周到ではないか。
では、そろそろ貴様が何を考えているか、見せてもらおうか!」
(衝撃波で葉巻に火をつける)
(新々丹那トンネル内)
幻夜(=葛城博士)「まさか娘が生き延びていたとは。
しかも、よりによってあの男の部下として・・・。」
(海竜型怪ロボット・ギャロップに押さえつけられている初号機。)
(初号機エントリープラグ内で気絶しているシンジ)
シンジ「(夢にうなされて)か、母さん・・・。」
(シンジの夢の中)
(実験場を走り回るシンジ)
冬月「碇、ここは託児所じゃないんだぞっ!」
ユイ「ごめんなさい、冬月先生。私がよんだんです。」
冬月「ユイ君・・・。今日は君の大事な実験なんだぞ?」
ユイ「この子には、明るい人類の未来を見せておきたいんです。」
(ユイの乗るエントリープラグが初号機の中に消えて行く)
(暗転)
シンジ「(夢にうなされ)かあさん・・・わからないよ・・・ぼくに
何を見せたかったの?明るい未来って・・・答えてよ!」
ならば存分に調べるがいい。
(波涛逆巻く相模灘に救命ボートが一艘。三人の男女が身を寄せ合ってる。)
日向「救難信号、届いてますかね?」
(夜明け前の東の空からかすかに爆音が響いてくる)
リツコ「まずいわね、味方にしては早すぎるわ。」
ケンスケ「(ビデオカメラを望遠にして)いえ、あれは・・・。」
(救命ボートの近くに着水する超大型飛行艇)
加持「うん、水も滴るいい女、素敵な眺めだよ。
ぜひ御一緒させてほしいなぁ、りっちゃん。」
リツコ「あいかわらずね、加持君。馬鹿いってないで早く助けなさい。」
(超大型飛行艇・艇内)
ケンスケ「まさか、あの自信家のアスカがやられるなんて・・・。
しかも、優等生の綾波と二人そろって・・・。」
加持「りっちゃん、俺にはどうもわからないんだがね。
この事件、なぜ俺達はあの葛城博士に復讐されなきゃなんないのかな?」
リツコ「・・・。」
日向「自分も同じ考えです。そもそもあの惨劇自体、博士が自分で巻き起こした
はず。それを逆恨みもはなはだだしいですよ!」
リツコ「これは、逆恨みなんかじゃないわ。そう、むしろこの復讐は
正当なものといっていいわね。」
一同「!」
(新々丹那トンネル東出口)
トウジ「ケースはこのとーり、ここや!碇はどこや?」
幻夜「(身振りでトンネル内を示唆する。)」
(トンネル内に初号機が見える)
トウジ「今や!」
(金属バットで幻夜を殴り倒す。)
ミサト「(初号機に駆け寄り)シンジ君、大丈夫?」
シンジ「ミ、ミサトさん・・・。」
ミサト「どう、動ける?はっ!」
(トンネル奥の人影に気づき銃を構えるミサト)
幻夜(=葛城博士)「おやおや、小僧もケースも独り占めかい?ミサト。」
(トンネル出口、トウジの金属バットで粉々にされる幻夜の泥人形)
トウジ「し、しまった!罠やったんか!!」
(背後に出現したコ・エンシャクの鞭にしばかれ、昏倒するトウジ)
ミサト「トウジ君!」
幻夜(=葛城博士)「これで邪魔者はいなくなった。」
ミサト「お父さん!」
幻夜「さ、ケースを返しなさい。」
ミサト「お父さん。」
幻夜「そしてそのケースの中のサンプル・アダムでこの復讐を達成するのだ。」
ミサト「おとうさん。」
幻夜「さあ、どうした?お前とてこの15年間の屈辱は同じはずだ。
何をためらっている?」
ミサト「でも、おとーさん・・・。」
幻夜「お前は何のために生きてきたのだ。騙されていたとはいえ、この父の
仇を討つためにネルフに入ったのではないのか?」
トウジ「しゃらくさー!」
(突如起き上がるトウジ。)
(驚いて振り向くコ・エンシャクの顔面に金属バットの一撃!)
コ・エンシャク「・・・(苦しんでいるらしい)。」
(更にコ・エンシャクを金属バットでメッタ打ちにするトウジ)
トウジ「すまんのー、碇を守るって綾波に約束させられちまってるさかい。
約束守れんかったら、また妹にこっぴどく叱られるよってなぁ。」
(崩れ落ちるコ・エンシャクの亡骸)
幻夜「おのれ・・・。」
(コ・エンシャクの刀を引き抜くトウジ)
トウジ「でもなー、今はただ約束だからってんやないんや。なぁ、碇。
エヴァを操縦するあんさん見とると、わいは、なんや我慢できんかった
んや。なんて幸せそうな虫の好かん奴やって・・・そう思えたんや。
で、あんさんの困った顔が見とうなって、新横須賀に連れ出した結果が
あのザマや。」
(白刃をきらめかせ幻夜に迫るトウジ)
トウジ「わいは、あの時わかったんや。エヴァの中で泣いているあんさんの
顔を見てはっきりとな。
ありゃぁ、わいや。
そうや。初めて肉親の死に向かいおおた時のわいの顔や。
ガキの頃やったけどよ、自分のお母んがこん腕の中でよ・・・。」
幻夜「おのれ、この似非関西人が。」
(ミサトの銃を奪いトウジに発砲)
(肩を撃たれ、黒ジャージが鮮血に染まってゆくトウジ)
トウジ「そうや、あん時の顔やったんや。
すまんのー、碇。
これからは、わいが、わいが碇を守ってやるさかい。」
幻夜「おのれ。ギャローップ!」
トウジ「(プチッ)」
(怪ロボット・ギャロップの頭部がトンネルの天井を突き破り降ってくる。)
幻夜「分離した頭部を外で待機させておいたのは正解だったな。」
幻夜(=葛城博士)「娘よ、お前は忘れたのか。あの15年前の地獄を忘れて
生きてこれたのか?」
(愛憎入り混じった瞳で幻夜をにらむミサト)
幻夜「あの日、独善のスイッチを押したのは誰だったのか、今こそ語ろう。何が
科学要塞都市・第三新東京市、人類の英知の結晶・エヴァンゲリオンだ。
世間は騙せても私は忘れはしなかった。あの日、南極で何があったかを!」
葛城博士「まだだ。まだ早い!」
ゲンドウ「報告では、今回の実験は99.89%安全ときいています。」
葛城博士「確かに。しかし残りの0.11%はどうする?」
ゲンドウ「なら、いつまで待たせるつもりですか?」
葛城博士「何を言う!この0.11%の恐ろしさが貴様にわからんとは言わせんぞ!」
ゲンドウ「・・・」
葛城博士「そーれみろ。我々はうかつな実験などするべきではないのだ。」
ゲンドウ「・・・わかりました。仕方ないでしょう。」
(葛城博士の部屋を出掛けに振り向いて)
ゲンドウ「葛城博士、あなたには失望しましたよ。」
178 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/05/29(火) 13:21
キール「科学者という人種にも現実を的確に把握できるものがいるようだな。」
ゲンドウ「何事にもイレギュラーはつきものです。」
キール「問題はそれが調査隊の隊長だったことだ。どうするのだ碇?
計画の遅延は許されぬぞ。」
ゲンドウ「実験は予定どうり行われますよ。」
キール「貴様お得意の情報操作と事実の隠蔽が通じる相手ではないようだが?」
ゲンドウ「(ニヤリ)」
179 :
同年9月13日早朝:2001/05/31(木) 13:21
(室内の照明が一瞬暗くなる)
ミサト「(ベッドの中で目を覚まし)変ね。この施設の電圧が下がる
なんて。え?」
(葛城博士がミサトの部屋を出てゆくのが見える)
ミサト「お父さん?」
(自分の胸にロザリオ(十字架)がかかっているのに気づく)
ミサト「これは、お父さんとお母さんの思い出の品・・・。」
180 :
南極マーカム山アダム研究施設・セントラルドグマ:2001/06/01(金) 20:12
葛城博士「どうした!何があった?」
助手「碇さんが下に降りて実験を・・・。」
葛城博士「何!あの男、一昨日帰国したのではなかったのか?」
181 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/01(金) 20:44
ゼーレ九大天王の登場きぼんぬ。
(回転灯の明滅する中、科学者達が右往左往している)
ドクトル・イコマ「碇を止めろ!」
雲龍教授「彼は暴走している!!」
Dr.アソ「引き離せ!奴をあれに近づけるな!!」
(葛城博士がターミナルドグマに到着する)
葛城博士「碇!何をする気だ?」
ゲンドウ「かつて誰も為し得なかった神への道の第一歩ですよ。(ニヤリ)」
(ロンギヌスの槍がアダムに刺さってゆく)
183 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/04(月) 20:01
(光に包まれるターミナルドグマ)
(呆然としている科学者達を尻目に悠々と退出してゆくゲンドウ)
葛城博士「待て!見ろ!!これが残りの0.11%だ!!!」
声「表面の発光を止めろ!予定限界値を越えてる!」
声「アダムにダイブした遺伝子は、既に物理的融合を果たしています。」
声「ATフィールドが、全て解放されていきます!」
ゲンドウ「問題ない。予定どうりですよ。」
葛城博士「き、貴様!やはり最初からわかって・・・。」
184 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/05(火) 18:03
ゲンドウ「逃げるなら今のうちですよ。」
葛城博士「我々はこの場を放棄したりはしない。
世界は待っているのだ。この研究の成果を。
我々は一刻も早く人類に福音をもたらさねばならんのだ。
そのためには何の恐れもいらん!
そう、私はS2理論とともに生き、S2理論と共に死す。
今更何のためらいがあろう!!」
ゲンドウ「いいでしょう。あなたにはその資格があります。
葛城博士、やはりあなたは期待していたとうりの人物でしたよ。」
(破片や雪煙が舞う中、ミサトを抱きかかえて歩いていく葛城博士)
(突風で基地の屋根の一部が吹き飛び、外の地獄絵図が見える)
(一人乗り脱出カプセルに寝かされるミサト)
ミサト「お父さん・・・?」
(カプセルを閉め、力尽きる葛城博士)
186 :
再び2015年:2001/06/07(木) 11:48
(ネルフ超大型飛行艇内)
リツコ「そう、セカンドインパクトの真実はすべて南極大陸ごと葬られたの。」
加持「すると、俺達が今まで葛城博士に向けていた憎しみは、
全くの的外れだったわけだ。」
リツコ「ええ。公式発表の大質量隕石の衝突、という小さな嘘に気付いた
人々はいても、葛城博士の実験による使徒覚醒、という大きな嘘までは
見抜けた人は多くはなかったわ。」
187 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/11(月) 14:44
(新々丹那トンネル内)
幻夜(=葛城博士)「だが、死人に口なし、とはよくいったものだ。
お前を脱出カプセルに乗せたあと私がどうなったと思う?」
ミサト「・・・。」
幻夜「気がつくと私の意識は摩訶不思議な空間にあった。
そこがATフィールドを失ったヒトの魂の行く先であることは想像できた。
そこは苦痛も、虚構も、恐怖もない、魂の安らぎの場所にも思えた。
しかし、そこにはミサト、おまえという希望はなかった。
私という存在もなかった。
そして、私は忘れはしなかった。あの男がしたことを。
あの男が憎い!
その気持は本当だと思った。」
188 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/13(水) 12:53
幻夜(=葛城博士)「そして、永劫と思える時を経て、
ついに私は自分自身を見つけたのだ。
考えてみれば当然の成り行きだった。
あのときアダムにダイブさせた遺伝子は、
他でもない、この私自身のものだったのだからな。
こうして私は、生命の実を備えた肉体と、
知恵の実たるヒトの魂を携え、
再びこの悪しき世界に還ってきたのだ。
この私の崇高な研究を汚し、
私を世界の破壊者呼ばわりした男に復讐するために。」
ミサト「・・・。」
幻夜「真実に目をつぶった人間、復興にうかれ、何も知ろうとしない人間すべて
同罪だ!そんな奴らが支配する世界など、どうなってもかまわない。
そう、この世に正義など存在しない。
復讐のためにはBF団であろうと、利用できるものは利用してやるのさ。」
189 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/14(木) 12:56
幻夜(=葛城博士)「これでわかったろう、娘よ。さ。サンプルを返しなさい。」
ミサト「お父さん・・・。」
幻夜「父娘水入らずで世界最期の日を迎えようではないか。」
ミサト「お父さんと?」
幻夜「そうだ。この私と心も体もひとつになれるのだ。
それは、気持ちのいいことだ。」
(おずおずと幻夜にケースを差し出そうとするミサト)
シンジ「だめだーっ!」
190 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/15(金) 12:52
シンジ「ケースを、ケースを渡さないでーっ!」
(我に返るミサト)
幻夜(=葛城博士)「黙れ!何も知らない小僧がっ!!」
シンジ「逃げて!ミサトさん!!」
(トンネル東側出口に駆け出すミサト)
幻夜「ミサト!ミサト!!」
(ミサトを追ってゆく)
シンジ「かあさん、僕に力を・・・。」
191 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/16(土) 20:35
(新々丹那トンネル東側出口)
(初号機がギャロップ本体を蹴散らしてトンネルから出てくる)
幻夜「なに!」
(外に待機していたギャロップ頭部も撃破する)
幻夜「うわーっ!(爆風で吹き飛ばされる)」
(爆煙を発見するネルフ超大型飛行艇)
(初号機とシンジ、ミサトを回収するネルフ超大型飛行艇を眺める幻夜)
幻夜「ミサト・・・。」
衝撃のアルベルト「大した茶番だったな。ん。葛城博士。」
幻夜「ミスター・アルベルト。十傑集ともあろう人がずっと高見の見物ですか?」
衝撃のアルベルト「黙れ!我々BF団をたかが私怨でもって動かすとは許せん!!
この作戦、ビッグ・ファイアの名の下に私が受け継ぐ。
貴様は十傑集裁判にかけ、処分してくれるわ。」
192 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/18(月) 14:37
幻夜「できますかな?」
衝撃のアルベルト「貴様!」
(衝撃波を撃とうとした瞬間、鞭に体の自由を奪われる)
衝撃のアルベルト「コ・エンシャク!なぜだ?」
幻夜「これは、ネルフ作戦課、葛城三佐の銃だ。
ミスター・アルベルト。あなたは死闘の末、名誉の戦死というわけだ。」
衝撃のアルベルト「これもビッグ・ファイアの意志なのか?
全て御承知というわけなのか?」
(銃で撃たれ、海に落ちるアルベルト)
193 :
罪と罰:2001/06/19(火) 12:58
(ネルフ本部・某所)
ネルフ保安課員「お手間をとらせます。」
ミサト「いいえ。私と敵との関係を考えれば当然の処置ね。」
(IDカードを渡す)
ミサト「悪いわね。銃は落としてしまって、ここにはないわ。」
ネルフ保安課員「御協力感謝します。」
(扉が閉められる)
194 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/20(水) 13:30
(ネルフ本部・司令室)
(三重に手錠をかけられたシンジがゲンドウの前に立っている)
ゲンドウ「待機命令違反、エヴァの私的占有、稚拙な戦闘。
これらは全て犯罪行為だ。」
シンジ「・・・。」
ゲンドウ「何か言いたいことはあるか?」
シンジ「とうさん・・・。セカンドインパクトはとうさんがおこしたの?」
ゲンドウ「・・・答える必要はない。」
シンジ「(やっぱりそうなんだ。)」
ゲンドウ「現時刻をもって、初号機の凍結を解除。
搭乗者は別命あるまで自宅で待機。以上だ。」
195 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/21(木) 13:13
(第七ケージ)
(作業員がエヴァの修理をしている)
シンジ「零号機!じゃあ、綾波は・・・。」
(零号機の前に佇む少女がいる)
シンジ「ありがとう、助けてくれて。」
レイ「何が?」
シンジ「何がって・・・自爆してまで助けてくれたじゃないか。君が・・・。」
レイ「そう、あなたを助けたの。」
シンジ「うん。覚えてないの?」
レイ「いえ、知らないの。たぶん、私は三人目だと思うから。」
シンジ「!」
196 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/22(金) 16:35
リツコ「レイは残念なことをしたわ。」
シンジ「え・・・?」
リツコ「零号機を海中から引き揚げたときは既に活動限界時間を超えていたの。」
シンジ「そんな・・・。」
リツコ「零号機の壊された右腕は修復したわ。ただ気になるのは・・・。」
(すでにシンジはいない)
197 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/25(月) 13:52
(コンフォート17・11-A-2号室)
加持「やあ、お帰りシンジ君。」
シンジ「加持さん・・・。ミサトさんは?」
加持「葛城に頼まれてね。
しばらく帰れないから代わりに君の面倒を見てくれって。」
シンジ「・・・とうさん達に捕まってるの?」
加持「まあな。」
198 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/26(火) 14:46
(同・寝所)
シンジ「加持さん。」
加持「ん?」
シンジ「加持さんは、とうさんの仕事のこと、よく知ってますよね?」
加持「何だ。また葛城のことを聞かれると思っていたよ。」
シンジ「セカンドインパクトは、とうさんがおこしたの?」
加持「誰がおこそうと、関係ないさ。
セカンドインパクトは他の使徒が覚醒する前にアダムを卵にまで還元する
事によって被害を最小限に食い止める為に仕組まれた。
そういうことになっているらしい。」
あぼーん
200 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/27(水) 12:57
シンジ「でも、ミサトさんのお父さんはそのせいで・・・。」
加持「いいかい、シンジ君。起きてしまったことを今更悔やんでも仕方がない。
大事なのは今出来ることを考え、行動することだ。」
シンジ「じゃあ、ミサトさんは何で・・・。」
加持「葛城博士が三つのアダムのサンプルを揃えたとき、サードインパクトが
おきて人類は滅亡する。そういわれている。
シンジ君は見ていたんだろ?
葛城は確かに一瞬アダムのサンプルをBF団の父親に渡そうとした。
そしてもしあの時シンジ君が初号機を動かさなければどうなっていた?」
シンジ「そ、それは・・・。」
201 :
総虚無:2001/06/27(水) 21:01
ちょっと質問なのですが、カワラザキの爺さんの得意技は念動力らしいけど
横山ワールドではマーズに当たるんでしょうか、あの爺さん?。
たしかロボのオープニングでコードネーム大地(ガイア―?)が登場していたし、
もしマーズ&ガイア―がBF団に居るのなら、ネルフはよりいっそう不利だなぁ。
202 :
策士・孔明:2001/06/28(木) 13:26
203 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/28(木) 13:32
(ネルフ本部・某所)
ミサト「お父さん・・・。」
(ミサトの回想)
(南極マーカム山・アダム研究施設建設現場)
葛城博士「ごらん、ミサト。あそこが父さんの理論を証明してくれる
場所だよ。」
ミサト「お父さん。」
葛城博士「かつて楽園を追い出され,死と隣り合わせの地上という
世界に逃げるしかなかった人類は、その弱さ故身につけた
科学という知恵で恐怖から逃れようとしてきた。
だがそれは同時に様々な犠牲をも生み出してきた。
公害、自然破壊、オゾンホール、いつも何かあって初めて
慌て、騒ぎ、後悔をする。だがそれももう限界だ。
もし今度なにかあれば、それが取り返しのつかないこと
ならどうする?
我々人類は、科学者とはいったい何者なのだ?
進化というベールをかぶった破壊者なのか?」
204 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/29(金) 13:37
ミサト「お父さん!」
葛城博士「私は願う。
科学が常に犠牲を生み出すのならその科学でそれを食い止めることは
できないかと?
そして、私は信じる。
あそこに、できそこないの群体として行き詰まった人類に福音を
もたらす何かがあると。
全てはあと少し・・・あと少しすればあれが答えを出してくれる。
そうしたらまた母さんと三人で一緒に暮らそう。」
(ネルフ本部・某所)
ミサト「確かめないと。もう一度。」
205 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/06/30(土) 15:08
(ネルフ本部・発令所)
日向「葛城三佐の居場所?」
加持「そうだ。知らないかな?」
日向「知りませんよ。知っていたとしても、誰があんたなんかに・・・。」
加持「彼女を、彼女の心を救ってやりたいとは思わないか?」
日向「・・・。」
206 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/02(月) 18:26
(虚数空間内)
幻夜(=葛城博士)「これ以上待てるか!
人々は汚れた出来事をすぐに忘れてしまう
いったい誰のせいだと思っている!
今こそ思い出させてやる。本当の恐怖を!」
207 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/03(火) 13:27
(ネルフ本部・発令所)
マヤ「旧・新横須賀軍港付近に高エネルギー反応増大中!」
青葉「アンチATフィールドの発生を確認!間違いありません。大怪球です!
現在、第三新東京市方面へ進行中。」
冬月「一気にカタをつけるつもりか?」
(大怪球内)
幻夜(=葛城博士)「はははははは。見ていろ!ニ個で決着をつけてやる!!」
(進路上に第三新東京市への道路標識が見える)
幻夜「箱根・人工進化研究所。そうだ。全てはここからはじまった。
しかし、いくら名前を変えても無駄なことだ。
なぜなら貴様等が人類の叡智の結晶と呼んでいるその要塞都市の地下こそ
あの南極の白き月と相同なのだからな。
全てはここで始まり、全てはここで終わるのだ! 」
208 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/04(水) 13:19
(ネルフ本部・発令所)
マヤ「現在、発進可能なのは初号機だけです。」
ゲンドウ「かまわん。エヴァンゲリオン初号機、出撃!」
(第三新東京市の外れにリフトアップする初号機)
209 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/05(木) 13:29
(ネルフ本部・某所)
加持「よっ。」
ミサト「加持君!よくここがわかったわね。」
加持「まあな。」
ミサト「加持君、私変かな?」
加持「いいや。」
ミサト「私、気づいたのよ。加持君が私の父に似てるって。」
加持「そいつは光栄だな。」
210 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/06(金) 11:36
銀鈴は巨乳
211 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/06(金) 13:11
ミサト「自分が、男に父親の姿を求めてたって。それに気づいた時、恐かった。
どうしようもなく恐かった。何もかもが恐かったわ。
父を憎んでいた自分が、父によく似た人を好きになる。
全てをふっきるつもりでネルフを選んだけれど、でも、
それも父のいた組織。
結局、使徒に復讐することでみんなごまかしてきたんだわ。」
加持「葛城が自分で選んだことだ。俺に謝ることはないよ。」
ミサト「違うのよ。選んだわけじゃないの。ただ逃げてただけ。
父親という呪縛から逃げだしただけ。シンジ君と同じだわ。
あのときだって・・・
憎かったはずの父親の許へ行こうとしてた破廉恥な女なの。」
加持「もういい。」
ミサト「その上こうやって、都合のいいときだけ男にすがろうとする
ズルい女なのよ。」
加持「もういい、やめろ。」
(ミサトの口を塞ぐ)
>>210 いやいや、ミサト殿とてあの小娘に決して引けをとらぬのでは?
213 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/07(土) 13:22
加持「大丈夫さ。葛城は間違っちゃいない。」
ミサト「?」
加持「親父さんに会って確かめたいんだろ?」
ミサト「・・・うん。」
加持「じゃあ、これを持ってくといい。りっちゃんの話では、
こいつのすぐ近くならアンチATフィールドを中和してくれるそうだ。」
ミサト「これは・・・アダムのサンプル!こんなモノ持ち出して。
あんたの命取りになるわよ。」
加持「いいんだ。こいつの横流しは初めてじゃないんでね。
葛城。真実は君と共にある。迷わず進んでくれ。」
ミサト「馬鹿。あんた、本当に馬鹿よ。」
(アタッシュケースを持って部屋を出るミサト)
加持「もし、もう一度会えることがあったら
8年前に言えなかった言葉を言うよ。」
214 :
予告:2001/07/09(月) 13:19
さあ、風雲急を告げる大展開
渦巻く疑問の中
このまま幻夜が作戦を完了させるのか?
大怪球に立ち向かうシンジの初号機はそれを阻止できるのか?
いよいよ決戦の場を第三新東京市と名を変えた箱根の地に移し
人類の存亡を賭けた全ての決着のために
ミサトのアルピーノ・ルノーA310(改)が走る!
そして全ての謎が明らかにされる今、
不敵な笑いで傍観する男達がここにいた・・・
215 :
策士・孔明:2001/07/10(火) 12:37
ふははははは
そうだこれでよい
まさしく役者が揃うのだ
そう何もかも私の思うがままだ
うははははは!
216 :
ゲンドウ:2001/07/11(水) 12:36
我々に与えられた時間はもう残り少ない。
だが、まもなく最後の使徒が現れる。
それを消せば願いが叶う。
もうすぐだよ、ユイ
(ニヤリ)
217 :
キール:2001/07/12(木) 14:40
始まりと終わりは同じところにある。よい、全てはこれでよい。
218 :
名無し:2001/07/13(金) 00:00
あげ
219 :
次回:2001/07/13(金) 11:53
大団円
220 :
大団円:2001/07/16(月) 13:53
シンジ「ウソだウソだウソだ!ミサトさんが寝返ったなんて。」
ゲンドウ「事実だ。受け入れろ。」
青葉「現に葛城三佐はアダムのサンプルまで持ち出して姿を消したんだ。
大怪球に向かう三佐の車も目撃されている。
これは誰が考えても・・・。」
シンジ「そんなの関係ないよ!」
冬月「しかし、真実がどうであろうと我々がなすべきは、あの大怪球を
木端微塵に破壊することのみ。」
シンジ「だったら勝手にやってよ。
ミサトさんを見捨てるような戦い、僕には・・・。」
ゲンドウ「何だ。早く言え。でなければ、好きにしろ。
そこで母親の遺言の答えでも考えているのだな。」
日向「大怪球、強羅絶対防衛線を突破!」
青葉「第二警報発令、第二警報発令。
レベル4以下の職員は至急シェルターへ非難せよ。」
マヤ「第三新東京市緊急非難態勢、ランクΩよし!」
日向「大怪球、毎時2kmで接近。到達まで8分と25秒。」
マヤ「第三新東京市、対大怪球態勢完了。」
冬月「(さすがは碇。準備は完全だな。
だがこの戦い、やはり鍵を握るのは碇の息子か・・・。)」
あぼーん
シンジ「!」
(初号機に大怪球が迫る)
幻夜(=葛城博士)「はっはっはっはっは!
どうした碇シンジ?
何をそんなところでぼんやりしている?ええ?
何をやっても無駄と知って諦めたか。ならば。」
(大怪球に押しつぶされる初号機)
シンジ「うわーっ。」
幻夜「はっはっはは。
貴様もあの碇の息子。少しは骨のある奴だと思っていたが、
所詮はここまでか。
だったら、そこでゆっくり見ているがいい。
人類の叡智の結晶が、同じ人類を滅ぼしてゆく様を。」
224 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/19(木) 12:52
幻夜(=葛城博士)「はっはっはっはっはっはっはっは!
いくぞ!第三新東京市!
私はこの日のために15年間の耐え難きを耐え、
忍び難きを忍び、復讐を果たすことだけを
夢見て生きてきたのだ!
今こそ私の無念を思い知らせてやる!くらえ!」
(大怪球からアンチATフィールドが放出される。)
(箱根の山々の草木までがLCL化し、無数のグランドクロスが昇天してゆく。)
(大量のLCLが流入してたちまち芦ノ湖を血の臭いで埋め尽くす)
シンジ「これが・・・人類の叡智の結晶?(初号機内でLCL化してゆく)」
幻夜「はははははははは!
これだ!これを見たかったんだ
汚れた出来事を忘れ去るためにつくられたこの地が
偽善の名の化粧を剥ぎ落とし、再びその正体を現す姿を!」
225 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/23(月) 12:42
(BF団本部)
混世魔王・樊瑞「なっ、何ということだ・・・
このままではどのような結果を得ても
BF団はおろか人類に残されるのは破滅しかないぞ
それがわかってやっているのか!孔明!」
策士・孔明「フフフ・・・。
何をおっしゃいます?考えても見てください
BF団の目的は世界征服。ですが、そのためにとってきた手段は
常に破壊だったではありませんか。」
226 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/24(火) 13:10
(第三新東京市)
幻夜(=葛城博士)「これでおしまいとは他愛のない。
だがこれでもうネルフは再起不能・・・。」
(強い力で弾かれよろめく大怪球)
幻夜「うぉっ!バリアだと?いったいどうやって・・・。」
(零号機がロンギヌスの槍を構えて大怪球の前に立ち塞がっている)
(ネルフ本部・発令所)
リツコ「考えてみれば原理は簡単だわ。
アンチATフィールドはATフィールド同様、フィールド同士中和する
作用があったの。
そこで、ロンギヌスの槍の持つ抗ATフィールド作用を利用し、
零号機のATフィールドをアンチATフィールドに変換して高出力の
バリアを発生させる。
でも、本来ならエヴァ全機でもって立ち向かうべきところを
今は零号機のみでジオフロントを守るのが精一杯!」
227 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/26(木) 08:04
冬月「葛城博士、貴方の無念はよくわかるつもりだ。
しかし、ここらで矛を収めてはくれまいか?」
幻夜(=葛城博士)「うるさい!真実にたどりつきながら、何もしなかった
あなたこそ全ての罪を負うべきだ。冬月元教授!」
冬月「俺は罪にまみれても、人が生きている世界を望むよ。」
228 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/30(月) 13:11
幻夜(=葛城博士)「さあ、陥ちろ、第三新東京市!」
(大怪球がアンチATフィールドの出力を上げる)
レイ「(苦悶の表情)くっ・・・。」
(見る見る押されてゆく零号機のアンチATフィールドバリア)
幻夜「今こそ悔い改めるがいい。
そのまやかしの人類の叡智のシンボルの中で!」
(突然、大怪球の動きが止まる)
幻夜「何だ?どうした??」
229 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/31(火) 12:45
幻夜(=葛城博士)「大怪球が押し返されている・・・そんなことが!」
(大怪球の底にへばりついている初号機が動き出す)
幻夜「なっ何!まさか!い、碇シンジ!おのれぇ!」
シンジ「(嗚咽しながら)ごめんなさい。」
幻夜「ん?」
シンジ「ごめんなさい・・・
ミサトさんごめんなさい・・・
僕にはミサトさんが何のために大怪球へ向かったか、わからないんだ。
でもしかたないんだ!このままじゃダメなんだ!」
リツコ「シンジ君?」
230 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/01(水) 13:11
シンジ「あのとき、かあさんが何を僕に見せたかったのか、
人類の明るい未来が何なのか、僕にはまだわからないんだ。
でもかあさん、僕は精一杯できることをしてみるよ。
一生懸命戦うよ!
だから!
だから・・だから、かあさん、見ていてほしいんだ。
僕が本当の答えを出せるその日まで!!」
231 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/02(木) 12:59
(咆哮する初号機。大怪球を双子山まで投げ飛ばす。)
幻夜(=葛城博士)「うぉお、何というパワー!」
マヤ「すごい・・・こんなことって・・・。
初号機のシンクロ率が400%を超えてます!」
(大怪球を追う初号機)
(初号機内でLCLから実体化するシンジ)
リツコ「槍の作用の初号機への適用急いで。レイ、初号機を追って。
エヴァ二機で大怪球のアンチATフィールドを押さえ込むのよ。」
232 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/03(金) 13:25
幻夜(=葛城博士)「ええい、このくたばり損ないがぁ!」
(虚数空間を発生させる大怪球。)
リツコ「まさか・・・
アメリカ第ニ支部や新横須賀を消失させたあれをやるつもりなの!」
幻夜「ふん!こうなれば手段は選ばん。最大出力で何もかも消し去ってやる。」
(一瞬怯むシンジ。しかし、眦を決して)
シンジ「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!!」
233 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/04(土) 12:35
策士・孔明「ならば出迎えて差し上げよう。」
(初号機の行く手に多数の人影が現れる)
血風連「我等名前を血風連!振るう刃は相手を選ばず!
かかれば血潮の海となる!」
シンジ「ああっ!」
血風連「碇シンジ!孔明様の命に従い貴様を捕える!
いざ!お縄にかかれぇぇ!」
(七節棍で初号機を絡め取ろうとする血風連)
シンジ「うぁぁ。」
(生身の人間が襲い掛かってくる現実に対処できないシンジ。)
234 :
衝撃:2001/08/04(土) 16:47
そろそろ出番?
(突如、数人の血風連が倒される。)
血風連「何奴?」
冬月「よく耐えたな、碇の息子よ。
真実とは問い掛けることにこそ、その意味もあれば価値もある。
そして、ヒトは生きていこうとする処にその存在がある。
それが自らエヴァに残った彼女の願いだからな。
ユイ君になりかわり、礼をいうよ。ありがとう。」
(ネルフの残存兵力が攻撃を再開する。)
236 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/07(火) 13:06
(人間同士の殺し合いを後に大怪球に迫る初号機)
(突如、地中から血風連が現れる。)
シンジ「わぁ!」
血風連「ふふふ。かかりおった。」
(初号機のエントリープラグ挿入孔に七節混を突き刺そうとする血風連。)
血風連「うぐぅ。」
(強い力で弾かれる血風連)
シンジ「?」
トウジ「言うたやろ。これからはワシが守ってやるさかいって。」
(トウジ、エヴァ参号機で颯爽と登場。)
シンジ「トウジ!」
237 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/08(水) 13:17
(零号機、参号機と共に大怪球に迫る初号機。)
幻夜(=葛城博士)「ええい、うるさい奴らめが。最後は力比べだ!」
(大怪球の虚数空間と、エヴァ三機のアンチATフィールドバリアが激突する。)
リツコ「なんてパワーなの?このままではエヴァ三機でも・・・。」
(虚数空間に押されるエヴァ三機)
幻夜「はははは。消えてなくなれぇ!」
?「笑うなぁ!」
238 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/09(木) 12:52
(零号機の右肩から噴出するものがある。)
幻夜(=葛城博士)「な、何だ?」
シンジ「これは・・・衝撃波?」
幻夜「まさか・・・。」
?「そのまさかよ。」
239 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/10(金) 12:37
(零号機の右肩から人間が踊り出る。)
策士・孔明「何?」
幻夜(=葛城博士)「あああ。」
混世魔王・樊瑞「うむ。よくぞ生きておった!衝撃のアルベルト!」
240 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/11(土) 13:16
衝撃のアルベルト「よく聞け幻夜!十傑集ともあろうこのわしが
死んだふりなどという恥知らずな真似までしたのは、
この機会を待っていたからだぁ!」
(BF団本部)
混世魔王・樊瑞「どうする孔明?手負いのアルベルトは事の真相を知らんぞ。
それともこれも計算のうちか?」
策士・孔明「むむむ。」
混世魔王・樊瑞「奴は死ぬ気だぞ!」
241 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/13(月) 17:53
(第三新東京市)
幻夜(=葛城博士)「だが、衝撃波ごときでこの大怪球が・・・。」
衝撃のアルベルト「うるさい!十傑集をなめるなぁぁぁ!」
(両手から衝撃波を放出するアルベルト)
幻夜「バカな!虚数空間が押し返されるなど・・・。」
242 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/14(火) 18:02
シンジ「あああ・・・。」
衝撃のアルベルト「いいか小僧。
わしは決してお前達に加担するのでもなければ、
馴れ合うわけでもない。
だがな、この作戦、例えどんな裏があろうとも
これだけはわかっているぞ!
そう。世界の命運はこんな科学者くずれなどに
好きにさせるものではない。
全ては我々BF団と貴様等ネルフとで決着をつけるものだぁ。」
243 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/15(水) 12:43
衝撃のアルベルト「違うか?違うか!違うかぁぁぁ!!」
(デストルドーが少女の形に形而下される)
(満足げな笑みを浮かべるアルベルト)
衝撃のアルベルト「なあ、惣流・・・。」
(アルベルトにそっと触れる少女の形)
(LCL化するアルベルト)
(かつてサンプル・アダムと接触した右手だけが衝撃波を放ちつづける)
244 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/16(木) 13:09
(虚数空間内をもゆるがす衝撃波)
(虚数空間に取り込まれ漂っている物体も激しく揺り動かされる)
(大破したエヴァンゲリオン弐号機内。虫の息のアスカが振動で意識を取り戻す)
アスカ「はっ・・・生きてる・・・。」
245 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/17(金) 21:22
(激しい振動に襲われる弐号機)
アスカ「キャッ。いゃぁ・・・。
死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、
死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、
死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・、
死ぬのはイヤ・・・。」
?「まだ生きていなさい。」
アスカ「死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・。」
?「まだ、死んではだめよ。」
アスカ「死ぬのはイヤ・・・、死ぬのはイヤ・・・。」
キョウコ「殺さないわ・・・。」
アスカ「死ぬのはイヤーッ!!
マ・・ママ・・・、ここに居たのね・・・ママ!!!」
246 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/20(月) 12:42
(虚数空間内で咆哮する弐号機)
(虚数空間の一角を食い破る弐号機)
(ネルフ本部・発令所)
青葉「こ、これは!虚数空間に裂け目が・・・。」
日向「に、弐号機です!弐号機が虚数空間から・・・。」
マヤ「パイロットの生命反応を確認!」
青葉「虚数空間、アンチATフィールド、共に消退していきます!」
リツコ「弐号機とパイロットの回収、急いで!」
247 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/21(火) 13:48
(大怪球内)
幻夜(=葛城博士)「あぁ・・・ぁぁ・・・
やめろぉ!やめろぉ!やめろぉ・・・
頼む・・やめてくれぇ・・
もう・・・。」
(崩壊してゆく大怪球を呆然とながめているシンジ)
トウジ「碇ぃ、何しとんのや?ミサトさんを助けに行くんや!」
(ハッとなり参号機の後を追って大怪球に侵入するシンジの初号機)
248 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/22(水) 08:55
(大怪球内)
幻夜(=葛城博士)「なぜだ?なぜ邪魔をする・・・
皆でよってたかって・・・
あと少しで復讐が・・・
あと少しで私の十五年が報われるというのに。」
ミサト「無様ね。」
249 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/22(水) 11:40
あにゃにゃみ
250 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/23(木) 13:00
幻夜(=葛城博士)「ミサト?おお!
やはり第三のサンプルを持ってきてくれたのか
そうだ!それさえあればまだ・・・さあ。」
ミサト「イヤよ。」
幻夜「どうした?早く渡すんだ!」
251 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/24(金) 16:44
ミサト「ダメよ。」
幻夜(=葛城博士)「何を言っている?さあ!」
ミサト「・・・。」
幻夜「三つ揃ったら、またセカンドインパクトの惨劇を起こせるんだ!
お前もそのためにここに来たんだろう?」
252 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/10 15:12
ミサト「こんな時だけ父親面して、娘にすがって・・・。
よくわかったわ。
やっぱり、あなたは私の父なんかじゃない。」
幻夜(=葛城博士)「何を言う!」
ミサト「S2理論に取り憑かれた父は家庭を顧みなかったけど、
父親の威厳だけは失わなかったわ。
そのS2理論は長い間学会から受け入れなかったけど、だから
といって父は他人を恨んだり呪ったりはしなかったわ。」
幻夜「ええい、うるさい!」
253 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/11 12:52
ミサト「あなたは私の父の皮を被った紛い物だわ!
魂の抜け落ちたBF団の操り人形よ!!
こんなものがあるから!」
(サンプル・アダムを破壊しようとする)
幻夜(=葛城博士)「やめろぉ!」
(パン!)
254 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/11 14:49
(大怪球に侵入した初号機と参号機)
シンジ「!(胸騒ぎがして初号機を急停止させる)」
トウジ「?碇、どないしたんや?」
(突然天井が崩れ、二機とも瓦礫に埋まる)
シンジ「トウジ!」
トウジ「あかん!今ので電線が切れよった。
すぐ戻るさかい、碇は先に行ってくれんかのー。」
256 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/13 12:43
(胸を撃たれ、横たわるミサト)
幻夜(=葛城博士)「ミサト・・・そうだ・・
お前が・・お前が悪いんだ・・
これさえ素直に渡せば・・・
父であるこの私の言葉に従っていれば・・・。
だがミサト安心しろ。
お前だけを行かせはしないさ。
すぐに、この私と心も体もひとつになれるのだ。
さあこれで三つそろった
はっはっはっはっは!
見ていろ!これで何もかも終わりにしてやる!」
(三つのサンプル・アダムをセットしてボタンを押す幻夜)
257 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/14 12:46
幻夜(=葛城博士)「はっはっはっは!
はっはっはっは・・・?」
(何もおこらない)
幻夜「何故だ?
なぜセフィロトの樹が描かれん?なぜサードインパクトがおきん?」
(三つのサンプル・アダムから幻夜に光が照射される)
(胎児のように丸まり、赤い光の球に変化してゆく幻夜)
幻夜「そうか・・・。そういうことか・・・。
今まで私の考えと思い込んでいたことは、全てアダムの・・・。」
(大怪球全体が生物様の物体に変化してゆく)
258 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/17 12:47
(ネルフ本部・発令所)
日向「大怪球内に、これまでと異なる高エネルギー反応増大中!」
一同「!」
日向「こ、これは・・・。パターン青!使徒です!!」
青葉「使徒?」
マヤ「17番目の?」
リツコ「最後の・・・使徒?」
冬月「・・・ついに人であることをやめたというのか・・・。」
ゲンドウ「(ニヤリ)」
259 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/18 12:25
(ゆっくり動き出す大怪球)
(突然の事態に慌てふためく両陣営)
血風連「退け、退けーい!」
ネルフ職員「総員、退避ーっ!」
260 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/19 12:35
(大怪球・中枢)
(初号機が侵入する)
シンジ「!」
(巨大な赤い球体が鎮座している)
(少し離れた場所にミサトが倒れている)
シンジ「ミサトさん!」
(意識を取り戻すミサト)
ミサト「?」
(首から下げていたロザリオ(十字架)が粉々に砕けているのに気付く)
261 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/20 12:25
(ネルフ本部・発令所)
青葉「初号機からの映像、入ります。」
日向「これは?」
リツコ「この使徒のコアのようね。」
マヤ「周囲に強力なATフィールドを確認。
現在の初号機の装備では迅速な突破は困難と思われます。」
ゲンドウ「レイ。位置は特定できるな。槍を使ってコアだけ正確に破壊しろ。」
レイ「了解・・・。」
冬月「いいのか碇?また老人達がうるさいぞ。」
ゲンドウ「最後の使徒だ。今使わずにいつ使うのだ?」
262 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/21 13:18
(零号機がロンギヌスの槍を大怪球めがけて投擲する)
(大怪球の目玉に突き刺さるロンギヌスの槍)
(ATフィールドを突き破り、コアを破壊するロンギヌスの槍)
シンジ「!(初号機でミサトをかばう)」
(大怪球を突き抜け、背後の双子山を崩壊させるロンギヌスの槍)
(月軌道まで達するロンギヌスの槍)
263 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/25 12:53
(大怪球内)
(破壊されたコアから流出した赤い霧が人の形になってゆく)
葛城博士「ミサト・・・我が愛しのミサト・・・聞こえるか?」
ミサト「お父さん?」
葛城博士「我が娘よ・・・。ありがとう。
ようやくアダムの呪縛から逃れることができた。
今まで私は自分がアダムの能力を取りこんで復活したと
ばかり思っていた。
だが、それはちがっていた。
私の方がアダムの使命のために利用されていたのだ。
そして、サンプルが一つ揃う毎に私のヒトの心は
失われていった。
父としての私、科学者としての私、そして・・・。
すまなかったな。」
ミサト「あなたはいつもそう。
普段は何もしてくれないくせに、いざというときだけ
カッコつけて、無理して・・・。」
葛城博士「ともあれ、君達は未来を勝ち取った。
私にできることは、ここまでだ。
これからは君達の時代だ。
そして、少年よ。娘をよろしく頼む・・・。」
(文字どうり霧散する葛城博士)
ミサト「(ロザリオの破片を握り締めて)さよなら・・・お父さん。」
264 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/26 12:33
(BF団本部)
策士・孔明「ち。幻夜め、大怪球を虚数空間に飛ばしよったか。」
混世魔王・樊瑞「はっはっはっ!
手間のかかった割にはお粗末な結果だったな。」
策士・孔明「むむ?」
混世魔王・樊瑞「孔明、まさしく策士策に溺れるといったところか?
この失態、貴様どう責任をとるつもりだ?」
策士・孔明「ふははは・・・うあっはっはっはっはっはっはっは!
失敗などととんでもありません。
よぉくお聞きなさい。
この作戦こそ我等BF団の悲願、
GR計画の第一歩なのですぞ!」
混世魔王・樊瑞「じー・・・あーる・・・計画・・・まさか?」
策士・孔明「さよう。
我々の手による、彼らが言うところの人類補完計画の
カウントダウンがついに始まったのです!
うあっはっはっはっはっはっ・・・!! 」
265 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/27 21:41
(第三新東京市・コンフォート17・11-A-2号室)
加持「よ、遅かったじゃないか。」
ミサト「・・・。」
加持「お帰り。」
ミサト「・・・ただいま。」
シンジ「・・・。」
266 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/09/28 18:05
ミサト「見ていてくれた?」
加持「ああ。」
ミサト「いつのときも同じことの繰り返し。
後で間違いに気づき、後悔する。
ぬか喜びも、自己嫌悪を重ねるだけ。
でも、その度に前に進めた気がする。」
加持「そう。俺達の夢見る未来は、いつも美しく輝き、
そして幸せを求め不幸を乗り越えようとする。」
(そっと出てゆくシンジ)
267 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/01 13:17
ミサト「加持くん。また消えちゃうんでしょ。」
加持「ああ。少しばかりアルバイトが過ぎたんでね。
ほとぼりが冷めるまで雲隠れさせてもらうよ。」
ミサト「そう・・・。寂しくなるわね。」
加持「葛城。また泣いているのかい?」
ミサト「ううん。私、とてもうれしいの。
今度こそ幸せを手にすることが
できるような気がするから・・・。」
(画面暗転。重なる二人のシルエット。)
268 :
ナレーター:01/10/02 13:11
こうして、大きな謎を残したまま地球の静止作戦は終わりを遂げた。
しかし、この日こそ、後に箱根の篭城と呼ばれる
ネルフ、ゼーレ、BF団、三つ巴の最終決戦の始まりだということを、
まだ誰も知る由はなかった。
(バベルの塔で覚醒するビッグ・ファイア)
だがその戦いの炎の中にもエヴァンゲリオン初号機を操る少年の
姿があるだろう。
その名は碇シンジ!
269 :
最初のシ告:01/10/03 13:07
(ネルフ本部・発令所)
日向「今日、アスカのかわりの5thが到着するそうです。」
ミサト「全ての使徒を殲滅した今になって・・・
委員会は何を考えているのかしら。」
日向「まあ、まだBF団は健在ですからね。」
ミサト「それよ。この前の作戦、BF団の本当の狙いは何だったのかしら。」
日向「嫌がらせじゃないですか。ネルフに対する。」
ミサト「ちがうわね。
あれだけ手の込んだことをして見合うだけの価値はないわ。まるで、
人為的に作り出した使徒をわざわざ私達に倒させたような・・・。」
270 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/04 12:33
(芦ノ湖・湖畔)
シンジ「綾波には会えない。その勇気がない。
ミサトさんの所にも今は戻りたくない・・・。
アスカはどうなったんだろう・・・。」
(面会謝絶の札がかけられたアスカの病室前を回想する)
シンジ「でも、会ってどうするんだ?綾波の話しでもするのか?」
(どこからともなく歌声が聞こえてくる)
271 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/05 13:17
シンジ「?」
少年「歌はいいねぇ。歌は心を満たしてくれる。
人類の生み出した文化の極みだよ。
そう感じないか?碇シンジ君。」
シンジ「僕の名を?」
少年「知らないモノはいないさ。
失礼だが、君は自分の立場を少しは知った方がいいと思うよ。」
シンジ「あの、君は・・・?」
少年「僕はコウイチ。山野コウイチ。
君と同じ仕組まれた子供、5thチルドレンさ。」
シンジ「君が!」
272 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/08 10:46
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「マルドゥック機関の選出した5番目のチルドレン、山野コウイチ。
過去の経緯は抹消済み。レイと同じくね。
今日のところは小細工を止めて素直に彼の実力を
見せてもらいましょ。」
273 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/09 15:07
(プラグ実験セクション・管制室)
(プラグ内のレイ、シンジ、トウジ、コウイチがモニタされている)
冬月「こんなものかね。」
リツコ「コアの変換なしでは仕方ないです。」
ミサト「四人とも上がっていいわよ。」
274 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/10 13:30
(本部施設ゲート前)
コウイチ「やあ。ボクを待っててくれたのかい?」
シンジ「いや、別に、あの、そんなつもりじゃ・・・。」
コウイチ「きょうは?」
シンジ「あの、あとはシャワー浴びて帰るだけだけど・・・。」
コウイチ「ボクは君ともっと話しがしたいな。
一緒に行っていいかい?」
シンジ「え?」
275 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/11 12:42
(大浴場)
コウイチ「一次的接触を極端に避けるね、君は。」
(湯船の中、コウイチの手がシンジの手にそっと触れる)
シンジ「あ・・・。」
(赤面するシンジ)
シンジ「(何だろう、この感触?
心に直接、それでいて優しく触れられているような・・・。
気持ちいい・・・。)」
コウイチ「ガラスのように繊細だね。君の心は。」
シンジ「え?」
コウイチ「好意に値するよ。」
シンジ「コウイ?」
コウイチ「好きってことさ。」
276 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/12 12:44
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「5th派遣の事実なしですって!?」
リツコ「委員会は全く関知してないそうよ。」
ミサト「じゃあ、あの少年はいったい・・・。」
リツコ「わからないわ。
でも、短時間とはいえ、MAGIすら欺いて情報操作できるような
コンピュータは、この世に唯一つ・・・。」
277 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/13 16:39
(翌朝・本部施設ゲート前)
コウイチ「さぁ行くよ。おいで、三つのしもべ・・・。」
278 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/15 13:06
(ゼーレの会議。円状にモノリス。その中心にゲンドウ)
モノリスA「ロンギヌスの槍。回収は我らの手では不可能だよ。」
モノリスB「なぜ使用した?」
ゲンドウ「使徒撃滅を優先させました。やむを得ない事情です。」
モノリスC「約束の時を目前にして槍を失うとは。」
ゲンドウ「使徒の数があわないようですが。」
モノリスD「笑わせるな。使徒のうち数体がBF団に撃破され、
あろうことかS2機関まで捕獲されていることは先刻承知だ。」
モノリスE「さよう。BF団ごときに遅れをとるとは何たる失態。」
(コールが鳴る)
ゲンドウ「冬月、審議中だぞ。・・・。わかった。すぐ行く。
そのBF団の襲撃のようです。続きはまた後ほど。」
モノリスB「そのとき、君の席が残っていたらな。」
キール「碇。裏切りは許さぬぞ。」
ゲンドウ「・・・。」
279 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/16 13:19
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「状況は?」
日向「芦ノ湖から人型が一体、御殿場方面から空戦タイプが一体、
強羅方面から不定形一体が接近中です。」
ミサト「BF団の怪ロボット?」
日向「おそらく。」
リツコ「三体同時投入とは、大盤振る舞いね。」
ミサト「しゃらくさい。
5thはまだ実戦投入できないわね。
こちらも零号機、初号機、参号機の三機を出して。」
280 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/17 17:06
ミサト「各機、敵に接触次第各個に撃破して。BF団の怪ロボット
なんて使徒に比べれば恐るるにたりないわ。」
トウジ「なんや、えらい煽りようやな。」
シンジ「大丈夫かな・・・。」
レイ「・・・。」
281 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/18 12:55
(芦ノ湖から上陸するBF団の怪ロボット・ネプチューン)
(参号機の跳躍キックを食らって横転する)
トウジ「なんや、見掛け倒しのデクノボーやな。」
(ライフルを装備してネプチューンに狙いをつける参号機)
282 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/22 13:09
(山中をアメーバのように這いつつ第三新東京市に接近するアキレス)
(バレット弾が撃ち込まれ、宙に跳ね上げられる)
(一度四散するが再び集合して黒豹の形に変化するアキレス)
アキレス「ガルルルル・・・。」
(狙撃してきた相手を見つけて威嚇するアキレス)
レイ「・・・。」
283 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/23 13:26
(空中から一撃離脱攻撃を繰り返して初号機を翻弄する怪鳥・ガルーダ)
シンジ「わあ!」
(辛うじてATフィールドでガルーダの爪を弾き返す初号機)
(飛び去るガルーダの背後からバレット弾を撃つがことごとく外れてしまう)
284 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/24 12:40
(ネルフ本部・発令所)
リツコ「シンジ君、苦戦してるようね。」
ゲンドウ「5thを弐号機で出せ。囮くらいにはなる。」
マヤ「それが・・・。」
ミサト「どうしたの?」
日向「5thの所在がわからないのです。」
ミサト「何ですって?」
285 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/29 13:53
(セントラルドグマへの通路。ロックされた扉がある。)
(コウイチがパスカードで扉を開けようとする)
(エラーが表示される)
コウイチ「そうか。ようやく気付いたんだね。仕方ないな・・・。」
(右手をかざすコウイチ。扉が見る見る歪み、破壊される。)
(警報が鳴る)
286 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/30 12:38
(ネルフ本部・発令所)
青葉「セントラルドグマ上層部近傍に侵入者!」
(モニタに写し出される少年)
ミサト「あの少年!」
(にっこり笑うコウイチ。その直後、モニタが砂嵐になる)
リツコ「あれは・・・。」
ゲンドウ「ああ。」
冬月「驚いたな。十傑集ではなく、ビッグ・ファイア直々のお出ましとは。」
ゲンドウ「初号機を呼び戻せ。
いかなる手段を用いても、ターミナルドグマへの侵入を阻止せよ。」
ミサト「ですが・・・。」
287 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/10/31 12:39
シンジ「とにかく戻れって、どういうことですか?うわぁっ!」
(ガルーダの翼に煽られて転倒する初号機)
(急降下して初号機に迫るガルーダ。爪がATフィールドを突き破る)
シンジ「そんな・・・。」
(ガチガチと爪を鳴らして初号機の胴体を掴もうとするガルーダ)
(突如、爆風がガルーダを吹き飛ばす)
シンジ「?」
288 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/01 13:22
アスカ「なにチンタラやってるのよ、バカシンジ。」
(フル装備の弐号機でアスカ登場)
シンジ「アスカ!大丈夫なの?」
アスカ「ったりまえじゃないの。
あんた達に任せて寝てなんていられるわけないじゃない。」
289 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/02 12:22
(弐号機に迫るガルーダ)
ガルーダ「クエーッ!」
(ジャンプでかわす弐号機。振り向きざま、重火器を一斉射撃する)
(全弾命中して炎に包まれ墜落するガルーダ)
アスカ「ざっとこんなもんよ。」
シンジ「凄い・・・。」
アスカ「いつまでもバカ面してないで、さっさと戻るのよ。」
290 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/05 12:47
(ネルフ本部・発令所)
リツコ「コアを変換しないでおいて正解だったわね。」
マヤ「でも・・・大丈夫なんですか、アスカ?」
ミサト「・・・歩いているのが不思議な位よ。」
291 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/06 12:46
(リフトでジオフロントに戻る初号機)
(続いてリフトに乗ろうとする弐号機)
アスカ「うっ!」
(ふいに、苦痛に顔を歪め、右脇腹を押さえるアスカ)
(突如、奇声が第三新東京市にこだまする。)
ガルーダ「クエーッ!」
(焼け焦げた生物の皮を振り払い、怪鳥ロボットの本性を露わにするガルーダ)
アスカ「嘘!そんなの、あり?」
ヒィッツカラルドの指パッチンともう一つの技はなに
ガルーダ「クエーッ!!」
(口から超音波を弐号機に照射するガルーダ。)
(たちまち煮え立つ弐号機のLCL。)
アスカ「あちあち!何すんのよ!」
(ビルの陰に逃れる弐号機)
アスカ「ちぃっ。こちとらには1万2千枚の特殊装甲と!」
(ガルーダにATフィールドを投げつける)
アスカ「ATフィールドがあるんだからぁ!!」
(ATフィールドが命中してのけぞるガルーダ)
アスカ「負けてらんないのよ!あんたなんかにぃ!!!」
294 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/08 13:50
(セントラルドグマへの通路)
(バリケードを築いてコウイチの行く手を遮ろうとするネルフ保安課員達)
隊長「撃てっ!」
(一斉に発砲する保安課員達。しかし、銃弾は見えない壁に弾き返される)
(右手をかざして火炎放射するコウイチ)
隊長「退避ーっ。」
(逃げ惑う保安課員達。バリケードが燃え上がる。)
(悠々と炎の中を突き進むコウイチ)
(背後からコウイチに組み付く巨体の保安課員)
コウイチ「・・・。」
(電撃を受け黒焦げになる巨体の保安課員)
295 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/09 16:10
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「無駄よ。セントラルドグマ周辺の職員は全員退避させて。」
日向「目標はメインシャフトを目指して移動中。」
青葉「セントラルドグマ、全隔壁閉鎖完了まで、あと30。」
ミサト「シンジ君は?」
マヤ「現在、ジオフロントに降下中。」
296 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/12 13:30
(セントラルドグマ・メインシャフト最上層部)
(コウイチが隔壁の上で空中浮遊している)
コウイチ「・・・。」
(真上にかざした右手を振り下ろし、衝撃波を放つ)
(次々と隔壁を貫通してゆく衝撃波)
(最下層のターミナルドグマにまで達し、巨大なLCLの水柱が立つ)
297 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/13 13:14
(ネルフ本部・発令所)
日向「装甲隔壁、最下層まで全て損傷!」
ミサト「何て奴なの!」
冬月「目標は?」
青葉「依然、セントラルドグマ最上層部に滞空中です。」
298 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/14 12:56
(セントラルドグマ・メインシャフト最上層部)
(装甲隔壁に開いた穴を覗き込むコウイチ)
コウイチ「少し狭いな。手加減しすぎたみたいだね。やっぱりお願いするよ。」
(ポケットに入れていた左手を出して土塊を放る)
(土塊が御神体・ガイアーに変化する)
(自重で装甲隔壁を突破してゆくガイアー)
コウイチ「遅いな・・・シンジ君・・・。」
299 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/15 13:23
(ジオフロント)
シンジ「そんな・・・。コウイチ君がビッグ・ファイアだったなんて・・・。」
ミサト「事実よ。受け止めなさい。」
シンジ「裏切ったな。僕の気持ちを裏切ったな、父さんと同じに裏切ったんだ!」
300 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/16 14:13
(セントラルドグマ・メインシャフト)
(コウイチと、少し離れてガイアーが降下していくのが見える)
シンジ「コウイチ君!」
コウイチ「(穏やかな表情で初号機を一瞥する)」
(初号機とコウイチの間を遮るガイアー。光子弾を発射する)
シンジ「くっ・・・。」
(ATフィールドで光子弾を食い止める)
だからナンナンダ
教えてくれ
171 :名無しさんの声 :01/10/09 16:13 ID:eamS2whU
ひろゆきは何をやっても絵になるよ
あのオーラは神に近いよ
173 :名無しさんの声 :01/10/10 21:16 ID:nvPoR0V6
>>171 そのオーラ?てのはスポーツ選手のそれとは違うだろ?
幼児愛好者や万引常習者と同じやつじゃない?
人に言えない罪悪を抱えた人間だけが放つ異様な空気というか
こういう奴って刑務所の野生児達には生理的に嫌われるんだよね
はやく西村刑務所入らないかなあ(ワラ
186 :名無しさんの声 :01/10/11 17:34 ID:tIF7M0rI
>>173 確かにスポーツ選手のように肉体を酷使して得た境地じゃないね
同性愛を隠して生きてる奴にああいう雰囲気の奴はいるが
ひろゆき氏はホモではないと思うが、ひろゆき氏の女性的な思考が
信者には神秘的に見えるのでは?
(プログナイフでガイアーに斬りかかろうとする初号機)
(重力制御装置で初号機を壁に叩きつけるガイアー)
(壁と接触し、火花を散らせながら降下してゆく初号機。)
(光子弾を乱れ打ちするガイアー)
(振動と超重力で苦しむシンジ。 辛うじてATフィールドで光子弾を防ぐ。)
305 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/20 13:06
(あえてATフィールドをオフにするシンジ)
コウイチ「?」
(光子弾の何発かが初号機を貫通する)
シンジ「っ・・・(痛みに耐える)。」
(初号機を貫通した光子弾が背後の壁で炸裂して大爆発する。)
(爆風がセントラルドグマを吹き荒れる。)
(爆風で木の葉の様にセントラルドグマを舞う初号機とガイアー。)
(涼しい顔のコウイチ。見えない壁が爆風を遮っている。)
306 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/21 12:48
シンジ「ATフィールド?」
コウイチ「そう、君達はそう呼んでるね。
誰もがもってる心の壁。僕らは単にバリアーと称してる。
もっとも、僕にとっては意味のないものだけど。」
(ガイアーと組み合う初号機。)
307 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/21 14:03
あのーだれか悩殺カレンダー2002いつでるかおしえてください
(ネルフ本部・発令所)
青葉「目標、ターミナルドグマに達します。」
ミサト「あの少年は何をするつもりなの?」
冬月「もしや、あれとの融合を果たすつもりなのか?」
ゲンドウ「あるいは破滅を導くためかだ。」
日向「ヘブンズドアが開きます!!」
309 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/26 13:14
(ターミナル・ドグマ)
(LCLの飛沫を飛ばしながら初号機とガイアーの格闘が続いている)
(それを尻目に悠々と進むコウイチ)
(巨人が磔になっている)
コウイチ「宇宙(そら)より来たりし者は宇宙に還らねばならないのか。
ヒトを滅ぼしてまで・・・。」
(巨人を凝視するコウイチ)
コウイチ「違う!これはアダムじゃない!・・・リリス?どういうことだ孔明?」
なんだこの超自己満スレは。
一人でやってんのならsageろ。
つまらん。ウザイ。くさい。
ちゃんと楽しみに読んでる人間もいる。
気にしねえで続けてくれ。
頑張れ。
310はロデム、自分の出番が少ないので名無しに変化して荒らしています。
(ガイアーの眉間にプログナイフを突き刺す初号機)
(活動を停止してLCLに沈んでゆくガイアー。再び土塊に還ってゆく。)
シンジ「コウイチ君!」
(コウイチを掴む初号機)
コウイチ「ありがとうシンジ君。
ガイアーは君に止めておいてもらいたかったんだ。
そうしなければ反陽子爆弾がこの星を破壊したかもしれないからね。」
314 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/28 12:57
コウイチ「シンジ君。君の心は悲しみにつづられているね。
でも、恐れや憎しみは感じられない。」
シンジ「(何だ?この感触?前に一度あったような・・・。)
コウイチ君、どうして?」
コウイチ「僕が宇宙(そら)に還ることが僕の使命だからだよ。
結果、ヒトが滅びてもね。
でも、僕はもう疲れた。
何をやっても、孔明の言う通りの結果にしかならない。
自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」
シンジ「何をコウイチ君。君が何を言ってるのか分かんないよ。コウイチ君。」
コウイチ「愚痴だよ。
さぁ僕を消してくれ。
そうしなければ君や君の大切な人達がもっと傷つくことになるよ。」
315 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/29 12:38
(芦ノ湖畔)
(動きの鈍いネプチューンに参号機の射撃が次々と命中するがびくともしない)
トウジ「えらいタフなやっちゃ。こうなったらパチキや!」
(プログナイフを抜いてネプチューンに接近する参号機)
(ネプチューンが殴りかかってくるが、難なくかわす参号機)
トウジ「遅いんや!」
(ネプチューンの懐に潜り込み、腹部にプログナイフを突き立てる参号機)
(プログナイフが刺さったまま仰向けに倒れ、
そのまま芦ノ湖に水没するネプチューン)
トウジ「どんなもんや!」
316 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/30 12:52
(湖面をのぞき込む参号機)
(突如水中からネプチューンの手が伸び参号機の足を掴んで湖に引きずり込む)
トウジ「うわっ!」
(蹴りを食らわせてネプチューンの腕をふり切る参号機)
(丸腰のまま、膝まで水に浸かってネプチューンと対峙する参号機)
トウジ「うぉーっ!」
(渾身の力を込めてネプチューンに殴りかかる参号機)
ネプチューン「・・・。」
(それを片手で受け止めるネプチューン)
トウジ「何やて?」
317 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/03 12:37
(参号機の頭部に力強いパンチを食らわすネプチューン)
トウジ「い、いいパンチやな・・・。」
(更に、参号機の頭部に数発のパンチを放つネプチューン)
(湖畔の松林まで吹き飛ばされる参号機)
(松の巨木にもたれかかるが、反動で湖に弾き返される参号機)
(狙い済ましたかのように参号機のボディに
強烈なパンチを叩き込むネプチューン)
トウジ「がはぁっ!」
(血反吐を吐いて悶絶するトウジ)
(湖水に膝を屈して崩れ落ちるように倒れる参号機)
318 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/04 12:49
(箱根山中)
(零号機の射撃を巧みに避けながら接近するアキレス)
レイ「・・・。」
(至近距離まで接近され、焦るレイ)
アキレス「ガルルル・・・。」
(零号機に飛びかかるアキレス)
レイ「!」
(ATフィールドで弾き返す零号機)
319 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/05 13:11
アキレス「ギニャー!」
(弾き飛ばされながらも一回転して大木の枝に着地するアキレス)
レイ「かかった。」
(大木に仕掛けられたトラップが作動し、大爆発する)
アキレス「!」
(驚くアキレス。辛うじて隣の木に飛び移る。)
(しかし、次々とトラップが作動し、周辺一体炎に包まれる)
アキレス「ミギャーッ!」
320 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/06 12:24
(黒煙が視界を遮る)
レイ「・・・(顔をしかめてモニタを凝視する)。」
(突如、零号機の真下に円形の黒い影が広がる)
レイ「!」
(零号機の関節部から侵入し、侵食してゆくアキレス)
(足元の黒い影をライフルで撃つが効果がない)
レイ「く・・・(苦痛に顔を歪める)。」
321 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/07 13:02
(第三新東京市・市街)
ガルーダ「カーッ!」
(ミサイルで弐号機のアンビリカルケーブルを切断する)
アスカ「ケーブルなんか、なくたってぇっ!」
(切れたケーブルを投げ縄よろしく振り回す弐号機)
アスカ「逃がしゃしないわよ!」
(ケーブルを投げる弐号機)
アスカ「墜ちなさい!」
322 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/10 13:03
(ケーブルがガルーダの足に絡み付く)
ガルーダ「クエーッ!」
(弐号機により地面に引きずり降ろされるガルーダ)
ガルーダ「ピギャーッ!」
(ガルーダに左腕でヘッドロックをかける弐号機)
アスカ「これでフィニッシュよ!」
(右手にプログナイフを握りしめ、ガルーダの頭部を切り落とそうとする弐号機)
323 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/11 12:36
(突如、右脇腹の激痛が再びアスカを襲う)
アスカ「!」
(一瞬の隙をつき、弐号機の右目を嘴で突くガルーダ)
アスカ「・・・(絶叫)!」
(のたうちまわる弐号機)
アスカ「(右目を押さえながら)・・・殺してやる・・・。」
(転げ回っている弐号機を、獲物が弱るのを待っている肉食鳥のように
ビルの上から睥睨しているガルーダ)
324 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/12 13:34
(ネルフ本部・発令所)
青葉「参号機大破、完全に沈黙。パイロットの生死確認できません!」
マヤ「零号機、既に90%が物理的に侵食されています。
このままでは、パイロットへの侵食も時間の問題です。」
日向「弐号機活動限界時間を突破。目標は未だに沈黙を保って・・・ああっ!」
(弐号機のエネルギー切れを見届けたかのように舞い降りるガルーダ。
鋭い爪で弐号機の胸部を鷲掴みにし、尖った嘴で右脇腹を啄ばみ、えぐる。)
アスカ「(殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる・・・)」
325 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/13 12:28
(ターミナル・ドグマ)
コウイチ「シンジ君。僕は今までたくさんの人達と出会ってきたけど、
皆、僕を恐れるか、利用しようとするかのどちらかだった。
でも、君は違ってた。
ありがとう。
君に会えて嬉しかったよ。」
シンジ「・・・・。」
326 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/17 13:57
(今まさにネプチューンに握りつぶされようとしている
参号機のエントリープラグ)
シンジ「・・・。」
327 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/18 12:52
(アキレスの牢に取り込まれ、肉体までもが
物理的に侵食されかけ苦悶するレイ)
シンジ「・・。」
(ガルーダにはらわたを抉り出される弐号機)
シンジ「・。」
仲間を守るためにバビルくんを殺すなら、なんかあたりまえって感じだよね。
葛藤する方がおかしいよ。
もっとひねった展開キボーン。
(穏やかに微笑むコウイチ)
シンジ「。」
332 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/21 17:45
(ボトリという音の後に波紋を作るターミナルドグマのLCL)
(初号機の握り締めた右手からとめどなく滴り落ちるおびただしい血液)
(リリスの足元にまで押し寄せる血)
シンジ「」
(シンジの右手もまた血の色に染まっている)
333 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/25 13:40
(第三新東京市・夜)
(ビッグ・ファイアの三つの護衛団はいずこへともなく去っている)
シンジ「コウイチ君が好きだって言ってくれたんだ。僕のこと。
初めて、初めて人から好きだって言われたんだ。
僕に似てたんだ。好きだったんだ。
生き残るならコウイチ君の方だったんだ。
僕なんかよりずっと彼の方がいい人だったんだ。
コウイチ君が生き延びるべきだったんだ」
ミサト「違うわ。生き残るのは生きる意志を持った者だけよ。
彼は死を望んだ。
生きる意志を放棄して見せかけの希望にすがったのよ。
シンジ君は悪くないわ」
シンジ「冷たいね、ミサトさん」
(右手を見つめるシンジ)
シンジ「とれないや・・・血の臭い・・・。」
少年は自ら死を願った。
少年はその希望を叶えた。
BF団の首領は消えた。
だが碇シンジは苦悩する。
何故殺した?
何故殺した?
何故殺した?
何故殺した?
何故殺した?
シンジ「だって、仕方なかったんじゃないか!」
アルベルト「何を言う!わしは納得いかんのだ。
ネルフとの決着がこんなものでよいはずがあるまい!」
何故殺した?
シンジ「だってコウイチ君は、彼はビッグ・ファイアだったんだ。」
同じ人間なのに?
シンジ「BF団なんだ!ぼくらの敵だ!!」
同じ人間だったのに?
シンジ「違う違う違うんだ!」
声「私と同じヒトだったのに?」
シンジ「ビッグ・ファイアだったんだ!」
声「だから殺したの?」
シンジ「そうだ、ああしなければぼくらが死んじゃう。
みんなが殺されちゃうんだ!」
声「だから殺したの?」
シンジ「好きでやったんじゃない!でも仕方なかったんだ。」
だから殺した。
337 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/12/28 12:46
シンジ「助けて。」
だから殺した。
シンジ「助けて。」
だから殺した。
シンジ「助けて。」
だから殺した。
シンジ「誰か助けて。」
だから殺した
シンジ「お願いだから誰か助けてよ!」
(ネルフ本部附属中央病院・303病室)
シンジ「助けて、助けてよアスカ。」
338 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/04 13:04
(ベットに横たわるアスカ。意識はない。)
シンジ「ねえ、起きてよ、ねえ、目を覚ましてよ。」
(アスカの肩に手をかけて揺するシンジ。)
シンジ「ねえ、ねえ、アスカ、アスカ!アスカ!!
助けて、助けてよ・・・助けて、助けてよ。
またいつものように僕を馬鹿にしてよ。」
(更に強くアスカを揺する。)
シンジ「ねえ!」
(ボタンが外れパジャマがはだける。)
シンジ「!」
339 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/05 12:44
(息を呑むシンジ)
(包帯でぐるぐる巻きにされた胴体。脇腹から何本かドレーンが出ている。)
(すらりとした太もも。大腿動静脈に点滴ルートが繋がっている。)
(T字帯越しにうっすらと透けて見える淡い繁み。)
(なだらかな胸の隆起に視線を移す。)
(柔らかそうな白い肌に汗の玉が浮いている。)
(急斜面を滑り落ちる水滴。谷間に水溜りができている。)
(思わず熱い吐息を漏らすシンジ。)
(空気の流れに敏感に反応し、忽ち硬結を形成してゆく薄桃色の小さな先端)
(おずおずと手を伸ばすシンジ。)
(突然寝返りをうつアスカ。意識は無いまま。)
(弾かれたように手を引っ込めるシンジ。)
(露わになったままのアスカの胸を見つめ続けるシンジ。)
愛丸、やめとけ。
(ロックされた病室のドア)
シンジ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。」
(次第に大きくなるシンジの息づかい。)
(と、息づかいが不意に早くなり、止まる)
シンジ「(・)!」
(白い体液のついた右手を見つめるシンジ。)
シンジ「最低だ、俺って。」
(右手をぬめらせる体液の色が白から赤に変化するイメージ。)
シンジ「!」
(怯えた風に病室から駆け出すシンジ。)
342 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/08 12:29
(the night three days after)
(ネルフ本部・発令所)
(スクリーンにEVA-00小破・EVA-01待機・EVA-02大破・EVA-03抹消と
表示されている)
マヤ「本部施設の出入りが全面禁止?」
日向「第一種警戒態勢のままか?」
マヤ「なぜ?BF団の首領だったんでしょ、あの少年が。」
青葉「ああ。おまけに、すべての使徒は消えたはずだ。」
日向「今や平和になったって事じゃないのか?」
マヤ「じゃあここは?エヴァはどうなるの?」
青葉「ネルフは組織解体されると思う。
俺たちがどうなるのかは見当も付かないな。」
日向「補完計画の発動まで自分たちで粘るしかないか。」
343 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/09 13:43
(ゼーレの会議)
キール「全ての使徒は殲滅され、積年の仇敵ビッグ・ファイアも既に亡い。
約束の時が来たのだ。
ロンギヌスの槍を失った今、リリスによる補完はできぬ。
リリスの分身たるエヴァ初号機による遂行を願うぞ。」
ゲンドウ「ゼーレのシナリオとは、かなり違いますが。」
冬月「人はエヴァを生み出すためにその存在があったのです。」
ゲンドウ「人は新たな世界へと進むべきなのです。
そのためのエヴァ・シリーズです。」
モノリス「我らは人の形を捨ててまでエヴァという名の箱船に乗ることはない」
モノリス「これは通過儀式なのだ。閉塞した人類が再生するための。」
モノリス「滅びの宿命は新生の喜びでもある。」
モノリス「神もヒトもすべての生命は死をもって、やがて一つになるために。」
ゲンドウ「死は何も生みませんよ。」
キール「死は君達に与えよう。」
(モノリスが消える)
344 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/10 13:02
(ネルフ本部・発令所への通路)
(警報音が響いている)
(ミサトが携帯電話を耳にしながら歩いている)
ミサト「状況は?」
日向「おはようございます。先ほど第2東京からA-801が出ました。」
ミサト「801?」
日向「特務機関ネルフの特例による法的保護の破棄、
及び指揮権の日本国政府への委譲・・・。」
最後通告ですよ、ええ・・・そうです。
現在MAGIがハッキングを受けています。かなり押されています。」
345 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/11 11:54
(ネルフ本部・発令所)
冬月「左は青の非常通信に切り替えろ。衛星を開いても構わん。
そうだ!右の状況は?」
青葉「すべての外部端末からデータ侵入。」
冬月「やはりな。侵入者は松代のMAGI2号か?」
青葉「いえ、少なくともMAGIタイプ5。
ドイツと中国、アメリカからの侵入が確認できます。」
冬月「ゼーレは総力を挙げているな。彼我兵力差は1対5。まずいな・・・。
MAGIの占拠は本部のそれと同義だからな。」
マヤ「今、赤木博士がプロテクトの作業に入りました。」
346 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/14 10:02
(CASPERの中)
リツコ「私、馬鹿な事してる。ロジックじゃないもんね、人の心は。
そうでしょ。母さん・・・。」
(CASPERのカバーをなでる)
リツコ「母さん、また後でね。」
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「あとどれくらい?」
日向「間に合いそうです。さすが赤木博士です。」
ミサト「MAGIへの侵入だけ?そんな生やさしい連中じゃないわ。多分・・・。」
冬月「MAGIは前哨戦に過ぎん。
奴らの目的は本部施設及び残るEVA三体の直接占拠だな。」
ゲンドウ「ああ、リリス、そしてアダムさえ我らに有る。」
冬月「老人たちが焦るわけだ。」
347 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/15 12:44
マヤ「MAGIへのハッキングが停止しました。
Bダナン型防壁を展開、以後62時間は外部侵攻不能です。
・・・いえ、まだ一回線だけハッキング続行中!」
ミサト「何ですって!一体どこから?」
日向「わかりません。未登録の衛星からの回線のようです。」
(リツコがリフトで発令所に上がってくる)
リツコ「かかったわね。」
ミサト「リツコ、何をしたの?」
リツコ「大丈夫、同じ失敗は繰り返さないわ。
潔癖症が辛いということはわかってるわ。
でも、母さんを辱めた事がどうしても許せないのよ。」
(ハッキングの進行を示す赤い表示が停止後、逆流してゆく)
リツコ「捕まえたわ。下僕の星・ミカエル。そして、バベル・・・。」
ミサト「(バベル?BF団がまだ活動しているというの?)」
348 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/16 13:26
(ゼーレの会議)
モノリス「碇はMAGIに対し第666プロテクトを掛けた。この突破は容易ではない。」
モノリス「MAGIの接収は中止せざるをえないな。」
キール「出来得るだけ穏便に進めたかったのだが致し方あるまい。本部施設の直接占拠を行う。」
(ネルフに対する攻撃を開始する戦略自衛隊)
青葉「特科大隊強羅防衛線より侵攻してきます。」
日向「御殿場方面からも二個大隊が接近中。」
冬月「戦自、一個師団の投入か。占拠は時間の問題だな。」
(突然立ち上がるゲンドウ)
ゲンドウ「冬月先生、後を頼みます。」
冬月「わかっている、ユイ君によろしくな。」
349 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/16 13:37
?
このスレは誰かが一人で書いているのですか?
久しぶりに来たからよくわかんない。
青葉「侵入部隊は第一層に突入しました。」
ミサト「西館の部隊は陽動よ!本命がエヴァの占拠ならパイロットを狙うわ!
至急シンジ君を初号機に待避させて!!」
青葉「だめです。パイロットの精神状態が・・・。」
(モニタに、膝を抱えてしゃがみ込んだシンジが映っている)
ミサト「何てこと・・・!かまわないわ。初号機に収容して!!」
日向「はい!」
ミサト「シンジ君収容後、エヴァ初号機は地底湖に隠して。
すぐに見つかるけどケイジよりましだわ。レイは?」
青葉「所在不明です。位置を確認できません。」
ミサト「殺されるわよ。捕捉急いで!」
日向「初号機射出。8番ルートから水深70に固定されます。」
ミサト「続いて弐号機発進!ジオフロント内に配置して。」
マヤ「しかし、パイロット、機体共に出撃できる状況にありません。」
ミサト「弐号機は無人で立っているだけでいいわ。
多少の時間稼ぎにはなるでしょう。」
351 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/17 13:58
ネルフもファイアーウォールをいれましょう
(LCLの水槽の前)
ゲンドウ「レイ。」
レイ「・・・。」
ゲンドウ「やはりここにいたか。」
レイ「・・・。」
ゲンドウ「約束の時だ。さあ、行こう。」
353 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/19 12:14
(ネルフ本部・発令所)
日向「あちこち爆破されているのに、やっぱりここには手を出さないか。」
青葉「一気に片をつけたいところだろうが、下にMAGIのオリジナルがあるからな。」
日向「出来るだけ無傷で手に入れておきたいんだろ。」
青葉「ただ、対BC兵器装備は少ない。使用されたらやばいよ。」
日向「N2兵器モナー。」
354 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/21 12:25
(第三新東京市にN2弾頭弾道弾が降り注ぐ)
(凄まじい爆音と閃光。NERVの本部施設が地表に露出する)
(ネルフ本部・発令所)
青葉「いわんこっちゃない。」
日向「奴ら加減ってものを知らないのか!」
冬月「ふっ、無茶をしおる。」
マヤ「(絶叫)ねぇ!どうしてそんなにエヴァが欲しいの?」
(周囲には目もくれず、何処かにハッキングをしているリツコ)
355 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/22 12:18
(ジオフロント内・戦略自衛隊野戦司令部 )
無線「表層部の熱は退きました。高圧蒸気も問題ありません。」
無線「全部隊の初期配置完了。」
情報参謀「現在、先行した特殊部隊はドグマ第2層で足止めを食っています。」
戦自隊長「意外と手間取るな。」
情報参謀「我々に楽な仕事はありませんよ。BF団の侵入を想定した対人要撃
システムが極秘に導入されていた模様です。」
戦自隊長「皮肉なものだな。例の奴は?」
情報参謀「赤い奴は、地底湖にかかるハープ橋前にてただ一機で我が部隊と
対峙中です。
他のニ機は地底湖の水深70にて発見。
専属パイロットの生死は、不明です。」
戦自隊長「弐号機が?先の戦闘で参号機共々、起動不能のダメージを受けたとの
報告だったが?」
356 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/23 12:31
(地底湖にかかるハープ橋の前でソニック・グレイヴを構えて戦自部隊と
睨み合っている弐号機)
(弐号機の外部スピーカーからアスカの声が流れる)
声「アンタ達、大の男がこれだけ集まって遠巻きに眺めているだけ?
このアスカ様がわざわざ相手をしてあげようっていうのよっ。
さっさとかかってらっしゃい!」
普通科隊員A「わわ!アスカだ・・・。」
普通科隊員B「ああ、あれはアスカだ・・・。」
普通科隊員C「ど、道理で・・・。」
普通科小隊長「何をひるむ!」
普通科隊員A「でもあれは、一機で千機の敵を蹴散らすというアスカです。」
普通科小隊長「いかにアスカといえど、ただ一機ではないか!」
普通科隊員B「しかし・・・。」
普通科小隊長「ええい、ふがいない。それでも皇軍の兵士か?」
357 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/24 14:01
戦自隊長「ふうむ。あれがアスカか・・・。
昔、国連軍に出向した同期がいった言葉をいま思い出した。
ネルフ・ドイツ支部が、何だかのサンプルを狙ってを襲撃してきた
十傑集ただ一人に壊滅されかかったとき、唯一、その十傑集と互角に
渡り合った上、傷を負わせた凄腕のチルドレンがいたと。」
情報参謀「しかし、いかにアスカといえど、一個師団をただ一機の手負いのエヴァ
で相手できるわけが・・・。」
戦自隊長「いや。これは葛城三佐の罠かもしれん。
現に、情報では出撃不能のはずだった弐号機が目の前にいるではないか。
同様に、参号機が伏兵としてそこらに潜んでいるにちがいない。
ここは、慎重に対応するのだ。」
358 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/25 21:28
(ジオフロント・リニアモーターカー引込み線トンネル出口)
(戦自隊員が二人、警備にあたっている)
(突如、トンネルの奥から汽笛が鳴り響いてくる)
戦自隊員A「おい?」
戦自隊員B「ああ・・・。」
(訝しげにトンネルを覗き込む戦自隊員)
(トンネルの奥から眩いライトの光が段々大きくなる轟音と共に近づいてくる)
359 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/28 13:33
(トンネルから装甲列車が飛び出して来る)
(辛うじて飛び退く戦自隊員達)
(本部に無線で伝えようとするが、列車の轟音にかき消されてしまう)
(装甲列車から次々と小型ヘリが発進してゆく)
(戦略自衛隊・前線司令本部 )
(小型ヘリの奇襲を受け、大混乱に陥っている)
戦自隊員「敵襲ぅ!」
戦自隊長「馬鹿な!一体どこのどいつが?」
(リニアの軌道を外れた装甲列車が戦自の装甲車両群目掛けて驀進する)
(砲塔を旋回させて装甲列車に射撃を加える戦自の装甲車両群)
(次々に砲弾が着弾し、装甲列車の周囲が土煙に覆われる)
戦自隊員「やったか?」
360 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/29 12:26
(土煙の中から現れる維新龍・暁)
戦自隊員「BF団の怪ロボットだったのかぁ!」
(戦自の装甲車両や重砲を蹴散らす維新龍・暁)
(小型ヘリも地底湖周辺を征圧してゆく)
(攻撃のあおりを受けて転倒し、地底湖に水没する無人の弐号機)
(算を乱して後退する戦自部隊)
Qボス「ふふふふ・・・。さっさと逃げるのだな。
我々の目的もその人形だけでね。」
361 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/30 13:04
キール「禍なるかな、バベル。またも我らの妨げとなるか・・・。
やはり、毒は毒を以て征すべきだな。」
(ジオフロント・上空)
(量産型エヴァを搭載した大型輸送機が九機飛来する)
(それぞれ異なった文字が刻まれたダミープラグが挿入される)
(輸送機から切り離され自由落下する量産型エヴァ9体)
(背中から逆三角形の翼が展開され、ジオフロントの周りを旋回する)
362 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/01/31 12:32
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「エヴァ・シリーズ!完成していたの?」
冬月「S2機関搭載型を9体、全機投入とは。大げさすぎるな。
まさか、ここで起こすつもりか?」
策士・孔明「そうはいきません。残念ながら・・・。」
(富士山麓から箱根目指して九筋の土煙が延びてゆく)
命の鐘の十常寺「英雄本色 四面楚歌 天を落すは 覇王が十傑!」
混世魔王樊瑞「各々方これは我らのボス、更には同志アルベルトの弔い合戦ぞ!」
十傑集一同「おおーっ!」(一気に箱根まで駆け抜ける十傑集)
(と、東の空から九体の怪ロボットが飛来する)
(大ジャンプしてそれぞれの怪ロボットに飛び乗る十傑集の面々)
キール「バカめ。エヴァ・シリーズに敵うと思ってか?」
激動たるカワラザキ「十傑集をなめるな。アルベルトがそう言わなかったか?」
(ジオフロント上空で大激突する量産型エヴァと怪ロボット群)
364 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/04 12:53
(ネルフ本部附属中央病院・303病室)
(戦自の攻撃で天井は崩れ、瓦礫の山が築かれている)
(アスカがベッドに横たわっている)
(包帯を巻かれていない左目で天井に開いた大穴から量産型エヴァと
十傑集の闘いを見つめている)
アスカ「アタシ達、あんなのと戦ってたワケ?」
365 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/05 13:01
(量産型エヴァに弾き返されるBF団の怪ロボット群)
素晴らしきヒィッツカラルド「フン!ATフィールドとかいうやつか。」
(ジオフロントに着地するBF団の怪ロボット群)
(その周りを取り囲むように着陸する量産型エヴァ)
命の鐘の十常寺「(鐘を取り出し)ここは照覧、十傑諸兄。」
白昼の残月「うむ、守りは任せろ。存分にやるがいい。」
(十常寺のブラック・オックスを中心に防御陣をしく怪ロボット群)
366 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/06 12:33
(ブラック・オックスの頭の上で、瞑目して鐘を鳴らす十常寺)
(その間にも怪ロボット群に次々と襲いかかってくる量産型エヴァ)
(その攻撃をしのぐ怪ロボット群)
(微妙に鐘の音色を変化させてゆく十常寺)
(量産型エヴァのATフィールドが鐘の音に共振して発光する)
命の鐘の十常寺「(ニヤリと笑い)絶対恐怖見切ったり!
いざ破らん胎臓界が脆き鎧!!
聴け地獄の子守唄!!」
(ブラック・オックスの頭部を鐘で叩く十常寺)
(両目が光り、鐘と同じ周波数の電磁波を放出するブラック・オックス)
(量産型エヴァのATフィールドが次々とガラスのように砕け散ってゆく)
367 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/07 15:25
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「何て奴なの!」
(ゼーレの会議)
キール「だがしかし、これで勝ったと思うな!」
(十傑集と怪ロボットが反撃を開始する)
368 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/08 22:27
(十傑集の攻撃で次々と屍の山を築いてゆく量産型エヴァ)
マスク・ザ・レッド「搭乗者のいないエヴァなどこの程度。」
白昼の残月「我々十傑集が集まれば、エヴァンゲリオンの十機や二十機・・・。」
素晴らしきヒィッツカラルド「ん?」
(しかし、次の瞬間、見る見る再生してゆく量産型エヴァ)
眩惑のセルバンテス「し、しまったぁっー。」
命の鐘の十常寺「否否否・・・。」
暮れなずむ幽鬼「うぅむ。あの再生能力、普通とは思えん。」
激動たるカワラザキ「奴らの威力がこれほどのものとは!」
直系の怒鬼「・・・。」
(十傑集を嘲笑うように咆哮する量産型エヴァ)
混世魔王樊瑞「(それにこの感触・・・こやつらまさか・・・?)」
369 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/12 13:43
(ジオフロント・地底湖畔)
(BF団の怪ロボット、維新龍・暁が湖底のエヴァニ体を捕獲するため近づく)
Qボス「ふふふ。神妙に御同道願おうか。」
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「シンジ君、聞こえる?敵が来るわ。
BF団の怪ロボットよ。死にたくなければ排除して。」
(地底湖の湖底に横たわる初号機)
(初号機のエントリープラグ中で膝をかかえているシンジ)
シンジ「・・・。」
370 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/13 12:51
ミサト「いい?シンジ君。ここから先はもうあなた一人よ。
すべて一人で決めなさい。誰の助けもなく。」
シンジ「僕は・・・だめだ。だめなんですよ。
人を傷つけてまで、殺してまでエヴァに乗るなんて、
そんな資格ないんだ。
僕は、エヴァに乗るしかないと思ってた。
でもそんなのごまかしだ。
母さんの遺言だって・・・人類の明るい未来だってわからない。
なにもわかってない僕にはエヴァに乗る価値もない。
僕には人の為に出来ることなんてなにもないんだ!
アスカに酷いことしたんだ。
コウイチ君も殺してしまったんだ。
優しさなんかかけらもない、ずるくて臆病なだけだ。
僕には人を傷つけることしかできないんだ。
だったら何もしない方がいい!!」
371 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/14 12:34
ミサト「同情なんかしないわよ。
自分が傷つくのがいやだったら何もせずに死になさい。」
シンジ「・・・。」
ミサト「今泣いたってどうにもならないわ。」
シンジ「・・・。」
ミサト「自分が嫌いなのね。だから人も傷つける。
自分が傷つくより人を傷つけた方が心が痛いことを知ってるから。
でも、どんな思いが待っていてもそれはあなたが自分一人で決めたこと
だわ。
価値のあることなのよ、シンジ君。あなた自身のことなのよ。
ごまかさずに、自分の出来ることを考え、償いは自分でやりなさい。」
シンジ「ミサトさんだって・・・他人のくせに!!何も分かってないくせに!」
ミサト「他人だからどうだってのよ!あんたこのままやめるつもり?
今、ここで何もしなかったら、あたし許さないからね!
一生あんたを許さないからね!!」
シンジ「・・・。」
372 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/17 14:09
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「く・・・。結局、シンジくんの母親にはなれなかったわね・・・。」
日向「目標、初号機に接近します!」
ミサト「仕方ないわ。零号機に迎撃させて。」
マヤ「しかし、零号機は・・・。」
373 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/18 17:40
(地底湖)
(維新龍・暁が頭部を水中に入れて湖底をスキャンしている)
Qボス「ん?」
(濁った水中を写したモニターに何かが像を結んでくる)
Qボス「これは?」
(次第に像が鮮明に、そして大きくなってゆく)
Qボス「まさか、まさか・・・。」
(何物かが維新龍・暁を殴り飛ばす)
Qボス「うわぁ!」
(水柱が上がり、零号機が水上に姿を現す)
Qボス「なぁっ!エ、エ、エヴァンゲリオン零号機!!こいつ、動くのか?」
374 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/19 13:05
(阿修羅の如く維新龍・暁に襲いかかる零号機)
(零号機にタコ殴りにされ半壊になりながら湖畔に逃れる維新龍・暁)
Qボス「ぬぇい!やってくれたな!ただではすまさんぞ、出ろぉ!」
(地中から人造人間バラン部隊が出現する)
(鎖つきの鉄球を振り回して零号機に投げつけるバラン部隊)
(たちまち四肢に鎖がからみつき、動きを封じられる零号機)
375 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/20 12:39
(小型ヘリ部隊も戻ってくる)
Qボス「ケーブルだ!奴の電源ケーブル。そこに集中すればいい!」
(アンビリカルケーブルを切断される零号機)
(やがて、活動限界時間が過ぎて停止する零号機)
Qボス「ふぅ。おどかしやがって・・・。」
376 :
衝撃のアスカ:02/02/22 08:51
(停止した零号機に近づく維新龍・暁)
(突如、零号機の目が光る)
Qボス「!」
(地底湖・湖底)
(あいかわらず初号機エントリープラグ内で膝を抱えているシンジ)
シンジ「もうやだ、死にたい、何もしたくない。」
?「・・・。」
シンジ「え?」
声「あなたは死なないわ。私が守るもの。」
シンジ「綾波・・・レイ?・・・母さん?」
(湖底で動き始める初号機)
(地底湖・湖畔)
(維新龍・暁とバラン達、小型ヘリ部隊、更には戦自残存部隊をも
巻き込んで大爆発する零号機)
Qボス「そんなバカなーっ!」
377 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/22 20:30
(ネルフ本部・発令所)
ミサト「ダミーシステムの意志で自爆したというの?シンジ君を守るために・・・。」
(ターミナルドグマ)
ゲンドウ「初号機が動き出したか。」
レイ「・・・。」
(地底湖)
(湖底から十字の光の柱が天へ延び、それが光の羽へと変化していく)
(湖から浮上する初号機)
(BF団の攻撃をのがれて岩陰に隠れていた戦自隊員)
情報参謀「エヴァンゲリオン初号機・・・。」
戦自隊長「まさに悪魔か!」
378 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/25 13:02
シンジ「綾波!」
(自爆して四散した零号機の残骸が湖畔に散らばっている)
(みるみるシンジの瞳孔が開いてゆく)
シンジ「うわぁーっ!」
終局、それは始まりのあとで必ず訪れる。
私たちの願いは破滅へと連なるのか。
私たちの希望は死そのものなのか。
最終章「まごころを、君達に。〜散りゆくは美しき幻のネタ〜」
よし、幕間だな(w
お疲れさまです。ラスト期待してます。応援sage
私も期待して待ってます。エヴァ板はここしか見てなかったり(w
(ターミナルドグマ)
(向かい合うゲンドウとレイ)
ゲンドウ「アダムは、すでに私とともにある。
ユイと再びあうには、これしかない。
アダムとリリスの、禁じられた融合だけだ。」
レイ「・・・。」
ゲンドウ「始めるぞ、レイ。ATフィールドを、心の壁を解き放て。
欠けた心の補完。不要な身体を捨て。全ての魂を今一つに。
そして、ユイの元へ行こう。」
(ゆっくりと目を閉じるレイ)
(ゲンドウの手がレイの身体にめり込む)
(苦悶の表情を浮かべるレイ)
383 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/02/28 12:43
(ジオフロント)
(十傑集とエヴァ・シリーズとの戦闘が続いている)
(エヴァ・シリーズの華麗な連携プレイに苦戦する十傑集)
暮れなずむ幽鬼「ええい、なぜだ?なぜ奴らを抜けぬ?」
白昼の残月「これがS2機関の威力だというのか!」
マスク・ザ・レッド「それだけではないぞ。見よ!」
(流れるように整然と機動するエヴァ・シリーズ)
(地底湖を背に新たな陣形を形成する)
激動たるカワラザキ「どうやら、かなりの戦上手がおるようじゃの。」
素晴らしきヒィッツカラルド「蛇を殺すにはまず頭からとか。」
混世魔王樊瑞「うむ。各々方、参るぞ!」
384 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/01 13:07
(指揮官と思しき量産型エヴァに集中攻撃を加える十傑集と怪ロボット群)
(それを阻まんとするエヴァ・シリーズとの間に一対一の戦闘が発生する)
(指揮官機に迫る十常寺とブラック・オックス)
命の鐘の十常寺「聞け、生者必衰、命の鐘の響きあり!」
(あらゆる者を現世に還す鐘を鳴らす十常寺)
(しかし、背中の羽根をはばたかせ鐘の音の周波数を歪ませるエヴァ指揮官機)
385 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/04 14:16
命の鐘の十常寺「ぬぅ・・・されど所詮は匹夫が智彗よ。
斬!」
(鐘を振り下ろし電撃が地を走る)
(ジャンプして余裕でかわすエヴァ指揮官機)
(電撃がエヴァ指揮官機の後背の地底湖に達して湖面を発光させる)
(十常寺に操られ、水没していた無人の弐号機がエヴァ指揮官機の背後に浮上する)
(エヴァ指揮官機の羽根をソニック・グレイヴで切り裂く弐号機)
(思わず振り返り、槍で弐号機を一刀両断するエヴァ指揮官機)
386 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/05 12:30
命の鐘の十常寺「隙在り!」
(ブラック・オックスのヒート・クローがエヴァ指揮官機を背中から刺し貫く)
命の鐘の十常寺「胸中秘珠に命の息吹き在り!」
(そのままエヴァ指揮官機のコアを引き抜くブラック・オックス)
(機能停止し、崩れるようにひざまづくエヴァ指揮官機)
命の鐘の十常寺「わが股をくぐられい!」
387 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/06 12:57
(高速疾走でセルバンテスとGR2を翻弄する量産型エヴァ伍号機)
眩惑のセルバンテス「は、速いっ!」
(GR2がロケットパンチを放つがあっさり避けられてしまう)
(逆に隙を突かれて懐に飛び込まれるGR2)
眩惑のセルバンテス「いかんっ!」
(高圧に帯電したエヴァ伍号機の拳がGR2に叩きこまれる)
眩惑のセルバンテス「うわぁっ!」
(GR2から弾き飛ばされてしまうセルバンテス)
(GR2も胸から火花をスパークさせながら崖から地底湖に転落する)
眩惑のセルバンテス「GR2ぅーっ!!」
388 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/07 13:30
(GR2に追い討ちをかけるべく崖下に飛び込むエヴァ伍号機)
(とどめの拳を放つ)
(辛うじて水中に逃れるGR2)
(エヴァ伍号機の高電圧の拳が空しく水面を撃つ)
(たちまち沸騰する湖水。高圧蒸気が発生し、周囲に濃霧を形成する)
(視界を奪われ、たじろいだ風のエヴァ伍号機)
389 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/08 17:55
(不意に、濃霧の中からGR2がエヴァ伍号機に向け突進してくる)
(危うくかわすエヴァ伍号機)
(しかし、四方八方から次々とGR2が現れては突っ込んでくる)
(霧の地底湖にセルバンテスの嘲笑がこだまする)
(精神を消耗した風のエヴァ伍号機)
つまらん。
391 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/09 12:04
いやおもしろい
392 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/09 13:48
物語の終末は見届けねばならぬ。
(ついにかわしきれず、GR2の体当たりをくらうエヴァ伍号機)
(しかしGR2はエヴァ伍号機の体をすり抜けてゆくのみ)
(眩惑像と見破り口許を歪ませるエヴァ伍号機)
(また一機GR2が突っ込んでくる)
(その少し後方に三日月型の衝角が水上をこちらに向かってくるのが見える)
(眩惑像をやりすごし、水中にあるGR2の実体を叩かんと拳を振りかぶるエヴァ伍号機)
394 :
マスク・ザ・レッド:02/03/12 02:51
「いかん!怒鬼〜〜〜〜〜〜!!」
間一髪怒鬼に助けられるレッド
(正面からGR2の眩惑像を受け止めるエヴァ伍号機)
(GR2がエヴァ伍号機をすり抜けてゆく)
(引き続き接近してくる水中の実体に高電圧の拳を放とうとした刹那、
眩惑像であるはずのすり抜けたGR2に両手を掴まれるエヴァ伍号機)
(そのまま引きずられ、崖に磔にされるエヴァ伍号機)
(水中から浮上し、エヴァ伍号機の胸に頭から突入するGR2)
396 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/13 12:29
(GR2の衝角がエヴァ伍号機のコアを刺し貫く)
(四肢を痙攣させるエヴァ伍号機。やがて力尽きたかのように脱力する。)
(ゆっくりと獲物から衝角を引き抜くGR2。腕から先が無い。)
(エヴァ伍号機の腕を掴んでいたロケットパンチがGR2の腕に戻る)
(支えを失い水没するエヴァ伍号機)
眩惑のセルバンテス「いい子だ。そのままお眠り。」
397 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/14 12:39
(怪ロボット・モンスターの頭上で踊りまくるヒィッツカラルド)
(ヒィッツカラルドの真空波をまともに受けまくるエヴァ六号機)
(流血しながらモンスターに迫るエヴァ六号機)
(ついにモンスターと組み合うエヴァ六号機)
(力負けして関節から火花を飛び散らせるモンスター)
398 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/15 11:43
(モンスターを押さえ込み、その頭上で踊っているヒィッツカラルドに
噛み付こうとするエヴァ六号機)
素晴らしきヒィッツカラルド「私はそんなにおいしそうかね?」
(ついにモンスターの頭に噛み付くエヴァ六号機)
保全sage
素晴らしきヒィッツカラルド「いいだろう。ただし、真っ二つだ!」
(口の中で真空波を打たれてエヴァの開きにされてしまう六号機)
(エヴァ六号機のコアが地面をコロコロと転がってゆく)
(とどめにコアも真っ二つにするヒィッツカラルド)
素晴らしきヒィッツカラルド「残さず綺麗に食べました♪」
(恭しく一礼するヒィッツカラルド)
401 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/19 12:51
(対峙するエヴァ七号機とレッドのビッグ・ゴールド)
(やにわ、持っている槍を一振りして日本刀に変化させ、水平に構えるエヴァ七号機)
マスク・ザ・レッド「面白い!ならばこちらも礼を尽くさねばな。」
(九字を切るレッド)
(ビッグ・ゴールドが金目像から精悍な忍の姿に変化する)
(手にしている獲物も棍棒から日本刀となる)
(正眼に構えるビッグ・ゴールド)
(ゆっくりと、同じ方向に横歩きする両者)
(次第に加速してゆく)
(共に相手めがけて跳躍し、刃を交える)
(空中で互いに交差した刹那、額から怪光線を放つビッグ・ゴールド)
(怪光線の掃射を受けて真っ二つになるエヴァ七号機)
(しかし、中はがらんどうである)
マスク・ザ・レッド「な!空蝉の術だと?それに・・・。」
(更に、真っ二つにされた殻が細かく崩れいって大量の木の葉となり、
ビッグ・ゴールドにまとわりつく)
マスク・ザ・レッド「木の葉隠れの術かっ!!」
403 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/22 12:52 ID:ACssSWHC
期待age
(木の葉に紛れて姿を消すエヴァ七号機)
(敵の気配を求めて精神を集中させるレッド)
マスク・ザ・レッド「そこかっ?」
(振り返り剣を振るうビッグ・ゴールド)
(しかし、一瞬速くエヴァ七号機の日本刀がビッグ・ゴールドの右腕を剣ごと切り落とす)
(互いに背を向けたまま固まる両者)
405 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/23 17:14 ID:A05F8DZ2
(やがて、動き出すビッグ・ゴールド)
(一方、微動だにしないエヴァ七号機)
(エヴァ七号機の関節という関節にレッドの投げた毒手裏剣が刺さっている)
マスク・ザ・レッド「伊賀の天才忍者もこうなってしまってはお終いだな。
生き恥をさらすのも辛いだろう。助けてやるよ。」
(ビッグ・ゴールドの左手でエヴァ七号機の胸の装甲をはがしコアを日本刀で刺すレッド)
(機能停止するエヴァ七号機)
406 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/25 12:50 ID:f4hZz.aA
(槍を棒に変化させて怒鬼と怪ロボット・サターンに迫るエヴァ八号機)
(エヴァ八号機の変幻自在な棒捌きを紙一重でかわす怒鬼)
直系の怒鬼「(・・・この棒術。旧大宋国八十万禁軍流?)」
(エヴァ八号機の棒を白羽取りで受け止めるサターン)
(それを、そのまま強引に持ち上げサターンを地面に叩きつけるエヴァ八号機)
(頭から地面に激突し、つま先まで地中に埋まるサターン)
407 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/26 12:49 ID:PRETUnIg
(間一髪でサターンから飛び降り難を避ける怒鬼)
(力の流れを上手く利用し、七節棍をてこにしてエヴァ八号機を転倒させる怒鬼)
(驚愕するのエヴァ八号機)
(仰向けになりながら、棒で怒鬼を薙ぎ払おうとするエヴァ八号機)
(その棒に乗る、棒に七節棍をからませ滑り降りる、
あるいは二合、三合と打ち合いエヴァ八号機を翻弄する怒鬼)
(それどころかエヴァ八号機を七節棍の鋭い突きで牽制し立ち直らせない怒鬼)
408 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/27 12:41 ID:vV/0u6gU
(突如エヴァ八号機の倒れている地面の脇からサターンの両腕が出現する)
(エヴァ八号機の右肩と股間をつかむサターンの両腕)
(続いてエヴァ八号機の背中の下の地面からサターンの頭部が出現する)
(もがくエヴァ八号機をタワーブリッジの体勢で押さえ込むサターンの上半身)
(サターンの頭部から怪光線が零距離射撃される)
409 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/28 12:23 ID:qmPHTSBs
(閃光と爆風が周辺を襲う)
(怒鬼も爆発に巻き込まれる)
(爆発の跡に頭部と両腕を吹き飛ばされたサターンの上半身と、
コアごと胴体を破壊されたエヴァ八号機の残骸が転がっている)
(すぐ近くに、おびただしい数の焼け焦げた人間の死体の山が築かれている)
(その死体の山の中から無傷の怒鬼が姿を現す)
直系の怒鬼「・・・。」
(盾となった血風連のためにか、潰れているはずの右目で涙する怒鬼)
410 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/03/29 12:15 ID:6JTec2sQ
白昼の残月「行け!鳥どもよ!!」
(ピピピ鳥達を射出する怪ロボット・ファイア二世)
(エヴァ九号機の四方、八方から迫り、レーザー光線を撃つピピピ鳥達)
(ピピピ鳥達のオールレンジ攻撃を軽くあしらうエヴァ九号機)
(逆に、手にした槍で一羽、二羽と叩き落してゆく)
411 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/04/01 13:14 ID:QrzqqF6Q
(迫り来るエヴァ九号機に向けて手指より電撃を放つファイア二世)
(槍で電撃を受け止め、突撃を続けるエヴァ九号機)
(見事な槍さばきでファイア二世の両手を切り落とすエヴァ九号機)
(しかしすれ違いざま、残月の針がエヴァ九号機の下顎から脳天に突き抜ける
ように打ち込まれる)
412 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/04/02 13:28 ID:vs0xpGGA
(のたうちまわるエヴァ九号機に更に針の雨を降らせる残月)
(それでも抵抗をやめないエヴァ九号機)
白昼の残月「ええい、往生際の悪い!」
(口に含んでいたキセルを浪人回しした後、エヴァ九号機のコアに打ち込む残月)
(コアに吸い口が刺さり、キセル先端より紫色の煙が噴出してゆく)
(やがて活動停止するエヴァ九号機)
413 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/04/03 15:53 ID:EW/z2iJg
(冷気を放射する怪ロボット・ウラヌス)
(たちまち周囲の風景ごと凍りつくエヴァ拾号機)
激動たるカワラザキ「フン、他愛もない。」
(しかし、次の瞬間エヴァ八号機全身から火炎が放射され冷気を押し返す)
激動たるカワラザキ「それが貴様の能力か?ならば!」
(念動力でエヴァ拾号機の動きを封じるカワラザキ)
(ウラヌスの口から銛型ミサイルが発射される)
(左手から電撃を放ち、これを破壊するエヴァ拾号機)
激動たるカワラザキ「何と!ボスと同じ能力を二つも?」
(カワラザキが動揺した隙に、逆に念動力でウラヌスの動きを封じるエヴァ拾号機)
激動たるカワラザキ「三つ目じゃと!?」
(念動力でウラヌスとカワラザキの動きを封じつつ電撃を加えるエヴァ拾号機)
(二度、三度と加えられる電撃により、火を吹き黒煙を上げるウラヌス)
(ウラヌスの頭部で、所々黒焦げになりうつ伏せになってのびているカワラザキ)
(ついに、ヨロヨロと墜落してゆくウラヌス)
(槍で止めを刺さんと追撃してくるエヴァ拾号機)
ずっと下げててくれ。
目障りだから。
そもそもこれはFFじゃなくてシナリオだろ。
状況描写ができないなら書くな。
>>417 煽れる対象が減り、終いにはこんな即興FFにまで
イチャモン付けなきゃ気が済まないとは…
大変だなアンタ等煽り屋も。
作者、気にせず続けるが吉。
417=418
スレ壊すための自作自演はやめとけ。
春麗はでてこないの?
春麗?
銀鈴の間違いじゃねーのか?
そうでした。
スマソ。
銀鈴ロボ出演キボーン
銀鈴ロボ2号の方もキボーン
ミサトが出撃かな。
424 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/04/07 21:42 ID:mk/hsF7Q
スレ荒らすなバカ
425 :
424:02/04/07 21:44 ID:???
間違えた。sage
詩嚢
426 :
マスク・ザ・レッド:02/04/08 03:24 ID:O1WLnoJE
「ぬう、ここまでか、」覚悟を決める、カワラザキ。
(そのとき、あたり中から、虫がエヴァ拾号機に襲い掛かる)
「なに、こ、これは」驚くカワラザキ
「老いたな、カワラザキのじい様」と喋る虫
「おお、よく来てくれたぞ、幽鬼」
(だんだんと、囲まれていく、エヴァ拾号機)
(火炎放射で虫たちを焼き払おうとするエヴァ拾号機)
(しかし、後から後から虫が湧いてくる)
(次第に火炎放射の火が小さくなり、やがて完全に消えてしまう)
(槍を振り回して群がる虫を蹴散らそうとするエヴァ拾号機)
激動たるカワラザキ「愚かな!力を使いすぎるとどうなるか、知らぬとみえる。」
もはやエヴァではないな。
全然絵が見えない。
マンガからの引用かな。
アニメじゃないの?
ネルフ本部に大攻勢をかける BF 団!
すさまじい攻撃になすすべがないネルフ!
だがアスカ覚醒!エヴァ弐号機再起動!
BF 団を殲滅!
だがそれも計算の内とほくそ笑む孔明!
エヴァ弐号機の頭上をゆっくりと旋回する六つの機影!
「BF 団六神体……完成していたの…?」
ゴッドマーーズ!!
火炎放射だ電撃だ〜
(エヴァ拾号機の全身を覆い尽くす幽鬼の虫)
(それに乗じてトドメをさそうとするウラヌス)
(しかし、その瞬間エヴァ十号機の全身が光る)
激動たるカワラザキ「ぐぐぅ、まだ、これほどの力が!!」
(弾きかれる虫。拾号機はなおも金色の光に包まれている。右手の甲には謎の紋章)
激動たるカワラザキ「こ、これは あ、あなた様は!」
(振り上げた拾号機の腕から黄金の剣が伸びる。咄嗟に避けようとするウラヌス)
(だが、いっきに振り下ろし、ウラヌスを両断するエヴァ拾号機)
激動たるカワラザキ「ぎゃ、ぎゃああああああ!」
(巻き込まれ悲鳴とともに黒焦げになるカワラザキ。地に落ち動かない。その横には幽鬼のむくろ)
(轟音とともに爆発するウラヌス。バラバラにちぎれる2体の死体)
(金色に輝いたまま他のロボット群に視線を移すエヴァ拾号機)
(いつのまにか倒されたはずのエヴァシリーズも復活している)
(呆然と見つめる十傑集の生き残り)
素晴らしきヒィッツカラルド「な、なんということだ!?」
・・・たぶん無視されると思うぞ。
(一斉に襲い掛かるエヴァシリーズたち)
素晴らしきヒィッツカラルド「く、くそ、これでどうだ!」
(気合とともに指を弾き、最大限の真空派を出すヒィッツカラルド)
(再び標的となったエヴァ六号機。だが、あっさりと弾き返す)
素晴らしきヒィッツカラルド「ええい、そんな馬鹿な!!」
マスク・ザ・レッド「ここは退け、退くんだ!」
(あわてて退却しようとする十傑集を取り囲むエヴァシリーズ)
(なす術も無く次々に倒されていくロボット群)
(握りつぶされ踏み潰され一人一人死んでいく十傑集)
混世魔王樊瑞「無、無念・……ビッグファイア様ぁ!!」
(最後に残った樊瑞もついに力尽き息絶える)
(勝利のおたけびをあげるエヴァシリーズたち)
(だが、次の瞬間彼らの全身を激しい電撃が襲う)
(上空に浮ぶ一人の少年、彼が9体のエヴァを覆い尽くす電撃を発している)
ミサト「…あれは、ビッグファイア、どうして?」
(次々と動かなくなるエヴァシリーズ。遠く離れた場所からそれを見ている孔明)
策士孔明「ふふふ、全ては予定通り、計画も最終段階ですね」
激動たるカワラザキ「幽鬼、どうした?返事をせんか!・・・いかんな。
精神汚染されておるようじゃ。やはりあの光か。」
(カワラザキの乗るウラヌスの足元には、急速な老化が進行した挙句に
自己崩壊して果てたエヴァ拾号機の残骸が転がっている)
(上空には、幽鬼を乗せたGR3が旋回している)
(そのGR3めがけ、エヴァ拾壱号機から怪光線が照射されている)
(光線の中心に、虚ろな目をしてブツブツと呟く幽鬼が浮かび上がる)
暮れなずむ幽鬼「じいさまぁ〜皆死んじまったよ〜
ビッグ・ファイア、マンセー
孔明のバカヤロ−・・・。」
激動たるカワラザキ「やれやれ。いつまでも世話を焼かせる・・・。」
激動たるカワラザキ「さて、助けてやるとするか」
(ウラヌスをエヴァ拾三号機に向かわせようとするカワラザキ。しかし、突然バランスを崩す)
激動たるカワラザキ「うおっ、な、なんじゃ!?」
(いつのまにか足下のウラヌスの機体が崩壊しつつある。周囲は暗黒に包まれている)
激動たるカワラザキ「くっ、こちらに攻撃を向けおったな。だが、そんなものは効かんぞ」
(己に気合を入れて拾壱号機に対抗しようとするカワラザキ)
(念動力を周囲の闇に飛ばし、どこかにいるはずの拾壱号機を攻撃するが手ごたえは無い)
激動たるカワラザキ「ま、まさかそんな、そんなはずはない!!」
(どれだけ力を込めても周囲に変化は無い。いつしかカワラザキ自身の身体もボロボロと崩れていく)
(全てが失われる寸前、カワラザキはようやく気づく。幻覚を見たのは幽鬼ではなく、死に行く自分自身だったのだ)
(ジオフロントに漂っていたカワラザキの魂が消える)
(誰にも見えないはずだが、ただビッグファイアだけが冷めきった目で見ている)
ビッグファイア「…浅ましい。最後まで美しくなかったね、彼らは」
(ゆっくりと地上に降り立つビッグファイア。周囲にはロボットとエヴァシリーズの残骸)
(出迎えるようにあらわれるアキレス。上空ではガルーダが旋回している)
(地底湖からゆっくりとネプチューンが姿をみせる。銀色に輝く腕には何かを抱えている)
ミサト「初号機!? シンジくん!!」
日向「ダメです。強力なシールドが通信を遮断しています!」
(プラグの中でうずくまるシンジ。零号機の爆発を見たショックから立ち直っていない)
ミサト「ここで見てるだけしかできないっていうの!?」
(地面に置かれる初号機。そのまま微動だにしない)
(近づいていくビッグファイア。途中踏まれるヒィッツカラルドの死骸)
ミサト「まさかシンジくんに復讐する気? そんなことさせるもんですか・・・日向君、後、まかせていいわね?」
日向「そ、そんな、ここからじゃ間に合いっこありませんよ」
ミサト「方法は、あるわ」
(不敵に笑うミサト。一瞬手を伸ばそうとして、思い直し手を下ろす日向)
日向「・・・わかりました。どうか、ご無事で」
ミサト「ありがとう。それじゃ、頼むわね」
(踵を返し走り出るミサト。呆れたように青葉が日向に言う)
青葉「おい、それでいいのかよ、お前」
日向「いいのさ。俺は無茶をするあの人をずっと見守ってきたんだ。これで最後になるような人じゃないよ」
(男たちを横目に、マヤはモニターを見てただ怯えている。冬月も一言も発せずビッグファイアを睨んでいる)
(リツコは何事も起こっていないかのようにハッキングを止めない)
(ターミナルドグマ)
レイ「碇くん!」
ゲンドウ「ことが始まったようだ。
さあ、レイ。私をユイのところへ導いてくれ。
・・・まさか?」
(異変に気付き腕を引き抜こうとしてするが、逆に腕をもがれるゲンドウ)
ゲンドウ「なぜだ?」
レイ「私はあなたじゃないもの。」
あぼーん
(何かを感じ取ったのか、苦笑するビッグファイア)
ビッグファイア「・・・やれやれ、せっかちだね、彼女は」
(マントを翻しながら滑るように歩いていく。アキレスがすぐ後ろについている)
(初号機はまだ地面にうずくまっている。辺りを警戒しているネプチュ−ン)
(戦自の生き残りは遠巻きに見ている。恐怖のあまり銃を向けることもできない)
(やがて初号機の前に立つビッグファイア。だが、不敵な笑みを浮かべて振り返る))
ビッグファイア「・・・・まだ死んだフリを続けるつもりかい? 猿芝居は見苦しいよ、黄帝ライセ」
(その声を合図にしたのか、倒れていたエヴァシリーズの一体が立ち上がる。エヴァ拾号機だ)
ビッグファイア「目的の一つはこれで果たした。さあ、決着をつけよう。地獄の釜が開く前にね」
(猛烈な速さでガレージに駆け込み、自分のルノーに乗り込むミサト)
(運転席に座りエンジンを掛けて、ようやく助手席にシートを倒して眠っている者がいるのに気づく)
ミサト「か、加持!? あんた何してるのよここで」
加持「言っただろう、雲隠れさ。ここなら葛城以外には見つからないからな」
ミサト「何ふざけたこと言ってるのよ、こっちは非常事態で・・・って! いいから加持くんは降りて!」
加持「つれないこというなよ。8年間も離れてたからな、今度はそう簡単には離れてやらないさ。葛城がどこに行こうとね」
ミサト「・・・もう、ばか、勝手にしなさい」
(顔を赤らめながらエンジンをふかすミサト。加持は笑ってシートを起こす)
加持「行くんだろう? シンジくんのところへ」
ミサト「ええ、乗ったからには途中下車は無しよ。とことんつきあってもらうんだからね」
(宙を浮びゆっくりと上昇していくレイ。必死で追いすがろうとするゲンドウ)
ゲンドウ「レイ、待て、待ってくれ!」
レイ「・・・・・・・」
(まるで誰もいないかのように、レイは反応しない。ただ前を見ている)
(白い巨人にそって上がっていくレイ。巨人につけられた面の七つ目が見下ろす)
(ゲンドウはもうなす術がない。ちぎられた腕を抑えて唖然としている)
(巨人の胸元でしばしレイが止まる。悩んでいるのか、空を見上げる)
レイ「声が聞こえない・。・・どうしたの? 碇くん・・・」
(発令所のモニターには電撃を打ち合うエヴァ拾号機とビッグファイアが映っている)
(声も出せない彼らの目を覚ますように、強烈なイグゾーストの音が響き、ミサトのルノーが現れる)
日向「か、葛城さん!?」
(けたたましいブレーキ音を立ててケイジ奥の発射口に滑り込むルノー)
ミサト「出して!!」
青葉「無茶です! 車体も人も耐えられません!!」
(その横で顔も上げずにリツコが言う)
リツコ「いいから、私が保証するわ。急いで!」
青葉「は、はい!」
(エヴァと同じルートを通り射出されるルノー。そのままジオフロント高く舞う)
日向「か、葛城さぁーーーーん」
(涙声の日向。しかし、ルノーは空中で体勢を立て直すと、そのまま空を駆けていく)
ミサト「行っけー! 待ってなさい、ビッグファイア! この葛城ミサトがお仕置きしてあげるわよーん」
(ルノーの車体からはいつのまにか翼が生えている。発令所の皆は呆れている)
マヤ「こんな時に、なんて緊張感の無い」
青葉「普通のガソリンエンジンのはずだよな・・・」
冬月「・・・あれは、君の仕業かね? リツコくん」
リツコ「十傑集に対抗するには、あのくらいの装備は当然ですわ。ミサトや加持くんがあんなGで堪えるわけないですし」
(微笑みながらもキーボードを叩き続けるリツコ。だが、突然うめくような声を出しその手を止める)
マヤ「どうしたんですか、先輩? ハッキングに失敗したんですか?」
リツコ「ハッキング? いいえ、最初はそのつもりだったけど、そんな甘い相手じゃなかったわ。私を迎え入れてくれたのよバベルは、・・・全ての始まりの場所へと」
(すぐ隣に立っている冬月を見るリツコ)
リツコ「副司令・・・・あなたは、あなたたちは全て知っていたのですか?」
(瞑目する冬月)
(冬月の脳裏にフラッシュバックする風景)
(潜水艦)
(燃え上がる秘密基地)
(空中戦艦)
(赤い円盤)
(そして、バベルの光)
冬月「昔のことだ。忘れていた訳ではなかったがね。」
そう来たか!わくわく。
リツコ「BF団の切り札、アトランティスの遺産の力で狙うもの全てを塩の柱に変えるという究極最終兵器、バベルの塔。母の残したデータにはそう記されていましたが・・・」
冬月「こちらから制御しようとしたのかね。だが、それもすでにダミーなのだよ。バベルを兵器にしていた、人類がトリスメギストスの光を制御するための要、ブルーウォーターはすでにこの世には無い。130年前に失われた、いや、私が消してしまったのだ」
(冬月の独白に驚く一同)
マヤ「・・・130年前? まさかヨーロッパで起こったという大災忌のこと? そんな」
リツコ「やはり、そうなのですね・・・・・・でも、一度は人類の粛清を目指したあなたが、どうしてネルフに加担したのですか?」
(厳しく睨むリツコ。苦笑する冬月)
冬月「私の手によってではないが、人類の粛清は一度なされた。セカンドインパクトこそが私が望んだことの成就であり、そして絶望でもあった。リツコくん、私の望むものはすでに別のところにある」
リツコ「・・・それが、司令の目的でもあるんですね? そのためにあなたたちは皆を・・・」
冬月「君もバベルの意志に触れたのならば、それがちっぽけな感傷だとわかるはずだ。我々はどんな手段をとってでも強さを手に入れる必要がある。さもなくば神には勝てない」
リツコ「エヴァシリーズ、十傑集、チルドレンたち。それも全て彼、ビッグファイア一人のための捨て駒だと言うのですか!? 彼の覚醒だけのための!?」
(立ち上がり冬月に詰め寄るリツコ。日向たちは固まり何もできない)
冬月「・・・バベルはそのつもりだろう、だが、ビッグファイアすらもいくつかの手段のひとつにすぎん。もう一つの鍵は今碇とともにある」
リツコ「・・・・まさか、司令はレイと?」
冬月「そうだ。そしてさらに、碇すら気づいていないものがまだある。それこそが、ユイくんの残した未来への希望なのだよ」
(機体を金色に輝かせながら凄まじい速さで突きを繰り出すエヴァ拾号機)
(空中に浮び、自分の身体よりも大きい拳を紙一重で避けていくビッグファイア)
(アキレスたちは全く動かない)
策士 孔明「精神力で護衛団をも抑えるとは、さすがライセといったところですね。
しかし、やはり力はビッグファイア様の方が上のようです」
(拾号機のふところに飛び込むビッグファイア。
光の刃が一瞬で拾号機の右腕を肩から切り落とす)
(痛みにひるんだ瞬間を逃さず、拾号機の口の中に飛び込むビッグファイア)
(苦悶する拾号機の肉体がいびつに膨れ上がり、やがてはちきれるように爆発する)
(砂煙の中から、光をまとった姿でビッグファイアが現れる)
(上空から拾号機だった肉片に手をかざすと、肉を突き破ってプラグが宙に浮ぶ)
ビッグファイア「・・・時間があればもう少し楽しみたかったんだけどね。さよなら、ライセ。
君は好意には値しないけれど、それでも、僕の唯一の仲間だったのかもしれないね・・・」
(その言葉とともに、何かに握られたようにプラグがひしゃげ、
紙のように小さく丸まって、そして消えてしまう)
策士 孔明「彼がずっと姿を隠していたのも、正面から戦えばこうなることがわかっていたため。
だがそれでも補完がかかった今日ばかりは出てこないわけにはいかなかった。
すべては私の計画どおりですな」
(地上に降り、再び初号機の前に立つビッグファイア)
ビッグファイア「さあ、もうひとつの目的を果たそうか。
・・・まだ殻にはいったままなんだね、きみは。しょうがないな・・・」
(陰鬱な表情で片手を上げるビッグファイア。その時怒声が響く)
ミサト「そうはさせないわよーー!!」
ミサト「お待ちなさい!」
ビッグファイア「?」
ミサト「少年の純真な心をもてあそび、世界を破滅に導くなんて許せない!」
ビッグファイア「・・・。」
ミサト「愛と怒りと悲しみの、特務機関ネルフ三佐、葛城ミサト見参!」
加持「・・・(小さい声で)お、同じく加持リョウジ。」
ミサト「月にかわって・・・おしおきよっ!」
策士孔明「これはこれは、いきなりずいぶんな口上でございますなぁ。
その台詞、そっくりお返し致しますぞ、ネルフの皆様方。
それに葛城殿におかれては、先日涙の父娘再会を果たす舞台を我がBF団
でご用意してさしあげたばかり。
感謝されこそ恨まれる筋合などないのでございます。」
(銃を片手にポーズをつけているミサト)
(加持は隣でやや恥ずかしそうに真似している)
(少し離れた場所にフロントを地面に突き刺したルノー)
(黒煙をあげ、ぶすぶすと音がする。もう動きそうに無い)
(遠くにいる孔明の揶揄は聞こえないのか、ミサトは自信満々の顔だ)
ビッグファイア「・・・」
ミサト「エヴァシリーズを倒したのはともかく、シンジくんに手は出させ
ないわ。ビッグファイア、いいえ、コウイチくん、
どうやって生き返ったのかは知らないけれど、やつあたりならお門
違いよ」
(そう言って銃口をビッグファイアに向けるミサト)
ミサト「どうしてもやる気なら、先に私が相手になるわ」
(上げていた手をゆっくりと下ろすビッグファイア)
(興味を持ったのか、ミサトの方に向き直る)
ビッグファイア「生き残るのは生きる意志を持ったものだけ、あなたは彼
にそう言いましたね。今この場にいるのは矛盾しないんです
か? それとも生きる意志を失ったんですか? 葛城三佐」
ミサト「そんなわけないじゃない。あんたが何者であれどれだけ強大であ
れ、私は生きる意志を失わないわ。生きて生きて生き続けるために
ここに来たの。どんな時でも生きようとしなければならないって
もう一度あの子にちゃんと伝えなきゃいけないから」
ビッグファイア「なるほど、けれどそんな暇を僕が与えると思いますか?」
(その瞬間続けざまに砲声が響く)
(直立したルノーのリアハッチが開き、そこから迫撃砲が突き出ている)
(マントのひと薙ぎで全ての攻撃を跳ね返すビッグファイア)
(軽くルノーを睨む。車体が炎に包まれ、激しい爆発が起こる)
(跳び上がって車から離れ、爆発を避ける加持)
加持「間一髪か、やはり力の差がありすぎるぞ、葛城!」
ミサト「何を弱気なことを!」
(その一瞬の隙をついてミサトが初号機に取り付く)
(機体外部の非常通信機を取り出し受話器に向かって叫ぶ)
ミサト「シンジくん! シンジくん! 無事なんでしょ、返事をして!」
(プラグの中に響くミサトの声。シンジの目は空ろなまま)
シンジ「・・・もう、いやだ。もう、いやだ」
(シンジの呟きがかすかにミサトに聞こえる)
ミサト「シンジくん、ちゃんと前を見なさい、コウイチくんは生きている
わ! レイも死んではいないの。零号機のプラグはダミーだったのよ
そうやって逃げても閉じこもっても、何も解決しないわ。
あなたこんなところで死ぬために生まれてきたんじゃないでしょ!?
ここで無駄に命を落とすために、この街で戦ったんじゃないでしょ?」
(やはりシンジの答えは無い。息遣いだけ聞こえてくる)
ミサト「現実から逃げないで! あなたが、あなただけが力を持ってるの!
アスカもトウジくんも、もうエヴァには乗れないわ。
ビッグファイアを止められるのはあなただけなのよ!」
(それまでビッグファイアをけん制していた加持が弾き飛ばされる)
(そのことに気づいたミサトの顔が険しくなる)
ミサト「・・・シンジくん、これでお別れみたいね。
もし、もう一度会えたらその時は、そうね、大人のキスを教えて
あげるわね。
じゃあ、・・・ありがとう、あなたと暮らせて、楽しかったわよ」
(通信が切れる。シンジは動かない)
(しばらくした後、プラグ内にかすかに銃声が聞こえてくる)
シンジ「・・・ミサト・・・さん?」
(ようやく我に返るシンジ。導かれるようにエヴァの視界を操作する)
(映し出されるビッグファイアの姿)
シンジ「コウイチくん、生きていたの!?」
(喜ぶシンジ、だが次の瞬間、地を赤く染めて倒れているミサトを見つける)
シンジ「う、う、うわあぁぁぁぁぁー!!」
面白い
(モニター越しにシンジに語りかけるビッグファイア)
ビッグファイア「ようやくお目覚めかい。でも、少し遅かったようだね」
(何の予備動作も無く、静かに空に昇っていくビッグファイア)
(立ち上がる初号機。ビッグファイアを掴もうとするがすり抜けられる)
(いつのまにか遥か高みにいるビッグファイア)
シンジ「くそ、ちくしょう、ちくしょう!!」
(跳び上がって追う初号機。装甲を割り、背中から数枚の羽が出ている)
(地面に倒れたままのミサト。初号機の動く気配を感じ取る)
ミサト「そう、それでいいのよ、シンジくん・・・」
(笑顔で呟き、目を閉じかけるミサト)
ミサト「・・・・加持くん、これからは・・・・・ずっと一緒だわよ・・・ね」
(視線の向こうに倒れている加持に手を伸ばし、そのまま動かなくなる)
(ジオフロント中空で再び対峙する初号機とビッグファイア)
シンジ「どうしてなんだよ、なんでこんなことするんだよ、コウイチくん!」
(嘲るように微笑んでいるだけのビッグファイア。詰め寄る初号機をいなす)
ビッグファイア「あれは葛城三佐自身が望んだことだよ。こうして君をこの場に
引き出すためにね。それは僕の目的とも合致していた、だから
利用させてもらったのさ」
シンジ「だからって、殺すこと無いじゃないか! ひどいよ。どうしてだよ」
ビッグファイア「生贄の羊は、常に屠られる運命にあるからさ。かつての僕、
いや、君が知っている山野コウイチが、そうだったようにね」
シンジ「コウイチくん? 君が何を言ってるのか全然わからないよ」
ビッグファイア「弾劾だよ。君が殺したのはビッグファイアなんかじゃない。
自分をそうだと思い込まされていた、哀れな一人の少女さ。
僕の罪でもある。サニーのことを知らされたのは全てが終わった
後だったけれど、本来なら僕が止めなくちゃいけなかったんだ」
シンジ「何を、何を言ってるんだよ。サニーって誰だよ!」
ビッグファイア「・・・君が知っていたコウイチの本当の名さ。覚えていてあげれば
彼女も喜ぶだろうね。いくら自分を殺した相手でも」
シンジ「嘘だ、嘘だ! だってコウイチくんは少女なんかじゃなかった」
ビッグファイア「たわいのない目くらましさ。彼女自身自分をコウイチだとそう信じ
ていたからね。君をだますつもりはなかったろう。
サニーも欺かれてあの場所に行ったのさ、ビッグファイアとして
君に殺される、それだけのために」
(なおも上昇を続けるビッグファイアと初号機。いつのまにかジオフロントから出ている)
ビッグファイア「だから、君は彼女を殺す必要はなかったんだよ、碇シンジくん。
サニーにはサードインパクトを起こす力なんて無かったからね」
シンジ「嘘だ! 嘘だ! 嘘だああああああああああああ!!」
(耳を抑え絶叫するシンジ。地下の巨人の目前、天を見上げていたレイの顔色が変わる)
レイ「碇くん!」
(巨人に向き直り、目をつぶるレイ。そのまま中に吸い込まれる)
(みるみる形を変えていくリリス。面は取れ、磔からも抜き出し、レイの姿になる)
(LCLを溢れさせ、なおも巨大化を続ける)
(腕を抑えたまま、何も言わずそれを見ているゲンドウ)
(発令所ではビッグファイアと初号機を注視している。その時警報が鳴る)
日向「ターミナルドグマ内にパターン青発生! 上昇してきます!」
リツコ「まさか使徒!?」
日向「いえ、ヒト、人間です!!」
(発令所の地面を通り抜けてせりあがってくる白い物体)
(巨大な顔。腕らしきものの一部がマヤの身体をとおる)
マヤ「ヒ、ヒィィィーっ」
リツコ「こ、これは、まさかレイなの? もしや、司令が起こしているのですか?」
冬月「・・・いや、どうやら碇は誤ったようだ」
(ネルフ本部附属中央病院・303病室)
(機能を停止している医療機器に囲まれたベッドの上で虫の息のアスカ)
(破れた天井から、初号機が虚空へ上昇してゆくのが小さく見える)
アスカ「バカシンジ・・・どこ行くつもりよ?」
(不意に、天井の穴から烏が飛びこんでくる)
声「間違いない!あの子だわ。カブ、ご苦労さん。」
烏「カーカー。」
(アスカの枕元に降り立つ烏)
アスカ「何よ。慌てなくても、じきにあんたのオヤツになったげるわよ。」
声「あなたのことは・・・、父が亡くなるときにはっきり感じたわ。
私達父娘は遠く離れていても通じ合うことができたから。」
アスカ「?烏がしゃべった?」
声「今となっては、私の使い魔だったこの子の中に残してきた力が精一杯。」
(羽根の中からタクトを取りだし、嘴にくわえて一振りする烏のカブ)
(タクトからキラキラとした光の粉が漂い出し、アスカにふりかかる)
アスカ「傷が・・・なおっていく!」
声「私は、父や私自身を陥れ、世界を思いのままにしようとしているあの男が、
どうしても許せないの。
それに、もう手遅れかもしれないけれど、あなたには最後まで、
せめて人間らしくいてほしいの。」
アスカ「はん!烏風情に言われなくったって!!」
(ベッドから起き出すアスカ)
声「強いのね。父が気に入るわけだわ。」
(アスカを導くように飛び立つ烏のカブ)
アスカ「それにしても、アルベルトのおっさんの娘がカラスだったなんてねぇ。」
声「(ちがうんですけど・・・。)」
(病室のドアに向かう烏。見越したように扉が開く)
トウジ「おお、調子はどうやねん惣流」」
アスカ「わ、なに勝手に入ってきてんのよあんた、このヘンタイ!」
(胸を抑えマクラを投げつけるアスカ。慌てて逃げるトウジ)
(病室の外でしばらく待つトウジ。烏とともにパジャマ姿のアスカがでてくる)
アスカ「まったく、こんな服しかないなんて気が利かないわね。それ
で、どうしてあんたがいるの?」
トウジ「俺もその烏に助けてもろたんや。ほとんど死にかけとったみ
たいやけど、もうピンピンしとるわ」
(笑いながら金属バットを振り回すトウジ。烏が逃げ回る)
声「きゃあ、そ、それより急ぎましょう」
アスカ「そうよ、バカシンジを助けに行かなきゃ。鈴原もそのつもり
で来たんでしょ?」
トウジ「え、おう、もちろんや! それでシンジはどこにおんねん」
アスカ「はあ、何ボケたこと言ってんのよ。空よ、空っ・・て何よこれ!」
鳥「え、な、何、きゃ、きゃあ!」
(その時何の前触れも無く地面から白い物体がせりあがってくる)
トウジ「うわ、惣流、こっちや!」
アスカ「気安くさわんないでよバカ! 何これ、気持ち悪いぃ!」
烏「い、いやああ」
(咄嗟に壁際に避けたトウジとアスカ。トウジが包むようにアスカを庇う)
(間に合わず巻き込まれる烏。白い物体が通り抜けていく)
(数十秒の後、ようやく行き過ぎる。何が起こったかわからない二人)
トウジ「な、何やったんや今の」
アスカ「ちょっと離れてよ、もう。・・・あの子はどうなったの?」
烏「カァァ」
(あらぬ方を向き普通の鳴き声を出す烏。足元には杖が落ちている)
アスカ「ど、どうしたって言うの。あんたそれでもアルベルトの娘!?」
(烏を捕まえて喚くアスカ。怯える烏)
トウジ「もうええやろ。今はそんな場合やない。行くで惣流、早よ乗れ」
アスカ「・・・何よ、そのポーズは。舐めてんのあたしを」
トウジ「ええから。さっきからふらふらしとるやないか。まだ本調子や
ないんやろ。少しでも力は温存しとれ」
(しゃがんで背中を向けるトウジ。まじまじと眺めしぶしぶ乗るアスカ)
アスカ「・・・変なとこ触ったら殺すわよ」
トウジ「わかっとるわい。・・・超特急や、しっかりつかまっとれよ!」
(再び病室に入り、アスカを背負ったまま一気に跳び上がるトウジ)
(空いた穴から屋根に抜け、そこから壁の凹凸を利用し駆け下りていく)
烏「カァァ。カァァ」
(後には烏が取り残されていた)
(弐号機のあるブリッジへと向かい、ひたすらに駆けるトウジ)
(背中のアスカは調子が悪いのか荒い息をしている)
策士孔明「どちらに行かれるのですかな、みなさん」
(突然現れ立ちふさがる孔明、その横にはコ・エンシャク)
トウジ「く、どけ、今はお前らと遊んでる暇はないんじゃ!」
アスカ「す、鈴原降ろして、あたしもやるわ」
(降りようとするアスカを制し、右手で金属バットを構えるトウジ)
策士孔明「私も戦うつもりなどありませんよ。まずあれを御覧なさい」
(指し示した方向ではネプチューンが弐号機を湖に突き落としている)
アスカ「ああ、なんてことすんのよ!!」
策士孔明「主役は揃いました。全ては最終段階なのです。我々脇役はた
だ見ているしかないのですよ。あなたたちや私といえどもね」
(そう言って今度は空を指し示す孔明。仰ぎ見て驚愕する二人)
(ネルフ本部を中心にして巨大な白い物体がせりあがっていく)
(向かう先は遥か上、初号機とビッグファイアがいるところだとわかる)
(彫像のように、巨人は二人のよく知る少女と同じ形をしている)
トウジ「あ、綾波? 綾波なんか?」
アスカ「ファースト? どうして?」
(孔明の嘲笑が響く。何も反応できない二人)
(そうしている間にも巨人はますます大きくなり、空に向かっている)
トウジ「・・・そんなわけない、よな、けど・・・」
アスカ「いいえ、あれはファーストよ。あの優等生、シンジを助けに行ったんだわ」
(震える手でトウジの肩を強く掴むアスカ)
(痛みで振り返るトウジ。しかしアスカの顔を見て何も言えなくなる)
アスカ「バカよ、あいつ。シンジのためにこんなになっちゃって。
これじゃもう口ゲンカもできないじゃない。バカよ、ファースト」
(トウジの背中に顔を埋め涙を拭い、もう一度空を見上げるアスカ)
アスカ「・・・バカシンジ!! ちゃんとあの子に応えなさいよ!!
あんた、もしこれで逃げたら、一生許さないんだからね!!」
(リリスの中を漂うサニーの魂。近くにアルベルトや樊瑞の存在を感じる)
サニー「(・・・お父様? おじ様?)」
(返事は無く。そのまま漂ううちに、光に吸い込まれていく)
(光の先に、サニーは蒼い髪の少女の姿を見る)
サニー「(・・・あなたは・・・)」
(少女に吸い取られるように、サニーの意識が薄れていく)
(体内のサニーにかまうことなく、初号機に近づいていくリリス)
(リリスに気づき、見開かれた紅い瞳にそれがレイだと知るシンジ)
シンジ「う、うわあ、うわあああああああ!!」
ビッグファイア「ついに来たね、偽りの神リリス、それとも綾波レイ。
どちらにしても為すべきことは一つしかない。
誘ってもらおうか、僕と、そしてシンジくんを。
初号機に眠る彼女が望んだ、世界の救済の道へと」
(マントを大きく翻すビッグファイア。そこから辺りが黒く染まる)
リツコ「アンチATフィールド!? 大怪球と同じ!?」
冬月「いや、これはそれ以上だ。蓄えていた力を全て放出するつもりか!?」
(リリスも初号機も巻き込んで広がっていく闇)
(初号機を手で包み込み抱くようにするリリス)
シンジ「いやだ、いやだ、いやだああああああ!!」
ビッグファイア「さあ、時は来た。行こうか、綾波レイ、シンジくん・・・ユイ」
(広がる闇。発令所の全ての計器が大きく狂う)
(モニターがブラックアウトし、再び灯る)
マヤ「・・・信じられません。ビックファイア、初号機、リリス、全て反応消えました。
どこにも、どこにもいません」
(ジオフロントから空を見上げていたアスカたち)
策士孔明「ついに、ついに行かれましたな、ビッグファイア様・・・」
アスカ「消えたなんて、・・・どうして」
アスカとトウジの仲がいいのか・・
それもいい
何がどうとは言わんが、この作品はカプさせないでホシィ……。
(ぐねぐねとした世界に佇むシンジ)
(白と黒の背景がマーブルのように周囲でうねっている)
(初号機の中ではないことにとまどいを感じているシンジ)
(着ている服もプラグスーツから制服に変わっている)
(わけがわからないまま進みだすシンジ。歩いている自覚はある)
シンジ「・・・・これは夢、なのかな。・・・でも、どこからが夢なんだ
ろう」
(自爆した零号機)
(蘇ったコウイチ)
(血を流し倒れていたミサト)
(シンジが殺した少女のこと)
(突然現れた巨大な白いレイ)
シンジ「・・・夢だ。きっと最初から全部夢なんだ。そうに決まってる」
(くちびるを噛むシンジ。それでも何かに導かれるように進んでいる)
(白と黒が溶けあう先で立っている人影。それに気づき足を止めるシンジ)
シンジ「・・・だ、誰? 誰なの?」
コウイチ「わからないのかい、シンジくん。僕だよ」
シンジ「コ、コウイチくん?」
コウイチ「ああ、山野コウイチだよ。はぐれた君を迎えに来たのさ」
(彼のもとに駆け寄ろうとして、立ち止まるシンジ)
コウイチ「どうしたんだい?」
シンジ「き、君はビッグファイアだ。ミサトさんを殺した僕達の
敵じゃないか!」
コウイチ「・・・おかしなことを言うね、シンジくん。僕はそんなこ
とはしていないよ。君は夢を見たんじゃないかな」
シンジ「夢?・・・やっぱり、夢だったのかな。でもここはどこなの?
これも夢なの?」
コウイチ「夢でもあり現実でもある場所さ。さあ急ごう、彼女たち
が待っているところは、もうしばらく先だからね」
(計器類を操作する青葉たち。それを見ている冬月とリツコ)
リツコ「・・・どう?」
マヤ「ダメです。どこの衛星のセンサにもひっかかりません」
日向「ビッグファイアはともかく、初号機と、そしてリリスはあれ
だけの大きさですからね。隠れるほうが難しいはずなんですが」
リツコ「私達はすでに前例を知ってるわ。大怪球の時と同じことが
起きたなら、世界中どこを探してもいないでしょうね」
マヤ「そ、そんな! ディラックの海に落ちたっていうんですか?」
リツコ「初号機とひきかえにビッグファイアをしとめたのなら、収
支はプラスという見方もあるでしょうけど。でも、そう単
純なことではないでしょうね。
・・・副司令はこのことを予想されていたのですか?」
冬月「可能性は考えていたよ。ユイくんが示唆していたからね。
ゼーレの老人・・・ライセも、そしてゲンドウも、結局運命は
変えられなかったようだな」
(そこに現れる闖入者たち)
アスカ「おもしろそうね、あたしにも聞かせてくれないかしら」
トウジ「そやそや、わいたちには知る権利っちゅうのがあるはずや」
(数時間前の二人の状況を知っていたため、驚く一同)
マヤ「あなたたち・・・」
リツコ「足はついてるみたいね。回復した理由は聞かないわ。熱が
出そうだから」
アスカ「それについては言いたい文句がやまほどあるんだけど、後
回しにしたげるわ。戦自の連中もさっき撤収してたし、十
傑集も白いエヴァも全滅してたから、もう戦闘は終わった
んでしょう?
いったい何が起こったのか、ちゃんと説明してもらうわよ」
冬月「やれやれ・・・」
(そこにまた別の声がする)
策士孔明「私からご説明しましょう。そのほうがよいでしょうからな」
アスカ「・・ああ、あんたついてきてたんだっけ。別にどっちでもいいわよ」
青葉「お、お前は、さ、策士孔明!?」
マヤ「きゃあああ!!」
(一斉に立ち上がり身構える青葉たち)
リツコ「・・・BF団の最高頭脳とは、アスカもとんでもない男を連れてきた
ものね。それで、何をたくらんでいるんですか、あなたは」
策士孔明「もはや何も企むことなどありませんよ。我らBF団の存在目的は
ついさきほど達成されましたからね。
私は旧交をあたために来ただけなのです。
お久しぶりですな。たしか今は冬月と、そう名乗っているとか」
冬月「好きなように呼ぶといい。・・・私には君の記憶はないがね。あの船に 乗っていた生き残りがまだいたということか、それとも・・・」
(憮然とした顔の冬月に妖しく笑う孔明)
孔明「ホホホ、目に見えるものに縛られているとはあなたらしくもない。
まあいいでしょう。さきほどから焦れておられる方もいる。
そろそろ明らかにするとしましょう、この戦いの真の意味を」
(白と黒の溶けあいでできた奇妙な世界を、肩を寄せ並んで歩くシンジとコウイチ)
(普通の道のように、まっすぐに前を見ているコウイチ)
(シンジはその横顔をちらちらと見ながら進む)
コウイチ「・・・どうしたんだい? 何か気になるのかい?」
シンジ「えっ、う、うん、ごめん、そうじゃなくて、あの、
本当に、コウイチくんなのかなって」
(うつむきながら話すシンジ。二人とも歩みは止めない)
コウイチ「僕は僕だよ。どうして、そんなことを思うんだい」
シンジ「だって、だって、コウイチくんは、コウイチくんはあの時、僕が、僕が・・・」
コウイチ「・・・シンジくんが?」
シンジ「・・・僕が、僕が殺したはずだから・・・初号機で、握りつぶしたから・・」
(立ち止まり、うつむくシンジ。数歩歩いた後コウイチが振り向く)
コウイチ「・・・ほら、どうしたんだい、シンジくん、迷ってしまうよ」
(やさしい笑顔で手を差し出すコウイチ。恐る恐る掴むシンジ)
(そのまま、また歩き出す二人。手の感触を確かめるシンジ)
シンジ「・・・・・」
コウイチ「疑わなくても、確かに僕はここにいるよ。君に殺されてなんてないさ」
シンジ「じゃあ、じゃあ、あれは・・・あの時僕が殺したのは・・・」
(もう一度立ち止まるシンジ、青ざめ震えている。コウイチの手を握ったままに)
コウイチ「・・・・誰だと思うんだい?」
シンジ「・・・・サニーって名前の少女だって、君から聞いたんだ。必要も無い
のに、僕が殺したって。・・・ねえ、あれは本当なの、コウイチくん!?」
(笑顔のまま、泣きだしそうなシンジを見つめるコウヘイ)
コウイチ「シンジくん 君は、自分が殺したのが誰かもわからないのかい?」
シンジ「僕は・・・僕は・・・」
コウイチ「ゆっくり考えればいいさ。さあ、止まっている暇はないよ、行こう」
(静かに手を引かれ、また動き出すシンジ)
(その顔から憂いは消えていない)
(二人とも黙ったまま歩く。ただ時間がだけ過ぎていく)
シンジ「・・・・・」
コウイチ「・・・・」
シンジ「・・・・」
コウイチ「・・・・・まだ悩んでいるのかい?」
シンジ「・・・・・・うん」
コウイチ「・・・後悔してるのかい? 自分がやったことを」
シンジ「・・・・そうかもしれない、でも・・・・」
コウイチ「しかたなかったとも思ってる。そうだね?」
シンジ「・・・・・うん」
(あの日、ターミナルドグマでのことを思い出すシンジ)
(右手の中のコウイチ)
(潰されようとする参号機のプラグ)
(ついばまれ壊される弐号機)
(動けないまま侵食されていく零号機)
シンジ「僕は君のことが・・・コウイチくんのことが好きだった。
嘘だったのかもしれないけど、僕のことを好きだって、
そう言ってくれた人は初めてだったから」
コウイチ「それは、嘘なんかじゃないさ、もちろん」
(コウイチの声が聞こえないかのように、とめどなく話すシンジ)
シンジ「僕はずっと思ってたんだ。本当は、僕はここにいちゃ
いけないんじゃないかって。僕の居場所じゃないん
じゃないかって」
コウイチ「・・・・・」
シンジ「ネルフのみんなは僕によくしてくれたけど、
それは僕がエヴァのパイロットだからで、
そして僕は、パイロットの僕が好きじゃなかった。
戦うのは嫌いだった、怖かったんだ」
コウイチ「・・・・・・」
シンジ「僕に戦えっていうミサトさんも、
僕と張り合おうとするアスカも、
戦うことを少しもためらわない綾波も、
悩みも何も無く戦えるトウジも、ずっと苦手だった。
使徒を倒して誉めてもらえるのは嬉しかったけど・・・」
コウイチ「それは君が望んでいたこととは違っていた」
シンジ「うん・・・そんなことじゃなくて、もっと普通でよかった
んだ。英雄だとかそんなんじゃなくて、普通に、
ただの中学生のままの僕で、それでもよかったんだ」
(目を伏せるシンジ。いつしか二人は立ち止まっている)
シンジ「あの街に来るまで、僕には何も無かった。
誰からも気にされない、静かなだけの暮らしだった。
でも平和だった。悲しいこともつらいこともなかった。
誰かを・・・誰かを殺せなんて・・・言われるはずもなかった」
コウイチ「でも、君は来てしまった」
シンジ「知らなかったんだ。世の中にこんなにつらいことがあ
るってあの頃の僕にはわからなかったんだ。
・・・もっと早くコウイチくんと出会えたらよかったのに。
あの日、父さんから呼ばれるより前に・・・そしたら・・・」
コウイチ「・・・時は戻せないさ。誰にも、絶対にね。
葛城三佐がいつか言っていたはずだよ。選んだのは君だと」
シンジ「・・・・」
コウイチ「君はエヴァのパイロットして、ビッグファイアを殺
さなきゃいけないと思った。仲間を、そして世界を守るために。
だから殺したんじゃないのかい? それでも後悔するのかい?」
シンジ「わからない、わからないんだ・・・あのままにはできなかった。
何度同じことを繰り返しても、同じ選択になるのかも
しれない。あのコウイチくんが本当は誰であろうと、
僕は殺すしかないようにも思えるけど」
(シンジの言葉にコウイチが小さく笑う)
コウイチ「そうさ、シンジくん、あれは罠だよ。君を壊すため
に仕組まれたことさ。敵を助けて仲間を見殺しにして
も、仲間のために敵を殺しても結果は同じだった」
シンジ「・・・そんな、いったい、なんのためにそんな・・・」
コウイチ「君がここに来たの理由の一つはその答を知るためさ。
ほら、全ての鍵である彼女はそこにいるよ。待たせてしまったようだね」
490 :
ラーゼフォン:02/04/19 03:20 ID:8a06bHvc
ラーゼフォン
(コウイチの言葉にあたりを見回すシンジ)
(ほとんど進んでいなかったのにと訝しくも感じている)
(辺りは見慣れぬ、白と黒の混沌の渦が形作る歪んだ風景)
(平衡感覚が失われていく)
シンジ「・・・コウイチくん?」
(繋いだ手が離れていたことに気づくシンジ)
(歪みの中でコウイチの姿を見失ってしまっている)
シンジ「コウイチくん? どこなの?」
コウイチ「・・・・・ここだよ、シンジくん」
(いずこかから声だけが聞こえる。それを頼りに前へ進むシンジ)
(しかしだんだんと不安が膨らむ)
シンジ「ハァ、ハァ・・・」
(いつのまにか走っているシンジ)
(やがて開けた場所に出、そこでようやく誰かの姿を見つける)
シンジ「・・・・あや、なみ?」
(壱中の制服姿のレイ。シンジを見ている。)
(紅い瞳)
(白い巨人の姿と重なる。シンジの体が強張る)
シンジ「ど、どうして、君が・・・・」
レイ「・・・・・」
(無表情に、ただシンジを見るだけのレイ)
(瞳に射すくめられたように動けないシンジ)
(コウイチの言葉を思い出す)
シンジ「・・・僕達を待ってたのは君なの? 全ての鍵って・・・」
レイ「・・・・・・」
シンジ「綾波、君は・・・」
(血に染まった包帯。点滴)
(攻撃で振動するケイジ。シンジの腕の中で苦悶するレイ)
(「非常召集・・・先、行くから」)
(「私は碇司令のことを信じている」)
(「何故エヴァにのるの?」「絆だから」)
(「私には、他に何もないもの」)
(「こんな時、どんな顔をすればいいのかわからない」)
(透き通った笑顔)
(「なんだかお母さんって感じがする」「・・・何を言うのよ」)
(「ありがとう」)
(「いえ、知らないの。たぶん、私は三人目だと思うから」)
(「レイは残念なことをしたわ」)
(「あなたは死なないわ。私が守るもの」)
(四散した零号機の残骸)
(せりあがってくる白い巨人。微笑む巨大な顔)
シンジ「・・・綾波、君は、・・・何?」
レイ「・・・・・」
(何も言わないレイ。表情は変わらない)
声「無理を言ってはいけないな。彼女自身、そのことは知らない
からね」
シンジ「コウイチくん?」
(壁を割るようにして現れる少年)
(眉をひそめるレイ)
(彼の雰囲気がさきほどとどこか違うことに気づくシンジ)
シンジ「・・・コウイチくん?」
ビッグファイア「コウイチは君が殺したんじゃないのかい、シン
ジくん」
シンジ「・・・・君は・・・君は・・・」
ビッグファイア「少し手間取ってしまったよ。望みの場所に来る
ことができたというのに。
でも、もう自分は取り戻せたようだね。
この世界は君に優しいはずだから、落ち着く
のかもしれない。いいことだね」
シンジ「どうしちゃったんだよ、コウイチくん!」
ビッグファイア「・・・なるほど、僕のフリをしていたわけか。
自分が恐れられているという自覚はあるようだ
ね」
(レイの方を見て笑うビッグファイア。睨み返すレイ)
レイ「・・・・何しに来たの?」
ビッグファイア「もちろん会いに来たのさ、君たちに。
リリス、君に世界を無に返させはしない。
切りはなされたこの場所では本来の力は使えな
いだろうからね。おとなしくして貰うよ」
レイ「それが目的?」
ビッグファイア「人類を取り込むことで力を得る君は、破壊を司
る悪魔でもある。それが彼のためでも碇ゲンドウ
のためでも認めるわけにはいかないさ」
レイ「でも、それはあなたも同じはず。滅ぼす者」
ビッグファイア「それが何か?
滅びの宿命は再生の喜びでもある。
お互い、この星の命運を決する手法は同じ形へといきついた。
ちがうかい?
もっとも、目的の方向性はずいぶん違うみたいだけどね。」
保全。GW中か?
保守
500 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/05/07 01:19 ID:RidKx/Zg
500GET!
あぼーん
おやぁ?スレジャックをしたはいが、もうネタ切れでございますか?
ですが、せっかくここまで来たんです。
もう少し頑張ってほしいものですなぁ。
そしてぜひ見事にオチを付け、スレを完結していただきませんと・・・。
やれやれ、ネタ職人さんは御留守のようですなぁ。
仕方ありません。
しばらくの間、拙者の駄文でお目汚しいただき、スレを保守していきますか。
(ターミナルドグマ)
ゲンドウ「貴様、何を企む?」
策士孔明「いえいえ、私はただ役者と舞台をそろえたに過ぎませんぞ。
あとは事の成り行きを見ているだけ。
これ何もかも人の心も流し動かす策士の業なり。」
(扇を前に差し出す孔明。扇の中央から青い炎が勢いよく燃え上がる)
策士孔明「さあ、ご一緒にフィナーレを鑑賞しようではありませんか。
そうあの少年達と、この星の行く末を・・・。」
(青い炎の中に、ジオフロント上空の光景が映し出される)
>>504 ×ジオフロント
○ターミナルドグマ
鬱死・・・
(ジオフロント上空)
(十傑集裁判にかけられ、苦しむシンジ)
(コウイチを手にかけた罪の意識、アスカを辱めた自責の念、レイを
見殺しにした後悔の思いが次々と湧き上がり、シンジ自身を責めたてる)
シンジ「うわぁーーーーーっ!」
(ネルフ本部・発令所)
青葉「心理グラフ、シグナルダウン!」
冬月「これ以上はパイロットの自我がもたんか・・・」
508 :
黒子:02/05/10 22:48 ID:???
旅行してる間におかしなことになってるな。
>>496までは俺だが
>>497は別人。
続きは画面転換でネルフに戻るつもりだったし、ビッグファイアのセリフが今後の予定とおもいきりかち合うものだから、
乱入者がどういう話をするのか、少しなりゆきを見ようと思ってたんだけど、
どうしていきなり元に戻るのかな?
流れを無視していいのなら、497を無視して続けるけど、そうしないのがこのスレのルールだと思ってたんでしばらく静観してたんだけど。
そもそも弐号と同じ話書いてもしょうがないだろうに。
ところで、まさか策士・孔明=497じゃないよね?(W
そこから続けるつもりも見込みもないのに書いたりしないよね?
いくらなんでも。
スレ汚しになっちまたね、スマソ。
496の続きを読みたい人がいるなら、用意はあるけど、いないならまあいいか。
509 :
策士・孔明:02/05/10 23:27 ID:FLlqkidg
おやぁ?黒幕の御降臨ですなぁ。
497の件ですが、私ではございませんぞ。私は、我らのビッグ・ファイアを
ビッグファイアなどとは記述しませんし、同じ言い回しは極力避けてきたつもり
ですがねぇ(343のモノリス「滅びの宿命は新生の喜びでもある。」)。
それにしても、黒子殿のお帰りをお待ちしてスレを保守してきた我々に随分な
おっしゃりようですなぁ。
まぁ、496の続きが読めるなら構いませんがね。
497を書き込んだ方には申し訳ありませんが。
510 :
黒子:02/05/10 23:39 ID:???
なるほど、じゃあ公平を期するためにしばらく497の降臨を待ちますか。
誰かが上げちまったから、当分持つでしょう。
511 :
黒子:02/05/10 23:52 ID:???
>509
追加
ただ、スレを保守するだけなら保全サゲで充分なんじゃないかな?
スレは誰の物でもないんだからスレジャックなんてありえないし、
リレーFFなんだから書きたいなら497から続ければよかったのに、どうしてよそから話もってきたの?
以後混乱するだけだと思うけど。
荒らし同様の行為をされて、それで恩に着せられてもねえ。
などと、ログを流すために書いてみた。
つーか、本スレと避難所と、どっちがメイン?
十傑衆が生きてるのと死んでるのと。
513 :
497:02/05/11 07:51 ID:???
すいません。こんな騒ぎになるとは思いませんでした。
497は無視してください。
でも、スレ止めておいて言うのもなんですが、508さんも509さんもこれ以上
争っているのは見苦しいと思います。
ただでさえ人の少ないEVA板なんですから、マターリいきましょうよ。
496の続き、期待してます。
第二も。
ほらほら、皆様お待ちかねでございますぞ、黒子殿。
515 :
黒子:02/05/12 01:21 ID:???
>>513 了解。
でも、続きを考えてたのなら497から続けてもらっても良かったんですよ。
こういうとき連絡用のスレがないと不便だな。
>>514 ・・・・もう少し自分のしたことのデタラメさを自覚しような。
人のことを揶揄する前に、さ。
策士孔明「世界を滅ぼす、それがビッグファイア様の持つもっと
も大きな力なのです。今回の計画の発端もそこにあり
ました」
リツコ「発端? 人類の滅亡が目的、という意味じゃなくて?」
策士孔明「さよう。滅ぼすだけならあの方にとって簡単なことです。
ただ望めば、それだけで行なうことができる。
あの方の呼びかけにより、しかけられた反陽子爆弾が即座に爆発し、
この星を紅蓮の、巨大な炎の塊へと変えるのです。
他の者がどう足掻こうと、それを止めることは不可能」
アスカ「な、何よそれ・・・」
リツコ「なるほど、それでビッグファイアなのね」
アスカ「リツコもどうしてそんなに落ち着いていられるのよ!」
リツコ「バベルに教えられたことと繋がるからよ。
何者かにより地球に埋めつけられた滅びの因子についてと
それを防ごうとしてきた人類の歴史について」
マヤ「で、でも先輩、何か矛盾する気がします」
アスカ「そうよ! バベルの塔ってのはBF団の本拠地でしょ?
ビッグファイアが滅びの因子だっていうなら、
当然バベルの塔をつくったのもBF団も人類滅亡が目的
ってことになるんじゃないの?」
日向「破壊活動もそのためってことか」
青葉「でもそれなら迂遠なことをせずにあっさりと爆弾を爆発
させればすむ。・・・いったい、何が目的なんだ」
リツコ「少なくともBF団の目的は人類の滅亡ではありえないっ
てことね」
策士孔明「さよう、ビッグファイア様の望みはその逆です。
人類を滅ぼそうとしていたのは、むしろ敵であるあな
たたちではないのですかな」
アスカ「そんなバカなことあるわけないじゃない!」
(抗議するアスカ。孔明は冬月を見ている)
冬月「・・・滅びではないよ。より正しい形へ作り変えようと考え
ただけだ」
マヤ「副司令!」
策士孔明「・・・審判にそなえて正しい姿に強制的につくりかえる、
それがゼーレの人類補完計画の目的ですな。
昔あなたがしようとした手法とは違いますね」
冬月「増えすぎた愚民を粛清し残った少数を正しい道へ導く、
そんなことは絵空事だったよ」
(静かに答えながらも、孔明を睨み返す冬月)
策士孔明「さよう、この15年世界で起きた争いを見れば明らか。
人類は存在の根源が善ではないと言わざるをえないでしょう」
冬月「このまま放置すれば、やはり滅ぶしかない。・・・時は近づいていた」
リツコ「過去からずっと、滅亡のことを知った人々は逃れようとしたわ。
最初はバベルの塔を攻撃して破れ、多くの者がその身を塩の
柱に変えられたけれど、その過程で彼らはバベルの意志にも
触れたの
生き残った者たちに、それは受け継がれたわ」
アスカ「意志? どんなだったの?」
リツコ「仕組まれた運命に立ち向かい、
いかなる手段を用いても滅びを避けよ、よ」
(対峙しているレイとビッグファイア)
(わけもわからず見ているシンジ)
(厳しく睨みつけるレイをビッグファイアが笑う)
ビッグファイア「僕のことを知っているということは、
君の原初の記憶も戻ったということだね。
もはや君は以前の綾波レイではありえない。
なのになぜ、シンジくんにこだわるんだい?」
シンジ「・・・・?」
レイ「私が私だから。
何も変わってはいないもの。
碇君は、私が守るの」
ビッグファイア「シンジくんのために何を犠牲にしてもいい、
そう考えているんだろう?
今の君には全ての手段を取る力がある」
レイ「そうよ」
ビッグファイア「しかし、引き換えにするものはあまりに大きい。
シンジくんが本当に望むと思うかい?」
レイ「・・・関係無いわ」
ビッグファイア「独善的だね。
君にそんな資格があるとは思えないよ。
終わった世界で生きることを彼に強要するなんて。
それに、いくら君にとって価値がないとはいえ、
巻き込まれるあまたの命にとっては迷惑この上ない話だ」
レイ「・・・そう。でも、もう遅いわ。しばらくはごまかせても、あなたにも止められない」
シンジ「もう、いいかげんにしてよ
さっきから何を言ってるんだよ!」
(緊張が切れたのかシンジが叫ぶ)
(押し黙って彼を見るレイとビッグファイア)
(半ばパニックになったシンジは泣きそうな顔をしている)
シンジ「ねえ、綾波、何がどうなってるんだよ。
いったい、僕をどうするつもりなんだよ。教えてよ」
レイ「・・・・・・・・・・・・・」
シンジ「綾波!!」
(レイに詰め寄り肩を揺するシンジ)
(何も言わないレイ)
ビッグファイア「クックック、
あまり彼女を虐めては可哀想だよ、シンジくん」
シンジ「うるさい!!」
(笑っているビッグファイアを睨むシンジ)
シンジ「コウイチくんじゃないなら、ビッグファイアなら、
おまえは僕らの敵じゃないか!」
ビッグファイア「おやおや、つれないことを言うね。
僕は君の敵などではないさ。
むしろ助けに来たんだよ」
シンジ「嘘だ!!」
(叫ぶシンジ)
(微笑みながら肩をすくめるだけのビッグファイア)
ビッグファイア「信じなくともすぐにわかるさ。
さあ、リリス、お喋りの時間は終わりにしよう。
君はゆっくりと進めたかったようだけど、
僕はせっかちなんだ。この世界の真の姿を、
彼の前に示そうじゃないか」
(その瞬間、周囲の風景が動き出す)
(混ざり合っていた白と黒が分かれていく)
シンジ「な、な・・・・」
レイ「・・・・・」
(空間に白だけが徐々に集まり形を作っていく)
ビッグファイア「さあシンジくん。最初の真実がこれだ
君も一度は見たはずだね」
(白い塊が巨大なレイの姿となり瞳を大きく開く)
シンジ「う、うわあ!」
(怯えて身をかがめ手で顔を覆うシンジ)
(その様子を隣でレイが見ている)
ビッグファイア「怖がることはないさ、シンジくん
あれはただの幻でしかないからね。
ここに充満していた素材を元に作った、
レプリカのようなものだよ」
(その声に恐る恐る目を開くシンジ)
(巨大なレイは笑った顔のまま止まっている)
シンジ「・・・あ、あれは・・・」
ビッグファイア「リリス、人間達はそう呼んでいる。
人類の母なる存在であり、滅びの因子の一つでもある」
シンジ「リリス・・・、さっき綾波のことをそうよんでたけど。
それにあの形は・・・」
ビッグファイア「あれこそが綾波レイの本来の姿さ。
今、君の隣にいる彼女の、ね」
(シンジが隣のレイを見る)
(レイは相変わらずシンジを見ている)
シンジ「・・・・・本当なの? 綾波・・・」
レイ「・・・・・・・・」
シンジ「・・・綾波」
(レイが頷く。そこにビッグファイアの笑い声が重なる)
ビッグファイア「ははは、正直だね。好意に値するよ。
わかったかい、シンジくん。
さっき初号機の中で君が見たのは解放された彼女の姿だよ。
そう、君のためにね」
シンジ「・・・僕の?」
ビッグファイア「まあ、それはもういいさ。
そして、今僕達がいる場所こそ、リリスの中なんだ」
シンジ「な、なんだよそれ、いったい・・・」
ビッグファイア「気づかないのも無理はないよ。
僕が『跳ばした』あの時、リリスは先んじて
初号機を取り込んでしまったからね。
君は気絶していたし、感じる暇はなかっただろう」
シンジ「・・・変だよ、だったら、初号機は今どこにあるの?」
ビッグファイア「もちろん、ここにあるさ、見えないだけでね。
リリス、もう意地悪はやめてくれないかい。
事象の果てるこの場所でしか、僕は彼女に会えな
いのだから」
レイ「・・・それが本音? 誰も邪魔などしていないわ。
最初から私達にかまわず、逢おうとすればよかったのに」
ビッグファイア「そうもいかないさ。
シンジくんがその気にならなければ、おそらく
彼女は現われはしないだろう。
ここから出たいかい、シンジくん、だったら
僕の言うことをききたまえ」
シンジ「・・・・いったい何を・・・何をすればいいの」
(くちびるをかみながら答えるシンジ)
ビッグファイア「ふふふ、いい子だ。
なに、難しいことじゃないよ。
君が忘れてしまったことを思い出すだけさ」
(浮びながら、ゆっくりとシンジに近づいてくるビッグファイア)
(それを遮るように、シンジの前に立つレイ)
ビッグファイア「・・・邪魔をしないんじゃなかったのかい?
君にもわかっているはずだよ、こうしていても
何も解決はしない。
シンジくんだっていつまでもここにいたくないと言っているしね」
レイ「言ったはずよ。碇君は私が守ると。
彼を傷つけるようなことは認めないわ」
ビッグファイア「信用が無いんだな。傷つけたりしないよ」
レイ「・・・心も?」
ビッグファイア「・・・・・」
(何も答えないビッグファイア。そのまま近づいてくる)
レイ「・・・そう、それがあなたの答ね」
シンジ「綾波?」
レイ「碇君、あなたはここにいて。絶対に動かないで」
(静かに宙に浮ぶレイ)
(なおも近づくビッグファイア)
(レイから数メートルほどの距離で止まる)
レイ「・・・・・・・・・」
ビッグファイア「ここは君の世界だけれど、有利だなどと思わないほうがいいいよ。
この場所を維持するために、君の力は制限されているからね」
レイ「・・・・・」
(無言のままビッグファイアを睨むレイ)
ビッグファイア「じゃあ、始めようか」
両腕を身体の前で交差させるビッグファイア)
(同時に激しい稲光を発する)
シンジ「ああっ!!」
(電撃がレイを襲う)
(直撃する寸前、レイの前に現れるオレンジ色の壁)
シンジ「AT・・・フィールド? どうして」
(フィールドに電撃が干渉しバチバチと火花を起こす)
ビッグファイア「なりふりかまわないんだね。
いいのかい、シンジくんが驚いているよ」
(閃光を纏いながらも軽口を叩くビッグファイア)
(ひたすら耐えつづけるレイ)
ビッグファイア「そんなもの、いつまでももちはしないよ」
(さらに電撃の威力が増す。押され気味になるレイ)
シンジ「あ、綾波、危ないよ!」
(レイを止めようと近づこうとするシンジ)
レイ「来てはだめ」
シンジ「だ、だって」
レイ「大丈夫・・・碇君はそこにいて」
(なんとかフィールドを持ちこたえるレイ)
ビッグファイア「無駄な足掻きを!」
(少し余裕を失った表情に変わるビッグファイア)
(そこに突然白い腕が掴みかかってくる)
ビッグファイア「なっ!?」
(リリスの像が動き出し、ビッグファイアを襲う)
(電撃をそちらに向けるビッグファイア。だが、リリスは吸収する)
ビッグファイア「ちぃっ、やはりここは君の世界ということか。しかたがない!」
本日(5/31)最萌えトーナメントに、今川監督の最新作「七人のナナ」のナナが出場します。
本作を今川監督の実績として世に知らしめ、GRの新作製作を促進するために、
是非ともナナに清き一票を!
投票所はここ
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/anime/1022423602/ 投票形式は
B-2
<<ナナ>>
推薦理由(必須)
というフォーマットで書き込んでください。
注意点として、
*名前をカッコ(半角の<<>>)でくくってないと無効になる。
*推薦理由がないと無効になる。
*ID非表示にすると無効になるので、メール欄にsage等は入れない。
*B-1にもナナ(天使のしっぽ)というキャラがいるのでB-2と必ず記載するか識別可能な書き込みをする。
*IDが重複することがあるので、ADSL、CATV等はその旨記載する。
などがあります。
では、よろしくお願い申し上げます。
追伸
連載の邪魔をしてごめんなさい。
毎日更新楽しみにしています。
(リリスの攻撃を避けて飛び回るビッグファイア)
(レイへの攻撃は一時的に止まる)
(その隙をみて近づくシンジ)
シンジ「大丈夫、綾波?」
レイ「ええ、問題無いわ」
シンジ「でも、あれは、綾波が操っているの?」
(ビッグファイアを追いまわしているリリス。火炎も効いていない)
レイ「わからないわ。・・・私も、自分のことよく知らないの」
シンジ「そうなんだ・・・。ねえ、このままヤツを倒せるのかな」
レイ「・・・たぶん、無理だと思う。でも心配しないで」
(リリスの白い腕がビッグファイアを捕まえかけたその時、
黒い壁を切り裂いて何かが現れた)
(ジオフロント発令所)
(モニターにはずっと変化が無い)
(エヴァシリーズとロボット群の残骸だけを映している)
アスカ「バベルの塔ってのはBF団の本拠よね。
そこにある意志だかなんだかが滅びを避けろって言うってことは、
BF団の目的もそこにあるってことなの?」
リツコ「ええ、そうなるでしょうね」
マヤ「でも、・・・BF団の目的が世界の救済なら、
私たちネルフはなんだったんですか?」
リツコ「もちろん、ネルフの目的も世界の救済よ」
マヤ「だったら!!」
(リツコや冬月を見ながら大声を出すマヤ)
マヤ「・・・だったら、どうして私たち殺しあう必要があったんですか!」
冬月「それは、お互いに採ろうとした手段が違ったからだ」
マヤ「手段なんて、目的が同じならどうだっていいじゃないですか」
アスカ「確かに、別に誰がやってもいいはずなんだから」
策士孔明「いえいえ、そうもいかなかったのですよ。
人間というのはさもしいもので、世界ではなく
自分たちだけが助かりたいと、そう願う方が多いようですからな」
リツコ「・・・BF団のやり方なら、人類全てを助けることができると?」
策士孔明「まさか。そんな方法などありはしません。
人類の滅亡は逃れられぬ運命なのですから」
トウジ「・・・なんかわけわからんようになってきたわ」
アスカ「そうよ。矛盾したことばかり言って、
結局誤魔化そうとしてるだけじゃないの」
(口に扇子をあて、笑う孔明)
(苛だち、イスから立ち上がる青葉。孔明に詰め寄る)
青葉「結局、お前達BF団の目的はなんだったんだ。
ビッグファイアは初号機やリリスをどこにつれていったんだ」
トウジ「せや、シンジはいったいどないなったんや」
策士孔明「先ほど申しましたとおり、BF団の、いいえ、
ビッグファイア様の目的はつねに世界の救済です。
補完計画という名のカタストロフィから人類を救うため、
補完の材料となるものを隔離したのですよ」
マヤ「そ、それって・・・」
アスカ「バカシンジが世界を滅ぼすってこと?
そんなわけないじゃない」
策士孔明「ホッホッホッ、無理に信じろとはいいませんよ」
(モニターのひとつに警告信号が灯る)
日向「…こ、これは・・・・せ、成層圏より飛来物! 槍です!!」
リツコ「まさかロンギヌスの槍!? 月から!?」
日向「は、はい!!」
(衝撃波を発しながらジオフロントに近づく槍)
アスカ「ここを襲ってくるの!?」
策士孔明「・・・いえ、違うでしょう」
(N2爆弾が造った穴から槍が入ってくる)
(本部に刺さる寸前、突如槍が空間を割る)
(裂け目にできた黒い穴の中に槍が吸い込まれ、裂け目も閉じる)
冬月「これで全ての鍵が消える・・・リリスが呼んだのか、それとも」
策士孔明「当然、我らの主の御技に違いありません」
(ビッグファイアの手に握られるロンギヌスの槍)
ビッグファイア「もう観念したほうがいいよ、リリス」
(巨大なはずの槍が小さくなっている)
(二つに分かれた切っ先がレイに向けられる)
レイ「・・・・・・・」
ビッグファイア「僕もなりふりかまう余裕は無いようだ。
力づくでも排除する、それもしょうがないね」
(槍を構えるビッグファイア)
(レイはシンジを庇うように立っている)
シンジ「や、やめ・・・」
(シンジが止める間もなく投擲するビッグファイア)
(槍の行く手をATフィールドが防ぐ)
(いったん空中で止められた槍)
(しかし錐揉みに回転し、フィールドを引き裂く)
レイ「くっ」
(レイの身体を貫くロンギヌスの槍)
シンジ「あ、あ、あ・・・」
(ゆっくりと仰向けに倒れるレイ)
(レイを貫いたまま槍が地面に突き刺さる)
(地面に赤い血がしたたっている)
(何度か痙攣し、やがて動かなくなるレイの身体)
シンジ「あ、綾波ぃぃぃ!!!」
(駆け寄るシンジ)
(レイは目を開いたまま動かない)
シンジ「綾波! しっかりしてよ! 綾波!」
ビッグファイア「無理を言っちゃだめだよ。
彼女はもう動けない」
シンジ「き、貴様ぁ!」
(静かに近づいてくるビッグファイア)
ビッグファイア「怒ったのかい、シンジくん
でも、悪いのは彼女の方だよ。
結果が同じなら抵抗しなければ良かったのさ。
むやみに苦しさが増すだけなのだから」
(動かないレイに一瞥し、苦笑いするビッグファイア)
(拳を震わせて睨むシンジ)
シンジ「許さない、許さないぞ、ビッグファイア!」
ビッグファイア「許さなければどうすると言うんだい」
(ビッグファイアの身体が一瞬光る)
(何かに弾かれたように、シンジの身体が跳ばされる)
シンジ「うわっ!」
ビッグファイア「無力なただの人間、それが君だよ。
対抗手段など何も持ってはいない」
(宙を舞っていたシンジの身体が黒く染まった地面に落ちる)
(受身をとることもできず叩きつけられるシンジ)
シンジ「ぐっ!」
(倒れふし、やがてシンジの顔が上がる)
(右頬に痣、口元からは血が出ている)
ビッグファイア「おやおや切ったのかい?
傷つけないと言ったのに、ウソになってしまったね」
(近づくビッグファイア)
(一瞥もせずレイの脇を通る。レイはもう動かない)
(それを見て立ち上がるシンジ)
シンジ「ち、畜生!」
(再び光るビッグファイア。弾き飛ばされるシンジ)
544 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/06/24 13:27 ID:boEJ.rpo
(四つん這いになり、滂沱の涙を流すシンジ)
シンジ「畜生、畜生、畜生、畜生・・・。」
(両手から血が出るまで黒い地面を叩き続けるシンジ)
シンジ「このままじゃダメなんだよ!もう、こんなのヤなんだよ!!
母さん、力を・・・僕に力を・・・。」
(顔を上げ、眦を決するシンジ)
シンジ「出ろぉ!エヴァンゲリオン・初号機ーっ!!」
初号機「ウォーン!」
(虚空の静寂を引き裂き初号機の咆哮が木霊する)
545 :
衝撃のアルベルト自転車:02/06/24 17:36 ID:v0y3mWQk
われら、ビッグファイヤーのためにッ!!!!!!!!!
(ところがそこに出現したのは、直径30mはあろうかという巨大なにんにくラーメンだった!)
(動かなかったはずのレイが突然目を見開いて)
「あれほどチャーシュー抜いてっていったでしょう!」
(と叫ぶやいなやビッグファイアを真っ二つにロンギヌスの槍で切り裂いてしまった。)
(唖然とするシンジ)
さすがのBF団スレもこうなってはおしまいだ。
生きて恥をさらすのもつらいだろう?
削除依頼を出してやるよ。
548 :
素晴らしきヒィッツカラルド:02/06/24 23:35 ID:RjakeUo6
ただし、スレごと真っ二つだ!
えっ?
続けたらいいじゃん。
>>544 (姿なき初号機が一陣の辻風となってシンジの許へ駆け抜けてゆく)
(突風に煽られてビッグファイアのマントがはためき、彼の視界を一瞬遮る)
(不快そうに乱れた髮を一撫でするビッグファイア)
(次の瞬間、シンジの姿は既に初号機に取り込まれている)
ビッグファイア「そうか。結局、君はそれに乗るんだね。
折角、違う道を用意してあげられたのにね。」
シンジ「うるさあーいっ!」
(見えざる初号機の、憎悪に染まった赤い瞳だけが妖しくビッグファイアを睨む)
546から続けるように。
550は無効です。
つーか>543だろ。
>416
という話も・・・。
掲示板リレーSSなんだからアクシデントはつきものです。
ジャマされるのが嫌なら余所に逝けばヨシ。
言ったろう。
厨房には無理だと。
556 :
綾:02/06/26 10:56 ID:???
・・・そう。
557 :
綾波レイ 7 ◆HaoITKwQ:02/06/26 10:59 ID:/J7BIQ9o
・・・あら?
>>550 ビッグファイア「怪我をしないうちに出ておいでよ。悪いようにはしないから。」
(右腕を一振りするビッグファイア)
(電撃が地を走り、光る瞳だけの初号機に炸裂する)
(黄金色に輝くATフィールドが展開され、電撃を弾き返す)
(次いで、黄金色に縁取られた初号機の輪郭が徐々に浮かび上がってくる)
(更に、初号機のボディが黄金色に変化して発光し始める)
シンジ「うわーっ!」
ビッグファイア「何という気迫!もしやスパ・ンモード?」
546から続けるように。
560 :
アスカ:02/06/27 08:10 ID:???
>>546 (切り裂かれたのはビッグファイアではなく三つの護衛団の一つアキレスだった)
ビッグファイア「駄目じゃないか。シビトは大人しく寝てなきゃ。」
(投げ返された槍に貫かれ、恍惚の表情で再び倒れるレイ)
(一方、姿なき初号機は巨大にんにくラーメンを貪り食べている)
シンジ「食っている・・・。」
(巨大にんにくラーメンを一飲みし、歓喜の咆哮をする初号機)
(異空間に大蒜の香りが充満する)
(不快そうに眉を顰めるビッグファイア)
(
>>550 へ続く)
元ネタあんの?
563 :
さあ?:02/06/27 23:08 ID:???
シンジ「僕のこの手が・・・!」
(コウイチを手にかけ血塗られた手、そしてアスカを辱め汚された手、それら
忌まわしき過去を浄化せんとばかりに真っ赤に燃え上がり赤熱化する)
シンジ「お前を倒せと・・・!」
(過ちと不幸の連鎖から輝ける未来へ抜け出さんとシンジの魂が絶叫する)
(愛と、怒りと、悲しみを込め、渾身の一撃を放つシンジ)
シンジ「マゴロク・エクスターミネーターッ・」
(赤熱化した初号機の右手掌から光の束が伸びてゆく)
シンジ「ソードッ!」
(初号機の右手に握られた光の剣にATフィールドが絡みついてゆく)
シンジ「メーンッ!」
(光の剣をビッグファイアに振り下ろす初号機)
(避けきれず、両手を額の前で組んでバリアを張り攻撃を凌ぐビッグファイア)
ビッグファイア「く・・・来いっ!」
(黒い地面から、ビッグファイアと初号機の間に割って入るように現れる
三つの護衛団の一つ、ネプチューン)
シンジ「ドオーッ!!」
(しかし、蛮刀が下草を刈るが如く易々とネプチューンの厚い鋼鉄の胸板を
切り裂く初号機)
(更に、初号機の光の剣の切先がビッグファイアの脇腹をかする)
ビッグファイア「がはぁっ!」
(血反吐を吐き、脇腹を押さえてよろめくビッグファイア)
(一瞬のうちに活動停止したネプチューンの残骸を乗り越え
ビッグファイアに迫る初号機)
シンジ「ツキィーッ!!!」
(自らの正面に繰り出された鋭い太刀先を念動力でかろうじて押し返す
ビッグファイア)
(激しいせめぎ合いが続くうち、自分の体の変化に気付くビッグファイア)
ビッグファイア「まずい。このままでは・・・。」
(徐々に頭髪が抜け、皮膚の皺が増えてゆくビッグファイア)
(と、初号機の背後に、槍で貫かれたまま動かないレイの姿が目に入る)
ビッグファイア「一か八かだ。」
(緩急をつけ、一瞬だけ初号機の突きを跳ね返すビッグファイア)
(その一瞬のうちに、ロンギヌスの槍を念動力で呼び寄せようとする)
(しかし、槍はレイに刺さったままピクリとも動かない)
ビッグファイア「何故・・・?」
(満面の笑みを浮かべ、レイは両手でしっかりと槍を握りしめている)
ビッグファイア「そうか・・・。シンジ君にも教えてあげなくちゃね。」
(次の瞬間、初号機の右手から伸びる錐状のATフィールドがあやまたず
ビッグファイアの喉笛を突き抜けてゆく)
(虚空に刎ね飛ばされるビッグファイアの首級)
ビッグファイア「見事だ。完敗だったよシンジ君。」
(くるくると回転しながら宙を舞っている)
ビッグファイア「次が最後の問題だよ。こっちも上手に解かなくっちゃね。」
レイ「いやーっ!」
シンジ「綾波!無事だった・・・なに?」
(シンジの脳裏にめくるめくイメージが拡がってゆく。)
(ネルフ本部・発令所)
(発令所の人々の脳裏にもシンジと同じイメージが拡がる)
日向「?何だ!今のは?」
冬月「碇・・・。」
アスカ「キモチワルイ。」
策士孔明「これはこれは・・・。」
マヤ「・・・不潔・・・。」
リツコ「(目を伏せ、唇を噛み締める)」
(ターミナルドグマ)
(腕をもぎとられ、横たわっていたゲンドウがヨロヨロと起き出す)
シンジ「これが・・・。父さんと、こんなことしてるのが綾波?」
ビッグファイア「そう、これも彼女。シンジくんの知らない彼女。」
レイ「イヤ!やめて!!こんな所を碇君に見せないで!」
レイ「私じゃないのに・・・。」
声「そうかしら?あれも私。みんなで無視してなかったことにされてきた私。」
レイ「違う!」
声「それは、あなたが知らないだけ。
見たくないから、知らないうちに避けているだけ。」
レイ「最低だ・・・私。もう、消えてしまいたい・・・。」
(霞のように消えてゆくレイ)
(異空間が音もなく崩壊してゆく)
シンジ「綾波、綾波ーっ!」
ビッグファイア「無駄だよ。このリリスの魂は今、自ら閉じこもっているから。」
シンジ「どうして・・・、どうしてあんなモノを見せたの?」
ビッグファイア「彼女の全てを知りたい・・・そう望んだのは君自身じゃなっかたかな?」
(黒い地面が消滅して奈落の底へ落ちてゆくビッグファイアの首級)
ビッグファイア「ふふふ。せっかく面白くなってきたのにこれでおしまいか・・・。」
(ネルフ本部・発令所)
日向「次元測定値が反転!何かが・・・何かが本部上空に・・・。」
(白い影がジオフロント上空を覆ってゆく)
(それが次第に巨大なヒトの姿を形作ってゆく)
アスカ「ファースト・・・。」
(ぱたんと扇を床に落とす策士孔明)
策士孔明「おいたわしや・・・我が君・・・。我が策破れたり・・・。」
(ジオフロント上空で静止する巨大リリス)
(四枚の光の羽根を広げて飛翔し、巨大リリスに追いすがる初号機)
シンジ「綾波ーっ!」
(しかし、初号機を退けるように左右6枚計12枚の羽根を広げる巨大リリス)
(周囲に強力なATフィールドが展開される)
シンジ「うわーっ!」
(巨大リリスのATフィールドに弾き飛ばされる初号機)
(ネルフ本部・発令所)
冬月「世界の・・・始まりと終局の扉が、遂に開いてしまうか・・・。」
ゲンドウ「そうだ。」
(振り向く冬月)
冬月「碇・・・ユイ君には会えなかったようだな。」
(失った片腕を押さえながら黙っているゲンドウ)
(巨大リリスに取りつこうと飛びまわる初号機)
(しかし、強力なATフィールドに阻まれ近づくこともできない)
(更に、巨大リリスの12枚の羽根の先端がレイの上半身に変化する)
シンジ「綾波?」
(巨大リリスの12枚の羽根1枚1枚が長く伸びてゆき、初号機に襲いかかる)
シンジ「うわーっ!」
(地面スレスレを飛んで逃げ回る初号機)
(初号機を追い、地上を大蛇の如くのたうって暴れまわるリリスの羽根)
(ネルフ本部・発令所)
青葉「直撃来ます!地上堆積層融解!!」
日向「第2波が本部周辺を掘削中!外郭部が露呈していきます。」
(リリスの羽根が、あらゆるものに無差別攻撃を加え始める。)
冬月「まだ物理的な衝撃だ。アブソーバーを最大にすれば耐えられる。」
(巨大リリスの攻撃を逃れてジオフロント上空で滞空する初号機)
シンジ「何故なの・・・綾波?
父さん、そこで見てるんでしょ?
何故なの、答えてよ父さん?」
ゲンドウ「よく見ろシンジ。そのリリスこそレイの心そのものだ。」
シンジ「え?」
ゲンドウ「シンジ。レイはお前を避けている。」
シンジ「何だって?そんなバカな!」
(再び巨大リリスに近づく初号機)
(リリス中枢・子宮)
(胎児のように膝を抱えたレイがコクーンに包まれている)
(微かに顔を歪ませるレイ)
レイ「イヤ・・・来ないで・・・。」
(たちまちATフィールドで初号機を弾き返す巨大リリス)
シンジ「そ、そんな・・・。」
(その一方で、12枚の羽根が初号機を捕らえようと襲いかかってくる)
(ほうほうの呈で逃げ回る初号機)
(リリス中枢・子宮)
レイ「これは・・・碇君と一つになりたい私の心・・・。」
ゲンドウ「これでわかったろう。
相反するレイの願望が織り成すリリスの所業。
そして、
あれこそ全ての進化の源、
全ての増殖の故郷、
人類再生の切り札になるべき母なる存在だったのだ。
何人たりとも抗うことあたわぬ・・・。」
冬月「しかし、今や破壊による滅亡をもたらすのみの存在となっている。」
シンジ「父さん!
僕や綾波やみんなに、あんな非道いことをして、
父さんは何をやろうとしていたの?」
ゲンドウ「今更許しを請おうとは思わん。が、」
シンジ「?」
ゲンドウ「すまなかったな、シンジ、レイ。
これが私の命を賭けた償いだ。」
(失われた右腕をイメージするゲンドウ)
(リリス中枢・子宮)
(アダムと共にレイに取りこまれたゲンドウの右腕がわずかに動く)
(体内の異物の感覚に驚愕する巨大リリス)
(ゲンドウの右腕の周囲に内向きのATフィールドが発生する)
(たちまち微塵に砕かれるゲンドウの右腕)
(ネルフ本部・発令所)
(苦痛に顔を歪ませるゲンドウ)
(更に、ATフィールドの共鳴によりゲンドウの残った体まで消滅してゆく)
ゲンドウ「赤木リツコ君・・・本当に・・・。」
リツコ「・・・嘘つき。」
(衣服と眼鏡を残して消え去るゲンドウ)
(その眼鏡をいとおしげに拾い上げるリツコ)
(外部モニタに目をやるリツコ)
(体内に発生したATフィールドと体外のATフィールドが干渉しあい、
巨大リリスの下腹部から中枢に至る裂け目が形成されている)
リツコ「シンジ君・・・。」
(しかし初号機の中で呆然としているシンジ)
(徐々に閉じてゆく巨大リリスの裂け目)
シンジ「そ、そんな・・・。
今更なんだよ・・・。
ずるいよ父さん。
僕一人に押しつけて先に逝って、どうしろっていうんだよ・・・。
ここまで来て最後の敵が・・・綾波、君だなんて・・・。
勝てるわけなんてないよ。勝てるわけなんてない・・・。」
(ネルフ本部・発令所)
アスカ「だからアンタはバカなのよーっ!」
シンジ「アスカ?」
アスカ「どうしてファーストの気持ちをわかってあげないの?
いい、アンタの父親とあんなことしてるところを見られて
アンタに嫌われてしまった・・・。
ファーストの心はそんなアンタへの気持ちで一杯・・・。
それであんなバケモノで心を閉ざしちゃったのよ。」
シンジ「ぼ、僕はどうしたら・・・。」
アスカ「まだわからないのバカシンジ!ったくしょうがないわね。
・・・いいわ。
ファーストの心の扉を開くのに、絶対に効く呪文を教えたげるわ。」
(一瞬目を伏せるアスカ)
アスカ「それは・・・好きだ・・・って一言。」
アスカ「ねぇ。今までファーストに好き・・・っていってあげたことある?」
(かぶりを振るシンジ)
アスカ「じゃあ、シンジこそこそ自分の気持ちに素直になればいいだけじゃない。」
シンジ「でも・・・。」
トウジ「だったら話は早いやないの。
センセのありったけの気持ちをぶちかましちまえばええんや。」
アスカ「Kampfen!シンジ!!
でないとアタシ、アンタ達が気になって・・・見つけらんないわよ。」
シンジ「アスカ・・・ありがとう。」
(ほとんど閉じかかった巨大リリスの下腹部の裂け目に突入する初号機)
(長い回廊を抜け、リリスの中枢である子宮に辿り着く初号機)
(コクーンに包まれたレイが居る)
(エントリープラグをイジェクトして初号機から出るシンジ)
シンジ「綾波、聞こえてる?綾波・・・。
綾波・・・返事はしなくてもいいよ。
ただ、聞いていていてくれればいいんだ・・・。
僕の父さんは、逝ってしまったよ・・・。」
(レイ落涙)
(ネルフ本部・発令所)
冬月「リリスの攻撃が・・・止んだ。」
シンジ「綾波にすまなかった・・・そう言い残して・・・。
でも、そんなことはもういいんだ・・・いいんだよ。
それとも綾波と父さんとのことで、僕が綾波を責めるって思ってるの?
ねえ、僕たちはこの一年間、いったい何をしてきたんだ・・・。
僕たちのこの一年間は、一体何だったんだ?
まだ何も答えなんか出てないじゃないか。」
(ネルフ本部・発令所)
日向「リリス、地上から離れていきます。」
リツコ「どこへ行こうというの?」
シンジ「覚えてる?あのとき、第7ケイジで初めてあった僕たちは、
父さん達に無理やり使徒殲滅を押し付けられて、
何もわからないまま戦場という荒野に放り出された。
僕たちは、無我夢中で戦った。
でも、終わってみれば、周りはそ知らぬ顔で後のことしか考えちゃいない。
でもそれで、僕たちの一年が終わってしまっていいわけないだろう。」
(ネルフ本部・発令所)
青葉「目標はE層を通過。なおも上昇中。」
シンジ「確かに、僕たちは使徒やBF団に勝った。
でもそれは、いつも綾波が一緒にいてくれたおかげなんだ。
そうだよ。
綾波と僕とで戦ってきた勝利なんだ。
だから、これからも一緒でなくちゃ意味がなくなるんだ。」
(大気圏最上層部まで昇りつめる巨大リリス)
(足下は視界いっぱいに広がる青く輝く地球)
(頭上は既に一面、星の海で満たされている)
シンジ「ねえ、綾波。
僕は、エヴァに乗るしか自分の価値を見つけられない
不器用な人間かもしれない。
だから、こんな風にしかいえない。
僕は、君が・・・君が・・・綾波が好きだぁ!
君が欲しいっ!綾波ーッ!!」
(コクーンの中を倒立位で長軸を中心にくるくると回転しているレイ)
レイ「碇くん?」
声「行ってはダメ。」
レイ「何故?」
声「あなたに偽りの心と身体を与えたあの男はもういないわ。
もう、頑張らなくてもいいのよ。」
レイ「・・・。」
声「あなたは虚無に還りたくて、ビッグファイアとさえ戦ったんでしょ。」
レイ「そう。
でも、やっとわかったの。本当の答えが。」
(急速に頭の方向へ移動しはじめるレイ)
(その方向からレイと同じ姿をした影が近づいてくる)
レイ「私が戦わないといけないのは、使徒でもBF団でもない。
それは・・・。」
声 「それは?」
レイ&声「それは、自分自身だったのよ!」
(互いをすり抜け交差する二人のレイ)
(水飛沫を上げながら勢いよくコクーンの外へ飛び出すレイ)
レイ「そう。
理由なんていらない。
私は碇くんが好きなだけ。
今はそれだけでいい。
好きなことに理由はいらない。
好きでいよう。
ずっとずっと、碇くんのこと、好きでいよう。
たとえ、本当の私がヒトの形をしていないかもしれなくても。
たとえ、今までの私がいなくなるかもしれなくても。」
(一糸纏わぬ姿でシンジの腕の中に飛び込んでゆくレイ)
レイ「碇くん!」
シンジ「綾波ーっ!」
レイ「碇くん・・・。
ごめんなさい。
碇くん、私、もう離れない。」
シンジ「僕も、放さないよ。」
シンジ&レイ「ずっと、ずっと、一緒だ(よ)。」
レイ「最後の仕上げよ。」
シンジ「え?」
(初号機のエントリープラグ内に滑り込む二人)
(レイがエスコートするように背後から体を密着させてシンジの両手をとる)
(背中越しにレイの体温を感じて赤面するシンジ)
(レイに導かれて右手を挙げるシンジ)
(同じポーズをとる初号機)
レイ「・・・来る・・・。」
(巨大リリスの子宮内膜を突き破ってロンギヌスの槍が飛来する)
(おもわず目を閉じるシンジ)
(しかし、槍は迷わず初号機の右手に収められている)
(シンジの手の甲にレイの手のひらが重ねられる)
(レイにリードされて槍を構えてみせるシンジ)
(槍の先に、リリスと融合しているアダムが見える)
レイ「碇くん。何を願うの?」
シンジ「それはね・・・。」
(ネルフ本部・発令所)
日向「初号機、S2機関全開!」
青葉「シンジ君は何をしているんだ?」
策士孔明「おそらく・・・
滅亡を刻む時計の針を少しだけ戻しているのでございます。」
冬月「人類の未来は碇の息子達にゆだねられたな・・・。」
(大気圏最上層)
(崩壊してゆく巨大リリス)
(細かく分解されたリリスの破片が次々に大気圏を落下してゆく)
(ジオフロント)
(夕闇迫る空に、たくさんの流れ星が落ちてゆく)
(仰向けに寝そべっている一組の男女が手を握り合いながらそれを見ている)
ミサト「ねぇ・・・これで何もかも終わったのよね。」
加持「甘いぞ葛城!
ゼーレがこのまま黙っちゃいないさ。」
(ネルフ本部・発令所)
冬月「これから人類が迎えるものこそ、明日という名の希望なのか?」
策士孔明「はたまた破壊という名の絶望なのか?」
冬月&策士孔明「それは、神のみぞ知る。」
(ゼーレの会議)
キール「だが、報いは受けなければならん。
そう。
人類補完計画の本質を知ろうともせず、
無限のエネルギーよ、永遠の命よと、
神の業を弄ぼうとした愚かな人間ども。」
モノリス02「そして我らの外に再びパンドラの箱を開けようとしている
者達がいる。」
モノリス03「そこにある希望が現れる前に箱を閉じようとしている
者達がいる。」
モノリス04「そう、希望。
希望の形は人の数だけ、存在する。」
モノリス05「希望は人の心の中にしか存在しないからだ。」
キール「だが、我らの希望は具象化されている。
見えるか、諸君。」
(大気圏最上層)
(ほとんど原形をとどめないほどに崩壊している巨大リリス)
(その中心で初号機がロンギヌスの槍を構えている)
(槍の先に2柱の光球が形成されつつある)
モノリス06「あれこそ我々が求めていたもの。」
モノリス07「あれこそ我々の夢見てきたもの。」
モノリス08「それは、偽りの継承者である。黒き月よりの我らの人類。
その始祖たるリリス。」
モノリス09「そして、正当な継承者たる、失われた白き月よりの使徒。
その始祖たるアダム。」
キール「だが彼らはそれを私しようとしている。」
モノリス10「左様。我らの手に取り戻さねばならん。」
モノリス11「せめて碇の息子どもから取り上げておかねばならん。」
モノリス12「結果、今一度世界が滅びようとも・・・。」
キール「さあ、世界最後の夜明けに懺悔せよ。」
(ネルフ本部・発令所)
日向「嘉手納基地より高高度邀撃機が多数発進した模様。」
青葉「ケープ・カナベラル、バイコヌール、酒泉各宇宙港からも
定期便外の往還機の発進を確認!」
日向「今・・・北米全土が弾道弾発射準備態勢に入りました!」
策士孔明「まったくですなぁ。
人間という輩はすぐに銃をつきつけることしかせん。」
冬月「そんなことだから、人類補完計画の何たるかもわからぬ。
そう、進化。」
策士孔明「進化。」
冬月&策士孔明「進化なし・・・。」
(ジオフロント)
(焼け焦げたおびただしい有機物の塊の中から血まみれの人影が立ちあがる)
白昼の残月「どうやら生き残ったのは我ら二人だけのようだな。」
(残月の呼びかけに応えるかのように、黒焦げの肉塊が動き出す)
命の鐘の十常寺「十傑集ガ、八死二生、其モ良シ。」
(体の一部が再生しかけている十常寺がフラフラと起き出す)
命の鐘の十常寺「残月大兄ガ不死身ノ二ツ名、偽リ無シ!」
白昼の残月「よせ。それは弟だ。」
(煙管をくゆらし夜空を仰ぐ残月)
(天頂に初号機と、卵子に還元されつつある2柱の光球が発する輝きが見える)
(その輝きに向け、光の矢が殺到する)
(しかし光の矢は、その輝きに達する前にことごとく消え去ってしまう)
白昼の残月「あれは・・・。」
命の鐘の十常寺「三ツノ護衛団ガ一ツ・・・。」
(大気圏最上層)
(超音速で巨大な怪鳥が飛翔している)
ガルーダ「ギャオーン!」
(ネルフ本部・発令所)
冬月「なぜBF団の怪ロボットが?」
(振り向く冬月。しかし、床に扇が落ちているのみで策士孔明の姿はない)
(苦笑する冬月)
冬月「(あの男は昔からそうだったな・・・。)」
(大気圏最上層)
(対衛星ミサイルを次々と破壊してゆくガルーダ)
(しかしガルーダの迎撃をかいくぐり、ついに一発の対衛星ミサイルが初号機に迫る)
ガルーダ「クエーッ!」
(体当たりで初号機を突き飛ばし、対衛星ミサイルの前にその身を投げ出すガルーダ)
(次の瞬間、巨大な閃光が発生する)
(初号機エントリープラグ内)
(レイの膝枕でまどろむシンジ)
(ガルーダの体当たりと対衛星ミサイルの爆発による振動で目覚めかけるシンジ)
シンジ「な、何?」
レイ「何でもないわ。碇くんは何も心配しなくていいの。」
シンジ「うん・・・。」
(再び眠りに落ちるシンジ)
レイ「そう、あと少し・・・。」
(ネルフ本部・発令所)
日向「間違いありません!爆心空域より大量のγ線の発生を確認。
N2弾頭ではありません!!」
リツコ「重陽子ミサイル・・・。
いよいよ、なりふりかまってられなくなったということ?」
冬月「バカな・・・そんなものを落としてみろ。
今の初号機に火をつけるようなものだ。」
青葉「今更何を!
副指令!全ては、あなた方が招いたことじゃないんですか?」
(ジオフロント)
(ガルーダが散っていった空を見上げている残月と十常寺)
白昼の残月「ガルーダ・・・何故だ?」
命の鐘の十常寺「是即我君ノ御遺志也!」
白昼の残月「うぅむ。十常寺の言うことも、もっともだ。面白い!」
(十傑集の屍骸の山をまさぐる残月)
白昼の残月「じいさま。借りるぞ。」
(カワラザキの大凧を空に放り上げる残月)
(たちまち蒼穹へ駆け上ってゆくカワラザキの大凧)
白昼の残月「十常寺、先に行くぞ。」
(糸上を走り抜け、大凧に乗り移る残月)
命の鐘の十常寺「承知!」
(懐から鐘を取り出す十常寺)
命の鐘の十常寺「地下ニ巣食イシ無法ガ者共、
我ガ呼ビカケ応エ、
己ガ主ヲ助ケヨ!」
(地面に鐘を叩きつけ、ジオフロントに怪音を轟かせる十常時)
(ネルフ本部・発令所)
(警報が鳴り響いている)
マヤ「セントラルドグマに異常発生。こ、これは!」
(思わず口元を押さえ、嗚咽するマヤ)
(隣からマヤのモニタを覗き込み、恐怖に顔を引きつらせる日向)
日向「ぎひぃ!」
アスカ「何よ。今更何を驚くことが・・・ファースト、イパーイ?」
(レイの姿をしたモノが、ぞろぞろとドグマから這い出してくる)
リツコ「製造プラントからダミーが?ありえないわ!一体誰が?」
(ジオフロントに現れ、整然と百鬼夜行するダミー達)
(ダミー達の先頭を歩く十常寺がパタパタと両手をはばたかせてみせる)
(それを真似してダミー達も両手を上下させる)
(いつしかダミー達の両手を翼に変化してゆく)
(ダミー達が一体、また一体と次々に夜空へ舞いあがってゆく)
(そのうち一体の両足を掴み、十常寺もまた戦いの空へと赴く)
(成層圏)
(急上昇してゆく嘉手納基地邀撃機編隊第二波)
隊長「アヤパニ01より各機へ。第一波攻撃は失敗したらしい。気を引き締めてゆけ。」
(後方から何かが近づいてくるのに気がつく隊長)
隊長「なんだ、鳥?バカな!」
(ダミーの大群が編隊を包み込む)
(うち一体が隊長機に取りつき、キャノピーに顔を張りつけ不気味に微笑む)
隊長「う、うわーっ!」
(恐怖にかられ、ダミーを振り落とそうと無茶な操縦をして墜落する隊長機)
(僚機もダミー達に次々と落とされてゆく)
(編隊全滅を見届け、更なる高みを目指してゆく十常寺とダミー達)
(大気圏最上層)
(宇宙往還機から射出された対衛星ミサイルが初号機に殺到する)
(大凧を巧みに操り、凧の糸で対衛星ミサイルを次々と切断してゆく残月)
(放射性物質を撒き散らしながら地上へ落下してゆくミサイルの残骸)
(周囲を見まわし対衛星ミサイルが一掃されたのを確認する残月)
(そこへ十常寺とダミー達が昇ってくる)
命の鐘の十常寺「遅参陳謝!」
(大凧へ飛び移り残月の横に並ぶ十常寺)
白昼の残月「何の。本命はこれからぞ!」
(東の地平から超大型重陽子ミサイルがその凶暴な姿を現す)
(初号機・エントリープラグ内)
(異様な気配に再び目を覚ますシンジ)
レイ「いけない、碇くん!」
(レイの制止も空しく外の風景を見てしまうシンジ)
(レイによく似たモノ達が天使のような羽根をはばたかせ飛び回っている)
(そのモノの群れの中心に大凧があり、二人の男が生身で乗っている)
シンジ「う・・・うわーっ!」
(錯乱し、初号機でロンギヌスの槍を無茶苦茶に振り回すシンジ)
(ダミーの何体かがロンギヌスの槍に引き裂かれて地上へ落下する)
(大凧にも振り下ろされるロンギヌスの槍)
(しかし、大凧の直前で槍が食いとめられる)
シンジ「!」
(残月と十常寺が左右から槍を受け止めている)
白昼の残月「我らがあれを何とかしてやろうというのに!」
命の鐘の十常寺「所望命中弾道弾?」
(次第に槍に押されてゆく残月と十常寺)
白昼の残月「下がれ、十常寺!」
(同時に大凧から飛び降りる残月と十常寺)
(その直後、槍で真っ二つにされる大凧)
命の鐘の十常寺「大惨事勃発必至也?残月大兄。」
白昼の残月「君達は取り返しのつかないことをした。
その報いは、自らのものとするがいい。」
(地球に自由落下してゆく残月と十常寺)
命の鐘の十常寺「再見、子供達!」
白昼の残月「もうあうこともなかろう。」
(急速にシンジの視界から消えてゆく残月と十常寺)
(その後を、翼を持ったダミー達が追ってゆく)
レイ「碇くん、落ちついて!」
(レイに羽交い締めにされ、我に返るシンジ)
(超大型重陽子ミサイルが初号機に迫ってくる)
シンジ「綾波・・・僕は、何を?」
レイ「大丈夫。まだ間に合うわ。」
(再び槍を二柱の光球に向け構える初号機)
シンジ「綾波・・・君は、何を?」
(アダムとリリスの卵子が完全な球型となる)
(初号機が右手でアダムの、左手でリリスの卵子を鷲掴みにする)
(初号機のコア、アダムの卵子、リリスの卵子が呼応して発光する)
レイ「碇くん、しっかりね。そして、必ず戻・・・。」
(レイの言葉の半ばにしてシンジの視界が歪み、意識が遠くなる)
シンジ「なんだ・・・自分が大きく広がっていくみたいだ・・・。
どこまでも・・・どこまでも・・・。」
ユイ「シンジ・・シンジ・・・・シンジ・・シンジ・・。」
シンジ「母さん?」
ユイ「聞こえるわね?シンジ。」
シンジ「母さん!」
ユイ「我が息子よありがとう。
この私の声が聞こえるということは、
もう何の恐れも心配も無い世界に来たということだと思うわ。
いい、シンジ。
知恵の実を食べて、科学を操ってきた人類・・・。
その科学だけを発展させ続けたことによって、
人類にとって恐ろしい結果を生むことになったの・・・。
急がなくてはならなかったわ。
科学の発展と魂の成熟との乖離。
そう、科学が発展すればするほど、人類は危険に陥る。
でも、今なら間に合う。
ヒトの生きた証を永遠に残す。
そう、これこそ私がエヴァに残った理由なの。
でもね、あの人や冬月先生達を恨んではいけないわ。
あの人達もまた、人類の行く末を真剣に考えていた男達だったわ。」
ユイ「でも、心残りなのはシンジ、あなたのこと。
何一つ、母親らしいことをしてあげられなくて・・・。
せめて、みんなと一つになって、幸せにね・・・。」
シンジ「なんてこと・・・。
僕は母さんの遺言を・・・。
母さん、そんなことのために・・・。
なのに僕はなにをしていたんだ?・・・。
いったいなにを・・・?
僕のこの一年、いや、15年の人生は何だったんだ・・・。
今更それはないじゃないか、母さん!
せっかく生きている意味が、幸せの在り処がわかりかけてきたのに。
母さん!答えてよ母さん!」
ユイ「他人の存在を今一度望めば、また他人の恐怖が始まるのよ。」
シンジ「・・・いいんだ。」
ユイ「もう、いいのね?」
(コクンと頷いてみせるシンジ)
ユイ「そう、よかったわね。」
(シンジの視界に初号機エントリープラグ内の風景が蘇る)
(キョトンとして二度、三度と瞬目するシンジ)
(我にかえり、後を振り向くシンジ)
(レイが微笑んでいる)
レイ「おかえりなさい。」
(安心したかのように深く息を吐くシンジ)
(しかし、レイの微笑が少しはにかんでいるのに気づく)
(エントリープラグ内を漂うシンジの学生服)
(レイと同じ格好をしている自分のあられもない姿を知り、
赤面して下を向くシンジ)
シンジ「・・・ただいま。」
ユイ「大きく、強くなったわね、シンジ。
わかったわ。
しばらくこの星と、人類と、そしてあなた達の行く末を見守ることに
しましょう。」
(命中直前の超大型重陽子ミサイルの先端で初号機が四枚の羽根を広げる)
(重陽子ミサイルを押し返して上昇する初号機)
(シンジとレイを乗せた初号機のエントリープラグが強制射出される)
シンジ「さよなら・・・母さん。」
(紺碧の惑星に吸い込まれてゆくエントリープラグ)
(一気に月まで飛翔する初号機)
(月面で超大型重陽子ミサイルが炸裂する)
(ネルフ本部・発令所)
日向「重陽子ミサイル、月面・愛の入江付近に着弾の模様!」
青葉「衝撃波第一波、到達まで約360の見込み。」
リツコ「初号機は?」
マヤ「大気圏内でエントリープラグの射出を確認した後、ロスト。
完全にこちらの制御を離れました。」
アスカ「シンジ達は?」
リツコ「大丈夫。エントリープラグなら大気圏突入だって問題ないわ。」
青葉「しかし、着地地点の確認となると・・・。」
(天井を失ったジオフロント外壁の縁に沈みかけている月を眺めている冬月)
(月の兎の後頭部が赤熱化して周囲の模様が次第に変化してゆくのが見える)
冬月「そこから我々の罪を永遠に見つめ続けようというのかね、ユイ君。」
(自嘲気味に、しかしどこか嬉しそうな笑みを浮かべる冬月)
(ジオフロント)
(東の稜線から朝日が昇ってくる)
(ちょび髭の紳士が荒野をさまよっている)
声「孔明、ここだ。」
(声に導かれるまま歩みを進める紳士)
(歩みの先に、ビッグファイアの生首が転がっている)
策士孔明「今回は随分と無茶をされましたな。」
ビッグファイア「でも、その甲斐あったよ。
まだまだ人類も捨てたものではないだろう?」
(ビッグファイアの生首を拾い上げる策士孔明)
策士孔明「お戯れを・・・。今度のお昼寝は15年位では済みませんぞ。」
ビッグファイア「丁度いいさ。次の目覚めが楽しみだよ。
さあ、塔に帰ろう。」
策士孔明「御意。」
(孔明の影からコ・エンシャクが現れ、マントを広げる)
(ビッグファイアの首を持ってマントの中に消える策士孔明)
(マントをたたみ、何処かへと去ってゆくコ・エンシャク)
623 :
一年後:02/08/28 09:23 ID:???
(果てしない荒野を四駆で走り抜けているミサト)
ミサト「後に”箱根の篭城”とよばれることとなったあの戦いにより、
サードインパクトは阻止された。
BF団は実働戦力の壊滅により、いまだ所在不明地のバベルの塔へと
逼塞した。
しかし、それは平和の到来を意味しなかった。
我々ネルフは、生き残った人々の憎悪を一身に受けることとなり、
関係者は一部を除き世間の目を避けて地下へ潜った。」
624 :
623:02/08/28 09:25 ID:???
×所在不明地
○所在地不明
鬱拿詩嚢・・・
(一面蔦に覆われた旧・ネルフ本部)
(発令所で何やら炊き出しをしているマヤ)
マヤ「ほとんどの人達はここを離れていきました。
先輩だけは、この誰も近づきたくない忌まわしい地に残って、
来る日も来る日もMAGIで何かしています。
まるで、第二のバベルを目指してるみたい。」
(辛うじて稼動しているMAGIに何やらデータを打ち込んでいるリツコ)
リツコ「人々は見てしまった。母胎回帰への郷愁と死への恐怖とが混在して
具現化されたリリスの姿を。
そして地上に落下したリリスの残骸や、撃破された対衛星ミサイル
からばら撒かれた放射性物質、月で炸裂した重陽子ミサイルによる
衝撃波、更には大きくその姿を変貌させられた月。
人心を惑わすには十分過ぎる材料だった。
中途半端に生き残ったネットワークが人々の猜疑心を増幅した。
人々を導くべき立場にあった権力者達は、真実だが断片的な情報を
得るや、早い段階でその任を放棄、逃亡していた。
膨大な流言飛語が人々を自ら破滅の道へと歩ませるのにそれほど
時間はかからなかったのは、そういうわけである。
最初の暴動は、皮肉にも四半世紀かけて世界第二のIT大国へと
のし上がっていった大陸覇権国家で勃発することになる。
中原は大混乱に陥り、大量の難民と無法状態を生み出した。
このアノミーの渦はインド亜大陸、中央アジア、ロシア平原、
ヨーロッパ半島へと瞬く間に波及していった。
後世、”ドミノ”とよばれる史上最大の連鎖的暴動は、積年の
歴史をもつ主権国家群をわずか半年でユーラシア大陸から消滅
させるに至る。」
(廃墟と化したゼーレの尋問室に佇む加持)
加持「主権国家に寄生していたゼーレもまた、同じ運命をたどった。
自ら撒いた災厄に身を焼かれたのか、それとも人類文明との
心中を図り、あえて事態の収拾を放棄したのか?
結果、ゼーレという目に見えない膠で何とか偽りの平和が保たれていた
世界は加速度的に混迷の度を深めていった。国軍から離脱した小軍閥、
怪しげな新興宗教団体、民族主義的結社・・・これら中小の武装勢力
を排除する力がなかったことにより、次の半年で地球上から主権国家
は全て消滅することになった。」
(カナーリの牢獄に収監されている冬月)
(格子のついた小さな天窓から変わり果てた月を見上げて目を潤ませている)
冬月「人類文明が受けた衝撃はセカンドインパクト以上だったよ。
治安の悪化、物流経路の遮断、各種インフラの消滅・・・。恐らく、
科学の進歩は中世ヨーロッパ並みの停滞を余儀なくされるだろう。
これが我々人類に下された罰なのかね、ユイ君?」
(熱帯雨林が波打ち際まで押し寄せている海岸を迷彩服姿で歩いているアスカ)
(山ほど荷物を積めこんだリュックを背負ったトウジとケンスケを従えている)
アスカ「バカシンジとファーストの行方は、ようとして知れなかったわ。
エントリープラグが太平洋上に着水したらしいこと以外は、月面での
爆発とそれに引き続く世界の混乱のせいで有力な情報を得ることがで
きなかったの。
おかげでこの一年、三バカの残りと一緒に、こうして海岸という海岸
を練り歩いてるワケ。
ま、あの二人のことだから、元気にやってるとは思うけどね。」
トウジ「せやなぁ。人間、何ちゅうても達者が何よりや。
・・・って、誰が三バカや!」
ケンスケ「まあまあ。
惣流もようやく三バカ新メンバーとして板についてきたみたいだし。」
アスカ「何ですってぇ?」
(再び、四駆を駆るミサト)
ミサト「しかし、ここにきて新しい動きが始まった。
せめて法秩序を回復させようと、世界各地から募った有志による
全地球的武装治安維持集団が誕生したのである。
そして、その試みはアジアを中心に成功を収めつつある。」
(荒野から一転して緑豊かな水辺を疾走するミサトの四駆)
(水塞をめぐらせた要害を一望できる水の滸に四駆を停止させるミサト)
ミサト「過去の経歴を一切問わないというその募集条件は、お尋ね者の元ネルフ
関係者である私にとって都合がよかった。
私の新しい居場所、その組織の名は、国際警察機構・・・。」
ネルフvsBF団・完
631 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/05 14:41 ID:ZsWf0tbq
完結記念age
完結おめでとう。
こっちのほうがエヴァっぽくて好きだぞ。
ええ、ええ。
この板の住民の皆様の嗜好を読みきれなかった我が身の不覚でございましたよ。
やっぱBF団対エヴァシリーズのシーンが冗長すぎたね。
エヴァキャラの扱いが明らかにひどかったし。
>>634 今では私もそう思ってますよ。
あれは、GRの続編が出ないことに対する我々の鬱憤と、
>>181 の要望に応えた
結果なのですが、十傑集対エヴァシリーズ(に仮託した九大天王)では、この板の
皆様はおいてけぼりですからねぇ。大反省。
そうそう。黒子氏(ですよね?)はカワラザキの相手を黄帝ライセとしましたが、
あれは九大天王・ディック牧のつもりだったんですよ。
>GRの続編が出ないことに対する我々の鬱憤
そんな鬱憤はアニ板ではらせばよかったね。
637 :
101:02/09/08 23:32 ID:???
まあ、おれの銀鈴が三回も死なずに済んだだけで儲けものだよ。
>十傑集の皆様も真顔で戦ったりはしないのですよ。
だからエヴァ板を使ったと?
なるほどね。
そんなに怖い顔をしなさんな。
もともとこのスレは、当時乱立していたvs系のネタスレの一つだったわけで、
それを、おそらくは
>>83 の「にゃ」氏(メール欄に署名あり。私ではない)
を起点とするSSが複数の書き手により紡がれていったのでございます。
だがしかし、GRのepisode5にあたるところくらいで書き手が私を残して消え去り、
無人の荒野を突き進むことと相成ったわけです。
荒らしも、茶々も、ましてや「やめろ」との声もなかったのをこれ幸いと、妄想
ぶちまき暴走しはじめたのはその頃からでしたぞ。
そう、誰も止めてくれなかった、というのが正直なところ。
そんなこんなで、独走11ヵ月目に新たな書き手が現れたとき、「何を今更!」と
思いましたな。
まぁ、元がネタスレですし、面白いネタを書いた方が勝ちなわけですから、少し
して私の方は第弐発令所へフェードアウトいたしました。だって、黒子氏の方が
面白いんですもの。色々な意味で。
まぁ確かにこのキャラはこんな事言わねぇってのもあった訳だが。
「やめろ」の声はあったと思う。
漏れはDVD持ってるけど、マンガ版まで読んでる人はそうはいないわけで。
客層考えるとやはり浮きまくりだわな。
それに正直
>>370-
>>372で失望した。
EOEの何を観てたんだと。
安全地帯からマイク越しで言うセリフじゃないだろと。
>>641 だからといって、
>>154-155 のようにいじめないで欲しかったですなぁ。
可哀想に。
>>154 殿はその後姿を消し、私だけが放置されることに・・・。
>>642 >「やめろ」の声はあったと思う。
それはもちろん。現に、
>>199 >>222 >>310 >>390 のような声が。
でも、その度に親切な方が削除依頼してくれたり、応援カキコして下さったので
続けられたのでございます。ところが、黒子氏のように「俺にやらせろ」みたい
な奇特な方が現れたのには、さすがに驚きましたぞ。
>マンガ版まで読んでる人はそうはいないわけで
私だって読んでませんぞ。横山光輝(+小沢さとる)のマンガ版GRは。
むしろ読ませて欲しいです。
>客層考えるとやはり浮きまくりだわな。
何度も書きますが、それは反省してます。
>安全地帯からマイク越しで言うセリフじゃないだろと。
オリジナルをなぞってはいるが、何かおかしい。その違和感こそがネタスレの妙味
と考えますぞ。それはときに失笑、あるいは怒りを買うものかもしれませんなぁ。
>>370-372 が大人の身勝手な言い分に聞こえていれば、我が意を得たり!
当初はシンジくんに「僕なんかにかまっているより、加持さんとHな事してる方が
好きな癖に!」とでも喋らせようと思ったのですがさすがにやめましたぞ。
だがしかし、これが本編を冒涜しているようにでもきこえているのであれば、
素直に反省します。
>642
待て待て。EOEって何だ?
略すならTEOEだろ。定冠詞を忘れちゃいかんよ。
>それはもちろん。現に、
>>199 >>222 >>310 >>390 のような声が。
他にもあるだろ。
「誰も止めてくれなかった」とか言わないように。
>本編を冒涜している
結論から言えばそういうこと。
彼女が言うはずも無いことを、ミサトに言わせている。
本編で作られたミサトというキャラを歪ませきっている。
そんなものを「ネタスレの妙味」などと思えるんだね、あんたは。
俺から言わせれば「オリジナルをなぞって」もいない。
同じセリフを使って全く違うところに遊離している。ニュアンスもなにもかもぶち壊し。
ギャグならともかく、もう少し原作を咀嚼しろよと思ったよ。
アニ板のネタ職人か。
エヴァFF書きじゃないと、こんなもんなのかもな。
ARISF [Association of the IOC Recognized Sports Federations、IOC公認国際スポーツ連盟連合]
CASA [Citizen's Alliance for Saving the Atmosphere and the Earth、地球環境と大気汚染を考える全国市民会議]
CICC [Center of the International Cooperation for Computerization、国際情報化協力センター
CSCAP [Council of Security Cooperation for the Asia-Pacific、アジア太平洋安全保障協議会]
DETR [Department of the Environment, Transport and the Regions、環境運輸地域問題省]
ENV [Ministry of the Environment、環境省]
定冠詞は省略されることも多いね。
冒頭のTだから、あるにこしたことは無いが、EOEで一般化している以上、どうでもいいと思われ。
「エヴァ EOE」でググりなさい。
>645
設定無視の改変なんてFFでこそ、ごろごろしてるだろ。
それに370-372は近くに行って語れないミサトさんのもどかしさが
出てていいと思ったが、書き手の意思とは別にね。
納得いかないだろうな。
ただ、ミサトさんは3人いてね、指揮官、家族、シンジの同類であるが故
の友人の。そばにいかないで、後方からチルドレンを捨てゴマにする指揮官と
してのミサトさんを否定することはやっぱり出来ないと思うが。
母親としての役割を果たしたいのに、指揮官としての自分がそれを許して
くれないで、もだえるミサトさんて、レリエル戦の萌えどころもあるし。
ごめん。
意味不明だ。
649 :
647:02/09/12 02:14 ID:???
>648
642,645と同じひとですよね。
何が、いいたいのかというと、ミサトさんは安全な場所から指揮してるとき
だろうと、鉛弾がめり込んでるときだろうとシンジ君に対する責任として、
ポジティブライフ型お説教をいうだろうということです。
彼女はシンジ君を保護する家族であり死地に放り込む指揮官でもありますが、
基本的にはシンジ君を良い方へ導こうとする人です。それは数少ない例外を
除いて、変わりません。
そしてシンジ君を良い方向へ導くのに失敗したとき、彼女はいつだって
「シンジ君の母親にはなれなかったか」と自責の念に駆られているに
違いないのです。
だから、セリフとシチュが一致してなくたっていいです、引用個所くらい
なら。
策士がなにかいってるから怒ったのかもしれませんがね、大人の身勝手さ
なんてのはミサトさん自身自覚してるのであって、(19話参照)
目くじら立てる必要ないでしょ。続く
650 :
647:02/09/12 03:23 ID:???
ミサトさん三人てのはマギみたいなものです。
指揮官、母親、同類意識から来る友人、の3人でこれらが常にせめぎ合ってる
のですね。ちなみにこのトリオは対シンジ君仕様だ。
レリエル戦ではシンジ君救出について
指揮官「無理、否決」
母親 「可決」
友人 「無理だけど、でも使徒からシンジくんを助けておとうさん
(と同じことして)を理解したいし」
で困ってると
リツコ「無理。否決。自分のミスでしょ」と結論だされちゃったりして。
あの辺りの葛藤が好きだから、ああいう書き方になりました。
ちなみにオレの定義するミサトさん構成要素の「母親」と、
ミサトさんの考える「母親」は別物だよ、当然。
オレのは「保護者」だけど。ミサトさんのはもっと超人的な理想化
されたものだろうよ。少なくともパパがいないからと泣いてばかりで、
子供に「良い子にならなきゃならない」なんて思わせたりしないし、
自分の仕事に溺れたりしないが、手も抜かない。
子供が危ないときは命に代えても助けるし、子供を良い方向に導かなきゃ
いけない。
無茶苦茶だって? でもミサトさんの行動からは彼女の「母親」観はこうな
るんだけどなぁ。
>ポジティブライフ型お説教
そういう括りをすればそうかもしれんが、お説教にもTPOがあるわけで、シチュとして内容に矛盾が多すぎなんよ。
だからミサトがキチガイになっちゃってる。台無し。
たとえば冒頭の
>ミサト「いい?シンジ君。ここから先はもうあなた一人よ。
> すべて一人で決めなさい。誰の助けもなく。」
これ。
これですでにワケワカラン。
発令所から指示できる状態なのに、なぜにこんな言葉がでるわけ?
その後のセリフにしても「安全地帯から」は絶対言わない内容でしょ。
シンジのセリフもそうだけど、モニター越しの公開されたやりとりって時点でギャグにしかならん。
「二度と会えない別れ」がわかってるからこそ「一生許さない」に重みがあるわけで、
発令所から言っちまったらただ感情的に吼えてるだけになっちゃうでしょうに。
ポジティブ説教をさせるならさせるで、ちゃんと考えて書けばいい。
前後のつながりもセリフ本来の重さも関係無しに、咀嚼しないまま原作のセリフを流用する、
その行為がもうエヴァという作品への冒涜でしかない。
そう言ってる。
652 :
647:02/09/12 14:10 ID:???
>651
うーん、気持ちはわかるけど、シナリオ集に収録されてた「男の戦い」
では公開されたモニター越しにミサトさんお説教してたしなあ。
「自分で決めなさいって」それを読んじゃうとやっぱり、あれくらい
いいって考えてしまうんですよね。
まあ、無粋な改変だけどね。でも原典を冷やかす要素がないパロディは
毒が不足するからなあ。
とりあえず、気持ちはわかりましたよ。それではサヨナラ。
>>644 >>646に親切な解説が!
>>646 というわけで、解説どうもです。
>>645 >他にもあるだろ。
さて?(あくまで日時からの推定ですが)おそらくは、
http://teri.2ch.net/eva/kako/1017/10178/1017893585.html の26を起点とする、本スレの
>>417 以降の書き込みまで、連載断念を決意
するほどのご意見にはついぞお目にかかりませなんだ。
もはや手遅れですが、後学のために教えていただけませんかねぇ。
まぁ、クレクレ君の相手をしてくれるほどお暇ではないとは存じますが。
>結論から言えばそういうこと。
では、
>>463 の最終二行で了解也哉?
>本編で作られたミサトというキャラを歪ませきっている。
そこに至るまでに既に歪んでますよ。父親との再会、死んでない加持などなど。
>俺から言わせれば「オリジナルをなぞって」もいない。
MAGIハッキング→戦自侵攻→量産EVA襲来というレベルのなぞりかたです。
>同じセリフを使って全く違うところに遊離している。
その滑稽さがあなたに受けなかったのはよ〜くわかりました。
>ギャグならともかく、
ここはネタスレだと記憶してますが?
>アニ板のネタ職人か。エヴァFF書きじゃないと、こんなもんなのかもな。
それは買いかぶりというものでございます。寧ろ身に余る名誉なお言葉ですぞ。
>>647 恐るべきは言霊也。事実は一つなれど、真実は受けし人の数だけ存在する。
私が後から「実はこれはこういう意味だ」等とあれこれ語るは野暮というもの。
少しは楽しんでいただけたことを感謝するのみでございます。
ありがとうございました。
>>651 >「安全地帯」
ただ、一つだけ補足させていただきたいのですが、弐号機による長坂橋
作戦(仮称)がBF団の介入で失敗した時点でネルフ側の有力な戦力は初号機と
零号機+ダミーのみ。発令所は戦自の特殊部隊の侵攻で陥落寸前。むしろ
守ってほしかったのは彼女達の方だったはず。初号機の中の方がよっぽど
「安全地帯」だったのでは?
>連載断念を決意するほどのご意見にはついぞお目にかかりませなんだ。
なんだそりゃ。
あんたが言ったのは「ましてや「やめろ」との声もなかった」ってことでしょ?
それがなぜ「連載断念を決意するほどのご意見」にすり替わるの?
あんたが
>>653にあげたのだって「やめろ」という声だと俺には思えるから、
>>643の時点でもれがあったのは確かだよな。
結論として「やめろ」という声はあった。あんたが止めなかっただけだろ?
事実を捻じ曲げないように、見苦しいから。
黒子が介入した時に「やめろ」という声はなかったな、そう言えば。
二人とも引きどき。
>>655 >あんたが言ったのは「ましてや「やめろ」との声もなかった」ってことでしょ
それは、暴走が始まった頃の状況に関する記述ですぞ。
よく
>>640 を読んで下さいな。
>あんたが
>>653にあげたのだって「やめろ」という声だと俺には思えるから
全く同感ですなぁ。
>
>>643の時点でもれがあったのは確かだよな。
決定的な違いがあるのですがねぇ。
>>643 と
>>653 には。
>結論として「やめろ」という声はあった。
はて、スレを通じてなかったなどと、いつ言いましたかねぇ?
よく
>>643 を読んで下され。
>あんたが止めなかっただけだろ?
やめて第弐に引っ込みましたが何か?
>見苦しいから
いいわけは、往々にして見苦しいものでございます。
>>655 >黒子が介入した時に「やめろ」という声はなかったな
そうですなぁ。
>>435 や
>>477 や
>>553 等にその可能性が全く無いと
いうのであれば、おっしゃるとおりでございます。
>>656 御忠告、感謝致しますぞ。そういうことで・・・。
そろそろご一緒にいかがですかな?そんなところで盗み見なんてお人が悪い。
それとも、私の曇った目には写らないとでもおっしゃいますかな?黒子殿。
妄想過多の狂人だったか。
660 :
637:02/09/14 00:43 ID:???
>658
>659
656さんが黒子でないと断定できるということは659さん、あなたが黒子さんと
いうことですね。
孔明さんにつられてません?
まあ、私の小ネタが孔明さんに受けなかったのは出来が良くないからではなく
孔明さんの目が曇ってるからだと思いたいので、孔明さんには妄想過多の
狂人であって欲しいのですが。
いいかげんどっちもうざい。
>>660 >656さんが黒子でないと断定できるということは659さん、あなたが黒子さんと
いうことですね。
誰か断定したっけ?
>そんなところで盗み見なんてお人が悪い。
>それとも、私の曇った目には写らないとでもおっしゃいますかな?黒子殿。
ネットの掲示板にこんなこと真顔で書くのは狂人ですよ。
それは断定できます。
>そんなところで盗み見なんてお人が悪い。
これは、ジャイアントロボOVAの孔明のセリフそのままを
流用したセリフなので……。
原文
>さていよいよですなぁ・・・
>ですがそろそろご一緒にいかがですかな?
>そんなところで盗み見なんてお人が悪い
>混世魔王・樊瑞どの
>>659 実に良いフレーズですなぁ。ですがぁ「過多」ではいささか手ぬるいかと。
>>660 も、申し訳ございません。てっきり
>>637 は、レス番号101の方とばか
り・・・。よもやビッグ・ファイア様御本人であったとは!この孔明、曇った両の
目を抉り出し、お詫び申し上げます。
>>661 あうう、両目を抉り出したので読めなひ・・・。
>>662 どうも
>>658 の最終4行について誤解をされている方が多いようですが
>御忠告、感謝致しますぞ。そういうことで・・・。
と
>そろそろご一緒に(以下略)
の間には改行が一つはいるべきでして、別に
>>656 殿を黒子殿と想定している
わけ・・・。ま、小ネタのつもりだったのですよ。御迷惑をおかけしましたなぁ。
>>663 さすが、わかってらっしゃる。感謝いたしますぞ。
メール欄の「続」を除去し忘れた。
最終3〜4行
× 黒子殿と想定しているわけ・・・。
○ 黒子殿と想定しているわけでは・・・。
宇津田氏悩・・・
やはりキチガイ。
実に2chらしい展開。
馬鹿馬鹿しい。シラケた
668 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/09/24 22:53 ID:B+BgDMwU
ナレーター「来るべき近未来、人類は第3の災厄"サードインパクト"をめぐり
かつてない滅亡の危機を迎えていた。
その禍禍しい恐怖の影で、激しくぶつかり合う二つの力があった。
世界征服を策謀する秘密結社BF団。」
十傑集「我らのビッグ・ファイアのために!」
ナレーター「かたや、世界各国の富と頭脳を結集した科学の砦、
国連特務機関ネルフ。
そしてその中に、史上最強の汎用人型決戦兵器を操縦する一人の少年
の姿があった。
名を碇シンジ。」
シンジ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
暴走初号機「ウォォォォォォン!!」
タイトル「ネルフvsBF団 スレが静止する日」
669 :
居酒屋にて:02/09/29 23:51 ID:Z1sc7RsP
ミサト「いい、シンジ君はまだ子供よ。14よ。
考えてもみて。私達が14の頃、どこで何をしていた?」
リツコ「セカンドインパクトに遭遇していた。そんなところね。」
ミサト「そうよ。
でもそのころの私達に今のシンジ君のようなことができた?
私達は自ら望んでネルフに入った。
だからこそ様々な任務も遂行できるし死をも覚悟できるのかもしれない。
でも、シンジ君はそんな自分にいきなりあんな汎用人型決戦兵器を押し
つけられ、何の覚悟も無いままチルドレンの使命を負わせられた。
いきなりよ。何もかもいきなり。
私達が14の頃、そんなものに耐え切れた?
何も知らずに気づいたときには父親に捨てられ残されたのは初号機だけ。
そんな子供に対して私達に何ができるっていうの?
そう、何もできないわ。
でも、一つだけあるとすれば私達はシンジ君を間違った大人にしては
いけない、それだけよ。」
リツコ「でもね、ミサト。私は14のときにはもう・・・。」
670 :
ネルフが静止する日:02/10/06 13:56 ID:7ARCxzq3
アスカ「私の名は素晴らしきアァッスカラルド。」
マトリエル「エヴァンゲリオンが、一度に二体も(使徒語)!」
アスカ「いやいや、アンタは運がいいわ。
今日は特別でね。
もう一人来ているのよ。」
レイ「・・・。」
次はNerv 対 ルパン一味 ルパンNervの秘密を探る! で
誰かスレ立ててYo
「ネルフvsルパンIII世」
立てるなら「ネルフvs○○」にしてくれ。
675 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/10/11 22:30 ID:2rqyjYmX
立ててもいいけどネタフリたのむ。
ところで、使徒vsBF団は?
ネルフ対ガイゾックは寂れてるな・・。
678 :
秘密:02/10/12 00:10 ID:/aPHfjhc
ゲーサロでルパン対BF団が始まったようだな
682 :
680:02/10/19 11:21 ID:???
サンクス
683 :
眩惑の第六使徒:02/10/25 13:21 ID:z0RhjqKr
(対潜弾をかいくぐり、太平洋艦隊を翻弄するガギエル)
ミサト「うわーっ!」
ガギエル「言ったろう。リリンには無理だと。(使徒語)」
(一瞬の隙をつき、アスカとシンジの乗った弐号機がガギエルの口をこじ開ける)
ガギエル「ぬぉぉ!ぬぇぇ!貴様ぁ!(使徒語)」
シンジ「ミサトさん。主砲斉射だ!!」
ミサト「シンジ君・・・。」
アスカ「何してるのよ!早く!!」
ミサト「わかったわ。艦長!」
(太平洋艦隊の戦艦が自沈してガギエルに迫る)
ガギエル「こっ、このぉ!(使徒語)」
(弐号機を振り払おうと暴れるガギエル)
シンジ「アスカ!うしろだ!!」
(弐号機の背後からガギエルの口の中に侵入してゆく戦艦)
ガギエル「いっ、いかーん!(使徒語)」
(ガギエルの口の中で、戦艦の主砲が斉射される)
ガギエル「じーあーるつーっ!(あぼーん)」
684 :
ゆうちゃん:02/10/25 13:25 ID:JsbYzMFL
シンジ「ふん、他愛の無い原子力の操り人形め。
日本重科学工業共同体と共に葬ってやる!」
時田「ジェ、JA・・・
立て!JA。逃げるんだJA!!」
686 :
瞬間、心、重ねて:02/11/08 12:50 ID:wm0UwalY
ミサト「遅れをとるなぁ!シンちゃん、アスカ!」
アスカ&シンジ「おぉっ!!」
アスカ「狙った獲物は逃さぬと!」
シンジ「二人の後には使徒は残さず!」
アスカ&シンジ「逃げねばその場で召し捕るぞっ!!」
イスラフェル甲&乙「おのれこしゃくな。散れ!散れ!散れ!(使徒語)」
ドクトルオーバー知ってますか?あれ、ボクの義叔父さんです(本当)
>>687 あの伝説の特撮悪役俳優ですか!
確か、キカイダーのプロフェッサー・ギルとか演っていた?
そんな方が叔父様とは、あなた一体幾つなのですか?
それにしても、"NERV"とは凄いトリップですね。
689 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/11/08 18:53 ID:NeJWQqz8
結局はBF団の幹部は使徒を倒せるんか?
hosyu
>>689 我々十傑集が集まれば使徒の一つや二つ・・・
692 :
奇跡の価値は:02/11/22 12:44 ID:y1Vf5yt9
(サハクイェルが第三新東京市めがけて落下してくる)
レイ&アスカ&シンジ「そうはいかんぞ第十使徒。命知らずはかかって来やがれ!」
レイ 「第三新東京市のネルフがチルドレン、
レイ!
アスカ「アスカ!」
シンジ「シンジがぁ!」
レイ&アスカ&シンジ「命という名の盾になろう!」
(エヴァ三機がATフィールド展開してサハクイェルを受けとめる)
冬月「技術開発部員に限らず、動けるものは全員作業を援護せよ!」
リツコ「我等が本拠地を使徒に侵されるるは恥辱の限りよ!」
冬月&リツコ「左様心してかかれ!」
まだあったのかこのスレ!忍法無敵を使えば使徒の1つや2つ無敵なのじゃぜ?
十傑集を必ず殲滅か、ミサトも病み上がりに無理言っちゃって。一匹につき20秒しかないじゃない。
698 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:02/12/13 13:15 ID:LCUw1nN5
>>670 アスカがヒィッツでレイが怒鬼なら、シンジはレッドだね。
そうすると、ラストは
シンジ「さすがのチルドレンもこうなってはお終いだ。
生きて恥を晒すのも辛いだろう。
助けてやるよ。」
(首絞め)
アスカ「キモチワルイ」
シンジ「行こう、綾波の。」
699 :
死に至る病、そして:02/12/23 21:55 ID:0VnFhAA0
アスカ「へへ。さあ見せてもらおうじゃないの、強いところを!」
シンジ「お手本見せてやるよ!」
ミサト「い、いけない!シンジくん、奴には手をださないで!」
(どぷっ)
ミサト「くくぅ・・・。」
アスカ「ウソでしょ・・・。」
レリエル「はははははは。エヴァンゲリオン初号機、敗れたり!(使徒語)」
700 :
命の選択を:02/12/30 10:24 ID:VM513R0i
レイ「乗っているわ、彼・・・。」
(一瞬のスキを突いて、零号機に襲いかかり首を絞め上げる3号機)
レイ「くくっ・・。」
バルディエル「どうした零号機。よそ見はいかんぞ・・・死ね。(使徒語)」
レイ「まさか、碇くんの身に・・・。」
701 :
漢の戰い:03/01/06 16:11 ID:yFWyjLYz
ゲンドウ「冬月・・・少し頼む。」
マヤ「司令、どちらへ?」
ゲンドウ「・・・。」
アスカ「お待ちくだされ碇司令。
このようなことで、ダミープラグを動かすこともございますまい。
ここは、我らにお任せを。」
ゲンドウ「・・・。」
レイ「我ら、只今そちらへ向かっておりますがゆえ、しばしの御辛抱を。」
アスカ「行くわよ、ファースト!」
レイ「ええ。」
レイ「敵は最強第十四使徒!」
アスカ「でも、アタシ達二人が命を賭けて挑めば死中に活あり。」
レイ「おうさ。使徒どもに目にモノ見せてくれるわ。」
アスカ「さよう。今こそ欲するわが正義。
天に十六地に八方。
ウォーフォー、ツーベイ、イー、チャンガッ!」
字幕テロップ「使徒共に御仏の慈悲は
無用。」
702 :
山崎渉:03/01/11 04:36 ID:???
(^^)
703 :
女の戰い:03/01/18 12:54 ID:aM3t+yoi
(快進撃を続けるゼルエルの前に、手負いの零号機が立ちはだかる!)
ゼルエル「笑わせる。
まさか、このゼルエルに片手で挑むつもりか?(使徒語)」
レイ「ええ、そうよ。貴方など、この私一人で十分。」
ゼルエル「ん、待てよ。確かこいつは・・・
ネルフ、チルドレンが第一人、
人間爆弾・静かなる綾波!(使徒語)」
レイ「ええ、そうよ。
そしてこれこそ命と引き換えに打つ地上最大の爆発力、
N2爆弾パンチ!!」
ゼルエル「あれが噂の禁断の技!(使徒語)」
レイ「ええ、そうよ。でも、今日こそはそれを打つわ。
なぜなら、諸刃の刃は私だけではないもの。
そう。
四人目の適格者も、弐号機パイロットも、それに碇君も
みんな自分との戦いだった。
でも、私はチルドレンとして誰一人として救えなかった。
友として何もしてやれなかった。
そんな自分に腹が立つ!!」
ゼルエル「こいつ死ぬ気か?(使徒語)」
レイ「ええ、そうよ。
私が死んでもかわりはいるもの。」
704 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/01/18 13:04 ID:uGsH8Hyo
衝撃のアルベルト
705 :
山崎渉:03/01/23 04:47 ID:???
(^^)
人間爆弾・静かなる綾波!
保守
709 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/02/10 07:11 ID:bOGNaZk6
つーかそれ以前に十傑集はどうやってATフィールドを破るんだ?
何言ってるの?吸い取るとか、斬るとかどうにでもできるでしょ。
吸い取れそうなやつは一人しかおらんがな
>>709 人造人間など、十常寺の「命の鐘」であぼーんです
初号機は変な世界に吸い込まれたときに覚醒かなんかしてそこから生還したことあったよね。
あれなら「命の鐘」からも生還できるんじゃない?
まあまあ、生還したところでフィッツカラルドが待ち構えてるのじゃぜ?
>>713 否、否、否、否、否、否・・・否ぁっ!(十常寺あぼーん)
716 :
713:03/02/14 18:13 ID:???
ATフィールドがなくなった瞬間にボコボコにされて終わりってことか…。
それじゃエヴァにははっきし言って勝ち目なしだな。
>>716 いやいや、相手はフィッツカラルドだから多分大丈夫なのじゃぜ?
指パッチンをATフィールドに弾き返されて自滅するような
加持「シンジくんじゃないか。」
シンジ「あ、あなたは加持さん!
でもあの時・・・。」
加持「死んだはずだよってか?
まあいいじゃないか。」
720 :
男の戰いII:03/03/08 07:36 ID:kWIxwYmj
加持「アスカを見ろ!綾波を見ろ!
あいつらが犠牲でなくて何なんだ?
だったらシンジくんも犠牲って考えればいいじゃないか。
しかも正真正銘人類を救う犠牲だ。
誰も君に強要はしない。
自分で考え、自分で決めろ。
自分が今、何をすべきなのか。
ま、後悔のないようにな。」
age
722 :
山崎渉:03/03/13 16:13 ID:???
(^^)
723 :
オートガード回路:03/03/15 16:56 ID:zUvL+Il7
冬月「どうした?早く初号機を第七ケイジへ格納せんか!」
日向「それが・・・。」
冬月「初号機が再起動を?」
青葉「ですが、内蔵電源の残量がゼロなんです。」
マヤ「通常の50倍のシンクロ率です!」
冬月「まさか・・・碇の息子の身に・・・。」
724 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/03/20 13:52 ID:LFjl7sOs
2周年記念age
725 :
せめて、人間らしく:03/03/29 08:04 ID:Mt2ApzKp
アスカ「この碇司令の犬め!
アタシに勝てると思うかぁ!」
レイ「私は犬じゃないわ。」
アスカ「何よ!あんた、碇司令が死ねと言ったら死ぬんでしょ?」
レイ「そうよ。」
726 :
涙-真実のゲヒルン-I:03/04/05 15:12 ID:JQOh4JJg
リツコ「でも今度は神様を自分たちで復活させようとしたの。それがアダム。
そしてアダムから神様に似せて人間を造ろうとした。それがエヴァ。
でも・・・失敗、失敗、失敗。
研究は遅々として進まず、人々は希望が大きかっただけに苛立ち、
非難の声を浴びせるようにまでになったわ。」
冬月「もう、あきらめるしかないのか?
やはりヒトが神に似せてエヴァを造るなどありえないのか?」
リツコ「人々が挫折を目の前にしたその時よ。
ついに一人の研究者が血気にはやってしまったのは。」
727 :
涙-真実のゲヒルン-II:03/04/12 07:48 ID:x12OrK/A
ゲンドウ「ユイ!何をする気だ?」
ユイ「確かめるのよ。この目で。」
ゲンドウ「やめろ!死ぬ気か?」
ユイ「真実を目の前にして、何を恐れるの?」
ゲンドウ「何が起こるかわからんぞ!待て!!」
冬月「そうだ止めろ!ユイ君を止めろ!」
ナオコ「彼女は暴走しているわ!」
ゲンドウ「引き離せ!ユイをあれに近づけるな!!」
冬月「何もかも失敗か!」
ゲンドウ「そうだ!」
ナオコ「この実験は完全ではなかった。無謀すぎるわ!」
ユイ「もう遅いわ。かまわないで。
世界は待っているの。この研究の成功を!
私達は一刻も早くエヴァを作りあげねばならないの!
そのためには何の恐れもいらないわ!
そう。私はエヴァと共に生き、エヴァとともに死す。
今更なんの躊躇いがあろう!」
シンジ「母さん!」
冬月「ユイ君・・・。」
ユイ「あとは先生達に任せましたよ。」
728 :
山崎渉:03/04/17 11:43 ID:???
(^^)
729 :
留守番電話:03/04/19 08:20 ID:JYpW5L9P
加持「・・・でもやっぱりいつものように葛城、
君はそっちで俺はこっちだったな。
ふふ。
ま、シンジ君にはずいぶんと嫌われちまったがね・・・。
君だけだったよ。男の辛さをわかってくれたのは。
ありがとう・・・。
さあ急げ!大丈夫さ。君は間違っちゃいない。
真実は君と共にある。」
(ガチャ・ツー・ツー・ツー・・・)
730 :
山崎渉:03/04/20 00:06 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
731 :
ゼーレ裁判:03/04/26 15:37 ID:vrKl76Oe
キール「諸君!これで良いのか?」
モノリス02「現在の人類補完計画、普通とは思えん。」
モノリス03「そも、使徒殲滅ごときが、人類補完計画より
上位に立つは不快極まることなりき。」
モノリス04「左様。03の言うことも、もっともだ。」
モノリス05「ゲンドウ・・・とかいったな、若造。
我々の納得の行くように人類補完計画を説明してもらいたい。」
キール「それにロンギヌスの槍の行方に関しても。
どうした?なぜ黙っている?」
ゲンドウ「・・・。」
キール「うぅむ、仕方あるまい。
君には死を与えよう。」
732 :
非常用ルート20:03/05/04 05:32 ID:nf+tck1X
ミサト「・・・その答え、シンジ君ならきっと出せると思うわ。
そうしたら私にも教えてちょうだい。」
シンジ「!」
(シンジにキスをするミサト)
ミサト「大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょう。」
シンジ「ミサトさん・・・。」
ミサト「よーし、いい目よ。行ってらっしゃい。初号機が待ってるわ。」
(ミサトに背中を押され、弾かれるように駆け出すシンジ)
(そのシンジの両脇を伴走する幻影二つ)
加持「そうだ。それでいい、シンジ君。君は一人じゃない。」
カヲル「みんなと一緒に。」
シンジ「みんなと一緒に・・・戦うんだぁっ。
エヴァンゲリオン初号機ーっ!」
(初号機のエントリープラグから幻影がシンジに手を差しのべる)
ユイ「よぉし来い、息子よ!」
(エヴァンゲリオン初号機に乗りこむシンジ)
シンジ「さあ一緒に立とう、戦おう!」
733 :
G戦場のアスカ:03/05/10 07:41 ID:Z3rUABhj
アスカ「さあいくわよ、弐号機。
エヴァンゲリオン弐号機!
そいつらをやっつけるのよーっ!!」
戦自隊長「くぉぉ!何というパワー!」
日向「よし!弐号機への電力転送を、有線から無線へ!」
マヤ「エヴァンゲリオン弐号機への電力流通再開。
転送ロスはコンマ03%。」
日向「よし!」
アスカ「いっけー!弐号機!」
戦自隊長「えぇい、このくたばりぞこないがぁ!」
734 :
魂のルフラン:03/05/17 08:22 ID:P3GOY7tw
エヴァシリーズ一同「我等名前を量産機!
振るう槍は相手を選ばず!
退かねば血潮の海となる!(EVA語)」
EVA5号機「惣流・アスカ・ラングレー!
キール議長の命に従い貴様を捕える!(EVA語)」
EVA6号機「いざ!お縄にかかれぇっ!(EVA語)」
(「捕・アスカ」の書状)
アスカ「エヴァシリーズ!完成していたの?」
test
736 :
THANATOS:03/05/24 08:27 ID:CG8ffcKU
リツコ「お待ちしておりました。」
ゲンドウ「・・・。」
リツコ「大した茶番でしたわ。
ネルフをたかが女のために動かすとは・・・。
人類補完計画はMAGIの名の下に私が受け継ぎます。
司令は人工知能三者合議にかけ、処分させていただきます。」
ゲンドウ「ふっ・・・できるのか?」
リツコ「・・・(ピッ!)」
(何もおこらない)
リツコ「はっ!カスパーが裏切った。なぜ?」
ゲンドウ「赤木リツコ君。本当に・・・。」
リツコ「これもMAGIの意思なの?
母さん、全て承知というわけなの?」
(ズキューン)
あぼーん
・・・
739 :
追魂奪命槍:03/05/31 18:21 ID:DJbOZoM2
EVA5号機「EVAを仕留める槍の数々は、腕に習ったロンギヌス!(EVA語)」
EVA6号機「恐れはいらぬぞマーカム山!(EVA語)」
EVAシリーズ一同「補完計画の指南九体、EVAシリーズここにありぃっ!(EVA語)」
アスカ「コロシテヤル、コロシテヤル・・・。」
あぼーん
741 :
自我境界:03/06/07 23:02 ID:pu8WEhfh
(シンジの眼前に無残に引き裂かれた弐号機が横たわっている)
シンジ「アスカ・・・。
そうだ、アスカが・・・アスカが悪いんだ・・・。
アスカさえ素直になってれば・・・。
僕の言葉を信じていれば・・・。
でもアスカ、安心して。
アスカだけを逝かせはしないさ。
僕もすぐにあとを追うよ。
ふふ、はは、はっはっはっはっは・・・!
見ていろ!これで何もかも終わりにしてやる!」
(ネルフ本部・第弐発令所)
青葉「心理グラフ、シグナルダウン!」
日向「デストルドーが形而下されていきます。」
冬月「これ以上はパイロットの自我がもたんか・・・。」
(突然大爆発が発生!!)
743 :
日向マコトの場合:03/06/14 10:24 ID:AwgO+tmr
日向「何というアンチATフィールドだ!
さすがの本部のアブソーバーでも追いつけないのか?」
(日向の肩に女の手が置かれる)
(驚き振り向く日向)
日向「!三佐・・・。」
(ミサトの姿に形而下されたデストルドーが日向に語りかける)
ミサト「いつもすまないわね。
こいつを探すのにチョッチ手間がかかってね。」
(ヱビスビールを飲み干すミサトの姿のデストルドー)
日向「三佐!」
日向&ミサト「さあ!いよいよここが正念場!!」
(パシャッ)
一方国際警察機構の総本山 梁山箔では・・・。
窓から外の光景を眺めている二人・・・。
???「いよいよ始まったか・・・。」
九大天王である国際警察機構の頭脳、韓信元帥は無表情のまま言った・・・。
???「では我々も行動を開始しましょう・・・。」
梁山泊三大軍師の一人である張良は静かに言った・・・。その顔は決意に満ちていた・・・。
二人はそこから離れその場所は再び静けさを取り戻した・・・。
さらなる波乱が待ち受ける・・・。
745 :
伊吹マヤの場合:03/06/21 17:24 ID:ohJNMLeO
マヤ「私達、正しいわよね?正しいわよね!正しいわよねぇっ!!
ねぇ・・・先輩・・・。」
(パシャッ)
746 :
キール・ロレンツ:03/06/29 20:19 ID:p7RxPcXW
キール「ふははははは
そうだこれでよい。
始まりと終わりは同じところにある。
そう、何もかも私の思うがままだ。
うははははは・・・!」
(パシャッ)
747 :
746:03/07/01 17:51 ID:DgH5Nkn3
× キール・ロレンツ
○ キール・ロレンツの場合
・・・鬱氏
ここ知らなかった…
鬱
シンジ「ごめんなさい・・・。
母さん、ごめんなさい・・・。
僕には、幸せがどこにあるのかまだ判りません。
でも仕方ないんです!
このままじゃダメなんです!
こんなのおかしいです!
こんなの何かの間違いです!
僕がこんな世界を望むなんて、僕は信じられません!
ココにいて、生まれてきてどうだったのか、
僕には答えを出すことなんてできません!
でも母さん、僕は精一杯できることをしてみます。
一生懸命考えます!
だから!
だから・・・だから見ていてください母さん・・・。
僕が本当の答えを出せるその日まで!!」
ユイ「もう・・・いいのね?」
あぼーん
751 :
直系の怒鬼:03/07/15 13:32 ID:2AucYIwu
・・・
752 :
アスカ・ザ・レッド:03/07/21 15:07 ID:ngnstWW1
アスカ「ホーッホッホッホッホッホッ!」
マトリエル「はっ!あれは・・・まさかエヴァンゲリオン弐号機!(使徒語)」
アスカ「その通り!よくご存知ね。」
マトリエル「セカンドチルドレン、アスカ・ザ・レッド!!(使徒語)」
アスカ「いかにも。」
マトリエル「いかん!こんな所に入り込んでいたとは・・・。」
アスカ「ホーッホッホッホッ!
アタシだけではないわっ。
見よ!
>>670 」
血風レイ(魂無し)「瞬きは 月の光 陽の光 正しい魂の名の下に 我ら名前を血風レイ!」
血風レイ(魂無し)「直系のレイ様、まずは我らにお任せをっ!」
マトリエル「なめるぬぁああああっ!(使徒語)」
754 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/07/28 22:17 ID:g3prR3PM
またスパロボで競演せんかな?
755 :
誕生編:03/08/02 19:34 ID:v4qsdvSg
シンジ「父さん・・・。」
ゲンドウ「いいかシンジ、よく聞け。
他の者では無理だからな 。
本当は自分の手で償うつもりだった・・・。」
シンジ「・・・。」
ゲンドウ「これだけが使徒に対抗できる唯一の汎用人型決戦兵器だ。」
ミサト「やめて下さい碇司令・・・。
それがどういう事か分かっているのですか・・・?
そんなものを我が子に与えてどうなるか・・・。」
ゲンドウ「人間には時間が無いのだ・・・。
そして気づいた過ちはあまりにも大きすぎた。」
ミサト「しかし、碇司令・・・。」
ゲンドウ「さあシンジ、これでお前が世界を救うんだ。
そして私に教えてくれ。
そう、生きていこうとさえ思えば、幸せになるチャンスはどこにでもあるのか?
その答えをいつか私に教えてくれ・・・。」
シンジ「父さん・・・?」
ゲンドウ「・・・。」
シンジ「え・・・?
父さん?父さん・・・父さぁぁぁぁぁん!」
初号機「ガォォォォォォン!!」
756 :
見知らぬ、天井:03/08/12 22:11 ID:WMnqHcre
サキエル「うははははは・・・はぁっはっはっはっ・・・!(使徒語)」
シンジ「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ・・・。」
サキエル「シンジくん、それは子供の乗るようなものではない。
さあ、アダムを返したまえ。(使徒語)」
シンジ「いやだ!母さんと約束したんだ!!」
サキエル「聞き分けの無い子は嫌いだな!!(使徒語)」
(ボコられる初号機)
シンジ「うわぁっ!」
サキエル「言ったろ?子供には無理だと。(使徒語)」
シンジ「約束したんだ母さんと。お前達使徒を倒すって!」
サキエル「残念だよシンジ君。
私は君がとても好きだったのに・・・。」
あぼーん
「経済の崩壊、民族紛争、内戦。
その後生き残った人々もありったけの地獄を見ました。
だが、あれから10年。
わずか10年で私たちはここまで復興を遂げることができたのです。
これは、我々BF団の優秀性もさることながら、
みなさんのお父さんお母さんの、
血と汗と涙と努力の賜物と、言えるでありましょう。
その頃私はバシュタールに住んでましてねぇ。
今はもう存在しない・・・。」
「本当に予測できなかったんですか?」
「そうだ、2パーセントという不確定要素があっただけなのだ。」
「我々の科学では予知も防ぐこともできなかったんだ。」
「外は地獄よ。これじゃあ何のための科学なの?」
「現在、地軸の変化による大気流動は3パーセントに減少しました。」
「じゃあ、少し落ちついたのかしら。」
「ダメです。アンチエネルギーフィールドがきます。秒速230mで接近中。」
「先生、脱出しましょう。」
「いや、私にはここにとどまる義務がある。」
「先生、死ぬことは簡単です。しかし、あなたには世界の地獄を見つめる義務・・・」
完結1周年(+3日)sage
期待age
763 :
とはき:03/09/08 17:37 ID:qjnOw7UN
山崎パン氏ね
楽しそうなスレだなぁ…
保守
766 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/09/16 22:02 ID:wHffPl5C
>>764 よし、次は
「ゼルエルvs十傑集」だ。
,、__,、 _ _
/⌒≪ ((・・)i≫⌒\/ 〉、\/\ \
| |{ヽ ゙ ヾク/ /}\/_/ ∨_/\ \
|_| !ノ ヽ(○ |/  ̄
}、 ヾ { ゼルエル
( ) \)
|/ |
| ハ |
| / | |
|_/ .|_/
残月 「使徒め。 我々十傑集がその気になれば、ゼルエルのひとつやふたつ……。ん?」
,、__,、 _ _ _
/⌒≪ ((・・)i≫⌒\/ 〉、\/\ / /。ニギニギ
| |{ヽ ゙ ヾク/ /}\/_/ ∨_/\ ヽ
|_| !ノ ヽ(○ |/  ̄
}、 ヾ { ↑
( ) \) 残月
|/ |
| ハ |
| / | |
|_/ .|_/
770 :
素晴らしきヒィッツカラルド:03/09/27 01:06 ID:tUxG0DyY
_,..、- -=- - 、 .,_
_,.-'" `ヽ、
_,'" ヽ
,." _,.,_ ヽ
i' _ _,.:'" _`:、 ヽ
l ,.'"^ヽ、 _,;;' _,.:'_.ヽヽ i
! i ..,,_ ` = - " ,.:',.:-'" ヽ l i l _;';i
! .iZ.-.,_`- ..,__ ,.-"; 't二フ l .i ヽ-'" l .,.
ノ i -二ユ-:-ヽ " ヽ、 i i,_" _,.-' ,i .l 手伝ってやろうか?
ヽ'" ̄ "い ヽ ,.'" :: | ヽ、 ! ヽ、_,-" /
`ヽ、,."ヽ_ ヽ ,.' .:: i ヽ、 !:::.. _,.:'
..,,_ _ ,. ゝ ..... ヽ i .::ム_ ,.:'j. ` .l ::::::... "=- -,
ヽ、 ..::::::::.... ヽ、' _ ",...- -" '" /ヽ ::::::.... _,.-"
ゝ ...::::::::::::::::::: ヽ ' .....:::: / ,.'"ヽ`ヽ::..,'"
ヽ、...:::::::::::::::_,.-'"i ヽ、 :::::::: / ,.';;;;;;; l ヽ"=- .,__
ヽ::::::_,.-'/::: i ;;;;;,,ヽ ヽ_ _ ,. ' ,,;;;;;;;;;;; l ヽ `- .,_
_,. -='" /::::: i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _,,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l ヽ ' =- .,__
_,. - '" / :::: i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::ヽ, ;;;;;;;;;;;;;;;;;; l i, "` =- ,,_
771 :
素晴らしきヒィッツカラルド:03/10/05 05:08 ID:dgAEhJne
_,,,,,,__ ♪
((〃wwwヽ)) ♪ ただし、まっぷたつだ♪
彡(0∀0 彡
< <V> 二6 パッチン
> > \ ) ) ) )
(_)ヽ_)
衝撃のアナルベルト
>>759 >その頃私はバシュタールに住んでましてねぇ。
ワラタ
同じ話ばっか聞かされるアルベルト哀れw
AF団十尻衆は以下の通り。
『肛門魔王犯瑞』
『衝撃のアナルベルト』
『幻惑のセルバンケツ』
『激動たる美尻突き』
『アナル・ザ・レッド』
『直腸の怒鬼』
『いずれなじむ優尻』
『命の鐘の重症痔』
『素晴らしきケツカラルド』
『FUCK中の残ケツ』
絡むのはベッドの上で
使徒とからむのか?
778 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/17 22:21 ID:sWkovkfH
>使徒とからむのか?
カヲルくん危うし!
スレはsage無しに保守できないのか
780 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 19:49 ID:2Lw21AT/
>>771 !!!
,、__,、 _ _
/⌒≪ ((・・)i≫⌒\/ 〉、\/\ \ /
| |{ヽ ゙ ヾク/ /}\/_/ ∨_/ ̄ = パッチン
|_| !ノ ヽ(○ |/ _ '\
}、 ヾ { '\ \
( ) \)  ̄
|/ |
| ハ |
| / | |
|_/ .|_/
あぼーん
あぼーん
783 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/15 08:01 ID:hKRqsvCR
>>780 ノL _,,,,,,__
へ プンスカ ((〃wwwヽ)) アレッ?
,、__,、 彡(0∀0 彡 タ、タスケテクレ・・・
/⌒≪ ((・・)i≫⌒\
| |{ヽ ゙ ヾク/ /}\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
|_| !ノ ヽ(○ |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
}、 ヾ { < <V> 二6
( ) \) > > \
|/ | (_)ヽ_)
| ハ |
| / | |
|_/ .|_/
ネルフ停電の時に衝撃のアルベルトが来たら全滅するな。
火の灯ってないエヴァならぶっ壊せるからな。
785 :
マスク・ザ・レッド:03/11/22 07:38 ID:tYzVgC35
,' i,./,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,ヽ iヽ
,;' ,;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;,ヽ
ヽ, ,;;;;;; ,, ,,,,,,,, ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,ヽ さすがの十傑集もこうなってはおしまいだ。
/,;;;;; , ,; ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,ヽ 生きて恥をさらすのもつらいだろう?
/ ;;;; ,,;; ,,;;;;;;;;;;;;;;,ヽ- .,, __,;; -=- .,_,. . ,;;;,ヽ
, ' ,.. 'i ,;;;;;;;;;; , ハ , ,;;;;,ヽ ,. ',; ,'- '",..-/,;;;; _,.y,
/ / t ,;; ,.-' ヽ',ヽ、 ヽ,.- ',-,,¬ ,.../ i r" ヽ,
,' " ヽi ,ー- .,__ ,..> ヽt"- ¨", /.:::. i i i
_,.. -^"_,: -vュ ,.. .. __ /..:::::::::.. i,/ ,; '
"- ..,_ ヽ.,- '",. 'i " i- "
" - .- '" │ ,.-' / ヽ
ヽ、 ヽ _,..-= '" /.::::::.ヽ
丶、 - ' /.: ,.....:-ヽ- "i__
丶 、. /,../.,_ y _,.. /" ` =- ..,,__
丶、 , ,' ~ ,..-"i /" ,/ ~" =- .,,__
,. '" 丶- ' ,..- ' _,..-7,.-" i ,/ `.,
,. '",.` _,..-'" / ,. i/ ,.'
,. '" i.,,_ _,..-'"><></ ,' i /
保守
787 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/10 08:42 ID:ghI73rmw
こんどのスパロボもGR不参戦(涙
もう一度EVAと競演してほしいのに・・・。
788 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/10 14:29 ID:Ec0uKHjE
hosyu
789 :
静止した闇の中で:03/12/20 07:22 ID:F2NyokWp
日向「電力が回復しなければ、我々は目も耳もふさがれたままです。」
シンジ「父さん・・・。」
ゲンドウ「・・・。」
シンジ「要は、発電できればいいんでしょう?」
冬月「止めたまえ、君のその体では・・・。」
シンジ「なぁに、僕の人間発電機はまだ・・・生きてますよ!
ハァハァハァハァ・・・。」
日向「シンジ君!おぉ、これは・・・。」
(ドピュッ)
シンジ「最低だ、俺って・・・。」
ディラックの海ではなく、アキレスの牢に捕らえられる初号機
保守
外伝「鉄腕Misato」でシンジきゅんのチャイナドレス姿が・・・
あぼーん
保守
795 :
外伝:04/01/28 22:40 ID:XAI8V8Iw
シンジ「ゼーレめっ、許さないぞぉッ!」
アスカ「ア、アタシの梅サワー・・・。」
ほしゅ
幻夜「ギャローップ!」
零号機&初号機&弐号機「(プチッ)」
ホシュ
こちら、ターミナルドグマ地下900m。
モグラメカ不調のため、ageの許可を願います。
ダメ…
糞スレは逝ってよし
だったらageんなよ(w
保守
804 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/20 21:40 ID:FT/A2sQV
4年目突入age
ほしゅ
806 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/03 10:10 ID:VrvjIcZu
ミサト「いい?シンジ君。ここから先はもうあなた一人よ。
すべて一人で決めなさい。誰の助けもなく。」
シンジ「僕は・・・。」
ミサト「ん?
なんだ!僕はなんだ!!
言ってみろ!!!」
(バキ!)
807 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/10 07:07 ID:251jJ+Of
鉄人28号放送開始記念age
808 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/10 08:05 ID:Z7bXQghi
細字でもいいでつか?
hoshu
810 :
策士・孔明:04/04/16 00:40 ID:H6lQg7j/
横山光輝先生 追悼age・゚・(ノД`)・゚・。
横山先生・゚・(つД`)・゚・
812 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/16 02:36 ID:1j4cEuDL
横山先生のご冥福をお祈りいたします。
横山御大 「た、助けてくれ」
レッド 「さすがの御大もこうなっ
さすがに不謹慎極まりないので自粛
(御大に鋼鉄の巨人の影が迫る)
横山御大「手塚!お前もアトムくんにあえたのか?」
(パシャッ)
セカンドインパクトにサードインパクト…
これらもすべて策のうち
保守
817 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/06 19:26 ID:t3ldpNcS
ミサト「でも、経緯はどうあれシンジ君もネルフに一度はその足を踏み入れた人間。
ならば!」
ZipZipZipZipZipZip(ミサトが拳銃で床を連射する音)
シンジ「うわぁ!」
ミサト「この場から逃げることは相成らん!
もし戦いの最中この線を一歩でも引いてみろ!
その時はシンジ君たりとて容赦はせん!
あたし許さないからね!!一生あんたを許さないからね!」
818 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/07 14:00 ID:Xkua45ml
age
819 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/07 14:03 ID:Xkua45ml
BFって何?ボーイフレンド?
BoyにFuckの略です。
ふぉしゅ
822 :
命の鐘の十常寺:04/05/23 06:35 ID:L1bLKxF+
./" 、 `-、_ _,.. -=- くr' / / / ヽ
,..'"! i .⌒;i `ヽ _,.-='"..::::::::::::::::. Y. l l l ┌i
,' i ヽ i _ `v-'"...::::::::::::::::::::::::::: i` ...,_ ! i i i /
i ヽ., ,...,_ i i ヽ、,.ゝ、::::::::::::::::::::::::::::: l ~" =- :::.,,_ _ ,.. -='"~l
i"ヽ Y ,..7 ! i iヽ::::::.ヽ:::::::::::::::::::: ,.-".r-..,_ O ,.i
_,.-= '"~ハ., ヽ_., ヽ._ ノ ! ' " ! ,.'iλ!,.i ,_-~"ヽ,=- ::.,_,- ー −'"ir"`ヽ、._
,.-'",.:-=",.-i ! ヽ.ヽv -"i ! ! -= i / / i Yヽ,tヽ,,_~ ` "-− _,... ..,ヽi / iヽ ヽ
,.'",.'" ,.:'"~ iヽ, ヽ. i ,..-'ソ i _,.-' / /" ヽ./ ゞ-¨_ュ. ,.r-・",."/ `i /:::..ヽ::i,_
r' ,/ r'" i ヽ. ` - i ! '/ ~ ,' / i' ,. -,  ̄i" `i` -=" ! .r'..::::::. i::::...ヽ
i' / I ヽ .`_-,ュi i / ,'" j :.,_-.,_,i / i ! ヽ _ ,. '. " i イ:::::::::: i:::::::::
i / i ,.-'" ヽ._ ,.'" i `- ヽi ヽ i'" :::::: i :::::::::
!,' ! ,.'" ` く l ヽl l、=ー - ::.,__ _ 丿 ::/..::::::::::
>>820 レ l ,:' i l l i ヽ-"",_-- ,..i ヽ~"-.,_ / :::::::: 否、否、否、否、否、否、
l i f l i _,...,i_ l ,λ.,_ ~",' -= '" ~" ` r :::: 否ぁ〜ッ!!!!
823 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/05/30 15:02 ID:s/gwtlnr
保守
ネタ その1
ジャーン!ジャーン!
「げぇっ、使徒だ」「あわわわ」
ネタ その2
シンジ 「だったら僕にやさしくしてよ!」
ヒィッツカラルド「やさしくしてやろう、ただし真っ二つだ」
ネタ その3
ヒィッツカラルド「そ助けてくれェ」
エヴァ「(がぶりんちょ)」
続きキボンヌ
hosyu
またスパロボでEVAとGR競演しないかなー
村雨健二対綾波
村雨は不死身だし綾波は死んでも代わりは居るし…終わらねえ
綾波vsコ・エンシャク
水滸伝の呼延灼なら説明的な台詞を喋ってくれるぞw
血風連vsエヴァ量産型
量産機「我等名前を量産機!振るう刃は相手を選ばず!
かかれば血潮の海となる!
エヴァンゲリオン弐号機!キール様の命に従い貴様を止める!
いざ!お縄にかかれぇぇ!」
アスカ「負けてらんないのよぉ!!あんた達なんかに!!」
捕 アスカ?
ハアハア
もう七人のアスカとか作っちまえよ!
黒アスカが最強な罠
保守
革新
中道という名の日和見
日和見こそ最強
どっちつかずが世界の運命を決める
イラクの民間人の運命は
メリケン右翼が決めちゃったけどな
時代は不幸無しに越える事はできないとセカンドインパクトで解かったわけですが
>>842 アレはただの不幸で時代すら越えてないぞw
これから始まるのだ。
この暑さはセカンドインパクトによる地軸の移動のせいにちがいない。
なんか途中からキモイ妄想駄文スレになってるな
ネタがつづかんのだ。ネタ師かもーん。
対決スレは熱い内が華
すでに冷えきってないか?
既に氷点下ですな。
>>849-850 Qちゃん「こちらBF団エヴァ板支部・・・。
火炎系ネタ師もすでにこれ以上のまも・・れ・・。」
樊瑞「諸君!これで良いのか?」
諸行無常
盛者必衰
片目抑えながら「殺してやる」と言い続けるアルベルトでも想像しとけ
逆転ホームランや
ジャイアントロボのキャラクターでエヴァンゲリオンをやればええんやー
ま゛
マ゛
去年、スレタイの「BF団」を見て、チルドレンのボーイフレンドたちが
ネルフと戦うのかと早とちりし、ネルフ圧勝ジャネーカとオモタ。
ナツカスイ過ち。
破獄
ところでここのBF団は特撮版?それともアニメ版?
アニメの方だったorz
すまん、指パッチンとポジトロンライフル食らって逝ってくる。
えびふりゃ
保守
喪主
もうBFネタがない。
,.:-−"  ̄ ̄ −::;;,,_
,.. ,. -;" ̄ `丶、 ~丶、
r" < ,;- "` - 、` ヽヾ ^` - 、
i /::::::  ̄ t,_、ヽ, _ `−- ,, i
/- j /::::::::::::::::::`"└f-j 丶" .r-−ヾ、i
r"- i /:::::::: ...:::::::::::::::::: r~t ^ヽi/ 乙女のPRIDE
,i" γ i /:::::::: r-" ̄"ヽr -−=ヽP_ij"
_,;"i i" ;i ::::: i"`-t_ `ヽ.,_,丿 i
.,;-" ゝ i i ::: ヽ、 ^- ,_ ヽ. i
,.-" ^ -ゝ i ::: " =- _ "=- _ .i i
,r" / ヘ ヘ ::: "`=- ,,_ "フ^" /
/ / ヽ ヽ:: " " ./
i. / ヽ ヽ ./
i / ヽ ヽ-,,_ r.i
_,,.. -=- ..,,_i r _ ヽ  ̄~^" =- ..,_ i i
;;;;;;:::: "=- r"^ ̄ ^" =- ..,,_ヽ-..,_ ^" i
;;;;::: ヽ ヽ、 ^" - ..^"_""=- ..,,_ j
/ .:.:. / ̄ \ _,,,,-‐'''" \, へ、
/ .:.:/ /\.:.: / ヽ
/.:.:.:,‐'" 〈.:.:.:.:\.:.:.: /.:.:___,,,,-‐ __.:.:_,,,,-‐.:.: `、,,_
_,,,-''" |\.:.:.`''/_..-'/,,-‐''"∠..,,,,,,/_,,,,-‐ __ ヽ、
--‐'' |,ィ'⌒゛ヽiイ´ // , " ̄`ヽi! /// .: ヽ、`ヽ、
.:. 〈 (~< レ '´ ' ..,,_('ッ ゛i!/'´ //|.:.: \
_,,,-''.:. .:.:.\ ` ,,、、´゜、、、 __,,,,.../ ::|.:.:|.:.: |
--‐''.:.:.:.:/:: .:.:.:.:./´`T ,,_(ッ,ノ /.:.: / :/|.: /
.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:./:::/ /~⌒ヽ、-/゛//| :/|/ |/ 从___人/(____
---‐-、____,、-‐< /⌒゛ヽ ヽ> / |/ |/__)`-ー-'
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ、'、 /‐-、_ 〉 / , ' \
;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,-‐'''"\\__\ `ヽ-、;_/ ,,-'' \
 ̄ ̄^i;;;;;;;;;;`-;;;;;;;) \ノ::::´`ヽ、 ,, - "ヽ、 ) 夢のbride
::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;∠-‐'''"`-、:.:.:.:.: `''''".:.:.:.:.:. '、 ∠
::::::::::::::::\;;;;;;;;;/::::\|;;;|;;;ヽ、:.:.:.:.:.:.:∧.:.:.:.:.:. ', 〕
\::::::::::::::::|;;;;;/::::::::::::/;;;/;;;;;;;;|.:.:.:.:.:. / |.:.:|\: i /
:::::\:::::::::::`‐'::::::::::::/;;;/;;;;;;;;;/.:.:.:.:/ // |: /  ̄ ̄)/W⌒\(~~∨⌒ヽ
Lovin'
l;; .........,,,::;;;;;;;:::.... : _,,/ `' `ー--、 ;
:;;;;;;;;;;;::......;;;::::::.;;;;;;:::.. ..:::::,,, / .:`、/
..,,;;;,,,,,...........;;;;;;::.....::::::,,,...;;.. ..,,;;;;::.. / / / .::j、
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/  ̄___二7 、 、::ヽ :l..::| / _/:_::::l_ V__ Y ソ;;;/
/ フ ̄ 、 '、 :::` 、 、:ヽ l::::レ'--':::::::::::::;;;;;;;;;`、;;、(
/ _/`/::.、 \::::ヽ 、::、_, くr‐z::_:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;ハ
Callin'
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◎ | ◎ " チカッ ◎ | ◎ " チカッ ◎ | ◎ "
チカッ ◎ \|/ ◎ チカッ ◎ \|/ ◎ チカッ ◎ \|/ ◎
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チカッ ◎ \ | / ◎ チカッ ◎ \ | / ◎ チカッ ◎ \ | / ◎
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Feelin'
___, ――一~⌒ー―、
 ̄/ ヽ|)_
一二 ̄ ) ⌒~
/ __,一 ̄ ノへ \
/ ヽ
ヽ ∠_ / __,一 ̄ ヽ
ヽ ノ ∠ |ヽ)
ヽ ノ / - // 从 ヽ |
ヽ / / /|/ / ノ Vヽ | |
| / / /二二/∠/ // ノ \ | | _
| (/ | // <P )ニ> / //ノー―ェ、V | | /~
_,一 ν/(ト|  ̄ // ノ 〔Pノ\_ | ノ人( / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// /Vヒ|  ̄ | ノ|ノ| < さあ、僕を消してくれ
// ノ | 、 ,/| /)ノ W| |/ \_________
/< // | \ _  ̄ / /Vヽ /
| ヽ < />\| \  ̄ー一 / | ヽ
| ヽ ヽ_/ イ )\ // | )
\| ヽ < | \__ ,一 ̄ / | |
\ V \ ト、 / | |
\| \| ||=@ /て | |
\ | ==// ヽ | ) ,一 ̄
\ 、|_,_∠___| ヽ| ,一 ̄
\ |θ ,一 ̄
\ < _,一 ̄
Healin'
ノミミ彡ミヘ
<リ*-_-リヾγ⌒`ヽ ф :*. .: ф
( <V>) ((´ m `)) + .:
イ : 〈 ( <V> ) ф. .
| || /__|::|__.」 じいさまといっしょ
(_)_)(__)(__)
Kissin'
,,.-^~ , ,γ' ~` ; `ヽ
/ヽ|/ // ,.;-~^ ,; ノγ`; ,| ゝ
~ '^~= ;-─/ ;ヽ / :;;; ;ヽ ヽ
^/ | \| ヽ|丶|``| ; ヽ ^`
\ |\| ` ソ ‖
ヽ ゝヽ\|| / ヽ
ヽ \| ; ,,:' 、 | |ヽ
. ヽ \ ヽヽ ;' ,;' 丶 ヽ | `;
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ヽ ,- ^ ; ,,. ヽ ノ :` | ; |
|/\ヽ -' ,;~ i ヽ \, ,__,, ; ! | | ヽ
;/ ;' : ` ' | ; i ! ヽ |
丿 ` i |./ |
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ゝ : .// !
、 `ヽ ,,-// |
' ヽ 丶 ,,-'' / / 丶
λ ヽ .`:` ,,, ;''' < < `;、
ゝ \ λ ヽ ' i \ 》
ヽ ` ヽ ,;-' | ヽ
、 丶 ヽ、 ,;'^~~' | > \
~` ヽλ ヽ ^~; ! ∠
.Again
/~ヽ() /~~ヽ
| |Y ⌒ ヽノ ノ 私の力が及ばなかったばかりに
ノ\ノ。゚´Д`゚)/\
( )o |\/|ヽo ヽ ちゅ、中条長官まで・・・・・・
丿 ノ  ̄ ̄ヽ )
/ / \ \ ノ
(__ノ \=∞=く ノ
_ / \ _
/ (⌒Y. .\ ヽ
 ̄\ ,_ _______ _,ノ
Darling!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|/ : : : : : : :ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ < 女 >
V!;;;;;;;;;;;;;;;/ | l ' : : : : :|: l;;;;;;;;;;;;;;:;| < >
丿;;;;;;;;;;;;;.i / ,,...ー--:..,, __ l / _ _ ,, .. .. ,, _ へ::>ミ;;;;;;;;;;;;;| < 子 >
´i;;;;;;;;;;;;;;;;;!´<ア ´ ¨ ` rソ /, / `丶_ |;;;;;;;;;;;;!、.< >
|/i;;;;;;;;;;;;;| r==( )/⌒ヽ( )彳 |;;;;;;;;;;;i < 中 >
|,;;;;;;;;;;;| !i 丶. _ _ . / | |: :丶_ _ . / !i !;;;;;;;;;l < 学 >
|;;;;;;;V/ '' '' ,. ´, . . .;' 、: : : '' '' : : : : : : : ::ii/;;;;;;/v < 生 >
ヾ;;;;;;;ヽ /( : : : : : : ::)、: : : : . : : : : : : : :/;;;;;;;/ < >
ヾ;;;;;ヘヽ /::' ゝ´`: :´: ´ '\: : : : : : : : : : ∧;;;;;/ .< と >
/ー《;i \ /: : .' _ _ _: : : : :ヽ: : : : : : : : //;;=ヘ < か >
i /::::''ヘ;i ヽ : :: /_,. -ー- .,_\: : : : : : : : : :://;;r'て | < >
! ::' ;:::ヘi ::' /^~ ~^\: : : : : : : : /;;/)ヽ | < 好 >
ヽ :::: ヽi ' | _ _ |: :: : : : : : /;;/:: :::: : :| < >
ヽ i;;;;i ! |/´ `ー ´ `ヽ!: | : : : :/;;/::~::: :/ < き >
''ー y;;;i ゝヽ-ー ´ ̄`ー- ソ;;ノ : : : /;;/_/ < >
i;;;;;i =−ー=: : : : : : : : :/;;;/ < だ >
ry
ビックフライ
ネルフ本部に向けて成層圏から落下する巨大な揚げ物。
人々はただ唖然として見つめるしかなかった。
むしろ、巨大な蝿が第3新東京市を襲うとか?
操っているのは、十傑集・暮れなずむ幽鬼で。
えびふりゃ、いかふりゃ、かきふりゃ、無数のビックフライがネルフ上空を覆う!
押しつぶされる人々、歪む兵装ビル。
人々に明日はあるのか?
あるだろう。
>>877 蠅はキショイがそれだけに効果あるかも。
ペトペト
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
881 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/08/07 03:49 ID:e0KCqiNo
マルポスダメ
ザ・フライとかいう映画もあったが蝿はかんべんなー。
良い作品だったな。
途中Gガン入ってたのにはワロタ。
個人的にはエヴァ+ゲッターとかやって欲しいな。
シンジ「エントリィィィィィィィ!!初号機!!スイッチ・オン!!」
でもエヴァと横山ロボのタッグも良いかも。
事ある毎に「計画通り」とかほざくゲンドウは孔明チックではあるな
ゼーレの糾弾=十傑衆裁判ってかんじか?
元々十傑集のリーダーはじさまだったらしいし、そうかも
888ゲトー⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
>>884 いや。。。ゲッタと横山ロボが一番面白そうな組み合わせだ。エヴァいらね。
であればこのスレは、エヴァ板には、いらんということに
ゲッタと横山ロボ合わせたよりもBF団の方がおもしろいですが何か
横山ロボ抜きのBF団ってのもねえ?
ビッグゴールドぐらいしか巨大兵器がなくなるし
維新龍・暁を忘れてはいけない。
あと、大怪球とギャロップ。
マーズの「怪球・ラー」と鉄人28号の「ギャロン」って元はあるけどナー
次は大作メインでネルフVSBF団を
策士・孔明氏に頼んでみれば?
896 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/08/18 00:26 ID:czait7P/
孔明たのむよ
こーめー!
孔明!
おめこ
この際 ゲンドウ!
孔明!
孔明ですよ!
この際、ペンペンですよ!
国際警察機構&ネルフVS.BF団 が、ベストだな。素晴らしきヒッツはネルフ職員
を惨殺しそうな勢い。ベークライトなんて注入してもアルベルトの「シュワーッ!」
大回転には敵わんだろう
ネルフいらない希ガス…
(BGM:OVAジャイアントロボオープニング)
予 告
真
新世紀エヴァンゲリオン(仮)
「西暦2000年、人類は、悪夢の惨劇『セカンドインパクト』に襲われた!」
光の巨人と謎のメカザウルスの戦い、それを静かに見つめる大怪球。
「そして2015年、二つの新エネルギー、シズマドライブとゲッター線によって、
人類は、繁栄の時を迎えていた。」
第三新東京市が爆発、炎上する。
「その裏でぶつかり合う、幾つもの勢力があった。」
十傑衆と恐竜帝国、百鬼帝国の姿。
「世界征服を企むBF団、同じ野望を持ちながら、彼等を対立する、恐竜帝国、
百鬼帝国。」
GR2、メカザウルスサキ、ウザーラの順に写る。
「そして、謎深き敵、使徒。」
アダム、サキエル、ゼルエルが写る。
「BF団に対抗する為集められた国際警察機構のエキスパート、恐竜帝国、百鬼帝国に
立ち向かう、早乙女研究所のゲッターロボ。」
ジャイアントロボ、鉄人、ゲッター1、ドラゴン、真ゲッター1揃い踏み!
「そして、特務機関NERV。」
エヴァ零〜4号機揃い踏み。(初号機除く)
「その中に、最強兵器エヴァンゲリオン初号機を操る青年が居た、その名は・・・
碇シンジ!」
燃え盛る炎の中、初号機の掌の上で腕を組んで仁王立ちするプラグスーツ姿のシンジ。
出演
碇シンジ/櫻井孝弘
流竜馬/石川英郎
草間大作/山口勝平
金田正太郎/田中秀幸
山野浩一(バビル二世)/鈴村健一
>>906 惜しいな。
鈴村健一声のバビル二世は、「神谷浩一」だ。
原作バビル二世が「山野浩一」
神谷明声のバビル二世は「古見浩一」
>流竜馬/石川英郎
キ○ガイ竜馬だね。
>金田正太郎/田中秀幸
FXのオヤジな正太郎かよ!
山野浩一(バビル二世)/鈴村健一
>よりによって、平成TV版のバビル偽とは・・・。激しくヘタレなBF様な予感。
909 :
908:04/08/26 15:32 ID:???
うわ、間違えた。
×山野浩一(バビル二世)/鈴村健一
>よりによって、平成TV版のバビル偽とは・・・。激しくヘタレなBF様な予感。
○>山野浩一(バビル二世)/鈴村健一
よりによって、平成TV版のバビル偽とは・・・。激しくヘタレなBF様な予感。
予告編のご感想ありがとうございます。
本当はこっちでやりたかったんですが、そろそろスレが1000行きそうなので。
vs早乙女研究所スレで本編を書きたいと思います。
ちなみに、正太郎はポワロみたいな感じで、バビル二世はBF様じゃありません。
とりあえず、全10話+3話位のOVA感覚で書きたいと思います。
第一話「その名はシンジ」
第二話「ゲッターロボ」
第三話「ビッグ・ファイヤの為に」
第四話「龍の如しエヴァ」
第五話「名探偵正太郎」
第六話「3つの僕」
第七話「その名はマーズ」
第八話「愛を抱いて・・・」
第九話「決戦!第三新東京タワー」
第十話「人類が補完される日」
劇場版 第七・五話「初デートとお節介な人々」
第十一話「真実−Air−」
第十二話「切り拓け!地球(俺達)の明日(未来)!!」
乙
ぜひとも頑張ってほしいものですなぁ。
一応、主要キャラ説明。
(特撮版とか色々混ぜ込んでおりますのでご注意を。)
碇シンジ(cv:櫻井孝弘)
本編の主人公。16歳、この歳まで早乙女研究所に預けられていた。
愛機、エヴァンゲリオン初号機に乗って使徒と戦う。
アスカとは幼馴染。
流 竜馬(cv:石川英郎)
ゲッター1、ゲッタードラゴン、真ゲッター1及びイーグル号、ドラゴン号、
真イーグル号のパイロット。20歳。
シンジに格闘術を徹底的に叩き込んだ張本人。
素手で恐竜兵や百鬼兵を倒せる位の力を持つ。
草間大作(cv:山口勝平)
ジャイアントロボ(GR1)の操縦者。14歳。
国際警察機構の一人。
シンジを兄の様に慕っている。
金田正太郎(cv:松野太紀)
鉄人28号の操縦者。19歳。
青年探偵として国際警察機構に協力している。
何でも外人の彼女がいるとか。
神谷浩一/バビル・ビッグファイヤ二世(cv:鈴村健一)
18歳。謎の青年超能力者。
その正体は、ギロチン・ビッグファイヤの弟、バビル・ビッグファイヤの息子。
ギロチンに両親を殺された事を知り、三つの僕、ロデム、ポセイドン、ロプロスを
従え、復讐を誓う。
神谷タケル/マーズ・ビッグファイヤ(cv:関 智一)
17歳。ギロチン・ビッグファイヤの息子。バビル(浩一)の従兄弟に当たる。
身勝手な地球人を嫌い、いずれはバビル(浩一)と父の持つ帝王の座を賭けて戦おうと
している。ガイアーを始めとする六神体を従えている。
主要キャラ編も終わって一段落。お次は熱いオッサン達編。
中条静夫/静かなる中条(cv:家弓家正)
国際警察機構北京支部長官であり、九大天王。45歳。
普段は物静か、足からジェット噴射して飛ぶ物凄いオッサン。
核爆発に匹敵すると言われるビッグバン・パンチを使用できる。
神行太保の戴宗(cv:若本規夫)
九大天王。27歳。酒好き。
腕に電気を込めて大気を自在に操り敵にぶつける噴射拳の使い手。
神行法の術を使いマッハのスピードで走れる。
国際警察機構の皆様は変わっていないので省略。では変わったオッサン達を。
碇ゲンドウ/沈黙のゲンドウ(cv:立木文彦)
特務機関NERV最高司令官。48歳。
中条長官とは旧友。シンジの父。
足からジェット噴射で空を飛ぶ中条長官に対して、高速バタ足で海を渡る。
又、中条長官のビッグバン・パンチとほぼ互角と言われるソニック・チョップを使用出来る。
加持リョウジ/影の加持(cv:山寺宏一)
29歳。特務機関NERV特殊監察部所属。同時に日本政府内務省調査部所属の
二重スパイ。影に同化する能力を持つ、弓矢の名手。
んで、敵キャラ紹介
ギロチン・ビッグファイヤ(cv:飯塚昭三)
BF団首領。アンドロメダ星雲から地球を乗っ取る為やって来た。別名ギロチン帝王。
非常に高度な科学力を持ち、体は只の行動ユニットらしい。
命の灯が燃え尽きようとしている為、息子であるマーズと甥であるバビル二世を
戦わせようとしている。
ギロチン四人衆
十傑衆を越える力を持ったギロチン帝王直属の部隊。彼等はロボットでは無く、
生体兵器=怪獣を使う。
スパイダー(cv:古川登志生)
ギロチン四人衆の一人、指先一つで岩石や氷山を粉々にする。
大海獣ダコラーを操る。
ブラックダイヤ(cv:小杉十郎太)
ギロチン四人衆の一人、怪力の持ち主。
電撃怪獣スパーキィを操る。
レッドコブラ(cv:玄田哲章)
ギロチン四人衆の一人、義足がマシンガンになっている。
悪魔の眼と呼ばれる怪獣ガンモンスを操る。
ドクトル・オーヴァ(cv:加藤精三)
ギロチン四人衆最強の男、胸の青い星の超能力は、バビル二世の超能力と互角と
言われている。手足をやられてもすぐに再生する。
通常兵器の攻撃を受ける分だけ強化していく伸縮自在の合成怪獣アンバランを操る。
実写版を知らない方は上記の四人は分かんないかと・・・・
とりあえず、脇を固めるキャラ編行って見ましょう。
惣流・アスカ・ラングレー(cv:宮村優子)
日本と独国のクォーターで、国籍はアメリカ。シンジとは幼馴染。16歳。
早乙女研究所にシンジと共に預けられていた。
エヴァンゲリオン弐号機のパイロット。
神 隼人(cv:内田直哉)
ゲッター2、ゲッターライガー、真ゲッター2及びジャガー号、ライガー号、
真ジャガー号パイロット。昔は革命組織のリーダーだった。20歳。
計り知れないIQを持つ。アスカのIQが高いのもこの人のお陰。
巴 武蔵(cv:辻 親八)
ゲッター3及びベアー号のパイロット。20歳。柔道家。
綾波レイ(cv:林原めぐみ)
無口でほとんど感情を表す事が無い。16歳。エヴァンゲリオン零号機のパイロット。
履歴も抹消済み。
早い話がシンジの母、ユイのクローンみたいなもん。
渚カヲル/タブリス(cv:石田彰)
謎の青年。16歳。エヴァンゲリオン4号機パイロット。
彼の正体は、最後の使徒タブリスだった。
レイに惹かれつつある。
鈴原トウジ(cv:関 智一)
エヴァンゲリオン参号機パイロット。16歳。
彼女の桐木ヒカリと二人暮ししている。
シンジ達とは親友同士。
車 弁慶(cv:梁田清之)
20歳。ゲッターポセイドン、真ゲッター3及びポセイドン号、真ベアー号の
パイロット。
浅間学園高等部野球部OB。
最後に使徒編
アダム(cv:柴田秀勝)
使徒を治める究極の使徒。
足を失っており、今は赤い十字架に張り付き、部下の使徒達に指令を下す。
上級使徒
人の言葉を話せる使徒。下記の四体の他にもまだ居るらしい。
サキエル(cv:千葉繁)
短気な上級使徒。人間サイズの黒い使徒を何体も放つ。
ゼルエル(cv:辻村真人)
マッドサイエンティストっぽい性格の上級使徒。自分のクローンを作り出せる。
シャムシェル(cv:山口由里子)
女の上級使徒。凶悪なサディスト。
イスラフェル(cv:子安武人)
体を斬られても分裂して再生する上級使徒。冷静。
923 :
大作:04/08/31 12:00 ID:???
いいですねコレ
ぜひ続きを
ナレーションは神谷明、ゴールは内海賢二、ブライは江川央生、早乙女博士は佐藤正治
プロローグ
ナレーション「西暦2000年、人類は悪夢の惨劇『セカンドインパクト』に襲われた!」
燃え盛る炎、光の巨人と謎のメカザウルスがガッチリと組み合う。
謎のメカザウルスの姿は、何処と無くゴールに似ていた。
「ゴォォォォォル!!!」
独特の鳴き声をするメカザウルス。
「・・・・・・・・・・」
無言でメカザウルスの喉元に拳を叩きつける光の巨人。
「ゴォォォォ・・・・」
倒れ、海の底に沈んでいくメカザウルス。
その戦い静かに見つめていた大怪球、光の柱の中へ消えていく・・・・・
ナレーション「そして、2015年。人類は、新たな危機に立たされていた・・・・」
真!
新世紀エヴァンゲリオン
DVDが発売されるって〜のに盛り上がりに欠けているな。
オックスシリーズ!?完成していたのか!!
しか思い浮かびません…あと村雨が加持さんぽいとか高見沢さんがミサトさんみたいっつうか
シンジ「竜馬さぁーん!」
竜馬「シンジぃー!!」
てなカンジでゲッター1と初号機で殴りあってもらいたい
928 :
その1:04/09/04 23:58 ID:???
>>919 この方々を足して新十傑衆は?
Dr.スネーク(cv・戸谷公次)
BF団の科学者で草間博士の同僚だった。
彼のGR1を派生させたGR−Uを使用する。
ミスターゴールド(cv.銀河万丈)
甲冑に身を包んだ宇宙人。
Gロボの複製ロボ、カラミティを使用する。
Dr.スネークと仲がよい。
メトロスリー(cv.大塚周夫)
宇宙から来た悪の宇宙人。
宇宙警察からきたと偽り国際警察機構の人間を次々殺害した。
操るのはGRV
929 :
その2:04/09/05 00:09 ID:???
ゲルマ博士(cv.榊原良子)
こいつもまた宇宙人。
国際警察機構の各支部局長などに人型の物体を描いた
絵画や人間の形をしやブロンズ像(これらには生命があり、
最初に見た人間の姿かたちをそっくりコピーしてしまう)
を贈りつけ、その人物と入れ替える。
軟体怪獣イカゲラス、人造人間草間大作を操る。
ミイラーマン(cv・飛田展男)
エジプト出身。
あちこちの貯水場などに毒を入れて
人間を次々とミイラ化していった。
忍者怪獣ドロゴンを操る。
プロフェッサー(cv.清川元夢)
新十傑衆では一番歳をとっているが、オーヴァには及ばない。
怪獣のほか、細菌兵器ヒドラゾーンを使用する。
これによって日本支部などを溶かした。
そして何度かロボを窮地に陥れた。
冷却怪獣アイスラーを操る。
アルベルト、セルバンデス、ヒッツカラルドだけは外すな!
:::::::::::::::::::::::./ヽ:::::、 ┬_ l::::::::::! /:::::::::::::::::/ /::::::::::::::/ /l:::::::::::::
::::::::::::::::::::::::l |::::::! l`ヽi:::::::::|∠::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::レイVl:::::::::::::
ー─-、:::::::::ヽ/:::::::| ミl \::::l∠彡''"レ' / レ '"´:::/ ,,;; |:::::::::::::
>:::::::::::::::::| ミヽ ((ヽゾ/ 川 ___/::::__,,==''"フ !:::::::::::::
_─´::::::::::::::::::::::::::| ミ \__ {i / / /l/:::::::::/o j / l::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヾ 三三`j| ||{::::::::::/ `''''"-─彡 /:::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! 三/ 三ニニ彡  ̄ 彡 /::::::::::::::::::
─-、___:::::::::::::::::::::::、 / 三 、___/:::::::::::::::::::::
`フ:::::::::::::::::.、 /〃 ー \___:::::::::::::::::::::::::::::
____/::::::::::::::::::::::∧ く ー ____ /::::::::::::::::::::::::::::::
>>927ゲッターのパワーは、お前じゃ役不足だ!シンジ。
`ー-、_::::::/{ / ヽ r==ニニニ二 ─v─'''フノ::::,.イ::::::::::_____
/ V リ l | / /| /V {::::::::::`ヽ、
! | ! / / レ \::::::::_ヽ
ヽ | レ′ / /::::::::::>
\ ヽ | __ -‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ー-、 __〉-‐'"
>>931 というかゲッターに勝てるロボ自体が少ない
どうでもいいがスレ違いだな
まだ行けそうなので。
第壱話「その名は、シンジ」
ナレーション「西暦、2015年。此処第三新東京市で、人類存亡を賭けた戦いが
始まろうとしていた・・・・・」
一台の黒いバイクが第三新東京市に向かって走っている。
乗っているのは本編の主人公、碇シンジとヒロイン、惣流・アスカ・ラングレー。
「あれが第三新東京市ね。」
シンジに掴まっているノーヘルのアスカは言った。
「ああ、洒落た街だろ。」
バイクを運転しているシンジは言った。こちらもノーヘルだ。
そこへ一台の車が近づき、窓を開けた。
そこには車の運転手と思われる女性が居た。
彼女の名は葛城ミサト、特務機関NERVの一員である。
「君達〜、いくら警察が居ないからってノーヘルはタブーよ♪」
ミサトはそう言ってシンジとアスカを指差し、ウィンクした。
「あっはははははは、失礼、失礼。」
頭をかき、苦笑いしながらシンジはそう言った。
「貴方が碇シンジ君ね。」
ミサトはシンジの方を向いてそう言った。
「ええ、そうですけど・・・」
シンジが返す。
「そして、貴方が惣流・アスカ・ラングレーね。」
続けてミサトはアスカの方を向いてそう話した。
「ええ、そうよ。」
自慢げにアスカが返した。
「私は葛城ミサトよ、これからよろしくね♪」
ミサトが自己紹介する。
「これから・・・すると貴方は・・・」
シンジが言う。
「そう、NERVの一員よ。」
そろそろ次スレか?
あるのか、次が?
次スレはドラ13がやるならあり
ついでにスレタイも変えないとな
ドラ13、こないだアニメ板の鉄人スレに現れたな。
ナレーション「特務機関NERVとは、未知なる敵、使徒に対抗するべく設立された
一種の防衛機関である。」
シンジとアスカが司令室で待っていると、最上からゲンドウが現れた。
「久しぶりだな、シンジ、アスカ君。」
ゲンドウが二人に話しかける。
「叔父様!」
アスカがそう言っている隣でシンジは拳を握り、ゲンドウに飛び掛っていった。
そう、何メートルも上に居る父に。
「今更呼び出して何させるつもりだ!この糞親父ぃぃぃぃ!!」
そう叫びつつ、かなりの距離をジャンプして、ゲンドウの胸倉を掴むシンジ。
ゲンドウはそれにも動じず、「口で言っても分からんだろう、今実物を見せてやる。」
と冷たく言い放った。
「葛城一尉、シンジとアスカ君をエヴァの格納庫に連れて行って貰おう。」
「分かりました。」
ゲンドウに言われるがまま、シンジとアスカを連れ、司令室を出るミサト。
「な、なんだこりゃ!?」
シンジとアスカは驚愕した。
彼とアスカの目の前には、巨大な紫のロボットと赤いロボットが立っていた。
「これが貴方達の乗る、凡用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンよ。」
「凡用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン・・・・」
そう呟くアスカ。
「紫の初号機にはシンジ君が、赤い弐号機にはアスカに乗って貰うわ。」
ミサトが二機のエヴァを見ていた二人に告げる。
「これ、動けるんですか?」
シンジがミサトに聞いた。
「弐号機は完全稼動にまではまだかかるけど、初号機は完成しているわ、いつでも
OKよ。」
ミサトが片手でOKサインを作りながら言った。
「で、問題の敵は恐竜帝国と百鬼帝国?それともBF団ですか?」
ミサトの方を向いて、気軽そうに言うシンジ。
「・・・・使徒よ。」
真剣な顔つきでミサトが答えた。
「「!!!」」
驚愕の顔をするシンジとミサト。
「し、使徒っつったら、14年前にどこからか出現して、各国のスーパーロボットを
苦戦させた。神の使いと呼ばれる人知超越生命体じゃないですか!」
シンジがミサトに言う。
「そうよ、でも、このエヴァなら勝てるわ。」
「そう、このエヴァなら勝てる。」
「使徒と同等の力を持っているから・・・」
そこに現れたのは、青い髪の少女と銀の髪をした少年だった。
「紹介するわ、エヴァンゲリオン零号機のパイロット、綾波レイと・・・」
そう言って青い髪の少女の肩をポンと叩き、ミサトは続けて
「エヴァンゲリオン4号機のパイロット、渚カヲル君よ。」
と言って銀の髪の少年の肩をポンと叩いた。
「じゃあ、エヴァは合わせて4機・・・」
アスカが言い終える前に、なんともうさんくさい関西弁が聞こえてきた。
「ちゃう、4機やなくて5機や。」
age
「その声は!」
シンジが振り向いた先には、古き友人、鈴原トウジが立っていた。
「久しぶりやな。シンジ。」
握手を交わす二人。
「あら、知り合いだったの。」
ミサトは言った。
「ええ、中学まで一緒でしてね。」
シンジが頭をかきつつ答える。
その時、サイレンがけたたましい音を立てた。
「な、なんだぁ?」
シンジが驚く。
「まさか・・・」
ミサトの予感は当たった。
「使徒接近中!使徒接近中!」
オペレーター、伊吹マヤの声が発令所中に鳴り響く。
「シンジ君!早速だけど初号機に乗ってもらうわ!」
「でも、操縦なんてしたことねぇぞ!それに初号機だけってわけじゃないんですし・・・」
シンジが言い終える前にミサトは言った。
「あいにくだけど。零号機は改良中、4号機はアメリカ支部で造った物だからまだ届いてないの、
トウジ君の参号機も頭部が完成してない・・・つまり、動けるのはこの初号機だけなの。」
シンジは少し黙った後、静かにこう言った。
「分かりました。乗ってやりましょう!」
ミサトは笑った。
エントリープラグ内、プラグスーツを着たシンジがやる気満々の顔をしてコントロールレバーらしき物を握っている。
第三東京市、使徒が暴れまわっている。
「ガァッツハッハッハッハッハ!!!人類よ、この上級使徒サキエル様には手も足も出ぬか!
ガァッハッハッハッハッハ!!」
勝利の笑い声を上げるサキエル、しかし。
「そこまでだ!」
シンジの声が何処からか聞こえてきた。
サキエルは声の聞こえた方向を向いた。
そこには、兵装ビルの上に立つ初号機の姿があった。
「とうっ!」
気合一声、兵装ビルから飛び降り、サキエルに飛び蹴りを浴びせる初号機。
「ぐぁっ!」
吹っ飛ぶサキエル。
「・・・貴様、何者だぁ!」
サキエルに対してシンジはこう答えた。
「エヴァンゲリオン初号機、そしてこの俺、碇シンジ様だぁ!!」
「・・・この上級使徒サキエル様を怒らした罪、償ってもらうぞ・・・死ねぇ!碇シンジ!」
手からビームを放つサキエル。
「A!T!フィィィーーーールゥドォゥ!!!」
シンジが叫ぶ、それと同時に初号機は両手を前に突き出した。
すると、初号機に直撃したサキエルのビームは両手から発するバリアーの様なもので無効化
されてしまった。
これがA・Tフィールドである。
「今度はこっちから行くぜ・・・プログナイフ!」
シンジは叫び、初号機は肩に収納されていたナイフを持った。
「おらぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
シンジ渾身の一撃がサキエルを貫いた!
「ば、馬鹿な・・・この・・・この私のA・Tフィールドが破られる・・・とは・・・」
サキエルの捨て台詞が吐き終わったと同時に、サキエルのA・Tフィールドは
ガラスの様に粉砕した。
しかしサキエルは液状化し、地下へと逃げ去った。
そこから数日後のNERV本部、初号機、弐号機、参号機、4号機、零号機の五機のエヴァの前に
シンジ、アスカ、トウジ、カヲル、レイの5人のパイロットが立っている。
5人を前にミサトは言った。
「人類は、幾つもの脅威によって未知の危機に立たされているわ。皆、力を合わせて、人類の平和を取り戻しましょう!」
頷く5人。
ナレーション「かくして、人類の未来を賭けた戦いの火蓋は、切って落とされたのであった!」
・・・・to be continued
943 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/09/29 07:30:17 ID:dxodslSL
ミサト「でも、経緯はどうあれシンジ君もネルフに一度はその足を踏み入れた人間。
ならば!」
ZipZipZipZipZipZip(ミサトが拳銃で床を連射する音)
シンジ「うわぁ!」
ミサト「この場から逃げることは相成らん!
もし戦いの最中この線を一歩でも引いてみなさい!
あたし許さないからね!!一生あんたを許さないからね!」
保守
945 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/10/13 08:12:11 ID:uUwTPE5n
ミサト「素直に大人のいうことを聞きなさい!」
シンジ「嫌です!
これじゃあ何のためにエヴァに乗っていたのか、わからなくなります!
アスカも!カヲル君も!
僕の周りには素晴らしい人ばかりでした!
でも僕はあなただけは好きになれない!
だって!
僕はあなたのように平気で人を傷つけて生きるようなことはできませんですから!
もしあなたのいうように人を殺してまでエヴァに乗るんだったら、
僕は・・・僕は、なにもしない方がいい。
このまま死にます。
だから!だから!だからぁぁぁぁぁ!」
ミサト「・・・。」
ドサッ(ミサトが倒れる音)
シンジ「あぁぁ・・・。」
素晴らしき戦自隊員「残念だな、話し相手がいなくなって。」
続き期待
期待待ち
948 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/10/24 19:34:40 ID:Gb1BnYwE
ddd
暗い闇の中、恐竜帝国帝王、地底魔王ゴールと百鬼帝国帝王ブライはスクリーンに映し出される
エヴァを見ながら喋り始めた。
「突如現れ、圧倒的な力で使徒を撃退したロボット、エヴァンゲリオン。」
「我々やBF団にとっても、大きな脅威となるだろう・・・しかし!今は憎きゲッターロボを
始末するのが先・・・・」
「行け、メカザウルス!」
「そして百鬼獣よ!」
「「我等の繁栄の為に!!」」
(オープニング「HEATS」)
真!
新世紀
エヴァンゲリオン
第弐話「発進、真ゲッターロボ!」
待機
BF
GF
だんだだん
だっだーん
ぼよよん、ぼよよん
入れたて飲むか藤原紀香
紀香もばあさん
ばあさんは用済み
なんだと!真っ二つだ
のりかぁ
せめて胸の谷間の中で
ぱふぱふ
もふもふ
美味
黄身
黄味
気味
希実
出会った日と同じように 霧雨けむる静かな夜
目を閉じれば浮かんでくる あの日のままの二人
人波で溢れた 街のショウウィンドウ
見とれた君が ふいに つまずいたその時
受け止めた両手のぬくもりが今でも
抱きしめたい 溢れるほどの
想いがこぼれてしまう前に
二人だけの夢を胸に 歩いてゆこう
終わった恋の心の傷跡は僕にあずけて
キャンドルを灯すように そっと二人 育ててきた
形のないこの想いは 今はもう消えはしない
震えそうな夜に 声をひそめ君と
指切りしたあの約束 忘れてやしないよ
心配しないで 君だけを見ている
もしも君が泣きたい位に 傷つき肩を落とす時には
誰よりも素敵な笑顔を 探しに行こう
全ての事を受け止めて行きたい ずっと二人で
抱きしめたい 溢れるほどに 君への想いが込みあげてく
どんな時も君と肩をならべて 歩いていける
もしも君が寂しい時には いつも僕がそばにいるから
ばあさんの娘の誕生日
おめ
973
対決スレはあんまり
今は和解の時代
さ
よ
う
な
ら
。