1 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :
2ちゃんねるのみなさん、初めまして。
俺は26才のひきこもりです。
第三新東京市の郊外のマンションに独りで住んでいます。
父と母と妹は2ndインパクトで死にました。
俺は虚弱体質だったので、信州の母方の実家に預けられていて無事でした。
でも、またいつか大質量の隕石が落ちて来るんじゃないかって思うと、
家の外に出られなくなりました。
家の中にいれば助かるわけじゃないって、頭では分かってるんですけど
怖いんです。
つまんないヤツですいませんが話し相手になって下さい。
2 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/02/20(火) 14:11 ID:x9dYyJDg
最近、となりの部屋に新しい住人が増えたみたいです。
となりの部屋の人は、きれいな女の人です。
でも、夜中に掃除したり洗濯機を回したりして、うるさいです。
デリカシーとかなさそうです。
でも、新しい住人(男の子・・・厨房くらいの子です)が来てから
ゴミの分別とかするようになったみたいです。
3 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/02/20(火) 14:14 ID:x9dYyJDg
この前、停電がありました。
なんか日本中の電気が止まったらしいです。
なんか避難勧告も出てたみたいですが、俺はマンションから出ませんでした。
いつもみたいにプレステ4をやろうとしたんですが、電気が来てなかったので
何もできませんでした。
蒸し暑かったですが、家の中でじっとしていました。
>>4 >特務機関NERV
このスレは、エヴァという作品を、物語に全く登場しない第三者の視
点で描くという、大変高尚な内容であり、この専用スレを設けて書き
込みを続けるにふさわしいものであると、私は思います。
スレの移動を勧告するなら、この2chにおける利用規約から、あなた
の勧告が正当なものであると証明する該当条項を書き記すことが最低
条件となります。ちなみに、2ch外部の、一部の人間で勝手に決めら
れたエヴァ板ローカルルールに、エヴァ板のスレの利用に関する拘束
力は有されないと、私は考えております。
>>4 >>5 誘導あるいは賛辞ならageて書いたほうがよいのでは。
わたしは通りすがりなのでsage書きですが。
>>5 まあそんなに堅苦しく言うこともなかろ。
最近駄スレ立て荒らしが多いから特務機関も勘違いしたんだろう。
というわけで、応援アゲ。
面白いよ。最後までいっちゃってくれ。
8 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/02/20(火) 18:31 ID:so3Sl2yk
おもしろい。
ぜひ続けて
・・・報酬は最低20万ペリカだ・・・。
11 :
てっか : 2001/02/21(水) 04:00 ID:???
>>3 あの停電のおかげで「トゥナイト4」が観れなかったんだよなぁ。
>>3 おいおい大丈夫かよ(藁&ビックリ
北の秘密兵器がここで開発してる実験機を奪おうとしてドンパチやってる
らしいからマジ避難しないとやばいぜ。
>>11 俺は今日携帯端末用のDMP5落とした。これからも避難はちょくちょくあるらしーからな。
ん?でも日本中が停電だと局の方でだめなのか?そっちもこれからもあるのかなぁ。
間違えてsageちまったのであげとく。
>>10 そういや俺最近ビッグコミック買ってないけどまだやってんの?あれ(w
ノ ∧ /) ∧
彡 ノW \从/V W \ ミ
( ノ | ノ \)
∩V 、、 | >V7
(eLL/ ̄ ̄\/ L/ ̄ ̄\┘/3)
(┗( )⌒( )┛/
~| \__/ | \__/ |~ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
爻 < | ; 爻 < 第三新東京市の最高責任者は俺だ。
~爻 \_/ _, 爻~ \______
~爻__/⌒ ̄ ̄ ̄~~ヽ_ 爻~
/ ー ̄ ̄\_ ̄\
_一‘ < ̄ ̄\\\J
<\ ー ̄ ̄ヽ_ヽJ  ̄\_
\ _ニニニヽ ) ~\
\ _/⌒|\ ヽ_~~ ~⌒\_
__/~ V \_| ~\_
18 :
一味 : 2001/02/21(水) 18:38 ID:???
旧東京に来たのはあの忌々しい大破壊以来のことだ。
埋めたて再開発地域だそうだが、まだ人間が住める場所ではなさそうだ。
そいつとは同じシャトルに乗り合わせており、
先程どこぞかの紳士と名刺を交換し、時田君と呼ばれていた。
パリっと背広を着こなした俺と同輩ぐらいの時田君は、
到着早々、俺に声をかけてきた。
「本日起こしいただいたのは政財界からの貴賓だ。
粗相のないよう気をつけてくれたまえ」
偉そうな口を叩く男だと思ったが、その場は慇懃に返事をしておいた。
俺の顔を知っているということは、おそらく現場の責任者なのだろう。
日本重化学工業共同体とやらの中間管理職か?
部下に無用なプレッシャーを与えるバカ上司タイプだ。
19 :
一味 : 2001/02/21(水) 18:46 ID:???
そのパーティは「JA完成記念披露会」というのだそうだ。JAのくせに、
来賓名簿の肩書きには通産省や防衛庁が目立ち、農林水産省は見当たらない。
第2ではちょっと名の知れた洋食屋をやってる俺の名で箔をつけようというのだろう。
確かに名簿には、すぐ顔を思い出せる代議士や役人の名が具合よく載っている。
今日任された厨房は、「国立第3実験場」やらいう怪しげな建物の中にあった。
スペース、火力、器具・・・、ま、そこそこのホテルになることだろう。
というのも将来ホテルレストランに改築されると聞いたからだ。
まだ専属のシェフはおらず、俺が呼ばれた。ま、名誉といわねばなるまい。
俺のスタッフは青二才が豊富にそろっていた。人件費をケチったな。
20 :
一味 : 2001/02/21(水) 18:52 ID:???
羽を伸ばすつもりで腕を振るうつもりだったが、どうも調子が狂ってしまった。
きっと時田のせいだ。未熟なスタッフをあてがわれたこともあるだろう。
まあいい、素材は一流だ。ビュッフェに陳列しておく分には問題あるまい。
俺は無理なく仕事をこなし、挨拶のためパーティ会場ヘ向かった。
挨拶と言っても何のことはない、時田にあわせてお偉方に頭を下げてやるだけだ。
案の定、俺の料理なぞはお飾りだ。お偉方の興味はもっと別のところにあるらしい。
パーティが終ってから、どこの俗物が俺の店の常連であるかのように振舞うだろう。
下らない予想をしながら、陳列テーブルの後ろから会場を眺め回していると、
時田と来賓の女性が言い争っていることに気づいた。金髪に黒眉の、なかなかの美人だ。
むろん表面的には紳士淑女の質疑応答だ。内容は意味不明だが、
レベルの低い喧嘩だというのは俺でさえわかる。
結局、金髪の女(日本人だぞ)が負かされ、不様にも会場の笑い者にされていた。
最後のほうはほとんど時田のイジメだ。やはり性格悪いな、あの男。
金髪の連れのコスプレ女も知らん顔している。哀れなことだ。
しかしあのコスプレ女、胸以外はことごとく貧しそうな気がする・・・男の勘でな。
21 :
一味 : 2001/02/21(水) 19:08 ID:???
あの時田が司会だと知ったときはお笑いだと思ったが、傍目には後味が悪いパーティだ。
俺が冷めた料理を下げていると、商品説明とやらでお偉方は別室に去ってしまった。
用済みになった俺は、このまま帰っては商売にならんとも思ったが、
俺ごときがのこのこ行く場所ではなさそうだ。会場の始末を続けるスタッフを尻目に、
帰り支度をしてシャトルに戻り離陸を待つ。目を閉じて、つまらん仕事の反省をする。
・・・爆音が頭に響いた・・・。
俺はうたたねを中断した。紳士連中が無作法にも、騒がしく駆込み搭乗してきたからだ。
はて、ここに来るときはシャトルごとに明確な身分差があったが・・・、
今は料理屋の隣で、政治屋どもが肝を冷やしたようにささやき合っている。
嫌な予感がする。爆弾テロとか言うのではないだろうな? 冗談ではない。
シャトルは逃げ出すように発進した。
暴走だの破壊だの、剣呑な単語が飛び交っている。勘弁してくれ。
時々となりの部屋から動物の鳴き声が聞こえます。
このマンション、ペット禁止のはずなのに……
管理人に言おうかと思いましたが面倒な事になると厄介なので止めました。
まあ、俺には関係ないしね。
それにしても、犬でも猫でもない、何飼ってるんだろう?
またとなりの部屋に新しい住人が来たみたいです。
茶髪のかわいい女の子です。
彼らはいったいどういう関係なのだろう。親戚どうしなのだろうか。
謎は深まるばかりです。
>>18-21
うを?突然謎の長文。見たことないしコピペじゃないな。一体その後どうなったんだ一味!
氏んでたらここに書けないよな!
>ヒキー
何か気になるお隣さんだな。茶髪の子って歳どのくらい?
後動物、どんな鳴き声なんよ?
同い年で幼なじみ、親が外国逝ってるせいで姉と弟だけの幼なじみの
家に居候ってのをきぼーん。ハァハァ
27 :
イアイアハスタア : 2001/02/22(木) 03:41 ID:J/X8uXGY
>26
いやきぼーんっつってもヒキー君のネタじゃない限りどうしようもないだろ(藁
ネタじゃないよな?信じてるぞヒキー。
28 :
一味 : 2001/02/22(木) 04:11 ID:???
俺は一味耕平。今は訳あってNERVの食堂で働いている。
時給は1050円、個人経営者の哀れな末路だ。
今日も食券と共に、「紙切れ」を渡してきた職員がいた。
奴は生姜焼き定食を注文したが、半分以上残しやがった。
29 :
一味 : 2001/02/22(木) 04:17 ID:???
加持が来た。また女性職員を連れている。懲りない男だ。
奴は今日もカレーライスとスイカシャーベットを注文した。
俺は粉っぽい最悪なカレーと、ともに「紙切れ」を渡す。
加持はしぶとく、スイカシャーベットが食べたいと駄々をこねている。
30 :
一味 : 2001/02/22(木) 04:48 ID:???
ソバをすする日向君の愚痴によれば、どうやらコスプレ女・・・もとい、
作戦部長殿は引き篭もり中であるらしい。どうせ作戦が失敗したのだろう。
あのときは食堂に閑古鳥が鳴いていたな、どうでもいいが。
それにしても日向君、ドリンクの飲みすぎではないかね、目が血走ってるぞ。
今日来たチルドレンはレイちゃんだけだ。
例によってラーメンにスプーン三杯もニンニクをぶちこんでいる。
うかうかしてると一味に乗っ取られるぞ。がんばれヒッキー。
32 :
一味 : 2001/02/22(木) 05:19 ID:???
数日ぶりに作戦部長殿が来た。恐ろしいことに無言でAランチの食券を渡してきた。
いや、それより恐ろしいのはビールを注文しなかったことだ。
人類滅亡が近いのかもしれん。
ひとりテーブルで食事していた彼女だが、突然立ちあがって食堂を出ていった。
「よっ、カレーライス大盛りとスイカシャーベット頼むよ」
加持が来たのだ。こいつら、また痴情をもつれさせたな。
ともかく作戦部長殿、食器の片付けはセルフサービスだ。いつか覚えてもらいたい。
33 :
一味 : 2001/02/22(木) 05:21 ID:???
加持も俺の店をつぶしたクソ内務省の手先だが、俺を教育した特高の連中とは毛色の違う。
というか理解し難い部分もある。
俺は「紙切れ」を渡し、スイカがなんだとかいう加持を追っ払った。
今日もシンジ君とアスカちゃんは来ない。鬱だ。
34 :
生徒 : 2001/02/22(木) 18:13 ID:???
男のひとは嫌いです。
今日転校生がきました。
今度は女の子。
よかった。
でも何だか目立つのが好きなひとみたい。
・・・やっぱり嫌い。
35 :
先生 : 2001/02/22(木) 18:26 ID:???
「・・私はそのころ、根府川にすんでいまして・・・」
となりの部屋がさわがしいです。
プーだとがブブーだとかドテンだとか一日中やってます。
男の子と女の子の言い争ってる声も聞こえます。
学校、行かなくていいのかな。
>>25 女の子も中学生みたいです。制服姿で歩いてるのを見かけました。
動物の鳴き声は「クェッ」って言うか「ケー」って言うか、ヘンな鳴き声です。
>>31 別にいいんじゃないですか。
このスレは俺だけのものじゃないし。
38 :
自治会長 : 2001/02/22(木) 23:28 ID:ecD8HlhU
当マンションでのペット飼育は禁止されています。
今週中に対処願います。
他の住人の方からも苦情が来ておりますので・・・
市議会選挙が近いみたいです。
高橋なんとかって言う人の選挙カーがこの辺をうろうろしてました。うるさい。
選挙なんてどうでもいいので投票にも行かないつもりです。
何かで読んだんだけど、この町の行政は全部マギとかいうコンピューターがやっているらしいです。
ますます行く気が無くなりました。
あと、また今日も停電がありました。
避難勧告もあったけど、例のごとく部屋でごろごろしてました。
またとなりがさがわしいです。大勢集まってるみたいです。
「ショウシンおめでとー」とか聞こえます。
昇進のことでしょうか?ということは、あの女の人は軍人さんかなにかなのでしょうか?
あんなきれいな人が…… 理解不能です。
D−17だか何だかが発令されました。第3新東京市から50キロ以上離れろとのことです。
行く当てもないので無視して部屋で寝てました。
夕方目が覚めました。もう他の人も戻ってきたみたいです。
腹へったけどメシ作るのも面倒だったので、ラーメン食べに行くことにしました。
食べ終わって帰ろうとしたら、となりの部屋の人たちに会いました。
見たことない女の子もいました。青い髪の子。変な色。
お、元気かヒキー。
>>39 うっそマジ?俺知らんかったよ。お上は正気か?
昇進=軍人
じゃないだろ
よおヒキー。
>>37 なんか萌えとか言い出す奴が出てきそうだな。あと、それ鳥じゃねえのか?
>>41 おいおい。
なんかでっかい爆弾使ったらしいぞ。第28地区あたりふっとんでたしその内死ぬぞマジで。
>一味
ネルフの食堂で働いてんの?あそこ外部は入れねえんだけど知り合いは安くて美味いとか
言ってたな。
>>38 あの、俺が言ったってことは隠しておいてくださいね。
もめると面倒な事になるんで……
>>42 まあ、ちらっと読んだだけなんで、ガセかもしれないですけどね。
>>43 そういえばそうですね。企業も昇進って言いますね。完全な勘違いでした。
>>44 鳥か……そうかもしれないですね。発想が貧困なもので気付きませんでした。
あと、生きるのも面倒になってきたんで、死んでも別にかまいませんよ。
>>45 悲しい事いうなよ、君のこと、みんな心配してるよ
48 :
千代田 : 2001/02/23(金) 05:52 ID:???
汚染警報は、部内警報Bに移行された。
「6番目」同様、政府に対して隠蔽するつもりだろう。
シグマユニットの汚染か・・・。加持の潜ったD18区域も含まれる。
彼はこのことを事前に知っていたのだろうか?
あるいは・・・。
いや、スイカの種はまけても、使徒のそれは無理だろう。
自分自身のばかげた考えを一笑し、渉外文書の作成を続ける。
49 :
一味 : 2001/02/23(金) 05:54 ID:???
R警報が発令された。D級勤務者の避難命令だ。
尻尾を出さんためには、素直に従っておいたほうがいいだろう。
俺はカレーを煮込んでいた火を止め、食堂を出た。
加持の奴なら真相を知っているかもしれないが、その日は姿を現さなかった。
50 :
和泉 : 2001/02/23(金) 05:59 ID:???
俺が整備部の和泉タカチホだ。
よくわからんが使徒の野郎を殲滅できたらしく、
地底湖に打ち上げられたプラグの回収に行った。
・・・俺はもはや、いつ氏んでも良いと思っている。
理由は言えん、断じて言えんぞ〜。・・・ハァハァ
アスカちゃんに修正された頬がうずく・・・。
やばっ、コネクタが逆だ! 妄想してる場合じゃねえ!
げげっ、回路が逝かれちまってる!
マッド赤木に粛清される前に隠蔽せねば・・・。
51 :
長門 : 2001/02/23(金) 06:02 ID:???
俺に与えられた任務は、コンフォート17、11-A-2号室を影ながら警備する。
ただそれだけのことだ。
「おーい、弁当買ってきたぞ」
「あ、悪いなノボル」
同僚の那知ノボルは、あまり仕事熱心なほうではない。
あの部屋の住人たちが人類の未来を背負っていると、まだ理解できないのだろうか?
52 :
那知 : 2001/02/23(金) 06:03 ID:???
デバガメと言うのはな・・・・、
女湯のぞきの常習者で、明治41年に性的殺人事件を起こした、
出っ歯の植木職、池田亀太郎という男のあだ名から来ているんだそうだ。
同僚の長門ミノル(出っ歯)は、今日もスケベったらしい顔で監視を続けている。
53 :
千代田 : 2001/02/23(金) 06:24 ID:???
私千代田チトセがネルフに潜入したのは第7使徒のときである。
(当時は6番目だと思っていた)
強羅から箱根ロープウェイで湖尻へ。変装にも余念はなかった。
「この席かまいませんか?」
大桶谷から乗った不精髭に尻尾髪の男が、私に話しかけてきた。
乗客は、私と彼の二人きりだ。身のこなしが、一目でスパイとわかる男だった。
「2時間前A−17が発令されました。なにやら重要な作戦が行われるようです」
第3新東京市の外部で行う対使徒攻撃のA作戦。
その第17種は、核を含む国連軍の指揮権、並びに国内資産凍結である。
A−17は経済活動を封じ、ネルフの握る「重大情報」の遅延を図るものだと、
内務省ではそう認識されている。
資産家ほど大きな損害を被るため、政治屋にとって最も好ましからぬ特令なのだ。
なぜ阻止しなかったのか。私は苦言を呈したが、
彼は窓の外に目をやったまま、のらりくらりと回避するだけ。
「失敗は世界の破滅を意味するのよ?」
「彼らはそんな傲慢ではありませんよ。それより・・・
スイカを育てるのに適した土について教えてくれませんかね」
この男の名が加持リョウジだと知ったのは、
私が現在のIDを受け取るよりずっと後のことだった。
ノ ∧ /) ∧
彡 ノW \从/V W \ ミ
( ノ | ノ \)
∩V 、、 | >V7
(eLL/ ̄ ̄\/ L/ ̄ ̄\┘/3)
(┗( )⌒( )┛/
~| \__/ | \__/ |~ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
爻 < | ; 爻 < 俺の街へようこそ。
~爻 \_/ _, 爻~ \______
~爻__/⌒ ̄ ̄ ̄~~ヽ_ 爻~
/ ー ̄ ̄\_ ̄\
_一‘ < ̄ ̄\\\J
<\ ー ̄ ̄ヽ_ヽJ  ̄\_
\ _ニニニヽ ) ~\
\ _/⌒|\ ヽ_~~ ~⌒\_
__/~ V \_| ~\_
55 :
一味 : 2001/02/23(金) 20:23 ID:???
ここ数日、加持の姿を見ない。あの停電直後、新しいIDを渡されたきりだ。
今、俺の手元には7枚の「紙切れ」がある。1枚たまるごとに1段・・・・・・、
13段の階段を上っている気分になる。
ろくな訓練も受けていない俺が怪しまれたら、なんの抵抗もできずに消されるのだろう。
あのときあんな会話を聞かなければ、こんな境遇に陥らずに住んだのに・・・・・・!
今日は父と母と妹の墓参りに行きました。食事と買物以外で外出したのは久しぶりです。
墓地でとなりの男の子を見かけました。俺の3つ前の墓を参っていました。
ヒゲ面のおっさんも一緒にいました。あのおっさん、どっかで見たことある気がします。
たしかネルフのえらい人で…… たしか碇だったかな、名前。
ネルフの飛行機で帰っていったし間違い無いでしょう。
彼らが帰った後でこっそり墓の名前を見たら「YUI IKARI 1977−2004」って書いてありました。
もしかしてあの子のお母さん?ということはあのおっさんがお父さん?
もしかしてすごい人たちなのかも、となりって。
>>46 心配するだけ無駄ですよ。このまま生きてたって意味のあることなんてできないし。
>>47 まあこんなご時世ですから、がんばったって大したことできませんよ。
つうか、あ〜超ブルー入ってるぜ〜。たちなおれね。
つうか、あのガイジンのガキ、マジムカツク。
つうか、こんど会ったら拉致って犯す!
つうか、コダマの妹にもコナかけてやる。
59 :
浮浪者 : 2001/02/24(土) 10:15 ID:???
ここに住み着いてもうかなりのもんになる。
あのクソ忌々しい惨事から生き延びて何年経つのかすらも
憶えとらん。
あの時地上に居たやつの大半は死んじまいやがったが
中には中途半端に生き延びた奴も居た。
マッド赤木が休暇をとった。(作戦部の牛女も一緒だ)
プラグ回路破損の件は、新型がゆえの不具合ってこと片付いたが、
MAGIに履歴ログが残ってるだろうから、隠滅しとかなきゃな。
どうでもいいけど、「整備部」って変換しようと思ったら
「性尾部」って出やがんのな。・・・つまらん。
61 :
子孫A : 2001/02/24(土) 11:14 ID:KXShn9g.
私が最後に目を閉じたのは、白い硝子の砂浜だった。
青く深い空と、赤く濁った海のコントラストが印象的だった。
なんで、こんな事に・・・。
62 :
29才新婚 : 2001/02/24(土) 11:20 ID:???
今日は私の第2の誕生日。
とくに感慨深いものじゃなかったけど、
これが人生の最初のけじめなんだなあと感じている。
あの三人も、私が言うのもなんだけど、ずいぶん大人になった。
いまの彼らにだったら、祝福されても心の痛むところはない。
・・・ううん違うわね。ただ単純に幸せになって欲しいと思う。
幸せを分かち合う人がいるって、とっても大事なことなんだよ。
相田のヲタ野郎、また値段を釣り上げやがった。
一枚20円なんて、くっそ〜〜今週のサンデーは立ち読みだな・・・。
さてさて惣流・・・じゃなかったアスカ様〜〜〜♪
ハァハァ・・・ハァハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウッ
またしちゃったよ・・・鬱だ・・・・・・
俺はじっと、イヤホンから染み入ってくる音色を聞いていた。
曲名なんてわからない。ただゆるやかで低い旋律・・・。
ミノルもまた身動きひとつせず、じっと右耳のイヤホンを押さえている
「こんな子を戦わせてるなんてな・・・・・・。情けないな・・・・・・」
俺の視線に気づいたミノルが、独り言のようにもらした。
俺は応えず、報告書の作成をはじめる。
バッハの無伴奏チェロ曲か・・・・・・。
俺は学生の頃、高尚な趣味を持とうと、
わかりもしないクラシックを聞いていたんだよな。
彼はどういう理由でチェロを始めたんだろう・・・・・・。
なにか物悲しくなった俺は、監視望遠鏡の角度を変えて見た。
これは・・・ひきこもりくんの部屋・・・・・・なんか鬱。
66 :
浮浪者2 : 2001/02/24(土) 12:23 ID:???
>>59 全体から見ればその数は
ちっぽけなもんだろうが実際には数千、いや万はいるかもしれん。
俺にとっちゃそんなことはどうでもいいが、どうでもよくないのは政府の連じゅうだ。
あいつらは俺らを・・俺を、この俺を見捨てやがった・・・。
夜な夜な向かいの定食屋「えばっちゃん」が騒がしい。
11時を過ぎるとお客さんがたくさん来て盛り上がっているようだ。
繁盛していてとても良い。
帰り際にうちに寄ってくれるので売り上げも伸びている。
しかし、問題は2時過ぎだ。
店の中には数人の客しかいないのに店の外に20人近い人だかりができている。
中学生くらいの女の子もちらほら見かける。
最初は若者がたまり場にしているのかとも思ったがときには帝劇の支配人さんもいる。
アゴのしゃくれた大男とそれを真似する貧相な顔の男もいる。
彼らは何をやっているのだろう?
あの店で何が起こっていると言うんだろう?
気になって眠れない日々が続いている。
ははは・・・、更地だ・・・・・・。20年ローンが更地になった・・・
は・・・、ぼくきょう寝るとこ、はは、ないじゃないか・・・
そういや、あいつら、どこのシェルターに避難したんだろ・・・・・・
せっかく、テントとバーベキューセット買ったのに消えちゃったな・・・・・・
俺、一人になっちまったのか・・・・・・
ははは、だったら俺死んでもいいのかなあ・・・・・・
会話してねえじゃん(藁
はは。
君、まだいいよ。
マンション…建てたばっかりで入居者もいない・・・
一般庶民なんざ掃いて捨てるほどって?
さよなら。
なんかみんな苦労してんな。
>>56 そう悲観すな。
ネルフの偉いさんとその一家、か?きれいな人は再婚相手と予想。でもそうなるとバラバラに
遅れて引っ越してきたってのが謎だな・・・
>>68 今ニュースで避難民の安全確認の放送やってるぞ。
>スパイ?
ん?なにこれ。なんか知ってはいけない事のような気がする。
ボ、ボクハナニモミテマセンヨ・・・
つうか、さっきフザけたオヤジに絡まれてさあ
つうか、オヤジギャグ? 寒ぃじゃねえよマジウゼェ
つうか、マジ氏してくんない?
つうか、今度会ったら殺すね、マジで
73 :
犬 : 2001/02/25(日) 02:31 ID:???
やたら大きい人間に、娘が踏み殺された
鬱だ
赤木博士は、可哀想な人だ・・・・・・・。
人命の尊さが分からない人には、そうとしか言えない。
ちくしょう・・・!
75 :
千代田 : 2001/02/25(日) 09:00 ID:???
京都より第3新東京市に戻る。
むろんネルフ本部での諜報任務続行のためだ。
加持の独断行動は、私の監視の目を欺くフェイクかもしれないが、
完全にネルフに忠誠を誓ってはいないように見えて安心した。
だが・・・、新たに浮上した第3の組織についてどう考えているのだろう?
調査を終えたマルドゥック機関の件同様、上部への報告はやめておく。
ところで、私の次の潜伏先が食堂というのはどういうことだろう?
IDによる年齢は49歳・・・。私はまだ25だ。加持の考えが分からない。
76 :
山岸マユミ : 2001/02/25(日) 09:04 ID:???
父の仕事でアメリカに来てから一ヶ月程経ちました。
今、私はネルフのアメリカ第二支部でエヴァンゲリオンのパイロット訓練を受けています。
父達が「碇の鼻をあかしてやる」とか、「本部より先に〜」とか言っているのを良く聞きますが、興味ありません。
エヴァのパイロット…また、碇君くんと同じですね。本当に似てます、私達。
77 :
一味 : 2001/02/25(日) 09:14 ID:???
何かを作る、何かを育てるのは良いぞ。
口癖のように言っていた加持だが、
あんたのスイカ畑に水をやってるのは俺だ。早く帰って来い。
そういえば今日、食堂に新人が配属された。
新人と言ってもおばちゃんだけどな。こいつが全然使えない。
手がきれい過ぎるしな、あまり仕事の経験がないのだろう。
掃除や食器洗いさせてるが、はあ、若いお姉ちゃんならよかったのに・・・。
ま、今日は「紙切れ」を渡してくるヤツがいなくてほっとした。
ちかごろ、葛城家の家庭事情がかんばしくないようだ。
・・・いや、下司な表現だったな。
ともかく。
葛城三佐のような人間に、子供のメンタルケアができるとは思えない。
いずれ子供たちには別の保護者がつくことになるだろう。
さもなくば子供たちのほうから出て行くか・・・、壊れてしまうかだ。
今日も例のひきこもり君の様子を見てみようと思ったが、
カーテンが閉ざされていたためそれはかなわなかった。覗きは悪趣味だな。
久しぶりに、旧市街に足を運ぶことになった。
俺が保護を担当するシンジくんがレイちゃんのアパートを訪れたためだ。
一緒にいる少年・・・鈴原トウジといったか。
明日より保護対象となる少年に違いない。
チルドレンにでも選ばれたのだろうか・・・。
彼らはレイちゃんの部屋に堂々と入っていった。最近の子供はまったく・・・。
ま、相手があの娘なら構わないんだろうが・・・。
俺が階段脇で一服していると、何かがすうっと俺の前を横切った。
煙草をくわえたまま、俺は呆然と青い髪の少女を見送った。
全く気配を感じなかった・・・・・・、プロだ。
マッド・・・じゃねえ、赤木博士に研究室に呼び出された。
俺、死を覚悟したよ、いやマジで。よくて改造かな〜なんて。
で、実際は、英会話ができるかと聞かれた。
一応俺MIT出てるんですけどね、ちゃんと履歴書見ろっちゅーの。
何でも、4日後、松代実験場に北米第1支部から
参号機と技術者サンたちが空輸されてくるって話だ。
第2支部は吹っ飛んだらしいが、向こうの技術力はそんなダメダメなん?
その後、牛女も研究室に来て、マッド相手に英会話教習やってた。
どーでもいいが牛女、あんまし下品なスラング教えるのはやめとけ。
それともそれが地なんかい?
今日も洞木さんは鈴原にかまっている。おもしろくない。
あの気持ち悪い子にプリントを届ける届けないでもめてる。
鈴原なんか、あの子のほうがお似合い・・・。
鈴原が、碇と一緒に出ていった。この組み合わせだっていい。
あんなヤツ、どっかに消えちゃえばいいのに・・・。
82 :
一味 : 2001/02/25(日) 16:23 ID:???
加持が帰ってきた。
彼はカレーライスを注文し、12枚の「紙切れ」を受け取る。
が、それを適当にジャケットに突っ込んでいる。
古い情報だが、あまり粗末に扱われると面白くないな。
そういえば、おとといから「紙切れ」を受け取っていない。
スパイどももサボっているのかな。
言っておくが俺はただの食堂の店員だ。そこのところ間違えないように。
83 :
てっか : 2001/02/26(月) 02:03 ID:???
都会のほうじゃなにやらいろいろ起こっているようだが、
田舎に住んでる俺には何も情報が入ってこない。
最近、やたらと第3東京のほうから疎開してくる子が多いが
なにがあったのだろうか?聞くところによるとデカイ物体が襲ってきたとか。
まさかゴジラ?
まぁ、それより今はスイカ泥棒を捕まえることが先決だ。
誰だ、俺の畑荒らしたのは!!
新婚旅行の熱海から帰り、私たちは別れた。
私の失望した理由を、彼はまるで分かってないみたいだったけど、
あんな幼稚な男には一生理解できないんだと思う。
そんなことはいい。
実家に帰ろうかと思ったけど、両親がウザイをとを言うのでやめた。
第2のアパートを解約してなくて正解だった。
いくつかの家具と小物が処分された部屋は、とても広広している。
私は日常を取り戻そうと、友人に電話してみた。
85 :
千代田 : 2001/02/26(月) 11:59 ID:???
今日も一日、掃除に皿洗い・・・・・・鬱。
この私の仕事が、加持への連絡員とは・・・・・・鬱。
以前は、この一味とかいうボンクラの仕事だったらしい・・・鬱。
保安部が、総務局広報部所属の千代田チトセを、
停電事件(送電器破壊工作)の容疑者として指名手配している。
そういえば、あれが私のネルフでの初仕事だった・・・。
加持は私の正体がばれるのを予期して、私に違う身分を用意したのだろうか?
・・・いや、邪推の余地はいくらでもある。加持はもはや信用できない。
問題の第3の組織・・・・・・。
ネルフと深い関係があり、政府上層部にも影響を及ぼしているようだが・・・。
私がその存在を知る以前から、加持は接触していた可能性がある。
国士テンパイ直後に避難命令。
何処の使徒だ。一歩前に出ろ。
87 :
和泉 : 2001/02/26(月) 19:39 ID:???
我々の帰路は第拾参使徒戦の影響のため、
松代からは甲府までを、第2新東京市方面へ迂回する。
交通の便の良い中央自動車道を通るというのに、
迂回ってのは何だか自嘲的で皮肉な表現だよなあ。
助手席には行き同様、赤木博士がお眠りあそばしているが、
異なるのは技術部のトレーラーじゃないってことだ。
あれは見事に大破してやがった。もったいない。
松代でもNERV特権が効くので、適当な乗用車を調達できた。
・・・俺がピンピンしてるのも葛城さんのおかげだな。感謝せにゃいかん。
しかし、俺なんかを助けてケガしてるようじゃ、指揮官としてどうかと思う。
あの監察部の兄さんからの伝言じゃ、
「指揮官は腕が折れても勤まるが、兵士はそうはいかない」
そんなもんかねぇ・・・・・・。文字通り左腕を骨折していたようだが・・・。
ただ、俺をかばうときのあの人の動きは俊敏だった。
牛女と呼ぶのは金輪際やめることにする。
88 :
28歳鉄道職員 : 2001/02/27(火) 02:36 ID:3eJ5701Y
「ん・・・・!?」
運転台のランプが「70」から「X」に切り替わった。
おいおい、ここは快速停車駅じゃないぜ!?
俺は慌てて最大ブレーキをかけ、列車を止める。
停止する寸前、ベルが鳴った。・・・ったく、杓子定規なATSだ。
「こちら市内環状線、快速2081F!
おい、どういう事なんだ!臨時停車の話なんて聞いてねぇぞ!!」
『市内環状線、ならびにその内側を走る全ての路線は直ちに運行を中止、だって。』
「はぁ!?この朝のクソ忙しいときにかよ!?」
『あたしのせいじゃないわよ!
文句があるんだったら、あんたの左に見える
『ピラミッドのお偉いさん』に言ってよね!』
左に見える、イチジクの葉の書かれたピラミッド。
その建物を見た瞬間、俺はすべてを理解した。
自動放送のスイッチを手動に入れて、マイクを握る。
「ただいま、市当局より避難警告が出されました!
乗客の皆さんは、改札口横の入口から、シェルターに入ってください!
繰り返します!・・・」
実際にはそんなもの出されちゃいないが、どうせ同じ事だ。
それに乗客も手馴れたもんだ。俺が放送流すより先に、シェルターへ駆け込んで行きやがった。
それにしても、今週はやたら避難警報が多くねぇか?
レベルが高いな・・・
90 :
88 : 2001/02/27(火) 17:04 ID:uHDz0GME
ATSなのに車上信号ぉ(T▽T)
ネルフの最寄駅は地下駅だったはずぅ(T▽T)
鬱だ、氏脳・・・( ̄▽ ̄;)
・・・依頼の用件をNERV本部内の食堂で連絡するという・・・。
・・・場所はこちらで指定するのが専らだが、今回はいいだろう・・・。
・・・食堂は意外と目立たない場所だからな・・・。
・・・自動販売機の補充業者を装って入ることにする・・・。
・・・目印は、カレーライス・・・?・・・。
92 :
千代田 : 2001/02/27(火) 19:55 ID:???
昼食休み。私は客席に座り、予定通りカレーライスを食べる。
いつも賄飯で済ますため、食券を握らされた一味は首を傾げていたが、
用済み連絡員に説明する必要はない。
目印はバラか・・・・・・。
ところで加持は、カレーライスには食傷気味だそうだ。
自分で注文していたくせにそれは奇妙な話なので、
どこかで本当に食傷したのだろう。
現在負傷療養中の、葛城三佐あたりが怪しい。
ふと視線を上げると、一瞬、作業服の太眉男と目が合った。
自販機の補充業者のようだ。男は自販機の前部を開き、
表に「冷蔵中」という張り紙をした。
へたくそなバラの絵が描いてある・・・・・・。
加持に対する切り札となる太眉男は、軽快な手首のスナップで
自販機に缶ジュースを補充している。・・・・・・何だかがっかりだわ。
93 :
一味 : 2001/02/27(火) 20:12 ID:???
あのおばちゃん、どうも様子がおかしい。
たまに俺のこと睨むが、それはともかくとして、
おばちゃんが来てから、「紙切れ」を渡してくる奴がいなくなった。
もちろん、そんなの危険物持っていたくはないのだが、
まったく渡されないと却って不気味である。
加持の奴も、最近はスイカの世話ぐらいしか仕事がないようだ。
まさに昼行灯。・・・俺は自分の立場に危機感を感じている。
案外あのおばちゃん、スパイなのかもしれんな。
今は九州男児風のコーヒー屋と立ち話をしている。
・・・・・・あれこれ考えるのが馬鹿馬鹿しくなってきた。
・・・食堂で用件を聞く・・・。
・・・だが依頼の内容は納得できない点が多い・・・。
・・・こちらの「ルール」を知っているのだろうか?・・・。
・・・しかしこちらが口封じに狙われる可能性もある・・・。
・・・そこでNERV関係に詳しい「あの男」と接触を試みる・・・。
・・・今の時間なら西瓜畑か・・・。
95 :
那知ノボル : 2001/02/28(水) 19:59 ID:???
俺は命令通り、独房へ迎えに行った。彼の所業は聞かされていない。
「出たまえ、碇シンジ君」
俺が話しかけても返事をしない。すねているのか。
いや、少年特有の、大人に対する怒りだろうか。
「総司令がお会いになる」
彼はわずかに眉をしかめただけだった。
いつだったか、郊外の草原へ彼を迎えにいったことがある。
そのときの彼は、ただ、おびえているだけだった。
サード・チルドレンは抹消された。
司令室を辞した彼を、私物をまとめさせるため、コンフォート17へ送る。
彼の荷物がごく少ないことを任務上把握しているが、
俺は炎天下の車内で2時間も待たされることになった。
その間、彼の友人(草原のミリタリー少年だな)から電話があったが、
会話がエヴァに及んだため回線を遮断する。彼らの会話の盗聴も
これが最後だろう。
わずかな荷物を背負ったシンジ君を乗せ、新箱根湯本駅へ送る。
途中、本部に寄り葛城三佐を乗せるが、車内では誰も口を開かなかった。
彼らは駅前で、短く別れを交わした。その様子を見る限り、
俺がシンジ君から怒りを感じたのは、やはり間違いではなかったようだ。
葛城三佐は、それを受けとめられているのだろうか?
あの使徒が現れたのは、その10分後のことである。
斜め向かいにできた喫茶店もだいぶ賑わっているようでなかなかよい。
客のほとんどはお忍びでやってくる名無しのようだ。
「えばっちゃん」を覗いている客が目立つのが少々気になるところだが。
あの喫茶店ができてからこの店の売り上げがまた伸びた。
おかげで本社から表彰される次第となった。
ありがたいことだ。
そういえば今日も帝劇の支配人さんが「えばっちゃん」に来ていた。
あの人は何かを隠しているような気がする。
客商売が長いのでいろいろな人を見てきたがあの人の目は笑っていない。
悪人ではなさそうだが何か裏の顔がありそうだ。
今度お客さんに評判を聞いてみよう。
age.
葛城さんがキャットウォークから、俺を睨みつけていた。
いや、装甲板を外された初号機を、か。
ギプスが外れてからは、いつも腕を組んでいる、あんな表情で。
シンジ君がLCLに融解し30日、サルベージ作業が始まった。
整備部の仕事は、ただコードやパイプを接続するぐらいのものだ。
それが終れば引き続き、零号機の修復作業に戻らなきゃならない。
彼は必ず帰ってくる。
開発部の連中にはなにをおごってやろうかな・・・。
父さんの友達という人のところに引っ越すことになった。
それがドイツと聞いたときは冗談かと思ったけど、
父さんは真剣な表情で、私と兄に航空券を渡したのだった。
父さんは、母さんのもとを離れられないと言ってるけど、
やっぱりネルフの仕事から逃げるわけにはいかないんだと思う。
2‐Aで転校するのは、私が最初。他のクラスでは結構多いのに。
・・・鈴原はまだこの街にいるみたい。
あいつが死んだという噂が流れたときは、怖くて学校を休んだ。
もちろん、私が呪ったからだなんて思ってないけど、なんとなく。
その後、洞木さんが病院にお見舞いに行っているとも聞いた。
なんか、もう、どうでもいい。
日本の皆さんこんばんわ!今日も皆さんに素晴らしい商品をご紹介します!
今日ご紹介するのはこれ!携帯型避難シェルター「スーパーサバイバルセル」!
TVの前の皆さん、出先で突然非常事態宣言が発令されてシェルターが何処にあるか戸惑った経験は有りませんか?
例えばデパートなんかで買い物中だと大変だよね?シェルターの建築は義務付けられているけど、入り口が判らなきゃしょうがない。
それに入り口がわかった時でも、大抵人ごみで大混乱。とてもはいれないよね?
そこで活躍するのが「スーパーサバイバルセル」!
ここの赤いボタンを押すと・・・ほら!たった2秒で一人用シェルターが完成。
後はここに入って危険を過ぎるのを待てばいいだけ!
普段は・・・このようにアタッシュケースの形をしているから持ち運びも便利。
それに、カーボンケプラー複合コンポジットで出来てるから軽くて丈夫で長持ち!
勿論、世界47カ国で使える許可証と、ご存知!NERVの技術局の保証書付き!機内持込もOK!
どうです?旅行先や買い物先での万が一に備えて?
商品のお申し込みは下に出ている電話番号まで!お間違えのないように!
それから、こっちのURLでも色々なサバイバル用品を扱ってるからアクセスしてみてね!
『欠席22日目。
市内遊技場にてトラブル、第参高校の生徒ら5名に軽症を負わせる。
セカンドの素行不良は、サード帰還によって収まることなく、
むしろ日に日にエスカレートしている』
そこまで入力して、ノートを閉じた。
コンフォート17にアスカは戻っていない。たぶん彼女の友人宅に
あがり込んでいるんだろうが、そこまで追いかける気にはなれない。
日頃、彼女の言葉を聞いているとわかることがある。
彼女が荒れている原因はシンジ君で、彼女自身もそれに気づいているのだ。
ところが、一方でシンジ君は、アスカという存在をあまり意識してない。
原因たることを気づいたとしても、対処の必要を感じたりしないだろう。
もっとも、彼の場合は同じ子供だから、それも仕方ない。
・・・・・・悲鳴を聞くのは疲れる。
彼女の保護者を名乗る人物は、自分の愚かさを思い知ったほうがいい。
つーか、重傷じゃん…………。
昨日、えばっちゃんの前にあるコンビニへ深夜の定時配送に行く。
深夜なのでジオフロントパレスの道を通る。昼間は混んでいるけど深夜はがら空きの道だ。
これで30分くらい時間を得するんだ。
だが今夜に限って物凄い渋滞に捕まり、コンビニへの到着が遅れる。イベントでもあったのか?
ところがコンビニ前の道も渋滞している。どうやらジオフロントパレスからタレント(?)を追っかけしてきた連中のせいみたいだ。
到着の遅れを平謝りするが、店長は売上が伸びているのでまんざらでもない様子。
その上「深夜にご苦労さん」と、飯でも食ってくれと餞別を貰った。
しかし配送センターに戻ったのは殆ど早朝。
「デートなんだ、頼むよ」と言われてあいつの代わりに入ってやったが、もうこりごりだ。
でも面白いから、今度の土曜深夜の便は他の奴にやらせよう。
その日私は久しぶりの日本を堪能していた。放浪を続けた私もいいかげん疲れた。
そろそろ地に足をつけて生活したい。柳川先生の紹介で特務機間への就職を決めたのだ。
所でそこの特務機間とは軍隊組織のようなもので、私も軍医と雇われるらしい。
もっとも私は軍人のダチも多いし、戦場経験もあるので心配していない。
一般人なら尻込みするだろうが、慣れてしまえば軍隊生活も気楽なものだ。
だがその気楽な考えが誤りであるときずくのにそう時間はかからなかった・・
第3新東京市を訪れていきなり目に飛び込んだのは巨大な水晶であった。
いや、そうとしか形容できない。山のような水晶が宙に浮かんでいるのである。
あっけに取られていた私だったが、迎えに来た黒服の男達に声をかけられ意識を取り戻した。
あれは何かとの問いかけを無視して男たちは私を車の中に押し込んだ。
事情はわからないが緊急自体であることはたしからしい。
私が乗り込むとすぐに車は走り始めた。取りあえず本部に向かうという。
窓からのぞくと巨大な物体は未だに存在していた。やはり見間違いではない。
男達に聞いても納得のいく答えは得られなかった。本部についたら説明するの一点ばりだ。
私は問いただすのを諦め、座席に深く腰を下ろしたとき遥か彼方のビル郡から何かが現れた。
それを確認する暇もなく、閃光がそこに向かって放たれた。あの水晶からなのか?
目を凝らした時には何事もなかったような静寂があった。
新しく現れた物体は姿が見えない。慌てて振り向くと水晶はそのままだ。
一体何が起きたというのか?さっきの物体が人型のように見えたのは気のせいだろうか?
私はとんでもないところに来てしまったのかもしれない・・
続きを希望age
本部からの命令で、旧市街のアパートの一室に身を潜めることになった。
私は今までのIDを灰皿の上で処分し、変装を解いた。
「あんた本当は美人だったんだなあ・・・。まるでスパイ映画だなあ・・・」
のほほんとくつろいでいるのは、一味という素人連絡員。
ネルフ内に潜伏する局員たちの顔を知っているので、
ネルフ諜報部に掴ませるわけにもいかなかった。
それにしても、政府はなぜ副司令拉致などという暴挙に出たのだろう?
下手人の加持一人を消してすむ問題ではないはずだ。
メディアを見る限り、ネルフ広報部は「仕事」をしていない。
ネルフは政府の仕業だと気づいていないのか。いや、それは違う。
ネルフは政府の仕業だと見なしていないのか。では、何者か?
・・・加持の接触していたらしい、第三の組織・・・・・・。
ネルフや日本政府の反応から、これらと同等以上の存在・・・国連本部か?
もしそうだとしても、日本政府と同じ理由で黒幕とは考えにくい。
ひとつだけ分かっているのは、加持が窮地に立たされているということだ。
ネルフも日本政府も彼を生かしてはおかないだろう。
あとは加持に対する切り札の・・・・・・あの男に賭けるしかない。
非常識な依頼だと笑われたが、加持を救えるとしたらあの男ぐらいだ。
>>106 まさかこれ、この板の「生きてる加持」に繋がる伏線…(w
・・・妙な狙撃依頼だが、不可能ではない・・・
・・・髪を止めるピンを撃つだけでも報酬になることもある・・・
・・・標的はNERV本部内の某所、巨大な換気口に居るという・・・
・・・時間の指定をもしてきたのは、こちらの「ルール」を承知の上と言う事だろう・・・
・・・フェンスに囲まれた回るファンの間に弾を通す事は容易いが・・・
・・・手前に男が立っている・・・
・・・こちらは太陽を背にしているので見易い・・・
・・・だが標的は男ではない、彼を狙う者の「拳銃」が標的だ・・・
・・・そこでフルメタルジャケット弾を使用し、炸薬も若干強力なものを用意する・・・
・・・待つこと1時間、標的を持つ者が現れた・・・
・・・男か女かはこの際問題ではないので割愛する・・・
・・・右手が左の脇の下に入った・・・
・・・そして黒光りする剣呑な塊を取り出そうとする・・・
・・・「!」・・・(ズキューン!)
・・・拳銃の機関部を撃ち抜いた・・・
・・・依頼は完遂した、これでいい・・・
・・・後の事には関与しない主義だ・・・
緊急用のルートを通って本部に向かった私はまたも驚かされることとなった。
ジオフロントと呼ばれる地下には巨大な空間が広がっていたのである。
これはなにかと尋ねたが黒服達はまたも答えてくれない。全く仕事熱心なことだ。
とはいえ重苦しい沈黙は長続きせず直ぐに目的地に到着した。
ゲートを通り本部に到着してそうそう、私は挨拶もなしに医務室に直行することとなった。
なんでも急患が運ばれているらしい。聞けばパイロットが負傷したそうだ。
そして医務室では既に数名のスタッフがあわただしく緊急治療を進めていた。
どうやらあの若い医師が担当医らしいがヒステリックな声が耳にささる。
優秀なのだろうが臨床の経験が足りないのだろう。看護婦も若手が多いようだ。
だがあそこでこちらを見つめている白衣の髪を金髪に染めた女性は何者だろうか?
医者ではないようだが単なる付き添いには見えないが・・
その隣には赤いジャケット姿の女性もみえる。悲痛な表情が痛ましい。
タイプは異なるがどちらもかなりの美人だ。せめてあと20歳若ければほっとかないのだが・・
煩悩を振り払った私は直ちに治療を手伝い始めた。すると今度は奇妙なことにきずいた。
まずクランケの姿にだ。パイロットと聞いていたがどうみても中学生位にしか見えない。
おまけに女の子と見間違わんばかりの繊細な容姿である。この子は何のパイロットをしてるのだろう?
次ぎにクランケの容態だ。酷いショック状態であるが、外傷は全く見られないのである。
何らかの心因的トラブルが考えられたが、私の長い経験の中でも初めての事態だ。
幸いパイロットの命には別状はなく、ショック状態も数時間で収まると思われた。
私のメスさばきを披露できなかったのはやや残念な気もするが、クランケの無事なのが何よりだ。
それにその機会は意外と早く訪れるかもしれない・・閃光と水晶と思い出し私はやや鬱になりかけた。
「ダイサンには気をつけろ」という朝倉の忠告が今更となって響き渡る・・ここは一体なんなんだ!?
110 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの : 2001/03/06(火) 16:59 ID:p0cRPiXA
ところで、26歳のヒキーはどこ逝った?
安芸
ヒキーの人戻ってきてください。
普通でよかった。
彼がいないと、続けにくいな・・・・・・。
あげておこう。
医者は続きヲ書くのかなあ。
書かないなら先逝くデスよ。
普通の人の日記もいいが、医者のもよい。
続き・・書いてもいいの?
いや、なんか俺が書くとスレ止まっちゃう気がしてなんか悪くて(笑)
「EVAの会話を応用しよう」とかもそうだし。
期待する奇特な方もおられるなら書きます。
>>一味君
加持さんのその後を聞かせてくれ!
パイロットの処置を終えた私は手持ち無沙汰になった。
というより放置されていたと言っても良い。緊急事態ということで、
新参者の部外者同然である私に注意を払うものなどいなかったのである。
黒服の男が一人残っていたが、こいつには何も期待できない。
玉にこちらを訝しげに見るものもいるがどうせマント姿が珍しいだけであろう。
幸いにも医務室は落ちつきを取り戻していた。これなら話もできるだろう。
同僚になる連中に愛想を振り撒くことも大切な処世術だ。
先ほどの若い医師に聞いてみると、驚くべきことに彼は医務室の責任者であった。
名目上は代理らしいが、実質的にはそうらしい。しかもまだ30にもならないという。
詳しく聞くと、彼はこの組織の前身であるゲヒルン時代に研究職として入所したらしい。
彼だけでなくここの医者は皆そうだという。つまり研究畑の連中がそろっているわけだ。
それもタダの研究オタクではない。名前を聞いただけでピンと来るほど学会で
名が知れた連中ばかりだ。もっともそれは決して賞賛ばかりではなかったが・・
つまり学会を干された連中、一言でいえば生意気な連中が揃っていたのである。
若いスタッフが多いことは用意に想像がつくと言うものだ。
もっとも看護婦も若い理由は検討もつかなかったが、おそらく責任者の趣味なのであろう。
こちらは技術に問題はなかったので、私にも異存は無い。
能力に問題が無ければ若ければ若い方が良いにきまっている。
だが何故私が呼ばれたのかは合点がいった。彼等は皆経歴を聞いただけで判るほど
優秀なスタッフだったが、明らかに臨床の経験が不足している様子だ。
今回のような事態に備えて医療班のてこ入れを図りたかったのだろう。
自分が請われた理由は納得できたが、ここの組織は何一つ判らないことだらけだ。
その辺の話も聞き出そうとしてみたが、黒服の男が咳払いをすると彼は苦笑を浮かべた。
もうすぐ担当者が説明にくるからそれまでまて、とだけ告げると黒服は再び彫像と化す。
だったら早くつれて来いと喉まででかかった台詞を飲みこみため息をつく。
それからたっぷり一時間は待たされた後に、ようやく担当者とやらがおみえになった。
制服に身を包んだ女性でなかなかの美人だ。特徴は毛先がカールしている。
俺はその子をカール子ちゃんと心の中で名付けると、彼女の説明をきいた。
俺に与えられた役職は医療班チーフで医務室責任者も兼ねること。
また医療班は作戦課の指揮下にあること。そして俺の階級は二尉であること・・などだ。
新参者がいきなり責任者?それも前任者の目の前で言われると気まずい感がある。
しかし当の前任者は全く気にした様子は無い。無邪気な笑顔さえ見せている。
私が当惑ぎみの表情を浮かべると、これで研究に専念できると心底嬉しそうに言った。
なるほど・・どうやらこの組織で医療班というのは閑職、あるいは厄介ごとなのだろう。
説明が一段落ついたところで、カール子ちゃんが質問はあるかと尋ねてきた。
もちろんこちらには聞きたい事が山ほどある。まずここは一体何なんだ?・・と。
するとカール子ちゃんは驚いて言った。知らないで来たんですか。
知らないから尋ねていると言うと、彼女は非常に困惑した様子だ。
何から説明すれば良いか困っているんだろう。なにせこちらは全くの無知蒙昧なのだから。
色盲の人間に赤い色はどんな色かを説明するようなものだ。
しばし悩んでいたカール子ちゃんだが、気を取り直すように言った。
IDカードを渡すからこれで好きなように調べてくれ、階級からいえばかなり詳しい事まで
判るはずだ、と述べながらカードを取り出した彼女の手に俺は釘付になった。
それは紛れも無く昨今あまり見かけないテレホンカードだったのだ。
俺を不信そうに眺めていたカール子ちゃんだったが、自分の手に収まっているモノに
きずくと途端に狼狽し始めた。そしてまたやっちゃったと呟く・・どうやら天然らしい。
すぐに取って来ますと言いながら医務室から飛び出そうとしたカール子ちゃんだが、
ちょうど入室してきた女性を見て立ち止まった。治療中見かけた赤いジャケットの女性だ。
「これ?忘れ物でしょ」と笑みを浮かべながら入室してくる。
カール子ちゃんは偉く恐縮したようだが、ついでだから気にするなと女性は気楽に言う。
そして俺に向き合うと、自分が作戦課課長の葛城一尉であることを告げた。
接点は薄いが、一応俺の上司にあたるらしい。
そしてパイロットは使えるかと単刀直入に聞いてきた。
俺が即答を避けていると、隣で聞いていた例の若い医師が問題ないと答えた。
女性は頷きを返しただけで話は済んだとばかりに医務室から出て行く。
俺は慌てて女性を呼びとめた。そして外傷は無いが様子を見る必要はあると告げる。
だが彼女の答えは予想外のものだった。「作戦が終わったらそうします」
そして足早に廊下を立ち去っていく。あれがあの悲痛な表情を見せていた女性なのか?
とはいえ俺が立ち入れる問題ではなさそうだ。俺はまだ何も判らないのだから。
まずはこの組織・・ネルフを知ることだ。だが何も知らない俺の裏で、
驚くべき作戦が進行中だった。それも日本中から電気を集めるという途方も無い奴がだ。
早速IDで取り出した情報は信じ難いことばかりだった。
使徒・・と呼ばれる正体不明の生命体を殲滅すべく設立された国連直属の非公開組織
特務機関NERV、そして迎撃要塞都市第三新東京市。目的はサードインパクトの阻止。
そしてATフィールを使いこなす使徒に対抗しうる唯一の存在EVA・・
エヴァンゲリオンを操縦できるのは14歳の少年少女のみ。つまりあの少年だ。
ということは俺がみたあの巨人は見間違いではないらしい。
世間で流れている情報が当てにならないことは身に沁みて理解していたが、
これだけ途方もないのは初めてだ。俺は今日何度目か判らない深いため息をつく。
その時ドクターという声が後ろからかけられた。医務室最年少看護婦のタレ目だ。
なんでも作戦が始まるので、医療班も至急現場へ向かうようにとのことだ。
やれやれ、到着早々こき使われるとは・・まだまだ謎だらけだがここが人使いの
荒い組織だということだけは理解できた。因みに前任者は正式な辞令も待たずに
研究の方に戻ったらしい。
医療班の車で向かった先は二子山の頂上だった。そこには既にあのロボットが鎮座してた。
まじかで見るとその巨大さが実感できる。40メートル以上はありそうだ。
反対側の山にはあの水晶が浮いている。かなりの距離があるのに目視するのに苦労はしない。
そして斜面にそって多くの車両、大小様々な仮設の施設が設置されていた。
詳しい話は聞けなかったが日本中から電気を集めてあの使徒・・水晶を撃破するらしい。
作戦決行は午前零時。それまで仕事の無い医療班は仮眠をとることにした。
起きた時仕事に忙殺されぬことを祈りながら・・
アスカちゃんは体調不良とのこと。
俺の勘が正しければ月に一度のアレだな、
と冗談で言ったら、マッドに思いきり平手打ちを食らった。
博士もかなり荒れている。あまり嬉しい痛みではないな・・・。
翌日、弐号機のシグナルチェック中、システムがクラッシュした。
VAの接合ミスだとしたら、俺のミスなんだけど・・・・・・。
エヴァは機内データを物理メモリ上で処理しているため、
OSをリセットすればよいはずだったが、素体の生理的反応により
センサーシステムが破損してしまった。
修復作業に取り掛かる俺を、下方からアスカちゃんが
いまいましげに睨みつけている。
何だか、背中がゾクっとした。と、そのときだった。
「総員第一種戦闘配置、対空迎撃戦用意」
俺はケイジに響き渡る警報の中で、絶望的な気分に囚われた。
目標は、衛星軌道上に滞空する使徒。
弐号機はハーモニクス制御すらできない常態で、
さすがの総司令も出撃命令を下さなかった。
内心、囮として射出されるのではないかとヒヤヒヤしてた・・・。
作戦部の立案通りポジトロンライフルの整備作業にとりかかったものの、
それは司令の命令で中止となった。これが唯一の作戦じゃないのか?
その直後、俺にサブシャフト口を開くよう命令が下り、そいつを実行した。
警報より23分。
初号機、弐号機ともに拘束された状態で、第二種戦闘配置に移行。
どうやら使徒が殲滅されたらしい。・・・・・・しかし、どうやって?
その後、食堂で発令部スタッフと顔を合わす機会があったんだけど、
彼らは固く口を閉ざしたままだった。まあ俺もなんだけどな。
それにしてもここの味も落ちたもんだ。
126 :
一味 : 2001/03/17(土) 11:26 ID:???
戦略自衛隊朝霞駐屯地。
サービスエリアで一息ついていた俺は、山岸准尉と名乗る男に声をかけられた。
「元気そうじゃないか、一味くん。いや、今は一味陸士長かな」
短髪の好青年だが・・・・・・、その声の持ち主を思いだし、俺は目を見開いた。
加持は俺にウィンクすると、顎でついてくるよう指示した。
彼の運転するジープに同乗し、駐屯地ゲートを潜り抜ける。
途中、俺を戦自に押し込めた千代田という女のことについて質問したが、
加持は応えず、サングラスで表情を隠してしまった。
旧東京方面。俺は嫌な予感を覚えたが、それは的中した。
俺の人生を狂わせた忌まわしい建物!
上部が一部崩壊し、地表部までに亀裂が入っている。
・・・口の中が乾いた。
加持はというと、俺の内心など知ったことではないだろうから、
素っ気無くジープを停め、さっさと朽ちかけた建物へ入って行ってしまう。
俺は慌てて彼の背中を追った。
ここに来てから、一歩も外に出てない。
言葉が通じないし、だいたいそんな気分じゃないから。
部屋の中でベッドに潜り込んで、ネットを巡ってるのが一番。
兄はおじさんやおばさんとドイツ語で会話するようになった。
私は日本語を口にすることすらなくなった。
食卓でうつむいてる間に、明日、兄とネルフの実験場に行くことになった。
後でトイレに食べたものを全部吐いた。。
作戦がはじまった。山中にモーターの音が響き渡る。
静寂は破れ、漆黒の闇に巨人の影が躍動する。
まだ俺達は傍観者だ。出来ることならこのまま傍観者でいさせてくれ。
閃光が2度きらめく。一度はロボットから、次ぎに水晶から。
あまりのまぶしさに思わず目を逸らす。
遥か遠くで炸裂音がした。どうやらこちらの攻撃は外れたらしい。
いや、歪められ逸らされたのか?その証拠に水晶のビームは盾をもった巨人を襲っている。
俺は離れて久しい物理学の知識を動員して頭の中で結論付けた。
このままではやられるぞ。そう思った瞬間再びロボットから光が放たれた。
その光が水晶を貫くのを確かにこの目で確認する。凝縮された一分間。
終わったのか?嘘のような喧騒は止み、山の中は時刻に相応しい静寂を取り戻す。
だがそれは長くは続かず、今度はあちこちから歓声が轟いた。
俺は安堵のため息を漏らす。だが油断は出来ない。
俺達の仕事はこれからはじまるのかもしれないのだから。
ある外科医の在りし日の記憶 =医者の亡霊=128です・・
ブラウザなの忘れてた・・
最近は本部に詰めることが多くなった。
俺が護衛を担当するシンジ君は、今日もシンクロテスト中である。
初号機の凍結は解除されていないようだが・・・・・・。
「ほっほっほ」
レイちゃんの担当と目が合った。鬱・・・・・・。
age
コンビニでロープを買ってきた。
この仮設住宅が取り壊されるまで、
俺は誰と会うこともないのだろう。
若い頃編集したお気に入りの曲を再生しながら、
最後に一言、母親に謝った。
いまさら第3に戻る気はない。しかし、
親からの仕送りを当てにしている自分に嫌気がさす。
社会の一員としての自分に対する、鬱然としたわだかまり。
雑誌の裏についてたハガキを投函してきた。
アパートに帰って、玄関で買い物袋を抱きながら泣いてみた。
落ちついたら、録画しておいたドラマを見ることにする。
134 :
一味 : 2001/03/22(木) 09:45 ID:???
今度は「八雲サブロウ」などという爺くさい名前を頂いてしまい、
現在、府中の戦自司令本部で需品科給養隊員をしている。
階級はバイト軍人レベルのままだが、まあ、そいつはいい。
ここに来てから宿舎ではなく基地の外のアパートで寝起きしているが、
それというのも、先日加持に被保護者を押し付けられたからだ。
十代半ばの、盲目の少女である。名前は山岸マユミという。
今の加持の偽名も山岸だ。
あの男が、どういう経緯でこの娘を引き取ることになったのだろう。
彼の世話焼きそうな性格とともに、何かきな臭いものを感じた。
マユミは、彼女の部屋でベッドに潜り込んだまま、
一歩も外に出ようとはしない。
あの繊細な少年が淡い水色の髪の少女を肩で支えて現れた時、
医療班には緊張が走った。あれだけの衝撃を受けて無事なはずがないのだ。
だが予想外にも少女には軽い火傷以上の外傷は無く、
やや衰弱気味ではあるが、さほどの処置の必要は無かった。
EVAのパイロット保護機能というのは余程優れているらしい。
ともあれ祈りが通じたことを神に感謝した・・
のは俺が浅墓だった・・
確かにパイロットの治療は直ぐ終わったが、
その直後に作戦に関わった連中が激務の果てに次々倒れはじめたのである。
外部のものも混じっており、その数は優に100人を超えているのではないだろうか?
戦自や地上の病院に移送しても、我々の容量を遥かに越える仕事量だ。
来た早々これでは先が思いやられる。俺は疲労を吐き出すようにため息をついた。
隣では研究中に駆り出された医師が不平を並べている。
それを聞いていると何故だか急に笑いがこみ上げてくる。
ここも結構面白いかもしれない。俺の中のひねくれた部分が騒ぎ出したのだろうか?
取りあえずため息はさっきので最後にしておくとしよう。
ネルフに来て一月あまりが過ぎた。医療班にはこれといった事件は無かったが、
退屈という言葉にはほど遠く雑務に忙殺される毎日だ。
ここではどこの部署も同じだが慢性的に人手が足りないのだ。
その上今日もネルフの職員達は、示し合わせたように定期検査の日取りを
すっぽかしてくれた。これで無駄な書類仕事がまた増えだろう。
仕事熱心なのは結構だが、とばっちりを受ける身にもなって欲しいものだ。
どうせ無理を重ねたあげくに医務室に運び込まれるのだから。
先日も日向とかいうメガネオタが運び込まれてきた。
なんでもEVAの緊急出動の後始末で眠れなかったそうだ。
しきりに胃が痛いと唸っていた割には検査に顔を出すつもりはないらしが。
俺はネルフの医療班という存在がどんな意味を持つのか、
この一月あまりの内に思い知らされていた。
ドイツ語を話す見知らぬ人たちの中で、
エヴァに乗り込む兄を、私はぼんやり眺めていた。
こういうのを皮肉っていうんだと思う。
あのクラスにいた頃、みんなエヴァの話で盛りあがっていた。
でも、私は興味がなかったから、その中に溶け込まなかった。
いまだって興味なんかない。
「ユウコ、君はエヴァに乗ってくれないのか?」
おじさんに問い掛けられたが、私はうつむいたまま答えなかった。
検査時刻も終わりに近づいた時、ようやく一人目のお客さんが現れた。
髪の毛がカールした例のオペレーターだ。彼女は医療班の担当者でもあるので、
どんな人物かは十分すぎるほど知っている。彼女は俺を見ると笑顔を浮かべ近づいて
きた。イヤな予感がした。そしてその予感はすぐに現実のものとなる。
「最近肩こりが酷いんで見てもらえますか?」
今日は検査の日だ。そのことに彼女は全く気づいてない。
そして俺が検査日程の連絡を頼んだのは・・彼女だ。
医療班が閑職であることを改めて認識させられた。
彼女が担当者なのが何よりも証拠だろう。
俺は鬱に陥りそうになる気持ちを堪えて言葉を吐く。逝って良しと・・
・・・えばっちゃんに入った客が野生化している・・・
・・・それを止める為の依頼を受ける・・・
・・・しかしあそこの店のメンバーが本当に野生化してるとしたら危険だ・・・
・・・特に「一味」という客・・・
・・・細心の注意を払い実行に移る・・・
隣の部屋から看護婦たちの他愛のない世間話が漏れてきている。
今は患者も来ていない。雑務もひと段落ついて皆リラックスしていた。
こういう時上が忙しくしていると迷惑なものだ。
俺は責任者としての範を示すべく、率先してこの怠惰な時間を貪ることにした。
しかしそんな雰囲気をぶち壊すべくやってきたものがいる。
毛先がカールした制服の女・・天然ボケの化身・・俺の疫病神カール子ちゃんだ。
だが相手をしないわけにはいかない。‘アレ’でも‘一応’担当者だ。
俺はカール子ちゃんにコーヒーと席を勧め、彼女の話をきくことにした。
・・・伊吹マヤから依頼を受ける・・・
・・・用件は人生相談?・・・
・・・まぁ良いだろう、たまにはこんな依頼がある・・・
・・・マヤ自身の悩みは端から見れば大したことは無いが・・・
・・・本人にとっては重大な事だ・・・
・・・とりあえず荒療治だが、悩み事態を鮮明に自覚させる事にする・・・
・・・これで少しは進展するだろう・・・
優良スレにつきage
143 :
なまお : 2001/04/15(日) 08:51 ID:???
144 :
名無しが氏んでもおかわりはいるもの : 2001/04/15(日) 11:25 ID:qBH.hxsI
>>141 Gの背後に立つな。ってマヤちゃんに伝えておかないと・・・・・・
(いや、ネルフ諜報部の面々にも伝えておかないとやばいか?)
埋もれてしまったのであげます
・・・第三新東京市のベッドが決まった・・・
・・・コンフォート17というマンションだ・・・
・・・市街からは適度に離れ、かつ、典型的な作りをし街に溶け込んでいる・・・
・・・ベッドとしては理想的だ・・・
・・・だが、住人が問題だな・・・
147 :
岩田光央 : 2001/04/20(金) 00:13 ID:???
> 風のうわさで聞いたんだけど
> あんた、ばかぁ って言っていたアスカ役の人って
> 元AVだったっていうのは本当なの?
> 今週号のフライデーをちらっっっと見ただけなんだけど
> 買っておけばよかったかな。
宮村優子AV疑惑についての情報を私なりに調べた事をご報告させていただきます。
まず、例のビデオのサンプルが出回っておりますのでそのアドレスをお知らせいたします。
http://www.bekkoame.or.jp/i/k.adachi/miyamu.avi でサンプルを落とすことができます。
ビデオで見た限り本物と断定せざるを得ない事実がいくつか発見されております。
まずほくろの位置が7カ所一致しているという点。
顔が見てすぐに宮村優子と確認できること。
声がそっくりであるという点。
以上の点でみやむーと間違いないと思います。
しかし、いろいろと怪しい点もあります。
画像が不鮮明なため合成の可能性もあるという点。
ビデオ本体がしばしばカットされていて20分弱しかないという点。
未確認情報ではありますが、このような情報もあります。
25日未明、東大生が自殺したらしい。「声優は清純であるべき」などと遺書を残して
キャンパス内で飛び降り自殺。この東大生は、みやむーの熱心なファンで
HPを作成し情報公開もしていたらしい。
私なりの見解を書かせていただきます。
みやむーも人間。食欲もあれば性欲もあります。
う〜ん、むずかしいですね〜。
それにしても、声優は清純じゃないといけないのかな〜?
アニメキャラとだぶらせて声優を見てしまうファン、見せようとする業界に
問題があるのではないでしょうか?
100以下なのであげます
今日も第3新東京の3期工事。担当は兵装ビルが回ってきた。
いつもうち等下請けに回ってくるのは、こんな危険ばっかりの仕事だけだ。
まぁ、この不況のなか仕事が回ってくるだけありがたいのだが。
社員たちにも給料が出せるし、新しいパワーショベルとブルドーザーも買えたし。
今日はネルフの作戦課長さんとやらが視察に来る。
で、見てびっくり、若いねーちゃんだった。一緒に来た技術局の担当者もねーちゃん。
でも知識量と頭の切れでじゃこっちは敵わない。
俺は20年以上土建業で食ってるがいきなり「土台のアンカーボルトの数と強度計算は?」
なんて質問された。
そりゃ手抜きなんざ今まで一度もやった事はないが、やっぱりそっちに話は行くわな。
この前、ネルフ本部のB棟の壁に侵食があったからなぁ。
なんでも大騒ぎになって上の会社の重役クラスの首が幾つか飛んだそうだから。
真っ当に仕事してりゃ、そんな事にはならないのによぅ。
さて、昼休みはそろそろしめぇだ。仕事に戻るかな。
かーちゃん、弁当いつもありがとよ。
ネルフに納品したうちの会社のタンパク壁に侵食が有り、
そのクレームで謝りにネルフ本部へ赴く。
俺の所為じゃないけど、営業担当は俺だから仕方無いのだ。
今度同じ事があったら、検査部長の左遷を上司に直訴しよう。
あぁあ、それにしても気が重いなぁ・・・・。
今日も午後は避難訓練で授業が潰れた。
それはそれで嬉しいんだけど、地震でも火事でもない避難訓練って何だろう?
放送だと「非常事態宣言が発令されました。速やかに先生の指示に従って・・・」
といういつものものだったけど、非常事態って何のことかな?
今度、非常事態宣言がでたらこっそり抜け出してみよう。
151 名前:ドキュソ投稿日:2015/10/16(金) 18:51
第三新東京市で非常事態宣言が良く出てるけどあれ一体なに?
オレ山形だけどまったく情報無いんだよね、電話も繋がらないし。
てな事書き込んでる間にまた速報だ、地元の連中、大子宮詳細きぼーん。
152 名前:名無しさん投稿日:2015/10/16(金) 18:58
俺すぐ近くだけどでかいのが来てる見たいね。
ビデオ撮ってUPするからちょっと待て。
152 名前:あぽーん投稿日:2015/10/16(金) 19:00
あぽーん
以下
dj
今日から一年契約でNERVの研究員に配属された。
丁度今までいた研究所の契約期間が終了したのもあるが、
全能性に関与するゲノムを動物細胞にも付与出来たことでNERVからお呼びがかかったようだ。
もらったテーマは「REI」というレーンの細胞への全能性の付与。
髪を金髪に染めている赤城博士との挨拶と2〜3分の簡単なディスカッションの後、
研究員の方に所内を案内していただいた。
研究員の方々はほとんどが基礎医学の分野出身のようで生物化学出身の私は肩身が狭い。
それに、来る前から漏れ聞いた情報によると結構人間関係が大変複雑らしく、
テーマを早く終了させてまた何処かの研究所に移ろうかななどと考えながら
施設の説明を受けていた。
途中、うつむき加減に歩く中学生くらいの男の子とすれ違う。
ここの職員さんのお子さんだろうか。
待望の(?)非常事態宣言だ。
避難シェルターでの点呼が終わってからこっそり抜け出す。
A組に居る相田から横須賀の入港情報と引き換えに聞いたルートだ。
おお!完璧。外に出た。・・・だけど空は青いし、何も起こっていないじゃないか。
なーんだ、つまんねぇな。
と、変な音が聞こえる。かと思うと突然大きな影が僕の上を横切った!
よーし、見届けよう!
走り出そうとしたら、何時の間にか来た黒いスーツの大人たちに取り囲まれてしまった。
黒いスーツの大人たちは僕を羽交い絞めにすると目隠しして、強引に担ぎ上げて車に押し込めた。多分・・・。
このまま何処に連れて行かれるんだろう・・・
昨日の手記を読み直していたら博士のお名前を変換ミスで間違って入力してしまった・・・入所早々・・・鬱だ。すみません博士。
昨日、赤木博士に頂いた「REI」細胞についての資料とラボのプロトコールを読みあさっていたら、古い文献に気になる箇所を見つけた。
・・・・「REI」細胞はヒトと供試細胞とのキメラである。アルビノの
形質を示し・・・・
・・単なるヒトの細胞を使うのだと思っていたのに、何と融合させたものなんだろう。供試細胞って何。
来週の博士とのディスカッションの時にでも聞いてみよう。
あっとそれまでに少しでも成果をださねば・・・
続きを期待
今日は超低温室に細胞のストックを取りに行った。
なんとこんな部屋に入るのにもIDがいるのだ。
細胞ストックの一覧を端末で確認するにもIDが必要なのか・・
目的の細胞を入力するとタンクの番号と箱の番号が確認できるという仕組み。
とても便利だと思うけれども、他にどんなストックあるのか
知ることが出来ないということにうっすら秘密主義体勢を感じる。
細胞ストックの入った液体窒素のタンクを開けるのにもカードが必要。
慎重にタンクの蓋を開け、火傷しないようにストックを取り出す。
間違って隣のをつかんだら「REI-ENBRYO」と書いてあった・・・。
age
また昨日の手記に誤字を発見した。正しくは「REI-EMBRYO」だ。(鬱だ氏脳・・・
昨日は相当に動揺していたからかもしれない。
なぜなら「REI」の初期胚がストックされていたからだ。
「REI」はキメラにもかかわらず、発生が確認されているということなのだ。
一昨日の古い文献の記述、確かにキメラと書かれていた。
渡された資料には分化能に関して全く説明がされていない。
細胞の形態や培養のメソッドは詳しく書かれてはいるのだが・・・。
俺は普段は京都を中心に配送をしている。
しかし昨日になって突然、第三新東京市への仕事が入った。
よくニュースでテロが起こったと報道される街だ。
正直、行きたくはなかったが社長命令とあらば仕方ない。
第三新東京市へは始めて行ったのだが・・・
不思議な街だった。
あれだけの規模の街にしては、車も、人も少ない。
すれ違った車はタクシー、パトカー、黒塗りのセダン、そして青いスポーツカーぐらいのものだった。
夕方、荷物を運び終え、帰りをいそいでいるときだった。
俺はあんな光景を始めてみた・・・今でも信じられない。
ビルが・・・地面から飛び出してきたのだ!
あれはいったいなんだったのだろうか?気になる。
しかし、もうあの街へ行くことはない事を祈る。
あの街は、恐い。
なにが恐いのかはわからないが、あの街には何かある。
テロだかなんだかしらないけれど、うちの会社ふっとんじゃったのよ。
もう、何なの?いきなり解雇よ。
仕事探ししなくっちゃ。
でもこのご時世、なかなかもらい手が無いのよね。
田舎に帰って嫁にでも行こうかな・・・(それももらい手あるの?涙)
「REI」細胞について疑問に思った私は赤木博士にメールを送った。
博士はいつもお忙しいから直接会ってのお話は不可能だろうと思ったからだ。
しかし、意外なことにすぐに博士に呼ばれることになった。
私が部屋に着くと同時に赤いスーツに身を包んだ女性が勢いよく出ていくところで
入れ違いで入っていくと博士が深い溜息をついていた。
博士とのお話はほんの1分、いや30秒で終わった。
「REI」細胞が何の細胞とのキメラなのかとか初期胚についてとか
最重要機密事項であるからそれについては教えることは出来ないとの事であった。
私がもし、与えられたテーマを予定通り完了し、正規の研究員を希望すれば
全ての資料をもらえるのだそうだ。
とにかく、細胞の性質とかはいいから結果を早く出してね。ってことだ。
それでも気になるものは気になるのよね。機密事項だとか言われると。
・・・また諜報2課からの依頼だ・・・
・・・一年契約のネルフの研究員に怪しい動きがあったら狙撃して欲しい、か・・・
・・・しかし諜報2課といっても、いつもと依頼のルートが違う・・・
・・・あの男からならば信用できるが・・・
・・・このソースは臭う・・・
・・・早速、加持に接触を試みる・・・
・・・なるほど・・・
・・・そういう事か・・・
・・・では私の「ルール」に反しているな・・・
社会面
「またも暗殺テロ」
【第弐東京発:ロイター=共同】
第三新東京市でネルフ職員の…………さん(55)男性、が白昼の市街地で狙撃される事件が発生した。
…………さんはネルフで情報部門の担当責任者で、先日起きたテロの鎮圧活動にネルフが出た際、広報官を担当しており、
当局ではそれへの復讐と見ている。
この事件についてネルフは「捜査を担当当局に任せる」として対応を当局側に一任しており、一切タッチしない模様である。
その動きに対し、CIAとMI6は活発な活動を見せており、ただの復讐ではない、
という見方が、関係者の中では有力である。
目隠しされたままどこかに着いて、そのまま結構歩かされた。
そして椅子に座らされて手を後ろ手に手錠みたいので、椅子の背もたれに固定されたみたい。
もう、何もかも成すがままだ。
声が聞こえる。女の人の声だ。
「この子?例の抜け出した子…………ったくしょうが無いわねぇ…………」
「仕方ないでしょ、好奇心旺盛な年齢ですもの」
別の女の人の声もする。
「それでマルドゥック機関のリストには載ってないの?」
「候補リストには、この子の名前は無いわね」
「でもコード707の施設よ?」
「クラスが違うんじゃないかしら?」
「…………まぁいいわ。
君、聞いてる?これに懲りて、今度からは勝手に出歩かないように。いいわね」
「何も見なかったのは幸いだわ。連れてって」
僕は拘束を解かれると、そのまままた、男たち(多分)に連れて行かれた。
目隠しを外されると、そこは学校の校長室だった。
先生からはこってり絞られて、反省文を書くように言われた。
明日までに原稿用紙で5枚か、トホホホ・・・
今日、同じ研究室の人に呼び出された件についてこっそり聞かれた。
キメラの事とストックの初期胚について質問したと言ったら顔面蒼白になり、
誰があんな場所にサンプルをしまったのかとひどく動揺していた。
そして、これ以上そのことに関して調べるなと念を押され、
「短期雇用のIDは特に目立つから、あまり歩き回ったり情報を引き出したり
してはいけない。すでに諜報部から監視されているかもよ。」と言われた。
どうやら私はかなりまずいことをしたらしい。
まだここに来て一週間も経っていないのに・・・。
今朝、朝刊で読んだ職員の狙撃事件の記事が頭をよぎった。
26才ひきこもり君はどこへ行ってしまったのだろうか・・・
昨夜はいろいろと考え事をしてよく眠れなかった。
私が与えられた宿舎はNERV内にある施設なので、
夜中にふらっと散歩に出ようと思ってもなかなかそうは行かない。
あの細胞は育ったら何になるんだろう。
キメラというと神話に出てくる怪物を思い出してしまう。
ヒトとトリで羽根が生えてたり、ヒトとサカナで人魚?
私に与えられた細胞は何なんだろう。
重要機密なんだから普通じゃないに決まっている。
恐い・・・・何の目的があるのか解らないまま
あの細胞をいじくっていいものなのだろうか。
・・・加持から情報を得る・・・
・・・ある条件を取引にだが、この際、仕方無い・・・
・・・なるほど・・・
・・・ネルフはまだあの研究を続けて居たのか・・・
・・・いや、後はこっちの守備範囲だ。お前がタッチするのは危険だろう・・・
・・・そう忠告しても、お前は動くだろうがな・・・
・・・さて、これが引き換えの情報だ・・・
・・・ネルフの全女性職員のIDだ。食堂のおばちゃん、清掃員のおばちゃんetc.・・・
・・・オペレーター関係のガードは厳しく一部しか突破できなかったが、これでいいのか?・・・
今日から「REI」細胞の培養を始めた。
これから細胞相手に盆も正月もない日々が始まるんだなとちょっと気合いが入る。
感慨に耽っていると突然響く第一種戦闘配置の放送が。
あわててあたりを見回すが、他の研究員は落ち着き払って実験を止めに入ったり、
分析機器を停止させにいっている。
落ち着かなくて実験室をうろうろしているとほどなく地響きのような振動が
伝わってきて、試薬瓶の液体が揺れ始めた。
またしばらくすると本格的な揺れと何かが崩れてくるような音が聞こえる。
つぎつぎと研究員が医者として飛び出していくので、私は肩身の狭い思いをしながら
彼らのやり残した実験を手伝ったりしていた。
昨日の戦闘で今日予定していた赤木博士とのディスカッションは深夜になってしまった。
昨日から他の研究員の仕事を手伝ったりしていたので貫徹だったし、
意識が朦朧としていたので、赤木博士に「REI」細胞がどんなものかも
何に使われるのかも解らないまま研究するのはとても恐いとこぼしてしまった。
博士は一瞬とても寂しそうな顔をしたが、
「恐くて出来ないならすぐに辞めるのね。あなたの後任はいくらでもいるわ。」
といつもの博士に戻っていた。
ああ・・・私はまた余計なことを言ってしまった。
一昨日位からほとんど睡眠をとっていない。
朦朧としながら端末でデータを引き出していると「REI」細胞の全ゲノム配列のファイルがあった。
しかし、それは私のIDでは開けないファイルになっている。
なので他の研究員にこっそり頼む。実験の解析をする事と引き替えだ。
そして、「REI」細胞とヒトゲノムとの相同性を調べたファイルを見せてもらった。
しかし、拍子抜けしてしまった。意外にもほとんどヒトと相同だったのだ。
というよりこれはヒトの細胞だ。
ますます訳が分からない。ヒト同士の細胞融合だったらキメラなんて言葉
使わないし、博士は私が言ったキメラという言葉を否定しなかった。
研究員に聞いたが、それが「REI」なんだと言われて終わった。
173 :
ヒキー:2001/05/15(火) 10:57 ID:???
テレビで逃げろって逝ってるし
外でなんか爆発してるみたいなんだけど
めんどくさいからもういい
あついしだりぃ
EVAのパイロットって
1 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
14歳の女子中学生らしいよ。
175 :
神風:2001/05/16(水) 01:42 ID:???
そりゃ、微妙なお・年・頃
EVAのパイロットって
2 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
1>
マジ?画像あぷキボーン
3 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
1>
駄スレ建てるなよ!
4 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
・・・女子中学生ハァハァ・・・
EVAのパイロットって
1 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
14歳の女子中学生らしいよ。
5 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
男も居るらしいよ。でも中学生。
6 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
・・・男子中学生ハァハァ・・・
7 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
>6
うぜーよ。
8 名前 名無しさん 2015/08/15 ID???
6=4だったら嫌だな・・・
昨日はこれまでの睡眠不足を解消するために一日中眠ってしまった。
オペレーターの中には寝不足で倒れた者もいるらしい。
短期雇用の私には何が起こっているんだか知らされないままだけれど、
周囲の殺気だった様子からかなりのダメージがあったらしい。
今日、「REI」が育っているか見た。
数日忙しくて観察出来なかったのも悪かったらしい。
増えてない・・・っていうか・・・・
「死んでる?」
他の研究員に細胞がうまく育たないって言ったら真顔で愛が足りないと言われた。
「REI」が育たない・・・何でだろう。
これまで大腸菌だろうが納豆菌だろうがかわいがってきたんだけど、
得体の知れない細胞に愛着が湧かないしなあ。
密度が悪いのかなあ。酸素濃度が悪い?
ここに来て初めてLCLというものを見たのだけれど、なんなんだ?LCLって。
どこで調合しているのか知らないが、でかいタンクに一杯供給されている。
研究員に聞いても良く教えてくれない。どっかから購入しているらしい。
それ本当?お金持ちだよね。
今日は発注しておいた機器類の設定やら試薬の確認やらに追われた。
本当にここの研究所は一体どこからお金が降って来るのだろう。
この分析装置なんて1台1千万円もするのに何台あるんだ。
あーこの機械も。
純金のサンプルプレート使うからって一回の分析で何万もかかるっていう噂の!
なでてみたら埃が・・・でも嬉しいからとりあえず使いもしないのに立ち上げてみる。
立ち上げて1分もしないうちに甲高い警報音と「シャットダウンして下さい」の点滅が・・・。
後ろから「それ、2〜3年は放置されてるよー」の声。
うそ。こんな高価なものが・・・(涙
そして「REI」は相変わらず増えてくれない。
今日は昼食の後、食堂で文献に目を通していた。
ここ数日実験は全く進んでいないため少しでも打開策が必要だった。
しばらく文献を読むことに没頭していたため、となりのテーブルに
一団が座ったことに全く気がつかなかった。
しばらくすると甲高い女の子の声やどっと上がった笑い声でしばしば
思考が中断されたが相変わらず気にせず書類に目をやっていると
「REI」という言葉が聞こえてきたため私はついに振り向いた。
ビールを飲みながら勢いよくまくし立ててる真っ赤なスーツの女性と
3人の制服を着た中学生くらいの男の子1人と女の子2人。
そのうち一人はアルビノだ・・・その子に向かって「REI」と言っているのか。
あの古い文献、15年以上は前のもの。キメラであり、アルビノである細胞。
保存された胚はおそらくその時の・・・・
幻のように真っ白な女の子を呆然と眺めていたら、
突然真っ赤な目が私を射抜いた。
今日もシンジきゅんにつぶされながらいっしょにねむるの。
くふふ、よだれがたれてくる♪
しあわせなの。
・・・・あっ!よけちゃいや。
age
朝刊最下段一行欄
真実は君と共にある R.K
マンガ大会も88回目か。
今回はスペースが取れたので久々に新刊の原稿に取り組んでいる。
とりあえず、今月中にフルカラーの表紙を仕上げないと。
それにしても会場が旧東京の封鎖春海地区に新たに出来た国際展示場とはね。
参加したばかりの高校生の頃を思い出すなぁ。
『コンビニエンスストアー・オーソン・ネルフ本部前店』
第三新東京市にある、何のへんてつも無いごく々普通のコンビニ。
僕のアルバイト先だ。
僕の名前?
そんなことはどうでもいいじゃないですか。
ただの普通のコンビニに勤める、普通の一高校生です。
しかし、そんな至って普通の店舗ですが、やって来るお客さんはいわゆる普通のお客さんではないんです。
住宅街から離れたところにあるせいか、お客さんの殆どがすぐ近くにある『ネルフ』の職員の人達ばかりなのです。
『ネルフ』は、公的機関でありながら『使徒』と呼ばれる正体不明の怪物から世界を守っているという事以外、一般にはその実態の殆どがしるされることのない謎の組織です。
そのせいと言う訳でもないでしょうが、そこに所属する職員の人たちも一風変わった人達ばかりです。
『葛城』と言う女性は、若くして三佐と言う要職に就いている(自分で言っていた。いいのでしょうか?)大変有能な人らしいのですが、僕の見る彼女はただの変なお姉さんです。
葛城さんは、いつも大量のビールを買い込んで、
「どうせ、家に帰って飲んでも、すぐ無くなって買いに来る事になるんだから」
などと言っては、お店の駐車場でビールをあおってたむろしています。
その挙げ句にいつも酔いつぶれて、僕が介抱することになるんです。
ハッキリ言って夏場のヤンキーよりも性質が悪いです。
『碇』と言うヒゲの男性は、皆に『司令』と呼ばれているところを見ると、どうやら相当偉い人らしく、いつも寡黙で威圧感があります。
でもこの人が使った後のトイレは、トイレットペーパーの先がさりげなく三角に折られていたりします。
・・・・・
こんな人達が、本当に世界の平和を守っていけるのでしょうか?
なんだか少し不安な気持ちになってしまいます。
新しく雇った高校生のバイト君だけど、中々どうして良く働く。
まぁ店の場所が場所だけに、最初は少し戸惑ったようだけど慣れたようだ。
この間は常連の葛城さんにからかわれていたけど、ま、社会勉強だと思えばいいだろう。
碇さんは外見はああだけど、結構細かい所に気を使う人で、お釣りを間違えて多く渡してしまった時も、きちんと返してくれる。
葛城さんはそんな事はしないが・・・むしろお釣りを受け取るのを忘れるし。
世の中には色んな人がいるんだよ。
と、お客さんだ。君、この煙草1カートンとカップラーメン一箱を渡して、客注のだよ。
名前?常連の赤木さんのお使いで来る伊吹さんだよ。
こら!デレっとするな!
188 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/07/18(水) 17:06
優良スレあげ
ああ、やっとマトモなスレが……
なんだか嬉しいのです。
190 :
ピコ手同人:2001/07/20(金) 09:38
なぁなぁ、最近ようやく知ったんだけどよ、噂の巨大ロボットのパイロットって女2男1って組み合わせだって言うじゃん?
こないだそのパイロットの写真(望遠だったけどよ)手に入れて……萌えたね。
こりゃもう次のコミケはこれっきゃないだろ……といってももうあらかたのサークルはしってんだろーなぁ……所詮ピコ手がブレイクなんて夢のまた夢かぁ……鬱だ。
>>190へ
目の付け所は悪くないと思います。
でも今回は一歩先を読んで、メインオペレーターの女の子で行く事に決定しました。
パイロットは確かに「萌え」は確実だけど大手が手を付けているだろうから、ニッチマーケットで勝負です。
オペレーターのファンは、案外、多いと読んでいます。
192 :
尊師:2001/07/21(土) 07:13
マヤは私達のもう一人の神でもある
崇め称えよ!
私はここではやっていけないと感じるようになった。
秘密、監視、空恐ろしい研究。
全てを知っていいる他の研究員とは深い溝を感じる。
あの扉の向こう。
計り知れない何かが行われている所。
それを見たら一生ここを抜け出せないかもしれない。
私は出ていく決心を固めた。
ここに来てからの研究内容を全てまとめ、赤木博士に提出した。
「残念ね。」と一言言われただけだったが、まあ、短期雇用の人間に対して
怒るほどのことでも無いのだろう。人材は掃いて捨てるほどいるのだし。
レポートの一部にはいくつかのトラップを仕掛け、後続がやりにくいようにしてしまった。
研究室の自分用の試薬や培養途中の細胞を処理し、私物を片づけているとなんだか気が晴れてきた。
他の研究員達はもうよそ者になった私とはほとんど口をきかなかった。
そういう規定になっているのだろう。
短くお疲れさん、と言うのが精一杯というところらしい。
これからどうするか、もう自分の中で決めていた。
私は、最初に研究をしたいと思った動機を思い出していた。
セカンドインパクトが起こってからずっと、地球全体の気候が変化し
食料の確保が問題になっていた。
だから少しでもそれに役立つ研究をしようと決めていたし、実際最初の頃は炎天下のもと、
農地に毎日出て農作物の病気を端から調べて指導をしてまわったものだった。
しかし、研究室が変わったり、プロジェクトのメンバーにされたりしているうちに
そんなことはすっかり忘れ、細胞をいじることに熱中していたのだった。
もう研究はしない。始めの自分に戻って農地をまわろう・・・・。
最初にいつも通っている道すがらにあるスイカ畑にでも行ってみようかな。
来年の土地でも探してあげようか。スイカは毎年同じ場所には植えない方がいいからね。
黒服の男達に連れられて歩きながら自然と笑みがこぼれてくるのが抑えられなかった。
194 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/07(火) 16:15
良スレあげ
オヤジや曾祖父さんの時代と違って、海の上ですら携帯が繋がるのもすごい話だよな……。
まあうちの船長が通信機材に金掛けてるせいもあるんだけどさ。
ここに書き込んだのは、昨日の晩とんでもない物を見たから。
海面に突き出たひれを見て鱶か?と思ったんだけど、遠近感が妙だ、出よくよく見てみりゃ1kmほど先でこっちと平行して泳いでやがるんだ、ちっと考えてその鰭の主の大きさにびびった。
船長も慌てて取り舵切ったんだけど、なに、そんなことしなくても向こうはこっちを気にもしてなかったんだ。
だんだん遠ざかるうちにそのヒレは突然沈んだかと思うと、大波立てていっちまいやがった――ああ、これがあったから結果として船長の判断は正しかったんだけどな。
で、ここ覗いて、アレが噂の使徒って奴なんじゃないかって思ったんだけど――みんなはどう思う?
>>195 一昨日の12:00(日本時間)に見たのと同じでしょうか?
海上保安庁の危険情報無線で転進したのでこれといって被害は無かった無かったのですが、
私は丁度ブリッジの当直で双眼鏡で見ていました。
大きなヒレで波を立てて、見た目には少なくとも30ノット以上で移動していたと思いますよ。
やっぱり、あれが噂の使徒でしょうか?
追伸:国連軍の艦隊がこの付近を通るそうなので注意して下さい。
厄介ごとに巻き込まれないでお互い無事日本の港に帰りましょう。
197 :
矢追純一:2001/08/17(金) 08:11
2CHをご覧のみなさん、はじめまして。
みなさんは、最近の異常現象についていろいろな憶測をなさっていると思います。
ご存知のとおり、日本政府は2ndインパクトの後、様々な規制・制度を作り上げ、
20世紀に折角育ちつつあった民主主義を抑圧しつつあります。
少なくとも先日の海上保安庁内での緊急出動の事態はについても、海上をさまよう
赤く光る飛行体が目撃されています。これらは、20世紀中に米国のロズウェル、
エドワード空軍基地、エリア51などで頻繁に目撃された現代の科学では説明不可能な
怪現象と酷似しています。現在入手している情報では、2ndインパクト後に米軍から
引き継がれた極秘研究機関が、富士山麓に存在しているのではないかと推定されています。
また、政府の公式発表では、自然発生的なプラズマの過大集中による偶然の現象で
あるという「スーパープラズマ理論」で説明されつつありますが我々クルーは重大
な疑問を持っています。この理論の提唱者である、最近マスコミで活躍著しい
大槻教授の「スーパープラズマ理論」については学会でも認知されつつありますが、
現在の怪現象をすべて解き明かすには力不足です。
我々クルーの調査では内務省、または多国籍的な秘密機関となんらかの関係を持って
いる気配も伺えます。
次回以降は、注目著しい大槻教授と背後機関についても調査をする予定です。
最後になりますが、これらの怪現象は、つまるところ、地球と共存する新たな考え方
を見につけなければ、我々人類が21世紀を生き延びることはできない、と語りかけて
いるのかもしれません。
うわ〜!
矢追純一、またやっちまったよ!
しかもゴールデンタイム・・・
俺の貴重な2時間を返せ!
とか言って、結局全部見てるし。
あれって、鯨か何かだろう?どうせ。
199 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2001/08/17(金) 23:45
面白い。応援。
200 :
公務員 県庁勤務:2001/08/18(土) 02:01
>>198 鯨?
シロナガスクジラ、マッコウクジラなど
大型のクジラ類は2010年代初頭から
未確認です。絶滅したと考えるのが
妥当でしょう。
>>195-196
人間は疲労や睡眠不足が重なりかつ
責任の重大な仕事や人間関係のストレスなど
に悩まされていると集団睡眠状態にかかりやすく
なると心理学の書籍にありました。
病院の看護婦さんが幽霊を見たり、学生寮に
怪談めいた話が多いのも、ある種の幻覚。
「使徒」に関する目撃談の99%は、
単なる見間違いもしくは白昼夢であると
政府公報に書かれてあります。
>>200 鯨が確認されなくなった理由については、居なくなったと言うよりは単純に視認回数が減ったからのようです。
回数が減った、というのは、前世紀のようにいくつもの船団での遠洋漁業に出ることが激減したからだそうで。
実際うちの教授もしょっちゅうぼやいてます「怪しげな国連の一組織に大金回すくらいなら、多数の口を養うことに繋がるこっちに回すべきなんじゃいゴラァ」とのことで(笑
僕も今のとこ前世紀の文献との首っ引きだけですけど、海流から水深から日照時間からなにからセカンドインパクトで乱れたせいでどこになにが居るの皆目見当つかず、というかんじです(まあ前世紀から海についてはほとんどわかっちゃいなかったんですけど)
>>195のマグロ漁師の方は、たぶんキハダマグロのほうですよね?
クロマグロ、ホンマグロに関してはもはや回遊域が見失われてしまっているはずですから。
キハダ……っといけね、教授が呼んでる(ちなみに今構内に泊まり込み……センセイがなんか掴んだとか言ってたけど……)
お向かいの定食屋さんにお客さんが戻ってきたようだ。
一時は客も減り閉店の危機かとも思ったがまた繁盛しているようで安心した。
この店の売り上げにも影響することだし。
定食屋の両隣りに建っている喫茶店とレストランでは相変わらず覗きが流行っているらしい。
店内にはいつもラジオがかかっているようで賑やかだ。
お向かいの屋根の上にはスナイパーらしき人影がある。
不安もあるが店の衛生を保つために必要らしい。
二階で寝ている侍も時々恐ろしいほどの殺気を放っていることがある。
たまに亡霊も出るらしい。
心霊スポットとして雑誌に載っていた。
恐ろしい店だ。
そういえばつい先日"ShinTokyoWalker"の記者が取材に来てたっけ。
記事で紹介されたらまた賑やかになりそうだ。
こっちの売り上げも伸びるとよいのだが。
203 :
セールスドライバー:2001/08/18(土) 21:50
今日も荷物を走って届けた。
この縞模様のシャツにもそろそろ飽きてきたよ。
そういえば今日届けた荷物はやたらと大きかったんだよな。
宛先はNERV本部だったんだけど、「生モノ注意」のシールが貼ってあったよ。
品名は「初号機」ってなってたんだけど、あれは一体何だったんだろう?
何かの機械なのかなぁ?
けど機械なら生モノのはずがないしなぁ。
うーん、今夜は寝れそうにないな。
204 :
アダム:2001/08/18(土) 22:18
今日も地下から出してもらえなかった。
この分だと色白のまま夏が終わってしまいそうだ。
地上からは子供たちの声が聞こえてくる。
夏休みってきっと楽しいものなんだろうな。
俺には関係ないけどさ・・・
さっきロン毛の兄ちゃんがスイカを差し入れてくれた。
甘味があっておいしかった。
ちょっとだけ夏の匂いがした。
虫捕り網を持って走り回っていたあの頃が懐かしい。
地上に出るのはもう無理なのか?
せめて槍だけでも何とかして抜いてほしい。
205 :
家事手伝い28歳:2001/08/18(土) 22:53
使徒って何様のつもりなの?
おかげで今日のお見合いがキャンセルになっちゃったじゃないの!!
お医者さんとお見合いなんてめったにないことなのよ。
まったく・・・私がまだ結婚できないのも使徒のせいね。
どうしてくれるって言うの?
あんなへんてこな格好してる分際で責任が取れるとでも言うの?
私と結婚して責任取りなさいよっ!!
206 :
ラジオ局職員:2001/08/18(土) 23:21
きのうスイカ放送中に何者かが乱入した。
一体ここの警備体制はどうなっているっていうのだ。
こんな甘さじゃクーデターが起こったら真っ先に狙われるだろうな。
二度とこのようなことがあってはならない。
早慶は・・・いや、SOKは当たり前にしないとな。
207 :
高知県在住 自営業:2001/08/18(土) 23:33
このスレ通して読んでみたけれど、
なんで【使徒】なんてシロモノ信じている
人が多いんだか・・。やっぱり2ちゃんねる
ってノリが軽いんだね・・・ガッカリだわ
使徒はプラズマ現象の産物でも、宇宙からの
侵略者でもないろう
前世紀はソ連邦や中国が西側(古い言葉だね)の
仮想敵国だった。このセカンドインパクト後の世界においては
強力な常備軍をもった国連の下、ほぼ全人類がまとまったので、
人以外の仮想敵が必要になった・・
要するに、【使徒】は単なるでっち上げでしょ?
秩序を守るためならウソも方便なのかもしれないけれど・・
でも半年前の全国規模の大停電事故の原因まで
使徒を退治するためとNHKが報道したのは、ちょっと酷すぎると思ったよ
>>205 存在しないものに向かって怒ってもしょうがない
次の選挙では我が国で唯一NERFの特権的行動に反対している
日本共産党に投票しなさい。ぼくももとはネオ社民党の
党員だったのだけれど、今では赤旗購読してますよ
橋本知事は支持してるけれどね・・
>>208 ハァ?
仮想的が必要なほど全人類がまとまった?
なにいってんの、世界中火種だらけだぜ?
そんな寝ぼけたこと言えるのはすっげえラッキーな国日本の、それも片田舎に住んでるからだろ?(藁
証拠なら実際にあるぜ。
こないだ、横須賀の国連軍基地の方に忍び込んだとき(実はその日に艦隊入港があるって調べてたのさ。俺ってすげぇ)艦隊旗艦の空母OtRがぼこぼこになって停泊してたんだ。
しかもどうも艦の生き残りはそれと数隻の駆逐艦くらいで、いっちまえば艦隊は全滅してたって言うわけ。
たぶん公海上で艦隊戦でもあったんだろ。
……ただ、一つ気になるのは、空母5、防空戦艦4、イージス艦多数って言う大大艦隊をいったいどこの国がボコにできたのかって事なんだよな……。
アレか、使徒とか言われてるのって、どっかの国が開発した新兵器かなんかなんじゃないの?
>>208 げ。
なに書いてんだ俺。
防空戦艦=イージス艦じゃねぇか。
というかそもそも戦艦のカテゴリーは現代にはないぞ?
仮想……いやさ火葬の読み過ぎか……鬱駄氏脳
>>204 そこから出してやりたいんだがなかなかうまくいかなくて・・・
211 :
コンビニ店長:2001/08/19(日) 03:30
今夜は客が少ないな。
お向かいの定食屋さんも昨日ほどの賑わいがなかったようだ。
台風が近付いているせいだろうか?
風も強くてやけに涼しい。
明日いっぱいは天気がもつようだが月曜からは荒れ模様になるそうだ。
お盆休みもそろそろ終わる頃だろう。
私には通勤というものがないから楽なものだ。
ちょっと客足が減るだろうがたいした影響は出ないはずだ。
212 :
22歳フリーター:2001/08/19(日) 12:44
きのうはどこにも出かけなかった。
外には出たけどコンビニに弁当を買いに行っただけ。
なんだかやる気が起こらない。
このままひきこもっちゃおうかな。
でも俺の場合はバイトをやめたら食べていけなくなるしな。
親元に帰ろうかな・・・
この第三新東京市で頑張るんだと決心して家を出たから戻りにくいんだよな。
父ちゃん許してくれるかな?
そういやコンビニの店長さんいつもより明るかったな。
なんかいいことでもあったのかな?
ま、俺がどうこうするって話でもないが。
コンビニでバイトってのもいいな。
時給は今の仕事より安くなるけどあんな明るい店長ならいいかもな。
深夜のバイトは楽しいって誰かが言ってたような気がする。
誰が言ってたんだっけ?
ま、いいか。
アルバイト募集の張り紙も出てたし行ってみるか。
なんだか久しぶりにワクワクしてきた。
変わるって大事なことんだな。
213 :
56歳漁師:2001/08/19(日) 13:13
波の間に間にぃ命の花がぁ〜♪
二つ並んでぇ咲いているぅ〜♪ っと!
なんか知んねえけど、こないだ海に出たらでけえ船がおってよ、変なロボットみたいなのを
運んでたんだよな。
でよ、何だろうなぁって近付いてみたらよ、変な制服着たやつがボートに乗ってやってきて
「今見たことは忘れてください。でなければあなたを拘束しなければなりません。」なんて
言いやがんの。
でもよ、そんなこと言われて黙ってられるかってんだよな。
俺が思うに、ありゃ絶対に宇宙人が作ったものだな。
難しいことはよく分かんねえけどよ、アメリカのお偉いさんと宇宙人は仲がいいなんて話を
聞いたことがあるんだよ。
それでよ、なんだか戦争に使う武器の技術がどうたらって言うんだよな。
何かのテレビでやってたような気がするんだけどよ。
おう、この話は内緒だぞ。
俺が言ったってバレたら捕まっちまうからよ。
けど、あの赤いロボットみたいなのは何だったんだろうなぁ。
214 :
ある母親:2001/08/19(日) 17:32
うちの子ったら使徒カードを集めるのに夢中で困っちゃうわ。
もちろんカードを集めるだけなら悪くないとは思うわよ。
でもカードの入ってるお菓子を捨てちゃうのはどうかと思うわ。
えっ、おたくのお子さんも一緒なの?
流行ってるものを買ってあげないと学校で仲間はずれにされちゃうんじゃないかって心配なのよね。
そうなのよね。
おたくも苦労してるのね。
えっ、うち?
うちは主人がまったく子育てしてくれない人でしょ。
そのくせ母親の責任がどうこうって言うのよ。
まったくまいっちゃうわよ。
>>214 だって母ちゃん、仕方ないじゃん。
新しいバージョンが使徒の度に出て、なのに新しい使徒はスーパーレアだから前の使徒カードがだぶついちまうんだもん。
いちいち食ってたら体こわしちゃうYO!
216 :
お菓子会社社長:2001/08/19(日) 20:50
新しい使徒が来るとお菓子の売り上げが伸びる。
子供から小遣いを巻き上げるのなんてちょろいもんだ。
親は親で「いじめられるといけないから」って小遣いをたくさんあげるし。
思うつぼってのはこのことだよな。化ッ!
使徒よ!どんどん襲来しろ!
私の財産を何倍にも増やしてくれ!
でもうちの工場だけは壊すなよ。
>>214-217
喉元過ぎれば熱さを忘れる、とは本当によく言った物です。
ほんの10年ほど前まで、この国では餓死する人間が珍しくなかった。
まして現在に於いてすら各国で餓死者が多数出ているというのにこういったことがまかり通る。
これは、飽食の時代を未だ憶えている我々のさらに上の年代が現役だからなんでしょうか。
218 :
帝國劇場支配人:2001/08/19(日) 22:29
きのうもまた「えばっちゃん」に顔を出した。
私がしばらくこの街を留守にしていた間も賑わいは続いていたようだ。
あの店はとにかく酒がうまい。
地下にある酒蔵には全国各地の美酒が保存されている。
ただ酒蔵に降りる階段を間違えるとNERVの方がセントラルドグマと呼んでいる
空間にたどり着いてしまうのが厄介なのだが。
しかし彼らはそう呼ぶあの空間は魔都に違いない。
いや、二つの地下空間が繋がっていると言う方が正しいかもしれない。
詳しく調査する必要がありそうだ。
調査に関しては加持さんに任せるのがよいと聞いたが信じられるのだろうか?
こちらとしても知られてはまずい情報がいくつかある。
よし、加持さんに依頼するのと同時に加山にも動いてもらうこととしよう。
NERVとの間に波風は立てたくないので慎重を期さなければならんな。
きのう飲んだ帰り際に向かいのコンビニに立ち寄った。
店長が私を観察しているように感じた。
いや、あの目は間違いなく私の行動を監視している目だ。
私のことを何か知っているとでも言うのだろうか?
219 :
帝國劇場支配人:2001/08/19(日) 23:02
たった今、加山からの報告が入った。
コンビニの店長はまだ何も知らないようだ。
ただ近所の人には「帝劇の支配人には絶対に裏がある」と言っていたそうだ。
誰ひとりとして取り合わなかったため騒ぎが大きくなることはなかった。
帝劇設立当初に近所の人を無料招待したことが効いているようだ。
しかしあそこの店長が私を疑っていることが事実だと判明した以上、このままで
済ますことはできない。
下手に動くと逆に疑念が広がってしまうだろうな。
しばらくの間はあの店長に見張りをつけておくこととしよう。
適任者は誰かいるだろうか?
月組の中から加山に選ばせれば良いことか。
220 :
帝國劇場支配人:2001/08/20(月) 20:58
地下空間の調査を依頼しようと加持氏を探したが見つけることができなかった。
そこで加山をNERV内部に潜入させ探させることとした。
もちろんスイカ畑も捜索範囲に入れてある。
事が事だけに表立った場所での交渉は無理と思われる。
いざと言う時のためにゴルゴ13と名乗るプロのスナイパーを雇うこととした。
凄腕と聞くが友人の東郷氏に匹敵する腕前とは到底思えない。
しかしここで友人の手を汚すわけにはいかない。
ここは大金を払ってでもプロに任せるのが得策であろう。
加持氏も友人ではあるが組織として非情にならなくてはいけない時もある。
情に流されては事を仕損じる。
今日もまた避難勧告が出されている。
劇場の地下は安全が確保されているので安心して過ごすことができる。
帝都の民をここに匿うことができないのが残念ではあるが。
221 :
コンビニ店長:2001/08/20(月) 22:09
どうも監視されているような気がする。
仕事中にふと視線を感じるのだが振り向くとそこには誰もいない。
それどころか人がいた気配さえ感じることができない。
気のせいだろうか?
このごろお向かいの店を覗いてばかりで睡眠不足が続いているせいかもしれない。
今夜は新しく入ったバイトに店を任せて早めに寝るとしよう。
222 :
22歳フリーター:2001/08/20(月) 22:11
さっき急に店長に呼ばれた。
何かミスをして怒られるんじゃないかとドキドキした。
やっと面白い仕事に出会えたっていうのに。
でもそれは勘違いだった。
店長は「今夜は君に店を任せても大丈夫かな?」って聞いてきた。
どうやら信用してくれてるみたい。
この仕事を頑張ってやってみてよかったよ。
ひきこもりにならなくて良かった。
今夜はひとりで店番。
夜になるとお向かいの店が賑やかになるらしい。
時々洩れてくる話し声に耳を傾けるだけでも面白そう。
誰かが「深夜のバイトは楽しい」って言ってたけどこれのことだったんだな。
深夜になるのが楽しみだな。
加持氏は多忙なのであろうか?
加山に探させているにもかかわらず未だ見つけられない。
あるいは他人として姿をくらましているのだろうか?
彼とのコンタクトにここまで手間取るとは考えてもみなかった。
私も年を取ったようだ。
戦地では判断力の低下がそのまま死につながるというのに・・・
いつまでも待っているだけでは話は進まない。
そこで私は客のいない昼間に「えばっちゃん」地下へ潜入をすることとした。
地下の酒蔵に続く階段。
途中で二手に分かれ、一方は美酒の揃う酒蔵へ、そしてもう一方はドグマへと
続いている。
私は迷わずドグマへの階段を選び降りていった。
ドグマにたどり着くとひんやりとした冷たい風が流れていた。
ここには一度迷って来たことがあるが、その時はここまで涼しくはなかった。
背筋が寒くなる程の冷気である。
この空間には恐ろしい気が存在するようだ。
ドグマにたどり着き、あたりを見回すと左手に奥へと続く通路らしきものが見えた。
もしや魔都へと続く通路ではないかとの期待が高まる。
この道がつながっていれば帝都に帰ることができる。
しかし、それは同時に使徒が帝都に侵入できるということでもある。
降魔に加えて使徒とも戦わなければならなくなるのだろうか。
ふと不安に襲われた。
50mほど進んだであろうか。
ここまで続いてきた道が行き止まりになっておりこれ以上先には進めない。
ひとまず諦めて引き返すこととした。
「えばっちゃん」に戻ろうと来た道を引き返す時に気付いた。
入ってきた時とは別の階段がある。
なぜ来る時に気が付かなかったのだろう?
階段の上を見上げると喫茶店に繋がっているらしいことが分かった。
来た階段を途中まで昇ったところで「えばっちゃん」に人の気配を感じた。
どうやら店には弁当を売るマトリエル氏がいるようだ。
これでは戻るに戻れない。
この時間に地下にいたと知られれば何らかの疑いを持つであろう。
そこで、喫茶店に続く階段から外に出てマトリエル氏をやりすごすこととした。
その時だった。
何かが崩れるような轟音が地下に響き渡った。
>帝国劇場支配人さん
決めつけるのも問題かもしれませんが。
このスレは「エヴァ世界の同時代の「無力な」市民の視点から見た世界」を語っていくスレではなかったかと思われ。
その視点が語る世界が実は本編の世界とは微妙に異なる物であるかもしれないのはおくとして、貴方のカキコではこの世界にあり得ざると思われる要素をふんだんに使って、「貴方自身が」世界を動かすような行動をとっています。
もう少し考えていただきたかったです。
(ネタで返そうとしたけど、ネタでネタを否定するのは腕がいる上「>>〜の妄想」という不快度高いネタしか浮かばなかったのです……鬱氏
>>225 私の話は個人的に完結するものだが何か?
一市民の妄想だと思って聞いてほしかったのだが・・・
そもそも私はNERVどころかエヴァにさえ無関係であるし。
ま、そういう意見があるのならばやめておきましょう。
「このあととんでもない光景が!!」といった感じの終わり方なのもちょうど良いのでね。
来週のガチンコは・・・
おっと、やめるのならば来週はありませんな。(w
誤解を招くといけないので補足。
”コンビニ関係も含めて”個人的に完結するということです。
>>228 実際にはもっとあるがそれは極秘扱いのためここでは言えない。
この話の続きを沈んでいるスレに書こうと思ったが消えてしまった。
改めて適当なスレを探しに地下探索しなければならんようだ。
面倒なのでしばらく放置する。
岸本「美しい人は美しく、そうでない人は・・・」
樹木「そうでない人は?」
岸本「そうでない人はそれなりに写ります。」
それなりに・・・
2015年、とあるストリップ劇場の楽屋にて。
A:俺たちってなかなか売れんよな。
B:デビューして何年になるんやろう?
A:最近はバイトで生活しているようなもんやしな。
B:芸人としてのギャラなんて無いようなもんや。
A:そろそろコンビ名を変えた方がええんとちゃうか?
B:そうか?俺は気に入っとるけど?
A:けど、今どき「リットン調査団」はないやろ。
>>230 俺たちの場合はコンビ名を変えて失敗したからなぁ。
20世紀は少し売れたのに。
元フォークダンスDE成子坂
実はついこの間まで不登校のヒッキーでした。
でもやめました。
だって、……ああアスカ様!ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……
いやあ、俺はついてる。
あんな神がくだしたもうた美少女が同じクラスに転校してきたと言うんだから。
最初に見かけたのは気まぐれで出かけたゲーセン(完全な引きこもりじゃないんです)
ばたばた不良どもを薙ぎ倒す勇姿に惚れました。
調べまくったら、なんかエヴァとか言う巨大ロボットのパイロットだっていうし!
不登校なんて止め止め。
さーて明日朝一でラブレター入なきゃな……ふっ、我ながら名文を書いたし、これ一通で彼女もめろめろさ。
つづかないのかよ!
別にいいけど
>232
ばかもんが……。
最近焼却炉が大忙しなのはこういう馬鹿が原因か。
セカンドインパクト以降紙だっていろいろ大変だというのにほんとにガキどもはお気楽でいいな、ん?
わしの息子、生きてたらこんな風になって……居なかった、とは言いきれんか。
はあ……全く最近の若いもんは……。
今日でNERV本部周辺に張り込んで一週間、目立った動きは無い。
表向きはセカンドインパクトの国連調査機関だが、入手した資料では国家予算以上の金が動いている。
これは絶対に何か有ると踏んで張ってるんだが・・・取り敢えず、今までの取材メモを見直してみよう。
周辺/コンビニなど
・NERV本部に一番近いコンビニではヱビスビールの売上が一番。
・その次がタバコ(銘柄不明)
・職員食堂はカレー粉の発注が多い。
人物関係
・赤木博士と女性オペレーター(恐らく伊吹マヤ)は一緒に居る所は市内で頻繁に目撃。
・葛城作戦課長(酒豪)と閑職(だと思うが怪しい、要マーク)の加持リョウジが接触を重ねている。
・問題の二人の少年(碇シンジ、渚カヲル)と二人の少女(綾波レイ、惣流=アスカ=ラングレー)の経歴にはアクセス出来ない。最低でも三重のプロテクト。
・壱中には、所属のわからないSPが常駐。
・・・・・・・・・・・・やっぱりNERV難しい・・・・・・・・・さて何処から攻めてみるか・・・・・・
また避難訓練で迷子になりました。
恥ずかしかったです。
最近女房が妙な宗教にはまってるらしいんだよね。
奥の部屋に妙な仏壇(?)みたいなの作って毎日拝んでるんだよ。
…まぁ、気持ちも分からなくはないんだけどさ。
なにしろ最近物騒だろ?こないだはつい三軒先の家がつぶされたんだよ。
とりあえず避難してれば命は無事らしいけど、それだっていつまであてになるか…
…そりゃここはもともとそういう街、っていうか、そのための街だって事は
分かってるさ。だから結構な給料もらってるってこともね。
でも。いざホントに身近なことになるとさぁ。
オレだってなにかにすがりたいよ。
とは言っても、攻めてくるのが神の使いだろ?
いったいなんに頼ればいいものかさ。
新手の神様が出てくるのも当然かな?
…うん。今夜はこのままサウナにでも泊まるさ。
あんまり家には帰りたくない。辛気くさいんだよ。
鬱だ……惣流旋風が一段落ついて、やっとまともにアプローチできると思ったら……思ったら……今度の修学旅行でははっちゃけようと思ったら……
なんだよ、なんで碇なんかと一緒に居るんだ?同じクラスだからか?何で一緒に水着なんか買いにいってんだよ?!
神は死んだ……
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名無しが氏んでも代わりはいるもの:01/11/21 23:52
いぼ
いぼぼぼ