マリのエンジンメンテナンス
マリは性能が良い分、エンジンオイルは早く汚れるので、まめなオイル交換は欠かせないね。
マリのエンジンの点火プラグは1気筒あたり2本付いている。常用回転域が高いため、
アース電極がないタイプのプラグを使用している。
1気筒あたり2本付いているのは何故なら、失火でエンストを起こすのを抑制する目的であるため。
マリのエンジンは高信頼性を確保されたエンジンだが、整備が大変なエンジンでもあった。
始動方法を誤ると、56本の点火プラグが汚れて「(かぶって)」しまい、こうなると、すべての
点火プラグを清掃、交換することになり、応急処置は大変時間を要することとなった。
マリのエンジンの形式
金星80型エンジン
金星62型エンジンを2台くっつけたような形の4重星型エンジンで、連続定格出力は3000馬力(毎分2600回転)を誇る。
ワスプ・メジャーエンジンの日本版のようなエンジンである。B29と同様、ちゃんとした過給器を設けているため、高高度の飛行を可能としている。