ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q考察スレ24

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913名無しが氏んでも代わりはいるもの
>>305
磔刑を受けたイエスキリストの脇腹を槍で刺し、後に改心して聖人となった
聖ロンギヌスの名は新約聖書外典ニコデモ書にのみ記されている

その後聖槍伝説とともにその名が広まるにつれ、
キリストが生まれる40年前に起きたシーザー暗殺事件の首謀者の一人
ガイウス・カシウス・ロンギヌスと同じ名を持つ人物の物語が創作されていく

遥か昔カインという鍛冶屋が神の導きによりこの世で最強の剣と槍を作った
カインは神の指示に従いその二つをエフライム山の岩の裂け目に隠す

それから四千年後、一人の若者エフドが神に導かれこの剣と槍を発見する
それによりエフドはイスラエルを異民族の手から解放し、以後これらの武器は
ユダヤの王たちに代々受け継がれていくこととなる

剣と槍は紀元前100年頃いったん山頂の砦の壁に塗り込んで隠されるが、
のちにローマ兵によって発見されローマ皇帝シーザーに献上される
シーザーはその槍を信頼する部下である百卒長に下賜し、その後三代目の
ガイウス・カシウスの手へと渡っていく

このガイウス・カシウスこそ聖ロンギヌスその人であり、
この最強の槍を振るうことで勲功を立てたのち、引退後の数年を過ごすため
百卒長として赴任したユダヤの地でキリストの磔刑に立ち会い、家伝の槍で
イエスの脇腹を突くことになる

イエスの返り血を浴びたカシウスは、白内障で見えなくなっていた目に視力が
戻り、それを契機として彼は洗礼を受け、初代教会よりロンギヌス(長槍を持つ者)
の名を授かったという
この伝承により、ロンギヌスの槍は時にカシウスの槍とも呼ばれるようになる

イエスの血を受けた槍はカトリック教会により聖遺物に指定され、のちにそれを
手にした者は世界を制する力が与えられるという聖槍伝説が生まれたとのこと