「バカシンジ」
アタシがアンタを呼ぶ。
アンタは意味不明の笑顔で応える。
「バカシンジ」
アンタはどう思ってるの?アタシのこと。
アタシは好きよ、アンタのこと。
「バカシンジ」
お弁当はアタシだけに作ってよ。
ミサトにもあの女、「えこひいき」にも作っちゃイヤ。
「バカシンジ」
傍にいてよ。
ひとつのお布団で寝ていいでしょ?
「バカシンジ」
でも、アタシはアンタに何も言えない。
出てくるのは罵詈雑言。
嫌な女。
「バカシンジ」
ねえ、アタシだけ見てよ。
もう、アタシにはアンタしか見えないの。
「バカシンジ」
アンタさえいれば、アタシ、もう何もいらない。
エヴァも階級も学歴も。
ねえ、、、オ・ネ・ガ・イ、、、。