もしもシンジとレイが双子だったら

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286名無しが氏んでも代わりはいるもの
 加持「どうだ、子供たち。ジオフロントの土で育ったスイカの味は」
 シンジ「おいしいです、すっごく! 果物がこんなに濃い味がするなんて、
     知らなかったな」
 加持「はは、そうか。人工的に供給してるとはいえ、ここには太陽光と
     水がふんだんにあるからな。何より、本物の土がある。今の人類に
     再現可能な限りの、天然に近い土がね」
 .アスカ「こんな、泥だらけホコリだらけのところなのに。なんか悔しいけど、
     土ってすごいのね」
 加持「そうさ。土に育つものは、手をかければ必ず応えてくれるからな」
 .アスカ「んっ?! 何か、固いもの噛んだ…何? この、黒い、ちっこいの」
 加持「ああ、そりゃ種だよ、スイカのね」
 .アスカ「種ぇ?! じゃ、このちっこいのから、こんなばかでかい実ができるんだ…
     なんか、見ても信じらんない。実感、なさすぎて」
 シンジ「ほんとだね…」
  .レイ「ぷは。…おいしかった」
 シンジ「あは、もう食べ終わったんだ…あれ? レイ、種は? 全然捨ててないけど」
  .レイ「…捨てるもの、だったの?」
 .アスカ「ええ?! 全部食べちゃったわけ? あんたねえ…お腹の中にスイカが
     生えてきても、知らないわよ」
 シンジ「何言ってるんだよ、そんなこと……ないです、よね…?!」
 加持「それはない。安心していいよ。ただ、あまりお腹にいいものでもないけどね」
 シンジ「え?!」
 .アスカ「ちょっと、今からでも吐き出しなさいよ! ほら、早く!」
  .レイ「平気。何ともない」
 .アスカ「違うわよ! あんたが良くても…」
 シンジ「…? う…なんか…急に、お腹、痛くなってきた…」
 .アスカ「…ほら、絶対こうなるんだから! もう、このくらい予測してしかるべきよ」
 加持「おいおい、大丈夫か?! これも、例の双子のなんとかってやつか」
  .レイ「?…ほんとに、何ともないのに」