.ミサト「あら、レイ、お帰りなさい。…ん? 何持ってるの? 後ろに」
レイ「…赤木博士が、今日はこれを渡すものだって」
.ミサト「おー、ちゃんとチョコ用意したんだ。ふふ、レイもやっぱり女の子なのね。
なんか安心したわ」
レイ「そう、なんですか」
.ミサト「ん。かわいいわよん」
レイ「…、よくわからない」
.ミサト「あらら? ま、そこがレイらしいっちゃらしいんだけどね。…あ、シンジ君なら
今ちょーっち忙しいみたいよ」
レイ「?」
.アスカ「だーかーら、もっとこう、気の利いたアイディアはないのかって言ってるの!
こんなんじゃ、そこらのコンビニで売ってるのと変わんないじゃない」
シンジ「そんなこと言われても、いきなり作れるわけないだろ。だいたい、なんで
当日になってからチョコの手作りなんてしようとするんだよ」
.アスカ「だぁもう、うっさいわね。当日になっちゃったからあんたに頼んでるんじゃない」
シンジ「…これが人に物を頼む態度とは思えないんだけどなぁ」
.アスカ「なんか、言った?」
シンジ「言ってないよ。…はぁ」
レイ「……」
.ミサト「どうする、レイ? シンジ君、呼んでこよっか?」
レイ「いい。…あとで」
.ミサト「そ。で、ちなみに、レイはお兄ちゃんに、どんなのあげるのかなー?」
レイ「…、だめ、内緒」
.ミサト「ふふ、そっか。おっし、健闘を祈るわ」