洞木ヒカリ総合 part1

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188名無しが氏んでも代わりはいるもの
「あ、いや、アスカと僕はどちらも、相手に恋愛感情とかそういうのは無いよ。ただ、アスカはああいう性格だろ?一番身近にいる男…僕を、自分の所有物みたいに思ってるらしくてさ」
「……」
「僕がたまに他の女の子や綾波とよく喋ったりすると…ええと、これは言っちゃっていいのかな…
その日はアスカのシンクロ率がすごく不安定になっちゃうんだ。エヴァのパイロットとしては、パートナーの心の安定っていうのは、自分が生き残れるかどうかに
直結する、すごく大事なことで…」
「じゃ、じゃあ碇君はこれからもずっとアスカに縛られて生きていくの?誰も好きになることができずに?」
「だ、だって仕方がないんだ!使徒と…あの怪物たちと何度か戦ってきて、今まだ僕がこうして生き延びていること自体、奇跡みたいなもので…
僕は出撃のたびにエントリープラグの中で一人っきりで…ほんとに怖いんだ」
(つづく)