「姉さん、今度の休みに食事会をやろうと思うんだ。友だちをよんで…」
「へえ、いいじゃない!あたしも手伝うわよ!何人くらいよぶの?」
「あ、それが一人なんだよね…」
「……女の子、かな?」
「う、うん。クラスメイトでね。ちょっと家庭環境が複雑なうえに
しゃべるのがすごく苦手で…ほっとけないっていうか…」
「シンジー、あたしちょっと出かけてくるわ」
「え、こんな時間からどこへ…あ、もしかして〜〜?」
「へ、へへ、秘密!行ってきま〜す!」
「行ってらっしゃい!」(そうか、姉さんにいい人ができたのかな…
今まで、姉さんには苦労かけっぱなしだったから、幸せつかんでほしいなぁ!)
「あ〜つくづく自分が情けないわ…」
「え〜なんで〜?」
「こんな時に縋る相手が、あんたみたいなケダモノしかいないって事が、よ!」
「ケダモノはひどいにゃ〜…」
「かわいこぶっても駄目よ!あんたがあたしの体を狙ってるのはわかってんだから!」
「ほほ〜、それを承知で来たってことは…んふふ」
「バ、バカ!あたしに変なことしたら、ほんとに殺すからね!
あたしは心も、体も、シンジのものなんだから…」
(そんな覚悟があるんならさっさと弟に告白しとけっつうの!
弟から先制攻撃食らった程度であたしん家を宿泊場所にしてもらってもねえ…
あ、へこんでるアスカかわいい…やっぱ今夜いただいちゃおうかしら)