新劇場版が終わった後の庵野のインタビュー

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137名無しが氏んでも代わりはいるもの
――「ぽかぽかエヴァ」と評されていることについてはいかがですか?

庵野;何言ってんだ、って感じですかね(苦笑)。「お前らが観たかったのはこれだろ」って、むしろ感謝してほしいくらいで。

――なるほど?

庵野;今回は、前回振り落としちゃった大きなおともだちへの『贖罪』の意味も含めて『新劇』としたっていうのもあるんです。

――贖罪とは?

庵野;EOEを受けきる、あるいは受け流すだけの精神の成熟度がある人はいいんです。問題は、あれで傷ついた人が大勢いた、ということですね。
    レイが巨大化して顔が崩落してたり、アスカが壊れちゃったりってのはやっぱりアニメと漫画しか見てない連中には少しキツかったんじゃないかと思うんですよね。

――それで、贖罪と?

庵野;ええ。というより、『治療』って言った方がしっくりくるかな。新しい、ぽかぽかしたストーリーでEOEを「上書き」するといいますか。
    それで何とか立ち直ってほしい。そういう願いを込めて新劇は作られました。