【LAS】アスカの日記 10冊目【LAS】

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272kou
駄文失礼します。

karma月police日

朝、アイツの作ったトーストがすこし焦げていたので、投げ付けてやった。
昼、気分が悪いのに近づいてきたので、思い切り蹴ってやった。
夜、何も言わずに近づいてきたので、睨みつけた。

その度にアイツは困った表情をし、何か言いたげに指先を虚ろわせる。でも結局何も言わずにその場から離れる。
不完全燃焼のわたしの感情は宙へ放たれ、次回の怒りへの媒体になってしまう。

だけどその媒体は一つの出来事と添えられた手紙によって空中分解してしまった。だから今日の日記はこれで終わり。
代わりにその手紙を添えておく。

【親愛なるバカアスカ様江】
誕生日おめでとう。今日から半年間僕らは同い年ですね。
なので何でも話せる友達からの手紙だと思って読んでください。
すこし前に、トウジ達から『ミサトさんと一緒に暮らせていいな』と言われました。でも普段のグウタラぶりを知っている僕は抗議しました。
するとトウジ達は『分かってないな。人には見せない部分を見せるって事は、家族ってことだろ』と言いました。

僕は知っています。普段アスカが僕にしか辛く当たれない事を。
アスカは知ってた?今日僕が近づいた時に手に持ってた箱の事。

めちゃくちゃな文体でごめんなさい。伝わったかな。

PS.もう眠たいので寝ます。その箱も一緒に。誕生日プレゼントなので今日中に渡したかったです。 敬具