なぜか知らんが ノルウェーの森の最後で
まごころを、君にの最後の場面が思い浮んでしまった・・・
――『新世紀エヴァンゲリオン
まさかだとは思うが、実は庵野と村上春樹は裏で繋がってた とか
仲良かったってことは・・・
168 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/07(月) 12:19:49 ID:p5hh0Zno
アゲ
んなこたーない
別に繋がってなくても、村上春樹と言えば世界で一番有名な現役日本人作家なんだから、
どっかで触れてても不思議じゃないと思うけど
影響とかそういう意味じゃなくてね
「つまりさ、僕はそのときこう感じたんだよ。
父さんは例え何があろうと僕を一人にするべきじゃなかったんだって。
僕をこの世界で孤児にするべきじゃなかったんだ。
どんな事情があれ、先生の家に預けるべきじゃなかった。
父さんの仕事がどんなものなのか、その頃の僕にはもちろん正確には理解できなかった。
でもそれがでかいおしいれみたいなものだっていうことは、だいたいわかっていた。
薄暗くて、怖くて、不吉なものだ。
父さんはそもそもそんなところに行くべきじゃなかったんだよ」
172 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/13(日) 04:21:19 ID:2jMnWRkn
そして僕は世界一タフな14歳になった
「あれ、シンちゃん、お出汁変えたの。」ミサトさんが味噌汁をすすりながら言った。
「ええ、かつお出汁。リツコさんのお土産です。」と僕は少し驚きながら答えた。味覚音痴のミサトさんに出汁の違いがわかるとは思っていなかった。
その時、風呂場から叫び声がした。数秒の間があった後、風呂場をしきるカーテンが開き、真っ赤なバスタオルを体と頭に巻いたアスカが顔を見せた。
「ちょっと、お風呂暑いわよ。火傷しちゃうじゃない。」とアスカは怒って言った。
「ごめん。」と僕は素直に謝った。しかし僕はお湯をきちんとした温度で入れたつもりだった。
温めが好きなアスカのために38度にしておいた。自分で触って確かめたので間違いない。だがなんらかの手違いで、おそらく風呂のお湯における確率論的な何か、あるいは風呂の神の見えざる手による変化により湯の温度が38.4度くらいになってしまったのだろう。
それは僕のような一介の中学生にどうすることもできない圧倒的な力によるものであったに違いない。それでも僕は彼女に謝った。僕は基本的に素直な人間なのだ。
保守
176 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/28(月) 10:23:04 ID:iwKL+2lE
age
177 :
なー:2009/09/29(火) 11:04:24 ID:???
sage
ほす
179 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/09(金) 03:00:29 ID:dRmtMEv0
補修
180 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/19(月) 18:19:09 ID:3DjxP1R1
ほしゅ
僕は目の前の状況に絶叫した、まるで暗く荒れた冷たい北の海にぶつかる波の音のよ
うに激しく。
「もうヤダ、もうヤダ、もうヤダ、もうヤダ…。」
何で僕がこんな目にあわなけれはならないのだ。
僕はただひたすら、何かを念じ続けている事しか出来なかった。
それは、傷つき進む事の出来ないレコードのようだったかもしれない。
−−もういいのかい?
僕は、目の前の醜く歪んだ幾つもの綾波レイと呼ばれていたモノ。
そしてそれが、僕自身の望みだと気付いたのだった、腕の良い調律士がほんの微かな音の歪みでも気付いてしまうように。
−−カヲル君そこにいたの?。
しかしながら、僕は目の前にあるソレを受け入れる事は出来なかったし、ソレを受け入れる事が則ち僕自身を(壊れた歯車を回すように)破壊する事だった。
しかし、その時の僕にとってそんな事はどうでも良かったのだ。
その時の僕はただその状況から抜け出す事が1番大切なことだったしそれ以外考えていなかった、いや考えられなかったのかもしれない。
−−そして僕はソレを受け入れた。
僕の薄れゆく意識のなかで僕の子供の頃の記憶が、よく晴れた冬の昼空に浮かぶ月のように、浮かんできたのだった。
そうだ、僕は昔から僕自身が嫌いだった。
醜いあひるの子が湖に写る自分自身の姿を忌み嫌ったように。
春樹に影響されたアニメは多いのは事実だな
mage
185 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/24(火) 11:21:11 ID:cvUkXmfv
地味に良スレage
保守
春樹はカフカとノルウェイの森とピンボールしか見てない
いずれもおもしろかったけど、次に見るべきは何だろうか、教えてくれ
187 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/10(木) 12:20:56 ID:v50P9h0B
>>186 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
どれだけの天才でもどれだけの馬鹿でも自分一人だけの純粋な世界なんて存在しえないんだ。どんなに地下深くに閉じこもろうが、どんな厚い壁を張りめぐらそうがね。
「信じるのよ。さっきも言ったでしょ? 信じていれば怖いことなんて何もないのよ。楽しい思い出や、人を愛したことや、泣いたことや、子供の頃のことや、将来の計画や、好きな音楽や、そんな何でもいいわ。そういうことを考えつづけていれば、怖がることはないのよ」
誰も僕を助けてはくれなかった。誰にも僕を救うことはできないんだ。ちょうど僕が誰をも救うことができなかったのと同じように。
189 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/14(月) 20:45:32 ID:mYAhg0px
「第三新東京市・ガール」
NERVの娘はイカしてる
ペンペンだってご機嫌さ
青髪の女の子のビンタ、お母さんの匂い
うん、ノックダウンだね
真っ赤なドイツのツンヤンガール
罵声にぐっときちゃうのさ
三十路のかわいいお姉さん
君をうっとり暖めてくれる
素敵な女の子がみんな
第三新東京市・ガールならね・・・
191 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/18(金) 12:23:56 ID:Magvtv1h
全てのエヴァキャラたちへ
僕は・君たちが・好きだ。
193 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/04(月) 11:06:04 ID:FhfmrLQN
book3 age
「疲れたか?」と加持さんは言った。「申し訳ないけど、給料分は働いてもらうからね」
「給料ってさっきの缶コーヒーですか?」と僕は土をいじりながら聞いた。
「そう」と加持さんは言った。
「デートじゃなかったんですか?」と僕は汗をぬぐいながら聞いた。
「立派なデートだ」と加持さんはスイカに水をやりながら言った。
「空は青いし、空気も澄んでる。ここは良い水も出るんだ」
「なるほど」と僕はあきれながら言った。「最高のデートスポットですね」
「嫌味を言うなよ。大人はずるいくらいで丁度いいんだ」
と言って加持さんは井戸のポンプを動かす。
「飲んでみるかい?」と言って加持さんが僕を促した。
僕は手を差し出してその井戸水をすくう。
驚くほど透明で、切れそうなほど冷たかった。
飲んでみると甘みがあり、たしかにうまい水だった。
「なぜかここだけ良い水が出るんだ」と加持さんは言った。
「他の井戸はセカンドインパクトで使えなくなってしまったらしい。全部だ。
ある物は涸れ、ある物は汚水が混じり、ある物は赤い水しか出てこなくなった」
「でもここは綺麗な水が出る」と僕は言った。
「不思議なものだ」と加持さんは井戸を見ながら言った。
「お陰で俺はこうして良い水をたっぷりと使って農業が出来る。
何かを作る、育てるというのは、本当に良いことだよ。
色々なことが見えるし、分かってくる。楽しいこととかね」
「辛いことも、じゃないですか?」と僕は言った。
「確かに」と加持さんは言った。「辛いことは嫌いかい?」
「好きじゃないです」と言いながら僕は考えた。
辛いことが好きな人間なんているのだろうか。
「楽しいことは見つかった?」と加持さんがまた聞いてきた。
僕は返事をしなかった。あると言えばあるし、ないと言えば何もなかった。
そんな僕を見て、加持さんは納得したように言った。
「辛いことを知っている人間の方が、それだけ人に優しく出来るんだ。それは弱さとは違う」
「だと良いんだけど」と僕は首をかしげながら言った。
「葛城は好きか?」加持さんはスイカの苗を点検しながら言った。
「嫌いじゃないです」と僕は素直に言った。
「葛城を守ってくれ」と加持さんは言った。「それは君にしかできないことだ」
「考えておきます」と僕は言った。
加持さんは満足そうに微笑み、今度はトマトの苗を点検し始めた。
>>186 ピンボールは四部作のepisode2だからまずはその前後をクリアしとけば?
197 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/12(火) 10:18:39 ID:Z5lL7e2A
感動した
200 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/23(火) 12:09:44 ID:Kapf4Rdy
200
羅須地人協会
202 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/16(金) 11:47:10 ID:BzOQZ2j0
1Q84 3 発売
なんだこの良スレ
村上春樹って良く見る字だけどこれ何?
207 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/19(月) 10:40:17 ID:CWMHJA9j
1Q84の3巻買ったぜ
ハードボイルドワンダーランドが好きだ
カフカ
1984読んだ
だんすだんすだんす
わたしはチをながさない、ニンシンしない、セイリがないから