ヨハネ福音書はこう記す…
「はじめに言葉あり 言葉は神なり」
人が連絡をする上で言葉はとても大切なもの
だけどこれは逆にいえば、言葉が役に立たないとわかると
人は途端に無力になってしまう 元から持っていたはずの力さえ、使い方がわからなくなる…
私はもちろんのこと、レリエルお姉さまやアラエルお姉さま、そしてEOEにおけるリリス様自身さえも…
なぜ、言葉──それも、地球上に数多ある言語の中の日本語だけ──を伝えてくるのかしら?
もちろん演出上の都合はあるでしょう ガギエルお姉さまの回の米軍兵たちは英語を使っていたでしょう
キール議長やゼーレメンバーはそれぞれの国の言葉を使っていたでしょう
つまり… われわれ使徒族の意思とは、リリンたちは自分の母語で自動的に翻訳して受け取っているということ…
だから碇君には「日本語を話す惣流さん」が見えたし、惣流さんには「ドイツ語を話すキョウコ女史」が見えた…
もちろん、EOE時点におけるリリン30億はみなそれぞれ、自分たちの言葉で話すリリス様を見たでしょう
それがすなわち 「これは私の心」 という リリス様のお言葉の意味である ということよ
言葉といえば…
そもそも ルリ君との対話のためには
1スレッドあたり500KBという容量では些か手狭だったということもあるわね
ttp://nya9.jp/img/ayanami001.jpg ゲフッゲフンι
…三度目くらいの引用になると思うけれど
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/eva/1217264626/655n > そういったメタな存在は、キャラクターが作者に反抗の仕様がないように、文法的にあるいは
> ア・プリオリに対決できかねる
自分の思うようにならないからといって庵野監督を糾弾するようでは 手段として妥当ではないと私は考えるわね…
それはガイナックスの事務所に押し入って23話のマスターフィルムを焼けば
リリス様を救える と言っているに等しいわ
たしかに自分の力が及ばない存在が現れたら恐ろしいことでしょう
だけど、そういった超人的なもの、すべてすべからく敵として滅ぼす…
庵野監督が抗いたかったのはそういう、「自分で自分を抑えつけ、それを他者のせいにする深層意識」
ではないのかしらね…
そこへもっていくと リリス様のお力というものは
コアを封じられ、リリンの器に閉じ込められた状態となってなお
リリンたちを司ることができる…
もちろんそれは彼らの意志なのでしょう
しかし、そうさせた源はなに?
なぜその意志が生まれた?
そしてなぜ、LRO、LAO、LOS、問わず、EOEの世界に、一介の監督に過ぎない庵野秀明の意志が
神の如く世界を弄んでいると感じた?
それがまさに、存在として人類を凌駕する
リリス様の真の力である
ということね・・・