【ガチンコ】レイVSアスカ【対決】part4

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769名無しが氏んでも代わりはいるもの
にんにくラーメンの話が出てたので、それをネタにFF書いてみた


アスカ「週末の夜っていうのに暇ね。あなた予定とかないの?」

シンジ「別にないよ。アスカだってないだろ?」

アスカ「あんたいちいち、癪に障るわね。よし今日は朝まで語り明かすわよ」

シンジ「誰と?」

アスカ「あんたの他に誰がいるのよ! 今日は寝かせないから覚悟しなさい」

シンジ「ええー、朝食当番なのに」

アスカ「男のくせに細かいこと気にしないの。それより徹夜するなら腹ごしらえが必要ね。シンジ、食べ物さがすわよ」
770名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/17(火) 23:50:13 ID:???
アスカ「えーっと、食べ物、食べ物と。シンジ、何か見つかった?」

シンジ「う、うん。たぶんミサトさんが買いだめしたラーメンだと思うんだけど」

アスカ「どれどれ、『にんにくラーメン(チャーシュー抜き)』? 微妙なラーメンね。しかもミサト、箱で買ってるし」

シンジ「綾波が好きそう、綾波って肉苦手みたいだから」

アスカ「ふ〜ん、ファーストのこと詳しいのね。なんか怪しいわね」

シンジ「ち、違うよ! そんなんじゃないよ!」

アスカ「何、慌ててるのよ。まあ、いいわ。せっかくだしファーストも呼びましょう。シンジ、電話しなさい」

シンジ「今から? こんな時間に女の子ひとりで出歩くのは危なくないかな」

アスカ「あんたバカ? この街に住んでるのはネルフの関係者ばっかりなんだから、危ないわけないでしょ。さっさと電話しないさいよ」

シンジ「わかったよ。でも呼んでもこないんじゃないかなあ」


最近、エトーさんやロン下さんのFFがなくて
さびしかったので、思わず書いてしまいました……
771名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 01:27:59 ID:???
GJ! サンキュー
772名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 16:20:02 ID:???
773名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 19:28:23 ID:???
>>770
良いよ良いよ
綾波が来るとこまで頼む
774名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 21:37:24 ID:???

プルルゥー、プルルゥー、ガチャ。

綾波「はい」

シンジ「あっ、綾波? 碇だけど、えっと、今からよかったら家にこない?」

綾波「どうして?」

シンジ「どうしてって、明日は休みだし、よかったらどうかなって。それに綾波とあまり話したことないし」

綾波「……」

シンジ「あっ、嫌なら別にいいんだ。ごめん、突然電話して……」

アスカ「ああ、じれったい! ちょっと電話かしなさいよ。もしもし、ファースト聞いてる? これは命令よ。ミ・サ・ト・の・命・令。わかった? わかったらさっさと来なさい」

綾波「三佐の命令……。わかった、それならいくわ」

ガチャ。

シンジ「ミサトさんの命令だなんて……」

アスカ「嘘も方便よ。これで私たちのチームワークがよくなれば何の問題もないでしょ」

シンジ「よくなればいいけど。なんかアスカと綾波、ケンカしそうだし」
775名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 21:38:53 ID:???

ピンポーン。

シンジ「綾波だ。いらっしゃい。はいって」

綾波「……。お邪魔します」

アスカ「ファースト、そんなところで突っ立ってないでこっちきなさいよ。今日は朝まで語りつくすんだから」

綾波「語りつくす? それが命令?」

シンジ「う、うん。そのなんていうか、いろいろ話してお互いのことがわかれば、使徒との戦いもうまくいくかなって」

アスカ「まあ、私がいれば使徒なんて楽勝なんだけど、チームワークがよくなればもっと楽勝になるってことよ」

綾波「……」

シンジ「そういうわけだから、楽にしてて。今から夜食用意するから」
776名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 21:40:57 ID:???

アスカ「シンジ、ラーメンまだ? お腹へったー」

シンジ「待って、今できるから」

アスカ「私、めん固めが好きなんだけど、ちゃんとそうしてくれた?」

シンジ「そんなこと知らないよ。そういうことは先にいってよ」

アスカ「ちっ、気が利かないわね」

シンジ「はい、これ綾波の分」

綾波「にんにくラーメン……」

シンジ「肉は入ってないから大丈夫だよ」

アスカ「あらあら、ファーストにはお優しいこと」

シンジ「そんなんじゃないよ」

綾波「おいしい」
777(´・ω・`):2009/02/18(水) 21:42:40 ID:???
冬月『乙だな』

ゲンドウ『ああ、間違いない、乙だ』

ペンペン『クェ〜(乙)』
778名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/02/18(水) 21:43:33 ID:???

シンジ「よかった。それで何を話すの? アスカ」

アスカ「あんたねー、若い男女が夜を明かすのよ。恋の話とか色気のある話にきまってるでしょ」

シンジ「ええー!」

アスカ「なに、うろたえてるのよ。私みたいな美少女とそういう話ができるんだから喜びなさいよ」

綾波「恋?」

アスカ「そうよ、あんただって少しぐらい興味あるでしょ」

綾波「よくわからない」

アスカ「同じクラスに気になる男の子の一人や二人いるでしょ。つまりそういうことよ」

綾波「セカンドはいるの? そういう人」

アスカ「わ、私はいるわよ」

綾波「碇くん?」

アスカ「な、なにいってるのよ! そんなわけないでしょ。それよりシンジ、あんたはどうなのよ」

シンジ「ぼ、ぼくは……」

……
……

週末の夜は更けていったのでした。おしまい。
779(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:17:12 ID:???
シンジ『ぼ、ぼくは…い、委員長…かな…』

アスカ『えっ!?』

動揺を隠せないアスカの箸からATフィールドナルトが再び容器へと落ちた

アスカ『い、委員長って…ヒ、ヒカリのことが気になるの、あんた…』

シンジ『う、うん、誰が気になるかってしいてあげればそうかなって』

アスカ『(無言)』

アスカはスッと立ち上がると再びキッチンへと向かった

シンジ『ア、アスカ?』

戻ってきたアスカが手にしていたのはエビちゅビールであった

シンジ『ア、アスカ、駄目だよビールなんて、僕らまだ中学生だし』

アスカ『うっさいわね!あたしはドイツ生まれよ、ビールなんて水よ、水!』

シンジ『でもここは日本だし…』

アスカ『屁理屈言ってんじゃないわよ!ほらファーストも飲みなさいよ』

レイ『これも命令?』

アスカ『そうよ、これも任務(ミッション)よ!』

レイ『そう、なら飲むわ』
780(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:17:44 ID:???
シンジ『あ、綾波、ちょっとそれは違うと思うんだけど…』

アスカ『うっさいって言ってんでしょ!ほらあんたも飲みなさいよ!』

シンジ『わかったよ…うっ、苦い…』

アスカ『フン、お子ちゃまね、そのくせ一人前に気になる女の子がいるなんて生意気ね』

シンジ『関係ないだろそれ、それにアスカが誰か気になる子がいないかって言うから』

アスカ『はいはい、あたしが悪うございました、それでヒカリのことが気になるってほんとなの?』

シンジ『まあ、そうかな』

アスカ『あんた男の友情ってもんはないの?』

シンジ『男の友情?』

アスカ『だってそうじゃない、ヒカリは鈴…』

シンジ『すず?』

アスカ『な、なんでもないわよ!それより続き話なさいよ!』

シンジ『う、うん、この前トウジが委員長が作ったお弁当食べてたんだけど…』

アスカ『…』

シンジ『それを見て、ちょっと負けたくないなって』

アスカ『…あんた…本気なの?』
781(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:19:18 ID:???
シンジ『うん、ちょっと自信があったからやっぱり勝ちたいし』

アスカ『…そう…本気なのね』

そう言うとアスカは2本目のビールを開けた

シンジ『アスカ、ペース速すぎない?』

アスカ『水と同じだって言ってるでしょ、バカシンジ!』

シンジ『なんだよバカって、もう』

同じように2本目を飲みだすレイ

シンジ『あ、綾波まで、大丈夫なのそんなに飲んで』

レイ『胸の空洞を癒してくれる…』

シンジ『えっ?』

レイ『わからないけど話を聞いてると飲みたい気分になる…』

シンジ『そ、そうなんだ?』
782(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:21:15 ID:???
アスカ『あんたも男ならもっと飲みなさいよバカシンジ』

シンジ『わかったよ』

アスカ『それにしても友情よりも本気だったとはね』

シンジ『よく意味がわからないんだけど?』

アスカ『あんたバカぁ?』

シンジ『男がそう思っちゃいけないの?』

アスカ『…いけなくわないわよ…でも、あたしは応援はしないからね』

シンジ『どうして?アスカにも喜んでもらえるって思ったのに』

アスカ『あ、あんたみたいに女心のわからない奴なんか…

       嫌イ

      キライ

     大っ嫌い! 
783(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:21:55 ID:???
シンジ『なんでそんなに怒ってるの?アスカだっておいしいお弁当の方がいいでしょ?』

アスカ『ハァ?お弁当?』

シンジ『そうだよ、この前見たトウジのお弁当がすごく美味しそうに出来てたからさ』

アスカ『それで?』

シンジ『だから僕も一応料理にはちょっと自信があったから委員長に負けないようなお弁当作りたいなって』

アスカ『…じゃあ何、あんたが委員長のこと気になるってのは…』

シンジ『委員長って料理上手なんだなって、それにちょっと負けたくないかなって』

アスカ『そ、そういうことだったのね』

シンジ『どういう意味に聞こえたのさ?』

アスカ『う、うるさい!いいからとにかく飲みなさい!』

レイ『そう、お弁当のことだったのね、よかった』

シンジ『よかったって?』

レイ『いいえ、なんでもないわ、こういうときは飲めばいいと思うわ』

シンジ『あ、綾波、もしかして酔っ払ってるんじゃ…』

アスカ&レイ『いいから飲むのよ!』
784(´・ω・`)勝手に続き:2009/02/18(水) 23:24:44 ID:???
翌朝

加持『おいおい、一体なんなんだこれは?』

そこには散乱するカップラーメンの空き容器と何本ものビールの空き缶
そして酔いつぶれて寝てる3人のチルドレンがいた

ミサト『あたしの買い置きのビールとラーメンが…』

リツコ『保護者失格ね、まったく』

ミサト『この子達何やってたのかしら?』

加持『まあ、なんかわからんがアスカとレイは幸せそうな寝顔だなw』

リツコ『その二人はね、でもシンジ君は苦悶の表情で寝てるわよ』

加持『彼女というのは遥か彼方の女と書く、シンジ君も苦労が耐えなさそうだな…』

ミサト&リツコ『あら、それどういう意味かしら?詳しく聞かせてもらおうかしらね』

加持『(シンジ君、君の苦労は俺にはよくわかるぞ、同士よ)』