シンジの印象は、「根暗で危ないヤツ」とされがちだけど、
ミサトと出会った第1・2話の時は、なかなか口さがなく、
馴れ馴れしいし、ミサトをからかったりしてる。
これが、ミサトとの関係を経て、破綻して行くのがエヴァのお話し。
シンジを、3rdインパクトのカギにした張本人。
「…僕の父さんって、どんな人ですか?」
「こりゃまた、唐突だな…。葛城の話かと思ってたとよ」
加持は、「シンジがそろそろミサトとの関係に懲りる頃だろう」と考えてたらしい。
ゆえ、ミサト以外の名前が出たのは意表を突かれた。
「…ミサトさんともですか?」
「…彼女というのは、遙か彼方の女と書く。…女性は向こう岸の存在だよ。
我々にとってはね…。男と女の間には、海よりも深くて広い河があるって事さ…」
ミサトと分かり合える男はいないんだよ。という話。