ミサト 「シンジ君は?」
リツコ 「あの後、レーザーカッターで非常ハッチを切断、強制排除されたらしいわ」
ミサト 「まいったわねぇ…今度は」
アスカ 「ダメかも知れないわね、あの馬鹿。立ち直れないわよ、きっと」
レイ 「…碇君は?」
アスカ 「怪我はしてないんだし、そのうち気付くわよ。今頃、夢でも見てんじゃないの?」
ミサトとリツコは、シンジの話題だった。
アスカとレイは、シンジ以外の話題について語らっていた。
そして「碇君は?」と話題を変えたので、それまでの話題はトウジだった事になる。
演出の妙。
アスカの言った、「あの馬鹿。立ち直れないわよ」とは、トウジのこと。
シンジについては、「怪我はしてないんだし、そのうち気付くわよ」と、他人事。
哀れ主人公シンジ、二大ヒロインに見限られ、トウジに奪われ、守ってくれるは年増の2人。