1 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:
You are Jet Alone
2get
3 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/13(木) 19:20:37 ID:27Hto8+L
4 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/13(木) 19:26:48 ID:FZiYOWWA
あ ひゅーまん わーく
そもそも武器ついてたの?あれ
ゲームのEVA2だったか、バトルオーケストラでは何か持ってた気がした
ATフィールドを打ち破れる見込みはあったのだろうか
時間の問題っていってたからまだ破れないんだろうなATフィールド。
日本全国の電力を集めれば貫けることは披露宴の直前にミサトが証明したから
そういう方向でいくんだろうな。
どこ行ったかと思った。
1乙
1乙
14 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/20(木) 18:48:17 ID:jOcpTNtA
なんとなくJAの歩き方が好きだ。
近接戦闘がベストってミサトがいつか言ってたけど
ATフィールドを中和できる事が前提だからなぁ…
でもエヴァの肉体的な力と互角な場面があったし
なんとも言えない
前スレをまとめサイトにあげてくれぇ・・・
日本全土の電力でATフィールドを破れるなら
それに相当するリアクターを内蔵すればおk
保守
シャムシエルってパチだとシャムシェルになってるよな。どちらが正しい?
どっちでもいいんじゃね?
個人的にはシェルのほうがいいけど
>>17 仮にそんなリアクターを作り、搭載したとしても、JAがその電力に耐えれるように内臓モーターの全交換など面倒ごとが多く、JA3号機を作って搭載した方が安上がりで合理的。
なお、その際、リアクターの生み出すエネルギーの放出手段としてはネルフか戦自技研からポジトロンライフルを借りるのが良いかと。
保守
あの時のこと忘れたとは言わせないわよ」
「いやしかし、これは、これは本当なのかね。人類補完計画、その全貌がまさかこんなものだったとは。」
「驚くのも無理はないわ。単体として既に行き詰った人類を、完全な群体へと人工進化させる――――それが人類補完計画。これは事実よ。間違いない。そしてその計画もすでに八割が完了しようとしている。」
「で、これが仮にも事実だとして君は私のどうしろというのだね。」
年は二十代後半といったところだろうか。年齢の割に容姿は若々しくなかなかの美人である。しかし彼女の態度や言動からは若さゆえの蒼さといったものは全く感じられない。
葛城ミサトはおもむろにアタッシュケースから書類を取り出した。そのすべてに“最重要機密”の印が押してある。
スレ違いですね。出直します
保守ざんす
>>23 一レスじゃスレ違いかどうか判断つかんぞ。
「これは。こんなもの持ち出して大丈夫なのかね。」
「まぁ、ちょっちヤバイかもね。でも今は自分の保身なんかしてる場合じゃないのよ。」
そう今は余裕がないのだ。彼女自身にとっても、すべての人類にとっても。
「見てもらえばわかると思うけど、エヴァ零号機、初号機、弐号機の詳細な機体データとその構造、
それにエヴァの運用に関する機密事項等々。これを参考にして、あなた方日本重化学工業共同体には
兵器を作ってほしいのよ。うちが持ってる三機を含めて計十二機のエヴァを相手にして勝てるだけの兵器をね。」
つまらない気配満点だからもういいよ
同意
つまらない以前の問題で改行とか地の文がアレだ
保守
そして産まれた
スーパーJAアニマ!!!!
エヴァシリーズ殲滅せよ
「ヒトと兵器を繋ぐ金属の歯車…」
「メタル…ギア……!」
1200mm秒速15kmの大砲ならATフィールド貫けるかな?
JA改は新エネルギーで稼働(具体的に何で動いてるかは不明)
保守
36 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/11(木) 23:50:55 ID:+s9e+jRn
保守
保守
毎度落ちてやしないかと冷や汗ものだぜ…
日重工の開発チームと製作チームが去ってもうどれくらい経ったかな
いや、映画にJAが登場すればあるいは…!
なあ、前スレを全部見てないような俺がネタ投下しても問題ないかな?
俺400位を境に、移行は見てない気がするんだ。(そしてwikiに早く前スレをうpしてくれ!)
もちオーケー!
では捏造設定投下!
【幻のジェットアローン3号機】
NERVのエヴァンゲリオンが複数製造されているという情報は早期から流れていた。
従い、その対抗手段として建造されたJAもまた複数製造される事が当初から計画されていたのも当然の事であろう。
その1号機となるはずだったのが現在JA2の名で使徒迎撃戦に投入されているジェット・アローン2号機である。
そう、そもそも現在1号機とされているJA1は四肢とN2リアクター調整用の実験機であり、当初の計画では数の内には入っていなかったのである。
(早期の使徒襲来なかりせば、試験終了後は解体、もしくはJA用試験機とされる予定だったと考えられる)
だが、当初の対抗相手であったNERVとの良好な関係を築き上げられた事と、何より第三〜第五使徒戦の戦果により、『十分実戦に耐えられる』と判断された試作1号機の存在により、真のジェット・アローン2号機
―――JA3号機の計画は予算の都合もあり、無期限延期とされてしまった。
42 :
296:2007/10/20(土) 02:00:11 ID:???
43 :
296:2007/10/20(土) 02:02:35 ID:???
壁|ω・`)…また少しでも人が集まるといいなぁ…
禿同
ネタが無いなら探すしかない、という訳で案の出たJA3について妄想しようぜ
個人的には暖色メインで所々に寒色を使ったJA2に近いカラーイメージ
細身の各機に対しがっちり目の体格だと妄想
>>41や
>>42みたいな奴が居る限り俺は諦めないぜ
全盛期までとは行かなくとも語り合いができる位にはもり立てるんだ!
46 :
296:2007/10/24(水) 00:01:03 ID:???
今日も保守、と…
一体何人がこの廃墟に残っているのやら…
47 :
296:2007/10/24(水) 00:04:17 ID:???
…真面目に聞いておきたいのだけれども
本当にこのスレ何人残っているんでしょう…?
もうCGの需要は無いのかな…
48 :
41:2007/10/24(水) 00:42:22 ID:???
296さん、廃墟に新参する者もいるということも、ある。
【チラシの裏】41ではきれいにまとめてみましたが、JA3を「撃墜」したのは、出撃するたびに壊れるJA1の“修理費”だったりします。
(そしてこのペースで修理費が続くという計算をした経理部が青ざめた。ソレが3体ともなれば…と考えて、更に顔の縦線増←国連から資金が出ると決まる前)
スパロボでは撃墜されない限り修理費かからないけど、現実には存在するだけでメンテ費、小中破でも修理費がかかるのです。
そして『十分に実戦に耐えれる』と一番主張したのが第二研では経理部だったというヲチですw
49 :
41:2007/10/24(水) 00:44:11 ID:???
訂正:第二研では経理部→第二研ではなく、経理部
50 :
1001:2007/10/25(木) 06:37:50 ID:???
まだまだ留まってるよ
何度でも甦るさ!
双子戦の話、続きマダー?
いよいよってところで寸止めさせられて、良質のJA分が補給されないよ…
53 :
41:2007/10/29(月) 13:00:14 ID:???
すいません。私の中ではこれ以上JAを増産する気はありません。m(__)m
しかし懲りずに捏造爆弾投下。
【蘇るJA3】
だが、JA―――いや、“自らエネルギーを生み出して行動する機械(この場合想像しやすいのは自動車や航空機だろう)においてまず最初に開発・計画されるべきものは何か?”を考えて欲しい。
決まっている。その心臓=動力機関である。動かない機械など石の狸に過ぎない。
動力の出力が決定しなければ関節部のモーターも決められないし、その機体強度にも大きく影響する。
従って、既にJA2号機のN2リアクターを開発し終えていた機関開発部門は既に全力をJA3号機用N2リアクターの開発に傾けていた。
そしてJA3の延期が決定した時点で、『リアクターのみならば』ほぼ完成状態としてしまっていた。
(これにはNERVの決戦兵器エヴァンゲリオンが2機以上完成しているという内務省(実際は加持リョウジ)からの垂れ込みもあり、JA3号機の計画が急ピッチで進められていたという事情もある)
そして、JA2を第二研に取り上げられてしまい―――暇を持て余していた第一技術研究所が、このJA2に搭載されているより強力なN2リアクターを見逃すはずがなかった。
かくして、第一研究所の暴走が始まる・・・・・・。
おまけ:JA3号機用N2リアクター(正式名称:日重工製 13式N2リアクター・改)
通常発電力約130万Kw、最大瞬間発電力約500万Kw(完全制御開放)無補給で最大110日間の連続作戦行動が可能※(と計画されていた)
※ 搭載N2燃料量自体はJA2と変わらないため、連続稼働時間は出力の上昇と引き換えに下がっている。
↑ちなみにこの出力とか稼働時間とかは全然計算してないでっち上げの数値なので、おかしな点があったら修正をお願いします。
私、工学系の人間ではないので・・・・・・。
54 :
296:2007/10/31(水) 01:29:32 ID:???
>>53 |ω・`)…
|彡(`・ω・´)ヒョコ
脳汁出そうな原材料をどうもありがとう
制御棒に新素材とか、方式変えましたとか、辻褄はいくらでも合わせられるよ
工学系でも流石にリアクターの計算はできないと思うし
出力UP→がっちり系 という単調な思考回路しか載ってないけど燃える…
来年になって手が空いたら作ってみたいなあ…
dat落ちしたかと諦めてはいたが、続スレが立っていたとは。
>>42 無茶なリクエストに答えていただき、本当にありがとうございます。
久しぶりに良質のJA分を補給できました。
いまさら感甚だしいが、バトルオーケストラにJA2はでてないんだなぁ…残念だ。
保守
強い
58 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/14(水) 17:25:27 ID:J7sGcYUi
JAって、農協が開発した、本土決戦用人型耕運機ですよね?
保守
ホッシュ
そろそろ保守age
パチスレかとおもた
エヴァ4のシトタビにこういうミッションステージでもあんのかと
パチンコとかキモッ
65 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/07(金) 00:53:32 ID:wIU8ngqI
そうか?『奇蹟の価値は』でマヤが『パターンイエロー!JAです!』とか
ミッション『JAを止めろ』とかあって面白いぞ
イエローねぇ…
もう職人さん、戻ってこないのかな・・・
保守
68 :
925:2007/12/23(日) 10:28:46 ID:???
前スレで522-524氏とともに執筆宣言した阿呆を覚えているでしょうか。
かつて書いてた分(未完)から加筆も修正もしてないので、それが終わってからと来なかったんです。
が、どうにも暇がないし、まあ神々が再臨するまでの場繋ぎだし、ということで駄文投下よろしいでしょうか。
先に言いますが、スレ最初期に書いたものなので522-524氏の系譜ではありません。
Ready?
yes/no
1名無しとしては
YES
もちろんYESですよ!
71 :
925:2007/12/24(月) 14:53:15 ID:???
すいません、昨日は急用が……orz
では行きます。
72 :
925:2007/12/24(月) 14:54:20 ID:???
蜩の鳴く声がする。
朝だ。
誰にでも、平等にやってくるもの。
毎日学校に通う中学生、残業で徹夜敢行中のサラリーマン、
夫の帰りを待つ主婦──…
そして、この男にも。
とある研究所の一室。そこに彼は居た。
パソコンに突っ伏した、中年の男性。
そう。
彼こそが、日本重化学工業共同体JA開発部主任、時田シロウである。
昏々と眠り続ける時田。その顔には、疲労の色が濃く出ていた。
閉じられた目からも消えぬ隈は、如実に睡眠不足を表している。
もう何日も寝ていないのだろう。
不健康な生活のせいで、頭髪も薄くなってしまって──…
それは、関係ないか。
服装も、お世辞にも健康的とはいえない。
くたびれたシャツ、折り目の消えてしまったズボン、穴のあいた靴下。
既に全体が黒ずんでしまってる白衣は、何日前から着ているのだろうか?
不意に、彼が動いた。どうやら目覚めたらしい。
73 :
925:2007/12/24(月) 14:58:09 ID:???
「寝てしまった、のか…」
ぶんぶんと頭を振り、辺りを見回す。
そこにはやはり見慣れた風景が広がっていた。
乱雑に置かれた書類、食べかけのカップ麺、倒れたコーヒーカップ…
彼の、職場。
「顔でも洗ってくるか…」
ぽつりと呟き、がしがしと頭を掻いた。
雲脂と共に数本の髪が抜け落ちる。それを見て、悲しげにため息を吐き。
気を取り直し、立ち上がる──と、そこで彼は気づいた。
自分を呼ぶ声がする…?
声のする方──ドアに視線をやった。
誰かがインターフォンに向かって叫んでいるらしい。
「主任、主任!……あ、すんません。仮眠中でしたか?」
手元の端末を操作し、ドアロックを解除する。同時に部下の一人が駆け込んできた。
慌てているのを見ると、また何か問題でもあったのだろう。
「…いや、構わない。今起きたところだ。それより何があった?」
時田は苦笑しつつ答えた。
現在、JAの完成記念パーティーまで後一週間、という時期。
依然として問題は山積みだが、とりあえずの目処はついた。
時田なら、多少の問題は何とか出来るだろう。
74 :
925:2007/12/24(月) 15:00:17 ID:???
詳細を問いただす。
「いや、それが…自分が……自分は………」
どうにも複雑な顔をしている。まるで百面相のように。
その様子を見て気づいた。こいつ、何かやらかしたようだ、と。
「どうせ何かミスでもしたんだろう。気にするな、お前はまだ若い。
私もお前くらいのときには、研究所半壊させたからな」
こういう場合には、親近感を持たせるに限る、と彼は考えていた。
ミスは言いづらいが、言わなければ対処も出来ないのだから。
「さあ、言ってみろ。何、ミスなんてのは二度やらなきゃいいんだ」
「…その……あ、の」
「お前は大きなミスだと思ってるかもしれんが、取り返しのつかないミスというのは
そうそう無いものだぞ。」
「………じ、実は」
「本当の大変なミスというのはな、姿勢制御システムのプログラミングにミスだとか、
リアクターの冷却システムの設計演算に欠陥だとか…」
「……っ!?」
75 :
925:2007/12/24(月) 15:00:59 ID:???
びくり、と部下の肩が震える。
あれ、と時田は首をかしげた。
そこで反応する理由が分からなかった。さほどおもしろい冗談でもない。
と、言うか、そんなことは想像もしたくないだろう。
「…なんだ?」
部下は答えない。ただ、震えのみが大きくなっていく。
「…どうした?おい、なんとか言──」
「す、す、す、すみませんっっっ!!死んで、死んで責任とりますっ!!!」
ああ…本当にやっちまったのか、こいつは。
部下の泣き叫ぶ姿を最後に、時田の意識は暗転した。
76 :
925:2007/12/24(月) 15:05:49 ID:???
改行大杉って怒られたせいで最後二レスが微妙に細かい……orz
とりあえず投下終了。
字数と行数の制限、ご存知の方は教えてくださると筆者は小躍りして喜んだ挙句日本酒とか一気するかもしれません。
クリスマスだし。
それと、別系譜だとタイトル考えた方がいいのか、と思いますがどうしましょうか。
>>76 乙です!堪能させて頂きました。
字数と行数の制限ですが、行数は32行まで、字数はおそらく全角で920字前後が限界っぽいです。
タイトルについては個人的にはつけて頂けると嬉しいです。
78 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/12/28(金) 12:40:00 ID:X7O6LTsi
HO☆SYU
疲れてきたよパトラッシュ…
79 :
925:2007/12/28(金) 12:52:12 ID:???
保守投下、行きまーす。これで書いてた分は終わりだったり。
80 :
925:2007/12/28(金) 12:52:42 ID:???
「オーライオーライ!ようし、そこで止めろ!!」
此処は、プロトタイプJAの格納庫。
N2型が形になり始めてからは、殆ど使われていなかったのだが…
「違う、それはこっちだ!」
「あぁ?!何言ってんだ、こいつはこうで…」
「違う違う!!それはN2型の仕様だって!」
今日は怒号に包まれていた。
あちこちで言い合い、手を動かす職員達。
そして、それらをやや遠く──制御室から眺めているのは…
「何とか、なりそうだな。」
時田と。
「あの、俺……」
あの部下だった。
「何も言うな。」
優しく、時田は語りかけた。
「気にするな、どうせ何も分かっちゃいないお偉方へのパフォーマンスだ。こいつで十分だよ」
言って、苦笑しつつ、時田は席に戻る。
「…でも」
メーラーを立ち上げる。以前コンタクトをとった時に『彼ら』のアドレスは聞いている。
「完璧な人間なんていないさ。失敗や間違いなんて誰にだってある。というか、気づかなかった俺達も悪い。」
それに、と、時田は続ける。メール送信。
「――このおかげで、やりやすくなった。」
え?と、部下が怪訝な顔を向けた先。時田は真剣な顔で言った。
「今やってる作業があらかた片づいたら、ここに来るよう加藤に言っておいてくれ」
81 :
925:2007/12/28(金) 12:53:14 ID:???
自分の上司である加藤に伝言を伝え、作業に戻った若い技術者――ミスった彼――
は、どうも主任の台詞が気に掛かって仕方なかった。
『気にするな』、『このおかげでやりやすくなった』。
いや、あの超がつくお人好しの主任に限って、まさかとは思うが、
――加藤さんを何処かへ飛ばすつもりなのか?
いやいや、創設期からの直属の部下であり超一流の技術者でもある加藤さんを飛ばす理由がない。
いやいやいや、その優秀さが仇となったとしたら?自分に取って代わるつもりだと思いこんだ主任が――
彼の苦悩は続く。若くして昼ドラに毒され気味の感があるが。
…案外、彼のミスもこういう事に思考能力を取られた結果かもしれない。
奇しくも、制御室の前に立つ加藤も同じ結論に達していた。
ただ、こちらは
『部下があれだけのミスをやらかしたのだから、当然自分も処分を受けるものだ』
という、健全な思考過程によるものだが。
とまれ、加藤は自分はどうなってもいいと思っていた。
おやっさんのように自分にしかできない仕事というのも無い。
自分よりも、これからの日重を長い間引っ張って行くだろう二十代の若者達の方が大事だ。
だから、あの部下をクビにするのだけは待ってくれと、それをいかに時田に伝えようか考えながら扉を開け――
思わず、崩れ落ちた。
82 :
925:2007/12/28(金) 12:53:44 ID:???
「…あの、時田さん、何を?」
加藤の視線の先、すぐ目の前に時田はいた。
……チアリーディングの格好をして、ビニル製のボンボンまで持って、だが。
「ああ、これか?JA完成記念パーティーで踊ろうかと。そうだ、おまえもやらないか?」
加藤は無視し、
「もしもし、総務部か?俺だ。JA完成記念会で時田さんの余興の時間があると聞いたが。
…ああ、全面カットだ。お偉方に何を言われるか分からんからな」
「……冗談の通じない奴だな。本番でこんな事するわけないだろう。きちんと考えてある。」
本番ではほら、これで男でも簡単に出来るチーズケーキの作り方を」
いよいよ顔を青ざめた加藤は、
「総務部。完成記念会、時田さんを出さないわけにはいかないだろうか。
…無茶は承知だが、時田さんには休養が必要なようだ。」
「………。何だ、葬式みたいな顔してるからわざわざボケてやったのに。」
「…わざわざそのためにあんな出オチを?っていうか何処に入ってたんですか、その一発ネタグッズ。」
「ふふん、こんなときのためにデスクの中に常備してある」
「帰っていいスか」
「まあ待て。お前を呼んだのは他でもない。JAの事だ。」
「JAの?」
クビになるだろう自分に、今更JA関連で何の用があるのか──
そんな顔の加藤に、時田は苦笑する。
「お前をクビになんかしないよ。もちろんあいつもな」
83 :
925:2007/12/28(金) 12:54:33 ID:???
「は?しかし…」
それでは誰が責任を取るというのか。
なあなあで済ませてしまっては誰も納得しないだろう。それこそ時田自身すらも。
すると、時田はにやりと笑い、
、、、、、、、、、、、、、、、、
「なあなあにはしないさ。…もっとデカイ事案でうやむやにする」
「はあ!?」
思わず素っ頓狂な叫び声をあげてしまった。この人は何を言い出すのだろう。
「なあ加藤。おまえ、JAをどう思う?」
「どうって…自慢の息子です」
「そうか。俺もだ」
言って、時田は目を細め、煙草をくわえ、
「じゃあ……、JAと通常兵器だけで、使徒に勝てると思うか?勝ち続けられるか?」
苦虫を噛み潰したような顔で、加藤に問うた。
「………それは」
加藤は答えない。答えられない。
だが、寧ろその沈黙が、何よりも雄弁に答えを語っていた。
──無理、いや、無茶だ。
「だろう?だから俺は決めた。加藤──
完成記念会で、実験機を暴走させる。我々はネルフへ吸収されることになる」
言い放った時田の声は、震えていた。己の無力差への怨嗟を表すように
84 :
925:2007/12/28(金) 13:00:58 ID:???
三レスで行けたんじゃないかと後悔。
最後に「。」が抜けて後悔。
結局タイトルつけ忘れて後悔。
他スレの続き書いてないのにまた風呂敷広げたことを反省。だが後悔はしていない。
いつ続き書くかは未定ですがorz
それでは
>>77氏に感謝する共に、神降臨を祈願して投下終了させていただきます。
あ、次回より「時田がいい人だったら」とします。
そおおぉぉぉお来たかぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!????
この発想は無かったわ。マジで次が楽しみだ!
ちょっ、時田さん!
やっぱりJAは男のロマンです。
乙です!次回作も楽しみにしています!
…最後のシリアスな会話の間もチアリーダーなんだよな……?
珍妙な光景を想像して不覚にも吹いたw
期待保守
今年もよろしく
そろそろ上げ保守
保守
まとめからはなぜか見れなくなってるな。
上げ保守
93 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/02/18(月) 03:18:18 ID:eB3KLPhX
age保守
何回読んでもヤシマ作戦のエヴァとJAの共同作戦行動は熱いですね。
…ここでお聞きするのはスレ違いかもしれないので恐縮なのですが、
JA(JA改)のプラモやフィギュアは今までにいくつくらい出ているのでしょうか?
今でも手に入るものがあったら教えて頂けると嬉しいです。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非よろしくお願いします。
95 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/02(日) 05:58:41 ID:me1wNLPi
JA改は400円の食玩でやたらボリュームあるのが出てるよ、色違いありで
でも今の通販だと在庫少ないしボッタクリが多いから微妙かな
誰かリボルテック化しようとする猛者は居ないかな…
スマソ、上げてしまった…まあ保守ついでに丁度いいか
>>95 情報サンクスです!
食玩で出ていたんですね。
まったりゆっくり探してみます。
以前、JAの武装についての議論がありましたが、
個人的にはBC兵器なんかどうかな、と思ってます。
使徒とヒトとのDNAの差は99.89%。
DNAはたんぱく質をコードしている訳ですから、たんぱく質を侵す酸や塩基なんかは効果があるのではないかと。
神経に作用する毒ガスは作用機構の違いで効かない可能性はありますが…
弾頭に硫酸などを仕込んで打ち込めば、少なくとも足止めくらいの効果はあるんじゃないかとにらんでます。
ATフィールドの問題は依然として残りますが、
近距離からエヴァが中和、一体のJAが耐酸性の盾を持ってこれを護衛、
中距離からもう一体のJAが硫酸弾で攻撃、という形ならばもしかしたら…
JAが無人兵器であることを生かした攻撃法に着目するのも一つの手かな、と考えてみました。
チラ裏的な独り言、すいません。
第3新東京市で戦闘するのに、BC兵器を使用
するんですか?
人のいないとこでやれ。
BC兵器と言っても、生物兵器は効果薄〜皆無でしょうし、
化学兵器も毒ガスの類いは効果が期待出来ないと予測される訳で、
使用するなら酸・塩基類限定ということで。
例えば、硫酸なら揮発性もないので、一般人の避難を徹底すれば被害は防げますし、
あらかじめ地下水汚染防止のために石灰なんかの中和剤を散布出来る装置さえ設置しておけば、
第三新東京市で使用してもそんなに問題はないんじゃないかと思った次第です。
あくまでも使用対象は使徒ですから、大量殺戮を目的とした強力な神経ガスなんかは視野に入れていませんよ。
市街地でN2兵器を使用するよりは、はるかに安全なのでは、と思います。
「ATフィールドを近距離からエヴァが中和」という前提があるなら、通常の砲弾を撃ち込んだ方が効率が良い点について。
酸は体表のダメージにとどまるので、コアを潰さないと再生してしまう使徒向きじゃない。
うーん、そうですよね…
致命傷や決定打にはならずとも、使徒の知覚器官の撹乱やあえて再生させる
手間を与えて時間稼ぎするにはいいかな、と思ったもので。
実は今花粉症で苦しんでいて、杉の花みたいな感じの弾が体内に入ったら
薬品がはじける、といった二段階の攻撃を思いついただけです。
そう上手くはいかないですよね…
失礼しました。
何かいい武装ないですかね…
既存の武器でなんとかするしかないのかな…
多分、その目的ならスパルタン弾とか、ちょっと違うがブラックタロン弾とかの方が効率的じゃないか。
あとは某憑依系SSだと軟弾・徹甲弾・榴弾で三点バーストしてたっけ。あれもいいかも。
問題はゼルエルがATF関係無しに、劣化ウラン弾すら体表面で粉々にする堅さを自前で持ってることだよな。
ATFさえ中和できれば他の使徒には効いてるぽいんだけど…(シャムシエルのはATF中和し忘れだと思ってる)
弾が通らんとなると『体内に入ると〜』はほぼ無意味になるし、開き直って軟らかい弾使った方が良さそう。
再生するって言っても数時間以上くらいかかるみたいだしあんまり気にしなくて良いかも
使徒の感覚器官がどうなってるかなんか想像も付かないが、ペンキや接着剤っぽいモノとかはどうだろう?
ペンキはさすがに厳しいかもしれないですよ。
ラミエルをはじめ、赤外線を感知するタイプもいますし。
接着剤とは、エヴァに使っていた特殊ベークライトのようなものを想像していいのでしょうか?
そうなると、使用後の街が大変なことになりそうですが、足止め効果はありそうですね。
ラミエルが赤外線でモノを見てるってどこの設定だ?
というか
>>103も言ってるが使徒って「五感」があるのかも分からないんじゃ。痛覚はあり「そう」だが。
>>105 このスレで投下されたFFの設定じゃない?
>赤外線の話
ジェットアローンって倒されたら放射線とかまき散らすことになるんだよなオソロシス
108 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/14(金) 21:13:47 ID:xSpdYLOO
良スレage
ブラッドテンプル>>>>>>>>>>アローン
>>107 そこらへんは改の設定読んで納得してくれとしか…
それにしてもこのスレは設定の話になると伸びるよな
<チラ裏>ゲーム版のJA改が太すぎる</チラ裏>
まあ種ガンダムの自由や正義も動力源は核だし
JAは核融合炉。UCのモビルスーツと同じ。
自由や正義とかは核分裂炉なんていうとんでもないエンジンで動いてる。
113 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/17(月) 15:01:10 ID:F1d8s0YR
とりあえずageて保守
かの有名なアトムも原子力エネルギー、猫型ロボットのドラえもんも核融合エネルギーでござい
想像力も文才も絵心もないのは百も承知の上でスレ汚しを…
職人様たちによるジェットアローンの画は数多くスレに投下されていますが、
日重工で働く熱き漢たちの画は、今まで見たことがないような…
ということで、本当にチラシの裏及びセンスないのですが、暇に任せてちょっと遊んでみました。
其の壱 時田シロウ
ttp://a.pic.to/mwt0j …誰?岩明均チックになっているのは仕様です。上手い人描いて下さいませ。助けて。
其の弐 谷治さん(おやっさん)
ttp://h.pic.to/ntj9e 根っからの技術者ということで、中小企業の社長さん風をイメージしてみました。
其の参 加藤ヨシオ
ttp://l.pic.to/rgccp 時田の秘書的役割もしているということで、人の良さそうな感じをイメージ。
勝手にメガネキャラにしてしまってごめんなさい。
其の四 小松
ttp://s.pic.to/ofbxd アニメ本編でコンソールを壊していた人からイメージ。
システムエンジニアということで、これまたメガネキャラで。
…もはやエヴァキャラではなくなってますね。本当に色々とスミマセン。なんかダメだ…
誰か上手な人、描いて〜
GJです!!
117 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/22(土) 15:59:07 ID:MpShzdfv
保守+上げ
戦うロボに原子力を搭載するのはナンセンスだよな
倒されたらどうするんだ
>>118 とりあえず本家・SS共に設定を100回見直してくるといいと思うよ
>>115 すごく…福の神です…
エヴァのSSにはよくある魔改造JAだけど、外殻にエヴァの装甲流用するのってありだと思う?
いや、ただ単にデザインが思い浮かばない部分にはめ込もうと思っただけなんですけどね…
122 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 00:41:51 ID:L5HaNWl8
保守
123 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/03(木) 22:36:42 ID:+JSNnriA
上げ保守
上げ保守
寂れてんな…
上げ保守
職人さん来ないかな・・・
ほっしゅ
127 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/05/05(月) 01:25:09 ID:Bz8+RfBs
映画二段はJAに一時間半消費
>>119 設定とか知らん
メルトダウンして辺り一面死海にするだけじゃないのか
保守
確かN2てクリーンなエネルギーなんじゃなかったっけ?んで本編のJAは意向に沿わず発表した原子炉搭載の試作
スレのSSでは両方ともN2、てな訳で元々進んで搭載する気なんてねーよバーヤバーヤって言いたいんちゃうんかと
ところでメルトダウンすると死海になるなんて初耳だ、しょっぱいな
メルトダウンしたスリーマイル島の事故では、別に島が滅びたりはしなかったけどな。
日本は原爆のイメージがあるから、原子力=爆発、みたいに考えるが、
原子炉は爆発しねぇ。
融解して放射能漏れるだけだ。
別スレからコピペ。
JAの射撃武装に使えそう!
836:名無しが氏んでも代わりはいるもの :2008/02/04(月) 17:44:33 ID:??? [sage]
ttp://wiredvision.jp/news/200802/2008020421.html 米海軍が10メガジュールのレールガンの実験に成功したが、
10メガジュールと言えば3600万キロワット時か。
最終的には64メガジュール=2億3000万キロワット時のレールガンを
ズムウォルト級駆逐艦に艦載したいそうだが、
ここまでくると陽電子砲でなくともレールガンでATフィールドを打ち破れそうだな。
>>129 設定とか知らん、と言い切る時点でまともに会話する気ないだろ。
相手するだけ損だぞ
>>130 メルトダウンしたら重いプルトニウムが一カ所に集まるから核爆発する可能性は有るぞ
それ以前に水蒸気爆発する可能性が高いだろうけど
age保守
毎度このスレ開く度に落ちてやしないかとハラハラする
ジェットアローンって・・・・・・・・・ウルトラマンの何だっけか?
ネタならこれ以上無い位につまらないから二度と口を開くな
本気ならレッドアローンとジェットジャガーの名前に失礼だ、死ね
やっぱりこの手のスレは職人が居ないとあっと言う間に寂れるもんだなあ、Wikiも更新せな・・・
>>136 君みたいな沸点低い馬鹿が居るから寂れるとは思わんのかね?
まぁまぁ落ち着こうぜ
正直、関連性の無いつまらないネタを出される位ならDAT落ちを選びたい
まあ保守はするんですけどね
それにしてもまだ人が居る事に驚きだ
その二つがジェットアローンて名前の元ネタだろうとはかなり前から言われてるがな(殆ど公式に近い気も)。
そも、ガイナ作品がパロディやオマージュでいっぱいなのは有名な話。
まあ今更感が強すぎて、お前は何を言っているんだ、ってレベルなのは確かだが
しかも1レスで終わる程度な上に調べればすぐ分かるような事だし
tu-kaそもそもジェットジャガーはゴジラな件
つまりあれか、レッドジャガーという四足なJAの相棒を作れとwwww
…見てみたいけど作っても意味がないな。
水が無くて力が出ないピンチのJAに新しい水を届けてくれるんですね、分かります
遠隔操縦する時田おじさんが「ジェットアローン、新しい水だ!」と叫ぶとあら不思議
百発百中の貯水カプセルは見事JAの尻へ、そして元気百倍サンダーフィスト
最初からそうだったとはいえ、妄想を垂れ流す位しかやることが無いな
ラフでもいいからJA3やレッドジャガーを描けるような猛者は居ないものか・・・
クリンナップとディティールアップはできるよ!(`・ω・´)
144 :
41:2008/05/27(火) 12:42:48 ID:???
PC整理してたら以前の捏造設定の続きの書きかけが見つかったので投下していきます。
続きは後ほど書いて投下します
【戦自技研のマッドサイエンティスト】
戦略自衛隊技術研究所つくば技術研究本部には名物技術者がいる。
戦自が国連軍以外でN2兵器を開発・保有できたのはその男の功績と言っても過言ではなく、現在も戦自の兵器開発の最前線に立つ男―――その名は千代場武と言う。
だが、内情を知るものは口をそろえてこう言う。『マッド・サイエンティスト』と。
41氏復活クル!?
万能キャラをオリジナルで出したら負けかなと思ってる(AAry
嗚呼…ゲーム以外でもぐりぐり動くJA改が見たい…
貴方をずっと待っておりました!!
私もずっとお待ちしておりました
wktk!
待て、これは孔明の罠だ
疑いたくは無いが過疎スレにはよくある騙りかもしれない
本人なら続編について何か一言あるはずだ
150 :
296:2008/06/03(火) 01:30:22 ID:???
Wikiにある長編の続きはどこで読めますか?
153 :
DDR:2008/06/03(火) 23:54:32 ID:???
「戦うロボに原子力を搭載するのはナンセンスだよ。倒されたらどうするのかね」
「その時はその時ですよ」
「時田君だけに、その時とはな…」
「先生、私は…人を乗せて戦うと言う事に抵抗を覚えてしまいます」
「私も同感だ、しかも我々はまだ年端も行かない少年や少女を乗せている」
「…」
「軽蔑しても構わんよ」
「そんな、軽蔑だなんて」
「赤木君には手厳しい君も、私には甘い様だな」
「いや、先生は先生ですから」
「私は使徒に勝つ為なら何でもするつもりだ」
「…」
「時田君、君にはその覚悟があるかね?」
「はい」
「気のない返事だな。そんな事ではプロジェクトは成功させられんよ」
「す、すみません」
「いや、これは言葉が過ぎた様だ」
「いえ、そんな…私の未熟さのせいで」
「未熟、か…私もこの歳だがまたまだ未熟者だよ」
「ご冗談を」
「今日は誘ってくれてありがとう、久し振りに話が出来て良かったよ」
「私の様な者では先生の知識量の足元にも及びません。退屈されたのでは」
「いや、有意義な話だった。後で使徒のデータをそちらに送ろう」
「助かります」
「それでは失礼、また何れな」
「待て碇、これは孔明の罠だ! 疑いたくは無いが…過疎地にはよくある騙りかも知れん。
本物なら再進行について何か一言ある筈だ」
「ウキュー」
「冬月…使徒は話さん、啼くだけだ」
「しかも『ウキュー』ってアンタ、どこのゴマちゃんよ」
「多分多摩川、三匹目」
「いや、チャトランじゃないんだから」
「や、やめてよみんな…そんな不謹慎な話題はやめようよ!」
「うっさいわね馬鹿シンジ、アンタこそ黙ってなさいよ!」
「こらこら、女の子がそんな言葉遣いだなんて、少し悲しいな」
「ホモ男は黙ってて」
「根拠のない誹謗中傷は止めてほしいねぇ」
「ハン!あからさまにガチホモな奴をガチホモって呼んで何が悪いのよ」
「アスカ、止めなさい。見苦しいわよ」
「出たわね金髪冷血女」
「先輩は冷血じゃありません…」
「僕がガチホモなら、君はガチユリなのかい?君と僕はおな」
「---じじゃありませんから!!!」
「これは失礼」
「結局何なの?過疎地とか騙りとか本物とか」
「一つの可能性さ、俺とシンジ君のね」
「か、加持さん…」
「何かを育てるって事は良い事さ、見えない事が見えてくるし、
分からない事が分かってくる」
「本当ですか???」
「本当さ、シンジ君。君も何かを育ててみるといい。ツンデレでもヤンデレでも」
「育てたくないです」
「何を育てるつもりよあんた」
「いや、俺好みの子を…って、葛城、ちょ」
時田 「ジェットアローンの由来について教えて下さい」
リツコ「私に聞かないでよ…」
時田 「すみません、JAについては私よりもご存知かと」
リツコ「それは皮肉かしら」
時田 「そう聞こえたのなら謝罪します」
リツコ(相変わらず嫌な男)
時田 「何か?」
リツコ「いえ、別に」
時田 「まあ、冗談はこれ位にして…皆様に今日お越し頂いたのは」
ミサト「こないだのオゴりでしょ?」
時田 「ま、まあそうですね…葛城さん、貴女の活躍で我が社も大変救われました」
ミサト「まーねー、咄嗟にキーワードを『きぼんぬ』って思いついたのは流石って所かしらん、んふふ」
リツコ(…2ちゃんねら、それも重度のね)
ミサト「何か言った?」
リツコ「いえ、別に」
ミサト「でー、何をご馳走してくれる訳???まー河豚とか大トロとか何でも大歓迎よん?」
リツコ(あからさまに要求してるじゃない)
ミサト「何か言った?」
リツコ「いえ、別に」
時田 「今日ご用意しましたのは」
ミサト「栃木農連の取れたて八宝菜とか、そんなコッテコテなオチはやめてね?」
リツコ「JAだけに」
時田 「…」
156 :
41:2008/06/04(水) 08:54:00 ID:???
現在細部の推敲中です。もう少しお待ちください。
私の文を心待ちにしてくださる人がいて、感謝感激。
ちなみに3分割するくらい長くなってます・・・
>>150(296)氏
ありがたく拝見させて頂きました。
SUGEEEEEE!!
相変わらず高いクオリティで、いつも頭が下がります。
クルクル回るJAが愛おしいよJA
>>156(41)氏
いつまでもお待ちしております。
wktk!
これ以上無い位につまらない
自演マンセーがうざいスレ
作者はチョンに違いない
その思考の飛躍っぷり
チョンにも劣る脳味噌のようだな
暗黒時代続行ですね、わかります
161 :
41:2008/06/06(金) 14:40:57 ID:???
【戦自技研のマッドサイエンティスト・1】
戦略自衛隊技術研究所つくば技術研究本部には名物科学者がいる。
戦自が国連軍以外でN2兵器を開発・保有できたのはその男の功績と言っても過言ではなく、現在も戦自の兵器開発の最前線に立つ男―――その名は千代場武(ちよばたけし)と言う。
だが、内情を知るものは口をそろえてこう言う。『マッド・サイエンティスト』と。
彼のマッドぶりを示す代表作がヤシマ作戦に使われたあの自走式陽電子砲である。
少しでも考えればわかることだ。“使徒を倒す以外に陽電子砲などと言う兵器体系は必要ない”
そもそも戦自は対使徒戦を想定した組織ではない。その目的はあくまでも国土防衛、つまり対人類である。
もし長距離攻撃の手段が必要ならば、より簡便な旧式火砲やレールガンなどでよく、大威力兵器ならば既にN2兵器がある。
どんなに努力しようとも対地・対艦では数十km、対空でも数百kmの射程しかない(地球は丸いのだ)陽電子砲と数千kmの射程を持つN2弾頭型巡航ミサイルのどちらが兵器として有効かと問われれば、素人にもおのずと答えは出るだろう。
大気による減衰が大きく、大電力と多大な後方支援を必要とし、何より巨大で使い回しの悪いこの陽電子砲は「兵器」としては欠陥品もいいところだった。
162 :
41:2008/06/06(金) 14:46:02 ID:???
【戦自技研のマッドサイエンティスト・2】
それにもかかわらず何故このようなトンデモ兵器が出来上がったかと言うと、好意的に言えば技術限界への挑戦。
修飾を剥ぎ取れば『千代場博士が単に作ってみたかった』というのが通説である。
なお、この陽電子砲の製作に当たっては別件で予算申請をし、その予算を勝手に流用するという本来あってはならない手法が行なわれたことから、千代場博士には予算担当者や財務省関連などから『21世紀の平賀譲』という新たな渾名がつく事となった。
閑話休題。千代場博士による秘密倶楽部―――その状況はあそこは「つくば研」じゃなくて「ちよば研」だと揶揄されるほどである―――と化していたつくば研の暴走に戦自本部が気づいた時には既に予算の過半が消費されてしまっており、
(この辺は極めて役所的・官僚的であるが)組織として今更撤回する事もできなくなっていた―――つまり、千代場博士の逃げ切り勝ちである。
だが、作ってしまったからには何とか使い道を探すしかなかった。
余談ではあるが戦自本部からの追求・尋問の際に千代場博士は
「来るべき宇宙時代において宇宙戦闘の主兵器は光学兵器と粒子兵器となる。従って他国に先んじてわが国は新時代の兵器体系を構築すべく云々」
と論説―――もはや妄想と言っても過言ではない―――をぶち上げ、マッドの地位を不動のものとしている。
163 :
41:2008/06/06(金) 14:57:01 ID:???
【戦自技研のマッドサイエンティスト・3】
出来上がっ(てしまっ)た陽電子砲の用途には要塞砲、艦載砲など様々な案が出された。
しかし、そもそも軍事的に効果のあるような使用法が結局見つからず―――何よりトンデモ兵器を押し付けられることを用兵側が嫌がった。
かといって、千代場博士の論説にあったような地対宙防衛システムなどは論外である。
喧々諤々の(千代場博士を省いた)会議が幾度も交わされたが、結局おざなりにキャタピラをつけて自走砲と(いう体裁をとることに)なった。
もっとも、その運用は当初からまともに考えられてはいなかった。
何せ原発クラスの大電力の確保先の存在を前提とせねばならず、さらに変電車両、送電車両、
管制車両その他もろもろの車両(これらは実験設備を分割して車輌に積み込んだだけなのであまり手間はかかっていない)がダース単位で必要とするのだ。
そして何より、数十mの砲身が楽々と通行するように日本の道路は出来ていないのである。(特にセカンドインパクトで平地の大部分が沈んだため、その道路状況に拍車がかかっている)
従って自走と名はつくものの、何かあれば大型輸送機によって空輸するしかないという妙な名称の兵器となった。
もし万が一、これを「自走砲」として日本でまともに運用しようとするならば、場所は第27放置区域――――早い話が日重工の敷地しかないだろうと結論付けられた。
この事から戦自と日重工の定期連絡会においてこの兵器の話がのぼり――――ヤシマ作戦中に千代場博士と第一研は巡り合った。
男たちに、言葉を交わす必要はなかった。
164 :
41:2008/06/06(金) 15:11:06 ID:???
お待たせしました。遅筆で申し訳ないです。
長い上に2chで読みにくい文でスイマセン。
あと
>>152さんのおかげで過去ログを読むことが出来ました。本当にありがとうございます。
が、うわぁ。FF本編と多少の誤差が・・・・・・
本編では兵器開発課・開発第二がつくば研とってなってるけど、まるっきり無視してる。
うーむ、兵器開発課はおそらく第一研にあるだろうから、それが他部署を巻き込んでってことで。
【チラシの裏】
平賀譲云々の話は昔の日本海軍で予算の通っている軍艦の予算で勝手に別の軍艦を作ってしまったと言う噂、あるいは伝説のこと。
事実はどうだったかは知りませんが、別の予算で別の物を作ると言う事が日本海軍で横行していたのは事実です。戦艦大和もしかり。
あと、千代場博士の元ネタはマイナーすぎるのでほとんどオリジナルみたいなものです。てか知ってる人います?
なお、名前を別読みするとチヨバム・・・・・・
もうバレバレですが、もう少し続く予定です。
GJ
陽電子砲誕生秘話か面白いw
うんこ
こうやって盛り上がってWikiの続きがかかれて欲しいね。
136 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの [sage] 投稿日:2008/05/18(日) 04:30:01 ID:???
ネタならこれ以上無い位につまらないから二度と口を開くな
本気ならレッドアローンとジェットジャガーの名前に失礼だ、死ね
やっぱりこの手のスレは職人が居ないとあっと言う間に寂れるもんだなあ、Wikiも更新せな・・・
とりあえず更新を強請るだけの奴は放って置いてだ
既存のSSをwikiに追加するだけなら自分やら
>>136やら誰でもできる
だが新しい話が書かれないことには、wikiはこれ以上どうしようもない
何を今更だって?言ってみただけだよ…せめて映画にJAが登場したならば…
>>164 ANIMAでは陽電子兵器軌道運用してますな。
それはともかく我らが農耕文明の粋、焼きそば具にしたお好み焼き今度食いましょうや。
クシャトリア好みのマサラでもいいですな…醤油飯はちと勘弁願いますが。
171 :
49:2008/06/18(水) 01:02:10 ID:???
JAの歩いてるスピードと初号機の走ってるスピードが同じところに惚れた
あとあの無骨なデザインとか
新劇場版にジェットアローンが登場する
といいなあ
あれ?新劇場版はジェットアローン登場確定だろ?
違ったっけ?インタビューかなんか無かった?
>>173 ネタならこれ以上無い位につまらないから二度と口を開くな
死ね
ANIMAスレより転載
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの 2008/06/23(月) 23:57:54 ID:???[sage]
新型JAとは・・・・・・・
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの 2008/06/24(火) 00:53:45 ID:???[sage]
おぉ、待ってました!! 「こどもだったよな &」の後の戦自が指向弾道特科以外に何の手も打たないとは思いたくなかった。
エヴァ2のJ.A改より改良されてる?
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの 2008/06/24(火) 05:00:50 ID:???[sage]
改良どころか、完全に別機体
マドックス系のデザインラインでJAとVTOL両方の後継機
↑マジっすか…?もう見た人の感想を聞いてみたい…
俺もとりあえず本屋行って見てきます。
あの陽電子砲はJAに持たせるか、トライデントに搭載するのが
地上で運用するギリギリの線だろう。
衛星軌道なら発電衛星とペアで運用もしやすいとおもうが。
(1辺5kmの衛星が20機以上必要だが)
ANIMAのJA見たけど、すごいピザだな…
ピンクの悪魔が青いマンボウを二匹背負っているかのようだ
もう名前JAじゃなくていいだろコレ…
ジェットアローンにロンギヌスの槍もたせたら、最強じゃね?
>>178 これ以上無い位につまらないから二度と口を開くな
死ね
いい加減そのネタ秋田、割と本気で
言われた本人乙か?
オープンに「荒らしてます(^q^)」か…
それこそ
>>136が
>>181みたいな空気読めない奴ってこともあるだろうに
このスレもそろそろ末期ですね(^q^)
>>182 君みたいな馬鹿が居ついたってことは、末期だろうな。
そして俺が
>>183を「荒らしに対しては何も言わないの?馬鹿?」と罵倒して…
負の馬鹿スパイラルですね、わかります
ID非表示はホント地獄だぜフゥハハハーハァー
上げ保守
やはり賑やかでも荒れてるよりは静かなほうがいい…
サーバークラッシュでもされない限りは保守し続けよう…
>>161-164 なぜレーザー兵器でなく敢えて実現困難とされるビーム兵器なのか、
ってのも面白いSFネタになりそうだよね。
続き待ってます。
188 :
41:2008/08/04(月) 18:23:21 ID:???
お久しぶりの
>>41です。
続きですが、現在リアルがわけわかんねー!な状況なので、
前までのような一括だと何時になるかわかんない感じです。今年中に出来るかな・・・
待ち
保守
test
うんこ
まとめからきますた
保守上げ
いちおうまとめサイトから来れるようにしといた。
人いねーな、良作なのに…
――ガタンゴトン ガタンゴトン……
「リニアトレインっていっても結構揺れますね…」
「第3新東京市内のモノレールは全て車輪式だからな」
暗闇に包まれた車内には、時田、加藤、小松の3人以外乗客はいない。
それもそのはず、彼らが乗っている車両はジオフロント行きのものだ。許可のない民間人は乗ることができない。
「だが、ジオフロントに出るときはすごいぞ、小松」
「えぇ、あれは自分も初めて見たときは感動もんでしたね」
初めてジオフロントに降りたとき――それは第五使徒戦、JAが初めて敗北したときであった。
「そういえば、あの時は、俺は頭の中がJAの修復のことでいっぱいだったな」
「あぁ、その話は聞きましたよ。チップセットの破損ってことでしたよね?」
「そうそう、あのときは焦りましたねぇ…」
ほんの数週間前の出来事がまるで何年も昔のことのように思える。
あの時はそれこそ必死だったが、今となってはよい思い出だ。
「俺が驚いたのはその後ですよその後!いきなりJAが盾になるだとか囮になるだとか聞いて」
「そうだったな…あのときはもう本当にいっぱいいっぱいだった」
「ですね。第五使徒を撃破した翌日は昼まで寝てましたよ」
過去の使徒戦の思い出話を続けていると、ほのかに窓の外が明るくなる。
「お、そろそろだな」
少し電車の走行音の響きが変わったと思うと――
「……んっ…おぉ!…こ、これがジオフロント――……」
高さ900m、地底半径約6kmの広大な地下空間、第3新東京市直下ジオフロント。
地底には中央に位置する地底湖をはじめ、森林からゆるやかな広陵までもが存在する。
「思いのほか…明るいですね」
「あぁ。葛城部長の話では、地上の採光ビルから光ファイバーで直接陽光を取り入れているという話だ」
ゆるやかな螺旋を描きながら、リニアトレインは外壁に沿って地底へと進んでいく。
「使徒は…やつらはココを目指してるっつー話でしたよね」
「あぁ。NERVからの資料によれば使徒は何らかの理由…我々生物でいう本能のようなものに従ってここを目指してくるらしい」
遥か昔、人類ではない何者かが生み出した空間。
今自分達がいる空間ですらも、大部分が土砂で埋まってしまった超巨大空間の一部でしかないのだと言う。
「自然の神秘ってやつでしょうか…」
加藤がもらす。
「だったとしても、神秘ってのがアレとはいただけないな」
時田の心に浮かんだのは、ちょうど頭上で解体されている第五使徒の残骸の姿だ。
自然が生み出したものとは、とても思えないような形状、機能、そして存在そのものの異常さ。
「しかしながら、我々人類はその生存のため、このような場所ですら要塞にした…そーんな感じですかね」
見下ろす下には、人類の文明物――高速道路、湖上に浮かぶフリゲート艦、各種迎撃施設――がところどころに見える。
「悲しいかな、俺達もまた自分達の科学技術だけが頼りだ」
「科学ってのは人の定めなんでしょうかね、主任」
「どうかな。かと言っても、俺たちに出来ることは、俺達のJAを成長させることだけだからな。。。
……さて、そろそろハブステーションに着く頃だ」
高さ900m、地底半径約6kmの広大な地下空間、第3新東京市直下ジオフロント。
地底には中央に位置する地底湖をはじめ、森林からゆるやかな広陵までもが存在する。
「思いのほか…明るいですね」
「あぁ。葛城部長の話では、地上の採光ビルから光ファイバーで直接陽光を取り入れているという話だ」
ゆるやかな螺旋を描きながら、リニアトレインは外壁に沿って地底へと進んでいく。
「使徒は…やつらはココを目指してるっつー話でしたよね」
「あぁ。NERVからの資料によれば使徒は何らかの理由…我々生物でいう本能のようなものに従ってここを目指してくるらしい」
遥か昔、人類ではない何者かが生み出した空間。
今自分達がいる空間ですらも、大部分が土砂で埋まってしまった超巨大空間の一部でしかないのだと言う。
「自然の神秘ってやつでしょうか…」
加藤がもらす。
「だったとしても、神秘ってのがアレとはいただけないな」
時田の心に浮かんだのは、ちょうど頭上で解体されている第五使徒の残骸の姿だ。
自然が生み出したものとは、とても思えないような形状、機能、そして存在そのものの異常さ。
「しかしながら、我々人類はその生存のため、このような場所ですら要塞にした…そーんな感じですかね」
見下ろす下には、人類の文明物――高速道路、湖上に浮かぶフリゲート艦、各種迎撃施設――がところどころに見える。
「悲しいかな、俺達もまた自分達の科学技術だけが頼りだ」
「科学ってのは人の定めなんでしょうかね、主任」
「どうかな。かと言っても、俺たちに出来ることは、俺達のJAを成長させることだけだからな。。。
……さて、そろそろハブステーションに着く頃だ」
↑失敗
「しっかし、えれぇベッピンさんが入ってきよったなぁ!」
「写真の注文も鰻のぼりッ!まさに惣流様様だよ〜」
年中真夏の第3新東京市。灼熱から身を守るため校舎の日陰に座り込んでいる影が3つ。
「で、でも…見た目だけじゃ、性格は…」
「なぁにいってるんだよシンジ。ドイツ生まれの帰国子女だぜ?きっと本国でつらーい別れがあったに違いないさ」
「そうやそうや、ケンスケの言うとおりや。見てみぃこの写真。こーんな表情、クラスの女子どもはせぇへんで?」
もはや校内中でその名を知らぬものはいない、2−Aへの転校生、惣流・アスカ・ラングレー。
転校してまだ二日目だが、その日本人離れしたルックスは、否応無しに思春期の少年達の目線を引き寄せていた。
「うーん、でも…」
「なんや、センセはあまり好かんのか?」
「いや、そういうわけじゃ…ないような…あるような…」
そして、先ほどからややネガティブな受け答えをしているのは、先日、”噂の彼女”との複座による戦闘で
ひどいトラウマを植え付けられたサードチルドレン、碇シンジである。
「トウジ、あれだよあれ。シンジは綾波に夢中なのさ」
「んなッ!べ、別にそんなわけじゃないよ!」
「ほほぉ〜?」
「隠すことはないぜーシンジ。クラスの連中は結構気づいてるぜ?」
綾波レイ――学校を休みがちな病弱な少女。それが彼らにとっての綾波のイメージであった。
実際、綾波はNERV出頭の日以外でも学校を休みがちであった。
「だ、だから!別に、綾波とは、その、何もないよ!」
「嘘つけって。たまぁに熱い視線送ってるじゃないか?」
「いや、それは…だから病院で綾波を見たんだって!」
「じゃぁ病院で何かあったんやなぁ?」
二人の追及は収まらない。
それもそのはず、ケンスケの言うとおり、本人はそのつもりがなくても、シンジがレイのことを凝視していることは、
すでに何度も目撃されているからであった。
「そうじゃなくてさぁ!」
もっとも、まだレイはシンジのことを避けがちであった。それは第五使徒戦前と比べればかなり改善されていたが、
そのことが逆に級友たちの疑念を深めることになったのである。
――キーンコーンカーンコーン
昼休みの終わりをつげるチャイムが鳴り響く。
これ幸いとばかりにシンジは腰をあげる。
「おい待てよ」「おっセンセ待てぃ」
「嫌だよ、もう!」
走り出す三馬鹿トリオ。少年達の午後が始まる。
「…――というわけです。何かご質問は…?」
エヴァンゲリオン・プロダクションモデル、その初の実戦投入機、エヴァ二号機。
テストタイプより頑丈ながら軽量で柔軟な動きを可能にする二重装甲、移動目標を瞬時に捕らえる強力な光学補足センサー、
パイロットの安全を確保する緊急脱出装置、新開発の連続使用可能な超振動切断ナイフ…
次から次へとミサトの口からつむがれるエヴァ弐号機の新機能に、少し威圧され気味な日重工の3人。
「すいません、前々から気になっていたのですが、エヴァの操縦の仕組みの概略の説明をお願いできませんか?」
やや引け腰になってしまう加藤――無理もない。質問しても機密事項と言われてしまえばそれまでだ。
「特秘事項に当たらない範囲での説明になりますが、よろしいですか?」
「え、あ、はい!お願いします…」
加藤は思わぬ返事に驚く。あの人間らしい動きを、一体どうやって実現しているのか――
「エヴァは、先ほど申し上げましたように、その運動系は人間を模したものとなっています。すなわち、人でいう神経の変わりに
各種通信線で結ばれ、その運動は人口筋肉を電力で駆動させることで実現しています」
そう、ロボットといってもJAとは異なるコンセプトで建造されているエヴァ。
「それら全体を統率しているのは内部のコンピュータです。しかし、その制御は、パイロットの脳を利用しています」
「脳…?」
「えぇ。BMI、という言葉をお聞きになったことはありますか?」
瞬時に時田は頭の中から一つの記事を思い出す。
「Brain Machine Interface…確かそんな略語でしたね…?」
「…主任、なんなんです、それ?」
時田も詳しいわけではない。
ただ、たまたま前にその記事を読んだことがあるだけだ。
「いわゆる脳の信号で直接機械を動かす機構、というべきか。そんなものだ」
前世紀、老人介護の現場で使われることを目標に数々の機関が研究してた技術。
セカンドインパクト以降、老人介護よりも戦争と復興の技術が進んだために、それらの研究は2015年に至る現在でも
目覚しい成果を遂げたとは言いがたい、もはやマイナーな技術だ。
「そうです。つまりエヴァの制御はBMIとほぼ同じようなものと考えてください」
「いや、…しかし、そんなことが…??」
「NERVでは実現しています」
しばし言葉を失う時田。
もし本当にBMI制御であるならば――…その運動制御は、JAの遠隔制御で勝てるものではない。
「じゃぁ碇くん、掃除当番お願いね」
「うん、委員長」
午後の二コマが終わると、あっという間に放課後だ。まだ日はそれほど傾いてはいない。
「なんや、センセは今日は掃除当番かいな。じゃぁ今日は時間はないわな」
「今日はシンジは病院の日だしな。じゃぁ俺たちは先に帰ってるぜ?」
授業中も散々シンジをメール尋問していた二人も、放課後ともなれば飽きてくる。
「うん、じゃぁまた明日」「おう、明日な」「じゃぁな」
二人が行ってしまうと、教室にはシンジだけが残る。
床を掃き、机を拭き、黒板を綺麗にする――…と。
「ちょっとアンタ」
後方からの声に振り向くと、そこには影が一つ。
「…惣流?」
ドアの影でも、やはりその赤い髪は目立つ。名前を呼ばれると同時に、アスカは教室の中に入ってくる。
「サードチルドレン、アンタも今日、シンクロテストの日よね?」
「そう、だけど。君も?」
黒板のふちを雑巾で拭いていたせいで、シンジの手は真っ白だ。
エヴァのパイロットであることを秘密にしている彼は、NERV付属の病院に通っている、ということになっている。
「ちょっと案内してよ。アタシ地上から行ったことないから」
「え、うん、いいけど…ちょっとこれ終わるまで待ってて」
画面の赤いアイコンはエヴァ、青いアイコンはJA、緑のアイコンは使徒を表している。
ちょうど赤い二つのアイコンは緑のアイコンに接敵していて、残りのアイコンは全て後方だ。
「…――すなわち、JAにも中・遠距離戦闘を想定した支援兵器が必要、ということです」
ミサトの言葉に、ふと、おやっさんが言っていたな、と時田は思い出す。
「特に、先に説明しました、今後予想されうる極地での戦闘では、JAの近接攻撃力や出力も生かせません」
ミサトが先ほど説明しているのは、今後予想されうる使徒の戦闘と、その迎撃戦術に必要とされるJAの能力だ。
「しかし、それは第3新東京市を離れるとエネルギー供給が難しいエヴァンゲリオンでも同じ事では?」
鋭い質問を投げかけるのは小松だ。先の停電テロ以降、どうにも彼にはNERVが怪しい組織にしか見えないらしい。
「そのとおりです。ですが、NERVはそのために箱根を中心とした各拠点で、送電ポイントを設けています。
そこから特殊送電車輌を利用することで、作戦行動は可能であり、また極地戦闘用の外骨格も開発済みです」
「その外骨格、というのは?」
「エヴァは、その運用に柔軟性を持たせるため、各種特殊装備は、標準装甲に脱着できるようになっています。
NERVでは、予想されうる各種状況に応じた外部取り付け方式の骨格装甲を開発、実用化しています」
答えになっているようななっていないような返答を受け取る。
もっとも、この手のことは、例え同陣営といえど、機密扱いの話なのかもしれない。
「だが……中・遠距離兵器といっても、現段階では戦自と共同の改良型陽電子砲ぐらいしか開発は進めていませんが?」
「では、さらに開発を続けてください」
強い彼女の口調に時田が口をつぐんでしまう。一方で小松が再び噛み付く。
「ですが、いくら国連から予算が出ているからとはいえ、我々はあなた方NERVとは違う!
そもそも、その支援をするための第3新東京市の兵装じゃぁないんですか!?」
「もちろんです。しかし、第3新東京市の防衛機能が常に使える、といった保証はありません」
「第一、ATフィールドの中和が必須というわけでもないでしょう!相転移空間さえなければ問題ないはずだ!」
「それは今までは、という点です。今後それが続くとは限りません」
先ほどから平行線をたどっているのはこの辺りだ。
すなわち、近接戦闘を行う主力はどちらか、ということ。
現段階では超高エネルギー陽電子砲以外で長距離攻撃は意味が無いことは自明となっている。
そのうえ、想定していた陸上侵攻をしかけてきたのは、現時点では初戦である第三使徒のみであり、
続く第四、第五使徒は、いずれも(その高度や速度に差こそあれ)飛空による侵攻、さらに第六使徒に至っては
水中での戦闘だったのだ。
しかも全てが想定されていたATフィールド、相転移空間展開機能を持ち、物理攻撃はほとんど有効にはなりえなかった。
すでにJA、エヴァの主力が出揃った今、当然ながら共同作戦を展開していくのは自明なのだが、
なにせ、両者ともども陸上での近接戦闘を主眼に建造された兵器だ。
ただ全機で使徒をボコボコとタコ殴りにしましょう、というわけにはいかない。
「エヴァは、人型汎用決戦兵器です。武装さえ交換すれば、どのような状況にも対応できます!」
ミサトの言うとおり、武器さえ持ち帰れば中距離、長距離の攻撃手段もあるわけで、
第3新東京市内は言うに及ばず、電源の問題さえ回避すればどこでも戦闘が可能だ。
だが、JAはそうはいかない。
現時点での唯一の武装はあの大質量ハンマーだけであり、今、企画・開発中の兵器も大半が近接戦闘用のものだ。
NERVの言うとおり、使徒のATフィールドはエヴァによってでしか中和できず、JAのような行きあったりばったりな方法よりは、
エヴァによる近接のほうが遥かに有効な戦術をとれるだろう。
『少なくともATフィールドさえ中和すれば、使徒は物理攻撃でもダメージを受ける――』
戦艦による撃破を実現した第六使徒戦の結果は、それを裏付ける根拠にもなった。
エヴァに勝るJAのその出力も、現状、あくまで陸戦かつ近接でなければ宝の持ち腐れに等しく、
また、長時間の作戦行動可能動力も、極地での戦闘ができなければ、電源のないエヴァと同等使い道がない。
「確かにあなた方の言うことは分かるが、それでは現状の戦力を如何に有効に使うか、という点では解決していないじゃないか!」
「我々の目的は、戦力の有効活用ではなく、使徒の殲滅です。目的が達成されなければ意味がありません」
すでに小松とミサトは臨戦状態に突入している。
どうにも谷治の言葉が気に掛かっていた時田は、口を出せないでいた。
確かにJAは近接兵器だが、やはり人型である以上、ある程度汎用性が無ければ意味がないのだ。
長らくニ体のJAのために武装開発が疎かになっていた(正確にはマンパワーが足りなかったのだが)ことは、
問題なかったと言えば嘘になる。
エヴァ弐号機着任により、そのアドバンテージが一気に薄れたJA。
予想不能な使徒の攻撃能力と、鉄壁のATフィールド…陸戦以外での、いわゆる極地戦闘の想定。
今ここで、武装不足と汎用性の低さいう課題が、彼らの前に大きく立ちはだかろうとしていた。
「あーまた負けちまった」
「なんか今日はいまひとつやったなぁ」
第3新東京市の市街地は、例えそれが使徒迎撃要塞都市の中央だとしても、ある程度繁華街として栄えている。
少なくとも映画館やゲーセン、ショッピングセンターといった施設はそろいにそろっている。
「まだアイツを解体してんだなぁ」
近くのベンチに座りながら自販機のジュースを飲む二人。視線の先には、数週間前に撃破した第五使徒の残骸が見える。
「なんであんなのが攻めてくるんやろなぁ。ケンスケの親父さん、NERVで働いてるんやろ?何か知らんの?」
「さぁね。うちのパパは何も言わないからなぁ。兎に角、エヴァはアレを倒すための専用兵器なんだってさ」
よっぽど先ほどのゲームセンターの仮想映像のほうがリアリティを感じるほど、現実として受け入れがたい光景ではある。
「ん…?」
「なんや、ケンスケ?」
「おい、トウジ…あれって惣流と…」
「お、…あ?センセやないかっ!?」
「しっかし暑いわねー」
「ドイツはどうだったの?」
「もう少し涼しかったわよ。少なくともこんなに湿度はないわね――…」
二人が歩く先は第3新東京市の地下鉄道駅である。そして、その後方100mに彼らはいた。
「センセのヤツ、いつのまに惣流と……!」
「全くだぜ。しかし、やっぱりこの距離からじゃ聞こえないか」
「なぁケンスケ、もう少し近づいたらええんちゃうか?」
「まぁ待てよトウジ。今気づかれたらせっかくの決定的チャンスを逃すことになる…それまで待つんだ」
「…ケンスケ、お前目の色がかわっとるで…」
手にカメラを抱えて二人を追いかける姿はパパラッチそのものである。
「――そういえばファーストってどんな子なの?」
「え。あぁ綾波のこと?」
「まだ会ったことないのよね」
「そうなんだ。綾波は結構学校休みがちでさ――…」
「お、センセと惣流、地下鉄乗るみたいやで?」
「おい、ちょっと待てよ、これってNERV行きの特別車輌の駅じゃないか!」
「そりゃそーやろ。センセはNERVの病院へ行くんやろ…ってなんで惣流まで一緒なんや???」
「おいおい、まさか…」
視線の先には、ちょうどジオフロント行きのリニア特別車輌がホームに入ってきたところであった。
保守
210 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/04(土) 23:01:18 ID:BjwZVSGx
陽電子砲の電力の問題は宇宙太陽光発電がいいかも
巨大な人工衛星で発電して、電波にして送る。
規模によって違うけど、実用化検討中の奴は一基で
原発十基分の電力が作れる。昼夜関係ないところもいいよ
212 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/05(日) 15:15:51 ID:NzPpO4Il
213 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの :2008/10/11(土) 17:00:50 ID:CRqZ3998
サハクィエルに潰されそうだな発電衛星
ふと思い出して来てしまった。
ジェットアーロンでトップにまとめが来るんで笑ったよw
ともかく続き待ってるぜ!
216 :
41:2008/11/03(月) 21:06:37 ID:???
41です。PCのデータが飛びました。
デスクトップにおいてあった陽電子砲開発記も一緒に殲滅されました・・・
217 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/11/08(土) 15:57:14 ID:yv1TuuTl
え、まじですか?
ネルフの仕業じゃ
保守age
おっと、ageるつもりがsageだった
改めて保守age
age保守
JAプロジェクトは今年始動ですよ
ATフィールドが無いから使徒の攻撃に耐えられないんじゃまいか
でも零号機の盾と同じ合金で装甲を作っても
素材的に熱には強くても衝撃には弱いからな。
エヴァも基本的に中和でフィールド消えるけどな
クロニクルでフィールド破れるだのどうの書かれたが結局出番も無い
保守age
エヴァ板良スレ保守党
定期保守
227 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/03/14(土) 12:54:23 ID:QLyNjfc5
農協は無敵
age保守
時田「時計の針を戻すことはできない。
しかし自らの手で進めることはできる。」
あ
231 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/04/02(木) 01:33:18 ID:EZSHQA8i
例のYAHOOのエヴァ実写化企画のやつで、
ケンコバとバッファロー竹若がJAについて熱く語ってたなwwwwwwww
新劇場版にジェットアローンが登場する確率は0.0001パーセントぐらいだろ?
俺達にできる捨て身の努力はないのか?
234 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/04/02(木) 12:39:55 ID:ckI5Qk/I
保守
誰かいないか?とりあえず保守。
237 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/04/23(木) 01:28:13 ID:Lp7nMvtX
久し振りにSS漁りしててここ辿り着きましたわ
面白いですな
ところでコレ 一番ワリ喰ってるのチルドレンでもミサト他ネルフ職員でもゲンドウでもなく
ゼーレのおっさん達が見えない所で一番苦労してそうなんですが
保守だけするのもなんだかな…
上げ保守
仮設伍号機がJAの後継機だと思う。
マリをサポートする技術主任は当然時田シロウ。
物理の壁擬似ATフィールドで地下のリリスに槍を抜いたり刺したりする!
時田シロウ:クレジットなし
・・・しゃべらないでただ画面に映るだけかもしれない!!
>>241 全然出演ないけど
仮設伍号機の起動パスとか自爆コードとかが「キボウ」だったり
保守
>>240 ついでに自爆装置はover 50 million tons の nuclear Bomb♪
>>244 ちょっw
nuclear Bombて普通に核w
まず、外装をストフリにします
あとはフリーダムな戦闘により撃破できます
ラスボスのカヲルですら余裕です
パターン オレンジって言った瞬間、この劇場の大画面でJAが拝めれるのかよ!って鳥肌立ったのに…
JAに黙祷…
エヴァ七番機あたりの枠でJA改が出てきて、マリが乗りこなす…あたりに期待。
>>248 下半身がキャタピラで肩には80cm(70口径)機関砲ですね、判ります。
ジェットアーロンには馬鹿力を生かしてEVAでは運用困難な大口径砲を運用するしかなさそうな・・・
旧ソ連のKV-2のように
251 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/03(金) 04:12:24 ID:cOQwsqMF
てか5号機って実質JAだろ?
最後自爆するし、しかもそれは加持の仕込みだし、重機っぽいし。
設定的にはJA分を回収するためのメカ。
多分裏設定では開発者に時田っていてマスターコードは「キボウ」だよ。
JA復活だ!イヤッホゥ!!!!
ATフィールド破れないならEVAとの同時運用で使ってみたら意外といけるのではないだろうか?
二号機からボコスカと生えてきたのはJAで培った技術の賜物ではないのか
『ジェットアーロン』でググルとこのスレを差し置いて
高圧洗浄式ノズルアーロンジェットが上位にくるのが腹立たしいw
仮にJAで海上戦とかどうなんだろう
>>257 飛べばいいと思うよ
アトムも飛べるんだし
泳ぐ
飛ぶ
だね
あの第三新東京市を造る技術力だぜ
次回のQでのJAには鳥肌もんだな!
:アスカ保守党:
エヴァ板良スレ保守党
263 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/16(木) 15:08:43 ID:sWS4uSOs
あのネルフがプログラムを書き換えさせてまで阻止したJAの完成
JAはエヴァを超える新の兵器だったのだろうな
264 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/16(木) 16:06:17 ID:FzrONIyZ
見た目は直せないの?(´・ω・`)
>>263 エヴァとの優劣は問題ではないだろう。
・使徒対策が多少なりとも民間でできるってことになったら、
NERV予算が削られることになる(→補完計画にも支障)。
・砲弾を消費したい人達も困る。
こういった政治的理由によって、時田さんの苦労が水の泡に。
エヴァ板良スレ保守党
電力を節約するために
始めは3分割で現場まで牽引して組み立てるのはどうか
268 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/26(日) 13:27:37 ID:ffrHLIzj
大抵の使途はエヴァもJAもいらないだろ。
強力なレーザーで倒せる。
ATフィールドも光は通すから発熱して溶ける。
エヴァとの連携が一番だよね
ATフィールド的な意味で
良スレage
273 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/29(水) 05:01:34 ID:y5ErjvoE
ってかあれだよな。概出ネタかもしれんが造られしセカイだとJAが量産型倒すの手伝ってくれるからな
マトリエルには勝てるんじゃね?
ゼルエルは無理だけど
マトリエルは国連軍でも余裕なレベルだし…
You are (jet)alone
はじめまして。最近読み始めた初心者ですが、
質問があるのです。
JA1ってサキエル戦では一発しか
サンダーフィストを撃てませんでしたが、
ラミエル戦では結構な数撃っているようです。
装甲とかの改善や殴った時の衝撃が
無いためにあの回数が撃てた、
ということでよろしいのですか?
エヴァ板良:スレ保守党
デキッコ氏 えんじょいのJA見てみたかったな
七つ目JA以上にガツンときそうな気配だった
散々既出?
>>277 サキエル戦の時はビーム直撃されて炉心融解危機に遭い、
余剰エネルギーを無理やり腕にまわして撃ったから一発だけだったかと。
ラミエル戦も磁場曲げの際には結構な数を使っていたけれど、
接近してからはただタコ殴りしていただけで、
最終的には一発しか使っていなかったような。
記憶違いだったらスマソ
282 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/16(日) 22:57:30 ID:oxdiGO90
LAS(シロウ)を書いてみようか無理のない程度に
>>273 あの登場はガチ
でも活動限界が早いのが残念
F型初号機や参号機(トウジ)・四号機(カヲル)がいても
復活白ウナギ倒しきる前に退場しちゃうからな
多連装機関砲、レールガン、対戦車ミサイル、自由電子レーザーなどを搭載してはどうか
285 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/17(月) 23:47:46 ID:wNG67GjU
私を乗せた国連軍のオンボロ輸送船を北極海の容赦のない嵐が襲っている。
右に十度世界が傾いたかと思えば、今度は左に十五度の揺れかえしが来る。
野菜サラダと栄養ゼリーならば大丈夫だろうとたかをくくってしまったのはまことに不覚だった。
うっかり昼飯を食べてしまった自分の想像力のなさを呪いながら、私、時田シロウは客人用個室の狭いベッドに横たわっていた。
今にも内容物を逆流させそうな胃を意思の力で押さえつけながら、薄汚れた船室の天井を見上げる。
「一途に夢を追いかけた男の末路…か…滑稽だな」
私が日本重化学工業に入社したのは大学院を卒業した翌年の1998年だ。
それからまもなくして起きたセカンドインパクト。
まさに悪夢のような日々だった。生命の源であった海はきれいに消毒され、地軸は狂い、世界規模で気候が狂い始めた。
特に食料の大半を海外に依存していた日本は壊滅的な打撃を被り、日本はこのまま滅ぶとさえ言われるようになった。
だが私は…技術の革新こそが日本を救いえると信じ、新米技術者ながらオートメーション技術及びナノテクの発展に全精力を注ぎ込んだ。
環境改造ナノマシン、自律制御式の大型土木建築ロボ、環境監視衛星…どれほどの数のプロジェクトにかかわったか、正直なところ自分でも覚えていない。
わずかな配給食料、わずかな研究予算に愚痴りながらも研究開発に打ち込む日々が何年も続き…そして、いつのまにか日本は復興に向かっていた。
気づいた時、私は日本重化学工業、いや日本を代表する技術者として、今は亡き赤城博士とともにTIME(紙資源が枯渇していたため電子メールのみでの配信となった)のトップを飾っていたのだ。
自分の技術屋としての信念は正しかったということが世界に認められた、あの時が私の人生の黄金期だったと思う。
そして10年が経った。
かつてTimeの表紙を飾った男は…真摯に生きることこそが幸せと信じ後ろを振りかえることもなく突っ走ってきた男は、いま北極海を進むUNの老朽艦の中に情けなく横たわりながらゲロを懸命にこらえている。
何がいけなかったのだろう。どこで道を踏み外してしまったのだろう。
286 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/17(月) 23:49:22 ID:wNG67GjU
その時、最大級の大波が船に叩きつけられ、船室は大揺れに揺れた。
うッ…もはや限界だ。
私はベッドからはねあがると、ふらつきながらトイレに駆け込んだ。
ああ、私は昨日からどれほどの摂取カロリーをフイにしているのだろう。このままでは餓死してしまうのではないだろうか。
私はもはや、会社からも日本からも必要とされていない、枯れた人間であることは疑いようもない。
そうでもなければ、ユーロへ「技術者交換」で向かうよう命じられるはずがない。
まあ…もはやその事に対する拘りは…あまり…ない。しかし…
この補給船の倉庫に分解された形で眠る私の最後の夢の結晶…ジェット・アローン。あいつは私の分身でもある。
せめて、あいつを日の当たる場所に立たせてやりたかった。それだけが無念でならない。
ネタバレになるけどQで出る八号機ってJAだから
ループ前の世界から唯一残された設計データに改良を加えたもの
自立思考システムには使徒(第三使徒を元にした人口物)を寄生させることによりATFの中和が可能
カヲルの台詞
「リリンは新たな生命を造りだす気か……」
ヱヴァスナックのおまけのJAがかわいい
289 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/20(木) 17:25:47 ID:Whh9UzQY
EOEで初号機の覚醒がなかった場合JAの出動予定があったことはあまり知られていない
>>289 ?で裏ボスとして登場する予定なんだよ
そんな早い段階では出てこない
議長がJA改を操縦するんだよ
時田、イキまあーす!
293 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/03(木) 03:49:44 ID:kUpmpmUu
保守!
>>281さん
丁寧なご回答ありがとうございます。
負荷のレベルが違うのですね。
訂正
>>284 レールガンは外されたんじゃないのか?
エヴァ板良スレ保守党
エ ヴァ板良スレ保守党
299 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/10(土) 17:45:06 ID:9uYQZwPp
まとめウィキの続きはまだかね
300 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/14(水) 13:17:31 ID:cRC4Rr9C
ふと思ったけど世界唯一の核被爆国で人形兵器の動力とは言え核兵器を有するのは許されるのか?
301 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/14(水) 13:21:30 ID:NJYBtUxT
セカンドインパクトのあと核戦争起きたんじゃなかったっけ
唯一じゃないんじゃないかな。
核じゃなくてN2兵器じゃなかった?
比較的クリーンなN2兵器の登場により大量破壊兵器は「抑止力」ではなく
比較的安易に使用出来る「通常兵器」になってしまった…みたいな感じ。
>>300 原子炉と核兵器とは違うし
共通点は放射性物質を使う所だが、それじゃレントゲンやCTも核兵器だ
エヴァ2に出てくるJA改はN2が動力で、原作のが原子炉だったはず。
戦自って攻性の集団や国連本部があったり、セカンドインパクトから15年程度でほぼ復興してたりすることを考えると、
あの世界、あの時代の日本は軍事的な強国として君臨してると考えていいんじゃないかな。
現実のアメリカ的立場にいるなら、核兵器くらい持ってても不思議ではない。
ってか、二次大戦で負けてない設定なんじゃなかった?これファンフィクション設定だっけ?
それより小説の続きはまだかね
エヴァ板良スレ保守党
エヴァ板良スレ保守党
実は新世紀エヴァンゲリオンに登場するジェットアローンってクレヨンしんちゃんで言えばカンタムロボ見たいな物で劇中劇で有ってジェットアローンって作中世界でも架空の機体何じゃないのー!?♪。
実は新世紀エヴァンゲリオンの世界って現実世界とは違うルートで同夜って民主主義に為ったのかなー!?♪。
エヴァ板良スレ保守党
時田は世界を救えたかもしれん
このスレの住人はロケット好きも多いはず
なんとなく
アメリカよりソ連のロケットの方が好きそうな気がする
共産主義?
オネアミスの翼のロケットは普通にソ連式だったし。
なるほどね
JAが新劇に出るはずはない
誰もがそう思っていた…だが!
共産主義とかそういうの抜きにしてソ連の科学力は凄いと思うな。
アメリカよりも先に人工衛星打ち上げたり、世界最強の水爆作ったり・・・
まぁ、ドイツの科学力に比べれば大したことないんですけどね
あんた、ばかぁ?露助がロケットを打ち上げられてのはドイツのお陰よ。
そりゃアメリカだ。自前のヴァンガードはコケまくって、フォン・ブラウンの御陰でようやく衛星を上げられた。
ソ連の技術は完全自前。ICBM転用だから当たり前だが…
ソ連もV-2のコピーから始まったじゃないか
322 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/16(火) 23:02:38 ID:M4rW4N1q
やっぱ自爆だろ
やっぱドイツは優秀なのね
ドイツの科学力は世界一ィィィ
実はジェットアローン開発したのはドイツ人科学者
新劇での登場を待ってる