カヲル君、勝手にいただくのは泥棒だよ。しかもアスカの間接キスを…後でミナデイン喰らわす。〜勇者シンジの日記より
いや、アスカが触れてなさそうな横からほじくって使ったんだよ、ってそれも泥棒だよ
カヲル君がんばれ
保守
な
ぎ
さ
か
をる
君
う
ん
こ
エヴァ板ID強制表示議論スレッド
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1259589700/ 【主な賛成意見】
・エヴァ板が荒廃しきってる
・今の設定は荒らしを生み出しやすく温床となりやすい
・板が過疎っても問題ない。既に過疎だし
・新劇で過疎っても平穏な過疎のがいい
・他の手段をもって現状を改善できそうにない
【主な反対意見】
・ID表示前にやることがある
・板全体はID導入するほど荒れてない
・今の設定が荒らしを生んでるとは思えない
・荒れてるのは一部のスレ
・削除以来やスレのルールを変えてけばいい
【その他の意見】
・時間かけてじっくり考えるべき
・この板や2ちゃんに詳しい人をもっと巻き込め
・住人への告知をしっかり
今日もぱちんこ
おかえりなさい
カヲル君、クリスマスはどう過ごしたの?
カヲル君、あけましておめでとう!
「レイと初詣行ったんだけど
「あなたと一緒に住むの?」
なんて言われて・・神社で結婚式してると勘違いしてるみたい。」
のろけるカヲル君でした。
気持ち悪い
↑とセカンドに言われてしまいました・・・
おめでとう
おめでとう
おめでとう
おめでとう
おめでとう
おめでとう
私怨きめぇ
鬱月鬱日
最近暗闇の中から誰かが僕を呼んでいて、誰かが僕を見ている。
そんな気がしてならない。
そしてそれはいつも僕の精神を掻き乱す。
僕の頭はモヤモヤし、かと思えば霧が晴れていく。
僕は思い出していた、色々と。
そう、あれは僕自身だったんだ。
僕は僕であって僕でしかない。
そんなテオトロジーでごまかす気はないが、そう思う事で生きてきたんだ。
いや、そうしないと生きてこれなかったんだ。
今、僕の中にいるもう一人の僕、正確に言えば以前の僕が今の僕に必死に語りかけている。
僕の心にポカーンと空いていた穴の向こうに、その僕はいた。
忘れよう、何もかも。
だけど無理だったんだ。
僕はどうすればいいんだ。
僕の中の僕が僕を苦しめる。
思い出そうとする僕と、思い出させようとする僕もいる。
そして僕はいつも思う、何故生きているんだ、この姿で…。
明日、フィフスチルドレンとして第三新東京市へ向かう。
誰かが僕を待っているのだろうか。
まってるよー
カヲル君
カヲル君、春休みはいかがお過ごしかな
春休み終わっちゃったね
○月×日
フィフスチルドレンとして新第三東京市に到着。
予定通りネルフの関係者と合流できたのだが、
第三使徒の襲撃により、契約していたアパートが崩壊してしまっていた。
仕方なく、第三東京市の外れにある別のアパートに入居する事に。
決して大きくはないけれど小奇麗なアパート。
急な移動のために家具の調達が間に合わず、
今のところ家具といえるのはテレビと布団だけ。
夜、コンビニ弁当を片手にテレビを見ていると、何故か涙が出てきた。
あぁ、以前はこんな事はなかったはずだ。
一体、この世界に何が起こったのだろうか。
○月×日
部屋にいると寂しいので、近所を散策する事にした。
我が家は交通量の多い中央通りを一本わき道に入った、比較的静かな通りにある。
とは言え、目の前の通りにはちゃんと街頭はあるし、食料品の調達も鼻歌まじりにできそうだ。
どうやらあのネルフの人は、僕の事を本当に気にしてくれているようだ。
家具とか後でいいから、とりあえず早く来て欲しい……
日が傾く頃、やっとネルフの人が来てくれた。
「元気か?」と笑いかけられて、また涙が出そうになった。
思わず歯を食いしばったが、大きな、暖かい手で頭をわしわしと撫でられたら、結局こぼれてしまう。
彼は仕方なそうに笑うと、近くのとんかつ屋で晩御飯をおごってくれた。
彼が言うには、この理由のわからない悲壮感は、ホームシックと言うらしい。
あと2、3日で直ると太鼓判を押してくれたので、もう心配ないだろう。
そう言えば、今夜は昨日よりもテレビが面白い気がする。
○月×日
ネルフの人が家具を運んで来てくれたので、一日中部屋作りに費やした。
と言っても、元々が1Kの狭い部屋である。
ベッドとテレビを置けばもうスペースなどないに等しい。
2人でベッドに腰掛けて、昼食を食べながら衣類を置くスペースについて話し合う。
やはりベッドの下の空間にカラーボックスでも置くのが最良か。
そう切り出そうとしたが、一瞬早く彼が口を開いた。
「もっと広い、別の部屋にするか?」
狭いよりは広い方がいい。
そんな簡単な質問のはずなのに、僕はしばらく、何も言う事ができなかった。
この狭くて寂しい思いしかしていないこの部屋がいい。
それを彼にうまく伝える言葉を必死に探していたのだ。
壁掛け時計がチクチクと時を刻むのを聞いていたが、それはほんの10秒ほど。
10秒の永遠を、彼はどうとったのだろうか。
立ち上がった彼のズボンを、僕はとっさに掴んだ。
ここがいい。
結局、僕はとにかくそれだけ口にした。
すると彼は嬉しそうに笑った。
まるで、お気に入りのおもちゃを自慢する子供みたいな笑顔だった。
「そうだろう? ここは以前俺も住んでたんだ。」
あぁそうか、僕は彼の事が好きなんだ。
理由はわからないけれど、ふっ、とそんな言葉が頭に浮かんだ。
その気持ちをうまく伝える言葉は、結局今もわからず仕舞いだ。
けれど、何だか悪くない気分なので、今日はこのまま寝る事にしよう。
カヲル君、乙
○月×日
メールが来る。
どうやら出番はもうちょっと先らしい。
『文章』とか『計画』とかそんな事ばかりで、肝心な事がわかっていない。
それはそうと、夜に冷え込む事も少なくなったこの頃。
すっかり夜歩きが趣味になってしまった。
日がしずみ、空気にわずかな湿気が香る頃。
夜風に身を任せ、まるで街灯に引き寄せられる蛾のように街を歩く。
明るい内は何でもない街並みも、夜の帳が降りる事でその姿を変える。
歩道から人の姿は消え、憩いの場は闇に沈み、わずかにすれ違う人の顔に光はない。
闇の中には死者たちがいる。それは楽園を追放された時から、人が恐れるべきもの。
だから人は夜の間は光を絶やさず、再び太陽が昇るまでじっと忍ぶ。
けれど僕は人ではない。
闇からの声も、暗い視線も、向こう側へと誘う黒い手も、僕は全く恐ろしくない。
人ならば神の息子さえにも訪れる死は、僕にも来てくれるのだろうか。
だから僕は、死者があふれるこの時間に歩くのかもしれない。
今の自分が、人間だと信じたいから。
夜遊びがネルフの人に知られた。
怒られて悲しくなるのも、僕が人である証拠だよね……
○月×日
ネルフの人に夜歩きを禁止されたので、道路の向こう側にある雑貨屋の常連になってみた。
……本当は5分の徒歩を遠く感じるようになったので、
ついつい近場を利用していたら、顔を覚えられただけなのだが。
話上手な人なので、気がついたら僕が1人暮らしである事を話していた。
ちょっと面倒になるかな? と気がかりになったが、彼は気にする様子もない。
少しつまらないので聞いてみたら、どうやら僕と同じ境遇の子供がまだいるらしい。
……『同じ境遇』と言っても使徒ではないはずだ。
詳しく聞いて見たら、どうやら放任主義の親の元に産まれついたらしい。
まったく、自分の子供にも責任を持たないなんて、なんて親だ。
どうせ髭面に眼鏡で白い手袋をして、『問題ない』とか言うに決まってる。
それにしても、どうやら友達ができそうな予感。
会ってみたいものだ。
友達できるといいね
229 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/23(日) 22:49:03 ID:0NaS2EWE
ツマンネ
続き待ち
夜の一人歩きは気をつけてね
○月×日
『放任主義の常連』は綾波レイだった。
まだ人間のカタチをとってから長くはない僕だけれど、
それでもあの何を考えているのかわからない顔を見ていると、
小言の1つでも言いたくなってしまう。
老人たちではないが、計画では僕たちが出会うのはもっと先ではないのか。
黙々とコーラを飲む彼女にそう話す僕は、おそらく初めて『苛立った』のではないのだろうか。
なぜならば、このどこかおかしい世界の中で、彼女の答えが予想通りの……
「なぜ怒ってるの?」
そんな、いつもの答えだったからだ。
せっかく友達ができると思ったのに。こんな気分では理性的な会話さえもできない。
しかしまぁ、これで彼女と次に話すのは当分先になりそうだ。
これもまた、どこかおかしいながらも世界が備えた治癒力なのだろう。
○月×日
やはり、世界はどこかおかしい。
綾波レイと再び言葉を交わす日が、こんなに早く来るとは思わなかった。
あの日から、夕食を再びコンビニへと戻した僕だが、彼女は僕をアパートの前で待っていた。
「なぜ怒ってるの?」
僕たちは再び雑貨屋で椅子を並べる事となった。
もちろん、わざわざこんな事をしたのだ。はっきり言った。
君には役割があるはずなのに、こんな都市の外れで何をしているのか。
今にして思えば、その時の僕はどんな答えを期待していたのだろう。
「私に役割なんてない。私の代わりはいるもの。」
彼女の事を少しでも知れば、こんな返答は十分予測できたはず。
けれど、次の言葉には思わず眉をひそめてしまった。
「だって、私は一人目だから。」
一人目は確か死んだはず。
僕の怪訝な表情は、感情には疎い彼女でも容易に読み取れたようだ。
あぁそうか、と言いたそうな……そして少し疲れたような顔で、彼女は言った。
「繰り返す世界は同じじゃない。少しずつ、少しずつ変わって行く。
九死に一生を得る事も、また死にたくても死にきれない事もある。
けれど、世代交代は世界にとって、なくてはならない出来事みたい。」
その事を問いただすより早く、綾波レイの愚痴が始まった。
舞台から降り損なった者の拠り所のなさと、スポットライトを浴びるもう一人の自分。
表現する事のできないもどかしさを胸に秘め、彼女はどう過ごしているかと言うと、
「毎日街を歩いているわ。
あ、碇君がこの街に来た日、一瞬姿を見られて焦ったけれど、別にそれだけ。」
もう立派なニートらしい。そう言えば、「働いたら負け」とか言ってた気がする。
思わず考え込んでしまった僕へ、彼女はその赤い目を僅かに淀ませ言った。
「色んな人に聞いてみた。だからあなたにも聞くわ。
私はどうすればいいの?」
とりあえず働けばわかるのではないだろうか、と言おうとしたが、
なぜか口から出た言葉はまったく異なるものだった。
じゃあ、僕の友達になってはくれないだろうか?
意もせずに出た言葉に驚いたけれど、彼女は相変わらずの無表情。
けれど、僕の言葉に頷くその目から淀みは消えていたように思う。
やはり、世界はどこかおかしい。
でもきっと、悪い方向には行ってないはずだ。
○月×日
朝起きて、ふと思った。
あの一人目の綾波レイは、なぜ昨日、アパートの前で待っていたのだ?
なぜ僕の住んでいる場所を知っていた?
と言うか、今日普通に部屋に遊びに来た。
と言うか、帰っていった足音、上の階へと上がって行った気がする。
アパートの二階へと行ってみた。
僕の住んでいる真上の部屋が『綾波』だった。
……部屋が汚い。
本人が片付ける気ゼロなので、ゴミくらい拾ってあげる。
これも友人としての努めだろう。
部屋の前で、久しぶりに見たネルフの人がニヤニヤしていた。
どうやら全部この人の仕組んだ事のようだ。
カヲル君、おつかれさま〜