渚カヲルの日記 2冊目

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187名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/24(木) 10:28:07 ID:???
カヲル君、勝手にいただくのは泥棒だよ。しかもアスカの間接キスを…後でミナデイン喰らわす。〜勇者シンジの日記より
188名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/09/27(日) 00:27:37 ID:???
いや、アスカが触れてなさそうな横からほじくって使ったんだよ、ってそれも泥棒だよ
189名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/01(木) 02:32:17 ID:???
カヲル君がんばれ
190名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/04(日) 02:36:25 ID:???
保守
191名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/11(日) 02:14:06 ID:???
192名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/19(月) 20:53:35 ID:???
193名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/21(水) 00:23:37 ID:???
194名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/25(日) 00:51:51 ID:???
195名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/25(日) 10:01:47 ID:???
をる
196名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/01(日) 13:50:05 ID:???
197名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/09(月) 21:04:28 ID:???
198名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/14(土) 03:35:00 ID:???
199名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/21(土) 17:42:28 ID:???
200名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/23(月) 19:41:06 ID:???
>>197-199
お前等生きてる価値なし
201名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/11/30(月) 23:28:50 ID:???
エヴァ板ID強制表示議論スレッド
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1259589700/


【主な賛成意見】
・エヴァ板が荒廃しきってる
・今の設定は荒らしを生み出しやすく温床となりやすい
・板が過疎っても問題ない。既に過疎だし
・新劇で過疎っても平穏な過疎のがいい
・他の手段をもって現状を改善できそうにない

【主な反対意見】
・ID表示前にやることがある
・板全体はID導入するほど荒れてない
・今の設定が荒らしを生んでるとは思えない
・荒れてるのは一部のスレ
・削除以来やスレのルールを変えてけばいい

【その他の意見】
・時間かけてじっくり考えるべき
・この板や2ちゃんに詳しい人をもっと巻き込め
・住人への告知をしっかり
202名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/05(土) 17:36:49 ID:???
今日もぱちんこ
203名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/15(火) 21:24:00 ID:???
おかえりなさい
204名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/26(土) 17:41:58 ID:???
カヲル君、クリスマスはどう過ごしたの?
205名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/04(月) 09:00:13 ID:???
カヲル君、あけましておめでとう!
206名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/05(火) 12:01:01 ID:???
「レイと初詣行ったんだけど
「あなたと一緒に住むの?」
なんて言われて・・神社で結婚式してると勘違いしてるみたい。」

のろけるカヲル君でした。
207名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/05(火) 22:56:43 ID:???
気持ち悪い
208名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/07(木) 21:35:29 ID:???
↑とセカンドに言われてしまいました・・・
209名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/08(金) 23:05:02 ID:???
おめでとう
210名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/11(月) 01:03:10 ID:???
おめでとう
211名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/17(日) 01:40:05 ID:???
おめでとう
212名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/01/30(土) 04:20:03 ID:???
おめでとう
213名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/07(日) 06:55:01 ID:???
おめでとう
214名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/15(月) 02:44:14 ID:???
おめでとう
215名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/15(月) 11:51:56 ID:???
>>1
こんなとこにいないで働きなさい。こんなキモイサイトまで運営してさ
http://karen.saiin.net/~doraneko/index.html
216名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/15(月) 17:40:12 ID:???
私怨きめぇ
217名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/18(木) 17:47:16 ID:???
鬱月鬱日

最近暗闇の中から誰かが僕を呼んでいて、誰かが僕を見ている。
そんな気がしてならない。
そしてそれはいつも僕の精神を掻き乱す。
僕の頭はモヤモヤし、かと思えば霧が晴れていく。

僕は思い出していた、色々と。
そう、あれは僕自身だったんだ。

僕は僕であって僕でしかない。
そんなテオトロジーでごまかす気はないが、そう思う事で生きてきたんだ。
いや、そうしないと生きてこれなかったんだ。

今、僕の中にいるもう一人の僕、正確に言えば以前の僕が今の僕に必死に語りかけている。
僕の心にポカーンと空いていた穴の向こうに、その僕はいた。

忘れよう、何もかも。
だけど無理だったんだ。
僕はどうすればいいんだ。
僕の中の僕が僕を苦しめる。
思い出そうとする僕と、思い出させようとする僕もいる。
そして僕はいつも思う、何故生きているんだ、この姿で…。

明日、フィフスチルドレンとして第三新東京市へ向かう。
誰かが僕を待っているのだろうか。
218名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/02/21(日) 07:16:55 ID:???
まってるよー
219名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/06(土) 15:06:47 ID:???
カヲル君
220名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/03/23(火) 01:26:05 ID:???
カヲル君、春休みはいかがお過ごしかな
221名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/12(月) 00:18:43 ID:???
春休み終わっちゃったね
222名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/20(火) 23:49:19 ID:???
○月×日

フィフスチルドレンとして新第三東京市に到着。
予定通りネルフの関係者と合流できたのだが、
第三使徒の襲撃により、契約していたアパートが崩壊してしまっていた。
仕方なく、第三東京市の外れにある別のアパートに入居する事に。
決して大きくはないけれど小奇麗なアパート。
急な移動のために家具の調達が間に合わず、
今のところ家具といえるのはテレビと布団だけ。

夜、コンビニ弁当を片手にテレビを見ていると、何故か涙が出てきた。
あぁ、以前はこんな事はなかったはずだ。
一体、この世界に何が起こったのだろうか。
223名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/21(水) 00:14:57 ID:???
○月×日

部屋にいると寂しいので、近所を散策する事にした。
我が家は交通量の多い中央通りを一本わき道に入った、比較的静かな通りにある。
とは言え、目の前の通りにはちゃんと街頭はあるし、食料品の調達も鼻歌まじりにできそうだ。
どうやらあのネルフの人は、僕の事を本当に気にしてくれているようだ。

家具とか後でいいから、とりあえず早く来て欲しい……


日が傾く頃、やっとネルフの人が来てくれた。
「元気か?」と笑いかけられて、また涙が出そうになった。
思わず歯を食いしばったが、大きな、暖かい手で頭をわしわしと撫でられたら、結局こぼれてしまう。
彼は仕方なそうに笑うと、近くのとんかつ屋で晩御飯をおごってくれた。
彼が言うには、この理由のわからない悲壮感は、ホームシックと言うらしい。
あと2、3日で直ると太鼓判を押してくれたので、もう心配ないだろう。
そう言えば、今夜は昨日よりもテレビが面白い気がする。
224名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/21(水) 00:54:11 ID:???
○月×日

ネルフの人が家具を運んで来てくれたので、一日中部屋作りに費やした。
と言っても、元々が1Kの狭い部屋である。
ベッドとテレビを置けばもうスペースなどないに等しい。
2人でベッドに腰掛けて、昼食を食べながら衣類を置くスペースについて話し合う。
やはりベッドの下の空間にカラーボックスでも置くのが最良か。
そう切り出そうとしたが、一瞬早く彼が口を開いた。

「もっと広い、別の部屋にするか?」

狭いよりは広い方がいい。
そんな簡単な質問のはずなのに、僕はしばらく、何も言う事ができなかった。
この狭くて寂しい思いしかしていないこの部屋がいい。
それを彼にうまく伝える言葉を必死に探していたのだ。
壁掛け時計がチクチクと時を刻むのを聞いていたが、それはほんの10秒ほど。
10秒の永遠を、彼はどうとったのだろうか。
立ち上がった彼のズボンを、僕はとっさに掴んだ。

ここがいい。

結局、僕はとにかくそれだけ口にした。
すると彼は嬉しそうに笑った。
まるで、お気に入りのおもちゃを自慢する子供みたいな笑顔だった。

「そうだろう? ここは以前俺も住んでたんだ。」

あぁそうか、僕は彼の事が好きなんだ。
理由はわからないけれど、ふっ、とそんな言葉が頭に浮かんだ。
その気持ちをうまく伝える言葉は、結局今もわからず仕舞いだ。
けれど、何だか悪くない気分なので、今日はこのまま寝る事にしよう。
225名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/01(土) 02:23:46 ID:???
カヲル君、乙
226名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/07(金) 22:59:04 ID:???
○月×日

メールが来る。
どうやら出番はもうちょっと先らしい。
『文章』とか『計画』とかそんな事ばかりで、肝心な事がわかっていない。

それはそうと、夜に冷え込む事も少なくなったこの頃。
すっかり夜歩きが趣味になってしまった。
日がしずみ、空気にわずかな湿気が香る頃。
夜風に身を任せ、まるで街灯に引き寄せられる蛾のように街を歩く。
明るい内は何でもない街並みも、夜の帳が降りる事でその姿を変える。
歩道から人の姿は消え、憩いの場は闇に沈み、わずかにすれ違う人の顔に光はない。
闇の中には死者たちがいる。それは楽園を追放された時から、人が恐れるべきもの。
だから人は夜の間は光を絶やさず、再び太陽が昇るまでじっと忍ぶ。

けれど僕は人ではない。

闇からの声も、暗い視線も、向こう側へと誘う黒い手も、僕は全く恐ろしくない。
人ならば神の息子さえにも訪れる死は、僕にも来てくれるのだろうか。
だから僕は、死者があふれるこの時間に歩くのかもしれない。
今の自分が、人間だと信じたいから。


夜遊びがネルフの人に知られた。
怒られて悲しくなるのも、僕が人である証拠だよね……
227名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/07(金) 23:37:49 ID:???
○月×日

ネルフの人に夜歩きを禁止されたので、道路の向こう側にある雑貨屋の常連になってみた。
……本当は5分の徒歩を遠く感じるようになったので、
ついつい近場を利用していたら、顔を覚えられただけなのだが。
話上手な人なので、気がついたら僕が1人暮らしである事を話していた。
ちょっと面倒になるかな? と気がかりになったが、彼は気にする様子もない。
少しつまらないので聞いてみたら、どうやら僕と同じ境遇の子供がまだいるらしい。

……『同じ境遇』と言っても使徒ではないはずだ。
詳しく聞いて見たら、どうやら放任主義の親の元に産まれついたらしい。
まったく、自分の子供にも責任を持たないなんて、なんて親だ。
どうせ髭面に眼鏡で白い手袋をして、『問題ない』とか言うに決まってる。

それにしても、どうやら友達ができそうな予感。
会ってみたいものだ。
228名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/23(日) 22:22:43 ID:???
友達できるといいね
229名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/05/23(日) 22:49:03 ID:0NaS2EWE
ツマンネ
230名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/07(月) 11:48:54 ID:???
続き待ち
231名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/21(月) 00:31:29 ID:???
夜の一人歩きは気をつけてね
232名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/21(月) 23:08:21 ID:???
○月×日

『放任主義の常連』は綾波レイだった。
まだ人間のカタチをとってから長くはない僕だけれど、
それでもあの何を考えているのかわからない顔を見ていると、
小言の1つでも言いたくなってしまう。
老人たちではないが、計画では僕たちが出会うのはもっと先ではないのか。
黙々とコーラを飲む彼女にそう話す僕は、おそらく初めて『苛立った』のではないのだろうか。
なぜならば、このどこかおかしい世界の中で、彼女の答えが予想通りの……

「なぜ怒ってるの?」

そんな、いつもの答えだったからだ。

せっかく友達ができると思ったのに。こんな気分では理性的な会話さえもできない。
しかしまぁ、これで彼女と次に話すのは当分先になりそうだ。
これもまた、どこかおかしいながらも世界が備えた治癒力なのだろう。
233名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/21(月) 23:30:35 ID:???
○月×日

やはり、世界はどこかおかしい。
綾波レイと再び言葉を交わす日が、こんなに早く来るとは思わなかった。
あの日から、夕食を再びコンビニへと戻した僕だが、彼女は僕をアパートの前で待っていた。

「なぜ怒ってるの?」

僕たちは再び雑貨屋で椅子を並べる事となった。
もちろん、わざわざこんな事をしたのだ。はっきり言った。
君には役割があるはずなのに、こんな都市の外れで何をしているのか。
今にして思えば、その時の僕はどんな答えを期待していたのだろう。

「私に役割なんてない。私の代わりはいるもの。」

彼女の事を少しでも知れば、こんな返答は十分予測できたはず。
けれど、次の言葉には思わず眉をひそめてしまった。

「だって、私は一人目だから。」
234名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/21(月) 23:32:34 ID:???

一人目は確か死んだはず。
僕の怪訝な表情は、感情には疎い彼女でも容易に読み取れたようだ。
あぁそうか、と言いたそうな……そして少し疲れたような顔で、彼女は言った。

「繰り返す世界は同じじゃない。少しずつ、少しずつ変わって行く。
 九死に一生を得る事も、また死にたくても死にきれない事もある。
 けれど、世代交代は世界にとって、なくてはならない出来事みたい。」

その事を問いただすより早く、綾波レイの愚痴が始まった。
舞台から降り損なった者の拠り所のなさと、スポットライトを浴びるもう一人の自分。
表現する事のできないもどかしさを胸に秘め、彼女はどう過ごしているかと言うと、

「毎日街を歩いているわ。
 あ、碇君がこの街に来た日、一瞬姿を見られて焦ったけれど、別にそれだけ。」

もう立派なニートらしい。そう言えば、「働いたら負け」とか言ってた気がする。
思わず考え込んでしまった僕へ、彼女はその赤い目を僅かに淀ませ言った。

「色んな人に聞いてみた。だからあなたにも聞くわ。
 私はどうすればいいの?」

とりあえず働けばわかるのではないだろうか、と言おうとしたが、
なぜか口から出た言葉はまったく異なるものだった。

じゃあ、僕の友達になってはくれないだろうか?

意もせずに出た言葉に驚いたけれど、彼女は相変わらずの無表情。
けれど、僕の言葉に頷くその目から淀みは消えていたように思う。
やはり、世界はどこかおかしい。
でもきっと、悪い方向には行ってないはずだ。
235名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/06/21(月) 23:35:08 ID:???
○月×日

朝起きて、ふと思った。
あの一人目の綾波レイは、なぜ昨日、アパートの前で待っていたのだ?
なぜ僕の住んでいる場所を知っていた?

と言うか、今日普通に部屋に遊びに来た。
と言うか、帰っていった足音、上の階へと上がって行った気がする。

アパートの二階へと行ってみた。
僕の住んでいる真上の部屋が『綾波』だった。

……部屋が汚い。

本人が片付ける気ゼロなので、ゴミくらい拾ってあげる。
これも友人としての努めだろう。

部屋の前で、久しぶりに見たネルフの人がニヤニヤしていた。
どうやら全部この人の仕組んだ事のようだ。
236名無しが氏んでも代わりはいるもの
カヲル君、おつかれさま〜