性急さって狂信者や原理主義者の特徴
俺様が正しいので、民主主義的手続きとかは
まどろっこしくて鬱陶しいわけだ彼らは
エヴァのゼーレはそのようなもののカリカチュアとしては描けてる
ただ、「この危機的状況において」とか薄っぺらい台詞が出てくるだけで、
どんぐらいヤバい状況なのかがちっとも肌で伝わってこないので、
カリカチュア以上のものにはなってない
なるほど、大いに納得した。
世界を制覇してるのに宗教用語を並べるだけで
ゲンドウや議長に独裁者の重みがない、
民主主義的なシステムをどう潰して勝利にこぎつけるかとか
思考の組み立てがないのはそのせいか。
庵野はそうしたものを嫌っているのか背景として処理してしまうけど
むしろ指導層の傲慢や思想を物語の中核に持ってこないと
メッセージに説得力でないと思うんだけどな
庵野監督にとってそういうのを嫌う根本の理由が
自己嫌悪の裏返しだから描写したくなかったのかも
それ描いたら自分の醜さを表現しているようでイヤだとか