綾波とLを同じ部屋に閉じ込めてみた

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524名無しが氏んでも代わりはいるもの
キノ「人間は…苦しみや悩みや葛藤といったものが無いと…自我を保つことが出来ないらしいのです…。
苦しみや葛藤から解放されたその国の人々は…やがて思考力を失い…自我を失い…人間としての自意識を完全に失ってしまいました…」
レイ「…それから?」
キノ「そこから先は詳しくは知りません…ただ…その国の人々の集合体生命であると思われる…巨大な液状の、アメーバのような生き物を目撃したという者は何人かいます…。
それを見た老人の一人がこう言ったそうです…
『あれが…宗教と信仰と科学を極め…理想郷を追い求めた者達の…なれの果ての姿かのう…ホッホッホ…』と…」
L「…結局そのアメーバ状の生物は…どうなったんです?」
キノ「さぁ…聞いたところによると、退化を繰り返して…微生物レベルの生物になり、海へと還っていったとか…」
L「…結局…進化の一番最初の状態に、逆戻りしてしまったわけなんですね…」
キノ「はい…そういうことになりますね…」
〜翌日〜
L「昨日は貴重なお話をお聞かせいただいて、ありがとうございました」
レイ「よかったら…また…きてね…」
キノ「はい、こちらこそありがとうございました。では、さようなら…」

L「なかなか面白いお話でしたね」
レイ「そうね…」
L「私も話を聞いているうちに…なんだか、旅に出たくなっちゃいましたよ…!」

レイ「その前に…まずは身の回りのことをきちんと出来るようにならないとダメね…
さあ…さっそく雑巾絞りに…挑戦よ…」
L「えぇっ…!?せ、せっかく話の余韻に浸っていたのに…現実は厳しいですね…トホホ…」