アスカはシンジのこと好きなの?拾陸

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30名無しが氏んでも代わりはいるもの
第拾陸話ラスト改

海中から見た太陽のイメージ。
海中から外に出るイメージ(OFFで大量の水が抜ける音)
太陽の光に包まれるイメージ。
光の向こうにアスカの顔。
アスカ「シンジ……返事しなさいよっ、バカシンジ……」
シンジ(誰に言うでもなく)「ただ、会いたかったんだ、もう一度」
半べそのアスカ。
黙ってシンジを抱き締める。
泣き笑いのミサト。
ミサト「憎まれ口、叩いてたくせに」

(中略)
3130のつづき:2007/03/02(金) 00:14:03 ID:???

○ネルフ本部・病室
またも病室のベッドで寝ているシンジ。
目覚めるシンジ。傍らにアスカ。
アスカはシンジが気づいたのを見て慌てて立ち上がり、去ろうとする。
アスカ「あんたは今日は寝てなさい。後始末はアタシたちでするから」
シンジ「うん。でも、もう大丈夫だよ」
アスカ「何言ってんのよ。死に掛けたくせに」
シンジ「大丈夫だって──」
急に振り向くアスカ。
激しい身振りでシンジに覆い被さる。
キスしている二人。
シンジ、右手を伸ばそうとして躊躇い、左手で恐る恐るアスカの髪を撫でる。
ゆっくりと離れる二人の顔。(シンジの左手はアスカの髪に伸びたまま)
不思議そうなシンジ。
シンジ「今度は鼻、つままなかった」
アスカ「…ばか」
アスカ、照れて視線をはずす。
?という表情になる。つられてそちらを見るシンジ。
視線の先、伸ばされたままのシンジの右手。
シンジ「まだ取れないんだ…」
アスカ「何が?」
シンジ「血の匂い」
一瞬眉を顰めるアスカ。すぐに柔らかな表情になる。
アスカ(少し優しさを含んで)「ほんとうに、バカね」
〔テロップ〕────つづく────