もしも、ゲンドウがLCLに取り込まれたら

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1名無し
ユイが取り込まれた後で、エヴァに乗り込んで取り込まれたら、
レイも、リツコも道具扱いされずにすんだのでは?
主人公ももしかしたら、冬月さんに世話されて、
暗くならずにすんだかもしれないし。
展開は大幅に変わると思う。
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 10:30:33 ID:N/EVdQWQ
どおってことないぜ
3名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 10:52:07 ID:???
また「もしも〜だったら」か。いいかげんにしろ。
4工藤はちぞう ◆EVA01/6L0s :2007/02/17(土) 10:53:31 ID:H8Q3b8WG
エヴァ板の神コテ工藤ハチゾウが目にもとまらぬ速さで
ニゲット
5名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 11:14:27 ID:???
すくくくく
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 13:15:31 ID:EyO/c/8r
「シンクロ率、10,30,50,70,90,110・・・。ダメです。上昇止まりません」
「シンクロ率400%突破!」

刻一刻と変化する状況を伝えるオペレータの声。
赤ランプが点滅し、機材を、紫色の巨人を一定間隔ごとに赤色に染める。
液晶モニターには「WARING!」の文字が並ぶ。

「実験を中止しろ!」

サングラスをかけた男性が檄を飛ばす。
プシュー。プシュー。と蒸気が抜ける音がする。

両手で耳を塞いだのに相変わらず警告音が聞こえてくる。
あたりもざわざわとざわめきだす。

嫌だ。
こんな音聞きたくない・・・。

白衣を着た女性が、白髪の男性がせわしなく動いている。
7名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 04:02:49 ID:Rl8HH+9j
「まだ、あの夢だ・・・」

背中がぬれてる。
心臓の鼓動が聞こえる。
肩で息をする。
だるい。もう少し寝てよう。
布団を頭までかぶり、目をつぶった。

PiPiPi・・・

でも、そんなことは許されなかった。
程なくして、電子音が聞こえてきたからだ。
音がするほうを見ると、AM6:00の表示が見える。
もう、お父さんは起きてる時間だ。
いかなくちゃ。

トントントン・・・

階段を下り、台所のほうへ向かうと小気味いい音が聞こえてきた。
多分、中にいるのはお父さん。

冬月家の朝は早い。
普通の子供だったら、6:30ぐらいに起きるけど、僕でさえ6起き。
お父さんはもっと早い。
年のせいだそうだ。
8名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 04:05:06 ID:???
ゲンドウには現実世界の留まって
シンジと共に生きてほしかったんですよ。
育児放棄したクソメスブタが、オマンコさせろや。
9名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 04:05:15 ID:Rl8HH+9j

「お父さん、おはよう」

暖簾をくぐると、ブラウンの瞳に、ちょっと細めの白髪が入った眉毛の男性の姿が見えた。
髪は当然のことながら白髪交じり。
僕よりはかなり年が上だけど。
それが僕のお父さん。
本当のお父さんはもうすでにいないけど、
まるで実の子供のように僕を育ててくれた。

「おはよう」

お父さんは手を止め、軽く会釈をした。
ネクタイが軽く左右に揺れる。

「何か手伝うことない?」
「お味噌汁の味を見てくれないか?」

お父さんの隣に立ち、小皿を下の引出しから取り出す。
お玉を持ち、小皿に注ぐ。
小皿を唇のところに持ち上げ、少し傾ける。
うん。すごくおいしい。
いつも通りの味だ。

「いつも通り、バッチグーだよ」

片目を閉じ、親指と人差し指で丸を作った。
OKとか、完璧という意味だ。
10名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 04:11:14 ID:???
夜更かししてみるもんだ。

GJ!!
11名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 04:29:44 ID:???
しかし決して「シンジ」とは呼んでくれない冬月…
12名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 05:21:53 ID:???
糞スレ立ててんじゃねえよヴォケ
13名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 12:06:20 ID:???
いやいや、なかなかの良スレ!
続きを求む!!
14名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 15:47:40 ID:Rl8HH+9j
ところ変わって、第三新東京市上空。
雲の切れ目から顔を出した太陽が青い空の淵をオレンジ色に染め、
高層ビルを銀色に染める。
街路樹脇のスズメが茂みにいる虫をついばみ、烏が「カァー」と泣き声をあげる。
新聞を前のカゴに積んだバイクが白い煙を上げながら走り、
ジャージを着た少年が白い息を吐きながら後を追いかける。

未曾有の死者をもたらしたセカンドインパクトから15年経った今となっては
どこでも見られる当たり前の光景。

パタパタ。

スズメが街路樹脇から飛び立った。
烏が突然、低い声を出した。
周りの烏たちも一斉に飛び上がる。
声の主も、周りの烏たちとともに飛び上がる。
ジャージを来た少年が足を止めた。
眼が大きく見開かれている。

ビルの隙間に浮かぶ不気味なシルエット。
極限にまで補足した手足と胴体。
それとは不釣合いの大きな肩。
胸元にはバスケットボールを10個分以上はありそうな大きさの赤い玉。

左手、左足。右手、右足。
手足が交互に動くたびに、街路樹の幹が揺れ、木の葉が落ちる。

「あ、あ・・・」
ジャージを着た少年は異形の物体が通り過ぎていくのを
黙って見ていることしかできなかった。
15名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 16:34:31 ID:Rl8HH+9j
机の上に、きのこの味噌汁とベーコンエッグ、千切りキャベツとトマトのサラダに、ご飯が並んでる
目の前にはお父さん。
並んでいるものは一緒だ。

「「いただきます」」

お父さんはご飯を口に運び、僕は味噌汁をすする。
壁掛け時計は6:30を指している。

ピロピロリン。

机の脇に置いてある携帯電話が鳴った。
箸を起き、携帯電話を取る。

「冬月です」

程なくして立ち上がり、暖簾があるほうへと吸い込まれていった。
16名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 16:38:04 ID:???
これは期待
シンジの性格も変わるのだろうか・・・
17名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 16:38:06 ID:Rl8HH+9j
「なぞの物体が出現? 分かった。すぐそちらへ向かう。総員、第一種戦闘配備」

暖簾越しに声が聞こえてくる。

「シンリ。悪いが、急用ができた。後片付けを頼む」

いすの背もたれにかけてある上着を羽織り、味噌汁とご飯をかきこむ。
ベーコンエッグを2・3口で食べ終え、ぱたぱたとスリッパの音を立てながら駆け出していく。

「うん。分かった」

サラダとご飯をほおばりながら、首を縦に振り、後姿を見送る。
お父さんが座っていたほうのお皿と茶碗はすべて空だ。
僕のほうはというと、ご飯とサラダが半分ぐらい残ってる。
いつもは同じぐらいタイミングで食べ終えるのに、今日はやけに早い。

”臨時ニュースです。午前6:15分。第三新東京市に未確認飛行物体が出現しました”

リモコンの電源ボタンを押してないのに、テレビがひとりでについた。

”市民の皆さんは落ち着いて避難をしてください”

アナウンスが終わると同時に画面が花畑に切り替わった。
お父さんが慌てて出て行ったことと何か関係有るのかもしれない。
僕もいつもより早めに朝食を済ませ、食器を片付け、自宅を後にした。
18名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 16:44:39 ID:???
>>17

ちょwww
シンリwwwww
19名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 16:59:38 ID:GFc1jFps
一気に台無し
20NHK ◆l/Eo//L.R. :2007/02/18(日) 17:44:01 ID:???
致命的ww
21名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 17:45:46 ID:Rl8HH+9j
「今日はホンマついてないなー。朝っぱらからシェルターに避難。
 朝練がふいになってしもうたわ」
トウジが声をかけてきた。
上下ともに黒のジャージ。ジッパーの所には白い線が入っており。
スラックスの左右には白い帯にMIZNOという文字がプリントされている。
「でも、あいつは楽しそうだけどなー」
視線の先には、茶色のショートカットにメガネをかけた少年。
名前は相田ケンスケ。中学2年生。僕と同い年だ。
服装も同じ。白いワイシャツに黒のスラックス。
平均的な男子中学生の格好だ。
「そうでないよ。トウジ」
カメラを手に持ったまま、顔をこちらに向ける。
少しだけ不満そうだ。
「肝心なことは何もかかれてないし」
カメラの脇に取り付けられた液晶画面には花畑が映ってる。
朝見たのと同じだ。
「トウジ、ケンスケ。まさか、こっそり抜け出す気はないでしょうね」
声がしたほうを見やると、黒い転々を顔ちりばめた少女が座っていた。
白のブラウスに赤いリボン。趙著になるように結ばれている。
スカートは緑。
「そんなことあらへん。な、ケンスケ?」
念押し。ケンスケのほうをじっと見る。
「しない。しない。絶対にしない。相田ケンスケの名にかけて約束します」
手のひらを広げ、左右にふる。
瞳が踊ってるのは気のせいだろうか。
「まあ、それならいいけど・・・」
ため息をつき、脇の置いてあった本を広げる。
「それならいいけどな」
トウジと目が合った。
”ケンスケのことを見ててくれなはれ。お願いします”
トウジのブラウンの瞳がそう語ってる。
ケンスケに見えるように大きく首を縦に振った。
22名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 17:47:01 ID:Rl8HH+9j
打ち間違えました。
正しくはシンリではなく、シンジです。
23名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 18:12:15 ID:GFc1jFps
わかってるぜダーリン
24名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/18(日) 19:37:24 ID:???
オーケー続きを頼むよブラザー
25名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 12:15:23 ID:UqYMvNdB
トウジ達と取り留めもない会話を交わしていると、後ろのほうから声がした。
「碇シンジだな?」
「はい。そうですけど・・・」
声がしたほうに視線を向けると、黒服の男が二人並んで立っていた。
黒の上着に黒のネクタイ。黒のスラックスと黒のサングラス。
トウジ、ケンスケ、ヒカリは二人の男をじっと見てる。
「今すぐ、来てもらいたい所がある」
二人の男はトウジ達の様子に動じることはない。
表情を窺い知ることはできないが、そんな気がする。
「はぁ・・・」
一体どこへ連れて行くのだろうか?
頭に?マークを三つ浮かべた。
”冬月司令が働いてる所です”
男がひそひそ声で話し掛ける。
”お父さんがいるところですか?一体、なぜ?”
僕のお父さんは特務機関NERVの司令官。
目の前にいる二人の男はNERVの関係者だろう。
信用してもいいのかもしれない。
”それをここでいうことはできません。後で説明します”
”分かりました”
それなら仕方ない。ここでいう事ができない事情があるのかもしれない。
「ごめん。トウジ。」
右手を顔の前に立て、約束を果たせなくなったことを伝える。
”まあ、そういった事情ならしゃあねー。行ってきなはれ”
後は任せておけ。そう目が語ってる。
口調は乱暴だけど、時たま、見せてくれる優しさがすごくうれしい。
26名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 12:18:35 ID:UqYMvNdB
黒服の男に連れられてたどり着いた場所は妙な所だった。
右手に見えるのは角の生えた兜のようなものをかぶった大きな顔。
眼球と呼ばれるものはなく、顔全体が紫色にカラーリングされている。
幼いころ見たものと同じだ。
「はじめまして。赤木リツコです」
白衣を身にまとった金髪の女性がお辞儀をする。
「赤木リツコさん、はじめまして。碇シンジです」
僕も同じようにお辞儀をする。
さっきまでいたはずの黒服の人はいない。
後で説明してくれるといったのに。
「リツコでいいわ。えっと・・・シンジ君、それともシンジちゃんと呼べばいいのかしら?」
この人はマナーがいい・・・いい人そう。
「まだ決めてないので、好きなほうで呼んでください」
「それじゃあ、シンジ君と呼ぶことにするわね」
「はい」
あ・・・忘れてた。
「リツコさん、右側にある紫色の大きな顔は何ですか?」
「人造人間エヴァンゲリオンの頭部よ」
「エヴァンゲリオン?」
初めて聞く単語だ・・・。
「そう。エヴァンゲリオン。人が作り出した汎用人型決戦兵器。われわれ人類の切り札。その初号機よ」
リツコさんは熱く語る。
おそらくこの人が設計者だ。
でも、じゃあ、どうして、お父さんはここに呼んだのだろう・・・
まさか、これを見せるため?
「いいえ、違うわ。お父さんはあなたをこれに乗せるために呼んだの」
この大きな兵器に?
27名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 12:19:38 ID:UqYMvNdB
「リツコ君、そのことは私の口から直接言いたかったのだが・・・」
タラップを降りて、白髪混じりの男性が現れた。
白い眉にブラウンの瞳。
僕のお父さんだ。
「お父さん!」
タラップのほうへと近寄る。
「シンジ。よく来たな」
僕が来たのかすごくうれしそう。
しかめっ面をしていた眉が垂れ下がっている。
「司令・・・」
リツコさんの冷たい声。
振り向いた瞬間、リツコさんのこめかみに青い筋が浮かんだような気がする。
怖い。
「コホン。おっと、危うく忘れるところだった」
くるりと後ろを向き、咳払いをする。
それから向き直り、
「シンジ、急にで悪いが、これに乗ってくれないか?」
ポンと肩に手を置いた。
え・・・
お父さん、何を言ってるの?
どうしてこれに乗らないといけないの?
「使徒が間近に迫ってる。おまえが乗らないと全人類が死ぬことになる」
使徒・・・。何、それ?迫ってくるということは生き物?
「”おまえが乗らないと死ぬことになる”」
死ぬ・・・。
お父さんが、トウジが、ケンスケが・・・。
リツコさんやヒカリが。
「うん。分かった。これに乗る」
冬月のとは微妙に違う瞳に決意の光が宿った。
言ったからにはもう後には引けない。
28名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 12:21:42 ID:UqYMvNdB
「LCL注水」
今、僕は金属製の筒の中にいる。
頭にはヘッドセット。
オペレーターの声と共に、水に血を1滴落としたぐらいの濃度の液体がせりあがってくる。
「な、何ですか!?これは?」
う、嘘・・・。
こんなところで溺れ死ぬの。
「男の子でしょうが、我慢しなさい」
耳慣れない声がする。思わず、その声の主をにらみつけてしまう。
その人の顔は見えないのに。
「ミサト。男であっても、女であっても同じよ。そんな考え方は捨ててしまいなさい」
リツコさんの声。ミサトという人は古い考え方の持ち主だけど、この人は違う。
男も女も関係なさそうだ。
逆に考えると、女であっても甘えることはできないけど、いい意味で徹底してる。
「シンジ君、落ち着いて。その液体はLCLといって、肺の奥にまで吸い込めば酸素を供給してくれるの」
気泡が舞い上がる。
苦しい。
「ガ・・・ガブガブ」
ひときわ大きな気泡がチューブの中央に上がった。
でも、息苦しい感じはしない。
リツコさんの言った通り酸素が供給されてるらしい。
ちょっとしょっぱいけど。
「よしよし。いい子いい子」
頭をなでられたみたいでちょっと恥ずかしい。
「シンクロ開始」
ひし形を敷き詰めたような模様が浮かび上がり、右から左。
下から上。右下から左上。右上から左下。さまざまな方向に飛び交う。
すごく幻想的。
29名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 12:22:45 ID:UqYMvNdB

「A10神経接続異常なし。初期コンタクト、全て異常なし」
「双方向回線開きます」
幻想的な模様が消えた。
別な人の体に乗り移ってるような不思議な感覚。
体全体が解け、別の人にくっついてる。
すごく暖かくて気持ちいい。
まるで日差しの中にいるみたい。
こういうのを幸せって言うのかな。

オペレータの声とともに起動するエヴァ。
シンクロ率16.3%。
カタパルトに乗せられ、「リフトオフ!」との掛け声でエヴァが射出される。
射出された先にいたのは異形の物体。
使徒だ。
「シンクロ率32.7%、ハーモニクス誤差3%、変化ありません」

「司令、よろしいですね」
「使徒を倒さないかぎり人類に未来はない。やりたまえ」
「初号機、発進!」
発令所から通信が入る。
ゆっくり。ゆっくり動き出す。

モータの動く音が背後から聞こえる。
ガコン!
背中に衝撃が伝わった瞬間、上に向かって吸い上げられるような感覚がする。
まるでゆっくりと頂上に登ったジェットコースターが急に加速したみたいな感じで思わず目をつぶった。

30名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 19:32:33 ID:???
なかなかいいけど、細かいオリジナル?設定が気になる。
もっかいエヴァを見直してからの執筆キボン。いやマジで期待はしてます。
31名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 19:42:49 ID:UqYMvNdB
>>30
ほとんどオリジナルです。

綾波レイ:ファーストチルドレン。ゼロ号機のパイロット。ゼーレの狛犬です
アスカ:本編と同じ
シンジ:碇ゲンドウと碇レイの子供。男でもなければ女でもない体。幼い頃に両親を亡くし、冬月の元で育てられてる。トウジ・ヒカル・ケンスケとは友達同士。
???:フォースチルドレン。三号機のパイロット。DVの被害者。友達は一人もおらず、孤立した存在。
カヲル:本編と同じ
碇ユイ:碇シンジの母親。初号機のシンクロ実験中に消滅。
碇ゲンドウ:碇シンジの父親。ユイの後を追って自殺。
32名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 19:51:08 ID:???
>>31
あの、、、、ヒカリです
33名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 19:54:52 ID:???
スレのシンクロ率が急激に低下しています!
34名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 20:25:02 ID:???
>>31

そういうのは自サイトでやってください。お願いだから。
35名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 22:04:10 ID:???
碇ゲンドウ:碇シンジの父親。ユイの後を追って自殺。
スレタイ嫁
36名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 22:04:41 ID:???
シンクロ率更に低下!危険です!
37名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 22:15:54 ID:???
ミサト「リツコ司令みなかった?」
リツコ「いいえ。それよりレイ。どう?久しぶりに乗った初号機は?」
レイ「!!」
ミサト「どうしたのレイ?!」
レイ「これは何?私泣いているの?前が暗く…。」
リツコ「まさか…グラサン?」
38名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 23:32:33 ID:???
LCL―ゲンドウ風味―
渋谷で女子高生を中心にバカ売れする
39名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 07:28:55 ID:F2cNkR8/
シンジ、生きろ。
シンジ、ここはあなたがいる場所ではないわ。みんながあなたの帰りを待ってる。

「父さん!母さん!一人にしないで」
40名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 09:34:01 ID:???
父よ
母よ
妹?よ。。。
41名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 09:44:06 ID:???
>>31
もったいないなあ。面白そうだったのに。
基本的にもしもスレはもしも設定以外は変わらないから新鮮なんだよ。
ゲンドウ=自殺ってのはLCLに溶けることだと解釈して、
ゲンドウがいないからレイの境遇が変わってるのはわかる。
でもヒカリが呼び捨てで呼ばれるような仲になってるのは不自然だし、4thが
トウジじゃないのも現時点では違和感ありまくり。
まー設定厨にろくなのはおらんが、ちょっともったいないので本編準拠路線でなら続けてほしいわ。
42名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 11:14:23 ID:???
なんだか>>1
「ゲンドウが死んでたらレイは人間らしく扱われてたのでは?」
ってのはどうかなぁと思っただ。

んでそっち方面で書こうかなと思ってたんだけど、速攻で連載開始されちゃったから没にする。
43名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 12:12:08 ID:F2cNkR8/
>>41
う〜ん。
三号機&バルディエル+サードチルドレンで大暴れさせてみたかったのですが・・・
流石にブーイングがここまでくると気が引けてきます。
読者あってのものだ寝ですし。
サードは本編通りトウジにしておくことにします。

>>42
もったいない。
人間らしく扱われたレイちゃんの姿見てみたいです。
44名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 12:15:24 ID:???
ネタスレとして生きていく道だってある!
45名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 12:18:36 ID:???
フハハハハ!いかにも厨房臭い言葉だ
ネタスレとして生きていくだと?
ネタスレにもSSスレにもなりきれない
そんな哀れなスレをおまえに救えるか!
4643:2007/02/20(火) 12:20:03 ID:F2cNkR8/
設定を変更しました。

綾波レイ:ファーストチルドレン。ゼロ号機のパイロット。ゼーレの狛犬です
アスカ:セカンドチルドレン。二号機のパイロット。性格は本編と同じ。クォーター。
シンジ:碇ゲンドウと碇レイの子供。幼い頃に両親を亡くし、冬月の元で育てられてる。トウジ・ケンスケとは友達同士。
トウジ:フォースチルドレン。三号機のパイロット。
カヲル:フィフスチルドレン。経歴などは不明。
碇ユイ:碇シンジの母親。初号機のシンクロ実験中に消滅。
碇ゲンドウ:碇シンジの父親。ユイの後を追って自殺。
47名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 12:21:32 ID:???
それでも共に生きていくことはできる!
48名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 13:00:01 ID:???
だから自サイトでやってください
気が引けたまま退場してください。
49名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 14:09:56 ID:???
というか設定を先に書きすぎなのが叩かれてる原因。
オリジナルの展開なんて作者の力量次第でどうにでもなるんだから、
あんたがしっかりした理由付けを作品内でやったら誰も文句言わないよ。
50名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 15:10:03 ID:???
っていうか、ユイは居ないの?
シンジはレイとゲンドウの子供って時点で訳が分からん。
5143:2007/02/20(火) 15:21:56 ID:F2cNkR8/
>>49
設定を書いたのが失敗の原因だったとは・・・。
気づきもしませんでした。
ご忠告ありがとうございます。

>>50
原作どおり、ユイとゲンドウの子供です。
レイとゲンドウというのは単なる書き間違いですので気にしないでください。
5242:2007/02/20(火) 17:47:14 ID:???
>>51 =43
悪いけどご期待には沿えないと思う。
言葉足らずで誤解させたようだけど
「ゲンドウが死んでたらレイは人間らしく扱われていたか?」
という問いに対しては
「んなこたーねーべ?
 むしろ"モルモット"扱いされてるんじゃねー?
 ・・・"庇護者"がいねーんだからよォ」
と思ってるので。
5343:2007/02/20(火) 18:21:12 ID:F2cNkR8/
>>52
ひ、庇護者ですか・・・
レイのことを見ていないゲンドウがそのような立場だったとは。
断罪物や貞元エヴァに毒されすぎたせいかも知れません。

それでも、気になります。
レイが道具扱いされるにせよしないにせよ、
42さんが描き出すエヴァを読んでみたいです。
54名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 18:33:36 ID:???
42が特攻の拓っぽい口調であることについて
55名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 21:00:25 ID:???
つか、>>53はアニメ本編通して見たことあるの?
56名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 09:13:07 ID:???
ないでしょ。オナニープレイは見てて何とも言えない。
57名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 10:10:33 ID:pYJbSKgz
>>55
リアルタイムで見たよ。
「来い」といきなり言われる展開はあんまり好きじゃないし、
冬月さんが見ず知らずの親の手元で育てさせるようなことはないだろうから、
そういう展開にしました。
58名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 10:39:32 ID:???
もう一回見ろ。他人の解釈に毒されて真実が見えなくなってる時は多々あるものだ。
59名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 19:21:39 ID:???
俺は>>42>>43の競作模様が見たいわけだが
今のところ作品を発表してる>>42の勝ち
60名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 19:22:25 ID:???
逆だた。>>43の勝ち。>>43ごめ。
61名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 20:34:37 ID:???
書かずに文句を言うだけの>>42
打たれても打たれてもまた立ち上がる>>43

どう見ても>>43の勝ちです
本当にありがとうございました
次回作にご期待ください
62名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 03:21:23 ID:???
「事件」前後を少し考察すると

2002年 冬月がミサトを見る
2003年 冬月、資料を揃えてゲンドウをなじるも逆にゲヒルンにスカウトされる
2004年 ユイ消滅
2005年 リツコ、この頃ミサトと知り合う
2008年 MAGI基礎理論完成。リツコ、ゲヒルン入所。
2010年 MAGI完成。レイ1人目絞殺さる。赤木博士自殺。ゲヒルン解体、NERVに移行
63名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 03:30:34 ID:???
このifの焦点は「いつゲンドウがLCLに取り込まれたか」又は
「ゲンドウが生きていなくても赤木博士はレイを殺し、自殺したか」ではないかと思うんだな

1.ゲンドウは2010年まで生きていて赤木博士の自殺の後死亡(動機が問題)
2.ゲンドウは2004年死亡。レイT、赤木博士は生存(これはあり得る)
3.ゲンドウは2004年、レイTは赤木博士の手に掛り死亡。赤木博士は生存(赤木博士の生存の動機が必要)
4.ゲンドウ、赤木博士は2004年頃事故でともに死亡。レイTは生存(これもあり得る)
5.ゲンドウは2004年頃、赤木博士はレイTを絞殺して自殺(2の逆で死亡の動機が必要)

どの線で行けばいいのか勝手に決めていいなら、題材として面白そうだなと思った。
64名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 08:44:47 ID:???
ナオコさんが初期に死んじゃうとMAGIもないんだよな。
MAGIのないネルフか。……まあ、あんまり関係ないかも。
65名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 08:51:05 ID:???
マギの代わりに普通のスパコンじゃいまいち面白くないな
66名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 09:48:02 ID:???
>>63
私が書きたかったの1〜5のいずれでもなく、

ゲンドウは2004年のごろに起きた事故により自殺。レイIは存在しない。
赤木博士はゲンドウがいなくなったことでふっきれ、ユイの遺志を受け継ぐ。
冬月は使徒に対抗できるエヴァンゲリオンのパイロットを育てるためにゲンドウとユイの子供を引き取り、
育て始める。

という内容のものですが・・・
1〜5の可能性もありえそうですね。
1〜5の場合、どういう歴史をたどるのやら興味深いです。
67名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 12:22:39 ID:???
レイ1号は恐らくげひるんるんげひるんるんではなく
委員会が所轄する別の組織、あるいは委員会が直に関与してできたモノだと思われるです。
ゲンドウのことなので個人的に秘密裏に作成して2010年まで伏せておいた可能性もありますが
さすがに個人でそんなことをやっていればナオコさんにもあちこちにもバレるだろうと。
と、すると(製作当初にゲンドウの提案/関与があったかどうかは別として)
あそこまで育成してからゲンドウの元に届けられた可能性が高い。
「ばぁさんは用済みだ」と言ってた(らしい)ことからも窺えます。

だからゲンドウが死んでいても似たような形で登場するんじゃないかと思うんです。
68名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 15:15:46 ID:???
>>67
う〜ん。
一人目のレイはゼーレの飼い犬で、二人目もゼーレの飼い犬?
それだったら、キールを慕っていてもよさそうなのに、
そんなそぶりは見せてない。
ゲンドウを慕うように仕向けられてたのでしょうか?
69名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 17:33:53 ID:???
そらーあんた、中身は奥さんですし
70名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 19:56:56 ID:???
>>69
自然とゲンドウは慕うか。
レイは妻の面影を持ってるから。
71名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 21:05:42 ID:???
>>68
なんか勘違いしてるような気がする!
レイ1号がロストしたからレイ2号が用意されたのよ。
魂は同じもの(で、実は1個しかないらしい)。
肉体は同時培養されたのが多数存在しているので代替は可能というからくり。
72名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 00:28:47 ID:J9a0+iKV
何よりも、LCLに溶けたらユイと一緒に居れて同化出来るし
ゲンドウが何よりも幸せだと思う
73名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 06:31:13 ID:???
魂のない零号機にはシンクロできても
魂入りの初号機には誰もシンクロできなかったり

内部で完結してるから全てのパイロットを拒む初号機
74名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 10:25:51 ID:???
色が統一されてなくて右が赤で左が青とかな
パイロットが深くシンクロしようとするとゲンドウの部分が拒否しだして大暴走
暴走しないようにシンクロリミッター回路が内蔵されていて
表向きはそれが不完全なので暴走する事にされているとか何とか

いろいろ妄想を述べているうちが楽しいのであった
75名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 11:41:49 ID:+01mdkIu
零号機はナオコじゃないの?
76名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 14:02:48 ID:???
>>75
昼ドラみたいなドロドロ関係で好きな説ではあるけどね。
本当のところは色々問題点があるでしょ。(どの説もだけど)
死体になってからエヴァ乗れんの?とか、じゃありっちゃんが
パイロットすればいいんじゃん?とか。
77名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 15:22:28 ID:???
>>76
>>63の1〜5ならどれが一番実現性がありそうだと思う?

このIFって、かなり無理があると思う。
ゲンドウが自殺orLCL融合するのが、まず想像できん。
レイの製造を提案したが却下されて絶望したとか、そんな理由しかないんじゃないか。
もしレイが存在する世界でゲンドウはLCLに取り込まれ済みってことだったら、こんな感じか。

・レイを製造する(ユイをサルベージする)許可を委員会が却下、または失敗
・個人的に動こうとしたが失敗して同様に消滅。
・ゲンドウがLCLに取り込まれた後、計画が見直されサルベージ再開
 又はゲンドウが吸収された後でようやくクローンが完成
78名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:08:13 ID:???
>>77
う〜ん。これならどう?
ユイが取り込まれた後、サルベージを実行にうつす。
しかし、「ユイさえいなければ・・・」と考えたナオコが妨害したことによって失敗。
そのことを知ったゲンドウは激怒し、ナオコを射殺。
自分自身も飛び降り自殺を図るのであった。
79名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:11:14 ID:???
>>78
それではLCLに取り込まれないんではw
80名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:15:12 ID:???
>>79
う・・・そういわれればそうだけど・・・
見逃して。
LCLに取り込まれたらなんて無理がありすぎる。
ユイとゲンドウが一緒に乗り込んでいたという話ならありえそうだけど。
ユイの後を追ってとなると無理がありすぎる。
81名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:36:48 ID:???
LCLに取り込まれること自体が無理があるというなら
このスレで設定こね回すことに何の意味が。
書きたくなっちゃったてんなら「もしゲンドウが死亡してたら」っつ設定で
自由に書くなりして、適当な投稿サイトにでも投稿したほうがいいんじゃねえ?


まあそもそもゲンドウいなかったらネルフ自体設立できたかどうか怪しいもんだが
前身となるゲヒルンがあるっつっても、なあ。
82名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:37:31 ID:???
つまり
「スレタイどおりのシナリオは現時点を持って破棄。
 ゲンドウが死亡していれば状態は問わないものとします。
 スレッドの保持を最優先。いいわね」

ということですか?先輩!
83名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 18:40:16 ID:???
>>79-82
いやいやいやいやいやいやいやいやいや

ちょっとまて。まて。
ありえなさそうなシチュエーションなら無理矢理こじつけるのが
この手の もしも 物の常識だろうよ。
そこでシミュレート初めてどうするよ?
84名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 19:41:43 ID:???
ん〜これなら、どう?
かなり強引だけど・・・

ユイのサルベージに失敗。
どうすれば、ユイにまた会える。考えに考えた末、初号機に乗り込むことを思いつく。
早速、計画を実行に移そうとするが、ナオコ・冬月の反対に会う。
ユイを元に戻すには、自分自身が乗り込んで呼び戻すしかないと説得。
第二次サルベージ計画が実行に移され、ゲンドウはユイに呼びかける。
「ユイと一緒にいたい。お前がいないと子供達をシンジを幸せにすることができない」と。
ユイとゲンドウのリヒドー反応が上昇し、成功するかと思えたその時、
機械が警告を発し、サルベージ失敗。
ゲンドウとユイは取り込まれたままとなってしまった。
一人残されたシンジ。
その姿を見て、取り返しのつかないことをしてしまったと気づいたナオコは自殺。
冬月がシンジを育てることとなった。
85名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/23(金) 19:59:34 ID:JVnmygOT
いーじゃんいーじゃん。
>>84の話しはその線で行けばOK。
こじつけ結構。あんまし肩肘張ってもしょーがなかろ?
たかがFFなんだし。
86名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:32:03 ID:QNwypQQR
ユイのサルベージは、一応は肉体が構成さたものの
ユイを構成する情報が不足しており、アルビノの子供として生まれてしまった
結果は失敗といわざるをえない
後にその肉体を使って作られたクローン体(魂はリリスを使用)がレイ
でもそれで満足できるゲンドウなわけがない。やっぱりユイに会いたい
ゼーレは人類補完計画で、全人類を一つにするらしい
ん?そしたらユイに会えるじゃん!やった!・・・・・いや、まてよ?
わざわざそんなことしなくても、自分もエヴァに取り込まれればいいんじゃん
で、実行しちゃった

ってかスレタイって「エヴァに取り込まれたら」じゃなくて
「LCLに取り込まれたら」なんですよね
いくらでも拡大解釈ができそうなんですが・・・
87名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:42:36 ID:6eOoSIr2
>>86
はい。そういう感じです。
ゲンドウを取り巻くスタッフを見回してみると、いろいろな思惑が交錯してますが。
ユイと再開することを願う冬月に、
「どうやってもゲンドウは振り向かない。それなら、いっそのこと、消してしまう。そうすればあきらめもつく」
と考えているナオコ。
どうして自分が生まれてきたのわけも分からない、アルビノの子供。
88名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:45:28 ID:6eOoSIr2
>ってかスレタイって「エヴァに取り込まれたら」じゃなくて
>「LCLに取り込まれたら」なんですよね
>いくらでも拡大解釈ができそうなんですが・・・
「LCLに取り込まれた」=「エヴァに取り込まれた」なので、
相当狭まるかなと思ってたんですが、
LCLって他にも存在してましたっけ?
ゲイジの中と水槽ぐらいしか思い浮かばない・・・。

89名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:47:10 ID:???
ゲンドウ「ゆ、ユイ・・・また、君に逢えるんだね」
ユイの声『そうよあなた』

ちゅどーむ

ナオコ「碇所長〜〜〜〜!」


ちょっとゼータ風味だった。ごめん。
90名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:48:43 ID:???
リリスの足もとのLCL溜りに飛び込んだ
メガネと衣服は発見されたが、死体そのものはどこを捜索しても発見できなかった

とかでもよくないか?
91名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 14:57:17 ID:???
ゲンドウ、ユイの「たった二人だけの人類補完計画」って感じですな

冬月「碇・・・お前は今も、ユイ君と一緒にいるんだな」

話の進め方によっちゃ、結構切ない物語になるかも知れない
92名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 15:15:52 ID:???
>>88
LCLはリリスの体液みたいなものなのでは?
リリスからダラダラ流れ落ちている液体でしょ
「LCLに取り込まれた」=「エヴァに取り込まれた」ってのも違うのでは?
LCLに溶けたことによりエヴァに取り込まれたってことか、もしくは
エヴァに取り込まれる過程において、まずエントリープラグ内のLCLに溶けた
というふうに、私は思っているんですけど、間違ってます?
「取り込む」っていうのは、そのモノを内に取り入れる、丸め込む
吸収し自分のモノにするみたいな意味をもっていると解釈しているんですが
そう考えると「LCLに取り込まれる」というのは不自然だと思ってしまうんです
LCLという液体と、人間という固体が混ざり合い、境界線がなくなる現象は
「取り込まれる」ではなくて「溶ける」だと思ったんですよね

>>90
「LCLに取り込まれた」=「エヴァに取り込まれた」ではなく
こういう解釈も出来るってことですよね
93名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 16:03:22 ID:6eOoSIr2
>>90
その死にかただとミステリーっぽいですね。

>>92
はい。そういう感じです。
LCLに溶けて、コアに取り込まれて・・・
94名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 19:37:18 ID:???
母さんは、研究所の実験で死んでしまった。
父さんも、母さんの後を追うように、実験に身を投じて、帰って来なかった。

僕は、まだ子供だった僕は、父さんと母さんの恩師でもあり、
同じ職場の同僚でもあった冬月先生のもとで、
先生の娘のレイと一緒に暮らしている。
でも、冬月先生とレイは本当は親子では無いらしい。
だから僕もレイも、冬月先生も、お互いに血の繋がりはないけれど、
僕達は家族なんだと思ってた。

思ってたんだ。
あの時まで。
95名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 19:44:26 ID:???
冬月先生は最初、私の事はお父さんと呼んでも良いし、好きなように呼んでも構わんよ。
と言っていた。
本当はお父さんと呼んだほうが良いのかも知れないけれど。
そう呼ぶと少し悲しげな、複雑な顔をするこの人が少し分からなかった。
僕よりも先に親子関係だったレイは、何故か冬月教授、と呼んでいた。
冬月先生はその方が少し嬉しいような、懐かしむような顔で応えてるように見えて、
僕も先生と呼ぶようになっていた。
96名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 19:48:10 ID:6eOoSIr2
>>94-95
出だしがすごくいい。
続きが気になります。
97名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 19:55:19 ID:???
今日も何事も無く学校が終わり、僕は夕飯の買い物をして帰ってくる。
レイは学校を休んで冬月先生とネルフの実験に参加してて、今日帰って来るらしいから、
何か美味しいものを作ろうと思う。
冬月先生も久しぶりに帰って来る事だし。
ネルフというのがどのような職場なのか、僕は良く知らない。
ただ、かつて父さんと母さんが消えた所という事以外は、あまり知りたくは無かった。

使徒と呼ばれるモノが来るまでは。
98名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 19:59:13 ID:???
>96
ありがとうございます。
今回初めて書いてみました。^^;;;
996:2007/02/24(土) 20:04:16 ID:???
「初号機、リフトオフ」
安全装置の外れる音がする。
無理やり伸ばされるような感じがなくなり、自由になる。

嫌にくっきりとした景色。
目の前に立っているのは首なしの怪物。
二つに分かれた骸骨に、赤い玉。
極限にまで細くした手足。それとは不釣合いな肩。
腰の部分を見ると、骨盤のようなものが浮き出てる。
3・4日ぐらい食べてないのかもしれない。
「シンジ君、歩いて」
ミサトさんの声がする。
(歩く…)
左足を前に出し、右手を振る。
同じように右足を前に出し、左手を振る。
(え・・・)
何かに毛躓いた。
顔中に火花が走る。
すりむきこそしないけど、痛い。
「シンジ君、起き上がって」
首なしの怪物が猛スピードでこっちにやってくる。
足音が伝わる。
怖い。
体が浮かび上がる。
顔面を手でつかまれたようか感じがする。
ミシミシと音がする。
三椏に分かれた手のひらの中央からピンク色の光のようなものが溢れ出す。
この瞬間、僕は意識を失った。
100名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 20:14:04 ID:???
「十年ぶりか・・・。」
使徒と呼ばれるものがついに現れてしまった。
現司令である私は忌々しくその異形をネルフ本部から睨む。
「レイを使う。初号機は直ちに使徒の殲滅、都市の防衛を。」
「シンジ君もここに呼んでおくべきか・・・。」
想定していたとはいえユイ君の面影を使う事になるとは・・・。
10194:2007/02/24(土) 20:20:45 ID:???
6の人とカブってしまって申し訳ないです。
1026:2007/02/24(土) 20:27:29 ID:???
「初号機パイロット。心拍上昇!」
「ギャアァァァァァ」
叫び声が発令所ないに響き渡る。
「フィードバックレベルを下げて」
「はい」
リツコの声にあわせて、オペレーター達はキーをものすごい速さでたたき始める。
「フィードバックレベル低下」
使徒の腕と初号機の顔面の間に光が発生し、何かを貫くような音がする。
「落ち着いてシンジ君。それはあなたの顔ではないのよ」
赤の上着に黒のタンクトップを身にまとった女性が胸元にぶら下げられている十字架を握り締める。
「後頭部装甲破損。初号機沈黙します」
初号機に宿っていた瞳の色が消える。
ビルを背にし初号機が横たわってる。
左眼からはおびただしい量の出血。
ビルを、紫の装甲で覆われた太ももが真っ赤に染まる。
「救助班を直ちによこして」
兵装ビルから無数のミサイルが打ち上げられる。
あるミサイルは黒い皮膚に着弾し、あるミサイルは三つに引き裂かれる。
「それはできない」
「なぜです?冬月司令」
冬月司令の方をにらみつけ、異議ありと言わんばかりの目で見つめる。
「もう少し待てば、目覚める。実の子供を守るために」
怪訝な表情を浮かべるミサト。
それとは対照的に余裕の表情を浮かべている冬月。

PM7:00.
時計の長針が12を、短針が7を指し示したその時。
「グォォォォ」
紫色の巨人が雄たけびを上げた。
103名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 20:45:26 ID:???
>>6 >>94
二人ともトリップ付けたらどうかな。
そうすれば紛らわしくなくなるから。
個人的にはこういう競作のカオス状態大好きw
10494/95/97/100 ◆9l/WY/tOOI :2007/02/24(土) 21:00:46 ID:???
えっと、ではなるべく6さんの邪魔にならない感じに書いていこうかと思います。
1056 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/24(土) 21:17:54 ID:???
>>103
なるほど・・・。
これからはそのようにします。
アドバイスありがとう。
10694/95/97:2007/02/24(土) 21:23:04 ID:???
100は冬月の視点で。
再びシンジ君視点から。

街が恐慌状態に近い喧騒に包まれて、暫らくすると僕はネルフに呼び出されていた。
冬月先生や、レイに何かあったのだろうか?
ここまで案内してくれたミサトさんは何も教えてくれない。
リツコさんは知的だが、どこか冷たい感じのする人だ。
廻りを見回していると僕の目の前に、巨大なロボットの顔が現れた。
「あなたがこれに乗るのよ」
僕は意味が分からない。
「冬月先生・・・義父さんはどこなんですか」
施設の高台から声がかかる。
「私ならここだよ、シンジ君。嫌だとは思うが君に乗ってもらいたい。」
僕は改めて巨人の顔を見る。
何かが心の中で拒絶する。
なんだ、これ。僕はこの巨人を知っている・・・?

僕が躊躇していると、冬月先生は業を煮やしたのか、時間がないのか、
おもむろにリツコさんに指示を飛ばす。
「君が嫌がる理由も分かる。やむをえんか・・・。仕方ない。レイを出せ。」
「シンジ君よりは役に立つ。」
10794/95/97/100 ◆9l/WY/tOOI :2007/02/24(土) 21:36:30 ID:???
レイ?
レイがなんだって?
まさかこの巨人にレイを乗せるの?危険な目に会わせるつもりなの?先生!
だって僕達は家族じゃないか!
血が繋がってないけど、だけど皆で夕食を囲む家族じゃないか!!
なのになんで・・・!!

そんな僕の事をまるで無視するかのように、レイが移動ベットに運ばれてやってくる。
レイ・・・!
血まみれで身体のあちこちが包帯でつつまれてるじゃないか!!
先生が淡々と言う。
「レイ、君の代わりが出れない。初号機に乗ってくれ。」
「はい。」
レイは気丈に答えるが、立ち上がる途中で力つきて。
僕は思わず彼女を抱き寄せた。
ネルフでの彼女の立場は知らない。
冬月先生の立場も。
でも、僕は家族を失いたくはない。

「・・・乗ります。僕が初号機に乗ります。」
10894/95/97/100 ◆9l/WY/tOOI :2007/02/24(土) 22:01:46 ID:???
ミサトさんとリツコさんに言われるまま僕は
初号機・・・エヴァンゲリオンを操縦した。
とても恐かった。
とても痛かった。
あとは禄に憶えていない。

気が付くと僕は病院のベットの中で、天井を見つめていた・・・。
目覚める前に、父さんと母さんに会ったような気がした・・・。
暫らくすると、ミサトさんが、僕を見舞いにきてくれた。

冬月先生は、後処理ですぐには駆けつけれないとの事だ。
今回の件で、ミサトさんは僕に提案があるという。なんだろう?
109名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/24(土) 22:12:51 ID:???
いいねいいね。同じネタで同じ場面なのに、描き方がそれぞれ違ってどっちも面白い。
2人ともがんばって
11094/95/97/100 ◆9l/WY/tOOI :2007/02/24(土) 22:39:45 ID:???
「シンジ君、少し私とドライブに行かない?」
僕は冬月先生を待っていたが、残務処理が長引くとミサトさんに言われたので、
気持ちの整理も付かないまま付き合う事にした。
「あなたのお陰でこの第三新東京市は助かったわ。」
「レイは・・・無事ですか?」
夕日に照らされる街が奇麗だった。
この風景の中には、数多くの家族や人々がいる。
レイは義父さんのことをどう思っているのだろう・・・。
「レイは・・・もう少し時間が掛かるわ。それと・・・」
今日はつまらない夕食になるな、と思った。
「今日はもう疲れたでしょう。家に帰っても冬月司令は帰って来れないとの事よ。だから、」
「だから、今日は私の家に来なさい。歓迎するわ。」
1116 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/24(土) 23:02:46 ID:???
「ここは…」
白い天井が見えた。
天井の真中にはパネルのようなものがあり、無数の穴があいていた。
「第一外科の佐藤先生。佐藤先生…」
ドア越しにアナウンスが聞こえる。
僕は今病院にいるらしい。
ガラガラ…
ドアが重苦しい音を立てる。
音がしたほうを見ると、カーキ色の制服に白髪の男性が歩み寄ってきた。
その後ろには、白衣を身にまとった金髪の女性。
「リツコさん、お父さん!」
リツコさんの隣には赤いコートを羽織った女性。
髪は青で、首から銀色の十字架をぶら下げている。
「えっと…隣の人はミサトさん?」
「そうよ」
声のトーンが冷たい。不機嫌そうな顔をしてる。
「ミサトさん、どうかしたのですか」
”いつものことよ。寝不足気味なの”
リツコさんが耳元でささやき返る。
”なるほど”
同じく耳元で。
「二人とも何話してるのよ」
青い筋が浮かんでる。
やばい。このまま続けると怒り出しそう。
「ん…」
ミサトサンがこちらのことを見てる。
何かついてるの?
「シンジ君…」
ポーチから手鏡を出した。
金色の髪に、赤の瞳。白い肌…

それから数分後、お医者さんがきて、さまざまな検査を受ける羽目になった。
11294/95/97/100 ◆9l/WY/tOOI :2007/02/24(土) 23:41:16 ID:???
>109
ご声援ありがとうございます。
仕事の都合上二日ほど席を空けます。
次回はギャグパートになる予定です。w
1136 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/24(土) 23:58:12 ID:???
>>109
まさか、呼んでくださる方がいるとは・・・
作者冥利に尽きます。
114名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 20:34:06 ID:WFVgQEln
未読メール:99件。
デスクの上に置かれている資料の束。
山のように盛り上がっている吸殻。
「問題山積みね…」
コーヒーを一口すすり、机の上へ。
マグカップにはネコのマークがプリントされてる。

「顎間接部拘束、破損」
「ゲイン上昇」
コンソールにはALERTの文字が並ぶ。

画面に紫色の巨人が映し出されてる。
顔の左半分を覆っていた装甲はもう既になく、黄緑色した眼球と茶色の皮膚が覗いている。
顎の間接は外れ、歯のようなものと舌みたいなものが見える。

「まさか、そんなはずないわ」
モニター画面を喰らいつくように覗き込む。
「リツコ、どういうこと?」
眉をしかめ、いぶかしげな表情をするミサト。
「エヴァには心がある。危機的状況に陥って、目覚めたの。彼と彼女が。自分のみを守るために」
淡々と語るリツコ。
「彼と彼女?」
首なしの怪物が白い光を放つ。
体を左右に傾け、一歩一歩、自分の足取りを確かめるように歩く初号機。
兵装ビルに着弾し、煙があがる。
初号機の背後には瓦礫の山。
「資料読んでないの?」
「あ…実は、まだ」
ミサトの首筋に冷や汗がタラリ。
「資料を読まないお馬鹿さんに語る言葉はもうないわ。後は自分で調べなさい」
ミサトは首を縦に振るほかなかった。
115名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 20:35:23 ID:WFVgQEln
「ATフィールド展開」
赤い壁が広がる。
それを手でこじ開けようとする初号機。
赤いひし形の波紋が広がる。
「ATフィールド中和されていきます」
赤いガラスの破片が初号機の肩に、兵装ビルに降り注ぐ。
それを振り払うように走り出す初号機。
たじろぐ首なしの怪物。
初号機の左拳が、赤い球体に炸裂し、ヒビが入った。
「自爆するつもり!?」
首なしの怪物が手を伸ばし、両手で初号機を包み込んだ。
微動だにしない初号機。
首なしの怪物は体を丸めている。

「勝負あったな」
将棋版に駒を乗せる冬月。司令室の大型モニターには対戦相手が映し出されてる。
「流石、冬月先生。完敗です」
頭を垂れる対戦相手。
「伊達に、この年になるまで将棋を続けておらぬよ」

赤とピンクが入り混じったような光の球が首なしの巨人を中心に発生し、
初号機と周囲の兵装ビルを包み込んだ。

「さてと…」
背筋を伸ばし、頬を叩く。
資料の一番上には「遺伝子の解析結果(被験者は碇シンジ)」と書かれている。
「今日中にこの資料を読まないとね」
吸殻をごみ箱に捨て、メガネをかけた。
116名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 22:59:00 ID:???
あの、、ダミーゲンドウ量産とかしないの?
117名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/26(月) 03:54:11 ID:???
佐久間エイジ(公称14歳)
チルドレン候補・以前の経歴は全て抹消済み……
とかいたりしてw
118名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/26(月) 11:16:50 ID:???
いや、実はシンジがゲンドウの(略
1196 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/26(月) 21:28:33 ID:H2Vsbac5
「シンジ君、はじめるわよ」
「はい」
頭にはヘッドセットがつけられ、僕の体はプラグスーツで覆われている。
胸の辺りは白で、腕と太もものところは青。
手首のところにはブレスレッドみたいなのがあり、
スイッチみたいなのが表と裏についている。
リツコさんによると、心肺蘇生を行うためのものらしいが…
万が一の時は誰かが押してくれるのだろうか。
LCLが満たされるまでの間そんな取りとめもないことを考えていた。
「A10神経接続開始。ハーモニクス正常」
「双方向回線開きます」
「シンクロ率、24.0%。誤差±7%」
神経の束みたいなのものが視界に広がり、抱きしめられたときのような感覚がする。
ちょっとだけ心臓がドキドキする。小恥ずかしい。
「シンジ君、何か変わったことはない?」
リツコさんの声がする。
「特に…」
特に変わったことはありません。そう言おうとしたその時、声が聞こえてきた。
”君は誰だい?”
声がする。遠くのほうから声がする。あなたは誰?
”僕は渚カヲル。君と同じリリンの仲間さ”
僕は碇シンジ。リリンの仲間?リリンってそもそも何…
”どうやら、お邪魔だったみたいだね。僕はこれで失礼するよ。また会えたらいいね。シンジ君”
何を言ってるの?邪魔じゃないのに…。
「シンジ君!」
状況が良く分からない。あたりを見回す。
闇の中。オペレーターの声とリツコさんの声だけが聞こえる。
1206 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/26(月) 21:29:43 ID:H2Vsbac5
「マヤ状況は?」
「シンクロ率、24.0%。誤差±7%。変化ありません」
オペレーターの声が僕の状況を逐一報告している。
「シンジ君!」
「はい…?」
リツコさんが怒ってる。何か気に入らないことをしたのかな…?
「実験中止」
暖かい感じがなくなり、エントリープラグの壁が目に入る。
「シンジ君。呼ばれたら返事をしなさい」
その一言にパチパチと目をしばたたかせる。
呼ばれたらってどういうこと?
もしかして、僕のことを呼んでたの?
「そうよ。さっきから、ずっと呼んでたの」
眉を八の字にしたまま。真剣な表情を崩さない。
「ごめんなさい…」
ずっと、呼んでいたなんて、気づかなかった。ごめんなさい。
頭を垂れ、僕の意思を伝えた。
「気づけばそれでいいのよ」
やっと、いつも通りの表情に戻ってくれた。
ちょっと一安心。
「ところで、さっき、何があったの?詳しく聞きたいところだけど…」
作業員がこちらのことをじっと見てる。
早くしてくれ。と言いたそうだ。
「話は後にしたほうが良さそうね」
じゃまをしてごめんなさい。小さな声で作業員の人に謝るリツコさん。

その後、僕はエントリープラグから降り、作業員の人からLCLの吐き出し方などを教わった。
血の味がする。しょっぱい。
咳き込む感じがなかっただけ、まだマシだけど…
ちょっとだけエヴァに乗るのが嫌になった。
1216 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/26(月) 21:31:50 ID:H2Vsbac5



リツコさんに連れられて、向かった場所は、小さな喫茶店。
丸い机といすが5脚あり、植え込みみたいなので囲まれている。
窓ガラスのほうを見ると、上から下に水のようなものが流れていて、落ち着いた雰囲気のお店だ。
一人でいるにはもってこいの場所。頭の中にこのお店の名前をインプットした。
「お待たせしました」
ウェイターがコーヒーを二つ置く。
「それじゃあ…」
ウェイターがお盆を脇に抱え、きびすを返す。
僕とリツコさんはその動きを目で追う。
「大丈夫よ。ここの人もネルフの職員だから。外部に秘密がもれることはないわ」
それなら安心だ。
シンクロしてから起こった出来事をすべて話す事にした。

「そう。声がしたのね…」
おかしな事態が起こったのに、眉一つあげない。
この人、肝が据わってる。
「シンジ君、おかしい?」
にっこり笑ってる。
うかつなことを言ったら、何をされるか分からない。
言ってはいけないともう一人の僕が言ってる。
かといって嘘をつくわけにも行かない。
首を縦に振るほかなかった。
1226 ◆SmH1iQ.5b2 :2007/02/26(月) 21:33:14 ID:H2Vsbac5



「はぁ…」
疲れた。
布団の上に倒れこむ。
「あれから、リツコさん延々と話しつづけるもんな」
シンジ君、いい。科学者たるもの何が起ころうと冷静でなくてはならない。肝心なときに慌ててしまったら、せっかくの研究材料を取り逃してしまうわ。
そんな感じの内容が頭に過ぎる。

ふと時計を見ると、21時を回ってた。
PiPiPi。
携帯電話のメールボックスを開くとお父さんからメールが来てた。

シンジへ
仕事が忙しいので、今日は帰れそうにない。

夕食の準備をする必要はなさそうだ。
インスタントラーメンを食べ、眠ることにした。
123名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 04:21:20 ID:0t+4tzhB
「シンジ君、はじめるわよ」
兵装ビルからパレットライフルが出てきた。
「はい」
それを手に取り、引き金を引く。

学校は当分の間、お休み。
本当は授業があるけど、リツコさんが学校の人に掛け合って、
休ませてもらってる。
リツコさんによると、学校は二つ返事でOKしたらしい。

「シンジ君、外れてるわよ」
目の前に浮かんでいるバルーンに向かって黄色い弾のような飛んでいくが、
バルーンの左や右や上を掠めて飛んでいく。
銃身を少し左にずらしても、右にずらしても同じ。
どういうわけか知らないが、まったく当たらない。
1・2発ぐらい当たってもいいのに。
「マヤ、左眼の視力補正をお願い」
「左眼+3D(ディオプター)の補正を開始します」

 ※ディオプター 裸眼時にピントが合う距離のこと。50cmではっきり見えるようになら、100/50で-2D。逆に、300cmでもはっきり見えるなら+3Dとなる。

マヤさんの声がした瞬間、パンという音がした。
バルーンの破片が宙を舞う。
最近、なぜかしらないけど、左眼が良く見えない。
曲がり角を曲がろうとすると良くぶつかる。
リツコさんは「左眼が傷つけられたことによる影響よ。放っておけば治る」みたいなことを言っていたけど・・・
本当に治るのかな。
もしかして、このままずっと・・・

124名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 04:23:15 ID:0t+4tzhB
「次、ソニック・グレイブの訓練に入るわよ」
そんなこと、ないない。
パンと両ほほを叩くと、今度は左のほうから薙刀のようなものが出てきた。
湾曲した刀身に肩ぐらいまでの高さがある軸の部分。
足元のほうを見ると、先端の部分を丸く削った石突のようなものが見える
「お、重い・・・」
左手で石突のほうを、右手で刀身の方を持とうとしたら、
ソニック・グレイブが落ちた。
「シンジ君、上がっていいわ」
しゃがんでつかもうとしたら、リツコさんの声がした。
今日はこれでおしまいみたい。



「ふう。予定が狂いっぱなしね」
のびをし、コーヒーをすする。
ちょっとぬるめだけど、このくらいがちょうどいい。
「でも、仕方ないですよ」
マヤがフォローを入れる。
ショートカットの黒髪に、ベージュの上着。
オレンジと赤のストライプが両肩から腰のあたりにかけて入ってる。
胸元にはいちじくの葉っぱ。
いちじくの葉っぱの左上にはNERVと書かれてる。
「さっきの戦闘で左眼もやられてしまいましたし、腕の筋力もだいぶ落ちてしまいましたから」
コーヒーをもう一口すする。
「肝心のチルドレンは役立たず。セカンドチルドレンも来るのに3・4日はかかる。使徒が来ないのは不幸中の幸いかしらね」
コーヒーカップをソーサーに置こうとしたその時、後ろのほうから声がした。
肩まで伸びた紺色の髪に、赤の上着。銀のロザリオ。
両腕には書類を抱えてる。
まだまだ仕事はありそうだ。
125名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 04:24:29 ID:0t+4tzhB
「ミサト、何か用事?」
「見りゃ。分かるでしょ。報告書よ」
不機嫌そうな声をあげる。
目の下にはクマが浮かんでる。
ミサトもどうやら徹夜明けのようだ。
「さてーと、あともうひとがんばりね」
デスク脇の鏡に自分の顔が映ってる。
金色の髪に、黒の眉毛。
目の下にはクマが浮かんでる。
「給料がはずむといいですね」
軽く目の下をマッサージし、コーヒーカップをソーサに置いた。
126名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 06:45:07 ID:???
どっちの続きだかまるでわからんw
カオスだw
とりあえずGJ
1276 ◆SmH1iQ.5b2
>>126
123-125は私の書き込みです。
コテハンを書き忘れました。