攻殻スレもあることだし、とりあえずパトスレ立ててみた
アニメはエヴァのほうが好きかもしれんが
コミックは絶対パトのほうが好き。つーか大好き
零号機の頭部はイングラム3号機のパクリだよね
たしかに似ている
エヴァとパトのクロスオーバーモノって
パトエイヴァーしかないのかな?
まあ、パトエイヴァー自体読んだことないんですけどね
6 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/26(火) 15:07:54 ID:QzSX8Ou8
萌無しだからつまんね
太田に萌えるのは俺だけじゃないはずだ!
バドショタキャラじゃん
エヴァパトとかいうSSを前に考えたことがあるけど
特車2課の出番が少なくてボツにしたっけ
使徒戦じゃ警察なんてすることないだろうし
あっても警備とか巡回ぐらいなもんだろ
まあ、どんなこじつけ設定もスパロボには敵わないだろうし
もう一回ちゃんと考えてみようかなぁ・・・
劇場版WXVの怪物とガギエルは同じデザイン
11 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/26(火) 22:16:41 ID:+wirqNp/
>8
みたいだけど萌えない。
太田さんには萌える。
あと、遊馬が好き
パト1の彼は何気にカックイイ
いやその嗜好はおかしい
熊耳さん萌えキャラじゃん
シバシゲオは萌えない
16 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 00:10:20 ID:ShFcMx3g
>>14 「視聴率90%」のメイドver.おたけさんには萌えた。
みにパトには量産機がでている
∧__∧
(´・ω・)
/ヽ○==○
`/ ‖__|
し' ̄◎ ̄◎ ̄◎
レイプレイも面白いよ
20 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 23:22:24 ID:ShFcMx3g
>>9 98式をエヴァの世界で活躍させるのは難しそうだねぇ…
劇場版1の焼き直しみたいになっちゃうけど、イロウルがレイバーのOSに感染してしまい、第3新東京市内で稼働中のレイバーが次々に暴走…ってのはどうだろう?
あとは、シャフトの内海を絡めて、エヴァに関する技術をネルフから奪い取ろうと企む話とか。
勿論、設定は強引にこじつけて。
誰か書いてくれないかな。
>>20 俺
>>9なんだけどさ、実は同じイロウルネタは一回考えてみたんだ
でも殲滅方法をどうしようか・・・?ってなってしまって話が進まなくなったんだ
あと鋼鉄のガールフレンドネタも考えてはみたんだが・・・
ネルフ、戦自、警察上層部の確執をどーのこーのとかやってみようとか考えたんだが
エヴァも98式出番少なすぎで「いやだ!太田萌えなのに出番ないのヤダ!」
って感じでボツ。やっぱり現場の人間出さなきゃ個人的には楽しめないんだ
もう、俺は諦めました・・・
∧_∧
(||||||)
(||||||)
| |
∧_∧
(||||||)
(||||||)
| |
レイバーなんて108式波動球の前ではデク人形も同然
25 :
20:2007/01/06(土) 23:38:01 ID:23dOb0Bm
>>21 いっそのこと、使徒もエヴァもレイバーサイズにするのはどうかな?とも思ったんだけど…
これなら98式も第2小隊の面々も活躍できそう。
特車2課とネルフの共同作戦で使徒纖滅とか。
イバレパート(?)
対使徒という業界(?)じゃネルフが独占だし、裏で怪しいゼーレともつながってる。
一般企業じゃとてもじゃないけど太刀打ちできないよ。
ネルフと特車二課が同一世界のSSは正直厳しいと思う。
単なるクロスのチルドレンが特車二課の隊員だったり、
エヴァに特車二課の面子が乗ってるって方が簡単そうだなあ。
あ、太田はもちろん2号機でな。
というか、特車二課を使徒戦に駆り出そうとする発想自体に無理がある
単なる「第三新東京市在住のおまわりさん」でいいじゃん
戦うだけがドラマじゃない
30 :
21:2007/01/07(日) 18:00:50 ID:???
エヴァの世界(つーか第三新東京市)の警察ってどうなってんのかな
あんまりヘタなことしたらネルフに何言われるかたまったもんじゃない
課長「意味もなく銃を乱射し、ウチの施設を壊すなとネルフから言われたよ」
後藤「意味がないわけでもないと思いますがねぇ」
課長「当たらなければ意味がない!だいたい、弾丸だってタダではないんだ」
後藤(それは分かってるんだけどなぁ・・・。撃っちゃうんだもんなぁ・・・)
遊馬「ネルフに喧嘩売ってんのか?」
太田「いきなり何を言うか!ああしなければ犯人の暴走を止めることはできなかったのだから
仕方がないだろう!」
遊馬「だからってこうもネルフの施設を壊しまくってばかりで、良いと思ってんのか?」
太田「我々警察が治安を守っているのだぞ!」
野明「向こうは人類を守っているけどねー」
リツコ「また特車二課?」
ミサト「そうなのよ、まったく。確かにねぇ、ウチの施設はエヴァ用だったり
対使徒用だったりして、デカイわよ。サイズが!
レイバーごときにゃ、ちょっとした傷くらいしかつけらんないわ
でもね、そのちょっとした傷の修復にもお金がかかるんだから!
今予算削られてんだから、もっとうまく任務遂行してもらいたいものだわ!」
リツコ「最後のそれはあなたが言っていいセリフなのかしら?」
ミサト「なんでよ?」
リツコ「わからないの?」
ミサト「・・・こっちはね、人類を守ってんのよ?」
リツコ「向こうは治安を守っているわよ?」
こんな感じになるのかなぁ・・・?
野明「どうしたの、君?」
綾波「道に迷ったの…」
野明「そう、じゃあお姉ちゃんと一緒に交番行こうか?」
綾波「……いい」
野明「でも、1人じゃお家に帰れないし…」
綾波「余計なお世話よ、マユゲ……」
野明「!!!」
所長がマユゲと呼んでいたのか?
33 :
20:2007/01/09(火) 00:08:28 ID:UPQN/Rka
>>30 戦う国際公務員と地方公務員。「金喰い虫」という点では共通してるね。
国連とゼーレがバックについてるネルフの方が恵まれているだろうけど。
わざわざエヴァ板に建てる意味がワカンネ
ロボットバトルよりも日常の人間ドラマの方が面白い、という点では共通している
>エバとパト
技術交流でネルフを見学に訪れた榊班長とシゲさん。
榊「いやはや…凄ぇもんだな、このエバンなんとかというレイバーは」
シゲ「班長ぉ〜、違いますってば。エヴァンゲリオンって言うんすよ、エ・ヴァ。それにレイバーじゃなくて人型汎用決戦兵器!」
榊「こいつぁ、俺みたいな時代遅れの整備屋が手ぇ出せるシロモノじゃねえなぁ」
シゲ「いや〜、開発責任者の赤木博士ってのがこれまたえらい美人らしいんですよ〜。あぁ、早く会いたいなぁっ」
榊「シゲっ!俺達ぁ遊びに来てるんじゃねえんだぞ!」
パトレイバー好きでした。確かに大人のアニメ的なとこ、エヴァと似てるって思った。ただ女の子のキャラが可愛いくない!萌えない!そこがやはり似てない大きなポイントだと思ってます。のあがもっと可愛い萌えキャラだったら違ったかも…?
後藤「・・・巡査部長の後ろ〜・・・」
熊耳「キャーーーー!!!」
の時の熊耳さんに萌えたのは私だけですか?
39 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 22:18:55 ID:UPQN/Rka
>>38 コミックス版にあった「怪談話を聞いたせいで、怖くて一人じゃ寝られなくなった」おタケさんもかなりカワユス。
野明可愛いやんと思うのは俺だけなのか
つまりパトの女キャラは可愛いということですね
>>33 まぁネルフの場合、国が一つ傾くぐらいの金を使うから
「金食い虫」どころの話じゃないけどね
そのせいでレイバーを使ったテロの標的になりやすいかもしれない
ネルフが犯人を確保なんかしたらたちまち消されてしまう可能性がある
なにせ超法規的機関だし、警察もその辺はわかっていそうだ
警官達だってなんとなく感づいてはいるだろうし、
太田とか過剰に反応してしまいそう。で、
>>30みたいになったりするかも
そのうえエヴァのパイロットが子供だなんて知ったらさらにヤバイ
太田どころか、野明が過剰に反応してしまいそうだ
野明「ねえ、エヴァのパイロットって子供なんだよね」
遊馬「ん?そうだな」
野明「私達が今生きていられるのって、その子供が命をかけて戦ってくれているからだよね?」
遊馬「なんせ相手は使徒だからなぁ。正直戦自も役にたってないみたいだし
警察なんてもっと役にたたないし、結局ネルフに任せるしかないんだよな」
野明「なんかさ、私達ってみ〜んなして子供の背中に乗っかってるって気がしない?」
遊馬「気がするっつーか実際そうなんだよ」
野明「・・・そうだよね、やっぱり」
太田「何を辛気臭い話をしているんだ。そのエヴァのパイロットにも日常の生活がある
その日常生活を守るのは我々警察だろう?」
野明「そうだけど・・・」
太田「俺達が治安を守れば、その分エヴァのパイロットが犯罪に巻き込まれる可能性も減る
誘拐やらテロやら何があるかわからんし、俺達は俺達でしっかりしなきゃならんのだ」
遊馬「だからって最近のお前は無茶しすぎだ」
太田「何だと!?どこが無茶だ!」
遊馬「全部だ全部!!」
内海「ぼかぁね、黒崎くん」
黒崎「(…嫌な予感がする)」
内海「あのエヴァンゲリオンというロボットに大変興味を引かれるんだ」
黒崎「…はあ」
内海「格好良いよね、特に紫色のヤツ。あんなのを手に入れる事ができたら、さぞ楽しいだろうねぇ」
黒崎「特車二課を相手にするのと訳が違います!国家機密以上のガードの固さですよ。リスクが高すぎます」
内海「ちゃんと商売の事も考えてるよ。エヴァの基礎理論だけでも売りようはある。軍事マーケットは充分食いついてくるさ」
黒崎「し…しかし」
内海「なんなら、ネルフの技術者もおまけに付けちゃう」
黒崎「…課長、お願いですから少しは自重して下さい」
内海「まぁ、そう言わずに楽しもうよ、くっろさっきクンっ♪」
…警察にケンカ売った内海でも、流石にネルフには太刀打ちできないなぁ。
>>41 お世辞でも可愛いくない。顔も体もエヴァの女キャラのほうが魅力的。
>>43 国連直属の特務機関なうえに超法規的組織だからね
ネルフの法的保護の解除&戦自並の組織力があっても
国家機関クラスでなければ太刀打ちできそうにはない
ただ、情報がダダ漏れだから基礎理論ならなんとか・・・
なっても消されそうw
特車二課は出動がない時、とにかくのんびりしてたね。整備班の皆と
一緒に釣りしたり。野菜収穫したり。
ネルフが使徒と戦ってる時の、緊迫した雰囲気と対比して見たら
面白いだろうな。
>>46 性格もエヴァの女キャラ。一人一人の性格や人間性が、繊細で深いところまで丁寧に設定されている。
どちらの女キャラも好きな私は節操なしですかね、やっぱ
綾波>野明
アスカ<香貫花
ミサト>熊耳
リツコ<南雲
個人的にはこんな感じかな…
でもどっちのキャラもイイと思うよ自分も。
>50
綾波と野明は比べられんが、その他は同意。
両者はからみづらいが、上の方でちょこちょこ書いてくれているのを
見るとおもしろいから職人こないかなぁと願う今日この頃。
加持「戦略自衛隊幕僚監部調査部第二課別室…の荒川さん、ね」
加持「この名刺、所在地も電話番号も書いてないんですね」
荒川「ま、色々と不都合がありまして」
加持「不都合ねぇ…」
荒川「加持さんはあちこちに強力なパイプをお持ちだそうで…特に内務省、でしたかな?」
加持「はて?何の事やら」
荒川「それに特務機関ネルフの超法規的活動、いや活躍と言った方が良いのかな?噂は常々」
加持「大変な誤解ですな。我々もおたくと同じただの公務員ですよ」
ミサト「例の怪物の件、聞いた?」
リツコ「ええ、聞いたわ。それが使徒であるのか、または別の何かであるのか
今の段階では情報が少なすぎて判断が出来ないわ」
ミサト「マギの回答は?」
リツコ「50%50よ」
ミサト「そう・・・」
リツコ「とりあえず私はこれから警察の方に行くから後はよろしく
何かあったらマヤに言って頂戴」
ミサト「なんでも良いから使えそうなデータ貰ってきてね」
特車二課第二小隊の面々は、昨日の怪物騒ぎの中撮られた映像を検証していた
後藤 「つまり・・・なんなんだこれは?」
泉 「なんだと言われましても・・・」
篠原 「見ての通りなんだかわからないものでして・・・」
だが、映像には一応怪物の姿は映ってはいるのだが
輪郭がぼやけており姿がハッキリとせず、結局わからないままである
南雲 「後藤さん、ネルフの人がお見えになったわよ」
リツコ「ネルフ技術一課主任の赤木です」
後藤 「おおこれはこれは、いやわざわざこんな場末までご苦労様です
私が第二小隊隊長の後藤です。以後お見知りおきを」
一同 (場末って・・・)
リツコ「よろしく」
後藤 「で、早速ですがこの映像を見てもらえますか」
先ほどの映像を、今度はリツコが見る
後藤 「どうでしょう、コイツはやっぱり使徒なんでしょうかね?」
リツコ「・・・これだけでは何とも言えませんね。他の記録はありませんか?」
この映像では、さすがにリツコでも判断ができなかった
後藤 「残念ながらコレだけなんですよねぇ・・・
進士、山崎、今見た記録のコピーとったら、一まとめにして科研に送れるようにしといてくれ
申し訳ありませんがそちらにお渡しするデータはコピーでもよろしいですか?」
リツコ「ええ、構いませんわ」
ミサト「・・・で、それがこの映像ね・・・・・・なによコレ、全然分かんないわよ
何だかワケの分かんない生物ではあるみたいだけど・・・」
リツコ「でもそれだけで使徒と断定することは出来ないわ。マギも同意権よ
サーモグラフの情報と実像を重ねてみようとも思ったんだけど
両方同時に録っている場面がなくてね」
ミサト「一コマも?」
リツコ「一コマもよ」
ミサト「ウチの施設壊す、映像もまともに撮れない・・・何やってんのかしらね警察は」
リツコ「そうは言うけどね、ミサト・・・?
もしこれが使徒だったとしたら・・・そう考えてしまったら
いくら警官とはいえ、冷静ではいられなくなるんじゃないかしら?
レイバーに乗っているとは言っても、生身なんだし」
ミサト「まぁ、そりゃそうかもしんないけどさぁ・・・。で、これからど〜しよ〜・・・」
リツコ「とりあえずこの映像、出来る限りの修正を加えてみるけど
あまり期待はしないでおいた方がいいと思うわ」
ミサト「ええ、わかったわ。・・・それにしても・・・」
リツコ「まだ何かあるの?」
ミサト「特車二課なんだけどさ、せめて考えもなしにバンバンぶっ放すのだけは
やめてもらいたいもんだわ・・・」
リツコ「私もそれはフォロー出来ないわね」
太田「・・・ブヘックショーイ!あーチクショウ・・・」
泉 「うわ!」
後藤「なんだー、太田、風邪か?」
太田「いえ、多分誰かが噂でもしていたんでしょう」
篠原「だったら多分悪い噂だな」
太田「なんでだ!」
進士「あー・・・」
山崎「でしょうねぇ・・・」
太田「お前らなぁぁあ!」
後藤「俺もそう思うなぁ〜」
太田「た、隊長!!」
熊耳「ところで報告書はどうすれば?」
後藤「あー、そういやまだ出てなかったな」
篠原「何て書いたらいいんです?」
後藤「熊耳と一緒に相談しながら適当に書いちゃって
・・・にしても使徒だとしたら厄介だなぁ・・・」
篠原「具体的にどう厄介なんです?」
後藤「戦自ほどじゃないにせよ、警察とネルフってあんまし仲が良くないんだよねぇ」
泉 「戦時ほどって・・・戦自とネルフってそんなに仲が悪いんですか?」
後藤「悪いよ。ついでに言えば警察と戦自もそんなに仲良くないし」
太田「このご時世において上層部同士がいがみ合っているとは・・・情けない」
篠原「たまには良いことも言うんだな」
太田「『たまには』は余計だ!」
職人様、乙であります!
自分もちょっと投下してみようかと思ったけど、とりあえずお任せします。
壊れた家、倒れた電柱、垂れ下がった電線、崩れたビル、ヒビの入った道路、落ちた信号機・・・
それらはかつてそこに人々が生活していたということを主張している
だがそれも人の目に付かなければ気づく者も少ないであろう
ただ、かつてのその時代を知っている者ならば、そこが栄えていたということは
常識と言ってもよいことでもあり、むしろ悲劇を思い出させるこの町並みなど
見えないほうがむしろよいことであるのかもしれない・・・
今この町が触れるは空気ではなく、海水。ここは海の底、旧東京都
過去の地図と現在の地図を見比べてみればすぐわかることなのであるが
『セカンド・インパクト』の影響で海面が上昇し、東京湾沿岸は過去のそれより内陸に食い込んでいる
日本臨時政府は東京中心部の復興を断念、放置区画として封地したが
非水没地は旧東京市として行政区画され、市町村がそのまま区となった
海面上昇によって水没した地域はその後かなりの部分が埋立工事により再度陸地となり
そのため断念されていた復興計画が動き始める
大規模再開発計画、『バビロン・プロジェクト』の開始に伴い、かつての都に人々が戻り始めた
だが、人が集まればその分トラブルも増えることは当然のことであり
再開発地区である以上は、多足歩行式大型マニピュレーター「レイバー」の数も当然増えることとなる
それはレイバー犯罪と呼ばれる、新たな社会的脅威をもまきおこした
続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は本庁警備部内に特殊機械化部隊を創設した
通称「パトロール・レイバー中隊」、パトレイバーの誕生である
後藤「とまぁ、これがこのお話の基本設定ってとこ」
南雲「・・・誰に向かってしゃっべているのよ?」
なんか任されちゃったみたいだから、とりあえずこんな感じでやってみようかと思います
どうでしょうかね?
もうちょっと待っててね
なかなかまとまらないんで・・・
wktk
子供たちとすちゃらか連の初接点ってラミエル戦が一番やりやすいんじゃないか。
(戦闘時じゃなく、送電ケーブルの取り回しとかの類が一番レイバー出しやすい環境のような)
鋼鉄&農協でレイバーが存在できる環境だとすでに証明できてるし。
ところで◆PymYnrJRCY氏。
氏の想定では、二課って第三にあるの? それとも第二からの出張?
おー職人降臨されましたね!!
乙であります∠(`・ω・´)
>>65 二課は
>>60にあるように第一(旧東京市)に存在しています
やはり国の発展には沿岸に都市があるのは重要な要因になるであろうと
私はそう考えております
第二は長野県で内陸部ですし、貿易等の関係にはやはり弱いのではないかと
第三は使徒迎撃用の「要塞都市」です。ネルフそのものと言ってもいいかも
というわけで、バビロンプロジェクトをエヴァの世界にねじ込んで
第一を経済の中心にしちゃえと。まぁようするにこじ付け設定ですね
EVAPAT-エヴァパト- 1st STAGE 『シシャの影、セイジャの愛』
このご時世、ネルフの作戦部長であるミサトが忙しいのは当前のことである
であるのに、先日の怪物騒ぎだ。ミサトはなかなか家に帰ることができない
そのため、葛城邸には加持が泊まりに来ていた。保護者代理である
アスカ「あ〜あ、シンジがいなけりゃ加持さんと二人っきりになれるのに〜」
シンジ「・・・じゃあ誰が晩御飯作るのさ」
アスカ「外に食べに行けばいいじゃん!」
加持 「それは俺に飯を奢れってことか・・・?」
アスカ「あ、そうじゃなくて・・・」
テレビは点きっぱなしになっている
画面の中では、くだらない芸人がくだらないことを言って笑いをとっている
アスカ「・・・何で日本人はこんなので笑えるのかしら」
シンジ「僕もこれは笑えないけどね・・・」
加持 「ま、そんなもんさ・・・・・・ん?何かあったのか?」
画面の上部に、ニュース速報の文字が映し出された
内容は、昨晩旧東京で起きた事故についてであった
シンジ「・・・バビロン工区でテロ?」
アスカ「まただったの?4〜5日前あたりにもあったわよね
・・・そういやアンタたしか、前は旧東京にいたんでしょ?」
シンジ「うん。あの頃はこんな事なかったのに・・・」
加持 「・・・・・・・・・」
チルドレン達は、まだ怪物のことは聞かされてはいない
同時刻、特車二課
泉 「南雲さん、どうしてあんな嘘を言うんですか?」
南雲「嘘?」
篠原「警察発表のことですよ」
先日の怪物騒ぎは、テロだったとして発表されていた
南雲「じゃあ、なんて発表するの?」
泉 「えーと・・・」
篠原「あれはテロリストなんかじゃありません!怪獣です!」
泉 「そうです!それに昨晩のだって、テロじゃなくて怪獣かも・・・」
南雲「・・・そんなこと発表できると思うの?」
篠原「もしかしたら使徒かもしれないんですよ?」
南雲「だとしたら余計に発表できないじゃない」
使徒もエヴァも事実は公表されていない。そもそもネルフ自体、非公開組織である
セカンドインパクトについても、公表されている情報は事実とは異なる
南雲「事実を公表したら、世界中で大混乱が起きるわ
さ、納得したら持ち場に戻りなさい」
泉 「でも・・・」
南雲「さっさと戻りなさい」
後藤「・・・あんまり僕の部下をいじめないでほしいなぁ」
外出していた後藤が戻ってきた
南雲「いじめてなんか・・・アラ、そこの二人は・・・」
後藤「ああ、泉と篠原にお客さん」
少ないですけどとりあえず・・・
イイネイイネー
72 :
ヤノッチ:2007/01/25(木) 20:29:44 ID:/7lnUf9z
職人殿!
拙者もこれからどうなるのか楽しみでござる!
ギラギラとした太陽の光が道路を焦がす
久住「・・・クソ、暑いな」
秦 「もともと今の時期は、セカンドインパクトの前でも夏ですよ」
久住「そんな問題じゃない。だいたいな、年中夏なんだぞ
その上で今はもともとの夏の時期なんだよ」
秦 「だからいつも以上に暑いってことですか?
変わらないと思いますけどねぇ・・・」
久住「気持ちの問題だよ」
秦 「なんですか、それ・・・」
二人は公園の近くを通りかかった
とりあえず休憩することにしたらしい
二人は自販機で缶コーヒーを買うと、公園の中に入っていき
適当なベンチに腰をかけた
秦 「久住さん、あの二人が見たのってやっぱり・・・」
久住「・・・ああ、俺達が見たヤツと同じだろうな」
秦 「でしょうね」
久住「もし違ったら大変だぞ」
秦 「何でですか?」
久住「あんなのが何匹もいてみろ」
秦 「・・・大変なんてモンじゃないですね」
二人は特車二課でのことを思い出していた
後藤「たまには遊びにきてよ」
久住「若いのががちゃがちゃやってる所は苦手でね
どうだ、修学旅行の引率にはもう慣れたか」
後藤「よくできた生徒が多くてね。一日の半分は昼寝させてもらってますよ」
久住「そうかい、そいつは羨ましいな。で、そのよくできた生徒二人が見たのは・・・」
後藤「ま、それは本人達に直接聞いてよ」
後藤は隊長室のドアを開けると、中へと入っていった
秦 「剃刀後藤・・・でしたっけ・・・?」
久住「ん?ああ、昔ちょっとな。今は昼行灯で通ってはいるが・・・」
後藤「ごめんね、昼行灯で」
秦 「あ・・・」
開いたドアの隙間から、後藤が頭だけを出していた
秦 「すみません」
後藤「あ、いや、君が謝ることはないんだよ」
久住「ああ、謝らんでいい」
後藤「・・・・・・まぁ、とにかく入って」
後藤に促され、二人は中に入った
南雲「いじめてなんか・・・アラ、そこの二人は・・・」
後藤「ああ、泉と篠原にお客さん」
泉 「私達にですか?」
後藤「うん。城南署の久住刑事と秦刑事」
篠原「で、お話というのは・・・」
秦 「先日のバビロン工区でのテロ、実は居合わせたんですよ」
泉 「・・・お二人がですか?」
篠原「・・・もしかして、見たんですか?」
秦 「まぁ、そうなんです・・・」
静まり返る室内
久住「・・・それで君達が見たモノと、我々が見たモノが同じモノなのかと・・・」
秦 「とりあえず特徴みたいなのって分かりますかね・・・?」
泉と篠原は、大まかな印象を久住、秦に説明した
何分じっくりと観察したわけではないので、どうも細かいところが分からないが
爬虫類と魚類をあわせた様な怪物、ということのようである
久住「発砲は?」
泉 「その、もし使徒だったらって思うとなかなか出来ませんで・・・」
久住「・・・なるほど、たしかに」
篠原「撮影した映像も不鮮明でしたし、証拠がないんですよね・・・」
秦 「ああ、それなら肉片が見つかったんで科研にまわしましたよ」
泉 「え、そうなんですか?」
篠原「じゃあ、証拠があるんじゃないですか。なんで対策をとれないんですか?」
久住「・・・『刑事二人の目撃証言だけで、都レベルの対策なんて上申できるか』・・・だそうだ」
秦 「一応は四人に増えましたけどね・・・」
篠原「とにかく、臨海部への立ち入りは規制すべきでしょう
このままじゃ犠牲者が増えるばかりですよ」
秦 「・・・久住さんと同じこと言うんですね」
久住「・・・アレを見たら誰でもそう思うってことだな」
おぉ、続きが投下されてる!
職人さん、この調子でお願いします!
ちなみに職人さんの設定だと、イングラムの型式って98式のままなの?
77 :
ヤノッチ:2007/01/26(金) 23:28:22 ID:Z07OHCYN
おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者がビールを飲んでまったりしている間に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>76 話の基本はコミック設定です
このエピソードの場合、人物関係は劇場版3の比重が高いですけど
後藤「あら、もう帰っちゃうの?」
久住「用も済んだんでな」
後藤「また遊びにきてね」
久住「仕事できたんだぞ、俺達は」
カンッ・・・
二人はベンチから立ち上がると、空き缶をゴミ箱へ捨てた
久住「・・・さて、署に戻るか」
秦 「はい」
二人は公園を後にする
久住「・・・クソ、暑いな」
秦 「またですか・・・」
久住「またもなにも、暑いもんは暑いんだよ」
秦 「まぁ、それはそうですけど・・・」
久住「・・・セカンドインパクトか」
秦 「この国から四季がなくなったのは、それのせいですね」
久住「なぁ、知ってるか?」
秦 「何がです?」
久住「あの時・・・セカンドインパクトの時・・・南極には人がいたらしいんだ」
秦 「・・・あの地獄の中心にですか」
久住「・・・ああ、あの地獄の中心にな」
南雲「それで、対策については?」
後藤「有効な策はまだ見当たらないらしいよ
とりあえず例の肉片を四人の学者に見てもらうそうだ
帝都大生物学部の池永教授、国立防疫センターの森久保博士
東都生物工学研究所の来栖所長、そんでネルフの赤木博士」
秦は、科研の岸田と共に『東都生物工学研究所』へと向かっていた
岸田「外部の施設に分析依頼なんて、時間さえかけりゃうちでも出来るのにさ」
秦 「科警研職員の誇りってやつかい?」
岸田「恥さらしだよなぁ・・・・・・一つだけならまだしも、四カ所だぜ?」
秦 「まぁ、時間がかかっちゃ困るんだけどさ・・・」
岸田「・・・・・・ま、赤木博士に会えただけでも良しとするかな」
秦 「そりゃまた、何で?」
岸田「美人だったなぁ・・・」
秦 「・・・・・・」
秦は東都で、以外な人物と出会う
秦 「驚いたよ、大学の先生だとばかり思っていたから」
岬 「向こうはアルバイトなの。ここには内緒なんだけど」
二人の出会いは、今から一ヶ月ほど前である
車が故障して動けないでいた岬を、秦が大学まで送ったことがきっかけだ
岬 「このように体細胞の分裂回数には上限があり
行動生物の寿命は有限であると考えられています
細胞の寿命を決めるのは染色体の両端にある
テロメアと呼ばれるDNA配列だと推定されており
細胞分裂の度にこの領域が短くなっていく事から
テロメアを命の回数券と呼ぶ学者もいます
ところが、癌細胞にはテロメアを修復する機能があるため
分裂回数に限度がなく永遠に増殖するという性質をもっています
この細胞も小児性の癌で亡くなった患者の一部です
本人は死んでいるのにその癌細胞は今でも生きている・・・不思議な気がするわね」
岬がアルバイトをしている大学に、秦が忘れ物を届けに来た
秦が岬を送ったとき、車にライターを忘れていっていたのだ
岬 「・・・このためにわざわざ」
秦 「まあ、それもあるんですけど・・・実はこれは口実でして」
二人並んで大学内を歩いていると、生徒が声をかけてきた
生徒「岬先生、デートですか?」
岬 「そうよ」
秦 「・・・岬さんって言うんですね」
岬 「冴子、岬冴子です」
秦 「あ、俺秦、秦真一郎です」
『どんな真実?あなたには真実や嘘の在りかが見えていて私には見えない
あなたは大事な問題を片っ端から解決した気でいる・・・・・・でもどうでしょう?
それはまだあなたが若くって苦しみ抜いた事がないからじゃなくって?
私たちに比べれば、あなたはずっと勇敢で正直で真面目だけど
でも少し寛大になって私を許してほしい
だって、私はここで生まれたんだし、父も母もおじいさんもここで暮らし
私はこの家が大好きで、この櫻の園のない生活なんか考えられない
もしどうしても手放すというのなら、いっそ私も一緒に売ってちょうだい!』
あれから二人はたびたび会うようになり
それは男女の付き合いをしているといってよいであろう状態で
事実、その通りであろう。秦は岬にたいし好意を持っている
岬は気性が穏やかで、秦は一緒にいるだけで心が癒される感じがした
刑事という職業は、実際その職業についてみなければ
その苦労を知ることはできないであろう
ふと、秦は岬が自分をどう思っているのか気になり
隣に座っている岬の顔を見てみる
じっと舞台を見ている岬の横顔は、やはり美しかった
帰りの電車の中、秦は流れ行く夜の街をただ眺めていた
この時、まだ秦は怪物に遭遇してはいなかった
その怪物が後の二人の関係に、大きな波紋を広げることになるとは
どうして予想することができたであろうか
岬「保健所?」
秦「え?」
岬「あなたの勤め先よ。公務員だって言ってたじゃない」
秦「公務員には違いないんだけどね」
秦はコーヒーの入った紙コップを置く
その時、一枚の写真に目がとまった
岬「娘よ」
秦「・・・娘さん」
岬「一美っていうの」
秦「じゃあ・・・こちらはご主人・・・」
岬「ええ、研究室の同僚だったわ」
秦「・・・だった?」
岬「事故で死んだの、三年前に」
秦「悪い事聞いちゃったかな」
呼び出しの内線がなり、岬が受話器をとる
岬「はい、わかりました、すぐ参ります。ごめんなさい、所長に呼び出しくっちゃって」
秦「いいよ、うちの証拠品の件かもしれないし」
岬「え?」
秦「一昨日、バビロン工区で事件があったの知ってる?そのときの証拠物件を分析依頼に来たんだよ」
岬「あなた、警察の人?」
秦「城南署、捜査課の刑事」
岬「・・・確かに公務員ね」
眠れないんで続きを書いてみました
とりあえずいろいろとあって、コテを使用することにしました
改めて宜しくお願いしますね
>85
コテ装着&続き投下乙です!
何とも絡ませづらい…けど両方とも大好きな両作品が
これからどんな新しい物語になるのかもうwktkっす。
ミサト「アスカは今頃、イヤラシイ女だって軽蔑してるわね」
加持 「情欲に溺れているほうが、人間としてリアルだよ」
ミサトは加持と密会していた
加持 「例の貨物機だけどな、ホノルルから羽田に向かう前に、妙な所に立ち寄ってるんだ」
ミサト「妙なとこ?」
加持 「マーシャル諸島。アメリカが昔、水爆実験やってた場所だ
あのあたりは米軍の施設が目白押しで、なんとも物騒な所でさ
中にはP4クラスの防疫体制がしかれた島さえあるらしい」
ミサト「P4とはまた・・・」
加持 「それと、襲われた五台のレイバー。あれ、やっぱり全部シャフト製だったよ」
ミサト「ケーブル工事中に襲われたやつは?」
加持 「菱井の製品だけど、動力部にはシャフトの超電動モーターが使われていた
問題はディスコの車だな。あれはなんで襲われたのか・・・」
ミサト「う〜ん・・・なんでだろ・・・。あ、それと加持君?」
加持 「なんだ?」
ミサト「今はディスコじゃなくて、クラブって言うのよ」
加持 「・・・・・・・・そういや肉片ってどうなったんだ?」
ミサト「リツコが調べてる」
加持 「何かわかったのか?」
ミサト「・・・ニシワキ・セル」
加持 「・・・・おいおい、マジか?」
ミサト「一応、明日の昼過ぎあたりに東都に行こうかって思っているの」
加持 「・・・大丈夫か?」
ミサト「・・・ええ」
加持「ニシワキか・・・」
ミサト「・・・冴子」
次の日、ミサトはいつも通りネルフへ出勤していた
リツコ「そう、行くことにしたの」
ミサト「ええ」
ミサトは、今日の午後に東都へと行くことをリツコに伝える
リツコ「東都には連絡済み?」
ミサト「んー、それがさぁ、決めたのって昨日の夜だから
まぁ、昔に一回だけ、向こうの所長に会った事もあるし・・・」
リツコ「たしか、お父さんが・・・」
ミサト「・・・ええ。お父さんが昔、少しの間だけど、東都にいたのよ」
リツコ「・・・大丈夫なの?」
ミサト「だから大丈夫だっての!」
リツコ「だからって・・・これ、私、初めて言った・・・」
ミサト「昨日、加持のヤツにも言われたのよ・・・」
リツコ「ああ、なるほどね」
リツコはコーヒーをいれ、ミサトに手渡す
ミサト「ん、アリガト」
リツコ「東都なら、冴子がいるんじゃない?」
ミサト「ええ。ニシワキ・セルについて何か聞ければいいんだけど・・・」
リツコ「最後に会ったのって、娘さんの葬式の時だったわね・・・」
ミサト「・・・ええ」
その時、呼び出しの内線が鳴った
マヤ 『先輩!大変です!』
リツコ「マヤ?何があったの?」
受話器から聞こえるマヤの声は、かなり焦っている様子で
どうやら緊急事態が起きたことが予想できた
マヤ 『すぐに、すぐに来てください!細胞が急激に分裂を始めて・・・
とにかくすぐ来てください!!』
ミサト「何!?」
リツコ「とにかく、研究室へ急ぐわよ!」
二人が研究室で見たモノは、なにやらモゾモゾと動いている
茶褐色の肉塊であった
リツコ「こ・・・これは・・・」
ミサト「うげぇ・・・何よこれぇ」
それは緩慢に蠢き、ナメクジ状の黒い粘液となり
それから機械油が漏れるように、油じみたいやらしい頭動触手を伸ばしていく
濡れた表面にどす黒い斑紋が浮き上がり、見る間にそれは毒蜘蛛もどきとなった
マヤ 「ウゥ・・・ウ・・・ッ・・・」
あまりのそれのおぞましい姿に、マヤは吐き気を抑えることができない
しかしそれは、すぐに新たなる変化を見せる。そして、ある姿に落ち着いたようだ
それはまるで、『映画「エイリアン」』にでも出てきそうな
不気味で、凶暴そうな怪物であった
ミサト「・・・いい?三つ数えたら私が隙を作るから、一斉に退避
いいわね?」
ミサトは周りに、小声で話しかける
怪物はまだ、落ち着いたばかりで動きが鈍いようだ
周りの様子を窺っているようにも見える
ミサト「・・・・1・・・・2・・・・3!」
そこにいた者達は、ミサトを含めて五人くらいしかいなかったため
一気に入り口に向かっても、パニックになるようなこともないだろう
皆が走り出したと同時に、ミサトは近くにあった椅子を怪物に向かって投げつけ
すぐに銃を構える
しかし・・・なんと光の壁が、椅子を弾き飛ばした
瞬間、警報が鳴り響き使徒の襲来を告げる
リツコ「A.T.フィールド!?」
ミサト「まさか!?」
その時、発令所では・・・
青葉「こ・・・これは!」
冬月「どうした!何が起こったんだ!使徒はどこに現れた!」
青葉「大変です!使徒の反応は、本部内からです!
ここは・・・例の怪物の肉片を調べていた研究室ですよ!」
冬月「何!?(では、やはり・・・)」
冬月 「死んでいるのかね?」
リツコ「生命反応は消えています。念のため、ベークライトで固めました」
会議室の中心に、特殊ベークライトで固められた怪物が置いてある
リツコ「このサイズでしたので、通風口に潜んだところを
液体窒素で運良く処理出来ました」
冬月 「そうか。A.T.フィールドは?」
ミサト「どうやら物理的な衝撃にのみ、発動するようです」
冬月 「なるほど、だから液体窒素で処理できたのか・・・」
リツコ「ちなみに、A.T.フィールド発動時のみ、使徒の反応がでるようです」
冬月 「だから今まで分からなかったということか・・・」
マヤ 「この生物の細胞は、ニシワキ・セルと人の癌細胞の融合体のようなもので
その増殖の特異性から、人為的操作が加えられた可能性が極めて高いと思われます
きわめて驚異的な再生能力を有しており、いたずらに攻撃すれば
分裂して増える可能性もあります」
冬月 「では、どうする?」
ミサト「目撃証言によれば、本体は十数メートルあるとか・・・
少なくとも、今回のように処理することは出来ないと思われます」
冬月 「ふむ・・・しかしその大きさではエヴァを使うにもな・・・」
ゲンドウ「・・・葛城君、なにか作戦はあるか?」
今まで黙って聞いていたゲンドウが、口を開いた
ミサト「やはり特車二課との共同作戦をとることになると・・・」
ゲンドウ「・・・そうか。警察には私から連絡をしておく」
ミサト「私は明日、東都に行こうかと思います」
冬月 「東都生物工学研究所かね?まぁ、ニシワキ・セルと言えばやはり東都だな
・・・ご苦労、会議はこれまでだ。各自持ち場に戻ってくれ」
青葉 「大変だったね」
マヤ 「本当に怖かったんですよ・・・」
日向 「まぁ、あれじゃあな・・・」
リツコ「今日、行けなかったわね」
ミサト「仕方ないわよ・・・ったく、コイツのせいで」
皆はもう一度、怪物を見た
ミサト「人の造りしもの・・・か・・・」
ネルフ総司令官公務室
冬月 「さて、委員会にはなんと言えばいいのやら・・・」
ゲンドウ「使徒侵入の事実は無い」
冬月 「そうは言ってもな・・・」
ゲンドウ「問題無い」
冬月 「・・・そうか」
93 :
ヤノッチ:2007/01/29(月) 19:01:16 ID:XCr1y7IF
拙者が仕事に行っている間に話の続きが!
秦 「この南極の隕石に含まれていた物質は、発見者の名をとってニシワキ・トロフィンと命名された
1998年西脇純一とその共同研究チームは、ニシワキトロフィン存在下で発現する遺伝子を発見
この遺伝子の研究中に、猛烈な勢いで分裂する細胞株の培養に成功した
これがニシワキセルである・・・・・・」
秦と久住は、ニシワキ・セル関連のことについて調べていた
久住「どうだ、何か分かったか」
秦 「捜査の役に立ちそうなのはあまり・・・」
久住は、秦が使用しているパソコンの画面を見る
久住「・・・南極の隕石、ね・・・」
秦 「思い出しますね・・・セカンド・インパクト」
久住「地獄だったな」
秦 「まさかあれから15年でここまで復興するなんて、思っていませんでしたよ
世界の終わりだと思いましたからね・・・」
久住「まぁ、それだけ金が動いたってことだ。どっかの国じゃ、今でも一秒に一人
食いモンがなくて子供が死んでいくらしいからな」
秦 「セカンド・インパクト前でも、三秒に一人、死んでいってたらしいですけどね」
久住「日本は前から、金や食料の無駄が多かったってことだな
・・・・南極と聞くと、連鎖的に嫌なこと思い出すな」
これ以上この話題を続けると、空気が重くなっていってしまうので
秦は調査を再開させることにした
秦 「・・・一般記事の方を探してみますね」
東都生物工学研究所、所長室
宮ノ森「信じられない、CD-250が増加している・・・」
来栖 「あれが三十日以上生存した印だ」
宮ノ森「しかし、廃棄物シリーズは餌のニシワキ・トロフィンの配給が断たれれば
テロメアズ遺伝子が復活活性化します。そうなればアポトーシスが速やかにおこって」
来栖 「死ぬ、はずだと?」
宮ノ森「はい」
来栖 「13号に自己崩壊プログラムは仕掛けられていなかった」
宮ノ森「えっ・・・?」
来栖 「おまけに13号には人の、癌細胞が使われておった
岬君、君がやったのかね・・・?」
岬 「はい。実験用の個体なので、生存を優先させました」
来栖 「なぜ私に黙っていた」
岬 「許可がおりないと思いましたので」
来栖 「当たり前だ!癌細胞の変異性の高さを知らん君じゃあるまい?」
岬 「所長は、あの子が生きていて嬉しくはないのですか?」
来栖 「実験室のプールならな・・・。君はさがっていい、後は私と宮ノ森君で手を打つ」
岬 「所長・・・所長はこの事態をどう収集されるおつもりですか」
来栖 「あれは抹殺する。クライアントには提案済みだ」
岬 「失礼します」
岬は所長室を後にした
宮ノ森「もしかして、主任がニシワキトロフィンを与えてたんじゃ・・・?」
来栖 「池に撒くのとは訳が違う、相手は東京湾だぞ?あり得んよ」
宮ノ森「他所の分析を見たら、警察は真っ先にうちを疑うでしょうね」
次の日、ミサトは東都に来ていた
受付 「葛城様・・・ですか?」
ミサト「はい」
受付 「お約束は?」
ミサト「いえ、その、・・・とりあえず名前だけでも伝えてはもらえませんか?」
受付 「はぁ、それでしたら・・・」
宮ノ森「所長、内線です」
来栖 「ん?ああ、スマンな」
来栖は受話器を受け取った
来栖 「客?警察が来るに早すぎるが・・・何、葛城?葛城と名乗ったのか?
ああ・・・ああ、分かった、通してくれ」
ミサト「お久しぶりです」
宮ノ森「所長、こちらの方は?」
来栖 「ああ、こちらは葛城博士の娘さんだよ」
宮ノ森「葛城博士の?」
来栖 「そうだ。たしか、20年近く前に一度お会いしたことがありましたな?」
ミサト「憶えていてくださったんですね」
来栖 「ああ、勿論だよ。いや、これはまた美人になられて」
ミサト「いえ、そんな・・・」
来栖 「たしか岬君とは大学の同期でしたな」
ミサト「はい。あの、今、彼女はどちらに?」
来栖 「おや、岬君に用があったのですか?
・・・・・・実は、今日はまだこちらには来ていないんですよ
宮ノ森君、何か聞いてはいないのかね?」
宮ノ森「いえ、私は何も聞いていません」
来栖 「むぅ・・・そうか・・・。そういえば、今は何を?」
ミサト「私ですか?私は今、ネルフに勤めています」
宮ノ森「!?」
来栖 「・・・・そうですか、ネルフに・・・」
ミサト「失礼します」
ミサトは途中廊下で、自分を案内してくれた研究員に連れられた
二人の男とすれ違った。秦と久住である
ミサト(あの二人、刑事ね。まぁ、あの様子じゃ、すぐにボロが出るわ)
ミサトは先ほどの、自分がネルフの人間だと分かったときの
宮ノ森の動揺を、見逃してはいなかった
久住「奴らの顔見たかよ?ありゃクロだぞ、クロ」
秦 「ダミー会社の持ち主がわかったんですね」
久住「当たりだ。宮ノ森静夫・・・所長の横にいたうらなり瓢箪の名義になっていた」
事実、ミサトの予想した通りになっていた
結構書いたなぁ・・・
良い展開だ。絵が浮かぶね。
秦は、久住の家に呼ばれていた
秦 「見せたいものって、それですか」
久住「ああ」
久住は秦に、ある資料を手渡す
久住「西脇家の墓参りをしていた女がいたんで、交通課の手を借りて調べた」
秦がページをめくると、そこには岬の運転免許証のコピーがあった
久住「姓名は岬冴子。旧姓は西脇。例の、教授の娘だ
・・・お前、付き合ってるのか?」
秦 「・・・そんな事まで調べたんですか」
秦の表情は険しい
久住「女のイニシャルがライターと同じだった
それに最近のお前の様子、調べた訳じゃない」
秦が岬にライターを返しに行く前、秦の車に同乗した久住に
岬のライターを見られていたのを、秦は思い出した
秦 「彼女に嫌疑でも?」
久住「東都の主任研究員だからな、疑うのは当たり前だろう」
秦 「久住さんの、勘違いだと思います」
久住「根拠を言ってみろよ」
秦は一瞬間を置き、キッパリとこう言い放った
秦 「彼女は犯罪を犯すような人間じゃありません」
その回答に、久住は思わず失笑してしまう
久住「本当に親切でいい方なんです、あんな事をやるなんて私とても信じられません
・・・・・・フ、よく聞くよな。連絡はとっているのか、岬冴子さんに」
秦は答えない
久住「・・・電話は?」
秦 「・・・繋がりません」
久住「お前も本当はわかってるんだろう?」
秦 「久住さん、岬冴子は僕が捜査します」
久住「パソコンネットの伝言板に書くのか?逃げたガールフレンドを捜してします、って」
旗 「久住さんのも書いてあげましょうか?私を捨てた家族を捜していますって」
これでは売り言葉に買い言葉である
それは秦も自覚している
だが、秦はどうしても冷静ではいられないようだった
久住「・・・秦、頭を冷やせよ」
ミサトが岬家を訪れると、一人の男が岬家の玄関前に立っていた
どこか見覚えがあると思い近づいてみると、それは東都ですれ違った
二人の刑事のうちの一人だった
ミサト「あなたはたしかで・・・」
秦 「あ、たしか東都で・・・」
岬の義父「岬、至毅です」
秦 「城南署捜査課の刑事、秦真一郎と申します」
岬の義父「あなたはたしか、葛城さん?」
ミサト「はい、お久しぶりです」
居間へと案内された秦とミサトが待っていると
岬の義母が、奥から何かを持ってきた
どうやら、秦に宛てた封筒のようだ
岬の義父「一昨日の夜、冴子から預かったものがあるのです
あなたが来たら渡してくれ、と頼まれました。切羽詰まった様子だったので
こちらも気圧されて詳しい事情は聞かずじまいでしたが・・・」
岬の義母「あの、冴子が何かいたしましたか?」
秦 「まだわからないんです。まだわからないから、こうして伺っているんです」
封筒の中には、ビデオテープが入っていた
『パパ、ちゃんと撮ってね』
そのビデオには、岬家の日常風景が収められていた
岬の義父「私たちの息子が事故で死んだあと、半年もたたない内にこの子も入院しましてね
それからはあっという間でした」
秦 「亡くなられたんですか」
岬の義母「小児性の、癌だったんです。葛城さんは、葬式に来てくださいましたね」
ミサト「・・・はい」
ミサトはその時の様子を思い出しているのか、返事は重かった
岬の義母「子供どころか孫まで私達より早く逝ってしまうなんて・・・」
画面の中で楽しそうにピアノを弾く少女は、もうこの世にはいない
この国が復興するためにたくさんの資金が使われた
そして、今現在もたくさんの餓死者が出ているのにもかかわらず
この国は、そしてネルフは大量の資金を使い続けている
世界再建の要であるこの国のために、毎年餓死者が出ているのである
そうやって、たくさんの犠牲者の上に成り立っているこの国において
子供一人の命を救うことが出来ないとは・・・
ミサト(・・・何が科学よ・・・)
ミサトは、無力な自分自身にも腹が立った
そんなミサトの心情を読み取ったのであろうか
岬の義父「・・・何も、あなたがそんな顔をすることはありませんよ」
ミサト「・・・はい、すみません」
ミサトは常日頃から、子供を戦場に送り出すことへの罪悪感を感じていた
出来ることならば、自分の手で使徒への復讐を遂げたいのだが
それは叶わぬ願いである。そしてそれが、無力感につながる
一美が癌で亡くなったのは、ミサトのせいではない
しかし、ミサトの心を支配するこの罪悪感と無力感は
それすらもミサトに責任を感じさせてしまっていた
悲しみが、苦しみが、ミサトの心の隙間に入り込み
鈍い痛みをミサトに覚えさせているようだった
ミサト(もし私がネルフの人間ではなかったら、こんなふうには感じないのかしら・・・)
岬の義母「・・・葛城さん?」
ミサト「あ、はい、すみません」
岬の義父「いや、何もそんなに謝らなくても・・・」
ミサト「・・・すみません」
秦 「では、失礼します」
ミサト「失礼します」
二人が玄関から出ると、そこには加持がいた
ミサト「加持君、どうしたの?」
加持 「ありゃ、一人じゃなかったのか?」
ミサト「こちら、城南署の秦刑事」
加持 「ああ、警察の人か。ネルフ特殊監察部の加持です」
秦 「あ、どうも、秦です」
15年前、常時夏になってしまった日本
太陽は道路だけではなく、大気さえも焦がさんとばかりに輝いている
15年で人の身体が劇的な進化を遂げるということはなく
それ故に人々は、この澄み渡った青空さえも忌々しげに見上げている
さらに言えばこの気象はセカンド・インパクトが齎したモノであり、それがあったという事実を思い出させ
本来の太陽、青空が、人々の心に与える感情とは違う方向性のそれを与えてしまっている
いや、本来の、清々しさ、爽やかさといった類の感情を、まったく感じないわけではないのではあるが
やはり夏の有難みは冬があってこそであろう。その逆もまた然りである
だが、夏であるからこそ有難みを感じるモノというのは、なにも冬だけではない
加持 「ふ〜、涼しいなぁ」
ミサトと秦は加持に連れられ、喫茶店へとやってきた
冷房がよく効いている
秦 「あの、よかったんですか、僕が一緒で・・・?」
加持 「本当は葛城と二人っきりがよかったんだけど・・・・イテ!」
加持はミサトに太ももを抓られてしまった
加持 「冗談なのに・・・」
ミサト「ったく・・・」
加持 「まぁ、今回は警察と共同作戦を取ることになるらしいし
それに話をしてみたいとも思っていたしな」
秦 「え、もしかして僕とですか?」
加持 「葛城と岬冴子が大学の同期ってのは知ってる?実は俺もなんだよ」
秦 「あぁ、そうだったんですか・・・」
その時、ミサトの携帯が鳴った
ミサト「はい、もしもし・・・・あ、リツコ?どうしたの?」
そして秦の携帯も鳴った
秦 「はい、秦ですが・・・」
二人は二言三言話すと、携帯を切った
秦 「あの・・・」
加持 「ああ、すまないね、話はまた今度でいいから。それと・・・」
秦 「・・・何ですか?」
加持 「米軍に気をつけたほうがいい」
秦 「・・・・はぁ、じゃあ失礼します」
そう言うと、秦は店を後にした
加持 「さて、俺達も行くか」
ミサト「行くって、どこによ?」
加持 「どこって、ネルフに決まってんだろ?」
リツコ「このウィルスはテロメラーゼの発現をおさえ
更に細胞分裂を促進する効果も持たせてあるの
実験結果は良好。細胞は急速に死滅し崩壊は周囲の細胞群に広がっていくわ」
ミサト「これを弾頭に詰め、目標に撃ち込めば・・・」
リツコ「ええ、殲滅できるわ」
リツコが培養したこのウィルスを使用すれば
目標を殲滅できる。しかしある問題があった
緊急に培養したため、培養に成功のは弾頭一発分のみ
ミサト「・・・一発か」
しかしそこへ、警察からの連絡が入った
戦略自衛隊が東都の協力を得て、ウィルス弾頭の試作に成功したらしい
そちらも一発
ミサト「計二発ね・・・」
リツコ「どう?」
ミサト「大丈夫、やれるわよ。と言うより、やらなくてはいけないのよ」
リツコ「・・・そうね」
ミサト「後はどこにどうやっておびき寄せるか・・・」
秦 「久住さん。何がわかったんですか?」
久住 「ああ、来たか。実はな・・・」
久住は、岬のアルバイト先の大学の岬のロッカーから秦が見つけた
音源を科研にて分析をしていて、ある発見をした
久住「シャフト社製の超電動モーター音、クラブのダンスミュージック
あとお前が岬冴子の大学から持ち帰ってきた例のアレ、すべての共通点があった」
秦 「・・・共通点ですか?」
久住「25キロHz以上の波形の良く似た高い音、つまり超音波だな」
秦 「・・・・怪物は超音波を聞いてやってきたということですか?
クラブの音楽なんてありふれたモノなんじゃ・・・」
久住「クラブではアナログレコードを使っている
CDでは20キロHz以上の高い音はカットするが、アナログ盤では40キロHz近くまで再生できる」
秦 「・・・・・・」
久住「どうやら岬冴子はこの音で怪物を呼んで、餌を与えていたみたいだな」
秦 「・・・そうですか」
秦は俯いてしまっている
久住「秦、いろいろ思うこともあるだろうがな・・・
あの化物をこれ以上のさばらせておくわけにはいかない」
秦 「はい、わかります」
久住「アイツ用の武器が完成したらしい。倒せる算段がついたんだ
お前は、今はそのことだけを考えていればいい。今はな・・・」
秦 「・・・はい」
決戦の場所が決まった。『手塚治虫ランド』なる、建設中のテーマパークである
ここに怪物をおびき寄せ、殲滅作戦がとられる
海保員A「囮ね・・・他人とこの機械だと思って気楽にいって来やがる」
海保員B「非常時だから仕方がないさ・・・」
海保保有の海中用レイバー『あさつき』から超音波を発信し、ここに誘い込むらしい
後藤 「確かに、受領いたしました」
後藤はウィルス弾頭を受け取った
ここには今、特車二課第二小隊だけではなく
ネルフのスタッフもいた。当然、葛城ミサトもである
ミサト「皆、聞こえる?」
ミサトは、エヴァ各機に無線を開く
エヴァ各機は、目標をおびき寄せる場所である、手塚治虫ランド中央にある
広場になる予定の場所の中心から、それぞれ半径800メートルの場所に配置されている
ミサト「これから作戦を伝えます
直接の目標殲滅は、特車二課第二小隊が行います」
アスカ『じゃあ、私達は何をすりゃあいいワケ?ただ見てるだけなんてことはないでしょ?』
ミサト「目標は物理的衝撃に対しA.T.フィールドを展開することが確認されているわ
目標がA.T.フィールドを展開したら、あなた達は今いる場所からそれぞれA.T.フィールドを展開
目標のA.T.フィールドを中和してちょうだい」
アスカ『はぁ?それだけ?そんなの見てるだけなのとたいして変わんないじゃん!』
ミサト「重要な役目なのよ、わかる?A.T.フィールドを中和しなければウィルス弾頭を撃ち込めないの
あなた達も、わかった?」
シンジ『はい』
レイ 『了解』
アスカ『あぁもう!わかったわよ!りょ〜かい』
太田「なぜネルフの連中が・・・」
後藤「敵さんが展開させるバリアを破れるのは、ネルフのエヴァだけだから」
太田「はぁ・・・」
泉 「・・・一機につき、一発しかないんですよね」
泉は、ウィルス弾頭を見てそう呟いた
後藤「俺だってもっと欲しいよ」
太田「いえ、一発あれば十分です!」
後藤「一号機、弐号機ともにお互いを支援し、確実に命中させろ。いいな」
一同「はいっ!」
『新開地区に不審物件が仕掛けられたとの情報が入り
ただいまこれより先の立ち入りが規制されています。解除の時間は今のところ不明です
現場の警察官の指示にしたがって迂回路をお進みください。皆様のご協力をお願いします』
警官「ここから先は一般の人の車両は・・・」
秦 「いいんだ、その人は」
警官「秦さん、でも・・・」
後藤「時間だ」
『「あさつき」潜航を開始します!』
久住「・・・始まるか」
海保員B「深度はこのまま、発信は五秒
発信後移動、停止して五秒、発信を繰り返す」
ミサト「皆、準備はいいわね?」
作戦が開始された
マヤ「繰り返しますが、狙うのは目標の中心線にそった部分にしてください
あの形態ですと、脊髄か、もしくはそれに類するものがあると思われます
できればそこに撃ち込んでください」
篠原「頭から撃ち込むか・・・」
進士「そうですね、でなければ背中ですか」
山崎「けど・・・あの怪物、レイバーを着込んでいますよ」
太田「だからだ!あの装甲をひっぺがしながら弾頭を撃ち込まにゃならん!
そういう器用さの面でイングラムに勝るものはないからな
だからこの作戦は我々に振られたんだろうが!」
熊耳「太田君、わかっているわね」
篠原「・・・よし、そろそろだな」
泉と太田が、イングラムに乗り込んだ
後藤「さて、我々も行くとしますか」
後藤は、久住、ミサトと共に仮設の司令部へと向かった
同時刻、秦と岬は手塚治虫ランド内を並んで歩いていた
秦「必ず来ると思っていた。聞きたい事がある
君があいつを育てていたのか・・・君なのか・・・?」
秦「・・・なぜ僕にテープを渡した」
岬「尋問してるの?」
秦「理由を知りたい」
岬「わからないわ。もしかしたら、もしかしたら似ていたせいかもしれない
あなたあの人に少し似ているの。だから、本当はあなたに止めて欲しかったのかもしれない
わからない・・・・もう忘れちゃったわ、理由なんか・・・・忘れちゃった」
雨が降っていた。雨が、二人の身体を濡らす
岬「病名がわかった時はもう手遅れだった。でも細胞の一部はサンプルとして残してもらったの
そのサンプルを、あの子の癌細胞をニシワキセルに組み込んだら、強い生命力を持った個体が成長し始めたの
まるで魔法をみているようだった・・・・そう、あの子は新しく生まれ変わったのよ」
秦「生まれたのは君の子供なんかじゃない。生まれてきたのは、怪物だ」
岬「怪物、Baker's Dozen、廃棄物十三号・・・いろんな名前で皆が呼ぶけど、私にはあの子の名前は一つだけよ」
作りかけのアトラクション。今はまだ、それが完成すると何になるのかわからない状態だ
いずれはたくさんの人達に、楽しみを、そして笑顔を与えることになるであろうそれも
今はそんな気配すら感じさせない、無骨な鉄柱に囲まれた金属の塊である
人は明るい将来の為に、未来の為に、惨めな思い、辛い思い、苦しい思い・・・・それらを耐え、生きていく
しかしだからといって、それらが必ずしも報われるわけではない
こんなただの物でさえ、完全にではないが、それでも人よりは将来を約束されているとは思えないだろうか
これ等の物には人の世の汚さなど関係がない。ただ、乗る人達を喜ばせるだけである
岬は、そんな物の一つにかけられた階段に足を乗せた
秦は岬の手を掴む
岬「離して」
篠原「来るぞ野明!」
泉 「まさかこれで生き物を殺すことになるなんて・・・」
熊耳「来たわよ!」
太田「・・・やっと来たかぁ!」
その時、少女の声があたりに響いた
『岬一美です。これからベードヴェンのピアノソナタ一番を弾きます、聴いてください』
「あさつき」から発信される音を追ってきた目標が
陸に上がり、手塚治虫ランドの中へと入ってきた
岬「・・・・離して」
岬は秦の手を振り解くと、足場を駆け上がっていった
結構な高さがあり、足を滑らせてしまえば命にかかわる
だが岬は、この足場の悪い雨のなかを駆け上がっていく
そして、一本の突き出した鉄筋の端まで行く
そこからは、今まさに決戦直前の三体の影が見えた
職人氏、投下乙です。
物語も佳境に差し掛かってきましたね。
BGMにアトムのテーマを流すつもりだったという最終決戦に、
漫画の神様の架空のテーマパークをに被せてくるとはうまいなぁ。
サーチライトが目標の姿を照らしだす。眩しい光に目標がたじろぐ
そこへ泉の一号機が、警棒を装備し目標へと攻撃を加えた
がしかし、目標の展開したA.T.フィールドが一号機を弾き飛ばす
泉 「クッ・・・!」
篠原 「大丈夫か!」
日向 「A.T.フィールドの発生を確認!」
ミサト「エヴァ全機、A.T.フィールド展開!!」
シンジ『はい!』
アスカ『りょーかい!』
レイ 『了解』
エヴァ全機のA.T.フィールドにより、目標のA.T.フィールドが中和される
泉の一号機が、再び目標へと攻撃を加えた
後藤 「わぁすごい。本当にバリアが消えたよ」
久住 「たいしたもんだな・・・」
アスカ『・・・で、もうやることないわけ?』
ミサト「今はそのまま待機していて」
アスカ『はいはいりょーかい』
一号機が目標へと打撃を加えていく
しかし、あまりダメージを与えられないでいるようだった
泉「く、つかまった・・・!」
それどころか、一号機は目標に掴まれてしまい
二号機めがけて投げ飛ばされてしまった
両機ともに吹き飛ばされてしまう
太田「泉どけぇ!どかんかぁ!」
二号機は、上に一号機が乗りかかってしまっているため
身動きが出来ないでいる
その様子を、チルドレン達はモニターで見ていた
アスカ「何やってのよあいつ等は」
シンジ「そ、そんなこと言ったら駄目だよ・・・」
ミサト『私語は慎みなさい』
シンジ「・・・ほら」
アスカ「うるさいわね・・・」
後藤「全照明点灯」
全ての照明があたりを照らす。そのその光で目標がたじろいだ隙に
一号機は、先ほど吹き飛ばされたときに落としてしまった警棒を拾い
目標の胸部あたりへと思いきり突き刺した
目標がよろめいた隙に一号機は後ろに回りこみ、目標を羽交い絞めにした
泉 「今だ太田さん!」
太田「おおうっ!」
二号機がリボルバーカノンを構える
しかし目標が暴れるため、なかなか撃つことができない
泉 「太田さん早く!早くぅっ!」
太田「ぐう・・・この・・・往生せいやぁぁあ!!」
二号機が引き金を引いた。狙いは確実に目標を捉えていたが・・・
太田「!?」
泉 「貫通しちゃった!!」
篠原「だぁー!!一発無駄使いしちまった!!」
熊耳「・・・泉さん、後頼んだわね」
二号機が目標の尾のあたりを掴む
太田「くう、やむをえん、泉やれ!」
泉 「ど、どこに撃ち込めば・・・」
篠原「アホかい!人の話聞いていなかったのか!真ん中だよ体の真ん中!」
しかし一号機は撃つことが出来ない
太田「くそ!なんて力だ!早く撃ち込め泉!!」
泉 「そ、そんなこと言われても・・・」
篠原「なにやってんだ野明!飛び込め!」
泉 「だって、どう飛び込んでどこへ撃ち込めばいいのか・・・」
アスカ『アンタ馬鹿ぁあ!?何やってんのよ!?』
ミサトにたしなめられ黙って様子を見ていたアスカだったが
さすがに我慢の限界のようで、勝手に一号機に通信を開いた
ミサト「あんの馬鹿・・・」
後藤 「ん、いやちょっと待って」
ミサト「・・・はい?」
泉 「馬鹿って・・・」
アスカ『でなかったら腰抜けよ!!アンタ足手まといなだけじゃない!!』
泉 「足手まとい!?(ガァァァァァアアアアン!!)」
後藤「言うなぁ・・・」
泉 「やってやるぅぅう〜・・・・!!てぇえりゃぁぁぁぁぁぁあああ!!」
篠原「おい!挑発されたからって闇雲に・・・」
熊耳「太田巡査、なんとか目標を取り押さえていて」
篠原「熊耳さん・・・!」
熊耳「せっかくやる気になったんだもの。やらせてあげましょう」
日向 「・・・結果オーライですかね?」
ミサト「まぁ、ねぇ・・・・・・ん?アレは・・・・・!?」
太田「いいか泉、この背中ひっぺがすからな!」
二号機が、目標の着込んでいるレイバーの背部の装甲を無理矢理引き剥がす
太田「ぬおりゃぁぁぁああああ!!今だ撃ち込めぇ!!」
泉 「くぉのぉぉぉぉおおおっ!!」
ドンッ!
目標にウィルス弾頭が撃ち込まれた。目標は仰け反り、倒れていく
その目標にまるでユニゾンしているかのように、同時に倒れていく影があった
岬「・・・・・・」
重力に引かれ落ちていこうとする岬を、間一髪のところで秦が手を掴む
しかし、雨で手が濡れているため、少しずつ手が滑っていく・・・
その二人の姿を、司令部から双眼鏡を覗いていた久住は見つけた
久住「・・・あの馬鹿野郎!」
久住は二人がいる場所へと向かう。その時、シンジからの通信が司令部へと入った
シンジ『ミサトさん!』
後藤 「あれ、いなくなっちゃった・・・。どこいったんだろ・・・?」
シンジ『えぇ!?』
後藤 「えーと、何か問題でも起きた?」
シンジ『あの、今さっき戦自のヘリが通りすぎて行ったんですけど・・・』
後藤 「・・・戦自の?」
久住が急いでいると、そこへ急に強い突風が吹いた
そしてプロペラの音もする
久住「ぐ、なんだ!?」
泉 「戦自の戦闘ヘリ・・・何故・・・」
突然の事態に、司令部でもなにが起こったのか判断ができない
後藤「どういうことだコレは?」
日向「何も聞いていません・・・いや、そういえば・・・」
後藤「何?」
日向「葛城さんから、妙な話を聞いたんですけど・・・」
後藤「妙な話?」
日向「なんでも、この件には米軍が絡んでいるとか・・・」
後藤「・・・なるほど。あいつら最初っから事態が好転したら
こうやって横から入って、奴を焼き殺すつもりだったな・・・」
日向「無茶苦茶だ・・・」
ヘリから降り立った戦時兵達は、火炎放射器を構え
目標にたいして火を放っていた
後藤「いや、案外ウチもオタクも、上の方では了解済みだったんじゃないかな」
日向「そうか・・・・たしかに、そうでなければ大問題ですもんね、これは・・・」
燃え盛る炎の中、断末魔の悲鳴が響き渡る
久住「くぅ・・・・・はぁ・・・・・・くそ」
久住は急いだ。だが、時はもう既に遅かった
秦 「!」
ついに、秦の手から思い人の手が滑り落ちた。彼女が落ちていく
そこはライトの光が当たってはいなかったため
まるで彼女が暗い奈落の底へと吸い込まれていくように見えた
秦は目を逸らすことが出来なかった
一瞬の出来事でしかなかったのだが、秦の目には、ゆっくりと、スローモーションのように見えた
ゆっくりと、彼女は闇の中へと消えていった。秦は泣いてはいなかった
ただ、雨のせいで涙の存在に気が付くことが出来なかっただけなのかもしれないが・・・
EVAPAT-エヴァパト- 1st STAGE 『シシャの影、セイジャの愛』 -END-
話の練りが足りなくて、自分で呼んでみても「は?」って所が多かったのですが
まぁ、なんとか終わらせることが出来ました
ちなみに「2nd STAGE」については未定です
他の人が書いたのも読んでみたいなぁ・・・・・誰か書きます?「2nd STAGE」
ちなみにサブタイトルの意味は適当に考えてみてください
一応はチャチながらも意味はあるんですよ
とりあえず
>>60を含む、それよりも前のものをプロローグとします
さて、エピローグ(後日談?)を投下したら名無しに戻るか・・・
>>119 そのその光で目標がたじろいだ隙に
↓
その光で目標がたじろいだ隙に
他にもあるかな・・・・・誤字脱字・・・・・
>>125 自分で呼んでみても
↓
自分で読んでみても
この調子じゃ、いっぱいありそうですね・・・
硝蛇楼さん、是非次回作もお願いします!
とりあえず、お疲れ様でした!
エピローグ
リツコ「無茶したものね、まったく・・・・」
ミサト「・・・仕方ないでしょ」
リツコ「まぁ、その御蔭で冴子は死なずに済んだわけだけどね」
実はあの時ミサトは、久住よりも早く秦と岬の姿に気が付いていた
二人の元へと急いだミサトであったが、辿り着いたときはもう既に、秦の手から岬が滑り落ちる直前であった
階段を上がっていっては当然間に合わないので、ミサトは下で岬を受け止めることにしたのだった
岬の命を救うことには成功したのであるが、その代償が・・・・
リツコ「左第三肋骨にヒビ、左前腕部を骨折、右足首は捻挫、さらに軽い脳震盪・・・
休んでいてよかったんじゃないの?日向君も心配していたわよ?」
ミサトの姿は、人目で怪我人とわかる状態であった
ミサト「大丈夫よ。事後処理もあるし、休んでなんかいられないでしょ?」
リツコ「そう、それは頼もしいかぎりね」
ミサト「何よそれ、皮肉?」
リツコ「別に。・・・・・そうそうあのテーマパークだけど、完成予定が一ヶ月延期したわ
まぁあんなことがあった後にしては、そんなに延びなかったわね」
ミサト「あそこで遊ぶ人達は、そこで何が起きたのか知らずに遊ぶことになるのよね・・・」
何故かミサトは、難しい顔をして考え込んでいるようだった
リツコ「何よ、どうかした?」
ミサト「・・・・あのさ、『鉄腕アトム』って知ってる?」
リツコ「さすがに私でもそれは知っているわよ。それがどうしたの?」
ミサト「そのアニメの歌なんだけどさ、歌詞に『科学の子』って所があるのよ・・・
あのさ、『科学』って何?」
リツコ「・・・人の力よ」
ミサト「エヴァも、レイバーも、そして今回のあの怪物も、『科学』によって作られたモノよね?」
リツコは、ミサトが一体何を思っているのか、だいたいの部分を把握した
リツコ「・・・あのねミサト?我々人類は、ただの薄汚れた存在なのよ
そもそも、聖も邪もない、善も悪もない、光も闇もない・・・・
完全なモノなどなく、全ては混ざりあって境界線は曖昧なままなのよ
私達は選ばれし者でも、聖人でも救世主でもないわ。・・・皆ね」
ミサト「・・・何かどこかで聞いたような話ね?」
リツコ「陰陽の太陰大極図に込められている意味よ」
ミサト「へー・・・(太陰大極図ってなんだっけ?)」
リツコ「そういえば、仏教だったかしら?こんな話もあってね、全ての人は地獄に堕ちるそうよ」
ミサト「全てって・・・全て?」
リツコ「そう、全てよ。例外なくね。そして罪を償った者だけが極楽へと導かれるの」
ミサト「人はその存在自体が罪・・・と言うことかしら・・・」
リツコ「それはどうだか知らないけど、本当の意味での善人など存在しないってことなら同意できる
少なくとも私はね」
ミサト「・・・・・・」
加持と秦は、何時かの喫茶店で会っていた
秦 「ここ7〜8年の記憶がすっぽりと抜け落ちているそうです」
二人は岬について話をしていた。あの時岬は頭を強く打ち、記憶喪失になってしまったのだった
加持「7〜8年かぁ・・・。てことは俺が知り合ったころの記憶はあるんだよなぁ」
秦 「ええ・・・僕のことは・・・」
沈黙する二人。秦は空気を変えるために口を開いた
秦 「そういえば前に会ったとき、話をしてみたかったって・・・」
加持「ああそれなら、冴ちゃんの新しい男ってどんな感じなのか気になってね
まぁ、アレだなぁ、とりあえずは安心したかな。いい人そうで」
秦 「えっ?」
加持「さて、そろそろ仕事に戻らなきゃならないんで、お先に失礼」
そう言うと加持は立ち上がり、出口の方に身体を向ける。が、なにか思い出したように、秦の方に向き直った
加持「あ、そうそう・・・。冴ちゃんと結婚するならちゃんと式に呼んでくれよ?」
秦はその言葉に、返答に困り黙ってしまった。しかし、秦は間を置いて、そして加持の目を見てこう答えた
秦 「はい、わかりました」
加持「じゃあ、また」
秦 「ええ。あ、葛城さんとの結婚式、呼んでくださいね」
今度は加持が返答に困ってしまったのだった
ミサトは思い出していた。あの時、岬を受け止めた時のことを
ミサト「くぅ・・・痛・・・!」
岬 「・・・・・・・ミ・・・サ・・・ト・・・?」
ミサト「冴子・・・あのね、あなたのお父さんも、一美ちゃんも、死んだの
死んだのよ・・・・・もう、いないのよ・・・・」
岬 「・・・・・・」
ミサト「私の・・・お父さんも、ね・・・・・」
岬は既に気を失ってしまっており、ミサトの言葉は聞こえてはいなかった
後藤「くぅ・・・痛・・・!」
久住「ん、どうした?」
後藤「アイス、一気に食ったら頭がズキ〜ンと・・・」
久住「・・・・・俺もきた」
こりゃあ、久々の良スレですな。職人様乙です。
企画7課の活躍(?)も期待したいですね。
JAとか時田あたりなんかと絡ませると面白そうだと。
日重とシャフトが業務提携して、時田と内海が出会うみたいな?
それでエヴァの秘密に近づき始めた内海が興味を示し始める…とかね。
「JAなんてガラクタには興味は無いんだよ。あんなものSEEでも造れるじゃないか。
大体日本の製品だってのに何だい?あの大雑把なデザインや制御方法は?
それよりもねぇ、黒崎くん、…A.T.フィールドだよ、A.T.フィールド♪
面白そうだよぉ、あれをウチのレイバーに装着できたら売れそうじゃないかい?」
「…課長、シャフトの情報力を以ってしてもネルフには不明な点が多すぎます。
リスクが大きすぎませんか?」
「ぼかぁ〜欲しいものはどうしても手に入れたいタイプなんだよぉ、知ってるでしょ
くっろっさっきくん!」
「…」
136 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/06(火) 13:46:01 ID:WkFTzY48
喧嘩を売るにはネルフの権力がでかすぎるかなぁ
最後はグサッとあっけなく殺された内海なんだし
すぐ消されそうな気が・・・
パトレイバーもいいけどじゃじゃ馬グルーミンUPも面白いYO!
アスカ=ひびきさん、ツンデレ繋がり
>>137 その漫画に野明、後藤、シゲさんが出てるよな
あと、あ〜るのR・田中一郎と鳥坂先輩も出てるよね
職人さん、乙。
おもしろかった。久しぶりにDVD見直すか。
劇場版2の「Limited Edition」の新品って、もう入手困難だよねぇ
密林で見つけたけど「¥19,980」って・・・ 定価より一万以上高いじゃねぇか
劇場版1のは在庫見つけたんだけど既に持ってるしねぇ・・・
やべぇ、久しぶりにパト見たいなぁ。
P2の小説版買うか…
とても良かったです 次回作も期待しています
143 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 15:07:18 ID:lv1TifbL
皆DVD-BOXは買うの?
俺は欲しいけど金が・・・(´・ω・)
144 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 15:58:51 ID:S7MfCjaV
145 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 16:21:59 ID:lv1TifbL
>>144 機動警察パトレイバーDVDメモリアルボックス(初回限定生産)
2007/05/25発売 税込価格 \84,000 BCBA-2917
>>145 ありがと。TV版と新OVA版、DVDで欲しいと思ってたから迷わず買います。
>>140 あまり大きくない店に行けば見つかるかも。
自分は一年くらい前に普通にツタヤで買いました。
ヤフオクでも定価より一万円も高いなんてことはあまりないので探してみるといいかも。
148 :
147:2007/02/10(土) 21:42:15 ID:???
あ、新品って書いてあった…
ごめん
レンタルで十分しょ? なぜ限定品にこだわる?
Patlabor Ova & Tva Archives、Patlabor Movie Archives
劇場版1 Limited Edition、WXV SPECIAL EDITIONを持っていたら
やっぱりP2も限定版にこだわりたくもなる
・・・っていう、コレクターの悲しい性
2nd STAGE 予告
旧東京はとある事件により、重圧な空気に支配されていた
翻弄される人々、不気味な黒い影
それと時を同じくして、第三新東京市に一人の少女が現れた
少女はシンジの心を優しく包み込む
だがこれもまた、新たな事件の幕開けにすぎなかった
二つの事件が重なる時、人々は何を思うのか?
次回 『鋼鉄の狼』
今こそageる時!
153 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/15(木) 01:47:56 ID:SfPvzhU2
wktk
やべぇw話まとまらねぇw
・・・投下はもう少しまっててくださいorz
155 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/16(金) 16:06:26 ID:vfstXbf8
どうぞどうぞ、お待ちしておりますよ〜
エヴァもパトも両方好きだけど、どうやっても混ざらんと思ってた
職人様誠に乙であります。
プロローグ
木。植物の一種。地上に存在し、幹を持つ。結実後もその部分は枯れることはない。
高木、低木の総称。樹木。生命。緑。心・・・
風。空気の流れ。頬を撫でる。髪を撫でる。葉が舞う。埃が舞う。肌を刺す・・・
光。視覚神経を刺激し、明るさを感じさせるモノ。真空中を毎秒約三十万qの速さで直進する。
暖かさ。希望。熱。罰。苦痛・・・
夜。日の入りから日の出までの間。太陽が沈んでいる暗い間。寒さ。闇。孤独。安らぎ・・・
空。地上の空間の遥か上方。高い所。万物を支配する神および霊魂が住むと考えられる所
雲がある。星が輝く。天。青。赤。灰色。漆黒・・・
名。ある事物を他の事物と区別するための呼び名。名前。心の壁・・・
少女。彼女。彼女の名前。『霧島マナ』
マナ「ムサシ・・・・もっと早く、一緒になればよかった」
彼女は、夜空に消え行く二つの影を見つめていた
EVAPAT-エヴァパト- 2nd STAGE 『鋼鉄の狼』
前編 IRON MAIDEN
とりあえずプロローグだけでも投下しときます
おっ?
そうやって生殺しにする気だなw
投下お待ちしてますよー!!
『今日午後5時20分頃、高速湾岸線の本牧と大黒埠頭を結ぶ横浜ベイブリッジで、大規模な爆発がありました
死傷者の数など、詳しい情報はまだ入っておりません
高速湾岸線はベイブリッジ爆発直後から全面通行止めになっています
爆破予告の電話により、ベイブリッジは事故当時交通規制が布かれていました
警察では予告電話の犯人の割り出しを急ぐ一方、一連のテロ事件との関連を調べています・・・・』
横浜ベイブリッジが爆破された。次の日、ネルフ総司令官公務室
加持「いやはや・・・ベイブリッジ、完成してどれぐらいでしたっけねぇ」
冬月「一年くらいだったかな」
加持「復興計画が始まり、旧東京を中心にセカンドインパクト前の日本の都市を象徴するモノの再建が行われた
新・東京タワーに始まり懐かしいモノがいろいろ建ち始め、そして横浜にはベイブリッジが・・・と、思ったら」
冬月「爆破だからな。なんでも警察にかかってきた脅迫電話は
いくらでも過大解釈ができるような内容だったらしいじゃないか。今頃警察はどこも大騒ぎだろうな」
加持「こっちは使徒さえこなけりゃ平和なもんですね。でも、横浜ベイブリッジが標的にされたとなると・・・」
ゲンドウ「脅迫電話によれば、主な標的は旧東京だと解釈ができる内容だったようだ。何、問題はない」
冬月「ところで、戦自の件はどうなったかな?」
加持「御殿場の演習場から二機、旧東京方面へと飛び立ったモノがあるようですね」
冬月「・・・まさか、今回のテロに戦自が関与していた・・・?」
加持「昨日の今日なんで、まだ詳しいことはなにも」
冬月「ふむ、そうか」
ゲンドウ「わかった。君は引き続き調査を続けてくれ」
加持「はい、了解しました。では失礼します」
冬月「碇、どう思う?」
ゲンドウ「戦自の関与を疑わせるための歪曲工作が行われた・・・」
冬月「・・・つまり戦自の関与はない、ということか?」
ゲンドウ「さぁ、まだわからんよ」
>>159 と、とりあえず今はこれでカンベンしてください^^;
キター!!エヴァとP2!!
職人乙!!
ミサト「リツコ、件のテロのことなんだけど・・・」
ミサトは毎度のことながら、リツコの研究室へとやってきていた
何故かリツコは渋い顔をしている
リツコ「あのねミサト?」
ミサト「ん?何?」
リツコ「何であなたは何かがある度に私の所へと来るのかしら?」
ミサト「・・・いいじゃん、別に」
リツコ「良くないわよ。前回の怪物騒ぎの時はまだしも・・・・
テロがどうこうなんて、技術部の私に何の関係があるのよ?」
ミサト「でもホラ、頭が良いしぃ・・・」
リツコ「あなた一応作戦部長でしょ・・・?まぁ、私よりは後の彼の方が
今回の事件については詳しいんじゃないかしら?」
加持 「俺?」
ミサト「え!?アンタいつからにソコにいたのよ!?」
ミサトが後を振り向くと、いつの間にいたのか加持が立っていた
加持 「俺は幽霊か」
ミサト「・・・ワザと気配消してたでしょ?」
加持 「あぁ、何か見てて面白かったから」
この加持の言葉には、ミサトだけではなくリツコもゲンナリとした様子だった
リツコ「ミサトの世話を私に押し付けないでもらいたいわね・・・」
ミサト「世話って何よ?」
加持 「すまないね、リッちゃん」
ミサト「アンタも何謝ってんのよ!?謝る必要あるの!?」
ケンスケ「二人ともニュース見たか!?感動モンだったよなぁあ〜」
爆破テロを『感動モン』と言うのは些か語弊があるようにも思えるが・・・
いや、実際あるだろう。ないわけがない
トウジ「なんやケンスケ、そのセリフは不謹慎なんとちゃうか?」
ケンスケ「どーせ死傷者ゼロだったんだろ?いいじゃん、別に」
シンジ「まぁ、でも建設費とかは無駄になっちゃったんじゃないかな」
ケンスケ「完成したのってつい最近だもんな」
トウジ「税金の無駄使いってやつか?」
シンジ「ちょっと違うんじゃないかな・・・」
ケンスケ「そりゃ爆破されるのが前提で建てられたわけじゃないしな
それにどーせ直すんだろうし。それにも金かかるけど」
税金の無駄使いと言えば、効きもしない兵器を使徒に撃ちまくる戦自もかなりだと思うが
わざわざここでそれを口にする者もいないだろう
アスカ「ま、税金の無駄使いなんて戦自がやりまくってんだけどね」
いや、ここに一人いた
ヒカリ「ア、アスカ・・・」
アスカ「本当のことじゃん」
シンジ(相変わらずキッツイなぁ・・・)
ケンスケ「あぁニュースと言えばさ、今日転校生が来るらしいよ。しかも女の子らしい」
トウジ「カワイイ娘やったらええなぁ。教室が華やかになるわ」
アスカ「・・・それどーゆー意味よ」
シンジ「転校生かぁ・・・」
黒板に、チョークで『霧島マナ』と書かれており
その前にマナは立っていた
マナ 「霧島マナです。よろしく」
トウジ「よろしゅう!!」
トウジのセリフに、ドッと笑いが起こる
先生「はい、よろしく。霧島さんの席は・・・碇君の隣の席へ座ってください」
マナはシンジの隣の席へと着席すると、シンジへニッコリと笑いかけた
シンジの頬に紅葉が散る。シンジは若干緊張しているようで、妙に背筋が伸びている
マナ 「碇君・・・ね?」
シンジ「え?」
マナ 「ウフッ、かわいい♪」
話しかけられ、シンジの頬はより赤みを増した
シンジ「・・・・・・」
マナ 「よろしくね、碇君」
周りはその様子から、二人を冷やかす
ただアスカ一人は、眉間に皺を寄せ不機嫌そうにしていた
アスカ「むー・・・・!」
太田「がぁぁあ!!!」
篠原「・・・何だよ、いきなり」
太田「何で我々がこんな地味な作業をせにゃならんのだ!?」
篠原「お仕事だから」
横浜ベイブリッジ爆破直前の爆破予告は、いくらでも過大解釈が可能な内容だった
旧東京中の存在する全ての橋に、爆発物を取り付けたとも解釈することも可能であり
そのため使える人材は交通課だろうが警備部だろうが、片っ端から駆り出されていた
小早川「夏実、そっちはどう?」
辻本 「な〜い。美幸の方も?こりゃハズレだわ」
小早川「って、なんで私達が登場しているわけ・・・?」
勿論この二人は今回の物語には関係ありませんのであしからず
篠原「ほらほら、交通課の美人婦警さん達もがんばってるんだし文句言うな」
太田「しかしなぁ・・・」
熊耳「篠原君の言うとおりよ、太田君」
太田「・・・はい」
篠原「怒られてやんの。だいたいアンタが騒ぐと暑苦しいんだよ。この炎天下の中だと尚更だ」
太田「なんだとぉう!?」
熊耳「篠原君も余計なこと言わないの」
山崎「何やってるんでしょうね」
進士「相変わらずですねぇ・・・」
泉 「・・・どっちもどっち」
って、爆発物処理班とかも警備部じゃねーかorz
>>166 交通課だろうが警備部だろうが
↓
交通課だろうが何だろうが
こうとでもしておきましょうか・・・(´・ω・)
良い。キャストの声が聞こえてくるようだ。
よお、早かったじゃないか。
原作通り話が進む場面も、一応書いておかないと物語がわからなくなる
それはわかっている。わかってはいる。でもなぁ・・・
セリフを丸写ししているみたいで(実際そうとしかできない場面も多々ある)
どうも気が引けてしまいますね・・・
前回の物語の場合は、「WXV」の話はほぼそのままで、若干修正し
そしてエヴァキャラを絡ませただけだったので、描写を省略しても「WXV」さえ見ていれば
脳内補完はわりかし容易にできる物にしてみたつもりではあったのですが・・・
(まぁ、それでもセリフがそのまんまって箇所はいっぱいあったんですけどね)
今回はまた難しいのをテーマに選んでしまって、もう、何て言うか大変です
こんな稚拙なFFを呼んでくれる人がいてくれて、本当にありがたいです
クロスオーバー厨の糞コテですが、がんばります
コテ(トリ)をつけ忘れ、アホっぷりを露呈してしまった
>>170 いつもながら、職人乙。
楽しませてもらってるから、細かい事をあまり気にするな。
ここ旧東京市は、大部分が埋立地となっている。そのため橋の数はかなり多い
篠原「こーやって虱潰しに探してもキリがないように思えるな・・・」
泉 「手作業で爆弾探してるけどさぁ」
篠原「なんだよ?」
泉 「ミサイルで爆撃とかされたら意味ないよね」
篠原「お前な・・・」
泉 「だってさ、ニュース見たでしょ?」
SSNが入手した映像が、ニュースでは流されていた。その映像には戦闘機の影が映し出されており
その映像専門家が分析した結果、その機体は米国製のF16の機体をベースに独自の改良を加え
2011年に実戦配備された戦略航空自衛隊の支援戦闘機、F16Jであるとの見方が有力となってきていた
同機は青森県三沢の第3航空団の2個飛行隊をはじめ全国で130機が配備されている
篠原「だからって、戦自が関わってるかどうかなんて分かんないだろ」
泉 「そうなんだけどさー。ホラ、この前の怪物の時・・・」
篠原「まぁ、言いたいことは分かるが・・・」
泉 「なんかさぁ、戦自が胡散臭く感じるって言うか・・・」
篠原「胡散臭さならネルフも警察もどっこいどっこいだと思うぞ?」
太田「現職警官が言っていいセリフではないぞ、それは!!」
熊耳「私語は慎みなさい」
辻本 「なんか向こう楽しそうなんだけど・・・」
小早川「無駄口叩きたくなる気持ちはわかるけどね」
山崎「恥ずかしいなぁ、もう・・・・」
進士「・・・・胃が痛い」
今の段階で投下できるのはここまでですorz
続きは、申し訳ございませんが時間をください・・・
175 :
虎鉄 ◆B3opVjNmH2 :2007/02/20(火) 19:38:54 ID:jM3dw6l3
職人さん
いつまでもまちますから!!
問題ない。続けたまえ。
⊂(´・ω・`)つ-、 問題ない! 2%も遅れてない!
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------|
いいスレだなー
続きが楽しみ
放課後、シンジはマナに誘われ学校の屋上へとやってきていた
二人は手摺に寄りかかり、第3新東京市を眺めている
マナ 「綺麗ねぇ・・・」
シンジ「第3新東京市、別名『使徒』専用迎撃要塞都市って呼ばれてるんだ」
マナ 「違う・・・・・・山よ」
シンジ「え、山?」
マナ 「ビルの向こうの山、緑が残ってる」
マナのその言葉に、シンジはビルの向こうの山に視線を向ける
そこにはマナの言うとおり、緑の山並みが存在していた
それだけではない。シンジはこのとき初めて、この町が緑に囲まれていることに気が付いた
風に揺らめく木々の葉が太陽の光を反射し、全体が緑に輝いて見える
シンジ「風景なんてゆっくり見たことがなかったよ。引っ越してきて、辛いことばかりだったから」
マナ 「シンジ君、エヴァのパイロットだもんね・・・」
シンジ「知ってるの?」
マナ 「褒めてくれる?」
シンジ「え・・・そ、そうだね」
マナ 「私ね、自分が生き残った人間なのに、何も出来ないのが悔しい。羨ましいのよ、シンジ君が・・・」
シンジ「そう・・・・・・」
マナ 「ねぇ、見て」
マナは金色の鎖の付いた、赤いペンダントをシンジに差し出した
シンジ「え・・・コレは?」
マナ 「私がシンジ君につけてあげるの。動かないで。ちょっとくすぐったいけど我慢してね・・・・・・はい、ついた」
シンジ「え、あの・・・・・・ありがとう」
その時、急にドタドタという足音が聞こえてきた
アスカ「シンジ!」
シンジ「あ、アスカ」
アスカ「あ、じゃないわよ!ネルフに行くわよ、ネルフに!」
シンジ「え、もう?まだ早いんじゃないかな・・・」
アスカ「いいから行くの!」
マナ 「・・・・・・」
アスカ「霧島さん」
マナ 「・・・・え、あ、はい」
アスカ「失礼ですけど、私達、大事な仕事が御座いますの」
シンジ「あのさぁアスカ、外で待っていてよ」
アスカ「・・・邪魔して悪ぅござんしたねぇ!!」
アスカはそう言うと、またドタドタという足音を鳴らしながら
屋上の出入り口へと駆けていき、扉へと手を掛けたが
思い出したかのように振り返り・・・
アスカ「アッカンベェェエーーーー!!!!」
と、捨て台詞(?)を残し、屋上の扉を勢いよく『ガツン!』と閉め出て行った
シンジ「あかんべ・・・」
マナ 「・・・・・・」
二人は暫しの間、呆気にとられてしまっていた
第7環状線車内
シンジ、アスカ、レイが座っている
アスカ「デレデレしちゃってさ・・・・いいわよねー、モテル人は」
アスカはシンジに対し、遠慮なく嫌味をぶつけている
しかしシンジはウォークマンで音楽を聴いているため、アスカの言葉が耳に入ってはいないようだ
アスカ「・・・・・一人で歌ばっか聞いてないで人の話、聞きなさいよね!!」
そう言うとアスカは、シンジからウォークマンを取り上げると、床へと叩きつけた
『ガチャッ!』という音とともに、ウォークマンにヒビが入る
シンジ「あああああああ!?」
だが、これだけではアスカの気は治まらない
アスカ「こんなもん!!」
アスカはウォークマンを思い切り踏みつける
シンジのウォークマンは、アスカの手(足?)により、修復不可能な状態にまで破壊されてしまった
シンジ「僕のウォークマン!」
アスカ「・・・フン!あの霧島って女もいやらしいわね
来た早々、男にちょっかい出したりしてさぁ!!!」
シンジは無残な姿に変わり果てた、自分のウォークマンを見つめていた
マナ「こんにちは」
なんとそこへ、マナが笑顔で現れた。今度はアスカが呆気にとられる番であった
シンジ「霧島さん!?」
マナ 「来ちゃった。ねぇ、私もネルフへ連れてってよ」
三人 「「「・・・・・・・・・」」」
結局マナは、ネルフ本部無人ゲートの前まで付いてきてしまった
まずレイが自動改札にIDカードを通し本部へと入っていき、それに続きアスカもIDカードで本部に入っていく
レイ 「・・・・・・」
アスカ「お先に」
奥へと去って行く、アスカとレイ
ゲート手前に取り残される、シンジとマナ
マナ 「入ろう?」
シンジ「霧島さん、ダメなんだ。ここはIDカードがないと入れないから」
マナ 「こうやれば通れるんじゃない?」
マナは後からシンジに抱きついた。シンジの背中に、マナの胸が押し付けられる
シンジ「あ、あの、ちょっと・・・」
マナ 「これで一人分でしょ?」
シンジ「で、でもネルフの人以外は・・・・その・・・・」
マナ 「・・・シンジ君、優しいね」
シンジ「・・・・・・・・」
男子ロッカールーム
マナはベンチに座っている
シンジはバレたらどうなるのだろうかと、内心ビクついていた
シンジ「僕が終わるまで、ここを出たらダメだよ」
マナ 「うん」
シンジ「あ、あのさ、着替えるからあっち向いててくれないかな」
マナ 「平気」
シンジ「僕が困るんだけど・・・」
マナ 「わかった。ハイ、むこう向いたよ」
シンジが服を脱ぐ
マナ 「肌、白いね」
シンジ「あ、み、見ないでよ!」
マナ 「シンジ君ブリーフ派だ」
シンジ「や、やめてよ、見ないでよ!」
ハプニングもあったが、なんとかシンジはプラグスーツに着替えることが出来た
パリッと決まったシンジ
マナ 「かっこいい!」
シンジ「え、あ、そうかな」
特車2課隊長室
後藤「なるほど、そりゃあ確かに気になるわな」
後藤は誰かと電話で話しをしている
後藤「うん、頼むわ。面倒かけちゃって悪いんだけど・・・・え?
またまた、精神的にお返ししますって。ほんじゃあ、また」
南雲「松井さんね?」
電話の相手は松井だった
後藤「うん、しのぶさんによろしくってさ」
電話のよれば、松井はとあるビデオ制作会社へと行っていたようだ
例のベイブリッジの映像を撮影していたのは、そのビデオ制作会社のスタッフだったらしい
松井は証拠品のそのテープを求めてその会社へと行ったのだが
何故かそのテープは既に警察へと提出済みだと言われてしまい
オリジナルどころかコピーすら手に入れることができなかったというのだ
南雲「後藤さん」
後藤「はい?」
南雲「また松井さんと組んで何を始めたか知らないけど、動く時は一言言って頂戴
裏でこっそりってのはなしにして」
後藤「えっと、それって命令かなんかかな?」
南雲「同僚からのお願いよ、お願い」
後藤「お願いじゃあ聞かない訳にはいかないか」
山崎「あの、失礼します」
後藤「おおご苦労さん。爆弾見つからなかったって?無駄足だったね」
山崎「まぁ、見つからないほうがいいんですけどね」
後藤「そりゃそうだわな」
山崎「何もないに越したことはないはないですからね」
後藤「で、これから別の現場に行ってもらうけどさ、だいたい今日明日ぐらいは
あっち行ったりこっち行ったりで大変だと思うけど、まぁそれなりにがんばってね」
山崎「はい・・・あ、でですね・・・」
後藤「ん、何?」
山崎「隊長にお客さんなんですが・・・」
後藤「隊長二人いるけど、どっちの?」
山崎「さあ・・・」
後藤「・・・誰なの?」
山崎「さあ・・・」
後藤と南雲は、渡された名刺に目を通した
後藤「陸幕調査部別室、の荒川さんね。住所も電話番号もないんですね」
荒川「まあ色々不都合がありまして」
南雲「で、ご用件は?」
荒川「本題に入る前にちょっと見て頂きたいものがありましてね
・・・・・・・これなんですが」
荒川と名乗る男が鞄から取り出したのは、一本のビデオテープだった
彼は後ろを振り返る。そこにはテレビとビデオデッキが置かれている
荒川「お願いできますか」
『恋人よ 五輪真弓 作詞/作曲 五輪真弓 編曲 船山基紀』
南雲「・・・このテープでいいんですか?」
テープは、カラオケ用の物だった
荒川「いいんです、これで」
後藤「この曲、俺歌えるわ」
荒川「男には結構音が高いですよ、これ」
後藤「ん、まぁ、ちょっと音下げて歌ってるし」
荒川「そうですか。まあ、この辺はどうでもいいんですが・・・・・歌いますか?」
後藤「マイク、ないんだよね」
荒川「じゃ飛ばします」
荒川はテープを早送りし、終わり頃の方でまた通常再生に戻した
荒川「この辺です」
後藤「恋人よさようなら、季節はめぐってくるけど・・・?」
荒川「いえ、その後です。あの日の二人、宵の流れ星・・・」
南雲「?」
荒川「光っては消える、無常の夢よ・・・・・ここ、ここです」
後藤「どこ?」
荒川「ほら、右上の。この雲の切れ目のとこ」
画面には、別れ行く恋人と、そのバックにあるレインボーブリッジが映っている
後藤「ん?んん?ん?」
南雲「どこ?あたしには見えないけど」
荒川「ここですよここ!」
荒川は、画面の一部分を指し示した
荒川「この黒い鳥みたいな影!・・・・・後藤さんはもうお分りの筈だ」
後藤「このすぐ後に、ベイブリッジが吹っ飛んだんだ」
南雲「・・・!」
荒川「これを踏まえた上で、もう一本のテープを見て頂きたい
改竄の余地のないよう作業の過程を全て収録してあります」
画面に、先ほどの黒い影が拡大され、さらにデジタル処理によって
ぼやけた姿がだんだんと鮮明なものになっていく過程が映し出された
荒川「デジタル技術の驚異って奴ですな。分かりますか?」
後藤「あんまり詳しくないんですが、放映された例のビデオの奴とは形が違うような・・・」
南雲「そういえば」
荒川「これでどうです」
影の向きが反転し、テレビで放映されたものと同じ向きになる
そしてその隣に、テレビで放映された機影も並べて映し出された
荒川「左が今見たビデオのもの。そして右がテレビで放映されたもの。よくご覧なさい
左が最新型のステルス翼。そしてこれも、ごく最近開発されたベクターノズル
そしてここからが本題ですが、自衛隊はこのタイプのF16を、装備していない」
後藤「ちょっと待った。その前に、どうしてウチにその話を?」
荒川「無論真相究明に協力して頂きたいからですよ
それに最悪の事態に備えて、現場レベルでのパイプを警察との間に確保しておきたい
もちろんその為には我々の入手した情報は全て提供します」
南雲「最悪の事態とは、どういうことかしら?」
荒川は南雲の質問には答えず、こう言った
荒川「どうです。ドライブでもしませんか、近場をぐるっと」
辺りはもうすっかりと暗くなっていた
走る車の窓からは、街の明かりが後へと流れていく風景が見える
荒川「走る車の中にいると落ち着く性分でね。考えがよくまとまるんですよ
走ることで自らは限りなく静止に近付き、世界が動き始める」
後藤「それに移動する車内なら話が外に漏れる心配もないか・・・・・・そろそろ仕事の話、しません?」
荒川「ベイブリッジが爆破された夜、三宅島での夜間発着訓練中に失踪した米軍機がありましてね」
後藤「それがさっきのビデオの機体だと?」
荒川「米軍自身がそれを認めて報告してきたんですよ。勿論非公式なものですがね
我々には独自のルートがありまして。軍は軍同士って訳です、意外に思えるかも知れませんが
事実を隠して我が国の防衛体制を徒に混乱させるのは、彼らにとっても得策ではないのでね」
南雲「でも何故、米軍があの現場に?」
荒川「今回の事件にはいろいろと複雑な事情があるようで・・・」
後藤「複雑な・・・・ねぇ・・・・説明してくれるよね?」
荒川「我々は1年程前からあるグループの内偵を進めていましてね
国防族と言われる政治家や幕僚OB、それにアメリカの軍需産業、米軍内の一部勢力
まあそういった連中の寄り合い所帯です。セカンド・インパクト後、混乱の一途を辿るアジアの情勢の中で
湯水のように予算を使うネルフに、彼等は根強い不信感、いや、不快感かな?まぁ、どちらでもいい
とにかくそんなモノを持っていた
戦自は対使徒戦において、まぁはっきり言ってしまえば役に立ってはいない
その為戦自にかけられる予算は、ネルフとは比べ物にならないほど少ない
まぁ、それでもかなりの額なんだが、どうも彼らはそれだけでは不満足らしい
憶えていますか?旧東京はセカンド・インパクトによる混乱の最中、2000年9月20日に
テロもしくは外国勢力から投下されたと推測される、N2兵器と思われる「新型爆弾」によって
50万人の死者を出した。あれからかなりの早さで復興はしたのだが・・・・・・
彼らはまだ危機感、不安感を根強く持っている。だから彼等は軍事的茶番劇を思いついた
日本の政治状況に揺さぶりを掛け、軍備のさらなる拡大へと導こうと考えた
低空で首都の玄関先に侵攻し、その真白なドアにロックオンのサインを刻んで帰ってくる
そして作戦は見事に成功するかに思われた・・・」
後藤「だがちょうどその時、まるで見計らったかのように爆破テロが起きた」
南雲「計画がテロリストに漏れていた・・・?」
荒川「どうも連中のなかに『裏切り者』がいたようだ」
後藤「まぁ、そう考えるのが自然だわな。それかテロ組織の人間が潜り込んでいたか・・・
で、その危ない連中の茶番がどこかの誰かに利用されたとして、その目的は?」
南雲「ちょっと待って。その前に、そこまで分かってるなら何故公表して戦自への疑惑を晴らそうとしないの
防衛庁はそのことを・・・」
荒川「勿論知ってるさ。幕僚達は公表を迫っているが、政府はまだ迷っている」
荒川「第3者の犯罪の可能性といっても、状況から推測しているだけで確たる証拠は何もなし
事故の線で公表したにしても、収拾のつかないスキャンダルに発展することは避けられない
例によって、取り敢えず真相の究明に全力を挙げつつ事態の進展を見守ろうと・・・・・・まあそんなとこさ」
馬鹿な連中さ・・・それこそ思う壷だ。現場を無視したこんなやり方が続けば、いずれは・・・」
後藤「薮を突いて蛇を出しかねないか」
荒川「そうなる前になんとしても犯人を押さえたい。協力して貰えるでしょうな」
後藤「荒川さん、だったっけ? 面白いお話だったけど、それこそ状況証拠と推測だけで
確たるものは何もない。さっきのビデオにしたって、ビデオテープそのものに証拠能力のないことは
あんた自身が証明してみせた訳だし・・・やっぱこの話、乗れんわな」
荒川「後藤さん。あんたはやっぱり噂通りの人だ。私の人選は間違っちゃいなかったよ
だが、二本のテープが二本とも虚構だったとして、吹っ飛んだベイブリッジ
さらに三宅島での夜間発着訓練中に失踪した米軍機、この二つは紛れもない現実だ
座席の背にあるファイル」
荒川の声に、南雲は一冊のファイルを手に取りページを開く
そこにはある男の顔写真があった
荒川「柘植行人。例のグループの創立以来のメンバーで、現在所在不明。我々が全力を挙げて捜している
第一級の容疑者だ。レイバーに関わる者ならその名前位は知ってると思うが・・・
仕事柄我々はこの手の人捜しが苦手で、事が事だけに警察に持ち込むわけにもいかなくてね
後藤「一応俺達も警官なんだけど」
荒川「後藤警部補はあちこちに強力なパイプをお持ちだそうですな。それに、特車2課の超法規的活動
いや活躍と言った方がいいのかな、噂は常々」
後藤「大変な誤解ですな。お宅と同じ、只の公務員ですよ」
荒川「只の・・・・ね・・・・」
後藤「・・・そろそろ、ドライブ、終わりにしません?」
荒川「そうですか?じゃあ・・・」
荒川はハンドルを切り、分岐から陸橋を降りていく
荒川「・・・・・ん、これは?」
後藤「・・・混んでるね」
どうやら渋滞のようだ。だが、どうも何か様子がおかしい
南雲「後藤さん、あれ・・・」
後藤「ん?アレは・・・」
南雲が指差した先にあったのは、明かりの消えた信号機だった
荒川「・・・故障か?」
後藤「あ、しのぶさん、とりあえず連絡・・・」
南雲「わかっているわよ。・・・後藤さんも携帯持ったら?」
荒川「なんだ、あんた携帯持ってないのか?」
後藤「まぁ、ね」
南雲「あら・・・?」
後藤「ん、何?」
南雲が手にしている携帯電話の液晶画面には、『圏外』の文字が点滅していた
南雲「こんな所で・・・?」
後藤「あのさ、車内電話、貸してもらえる?」
荒川「ああ、かまわんが・・・」
荒川の車には車内電話がついていた。荒川は受話器を持ち上げ後藤に手渡す。しかし・・・
後藤「・・・繋がんないよ?」
荒川「何?衛星電話だ、繋がらない筈は・・・」
その時、爆発音が辺りに響き渡った
後藤「な、何だ!?」
南雲「後藤さん、ボサッとしてないで!」
南雲はそう言うと、車のドアを開け外に飛び出していった
後藤「あ!しのぶさん待って!」
南雲の後を追って、後藤も外に飛び出す
二人が状況を確認するため辺りを見回していると、今度は地響きが鳴った
後藤「向こうか!?」
地響きのしてきた方向に二人が目をやると・・・
南雲「何よあれは・・・」
後藤「デカ・・・」
そこには巨大な物体が街中を闊歩していた
夜なので色ははっきりとは分からないが、どうやら青っぽい色をしているようだ
爬虫類、或いは鳥類を模したようなフォルムをしている
荒川「・・・!!あれは!!」
二人の後に追いついてきた荒川が、声を上げた
後藤「なんだ、アレがなにか知っているのか?」
荒川は、少しの間を置いてから後藤の質問に答えた
荒川「・・・・・・あれは、トライデント・・・・」
南雲「・・・トライデント?」
荒川「・・・・・・・戦略自衛隊が開発した陸上軽巡洋艦、トライデントだ」
後藤「何故そんなモノがこんな所に・・・?」
思ったよりも早く投下できました^^
おぉぉ!!
キターキターキター(゚∀゚)!!
これからますます楽しみですね
>181
「あぁ…ぼくの内田有紀が…」は入れてほしかったw
職人乙。
いい展開だ
あのスクランブルのシーンのBGMは緊迫感あって最高だな
後藤「ベイブリッジの続きでも始めようってか?」
南雲「冗談じゃないわ!」
荒川「どうしますか、電話が通じないんじゃどこにも連絡でない・・・」
後藤「電波妨害か・・・?あんたの車でここから一番近い署に直接行こう。多分ちょっとツライかもしんないけど」
荒川「辛い?」
後藤「ここら一帯の信号機は全て消えていると思う。だとしたら、そこら中で渋滞してる筈だ」
荒川「・・・・そうか、わざと渋滞を引き起こしたということか」
とにかく三人は車の元に走り、急いで乗り込んだ
荒川「ところで、誘導とかしなくていいんですか?」
街にいる人々は逃げ惑っている
後藤「そうしたいのは山々なんですけどね、俺達だけじゃあどうにもなりませんよ」
荒川「まぁ、それもそうだ」
後藤「とりあえず、そこの路地に入って。真っ直ぐ行ったらすぐ大きな道に出るから」
荒川は、後藤の指示に従い車を発進させる
後藤「しのぶさんはそっちから公衆電話を探して。俺はこっち見てるから」
南雲「公衆電話・・・・・使えるのかしら」
後藤「わかんないけど、それ以外連絡のとりようがないからさ」
荒川「もし使えなかったら?」
後藤「そん時は車のスピードを上げる。あ、そこ右ね」
荒川「あ、ああ」
南雲「・・・・・・」
後藤の予想した通り、かなりの範囲で渋滞していた
荒川「くっ、ここも渋滞か・・・」
後藤「仕方ない、ここは真っ直ぐ行こう」
後藤「にしても、なんでこうも公衆電話が見つからないのかな・・・」
南雲「これだけ携帯電話が普及しているんだもの、仕方ないわ」
後藤「・・・俺みたいに持ってない人もいるのに・・・あ、次は左」
荒川「・・・渋滞だ」
後藤「・・・じゃあ真っ直ぐ」
南雲「後藤さん、ベイブリッジのことなんだけど・・・」
後藤「ベイブリッジがどうしたって?」
南雲「あの後警察は、使える人員を総動員して爆発物を探しているわ」
後藤「ああ、そのことね。おそらくこの状況をつくるためブラフだろうな、脅迫電話は
ただ爆発物を仕掛けたことだけ告げただけで、あの後なんの要求もしてこない
脅迫じゃなくて、ただの爆破予告だったんだ。だが、まだ他にもあるようにも思わせるため
あえて曖昧な内容でしか告げなかったんだな」
荒川「その脅迫・・・いや、爆破予告電話はどんな内容だったんですか」
後藤「爆弾を仕掛けた。嘘ではない証拠に、ベイブリッジを爆破する。その次は旧東京かもしれない・・・
みたいな感じだったかなぁ」
荒川「かもしれないだって?本当に曖昧だ・・・」
南雲「その結果、警察は人海戦術的に捜査をせざるをえない」
荒川「ちょっと待ってくれ、何故橋だけを調べる?」
後藤「だって他に調べようがないんだもの。でもだからってどこも調べないわけにはいかないでしょ」
荒川「しかし、それでは・・・」
後藤「あ、今度こそ左ね」
荒川「今度も渋滞だ」
後藤「・・・じゃあ、真っ直ぐ」
後藤「・・・・まぁ、そうやって虱潰しに探すしかないんだけどさ、そうするとやっぱり人手が必要だし
当然皆出払っちゃっうことになる」
荒川「まさか、署に着いたところで誰もいないなんてことは・・・」
後藤「誰もいないなんてこともないけどさ、それでも、ねぇ?」
南雲「使える人員は皆外。事に気が付き、なんとかしようとするも渋滞で自由に動けない
・・・・それが今の状況。まったく、用意周到なものね・・・・・・・・あ、公衆電話!」
後藤「車停めて!」
荒川「わかっている」
後藤は車から降りると、公衆電話へと駆けていった
だが、電話の前でなにやら体中をいろいろと触っている
荒川「・・・あれは何をしているんだ・・・・?」
南雲「まさか・・・」
後藤「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お財布忘れちゃった」
今現在、後藤の財布が存在している場所は、隊長室の後藤のディスクの上である
加持「どうしました?」
後藤「あれ・・・たしか、ネルフの人でしたよね?」
後藤が、車に戻って小銭かカードを借りてこようとしていた所に、なんと加持が現れた
後藤「実は財布を忘れちゃいまして」
加持「ああ、そういうことですか。でもどうせ使えませんよ、電話」
後藤「あー・・・・・そうなの、残念」
どうやら公衆電話も使えないらしい。仕方がないので後藤は車に戻ることにした
加持「あ、車ご一緒させてもらってもいいですかね」
後藤「えっと、うん、まぁ、いいんじゃないかな」
南雲「後藤さん、そちらの方は・・・」
後藤「ああ、ネルフの加持さんだって」
荒川「ネルフの?」
後藤「車、乗せて欲しいんだってさ。いいかな?」
荒川「ああ、別に構いませんが」
加持「いやぁ、ここには電車で来てましてね。止まっちゃっててどうしようかと・・・」
南雲「え、電車も止まってるんですか?」
加持「ええ」
後藤「とにかく急ごう」
乗車人数が、三人から四人に増えた車が発進する
南雲「特殊監査部?」
加持「ええ、そうです。ところであなたも警察の人ですか?」
荒川「いえ、私は・・・・ちょっと待っててください」
荒川はポケットから名刺入れを取り出そうとしている
後藤「・・・安全運転でお願いね」
乙!!
ここで加持が加わるとは…すげえ面子だ
199も同じ職人さんが書いたんだよね?
ネルフ本部、実験棟プリブノーボックス内
シンジ、アスカ、レイの三人は、シミュレーションプラグの中にいた
シンクロテストを行なっているためである
三つのプラグが見える制御室では、マヤが端末を操作しており
その後にはリツコが、そしてその隣にはミサトが立っている
その周りには数人のオペレーターもいる
マヤ 「シュミレーションプラグ、マギの制御下に入りました」
リツコ「・・・おかしいわ」
リツコは、シンクロ率のバーグラフを覗き込むと眉を顰めた
ミサト「どうしたの?」
リツコ「シンジ君のシンクロ率だけが上昇しない。データが採れないわ」
ミサト「シンジ君、居眠りしてない?」
シンジ「ちゃんと起きてます」
アスカ「あの子のこと想像しているんでしょ、いやらしい」
シンジ「違うってば」
とはシンジは言ったものの、事実マナのことが気になっていたことには違いなかった
勝手に部外者をネルフに入れてしまったのだ。気になるのも仕方はない
しかしシンジは、アスカの言い方があまり気分の良いものではなかったため
そのことを認めようとはしなかった
だが、アスカはそんなことはお構いなしに言葉を続ける
アスカ「愛は人類を救うってか?」
ミサト「アスカ、私語を慎みなさい。今は大事なテストなんだから」
アスカ「所詮、シンジは私に勝てるような相手じゃないもんね」
シンジ「言い過ぎだよ、アスカ」
その時、内線が鳴った
リツコ「ミサト、出てくれるかしら」
ミサト「ええ」
ミサトは受話器を持ち上げ、耳に当てる
ミサト「あ、日向君?何、どうかしたの?・・・・・・え!?何それ、使徒!?」
リツコ「!」
『使徒』の単語に、そこにいた全員が反応する
ミサト「ええ・・・・・・・ええ、わかったわ」
ミサトは受話器を置くと、周りをグルリと見渡した
ミサト「正体不明の巨大物体が、旧東京にて破壊活動を行なっているもようです
実験は中止、総員第一種戦闘配置後、別命あるまでそのまま待機!」
リツコ「使徒なの!?」
ミサト「それが、旧東京は電波妨害にあっていて、詳細がまだよくわかってはいないらしいの・・・」
リツコ「・・・電波妨害?」
ミサト「わかっていることは一つ・・・・・巨大な何かが暴れてるってことだけよ」
リツコ「使徒かどうかわからないのね」
ミサト「ええ、でもこの前も怪物のこともあるし・・・」
リツコ「・・・たしかに、この前のは使徒ではなかったかもしれないけど
その因子を持っている存在であったことは事実ですものね・・・」
それぞれが戦闘時の持ち場へと急ぐ
ミサト達も発令所へ、チルドレン達はエヴァケイジへと急いだ
V-1エレベータ内
アスカ「シンジ、あの子来てるんでしょ?」
シンジ「・・・うん、どうしょう?」
アスカ「そんなもん、私がわかるわけないでしょ!」
シンジ「待機がいつ解除されるかわからないし・・・」
アスカ「それどころか、出撃して、えーと、なんだっけ?な、ながぁ・・・」
レイ 「・・・長丁場?」
アスカ「そうそれ!それになったらどうすんの?つーかアンタ元々どうするつもりだったワケ?」
シンジ「実験が終わるまでロッカールームに・・・」
アスカ「アンタ馬鹿ァ?いつ何が起こるかわかんないってーのに、危機意識あんの?」
シンジ「・・・・ごめん」
アスカ「なに謝ってんのよ?条件反射で謝るんじゃないわよ!」
シンジ「な、何もそこまで言うことないじゃないか・・・」
アスカの言うことももっともではあるのだが、どうにも八つ当たりをしているようにしか見えない
何時もの事と言えば何時もの事なのかもしれないが・・・
もしトウジがこの場にいれば、また夫婦喧嘩だとか言ったに違いない
レイ「・・・・・・」
レイが我関せずといった具合に黙っているのも何時もの事
ミサト達が発令所に到着した。だが、なにか雰囲気が変だ
ミサト「何?どうしたの?」
日向 「あ、葛城さん・・・実は」
ゲンドウ「葛城三佐」
ミサトの頭上から声がかかった。見上げると、司令席にいるゲンドウがこちらを見下ろしている
ゲンドウ「戦闘配置は解除だ」
ミサトは耳を疑った。旧東京で正体不明の何かが暴れているのだ
何故この状況で戦闘配置を解除しなければならないのだろうか
ミサト「そ、それは一体・・・」
ゲンドウ「解除だ。・・・・・赤木博士」
リツコ「は、はい」
ゲンドウ「実験はどうした。休めとは言っていないはずだ」
リツコ「それは・・・」
ゲンドウ「・・・・・・もういい。今日の実験は中止でいい」
リツコ「・・・・はい、申し訳ありません。・・・・・失礼します」
そう言うとリツコはミサトの腕を掴み、発令所の外へと引っ張っていった
ミサト「ちょ、ちょっとリツコ」
リツコ「・・・司令、何か知っているわね。多分、加持君も知っていると思うわ」
ミサト「・・・加持君?・・・・あいつぅ・・・・帰ってきたら問い質してやる・・・・・!」
二人は、今この場にいない男に対し、この湧き上がる嫌な感情の矛先を向けることに決めた
なんかだんだん変になってきたな・・・・・・orz
今度はもう少し練ってから投下するので
またちょっと期間が開くかもしれません
我らエヴァ&パト好きの唯一の砦だ。
時間など気にせず作品の制作をしてください、待ちますから。
保守
212 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/04(日) 21:10:53 ID:o21Lo0jK
パトキャラをエヴァキャラが演じるとしたら
野明:アスカ
香貫花:レイ
おたけ:ミサト
しのぶ:リツコ
進士:シンジ
遊馬:マコト
太田:トウジ
ひろみ:リリス
隊長:ゲンドウ
課長:左様
部長:キール
シゲ:ケンスケ
オヤッサン:冬月
五味丘:シゲル
松井:加持
内海:時田
バド:チビレイ
ジッチャン:根府川
マヤは誰役にしようか?
トウジ
第壱話 野明、襲来
第弐話 見知らぬ、天丼
第参話 鳴かない、九官鳥
第四話 しのぶさん、雨
第伍話 怪談、武緒の後ろに
第六話 決戦、第3新晴海ふ頭
第七話 シゲの造りしもの
第八話 香貫花、来日
第九話 瞬間、照準、定めて
第拾話 マグマ大使
第拾壱話 静止した二課の中で
第拾弐話 ひろみの価値は
第拾参話 上海亭、侵入
第拾四話 特車二課、整備班長の座
第拾伍話 南雲と後藤
第拾六話 痔に至る病、水虫
第拾七話 四人目の課長
第拾八話 OSの選択を
第拾九話 太田の戰い
第弐拾話 レイバーのかたち 指揮車のかたち
第弐拾壱話 第3小隊、誕生
第弐拾弐話 せめて、エロ本くらい
第弐拾参話 ハゼ
第弐拾四話 最後の出前
第弐拾伍話 終わるコンビニ
最終話 埋立地の中心で俺に銃を撃たせろと叫んだ太田
第25話 Pair
第25話 トマトを君に
>214
GJ!
ここはとある警察署の前
太田「うがぁああー!!」
篠原「なんだよ、まだ怒ってんの?」
太田「大失態だ!これは大失態だぞ!大失態だぁああ!!」
篠原「まぁ気持ちはわからんでもないが、とにかく落ち着け」
日中の強い日差しが照らす中、特車二課の面々は
警察署に突っ込んだまま動かなくなったレイバーを見上げていた
旧東京は人口の増加に伴い警察署が新設され、第二東京に次いで警察署の数が多い
その内の数箇所の警察署で、ここと同じような光景を目にすることが出来るだろう
後藤「まったく、やっちゃってくれたもんだよ、本当」
後藤が昨夜、荒川の車で旧東京内を右往左往し、やっとたどり着いた警察署で目撃した光景
それは、今まさに警察署へと突っ込んでいこうとするレイバーの姿であった
人海戦術的に爆発物の捜索を行なっていた警察は、人員が極端に不足してしまい
テロリストに警察署を襲わせる、絶好のチャンスを与えてしまったということだ
しかも、結局逮捕できたのは一人だけという、まさに太田の言うとおりの大失態である
犯人の供述によれば、どうやら「地球防衛軍」という組織のメンバーらしい
熊耳「まさか、一連の事件は・・・」
後藤「地球防衛軍が?んー・・・それは、あんまり考えられんかなぁ・・・」
熊耳「何故でしょう?」
後藤「だって、あいつらって結局小物の集まりなんだもの
電波妨害やら信号機の操作やら通常電話回線の切断やらその他もろもろ・・・
あの集団にそんなことできるわけないよ」
熊耳「たしかに大物ではありませんが・・・小物というほどでも・・・」
後藤「小物だと思うけどなぁ。リチャー・・・・・・あ」
熊耳「構いません」
後藤「・・・そう?」
熊耳「はい」
後藤「(まぁ、こっちがあんまり気にしすぎるのもかえってアレかな・・・)
リチャード王がスポンサーについていた時は、いろいろ強力なレイバーを地球防衛軍に流してたりしてて
それなりに厄介だったんだけど、スポンサーがいなくなっちゃって組織力が急激に萎んじゃったんだよね
ここんとこ最近、連中が何かやらかした?」
熊耳「いえ、私の記憶する所によると何も」
後藤「もう、なんていうか組織自体がぐだぐだのぐずぐずなわけよ」
熊耳「・・・結構、酷い言い草ですね」
後藤「まぁね。でも本当のことだし」
熊耳「はぁ」
後藤「ま、今回はただ単に事件に乗っかっただけなんじゃないかな
・・・・・・ただ、ちょっとだけ気になることがあるんだけど」
熊耳「なんでしょうか?」
後藤「連中、何かが起こるということは事前に知っていた可能性がある
その上で、それを利用しようと考え乗っかった・・・」
熊耳「たしかに、タイミングというか・・・手際が良すぎるように思えますね」
後藤「うん。もしかすると、全く関係ないってわけではなさそうなんだよね」
泉 「・・・なんか、向こうで難しそうな話してる・・・」
篠原「なにやってるんだ野明。一号機起こすぞ、さっさと乗り込め」
泉 「あぁゴメンゴメン、今行く」
太田「・・・・くそぉ、何が悲しくて我々が撤去作業をせにゃならんのだ」
篠原「仕事だから」
太田「・・・わぁかっとるわい!」
ここはミサトの執務室
ミサト「・・・・・・」
加持「なんだよ、まだ怒ってんの?」
ミサト「ちなみにリツコもね」
加持「だから謝ってるじゃないか・・・」
加持は今朝ネルフに帰ってきた途端、ネルフの誇る優秀な美女二人組に
かなりの剣幕で問い詰められたのだった
傍から見れば、二股がばれた男が二股を掛けていた女二人に問い詰められているように
見えないこともなかった。いや、実際その光景を目撃し勘違いをした人物もいたりするわけだが
マヤ「ふ・・・不潔です!」
それはまた別のお話
ミサト「私もリツコも大勢の前で恥かかされたんだからね!?」
加持 「だから悪いと思ってるってば・・・」
実際、彼女等に恥をかかせた人物はゲンドウなわけだが、流石のミサトといえども
それを大っぴらに発言することは憚られるようで、全てを加持にぶつけているのだが
まぁ実際問題として加持も一枚かんでいたのだから、強ち的外れな八つ当たりでもないことはたしかだ
ミサト「・・・・でさ」
加持「・・・・なんだよ、急にまじめな顔して」
ミサトは、このままこの状態を続けていても仕方がないことはわかっていたので
とりあえずは真面目な話をすることにしたようだ
ミサト「御殿場の演習場から飛び立った二機のモノって、戦自の新兵器だったわけ?」
加持「そうみたいだな」
ミサト「で、その内の一機が昨夜、旧東京で暴れた後にまたどこかへ飛んで行ったと・・・」
加持「まぁ、そうだな」
ミサト「どこに飛んで行ったかは不明、別のもう一機の所在も不明」
加持「そうそう、そのとーり」
ミサト「で、他には?」
加持「・・・え、何が?」
ミサトは一旦、間を置いてから加持に答えた
ミサト「他にも何か隠してるんじゃないの?・・・って聞いてんのよ!」
加持「別に、何もないけど?・・・そう睨むなよ、本当にもう何もないってば・・・」
ミサト「・・・情報を掴んでいて、昨夜旧東京で何かが起こることはわかっていたんでしょ?
それをなんで内緒にしてたのよ?まぁ、言いふらすことが出来ないってのはわかるけどさ
何?私ってそんなに信用ないの?」
加持「またその話か・・・・・その話なら今朝リッちゃんと一緒になって散々俺にぶつけたじゃないか」
ミサト「あーもう!なんかまた腹立ってきた!出てけ出てけぇー!」
加持「えー・・・」
結局真面目な話になることもなく、怒りのぶり返したミサトに追い出された加持は
大人しく自分の部屋へと戻ることにした。自分の部屋へと戻った加持は、ポケットから一枚の名刺を取り出す
加持「・・・まさか、こうも簡単に接触できるなんてね」
加持はそうつぶやくと、その名刺を見つめた
その名刺には、荒川の名前が書かれていた
そしてここはネルフ内の食堂
アスカ「あー、ムカつくわね」
シンジ「なんだよ、まだ怒ってんの?」
アスカ「そう簡単に治まるかってーの」
シンジ「・・・そう」
ちなみに今、時計の針はちょうど正午を示している
何故二人がこの時間に、学校ではなくネルフにいるのかというと
昨夜中止になってしまった実験を、今日の昼過ぎに行なうことになったからだ
無理矢理スケジュールをねじ込んだため、技術部の人間はいろいろと走り回っており
大変そうなのだが、まぁチルドレンが忙しく走り回るなんてことにはならない
では、何故アスカがご機嫌斜めなのかというと・・・
アスカ「まったく、待機しろとか言ったかと思えば、すぐさま待機はなしとか・・・」
シンジ「・・・それは仕方がないんじゃないかな」
アスカ「んなこたぁわかってるわよ」
シンジ「じゃあ、なんでそんなに怒ってるのさ」
アスカ「あの女よ、あの女!」
そう、あの女とこ霧島マナが、アスカの不機嫌の原因だ
アスカ「勝手についてきて、勝手にネルフに侵入して・・・」
シンジ「ちょとアスカ、誰かに聞かれたら・・・」
だがアスカはシンジの言葉など気にも留めずに続ける
アスカ「で、結局何?あの後勝手に帰っちゃったんだって?ハァ?何よそれ!
一人で帰ったってことは、勝手に一人で本部内をウロチョロしてたことになるじゃない!」
シンジ「それは・・・」
アスカ「何!?なんか文句あんの!?本当のことでしょ!?」
シンジ「・・・・・はい」
シンジはアスカのそのあまりにもな剣幕に、気圧されてしまって何も言えない
アスカ「まったく、本当に自分勝手な女よね。何様のつもりかしら」
シンジは『それってアスカもなんじゃ・・・』とも思ったが
とりあえずそれを口にすることはしなかった。まぁ、賢明な判断だろう
アスカ「まぁ誰かさんは?自分に懐いてくれるんならそんな女でも?全然オッケー?
鼻の下伸ばしちゃって?デレデレしちゃって?なんかもう、イチャイチャっていうの?」
シンジ「・・・そんな言い方しなくたっていいだろ!」
流石のシンジも、これだけ嫌味ったらしく言われたら反論もする
アスカ「なによ!!!???」
シンジ「・・・・・・・・あ、その」
アスカ「だいたいね、見てて鬱陶しいの!目障りなのよ!」
シンジ「う、うん・・・」
結局はアスカに気圧されて何も言えなくなってしまうのだが・・・
アスカ「・・・・・・・・馬鹿!」
さて、時間かかったワリには動きがなくて展開が地味なんですが・・・
うむ、良スレだな。
進め方丁寧だね
十日町sage
第壱話 野明、襲来
第2小隊に新隊員が配属される
「何でもパイロット養成所を優秀な成績で卒業した美少女らしいぞ」
「どんな娘かな。かわいい子だったらいいんだけど」
隊員や整備班の男どもは色めき立っていた
「遅いわね、後藤さんの恋人」
「渋滞にでも巻き込まれたのかな……」
そんなときに本庁から出動命令が出される
「港区赤坂でドラマの収録中に、撮影用のレイバーが奪取された。直ちに急行せよ」
現場に着いた第2小隊一同が目にしたのは、レイバーの曲乗りをしている野明の姿だった
第弐話 見知らぬ、天丼
「あれっ、この天丼だれのだ?」
「俺んじゃねーぞ」
「私はいつも天津麺半ちゃんライスだからちがうよ」
上海亭からとった出前で天丼だけが余っていた
誰に聞いても天丼なんか注文していない
「どうせ店の親父の間違いなんだから食っちまおーぜ」
「いいのかな」
その頃課長室では、珍しく埋立地に出勤していた祖父江が
「わしの天丼はまだか〜」
第参話 鳴かない、九官鳥
「なにこの九官鳥」
「いやあ海法部長の奥さんがヨーロッパ旅行に行くんで、その間預かってくれって頼まれちゃったんだ」
「でもなんでうちに?」
「こいつ魚しか食わないらしくってさ。ほら、ここなら新鮮なハゼが捕れるだろ。だから」
「私には公私混同とか思えませんが」
「まあまあ、そういわんと。これもお勤めのうちなんだからさ。じゃ頼んだよ篠原」
「えー。俺ですか?」
九官鳥の世話をすることになった遊馬
「こいつ、九官鳥の癖にしゃべらないな」
「きっと、教えられてないんですよ」
そのとき遊馬の脳裏にあるひらめき(悪巧み)が……
第四話 しのぶさん、雨
いつものようにハゼ釣りとか、家出した猫の捜索とか、二課棟周辺の草刈をしている第2小隊隊員たち
「俺はこんなことするために警察官になったわけじゃないぞ」
「いいじゃないの、平和な証拠だよ。犯罪が起こったら夜も昼もないんだから、今のうちに息抜きしとこうよ」
「でも第1小隊は出動してんだよな〜」
その頃、南雲警部補率いる第1小隊は、正体不明の黒いレイバー相手に苦戦していた」
「われわれだけでは食い止められません。南雲隊長、第2小隊に支援要請すべきです」
「仕方ないわね。後藤さんに借りは作りたくないんだけど」
雨の降り出した現場に到着した後藤は
「はい、とりあえず傘」
「あら、ありがと……。って、そんなことよりも今日こそ例の新隊員にお手並みを見せてもらうわよ」
「まあまあ、大船に乗ったつもりで高みの見物しててくれればいいんだからさ」
「なんか気に障るわねその言い方」
しかし、夫婦漫才をしている2人は、太田が暴走しようとしていることに気づいていなかった
第伍話 怪談、武緒の後ろに
「巡査部長ーっ?」
第2小隊にやってきた熊耳武緒は、二課には珍しい外事課出身の才媛で、太田の暴走も食い止められる名指揮官だ
「あの女、階級が上じゃなかったら、ぶっ飛ばしてやるんだが」
「無理無理、あんたよりも柔剣道の段位は上らしいぜ」
「よかったね太田さん、これで始末書の数減るだろうからww」
「泉っ、お前他人事だと思って……」
そんな時、宿直中の整備班員が夜中に不審な人影をみたと報告してしてきた
「こりゃあ、うちでも宿直当番は敷地内の見回りをせんとな」
「でもここにはレイバー以外には金目のものなんてありませんよ。まさか過激派が……」
「それは分からんが俺も妙な声を聞いたしな。えーと、今夜の宿直は太田と熊耳か。俺も泊まることにするからよろしく頼むぞ」
「は、はい、ご、ご命令とあらば」
「どうした熊耳、顔色が悪いぞ」
「い、いえ。何でもありません。で、では今のうちに仮眠をとっておきます」
太田の脳裏にもあるひらめき(悪巧み)が……
第六話 決戦、第3新晴海ふ頭
「また黒いレイバーが現れたんですって!?」
「前回は太田の暴走で取り逃がしたから、今度は何としても確保しないとね」
「それより、現場は第3新晴海ふ頭、同人誌とオタクの聖地よ。民間人も大勢いるわ。避難させることが先決ね」
「じゃあ、先に行っててよ。第2小隊はちょっと寄り道して行くから」
「また内緒の話ね。陰でこそこそはダメってあれほど……」
「いいから、いいから。巨大戦艦に乗ったつもりで(ry
「だから不安なのよ」
その頃野明は
「隊長が言ってたのってこれでいいのかな」
「いいんじゃねーの、それより早く現場に向かおうぜ」
「それにしても、妙な空間よね、ココ」
「俺だって二課棟の地下にこんな設備があるとは思ってなかったよ」
現場に着いた第2小隊、キャリアには巨大な物体が積まれている
「ちょっと何なの、あの妙な物体は?」
「あれっ、言ってなかったっけ。本庁の特命で開発した『ロンギヌスの竹槍』」
(頭痛いわ…)
第七話 シゲの造りしもの
「これシゲさんが作ったの?」
「そうよ、軍用レイバーでも装甲使徒でも真っ二つにできる高密度レーザー発生装置だよ」
「俺はレーザーよりも硝煙のにおいのするリボルバーキャノンのほうがいいッ」
隊員と整備班員が集まって試運転することになった。
目標は海上に浮かべた1/16アミサキエルの模型
「3・2・1・ファイヤーッ」
もくもくと水蒸気の上がる中、目標は真っ二つ。しかし海面には大量のハゼの死体が浮き上がってきた
「美味いな」
「ああ」
エヴァがからんどらん…
第八話 香貫花、来日
ニューヨーク市警から研修のため二課にやってきた香貫花クランシー
「美人じゃないか〜」
「切れ長の目がゾクっとしますよね」
「あたし、なんか苦手だな」
「野明、俺にパイロットやらせてくれ。あの女性に指揮されてみたいッ」
「あ〜、静粛に。本日よりココで寝食をともにしてもらう、香貫花クランシー巡査部長だ」
「ニューヨーク市警の香貫花クランシーです。アメリカでもレイバー中隊を新設する動きがあり、私が研修生として派遣されました」
「では研修中は、香貫花君には太田のバックアップとして働いてもらう。熊耳、異存はないな」
「はっ、ご命令とあらば」
「あなたが元外事課の熊耳巡査部長ですね、お噂はかねがね」
「よろしく、あなたの指揮する太田巡査は問題児で大変だと思うけど(何を知っているのこの女、まさか……)」
「太田さんよかったね、また美人の尻にしかれて」
「泉ッ、お前また(ry
第九話 瞬間、照準、定めて
「おれに、銃を撃たせろ〜ッ」
「やれやれまたかorz」
配属されて235枚目の始末書を書くことになった太田
「俺だってな、養成所では射撃の成績はトップだったんだよ」
「動いてる的にあてなきゃ何にもならねーよ」
「なんだと、篠原きさま〜ッ」
いつものような罵声と怒号の嵐の中、日常が過ぎて行った
「え〜、このたびレイバー射撃コンテストに我が第2小隊が参加することになった」
「やった、今度こそ俺の出番だ」
「あ〜、太田。お前はダメだよ」
「どうしてですか、隊長〜ッ」
「自衛隊や各国の警察レイバー隊も参加する名誉ある国際大会なんで、太田は参加させるなと、本庁からの命令でね」
「そんな〜」
「というわけで、泉。お前に出てもらうから」
「えっ、あたしですか。でも……」
「泉、特訓だ。おれが一人前のスナイパーにしてやる」
「そんな、太田さん。あたしには無理だよ」
「いいから来いッ。今から始めるぞ」
「え〜ッ」
二人の特訓合宿が始まった
第拾話 マグマ大使
が思い浮かびません><
誰か書いてください
>>232 もうちょっと頑張ってみようぜ!
エヴァがまったく絡んでないけど
タイトルしかエヴァからんでませんよ
まぁ、その…なんだ。
君の意欲は認めるけどさ。
意欲はあるけど次が思い浮かばない
職人さん、助太刀してください
水族館内では、なにやらそこには似つかわしくない二人組が話しをしていた
後藤と荒川だ
後藤「御殿場の演習場から脱走したのがいるんだってね?
で、それがあのトライデント二機だって話だけど」
荒川「別に隠していたわけではない。事が大事になるのを恐れてか
報告をどうするべきか散々迷った挙句、事が大事になってから報告してきたんだ
何かが逃げ出したらしいというのは一応は分かってはいたんだが・・・」
後藤「まぁ、確証が持てなかったってんなら仕方ないかもしれないけどさ・・・
戦自もいろいろと大変なんだねぇ」
荒川「あぁ、大変だよ。ちなみにその二機のトライデントだが、一番艦『震電』と、二番艦『雷電』だそうだ
管理体制がしっかりとしていれば、こんなことにはならなかったんだがな」
後藤「まぁ、過ぎた事を言っても仕方ないさ」
荒川「地球防衛軍はどうなった?何かわかったか?」
後藤「捕まったのが何も知らない下っ端だったんだ、何もわからないよ」
荒川「信号機の中枢制御システムに侵入の形跡があったんだってな
奴らにそんなことできるのか?」
後藤「できないでしょ。柘植について、何かある?」
荒川「柘植学校のことは?」
後藤「概略位はね・・・
多目的歩行機械運用研究準備会、だったかな。レイバーの軍事的価値に逸早く注目し
様々なシュミレーションモデルによってその有効性を実証
戦自技術研究本部と民間企業との連携に多大な成果を挙げた。会の中心人物の名前から通称、柘植学校
PKOへレイバーの派遣が決まった時、彼が志願したのは自分の理論を実践してみたかったからなのかもしれんな」
二人は館内を歩きながら話を続ける
荒川「レイバーの運用に最も向かない高温多湿の熱帯雨林で
十分なバックアップもなしに単独で投入された機械化部隊がどうなるか、彼が一番よく知っていたさ」
セカンド・インパクト後の混乱期、世界中で内戦、紛争が起こった
柘植行人の派遣先は、その中の赤道直下の熱帯雨林地帯であった
彼の部隊は全滅。生存者は、ただ彼一人だけだった
後藤「それでも彼は行った。何故かな」
荒川「その前に・・・警視庁レイバー隊創設直前、レクチャーを受けるために
本庁から一人の警察官が柘植学校に派遣された」
暫しの沈黙が流れる。口を開いたのは後藤だった
後藤「・・・・・・南雲しのぶ。彼女は柘植学校の優秀な生徒であり、そして柘植本人の最高のパートナーだった
まぁちょっとした不祥事があって、記録には残ってないけどね。立場がどうあれ男と女だもの、そういうこともあるさ」
荒川「彼に妻子がなければそれで済んだかもしれんがね。調べたのか?」
後藤「当時本庁にいた者なら誰でも知ってるさ、俺みたいな男でもね。同僚の過去を調べるなんざ願い下げだ」
荒川「同僚ね・・・まあそういうことにしておこうか」
後藤「警察ってとこはそういうのに煩いからね。本来ならキャリア組として
警備部のエリートコースを歩む筈だった彼女が、埋立地に島流し・・・・・・それが理由なのか?」
荒川「さあね」
その時、後藤の携帯電話が鳴った
荒川「・・・買ったのか」
後藤「流石に持ってないとヤバイかなって思ってさ」
葛城宅ではシンジとアスカが夕食をとっていた
冷凍物のピラフという、味気ない内容ではあるが
アスカ「こんな食事じゃ食物繊維とか、βカロチンとか、カルシウムとか、ちっとも摂れないんじゃない?」
シンジ「今日は実験で遅くなっちゃったんだし仕方がないだろ。そんなに言うならアスカが作れば?
キャベツの御浸しとか、南瓜のクリームスープとか、鰯のつみれとかさ」
きっちりとアスカの挙げた栄養素を含んだ料理名を挙げるあたり、シンジもなかなかのモノだ
アスカ「私に作れるわけないでしょ」
シンジ「・・・それじゃお嫁に行けないよ」
アスカ「もらってくれますぅ〜?」
シンジ「誰が?」
アスカ「アスカ in バージンロードクイーズ!私の未来のお婿さんは?」
何故かアスカは、シンジの質問にクイズを持ち出してきた
アスカ「一番、加持リョウジさ〜ん!二番、青葉シゲルさ〜ん!」
シンジ「ってええぇえ!?青葉さんってあのオペレーターの!?」
アスカ「ブブブブブブブッブッブッブッブッブゥゥゥウ〜!!大ハズレ大不正解〜!!」
シンジ「いや、そんなに言ったら可哀相だよ・・・・・ってかまだ答えてないんだけど。問題の途中でしょ?」
アスカ「あーハイハイ、で、三番は碇シンジく〜ん・・・・・って二択になっちゃったじゃないの!」
『どうせ加持さんって言いたいんだろ?』と答えようとしたシンジだったが、少し冗談まじりに
シンジ「僕かなぁー・・・・・なんて」
と、答えてみた
アスカ「ピンポ〜ン♪」
シンジ「えぇぇぇええ!?」
アスカ「なーんてね、嘘」
シンジ「ちぇ」
アスカ「・・・・・・」
シンジはなにやら、自分の態度でアスカに誤解をあたえてしまったような気がして、思わず赤面してしまう
シンジ「い、いやそういう意味じゃなくてさ、その、誤解しないで欲しいなぁ・・・」
シンジのその様子に、アスカは少し微笑ましいモノを感じ、クスリと小さな笑いを吹き出してしまった
シンジ「・・・笑わないでよ」
アスカ「ゴメンゴメン。じゃあこれ、アットホーム賞でーす」
シンジ「あっとほうむしょう?」
アスカはプレゼントの箱を取り出し、シンジへと差し出した
アスカ「はい」
シンジ「え?」
アスカ「受け取って」
シンジ「僕に?」
アスカ「ほら、開けてみて」
シンジはアスカからのプレゼントを受け取ると、包装を剥がし、中身を取り出した
出てきたのは、新型のポータブルHDDプレイヤーだった
シンジ「・・・・これ、いいの?」
アスカ「高かったんだからね。どう?私が一番でしょ?」
シンジ「ありがとう、大事にするよ」
シンジは、アスカの気持ちが素直に嬉しかった
アスカ「それからあの霧島マナって女のこと、忘れなさいよ」
嬉しかった分、アスカの最後の言葉は妙に心に引っかかってしまう
その時、玄関のドアが開く音がした
ミサト「ただいまーあ。あら、いい匂い」
アスカ「おかえんなさい」
シンジ「お帰りなさい。今ミサトさんの分も作ります」
ミサト「いいのいいの、さっき帰りがけに食べてきたから。しかも鱈腹ね!」
加持 「やぁ、元気?」
アスカ「あ、加持さ〜ん♪・・・・・・って、なんか疲れた顔してるけど」
加持 「ん?ああ、葛城ミサト三佐と赤木リツコ博士にそれはもう盛大にたかられてね・・・」
ミサト「そう!奢ってもらっちゃった!」
加持 「美女二人に迫られるのは悪くないんだが、内容にもよるな
シンジ君も女には気をつけたほうがいいぞ?いや、マジな話」
シンジ「はぁ」
アスカ「そうよシンジ、とくにあの女は」
シンジ(アスカだって女じゃないか・・・)
ミサト「ちょっと加持君、シンちゃんに変なこと教えないでよ(・・・あの女って誰?)」
あれ、もしかして青葉の名前が出てきたのってこれが初めて?
職人乙
携帯とかHDDプレーヤーとか、何気なく今に合わせてある細かいところもGJ
あのメニューの内容はそういう意味だったのか。
随分微妙なもん挙げるなと思ってた
>>244 メニューって
>>239のやつですか?
私もこれ書いてて初めて気が付いたんですよね
食物繊維?βカロチン?カルシウム?・・・あぁ、なるほどね・・・って
エヴァとパトは同じ世界で両立するね
セカンドインパクト後の復興を急ぐために急激に発達したレイバーと、全く別物でありながら
多足歩行やマニピュレータの制御など、実用的な面に関しては一部レイバーの技術をフィードバック
して造られたエヴァ…って考えると、もうwktkって感じ
作者さん乙です。投下いつも楽しみにしてますよ
夢〜は君〜の〜武器〜のはず〜だよ〜
ねえ〜だから〜苦しみも〜切り抜け〜て〜い〜っ〜て〜
泉野明=ぬ〜べ〜の細川美樹=磯野カツオ
きっ、みっ、に〜 い〜かれてめちゃめちゃめっ、ちゃ、めっ、かぐるい〜♪
投下マダ?
シンジはマナと下校中、偶然コンビニの前でミサトと出くわした
ミサトは、停めたルノーの横に立っている
ミサト「シンジ君」
シンジ「ミサトさん、どうしたんですか?」
ミサト「ちょっとお買い物。その子はお友達?」
マナ 「初めまして、霧島マナといいます」
ミサト「初めまして、私は葛城ミサトっていうの。よろしくねん♪」
シンジ「僕はミサトさんちに同居させてもらっているんだ」
ミサト「よかったら遊びにおいでよ」
マナ 「はい」
そこへ、結構は量の買い物袋を抱えた加持がコンビニから出てきた
加持 「お待ちどう」
ミサト「そんなに買い込んでどうする気?」
加持 「司令部の皆が食うだろう?」
ミサト「コンピュータにポテトチップでも入ったらどうするのよ」
加持 「コンピュータだって腹は空くさ。よおシンジ君、かわいい子じゃないか」
マナ 「初めまして」
ミサト「だめよ、こんな男と話したら!中二にまで手を出して・・・ほら行くわよ!」
加持 「なんだよ挨拶くらい、名前も聞いてないぞ」
ミサト「急いでるんだから!」
そういうとミサトは、加持をルノーの助手席に押し込み、自分は運転席に乗り込んだ
ミサト「じゃあね、シンジ君」
そしてミサトは、ルノーを発進させ去っていった
マナ 「・・・なんか、面白そうな人たちだね」
シンジ「そ、そうかな・・・ハハッ・・・」
若干、二人は呆気にとられている
マナ 「あ、えっと、あの葛城さんって人がシンジ君の上司になるんだっけ?」
シンジ「え?あ、うん、そうだよ」
マナはとりあえず、気を取り直してシンジに話題をふった
マナ 「ふーん・・・・・・あ、シンジ君、今日この後ってネルフだよね?」
シンジ「うん、まだ結構時間あるけどね・・・・・どうかした?」
マナ 「心配しなくてもついていったりしないよ。迷惑かけたくないもん
・・・・・なんかさ、いつも大変だよね、忙しそう」
シンジ「別にそんな・・・」
マナ 「もう慣れっこ?」
シンジ「・・・うん」
二人は歩きながら話を続ける
マナ 「でもさ、シンジ君、たまになんか難しそうな顔してたりするよ」
シンジ「・・・そうなの?」
マナ 「・・・そうなの!」
マナは立ち止まり、つられて立ち止まったシンジの目を見た
マナ「あのねシンジ君。もし辛いこととかあったら・・・・私でよかったら相談にのるよ」
シンジは実験後、自動販売機コーナーのベンチに腰を掛け
マナから貰ったペンダントを手に取り見つめていた
そこへ、誰かが歩いてくる足音が聞こえてきた
加持「彼女から貰ったペンダントだね」
不意に声を掛けられたシンジは、声のした方向に顔を向ける
そこには、いつもの笑顔の加持が立っていた
シンジ「誰から聞いたんですか?」
加持 「三十年も男やってれば、聞かなくてもわかるさ」
シンジ「霧島マナちゃんっていうんです。まだ転校してきたばかりで、僕に優しくしてくれるんです」
その名前に、加持が若干眉を動かす
加持 「・・・マナ?」
シンジ「知ってるんですか?」
加持 「や、すまん、憶え違いだ」
シンジ「教えてください、これを貰って、僕はどうしたらいいのか・・・」
加持 「その子が好きか」
シンジ「なんか、いいなって」
加持は自販機でコーヒーを買うと、シンジから少しだけ距離をおいてベンチに座った
一口コーヒーを飲み、間を置いてから加持は口を開いた
加持 「シンジ君、その子と一緒になりたいと思うなら、まず、彼女が何を望んでいるのか、よく見るんだ」
シンジ「見る・・・・」
加持 「そして、もし告白するつもりなら、すぐに返事を迫ってはいけないよ
彼女にだって考える時間が必要だから」
シンジ「時間が必要・・・・」
加持 「とにかく自分から行動する」
シンジ「行動する・・・・」
加持 「これでうまくいかない時は、ま、諦めるしかないなぁ」
シンジ「なんか、勇気がわいてきました」
加持は一気にコーヒーを飲み干すと、立ち上がり空き缶をゴミ箱へと捨てた
加持「ま、お互いがんばろうぜ!」
加持はシンジの肩を叩くと、歩き去っていった
シンジ「お互い・・・か・・・」
そろそろ休憩時間が終わりそうなので、シンジは立ち上がった
シンジ「さて、もう戻らないとな」
だがシンジは、もう一度ペンダントを見た
マナの言葉を頭の中でリフレインさせるシンジ
『あのねシンジ君。もし辛いこととかあったら・・・・私でよかったら相談にのるよ』
シンジ(心配してくれる・・・気遣ってくれる・・・優しくしてくれる・・・僕を、見てくれる・・・僕を、僕のことを・・・)
前、後編のつもりだったんですけどね
このままだと前、中、後編になりそうです・・・・大変だぁ
乙。前・中・後編で終わらなくなってもいいゾ。
続けてくれればそれでいい。
ちょっと妄想を垂れ流す。
無事、箱船を破壊した特車二課。
が、レイバーの暴走はまだ止まらなかった
一方、ネルフでは初号機をF型に感想しようとしたが素体をが入っていないでいないはずの
F型が突如暴走。
初号機、二号機、零号機がたたかいを挑む。
更に公安九課では突如暴走したレイバーの対策を立てるため
スパコンMAGIを保有するネルフへと向かいレイバーへの対策を立て始めた
そんななか九課と二課にネルフを戦滅せよとの命が入り
A-801が発令された…
黒幕をゼーレだと見抜きネルフとともに戦時に立ち向かう九課
ネルフを戦滅するためジオフロントへと向かう二課…
そして始まる地獄、果たしてその先にあるものとは!?
我ながらカヲスだな
×感想
○換装
257、君には期待している。
>>257 エヴァ×パト×攻殻ですか?
なんかいろいろと大変そうだ・・・
ミニパト見たら「MINIPATO」になってたんですが
もしかして「EVAPAT」よりも「EVAPATO」の方がいいんですかね?
>>260 問題無い。その件については君に一任する。
>>257 ちょっwおまww
エヴァ、パト、攻殻って俺の中で好きな作品ベスト3ジャマイカww
実は前に俺も3作のコラボ考えてたんだか、どうしても2課がの存在が弱くなってしまうだよなぁ…。
257に期待
エヴァとパトは同じ世界で両立することがこのスレでわかった
エヴァと攻殻も攻殻スレとか見ていて、電脳、義体技術が発達した関西と
生体技術(エヴァとか有機コンピュータとか)が発達した関東で両立するのもわかった
問題はパトと攻殻をどう両立させるかだなぁ・・・
レイバーの技術を応用したのがが義体化技術って感じ?
でもそれだとレイバーって時代遅れになりそうだな
なんたってタチコマとかフチコマとかの、思考戦車が存在しているわけだし・・・
どんな世界観が構築されるのか、かなり興味がある!
個人的には、一つのスレに2〜3人の職人さんがいるのが理想かな
というわけで
>>257には期待大
INTERLUDE
シンジは自分を見てくれるマナに対し、心を惹かれ始める
だがアスカは、そんな二人の関係を快く思ってはいなかった
アスカはマナはスパイであり、そのためにシンジに近づいたと言い出す
しかしシンジはその言葉を拒絶した
少年少女の交錯する心
大人の都合によって、運命を背負わされた子供達
ムサシ「・・・マナ、今頃どうしてるかな」
ケイタ「うん・・・あれ以来会ってないもんな」
パド 「マナ?誰やソレ?」
そしてここにも、同じ様に運命を背負わされた子供達がいた
EVAPATO-エヴァパト- 2nd STAGE 『鋼鉄の狼』
中編 WEREWOLF
シャフト上越工場は、今現在は使用されておらず
土地は荒れ、建物自体もまるで何年も放置されていたような状態である
しかしこの中を見てみると、何故か活気に満ちていると言ってもいいような光景を目にすることができる
人数こそ少ないが、作業員、技術者達が作業をしており、士気も高いように見えるからだ
シャフトの工場としては使用されてはいないが、なにやら別の集団が無断で使用しているようだ
そんな中肌の黒い少年二人が、大きな機械を見上げ話をしていた
ムサシ・リー・ストラスバーグとバドリナート・ハルチャンドである
バド 「雷電かー・・・ムサシにーちゃん!一回だけ乗せてや!」
ムサシ「ダメだって・・・つーかコッチは震電だ。一番艦、震電」
バド 「どっちでもええやん、よーわからんし」
二人が見上げていたのは、あのトライデントであった
いや、厳密に言えば、トライデントの左腕部である
ここは元々レイバー用の工場であり、トライデントのような巨大なモノを収容することは
本来では不可能なはずである。だが、それを実現する方法はあった
それは、この工場内に収容できるサイズにまで分解してしまえばいいという
なんとも豪快(乱暴とも言うだろうか?)な方法であった
ムサシ「にしても・・・分解して収容するなんて、思い切ったことするなぁ
しかも簡単に分解、組み立てが出来るように改造するなんて・・・」
バド 「なんたってグリフォン作った人達やし、これぐらい朝飯前やって」
いや、実際にはかなりの苦労があったのだが、そんなことはバドは知らないようだ
基本的には、遊び、ゲームのことしか頭にないわけだし、そんなことはどうでもいいということか?
ムサシ「そう、グリフォンだよグリフォン。バドにはグリフォンがあるだろ」
バド 「まぁ、そうやけど」
二人は後ろを振り向いた
そこには、黒いレイバー『グリフォン』が二人を見下ろしていた
ムサシ「だいたい、トライデントは内臓への負担が大きいんだよ
もう何年かしてバドが大きくなったら乗せてやってもいいかな・・・」
バド 「でも大きさやったら、ケイタにーちゃんは僕とそんな変わらんやんか」
ムサシ「まぁ、たしかにそうかも知れないけどさ・・・」
ケイタ「ムサシ、そこフォローしてくれないのか?」
二人が話しをしていると、そこへ浅利ケイタが三本の缶ジュースを持って現れた
ケイタは二人へそれぞれ缶ジュースを手渡しながら愚痴をこぼした
ムサシ「お、サンキュー」
ケイタ「・・・そんなに変わらないって言うけどさ、僕の方が少し大きいだろ?な?」
ムサシ「ん?まぁな」
バド 「僕まだ10歳なんやけど」
ムサシ「あー、じゃあその内抜かれるかもな」
ケイタ「・・・フォローしてよ少しくらい」
このままではケイタがいじけてしまいそうなので、ムサシはとりあえずフォローすることにした
ムサシ「いいか?ケイタはトライデントに乗るために訓練をずっとやってきたんだ。でもバドはそうじゃないだろ?」
バド 「うー」
ムサシ「うなっても駄目」
ケイタ(・・・身長に関してはフォローしてくれないの?)
ムサシ「実際に内臓を悪くしたヤツもいる」
バド 「えっと、マナとかいうねーちゃんやったっけ?」
ムサシ「ああ・・・・・・・・・あ、ケイタ、お前もまだ成長期なんだし、別に気にするな」
一応はフォローしてくれたようで、ケイタはまぁ若干ではあるが精神を立て直すことに成功したようだ
ケイタ「だよな、そうだよな、これからだよな」
三人がこのような会話をしていると、なにやら顔自体が笑っているような作りをしている
年中笑っているようなニヤけた男と、目の鋭い、なにやらクールな印象をうける男が、三人へと歩み寄ってきた
ケイタ「あ、内海さん」
内海 「やぁやぁ!楽しそうだねぇ君たち!仲がいいってのはいいことだと思うよ、うんうん」
バド 「なぁなぁ内海さん、早くグリフォン動かしたいわ!」
内海 「う〜ん、イングラムとの決着をつけたい気持ちはよくわかるけどさぁ・・・」
ムサシ「黒崎さんは、早く日本から出たほうがいいと思ってるんじゃないんですよね?」
黒崎 「ああ、ずっと日本にいることも出来ないからな」
内海の手下としてよく働く黒崎であるが、微妙に考えが違っていたりもする
内海のことを一番に考えているのだが、いかんせん内海は無茶な男であるため
それが黒崎の悩みの種であるといっても、間違いではない
内海「黒崎君、僕はね?」
黒崎「・・・・・・」
内海「ネルフのエヴァンゲリオンにと〜っても興味があるんだ!」
黒崎(・・・言うと思った)
最近ちょっと忙しくてなかなか・・・・
あ、「EVAPAT」から「EVAPATO」に変更しました
>>257 私も攻殻は大好きです。期待してていいですか?
>>267 >ムサシ「黒崎さんは、早く日本から出たほうがいいと思ってるんじゃないんですよね?」
↓
ムサシ「黒崎さんは、早く日本から出たほうがいいと思ってるんじゃないですか?」
間違えました・・・orz
意味が正反対じゃないかぁ!
7課キターーー(゜∀゜)ーーー!!!
wktkがとまらないッ!!
272 :
257:2007/03/22(木) 03:05:37 ID:???
なんか期待されてるぅ!?
今は職人さんがいますので遠慮させていただきます
>257
職人が複数いることに反対する理由は無い。
>硝蛇楼
とうとう企画7課まで絡ませるなんて・・・べ、別に期待なんてしてないんだからねっ
ツンデレ乙
続きマダ〜?
複数の職人がいたほうが盛り上がると思うんだがなぁ…
投下の間隔も開いてきてるし、
>>257にも期待してたのに(´・ω・`)
じゃあ調子に乗って投下しまーす
第三新東京市沖
午前6:14
箱船の残骸が海に浮かんでいた。
「遊馬!!やったよ!私達やったよ!!」と野阿が話しかける。
「そうはしゃぐなよ、まったく…」
と遊馬と呼ばれた男は面倒くさそうに答えたが、喜び隠しきれていなかった。
「ねえ…ほかのレイバーの暴走も止まったよね」と野阿。
「ああ、多分な」と遊馬。
その時残骸の片隅が揺れ、中からいかにもガサツそうな男が現れた。
「うおー!!お前達!!何をしている!!零式に襲われるぞ!!」と男は叫んだ。
「ぷっ…ふふ…あっははははっ」と野阿は笑い出す。笑いを堪えるのは無理だったようだ。
「なんだ!!なぜ笑う!!」
「零式ならここの野阿が倒しましたよ」
「ナに!?」
「ほら、ちょうど太田さんの横に」と遊馬が指差した先には零式が倒れていた。
「なにっ!?うおっ!!!じゃあ南雲隊長はどこだ!?」と太田は怒鳴る。
「ああ、南雲隊長ならさっき、後藤さん連絡をとるとか言ってあっちの方に行きましたよ」と指を差しながら説明する遊馬。野阿はまだ笑っている。
しばらくして先ほど遊馬が指差した方向から顔色の悪い女がやってきた
「あ、南雲さんどうでした?」
「それが…暴走レイバーは増えてる」
第三新東京市某所公安九課本部ビル会議室
午前6:35
「タチコマ、暴走レイバーの数は?」
義体の女がタチコマと呼ばれた多脚戦車に話しかける。
「えーとですねぇ今のところ都内だけですね。でも後24時間程度で日本全域に広がるかと。どーします?少佐?」とタチコマ。
「台風はもう止んだはずなんだが…他に起動条件でもあるのか?
タチコマ、都内のHOSを使用している軍事施設をピックアップ」
「はーい。えとレイバーを扱っている所は全てですけど…軍事施設は全て剣菱性の物ですからオールグリーンですね」とタチコマ。
「そうか…イシカワ、解析はどうだ?」と少佐。
「公安のパソコンじゃ後2日は掛かりますね…もっと大きいパソコンじゃないと…この変だと…MAGIシステムとか…」とイシカワ。
「MAGIか…分かった…ネルフには知り合いがいるから掛け合ってみる」「少佐ぁ、そいつは本気ですかい?」
「大丈夫だ。トグサ、ポーマ。このプログラムをHOSのホストコンピュータへ直接流して来てくれ…気休め程度にはなる」
「了解しました、少佐」とトグサとポーマ。
「バトー!お前はタチコマと一緒に私に付いて来い、ネルフへ向かう」「へいへい」
第三新東京市ネルフ本部第一ケージ午前7:00
いつもの見慣れたケージ、だがいつもと違う点が二つあった。
エヴァは素体のまま置かれていた。そしてその隣にはエヴァの装甲が中に支えるための骨格を入れた状態で置かれていた。
「馬鹿シンジ!!見に来てやったわよ、へーあれがF型装備って奴?」と綺麗な赤毛の美人、アスカがシンジに話しかける。
「もーいきなり馬鹿はないだろ…」とシンジ。
「うっさいわね。F型…ね…ま、F型とやに換装して丁度ようやく私と同じくらいの力ってとこね」とアスカ。
「そうだね…確かにゼルエルを倒した時のアスカは凄かったよ…僕なんか手が切られてつったてるだけだったのに」とシンジ。
「ふん、まぁエースパイロットの貫禄って奴かしら。あ、そろそろ始まる時間ね」
同、司令室
「いよいよだな碇」と初老の男が将棋をしながら話す。
「ああ、レイバーシステムの改竄、全て順調だ」と机に座っているゲンドウ。
「外は地獄…というわけか」
「大丈夫だ…問題無い。それに死海文書のシナリオを大幅に書き換えられたんだ…多少の犠牲は止む終えまい」
新職人氏、乙!!
だが、これだけは言わせてくれ…
『野阿』じゃなくて『野明』な。
第三新東京市沖
午前7:15
「レイバーの暴走が拡大していってるってどういうことですか!?南雲さん!?」と珍しく声を荒げる遊馬。
「詳しくは分からないわ。もうすぐ船がこっちにくるそうよ」
「箱船は完全に破壊したのに…」地面を見つめながら言う野明。
「俺達のシュミレーションに何か間違いがあったのか?」
「ええい!!複雑な連中め!!」太田が吠える。
「シュミレーションは完璧だったそうよ。後藤隊長が知り合いに調べてもらったらしいわ」南雲が言う。
「じゃ、どうして!!何か見逃した因子でも」
「あーうるさい!!今は何も出来んだろうが!!船を待て!!」と太田。
「太田の言う通りよ、遊馬。今は私達には何も出来ない…」野明が言う。
「でも…くそっ!」
「あ…あれかしら?船って」そう言う野明の指差した先には確かに船らしき物があった。
「あ、後藤隊長!!」
船の降板には後藤が立っていた。
船は徐々に近づいて来て、やがて箱船の残骸までやってきた。
「よくやったね」といつも通りの後藤。
「後藤隊長…でも」
「確かにレイバーの暴走はまだ止まっていない…そこで君たちに新しい任務だ」
「暴走レイバーを戦滅して欲しい」
第三新東京市篠原重工本社受付ロビー
「公安九課です。このたびのレイバー暴走事件に関して来ました」トグサが警察手帳を取り出しながら受付係に言う。
ちなみにポーマは篠原重工にすんなり入れたため荒事の可能性ないと判断した少佐に呼ばれどっかへいってしまった。
「え!!あ、少々お待ち下さい」受付は慌ててどこかへ連絡を取り始める。
あー一人じゃ心細いな。
「はい…そうです…ええ九課と…はい…分かりましたはい…はい」
「社長がお会いになられるそうです」
ふーよかった。
「そうですか」
「ではこちらへ」「はい」
「分かりました、できる限りの協力はさせていだきます」と社長。
経緯を説明した後だ。
「そうですか。ありがとうございます」
「ただ…」
「ただ?」
「実はHOSのホストコンピューターはここにはありません、第三新東京市にある篠原重工第二研究所にあるんです」
「それはどこに?」
「はい、こちらです」社長は地図を広げた。
「それで?何か問題でも?」
「実は…ここには帆是一人しか入れない用になっていて、武装ガードロボ、レイバー、ブービートラップが仕掛けられていて侵入できないんです」
はー、結局は荒事かよ。
『だ、そうです、少佐。どうしますか?』電脳を通し少佐に連絡をかける。
『完全なワクチンが出来たにせよ、ホストコンピューターへの接続は不可欠だ。よってその工場を占拠する』
やっぱ、そうでか、はー。
『今からバトーとタチコマ2機をそちらへ送る』
やれやれ
第三新東京市ネルフ本部
7:30
『エヴァ初号機の換装を開始します』
同、ネルフ本部司令室
「いよいよだな」
「ああ、ねじ曲げられた計画は再び本にもどす」
野明の名前間違えた
吊ってきます
磯口「おーい、ケイタ君ちょっといいかなー?」
離れた場所で作業を行なっていた磯口が、ケイタの所へ歩み寄りながら声をかけてきた
磯口はグリフォン開発設計の責任者であるが、ムサシとケイタがこちらに来てからは
ケイタの乗る、二番艦雷電の整備もまかされることになっていた
ちなみにムサシの乗る、一番艦震電の整備をまかされているのは
磯口と同じくグリフォン開発設計のメインSTAFFの一人、森川である
ケイタ「あ、何です、どうかしました?」
磯口 「うん、雷電のコックピットのことでちょっとね。来てくれるかな」
ケイタ「はい、いいですよ」
ケイタは磯口に連れられ、雷電コックピット部分の置かれている場所へと歩いていった
内海 「う〜ん、内臓への影響がもうちょっと軽くなればいいんだけどねぇ・・・」
ムサシ「乗り心地は前よりもかなり楽になりましたよ。小山田先生も良くしてくれていますし」
内海 「・・・小山田先生といえばパド、今日は検査があったんじゃないのかい?もう受けたの?」
パド 「・・・まだ」
内海 「・・・すぐ行きなさい」
パド 「女の人にハダカ見られるの好かんわ」
ムサシ「ほら、いいから行ってこいって」
パド 「ぶー・・・しゃーないなぁ・・・」
結局パドは、ブーたれながらも医務室へと向かった
医務室といっても、もともとここはただの工場だってので、そんな施設はなく
あくまでも急ごしらえの臨時の医務室といったようなもので
小山田曰く『・・・もうちょっとどうにかならなかったの?』だそうだ
内海「さて、もう僕達だけだよ。何か話があるんじゃないのかい?」
内海はそう言うと、ムサシの顔を見て『ニヤリ』と笑みを浮かべた
実は、ムサシは大事な話があり、だからこそ渋るパドを早く検査へと行かせたのだった
だがそのことを事前に内海に知らせることはしていなかった
そのため、ムサシは驚きを隠すことが出来なかった
ムサシ「え、な、何で・・・」
内海 「ぼく〜はなんでも知っている♪」
何か嫌なことでも思い出したのか、黒崎は頭をおさえている
内海 「で、何?」
ムサシ「あの、実は今日、第三に行きたいんですけど・・・」
内海 「第三に?そりゃまたなんで?」
ムサシ「・・・人と会いたいんです」
内海 「人ならここにもいるよー」
ムサシはズッコケそうになったが、もしズッコケたら負けだ!
と、思ったため、とりあえず聞き流すことにした
ムサシ「前に少し話したと思うんですけど・・・」
内海 「ああ、情報課にいった女の子?(・・・うーん、スベッタかな?)」
ムサシ「はい。どうせ一人で行けるなんて思ってません
青砥さんあたりにつけさせるんでしょ?ならいいじゃないですか」
内海 「うんいいよ、行ってきなさい」
黒崎 (そんなあっさり!?)
内海 「どうせ行くんなら早くいって観光とかしてきたら?気晴らしに泊まってきてもいいし」
ムサシ「ええー!?」
内海 「おーい青砥君、ちょっと来てー」
内海は、離れた所で何をするわけでもなく立っていた青砥を呼んだ
青砥「なんでしょう?」
内海「今暇だよね?」
青砥「もう少しで見張りの交代が・・・」
内海「あー、いいよいいよ他にやらせるから。実はね・・・」
内海は、青砥に事情を説明した
青砥「はぁ、そういうことでしたら」
内海「君も彼もネルフには顔はわれてないよね」
青砥「黒崎さん?」
黒崎「ん、あ、ああ、第三なら、第一、二よりは自由に行動できると・・・」
内海「じゃあ決定ね。ムサシ君、お土産買ってきてくれたら嬉しいなぁ」
言いだしっぺのムサシが話しについていけていなかった
ムサシ「え、えっと・・・」
内海 「ほら、準備してきたら?」
ムサシ「・・・・・・黒崎さん?」
黒崎 「・・・何だ?」
ムサシ「・・・大変ですね」
黒崎 「・・・わかってくれるか?」
内海「さて、子供達は皆いなくなっちゃったねぇ?」
黒崎「いえ、二人はこの敷地内に・・・」
内海「・・・わかってるよぉ」
ムサシが内海の冗談をあえて聞き流したのは、もしかしたら黒崎の影響があるのかもしれない
黒崎「よかったんですか?行かせて」
黒崎は、ムサシを行かせてもよかったのかどうか
何か内海にも考えがあってのことだろうとは思うので、判断に困っていた
内海「なんでも情報課の女の子は、ネルフに対して諜報活動をしているそうじゃないか
こちら側につけることができたらエヴァの情報が流れてくるかもしれないだろう?」
黒崎「危険ですよ!」
黒崎は声を荒げた。ムサシとケイタは、戦自から脱走した身ではあるが
マナは今現在も戦自に所属している。黒崎の危惧ももっともだ
内海「もとより承知の上さ。ネルフの情報なんて危険を冒さない限りなかなか掴めないよ
自力で掴んだとしても日重の時みたいなことになりかねないしね
時田さんどうしてるかなぁ、迷惑かけちゃったなぁ」
黒崎「迷惑はいつもかけっぱなしじゃないですか」
内海「そりゃそうだ♪」
黒崎「・・・・・・」
黒崎のささやかな反攻も、内海には効果はなかったようだ
内海「さて、トライデントなんていい拾い物したなぁ、って思うけどさ
なにせグリフォンじゃあエヴァに対抗なんて出来っこないもの」
いかに高性能のレイバーであっても、そもそもエヴァとはスケールが違いすぎる
流石のグリフォンとはいえ、エヴァを相手にできるわけがない
内海「で、そのトライデントの情報をくれたのが誰か、まだわかんない?」
黒崎「はい、なかなか・・・・・・尻尾を掴むことができません」
実は内海達は、ムサシとケイタが実際に脱走する直前から情報を掴んでおり
そのためこうして接触し、仲間にすることが出来たのだった
だがその情報を誰が流したのか、まったくわかってはいなかった
内海「ベイブリッジが爆破されたり、地球防衛軍が暴れたり
・・・いやぁ、なんかいろいろ凄いことになってきてるねぇ!」
黒崎「・・・楽しそうですね」
内海「うん、楽しいよ、スッゴクね♪」
内海のこの言葉に、黒崎は頭をおさえた。本日二回目だ
黒崎「これだけ複雑な事態になってしまっては、今後のことはもう僕も予想ができません」
内海「先の予測なんかしながら生きる人生なんてつまんないだろう、黒崎君」
いい加減、黒崎は頭痛がしてきてしまった
黒崎(いい頭痛薬ないかな・・・)
そういえばアニメだと
磯口→伊豆内
森川→河ノ森
でしたね。アニメしか知らない人は脳内変換お願いします。
>>硝蛇楼
このスレの住民の要望を余すところ無くとらえてるな、乙!!
話の流れの分かりやすい丁寧な展開が嬉しいな。
前作の出来をリアルに拝見した俺に期待するなというのは無理な話しだ。
>>アノマロカリス
誤字を減らそう。それだけだ。
敢えてこのスレに飛び込んでくれたことに感謝するよ。
おかげで攻殻を見ようという気になった。続きに期待している。
今気がついたんですが、
>>285-286で
『バド』が『パド』になってる・・・しかも全部・・・orz
問題無い、気にするな。
よしよし。良スレだ。
どこかで聞いたのが、エヴァは現代の延長線上の未来の重い(負の)バージョンで
パトは正常進化版だと書いてあったのには実に同意と思った。
両作品共、常識で考えればあり得ないっちゅうのは分かってるんだけれども、
それではあるいはもしかしたらと思わせてくれる、妙にリアリティのある設定に
激しく心奪われ早数年+α・・・
職人さん達、地味なスレかもしれんがホントGJだぜ!!!!
どこかで聞いたのが、エヴァは現代の延長線上の未来の重い(負の)バージョンで
パトは正常進化版だと書いてあったのには実に同意と思った。
両作品共、常識で考えればあり得ないっちゅうのは分かってるんだけれども、
それではあるいはもしかしたらと思わせてくれる、妙にリアリティのある設定に
激しく心奪われ早数年+α・・・
職人さん達、地味なスレかもしれんがホントGJだぜ!!!!
297 :
1:2007/04/02(月) 16:17:58 ID:???
このスレ建ててよかった
以前にもパトスレあったけど、いつの間にか落ちちゃったからな。
俺も最初の方で少し小ネタ投下したけど、そうしてる間に才能ある職人が降臨してくれて本当に良かった。
続き期待してるよ!
第三新東京市沖 M-23型船.通称ホオジロ船上
「任務は現在増加中の暴走レイバーの撃破だ」
「「「了解!!」」」
「じゃあ詳しい話は船内でね」
「あれ?この船って二課のじゃないですよね?これって剣菱の水中サイボーグじゃ?」と遊馬。
確かにこれは警察関係に商品を売っている篠原重工の物では無く
軍関係に商品を卸している剣菱の物だった。
「ああ、九課に知り合いが居てね…貸してもらったんだ。ほら…」言いながら船の片隅に指を指す。
「彼が九課のボーマさん」
彼が指差した先には印象に残りにくい、影の薄い男が居た。
「今回は彼に協力してもらう。みんなも挨拶しといてね」後藤はそう言い終えるとどこかへ行ってしまった。
艦内に気まずい空気が流れる。
しばらくして扉が開く音がした。扉が開き、深刻そうな顔をした後藤が出てくる
「みんな…聞いてくれ…」
二課の人間は一斉にそちらを向く。ボーマはじっとしている
「帆是なんて人間はいなかった。今、シゲさんが五歳で死んだ"帆是"の墓に立っているそうだ」
「そ、そんな…」二の句が告げない遊馬。絶句する野阿。やはり、という顔する南雲。
「現実なんてそんなもんさ、実像なんてない、あるのは限りなく実像に近い虚像だけさ」
ネルフ本部司令室
『司令、HOSが…書き換えられていました…』
「どうした、碇」
「"帆是"から連絡だ。HOSが書き換えられたらしい」
「なに!?どうする碇?この修正は容易ではないぞ」
「…」答えない碇の口には笑みが浮かんでいた
300 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/04(水) 15:15:50 ID:dNlPc0RG
>>299 1レスだけ?まぁ、その、なんだ
とりあえずまとめて投下してくれるとありがたいんだが…
職人乙。
投下してくれるだけでもありがたい。
気長に待ちますよ〜。
ところで「帆是」って「帆場」の間違いでは?
ためしに「PymYnrJRCY」でググッってみたら…
>>302w
ミニぷちえう゛ぁパト その1〜窮鼠、エヴァを噛む!〜
リツコ「赤木です。なかなか話が進められないため、勝手に新シリーズを始めてしまったわ」
マヤ 「アシスタントの伊吹です。よろしくお願いします」
リツコ「(一人の方が楽なんだけど・・・)ミニとかぷちとか言われても、文字だけじゃ何の意味もないようにも思えるけど
まぁ適当にデフォルメされた姿を想像しておいてもらえれば、それでよしとします
さて、前回の話し、即ち『1st STAGE』が
>>302で晒されているわけだけど・・・」
マヤ 「先輩、もしかしたら気に入ってくれて、だからまとめたってだけかも知れませんよ?」
リツコ「・・・マヤ、あなたかなり楽観的ね」
マヤ 「インターネットに書いちゃってる時点で、自ら晒しているようなものですし
・・・適当に判断しておけばいいんじゃないですかね?」
リツコ「・・・・・・」
マヤ 「で、なんの話をするんですか?」
リツコ「え、あ、ああ、そうね・・・。前回の話は作者自身が説明不足だと考えているわけで
『エヴァで踏み潰せばいい』とか言われても、仕方がないといえば仕方がないことなんだけど・・・」
マヤ 「エヴァで踏み潰すと何か問題があるんですか?」
リツコ「この事件の怪物というのは、マヤ、あなたの台詞を引用させてもらうと・・・あ、原作だと科研の岸田君ね
『この生物の細胞は、ニシワキ・セルと人の癌細胞の融合体のようなもので
その増殖の特異性から、人為的操作が加えられた可能性が極めて高いと思われます
きわめて驚異的な再生能力を有しており、いたずらに攻撃すれば
分裂して増える可能性もあります』・・・と、いうこと。一滴の血液、たった一個の細胞からも再生してしまうわけね
あの研究室での出来事のように」
マヤ 「・・・もの凄く怖かったんですよ、あれ」
リツコ「つまり踏み潰すという行為は、下手をすれば怪物を増殖させてしまう可能性もあるというわけね」
マヤ 「アスファルトの隙間なんかに、肉眼では確認できなほど小さな肉片が入ってしまったら・・・」
リツコ「発見は困難かもしれないわ。そこから再生するかもしれないわね」
マヤ 「とっ捕まえて握りつぶすのも却下ですね」
リツコ「そうね、そうなるわね。体液が飛散するかもしれないから。それにね?
そもそもサイズから考えて、エヴァがあの怪物を追い掛け回すというのは
人間が、足元をチョロチョロしている鼠を、追い掛け回すようなことと同じようなことになると考えられます」
マヤ 「あの怪物って、そんなに素早くなかったイメージがあるんですけど?」
リツコ「確かにそうね。しかしエヴァは素早いと同時に、鈍いとも言えます」
マヤ 「?????素早いけど鈍い?????」
リツコ「対比の問題よ、対比の。たしかに人間から見たら、あの怪物はそれほど機動性に優れているようには思えない
けど、動物っていうのは、単純に小さかったら素早く、大きかったら鈍いのよ」
マヤ 「鼠はセカセカ急いでいる。象はゆっくりのっそりしている。確かにそんなイメージがありますね」
リツコ「しかも鼠も象も、一生の内での呼吸、心臓の鼓動のそれぞれの回数は、同じだったりするの」
マヤ 「・・・え?鼠と象じゃ、かなり寿命が違いますよ?」
リツコ「それでも、鼠も象も生まれてから死ぬまで同じ回数呼吸して、同じ回数心臓が鼓動するの」
マヤ 「そうなんですか!?」
リツコ「もしかしたら時間の感じ方そのものが、それぞれの動物によって違うかもしれないわね
人間の半分も生きないことが多い猫も、もしかしたら・・・
『人間って長生きのくせにのろのろ動いて・・・長生きしても意味ないんじゃないかにゃあ?』
・・・なんて思ってるかもしれないわね」
マヤ (先輩が語尾に『にゃあ』って・・・・かわいい〜///)
リツコ(悪寒が・・・)
マヤ 「大きいと鈍い。私達から見ると、あの怪物の動きは鈍く感じるけど、エヴァからしたら十分素早いと・・・」
リツコ「しかも、素早くない、鈍いとさっきから言ってるけど、二人の刑事さんが必死で息を切らしながら逃げていることを考えると
人間からしてもそれほど鈍いってわけでもないみたいね」
マヤ 「はいはい質問で〜す!」
リツコ「はいそこ、マヤ」
マヤ 「(そこって、私しかいないのに・・・)もし捕まえられたとして、そのまま燃やしちゃうってのはどうなんですか?」
リツコ「鼠をなんとか捕まえて、そしてそのままバーナーで焼き殺すってのと同じことになるわね」
マヤ 「鼠を・・・バーナーで・・・うおぅえぇぇえ」
リツコ「想像しちゃったのね?辛いわよ、潔癖症は。汚れたと感じた時にわかるわ
・・・そうね、ほんの少しも肉片を残せないわけだから、捕まえたまま燃やすってことになるかもしれない・・・
パイロットの手が大変なことになるわね」
マヤ 「・・・端を・・・つまんで・・・・焼くというのは・・・・?」←まだ回復しきれてない
リツコ「つまんでる部分が焼けないじゃない。もたもたしているうちに、一滴だけでも体液がどこかに付着するかもしれないわ」
マヤ 「んー・・・・駄目かぁ・・・・。やっぱり特車二課に任せるしかなんですかね」
リツコ「A.T.フィールド中和ぐらいしか役目がなかったものね」
マヤ 「あ、それなんですけど、なんであの乾物・・・じゃなかった、怪物が使徒の因子を持っていたんですか?
リツコ「あぁ、それはね?」
マヤ 「・・・それは?」
リツコ「南極つながりで無理矢理」
マヤ (・・・・聞かなきゃよかった)
リツコ「他に質問は?」
マヤ 「あ、そうですね・・・岬冴子さんて、先輩達と同期なんですよね?」
リツコ「ええ、そうよ。そういう設定になってるわね」
マヤ 「何故そういう設定に?」
リツコ「年が一緒だから」
マヤ 「そうなんですか?」
リツコ「WXVの劇中の設定は昭和75年、西暦2000年の春から夏にかけて
冴子が生まれたのは西暦1971年7月14日だから・・・」
マヤ 「葛城さんと一緒?先輩は3「何かしら?」・・・・えーと・・・」
リツコ「な・に・か・し・ら?」
マヤ 「・・・決戦のシーンは廃スタジアムではなく、手塚治虫ランドなるテーマパークというのは?」
リツコ「高山監督がもともと考えていたアイディアよ
『鉄腕アトム』の歌をバックに13号が焼かれてき、最期を迎える場所が手塚治虫ランド
・・・・・・そんな構想があったらしいわね」
冴子 「・・・ちょっとあなた達」
リツコ「あら、冴子じゃない、お久しぶり。結局話の中じゃあ会わなかったわね。どうかしたの?」
冴子 「さっきから怪物怪物って・・・あの子の名前は『怪物』じゃないわ』
マヤ 「・・・13号?」
冴子 「・・・違います」
リツコ(WXVじゃなくてコミックでの冴子の顔になってる・・・)
マヤ (・・・こ・・・この人ちょっと怖い・・・)
冴子 「怪物、Baker's Dozen、廃・・・(ry」
〜窮鼠、エヴァを噛む!〜 おしまい
早く再開させたいけどなかなか・・・
>>304 乙です。
「その1」って事は続編もあるんですよね!?
期待してます!!
攻殻みたいにI.Gにやってもらったら今ならすっげー綺麗なアニメできそうだね
>>310 そういう意味では是非リメイクして欲しい作品だな。
スレ活性化期待age
第三新東京市ネルフ本部司令室
「時は満ちた、曲げられた歴史を正す」ゲンドウが言う。
「いよいよか…だが大丈夫なのかね?書き換えられたのだろう?
これでは本部の守りが…」
「問題ない、いまさら後には引けまい」
第三新東京市篠原重工第二研究所
篠原重工第二研究所、それは研究所というよりは要塞だった。
四方に張りめぐらされた壁、、銃座、異常なほどの武装。
「ようトグサ。」バトーが到着したようだ。
乗ってきたバトー専用タチコマからバトーが降りる。
「ほーこれが篠原重工か。よっぽどの秘密でもあるのか?こりゃ異常だぜ」とバトー。
「さあな、帆是の実在を確かめられたく無かったんじゃないか?」とトグサ。
「おお!経験値が!!」相変わらず緊張感の無い声をだすタチコマ。
「タチコマ、ここはお前を作った会社とは敵対関係にあるんだぜ」とバトー。
「へぇー、それじゃあ親の敵ってわけですか?なんだか旧時代的ですねー」タチコマが言う
「ああ、他脚の剣菱、2足の篠原ってやつですか」
「ああ、そうだな。トグサ、建物の図面は?」
「これです、警備内容も全てここに」
「警備用の無人レイバー3機か、こりゃ要塞だな」
「どうします?」
「正面突破しかねぇだろ」嬉々とするバトー
「なんか嬉しそうですね」危機を感じるトグサ。
「んなこたぁねぇさ」
今回も一レスだけ…ゆ、許して
保守age
職人さん達、どうしたのかな…暇なので思い付きで書いてみる。反省はしていない。
ネルフ本部総司令執務室。
ゲンドウ「…冬月、俺の秘蔵のウイスキーが見当たらないんだが知らないか?」
冬月「自分で飲んだんじゃないのかね?」
ゲンドウ「ボトルに名前も書いておいたんだが…」
冬月「(…意外とセコいな)」
同休憩所にて。
ミサト「最近、何か妙なのよ」
リツコ「何が?」
ミサト「夜勤用に買い置きしておいたエビチュとおつまみが知らない間に消えてるのよね〜」
リツコ「(…勤務中に何を考えてるのかしら)」
ミサト「あら、加持くん。血相変えてどうしたのよ?」
加持「大変だ葛城!俺が丹精込めて育てたスイカがごっそり盗まれた!!」
ミサト&リツコ「何ですって!?」
ミサト「って事はやっぱり私のエビチュも…どこの誰だか知らないけど、特務機関ネルフにコソ泥に入るとはいい根性してるわね〜」
…そう、彼等はまだ気付いていなかった。ジオフロントの片隅に棲み着いた季節労働者、『ダンジョンの帝王』只山文弘の仕業だという事に。
元ネタはTV版パト第38話『地下迷宮物件』
地下迷宮って押井の回だよね
『地下迷宮物件』にしろ『特車二課壊滅す』にしろ、押井脚本の話はレイバーが活躍しないwww
劇場版ですら申し訳程度、特に2お陰でレイバーのリボを買おうと思わない
突然ですが今までの攻殻パートをイノセンス居順にしたいと思います。
よってタチコマはいない、指示を出したのは課長になります…ってさすがにだめかな
第三新東京市某所
「うぉおおお!」銃声が響く。
「おい!!太田!!無駄撃ちすんな!!残弾がすくないんだ!!」遊馬が叫ぶ
「もう!!なんなの!?これ!?撃っても撃っても沸いてくる!!」
大量の暴走レイバーに囲まれているパトレイバー。
時折銃声が響き暴走レイバーが倒れて行く。
『シゲさん!零式はまだ?ん?なんだ?ビルが!?』
突如ビル上部から大量の銃声が鳴り響く
「あ、あれは対使徒用武装ビル!?ネルフが動いた!?」と遊馬。
『特車二課、応答せよ!!こちらネルフ!!繰り返す、こちらネルフ…』
突如レイバーに通信が入る。
「ネルフ!?今まで非介入を主張してきたのに!?」野明が叫ぶ。
「おい!野明!右!危ない!!」
アルフォンス一号機に右から暴走レイバーが突っ込んでくる。
レイバーね反応速度では避け切れない。
「くそっ!野明!」三号機が動く、が間に合わない。
と、その時今までのものとは明らかに異なる銃声が響く
「大丈夫ですか!?」
一時間前
第三新東京市ネルフ本部
「地上より警告!地上にてレイバーが暴走!」日向が叫ぶ。
ネルフ総指令室、ネルフの根底を担う重要な施設である。
「なんですって!?この忙しい時にっ!!」
「F型依然暴走中!!」
>>318 投下乙。
設定の変更?取りあえず進めてみたら?
323 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/29(日) 02:02:35 ID:VvKJN+6U
エヴァ…アニメは神だが漫画は糞
パト…漫画は神だがアニメは糞
324 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 00:51:58 ID:iLsBdzkK
325 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/30(月) 23:25:40 ID:GVJAOSc9
相変わらず過疎ってるな。
お出かけは
一声かけて
鍵かけて
もしも、榊のおやっさんがネルフの整備班長だったら…
日向「分析パターン青、使徒です!」
ミサト「エヴァの発進準備を急いで」
榊「初号機を5番射出口に回せ!モタモタしてる奴ぁ、芦ノ湖に叩っ込むぞ!!」
GW活性化祈願アゲ
グリフォンと弐号機が戦ったら(同サイズと仮定)、グリフォンの圧倒的勝利たな。
第三新東京市篠原重工第二研究所9:16
「この扉開くのか?」トグサは目の前にある厳重そうな扉を眺めながら言う。
「篠原が提出したデータによるとここは完全なスタンドアローンで動いてるそうだ」バトーが言う。
「ああ、つまり内部からしか開けることが出来ない…って事だろ?」
「そうだ、でもこの会社が何を作ってるか…知ってるだろ?」バトーが思わせぶりに言う
「お、おい旦那…ま、まさか…」トグサが怯える
「無理を通せば道理が引っ込む、ってな」
第三新東京市日本政府本部
『本日一三○○に戦略自衛隊及び公安特殊部隊、並びにレイバー隊を持ってネルフ本部へ突入』
そう電脳通信(以下電通)で言った男の手元には「極秘 人類補完計画」と記された書類が合った。
『関係各部署に連絡、準備をさせろ』男は更に続ける。
『了解』相手が告げる。
「人類補完計画…真偽は問わん。用はネルフさえ潰せれば…」
第三新東京市ネルフ本部第三ケージ7:35
「え?」そう呟いたのはF型換装を見ていたアスカだ。
「ん?どうしたのアス―え!?」シンジも同じものを見ていた
「目が…光った」そうアスカが呟いたのと同時に初号機F型が動き出す。
「そ…そんな馬鹿な。だってあれは…ただの…装甲のはずなのに…」シンジが愕然とする。
突如ケージ中に警報が鳴り響く。
「シンジ、こっちよ!!」アスカはつっ立っているシンジの腕を引っ張り、その場を去っていった。
同ネルフ本部総指令室
「換装作業にエラー!!」
「え!!パ、パターン青!!使徒です!!」青葉が叫ぶ。
「何ですって!?もう…使徒はいないはず!!」リツコが叫ぶ。
「場所は…そんな…第三ケージ内、いえ…初号機F型装甲です!!」マヤも叫ぶ
「どういうこと!??まだあれは単なる装甲に過ぎないはずじゃ…」リツコが云う
「初号機は!?」ミサトが云う
「初号機、無事です!!」
「初号機、二号機をにマステマとデュアルソーを装備させて出撃!!レイは…パレットライフルを装備してバックアップに
場合によってはマゴロックスの使用も許可!!」
「了解!!エヴァ全機スタンバイ!!」
「碇、始まったな」冬月が云う
「ああ」
「エウァ全機射出準備完了!!」オペレーターの一人が云う
「よし!!エヴァ発信!」
第三新東京市ジオフロント
「シンジ!!後ろから援護射撃して!!私はこの電ノコであいつをなんとかするわ!!」アスカが叫ぶ
「わ、分かったよ。綾波、一緒に」シンジが云う
「了解」
レイがそう言うと同時にF型がネルフ本部の壁を破りジオフロントに飛び出てくる
「シンジ!ファースト!!」アスカが叫ぶ。
「うん」「了解」シンジとレイが頷く
「うおぁぉぉ!!!!!」アスカが叫ぶにながらF型に突っ込む
後ろからシンジとレイが掃射を始めた
突如F型の前に光の壁が産まれる。
「ATフィールド!!…まあそりゃ使徒だものね…」意外と落ち着いたアスカ。
「ATフィールド全開!!」アスカがそう叫びデュアルソーを構える
「ATフィールド全開!!」「ATフィールド全開」シンジとレイも援護射撃を強める。
F型のATフィールドが消えた
「よし、どりゃぁぁ!!!」アスカが叫びF型に切りかかった
忙しかったもんでちっとも書いてませんでした
しかもいまいちな文章…
え?なに?レイの出番が少ない?
アスカ人ですから許して
それにしても新作のポスター…カヲルがいるのにアスカが何故いない?
アルフォンス対初号機
太田機対弐号機
零式対零号機
さて、どう勝敗つく?
>>333 投下&ゾロ目get乙です。
もう1人の職人さんも復帰お待ちしておりますよ〜。
あいつはいっちまったのさ…それこそ均一なるマトリクスの裂け目の向こうにな
8:15
アスカがデュアルソーを振り下ろした。
だがF型は其処から消えていた
「アスカ上!!」シンジが言う
「ん、分かってるわよ!!」アスカはそう言いながら肩武装から大量のニードルガンを射出する
レイとシンジもそれに合わせ銃のトリガーを引く。
「え…嘘」
F型の脚部から圧縮されたATフィールドが噴射され、物凄い勢いでF型
は大量の銃弾全てを華麗に避け切った
「い、板野サーカス!?あれは私のお箱なのにぃ!!」
そうアスカが憤った
第三東京湾第三レインボーブリッジ付近
8:35
「レイバーの暴走は…どうして!!」遊馬はその言葉を先程から繰り返していた
「計算に間違いは無かったそうだ。だからまだ…見落としてる点があるはずだ」後藤が云う
「…でも巨大な空洞なんて他のどこにあるんですか!?」
「それを今探しているじゃないか」後藤が言うように彼らの手元には地図が置かれていた。
「でも…箱船以外にになにが…」
ノアが諦めたかのように云う
「案外、身近の所にあったりするんだよね…そういうのって」後藤が云った
どこかで小さく携帯が鳴っていた
この世界のどこか
8:15
膨大なネットのどこかで一つの情報が動いた
「あら…懐かしいわね…行こうかしら。ふふっ」
これからはもう少し早い投稿ペースにしたいです
それにしても蛸氏はどこに行かれたのでしょう…寂しいです
339 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/05/21(月) 23:53:39 ID:EwXAR0TZ
…最近のレス見てると、アノマロカリス氏と俺とあと一人くらいしかこのスレに居ない気がしてきた。
グリフォン対参号機
タワレコからDVDBOX届いた^^
初回限定生産商品の文字がなんかテンション上がる
>>341 いいなぁ。
俺も今月の初めにアマゾンで注文したけど、発送が今日か明日くらいだから、まだ手にする事ができない…
343 :
342:2007/05/26(土) 00:18:09 ID:???
やっと届いたぁ〜!!
…でもインナージャケットのデザイン、高田明美以外はな〜んかイマイチだなぁ。
早速開封して見始めたけど、みんな声が若いね。当たり前だけど。
199X年、世界は核の炎につつまれた!
海は枯れ、地は裂け・・・
あらゆる生命体が絶滅したかにみえた・・・
だが、人類は死滅していなかった!!
笠原弘子ってぶっさいくだったなぁ。
せっかくDVDBOXを買ったのに、観てないDVD、やってないゲーム
さらに読んでない本が大量にあって、結局まだ観ていない
349 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/18(月) 17:16:03 ID:nLXYeEFE
過疎
大まかな構想は終了してるのに文章に出来ないのはなんでなんだぜ?
職人乙
雑談しようにも相手がいないくらいの過疎
ミニぷちえう゛ぁパト その2〜開け、天上天下森羅万象の扉!〜
後藤「やぁどーもご無沙汰してます、後藤です。なかなか話が進められないため勝手にスタートしたこのシリーズ
ついに二回目をむかえることとなってしまいましたよ。あえて『しまった』という表現をしますが
まぁ気にしないでくださいよ、ね、いろいろとあるんだからさ、いろいろと
んじゃあとりあえず始めましょうかね
さて、ということで今回は何の話をするのかというと、これを書いてるなんだかよくわからない名前の人なんですが
実は『攻殻機動隊』も好きなので、公安九課もエヴァの世界にねじ込んじゃおうかと考えていたわけ
他の人書いてるよね、エヴァ×パト×攻殻
エヴァとパトの両立、エヴァと攻殻の両立は、まぁなんとかなることはなるんだけど・・・なってないけど・・・
で、パトと攻殻の両立はどうか?ってことなんだけどさ、まぁ問題がいろいろあって、結局消化しきれなくて
それで保留ってことにしたの。なんだかよくわからない名前の人は
まだ諦めてないんだねぇ往生際が悪いというか、未練がましい・・・・ちょっと違うかな?
他の人書いてるんだから、もう諦めときゃいいものを、ねぇ?
さて、ということで今回のテーマは、『パトレイバーと攻殻機動隊』について
ん?なんだよエヴァンゲリオン関係なしじゃないかって?いいのいいの
だってここはパトレイバーのスレなんだもの
パトレイバーに関係があればいいの」
後藤「さて、では一体どんな問題点があるのかってことなんだけど・・・
百聞は一見にしかずという言葉もあることだし・・・お〜い太田ぁ〜」
太田「ぐわはははははははぁぁああ!!往生せいやぁぁあああ!!」
素子「サイトー、そいつをよこせぇぇぇぇええええ!!!」
ちゅどーん
太田「ぎょわああああああああああ!!」
バトー「・・・おっかねぇ」
後藤「はいご苦労さん、と、いうわけで今見てもらったように・・・って文章だけじゃわからないか
まぁ分かりやすく説明させていただくならば、たとえばパトカー
そうだねぇ、とりあえずスカイラインGT-Rとでもしておきましょうかね
主力のパトカーはクラウン170系だがこれは絶版になっており、新モデルの180系が登場しているのであるが
まだ現役で走っており全国で見られるらしいんだけど、私は車に興味ないんでよくしらない
特車二課は交通部じゃなくて警備部だしね・・・これは関係ないか
じゃなんでスカイラインかというと・・・なんとなく名前が思いついたから
いいじゃないの、特別思いいれがあるわけじゃあないんだし
で、そうだなぁ・・・たとえば対戦車ライフル。好きでしょ、鉄砲の話。私は嫌いだけど
じゃあこれはBarrett M82にでもしていきましょうか
これは軍用対物大型狙撃銃であり、正確には対戦車ライフルとは違うんだけどね
対人にも使われるし
なんでも1500メートル先の敵兵を真っ二つにしたとか。いやぁ、コワイコワイ
さて、このバレットM82をスカイラインにぶっ放したらどうなるか?しかも至近距離で」
後藤「答えは簡単。大変なことになる。キレたらやりそうでしょ?公安九課の少佐さん
特車二課対公安九課ってのは、いわばこのような戦闘になりかねない
軍用『兵器』だって『平気』な顔して使いそう・・・・・・・・・さて、うちのリボルバーカノンも
口径は馬鹿でかいし当たれば強いんだけどさ、公安九課といえば忘れてはならないのが・・・
ってことでお〜い、太田ぁ〜」
太田「ぬぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!敵!!敵はどこだぁぁあああ!!」
ちゅどーん
太田「ぎょぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!」
タチコマ「少佐、目標の破壊に成功しましたぁー」
後藤「太田生きてるかぁー?おぉ生きてる生きてる
さて、攻殻の世界において戦車というものは、AIを搭載し、有人でも無人でも行動が可能で
キャタピラではなく多脚型が主流になっている、いわゆる『思考戦車』と呼称されるものであり
公安九課が保有しているのは、コミックではフチコマ、アニメではタチコマであることは
わざわざ説明しなくても皆知ってるよねぇ
これがまたよく動き回るわけ。ビルとビルの間を飛び回る戦車あいてに、レイバーでどうこうできるわけがない
そもそもパトレイバーと攻殻機動隊では、技術力の進歩の格差が存在する
パトレイバーの完結篇的意味を持つ『機動警察パトレイバー 2 the Movie』が描いたのが
2002年のパトレイバーの世界
一方攻殻機動隊の舞台は2030年頃
どちらもエヴァンゲリオンの2015年なら、無理矢理こじ付けてしまうことはまぁできるが・・・できてないけど・・・
流石に30年も違うとなると、なかなか不自然な点を修正するのも面倒臭いというわけですな
後藤「まぁ不自然といえば、この三作品の中でもっとも不自然極まりないのは『エヴァンゲリオン』なんだけどね
エヴァとは機械ではなく人造人間ってのは、当然皆さんご承知の通り
じゃあ、たとえばドラえもんのビッグライトよろしく人間をそのまま、エヴァサイズに巨大化させたらどうなるか?
エヴァのサイズは演出によってそのつど変化するんだけど、どっちにせよ巨大であることは変わりない
普通の人間を巨大化させたらどうなるか?細かい計算は頭が痛くなるので省略するけど
自らの体重を支えきれなくて、起き上がることができないだろう
体が大きくなると、体重はサイズの増加の3乗に比例して増大する。一方、四肢の強さは筋肉の断面積に比例し
かつ長さの増加の2乗に比例して増大する。これを『2乗―3乗問題』という
自分の身長、体重、そして筋力をこれに当てはめてみれば、一体どうなるのかを想像するのは容易い
ちょっと計算してみてくださいよ。私は面倒なのでしないけどさ
地上最大の陸棲動物として知られる恐竜も、せいぜい40メートルあったのかどうかもかなり怪しいとされているし
エヴァが立ち上がるなんてそれこそ物理法則を無視している現象といっていいよね
そりゃ歩いたら歓声も上がるわな」
タチコマ「はいはい質問質問!」
後藤「おや、まだいたの?」
タチコマ「んー、いちゃダメ?」
後藤「いや、別にいいんだけど。で、何?質問って?」
タチコマ「それって、人間の筋肉組織と恐竜の筋肉組織が、全くの同等のものであるということが前提の話だよね
恐竜等の大型・・・というより巨大な動物は、筋肉組織自体の作りが違うんじゃ?
エヴァなんて、使徒であるアダム、リリスのコピーなんだし、既存の物理法則が通用するとも思えないなァ」
後藤「筋肉が生み出す張力は、基本的に動物の大きさとは関係がない
筋肉組織の強度と収縮力は、長さと断面積を単位として比較すると、鼠でも猫でも人間でも馬でも象でも同じ
さらに言えば、むしろ体が大きくなるにつれて筋肉の機能効率は低下する
大型になれば大型になるほど、四肢の厚い筋肉層が幾重にも重なり、筋肉同士が互いに束縛し合うためだ
動物の巨大化ってのはなかなか上手くいかないものなんだよね
たとえば昆虫等の甲殻類なんてのは、下手したら体積の九割が外骨格ってことになりかねない
タチコマ「九割!」
後藤「植物なら、セコイアが樹高80メートル、胸高直径5メートルあるんだけど、まぁ植物だしね
使徒に既存の物理法則が通用するとも思えないといのには、同意せざるをえないかな。まぁ仕方がないさ。だって・・・」
タチコマ「だって?」
後藤「フィクションなんだもの」
タチコマ「たしかにそれはそうだけど・・・」
後藤「さて、話がズレたので元に戻すけど、攻殻機動隊の世界にも、レイバーと似たようなものが存在する
強化外骨格のことだね。まぁ、レイバーをこの強化外骨格としてしまえば、攻殻の世界でも
レイバーが存在することができるのかな」
タチコマ「そして僕たちにフルボッコにされるわけだ」
南雲「・・・やめてよそんな言い方するの」
後藤「おや、しのぶさんなぁにどうしたの?」
南雲「いえ、何をしているのかと思えば・・・やっぱり男の子はこういう話が好きなものなのかしら」
後藤(男の子ときたかね。俺はてっきり中年男とばかり思ってたんだがねぇ・・・)
南雲「そういえば本編(エヴァパト)はどうなったの?」
後藤「絶賛停滞中」
タチコマ「絶賛って・・・」
南雲「聞かないほうがよかったかしら・・・」
〜開け、天上天下森羅万象の扉!〜 おしまい
久し振りに来てみれば…
おぉ!更新されてるではないですか!職人乙!!
活性化期待age
どっちも人が死なないからつまらない。
ロボットアニメの
目的は殺生!
極意は暴力!
人の
本性は
修羅
そして
この
現世
こそ
地獄
このスレ見てる奴って何人いるんだろ・・・
保守
死守
とりあえず、りぼるてつくのエヴァとレイバーを並べればいいと思うよ
BSで見なくては
>>353-357 やべ、一月存在に気がつかなかったけど、すげぇおもしれぇ!
グッジョブ!
それから数時間後、第三新東京市に二人の姿があった
ムサシ「こんな大っぴらにウロウロしていて大丈夫なんですかね・・・?」
青砥「一旦入っちまえば、後は気楽なもんだよ」
第三新東京市に出入りする者はチェックされている。そのため、ネルフにマークされている者は入りづらい
しかし、という事は第三内にいる者達は全てチェックを受けていることになるので
逆を言えば一旦進入してしまえば、第三の中ではあまり目は行き届いてはいない
そのため二人はこうして自由に歩き回ることができるのだ
そもそもネルフは企画七課をマークしているわけではないので尚更である
ムサシ「・・・・・・」
青砥「・・・ん?どうした?何見てる?」
なにやらムサシがある場所を見ていたので、何を見ているのかと青砥はムサシの視線を追ってみた
そこには車道を挟んだ反対側の歩道を、二人の女子中学生がアイスクリームを食べながら歩いていた
青砥「・・・お、可愛いじゃないか」
ムサシ「え!?」
青砥「どっちが好みなんだ?真面目そうな・・・って買い食いしてるけど・・・・じゃなくて
お下げで・・・ん、ソバカスがあるな。でも普通っぽくて可愛らしい子と
ありゃハーフなのか?クォーター?まぁいいや・・・赤い髪飾りつけてる美少女
でも性格キツそうだなぁ・・・」
ムサシ「そ、そんなんじゃないですよ!」
青砥「じゃあ何見てたんだ?」
ムサシ「いや、俺等も普通の学校に通ってたらどんなだったんだろう・・・って
小学校は通ってたんですけどね。どんな感じなんですか?普通の中学校って」
青砥「・・・んーそうだなぁ、戦自の教育がどんなのか知らないし説明のしようがないな
俺等の場合セカンドインパクトの後でまだゴチャゴチャしてたし、俺も知りたいかも」
セカンドインパクト後のまだ復興の進んでいない世界は、混沌としており、人々の傷は癒えておらず
世界は重苦しい空気が満ち満ちていた。傷は深く、今もなお癒えきってはいない
ムサシ「あの、何か、すみません」
青砥「あーいいんだよ別に。俺も無神経だったしな」
ムサシ「大人も子供も傷だらけですね」
青砥「お、何だ詩的だなぁ」
ムサシ「・・・なんですかそれ」
特に実りのないわりには、気分がいい話ではない。二人は黙ってしまい、仕方がないのでそのまま歩き出した
青砥「・・・そういやさ」
青砥は思い出したように口を開いた
青砥「約束の時間っていつ?まだ結構ある?」
ムサシ「まだ結構あります。・・・何して時間潰しましょう?」
二人はとりあえず、内海への土産でも買っておくことにした
青砥「・・・第三の名物ってなんだ?」
ムサシ「あるのかなそんな物・・・」
赤い夕日が照らす国道75号線を、ミサトのルノーが疾走していた
助手席にはシンジを乗せている
ミサト「ねぇシンちゃん、彼女とうまくやってる?」
シンジ「・・・アスカが言うように、霧島さんが本当にスパイだとしたら、僕は彼女に逢わないほうがいいんですよね・・・」
昨晩の事である。葛城家の居間では、シンジ、ミサト、さらにレイが、アスカの熱弁を聞かされていた
どこから持ってきたのか、わざわざホワイトボードにシンジとマナ、謎の移動物体の相関図まで書かれている
さらにアスカは、教授風の小物まで身に着けていた
アスカ「霧島マナはスパイよ!」
ミサト「霧島さんって、シンちゃんの『コレ』でしょ?転校生なんだってね」
アスカ「そこよ!あの謎の移動物体の暴れた翌日、転校してきた
何か満たされないシンジに『私を貴方の女にしてぇ』とか何とか言って接触
エヴァ初号機パイロットであるシンジから、エヴァの操縦に関する情報を執拗に聞き出そうとしたのよ!」
シンジ「違う!」
ミサト「面白そうね、今度うちに連れてきなさいよ。お姉さんがみてあげるわ」
アスカはテーブルを『バンッ!』と叩くと、よりいっそう声を大きくした
アスカ「甘い!あの女に絶対防衛線を突破された日こそ、地球最後の日となるのよ!」
シンジ「アスカなんて・・・・・・嫌いだ」
さっきからずっと黙ってやり取りを静観していたレイだったが、ここで小さく口を開いた
レイ「碇君、アスカはあなたのことがとても心配なのよ」
ミサトのルノーは、新歌舞伎町通りへと入っていった
辺りはもう暗くなっている
ミサト「霧島さんのことが好きなら、信じてあげるしかないわ」
ミサトはルノーを止めた
行き交う人々の喧噪の中、ルノーのアイドリング音が聞こえる
ミサト「私、ちょっち寄るところがあるから」
シンジ「本屋にいって、そのあとバスで帰ります」
ミサト「シンちゃん。私はシンちゃんの味方だから」
シンジ「・・・ミサトさん?」
ミサト「じゃ」
そう言うとミサトは、ルノーを発進させた
走り去るルノーの姿を見送った後、人生を肩に背負ったシンジは人混みの中へと入っていった・・・
マナ「ムサシ、一体どういうことなの?お願い、ちゃんと説明して」
ファーストフード店で、二人の男女が向かい合って座っていた
それは再会を果たしたマナとムサシだった
ムサシ「・・・ここじゃ言えないんだ。とにかく、一緒に来て欲しいんだ」
マナ「言えないっていわれても・・・納得できなきゃ一緒に行けないよ・・・」
久方振りに再会した二人だったが、どうも雰囲気は好いとは言えない状況であるようだ
別の席につき様子を窺っていた青砥は、思わずため息をついてしまった
青砥(話すことちゃんと整理しておけよ・・・。それとも考えていたこと全部吹っ飛んだのか?)
マナ「最初話していたとこと大分違うじゃない・・・ベイブリッジとか、さ・・・」
ムサシ「あれは俺達じゃないよ!」
マナ「・・・でも、無関係じゃないんでしょ?」
ムサシ「一緒にこれなくても、せめて協力はしてほしいんだ」
マナ「ねえ、なんで聞いたことに答えてくれないの?」
青砥(どんどん話が拗れていくな・・・ん?)
青砥がフと窓の外を見てみると、なにやら一人の少年がマナとムサシのことを見ている
どうも見覚えがあると思った青砥は、その少年に覚られないようにチラチラと観察していると
その少年は急に夜の街へと駆けていった。それはまるで何かから逃げ出したように見えた
青砥(ありゃ、バレたかな?)
マナ「もういい!」
青砥(・・・うお!?)
マナが机を両手で叩きながら立ち上がり、大きな声を出した
青砥だけではなく周りにいた客達も、一体何事かとマナの方に視線を向けた
周りから集まる視線にムサシは居心地が悪そうだ
マナ「え、あ・・・な、何でもないんです、その・・・」
我に返ったマナは、周りから興味深げに観察されていることに気がつき
恥ずかしそうに俯きながら、再び椅子に座った
マナ「うー、恥かいた〜・・・」
ムサシ「マ、マナ・・・」
マナ「あのね、ムサシ」
マナはムサシの目を正面から見据え、敢えてそうしているように淡々と言葉を続けた
マナ「ムサシ・・・ここじゃ話せないってのはよくわかった。それだけ大事なことなんでしょ?それは私もよくわかる
私だって、私のやってる仕事に関してこんなところでベラベラ喋るわけにはいかないもん
秘密にしなきゃいけないことだもん。ムサシがこうやって、『外』にいる理由も
人がいる所で話しちゃいけないことだってわかる。いまさらそんなことをムサシから聞こうなんて思わないけど
だって私は知ってるから、私も共犯だから、聞く必要もないことだから・・・
だから、私が聞きたいことはそんなことじゃない」
ムサシ「わかってる。でもここじゃ話せないから、何も言えない」
マナ「だからそれはわかってるって。ここで話せるわけがない
アナタは・・・何か大きな犯罪か何かに加担しているから・・・」
ムサシ「・・・!」
青砥(大きな犯罪ね・・・確かに、社会秩序なんて完全に無視してるもんな)
マナ「ムサシは、そういう『組織』の人間になったんだね」
マナはゆっくりと立ち上がると、悲しそうな笑顔をムサシに向けた
マナ「ちょっと会ってない間にさ、なんか、ちょっとだけだけど、目が変わったような気がする」
ムサシ「・・・俺の?」
マナ「うん。じゃあ、もう行くね。また会えるかわかんないけど。また会えたらいいね」
ムサシ「マナ・・・」
マナ「さようなら」
マナは店を出て行った。ムサシはただ座ったまま、マナの出て行った自動ドアが閉まるのを眺めていた
青砥「・・・フられたかな?」
ムサシの所へと近寄ってきた青砥は、ムサシの肩に手を乗せた
ムサシはいかにも身体が重そうに見えるほどの、重鈍な動きで立ち上がると
ゆっくりとため息をつき、若干の間をあけてから青砥に答えた
ムサシ「・・・そうみたいですね。ねえ青砥さん・・・俺、目つき変わりましたかね?」
青砥「そうだなぁ、少しだけな」
二人は会計を済ませると店を後にした
青砥(少しだけ・・・俺達側の目に、な)
いつかはこの少年も人殺しをするようになるのだろうか?
青砥は複雑な気分になってしまった
うーん、イマイチ。というか、説明不足?
これは後で補完が必要ですね
・・・いつになるかわからないけどorz
というワケで超久しぶりの投下でした
あと少しで最下層
最下層
せめて月一回は投下できればいいのですが・・・
何が最下層じゃぼけ
はじめてこのスレを発見!
一気に読み終えました。
お二人の職人さん、お疲れ様です。
続き、楽しみにしています!!
良スレにつき、保守
エヴァ板の良スレを保守する会 ―応援よろしく―
新劇の影響で良スレ落ちまくってるからね
応援するのは当たり前といってもいいでしょう
381 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/11(火) 15:58:33 ID:m8MGJ3YC
パトは整備班がいい味出してたな
シゲさんはメガネのオマージュなんだろうか?w
そういえばエヴァって根っからのギャグキャラがいないな
BD&DVDセットの新ソフトが欲しいなあ
攻殻も入れて三つ欲しい
3万か
>>383 シリアスな性格の庵野とどこかシニカルな押井の違い?
依然あったパトスレではビューティフルドリーマーINエヴァネタが
凄いはまってたな
・ネルフが壊滅した日(上海亭出前事件+EVA)
・黒い三連星(マグマダイバーの温泉+パトOVA)
ここらへんはコメディにできそう。
>>386 マグマダイバーの「温泉」に合わせるなら、
「銭湯」の黒い三連星じゃなくて同じく「温泉」のVS(バーサス)はどうだろう。
マンガの
シンジと加持が水族館で話してる場面を見て
パトレイバー思い出した
後藤たいちょーと荒川の
シンジ「でも父さんひとりで、いや、父さんが一定の戦力を保有しているにせよ、
それでいったい何を始めるつもりなんです? 戦争でも始めようっていうんですか?」
加持「戦争だって? そんなものはとっくに始まっているさ。
問題なのはそれにいかにケリをつけるか……それだけだ」
391 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/09/23(日) 23:34:42 ID:3YxM2jly
エヴァ板良スレ保守党
それから数日後
青砥とムサシの二人は、第三内をとくにあてもなく歩いていた
青砥「さて、傷心旅行もこんなもんでいいか?」
ムサシ「え、傷心旅行?」
青砥「まぁねぇ・・・んん?」
青砥は何かを見つけたようだ
ムサシ「・・・どうしたんですか」
青砥「こっちこい」
青砥はムサシの手を引き、なにやら物陰に隠れてしまった
ムサシは青砥が、ある方向を観察するように見ているのに気がつき
自分もその方へと視線を向けると、そこには・・・
マナ「シンジ君、おはよう。まった?」
シンジ「ううん、今来たところ」
マナ「じゃ、いきましょうか」
シンジ「うん」
二人はここ、第三新東京駅銀の鈴前で待ち合わせをしていたようだ
ムサシ「マナと・・・誰だろ?」
青砥「ありゃあデートだな」
ムサシ「・・・あ、もしかして」
青砥「何だ?」
ムサシ「アイツ、エヴァのパイロットなんじゃ?」
青砥「・・・なるほどね、そういうことか」
黒崎「何だ?ああ、何?エヴァのパイロット?」
黒崎は携帯電話で誰かと会話していた
内海「どうしたのかな黒崎君。青砥君からかな?」
黒崎「はい、なんでもエヴァのパイロットを発見したとかで・・・」
内海はそれはそれは結構といった具合に笑みを浮かべると
黒崎の携帯電話を取り上げ、青砥と話始めた
黒崎(言えばちゃんと貸すのに・・・)
内海「やぁやぁ青砥君、でかしたよ!是非後をつけてくれたまえ!
ほーほー、情報課の女の子とデートなのか、そりゃ結構!面白そうだ」
黒崎(本当に面白そうにしてるよこの人)
内海「二人の邪魔しちゃあ駄目だよ?折角のデートなんだからね
あくまでも見守ってあげるだけ。まぁ、終わったら接触できそうならしてみてよ」
黒崎(見守ってあげるって・・・)
内海「でも気をつけてね?エヴァのパイロットなら確実にネルフの監視がついているはずだから
怪しまれないように。あとついでにちゃんとお土産よろしく」
内海は黒崎へ携帯電話を返した
内海「はい」
黒崎「ああ、はい」
内海「ん、何?どうかした?」
黒崎「いえ、何でも・・・」
エヴァ板良スレ保守
395 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/09(火) 03:58:50 ID:8kL0kE8I
>>390 押井風インテリちっくな会話を交わすエヴァキャラもいいな
396 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/09(火) 12:47:07 ID:8/lHI0D3
シンジ
「ね、ミサトさん、ネルフとしてパイロットとして、ボクたちが守ろうとしているものってのはいった何なんだろうな。
サードインパクトへの恐怖にもとづくなりふりかまわぬ平和。その対価をシトの命で支払い、そのことから目をそらし続ける不正義の平和……」
ミサト
「そんなキナ臭い平和でも、それを守るのが私たちの仕事よ。不正義の平和だろうと、正義の戦争よりはよほどマシだわ」
うまい改変思い浮かばなかった
保守age
HOS
400 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/10/30(火) 00:27:04 ID:Fgh8h7VC
d
402 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/14(水) 22:06:05 ID:04j+xXHD
気長に職人待ち
野明の可愛さは異常。
そろそろパトレイバー・2ndシリーズかなんか書いてくれないかな?
404 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/11/23(金) 19:43:13 ID:tysAuDrP
定例HOSYU
HOS
内海「ムサシ君は一体どうしたのかね」
第三新東京市から戻ってきた、ムサシの様子が、何かおかしい。
どこがどうおかしいのかと聞かれれば、どう答えていいのやら、よくわからないのだが
とにかく雰囲気がおかしいのだ。
内海「青砥君?」
青砥「あの、実は…」
内海は、第三で何があったのか、青砥に聞いてみることにした。
内海「あー、それはショッキングだ…」
芦ノ湖が見える、駒々岳山頂の見晴台。辺りは、夕日でオレンジに染まっている。
柔らかい風に包まれながら、一組の男女が、くちづけを交わした。
シンジとマナである。
青砥「ムサシが言うには、別に恋愛感情があったとか、そうじゃない…らしいんですがね」
内海「まぁ、まだ子供だからね、恋愛とかいわれても、そんなよくわからないモンだよ、実際」
とはいえ、内海は、なんと言ったらいいものか、とにかく反応に困ってしまった。
内海「こんな時って、何て言ってやったらいいんだろうね?」
青砥「さぁ…」
内海「まぁいいや、お土産のお饅頭でも食べることにしよう!僕も温泉入りたかったな〜」
青砥「……」
さっと思考を切り替えた内海に、青砥は一瞬呆気にとられそうになった。
ただ、悩んでいても仕方がない。下手なことを言って、寧ろ逆効果になってしまってはいけない。
とりあえず、青砥も割り切ることにした。もうこの話題はお終いだ。
青砥(う〜ん、ムサシすまん、何て言ったらいいかわかんないんだ)
内海「ふぁへ」
さて、と言ったらしい。
黒崎「饅頭頬張りながら喋らないでください」
内海「ふぉへんふぉへん」
ごめんごめん、と言ったらしい。
内海「…うん、飲み込んだよ?よし、話を続けよう」
ここは、現在隠れ家に使っている、シャフト上越工場の一室。小さい会議室のよな部屋だ。
黒崎「…じゃあ、続けますよ?ここ数日、この国で起こっている事についてですが
どうも、何かしらの繋がりがあるようなんです」
内海「この国で起こっていることと言うと?」
それは、ベイブリッジの爆破に始まり、すでに活動を停止していた、地球防衛軍のテロ活動。
他にも、立て続けに、大なり小なりのテロ活動や、事件が起こっている。
黒崎「そして、それには我々も含まれている…」
内海「別に、僕たちは独自で動いてるんだし、誰とも共同でなんかやってないけど?」
黒崎「…トライデントですよ」
内海は、黒崎の考えていることを、理解した。
内海「ちょっとまってくれ、しかし、いや、でもトライデントの件は、確かにそうなんだよなぁ…」
黒崎「我々は、独自に動いていますが、それも、もしかしたら…」
内海「誰かが、裏で糸を引いて、僕がこうやって動くように、仕向けた…ということかい?」
黒崎「はい、そしてそれは、ムサシ達の、戦自基地からの脱走も…」
内海は、ニヤリと笑みを浮かべた。心底、楽しいといった具合に。
内海「何もかも、今起こっていることが、その誰かの仕組んだことで、我々もその誰かの手のひらの上ということか
それはなかなか気分が悪いね、それがもし本当なんだったら…でも、そんな事ができる者が、本当に存在するのかな?
まぁでも、踊れっていうんなら踊ってやるさ、阿呆で結構、面白ければそれでいいのさ、僕は」
少ないですが、久しぶりの投下
きた---------------------------------------------------!
待ってました。ずっと。
続きwktk
>>403 ああ、確かに可愛いな。
ホント、鉄腕リメイクするならパトをリメイクか続き描いてもらいたかったな。
舞台設定を十年進めて、幾つか条件変えれば出来そうだし。
日産だかホンダだかが作ってる幾つかの車はちょっと基本構想がレイバーっぽいし。
もちろん、ヘッドギアメンバーでのマルチメディア化を前提に。
ただ、少々押井色を弱めれる形にしてほしいが。押井塾出身者で新規監督に据えるとか。出来ればI.G以外が良いけどさ。
あの監督は攻殻といい、自分のカラーを特に近年は強く押し出しすぎるし、喜劇がもう書けなくなってるっぽい。
偉くなりすぎて、メンバーも強く言いだしにくそう。
出渕と揉めそうだしな。
一応保守
一年前までは私たちもこのスレで投下してたんだものね。
実際あっという間だったな
良スレ保守
バトルレイパーに見えた
>>410 >あの監督は攻殻といい、自分のカラーを特に近年は強く押し出しすぎるし
それはあると思うな。
押井は若手の頃の娯楽作で名を挙げたが、
映像作家ってのは演出のテクニックが称賛されると
自分の理念まで評価されてると思いこんで、作品に主義主張を込めるようになる。
俺はこの板で、押井の話題してるときに
エンタメ作家は作品に自分の主義主張をこめるべきじゃないと主張して、
なんか信者っぽいやつから猛烈に否定されたが、あの監督を見てると、改めて思うよ。
こめるべきじゃない、というのは違うな。
人間は理念で生きてるものなんだから、それを抜いた
スカスカのレンコンみたいな創作物なんて面白くもなんともない。
例えが古いがチャップリンの喜劇も、強烈な風刺があるからウケた。
要するに、さじ加減の問題だ。
サンサーラナーガ面白い
パトレイバ-2が製作されるとして、08年から見た10年後ってのが
いまいち想像できないんだが、何が出てくるかね。
HOSyu
ウナギ好きは零式を気に入るはず
愛せないはずがない
ウナギはあんまり好きじゃないけど零式は好きだな
むしろウナギ好きなら廃棄物13号ではと言ってみる
俺はウナギ好きだし13号も零式も好きだな
零式には13号にない不気味な雰囲気がある。
>>418 レイバー自体が出来てないからなあ。
当時「10年後は定かではない」と言うのを見て、流石に無理だろうと思いながらも、心のどこかでは出来るかもしれない、そうだったらいいのになと思っていた。
技術の進歩に加えて時代の雰囲気的にも、そう思わせるものがあった。
あれから十数年経って実際に出来ているもので近いものと言えば、人間サイズのミニレイバー(HRP-3・HRP-2)や、重機とロボの中間みたいなT-52援竜ぐらいだしなあ。
年齢にもよるけど正当派なアニオタを自認するおっさんやおばさんは
これチェックしてるだろう、攻殻より
突き抜けられなかったけどガンダム、ダンバイン、ガリアンやボトムズ辺りの作品に携わっていたスタッフには
伝わったのじゃないかな
age
ネタがないから妄想でもしてみるか…
もしゲンドウの娘が野明だったら
ノア「顔?巨大ロボット?…これは趣味の世界だねえ」
ゲンドウ「久しぶりだな野明(中略)乗るならば早くしろ」
ノア「あ…あたしこういうのに憧れてたんです。子供の頃テレビアニメでよく見てたんです」
リツコ「残念ながら空だけは飛べないけどね」
ノア「えー…飛べないんですかあ」
ゲンドウ「空など飛べなくともこの初号機は人類補完計画の要なのだ」
>>426 野明とゲンドウの掛合いいねー。
JAを止める時に旧東京まで初号機をF型装備で空輸していたけど、ああいうのは野明は喜びそうだな。
ただ、裸でシンクロ試験とかは嫌がりそうだ。アスカみたいに騒ぎはしないだろうけど、
顔を赤くして「ぬ、ぬぐんですかあ〜?そんなの出来ませんっ!」と言ってみたり、淡々と脱いで行く綾波の姿を見て唖然としてみたりしそうだ。
たまには
エヴァ板良スレ保守党
ですな。
トップをねらえ!のRX-7を使った沖女でのノリコ達の練習風景が、どことなくパトレイバーっぽくて好きだな。
グラウンドでランニングや腕立てをしているシーンね。
太田がおたけさんに特訓させられてる時と似てるなw
433 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/29(火) 07:36:32 ID:5Bncnjp2
ひとに勧められ見ましたが
時代的に考えて
エブァ程度の作品と比べて欲しくないです
これはまた朝から大層な釣り糸がw
仕方ないから釣られてやるか。
逆にエバごときがパトレイバーの比較対象になると思ってんのか?
パト厨が痛いってことだけわかった
人それぞれ好みもあるだろうし、どっちが上だの下だの言ってみた所で御互いが納得行く決着は永遠に付かんだろう。
不毛な貶し合いは大人気無くて見苦しいぞ。
パトなんてゴミ以下じゃん
いまだに圧倒的人気を誇るエヴァと比べる資格すらない
富野さんヒマなの?
440 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/05/12(月) 03:19:02 ID:O6IUKObL
保守
劇場版はいまだに高く評価されてるような気はするが、OVAやテレビ版、マンガ版はすっかり歴史に埋もれてワンオブゼムになってしまったな。
知恵と勇気!
今月の防犯標語
気をつけよう
暗い夜道と暴走レイバー
第3新東京市警察本部
小説非常に面白かった。
期待age
445 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/06/28(土) 08:25:17 ID:6FovvRQI
小説って横手の?それとも押井の?
間違えた、ごめんなさい
「太田二号機制御できません!」
「まさか… 暴走…!」
448 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/07/02(水) 05:12:40 ID:OC+Ti6Sh
戦自仕様ヘルダイバー…なんて言うのを妄想した。
ムサシ…左肩に08
ケイタ…左肩に09
マナ…ヘルダイバー試作型
戦自全体ではアトラスとサムソンがまだ主力。
74式戦車改と混ぜられ、使徒戦に投入されるも、敗退する。
次期主力重レイバーは日重製の機体か篠原製。
449 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/07/22(火) 01:37:35 ID:HaS5Fzh9
保守
HOS
夏休み活性化祈願アゲ
452 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/08/19(火) 12:45:46 ID:PUZeu8Ws
マリーセレスト状況って何ですか?
マリーセレスト号みたいな状態ってことかな?
よく知らんが
>>448 菱井の最新レイバークロノスをブルドックみたいに軍用に改造した機体か、X-10じゃね?
保守
両方とも漫画版が原作と間違えられる。
457 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/09/23(火) 03:25:20 ID:ZBlroMoH
TV版全話見た。パトは良ロボットアニメだな。
基本明るくて、ロボは現実に再現されたらきっとこうなる…ってのを実感させてくれた。で、映画はシリアスで重厚感もある。
毎回最後にある、10年後は定かでは無い…。
は、実現しなかったがw
押井さんも重い映画ばかり作らないで、明るいうる星、パトの脚本を書いてたノリを取り戻すために、TVも少しはやったほうが良い。
押井さんはもう映画だけつくりたいと言ってたが、原点はTVアニメだし初心忘れないためにも、たまにはね。
そうすれば絶対映画にも良い影響が出るはず。
>>456 漫画原作の部分もかなりあるからね、パトは
個人的に劇場版より漫画版の方が好き
漫画版は漫画版で、劇場版は劇場版で
両方違う魅力があって、それぞれ楽しめる
…そろそろ新作見てみたい気もするが
商業的価値は今だとどのくらいあるのだろうか
460 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/09/28(日) 15:37:23 ID:IeCe8yVB
>>459 「パト3」見にいったときは厨房ゼロ男性率90%
24歳の俺が一番若いのか?wって感じだった。
関係ないといわれればそれまでだが「宣戦布告」見に行ったときも
似たような客層だった。
ちなみに「宣戦布告」のパンフには「パト2」がチョットだけ紹介されてた。
シリーズ物ってのは固定ファンしか観ないからな
今のアメコミが、子供の頃から読み続けてた大人にしか読まれないのと一緒
>>458 貞本がパトの漫画版担当だったらまだ完結してないかもな。
当然アニメには企画七課もおたけさんも登場しない。
ゆうきがエヴァの漫画版書いたらどうなってたんだろうな?
庵野は鉄腕バーディー好きらしいが。
>>460 俺がパト3観た時は高校生もいたぞ
ごく少数だったけど
もう職人はいないのか…
「あれ?」
マギの定期的なバージョンアップのための、プログラミング作業が行われている最中
マヤは不審な痕跡を、マギのデータに見つけた。
「どうしたの?」
隣で作業をしていたリツコは、顔を上げると、マヤの使用している端末の画面を覗き込んだ。
「先輩、これなんですけど…」
マヤは、画面を埋め尽くしている数字と記号の列の中の一箇所に
マウスのカーソルを合わせて、リツコにその不審な痕跡を示して見せた。
「これは…」
他の者が見ても、それは一体何のことなのか理解することはできないだろうが
リツコはそれを見た瞬間、その意味を判断した。
「ハッキングを受けているわね」
「やっぱり。でも…」
だがしかし、ともマヤは思う。むしろそこが不審に拍車をかけているのだ。
「ハッキングといっても、時間にして一秒もかけずに止めてますよ?」
その痕跡から見るに、ハッカーはそんな短い時間で、プロテクトの突破を諦めていたのだった。
ほんの一瞬の出来事でしかなく、そんなハッキングなど聞いたこともない。
「バグとかじゃないんでしょうか?」
リツコは画面を見つめたまま答える。
「そこは以前、ちょっと確認したことがあるの。バグはありえないわ」
「…そうですか」
リツコは再び自分の端末を前に座った。
「マヤ、他にハッキングの痕跡がないか、手分けして調べるわよ」
-EVAPATO RETURN-
「以上、現場の桜山桃子がお伝えしました」
第一東京市某所、大きな駅前の広場だ。
ここでは、つい先ほど起こったレイバーの事故現場から、桜山が中継をしていた。
時間は夕方の帰宅時間に重なっており、辺りは人でごった返している。
事故を起こしたのは、すぐ側の道路工事で使われていた作業用レイバーで
それが駅前の広場に突っ伏していた。地面は大きくえぐれてしまっている。
模様を描いていたタイルが、無残に飛散していた。
その周りを警察官が数人囲んでおり、パトカーも二台とまっている。
彼らには、この現場をどうにかすることは不可能なようなので
おそらく特車二課でも待っているのだろう。
「桜山さん、お疲れ様」
カメラを降ろし、肩を揉み解しながら、カメラマンが声をかけてきた。
「六田さんもお疲れ様です」
「桜山さんなら、別にあだ名で呼んでくれてもいいんだよ」
彼は笑いながら冗談ぽくそう言った。
「じゃ、ろくちゃんお疲れぇー」
「いきなりフレンドリーすぎるなぁ」
六田は苦笑する。
「ま、冗談はさておき…」
桜山は振り返り、事故現場を眺めた。
ちょうど警察が、黄色のテープを周りに貼りめぐらせているところだった。
「まーたエライ勢いで地面に突っ込んだもんねェ」
「ただ転んだだけじゃ、ああはならないよな…。
自分から突っ込んでいった、みたいなこと言ってたけど、どうなんだろ?」
目撃者の証言によれば、そのように見えたらしい。
「自分からって、自殺願望でもなきゃやんないわよ。
いや、あってもわざわざそんな方法はとらないか…」
「なんにせよ不自然だな…ん、そういやぁ」
六田は周辺を見回した。何かを探しているようにも見える。
「何、どうかした?」
「特車二課、遅くない?」
そう言われ、桜山も疑問に感じた。
「…確かにそうね?」
いくら夕方の帰宅時間に重なっているとは言っても、事故発生時刻から考えれば
確かに特車二課の到着は遅すぎるように思う。
一体どれほどの時間が経過したのかと、桜山が腕時計を見ようとしたとき、
「あら?」
桜山の携帯電話が鳴った。
取り出してみて見れば、ディレクターの音喜多の番号が表示されている。
「桜山です……ええ、はい。え? 場所は?」
桜山が携帯電話で何やら話しているが、相手の声が聞こえない六田には内容は掴めない。
ただ場所を聞いているので、またこれから別の現場に行くことになるのだろう
ということは理解できた。
(今日はこれで帰れるところだったんだけどなぁ…)
報道関係ならばこういうこともよくあるのだが、やはり早く帰れることにこしたことはない。
まあしかし仕方がないと、六田はカメラを車に乗せ、自身も運転席へと乗り込んだ。
程なくして、桜山が助手席に乗り込む。
「で、どこで何があったって?」
「またレイバーの事故ですって」
「また? 最近多いね」
目的地へと向けて走る車の中、最近のレイバー事故について二人は話している。
「ホント、最近多いわね」
「しかも何か不自然なのがね」
ここ最近、二、三日に一日、どこかで必ずレイバーの事故が起きていた。
ただそれだけならば珍しいことでもないのかもしれないが、その一日に事故が集中していた。
一日に数件事故が起き、二、三日間は事故は起こらず、また一日に集中して起きる。
しかも先ほどのように不自然なところの多い事故だ。
間の期間にも稀に事故は起きるが、不自然なものではないので
普通に起こりうる一般的な事故であろう。
そんな現象が一ヶ月ほど続いていた。
「やっぱり新型OSが怪しいって思ってるんだけど」
桜山のその考えに、六田も同意する。
「だよな、新型のOSの発売が三ヶ月ほど前だろ?」
新型OSとは、篠原重工の子会社シンテックが開発した、HOSをさらに洗練したもので
名称はシンプルなものが分かり易くていいと『Neo Operating System』と名づけられた。
現行のHOSや、それ以前のLOSでも不具合はなく
すぐには普及しないのではないかとも思われていたが
保有しているレイバーのOSを、NOSへ変更する企業が多く
後発のレイバーへのデフォルト搭載もあって
かなり普及してきていた。それほどまでに高性能なOSだった。
「早い普及スピードだったわね。そんないいものなのかしら?」
「レイバー乗りじゃないとよく分からないよな。
まぁなんにせよ、時期的に考えて一番きな臭いのは、やっぱり新型OSだな」
ここ数ヶ月のレイバー事故のデータを見ればわかることなのだが
実はこの不自然な現象は、NOS発売直後から始まっている。
普及が進んでいなかったころは、数が少なかったために気がつかなかっただけだった。
一ヶ月ほど続いている、というのは感覚的にそう感じているだけということだ。
「この辺だよな?」
「ええ、あの道から入っていって」
どうやら事故現場も間近らしい。桜山が指し示す道に、六田は車を進める。
大通りから細い道に入り、さらに向かった先には住宅地があった。
「あ、特車二課来てるじゃん」
このまま真っ直ぐ、百メートルほどの所に、特車二課の輸送車がとまっているのが見えた。
「うへぇ、これは凄いわね…」
近づくごとに明らかになる事故現場。
それは作業用レイバーが、塀を踏み抜けそのまま民家に
身の半分が埋まるほどまでに突っ込んでいた。
「あれが俺の実家だったら、確実に親父死んだな」
六田は呆れたようにため息を吐いた。
「この辺にとめるか」
現場からはわりと離れた所に車をとめる。
「第二小隊みたいだしね」
作業の邪魔にならないようにというのも、もちろんあることはあるのだが
桜山の言うとおり、現場にいたのは第二小隊。
無茶をやらかして、車を壊されたりしたらかなわない、というのもあったりなかったり…。
いろいろとアレなもんで、トリを変えて…
一応、週一での投下予定です(遅筆…)
前回までの話は、一時凍結ということに…
何回プロットを練り直しても、
あまりにもあんまりな結末にしかならず…
投下も止まってたし…
なので、いっそのこと新調しようかと思い…
職人さん乙です。楽しみにしています。
細々と保守してきた甲斐があった・・・
職人さん、またよろしくお願いします!
「すみませんが」
桜山は、ミニパトの側で現場を見上げている男にマイクを向けた。第二小隊長の後藤だ。
「おや、あなたは…いやぁ、何かとご縁があるようで」
「はい、TTVの桜山です」
「今日はどんなご用件で?」
「え、どんなご用件って…」
桜山は後藤のその物言いに、一瞬反応に困ってしまった。
相変わらずつかみ所のない人だ、と桜山は思う。
ご用も何も、この状況でレイバー事故以外の何を聞こうというのか。
「あの、今頻発しているレイバーの事故の原因についてなんですが…」
とりあえず気を取り直し桜山は質問をしたのだが、
当の後藤はその質問に対し、はて何のことか、という顔をした。
「それは我々、特車二課の管轄とは違いますよ? ウチの仕事といえばホラ…」
後藤は事故現場を見上げる。それにつられ、桜山も現場を見上げた。
そこでは、民家に突っ込んだレイバーを、イングラムがどうにかしようと四苦八苦している。
「まぁこんなふうに、事後処理ですから」
「はぁ…そうですね。あ、いや、でも」
桜山は後藤へと向き直ると、再びマイクを向ける。
「ここ最近の事故は何か不自然とは思いませんか?」
「さぁて、ねぇ?」
肩をすくめ、それだけしか言わない後藤。
「しかし…」
「隊長!」
それでも何とか食い下がろうとする桜山だったが
一人の隊員が割って入ってきてしまい、中断せざるをえなかった。
「おー篠原、どうした?」
「駄目ですね」
篠原と呼んだ青年の言葉に、後藤は「どうしたもんか」呟いた。
「うーん、何とかなんない?」
「なりません。確実に倒壊します」
どうやら、この民家を倒壊させないようにレイバーをどかしたいようだ。
「大黒柱が完全にイッっちゃてるんです。
野明は半泣きだし、太田は爆発寸前ですよ? どうするんです?」
『遊馬ぁ、絶対無理だって、家つぶれちゃうよぉ!』
『うぉーい!! 篠原ぁ!? どうすんだこれ、いつまで支えてりゃいいんだ!?』
スピーカ越しの二人の声は、顔が見えずとも表情が読み取れそうなものだった。
「しかたないなぁ、もう…。泉機に家を支えさせて、太田機にレイバーを退かさせて。
一気に倒壊させないように、そーっとね?」
「…だそうだ、できるか?」
篠原は後藤の指示を、二人にそのまま伝える。
『おっしゃあ!! いつまで寝てやがる!! 引っこ抜いてやる!!』
『太田さん!? ちょ、待っ…!!』
「馬鹿そんな一気に…!?」
おもいっきりレイバーを掴む太田機に、制止の声を上げようとする篠原だったが…。
「…あ〜あ」
その後藤の声が、この後どうなったかを明確に表していた。
「あのー?」
この間、桜山は無視されっぱなしだった。
「あら?」
朝、出勤したミサトが発令所へ行くと、そこには目の下に凄いクマを作ったマヤがいた。
その隣にいるリツコも、疲れが隠せない様子だ。
「どうしたのよ二人とも。昨日は早くあがれるはずだったんじゃないの?」
「…あぁ、おはよう」
力なく答えるリツコ。マヤに至っては、口を開く気力すらないようだ。
「マヤ、仮眠室で休んできたら? 私は昨日は昼出勤だったからまだいいけど
あなたは朝からだったでしょ? ここはもう大丈夫だから」
リツコのその言葉にマヤはコクリと頷くと、ゆっくりと立ち上がり、ふらふらと発令所を出て行く。
ミサトはそのマヤを「何事か」といった顔で見送ってから、リツコへと問いかけた。
「何、なんかあったの? …もしかして、徹夜で作業してたわけ?」
「ええ…」
リツコはコーヒーをカップに注ぐと、先ほどマヤが座っていた椅子に腰掛けた。
「昨日の夕方前からついさっきまで、ね」
「はぁ!? 何時間かかったのよ!?」
リツコが時計を見ると『08:30』と表示されている。
「ええと、元々のプログラミング作業が始まったのが昼過ぎだから……やめた」
リツコは考えるのをやめた。口にするのが恐ろしいほどの時間数だったからだ。
その様子に、ミサトは同情するほかない。
ミサト自身、使徒戦での被害報告書の確認等、長時間徹夜残業を経験しているので、
その疲労加減は理解できるつもりだ。
「で、何があったわけ?」
しかしとりあえず、そのことは確認しておかなければなるまい。
「昨日、マギのバージョンアップ作業を行っていたのは知ってるわね?」
「作業の途中でデータの中に不審な痕跡を見つけたのよ」
「痕跡? どんな?」
リツコは一旦、コーヒーを一口飲んでから答えた。
「…ハッキングを受けているわ」
ミサトの表情は、緊張感をあらわに眉間にしわを寄せている。
「マジ、なの?」
「ええ。それで、他にも痕跡がないか調べていたの」
ミサトは「うむむ」とうなる。
「その痕跡ってなんなのよ? データが書き換えられていたりでもしたの?」
「まぁ、そうね」
リツコがキーボードを操作すると、端末の画面に数列が表示された。
「深部のデータ自体には被害はないの。ハッキングといってもほんの一瞬。
マギ全体にかけられている、強力なプロテクトを突破しきれないでいるわ。
ハッキングを受けると、このプロテクト部分に痕跡が残るようになっているの」
「なんか回りくどい方法ね」
ミサトは素直な感想を漏らした。
「一回一回、そのプロテクトに目を通さないといけないじゃない?」
リツコは頷いた。
「確かにそう思うでしょうね。でもね?元々、このプロテクトはハッキングを受けた段階で
ちゃんと警告を出すようにはなっているの」
「…んん? なんかおかしくない?」
確かにおかしい。何故今になって、ハッキングに気がついたのか。
「そこよ。ここからが問題なんだけど…このプロテクトの一部が書き換えられていて
警告のメッセージが出ないようになっていたのよ」
「それってどういう…」
「いきなり危ない橋は渡らず、周りからじわじわと、いろんな方向からいろいろと試して
少しずつ少しずつ、深部にまで到達できるように手を加えていっているの。
しかも、表面上それと分かる痕跡はほとんど残さずね」
「それもまた回りくどいわね。なんでわざわざそんな方法をとっているのかしら」
「確実に深部にまで侵入するためでしょうね。かなり複雑にプロテクトをかけているから。
途中でバレないように、こうするしかなかったんでしょう。…最後に一気に畳み掛けるつもりかしら?」
どれほどの計算能力が必要なのだろうか。ほんの一瞬だけのアクセスだけでここまでできるとは。
「それにしても凄いわ…どんな方法をとっているのか、皆目見当がつかない」
「そのハッキングがあったのって、いつの話なわけ?」
「……ここ三ヶ月間、二、三日に一回。最近一ヶ月は二、三日に数回ってところね」
間を置いて答えたリツコは、悔しさを隠そうとはしていなかった。
毎日マギに触れていながらこの体たらくは何だ、と、自分自身にも腹が立っているようだ。
「え…それって相当ヤバイんじゃ?」
ミサトも、事の深刻さを認識しているようだ。
「ええ、かなりね。一応はこちらもデータを書き換えることで対処はできるけど…」
表情を曇らせ、ため息をつきながら話すリツコ。
「けど、なによ?」
リツコは画面を睨み付けている。
「こちらにバレた、ということが分かれば、当然向こうもそれに対応するはず…」
リツコはコーヒーを一口飲んだ。既に冷めてしまっていて、美味しくない。
そう思いカップに目線を落としたまさにその時だった。
一瞬だけであるが、画面の数列の一部の表示が変わり、また元に戻ったのは。
「とりあえず、私は今から報告書を書かないと…」
「そのコーヒー冷めてるんでしょ? 新しく淹れようか?」
しかし、二人は気がついていなかった。目を離した一瞬の出来事だったからだ。
今週の分であります
職人さん乙です。
480 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/21(火) 22:24:43 ID:lQIa5OFr
更新期待age
最近OVA含め、全部観た。
各声優さんのCVだけで語られる後日談は寂しかったな。アルフォンス、特車二課との別れ。
それまでがずっと明るいだけに。
まぁ、その寂しさは“卒業”と似たような感覚だった。
「それはちょっとマズイ」
「どうしてですか?」
TTV報道デスクでは、桜山と音喜多がなにやらもめていた。
「どうしてって、ウチが週刊誌とかならいいんだけどさ」
「でもNOSは…」
どうやら新型OSについての彼女なりの見解を述べているようだ。
「危険といっても、それはテレビじゃ言えないよ」
しかもそれを報道させてもらえないか、ということらしいが…。
「そうは言ってもですね…」
「証拠がないでしょ、証拠が。そんなこと報道したらとんでもないことになるよ。
篠原重工は政府との繋がりも強いし。アナウンス部長に大目玉くらうぞ?
とにかく駄目なものは駄目なの。わかる? 現実はそういうもんなんだよ、悲しいけどね」
それからいかほどかの時間が経過した頃、六田が報道デスクへとやってくると、
なにやら桜山がこめかみに青筋を浮かべながら、ファイルをあさっていた。
机の上は広げた資料でいっぱいになっている。
「くそぉ、音喜多さんだってグリフォン騒ぎの時は好き勝手やったクセに
ちょーっと出世したと思ったら、いきなり保守的になって…」
「…桜山さん?」
「何が証拠が無いだ…絶対みつけちゃる!」
「おーい」
「あの東国原モドキ……え、ろくちゃん!?」
桜山が資料から顔を上げ振り返ると、冷や汗を浮かべた六田が立っていた。
「い、今のはギリギリの台詞だな。言われてみれば、確かに似てるような気もしないでもないけど…」
「ア、アハハ、聞いてた?」
そう笑うしかない桜山の顔は、若干引きつっている。
「まぁ、ね。…で、何してんだい?」
「え、ああコレ?」
桜山は手に持っていたファイルの表紙を、六田に見せた。
「レイバー事故の資料か」
六田はそれを手にとって見る。日付を見れば、それがここ最近の物であることが分かった。
「なるほどね。音ちゃんに駄目出し食らって、じゃあ自分で何とかするとか思っちゃったわけだ?」
桜山は机の上に散らばった資料をまとめながら、六田に答える。その声は不機嫌そうだ。
「証拠がないですって。後、テレビじゃあ言えないんですって」
その表情も不機嫌そうで、それを隠そうとする素振りも見られない。
「仕方ないでしょ」
苦笑いしながらそう言う六田に対し、分かっていると答える桜山。
「テレビで言える範囲の情報なんて、どーせたかが知れてるってことは理解してるつもりよ?」
「そう言うけどね、そんなふて腐れた顔してたら説得力ないって」
「そんな顔してる?」
「してるよ」
桜山は机の引き出しから手鏡を取り出し、顔を眺めてみた。
「ふーん、コレがふて腐れた顔ってヤツなのね」
「あのねぇ…」
その行動に意味はない。それは桜山自身わかっているし
六田も、自覚してやってるんだろう、と思っていた。
そうやって適当な行動を取って気を紛らわせているのだろう。
やり場の無い思いというのは、扱いに困るものだ。
「ま、正直な話…」
桜山は手鏡を置いた。顔はさっきまでよりも真剣そうになっている。
「何さ?」
「納得はできないわね」
頬杖をつき、ため息混じりにそう呟く桜山に対し、六田は言う。
「割り切るのは無理?」
桜山は椅子を反転させ、六田に対し体を正面に向けながら答えた。
「無理」
顔を見ながら、キッパリとそう言い切られた六田は、何故か嬉しそうだ。
「…何よ?」
桜山は彼のそんな態度に、少し不審そうな顔をした。
「ま、そう言ってくれて安心したよ」
「はい?」
「ちょっと外でようぜ。今大丈夫だろ?」
「確かに今日はもう終わったけど…何なの?」
夕飯時も既に過ぎてしまったためか、あまり客の多くないファミリーレストラン。
そこに桜山と六田の姿があった。
「あー、昼メシ抜きで撮影行ってたから腹減った」
「私も夕飯まだだし、ついでに食べちゃおうかしら?」
一番端の席を取った二人は、適当に注文を済ませた。
「で、何? なんか話があったんでしょ?」
「ああ、その事なんだけど、ちょっとコレ見てよ」
六田は自身の鞄に手を突っ込むと、何かを取り出した。雑誌のようだ。
テーブルの上に、ポンと置かれたそれを、桜山は手にとってみる。
「週刊誌? あ、これって」
その週刊誌の日付を見た桜山は、それがまだ発売前の物であることに気がついた。
表紙には『新型OS、実は危険なシロモノだった!?』という見出しが書かれている。
「…どうしたのよ、コレ」
「俺だって報道関係長いんだぜ? まぁとりあえず読んで見てよ」
そのページを開き、とりあえず読んでみる桜山。
大まかな内容は、最近起きているレイバー事故の原因は、NOSが原因なのでは?
というものだった。桜山の考えと一致している内容だ。だがしかし…
「結局、具体的なことはなんにも書いちゃいないわね」
NOSに何がどう問題があるのか、ということは何も書かれてはいないし
結局は時期が一致しているから怪しいとしか書かれていない。これでは因果関係などまったくわからない。
確かにNOS発売から、ここ最近の不自然な事故が多発しているのは事実かもしれないが
それだけでは証拠にはならない。
「それ、どこかから内容がバレて圧力食らってさ。実際売られるのは内容が差し替えられたヤツなんだよ。
印刷代無駄になったって文句たれてたぜ、その出版社の人」
「なんでそんなモンを持ってるのよ?」
そう桜山が言ったところで、タイミングよく注文の料理が運ばれてきた。
「お待たせしました」
「おお、きたきた」
「ちょっとろくちゃん…」
「食おうぜ」
「……いただきます」
早速料理に手をつけ始める六田に、仕方がないとそれに続く桜山だった。
「ごゆっくりどうぞー」
今週の分です
あんまり推敲してない…
乙
乙です。そういえば桜山桃子の声って綾波なんですね。
489 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/23(木) 22:09:34 ID:bwyoHcGM
>>488 TV〜新OVAシリーズのみの限定キャラだったけど、意外と活躍してたよね。
「あのさー…」
いくらか食べてから、桜山が口を開いた。
なにやら声のトーンも低く、落ち込んでいるようにも見える。
「どうしたのさ?」
六田は食器を手に持ったまま返事を返す。
「実際にこうやって、他の人が書いた記事を読んでみて…」
「なんか思うことでもあったかい?」
六田は食器を置き、桜山を見た。
「なーんかさ、やっぱりこんな漠然とした内容、報道なんてできないわよねぇ…って思ったの」
「なるほどねぇ。客観視することができたわけか」
「そーゆーこと。証拠がない。この一言につきるわ」
桜山は窓の外を見た。流れていく車のライトが次々と目に映る。
「今現在、かなりのレイバーがNOSを搭載している。NOSが事故の原因だってのは確信しているし
そう考えている人が他にもいるってこともわかった。けど、やっぱりそれだけじゃあ…」
「篠原重工ともなってくると、利権関係も多いだろうしなぁ。やっぱり確固たる証拠がないとな」
桜山が再びテーブルに目を移すと、先ほどの週刊誌の表紙が視界に入った。
「…う〜ん」
「なんだ、その週刊誌がどうかしたか?」
「いや、なんて言うか、報道ってどうあるべきなんだろうね」
何を突拍子もない事を、と桜山の顔を見る六田だったが、確かによくよく考えてみれば難しい問題だ。
多くの人に知らせなければならないような重要な事であっても、タブーといっては蓋をする。
六田自身、疑問に感じたこともあったはずだった事だ。
(いつの間にか、考えないようにしていたのかもなぁ…)
「…ろ、ろくちゃん?」
何やらだんだんと、思いつめているような表情になっていく六田に、桜山は声をかけた。
マズイ事でも言ってしまっただろうか? と思ってしまっても仕方がない。
「え、何?」
「どうしたのよ、変な顔して…」
「変? そんな顔してた?」
「…うん」
六田は水を一口飲み、腕を組んだ。
「この前さぁ、屋根に登った犬が降りられなくなってるところを撮影したんだけど」
「あー、あったわね、そんな事」
今から一週間前、誰も住んでいない家の屋根に野良犬が登り、降りられなくなるという事があった。
古い家で、庭に倒木があったり、壁は剥げ落ちていたりと、ボロボロの家だ。
どうやら、壁に寄りかかるように倒れた木を伝い、登ったらしい。
すぐに倒壊するようなこともないだろが、危ないことには変わりはないはずだ。
「なぁ、これって…事件か?」
「んなわけねぇー」
桜山の変事は、なんともぶっきらぼうなものだった。
「報道すべき事の優先順位からいったら、やっぱり下の方だよなぁ。話題にはなるんだけど。
…そういやあの後、ウチで引き取りたいって申し出が全国からあったなぁ」
結局は消防によって、その犬は保護された。保健所ではない。
「馬鹿みたいよね」
少し言い過ぎたか、とも桜山は思ったが、やはり考え直してみたところで感想はかわらなかった。
「ミーハーなんだよなぁ」
「そう、それを言いたかった!」
桜山は、正に! と六田を指差す。
「保健所で処分される犬と猫って、あわせて四十五万頭? くらいよね?」
「犬が二十万で猫が二十五万…あれ、逆か? まぁ、総数はそれぐらいでしょ」
「そっちも引き取ってやんなさいよ!」
「だねぇ」
桜山のその言い方に、同意しながらも苦笑いを浮かべる六田。
「それに私、自称愛犬家の某女優にもムカついていてね?」
何やら忌々しげな桜山は、相当頭に来ているようだ。
「ん、女優?」
はて誰のことだろうかと、六田は考えてみる。
というか犬が好きだからといって、何故それがこうも桜山の逆鱗に触れているのか。
「犬にたっかい金かけて『かわいいでしょ〜♡』とか言ってんの。気持ち悪い」
「あぁ…いるよなぁ、そういう奴。結局は人間のエゴでしかないのにな」
「そんな金あるんなら、保健所行って犬の二、三匹くらい引き取ったらどうなのよ」
「なぁその女優って川…いや、なんでもない」
そう濁した六田は、再び料理に手をつけ始める。まだ思ったほど冷めてはいなかった。
「もぐもぐ…」
「もぐもぐ。肉を頬張ってます」
「いや、解説しなくてもいいから」
「ま、最近は動物愛護団体の活動で、処分も少しは減ってきているみたいだけど」
「無視かよ!」
六田はふと皿の上に目を落とす。今自分が食べているのは牛肉だ。
「動物愛護団体ねぇ。なんかそれ聞くと反捕鯨思い出すんだよなぁ」
「…捻くれてんのね」
「自分の事、棚にあげすぎじゃないか?」
「んで、反捕鯨が何ですって?」
「ああ、捕鯨に反対している国ってさ、食肉輸出国だろ?」
その言葉に、桜山は腕を組んで考え始めた。
「う〜ん…?」
「あれ? 違う?」
「え、いやそうでなくて」
手を振りそう答える桜山。六田の意見に否定的なわけではないようだ。
「それってさ、皆分かってることでしょ? でもあんまり表だっては言わないわよね?」
「確かにテレビじゃあんまり聞かないな。まぁ、色々と変な団体の抗議を受けるから言わないんだろ」
とは言ったものの、抗議を受けて然るべきというような批判も、テレビで見かけることも事実だ。
「分かってても言わないってのは、報道の観点からしてどうなのかしら」
「最初から分かってるなら別にわざわざ言わなくても…と思わなくもないけど
あえて言わないようにしている事も多いしな。何でもかんでも言っていいわけじゃねーし」
「某宗教法人なんて、名前出すのすらタブーじゃない。必要悪だって話もあるけどさぁ、やっぱり偏ってるわよ。
私はこの団体の問題点はきっちり報道すべきだと思うわ。実害受けている人もいるのよ?」
「圧力が大きすぎるだろ。暗黙の了解ってことでカンベンしてください」
「理解はできるけど、納得はしないわよ」
「別にそれでいいよ。そういやさ、政治家の疑惑とかも政局によって言ったり言わなかったり、それってどうなんだろう?」
「むぅ…難しいところね。政権交代を求められている場合、野党第一党の党首に関する疑惑は報道はされない。
したら政権交代も危うくなる可能性が大きいからね。結局は皆どこの政党も信用はしていないもの」
「いや、ちょっと待って」
六田は掌を突き出し桜山を止める。
「誰も信用していないってのは語弊があるだろ」
「そうかしら?」
桜山はその意見には同意しかねるようだ。
今週の分です
喋りすぎです
しかもまだ続きそうです
495 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/10/29(水) 23:27:06 ID:XUzcI6Tv
職人殿、乙です。
今回は桃子の視点で話が進むんですか?
マスコミつながりで週刊パトスの梶川とか出てきたら面白いかも。
「私の見解としては、知らないまでも、というか知らないからこそ報道をそのまま鵜呑みにしない
っていうのが人として正しいの。そうじゃないのは最初から頭数にはいれていないのよ」
「切り捨てんのかよ!?」
「そう」
言い切った桜山に、さすがにそれはと六田は思うが、結局政治の腐敗ということを考えた場合
確かにそういった意識の国民にも、重大な責任があることは否めない。
「でもやっぱり乱暴すぎるだろ、それは」
「歴史を知らない人間は人間じゃない。その意味、本質は大きいと思うのよ。いろいろと当てはまるとは思えない?」
六田は身を乗り出し、テーブルに肘をついた。そして桜山の顔をまじまじと見る。
「…なんか、凄いね、桜山さん」
「へ? 何が?」
「そこまでいろいろ考えている人って、若い女でどれくらいいる?
NOSにしても、自分で調べようとしてる。ディレクターじゃあるまいし。普通の女子アナじゃないよ」
「…私は、ただ用意された原稿を読んで、内容のないコメントを繰り返すっていうのは嫌なのよ。
他の人が伝えないようなことを伝えたいの」
感心してしまう六田。
「ほー、凄いね、やっぱり。タレントと変わりないような女子アナもいっぱいいる中で…。
あの突撃レポートもそういうメンタリティからの行動なわけか」
「そゆこと」
二人の会話はまだまだ続いていった。
「あー、腹ふくれた」
六田はそう言うと、コップに残っていた水を飲み干した。テーブルの上の食器は、すでに料理はのっていない
あれから随分と話し込んだ。お互い思うことも多々あり、止まらなくなってしまったのだろう。
「おし、じゃあ行くか」
「そうね」
二人は席を立ち上がると、会計を済ませ外に出た。
「ありがとうございましたー」
少し冷たい風が吹く街に出る二人。
「もう秋も終わりかしらねぇ」
「だなぁ、もうちょっとしたら年末だからな。…で、どうする、今後の方針」
「そうねぇ」
桜山は先ほどレストランで考えていた事を口にした。
「あの記事書いた記者に会えないかしら?」
「…週刊誌の?」
「ええ」
六田は暫し考える。
「どうかした?」
「え、いやぁ、俺も直接面識があるわけじゃないしなぁ。会えるかどうかわかんないよ」
「出版社の人とは知り合いなんでしょ? その繋がりでなんとかなんないの?」
「…そんなに会いたいのか」
桜山は当然と肯いた。
「だって週刊パトスの梶川誠っていったら
篠原重工社長篠原一馬と、武石元通産大臣の繋がりを洗い出した人でしょ? 頼りになりそうだもん」
「確かにそうだなぁ。じゃあそこまで言うんだったら、いろいろあたってみるよ」
「ろくちゃんも頼りになるわぁー」
「棒読みで褒められてもねぇ」
そして夜は更けゆく。ビルの冷えたコンクリート壁に、月明かりが反射していた。
週一と決めたからには少なくても投下
>>495 今回はパト側の主人公を桜山にしてみようかと
あと「ろくちゃん」に関してですが
本名が明かされてないので、勝手に「六田」とつけました
エヴァ側の主人公はリツコです
序盤は出番が少ないですが、後半活躍する予定です
特車二課とチルドレンの出番は…(汗)
職人さん乙です。
あんまり無理しないで続けてください。
発令所は時間がゆっくりと流れているように感じるほど、静かだった。
「あなたねぇ…」
ポツリと呟くリツコ。
「…何よ」
踏ん反り返りながら椅子に座り、コーヒーを飲んでいるミサトは、まるで不貞腐れているようだった。
別にミサト一人が仕事をさぼっている、というわけではないようだ。
他の職員達も、本を読んだり音楽を聴いたり、暇をもてあましている。
「使徒が来ないんだから仕方ないでしょーが」
「それはそうだけど」
使徒が来ない。もう三ヶ月以上前、いや、そろそろ四ヶ月になるだろうか、最後に使徒が襲来したのは。
他に仕事がないわけでもないが、いつ使徒が来るかわからないのという状況の中では
早く片付けて使徒襲来に備える、というのが常であった。
これだけの期間が空いてしまっているのだ。もうすることがない。ほとんど終わってしまっている。
使徒が来ない状況での新しい仕事といっても、たかが知れている。
ミサトの所属する戦術作戦部ともなれば尚更のことだろう。
技術部の中には沢山実験が出来ると、喜んでいる者もいるのかもしれないが。
「セカンドインパクトから第三の使徒襲来まで十五年あったわけだし…」
そう言うリツコに対し、ミサトは深くため息をつく。
「…それじゃあまるで、次に来るには十年二十年先でもおかしくない、って言ってるみたいよ」
「あら、可能性はあるわよ?」
「やめてよね、冗談じゃないわよ」
リツコはミサトの隣に椅子を持ってきて座った。
手に持っている資料をぱらぱらと捲りながら、簡単に目を通している。
「アンタはいろいろとやる事があるみたいね」
ミサトはそんなリツコの様子を見てそう言った。
「ええ、例のハッキングもあるしね。マギのメンテナンスに余念がないわ」
「ふ〜ん、どうなったの?」
「どうって?」
「だから、ハッキングよ」
「…うーん」
リツコはあまり状況が芳しくないという顔をした。
「こっちが対策をとるたびに、相手も巧妙になっていってね」
「イタチごっこってやつね」
「ええ。いっその事、外部との接続を完全にカットすれば大丈夫なんだけど」
これは冗談だろう。そんなことは出来るはずもない。
第三新東京市の政策決定などにもマギは役をかっているし、都市機能にも影響がでる。
余程の非常事態でなければできないだろう。
「どこからどんなヤツがハッキングしているのやら」
ミサトがそう言うと、リツコは一枚の資料をミサトの目の前に置いた。
「これを見て」
「ん、何?」
ミサトはそれを手にとる。
「ミサト、あなた自分の使っているパソコンのIPアドレス、把握しているわよね?」
「ええ、私用も公用も共にちゃんとね」
機密事項の多いネルフは、情報管理に厳しい。そのためIPアドレスも把握しておく必要がある。
プロバイダーも専用のものを用意し、IPアドレスを固定設定にすることで、管理しやすくしている。
私用に関しては任意だが、責任感からか固定設定にしている物が多い。ミサトもその一人だった。
「どこから接続されていたか調べてみたの。IPアドレスが13件検出できたわ」
渡された資料にはそのIPアドレスが羅列してあった。それを見て怪訝な顔をするミサト。
「このネットワーク部は…全部ネルフ内じゃないの」
ミサトはその中の一つを見て、さらに眉をひそめた。
「それにこのホスト部、私のね…?」
少ないけど今週分
話がきな臭くなってきました
乙です!
面白そうな展開ですね。
来週も期待してます!
>>501 >私用に関しては任意だが、責任感からか固定設定にしている物が多い。ミサトもその一人だった。
↓
>私用に関しては任意だが、責任感からか固定設定にしている者は多い。ミサトもその一人だった。
誤字。説明しなくても意味は通じている思うけど、一応念のため。
「わ、私じゃないわよ?」
身に覚えのないミサトだったが、やはり焦ってしまう。
そこにあるIPアドレスは、まぎれもなく自身のものだったからだ。
先ほどまではだらしない格好で座っていたのだが、今は背筋が伸びて真っ直ぐ座っている。
「わかっているわよ」
しかしリツコは、最初からミサトが犯人とは思ってはいなかった。
「あなたのPCなんだけど、調べても大丈夫かしら?」
「…やっぱり疑ってる?」
横目でリツコを見るミサト。
「違うわよ」
「ホントに?」
そう言いながらミサトは再び資料に目を落とす。何度見直しても現実は変わらない。
ミサトの使用しているPCのIPアドレスが、確かにそこに書かれている。
「疑ってないって。でもその資料にあることは、事実として存在していることなのよ。
IPアドレスに同じものは無い。重複がありえないことはあなたも知っているでしょ?
事態の解決にはあなたのPCを調べることは、必要不可欠なことなの。
それとも何? 見られるとまずいデータもあるの?」
ミサトはいやいやそうではなくて、と手を振った。
「んなもん無いわよ、これ私用のじゃないもの。いや、私用のも別に変なモンが入ってるなんてことはないけど…」
ミサトは、別に疑われているわけではないのなら、と頷いた。
「よっしゃ、私もこのままじゃ気持ち悪くてPC使えないから、寧ろ調べて欲しいしね。
私の執務室から勝手に持っていってちょうだい」
「ええ、わかったわ」
そう言うとリツコは、早速と立ち上がった。
しかしそこに、そういえばとミサトが話しかける。
「何?」
「他のIPアドレスはどうすんの?」
「そのIPアドレスの使用者の十人には、もう話しが付けてあるから」
ミサトは不思議な顔をした。
「十人? 一人につき1件じゃないの?」
「一人につき1件だけど?」
「じゃあ後の二人はどうしたのよ? PC調べるの拒否したってわけ?」
「ああ、そのことね。その二人、私とマヤだから」
結構重要なことをさらりと言うリツコ。
「え、マジで!?」
「ええ、マジよ」
リツコは肯定した。
「自分のも出てきたんだもの。最初から疑う余地なんてなかったのよ。
あなたのことも、他の職員にしてもね。マヤだって、わざわざハッキングなんてするとは思えないでしょ?」
「なるほどねぇ。自分のIPアドレスもあったんなら、そりゃあそうよね」
ミサトは腕を組んで、うんうんと頷いている。
「やっぱりあなたは私があなたを疑っていると疑っていたの?」
少し睨むようにミサトを見るリツコ。
「わ、わかりにくい文章ね…」
「じゃ、私は行くから」
「お仕事がんばってねん」
ミサトひらひらと手を振った。あなたも勤務中でしょ、とリツコは言うと、発令所を後にした。
「う〜ん…」
ミサトはそううなると、再び深く背をもたれ座り直す。顔は先ほどとは違い真剣そうだった。
(一体何が起きているのかしら)
少ないけど今週分
ちょうど場面が変わるのできりのいいところで
先日の夜に激論(?)を交わしたあのレストラン。二人は再びそこにいた。
「ろくちゃんは直接の面識はないのよね?」
「まぁね」
週刊パトスの梶川誠。二人は彼と待ち合わせをしていた。
六田が出版社関係者に仲介を頼んだところ、すぐに話がついたのだった。
「なんか拍子抜けするくらい簡単に話がついたわね?」
昨日の今日というのはこういうことを言うのだろうか。今日はまだあの夜から三日しかたっていない。
「…向こうも何か考えがあってのことだろうな」
「やっぱり証拠集めに苦労してんのかしらね。かなりのスクープ記事になることなのに…
こうやって情報の共有を了解するくらいだから」
「うーん」
六田は難しい顔をした。
「どうかした?」
「なんかさぁ、人を通しての話だから具体的なことはわかんないんだけど…」
「もったいぶらないで早く言ってよ」
「何か様子が変なんだってさ」
それだけでは分からない、と桜山は不満をもらした。
「何がよ?」
「いや何って、当人がさ」
「梶川誠?」
「そう」
六田は頷く。様子が変、と一言でいっても、漠然としすぎていて把握しかねる。
それだけの説明ではやはりわからない。桜山は再び不満をもらす。
「まぁ、直接本人に会ってみりゃわかるんじゃねーの?」
「…私が何か?」
いきなり六田は後ろから声をかけられた。
「あービックリした…。あ、あんたが梶川さん?」
六田が後ろを振り返ると、痩せ型で目の細い男性が一人立っていた。
頬はこけていて、何か酷く疲れたような印象をうける。彼が二人の待ち合わせ相手、梶川だ。
「はい、はじめまして」
梶川は会釈した。それにつられ、振り向いたままの体勢で頭を下げる六田。
「あ、どうも。私は桜山桃子です」
桜山は立ち上がってから頭を下げた。
「どうも、いつもテレビで拝見してますよ」
「ありがとうございます。とりあえず席に…」
「失礼します」
向かい合って座っていた六田の隣に、梶川を促す桜山。
六田がそそくさと席を奥に詰めると、梶川は座った。
(えらくやつれてるわね)
桜山がそう心の中で感想を持つのも無理はない。
梶川は顔色もよくなく、六田が『様子が変』といったのもこの事かと理解できる。
「顔に何かついてますか?」
自分の顔をまじまじと見つめる桜山に、梶川はそう聞いた。
「へ、あ、いや別に…」
慌てて否定する桜山だったが、梶川には彼女がどう思っているのか、というのは何となく予想がついているようだ。
「…酷い顔をしているでしょう?」
「そ、それは…」
口ごもる桜山に対し、梶川は苦笑いを浮かべる。
「仕方ないですよ。実際そういう顔をしていますしね」
(どうしよう、なんか話題が重い…)
二人のやり取りを見ていた六田は、冷や汗を浮かべていた。
「とりあえず、今日はNOSについての話をしたいんですけど…」
こうしていても埒が明かない。桜山は本題を切り出す。
「…そうですね」
梶川の表情がよりいっそう暗くなる。
(ど、どうしよう…)
もう何をどうしたらいいものか、と心中は半泣き状態の桜山。
まさかこんなあからさまに悩んでいる状態だとは、さすがに予想していなかった。
彼はあの篠原の不正入札疑惑の記事を書いた本人だ。
そんな人物がここまで追い詰められているとは。
「あの…だ、大丈夫っすか?」
黙っていた六田だったが、この空気に耐えられなくなったのか、梶川に声をかける。
「……」
しかし梶川は黙ったままだ。
「……」
「……」
桜山と六田も黙ってしまう。
「あの…」
沈黙を破ったのは梶川だった。
「ここではちょっと話にくいので…車、ありますか?」
「え、ええ」
桜山が答える。
「車でここに来ているので…」
「じゃあ、そっちで話します」
どうしても話しの内容を聞かれたくないらしい。
そして三人は店を後にした。
街中を走るワゴン車の中に三人はいた。局の車だろうか。取材ということで出しているのだろう。
「車で、しかも走っている状態で話したいって、余程の内容なわけですね」
六田は運転しながら、後ろに座っている梶川に話しかける。
「そうですね。ジャーナリストとして、かなりみっともない話なんで」
ジャーナリストとして、という言葉に桜山が反応した。
「どういう意味ですか?」
梶川はうつむいた状態で話し始めた。
「権力や政治と対峙し、社会のために闘うのがジャーナリズムですよね。
私も最初はそう考えていたんですよ。そう思ってこの世界に入ったんです。
しかしこの世界に長くいると、だんだんと自分の中で何かが変わってくるんですよ。
これはセンセーショナルだ、皆食いつくだろう。そうすれば金になるだろうなと…
そういうことを考えるわけです。
まぁ記事を書いて、収入を得て、そして生活していって…というわけですから
そう考えるのも当然といえば当然ですよね。じゃないと生きていけないですから。皆貧乏はしたくないでしょう」
桜山は黙って肯く。
「そしてこれからが重要な話なんですが…」
つまりそれまでは前置きということだ。今までの話を踏まえたうえで聞いて欲しい、とのことだろう。
「先ほど私は権力と対峙するのがジャーナリズムだと言いました。私の書いた篠原の記事、どう思いますか?」
梶川は桜山の方に顔を向けた。
「え、不正入札の?」
「はい」
桜山は少し考える。
「権力側の不正を暴く、ジャーナリズムの本質ということを考えれば
あの記事は確かに、報道のありかたとしては正しいものであった、と私は思います」
その答えに梶川は苦笑いを浮かべた。
「何か?」
桜山は梶川の様子に怪訝な顔をする。
「いえ、失礼」
「間違っていますか?」
「…まぁ本当は間違いではないんでしょうがね」
何か含むものがある言い方だった。
「センセーショナルな報道は、それ以外の報道すべき事を覆い隠してしまうことがあるのです」
その言葉には桜山も思い当たるふしがある。
「それは分かる気がします。それは本当に報道すべきことなのだろうか、ということも
視聴率稼ぎの為だけにとしか思えない騒ぎ方で、延々と放送し続けることがよくありますから。
ニュース番組であるにもかかわらず、ワイドショーのような内容の報道はよく見かけますよね」
「そうですね。しかもそれを上手く利用すことによって、報道されたくないことを隠すことも出来るはずなのです」
「確かにそうれはあるかもしれませんが…それはかなり物の見方に偏りがあるのでは?」
「そうですね。そうなんでしょう。しかし、それでも…」
梶川の中には、何か引っかかるものがあるようだ。
「実は篠原のことは、タレコミがあったから調べ始めたんです」
「別に珍しいことでもないのでは?」
確かに垂れ込みからの報道というのはあるだろう。
「私もジャーナリストですから、色々と情報が入ってくるんですよ。
どうも武石元通産大臣にはいろいろと悪い噂がありましてね。
縦にも横にも繋がりが広い人ですから、仲の良い人も悪い人もたくさんいるみたいですね」
「…一体何が言いたいんですか」
もうここまで言ってしまっているのだ、単刀直入に言ってしまってもいいのではないか。
「ではハッキリと言います。他の汚職や不正が暴かれると、迷惑を被る人がいます。
どうやら武石元通産大臣とは、今は対立している立場にある人のようです。かなりの地位がある人でしょう」
「……」
桜山は何も言えない。言葉が見つからないかった。
「私は、ジャーナリストでありながら、利権を守るための行動を起こしてしまいました。
今回のNOSについては、これ以上篠原は突かなくていい、ということでしょうね。
NOS記事に圧力をかけてきたのは、先のタレコミに関与している筋からです。
良くも悪くも繋がりがあるのなら、これ以上余計に詮索するのは、寧ろ迷惑ということでしょうね」
梶川はうな垂れる。
「私はいい気になっていた。しかし結局は、誰かの手の中で踊っているにすぎない、そんな存在だったんです。
すいません、今回は協力することはできません。私はもうすでにジャーナリストとは呼べません。
会うと決めたのは、私みたいにはなってほしくないとの思いで、この事を伝えたかったからです」
「ふう…何やってんだか、俺は」
梶川は街角の自販機の横で、缶コーヒーを飲んでいた。
「やぁ、一緒にいたあの人って桜山桃子さんだよね。あの人、美人だよな」
そこに一人の男が、なれなれしく声をかけながら近づいてきた。
「あ、あんたか…」
梶川は少し緊張したそうに顔を強張らせる。
「なんだよそんな、俺らの仲じゃないか、何緊張してるんだい」
「い、いや別になんでもないけど…」
男は無精ヒゲを生やしたアゴをさすりながら、ニヤニヤと笑っていたが、急に表情を引き締める。
「で、何を話した?」
「…別に、具体的な事は何も話してないよ。曖昧に気をつけろって言っただけだ」
「そうか、ならいいんだけどな」
男はそう言い表情をまたくずすと、立ち去っていってしまう。梶川は彼の背中を見送りながら苦い顔をした。
「チッ、加持のヤツ…」
今週分は久しぶりに多めで
職人乙。
それにしても話題が乏しいな、このスレは・・・
516 :
514:2008/11/30(日) 06:15:23 ID:???
攻殻は「2.0」のブルーレイ、DVDが12月に発売されるけど
パトは何にもないですからねぇ
今更リニューアル、新作は期待できそうにないですし
新規ファンもなかなかつかないでしょう
侘しいなー
>>516 職人さん乙です。
僕は今年からファンになったニワカですがよろしくお願いします。
そういえば今年は旧OVA発売20周年だったんですね。
そのわりに何も起らないのが残念です。
エヴァ&パト成分に飢えた自分にとってこのスレの存在は非常にありがたい。
「はーい調子はどうでござるかね」
リツコが研究所にて一息ついていると、そこにミサトがやって来た。
何故か、かなりハイな状態で。
「な、何よその妙なテンションは」
「えっとねー、本格的に仕事がねぇのよん」
ヤケというわけか。
「いくらなんでも、使徒来なさすぎじゃない?」
「そうね、もう四ヶ月過ぎちゃったものね」
使徒戦以外でのミサトの仕事といえば、意見書の作成や始末書の処理
エヴァの修理のついての報告書や、第三新東京市の装備に関することなど、かなりあるはずなのだが
使徒が来なければ始末書もなく、エヴァの修理もなく、装備品の消費もなく…
ということで、普段のペースで仕事をこなすと、すぐに終わってしまうのだ。
「ゆっくりと作業すればいいじゃないの」
リツコはそう言うが…
「習慣になってるから、無意識にさっさと済ませちゃうのよ」
ということらしい。
「アンタは相も変わらず忙しそうね」
「そうよ、だから邪魔しないでよね」
リツコは煙草をくわえ、ライターを取り出した。
「……」
オイルが切れているようで、火がつかない。
「ほれ」
ミサトはライターを取り出すと、リツコに渡した。
「あら、あなた煙草なんて…」
「いろいろあんのよ」
そう言った時のミサトの顔。女の顔をしている、とリツコは思う。
(そう、加持君ね…)
「これ、ありがとう」
リツコは煙草に火をつけ、ライターをミサトに返す。
「…ふぅ」
胸に溜めた煙をゆっくりと吐き出したリツコは、ミサトの顔をじっと見た。
「な、何よ?」
何を言われるのか、とミサトは構えた。
別にミサトはリツコの仕事の邪魔をしに来たわけではない。
リツコに調べさせた自身のPCを取りに来たのだ。リツコもそれはわかっている。
だから、何やらPCに問題でも見つかったのだろうか、と思ったのだ。
「ねぇこのPC、インターネットに接続はしていたの?」
「してないわ」
ミサトは間、髪を入れず答えた。リツコが調べたPCは、ネルフ内のネットワーク接続のみであり
インターネットには繋げていない。それはまた別のPCを使用している。
「じゃあ、インターネットに接続しているPCとの間で、データのやり取りはあった?」
これに関しては、ミサトは肯定した。
「直接繋げたりはしていないわよ? 間接的にデータを送ることはあるけどね」
つまり電子記憶媒体、外部メディアにデータを記録し、やり取りしているということだ。
「インターネット接続していない方から、接続している方へとデータを送ることは?」
「見られてヤバイ情報は絶対しないわ。まぁ基本的には、接続している方からしていない方へって感じねぇ」
「そう、なるほどね」
リツコはそう言うと、落ちそうなっていた煙草の灰を灰皿に落とした。
「…なにコレ、尋問?」
リツコは苦笑する。
「別にそこまでのものじゃないわよ」
「ふーん、まぁいいけど」
「最後の質問いいかしら?」
リツコは再びミサトを見た。
「どーぞどーぞ」
「記録媒体は、一回ずつ新しい物を使用している、何てことは流石にしていないわよね」
つまり、ある一つの外部メディアがあるとする。インターネットに接続しているPCから、それにデータを記録する。
そしてそのデータを、インターネットに接続していないPCへと移す。
リツコが聞いているのは、その外部メディアをその後再び使うことがあるかどうか、ということだ。
「そりゃーね。一回使うたびにいちいち新しいのなんか使わないでしょ」
確かにFDやCD、USBメモリなどを、一回使用しただけで捨てるということはしないだろう。
「そうよね、ありがとう」
「…もしかして、ウィルスでも見つかったの?」
ミサトは心配そうだ。外部メディアを経由しての悪意的コンテンツの感染というのは、よく聞く話だからだ。
しかしこれはかなり前から言われていることなので、それに対しての対策もしっかりとられているはずだった。
外部メディアを自動実行しないように設定するだけでも、対策としてはかなり有効。実際ミサトもそうしている。
「だいたい仕事用なんだから、変なサイトなんて見るわけないし、怪しいメールも開かないし…」
リツコは腕を組むと、椅子に深くもたれかかった。
「いろいろと調べてみて、一つの仮説を立てたわ」
「何々?」
ミサトはリツコの顔を覗き込む。
「独自にトラッキングする能力を有するウィルス」
「…はい?」
いきなりそういわれても、ミサトは理解できない。
「何ですって?」
「だから、独自にトラッキングする能力を有するウィルス、よ」
やはりコンピュータウィルスが見つかったのだろうか。
「話し長くなるかもしれないから、座ったら?」
「そもそもクラッキングはわかるわよね?」
「そりゃあね。簡単に言えば、悪意のあるハッキングでしょ?」
「…まぁ、かなり乱暴な表現のような気もするけど、意味が分かっていないわけではないわね」
「ハッキングが、エンジニアリングを広範に意味する言葉、ってことは知ってるわよ」
リツコは頷いた。
「その通りよ。不正にアクセスしたりするのは、クラッキングと呼ぶのが正しくて
ハードやソフトを調べたりするのがハッキング。コンピュータ用語に疎い人で、勘違いしている人は多いわね」
マスコミでも、不正アクセスをハッキングと表現する場合は多い。
クラッカー自身、自らをハッカーと称したこともあってか、ハッキングとクラッキングを同一視する風潮は現在もある。
本来のハッカーとは、尊敬こそされるべき者と言ってもよく、犯罪者などではないのだ。
(注:物語冒頭で、クラッキングをハッキングと表現しているのは誤用であり…
その、うっかりミスです(´Д⊂ 推敲が足りませんでした(´・ω・) このことについて、深くお詫び申し上げます)
「↑は放っておいて、話しを続けるわね?」
「はいはい」
「はい、は一回でよろしい」
「…はい」
「で、ハッキングはもちろん、クラッキングは高い技術レベルを要することよ。
例えばあるネットワークを通して、あるコンピュータにアクセスしょうとする、とします。
そこでセキュリティーに引っ掛かったらどうする?」
ミサトは即答した。
「あきらめる」
「…ふざけてるの?」
方眉がピクピクしているリツコ。
「…冗談よ。とりあえずセキュリティーの突破を試みるわ」
久しぶりにパソコンのメンテナンスしてたら、20分ほどでウィルス/スパイが1400個見つかりました
(゚д゚)
「そりゃそうでしょうね。で、その後また別のセキュリティーに引っ掛かったら?」
「だから突破を試みるっつーの」
そう言いながらミサトは立ち上がると、部屋の隅の、コーヒーメーカーの乗った台へと向かった。
「カップ、借りていい?」
「適当に好きなの選んで」
ミサトは一つのカップを手に取り、コーヒーを注いだ。
「で、それがどうかしかの?」
椅子に戻りコーヒーを一口啜ったミサトは、リツコに話の先を促した。
「違うプログラミングされているものだったら、当然同じ方法で突破なんてできないでしょうね」
「当たり前じゃん。同じ方法でプロテクト解除できたら意味ないでしょ。
同じ鍵で開くドアがいくつもあったとして、さあ安心、なんてこたぁないわよ。全部同じキーで開いちゃうんだから」
「そうね。一つ一つのドアに別々の鍵をつければ、一つの合鍵で全部開けられるなんてことはないわね。
マギのプロテクトもそうなっているの。簡単にクラッキングなんてさせないように」
ミサトは頷く。
「まぁ、じゃないと困るわよ。で、それを突破するには、相当の技術レベルがいるのよね」
その時その時で、どうやって突破するか考えるわけだが、そのためにはある程度のハッキングも必要になる。
各部分を細かく調べることが必要になるためだ。そして得た情報に基づいてクラッキングしたりする。
「…独自にクラッキングするって、ウィルスそのものに、その判断ができる能力があるってこと?」
リツコが言いたいのは、どうやらそういうことらしい。
「そんなことありえるの? あくまでもウィルスはプログラムでしょ? プログラミングされたことしかできないでしょ、普通」
「ある程度は自分でコンピュータを使い、プラグラムを組み直すことはしているんじゃないかしら」
目を丸くするミサト。
「感染したコンピュータを自分で勝手に使って? んな馬鹿な…」
「結果セキュリティーを突破できなかったにしても、そのときのデータをクラッカーに持ち帰り
クラッカーはそれを元に新たにウィルスを製作、またクラッキングして感染させる。…これを繰り返しているんだと思うわ」
「それがマジなら本気でヤバイわよ」
職人さん乙です。
年末年始忙しいよー
一月一日出勤が決まっちゃったよー
一ヶ月半ほど投下が停滞するかもしれません…
527 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/12/17(水) 22:30:13 ID:eW03WmLQ
野明の誕生日age
エヴァと攻殻は観たことあるが、パトは観たことない
ゆうきまさみは モヤシに夢を与えるが それだけ。
人物がみんな小物で、言うことだけカッコイイ。
着ている私服はみんな昔の秋葉原ファッション=没感性で画一的な主張、見ている人は不快感。
女が女らしくない。男もやっぱり男らしくない。つまり何の色気もない。人間モドキ。
キャンキャン掛け合いして、仕事にも緊張が無い。迫力がない。説得力がない。
レイバーは非常に格好いいが。バイファムのシルエットでボトムズのサイズ。つまりパクリ。
そういう意味では、とても自分に正直な漫画家だな。
サンデーwwwwww
↑エヴァにもかなり当てはまる(微妙に違うけど)ような気がするんだが…?
>>526 次の投下まで地道に保守しときますんでご安心を。
クリスマスといえば「イヴの戦慄」「イヴの罠」「史上最大の決戦」
パトは冬の話多いな。特に雪の印象が強い。
そこがエヴァと対照的だ。
パトはあんまり夏らしい演出ないな。登場人物はあんまり暑そうにしないし。
せいぜい「沿岸警備命令」の海水浴と「ダンジョン再び」のそうめんぐらいかな?
劇場版1は?
>>534 確かにそれもあったな。
いずれにしてもパトレイバーは寒い話の方が多い。
東日本出身のヘッドギアと西日本出身のガイナックスの違いかな?
野明「太田さん、心を開かなきゃ、イングラムは動かないよ。」
太田「心を閉ざしてるってえのか?このおれが!?」
野明「そう。パトちゃんには心がある。」
太田「あのレイバーに?」
野明「わかってるはずだよ。」
太田「泉!貴様が一号機をアルフォンスと勝手に呼んで溺愛するのは勝手だが、あれは警視庁から支給された官給品なんだぞ。過度な思い入れは大概にしろ」
後藤「公務員だぞ、地方公務員。お前達が乗車しているのは汎用人型決戦兵器か?人造人間か?
内向的な少年や無口なクローン少女が主人公のロボットアニメじゃないんだよ。わかっとるのか?本当に…」
野明「碇シンジ、碇ゲンドウネルフ司令、碇…、えーっ、じゃあシンジ君、ネルフの司令の息子?」
シンジ「…(無言でうなづく)」
野明「なんで?なんで国連直属の特務機関司令の息子がエヴァ初号機パイロットなの?」
シンジ「父さんにはめられたんです」
539 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/01/15(木) 23:27:39 ID:5rP+HHUb
コミック版で野明と熊耳が同居した話を読んでエヴァを連想してしまった。
もしシンジとおたけさんが同居してもあんまり会話できないんだろうな。
ゆうきはねぇ・・・
成熟した人登場させてるつもりでも、なんか逃げてるよなぁ
どらえもんとかわらねーじゃん
遊馬「戦闘は可能な限り避けろって言っただろ!?」
アスカ「避けたわよ……可能な限りね」
ぜってえあの二人は気が合わなそうw
後藤「……特務機関ネルフですか」
ゲンドウ「ええ」
後藤「住所も電話番号も書いてないんですねぇ?」
ゲンドウ「まあ色々と不都合がありまして……」
>>541 香貫花「パイロットに指揮を担当するものの命令を無視する権限はないはずだわ」
シンジ「もういいじゃないですか。勝ったんですから」
保守
エヴァを見てからパトレイバーを見てもう一度エヴァの第八話を見ると、松井刑事が空母に乗ってるような気がする。
エヴァとパトレイバーはセカンドインパクトで分岐したパラレルワールドみたいな感じがする。
エヴァは破滅の未来で
パトは希望の未来って感じ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【ドラえもん】 ガチャ子の祟り 【ガチャ子】
,__ | ガチャ子、迷わず成仏してくれ
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1233718002/ / ./\ \______________
/ ./( ・ ).\ o〇.. ヾ!;;l;::lilii|//"
/_____/ (´ー`) ,\ ∧∧ |;;l;;::|liii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;l;;::||iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾ.. |;;|;l;::i|ii|
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .(゙ ,,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
摩訶般若波羅密多心経
観自在菩薩。行深般若波羅密多。時照見五。
蘊皆空度。一切苦厄。舎利子色。
不異空空不異色色。即是空空。即是色。
受想行識。亦復如是。舎利子是。諸法空想。
不生不滅。不垢不浄。不増不減。是故空中。
無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。
無色声香味触法。無眼界乃至無意識界。
無無明亦。無無明盡。乃至無老。
死亦無老死盡。無苦集滅道。無智亦無得。
以無所得故。菩提薩タ依般若波羅密多。
故心無ケ礙。無ケ礙故。無有恐怖。遠離一切。
顛倒夢想。空竟涅槃。三世諸仏依般若波羅密多。
故得阿耨多羅三藐三菩提。
故知般若波羅密多。是大神呪。是大明呪。是無。
上呪。是無等等呪。能除一切苦真実不虚。
故説般若波羅密多。呪即説呪日。
羯諦羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提娑婆訶。
般若心経
昔はけっこうパトレイバー好きだった俺。
まあ、パトレイバーやってた1989〜90年は今で言うリアル系のロボットアニメが
他にロクに無かったからというのもあるが。
次はエヴァにはまるが、あの劇場版のおかげで一転してアンチに。
今まで謎とか真面目に考えてた自分に腹が立ったのと、客であるファンに
後足で砂をかけるようなアンノにむかついた。
「ふん、エヴァが何だよ。パト劇場版1・2のほうが深いしずっと完成度高いわい。
エヴァなんぞが深いとか言ってた奴、バカじゃね?」
自分もその一人に当てはまる皮肉から目をそらしつつ、そう思い続けた。
が、それも昔の話。
パト劇場版1・2がそんなに深いかと聞かれれば、今はそうでもないと思う。
身近な近未来の、しかも身近な東京を舞台にしたパトレイバーを
題材として上手く生かしたパニック映画(?)の佳作。
それ以上でも以下でもない。これが今の感想。
振り返るに、パトレイバーを持ち上げていたあの頃は、アニメと言うジャンル
がもっと世間に受け入れられて欲しいと言う願望があって、大人向けで
深い(と勝手に思っていた)パトレーバーを宣伝に利用していただけだったかも。
本当に好きな本物のパトレイバーファンには悪いことしたな。
パトもエヴァも、企画当初から痛さが漂ってたな。
アニメ作品って、単体で頑張っても、業界全体に与える効果はあまり無いモノで、
複数の企画会社、スポンサーが同時期に同じジャンルの作品を市場に投入することで、競争原理が働き、相乗効果で業界全体として盛り上がるというのが常。
リアル系(大人向け)ロボットアニメは、`81年のガンプラブームと、マクロス、ダグラムの放送年が被ったことで、二度と無い空前の盛り上がりを見せる。
だから、この3作品(ガンダム、マクロス、[ダグラム→ボトムズ])は30年経った今でも、シリーズとして続いている。
ガンダムはともかく、マクロス、ボトムズなんて、`81年のガンプラブームに最初の作品が被ってなきゃ、とっくの昔に歴史の闇に消えてる。
結局こういうのはスポンサーの数の問題。
80年代後半にタカラ等の玩具会社が大人向けロボットアニメのスポンサーからリタイアしたことで、市場競争による相乗効果の盛り上がりは消失。
これ以降に作られた、パトレイバーとエヴァに共通するのは、アニメ黄金期の再現を夢見た業界内の有志たちが、必死に作品を盛り上げようと大キャンペーンを張ったことだが、
それは市場競争による相乗効果とは無縁の、お手盛りの予定調和でしか無い。
だから有志が必死で盛り上げようとしたメディア内では大いに騒いだが、実際の市場効果は大したことが無いという矛盾した結果が生まれた。
そういうことは、わかってたんだよね、作ってる側も、見てる側も、過去の経験から。
だから一時の盛り上がりも、わずか数年先に待つ擬似ブームの終焉が見えて、すごく痛々しかったわけ。
今はこの作品しか無い!なんて評価された作品は、そもそもが大したことは無いんだよ。そこには競争原理も相乗効果も無いんだからさ。
両作品とも、業界全体で大キャンペーンを張ったから、アニメのこと実はよく知らない、みたいな人間にまで、名前だけは知られた。
多分、自称エヴァファンのほとんどは、その口。だから知名度と、実際の市場規模の差ってところまでは気が回らない。これだけ騒いでるんだから、売れてるだろ、程度の認識で。
知名度と実際の市場規模のギャップってのは、ホントのアニメファンなら、散々苦しめられた、大人向けアニメのジレンマなんだけどね。
>>554-555 一生懸命探してきてコピペしたのはいいが、元の文章が分析ミスまみれの駄文なんで
まけても15点。
ましてや自分で書いたなら5点がいいとこだね(笑)
>リアル系(大人向け)ロボットアニメは、`81年のガンプラブームと〜〜〜二度と無い空前の盛り上がりを見せる。
そもそも、この定義からして的外れ。
ガンダムがリアル系なのは百歩譲って認めてやるとして、間違っても大人向けではないだろ。
名前が出てる中で一番大人向けなのはパトレイバー。ガンダムは下位争い。
>ガンダムはともかく、マクロス、ボトムズなんて、`81年のガンプラブームに最初の作品が被ってなきゃ、
>とっくの昔に歴史の闇に消えてる。
全然違うだろ。本当に当時を知ってるか?
ガンプラブーム半分終わらせたのがマクロス。イマイ、アリイが出したマクロスのプラモが大人気で、
模型店じゃアレだけ人気絶大だったガンプラの売り場が見る見る縮小。
真っ青になったバンダイが作らせたのがZってわけ。
>パトレイバーとエヴァに共通するのは、アニメ黄金期の再現を夢見た業界内の有志たちが、
>必死に作品を盛り上げようと大キャンペーンを張ったことだが
これも完全に事実と逆だな。
エヴァの場合、業界が必死に盛り上げようと大キャンペーンどころか、はじめはロクに
相手にされていなかった。玩具向けじゃなかったからな。
それが放送終了後話題が盛り上がると、バンダイが寄ってきてプラモ化が実現、
後は知っての通り。
エヴァの場合は業界が必死に盛り上げようとしたんじゃなく、盛り上がりが自然と発生した
と言う方が近い。
だから、
業界が必死に作品を盛り上げようと大キャンペーンして、アニメのこと実はよく知らない、みたいな人間にまで、
名前だけは知られたっていう
>>554-555がいちばん当てはまるロボアニメっていうのは実はガンダムなんだな
皮肉にも
>>558 胸を張るのは健康にいいとは思う
でも、まず自分が大人か子供かを自問してればそんな長文打たずに済んだのではないかとも
思うな
当時の現場の状況を見て書いたって風な感じ、嘘でしょ。
野明「この次も、サービスサービスゥ!」
ミサト「ターゲット・ロック・オン」
野明にサービスしてもらいたい。
サンデーの漫画家がチャンピオンとマガジンに振り分けられても頑張るんなら、
俺はサンデー潰れてもいいと思う
原宿駅の前で山手線乗客相手にしてる看板みるにつけ、そう思う
そうじゃなくても、サンデー潰れたほうがいいと思う
HOS
リアル系スーパー系で言うなら、パトレイバーってリアル系に分類して間違いないか?
いいんじゃないの?
職人の復帰はまだかね?
「で、その危ないのを送り込んできているのは、どこのどいつなの?」
リツコは首を横に振った。
「わからないわ。直接クラッカーがクラッキングしているわけではないもの」
その言葉にはミサトにも心当たりがある。
「そういやIPアドレスが…」
「そう、それよ」
マギへとクラッキングしていたのは、ミサトらネルフ職員のPCからだった。
「ウィルス自体にクラッキングの能力がある、って言ってたわよね?」
「ウィルスそのものが、感染したPCを使用してクラッキングしているんだと思うわ。
とりあえず感染経路を調べてはみたんだけど…」
「何か分かったの?」
ミサトの問いに、リツコはため息混じりに答える。
「残念ながら特定には至らなかったわ。全部別々の所から感染したみたいね」
「へぇ、まったくの全部?」
ミサトは聞き返す。
「そう。まったく関連性のない、まったく別々の所からの感染」
それでは結局、どこから誰がということは分からない。
それにしてもそこまで広範囲に感染が広がっているとは。
「…やっぱり、トロイの木馬?」
リツコに聞くミサト。
「それ、知ってるから言ってみただけでしょ」
「……あはは、ま、まぁねぇ」
その返答に、リツコは呆れたような顔をした。
「まぁそれはともかくとして…」
リツコは仕切り直すと、話を続ける。
「ウィルスというよりは、ありとあらゆるマルウェアの機能を兼ね備えたものかもね」
「マルウェア?」
聞き覚えの無い単語に、ミサトは首をかしげた。
「悪意のあるソフトウェアを、まとめてそう呼ぶのよ。ウィルスやワーム、スパイウェア等のね」
「あれ、ワームってウィルスじゃないの?」
もうすでにミサトの認識している範囲では、理解することができない話しになってきている。
「狭義のウィルスには含まれないのよ。まぁでも同一視しても問題はないんじゃないかしら?」
「なるほどね!」
よく分からないが、とりあえず頷いておくミサト。
「とりあえずウィルスでいいでしょ、今回のは」
「まぁそうね、詳細なことはまったくわかっていないんだし、適当でいいんじゃない?」
リツコにとっても、そこはこだわる必要はないと思っているのだろう。
「そもそもそれは最初はどこから、ってのは分かんないのよね?」
「さっき言った通り、何もね。最初は一人が、一箇所から複数にばら撒いていることは確かだろうけど…」
「まったく、どこの馬鹿が…」
「おそらくは最初から目的はマギだと思う。ただ、なぜそんな回り道をしているのかはわからないわ」
リツコは腕を組み、俯いて思考をめぐらす。
「PCには他に問題とかないの?」
ミサトが聞く。
「ウィルスに感染したってんなら、いろいろ影響があるんじゃないの?」
「そういえば私とマヤのPCで、インターネットに接続しているほうからバックドアが見つかったわ」
「あ、それ聞いたことがある」
ミサトは人差し指を立てた。
「使用者の権限とかパスワードとか関係なく、コンピュータを使ったりするやつでしょ?」
「あら、知っているのね、あなたでも?」
心底意外だというような顔で言うリツコに対し、ミサトは顔を引きつらせる。方眉がピクピク動いていた。
「な、なんかムカつくわ…」
「トロイの木馬の中でも、この機能を持ったものはとくに危険とされているわね」
そのリツコの言葉に、ミサトはうんうんと頷いた。
「な、なによ?」
「さっき私は、トロイの木馬かどうか聞いたわよね? つまり、それは正しかったわけだわ!」
ミサトは胸を張るが……
「多分あなたや、他の職員のPCからもかなり見つかると思うわ。調べたほうがいいわね」
リツコは無視して話しを続ける。
「ちょっとくらいツッコんでよ…結構恥ずかしいんだから」
「わかってて聞き流したのよ。だいだいトロイの木馬だと明言はしてないでしょ…」
その答えに不満そうな顔をするミサトだったが「まぁいいわ」とコーヒーを一口飲むと
椅子の背もたれに体を預け、仰け反るように背伸びをした。
「あー、でもなんか面倒な話ねぇー…」
天井を眺めながら呟くミサト。
「ええ、本当にね」
そう返すリツコに、ミサトはそういえばと体勢を直す。
「私とアンタとマヤちゃんと、他に誰のIPアドレスが出たのよ?」
そうミサトが言ったその時、誰かがドアを開けて中に入ってきた。
「彼とかね」
リツコはミサトの質問に対し、その人物をす。
「…げ」
振り返りその人物の顔を見たミサトは、そのような声をあげた。
「おいおい、なんだよそんな嫌そうな顔して」
そのミサトの反応に、加持は心外そうにしているが、それは表面上だけのようだ。
すぐに口元に笑みを浮かべると、そう言うなよとミサトに近づいてきた。
「なんでアンタがここにいんのよ」
ミサトは彼を鬱陶しげに見る。
「俺がネルフにいちゃ駄目なのか?」
「そういうこと言ってんじゃないわよ」
加持はミサトのすぐ隣までくると、ミサトの肩に手をかける。
「分かってるって、冗談。俺のPC返してもらいにきたんだよ」
「あっそ」
ミサトは加持の手を払い除け、不貞腐れるように顔を背けた。
そんな二人の様子に、リツコは微笑ましいといわんばかりにこう言う。
「相変わらず仲が良いわね」
「だろ?」
その言葉に加持はおどけて答えるが、ミサトは「フン」と鼻を鳴らし眉間にシワを寄せた。
「さっさと持ってってよ」
「ここはお前の部屋じゃないだろ…」
ミサトはぶっきら棒にそう言い、加持は心外そうに答える。
そんなやり取りも、リツコにはじゃれ合いのようなものだと分かっていた。
「まったくまいったよ。PC無いと仕事に差し支えてね」
加持はそう言うが
「アンタずっと出張でずっといなかったじゃん…」
ミサトは、何を言っているのだというようにそう言った。
リツコに預けているのはデスクトップ型で、ノートではない。
ネルフにいなければ、使うことができなかったはずの物だ。
「あれ、そうだっけ?」
そうも何も、本人に分かっていないわけがない。これはふざけているだけだ。
「バァーカ」
そんな加持にミサトは舌を出す。
「おいおい、そんなんじゃアスカと変わらないぞ?」
「うるさいわね」
「で、アンタどこ行ってきたのよ?」
ミサトは出張先を聞かされてはいなかったようだ。
「篠原にちょっと用があってね」
「シノハラ? 篠原重工?」
「うん、そう」
とくに隠すそぶりも見せず、加持はそう答えた。
「は? 何でまた篠原に?」
続く
すごく遅くなったお(´・ω・`)
シ、ノ、ハ、ラ!
わくわくしてきた
◆g9cCq7whdU、乙
続きが気になるけど
マイペースで良いさ
待ってました!投下乙です
HOS
575 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/03/17(火) 00:44:34 ID:UXfzVzFf
もしも榊班長がネルフの司令だったら
榊「シゲ、レイを起こせ」
シゲ「使えますかね?負傷してるんですよ」
榊「負傷だあ?誰がケガしていいと言った」
シゲ「いやしかし」
榊「てめえらに私生活はねえ。したがってケガも病気もねえ。お前行って起こしてこい」
シゲ「ムチャだ」
榊「何がムチャだ。おれのわけえころはなあ」
榊さんが女の子相手でも容赦しないなんてwww
むしろシンジが榊さんに男の道をたたき込まれそうw
>>578 第壱話
シンジ「じゃあ僕にこれを整備しろというの?無理だよそんなの…見たこともバラしたこともないのに、できるわけないよ!」
榊「誰がてめえの意見なんかきいた。このケージは己の技量を高める修練の場だ。ダラダラしてると芦ノ湖に叩っこむぞ」
シゲ「シンジちゃーん、何のためにここに来たの?ダメよ、逃げちゃ。おやっさんから、何よりも自分から!ほらほらさっさと作業服に着替えて」
第拾九話
榊「この落としめえはシゲ、てめえに任せたぞ」
シゲ「ハッ、碇シンジ。命令違反、エヴァの私的占有、稚拙な恫喝。
以上の罪によりネルフ局中法度vol.3に基づき2週間の便所掃除を命じる」
リツコ「人は神様を拾ったので喜んで手に入れようとした。だから罰が当たった。それが15年前。
でも今度は神様を自分たちで復活させようとしたの。それがアダム。」
遊馬「あの、それって確かにアダムからとれたんですか?」
野明「実験中にくっついたとか」
リツコ「私もドクター赤木よ。ぬかりはないわ。ちゃんと実験前にはクレゾール石けんで手を洗ったわよ!
しかし念のため私は追加実験を行った。
同時に日進月歩だった遺伝子工学の成果をフルに活用し、この細胞で地球上の生物の進化をトレースしようと考えたわ。
生物と呼べるものが誕生するまで数年を費やした。しかしそれは確実に進化しつつあった。
私は寝食を忘れてこの新たな生命の進化に拍車をかけた。
睡眠時間を切り詰め、好きだったシメサバ定食も慎み、婚期も逸しつつこの実験に没入したわ。
でも魂の入った入れ物はレイ、一人だけなの。あの子にしか魂は生まれなかったのよ。ガフの部屋は空っぽになっていたのよ。
ここに並ぶレイと同じ物には魂がない。ただの入れ物なの。だから壊すの。憎いから。」
野明「でも一人目はどうしたんですか?」
リツコ「実は…」
遊馬「怖くなって、捨てた?」
やべぇ、眼帯をしたリツコを想像して吹いたw
ゲンドウ「榊、おれと一緒に人類の新しい歴史を作らないか?」
榊「この大バカ野郎。技術屋ってのはもちっと地に足のついたことを考えるもんだ」
職人待ち
貞シンジが成長してたくましくなると遊馬になるのかな?
あの2人は結構気が合いそう。
2人とも立場的に似たところがあるからな。
父親との仲がギクシャクしてたり権力者の息子だったり。
プラグスーツ着た野明を見てみたい。
いや。あんまし気は合わないと思う>遊馬&シンジ
遊馬のほうはシンジと仲良くしようと親しく接するだろうけど、シンジのほうはちょっと遠慮しそう。
あと、立場が似てるとは言っても、父親への気持ちという点ではずいぶん違う気が。
シンジは自分が親父に愛されていると実感できてないが、遊馬は親父の悪口を言いながらも、
息子の自分を気にかけてくれている事を知っている。
まあ14歳と23歳じゃそのくらい違うだろう
第四話で繁華街をさまよっているいるシンジを通りかかった遊馬の指揮車が拾って二課で保護するなんて話が思い浮かんだ。
文章力ないんで書けないがな。
パトレイバーはなにげに普通な日本人で世界観が成立してるところがすごいな。
最近太田巡査でもまともに見えてきたもんw
>>589 特車二課って何だかんだですごく面倒見の良い人(他人を巻き込む天才)が多いから、
孤独感に押しつぶされそうなシンジにとっては次第に居心地よくなってきたりしてな。
上海亭の出前注文係とかビニールハウスの管理とかハゼ釣り要員とかいくらでも居場所があるしw
昔の日本的素朴な牧歌的なところがあるのかな
しかしそんな日本的世界にもムラ主義があるが、特車弐課は既にアウトロー集団だからそういうのすらもないと
>>592 ああ、なんかそんな気がするなw
ネルフが現代的な孤独な日本社会の縮図なら
特車二課は古い日本的組織なんだよな
どちらも弊害があるけど、どっちがいいかは人によるのかも
後藤さんとか榊さんとか、すごく父性的な性格の強い人たちと、
父親失格のゲンドウやらセカンドインパクト世代のミサトたちって対称的な存在だろうな
HOS
旧東京都湾岸に現れた全長9メートルの怪物…、廃棄物13号の再来かと浮き足立つ特車二課第二小隊の面々であったが、特務機関NERVの葛城三佐と名乗る女性が現れ、第二小隊の怪物撃滅行動を凍結する。
「あれは使徒です。使徒の殲滅は我々NERVと、人造人間エヴァンゲリオンに任せて頂きたい」
「貴女方のエヴァとやらじゃデカ過ぎるよ。レイバーサイズの敵にあんな機関銃で応戦して…東京を火の海にする気なのか?」
「…ここはもう、東京ではありません」
「それでも、ここで生活する人々は、まだ、いる。それが一人でもいる以上、俺達には戦う義務がある」
後藤は寂しげに笑い、水虫薬を塗った足に息を吹き掛けた。
一方、野明はチルドレンと呼ばれるエヴァンゲリオンの専属パイロットたちと出会っていた。
「あんな子どもがパイロットだなんて…そんなのバドと同じじゃあないか…!あんな子どもを戦わせるのが…いい大人のやることなの!?」
というのが思い浮かんだ
いいぞ、もっとやれ
>>595 小説で読みたい。書けるならぜひ書いてみてくれ。
>>595だが
>>597 詳しいストーリー全然考えてないよ。完全な思い付き。しかもSSなんて書いたことないorz
もしオチまで思い付いていい物ができそうなら投下したいとは思うんだけどね、期待はしないで^^;
Airのネルフ対陸自でヘルダイバー等大量発生
>>599 不破さんにはその作戦に参加して欲しくないな・・・
>>600 実は不破さんはアスカの義母だったりする。
脇役まで考えると意外に両方出てる声優多いな。
桜山桃子とブチヤマ先輩と松井刑事と・・・あと誰か居たっけ?
>>602 子安や石田も整備員役で出てる。
一回きりのキャラだと関俊彦も。
スレチっぽいが、進士さんがアカギにヤクザ役で出てた時は思わず吹いた
進士さんならファントムっつーゲームで泣く子も黙るギャングスターの役やってるけどなw
・・・ここ数日のレス見てると、書き込んでいるのが俺を含めて2人しかいない気がしてきた。
野明とミサトの酒豪2人が同居したら毎日酒盛りで臭うだろうな。
野明は一応料理できるから食事の心配はなさそうだが。
最後のシ者×黒い三連星で話つくれないかな?
シンジとカヲルが大浴場で入浴中にパターン青。
たまたま風呂を借りに来た第2小隊に協力を要請というふうに妄想した。
書いてみればいいと思うよ
あの話は桶だか黒い●だかが飛び交ってるシーンにワロタ
レイ「ナマムギナマゴメナマタマゴ」
アスカ「隣の客はよく柿食う客だ」
レイ「蛙ぴょこぴょこみぴょこぴょこ(ry」
アスカ「奈良の生ダラ(ry」
シンジ「僕、実はイシガキオニヒトデだったんです」
ミサト「そう、シンちゃんやっぱりイシガキオニヒトデだったの。さぞかし苦労したんでしょうね。」
このスレに投下しようと思って書きためてた小説のデータ、誤って全部消してしまった・・・
>>612 それは残念。
もし人力でも復元できたらウpして。
どんなプロットだったの?
>>613 元にしたエピソードはTV版パト第5話の『暴走レイバーX10』。
もしも、ネルフに警備用レイバーが配備されたら・・・というお話です。
3分の2くらいは出来上がっていたのに・・・
>>614 あの話ならおもしろく仕上がりそうだったな。
東名を御殿場まで走って待機ってのも使えるし。
最後はもちろんネルフマークつきのレイバーを「破壊しろとまでは言われてない」って帰っちゃうんだろw?
期待
まさかレイとアスカでVSリターンズのみじん切り対決みたいなこと破でやるとは。
>>615 612です。記憶を頼りにもう一度書いてみます。
が、いつ完成するかは定かではない・・・です
>>618 乙。書けたら少しずつでもいいから投下してよ。
破の公開でスレがよく立つから短い間でもスレ落ちしやすくなるから。
楽しみにしてるよ。
620 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/04(土) 21:30:17 ID:6RZdOAO6
期待
このスレ、どのくらいの間隔で保守すれば安心なんだろうか?
人大杉だった。けど見れた。でも、書き込み進んでなかった。まいいや。
バドはビーストモードでも余裕
624 :
612:2009/07/08(水) 23:54:14 ID:???
[ アヴァンタイトル&予告 ]
・・・レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である。
セカンドインパクト後の都市復興を契機として建設・土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増。
警視庁は特科車輌2課・パトロールレイバー中隊を新設してこれに対抗した。
通称『パトレイバー』の誕生である。
【 NEONGENESIS PATLABOR Re+ 】
後藤「とゆー事でお出掛けしましょ」
野明「隊長、何故どこへお出掛けするのか分かりません」
後藤「ごめんね、私もあんまり詳しい事は聞かされておらんのだけども、
第3新東京市で戦自の試作レイバーが暴走したんでその尻拭いに行かされる訳、極秘扱いで」
野明「うわ、大変そう」
後藤「そ、たーいへん」
次回、『暴走レイバー大捜査線』
ターゲット、ロックオン!
2015年にはイングラムどころじゃねーんだろーなー
エヴァ的な話
篠原重工八王子工場。
篠原重工常務であり、八王子工場長である実山剛の隣に、一見場違いに見える金髪の女が立っていた。
「バビロンプロジェクトへ向けての生産が一段落して、今は輸出が主力になってます。
ここのラインも稼動率を20パーセントアップしたばかりでしてね」
「壮観ですわね」
リツコは生産ラインを流れていくレイバーを見ながら答えた。
「いや、実際毎日こうして見ていても本当夢のようです。
もとは社長と進駐軍にトラックの部品を納める、町工場からですからね」
実山は感慨深げにそう漏らした。
「素晴らしい躍進だと思います」
リツコの言うとおり、篠原の進出、発展は目覚しいものがある。
「……それにしても」
この流れからは若干唐突になるのだが、素直に疑問を感じていた実山は
そう言うと、流れ行くレイバーの列を眺めるリツコを見た。リツコも顔を上げ実山を見る。
「何でしょう?」
「いえ、ね。ネルフからの視察といっても、わざわざあの赤木博士が来るとは思ってなかったもので」
リツコは苦笑する。
「あら、いけませんでしたか?」
「いやいや、そういうわけではなく…」
親子ほども歳が離れている相手に、こう機嫌を伺うような態度をとる実山に
リツコはネルフという名の大きな力と、それを自分が振るっているような感覚に
再び苦笑を浮してしまう。
(偉くなったものね…)
自分自身に対する皮肉を、心の中で呟いた。実際、偉そうにしているように見えるのだろうか。
そんなつもりはなかったのだが。
「えーと、赤木博士…?」
そんな事をリツコが考えているとは知らない実山は、不思議そうな顔をした。
リツコの立ち振る舞いは、今のところ落ち着いており、偉そう、という感じはしない。
それに彼からすると、この若さで今の地位にあるリツコは、純粋に凄い人だという思いしかないし
技術屋として尊敬すらしているだろう。確かに、心のどこにも嫉妬のような感情がない、とは言い切れないが。
さらに、ネルフを相手に何のプレッシャーも感じてはいない、と言い切れないことも事実として存在していた。
「どうかなさいましたか?」
「いえ、なんでもありません」
実山の問いに、リツコは表情を戻した。
「そうですか?」
深く詮索するのはかえって失礼だろうと、実山は話を続ける。
「別に来て欲しくなかったとか、そういう話ではないんですよ。
もし気分を悪くされたのなら申し訳ないのですが…。単純に、お忙しい方だろうと思っていたので」
リツコは一瞬考えた。
何か別に目的があるようだが、それを表面に出すことはしていないので
その事に実山は気が付かなかったようだ。リツコの答えを待っている。
「篠原は今や世界を代表する企業です。単純に興味があったので、こうして自ら出向いたのです」
さすがにマニュアルどおりの答えすぎるかもしれないが、他に言いようもない。
当然、というように言ってしまえば、案外相手はすんなりと受け入るものだ。
「いやはや、ネルフのお偉いさんに言われると、ウチも偉くなったもんだと…調子に乗ってしまいそうですなぁ」
そう冗談交じりに答える実山。
「そう仰いますが、事実シェアはどんどん拡大されていってますね。純警察用レイバーも篠原製品で…」
リツコはそう話しかけたのだが、実山の向こうから、ここの従業員と思われる者が走り寄ってくるのが見え、言葉を止める。
「赤木さん?」
「え、いえ、何かあったようですが…」
「はい?」
実山はリツコに言われ目線の先に目をやると、丁度その時、その従業員が実山の下へとたどり着いたところだった。
「実山さん!」
「どうした慌てて、何かあったのか?」
「それが、表でマスコミがですね…」
「ちょっと、ちょっとでいいので、話を聞かせてはもらえませんか?」
「いや、そう言われましても…」
篠原重工八王子工場正門前で、なにやら桜山とここの従業員が揉めている。
桜山の後ろではその様子を見ながら、この悶着を止めようか止めまいかと迷っている六田がいた。
(う〜ん、もうちょっと見ていようか)
取り合えず今は見守るに留めるようだ。
「ここの、ここのNOSがですね…」
「いきなり来られても何も言えませんよ」
「だって、本社でも研究所でも取材に答えてくれないんです!」
「ここでも答えられませんってば! アポ取って来て下さい!」
「アポ取るって、取ろうとしてもどうせ取材拒否するんでしょ!」
「分かってるなら来ないでくださいよ!」
「とにかく何か答えろー!!」
だんだんヒートアップしていく桜山を見て、六田は思った。
(……これは流石に止めよう)
これ以上は黙って見ているわけにもいかない。
「ちょ…待…」
そう六田が止めに入ろうとしたその時、丁度ここの責任者である実山がこの場に到着した。
続く
少ない。
後、なんかいろいろとゴメン(´・ω・`)
632 :
612:2009/07/10(金) 19:42:59 ID:???
◆g9cCq7whdU氏が復帰されたみたいですね、嬉しいです。
複数人が投下するとスレが読み辛くなりそうなんで、待った方が良いですかね?
◆g9cCq7whdU氏乙です。地道に保守してきたかいがありました。
>>632 いやいや、複数投下してしてくれた方がスレに活気が出ていいよ。
612です。トリつけました。
少ないですが投下しますので、よろしくお願いします。
ただでさえ、月の出ていない夜だった。
空一面に厚い雲が広がり星の瞬きすら垣間見る事ができない‥‥‥‥
そんな闇夜の中、加持リョウジは道路脇に停めた車のボンネットに腰を下ろし煙草を燻らせながら、
使い込まれたBushnell製の暗視双眼鏡をじっと覗き込んでいた。
「‥‥そろそろ、かな?」
遠くの方で機械のかすかな作動音が重なり合い、湿り気を帯びた風に乗って耳に届く。
「なぁ、あんたは見ないのかい?」
加持が振り返り、車の助手席に座っていたもう1人の男へフロントウインドウ越しに声を掛けた。
「‥‥見てるさ」
歳は30前後といった所だろうか。男はその言葉とは裏腹に先程から室内灯を点けて厚みのある本を読み耽っていた。
LEDの鮮やかな白色光が男の掛けている眼鏡に反射してその表情は窺えない。
「やれやれ‥‥」
加持が苦笑しながら再び暗視双眼鏡に目をやろうとした、その時。
突如、加持達が居る場所からおおよそ1km離れた辺りで爆発音が轟くと共に火柱が上がった。
そして、断続的にではあるが砲音も聞こえてくる。
「始まったか」
仰いだ彼方に点滅する光はヘリの航空灯であろうか、タービン音が残響している。
「ここからだと少し標高が高い分、遮蔽物がないからしっかり見渡せるな。
ナイトビジョン持ってきて正解だったぜ」
加持の目の前では『訓練』ではない『戦闘』、まさにそのものが始まっていた。
「あれは‥‥90式か?おっ、あのレイバーは新習志野の空挺部隊だな。流石に動きがいい」
気が付くと、先程のスカウトヘリが加持達からかなり近い所を飛んでいる。
「‥‥長居はしない方が良さそうだな」
加持は携帯電話を懐から取り出すと何処かへ掛け始めた。
「加持です。状況確認しました。ええ、今からそちらへ向かいますんで宜しく」
話し終わるなり、運転席に乗り込むと暗視双眼鏡を後部座席に放り投げる。
「こんな夜更けに男同士でドライブなんて、趣味じゃないんだがなぁ‥‥
どうせならカワイイ女の子と一緒に山中湖辺りのペンションにでも‥‥」
聞こえよがしにぼやきながらエンジンを始動するが、助手席の男は何の反応も見せずに本を読み続けている。
「車、出すけど」
「‥‥ああ、分かった」
加持の言葉に答えた男はようやく本を閉じると、手を伸ばして室内灯を消した。
サイドウインドウの景色の向こうでは幾つものオレンジ色の閃光がフラッシュし砲撃音が一段と激しさを増している。
そして、いつしか立ち込めた夜霧の中、2人を乗せた車は東富士五湖道路を新御殿場方面へと走り去っていったのであった。
612氏も乙です。
眩いばかりの朝陽を背に、特車2課第2小隊の車列は東名高速道路を西へと向かっていた。
その中の1台‥‥イングラム1号機を搭載したレイバーキャリア、その助手席ではヘッドギアを膝の上で抱きかかえ、
1号機フォワードの泉野明が何やら小難しい顔をしている。
「う〜ん‥‥」
「やっぱり、泉さんも気になりますか?」
優しく穏やかな口調で問いかけたのは、その隣でハンドルを握る山崎ひろみだ。
いかつい顔の巨漢だが、第2小隊随一の繊細な心の持ち主である。
「よしっ」
野明は意を決したように無線レシーバーを手に取った。
「隊長、質問したい事が山ほどあるんですけどっ」
「‥‥だろうな。ただ東名高速に入って新御殿場I.Cに向かえとしか言ってないからな、まぁ当然だ」
車列の先頭を走るミニパトの運転席で、第2小隊長の後藤喜一が淡々と応える。
「これって緊急出動ですよね?どうして赤色灯とサイレンを使わないんです?」
1号指揮車担当の篠原遊馬が素朴な疑問を投げ掛ける。
「俺もそれが言いたい。士気を上げる為にも派手にやりましょうよ!派手に!」
2号機フォワードである太田功までも無線に割って入ってきた。
「太田巡査、仕事を何だと思っているの?
それはともかくとして隊長、今回の出動が極秘行動だという事は充分理解できますが、
任務を適切かつ迅速に遂行する為には私達にも状況を説明して頂いた方が宜しいのでは‥‥?」
「熊耳の言う通りだ。だが、今回ばかりは俺もお前達と同じ立場に置かれててねぇ」
「‥‥同じ立場?」
隊員全員が後藤の言葉に耳を傾ける。
「東名・新御殿場I.Cを降りて国道138号線に入った所で待機せよ。次の指示を待て。
‥‥俺が聞かされているのはこれだけなんだわ」
「ふ〜ん。でも、私達が出動するって事はレイバーが関係しているんですよね?」
「おそらくはね。そのうち分かるわよ」
野明の言葉に2号指揮車担当の熊耳武緒が応じる。
「さ、そろそろ目的地だよ。お仕事、お仕事」
後藤はフロントウインドウ越しに【新御殿場 第3新東京市 2km】という緑色の道路案内板を見遣ると、
気を削ぐような口調で隊員達に告げるのであった。
現場から遠のくと、楽観主義が現実に取って代わる。
そして最終意思決定の場において、しばしば現実なる者は存在しない。
戦争に負けているときは、特にその傾向が強い。
>>638 乙。今回は原作の香貫花じゃなくて熊耳が出てくるんだね。
>>640 どちらを出そうか迷った末、おタケさんに出演してもらう事にしました。
あと、エヴァの世界では自衛隊の統轄省庁が国防省となっていますが、
本作品ではパトレイバーに準拠して防衛省とします。
まぁ、パト放映してた時代はまだ防衛「庁」でしたけどw
FF書くの初めてなんでツッコミどころ満載かと思いますがご容赦下さい。
―第3新東京市立第壱中学校
「ふぁ〜あ‥‥おはよーさん」
まだ幾分静かな朝の教室に欠伸混じりで入ってきたのは年中ジャージ姿の鈴原トウジだ。
「おはよー、トウジ」
教室の後方の席で雑誌を広げていた眼鏡の少年、相田ケンスケが顔を上げる。
「おっ、何を読んどるんや?」
「ああ、これかい?」
ケンスケは読んでいた雑誌の表紙をヒョイとトウジの方へ向けた。
「‥‥‥なになに『月刊レイバーマガジンX』やて?なんや、アイドルグラビアとちゃうんかいな」
トウジがいささかガッカリした表情を見せる。
「アハハ、そりゃ悪かったね」
「そんなん読んで面白いんかぁ?」
「もちろんさ、特に今月号は軍用レイバー特集だからね。見てくれよ、これ。
篠原重工の最新型なんだけどカッコいいだろ?」
「ほ〜、どないや?見せてみ」
「通称ヘルダイバー、全高7.98m・装備重量6.81t、40mm速射機関砲・コンバットナイフ等の
オプション装備を自在に扱う器用さと抜群の運動性能を誇り、見る者に与える心理的影響までも
考慮されて設計された強襲空挺用レイバーさ。スケールじゃエヴァと比べ物にならないけど、
こういうのも一度操縦してみたいよなぁ」
「‥‥はぁ、さっすが生粋のミリタリーマニアやなぁ。あきれる通り越して感心するでまったく」
腕組みしながら苦笑いを浮かべるトウジ。
―と、その時。
「ちょっと、あなた達!!」
2人が振り向くと、そこには怒りのオーラを漂わせながら仁王立ちしている、クラスメイトの洞木ヒカリの姿が。
「なんや、イインチョやないか」
「2人とも今朝は掃除当番のはずでしょ!」
顔を見合わせるトウジとケンスケ。
「‥‥あ〜、そぉやったっけ?」
「もぉ!いい加減なんだから!」
ヒカリの声が一段と大きくなる。
「まぁまぁ、そう怒んなや」
「誰のせいだと思ってんのよ!だいたい鈴原はいつも‥‥」
トウジとヒカリが言い合っている隙を見て、ケンスケはいつの間にやら姿を消していた。
「‥‥あーあ、またやってるよ。トウジと委員長」
「ほっときなさいよ、いつもの夫婦漫才じゃないの」
丁度、登校して来たばかりで教室の入り口からトウジ達の微笑ましい?様子を眺めていたのは、
碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーの2人。
「ふふん、君達2人といい勝負だよね〜」
いきなり、ケンスケがシンジ達の傍にヒョコっと姿を現わす。
「ぬぁんですって!なんでこの私がバカシンジなんかと一緒にされる訳ぇ!?」
「おっと、焼却炉へゴミ出しに行かなきゃ、じゃねっ」
アスカの顔色が変わるや否や一目散に駆け出すケンスケ。
「ちょっと待ちなさいよ!!」
「はぁ‥‥みんな朝から騒々しいんだからなぁ‥‥‥‥」
1人、大きなため息をつくシンジであった。
644 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/18(土) 11:20:48 ID:fm7Y7pVs
保守
645 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/18(土) 11:39:48 ID:d+iYC04H
1作目の自殺した黒幕とか2作目のメガネとかああいうひねくれたキャラが押井らしくて好きだ
646 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/21(火) 02:29:53 ID:IVJq8ozL
647 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/07/21(火) 03:38:47 ID:1LsSBm/C
食中毒の話がギザ好きス
ゆうき版が一番好きな俺はこの板では異端
パトレイバーもいいが俺は最低野郎だからボトムズ派だ
新御殿場I.Cの料金所ブースを抜けてすぐ、国道138号線に面した交差点は既に物々しい雰囲気に包まれていた。
静岡県警のパトカー・機動隊の装甲車輌など数台が集まっており、警官達が第3新東京市方面への道路をバリケードで封鎖、
流入しようとする一般車輌を慌ただしく他方面へと誘導している。
「極秘任務のはず‥‥だったよなぁ」
交差点に近づくミニパトの中で後藤が呟く。
そして、ゆっくりと交差点の手前に差し掛かると現場責任者らしき中年の制服警官が駆け寄って来た。
それを見た後藤も車を停め、スイングドアを開けて外に出る。他の第2小隊の面々も車から降りて集まってきたようだ。
「どうも、遠いところご苦労様です。新御殿場署の神山です」
「ども、警視庁特車2課の後藤です。‥‥早速ですが、この封鎖の理由は何です?」
「それが、我々にもさっぱりなんですわ。本部からは『とにかく国道138号線を封鎖せよ』との指示があっただけでして」
「そりゃまた妙な話ですなぁ。ちなみに今回の封鎖区間は?」
神山が脇に抱えていた大判の広域地図をミニパトのボンネットの上に広げる。
「現在封鎖中の道路は今我々が居る国道138号線の新御殿場I.C前〜第3新東京市、
同じく138号線の須走南〜山中湖の区間。併せて東富士五湖道路も全面通行止となっています」
「‥‥これは、かなり大規模な交通規制ですね」
後藤の隣に居た熊耳が率直な感想を口にする。
「ふむ‥‥おや?ちょっと失礼します」
ズボンのポケットからごそごそと携帯電話を取り出す後藤。何処からか着信が有った様だ。
「はい、後藤です‥‥あぁ、しのぶさん?元気?どう、何か分かった?」
電話の相手は特車2課第1小隊長の南雲しのぶだった。
本来非番中だったはずの第1小隊は、夜も明けぬ内に出動した第2小隊に代わり埋立地に緊急招集され、
既に待機任務に移行していたのであった。
「色々探りを入れてみたけれど全然。よほど本庁の上の方で情報統制が敷かれているみたいね。
ただ、民間の道路交通情報では国道138号・籠坂峠付近及び乙女峠付近で路面に亀裂が見つかったって言ってるわ。
これって情報元はどこなのかしら?」
「ふーん、籠坂峠と乙女峠で路面に亀裂ねぇ‥‥」
「イングラムに道路工事でもやらせるつもりですかね?」
後ろで会話を聞いていた遊馬が冗談めかす。
「それと、山梨・神奈川の両県警にも警視庁から警備部長名で出動要請がなされたみたい」
「本庁から!?‥‥静岡県警じゃなくて?」
「ええ、どういう経緯か分からないけど」
後藤は南雲の話に相槌を打ちながら広域地図を暫し見つめていたが、ふとその動きが止まった。
「‥‥もしもし?ちょっと後藤さん、聞いてるの?」
「‥‥‥ん?‥‥あぁ、ゴメン。ちょっと考え事してた」
「もう‥‥ただでさえ後藤さんの小隊は見ていて危なっかしいんだから。足元すくわれないように気を付けなさいよ」
「いやはや、相変わらず手厳しいねぇ。‥‥まぁ、いいや。また何か情報掴んだら教えてよ」
「あんまり期待しないで待ってて」
「んじゃ、このお礼はいずれ精神的に」
「いりませんから」
にべもなく電話を切る南雲。
‥‥後藤は捨てられた子犬の様な顔を見せて肩を落とし、大きなため息をついた。
乙。チルドレンはどういうふうに話に絡んでくるんだろう?
保守
>>581 まさかアスカが眼帯をつけることになるとは。
ズバリ、マッド(ry
「シメサバ定食、ご飯大盛で」
656 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/03(月) 12:09:22 ID:ERwlKaNQ
保守
スパロボにはパトいないの?
やった事ないから知らないが
>>658 スパロボシリーズは歴史も古くてかなり色んなシリーズが出てきて
もはやマンネリでロボットアニメなら何でも参戦ありって状況だよな
にも関わらず、未だにパトレイバーは参戦してないんだよな?
やった事ないけど、ようつべか何かのスパロボ動画でイングラム見た気がする。
ゆうきまさみはちゃんと新劇場版見てるんだな。
ゆうき先生の漫画版エヴァが読んでみたい。
ゲンドウが後藤隊長みたいになりそう
ゲンドウ「ま、頑張ってちょうだい」
絶対言わねぇw
ゆうきまさみの破の感想が何かの雑誌に載ったらしいな
>>662 成原博士じゃない?
レイはあ〜るみたいな性格になる。
R=Reiかwww
逆に庵野がパトを監督したらどんな作品になったんだろう?
特撮ネタをふんだんに使うのはわかりきってるけど。
新OVAの『星から来た女』みたいになるのかね?
リツコがシゲさんみたいに
「トイレットペーパーは一日一人十五センチまでだぁーっ!」
ってメガホンで叫んでる姿が思い浮かんだw
>>665 ゲンドウ「フハハハハ!人類補完計画の基礎はまず箱根から!!」
レイ「やぁ、お父さんじゃありませんか」
ゲンドウ「私は・・・断じてお父さんなどではない!一個人、碇ゲンドウだ」
レイ「ちがうよ。碇ゲンドウじゃないよ」
アスカ「なんですって!?」
レイ「お父さんだよ」
シンジ「・・・こ、この間の抜けたやり取り・・・何とかならないの?」
ゲンドウ「ムムムムム・・・私をお父さんと呼ぶ・・・・お前は誰だ!?」
レイ「いやだなぁ、お父さんがお造りになったRei28号じゃないですか」
ゲンドウ「おーおーおーおー、そういう事もあったかも知れん。なんせクローンを沢山培養し過ぎて、多分3人目だか28人目だか途中でどうでも良くなってしまったからな」
ヽ、レ'´ ̄ ̄ ̄`丶
/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:`ヽ
_/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`¬
{::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`¬/.::.::.:.:.:.:.:.:{_
j::.::.::.::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ヘ }::.::.::.:.:::::::::::::}
〈::.::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::./`ヽ/"ヽ::.::::::::::〈
ゞ:::::::::::::{::::{:: !::.::.|::{::ト、{ }::::::::::::: }
ミ::::/`ヽ:: !-{,xニl_土‐ 、,xニ_二l::::::::: ハノ
`レ{ r'} \{八_ノ_` }ァニ{_ノ_`ハ}/}/
ム.__. ゝ'_ ' .ノ { t.'__'/ノ
_.. イ/ 、 、 ̄ ,\`く.√i
_| { ヽ  ̄ ̄/^ヽ. \{ 新劇でもEVAに乗れそうにないでヤンス…
_ノ | ヽ >-イ´─- ハ\
, ' ´ | \ { _| j -‐ } ヽ
/ | ヽ,ィ 7 ` '´ j { 、__,. / ',
/  ̄`ヽ | } 〈‐-‐…' >‐{ ,' 、 イングラムになら小生でも乗れるでヤンスか?
>>671 レイバーを操縦する為には特殊車両運転免許が必要です。
673 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/23(日) 23:52:24 ID:rSKRW0XY
保守
674 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/08/24(月) 00:07:47 ID:jXwg1yQ3
お目つけ役の冬月は課長かな。
リツコが南雲隊長にあたるのか。
それ顔で配役決めたろ
進士シンジ「だから市街地での銃の使用は極力・・・」
太田アスカ「あんたバカぁ?そんなもん臨機応変よ!現場の判断よ!」
保守
保守
エヴァ板良スレ保守党
保守
HOS
ネルフ本部職員は近所に一件しかないラーメン屋で昼飯を頼むしかないんだな
むしろ、ネルフ職員食堂のシェフがサキミヤハヤオ氏。
職人マダ〜?
>>662 これならシンジくんも暗い少年にならずにすんだよな…
少ないけど、多分2〜3日中には投下できそう。
688 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/17(土) 11:29:10 ID:MqXKA6gG
待ってます
689 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/17(土) 22:49:51 ID:N+bnokp7
昔の なんたらマンガ祭りの「マジンガーZvsゲッターロボ」
みたいに「エヴァ vs パトレイバー 」とかシャレでやってくれると
面白そう 制作会社が全然違うから無理だとはわかっているが
押井と庵野のW監督で
あ、時代もぜんぜん違うか
庵野と押井は仲いいの?
樋口はどちらとも仲いいよな
星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高星から来た女は最高
>>630の続き
「あ、実山さん…」
「一体何の騒ぎだ」
「ええと…」
その実山の問いに従業員が答えようとしたのだが、すぐに桜山が割って入ってきた。
「ここの責任者の方ですか?」
桜山は手に持っていたICレコーダーを、実山に向ける。
(おお、本命登場か?)
責任者と思われる者が現れたので、六田は待ってましたといわんばかりにビデオカメラを構えた。
ビデオカメラといっても、民生用の小型の物だ。
さすがに業務用の肩乗せタイプは、このような、勝手にやっていると言っていいような取材には
持ち出すことができなかったのだろう。もしかしたらこれは六田の私物なのかもしれない。
「…ええと、あなた方は?」
実山は、桜山と六田を交互に見ながら、困ったようにそう言った。
「私はTTVの桜山です」
「ああ、そう言えばテレビで見たことが…うっ」
口を開くたびに「ズイッ!」っとICレコーダーを近づける桜山に、実山は気後れしてしまう。
このかなり強引な取材方法に、やはりマスコミとは厄介なものだと、実山は溜息をついた。
「実は、篠原のNOSについての話を伺いたいのですが」
実山は困ったように従業員を見た。話が見えない。
「さっきからこの調子で…」
どうやら話が通じていない事を理解した桜山は、改めて質問した。
「NOSは本当に安全なのでしょうか?」
「はい?」
実山は首を傾げる。
「NOSですよ! 近頃頻繁に起こっている、誤作動が原因と思われるレイバーの事故、
それらの事故は全て、NOSを搭載しているレイバーが起こしています。
NOSに何か問題があるのではと思われても、当然の事じゃありませんか?」
そういわれても、実山には答えようが無い。
ここはレイバー本体、つまりハードを製造しているわけであって、
ソフトであるOSについては、実山は専門外だ。
常務という立場上、資料に目を通すことは勿論していはいるが、
細かいプログラミングついては、やはり理解は難しいと言わざるを得ない。
技術屋としては淋しいものだろうが……。
「NOSはうちが社運を賭けて送り出した切札ですよ。どの現場でも好評ですし、
現にNOSの登場で、HOS以上にバビロンプロジェクトの工期が短縮できたという評価も……」
だからといって、分からないとは流石に言えない。現に社運が賭かっている。
実山はこう答えたのだが、当然それで納得する桜山ではない。
「そんな事を聞いているのではありま……あ!」
反論しようとした桜山であったが、何かを見つけたのか、実山の後方を見ると声をあげた。
その様子につられて、実山も後ろを見る。
「えーと、これは中で待っていた方がよかったかしら?」
「あ、赤木さん……!」
そこにいたのはリツコであった。
(んー? どっかで見た顔だなぁ)
六田はカメラ越しにリツコを見ると、そう思った。
特徴的な金髪の技術者風の女性など、そうそういるものではないので、
人違いということは考えられない。六田は記憶を巡らす。
「技術者の方ですか? NOSの事で……」
そう言いながら、リツコにICレコーダーを向ける桜山であったが、
「いえ、私は篠原の者ではないので」
リツコは落ち着いた様子でそれを手で遮る。
(慣れているなぁ?)
その立ち振る舞いに、六田はそう思った。
「すみません、中で待っていてもらえますか?」
「ええ、そうさせてもらいます」
実山が申し訳なさそうにそう言うと、リツコは踵を返してさっさと行ってしまった。
その一連の行動に、桜山は「何だったのだろう?」と不思議そうにしている。
(……そうだ、確かネルフの人だったかな?)
その桜山の後ろでは、六田が記憶の断片を集め始めていたところだった。
(あの様子じゃ、マスコミ対応に慣れてないわね。ありがたい『時間稼ぎ』になったわ)
そう心の中で桜山達に感謝(勿論皮肉なのだが)しながら、リツコはコンピュータルームの
ロックナンバーを打ち込んでいた。何の問題も無く、すんなり入ることが出来るリツコ。
「まったく、加持君も大したものね」
どうやら加持から、ロックナンバーを教えられていたようだ。
「桜山と言ったかしら、最近の加持君のお気に入りの彼女」
リツコは含み笑いを浮かべる。
どうやら彼女等の動きも、加持の……というより特殊監査部の対象だったのだろうか。
もしかしたら日本政府の内務省調査部かもしれない。篠原重工は政府との癒着の疑惑もある。
その篠原重工を嗅ぎまわってる彼女らを、無視するわけにもいかないだろう。
「さて」
部屋を見渡すリツコ。
「……じゃあ、始めましょうか」
リツコはそう呟くと、メインと思われるコンピュータの前に立った。
「これね」
続く
うひゃあ、最後に投下したのって7月か。
あー、推敲不足かも。いつもの事? ですよねーw
うーん、加持どんな厨キャラだよ。元からそうですがw
というわけで、物語りもそろそろ深部へと迫ってきました。
697 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/19(月) 05:35:24 ID:KqrkcGDq
パトレイバーの方が数段上おもしろい。
698 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/10/19(月) 05:36:19 ID:KqrkcGDq
ファイブスターもね。サイレントメビウスもね。
>>696 職人さん投下乙です。
スレが落ちやすい時期に保守してきたかいがありました。
>>689 押井が監督したら第二小隊もチルドレンもほとんど空気な話になりそうだ。
HOS
今月のニュータイプでゆうきまさみが
「ヱヴァ破を4回観に行った。こんなに観たのは『千年女優』以来の"怪"挙だ」と言ってた。
「麻薬のような中毒性のある映画でサントラ聴くとまた観たくなっちゃう」だって。
やっぱり原作ゆうき、監督庵野のアニメが観たい。
庵野は鉄腕バーディーの大ファンらしいよ
17巻の帯で世界でも指折りのファンって言ってるからな
男性の描く少女漫画が琴線に触れるとモヨコが証言してるから、「じゃじゃ馬グルーミンUP!」も庵野好きそう
HOS
初号機頭部装甲の下敷きになって潰れるレイバーを想像して笑った
709 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2009/12/17(木) 06:44:51 ID:6NRNFHtB
野明の誕生日age
>>709 詳しいなおい…
俺はパトはマンガと劇場版アニメしか知らないけど
他の(テレビ版?OVA版?)も面白いですか?
>>710 初期OVAは少し個性的で劇場版1に近い。パロも含め特撮っぽい。
TV版と後期OVAは退屈な話もあればかなりアレな話もあってバラエティに富んでる。
設定とかがいい加減になってる反面レイバーのアクションがロボットアニメ的に派手になってたりする。良くも悪くも80〜90年代アニメの集大成な感じ。
劇場1作目は良かったが二作目は今一
何で漫画の中でも微妙な奴を二作目で使うかな‥
大晦日といえば後期OVAのグリフォンと対決する回で後藤隊長が直接名前を出さずに鼠園のことを表現してたのが笑った。
ひろみちゃんの中の人が亡くなった。
エヴァはみんな揃って新劇場版ができたけどパトは主要メンバーがもう3人もいないんだな。
3人?
内海さんと香貫花の中の人もお亡くなりになられたから3人だな
内海さんの事すっかり忘れてた
アニメ派だとシャフトの面々の印象が薄くて
HOS
テストです
テスト
テス
ニュータイプの300号記念の別冊付録で毎号の表紙が並んでたけど、意外と野明の表紙が多くて驚いた。6回ぐらい飾ってる。
新劇がなければ綾波といい勝負だ。
エヴァ板良スレ保守党
ついにTVとOVAもブルーレイ発売か。
往時の勢いが戻ってほしい。
若き日の後藤さん、とか
彼はなぜ「昼行灯」になったのか?そのきっかけとなったある「事件」、とか
見てみたいもんだが
同人とかでそうゆうのあるのかな
>>727 小説版で描かれてるらしいが絶版で入手困難
別の形で出してくれないかな
横手美智子の「ブラックジャック」ですな。
カミソリ後藤だった頃の話。どうも奥さんとの死別が色々と大きかった様子。
その辺の過去とかひっくるめた話なんですが、よくわからないまま終了する困った話。
パトもBD発売記念にお台場あたりで上映会やればいいのに。
同じ押井監督の「紅い眼鏡」もエヴァに影響を与えてるよね
…というフレーズが俺の頭に浮かんだので報告しておきます。
デタラメなので真に受けないでね。
押井繋がりで云えば、「世紀末」「聖書(キリスト教)」「少女」「天使」と、テーマ的に被るところのある、
「セラフィム 〜2億6661万3336の翼〜」って漫画の原作をエヴァの始まるちょっと前にアニメージュでやってたり。
「とどのつまり…」なんていう押井漫画もあったな
>>21だった者です。
コテトリつけて投稿なんざしてましたが。
もう三年以上経ってしまい、リアルの状況もだいぶ変化してしまいました。
あの時はあんだけ暇だったのに……。
今後、話の続きを書く事はありません。多分数年は無理なので……。
既に読んでいる人なんていなかったのかもしれませんが、
一応始めてしまった以上、投げ出すのはやっぱり心苦しいです。
なので、せめて最後に
>>465から書き始めた話のプロットを投下しときます。
735 :
734:2010/04/28(水) 06:26:45 ID:LQ83mBsh
「タイトル」
EVAPATO RETURN
「主人公」
EVA赤城リツコ
PATO桜山桃子
「ストーリー、テーマ」
・エヴァ側
分散コンピューティングを利用する使徒。
リツコがその正体に迫っていく。
・パト側
報道の脆弱性、偏向性等の描写。
情報操作により、表に出されるニュースは歪められ、
桜山はそこに強い疑念、不快感を覚える。
736 :
734:2010/04/28(水) 06:28:20 ID:???
(申し訳ないsage忘れorz)
「使徒」
サリエル
イロウルとはまた違う、データとしての使徒。
物理的進入はせず、ネットワークを利用し、
まずはマギの完全なるクラックを目指す。
分身たるウィルスを生み出し、
レイバーのOSを介し多数のコンピュータに感染。
マギ攻略のための計算を分散処理する。
その過程においてレイバーに不具合を生じさせるが
それはあまり大きなものではないので
ちょっとしたバグ程度にしか認識されず
問題にされることがない。
サリエルとは「神の命令」という名の天使で、
エノク書によると大天使で、かつ熾天使の一人とされている。
「神の命令」という意味から、今回の使徒の名称とする。
使徒の本体となるマスターデータは、
箱舟のマザーコンピュータに潜んでいる。
737 :
734:2010/04/28(水) 06:30:02 ID:???
「クライマックス、ラスト」
リツコが、マヤ、第二小隊のメンバーと箱舟へ乗り込んでいく。
目的は、マザーコンピュータまでリツコ、マヤを安全に送り届ける事。
セキュリティーは使徒に支配されているので、
パト劇場版1のような戦闘がある。
途中、リツコを守るため、一人、また一人と抜けていき、
最終的にたどり着くのはリツコ一人だけ。
最後はリツコが対ウィルスプログラムを使い、殲滅。
桜山も真相に迫るが、圧力がかけられ、真相は報道されない。
新OSに問題があり、それを桜山が突き止めた、というシナリオで決着。
それ故桜山は賞賛されるが、本人は納得いかない。
ただ、どうにも出来ず、我慢するしかなかった。
その後、アナウンサーから、本格的にジャーナリストを目指す事になる。
以上が、PC内に保存されていたプロットです。
ちなみに
>>151から始めた『鋼鉄×パト2+企画7課』の話のプロットは
見つかりませんでした。これはノートに書いてたので……。
見つかったら、需要あるのかどうか分かりませんが、投下するかも……。
このスレの最初期からいる人は、どれだけいるのか分かりませんが、
中途半端になってすみませんでしたorz
>>734-737 ずっと待っていました。
続きを読めないのは残念ですが粗筋だけでも読めてよかったです。
ありがとうございました。
739 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2010/04/29(木) 01:56:08 ID:/LP1lyWx
ゆうきまさみもtwitterやってるぞ。書き込みも面白い。
高田明美(クリーミーマミの作者)と二次創作論議してたりして親近感湧く。
作者ではないだろw
ヱヴァはBDで盛り上がってるのにパトは静かだな。
面白いけど、騒ぐ的なノリの楽しさじゃない<パト