♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 10

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1名無しが氏んでも代わりはいるもの
純情可憐なシンジきゅんは女の子のほうがお似合いだと思ったことはありませんか?
ここはシンジきゅんを女装、女性化させてアンアンいわせたり
実は元から女の子だったということにして萌えあがったりするスレです。
祝!10スレ目! これからもシンジ(*゚∀゚)キュンキュン!

●前スレ
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 9
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1156638581/

過去スレ、関連スレは>>2-3あたり
2名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 07:21:04 ID:???
●過去スレ
倒錯シンジきゅんハァハァスレ
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/eva/1055333144/
♂倒錯シンジきゅんハァハァ スレ♀ 2
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/eva/1074280823/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 3
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/eva/1085658253/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 4
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/eva/1089894806/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 5
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/eva/1097765444/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 6
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1111801902/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 7
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1131761712/
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 8
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1141468001/
3名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 07:23:51 ID:???
●関連スレ

シンジキュンの萌え画像キボンヌ2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1147441950/

☆男の子のまま愛でたい人はこちら
LOS専用 俺とシンジだけのLOSスレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1137665932/
シンジが好きでたまらないスレッド9
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1158850100/
もしシンジきゅんが男娼だったら
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1142095493/
碇シンジくんに淫らな悪戯したい
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1160412287/
シンジってどんなパンツ穿いてんの?
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1145266747/

☆ついでに他のキャラの性別も変えてみたい人はこちら
もし、エヴァキャラの性別が逆だったら……
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1158761118/
ふたなりアスカ×女シンジ 2本目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1158141801/
もしユイが産んだのは男じゃなくて女だったら
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1132627957/

☆シンジきゅん統合絵板
http://ikari.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/shinji/bbsnote.cgi

☆2スレ88氏提供過去ログ倉庫
http://www.eva-lagoon.net/mana/etc/etc_idx.htm
4名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 07:30:31 ID:???
貞本版のタブリス戦は良かったな。
FFでもああいう時間の使い方をしているのはなかなかなかったし、
さすが貞本と言うべきか。

アニメ:長時間の剛
漫画;短時間の柔

と言う感じで、途中に見開きで挾まれたイメージのままなんだろう。
5名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 07:34:54 ID:???
>>1
ついに10スレ目か
6名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 07:41:30 ID:???
●シンジきゅんの形態

女シンジきゅんA(先天・女装)
女シンジきゅんB(先天・男装)
女シンジきゅんC(先天・強制女装)
女シンジきゅんD(先天・強制男装)
女シンジきゅんE(後天・女装)
女シンジきゅんF(後天・男装)
女シンジきゅんG(後天・強制女装)
女シンジきゅんH(後天・強制男装)

ふたなりシンジきゅんA(先天・女装)
ふたなりシンジきゅんB(先天・男装)
ふたなりシンジきゅんC(先天・強制女装)
ふたなりシンジきゅんD(先天・強制男装)
ふたなりシンジきゅんE(後天・女装)
ふたなりシンジきゅんF(後天・男装)
ふたなりシンジきゅんG(後天・強制女装)
ふたなりシンジきゅんH(後天・強制男装)

男シンジきゅん(自ら女装)
男シンジきゅん(強制女装)
7名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 11:11:57 ID:???
 | 从ミ 乙です〜
 |д゚v
 | /) 

倉庫更新しましたです〜
●を買いなおしましたのでようやっと過去スレの取得ができました〜
8名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 11:22:15 ID:???
88氏か
乙です
9名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 11:59:17 ID:???

いただきましたノシ
10名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 12:19:20 ID:???
621氏の作品最初から読めた
3話から始まってたんだな
少年モドキ少女のシンジきゅんと初対面のミサトとかの態度が気になるところ
11名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 14:00:39 ID:???
最近気付いた
俺エロは好きだがレイプや性的虐待は駄目だ…
12名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 15:30:04 ID:???
>>7 乙です
13名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 15:59:54 ID:???
>>1>>7

14名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:07:25 ID:???
>>11俺も。

ていうかそういうのが好きな人も勿論いるにはいるんだろうけどはあんまいないと思うよ。
15名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:18:31 ID:???
前スレの絵のことか?
16名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:22:26 ID:???
人それぞれだって分かってるなら、わざわざそんなこと言ってどうしたいんだ
17名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:38:10 ID:???
>>16
そういうのが好きな人を否定したい
18名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:42:27 ID:???
呟くだけタダ
19名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:43:49 ID:???
パート7あたりの投下作品読んだんじゃね?
20名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 16:46:34 ID:???
そういうのが好きな人を否定するのも、そういうのが嫌な人を否定するのも止めたほうがいい
好みは人それぞれ
掘り下げて語ると荒れるから終了
21名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 17:43:02 ID:???
んだんだ。マターリ逝きましょう
22名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 17:46:19 ID:???
>>7マジ GJ!!これで621氏の作品が最初から見れるWW
23名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 18:35:33 ID:???
スク水シンジきゅんにハァハァしたあの夏
24名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 18:46:42 ID:???
あーーのなーーーつのひーーー♪
25名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 22:23:29 ID:???
亀レスながら>>1乙!!
26名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/26(木) 03:34:00 ID:???
さてと














職人待ちだ
27名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/26(木) 19:58:32 ID:???
ごめん・・・別に性的虐待とかそんなつもりはなかったんだ・・・
ただおっぱいが描きたかっただけで・・・

ttp://shinjikyun.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/shinjikyun0021.jpg

エロは自重するわ。というか、半年ロムる。最後に、簡単にだけどお詫び。
28名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/26(木) 20:25:47 ID:???
ないすブルマ
心にこんなにも猥褻を抱えてるのにROMると言う・・・
好きにやっちゃって良いんだよ
このスレで住人の趣味と意見が一致することだけは絶対無いんだから
ただシンジきゅんという一点を除いてはな
29名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/26(木) 20:29:58 ID:???
だな。エロだろうが非エロだろうがシンジきゅん萌えに変わりはない
GJ
30621の続きで:2006/10/26(木) 23:33:51 ID:???
痛む喉に唾液を飲み込んだ。
鼻がツンとする。喉の奥がひりひり痛む。
泣かなかった。泣けなかった。
人形みたいに虚ろな目をしたアスカを見たときも。
レイが目の前で吹っ飛んだときも。
たくさんのレイの欠片が崩れていったときも。

泣かないのは、泣けないのは
そんな資格が自分にはないと思っていたのか。

それとも目の前の現実に直面したくないためか。

「いいよ」

塀の向こうから声が響く。
湯気で白く染まった空間にそれは大きく響いた。


「ここにいれば僕は君が見えないからね」


零れ落ちた塩辛い小さな雫が湯船に
ゆらゆらと落ちていくのが見えた気がした。
31621の続きで:2006/10/26(木) 23:35:07 ID:???
人が人を好きになるって、どんな感じだろう?
誰かと話をしたいとか、触れ合いたいとか
失いたくないとか、守りたいとか。


一つになりたいとか――――



どんな感じのものなのだろうか?

人が人を好きになることは、もっと温かく優しいものだと思っていた。
ふんわりとして、柔らかな感情。
永遠にたゆたっていたいと思うような、心地の良い暖かな優しいこと。

だけど。

あの、生温かくて、ドロっとして
ゆっくり胸を締め付けられるような…。


レイと繋がった使徒が私を侵食したときに覚えた感覚。


あれが、人を好きになること?
32621の続きで:2006/10/26(木) 23:36:37 ID:???


彼の言う「コウイ」



私が一番欲しかった言葉。
でも誰もくれなかった言葉。


彼はそれをくれた。


「…う…ふ…ッ…うぇ…うあぁぁ…ッ…!」


押し殺そうとしても溢れる嗚咽は止まらない。
塀の向こうに彼の存在を感じる。
カヲル君は何も言わずにただそこにいてくれた。


私は酷いことをしている。

あれから涙はひとつも流すことはなかったのに
私は今泣いている。
その資格なんて無いのに。
自分がどうして泣いているのかわからない。
悲しいのか、嬉しいのか。

サビシイのか――――

それでも、止まることは無かった。
33621の続きで:2006/10/26(木) 23:40:47 ID:???

あの紅い澄んだ瞳が今は私を見ることがなくて良かったと心底思った。
きっともっと泣いてしまう。
あんな目で見られたらもっと止まらなくなってしまう。


彼は私にたまらなく懐かしい記憶を呼び起こさせる。

彼の瞳は私をどうしようもない気持にさせる。



いつか何処かで見た、私だけを見つめるまっすぐな瞳。
私はどこであの瞳を見たのだろう。

あの瞳には覚えがある。

私は確かにあの目を見たのだ。

確かに。


どこで?





一体どこで。
34名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/27(金) 00:28:11 ID:???
乙!
wktk
35名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/27(金) 04:31:47 ID:???
乙彼。
シンジきゅんのATフィールドが侵食されていきます!
36名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/27(金) 05:40:38 ID:???
37名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/27(金) 18:22:12 ID:???
佐賀県
38621の続きで:2006/10/28(土) 00:09:23 ID:???
久しぶりに帰った『家』は冷たくはなかった。もう帰れない場所だとすら思っていたのに。
でもミサトさんとはまだ話ができなかった。彼女は何処に行くのか早朝に家を出た。
ただ、私はもう一度ミサトさんと話をしたいと思った。
ミサトさんだけじゃない、私が今まで出会った色々な人たちと。


私がそう思えたのはたった一つの言葉をくれた、彼の存在だった。

カヲル君はあのあと、何も言わずに微笑んでくれた。
私が家に帰ることを告げると、また笑った。私はそれが嬉しかった。
帰りたくなかった『家』なのに、彼と話したことで再び思い出すことができた。

私はいつから、信じることを止めてしまったのだろう?
確かに昔はわかりあえると信じていた。
いつか父さんが私を愛してくれると信じていた。

いつから…
一体いつから…?

39621の続きで:2006/10/28(土) 00:11:36 ID:???

私はもう一度信じられるかもしれない。
わかりあいたいと思えるかもしれない。


それが間違いでも、そう思い込んでいるだけでも。
そう感じることができただけで、私は私を信じることができるかもしれないから。



今日はやることがたくさんありそうだ。
会いたい人がたくさんいる。
もう会えない人にもちゃんと話をしたい。
その前に、彼ともう一度話をしたい。
あの場所に行けば彼に会えるだろうか?


私は多分酷いことをしている。
私は、浮かれていたのかもしれない。




初めて『好き』と言われたことに。



40621の続きで:2006/10/28(土) 00:14:37 ID:???

彼の存在が私を変えたのは事実だ。
それが許されないことかどうかはわからない。
だけど私は自分の中でやっと答えが出たような気がした。


わかってる。
私は酷いことをした。
酷いことをしている。


こんなこて許されることじゃない。


だけど、それでも。



罪人でも人殺しでも、夢を見る権利くらいはありはずだから。






きっと。


41名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 00:29:45 ID:???
乙!wktk!
42名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 02:36:10 ID:???
自分を責めるシンジきゅんが読んでて辛いわ…
43名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 08:05:34 ID:???
このままじゃ、カヲルを「ぐしゃっと」した後、アスカの隣にいそうだな。
44名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 11:02:13 ID:???
wktk
45名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/29(日) 16:01:51 ID:???

46名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/29(日) 18:57:46 ID:???
投下を…!














中毒だ
47名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/29(日) 21:21:56 ID:???
ああ、中毒だ。
48621の続きで:2006/10/29(日) 23:21:00 ID:???


骨と皮で出来ているようだった。





干からびた白く小さな身体。
瓦礫に埋もれるように横たわっていた身体を土に埋めた。




こうして置けば、この身体は地に返り
いつかその身を糧に命が芽生えるのだろう。


人は無から何も作れない
人は何かに縋らなくては生きてはいけない
人は神ではないから


無から何も作れない存在
無すら作れない存在


神は希望を作り出すことができるのならば


49621の続きで:2006/10/29(日) 23:24:37 ID:???

ならば…


『無』は――――




何も無いものを作り出すことが出来るのか


黒髪の彼女は言った



「私には何もないから」



何も


人は何も作れない

何も



だったら『無』は人と共にあるのだろうか?

50621の続きで:2006/10/29(日) 23:31:11 ID:???





君と




君が僕に語りかける
君が僕を見つめる
君が笑う
君が泣く


君が―――――


何よりも自分を恐れ
何よりも他人を恐れる君


君を思うことはあの夕日を見ることに似ている


夕日
昼と夜との一瞬の隙間
そのほんの少しだけ交わる瞬間
何よりも美しいその瞬間、何よりも残酷な真実を告げる
51621の続きで:2006/10/29(日) 23:34:55 ID:???


決してわかりあえることはないのだと



わかりあいたい
わかりあえるかもしれない。


でもわかりあえない。




まるで僕らとヒトのようだと思った



あの、ひからびた小さな白い身体。



あの命の残骸ですら糧として何かを生み出すことができる。



だったら僕は?


52621の続きで:2006/10/29(日) 23:38:42 ID:???

僕も何かを残せるのだろうか?



使命

僕の使命


忘れてはいけない。忘れることなどない。
僕の使命。僕の運命。
わかっている。そのために僕はここにいるのだから。


ただ羨ましかった。




羨ましかったんだ。








あの小さな子猫の亡骸が。
53名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/30(月) 06:20:54 ID:???
おっつ!
54名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/30(月) 12:59:56 ID:???
シンジは詩吟の練習でもしてるのか。
55名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/30(月) 15:48:12 ID:???
これはカヲルでしょ。
そういうことじゃなくて?
 僕は君。僕も君。
 君は僕。君も僕。
 僕達はシンジ。二人で、一人。


“使徒なんてどうでもよかった。ただ、僕達が生きるためには、戦うしかなかった”


 列車に揺られながら、同じ顔をした二人の少女は、第三新東京市に向かっていた。
 少女の名は碇アキ。
 少女の名は碇ユキ。
「ねぇユキ…新しいところは、どんなところかな」
「さあ、僕はそんなこと、どうでもいいや」
 聞いていたウォークマンを止めると、イヤホンを抜いて、静かにアキが呟いた。
 その隣で、ユキも静かに返す。
「僕は、ユキがいればいいよ」
「それは、僕も同じだから」
 二人の手が、そっと重なる。
 互いの熱を確かめるように、互いがそこに存在していることを確かめるように。
「でもユキ?」
「なに?」
「転校する前に出したあの作文はないと思うよ」
「だって、本当にそうだし…」
 少し、ユキの頬が膨れた。
「でもアキだってそうだろ?」
「なにが?」
「作文、アキは出さなかった」
「…僕は、何も書けなかったんだ」
 少し、アキの表情が暗くなった。
 その後は、しばらくの沈黙。
 だが、どちらともなく目が合うと、二人は少しだけ、互いに伝わりあう分だけ、笑いあった。
 双子の少女。二人は一人であり、二つで一つだった。

 緊急警報と避難勧告に包まれる街。
「ちぇっ…アキ、電話繋がらない」
「やっぱり、来るんじゃなかった…」
「こんなとこで足止め食らってもなぁ」
「待ち合わせは無理みたいだね…」
 駅を出た二人は、手を繋いで街に向けて歩き出す。
「しょうがないから、シェルターに行こう?」
「シェルターか…」
 アキにはもう、帰ることしか頭にないようだった。
 だがユキは、それとは別のことが頭に浮かぶ。
(まさか、今更戦争じゃないよな…)
「ユキ?」
「とにかく、二駅歩こうよ。もしかしたら、この人待ってるかも」
 ユキはアキに一枚の写真を見せた。
 写真には一人の女性が写っている。
「葛城さんが…?」
「変な女だけどさ。こいつ父さんのなんなんだろ」
 写真に写るミサトには、“女の先輩として大人のお姉さんが責任持ちます!”なんてことが書かれている。
 アキとユキは写真を見て、吹き出すように笑った。
 そんな時、アキとユキの上空を、一機の戦闘機が通り過ぎる。
「あんなに低く飛んでる…」
「ね、ねぇ…ユキ…」
 戦闘機を目で追っていたユキの腕を、頼るようにアキが掴んだ。
「あれ…なんだろう…」
「な、なんだよ…あれ…」
 ユキに言われて別の方向を向くと、アキは思わず唖然となる。
 そこには、巨大な怪物が闊歩している姿があった。
 その怪物の圧迫感に気圧されて二人が身動きできずにいると、そこに一台の車が勢いよく停まる。
「碇アキさんにユキさんね。ごめん、お待たせ!」
「か…葛城さん?」
「いいから、急いで!」
 思わず名前を呼ぶユキだが、構わずミサトは二人を乗り入れる。
「遅れてごめんね」
「いえ、僕等の方こそ…」
 ミラーに映るミサトをチラッと見ると、ユキはアキの手を握る。
「アキ、大丈夫?」
「う、うん…」
 ユキが、小さく頷いた。
 アキの手を握る力が、強くなる。
「少しだけ、こうしてよう」
「うん…」
 ユキは、アキがこういった状況に人一倍ついていけないことを知っている。
 アキは、ユキは本当なら怖いはずなのに虚勢を張ってしまうことを知っている。
「ちょっとまさか?ここでアレを使うわけ!?」
 ミサトが叫んだ。
 そして、アクセルを思いきり踏んだ。
「伏せて!!」
 どこまで車は行ったのだろう。
 突然襲ってきた衝撃に、車は吹き飛ばされた。
「……二人共、大丈夫?」
「なんとか…」
「口の中がシャリシャリしてますけど…」
 先に車から出たユキは手を差し延べて、アキを車から出した。
 アキは優しく笑って、「ありがとう」を表す。
 ユキは照れつつも、同じように笑い返した。
「無事なら結構…ってあーッ!!車べっこべこ〜、ローンまだ33回もあったのに!」
 二人を気遣おうとしたが、車の有り様を目の当たりにして、ミサトは絶叫する。
(やっぱり変な女…)
「あの、車起こさなくていいんですか?」
「そ、そうね。トホホ…」

 ゲートが開き、車がカートレインに乗って、内部に進んでいく。
「特務機関ネルフ…」
 パンフレットを見たユキが呟いた。
「そう、国連直属の非公開組織」
「父のいるところ…ですね」
 それまで黙っていたアキが、ぼそっと呟く。
「お父さんの仕事、知ってる?」
「人類を守る大事な仕事だと先生からは聞いてます」
 表情暗く、アキはうつ向きながらそう言った。
 ユキは、そんなアキを心配そうに黙って見ていた。
 二人にとって考えたくない出来事が思い出される。
「父は、なんのために僕達を呼んだんですか?」
 ユキが言った。
「父はもう…僕達のことなんて忘れてるのかと思ってました」
「それは、お父さんに直接訊いた方がいいわ」
 そこにはいない父親に向けた皮肉。
 ミサトはそんなユキの言葉を、聞き流すように返す。
「これから父のところへ行くんですよね?」
「父さん、か…」
 ユキとアキの顔は、いっこうに晴れず、逆に雲っていった。
「ネルフ…父さんの仕事…僕達が何かするんですか?」
 アキがミサトに尋ねるが、返事はない。
 それは、恐らく無言の肯定。
「そうですね、用もないのに父が僕達に手紙くれるわけないですよね…」
 利用される。そのためだけに呼ばれたということに対する複雑な気持ち。
 そんな思いが心を占め、アキは更にうつ向いてしまった。
「苦手なのね、お父さんが」
「別に。面倒なだけです。それに、会ったってぎくしゃくするだけです」
 アキの代わりに、静かにユキが答える。
(僕達は…)
(二人だけいれば、それでいい)
 互いの熱を確かめるために、アキとユキはしっかりと手を握った。
 二人の前に、ジオフロントが姿を現す。
 親子の再会は、着実に近付いていた。

NEON GENESIS EVANGELION
NEON GENESIS EVANGELION

「おっかしいなぁ…確かこの道のはずよねぇ」
 ぶつぶつ言いながら、ミサトは先頭を切って歩いている。
「さっきから随分歩いてますけど、まだ父のところは着かないんですか?」
「というか、さっき通りましたよ、ここ」
 ユキとアキのツッコミに眉をひくつかせながらも、
「…大丈夫大丈夫。だから貴女達は黙ってついてらっしゃい」
 そう笑顔で言って、ミサトはまた歩き始める。
「呆れた…また迷ったのね」
「あらっ…リツコ…」
 だが、そんなミサトの足を止めるように、白衣を着た女性が行く手を遮った。
「遅いから迎えに来たわ。今は、人出も無ければ時間も無いのよ」
「あははは…ゴメン。まだ不慣れで迷っちゃったのよ」
 笑って誤魔化そうとするミサトに、リツコは軽く溜息をつく。
「ふう…。で、その二人が例のサードとフォースね」
「そう。マルドゥックの報告書によるチルドレン二人」
「私は赤木リツコ、よろしくね」
「はい…碇アキです」
「初めまして…碇ユキです」
 アキとユキをまじまじとリツコは見ている。
「そっくりでしょう?驚いちゃったわ」
「一卵性双生児なのね。それだけで、何故だか神秘性があるわ」
「…で、初号機は?」
「現在B型装備のまま冷却中。ちょうどいいわ、そこへ行きましょう」

「あっ…真っ暗ですよ?」
 アキが足を踏み入れると、そこには暗闇が広がっていた。
「えぇ、暗いから気を付けて」
「今明かりをつけるわ」
「!! 顔…巨大なロボット…」
 照明がつき、皆の眼前に姿を見せた初号機。
 ユキは驚いて声を上げ、アキは急いでパンフレットを捲る。
「探しても載ってないわよ、アキさん」
「え…?」
「人型汎用決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。これはその初号機」
 リツコの説明に、アキとユキは初号機を見る。
「我々人類の最後の切り札よ」
「これも…父の仕事ですか」
 アキが静かに呟いた。
「そうだ」
「父さん……」
「久しぶりだな、アキ、ユキ」
 二人の目の前に現れたゲンドウ。
「今から私の言うことをよく聞け。お前達二人がこれに乗り、そして外にいる使徒と戦うのだ」
「え…」
「そんな…」
 突然のゲンドウの言葉に、ユキとアキは動揺を隠せない。
「待ってください!レイでさえエヴァとシンクロするのに7ヶ月もかかったんですよ!?」
 ゲンドウに反論するミサト。
「座っていればいいわ。それ以上は望みません」
 だが、それをリツコが割って入った。
「リツコ、あんたも了解済みなのね。でもアキさんにユキさん、どっちを乗せるつもり?」
「副座型のエントリープラグは用意してあるわ」
「二人をいっぺんに乗せるっていうの…!?」
「それがエヴァとのシンクロを可能とする方法なのよ。例え可能性はわずかでもね」
 互いに譲り合わないような真剣な目をして、リツコとミサトの会話が続く。
 この時、ミサトには最後にリツコが仄かに笑っているように見えた。
「父さん何故、僕達を呼んだの?」
 縋るような瞳をしてアキが訊く。
「お前達の考えている通りだ」
 ゲンドウが言うと、直ぐ様ユキが口を開いた。
「じゃあ僕達がこれに乗ってさっきの怪物と戦えっていうの?」
「そうだ」
「冗談じゃないよ。そんなのわけわかんないよ!」
「説明を受けろ。お前達が一番適任だ」
 ゲンドウは終始、冷たく言い放つ。
 それがゲンドウという人物だと、二人はわかっていた。
 ただ、一言だけでも、父親としての言葉を自分達にかけてほしいと望む。
「嫌だよそんなの!なんで今更なんだよ!父さんは僕が…僕達がいらないんじゃなかったの!?」
 涙を浮かべ、アキは声を震わせる。
「必要だから呼んだまでだ」
「なんだよそれ…僕達に死ねっていうの!?今まで放っておいたくせに、虫がよすぎるじゃないか!!」
 一方的なゲンドウの言い分に、ユキは声を荒げ続けた。
「お前達がやらなければ、人類全てが滅亡することになる」
「嫌だ!!なんて言われても、嫌だよ!!」
 ユキは息を切らしながら、辺りに叫び散らす。
「そんなの…見たことも聞いたことも無いのにできるわけないよ…」
 涙が頬を伝い流れていく。
 アキは、その場にへたり込んでしまった。
「乗るなら早くしろ。でなければ、帰れ!」
 アキとユキを見下して、ゲンドウが声を上げる。
「…冬月、レイを起こせ。あぁ、死んでいるわけではない」
 ゲンドウがそう言うと、さほど時間もかからずにベッドに乗せられたままのレイが、運ばれてきた。
「レイ、予備が使えなくなった。もう一度だ」
「はい……くぅっ!」
 身動き一つでレイの体に激痛が走る。
 それなのにゲンドウは自分達より、レイを選んだ。
「やっぱり僕はいらない人間なんだ…」
「アキ…」
 ユキの一言が、アキの中に強く響く。
 ユキの顔が曇った。アキにそんなことを、言ってほしくはなかった。
「…乗ればいいんだろ。僕が乗るよ」
「ユキ…」
 驚いて、アキはユキを見詰める。
「一人だけでもいいですか?」
 そう言うと、優しく笑って、ユキは手を差し延べた。
(僕がこれに乗るから…これに乗って、アキを守るから)
 ユキのその手に込められた想い。
(だから、心配しないくていいよ。アキは、ここにいていいから)
 その想いは、ユキが何も言わずにいても、アキにはわかってしまう。
 大切な存在であり、たった一人の理解者だから。
(逃げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ……)
 目を瞑り、シンジは一つの言葉を繰り返す。
 その想いは、ユキだけが持っているわけではない。
(逃げちゃ…駄目だ!!)
 瞼を開き、アキはユキの手を掴んだ。
「乗るよ…僕も、一緒に」
 見上げたユキのその顔には、アキだけに向けた強い眼差しがあった。

「ありがとう、ユキ。僕のために、乗るって言ってくれて」
「当たり前だよ。だってアキは、いらない人間なんかじゃないから」
「ユキ…行こう。二人なら、きっと大丈夫だね」
「そうさ。だって二人なら…」
 死ぬことさえ、怖くなんかない。
66二人はシンジキュア:2006/10/31(火) 02:29:43 ID:???
庵シンジ=アキ
貞シンジ=ユキ
の双子シンジキュン設定なのだが、双子で二人にする意味がわからんかったので投下に迷ってた。
投下したけど。
67名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 03:31:41 ID:???
>>56
乙!
まだ見たことない設定だから楽しめたよ。
68名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 08:30:27 ID:???
なかなか面白いジャマイカ
69名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 18:55:17 ID:???
新作キター(・∀・)
これで楽しみが倍になった
70名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 19:30:05 ID:???
まあ無いとは思うが、これでどちらか一人が死ぬってことになろうものなら
もう片方は激しく鬱だな
71名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 20:34:15 ID:???
それは間違いないな
72名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 23:18:57 ID:???
ボク娘?
僕達って制服姿で言ってる姿想像してハァハァ
73621の続きで:2006/11/01(水) 00:20:13 ID:???
明け方の湖は、昨日の夕日のような淋しさは存在しなかった。
昇りかけていた太陽の光を水面が反射している。



綺麗だった。



こんな気持ちになったのはいつぶりだろう?
定かに思い出せないことが歯痒かった。
ここに来たことに理由はなかった。


ただ、会いたかっただけ。


本当に会えるだなんて欠片も思ってはいなかった。




それなのに――――



74621の続きで:2006/11/01(水) 00:22:32 ID:???
「やぁ、シンジ君。お早よう」

「…カヲル君」

それなのに、彼はそこにいた。

笑っていた。

いつものように優しげな笑顔で。
でもその笑顔は昨日の夕日に照らされた横顔ではなく、朝日に照らされた明るい笑顔だった。



そしてまた、綺麗な澄んだ赤い目玉が私を見つめる。



本当に、なんて綺麗な人だろうと思った。






なんてきれいなひとなんだろう?



75621の続きで:2006/11/01(水) 00:26:04 ID:???
「今日はなんだか様子が違うね」
「…え?」
その笑顔に見惚れていると、カヲル君は興味深げに私を見た。
言われて気付く。
初めてあったときのようなパンツスタイルではなく、私はあの制服を着ていた。

白いブラウスと青いベストとスカート。


あの学校の制服。


もう着ることはないと思っていた制服。




けれど、それを今日着たのは――――



「とても似合うよ。それじゃあもう『シンジ君』なんて呼べないね」
「そんな…。いいよ。改まって違った呼び名で呼ばれても慣れないよ」
「そうかい?じゃあ、シンジ君でいいのかな」


それでも、今日この青い制服に袖を通したのは。
通せたのは。
76621の続きで:2006/11/01(水) 00:35:02 ID:???

きっと君に会えたから。


約束は何一つ守れなかったけれど。
けじめはつけたいから。


「それよりどうしたんだい?こんな朝早く。…僕が言えた義理ではないけどね」
カヲル君はそう言って、一瞬自嘲気味に笑った。
そういえば彼はどうしてこんな朝早くにここにいたのだろう?
不思議に思う前に先に言葉を吐かれた。
「また僕に何か言いたいことがあるんだろう?」
「あの…」
「顔に書いてあるよ」
いつのまにか彼の笑顔はいつもの優しげなそれに戻っていた。
別に本当に会えると思ってここに来たわけじゃない。
誰かに聞いて欲しかったわけじゃない。
だけど。
「私、これからちょっと行きたいところがあるの」

「行きたいところ?」
彼は微笑みながら聞いてくれた。
何故彼にはこんなに色々なことが話せるのだろう?
きっと、私は本当は聞いて欲しかったのかもしれない。
そんな風に思った。
77名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 01:22:44 ID:???
621氏GJ

おいちょっとカヲル俺と代われ!!ぐしゃされる直前にまた代わってやるから。
78名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 02:11:30 ID:???
急におしとやかになったシンジきゅん



何これ…?
胸の奥がチクチクするの。…これが嫉妬?
そう、彼が羨ましいのね…


カヲルめ…
79名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 11:19:07 ID:???
これは、なに?
私の背をはしるもの、これは、なに?
できるならこのカヲルを手ずからひねり潰してやりたい、これは殺意?
80名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 13:18:17 ID:???
倒錯スレのアンチカヲル度は異常
81名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 15:16:06 ID:???
それだけシンジきゅんを掠めとろうとする(?)カヲルに嫉妬してるんだろWW
82名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 16:39:23 ID:???
当然です
83名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 16:47:17 ID:???
見てて痛いのは事実だが
84名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 17:47:39 ID:???
カヲルスキーは巣にお帰り
85名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 17:49:39 ID:???
>>80
こんなのでアンチカヲルなんて言ってたら、カヲルスキーはエヴァ板で生きていけないと思う
86名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 18:10:57 ID:???
その姿勢が気に入らない
シンジきゅんに萌えられればいいのにいちいちカヲルだのどうだのって
アンチ以前の問題だろ

LOSでも妄想してろ
反吐が出る
87名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 18:13:15 ID:???
巣にお帰りなさい
88名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 20:41:55 ID:???
俺はシンジきゅんに見合う男はシンジ君以外にあり得ないと真剣に思っているorz
89名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 20:44:36 ID:???
何でカヲルスキーがこんなとこまで出張してくるの?
90名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 20:59:31 ID:???
>>88
原点に振り返ってそういうの書こうと思ってるから、期待しないで待ってくれ
91名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:27:30 ID:???
>>87
巣はここなんだがどうやらお互い縄張り意識が強すぎるようだな
92名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:31:04 ID:???
カヲルがどうの言うのはお約束みたいなもんだ
ネタをネタと取れないやつは新しい巣を見つけなさい
93名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:33:40 ID:???
見てて不快になるものをネタと申すか
これならグロ画像を見た方がマシだぜ
94名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:36:18 ID:???
じゃあグロ画像見てればいいじゃん…
95名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:37:48 ID:???
此処に来る奴がどういうタイプかは分からないけど
○○が好きだから××が嫌いっていうタイプのアンチは
好きな方のキャラの評価も下げる事になるって分からないんだろうか
96名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 21:45:53 ID:???
嫌いって言ってる奴いないよ
嫉妬はしてるけど
表現がきつかっただけだから不快になったとしたら謝る
でもカヲルがこういう扱い受けるのはエヴァ板では当たり前だろ
そんなに過剰に反応しないで欲しい
97名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 22:21:27 ID:???
>>96軽く同意
98名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 22:27:02 ID:???
まあおそらくこの後カヲルはシンジの心をわしづかみにした挙句
首はねられてポチャンだろうから
アンチの対象とするには色々と悲惨すぎるな。
前歯全部おられる展開も少し期待したが。
99名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 22:35:51 ID:???
トウジもアスカも綾波も全部失って欝なときに貞カヲが出てきても
シンジきゅん前歯折る元気もないと思う。
100名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 22:49:00 ID:???
「ファーストもセカンドもフォースもみんな馬鹿だったんだ」
101名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 23:48:59 ID:???
>>99
アホの子貞カヲルが、漫画の女子便所侵入したのと同じように、
シンジきゅんのいる女風呂にかまわず入ってくる展開なら考えたことある。
その後はもう、ギャグ漫画ばりのベタな展開。
出るに出れなくて、シンジきゅんがのぼせて気ぃ失って…みたいな
102名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 00:06:07 ID:???
バル戦前はトウジウラヤマシスと思ってたけど、それ以上にカヲルが羨ましい
103名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 01:01:57 ID:???
どっちかになれるとしたら俺はカヲルがいい
“傷を舐めあう僕達は、ただ互いの温もりが恋しくて”

 ハッとして、ユキが目を覚ました。
 蝉が煩く鳴いている。
 開いた窓から風が入り、カーテンがなびいている。
(夢……?)
 何の変化もない外の景色を見ると、ふと、ユキはそんなことを思った。
「知らない天井だ……」
 ユキの隣から、いつも聞いている声が響く。
 振り向くと、アキがユキを見て、複雑な笑みを浮かべていた。
 無言の中で、ただ自分達が存在することを確認する。
「何があったのか覚えてる?」
「うん……」
 自分達がどうなったのか、うっすらとだが覚えていた。
 初号機に乗り込んだ自分達は、得体の知らない敵…使徒と戦い、そして……
 二人は、自分の額に手を触れる。
「なんともない」
「確かに、突き刺されたのに」
 そんな感じがした。
「ねぇアキ、手、触っていい?」
「うん」
 アキとユキはベッドを降りて、互いの指を絡めあわせた。
 重なった手から体温が伝わっていく。
「帰ろっか」
 ユキは呟いた。
「うん」
 アキは頷く。
 帰る場所は、この町にはないのに。

 クリーニングに出されたのか、土埃にみまれていた制服が、綺麗になって置かれていた。
 第三新東京市に来るようにという手紙と共に、届けられた制服。
 第壱中学校の女子制服。
「アキさんユキさん、退院許可が出たわよ……って、もう着替え終わってんのね」
 病室に入ってきたミサトが、呆れたように言った。
(しかも同じ日に目を覚ますなんて、双子シンクロ率も攻守共にパーペキね)
 呆れたような、驚いたような、そんな表情のまま頭をぽりぽりと掻いて、ミサトは口を開いた。
「それでね、これから貴女達が住む場所のことなんだけど……」
 言い辛そうに、ミサトは続ける。
「二人同室の部屋を用意しているけど、申請すればお父さんとも住めるわよ」
「葛城さん……でしたっけ」
「ミサトでいいわよん。その代わり、私もアキちゃんユキちゃんて呼ばせてもらうわね」
 話しかけてきたユキに、ミサトの顔はやっと明るくなった。
「そんなことお構いなく。二人の方が気が楽だし」
「それでいいの?アキちゃんも?」
「……いいんです、二人の方が。どこでも同じですから」
 だがユキとアキの言葉に、明るかったミサトの顔がまた表情をなくしていく。
「僕達はシンジだから」
「平気。そうだ、平気だ」
 隣り合った同士にしか聞こえないぐらいの声量で、アキとユキは呟いた。
 絡めた指は未だ離れず、むしろ強く結ばれている。
 そんな二人を、ミサトは眺めていた。
 アキとユキは心の隙間を互いに寄り添うことで補っている。
 それは、今のこの状況や、初号機に乗る前の二人を見れば明らかだった。
「ねえ、良かったら、良かったらでいいんだけど……あたしと暮らしてみない?」
 楽観的なミサトとは違う口調。
 同情から出た。そう取られても仕方ない言い方だが。
「あたし独り暮らしでね。話し相手といったらペットぐらいしかいなくて」
 ミサトの申し出に、アキとユキは顔を見合わせる。
 断る理由はない。ただ、自分達以外の人間と接することが、苦手で。
「いいんですか?」
 その言葉を発したのは、アキだった。
 ユキはまだ、戸惑いがあるように見える。
「勿論よ。深く干渉はしないつもりだから、安心して」
 それで聞いて、ユキも了解したようで。
「良かった。なら、早速行きましょ」
 ミサトは笑った。
 いつもの笑顔で。

 アキとユキ、そしてミサトは今、第三新東京市を一望している。
 街は、夕日に照らされ、輝いている。
「時間だわ」
 時計を見ながら、ミサトが言った。
「凄い……」
「ビルが生えていく……」
 アキとユキが声を上げる。
「これが使徒迎撃戦用要塞都市・第三新東京市、私達の町よ」
 優しく、語りかけるように、ミサトが説明する。
「そして……貴女達が守った町」
 最後にそう付け足して。
「そんな、立派なものじゃないですよ」
 ユキが、静かに言った。
「僕がアレに乗ったのは、人類を救うためでも、あの怪我した子を守るためでもないんです」
「うぅん。ユキだけじゃない。僕達は、ただ僕達を、守りたかっただけなんです」
 心の隙間を補いあう姉妹。
「わかってるわ。そんなこと、気にしなくていい」
 街を見ながら、ミサトははっきりと言った。
「貴女達は、やるべきことをやってくれたわ。ありがとう」
 純粋な感謝の言葉。
 それが聞けたことが嬉しかった。
 ありがとう。ミサトにそう言われて嬉しかったはずなのに、
本当はその言葉をゲンドウにかけてほしかったと、二人はそう思った。
「アキ……今同じこと考えてるよね」
「考えてる……そう思う」
 アキとユキは何故か泣きそうになって、互いの手を強く握って、涙を堪えた。

NEON GENESIS EVANGELION
108名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 23:44:45 ID:???
遅ればせながらGJ
NEON GENESIS EVANGELION

「……さっきの涙、全面的に撤回」
「うん。これ見ると、ちょっと嬉しくない……」
 これから暮らしていくことになるミサトの部屋。
 しかしこの部屋、実に汚い。
 ユキは呆れ果て、アキは眉を屁の字にして困った。
「ちょっち散らかってるけど、気にしないでね」
 気楽にそう言うミサトだが、アキとユキはそんなことできるはずもなく。
 互いの顔を見て、力強く頷いた。
「アキはゴミをまとめて。僕は置いてあるゴミ袋全部外に出しちゃうから」
「わかった。ミサトさん、ゴミ袋はどこですか?」
 ゴミの詰まった袋を両手に抱えるユキ。
 台所の棚を開いて、がさごそと探し始めるアキ。
「まさか、今から片付けする気ィ!?」
「当たり前です。というか、こんな汚い家、いたくないし」
 グサッとくる言葉を吐いて、ユキはゴミ袋を外に出しに行く。
「あったあった。えっと、分別はこの地区どうなってるんだろう」
「ゴミ袋、外の通路に置いてきても良かったよね。どこも表札なかったし」
「たぶん。あのさ、分別がわからないんだけど」
「そっか……ミサトさん、分別は?」
 帰ってきたユキが、ゴミ袋を発見したアキと会話を始める。
 二人のやりとりを、取り残されているミサトはぼーっと見ていた。
「ミサトさん」
「え?」
「分別はどうなってるんですか?」
「あぁ……あたしもね、よくわかってないんだけど。どっかにそれのお知らせが……」
 自分達の倍近く年齢を重ねている大人なのに。
 こんなだらしない人間と同居なんてできるのだろうか。
(かなり……)
(不安……)
 ミサトという問題を抱えながら、二人で生きていくことを改めて誓った二人だった。

 家事は、全てアキとユキでやることにした。
 どうせ当番を決めたところでミサトがきちんとやるはずもないという、決めつけにも似た確信がある。
 ゴミを片付け外に置き、夕食はとりあえずレトルトで済ませ、ペットのペンギン・ペンペンに餌をやり、
「とんだ一日だったな……」
 ユキはそんな愚痴を漏らしながら、湯船につかっていた。
「でもミサトさん、悪い人じゃないみたい」
 そう言って、アキは目の前のユキに笑いかける。
「でも、僕達のやり方は変わらないさ。おじさん達のところいた時と同じ」
「おじさんじゃなくて先生でしょ。まぁ、呼び方なんでどうでもいいけど」
 言いながら、アキは天井を見た。
「知らない天井……当たり前か。この町で知ってるとこなんて何処にも無いもんね」
「うん。僕達は、僕達二人がいればいいんだ。他に何も要らない」
「ずっとそうやってきたしね……」
 アキはユキに目線を戻す。
「温かいね」
「ちょっと、狭いけど」
 二人では狭い浴槽。
 だが二人には、その狭さが心地良かった。

 数日後、アキとユキは第壱中学校に転入した。
 二人がエヴァのパイロットだということにに皆気付いているようだったが、大した騒ぎにはならなかった。
 それはレイのように目立った振る舞いもせず、他人を寄せ付けないようにしていたことが原因のようである。
 しかし、この日は違った。
「転校生、ちょっと顔貸せや」
 鈴原トウジ。
 顔も、そんな名前だということも、アキとユキは知らない。
 初めて会ったというのもある。
 しかし二人にとっては、知る必要がなく、知ってもろくに覚えているつもりがない情報でもある。
「鈴原!」
「委員長は黙っとれ」
 ヒカリに注意されても、トウジは引き下がらない。
「ええから来てくれ。大事な話や」

 校舎裏に移動する。
 アキとユキとトウジと、それにケンスケもついてきて。
「よう聞けよ。ワシの妹はな、この前の騒ぎで崩れたビルの破片の下敷になって怪我してもうたんや」
 アキは少し驚いたのか、きょとんとしている。
 ユキはどうしていいのかわからず困惑していた。
「おとんもお爺も働き詰めで、おかんもおらんから、ワシが看病しとる」
 真剣に話すトウジ。
「そう」
 だが、ユキは一言だけ、そう返す。
「そう……ってなんや!?舐めとんのかワレ!!」
「じゃあどうしてほしいの?土下座しろって言うならするけど?」
 鬱陶しいのか、見下したようにユキは言った。
 込み上げた怒りに思わず、トウジの拳が飛ぶ。
「ユキ!」
「すまんな、転校生。こいつを殴らないかん、殴っとかな気がすまへんのや」
「ユキが言ったことは謝ります。僕達が妹さんにしたことも謝ります」
 倒れたユキを庇うように、前に出るアキ。
「でも僕達は、世界を救うとか、誰かを助けるとか、そんなことまで考えてられないんです」
 アキの顔を見た途端、トウジは何も言い返くなった。
 涙を浮かべながらも、ユキを守ろうと、アキは必死にトウジを睨みつけている。
「僕達は、僕達が大切だから……うっ…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさっ……」
 堪えきれなくなった涙が一気に溢れ、アキはユキの胸に顔を落とした。
 泣きながらごめんなさいと言い続けた。
(いつの頃からだろう……)
 アキの背中に手を添えて、ユキは心の中で呟いた。
(アキのためなら、思っていないことも平気で言えた)
 自分にとってアキは必要不可欠な存在だから。
(自分が悪者になればいい。だってその自分は、本当の自分じゃないから)
 ユキは、冷ややかな目でトウジを見る。
「いちいちカッカしてて疲れない?」
 心にもない言葉。
 ただ、言い方には容赦がない。
「……なんやしらけたわ。姉か妹か知らんけど、泣いてる方に感謝せえよ」
 トウジはそう言って歩き出す。
「次からは足元よう見て戦えや、ヘボパイロット」
 トウジは行ってしまった。
 ケンスケはそれを追いかけていく。
(けど、僕がこうやるたびに、アキは庇ってくれて……)
 嗚咽を漏らすアキを、ユキは優しく撫でた。
(ありがとう、そしてごめん……大好きだよ、アキ)
114名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 03:08:40 ID:???
乙!!

同じことしてんのに、
トウジがサイテーに見えるのは性別マジックだな
115名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 03:26:55 ID:???
でも自分の妹傷付けてられてあぁ言われたら手も出すよね
しかも馬鹿にしたような言われ方最後にされてやり返さなかったこのトウジは立派だよ

それにしても双子姉妹近親相姦・・・(・∀・)イイ!!
116名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 10:19:11 ID:???
えっちですな
117名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 11:35:13 ID:???
トウジ、ちょっと顔貸せや
118名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 17:32:36 ID:???
621氏のシンジきゅんはまだトウジのこと好きなのかな…
119名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 19:44:08 ID:???
なくてはならない姉妹だからかこそ、トウジの兄弟を傷つけたということに
後々気が付いていけるんじゃないか?
120名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 19:48:46 ID:???
トウジ、マジぬっころす
121名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 20:06:32 ID:???
カプありなしに関わらずシンジ複数型は面白いよな
FFはそれこそ庵、貞、スパシン、断罪etc.どんなシンジも会わせると楽しそうだ
それに女体化というスパイスが加わってさらに面白くなる
122名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 20:36:33 ID:???
621氏のトウジはちゃんと告ってたら確実にシンジきゅんゲットできたと思うんだが
惜しかったね
123名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 21:06:40 ID:???
カヲルは裏切らなかったらゲットできたね
124名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 21:18:46 ID:???
あとで裏切るけどな
125名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 21:23:00 ID:???
全部終わったら大事なことをするという行動は死亡フラグ以外の何物でもありません
やりたいことは早めにやっとけという教訓ですね
126名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 21:26:35 ID:???
シンジ(*゚∀゚)キュンキュン
127名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 22:52:04 ID:???
wktk
128名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/03(金) 23:42:19 ID:???
>>122
まあ、あんなところで実戦も経験せず死ぬなんてトウジ自身思っていなかっただろう。
129名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 00:36:18 ID:???
トウジのシンクロ率ってそんなに高くなさそう。実戦で役に立たなさそう。
エヴァ2ではカヲルと張るくらい高かったけど。
まあ何が言いたいかっていうとシンジきゅん好きならエヴァ2やってみなってこと
130名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 00:46:08 ID:???
でもエヴァ2にはおにゃのこシンジきゅんシナリオはない・・・(´・ω・`)
トウジ(と時田)はかっこいいけど
131名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 00:52:10 ID:???
メイドさん女装イベントがあるそうじゃないか!
俺のはPS2版なんでそんな素敵イベント見れないんだけどな!!!
132名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 00:58:10 ID:???
シンジきゅんはボーイッシュな女の子!と暗示をかけてプレイすればいいよ
エヴァ2の戦闘はカヲルとトウジが大活躍だった。
シンクロ率一番高いんでいつも前線で戦っていた。
133名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:02:45 ID:???
むしろ俺くらいのレベルになると暗示なんていらないね
134名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:07:57 ID:???
トウジは中の人のこともあるし、性格が昔ながらのスーパーロボット風脇役っぽかったから
ついつい強いようなイメージがあったりする。
135名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:09:39 ID:???
だって関はドモンだもん
右手が光って唸るよ
136名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:16:43 ID:???
>>133
甘いな。このスレの奴らはみんな同じレベルだ
エヴァ2はシンジきゅんにストーキングしてたら嫌われました…
137名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:18:44 ID:???
俺はシンジきゅんの前でストリーキングしたら嫌われました
138名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:19:58 ID:???
トウジは運動音痴のイメージがあって、あんまりエヴァの操縦が上手そうでない


エヴァ2のシンクロ率は本来一番高いはずのシンジが低くて困ったw
139名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:21:46 ID:???
俺は葛城家で!コンビニで!学校で!ネルフで!
シンジきゅんを抱き締めたりキスしまくったりしたぜ!
140名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:26:04 ID:???
俺はシンクロ率はカヲルとトウジが競い合うようにダントツ。
無難な数字のシンジきゅんと綾波。そしてアスカがビリだった。
エヴァ2はおにゃのこシンジきゅんイベントあったらいいのに…
141名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:45:15 ID:???
エヴァ3もしくは碇シンジ補姦計画で女シンジを
142名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 01:49:18 ID:???
カヲルはともかく何でトウジのシンクロ率あんなに高かったんだろう…
143名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 02:25:24 ID:???
参戦できなかったエース、という設定を付け加えてしまったか
カヲルを除き、エヴァパイロット唯一の男性パイロットということで優遇されたか。

…あれ?
144名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 02:31:45 ID:???
違う
ATの高さが、たしかいかに他人に心を開けるかだから。

ATの高さをシンクロ率に反映するから、本来シンクロ率が高かったアスカとシンジが低めになっちゃう。
145名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 08:54:27 ID:???
続きマダ〜?
146名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 19:55:39 ID:???
久しぶりに来てみたらいつの間にか10スレ目になってたジャマイカ!

しかも新しい職人も出てきて!これからも楽しみでつねWW
147621の続きで:2006/11/04(土) 20:13:42 ID:???
タブリス戦突入くらいまで書いたんですが、


 パ ソ ぶ っ 壊 れ や が っ た ! !

携帯に強制サルベージ中。
しばらく携帯で投下するので、読みにくかったらすみません。

それと、もうひとつ。



EOEまで書いてもいいですか?
148名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 20:58:25 ID:???
>>147良いです良いです。てか書いて(´・ω・`)!!
149名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 21:05:40 ID:???
問題はない。存分にやりたまえ。
150名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 21:12:02 ID:???
>>147みたい
151名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 21:17:05 ID:???
ストーリー展開上、必然的にEOEに行ってしまうの?
152621の続きで:2006/11/04(土) 21:38:13 ID:???
ストーリーや展開はEOEです。欝です。
でも女の子なので描写は変えるし、ラストもなるべく救いがあるように変えるつもり。
何か本編そのまま首締めエンドじゃ面白くないし。
欝シンジきゅんを書くのは楽しいんだけど。
とか言ってそのままだったらすみません。エヴァFFって難しいわ…。
あまり期待しないで待っててください。
とりあえずDVDを百回ほど見返してみるノシ
153名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 21:57:03 ID:???
問題ない。ますます問題ない。
154名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:07:30 ID:???
>>152なるべく救いを多くしてやってくだつぁい。男だからEOEはある意味突き放した目線で見れたけど
女の子であの展開だとかわいそすぎる…orz
155名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:15:06 ID:???
そうか、どう足掻いても最終的にはEOE、ていうか戦自が攻めてくるって展開になるよな。
その時点でシンジが壊れてるかどうかとかそこら辺が変わって来るだけで。
156名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:23:21 ID:???
いいねえ。この調子で職人がどんどん増えてスレが活性化すればいい。
157名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:26:26 ID:???
前々スレの中盤頃はもう正直次スレはないのかなぁ?って思ってたけど

何だかんだでもう二桁だもんな。
158名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:34:07 ID:???
じゃあ次は3桁を目指そう
159名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:42:16 ID:???
何年後になるやら・・・
160名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:44:26 ID:???
1スレ消化に3ヶ月としても100に行く頃には漏れの場合もう45くらいだよ

しかも、それまでにここの住人の内何人が他界されることか…
と敢えてマジレスしてみる
161名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 22:53:15 ID:???
>>160の歳を逆算しながら職人待ち。双子シンジきゅんも欝になるのだろうか?
261氏のパソコンも早く直ると良いね。
162名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:33:14 ID:???
職人待ち
163名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:36:53 ID:???
待ってるだけじゃなく何か語ろうぜ
164名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:41:56 ID:???
何について?
165名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:43:10 ID:???
もちろんシンジきゅんについて
166名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:44:36 ID:???
双子シンジきゅんと621氏の作品について
“澄んだ景色を見てみたい。ただただ綺麗な世界が見たい”


 第4使徒シャムシエル、襲来。
 それに伴い、民間人には避難指示が出される。
「あぁもう……まただ」
「また文字だけになってもうたんか?」
「報道管制ってやつだよ。僕ら民間人には見せてくれないんだ」
 避難して、シェルターで寛いでいるトウジとケンスケ。
 ケンスケは携帯用テレビを見ながら、ぶつくさ呟いている。
「……」
 トウジはどこか虫の居所か悪いのか、黙っているばかりだった。
 避難する前、トウジはユキを殴ってしまった。
 ユキの言葉が許せなかった。
 女だからといって手が止められるほど、トウジの心は広くはない。
 殴ってしまったのが女なら、その女が傷付けた者もまた、妹という女なのだ。
 しかし、腹の中が煮え返りそうなぐらい怒りが込み上げてくるのに、
 トウジに向けたユキの顔と言葉を思い出すと、怒りはもやもやとしたものに変わってしまう。
「やっぱ気になってんの?碇姉妹のこと」
「あ?なにがや」
「妹さんのこと同情するけどさ。碇アキ…泣いてた方ね、あの子の言ってたことも共感しちゃうんだよね」
 トウジがイライラしていることもわかって、わざとケンスケは話している。
 トウジがどういう人間なのか、ケンスケは理解していた。
「トウジと妹さんがもしさ、あの二人の立場だったらどうする?」「どうするいうたって……」
「アレに乗って戦うことになったらってことさ」
 自分と妹が……と、トウジは頭の中を巡らせる。
 もし、あの時と同じ状況になったら。
 自分がやられたら妹もやられることになる状況で、他のことに気が回るだろうか。
「あの二人はさ、自分が助かりたいとは思ってないんだよ」
 そのことをトウジはわかっていた。
「それこそ、相手を守るためなら、他人を馬鹿にしたり、泣いて庇ったりしてさ」
「……んなもんわぁっとるわい」
 わかってても、納得できないことがある。
「ただな、素直に謝ることぐらい、してほしかっただけや」

『じゃあどうしてほしいの?土下座しろって言うならするけど?』
『ユキが言ったことは謝ります。僕達が妹さんにしたことも謝ります』

 ユキとアキの言ったことが蘇った。
(あれやったら、ただ言われたから謝るちゅうことちゃうんか……)
 思わず溜息が出る。
 理解できても、納得のいかないトウジなのであった。

 ゲンドウ不在の中の使徒襲来。
「敵ATフィールドを中和しつつ、ライフルの一斉射。訓練通りよ、いけるわね?ユキさん」
 リツコの声。
「はい、わかってます」
「アキさんは?」
「大丈夫だと、思います」
 ユキ、そしてアキに、返答を聞くリツコ。
 それを不思議に思って、ミサトは口を開いた。
「リツコ、なんでアキちゃんにまで訊くのよ?操縦はユキちゃんに任されてるでしょ」
「えぇ。でも、アキさんとユキさんの場合、シンクロはエヴァだけではなく、二人の間でも行わなければならないのよ」
「つまり……同じこと考えてなさいってわけ?」
「簡単に言えばね。絆のようなものよ」
 アキとユキの絆が強くなければ、エヴァの操縦にも影響が出る。
(こりゃあ、兄弟喧嘩なんかした日は大変ね……)
 などと思うミサトだった。
 話題になっていたアキとユキといえば、エントリープラグの中で静かに出撃の時を待っていた。
「ねぇユキ、なんで僕達、戦うのかな……ユキが叩かれてまで」
「……」
 アキが言っても、ユキは何も言わなかった。
 しばらくして、ミサトが通信を入れてきた。
170名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:48:35 ID:???
トウジ死ね。氏ねじゃなくて死ね。


まあ死ぬんだけど。
「アキさん、ユキさん、いいわね。エヴァ初号機、発進!」
 初号機が地上に向けて射出される。
「行くよ、アキ」
「う、うん」
 シャッターが開き、眼前に見えるシャムシエル。
 初号機はライフルを構える。
(目標をセンターに入れて)
(スイッチ)
 息をあわせて、ライフルを撃つ。
 確実に、シャムシエルに命中した。
「やった……?」
「いや、まだだ!」
 弾幕の中から、触手が振りかかってくる。
 後ろに飛び、間一髪躱したが、
「ライフルは効かない……」
 ユキが呟く。
 それでも触手は容赦なくエヴァに襲いかかった。
「くそっ!」
「ユキさん、ライフルを使いなさい!」
「無駄ですよミサトさん!バリアみたいなのは中和してるんでしょう!?それでも効かないんですから!」
 ダメージを与えられないライフルでは仕方がない。
(あの鞭みたいなのをかいくぐって近付けたら……)
 ユキは思う。
(ユキ……?)
 アキは心配して、ユキを見る。
 複座型のエントリープラグ。後方に座っているアキには、ユキの後頭部しか見えない。
 だが、ユキが何か考えているのはわかった。
「アキ、集中して!」
「えっ……?」
172名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:51:18 ID:???
>>170残念ながら同意見だ

シンジがおとこだったらまだ全然許せる範囲なんだがな…
173名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:52:20 ID:???
トウジ氏ねとか言ってるやつは先日のカヲルスキーのシンジきゅんスキーですか?
 二人の考えがバラバラだったことが、反応速度を遅らせる。
 シャムシエルの触手が初号機の脚部を捕え、初号機は転倒してしまった。
「くっ……う!」
「ご、ごめんユキ……」
「いい。今からちょっと手荒なことするけど、アキ、ついてきて」
 ユキはシャムシエルを睨みつける。
 脚部に絡みつく触手を、初号機は掴んだ。
「くぅっ!」
「手が、痛い……」
 触手を握る部分が、じわじわと融解していた。
 だが掴んだその手は離さず、逃げられないように強く、そして思い切り、初号機は触手を引き寄せた。
 それと同時にプログレッシブナイフを取り出す。
「平気だから」
「え?」
「叩かれるぐらい平気だから!アキと一緒にいられるから!」
 ユキは叫んだ。
 片手で触手を掴み、ナイフを持つ。
「ユキ……ありがとう。僕、ユキのこと大好きだよ」
 ナイフを強く、強く握り、
「うわぁぁぁぁ!!」
「このぉぉぉぉ!!」
 ありったけの力で、突き刺す。
 シャムシエルのコアは砕けた。それでも初号機は深く深くそこをえぐった。
 シャムシエル、完全に沈黙。

NEON GENESIS EVANGELION
175名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:54:04 ID:???
どっちでもいい
トウジ氏ね
176シンジキュア中の人:2006/11/04(土) 23:55:16 ID:???
621の続きで氏ガンガッテくださいー
応援してます
177名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/04(土) 23:58:00 ID:???
>>175
投下途中によく空気悪くするようなことができんな
SSが汚れるんでやめてくれ
178名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:00:10 ID:???
それを言うなら>>170が先だろう
あんま死ね死ね言うな。いいキャラじゃないか。
179名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:00:16 ID:???
>>179だけど、それではない。
でも女の子を男が理不尽な理由で殴ったら普通に考えてもイラッとはくるんじゃない?
まぁ、勢いで書き込みをした点では少しはいけなかったもしれないが…
180名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:01:59 ID:???
せめて投下終わってからにしろよ
181名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:02:26 ID:???
トウジのことはどうでもええやろ
アキユキたんに萌え萌えしようや
182179:2006/11/05(日) 00:02:27 ID:???
間違えた179は>>172
183名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:04:28 ID:???
何かこのスレトウジについて語ること多いなww
前スレでもそうだったし
184名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:05:38 ID:???
まぁ、あれだな。

シンジキュアの中の人乙!
185名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:06:41 ID:???
感想として書き込めよ
死ね死ねいってるだけじゃ見てる方も投下するほうもあまりいい気分しないと思う
ましてや投下途中だったし
186170:2006/11/05(日) 00:25:39 ID:???
カッとなって書いた。今は反省している。
投稿をぶった切る形になってしまったのは悪かった。
187名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:30:24 ID:???
お互いに大好き大好き言ってる二人は可愛いな

それにしてもこの展開は家出イベント無しでラミエル戦か?
188名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:32:03 ID:???
>>170はカヲルスキーだな
189名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:33:38 ID:???
>>176乙です
190名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:42:28 ID:???
621氏のトウジが殴ったときもこんなに議論されたっけ?
191名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:50:30 ID:???
あったような、無かったような…あんまし覚えてない
192名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:57:15 ID:???
そういうときのために過去ログがあるのだ
その後のオリジナルが良かったな。マックでブラジャー広げるシンジきゅん。
まあこの女シンジもののトウジぶん殴り事件はどう表現するか作者の力量が問われますな
193名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 00:58:53 ID:???
じゃあシンジキュアはどうだろうか
というかキュアって何?
194名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:03:30 ID:???
推測だがきゅんをキュアにしたかふたりはプリキュア(こんなんだったっけ?)
のキュアなんジャマイカ?
195名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:03:44 ID:???
>>188
ネタキャラとしてのカヲルは嫌いじゃないです。
が、カヲルスキーというわけでは…
196名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:09:07 ID:???
せっかくスレが元の空気に戻ったのにぶり返さないで頂きたいんだが
197名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:11:46 ID:???
アキもユキもかわいいな、おい
198名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:13:38 ID:???
双子と621シンジきゅんについて語ろうぜ
199名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:16:28 ID:???
>>198望むところジャマイカ
200名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:19:52 ID:???
621シンジきゅんは原作基準だが、端々に散りばめられたオリジナルがいいと思う
201名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:24:37 ID:???
やっぱ初期のほのぼのした3馬鹿とアスカに乳揉まれるところに萌える。
シンジキュアは男シンジと女シンジの兄妹ものはあるけど、双子女シンジきゅんは新鮮でイイ
202名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:26:51 ID:???
>>201
203名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:29:12 ID:???
すまん。前者は621氏の感想。
後者はシンジキュアの中の人の感想。
わかりにくい書き込みですまん。
204名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:39:50 ID:???
なんかシンジキュアのほうは二人で補完できてるから欝にはなんないだろうな、片方がどうにかならない限りは
205名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:45:08 ID:???
トウジがフォースにならなくて、双子の片割れが参号機に乗ることになり
バルディエルに乗っ取られるとか…
206名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:52:12 ID:???
どっちかがアラエルで精神崩壊。一人はぶっ壊れ寝たきりに。
残された片割れシンジきゅんが悲しみにくれたところでカヲル登場。
初めて他人に癒される残された片割れシンジきゅん。。でも首ポチャ。
みんな怖いんだ。助けて…助けてよ。起きてよ。目を覚ましてよ…!


戯言です
207名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:57:19 ID:???
今過去スレみてきた。847氏の様なシンジきゅん同士のガチな18禁展開が見たいの俺だけ?
208名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 01:59:52 ID:???
死ななくても、どっちかが恋をしたり、兄弟以外に大事な人ができたりして
姉もしくは妹に依存しなくなったら残された方は欝になると思う。
いいな…。双子。
209名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 02:06:01 ID:???
みんな鬱好きだな、俺も好きだぜ
でもほのぼのしてるのも好きだ
210名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 02:12:19 ID:???
流れに逆行するようだが俺はあんまし欝展開は好きじゃないかな
211名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 02:21:47 ID:???
漏れは欝になる原因によるな。原作みたいにトウジのエントリープラグやカヲルを握り潰したり目の前でレイが自爆するのはいいけど

仮にシンジキュアの片割れがそうなるのが原因だったらマジでやだ
212名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 02:30:10 ID:???
職人がやりたいようにするのが一番ですよ
213名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 03:03:03 ID:???
何か、あまり実のある語らいではなかったなorz
214名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 03:06:02 ID:???
結局好みの押し付け合いになるだけだからな。
俺はもうあきらめてる。
215名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 03:26:06 ID:???
好みの押し付け合い

っおすLAS
216名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 03:44:08 ID:???
双子シンジきゅん乙!! 続きが楽しみだ
217名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 04:52:32 ID:???
アキとユキって庵野と貞本名前の最後の漢字なんだね
218名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 05:17:51 ID:???
誰も気づいてくれなかったんで、自分で解説しちゃいました。
219名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 05:33:53 ID:???
この私は一話目から気付いていてよ
220名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 06:31:27 ID:???
>>218
本人乙と言いたいなら庵野シンジと貞本シンジを同じ部屋に閉じ込めてみたスレへ
あっちの方が何日も早く由来についてご本人様がレスされてる
221名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 12:18:25 ID:???
age
222名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 15:10:27 ID:???
だから、あげんなクズ
223名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/05(日) 15:20:30 ID:???
かなり遅すぎるんだけれども、今日初めてシンジきゅんとアスカの作画が一緒だったことを知ったorz

だからシンジきゅんが外見もおんにゃのこになっても違和感がないのかぁ…
NEON GENESIS EVANGELION

「ハイキングに行きたい?」
「はい。二駅ぐらい先のところに、いいハイキングコースがあるんです」
 シャムシエル戦を終えた数日後。
 休日を控えたその日、アキがそんなことを頼んできた。
「でもハイキングか……なんか渋い趣味ねぇ」
「僕達を産む前、母さんがよく行ってたんです」
 楽しそうにアキは笑う。
 そんな顔を見れば、無下に断ることも出来ず。
「お母さんがね……わかったわ。遠出だけど、許可を出しましょう」
「本当ですか?やったぁ!」
「ただし、あたしはついていけないから護衛兼連絡員をつけます」
 付け足されたミサトの言葉に、一瞬だけアキの顔が曇る。
 だがすぐに、先程の笑顔に戻った。
「ユキ、いいって!」
「ほんと!?ありがとうございます、ミサトさん」
「いいのいいの、使徒を倒したご褒美よ。楽しんできてね」
 共に喜ぶアキとユキ。
 ユキに礼を言われ、ニコッと笑ってミサトは手を振る。
(本当に二人でいるのか好きなのね……他に友達を作らないぐらい)
 心の内側では、複雑である。

 ピンポーン。
 そんな音が、翌朝の葛城家に響いた。
 パンツルックにリュックを背負って、嬉しそうに二人は玄関のドアを開く。
「こんにちは、君はアキさん…かな?」
「えっと、三尉さん…ですか?」
 外に立っていた青年は、優しそうに笑って頷いた。
 どうやら、人の良さそうな青年である。
「碇ユキです」
「碇アキです」
「ユキさんだったか、ごめん。二人共よろしく」
「いえ、ミサトさんまだ寝てるんで、もう行きましょう」
 ドアをゆっくりと閉めて、二人は家を出た。
「楽しみだなぁ、ハイキング」
「久々だからね」
 まだ暑くない朝の日差し。
 手をかざして太陽を見ながら、アキはユキに言った。
 穏やかな表情で、ユキも返事をする。
 手は、しっかりと繋がれている。
「ハイキングはよく行くのかい?」
「はい。前のところは、よく行ってました」
「誰もどこにも連れていってくれなかったしね」
「そうそう。でも行っても気まずいだけだよ」
 笑い話にして話すアキとユキだったが、笑い話の内容ではなかった。
 だがそんなことは、アキとユキの中では大した問題ではないのだろう。
 二人の後ろで、三尉はそう思った。

 列車に乗って、ハイキングコースがある駅まで向かう。
 保護者としての立場からか、三尉から話しかけなければ二人と三尉の間で会話は生じなかった。
 二人には壁がある。
 とても大きな壁が。
 血の繋がり。肉親。姉妹。
 そんなものでは崩せそうにない壁。
 仲良く話をしている二人を眺めていると、疎外感をひしひしと感じた。
 無言の溝があるまま、駅に着く。
 三人は降り、改札を出て、ハイキングコースへと向かった。
 先を歩くアキとユキ、その後ろを歩く三尉。
 その構図は変わりない。
 アキとユキの背中を見ながら、どれくらい登ったのだろう。
「三尉さん」
 不意に名前を呼ばれた。
「ここでお昼にしましょう」
「お昼……?」
 時計を見ると時刻は十二時より少々前ほど。
「もうこんなに経ってのか……」
 長かったような、短かったような。
 丸太で作られたベンチに座り、それぞれのリュックからアキはサンドイッチを、ユキは水筒を取り出した。
「お弁当は持ってきてませんよね?アキが作るって伝えてあるし」
「うん、楽しみにしてたよ」
「楽しみだなんて……ただのサンドイッチですよ」
 照れながら、アキはユキと三尉にサンドイッチを手渡した。
 ユキは水筒から麦茶を注ぎ、アキと三尉に配った。
「うん、美味しい。麦茶も冷えてて最高だよ」
 やっとまともなやりとりができて嬉しいのか、三尉は満面の笑みでサンドイッチを頬張り、麦茶を飲んだ。
 しかし、アキとユキは口にせず、前を見ている。
「本当は、二人だけで来たかったんです」
 ユキが言った。
「この景色を二人だけで見て、この景色を見ながら、二人だけでお昼を食べたかった」
 二人だけでと強調する。
 三尉は、薄々気がついていた。
 アキとユキは、自分達以外の人間を必要としていないわけではないのだと。
 そしてその逆に、誰かに必要としてもらいたいのだと。
「前のところは、嫌なことばかりだったんだね」
 三尉は静かにそう言った。
「頼れる人が誰もいなかった。だから自分達だけでいいって」
「……」
「……」
「ここも、そうだと思ったんだ?」
 アキとユキは答えない。
 三尉も、返ってくる言葉を期待してはいなかった。
「でも最初から決めつけてたら、何も始まらないんだよ」
 三尉は最後にそう言って、独り言を終わらせる。
 ユキは、アキの手を握った。
 一瞬アキは驚いたが、黙って手を握り返す。
 言われたことに、どう返せばいいかわからない。
 ただ、間違っているとは、ユキもアキも思えなかった。

 昼下がり。
 三人は山を下り始める。
 会話はなかった。
 だが、気まずい空気といったわけではなかった。
 三人は長細い草が一面茂った草原のような場所を横切っていく。
 そんな草の中から、突然音がした。
「なに?イノシシ?」
 怖がってアキはユキに抱きつく。
「あ、やっぱり。碇姉妹じゃないか」
 草の中から姿を現したのは、ケンスケだった。

 三尉は、遠くの木陰で休んでいる。
 ケンスケの張ったテントの中から、アキとユキが出てくた。
「おぉー!似合う!似合うよ!ミリタリーロリータ!」
 ケンスケは歓声を上げた。
 一見、軍服のように見える迷彩柄のジャケットと、迷彩柄のミニスカート。
 しかも丁寧に、袖やスカートの裾にはフリル付きである。
 アキをユキは、何故かそれを着て出てきた。
「ユキぃ、恥ずかしいよ……」
「ナニコレ……」
 赤面しているアキと、青褪めているユキ。
「驚かしちゃったお詫びさ」
 何がお詫びなのか。
 というか何故、ケンスケや自分達も迷彩服に身を包んでいるのか。
「ま、座れよ。トウジのヤツ、心配してたぜ。あの戦闘の後からお前達学校来なくて」
「検査とか訓練とかあったから」
「そっか。元気そうで良かったよ」
 うまくはぐらかされた気がしないでもないが、地面に座り、ケンスケと会話が始まった。
「それに反省してた」
「反省?」
 ケンスケの言葉にユキは思わず復唱してしまう。
 反省などする必要がないのに。
 本心ではなかったにしろ、殴られて当然のことをした。
 あの時取った行動は、トウジにも、怪我をさせたトウジの妹に向けても、してはいけないことだった。
「妹に説教されたらしいよ。私たちの命を救ってくれたのはあのロボットなのよ!って」
 アキとユキは顔を見会わせた。
 予想していた反応と、全く違った。
 てっきり慰謝料だのなんだと訴えられるのかと思っていた。
「でもさ、あの時のお前達がしたこと、俺は別に否定したりしないぜ」
 ニッと、ケンスケは笑う。
「お前達はさ、相手を守りたいんだろ?そうしないと、どっちかが壊れちゃうからさ」
 楽しいことも、嬉しいことも、辛いことも、悲しいことも、心の痛みも、全てわかちあってきた。
 ケンスケの言う通り、そうしないとどちらかが壊れてしまうから。
「二人は機械の中の歯車みたいだな。歯車は一つじゃ意味がないんだ」
 かっこうつけて、ケンスケは言った。
「プッ。意味わかんないよ」
 案の定、ユキが吹き出す。
 くすくすと、アキも笑っている。
「笑うなよ」
 だが、そう言ったケンスケも笑っていた。
「ねぇ、相田君はいつもこんなことしてるの?」
 打ち解けたからなのか、楽しげにアキが訊く。
「まぁな」
「ゲリラ戦になったときのための訓練?」
「こんなおもちゃで何ができるんだよ。好きでやってるだけさ」
 ふぅん。と、アキが言う。
「このフリルスカートの迷彩服も?」
「そ、そうだよ」
「着るの?」
「うっ……」
 恐らくは天然。
 なんの意図もなく出た質問だっただろう。
 だがケンスケは、それきり黙秘を続けた。

「今日はありがとうございました」
「一緒に行けてよかったです」
 日が暮れ、三人はマンションに着いた。
 社交辞令ではない、心からの礼をユキとアキは述べる。
「こちらこそ」
「はい。じゃあ、また」
「また、か。あるかな。二人と違って末端の平だから」
 三尉は苦笑する。
「でも、言うだけならタダだよな。二人とも、また、どこかで」
 そう言って、三尉は行ってしまった。
 アキとユキもマンションの中に入る。
「ここは、前とは違うのかもしれない」
「うん」
 ユキが言うと、アキは返す。
「学校に行ったら、彼に謝ろう」
「うん」
 変わらないと思っていた日常が、変わろうとしている。
 二人はその時、変わりたいと思った。
 変わろうと、足を踏み出した。
「あ、三尉さんの名前聞くの忘れてた」
「また会えるよ、きっと」
「そっか……うん、そうだね」
232名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 01:13:55 ID:???
おっつです!!
233名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 01:36:28 ID:???
双子はええのう…
234621の続きで:2006/11/06(月) 01:40:37 ID:???
「行きたいところって…?」

水面に照らされた朝日がキラキラと輝いている。
その綺麗な景色の中で彼は言った。
そして私も。
「その…花を買ったから。それを渡しに」
「ああ、とても綺麗な花だね」
カヲル君は私が手にしていた小さな花束に気付いたようだった。
純白の白い花。母さんが大好きだったという百合の花。
もう一つは黄色の花弁を持ったひまわり。
太陽みたいに大きく開いた花弁は、もう会えない彼を想像した。

「でも、母さんもトウジもあの共同墓地には眠ってなんかいないと思う」

それでもあの共同墓地が町外れで本当に良かったと思った。
あの戦闘に巻き込まれずに済んだから。
あの静かな場所が壊されることがなくて良かった。
彼が眠ることができるかもしれない場所が壊されなくて良かった。
私の命の中では眠ることなどできないだろう。
私にはそんな資格はない。きっと居心地が悪すぎる。

でも、母さんは――――

母さんは死んだ。そう思っていた。
でも私は確かに母さんが『いなくなった』ところを見たのだ。
死んでいなくなってしまったのではなく、ただ『いなくなった』のを。
そして私はエヴァの中で母さんに出会ったような気がした。
いや、確かに会った。あれは確かに母さんだった。
でもどうしたらもう一度母さんに会えるかどうかわからなかった。
だからせめてあの場所に行きたかった。
235621の続きで:2006/11/06(月) 01:43:03 ID:???
そしてもう一つの花に目をやった。
何という名前かわからないけれど大きな花びらの赤い花。
きっと勝気だったあの少女に似合うだろう。
あの白い病室もきっと華やぐ。
たとえ彼女が、アスカが花を、私を見てくれなくても。

「…もう会えない人もいるけれど。会いたい人がたくさんいるんだ。
 話がしたい人がたくさんいるんだ」

あの共同墓地でトウジと話をしよう。その次は学校へ行こう。
もう誰もいなくても。誰にも会えなくても。
彼が最後に言いたかったことがわからなくても。
それから、またアスカに会いに行こう。
彼女が目を覚ましてくれなくても。
私のことを許してくれなくても。
それから、綾波…。いや、レイにも。
彼女が私のことを『知らなくても』

私の勝手な思い込みかもしれない。
許されないことかもしれない。
でも会わなくてはいけないと思った。
話をしなくてはと思った。

もう一度。
もう一度だけ。
できれば何度も。
できればあの人にも。


父さんにも―――――

236621の続きで:2006/11/06(月) 01:45:00 ID:???

私はもう一度だけ変わることができるかもしれないから。


だから変わらなくちゃ。
けじめは付けなくちゃ。

でも変わって

変わって私はどうなるの?


今までだって変われなかったのに――――――


「僕はこの間彼女に会ったよ。ファーストチルドレンにね。彼女と僕は同じだった」

彼の言葉で考えに浸っていた私は俯いていた顔を上げた。

「君は自分が自分じゃない別のものになりたいと言ったね。それこそ男の子に」

私だけを見つめる紅い綺麗な目玉。
この間は壁一枚に隔たれ私を見ることはなかった瞳。
その目は今は私だけをまっすぐに見ていた。

「人は天使になりたいと思っている」

彼の言葉はいつも唐突で私は戸惑ってばかりだった。
でもそれが嫌じゃないのは確かだった。
だからその言葉の中にある真実を見つけだそうとした。

237621の続きで:2006/11/06(月) 01:47:33 ID:???


「でも天使は神になりたいと思っているんだ」

でも彼の言葉は常にむずかしくて。
私はカヲル君が何を言っているのかよくわからなかった。



けれど、彼は言った。




「なりたいものにはキリがないんだよ。際限なくね。…だから」



だから―――――?




「君は君だよ。何もかわらなくていいんだ」




だから。


238621の続きで:2006/11/06(月) 01:51:46 ID:???

私はまた喉が痛くなっていくのを感じた。
今まで感じてきた痛みとは違う痛みだった。
でも覚えている。


ミサトさんが私を受け入れてくれたとき。

エントリープラグの中でレイの笑顔を見たとき。



覚えている。

そうだ、忘れていた。



思い出せなかっただけ。





嬉しくても泣きたくなることを。


239名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 13:40:51 ID:???
GJ
240名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 15:48:06 ID:???
GJ
241名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 15:56:06 ID:???
GJ
242名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 15:57:35 ID:???
GJ
243名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 16:46:48 ID:???
なんで馬鹿って同じことするんだろうな
8スレ目ぐらいでも同じことして学習能力がないっていうか・・・
244名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 17:48:57 ID:???
age
245名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 00:47:12 ID:???
失速してるなぁ
246名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 01:12:35 ID:???
今までを考えればそんなことはない
247名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 01:14:52 ID:???
せっかく二人も職人が投下してくれるんだから
248名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 01:39:08 ID:???
なるほど、男の時に家出だったのがこの双子シンジきゅんだとピクニックになったのか。

しかし、いいなこの二人。確かに周りを寄せ付けないのかもしんないが、別に二人だけでも流れてる空気はかなりいい感じ

ていうか不覚ながら萌えた
249名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 01:58:57 ID:???
>>207何気に同意
250名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 03:03:24 ID:???
三尉ってなんだ?
無駄なオリキャラはなんか好きになれない……
251名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 03:07:50 ID:???
一人ぐらい許してやれよ
252名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 03:24:51 ID:???
つ綾波補完計画withアスカ育成計画

三尉でまずこれが思い付いた
253名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 09:27:37 ID:???
えっ!?三尉って日向のことじゃなかったの?

ずっとそうだと思って読んでた…
254名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 09:42:26 ID:???
三尉=俺だろ?
255名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 12:45:05 ID:???
各自脳内補完か
256名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 21:56:54 ID:???
無理矢理女装させられて目覚めるのと
最初から女装で完璧女の子

どっちが良い?
257名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 22:22:07 ID:???
個人的には、容姿がどれほど美少女でも、股間からビッグガンが消えようとも
ひたすら男の精神を保ち続けるシンジのほうがいい。
258名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/07(火) 22:30:57 ID:???
最近女の子続きだから男の子シンジの女装が見たい
259名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 01:03:05 ID:???
今の二作品が終わったら書くか
260名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 01:09:38 ID:???
シンジキュアはまだ始まったばっかりだし621氏はEOEまでまだあるし、二人とも先は長いぞ
コテ付けて投下すればいいんじゃね?
261名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 01:17:19 ID:???
まだ構想段階なので無理ぽ
期待させてスマソ
262名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 02:46:13 ID:???
>>256
圧倒的に前者
オカマのシンジきゅんは見たくない


無理やり女装させられて、嫌で嫌で仕方なくて、一人称も口調もそのまんまなんだけど、
どこからどう見ても誰が見ても美少女っていうシンジきゅんに萌え
精神は男の子ってやつだね


621氏もシンジキュアの人もGJ
シンジキュアは貞シンが操縦メインなのか。
個人的にはどっちかっていうと庵シンの方が操縦上手そうに見えるんだけど、(というかEVAの才能が上)
きっとアニメーションと使徒の数の違いだな。
あと、シンクロ率とリツコ・職員の賞賛の言葉のあるなし
263名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 22:35:02 ID:???
アスカ「あんた私と顔が似てるからいけそうね」
シンジ「何だよアスカ…僕の顔じろじろみて」
アスカ「明日の放課後漢字テストの追試があるのよ、どうせあんた暇でしょ?」
シンジ「明日はトウジ達とゲーセンに行く約束が…」
アスカ「暇でしょ!!」
シンジ「はい暇です。でも何で?」
アスカ「あんたバカァ? 私の代わりにあんたが漢字の追試を受けるのよ。私と顔がそっくりだから女装してこのカツラを被れば大丈夫よ!」
シンジ「女装なんて嫌だよ、追試くらい自分で受けなよ!」

次の日の放課後、顔を真っ赤にしたシンジきゅんがみれたとか。みれなかったとか。

と台詞のみ脳内で妄想した。ちゃんと文章にしようかとも思ったんだけど、携帯からだとおかしくなりそうだかやめておいた。
264名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 22:41:28 ID:???
やったれ
265名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/08(水) 22:45:20 ID:???
Youパソコン買っちゃいなYO!
“綾波レイ。父さんの特別な存在。レイ……僕の嫌いな名前だ”
───碇アキ


 二時限目が終わり、休み時間になる。
「あいつら、どないしとるんやろ」
「あいつらって?」
 窓際で黄昏ているトウジ。
 そして、プラモ片手に、トウジの話し相手になっているケンスケ。
「転校生や。休みが明けても来ぃひんのう」
「そんなに気になるのなら、綾波でも聞いてみれば?」
 半ば鬱陶しかったのか、ケンスケは後ろの席を指差した。
 チラッと、レイがこちらを見る。
「ワシはあいつが苦手や」
「あっそ」
 ケンスケは、アキとユキが登校してくるであろうと思っていた。
 そして予想通り、アキとユキが教室に入ってくる。
「よっ」
「おはよう、相田くん」
「ケンスケでいいよ。碇アキ……の方かな?」
「正解」
 当てられて、くすっとアキは笑った。
 ユキは、教室に入るなり一直線、トウジの元へ向かった。
「なんや、また嫌味でも言いにきたんかい」
 トウジはぷいっとそっぽを向く。
「ごめんなさい」
 素直に、ユキは頭を下げた。
 トウジは驚いてユキに向き直る。
「おま……」
「鈴原くん、僕からもごめんなさい。妹さん、早く良くなるといいね」
 アキも謝る。
 ばつが悪そうに頬を掻きながら、
「なんやワシも悪かったな。妹も気にせんでええ言うてるし、もうこの話はしまいや」
 と、言った。
 顔を上げたユキとトウジの目が合う。
 ユキとトウジは、照れ臭そうに笑った。
 アキもその光景を微笑ましく見る。
 ケンスケが親指を立ててアキに笑いかけると、アキも嬉しそうに笑い返した。

 ネルフ本部、司令執務室。
「碇アキ、碇ユキの個別シンクロのデータです」
 リツコが説明すると、ゲンドウと冬月がデータが表示されている画面を見た。
「単独での起動に支障はありません。シンクロ率も起動指数に達し、安定しています」
 アキ、ユキの個別での起動実験。
 これが、この日、アキとユキが遅刻した理由である。
「では、どちらかがロストした場合でも、起動は可能なのだな」
「はい」
 ゲンドウの問いに、当然とばかりにリツコは返した。
「それと、先日の使徒の解析結果ですが…」
 画面が切り替わる。
「構成素材の違いはありましたが、99.89%、人間の遺伝子と酷似していることが判明しました」
 解析結果を見ながら、冬月が口を開く。
「エヴァと同じということかね」
「その通りです」
 リツコが言うと、冬月はゲンドウを見た。
 ゲンドウは全てを見透かしたような瞳を、眼鏡の奥に隠していた。

「ガンバレー!」
「抜ける抜ける!」
 女子はプール。
 男子はマラソン。
 といっても、男子は女子のプールを遠くから覗いている。
「ユキ、頑張ってね」
「まぁそれなりにね」
 ゴーグルをつけて、ユキは飛び込んだ。
「頑張れー!ユキー!」
 普段は大人しいアキも、ユキが泳ぐとなると人が変わったように声を上げた。
「あ、綾波さんが泳ぐみたいね」
 アキの隣にいたヒカリが気付いてそう言う。
 応援と動きを止めたアキは、微かに視線をずらした。
 飛び込むレイが映る。
「ユキさんだけじゃなくて、綾波さんも応援してあげましょ。頑張って!綾波さーん!」
「……」
 ヒカリの言葉に、アキはしばし沈黙する。 そして、大きく息を吸い込んだ。
「ユキー!!行け!行け!!そこだー!!」
「ア、アキさん……」
 ヒカリや周りが唖然となるほど、アキは声を張り上げる。
(アキさんて、綾波さんのことが嫌いなのかしら?)
 アキを見ながら、そんな疑問が浮かんだ。

 全授業が終了し、アキとユキが帰宅する。
 二人の帰宅と同時、ばたばたとミサトが玄関にやってきた。
「おっかえりぃ!ちょうど良かった」
 ミサトは制服のポケットから一枚のカードを取り出した。
「レイの更新カード。あんた達のはテーブルの上よ」
「これがどうかしたんですか?」
「リツコのやつ渡すの忘れちゃってさ、悪いけど今から届けに行ってくれる?」
「今から、ですか?」
「零号機の再起動実験、二時間後なのよ〜。あたしはもう行かなきゃだから、ね?」
 ユキの掌の上にぽんとカードを添えると、ミサトは靴を履いて、
「二人は今日はもうなんもないから、ごゆっくり〜」
 言いながらさっさと家を出ていった。
 パタン……と寂しく音を立てて閉まるドア。
 レイの無表情の顔が写るカードを見ながら、ユキは溜息をつく。
「じゃあ……行こうか」
「……かない」
「え?」
「いかない」
 アキは低いトーンでそう言った。
 だがすぐさま、ハッとしてユキを見る。
「あ……そうそう、冷蔵庫がもうからっぽだから、買い物行かなきゃだし」
 必死に言い訳をしている。
 だが、アキの言葉が耳に入らないほど、ユキは呆然としていた。
 あんな表情をするアキを、ユキは初めて見た。

 結局、レイの家にはユキ一人で行くことになった。
 少しの間、玄関のドアとにらめっこしていたユキは、意を決して呼び鈴を押した。
 しかし、音はならない。
「綾波さん、いないの?」
 ドアを叩いて呼びかけてみる。
 返事はない。
 恐る恐るドアノブを捻ると、簡単にドアが開いた。
「ごめんください。あの、碇ですけど……」
 人がいるような気配はしなかった。
 カードを置いて帰ろうと、仕方なくユキは家に上がる。
 部屋は、実に殺風景だった。
 カードをどこに置こうかとうろうろしていると、ユキはふと、ある物を見付ける。
(眼鏡……誰のだろう)
 手に取って見てみる。
(父さんのだ)
 変形して歪んでいる眼鏡。
 そこには確かに、ゲンドウの名前が刻んであった。
「誰?」
「え……あっ」
 声がして、思わずユキは振り返る。
 そこには、バスタオル一枚のレイがいた。
「あ!勝手に上がってごめん!新しいカード、渡しにきたんだ……ごめん、もうに帰るから」
 眼鏡と共にカードを置くと、ユキはならべくレイの体を直視しないように、玄関に向かおうとした。
「一緒じゃないのね」
「え…?」
「いつも二人なのに」
 アキのことを言っているのだろうか。
「い、いつもってわけじゃないよ。アキは夕飯の買い物に行ってて」
「そう」
 レイは、ユキの隣を通りすぎると、着替えを始めた。
 ユキはぽつんと、その場に立ち尽くしたまま。


---------

もうに帰るから→もう帰るから
推敲足りなかった……
272名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 00:42:29 ID:???
乙!
気にするなー!
273名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 01:02:48 ID:???
Goot Job!!
それくらいおK
274名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 18:59:39 ID:???
Goot Job!!
気にするなー!
275名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 19:15:04 ID:???
>>274
お前は何がしたいんだ
276名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/09(木) 22:56:24 ID:???
ワクワクテカテカ
277名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 00:31:50 ID:???
ちょっと読んでみたいと思った俺はそろそろヤバいと思う

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1132627957/586-591
278名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 00:37:44 ID:???
帰ってきなさいな
279名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 00:42:26 ID:???
第三者とは肉体関係ドロドロだけど本命とは抱き締め合うだけで幸せな
プラトニックな心の繋がりを何よりも求めているシンジきゅんはいいと思う
280名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 00:53:07 ID:???
「私、トウジのこと好きだよ」
「なんやねん。いきなり」
「だって、トウジからは煙草の匂いはしないし。香水の変な甘い匂いもしないし。
 それに…こうして一緒に寝ても…。何も。私に何もしないし…」
「…………」
「ごめんね、何かしたかったらしてもいいよ」
「せえへん」
「あはは。トウジは優しいね。そういうところも好きかも。…お休み」
「ああ、お休み」



ムシャクシャしてやった。反省はしている。
281名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 01:10:00 ID:???
ちょっときゅんときた俺もそろそろヤバいと思う
282名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 01:38:46 ID:???
外部にそういう感じのSSあったよね
トウ女シンで18禁だったけど
283名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 01:45:04 ID:???
いや、これはプラトニックな関係がいいんじゃないか
284名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 01:48:46 ID:???
好きだけど触れられないんじゃなくて、好きだから触れない、みたいな?
285名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 01:58:17 ID:???
何かしたかったらしてもいいよ?とか言われたからこそ意地でも何もしないと思う
もし何かしたら、シンジきゅんに何かした男達と同じになっちゃうから
そんなギリギリなプラトニックな関係がいい
286名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 02:02:37 ID:???
俺は確実に何かする側の人間です
NEON GENESIS EVANGELION

 レイは、着替えが済むと、そのままカードを持って家を出ていった。
 シンジはそれを追いかける。
 鍵をかけないのを心配しながら、ユキはレイと共にマンションを出た。
「ついてくるの?」
「え?」
「夕食、買い物に行ってるんでしょ」
 言われて、シンジは思い出した。
 気まずくてそのことに頭が回らなかった。
「あ、うん。再起動実験……僕も見てみたくなったから」
「そう。連絡、しなくていいの?」
「あ!そうする……」
 指摘されてばかりだと、ユキは自嘲する。
 アキの携帯電話に連絡すると、留守番電話に繋がった。
 仕方なくこの事を伝えると、アキは先を歩くレイを追いかけた。
「綾波さんは怖くないの?」
「何が?」
「エヴァに乗るのがだよ」
「あなたは怖いの?」
 レイは聞き返した。
 ユキはレイの言葉に、自信のようなものを感じた。
「お父さんの仕事が信じられないの?」
 そして更に、そう訊いてくる。
「信じられるわけないじゃないか!あんな父親なんて……」
「私は信じているわ」
 ハッと、ユキはレイを見た。
「私が信じているのは、この世で碇司令だけ」
 冷たい瞳をユキに向けて、レイは言った。
 その時、ユキは思った。
 親子である自分とゲンドウより、何故レイの方がゲンドウに近い場所にいるのだろうと。
 何故自分は、こんなにもゲンドウと距離が遠く離れてしまっているのかと。

 レイの再起動実験を、ユキはただ淡々と見ていた。
 同じ室内には、ミサトやリツコ、冬月、そしてゲンドウがいる。
『私が信じているのは、この世で碇司令だけ』
 レイの言葉が、頭に浮かんだ。
 レイははっきりと、迷いもなく、答えた。
(どうして、そんなにまで父さんのこと……)
 自分よりも、レイはゲンドウの近くにいる。
 嫌だった。
 漠然とした、嫉妬のようなものを感じる。
(アキがいれば、それだけでいいはずなのに……)
 不安だった。
 アキに申し訳なく思う反面、あの言葉だけで、ゲンドウの側にいるレイに嫉妬心を持つ自分がいた。
 レイが乗る零号機を見ながら、そんなことを考えていた、その時、
「碇、未確認飛行物体が接近中。おそらく使徒だ」
 連絡を受けた冬月が、ゲンドウに告げる。
「テスト中断、総員第一種警戒体制」
 ゲンドウは言った。
 皆、それに呼応して作業を開始する。
「零号機は出さんのか」
「戦闘には耐えん。初号機は?」
 冬月の問いにゲンドウはそう返すと、今度はリツコに向き合った。
「単座型エントリープラグ換装の時間を含め、380秒で出撃が可能です」
「よし、出撃だ」
 ユキはじっとしていた。
 少しの間が産まれた。
「どうした、何をしている。お前だけでも起動可能だ、さっさと行け」
 ゲンドウの言葉が、痛かった。
(僕は、父さん……あなたを信じられるほど、まだ近くにはいない)

 警報と避難勧告に、市民は皆シェルターに避難していく。
 逃げる者達に逆行するように、アキは足を進めていた。
 両手にはスーパーの袋を持っている。
 両手は塞がっている上にこんな状況だ。
 アキはこのまま、ネルフ本部に向かおうと考えていた。
 どんどん人の数が減っていく。
 そしてまばらになって、アキ以外、街には誰もいなくなった。
「あれは……」
 思わず声が出てしまう。
 ピラミッドを底面同士で重ねたような浮遊物体。
 第5使徒ラミエル。
「早く行かなきゃ……」
 ラミエルとかなりの距離があるというのに、その大きさの差からか、圧倒されてしまう。
 体が震えるのを抑えながら、アキは走り続けた。
 だが、走り続けた足が、止まった。
「あれって……まさか!」
 地上に現れた初号機。
 それと同時、アキは背後に眩しさを感じた。
 振り返る間もなく、その眩しさの原因であるラミエルが放った加粒子砲が、初号機を襲う。
「ユキッ!!」
 アキの叫びが、誰もいない街に響いた。

 ザアアァァァァァ……
『ユキ、やっと見つけた』
『アキ……』
『傘、差さないと風邪ひいちゃうよ』
『ねぇ、自転車見付けたんだ』
『あ、ほんとだぁ』
『まだ使えるんだ。使えるのに捨ててあった。これで隣町まで行こうよ、後ろに乗せてあげるから』
『じゃあ、帰りは僕がユキを乗せてあげるね』
『アキ……』
『はいっ。傘入れてあげるから、一緒に帰ろ』
 カラカラカラカラカラ……
 カラカラカラカラカラ……
 カラカラカラカラカラ……
───君達、止まりなさい。
───その自転車は君達の物なのかな?
『いえ……でも橋の下に捨ててあったから』
───嘘をついちゃいけないよ。
『本当です、嘘じゃない!』
『ユキ……』
───話は、署で聞こうかな。

───お名前は?
『シンジ』
『え?何言ってるのア……』
『その子は碇シンジ』
───あなたは?
『……レイ。碇レイ』
───保護者の名前は?
『……碇ゲンドウです』

───アキちゃんユキちゃん!!
───なんてことしたの!?自転車が欲しかったら言えば良かったのに!
『……違う』
───そのぐらいのお金なら、お父さんから貰ってるのよ!
───それに変な名前を使って!

───あなた達は、アキ、ユキでしょう!?

「男ならシンジ、女ならレイと名付ける」
「そうね、素敵な名前だわ」
「ユイ、その子は、セカンドインパクトの後に生きていくのだな。この地獄に」
「いいえ。生きていこうと思えば、どこだって天国になるわ」
「ユイ……」
「だって生きているんですもの。幸せになれるわ、きっと」
「そうか、そうだな」
「早く逢いたいわね。シンジくんか、レイちゃんに」
292名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 04:05:59 ID:???
あー、何か倒錯系ってこんな感じの雰囲気だよな。最近忘れてた。
293名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 04:26:48 ID:???
232は忘れんぼさんだな
294名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 08:54:33 ID:???
GJ
295名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:22:07 ID:???
GJ
296名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:33:20 ID:???
gj
297名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:41:15 ID:???
ろくに感想も書けない上荒しまがいのことをするのかこのスレの人間は
298名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:50:34 ID:???
GJ禁止か
299名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:55:04 ID:???
じゃあ乙も駄目だな
300名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 12:57:03 ID:???
そんな過剰に反応しなくてもいいじゃないか
感想なんて書きたいやつだけ書けばいいんだし
301名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 13:00:28 ID:???
不愉快なカキコがもれなくついてくるぐらいなら
乙もGJも先着一名にしておいたほうが良いかもしれない
302名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 13:03:39 ID:???
乙やGJが続くより、それを騒ぎ立てる書き込みの方がウザイ
303名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 13:06:43 ID:???
GJが禁止されると感想特にない日とか、感想書くの下手な俺とかは困るんだが
どの投下系スレ見ても、そう毎回感想書かれてるわけでもないし
304名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 13:09:34 ID:???
感想が出てくるほど好きじゃないけど、読者はいますよ、必ず読んでますよ、続きを待ってますよ、
という俺なりの意思表示。それがGJ。
305名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 13:13:51 ID:???
そんな感じ。気軽に意思表示できる。それがGJと乙。
別に毎回感想書き込む義務もないしな
そう言う>>297は書かんのかと
306名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 15:31:28 ID:???
>>302同意だな。
307名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:01:20 ID:???
この程度で荒らしって…
308名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:03:56 ID:???
腐女子が住み着いてるスレはGJとか乙とかそんなんばっかりだな
まともな感想がない
クレクレばかり
309名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:08:40 ID:???
どの投下系スレも乙とGJの書き込み満載だけど…
過剰に感想書き込むレスこそ自演や馴れ合いっぽく見える
310名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:13:38 ID:???
このキャラ可愛いね。この先の伏線が気になるね。ここの描写が最高!
とかいちいち感想書き込まなきゃいけないのか?
別に乙でもGJでもレスするだけええやん。
311名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:16:32 ID:???
みんなロムればいいということですよ
312名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:19:42 ID:???
みゃあの家 保管庫にあった鰹節氏のTSモノがPET、心の壁に次ぐくらい良かった
鰹節氏の他作品どっかにある?
313名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:24:52 ID:???
なんか、あの作品書きかけたところで燃え尽きたみたい。もしくは煮詰まったか。
無理も無いがw
百合展開が本筋なら続きもあったっかな?
詳しくは知らんがサイトもすぐに閉鎖したみたいね。
314名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:28:10 ID:???
何か一気に白けたな
315名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:42:07 ID:???
俺の常駐スレは職人じゃないやつもプチネタを振って
住人全員で盛り上がってるwすっげーたのしい
316名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:46:00 ID:???
もうその時期は過ぎたんだよ
317名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 16:47:20 ID:???
感想を強制すなってことだ
318名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 17:20:52 ID:???
>>316
もう10スレ目だしなー
毎回じゃないけど、時々みんなでネタやFF語りで盛り上がることもあるしいいやん
319名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 18:05:49 ID:???
そうそう、落ち着いたと言ってくらさい
320名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 18:21:59 ID:???
乙です。
そして揚げ足を取るようで申し訳ないが
レイを追いかけたのはユキの方だよね。
321名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:16:40 ID:???
んで結局GJは使っていいのか?
322名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:20:14 ID:???
当たり前ジャマイカ。常に感想を付ける必要はあまりないジャマイカ
323名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:40:16 ID:???
5,6レス続いた場合は荒らしでおk?
324名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:44:02 ID:???
つ 【お茶】
325名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:51:16 ID:???
むしろ>>297が荒らしだろう
前も続いたときに同じように騒いでた奴いたし
326名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 22:58:25 ID:???
でも粘着はウザイぞ
GJとレスすればまたGJとレスGJ→GJ→GJ→GJ→GJ→GJ→GJ……と粘着じゃなくても便乗する奴がいるのは確か
327名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:02:53 ID:???
一番初めはお遊びみたいなもんだったんじゃないか?
別に続くくらい荒らしと呼べるものでもないし。実際屁でもないが
328名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:09:24 ID:???
GJ連鎖ぐらいでいちいち波風を立てられるほうが迷惑。
自治議論が何レス続いてることやら。
329名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:27:54 ID:???
全く
330名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:31:47 ID:???
作品投下やらネタ論議やらで盛り上がってると
必ず水を差す輩が出てくるよな
331名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:32:13 ID:???
全くだ
332名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:32:49 ID:???
>>294-329

うざ
333きも澤ほも直ですっ!:2006/11/10(金) 23:35:38 ID:iLbR70Kj
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
334名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/10(金) 23:38:15 ID:???
スレ違いだ馬鹿者め
335名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/11(土) 01:57:41 ID:???
愛したー、男たちーをー、おーもいでーに変えーてー

セーラー服と機関銃パロのシンジきゅんとかはどうか
336名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/11(土) 19:38:30 ID:???
司令、お迎えにあがりました!


平凡な日々からいきなり女子中学生司令になってしまったシンジきゅん
337名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/12(日) 14:02:41 ID:???
age
338621の続きで:2006/11/13(月) 22:38:30 ID:???
「僕も行こうか?」

心配そうにカヲル君は私を見つめた。
痛みかけた喉を、唾液を飲み込み耐えた。

「何だか辛そうな顔をしているから。君が壊れてしまいそうだよ」


ああ

彼は優しい
でも、そんなに優しくなんかしないで欲しい
きっと私は大丈夫だ
きっと私は生きていける


だって、ここはきっと違う。




ここは―――――


「大丈夫。一人で行けるよ」
「そう。君は強いんだね」
「強くなんかないよ…。でも」

339621の続きで:2006/11/13(月) 22:46:13 ID:???
大丈夫。

きっと私は生きていける。
喜んで生きていける。

幸せでいられる。


「でも…?」


そう思えたのは。


「そう見えるんだったら、カヲル君が私をそうしてくれたんだよ」

そう言うと彼は不意を付かれたような顔をした。

「カヲル君…?」
「うん?なんだい?」

だけどそれは本当に一瞬だった。

「ごめん…。私何か変なこと言った?」
「どうして?何も言ってないよ」

だって――――――

泣き出す前の子供みたいな表情。

今まで見てきた君とは違う別人みたいな顔をするから。
340621の続きで:2006/11/13(月) 22:49:11 ID:???


君が私に優しくしてくれるたびに不安になるんだ。
君が笑う顔がときどき泣いてるように見えるんだ。
大きな大きな、目も眩むような赤い夕日。
血のように赤く染まった君の横顔。
それがあまりに君に似合っていたので不安になった。


夕日は好きじゃない。
昼と夜との一瞬の隙間。
ほんの一瞬交わるだけの瞬間。
決して一つにはなれないと思い知らされるから。





何か大切なものを失うときは、いつもあの赤とオレンジに照らされた光の中。








だけど。


341名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 22:59:28 ID:???
GJ
342名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:05:18 ID:???
これから生きていけなくなるようなことされちゃうのか…
痛い。痛いよ。
343名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:07:01 ID:???
GJ
344名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:15:35 ID:???
345名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:27:24 ID:???
346名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:30:50 ID:???
おっつ
347名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/13(月) 23:39:14 ID:???
おつ
348名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 00:14:39 ID:???
349名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 00:45:35 ID:???
350名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 02:59:37 ID:???
351名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 03:56:20 ID:???
352名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 04:02:47 ID:???
353名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 04:23:08 ID:???
354名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 04:48:53 ID:???
355名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 07:58:47 ID:???
>>302-307>>309>>310>>321>>322>>325>>328
で、どう責任を取るつもりだ

356名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 08:10:05 ID:???
ここまでわからん馬鹿がこんなにいるとは思わなかった
357名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 08:31:29 ID:???
スルーして何か語ろう
358名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 10:30:12 ID:???
いや、絶対誰かが何回もカキコしてるんだろ。

そもそも前スレや前々スレから考えてこんなに1回の投下に対してレスが付くなんてことはあんま記憶にない
359名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 12:56:16 ID:???
注目されなかった気付かなかっただけじゃない?
360名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 12:57:59 ID:???
×注目されなかった気付かなかっただけじゃない?
○注目されなかったから気付かなかっただけじゃない?
361名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 13:28:49 ID:???
腐女子が悪い
362滝澤ほも直ですっ!:2006/11/14(火) 14:44:19 ID:F4tzQf83
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
363名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 18:24:48 ID:???
>>358
煽り屋がいるんだろ
別に乙がたくさんあっても困るわけじゃない
スルースルー
364名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 18:35:58 ID:???
>>363
そういうことなかれ主義がこのスレに嵐を呼んだんだろ
365名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 18:47:03 ID:???
>>363わかりますた、徹底スルーでつね
366名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 21:30:54 ID:???
サードインパクトが起きても知ーらないっ
367名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/14(火) 22:04:55 ID:???
なんか急に乙だのGJだのに文句をつける馬鹿が湧いただけ、という気がするな。
368名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 00:51:44 ID:???
文句を付けるやつもうざいが、さすがにこれだけ乙やら何やらが続くのもうざい
369名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 07:45:43 ID:???
スルーできてないじゃん
腐女子って馬鹿?
370名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 08:09:04 ID:???
ううん。お前が馬鹿
371名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 08:27:19 ID:???
カヲルきゅん
372名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 08:28:07 ID:???
スルースルーは口だけかい?
373名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 11:26:27 ID:???
つ 煽り
374名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 16:22:39 ID:???
煽られ耐性が低杉
375名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 16:26:28 ID:???
一理ある
376名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 21:47:26 ID:???
つ カルシウム
377名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/15(水) 21:53:08 ID:???
>>376ありがたくいただきまつ
378名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 00:07:23 ID:???
内容が24話だからアンチカヲルスキーでも湧いたのかな
379名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 00:25:15 ID:???
カヲル腐にしろアンチカヲルスキーにしろ、こんなスレまで覗かないだろう
ひたすらシンジきゅんきゅんなスレだぞ
380名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 03:34:36 ID:???
なんかとことんその場限りしか見てないんだな
GJ乙の連投は前からあった
カヲルの登場に関わらず
381名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 04:11:38 ID:???
面白ければ、GJなり乙なり。嫌なら無視。
GJや乙にぐちぐち文句をつける奴は、そもそもここ最近しか見てないんじゃねーの?
最初の621のころから、GJや乙の連投はあったし。
>>343-354までのものはなかなかなかったが。
つーかこれも、わざと連投してる>>355あたりの自演じゃないのかね。
382名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 05:07:43 ID:???
最近何故か女体化シンジスレが荒れてスパシンスレが非常に乱立して同じスレで同じような書き込みを何度も見る
383名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 07:45:44 ID:???
ここ1週間くらい荒れてるな
384名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 07:56:17 ID:???
無視しろという人間が無視できてないのはどゆこと?
385名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 07:58:37 ID:???
さあね


女装シンジきゅん分が足りねえ
補給するか…
386名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/16(木) 11:39:57 ID:???
>>385漏れにもワケテクダサイ…
387きも澤知直ですっ!:2006/11/16(木) 20:53:15 ID:+db1ulxX
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
388名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/17(金) 06:48:14 ID:???
↑こんな書き込みを所々で見る
389滝澤ほも直ですっ!:2006/11/17(金) 10:20:17 ID:0vapKIEw
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
390名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/17(金) 11:03:59 ID:???
>>386
つ くまの巣のオマケ漫画

まあ、既出だけどな
391きも澤知直ですっ!:2006/11/17(金) 17:51:31 ID:0vapKIEw
ギャグボール付けて手首と足首に鎖つけて磔にするの
手術用の薄いゴム手袋に温感ローションをたっぷり塗ったら
シンジ君のお尻に中指を優しく出し入れするの
耳元で「お尻の力抜いて」とか「おっきくなってきたね、お尻気持ちいいの?」
とか言うの
シンジ君のおちんちんが大きくなったら首筋の動脈に麻薬を注射するの
十分に薬がシンジ君の中に廻ったら耳元でこう囁くの
「お前は要らない子」
「君に母親が居ないのは君がダメな子だからだよ」
「こんな事されて勃起するなんて最低」
シンジ君が泣き出したら激しいフェラチオで一気に絶頂へ誘う
口の中で発射を確認したらすかさず二回目のフェラチオ開始
今度はお尻も刺激しながらのフェラチオでイカせてあげるの
白目剥いて気絶するまでイカせてあげるの
392名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 17:53:48 ID:???

飽きたので新しい展開を頼む
393名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 18:40:23 ID:???
ttp://www.imgup.org/iup288765.jpg
これでも見て落ち着け
394名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 22:55:03 ID:???
>>393
うpうp
395名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:43:54 ID:???
ハァハァハァ
全うpは無理ぽ?
396名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:46:00 ID:???
シンジ顔赤過ぎ
綾波乳輪でかすぎ
397名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:49:21 ID:???
何故かミサトさんにかなり萌え萌えしてしまった
398名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:50:20 ID:???
すまんな。表紙こそこんなだが中身は女キャラのエロ
あとシンジのナディア女装があったか
399名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:54:00 ID:???
確かにシンジきゅん、窒息しそうだw
400名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 23:55:49 ID:???
挿すのか?挿す気なのか?
綾波レイ!!
401名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/19(日) 04:18:17 ID:???
この絵だけで三杯はいけるな。妄想をかき立てる
無理矢理女物の下着と制服を着せて
嫌がるシンジきゅんにミサトと綾波で…
402621の続きで:2006/11/22(水) 23:01:18 ID:???

「じゃあ、私もう行くね」
「ああ。気を付けて」

彼はいつも通りに微笑んでいた。
その白い顔に私も笑いかけると、花束の一つから一輪取り出し彼に渡した。

「これは…?」
「あげるよ」

すんなりと伸びた茎の上に開いた花弁は、真上を向かず少し控えめに俯き加減で

「カヲル君みたいだよ。それから、レイにも似てる」

でも、似てるだけ。
同じものではない。
似てるって事はその時点でまったく同じ物ではないって事だ。

「レイとカヲル君は、とてもよく似ているかもしれないけれど
 同じじゃないよ。レイはレイで…カヲル君はカヲル君だよ」

そして、私は私。
彼がそう言ってくれた。
だから私は生きていける。

そうだ。
私たちはわかりあえる。
たくさん話をしよう。
もう会えない人にも。
これから会いたい人にも。
403621の続きで:2006/11/22(水) 23:04:20 ID:???

ミサトさん
レイ
アスカ
トウジ
委員長
ケンスケ

父さん――――

そして、カヲル君


次に君に会ったら何を話そう。
みんなに会ったら何を話そう。


あの赤とオレンジだけの世界の中で私は色んなものを失った。


だけど。

だけどまた夕日を見よう。
何度も何度も。

私はそれを好きになれるかもしれないから。



神様なんていなくても生きていけるかもしれないから。

404621の続きで:2006/11/22(水) 23:06:47 ID:???


ここは。









ここは世界の終わりなどではないのだから。



彼女が去ってしまった湖は以前と同じように静けさを取り戻していた。
静まり返った水面に瓦礫の欠片が場違いな程の音を立てて落ちた。

水面に広がって、いつしか大きくなってゆく波紋。

こんな風に、僕の存在は君に何か変化をもたらしたのだろうか?




何かを掴みかけたような気がした。

この手に残る一輪の白い花のように。


405621の続きで:2006/11/22(水) 23:10:20 ID:???


だけどそれはほんの一瞬で、僕はそれをただ見ているだけだった。

この白い花もきっとすぐ枯れてしまう。

この花が枯れなければ。


掴みかけたものに本当に手が届くものならば。




僕は。





僕は、どうするんだろう―――――


でも。

ああ、でも。


406621の続きで:2006/11/22(水) 23:16:00 ID:???
わかっている。そのために僕はこうして存在しているのだから。

せめて彼女の用事が済むまではここにいようかと思ったけれど。

だけどもう行かなくては。

「全てはリリンの流れのままに…」


ヒトは天使になりたいと思っている。


天使は神になりたいと思っている。



「―――――じゃあ神様は何になりたいと思うのだろうね」




小さく呟いた疑問に答える声はなかった。







さあ、僕は僕に還らなくては。

407名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/23(木) 15:24:01 ID:???
投下キター(・∀・)
Gj!!
408名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/23(木) 19:06:23 ID:???
う〜ん、GJだ!!
409名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/23(木) 20:17:18 ID:???
裏切るんだな。そして裏切るのだな。
410名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/24(金) 00:52:01 ID:???
シンジかわいそうです><
411名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/24(金) 01:08:06 ID:???
切ないなぁ
うまいなぁ
412名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/24(金) 02:05:00 ID:???
さようなら、シンジの最後の理性。
てか最後まで原作どおりということは結末も原作どおりか。
キャットファイトのようになるのかもしれないが。
413名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/24(金) 06:45:23 ID:???
でも、これでカヲルに生き残られても困る
414名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 00:11:26 ID:???
ならばどういう展開を望むのか
415名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 03:19:08 ID:???
そりゃもうシンジきゅんがくんずほぐれつ
416名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 08:54:52 ID:???
>>415いいこと言った(笑)
417名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 09:56:17 ID:???
誰と?俺とか?
418名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 10:33:27 ID:???
それは各自の脳内補完だろ
419名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 10:35:18 ID:???
別にカヲルは死ななくてもいい気もする…

シンジきゅんとくっつきさえしなければだけど…
420名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 11:32:59 ID:???
またカヲル厨かよ
421名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 12:39:08 ID:???
カヲル死ななかったらどうなるんだろ
使徒か人間のどっちかしか生き残れないんじゃないの?
422名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 14:42:19 ID:???
たぶん使徒のまんまなんじゃない?
シンジきゅんがスパシンではないから使徒の因子を取り除く?みたいなことも出来ないだろうし
423名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 15:42:03 ID:???
つか、カヲル死ななかったら人類がほろんぶなんだろ
424名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 15:44:37 ID:???
ならゲンドウの腕にあるアダムを殺しチャエバイインジャナイ?
425名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 15:49:28 ID:???
アダムって死ねるの?
426名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 16:36:29 ID:???
スレタイ読もうね
427名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 16:56:48 ID:???
シンジキュアまだ〜?
428名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 22:02:36 ID:???
シンジキュアは倒錯スレ向きだけど、621はどっちかというと女だったらスレ向きじゃね?
429名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 22:10:33 ID:???
その違いはなんだ?
430名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/25(土) 23:04:46 ID:???
あっちは重複スレだ
ほっとけ
431名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 00:34:48 ID:???
思ったが、カヲルがゲンドウと握手してたら実はサードインパクトが起こったのだろうか。
432名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 00:42:09 ID:???
まだスレ違いを続けるつもりなのか
433名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 00:58:01 ID:???
バルディエル戦のときだってスレ違いの話が多かったじゃないか
何でタブリス戦はダメ?
434名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 01:02:09 ID:???
432じゃないがあの時はスレに近づかなかったな
435名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 01:07:38 ID:???
空気を読めないカヲルスキーはお引き取り願いたい
436名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 11:36:51 ID:???
カヲルスキーってどうしてトウジに敵愾心を燃やすの?
437名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 12:16:12 ID:???
カヲルやトウジよりシンジきゅんについて語ろう
438名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 17:50:07 ID:???
では女シンジとゲンドウの近親相姦について
439名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 18:12:58 ID:???
お前さん、女だったらスレから来たな?
440621の続きで:2006/11/26(日) 22:08:20 ID:???



そうだ。
私達はわかりあえる。
私はもう一度信じることができる。




そう思った。







そう思えた。







441621の続きで:2006/11/26(日) 22:10:04 ID:???


ねぇ、聞いて。

君に聞いて欲しいんだ。





ねぇ、私『好き』って言われたんだ。
ねぇ、私初めて『好き』って言われたんだ。




人間でも

エヴァのパイロットでも



女でもない





ただの『私』を

442621の続きで:2006/11/26(日) 22:11:15 ID:???


君は。

君はどうかな?






君は『私』が『好き』だった?


『私』は君が『好き』だった?







彼が私を好きになってくれたのと同じように

君が私を好きでいてくれたのなら。

443621の続きで:2006/11/26(日) 22:12:11 ID:???


私は生きていける。

喜んで生きていける。



幸せでいられる。





誓えるよ。





きっと、私は『私』を好きになれる。

この世界を好きになれる。




だから

444621の続きで:2006/11/26(日) 22:14:41 ID:???

だから



「嘘だ…」


だから私は永遠に自分を『好き』になることなんてない。



「嘘だ!嘘だ!嘘だ!!カヲル君が…彼が使徒だったなんて、そんなの嘘だ!」











この世界を好きになることなんてない。



445621の続きで:2006/11/26(日) 22:16:11 ID:???

『事実よ。受け止めなさい』

ありったけの声で叫んだ言葉はミサトさんの冷静な声で遮られた。

彼が…カヲル君が使徒?

嘘だ。
そんなの嘘だ。

嘘だ。
嘘だ。
嘘だ。
嘘だ。

頭の中でその言葉だけを繰り返す。
だけどその言葉を肯定してくれる声が
薄暗いエントリープラグの中に響くことはなかった。

『出撃…いいわね?』


一度目蓋を閉じ、ゆっくりと再び開いた。
世界が帰ってくる。

ほんの数時間前まで私は笑っていた。
色んなヒトと話をした。
生きていけると思っていた。
446621の続きで:2006/11/26(日) 22:17:08 ID:???

思っていただけ。
そう感じただけ。
裏切られたんじゃない。
だって最初から信じていなかった。
だって私は一人だった。

単調な世界。モノクロの世界。
それがたった一人の私の世界だった。


それが私の世界。




そうだ。私はそういう風に生きてきた。


今更何も変えられやしない。





だってここは違う。

447621の続きで:2006/11/26(日) 22:20:09 ID:???

不思議と喉は痛まなかった。





神様なんていなくても生きていける。

世界が変わる日なんて絶対にこない。



ここは―――――













ここは、世界の終わりなどではないのだから。

448名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 23:08:31 ID:???
GJ。
これで、シンジきゅんにぐしゃっとされるのか・・・・
449名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 23:31:20 ID:???
『君』を誰で想像するかで切なさが変わるな
450名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/26(日) 23:37:41 ID:???
じゃあ俺はアスカで
451名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 02:07:47 ID:???
この後、どうなるんだろ。
カヲルをグシャは避けられない・・・だろうけど。
452名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 03:01:00 ID:???
展開はわかっているのに続きが気になるこのジレンマは何だろう?
453名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 04:52:05 ID:???
ヤマアラシの…
454名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 20:55:17 ID:???
貞エヴァでアスカがシンジきゅんの首を絞めてたのにうっかり萌えたので、
こちらのアスカにもシンジきゅんの首を絞めて頂きたいと思う俺は自分でもどうかと思う
455名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 21:25:22 ID:???
アスカなんかにシンジきゅんの首絞めさせてたまるかよ
456名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 21:34:40 ID:???
舞台は違えど、絞めたり絞められたりで大変だな。
落ちる寸前が良いとか、癖になってるのかも知れんね。
双子シンジきゅん同士でもなんかエロそうね。
457名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 22:22:03 ID:???
制服来た女シンジきゅんが焼け野が原でカヲルの首締めもいいな
458名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 22:41:32 ID:???
死んでしまうならいやだが寸止めなら>>456みたいなLSSも見てみたいな
459名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/27(月) 22:48:51 ID:???
同意
460名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/28(火) 00:55:31 ID:???
君って誰のことさ
461名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/28(火) 21:18:06 ID:???
レイ
アスカ
トウジ
ミサト
その他

好きに脳内補完じゃね?
462名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/28(火) 22:00:47 ID:???
じゃトウジにしとく
463名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/28(火) 22:13:17 ID:???
続きまだかなぁ?wktk
464名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/28(火) 22:19:37 ID:???
じゃあ俺は二人目綾波で
465名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 00:52:24 ID:???
もうラストで誰と生き残ったって驚かない
466名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 08:16:44 ID:???
じゃあカヲル君と
467名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 13:43:45 ID:???
むしろ俺と
468名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 15:39:36 ID:???
腐女子は早く死ねばいいのに。
純粋に作品が好きな男から見れば最高にキモイです。
469名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 15:56:06 ID:???
釣られない勇気。
470名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 16:01:14 ID:???
変われる強さ。


変わらない想い。











腐女子は早く死ねばいいのに。
471名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 16:34:47 ID:???
あっそ
472名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 18:34:07 ID:???
純粋に作品が好きなやつはこんなスレ来ないよ
473名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 18:36:24 ID:???
純粋にこの作品が好きな俺は定期的にここを訪れています。
474名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 18:48:10 ID:???
予想でもするか
475名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 19:36:40 ID:???
このスレは腐敗臭がするんです!><
476名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 20:16:50 ID:???
シンジキュアはどうしたんだ
477名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 20:35:27 ID:???
急かすなよ
478名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:21:27 ID:???
最近目覚めたが、過去ログ7の投下作品読んで胸糞悪くなった俺はまだ修業が足りないのだろうか
レイプとか凌辱とか性同一性生涯とかは、テーマとして軽んじてはいかんと思った
479名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:29:32 ID:???
終わった作品だしなぁ
あれ賛否両論分かれたし。

萌えとして割り切るにはちと重いのは同意。
とか言いつつ、カヲルを殺した後のシンジがあまりの辛さに援交に走る小説の下地を書いたことあるが。
480名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:32:30 ID:???
俺は冒頭でダメだと判断してスルーしたぞ
まぁ、今の作品みたいなのが好きかな
481名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:38:07 ID:???
そろそろシンジ女装が見たいと思ったのは俺だけじゃないはずだ
482名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:42:39 ID:???
今月の貞エヴァ。アスカ首締めは良かったが、
死んだ人報告の中にトウジがいなかったことが少し悲しかったっつーか、笑った
621にはぜひ忘れないで頂きたい
483名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/29(水) 23:46:23 ID:???
>>482
アスカが知らない死んだ人報告だから

トウジが死んだのはアスカも知ってるから別に忘れたわけじゃない
484名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:01:52 ID:???
今の投下作品、庵カヲじゃなくて貞カヲだったらどうなってただろう…
485名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:07:07 ID:???
シンジきゅんのまだ誰にも触れたことのない唇が奪われてしまう
486名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:10:44 ID:???
「フォースもセカンドもファーストのことも全部仕方ないよ。みんな馬鹿だったんだ」
「うわぁあぁああぁあぁあぁああああ」
487名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:14:47 ID:???
ぶっちゃけ誰と一緒にいるのがシンジきゅんは幸せなんだろう
くっつくとかそういうんじゃなく
488名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:18:08 ID:???
シンジきゅんに必要なのは父親の愛と普通の友達
489名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:18:43 ID:???
死ね
490名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:22:04 ID:???
491名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:23:02 ID:???
あんまり死ねとか言うもんじゃありません
492名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:39:36 ID:Y9k4SnLx
だが、それがいい
493名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:43:44 ID:???
だめです

>>488
それだな
好きな人なんかもいていいけど
494名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 00:46:43 ID:???
3馬鹿時代が一番良かった
495名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 01:06:51 ID:???
そうだな一番精神的に安定してた。
でもアスカの精神崩壊描写が好きだったりする俺としては、フォースチルドレンとの戦闘も捨てがたい。
496名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 01:14:58 ID:???
バル戦はエヴァで一番最初に首絞めが出た戦い
497名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 01:21:40 ID:???
お貞も庵野も首絞め好きとしか思えない
498名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 02:18:10 ID:???
>>493
つーか恋人云々というには精神的に幼すぎるような。
まずは普通の家族と友達から。
病んだ国に与えるのはまず重湯から。
499名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 02:24:33 ID:???
621氏が前に投下した学園エヴァみたいなやつがいい
500名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 13:23:08 ID:Y9k4SnLx
500げっと
501名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/30(木) 14:16:35 ID:???
↑あげんな
502621の続きで :2006/12/01(金) 00:59:14 ID:???

私だけを映し出す澄んだ瞳。




私はどうすれば良かったんだろう?










あの小さな身体は今頃どうしているのだろうか?

あの痩せた白い子猫は今頃どうしているのだろうか?







こんなときに、何故私はこんなことを思い出したんだろう。

503621の続きで :2006/12/01(金) 01:00:32 ID:???

「初号機、第四層に到達。目標と接触します」

「いた…!!」
『使徒』は弐号機の腕に包み込まれるように守られていた。
弐号機の紅い腕の中には、さっきまで微笑んでいた君の姿。
カヲル君…。
「待っていたよ…。シンジ君」
白い横顔がゆっくりと振り返って私を見た。
綺麗な赤い目玉が私を見つめる。
私を。

「カヲル君!!」

ありったけの声で君の名を叫んだ。
君に伸ばした初号機の腕は、赤い同じエヴァによって遮られた。
「アスカ!ごめんね…!」
ねじ伏せようとする弐号機の腕を振り払い、肩のプログナイフを手に取ろうとした。
まったく同じ動きで弐号機もナイフを手に取る。
二体のエヴァ、そして『使徒』はどちらも降下を止めることはなく睨みあいは続く。

「……ッ…!!」

均衡を破るかのように弐号機の腕が初号機にナイフを突き立てた。
アスカがいつも自慢していた赤いエヴァは、四つの碧色の瞳を光らせて襲い掛かる。
避けるように初号機もナイフで応戦する。
金属と金属がぶつかり合い、激しい閃光が辺りを照らした。
504621の続きで :2006/12/01(金) 01:01:28 ID:???
「カヲル君!やめてよ!どうしてだよ!?」

帰る家があることは幸せだと言ってくれた。
私と話がしたいと言ってくれた。
私の話を聞いてくれた。
私の手を握ってくれた。

私を好きだと言ってくれた。

「エヴァは僕と同じ身体で出来ている。僕もアダムより生まれしものだからね。
 魂さえなければ同化できるさ。この弐号機の魂は今自ら閉じこもっているからね」

ぶつかり合うナイフは刃を滑らせ、初号機の切っ先は『使徒』に向けられた。
その瞬間、彼を切り裂くはずの刃はその手前で止められた。

「ATフィールド…!?」

きっとどこかで信じていた。
無人のエヴァを空中で操り、中に浮かぶその姿を確認しても。
彼の身を守っているのはATフィールド。
エヴァと使徒だけが使うことの出来るそれを、目の前の少年は意図も簡単に繰り広げていた。
君は…。
君の正体は本当に…?

「そう、ATフィールド。君達リリンはそう呼んでいるね
 何人にも犯されざる聖なる領域、心の光…」

君は…
君は、どうして…
505621の続きで :2006/12/01(金) 01:02:37 ID:???
「どうしてそんなに驚くんだい?わかっているんだろう?
 君も、君達リリンも同じものを持っているはずなのに…」

眩い火花が散る中で、カヲル君は呟いた。
違う。
そんなんじゃない。
聞きたかったのはそんなことじゃない。

「そんなのわからないよ!」

叫び声と同時に、弐号機の赤い腕が振り下ろされ
初号機の肩にその鋭い切っ先は突き立てられる。
痛みに耐えながら、私も弐号機の首にナイフを突き刺した。

どうして?
どうして?


どうして、君は――――

「君がいつか話していた、あの子猫は死んでいたよ。骨と皮だけになってね」

降下するスピードはそのままに彼は言葉を紡ぎ始めた。


何を――――?


今、君は何を言った?
506621の続きで :2006/12/01(金) 01:07:23 ID:???
「君はどうしたらいいのかわからなかったと言ったね。
何をするのが一番その子のためになるのかわからなかったと」

縋るように子猫は鳴いていて。
酷く痩せた小さな身体で力いっぱい鳴いていて。
大きな瞳にたった一人だけ写して。
一人ぼっちで鳴いていて。

鳴いていて。

泣いていて。

「そうさ、僕にもわからないんだ。その子猫のことも。僕の運命も使命も。
 僕の運命は僕に還る事。けれどその結果が何を生むのか僕にはわからない」

君の大きな赤い瞳が私を見つめる。澄んだ目玉に写るのは、初号機の姿。

「けれど、わかりたいと思う。僕の運命を。僕がこの世に生まれてきたわけを。
 僕が何をすべきなのか、その結果が何を招くのか」

いや、違う。彼がその目に写すのは初号機ではない。
その向こうの私の姿。ただ、それだけ。私だけを見つめるまっすぐな瞳。
その目はいつか何処かで見た。私はその目を覚えている。
その瞳は私をどうしようもない気持にさせる。
忘れられないその瞳。

なのに、どうして思い出せない?



私はどこでその目を見た?
507621の続きで :2006/12/01(金) 01:09:02 ID:???

「…あ…くぅ…ッ……!」

その視線はやがて遮られた。
初号機のプログナイフは弐号機の首筋を
弐号機は初号機の肩をえぐるように突き立てる。
切り裂かれた傷口からは焼けるような痛み、そして閃光。
その光を避けるように、カヲル君は背を向けた。

「人の運命か…。人の希望は悲しみに綴られてるね。僕と同じように…」

彼がそう呟くと同時にあたりは白く閉ざされた。
けれどそれは一瞬で、次の瞬間には轟音と衝撃が機体を襲う。
崩れた粉が舞い散るそこは、白い柱がそそり立つ広い空間。
ターミナルドグマの最下層。

衝撃によるショックで一瞬彼の姿を見失った。
彼は折り重なる二体のエヴァを避けるように、少し遠くに背を向けていた。

「……ッ…カヲル君!?」

ありったけの声で君の名前を呼んだ。
もう届きはしないのに。

だけど、今まで目を背けていた彼は一瞬だけ私を見つめた。
白い横顔がゆっくりと振り返り、私だけをその目に写す。
508621の続きで :2006/12/01(金) 01:10:53 ID:???
赤い目玉。
綺麗な澄んだ瞳が

私を。

その目は私に懐かしい記憶を呼び起こさせる。
その瞳は何故か私を怯えさせる。


私だけを写す澄んだ瞳。
私だけを見つめるまっすぐな瞳。




どうして今まで思い出せなかった?



ああ、あの目は







あの痩せた白い子猫と同じなんだ。

509名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 02:52:53 ID:???
この過疎っぷり。そしてこの過疎っぷり
510名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 23:30:29 ID:???
氏ぬんだろうか
511名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 23:34:38 ID:???
手に手をとっての逃避行(マテ
512名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 23:38:19 ID:???
何か最近カヲル腐があちこちで湧いてるな
513名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 23:41:03 ID:???
まあまあ穏便に逝こうじゃないか
514名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/02(土) 23:45:42 ID:???
いいところなんだから
515名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/03(日) 21:44:15 ID:???
シンジキュアマダ〜?
516名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/07(木) 14:43:43 ID:???
職人降臨期待揚げ
517名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/07(木) 22:04:03 ID:???
kitaisage
518名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/09(土) 23:05:30 ID:???
デコの広い女の子シンジがお子様ランチ食いに行く小説ってどこのだっけ…
有名だったことまでは覚えてるんだが肝心の名前が…
519名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/10(日) 00:48:19 ID:???
お名前は碇レイたんですな
520名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/12(火) 04:39:33 ID:???
いつかでいいからシンジ×シンジのガチンコ18禁が見てみたいなぁ。前にあった847氏みたいなやつ

漏れも書いてみたかったんだけど文才が雀の涙程もなかったorz
521名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/12(火) 08:49:39 ID:???
TSシンジじゃないシンジはどうでもいい
522名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/12(火) 12:10:52 ID:???
釣り?このスレに書き込んでるんだからシンジ×シンジ(♀)に決まってんじゃん
523名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/12(火) 13:12:51 ID:???
女シンジ×女シンジはいいね
プリキュアは面白かった
524名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/13(水) 03:48:41 ID:???
女シンジきゅんのおっぱい揉みたい
525名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/14(木) 00:46:09 ID:???
>>520同意。案外LSSってありそうでない
526名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/14(木) 12:12:06 ID:???
イラネ
527名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/18(月) 01:27:44 ID:???
528名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/24(日) 02:24:04 ID:???
しゅ
529名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/24(日) 08:27:27 ID:???
とりあん
530名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/27(水) 23:02:37 ID:???
ほしゅ
531名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/28(木) 15:30:45 ID:???
なに?シンジキュアの人書くのやめたの?
532名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/28(木) 16:20:01 ID:???
まったり待とうよ
533名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 22:07:18 ID:???
遂にカヲルとシンジの百合スレなるモノが出てきたな
534名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 22:39:24 ID:???
スレとして稼働してないし
535名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/30(土) 23:32:20 ID:???
そもそもカヲルが女体化しても気持ちわるいだけ
536名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 00:03:36 ID:???
女の子なのに男の子として育てられちゃって
「私も普通の女の子になりたい!男の子と恋がしたい!可愛い服が着たい!」
と普通の女の子に憧れてる女シンジきゅんが見たい
537名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 01:55:01 ID:???
男としてって事は海パン一枚で水泳の授業受けちゃったりするわけですか(;´Д`)ハァハァ
538名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:11:36 ID:???
さすがにバレるからw
やっぱり、塩素で肌が荒れるとかひ弱な美少年的理由でサボるんだよ
539名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:24:01 ID:???
ケンスケ「水泳は涼しくていいけどクロール50メートルって怠いな」
シンジ「…………」
トウジ「お、女子は陸上か。水着もええけど体操着もええなぁ」
シンジ「…………」
ケンスケ「シンジ…、元気ないな。どうした?」
トウジ「夏風邪か?無理すんなや?」
シンジ「………………うん」



シンジ(二人とも…。私…私…。私、本当は女の子なんだよ!?
    女の子が上半身裸なんだよ!?何で!?何で気付かないの!?)



貧乳のあまり気付かれず、逆にorzとなるシンジきゅん
540名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:35:20 ID:???
>>539
ふざけたトウジとケンスケにおっぱいを触られて感じちゃうシンジきゅん
541名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:37:02 ID:???
こっそり女子用制服を着てwktkしてた女シンジきゅんが二人に見られても


シンジ(どうしよう!今度こそ女の子だってバレた!絶対バレたよ!)
ケンスケ(な!?あ、あいつ…。まさか…まさか……あんな女装趣味があったのか!?)
トウジ(落ち着け!人には事情っちゅうもんがあるんや!シンジに女装趣味があってもワシらは友達や!)


思いは一方通行
542名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:47:02 ID:???
勝手に続き

シンジ「二人とも…。ぼ、僕…。いや、私、本当は…」
ケンスケ「シンジ、言わなくていい!」
トウジ「せや!ワシら全部わかってもうた!」
シンジ「ト、トウジ!ケンスケ!」
ケンスケ「辛かっただろ…、シンジ」
シンジ「う、うん…」
トウジ「大丈夫や!安心せえ!ワシら誰にも言わへんから!
    お前に女装趣味があるやなんて誰にも言わへんから!!」
シンジ ( ゚Д゚)……。
トウジ「シンジ…?」
シンジ「う、う、う、うわぁあぁああああぁああああん!!!!」
ケンスケ「泣く程悩んでたんだなぁ…」
トウジ「泣くな!こんなんでワシらの男の友情は壊れへんで!!」


馬鹿だらけの3馬鹿
543名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 02:55:25 ID:???
馬鹿過ぎだろwww
544名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 03:01:50 ID:???
もう全裸になるしか道は残されていない
545名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 03:10:22 ID:???
トウジ「嘘や!嘘や!嘘や!シンジが…女やったなんてそんなの嘘や!」
シンジ「事実だよ。受けとめてよ!私は本当は女の子なの!」
トウジ「せやったらワシ、女殴ってもうたんやな…」
ケンスケ「それどころか一緒に着替えしたり水泳の授業受けたり…」
トウジ「うわぁぁぁああ!!み、認めへん!証拠は!?」
ケンスケ「証拠って…。水泳のときは…駄目か。小さすぎて気付かなかったし」
シンジ「死ね!!」
トウジ「せや!シンジ、下脱げ!」
シンジ「死ね!!!」
546名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 03:19:28 ID:???
女の子なのにファーストキスが女の子で後で死にたくなるアスカとシンジきゅん

カヲルに迫られて、「私もやっと男の子と普通に恋ができる!」と喜んだのも束の間
男として迫られていたことが発覚し、さらに死にたくなるシンジきゅん
547名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 03:26:50 ID:???
そして首ポチャ
サードインパクト
548名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 05:25:08 ID:???
>>546面白いかもそのシチュ
549名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 05:40:37 ID:???
トウジ 「……そうか。センセもいろいろ辛かったんやな」
シンジ 「そうだよ!確かに男の服を着てた僕も悪いけど」
トウジ 「いや、わかるでその気持ち」
ケンスケ 「ああ、なんとなくわかるよ」
シンジ 「わかってくれるんだね」
トウジ 「若気の至りっちゅーやつや」
ケンスケ 「確かに一時期、自分の性に疑問を持つことはある。だけどそれは一時的なことなんだぜ」
シンジ 「…え?」
トウジ 「つまり、こういうことやろ?センセは自分が女と思うあまりモロッコで手術を」
ケンスケ 「でも後になってなんてことをしてしまったんだろうと反省して男の姿に戻ったと」
トウジ 「確かにセンセは女っぽい顔やがな、年をとると悲惨やで」
シンジ 「……まとめて死ねよ、お前ら」
550名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 06:34:49 ID:???
微妙…
551名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 08:26:58 ID:???
面白かったが?
552名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 09:36:54 ID:???
>>545
笑わせていただきましたが
553名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 10:48:53 ID:???
元旦のシンジきゅんの衣装は可愛い着物
554名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 15:13:04 ID:???
女シンジきゅんのエロ小説が読みたい><
>>540みたいなシチュの
555名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 16:29:29 ID:???
ギャグ風なほうがいいな
556名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 17:48:54 ID:???
まぁ書くならそうだろうな。シリアスに書かれたらかなり引く
557名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 20:03:59 ID:???
シンジキュアの続きは?
558名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:04:06 ID:???
>>556
秘密を知った鬼教師や男子生徒に脅迫されてまわされるシンジきゅんを想像した俺はおかしいディスカ
559名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:09:42 ID:???
幸せなエチーさせたれや
560名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:30:12 ID:???
凌辱系は飽きたな。
女シンジの男装ものってレイプとかそればっかが多いから鬱になる
561名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:47:05 ID:???
ということは、誰も彼もが「何が何でも」シンジを男として扱うとか、
逆に使徒戦と同等以上の情熱を持って「おにゃのこシンジ育成計画」を決行するとかの
お笑い系に走るのが吉か
562名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:53:50 ID:???
そんな生き方のシンジきゅんの全てを受け入れてやれる懐の深い男が現れるという選択肢はないのか
563名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:58:08 ID:???
「そんな肩に力を入れて生きなくてもいいんだ」
「シンジきゅんはシンジきゅんそのままでいいんだよ」
「男の姿でも女の中身でも俺はシンジきゅんが好きだ!」


エヴァにこんな甲斐性あるやついない
564名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:58:17 ID:???
それは最後のシ者に取っておくのです。そしてどう裏切らせるかがキモと言うことで
565名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 22:59:26 ID:???
いや、カヲルは違う。何か違う
566名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 23:07:28 ID:???
>>558敢えてマジレスするとおかしいというより気違い
567名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 23:09:11 ID:???
キチガイとまでは思わんが、それはここでなくエロスレや
汁で吐露すべきだと思う。
568名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 23:19:06 ID:???
いや、女シンジなら別に構わないだろ…
569名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 23:23:26 ID:???
過度の汁エロや凌辱系はちょっと
570名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/31(日) 23:25:11 ID:???
女シンジなら何でも許されるわけじゃないから
571名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 00:28:35 ID:???
てゆーかエロスレでやれよ
シンジが女って理由だけでこのスレで凌辱系をやっていい事にはならない
然るべきスレが現存するんだからそういうのでやってくれ
572名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 01:02:55 ID:???
いや、女シンジ関連ならここでやるべき

陵辱系は秋田けどな


ともかくあけおめシンジきゅん
573名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 01:18:22 ID:???
そんなにやりたいなら別のスレを立ててそっちでやれ
574名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 01:35:38 ID:???
まず誰もSSすら投下してないのに過剰反応し過ぎだ。
>>1を読めば分かると思うがここは萌えるスレであり、同じ倒錯でも萌えツボは十人十色。
そもそもこのスレ凌辱系はそんな多く無いと思うがね
575名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 02:15:21 ID:???
まぁ、アレだ、今年の描き初めということで
裸微乳シンジきゅんを一筆

……お粗末様(^^;

ttp://www.mirai.ne.jp/~unamu/eva/rough_s6.jpg
576名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 06:45:24 ID:???
乙!
おめでとうございます。
今年もたくさんのシンジきゅんと出会えますように。
577名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 07:43:59 ID:???
ムハー


あけおめ
シンジきゅん今年もよろ
578名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 09:07:08 ID:???
>>575
(*´Д`*)イイ…

あけおめ
このスレのみんな、そしてシンジきゅん今年もよろしゅうv(・∀・)v
579名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 09:35:04 ID:???
>>575確かに粗末だな
580名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 11:46:46 ID:???
>>579
元旦なんだからもっとお行儀良くしないとシンジきゅんに嫌われるよ〜
581名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 18:52:55 ID:???
そういうレスは気にしない
582名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/01(月) 19:58:12 ID:???
>>579
スタイルか?スタイル(特に胸)の事か?
583名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 11:25:44 ID:???
14歳なんだから胸が粗末でもしょうがないだろうよ。
同じ14歳で遺伝子も似てるレイがアレなのはアニメ的表現という奴だ。
584名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 17:30:32 ID:???
最近は♀シンジ=微乳派が減ったのか?
585名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 17:43:58 ID:???
微乳の方が感じやすそうだし断然萌える
586名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 19:27:24 ID:???
私見だが俺はそうとも思えない
587名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 20:53:05 ID:???
俺は♀シンジは微乳じゃないと嫌だな
なんかこう、巨乳って感じじゃないんだよ
588名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 22:12:21 ID:???
エヴァは女性キャラの胸がおしなべて豊かです。だからこそ微乳に価値がある!
589名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 22:20:07 ID:???
そんなに微乳が好きか?巨乳までいかないにしても
ちょっとくらいはあった方がいいとも思うんだが
590名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 22:26:00 ID:???
どこまでが微乳で、どこからが巨乳なのかがわからない
591名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 23:00:45 ID:???
Aカップ未満が微乳。
A〜Bカップまでが貧乳。
Cからは巨乳
592名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/02(火) 23:04:38 ID:???
大事なのは大きさではなくて感度だとP氏も言ってた
593名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 00:28:33 ID:???
最近の日本女性はCでも特に巨乳に見えないが。
ある程度ふくよかな胸は、抱く相手としては好きだけどな。あとヒマな時にいじったり。

ふと思った。
エヴァにとりこまれてサルベージされたはいいものの
何らかのイレギュラーによって外見の年齢と体格が取り込まれた当時の(27歳だっけか)ユイになってしまったシンジ。
学校へいこうにも27歳じゃ行けず、
街を歩けばナンパされ、トウジたちには緊張され憧れられ、ゲンドウには微妙な目線で見られるシンジ、とか。
594名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 03:32:46 ID:???
>>593お前妄想力すごいな。確かにその発想は盲点だった
レイやアスカも男というよりは母親に近い様な落ち着いた
27歳シンジキュンになついたり
一歩外に出れば意外とキリッとしてて(もしくは持ってる穏やかな雰囲気のせいか)
ミサトやリツコと軽くタメを張れる様な美人さを辺りに振り撒くんだろうな
595名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 05:12:48 ID:???
避けてた息子が結婚当時の妻そっくりになってしまったゲンドウの反応が非常に面白そうだ。
596>>593氏のネタ:2007/01/03(水) 06:21:48 ID:???
初号機のすぐそばの通路で、消えてしまった彼のプラグスーツを抱きしめながらミサトは泣き崩れていた。
中空に固定されたエントリープラグからは大量のLCLが零れ落ちている。
その状況は、サルベージが失敗したという現実を誰にでも容易に理解させた。
誰もが、シンジの生還をあきらめかけていたその時・・・

ドサッ!

初号機の胸部付近から聞こえてきたのは鈍い音。 ミサトには一瞬それが何なのか理解出来なかったが、
思わず目線を向けたその方向には一糸纏わぬ1人の人間が横たわっていた。

「シンジく・・・・・・・・え?誰?」

シンジの名を呼ぶ途中でミサトは思わず言葉を止めた。 というよりは止まってしまったという方が正確か。
彼女の眼に映るのはシンジの姿ではなく・・・まったくの別人。
華奢な雰囲気はそのままだが、身体が大人のサイズであり・・・どう見ても性別まで変わっている。
謎の女性は意識を取り戻したらしく、ゆっくり起き上がりキョロキョロと辺りを見回していたが、
どうやらミサトの存在に気付いたらしい。 安心した表情を浮かべている。

「え・・・え〜と・・・・・」

彼女に見つめられてミサトは言葉につまってしまった。 知らない女性が自分の方を見ている・・・。
ミサトとしてもリアクションのしようが無いのだが、とりあえず愛想笑いで返す他に方法は無い。

「ミサトさん・・・。すみません、なんか色々ご迷惑かけちゃったみたいで・・・」

「あ〜・・・はい。はい。うん。」

知らない女性にいきなり自分の名前・・・しかも「さん付け」で呼ばれ、思わず生返事で返してしまうミサト。
まるでワケが分からない。ミサトの頭の中は完全にパニクってしまっている。
それでも、必死に状況を整理しようとしていたその時・・・
597>>593氏のネタ:2007/01/03(水) 06:26:18 ID:???
「ユイィィィィィィッーーーー!」

突然、ケイジの入り口から1人の男性が駆け寄ってきた。 いや、駆け寄ってきたというよりは全力疾走に近い。
ゼーハーゼーハー息を切らせながら、何かを叫びながら走ってきたようだ。
黒っぽい服装のその男はミサトには眼もくれず、一直線に謎の女性へと向かっていき
人目もはばからず彼は謎の女性を強く抱きしめた。そして・・・

「ユイ・・・!ついに戻ってきたのだな!この時を・・・ただひたすら待ち続けていた!」

と、その男性は涙を流しながら叫んでいる。

「あの〜・・・碇司令?」

彼の尋常ならざるその様子に、少々引きながらも出来るだけ冷静に話しかけようとするミサト。
眼の前の碇司令は確実にいつもの碇司令ではない。様子が違うといったレベルをはるかに超えている。

「ユイ、大丈夫だったか?何かおかしなところは無いか?」

当の本人は、完全にミサトの存在など忘れているらしい。

「止めてよ!父さん!止めてってば!」

一方、碇司令がユイと呼ぶその女性も必死に彼を振りほどこうともがいている。
だが、彼は彼女を抱きしめたその手をまるで放そうとしない。

「そうか、記憶が混乱しているのだな?
何年もEVAに乗っていればそれも無理は無いだろう。ゆっくりと思い出せばいい・・・。
すまない・・・ユイ。シンジもお前と同じ様に行方不明になってしまった・・・だが、問題無い。すぐに・・・」

「何を言ってるんだよ、父さん!僕はシンジだよ!碇シンジ!」

その女性の叫びに言葉を失う碇司令。彼は完全に固まってしまった。
598名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 06:35:07 ID:???
うぉお!?続き書いて!
599名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 06:42:05 ID:???
このシンジきゅんは髪何色なんだろ?やっぱりユイだから茶?外見が女シンジだったら黒?
600名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 10:53:01 ID:???
外見はあくまで取り込まれた当時のユイ27歳?
女体化シンジ27歳ではなく?

まあどちらにせよ大差は無いだろうけど
601名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 13:10:41 ID:???
前髪がシンジきゅんのまばらで短めな感じで、
長さはユイな感じで、
色は艶やかな黒髪で、
顔はユイよりも穏やかなシンジきゅん顔で、
おっぱいは大人だからそれなりな感じで、
口調はシンジきゅんで、




お願いします
602名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 13:56:42 ID:???
何にしてもなかなかの盲点ではあるな、27歳女シンジきゅん
603名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 14:35:19 ID:???
>>597GJ!
604名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 16:25:11 ID:???
27歳の成熟した体なのに、心は繊細な14歳のままのシンジきゅんか…
アンバランスで萌えるな
605名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 22:47:03 ID:???
>>596
俺の寝言からネ申を投下してくれてありがとう。
文才ねーからあなたの才能に感動している。

あどけない顔の外見ユイだったらゲンドウもヤバスだろうが、冬月の行動も読めないし
加持もどうするんだろうな。
肉体年齢の差から妹扱いするミサトとか、微妙に嫉妬するリツコとかも面白そう。
606>>593氏のネタ:2007/01/03(水) 22:48:24 ID:???
「・・・現在判明している点は以上です。」

と、現状の報告を終えるリツコ。
シンジのサルベージ後、ネルフ本部の一室で緊急対策会議が開かれていた。
対策の内容は、もちろんサルベージされたシンジについてである。

「で、では・・・、やはりあれはシンジなのだな?ユイがサルベージされたのではなく・・・」

碇司令は、机の前に両手を組んで座っているが、やはりいつもと違う。
ソワソワして落ち着きが無いのだ。

「はい。身体的な特徴などは碇ユイさんそのものですが、
その身体に宿った精神は間違いなくシンジ君のものとみて間違いありません。
彼女の現在の記憶もシンジ君のものです。」

「そうか・・・。」

リツコの報告を聞いた碇司令は心ここにあらずといった様子で、気の無い返答をしただけ。
先程からチラチラとシンジの方を見ては眼を逸らし・・・
まるっきり挙動不審なオッサンである。

「しかし、まさかユイ君の姿でサルベージされるとはな・・・。」

冬月副司令が誰に言うとも無く呟く。
彼ら2人の頬が赤く染まっているようにも見えるのは気のせいか。
607>>593氏のネタ:2007/01/03(水) 22:50:29 ID:???
「でも、困ったわね。このまま彼・・・あ、彼女か。
シンちゃんを学校に通わせるワケにもいかないし・・・
どうする、シンちゃん?この際だからお父さんと一緒に暮らしてみる?」

「え・・・?父さんと・・・ですか?いきなり言われても・・・それは・・・」

ミサトの突然の提案に、シンジは驚きの声をあげ返答に困ってしまった。
両膝の上においた手をモジモジさせて考え込んでしまっている。
ちなみに、今シンジが着ているのはネルフの制服。
EVAに取り込まれる以前に来ていた中学校の制服は、当然サイズが合わない。
かと言ってパジャマ姿というのも何なので、手近にあった服が貸し出された格好なのだが・・・

「お、お前の事は・・・かかか葛城君に一任してあ、ある。とりあえず、自宅で待機してしていろ。」

とは碇司令の発言。
完全に噛み噛みである。これでは威厳も何もあったものではない。
もっとも、息子の身に起きた異変から考えれば冷静でいられるはずも無いのだが・・・
碇司令はそれだけ言うと冬月副司令ととも退出していった。

「大丈夫よ、シンジ君。すぐに元に戻してあげるから。」

ふいにシンジに声がかけられた。声の主はリツコである。
彼女はシンジの肩に手を置き、にっこりと微笑んでいるがその眼はどう見ても笑っていない。
むしろ、あからさまに敵意すら感じられるのだが、当のシンジはそれには気付いてはいなかった。

「まぁ・・・これからの事はこれから考えるとして・・・とりあえず帰りましょうか。」

「・・・はい。」

ミサトの提案に頷くしかないシンジ。
自分の身体を見てもやはり現実とは思えない。
気が付いたら、女性の身体になっていたなんてありえない話である。
608名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 23:21:53 ID:???
いぃ!!(・∀・)Y
609名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 23:27:53 ID:???
面白そう
続き待ち
610名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/03(水) 23:51:04 ID:???
このスレって何気ない一言から職人の投下に繋がる良いスレだな
611名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 11:19:50 ID:???
息子が人生の危機に直面した父親の反応としては間違ってはないんだがなw
612名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 11:36:42 ID:???
良スレハケーン
613名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/04(木) 18:18:31 ID:???
続き機体
614>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 02:11:31 ID:???
「シンジ君。これ、新しいあなたのIDカードよ。」

駐車場に向かう最中、ミサトがシンジにIDカードを差し出した。
受け取ったIDに記されている写真は以前の自分ではなく、サルベージされた後の今の姿。
こうして、現実的な話が出てくると、嫌でも自分の身に起きた事実を自覚させられてしまう。名前も碇シンジではなく・・・・

「生駒・・・ユイ・・・って、全然僕の名前じゃないんですけど・・・。」

「あのね・・・、今回の一件は碇司令の絶対命令で極秘って事になっちゃったのよ。
つまり、サルベージに関わった人以外の人にあなたがシンジ君だって事を知られちゃ駄目ってワケ。
緘口令が布かれちゃってるって言えば分かりやすいかな?
だからIDも名前も変えておかないと、どうにもならないのよ。」

と、さらりと言ってのけるミサトだが、その内容は明るい口調で話すものとは言いがたい。
当然、シンジとしても納得できるものではなく・・・

「困りますよ!いきなり名前を変えろだなんて・・・まるで犯罪者みたいじゃないですか!」

「ん〜・・・、そこは仕方ないの。
サードチルドレンがエヴァに取り込まれた挙句にロストした、なんて事が知れ渡っちゃったら色々と都合が悪いのよ。
今のあなたがエヴァとシンクロ出来るかどうかは別としてね。
ま、大人の事情ってやつよ。シンちゃんも男の子なんだから我慢我慢!」

IDカードをシンジに渡し、その背中をバンバン叩きながらムリヤリ納得させようとするミサト。
大人の事情って・・・どんな事情なんだろう?それ以前に、こんな大声で話していて良いのかな?緘口令って言ってたような・・・
と、シンジはミサトの対応に心の中でツッコミを入れる。

「あ、そうそう。シンちゃん、私の親戚で部下って設定になってるから。絶対にボロ出しちゃ駄目よ?」

「設定って・・・」

ミサトからの要求に、もはやシンジは返す言葉すら思い浮かばない。家に帰る前からドッと疲れてしまった。
615名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 02:15:43 ID:???
キタ!!
616>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 02:16:23 ID:???
ネルフ本部からの帰り道、ミサトの提案で彼女らは近くのコンビニに寄る事となった。
ミサトいわく「冷蔵庫が空で何の準備も出来ないから。」らしい。
もっとも、冷蔵庫に材料があろうとミサトに料理を作らせるのは無謀である。
言うまでも無く、レトルトの方が十分マシなのだ。

「さ、食べたいものがあったら好きにえらんでちょうだいね〜。」

「・・・はい。」

努めて明るく振舞うミサトに対し、シンジは浮かない顔をしている。
車の中でもほとんど会話が無かったくらいなのだから、それも仕方の無い話なのだが。

「あの・・・、ミサトさん。僕、このカッコのまま帰ってきちゃって良かったんですか?」

と、シンジが率直な疑問を口にした。
ネルフの制服姿でコンビニに滞在中の2人は、確かに人の眼を引いている。
ミサトはいつのもの事なので気にも留めていないが、一方のシンジは慣れていないため落ち着きが無い。
「だいじょぶだいじょぶ」と、ミサトは心配そうなシンジをよそに食料を適当にカゴに詰め込みレジへと行ってしまった。
それを見て、慌てて彼女の後を追うシンジ。と、その時、

「あ!ミサトさん!ご機嫌麗しゅう!」

「こんにちは!葛城三佐!」

背後から大きな声で挨拶をしてくる少年が2人。
617>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 02:19:02 ID:???
「あら、あなた達、こんにちは〜。」

返答するミサトの口調はいつも通りである。
声を聞いた時点でそれが誰なのかはすでに分かっていたらしい。
もっとも、それはシンジも同じなのだが。

「あれ?トウジにケンスケ・・・、もう学校終わったの?」

いつもの口調で彼らに尋ねるシンジだったが、当の2人はキョトンとして固まってしまった。
2人とも顔が真っ赤になってしまっている様に見えるのは気のせいか。

「あ、あ、あの・・・ど、どちらさんでいらっしゃいますか?」

トウジのリアクションに、シンジは今さらながら自分の今の状態を思い出す。
気がつけば、同じくらいだったはずの2人の背丈を大きく超えてしまっていた。

「葛城三佐の友人の方ですね?
僕は相田ケンスケ、相田ケンスケをよろしくお願いします!」

「待たんかい!ケンスケ!1人で抜け駆けなんてズルイやないか!」

なぜかお辞儀をして挨拶してくるケンスケと、そんな彼にいきり立つトウジ。

「おいおい、トウジはミサトさんが好きなんだろ?二股なんて男らしくないぞ。」

と、ケンスケは眼鏡のズレを手で直しながらおどけた調子で答える。
その一言が口火を切ってしまったのか、トウジとケンスケは方々勝手な事を言い始めた。
シンジが口を挟もうとしてもタイミングが掴めないくらい、少年2人は自己アピールに必死になってしまっている。
618>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 02:21:27 ID:???
「勘違いしてるみたいだけど、僕は―――痛っ!」

と、途中まで言いかけたところで背中に鋭い痛みを感じ、否応無しに言葉が止まるシンジ。
ふと見ると、トウジやケンスケから見えないように、ミサトがシンジの背中をつねっていた。
ミサトはニコニコ笑っているが、その顔からは妙な迫力を醸しだしている。
それはまるで「話すなよ、このヤロウ。」と言わんばかりのものだ。

「どしたんです?何かあったんですか?」

とは、トウジ。シンジの発言が途中で止まったため不思議に思ったらしい。

「な、なんでもないよ。え〜と・・・はじめまして、2人とも。」

しどろもどろになりながら一応の挨拶をするシンジ。
全然はじめましてでは無いのだが、今はこう言う以外に妙案は無い。

「じゃ、ミサトさんにべっぴんさん、ワシらはこの辺で失礼します〜。」

「あ、ミサトさん。シンジによろしく伝えておいてください。みんな待ってるからって。それじゃ。」

言いたい事を言うと彼らはコンビニから出て行ってしまった。
2人をにこやかに見送った後、ミサトは肘でシンジの横腹を小突く。

「はぁ〜・・・、シンジ君、いきなり心臓に悪い事は止めてよね〜。
もし、バレちゃったりしたら始末書どころじゃすまないんだからさぁ。」

どうやら彼女は本気で焦っていたらしい。
ようやくホッとしたのか胸を撫で下ろしながらため息をついている。
619>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 02:24:22 ID:???
「だって、ケンスケはともかくトウジはエヴァのパイロットじゃないですか。
トウジにも言っちゃ駄目なんですか?」

「そうよ。サルベージに関わった人以外は全員駄目なの。分かった?」

人に言われるままが処世術のシンジではあるが、
今回は不承不承・・・言いたい事も山ほどあるが、とりあえず納得する事にした。が・・・

「あれ・・・?それじゃアスカや綾波も駄目なんですか?」

「そうよ。2人ともあの場に居なかったでしょ?」

そうか、アスカや綾波も駄目なんだ。と納得しかけてシンジは途中で重大な事実に気付く。

「ええ〜っ!」

思わずコンビニ内で大声をあげてしまうシンジ。
トウジやケンスケ、レイならともかく、アスカはほぼ四六時中接している同居人である。
いくらなんでも、そんな相手にいつまでも隠し事が出来る程、自分が器用な人間だとは思っていない。
むしろ、十中八九、確実にバレる自信すらある。

「大丈夫よ。リツコが全力であなたを元に戻す方法を探してくれてるから。
少しの間の事だと思えばそんなに苦にならないでしょ?」

「すでに苦痛なんですけど・・・。」

元気付けようとしたミサトの言葉に対し、率直な感想を口にするシンジだったが、
彼女の声はミサトには届いていなかったようだ。
食料を詰め込んだカゴを手に、いそいそとレジへと行ってしまった。
620名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 03:24:02 ID:???
やべえ乙。
アスカの反応が楽しみだw
621名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 04:52:34 ID:???
しかしサルベージに関わった以外の人らはシンジがまだエヴァの中にいると思ってんだよなあ…切ないねえ
622名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 05:15:28 ID:???
まじぃでGJ!
623名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 05:20:29 ID:???
生駒←これなんて読めばいいの?
624名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 05:24:20 ID:???
「いこま」だと思う
625名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 05:42:59 ID:???
織田信雄、徳姫、及び推定織田信忠の生母、生駒氏の生駒、だな。
軍艦としては、生駒山系にちなんでつけられた巡洋戦艦生駒という船が一応存在する。
現役時期は伊吹とほぼ同じ。
626名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 06:54:15 ID:???
へぇ、軍艦かぁ
627名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 21:51:54 ID:???
このときトウジって入院してなかったっけ?
628>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 22:15:45 ID:???
2人はすでにミサトのマンションの玄関の前まで来ていた。
シンジにとっては久しぶりに見る我が家でもあるのだが・・・

「いい?シンちゃん。今のあなたは名前が違うんだから。それを忘れないようにね。」

「分かってます。それより早く入りましょうよ。」

両方の手に荷物を抱えたシンジだがかなり重そうな仕草をしている。
それもそのはずで、彼女が手にしている袋には両方ともビールがぎっしり詰められているのだ。
いくら大人の身体と言っても重いものは重いのである。

「たっだいま〜。」

玄関のドアを開け中へと入るミサト。
そして、彼女と同じ様にただいまを言いつつ中へ入るシンジだったが・・・

(違うでしょ、シンちゃん!今のあなたはここへ来るのは初日なんだから!)

(す、すみません。ついいつものクセで・・・)

玄関でボソボソと言い合う2人組み。ミサトとしてもシンジの挙動が気が気でないらしい。
シンジの脇腹に肘打ちをお見舞いしながら念を押している。
分かりましたと何度も弁解するシンジだったが・・・すでに前科があるため、その返答にはあまり説得力が無い。

「お、おじゃまします・・・?」

一応のお客さんらしい挨拶をして中へと入るシンジ。
その口調はミサトの意見に納得し切れてない様でもある。
629>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 22:18:34 ID:???
シンジがミサトの後を付いてダイニングルームまでやってくると、
リビングでアスカがくつろいでいるのが見えた。
TVを見ている様だが、どうやらこちらの存在には気付いているらしい。

「ただいま〜、アスカ。」

「はいはい。おかえりなさい。」

と、ミサトの声に対してもアスカは2人の方を見ずに手をヒラヒラさせながら返事しただけ。
一方のシンジはいつも通り、買ってきたビールを冷蔵庫へと詰め込み始めた。
カタン、カタンと冷蔵庫にビールを入れる音がダイニングルームに響く。

「あ〜ら、最強無敵のシンジ様にそのような雑務をさせてしまって、申し訳ありませんわねぇ〜。」

皮肉たっぷりなアスカの唐突な発言に驚き慌てるシンジとミサト。
TVを見ながらなのでシンジの方は見ていないが、アスカは今確実に今のシンジの事を「シンジ」と呼んだ。
いきなりバレてしまったのだろうか・・・?

「ちょっと、馬鹿シンジ!さっさとご飯の用意を・・・・・・・・・・誰?」

振り向きざまに怒鳴ろうとしたアスカだったが、見知らぬ人影にその顔がポカーンとしたものへと変わる。
どうやら、ミサトと一緒に帰って来たのはシンジだと思い込んでいたらしい。

「あ、えーと・・・、こちらは生駒ユイさん。最近ネルフに入った新人さんなのよ。」

ややぎごちない口調でシンジを紹介するミサト。
ほら、挨拶!と肘打ちしながら、シンジに挨拶するよう促している。

「い、生駒ユイです。はじめまして、アスカ・・・さん?」

こちらもぎごちない口調のシンジ。
一方のミサトは、これから先が思いやられると頭を抱えて困り果てている。
630>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 22:20:40 ID:???
「で、その生駒さんがどうして家の冷蔵庫をいじくってるワケ?」

冷ややかな目線でミサトに尋ねるアスカ。
明らかに他人行儀なのだが・・・実際、今のシンジは外見が他人なため仕方が無い。
ミサトとほぼ同年代の女性が自分の家の冷蔵庫の整理をしているのだ。アスカの反応も当然と言える。

「あのね、彼女、私の遠い親戚でもあるんだけど、これからしばらく家に同居する事になったから。」

「ええ〜!嫌よ、私!」

ミサトの言葉にあからさまな嫌悪感を示すアスカ。
こういう裏表の無さは彼女の長所でもあるのだが・・・シンジの胸中は複雑である。

「まぁまぁ。そんな事より早速食事にしましょうか。ほら、ちゃんと買ってきたし。」

と、ミサトは手にしていたビニール袋をアスカにアピールしている。
中にはコンビニ弁当が詰められているのだが・・・

「いらない。」

それだけ言うとアスカは自室へと行ってしまった。
先程、ご飯の催促をしていたのだから、お腹がすいていないはずはないのだが・・・
見ず知らずの人間がいきなり尋ねて・・・しかも同居という話になったのだから、アスカとしても面白くないのだろう。

「困ったわね〜・・・。」

正直、ミサトもこうなる事を予期していなかったワケでもない。
シンジにはネルフ本部に泊まって貰うという選択肢もあった事にはあったのだが・・・
今回の一件はほとんどのネルフ所員に対しても極秘なため、シンジを1人で本部に置いておくというのは少々不安が残るのだ。
また、諜報部に対しても同様の措置を執っているため、いつも通りシンジへの監視をつける事も不可能。
今のシンジはあくまで通常のネルフ所員の内の1人でしかないのだ。
631>>593氏のネタ:2007/01/05(金) 22:23:33 ID:???
「それじゃ・・・僕も部屋へ戻りますね。」

心底疲れているのか、シンジは自分の部屋へ戻ろうとする。しかし

「ちょっと待った。」

と、立ち去ろうとする彼女の肩をむんずと掴むミサト。
いきなり止められ、シンジが怪訝そうな顔で振り向くと・・・

「シンちゃん、さっき言ったでしょ?あなたはここへくるのは初めてなんだって。
とりあえず、今日のところはリビングで休んでちょうだい。」

ミサトの言う事ももっともである。
いくら中身がシンジとは言え、いきなり彼女がシンジの部屋で休むというのは不自然である。
シンジを引き止めたミサトの声にもあまり覇気は無く、やはり疲れている様だ。
もっとも、肉体的にどうこうというワケでもなく、単に気疲れしているだけなのだろうが。

「あ、そうだ。ちょっと待ってて。」

ミサトはそういうと自室へと行ってしまった。
何事かとシンジがとりあえず待っていると、すぐに戻ってきた。
ふと見ると、彼女は洋服らしきものを手にしている。

「ほら、いつまでもそんなカッコじゃ落ち着かないでしょ。とりあえずコレ着てなさい。」

と、ミサトは手にしていた洋服をシンジに渡す。広げてみるとそれは普通のTシャツとホットパンツ。
あ、そういえば・・・と、改めて自分の状況を思い出すシンジ。
632名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/05(金) 22:56:40 ID:???
ああ、刺々しいアスカって心が洗われるようだ。
633名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 02:42:17 ID:???
ユイの体にシンジの精神がサルベージ?
634名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 03:16:16 ID:???
そこらへんは突き詰めなくて各自何となくでいいんジャマイカ
635名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 04:03:48 ID:???
ワクワクテカテカ
636名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 04:50:04 ID:???
GJ
637名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/06(土) 20:24:07 ID:???
良スレハケーン
638>>593氏のネタ:2007/01/06(土) 22:45:54 ID:???
翌朝、シンジは台所で朝食の準備をしていた。
準備と言っても、ミサトの話どおり食材らしきものはほとんど無かったため
ご飯を炊いてオニギリを作るのが関の山と言ったところである。
それは、シンジにとってはごくごく当たり前の行動だったのだが・・・

「あ、おはよう。アスカ・・・さん。」

「・・・・・。」

起きてきたアスカに挨拶をするシンジ。一方、アスカはムスッとした表情でシンジを一瞥するのみで返事は無し。
昨日だけではなく、今も機嫌がよろしくない様だ。

「あ、ご飯作ったんだけど・・・」

「・・・いりません。」

それだけ言うと、アスカはバスルームへと入ってしまった。
時間的に学校へ行く支度でもするのだろう。

「ユイちゃ〜ん、朝からありがたいんだけど・・・ちょっといいかしら?」

と、ダイニングルームの隅でミサトがシンジをにこやかに手招きしていた。彼女もいつの間にか起きていたらしい。
一方、いきなり偽名のほうで呼ばれたため思わず辺りを見回してしまうシンジ。
やはり昨日の今日では、まだ名前が馴染んでいないらしい。
数秒後、自分の事だと気付いたらしく、ミサトの方へ近付いていく。

ガシッ!

シンジかミサトの間合いに入った刹那、
彼女はシンジの首に手を回したかと思うと、その頭をそのまま小脇に抱え込んでしまった。
639>>593氏のネタ:2007/01/06(土) 22:48:45 ID:???
(シンちゃん、あなたはまだこの家に来て間もないって設定なんだからね!
目立つような行動は避けてちょうだい!)

彼女の表情は険しいものへと変わっており眼が完全に据わっている。
一方のシンジは苦しい体制で抑えられてしまい、ジタバタと必死にもがいているが脱出は不可能だろう。

(とりあえずは、あなたが一番最初にこの家に来た時みたいに、大人しくしててくれれば良いの。分かった?)

(だって、今日の当番は僕で・・・痛たたた!)

ボソボソとアスカに聞こえない様に小さな声でやりとりをする2人。
シンジの言うとおり、壁に貼られた当番表に書かれているのはシンジの名前である。
彼女の言う事にも一理あるのだが・・・今のミサトにはそんな事は関係ないらしい。

(四の五の言わない!返事は?)

(・・・はい。)

ミサトは何かを言おうとしていたシンジをピシャリと黙らせてしまった。
その時、2人は冷ややかな視線が向けられている事に気付く。

「・・・・・。」

いつの間にか準備を終えていたアスカが呆れたような顔で2人のやりとりを眺めていた。

「あ・・・、お、おはよ〜、アスカ。」

慌てて取り付くよう様に挨拶するミサト。
すぐにシンジから手を離したものの、彼女の態度はあからさまに不自然なものだった。
640名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 01:00:02 ID:???
見た目はシンジきゅんじゃなくユイなのか…
641名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 07:27:51 ID:???
GJ職人さん来てたー
642>>593氏のネタ:2007/01/07(日) 23:16:43 ID:???
「私、学校行くから。それじゃ。」

それだけ言うとアスカは出かけて行ってしまった。
ミサトの行動にもあまり気を止めていなかったらしい。これといって何のリアクションも無かった。

「ミサトさん、やっぱり無理ですよ。
ホントの事言っちゃ駄目なんですか?」

すでに、シンジは諦めかけている。
彼女の言う通り、本当の事を伝える事が出来るのならどんなにか楽だろう。
しかし、EVA初号機が使徒を捕食しS2機関を取り込んだだけでも、ゼーレの不信を買っているのに
その専属操縦者がロストしてしまったという事実は、誰それの責任問題だけで済ませられる話ではないのだ。
今のシンジの現状をゼーレに知られるのは得策とは言えない。
この事実がゼーレ側に漏れてしまえば、シンジがどうなってしまうかは見当もつかないのだから・・・

「まぁ、もう少し頑張ってちょうだい。
元に戻れば全て丸く収まっちゃうんだから。それまでの我慢よ。」

考え事をしていたミサトだったが彼女なりにシンジにフォローを入れる。
正直なところ、シンジには一刻も早く元に戻って欲しいのだが・・・
サルベージの失敗も考えていなかったわけではないが、こんな形での失敗は想像も出来なかった。

「シンちゃん、ご飯食べたら準備してね。ネルフ本部へ行くから。」

「え?僕もですか?」

ミサトの発言に意外そうな声で聞き返すシンジ。
643>>593氏のネタ:2007/01/08(月) 20:46:05 ID:???
「本当は、元に戻す目処が付くまで自宅に居てもらおうかと思ってたんだけど・・・
一応、私の部下って事になってるし・・・、少なくとも今のところは眼の届くところに居て欲しいのよ。
それに、これからの事も色々と教えなくちゃいけないから。」

ミサトの言っている事はイマイチ理解しきれてないが、
人の言う事に素直に従うのが処世術のシンジである。これといって反論があるわけでもない。

「あの・・・、やっぱりネルフの制服で行くんですよね?」

「そうね。いつものシンちゃんの学校の制服じゃ無理だし。」

何か問題があるの?とでも言わんばかりのミサトの返答にシンジは深くため息をついた。
いくら女性の身体でサルベージされたとはいえ、心はシンジのまま。
他人から見て何も問題が無くともシンジの胸中は複雑である。

「まぁ、私服で出勤して更衣室で着替えるって方法もあるけど・・・今のあなただと女子更衣室になっちゃうわよ?」

ミサトの提案に首をブンブン横に振り拒否の意思を示すシンジ。
彼女は支度をするため、渋々自分の部屋へ戻っていく・・・。
程なくして着替えてきたシンジがダイニングルームへと戻ってきた。

「あら〜、シンちゃん可愛い〜!」

テーブルの上に用意されていたオニギリを頬張っていたミサトがフォローの言葉をかけるが・・・

「・・・うれしくないです。」

やる気など微塵も無いシンジの声。すっかり気が抜けてしまっている。

「そんな顔しないの。似合ってるわよん♪
それに車で行くんだからそんなに気にする事も無いって。それじゃ、行きましょうか。」
644>>593氏のネタ:2007/01/08(月) 20:48:57 ID:???
ネルフ本部へと到着したシンジとミサトの2人組。
この取り合わせはさほど珍しいものでもないのが、やはりシンジは落ち着きが無い。

「あの〜・・・ミサトさん?」

シンジがこうして質問してくるのは今日に限っては珍しい事ではない。
今日から何をすれば良いのか、学校へ行かなくて良いのか、家事はどうすれば良いのか・・・等など。
もっとも、ようやく自分の身の回りの事を気にする余裕が出来てきたとも言えるのだが。

「どしたの?」

「さっきから・・・、すれ違う人達が僕の事を見てる気がするんですよね・・・。」

シンジの発言は決して自意識過剰なものではなく・・・
確かに、ミサトもさっきからそんな気はしていた。
最初は自分が見られているのかと思ったが、どうも向けられる目線はやや後方にズレている。
その先に居るのは自分の後を付いてくるシンジ・・・そう、見られているのは間違いなくシンジであり
その事実にミサトが軽いショックを感じているのは彼女だけの秘密である。

「気のせい気のせい。ま、今のシンちゃんだと無理もないかな〜。」

「???」

ミサトの言っている事はシンジにはさっぱり分からないらしいが
外見がユイになってしまった今のシンジは、
美人に分類されるミサトやリツコとはまた違う雰囲気を振り撒いていた。
また、シンジはシンジで今の自分に慣れていなためか、その仕草にはある種の初々しさすら感じられる。
その辺りの彼女のアンバランスさが人の眼を引く原因となってしまっているのだろう。
そして、人の眼を引いているというのも決して悪い意味ででは無い。
645名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 23:28:39 ID:???
シンジ、普通に性転換するより遥かにきつい状況のはずなのに
憎らしいほど落ち着いてるな。さすがゲンドウ夫妻の息子だ。
646名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 23:41:59 ID:???
自分の身に何が起こっているか完全に理解する事を
無意識に拒んでいるのかも。
647名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 00:28:41 ID:???
親父の反応が気になるなw
この状況で使徒が出たら、もしやユイのまま初号機に乗るのかね
648名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 18:24:20 ID:???
初号機には、まだシンジきゅん取り込まれたまま扱いで凍結されていそうな予感。
649名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 22:32:39 ID:???
次の使徒はどうせアスカとレイで片がつくし、いいんじゃない?
650>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 04:10:37 ID:???
ミサトがシンジを連れてやってきたのは第二発令所。
前回の第14使徒の襲撃を受け第一発令所が破壊されて以来、こちらがメインで使用されているのだ。
その発令所の上部指揮所で、ミサトは改めてシンジの事をオペレーター達に紹介している。

「で、こちらが生駒ユイさん。ちなみに階級は一曹で・・・あ、そうそう。ユイちゃんの戦闘配置はここ。
だから、戦闘配置って命令が出た時はちゃんとここに来る様にね。」

日向・青葉・伊吹の3人のオペレーターは前回のサルベージに関わっている為、シンジの事は当然知っている。
むしろ、シンジの方が知らない事が多く、
彼女は今の今まで自分の階級の事すら聞かされていなかった。

「まぁ、まだ色々あるんだけど・・・中身はそういう事だから。みんなも面倒みてあげてね。」

ミサトの言葉が奥歯に何か挟まったような物言いなのは情報の漏洩を防ぐ為である。
彼女は彼女なりに、一応は考えて行動している様だ。

「あれ?リツコは?」

ミサトがふと周りを見渡してみるも・・・いつもは居るはずのリツコの姿がなぜかない。

「・・・センパイは昨日からずっと研究室に篭もったままです。」

答えたのはリツコの部下である伊吹二尉。彼女はやや心配そうな面持ちである。
昨日から・・・と言う事はかれこれ16時間以上も経過している事になる。
いくら仕事がら徹夜になる事が多いとは言え・・・さすがに無理があるだろう。

「じゃ、ちょっと見てくるわ。シンちゃ・・・ユイちゃんも一緒にきてちょうだい。」

「・・・はい。」

少々危なっかしいミサトの言動に呆れつつ答えるシンジ。
バレるとしたらミサトさんが原因なんだろうな・・・と、彼女は内心他人事の様に考えていた。
651>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 04:28:29 ID:???
「あら、ミサトと・・・、生駒さんだったかしら?」

リツコの研究室にやってきた2人を出迎えたのは
当然、部屋の主であるリツコである。
部屋の中はコーヒーの匂いが漂っており、
それは彼女がこなしてきたであろう睡魔との激闘の痕跡であるとも言える。

「リツコ・・・あんた、大丈夫?」

ミサトが思わずそう聞き返すのも無理はない。
リツコの眼の下には大きな隈が出来ており眼は充血済み、
いつもの理知的な顔からは想像も出来ないほどに彼女の全身からは疲れが滲み出していた。

「大丈夫よ。一刻も早くシンジ君を元に戻してあげないとこちらとしても困るものね。」

そう言って、自分のデスクへと戻っていくリツコがフラついて見えるのは気のせいではないだろう。
相当に疲れているのか足元もおぼつかないようだ。

「もしかして、もうシンちゃんを戻す方法が見つかったの?」

「そうよ。」

思いがけないリツコの言葉にミサトの顔に安堵の表情が浮かぶ。
シンジのために色々設定を考えた事は徒労に終わりそうだが、
そんな事は気にもならないくらい、ミサトは何かの重圧から開放されていた。
652>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 04:31:24 ID:???
「で、元に戻す方法ってどういう方法?」

すっかり上機嫌になってしまったミサトがリツコに尋ねる。
一方、リツコはデスクに座り手元のキーボードを操作しているため、
ミサトやシンジからはその表情をうかがい知る事は出来ない。

「簡単よ。シンジ君をもう一度初号機に乗せるのよ。」

「・・・はい?」

思いがけないリツコの言葉に、今度はキョトンとした表情に変わるミサト。

「シンジ君に頑張ってもらって、もう一度400%のシンクロ率を出してもらうのよ。
その後でもう一度サルベージすれば問題解決ね。」

「ちょっと待って。400%のシンクロ率って・・・そんな簡単に出せるものじゃないでしょ?
それに前回のサルベージだって失敗だったようなものじゃない。」

ミサトの意見は至極当然な意見である。
400%のシンクロ率など理論的にありえない数値であり、ましてや意図的に出せるものでもない。
おまけに、前回のサルベージは明確な失敗であり、
姿形が変わってしまったとはいえ、シンジが生還出来たのは奇跡と言っても決して過言ではないのだ。
いくら元に戻す為とは言え、ミサトとしてはシンジをもう一度危険な目にあわせたくなど無い。

「そうね。でもリスクを恐れていては結果は出ないものよ。
科学者とは言わば前人未到の領域に挑戦を続ける冒険者のようなもの・・・冒険には危険がつきものなの。」
653>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 04:34:11 ID:???
「つきものって・・・憑き物付いてんのはあんたじゃないの?言ってる事が少しおかしいわよ。」

ミサトの言う通り、いつものリツコからは想像しづらい常軌を逸した言動である。
これまでにも現実的で非情ともとれる意見を口にする事はあったが・・・
ここまでマッドなサイエンティストではなかった・・・はずである。

「一応聞いておくけど・・・サルベージが成功する確率ってどのくらい?」

「そうね。神のみぞ知ると言ったところかしら。」

ミサトにとっては案の定であるリツコの返答。
当たり前と言えばそれまでだが、昨日の今日でそこまでサルベージの成功確率を上げられるものではない。
がっくりとうなだれ大きなため息を付くミサト。

「あら、サルベージの成功確率だってゼロやマイナスじゃないわよ。
もう一度実行してみる価値はあるわ。前回のデータで問題点も洗いなおせたもの。」

「もういい・・・。リツコ、あんた一回、家へ帰りなさい。」

ミサトはすでにリツコの戯言を聞く気は無いようだ。
さっきの明るい表情は既に消え、親友を見る彼女の眼は諦めに支配されていた。

「さ、行きましょう、生駒さん。早速、エヴァの準備をしないとね。」

「帰れ。」

早速行動に移そうとするリツコに対し、自分の意見をこの上なく簡潔に述べるミサト。
これ以上は進展が無いと判断したのか、ミサトはおろおろするシンジを連れ再び第二発令所へと戻っていった。
654>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 15:26:24 ID:???
再び第二発令所へと戻ってきたミサトとシンジ。
リツコのところへ行ったのは無駄足になってしまったが、
今のところシンジを元に戻すアテが無いという事が分かったのは、ある意味収穫だったとも言える。

「日向君、ユイちゃんの事、お願いね。」

「分かりました。」

状況が飲み込めないシンジをよそに、それが当然であるかのようにやり取りをする2人。

「じゃ、後は日向君に色々教えてもらってちょうだい。じゃあね〜♪」

それだけ言うとミサトはさっさと出て行ってしまった。
取り残される格好となってしまったシンジはやはりまだ状況を理解しきれていない。

「それじゃ、生駒一曹。僕の後に付いて来てくれ。」

日向二尉はそう言うと、シンジを先導するようにネルフ本部の通路を進み始めた。
シンジも遅れないように後をついていく。

「あの・・・、日向さん。僕はこれから何をすれば・・・?」

「基礎訓練さ。」

エヴァの操縦やシンクロテストなら散々やってきたシンジだが・・・基礎訓練というのはさっぱりな言葉である。

「訓練・・・ですか?」

「大丈夫。ここのみんなはやってる事だから心配する事はないよ。
それに君の場合だと、本格的にやるわけじゃなくて、名目上やっておくようなものだからね。」
655>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 15:30:31 ID:???
その日の夕方、ミサトの愛車であるアルピーヌ・ルノーで帰宅の途についているミサトとシンジ。
昨日もその車内は静かなものだったが、今日はまた別の意味で静かだった。

「はぁ・・・。」

シンジはさっきからため息をついてばかり。
さわり程度とは言え、礼法や戦闘訓練、銃器の取り扱いに至るまで、一日で教え込まれてしまったため
彼女はすっかり疲れ切ってしまっていた。
もっとも、一日で覚えきれるものでは無い為、これから合間を見つけては訓練を続けていく予定である。

「ミサトさん・・・、まだ何か僕に言ってない事ってありません?」

シンジの疑問はもっともである。
今日は、自分が関わる事なのにそのときになって初めて聞かされる事ばかりあった。

「そうねぇ。じゃ、これからシンちゃんにやってもらいたい事について言うわ。」

「やってもらいたい事・・・勉強ですか?」

確かにシンジは義務教育の真っ最中であるはずなので、勉強も大事である。
しかし、愛車のハンドルを握るミサトの口から出た言葉は

「エヴァパイロットのメンタルケア・・・つまりあの子達の心の支えになって欲しいのよ。」

「え?な・・・え?」

シンジにとって想像も出来なかったもので、完全に言葉に詰まってしまった。

「最前線で戦うあの子達には負担が大きいと思うのよ。
私達にはその戦いをサポートする事しか出来ない・・・そのサポートの1つをシンちゃんにもやってもらおうと思ってね。」
656>>593氏のネタ:2007/01/10(水) 15:35:04 ID:???
「あの・・・、僕のほうがサポートしてもらいたいくらいなんですけど・・・」

シンジがミサトにツッコミを入れる。
確かに、これまで最前線で戦ってきたシンジにしてみれば
彼女はむしろサポートされる側の人間だろう。

「う〜ん・・・、例えばなんだけど、女性ものの下着を作るスタッフには女性が多いって話だけど・・・
どうしてかは分かるかしら?」

突然そんな事を言われてもシンジに分かるワケが無い。

「それは女性の気持ちを分かっているのは同じ女性だからよ。
つまり、エヴァパイロットの気持ちを誰よりも理解できるのは今のシンちゃんなの。」

「そう・・・でしょうか?」

何となく分かったような気もするシンジだが、まだ釈然としない。

「それに、あの子達はシンちゃんの友達でしょ?
あなたはこれまで通りに接すれば良いのよ。もちろん、今の自分自身の事は忘れちゃ駄目だけどね。」

「何か言いくるめられてる気がするんですけど・・・」

シンジはやっぱり納得し切れてない様子である。まだ何かを言おうとするも

「気のせい気のせい。じゃ、あの子達には明日正式に紹介するから・・・一応、心の準備だけはしておいてね。」

片手でハンドルを握りつつシンジの肩をバンバン叩くミサト。
元気付けているつもりなのだろうが・・・彼女のその様は30代に片足突っ込んだオバちゃんの動作である。
657名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 20:14:25 ID:???
GJ面白い!
658名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 21:43:00 ID:???
モツカレー
659>>593氏のネタ:2007/01/11(木) 15:25:29 ID:???
翌日、ネルフ本部の一室で昨日ミサトが言っていた通り、
シンジはエヴァパイロット達に紹介されていた。

「・・・と言うわけで、こちらがこれからあなた達のサポートをする事になった生駒ユイさん。
もし、何か現状に不満とかがあったら彼女に言ってね。」

「え〜と、僕はいか・・・生駒ユイです。これからよろしくお願いします。」

と、ニコニコと彼女を紹介するミサト。
そして、今さらながら改めて自己紹介をするシンジに対し

「あ〜、あんたはあの時の!ワシ・・・自分は鈴原トウジです、よろしゅうたのんますぅ!」

「・・・よろしくお願いします。」

「・・・・・。」

トウジ、レイ、アスカはそれぞれの反応を示した。
トウジは少々顔を赤くし照れてしまっている。一方のレイはいつも通り無表情、興味もあまり無いらしい。
そして、腕を組み不機嫌そうな態度で一言も話そうとしないアスカ。
彼女は昨日の葛城宅でも不機嫌なままだった。
姿の変わったシンジが訪れて以来ずっとその調子である。

「では、これより3号機の起動実験を行います。3人とも早速準備してちょうだい。」

一通りの挨拶も済んだところでミサトが今日の任務の内容を3人のチルドレンに説明する。

「3号機の・・・?それって・・・ごふっ!」

状況が分からないシンジが独り言の様に呟くが
「余計な事は喋るな」と言わんばかりにシンジの脇腹にミサトの肘打ちが炸裂する。
660>>593氏のネタ:2007/01/11(木) 15:27:58 ID:???
3号機とは前々回の使徒襲来時・・・
正確には3号機の起動実験中にその体内に寄生していた第13使徒が覚醒。
フォースチルドレンとして選抜されたトウジを乗せたまま、ネルフ本部へ向け侵攻した事があった。
使徒との戦闘で弐号機は大破、零号機が中破という損害を受け、一時は初号機すらも危険な状況に陥ったが
寸での所でシンジがどうにかトウジの乗ったエントリープラグを確保する事に成功。
プラグの制御を失った3号機はその機能を停止・・・粘菌状の使徒はそのまま消滅してしまった。
3号機の損害も軽いものでは無かったが、アメリカからパーツを取り寄せ、つい最近どうにか修理を終えたのだ。

「鈴原君・・・、大丈夫ね?」

「はい・・・、大丈夫です。それに今度は惣流や綾波が居ますから。」

ミサトの真剣な表情に対し、同じく真剣な顔で返答するトウジ。
今回は、前回の失敗を踏まえ3号機の起動に弐号機と零号機を立ち合わせる手はずとなっている。
不測の事態が起きた場合はすぐに対処させる算段なのだ。
碇司令は3号機のみで問題無いと言っていたのだが・・・一応、念の為である。

「あ〜あ、なんで私が熱血バカのおもりなんかしなくちゃなんないのかしら。」

不機嫌そうにしていたアスカが、隣のトウジに聞こえるように皮肉たっぷりに言い放つ。

「すまんなぁ・・・。面倒なことにつき合わせてしもうて。」

トウジからの返答はやや自嘲的な感じのものだった。
いつも通りムキなって突っかかってくると思っていたアスカはすっかりバツが悪くなってしまった様だ。

「な・・・!なによ、柄にも無い事言うんじゃないわよ!」

そう言うと、アスカはそっぽを向いてしまった。
ちなみにレイは2人がやり取りをしている間も微動だにせず・・・こちらはこちらでいつも通りと言える。
661>>593氏のネタで書いてる人:2007/01/11(木) 15:35:01 ID:???
これまで、書き手は語らず、ただ投下するのみ
で、やってきたものの・・・なんか返答しないのもアレなので
アンカーつけてもらえればレスします。
最初は>>596-597で終わりの予定だったんだけど。

なんか長くなりそうなんだけどこのまま続けていいのかな?
662名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 15:48:36 ID:???
>>661何言ってんだ、当たり前ジャマイカ!
ただし、風呂敷を広げすぎて回収できなくなるって
パターンは止めておくれよww
663名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 15:57:05 ID:???
面白いから続けておくれ!
トウジが助かってて嬉しかった
664名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 17:04:49 ID:???
>>662
エラソーw
665662:2007/01/11(木) 17:22:23 ID:???
たしかに後から見直すと偉そうかもorz

でも、過去ログとかみてるとそういう風になっちゃうのが多くてorz
666名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 17:25:08 ID:???
トウジと参号機が普通に戦列に入ってるSSって少ないように思うので
ぜひ頑張っていただきたいところ。
667名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 20:52:14 ID:???
トウジはどうでもいい
668名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:07:21 ID:???
そんな悲しいこと言うなよ…
669名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:09:35 ID:???
スレタイ読んで自分がなに言ってるのか良く考えてみろ
670名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:14:55 ID:???
全くだ
671名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:19:01 ID:???
いや、女シンジは大前提だけど。こう…作品としてさ
24話とかどうなるのかと
672名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:23:01 ID:???
てゆーか相手が誰であれ正直カップリングにしなくてもいいんじゃない?
書きたいとか見たいとか言うならそこらへんを上手くぼかせばいいじゃん
673名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 21:33:33 ID:???
というか>>593のアレはそもそもカップリング云々なんて一言も言ってないぞ。
トウジという名前で脊髄反射してるだけの馬鹿が湧いてるだけだろ。
最初にトウジと言い出した>>666にしてもカップル云々とは言っていない。
それに反射的にレスを返したほうが馬鹿なんだろう。
674名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:07:42 ID:???
>>673
>>669

あくまで主体はTSシンジ
675名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:11:00 ID:???
>>672
誰一人としてカプ話はしていない件について
676名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:19:55 ID:???
カップルがどうこうという問題じゃない

トウジをシンジに絡ませて欲しいというならともかく
ただ単にトウジを活躍させてほしい(意訳)と言ってる>>666はスレ違い
677名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:24:38 ID:???
>>676
それは意訳と言わず妄想というんだよw
678名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:27:25 ID:???
読解力がないんだね

>>593氏のネタで書いてる職人さんへ
スレ違いな外野は気にせず生駒シンジきゅんのつづきを書いてください
679名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:41:24 ID:???
お前が言える義理じゃないよ。
読解力がないのはどっちなんだかww
680名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:47:15 ID:???
何この不毛な流れ
681名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:49:07 ID:???
>>666-679
お前等みんな日本語でおk
682名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 22:54:59 ID:???
これがアスカとか綾波とか青葉だったらこんなに突っ掛からないくせに…
683名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:03:49 ID:???
トウジが活躍しようがしまいが、面白ければおk。
職人さんの気分次第。
684名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:10:43 ID:???
カヲルよりマシさ
685名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:12:09 ID:???
むしろ青葉が…
686名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:15:43 ID:???
青葉はいらない子
687名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:33:44 ID:???
ただ単に、○○好きだからだせ、だけなら同じように叩きたくなるね。
せめてシンジきゅンとシチュを絡めてくれ。
688名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:36:18 ID:???
誰もそんなこと言ってないじゃないか
おちおち感想もろくに書き込めないな
689名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:40:39 ID:???
そうだよ。
シンジきゅンつながりなだけで、好みがばらばらの住人が集まってるんだから気をつけてくれ。
690名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:47:10 ID:???
ぶっちゃけこのスレの住人は
‘シンジきゅんが女の子’
って事オンリーの繋がりだからね
691名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 23:52:30 ID:???
まて、女装とふたのシンジきゅんを忘れちゃ遺憾。
692名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 00:13:40 ID:???
女の子シンジ、女装シンジは大前提なのはわかりきってるんだよ
でも「女シンジモエス!」「女シンジきゅんきゅん!!」みたいな感想だけ書くわけにいかないじゃないか
それぞれいいシーンがあったりするわけなんだから
それでも気に入らなくて絡んでくるなら、もう感想「乙」と「GJ」で統一するしかないじゃないか
693名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 00:16:57 ID:???
なにが問題にされたのか理解できてないのな。
694名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 00:33:45 ID:???
もうどうでもいい
無限ループして職人が来なくなるエンドになるぞ
695名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 00:38:41 ID:???
ここの住人カヲルスレくらい耐性ないのな
696名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:18:39 ID:???
あとから来たが、一体何が問題なのか…
すぐ過剰反応するのはよくないな
余裕持って生きようぜ



な、シンジきゅん
697名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:27:17 ID:???
要するにこのスレではシンジきゅん以外の男キャラの話題は禁句ってこと
698名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:29:44 ID:???
勝手に要約してるんじゃねえよ。
699名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:33:55 ID:???
なんか、話題の幅が狭まって嫌だなぁ
カヲルであろうとトウジであろうとゲンドウであろうと加持であろうと、
ケンスケであろうと冬月であろうと青葉であろうと、これは二次なんだって割り切ればいいのに


嫌がらせに青葉×女装シンジきゅん書くぞこのやろう
700名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:43:29 ID:???
嫌がらせ目的で、好きで書くのでないならやめてくれ
シンジきゅんが可哀想だ
701名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:44:35 ID:???
お前ら本当はカヲルスレ出身なんじゃねぇの?
702名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 01:50:40 ID:???
ぶっちゃけ、面白ければ女装シンジきゅんとカヲルのガチホモだろうが
女の子シンジきゅんとレイとユイの近親レズ3pだろうが何でもいい。
703名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 02:06:45 ID:???
>>700
別に書くつもりはないが、真面目なんだな……
704名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 02:36:24 ID:???
期待してしまった・・・・・・
あんた、やな奴だな
705名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 08:40:08 ID:???
オマエモナー
706名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 09:07:23 ID:???
こいつが馬鹿な発言をしなければ荒れなかったんだよ
トウジしか興味なさそうだしw

666 名前:名無しが氏んでも代わりはいるものsage 投稿日:2007/01/11(木) 17:25:08 ID:???
トウジと参号機が普通に戦列に入ってるSSって少ないように思うので
ぜひ頑張っていただきたいところ。
707名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 09:40:21 ID:???
まぁそう掘り返さないでマターリしないか。

それにしてもここはいつも定期的に荒れるんだよな(´・ω・`)
708名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 09:50:22 ID:???
マターリマターリ行こうジャマイカ
709名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 11:07:05 ID:???
だからみんな余裕なさすぎ
まったりまったり

職人さんが書きやすい書きたいように書いてくれればそれでいいのに
710名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 12:03:37 ID:???
もし職人が特定のキャラをちょっと絡めようと考えてても
これじゃ投下できないよな
711>>593氏のネタ:2007/01/12(金) 12:56:18 ID:???
「エントリープラグ固定完了、第一次接続開始。」

「パルス送信、グラフ正常位置。」

「リスト1350までクリア。初期コンタクト、問題無し。」

ネルフ本部にて3号機の起動実験は着々と進められていた。
拘束具で固定された3号機と、その正面で待機する隻腕の零号機と弐号機・・・
最も損傷の少なかった3号機の修理を優先させたため、他のエヴァはまだ万全の態勢には戻っていなかった。
それでも2機のエヴァを起動実験に立ち合わせているのは前回の一件があるからである。

「オールナーブリンク問題なし。」

「リスト2550までクリア。」

オペレーター達の報告からは何も問題は感じられない。
だが、これは前回の起動実験時も同様であり、3号機に関して言えばいつ何が起きても不思議ではないのだ。
モニターの先に映る3号機を見つめるミサトの顔も自然と険しいものになっている。

「ハーモニクス、全て正常位置。」

「絶対境界線、突破します。」

絶対境界線を越えるという事はEVAが起動する事を意味する。
そして・・・、それはさも当然であるかのようにごく自然におとずれた。

「ボーダーラインクリア。EVA3号機起動しました。」

絶対境界線を越え、正常に起動している3号機。
1秒・・・2秒と時間が経過していくが3号機には何の変化も現れない・・・かに見えた、その時
712>>593氏のネタ:2007/01/12(金) 13:00:27 ID:???
モニターに表示されていた神経接続が次々と断線、絶対境界線を越えていたパルスも瞬時に消失してしまった。

「EVA3号機、活動停止!」

オペレーターからの報告を聞くまでも無く
眼光が消え、完全に停止してしまった3号機の姿はミサトにも確認出来ている。
そして、その傍らで同じ様に起動実験を見ていたシンジにも・・・

「ミサトさん・・・、これは・・・?」

「一応起動には成功したけど・・・連動に失敗しちゃったのかしら。
とにかく、今日のところはここで実験中止するしかないわね。」

そう言うと、ミサトは実験中止をオペレーター達に指示、
継いで、待機中のレイとアスカにも実験の中止を伝え、第6ケイジへの移動を命じた。

「・・・了解。」

「あー、もう!完全に無駄足だったじゃないのよ!なにやってんのよ、あの熱血バカは!」

ミサトの指示に従うという点では一緒だが、
黙って従うレイに対し、ブーたれながら嫌そうに従うアスカ。リアクションは人それぞれである。

「ユイちゃん、あなたにやってもらいたい事があるんだけど―――」

一通りの指示を出し終えたミサトが隣に居るはずのシンジに話しかけるも・・・

(・・・行っちゃったか。私から何か言うまでもなさそうね。)

シンジはすでにその場から居なくなってしまっていた。
彼女が出て行ったであろうドアを眺めながら心の中で呟くミサト。
ミサトにはシンジがどこへ行ったのか、なにをするつもりなのかはすでに見当がついているらしい。
713>>593氏のネタ:2007/01/12(金) 13:02:39 ID:???
「トウジ、入るよ?」

一応、一声かけてロッカールームへと入っていくシンジ。
自分も以前何度も使っていたため、ある程度彼がどのあたりに居るのかは見当が付いている。

「あ・・・、お疲れ様。」

「あぁ・・・、どうも。」

シンジが声をかけるも上の空のトウジ。
すでにいつものジャージ姿に着替えていた彼は
ロッカールームの中に置かれている椅子に腰をかけ、ただぼんやりとしていた。

「トウジ・・・。」

一方のシンジもそんなトウジにかける言葉が中々見つからない。
心配になって来てみたものの、何を話したらいいかなどは考えていなかったのだ。
今の姿だから言葉に詰まっているというワケでもなく、
以前のシンジだったとしても・・・かける言葉はそう簡単に見つからなかっただろう。

「すんません。さっきの実験・・・失敗してもうて。」

トウジの元気が無いのは、やはりさっきの起動実験の失敗にあるらしい。

「あ・・・、そんなに気にする事ないよ。やっぱり色々大変だと思うし。
それに、少しの間はちゃんと起動してたから・・・次はきっと大丈夫だよ。」

シンジなりに言葉を考えて返答するも・・・、トウジの元気がそうそう戻るものもはない。
それに、エヴァに乗る事が彼にとって重荷であるという事はシンジも知っているため、
そうそう「頑張れ」と励ますワケにもいかないのだ。
714>>593氏のネタで書いてる人:2007/01/12(金) 13:05:19 ID:???
今日はこんなとこで終わり。

一応、最後まで筋道は立ってるので
風呂敷広げて回収不能って事は多分無い・・・はず。
しばらく生暖かい目で見てやってください。
715名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 14:02:29 ID:???
乙です。
716名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 14:44:15 ID:???
乙です

>>710
よかったね
717名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/12(金) 16:59:44 ID:???
>>714
GJ(*´Д`*)
ユイシンジでハァハァしつつ続き待ちます
718名無しが氏んでも代わりはいるもの :2007/01/12(金) 23:32:30 ID:???
さっき気づいた
シンジきゅんのプラグスーツ姿、時々あのでっぱりで乳があるように見える!
二巻のマニアの受難なんかちょっときょぬーに見えるコマがある
719名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 00:19:28 ID:???
2ちゃん閉鎖だってよ
もう続き読めなくなるのか?
720名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 00:29:12 ID:???
いざとなれば避難所にでもスレをたてるさ
721名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 02:40:03 ID:???
シンジきゅんスレがなくなっちゃうのは惜しいもんな
722>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:05:05 ID:???
「じゃ、ワシ・・・帰ります。そいじゃ。」

「あ、うん。気をつけて・・・。」

ロッカールームから出て行こうとするトウジに何か言おうとするものの
シンジにはやっぱり言葉が見つからない。
そのまま成り行きでトウジを見送る事しか出来なかった。

「はぁ〜・・・」

誰も居なくなったロッカールームでシンジは1人ため息をつく。
トウジの事も気になるが、何よりこれから自分がちゃんとやっていけるのかが不安になってきた。

「ユイちゃ〜ん、ちょっと♪」

「うわっ!」

いきなり声をかけられ驚き慌てるシンジ。
声の主は今の彼女の上司であるミサトである。
いつの間にロッカールームに来ていたのか・・・それすら気付かなかった。
ミサトは「こっち来い」と言わんばかりににこやかに手招きしており、シンジには当然それを拒否する度胸も無い。
これまでの経験から、何か肘打ちの様な打撃や掴み技が加えられるのかと
びくびくしながらシンジはミサトの元へと近付いていく。しかし・・・

「私が言わなくてもちゃんと出来てるじゃな〜い。その調子でこれからもよろしくね。」

「はい・・・?」

いきなりミサトに褒められ唖然とするシンジ。
723>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:07:08 ID:???
「だって・・・、僕、結局トウジの力になれてないですよ・・・?」

「こういうのは、そんなにすぐに結果が出るもんじゃないわよ。
それに、何か気の利いた台詞を言う事ばかりが気遣いじゃないもの。
あなたの気持ちは鈴原君にもきちんと届いてるわよ。きっと。」

ミサトの意見に、シンジはそういうものなのかと納得するしかない。
こういうのを亀の甲より年の功って言うのかな・・・とシンジが考えていると

「さて、それじゃ今度はあなたの仕事部屋に行きましょうか。準備も出来た事だし。」

「し、仕事部屋・・・ですか?」

ミサトがすぐに話題を切り替えた。
思わずシンジが尋ねるも、ミサトはさっさとロッカールームから出ていってしまった。
慌てて後を追うシンジだったが・・・、ミサトはすぐ近くの部屋の前で立ち止まり、こっちこっちと手を振っている。
どう見てもロッカールームの眼と鼻の先の場所だ。
シンジがミサトの後について中に入ると・・・そこは完全な個室となっていた。
部屋の奥には机があり、それはドアの方向を向くように置かれている。
隅の方には本棚もあるのだが・・・何の本かはよく分からない。シンジがキョロキョロと辺りを見回していると

「あなたには基本的にここに居てもらう事になるわ。
とりあえず、学校の勉強の自習でもしててもらえば問題無いから。」

「はぁ・・・。」

ミサトの言葉にシンジは気が抜けた様な生返事で返す。
724>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:10:05 ID:???
「じゃ、仕事終わる頃になったら迎えに来るから。
それまでちゃんと勉強してるようにね。
あ、そうそう。パイロットのみんなにもあなたがここに居るって事は一応伝えておくから。」

「え?どうしてですか?」

率直な疑問を口にするシンジに対し

「だって、あなたはあの子達のサポート役でしょ?」

それがさも当然であるかのようなミサトの返事。
サポート役と言うのも名目上というだけではなく、どうやら本格的にやらされそうな雰囲気である。
改めて自分の先行きに不安を感じるシンジ。

「じゃ、頑張って。あんまり出歩かないようにね。」

そう言うと、ミサトは部屋から出て行ってしまった。

「・・・・・。」

1人、部屋に取り残され・・・シンジは少々落ち着かない気分である。
いくらネルフ本部での生活には慣れているとはいえ、
入った事も無い部屋で勉強しろと言われても・・・中々そんな気分にはなれそうにない。
一応、椅子に腰掛けてもみたが・・・やっぱり落ち着かない。

(あ、そうだ。ここの近くには・・・)

何か思いついたらしく、シンジは自室を後にした。
725>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:15:10 ID:???
自販機とベンチが置かれている休憩所。
当然、ネルフ本部にはこういった場所がいくつも用意されている。
自室から出てきたシンジは、お茶を手にベンチに座って一息ついていた。

(僕・・・、これからどうなっちゃうんだろ・・・。)

パイロットのサポートなんて・・・自分にうまく出来るのだろうか?
それ以前に、アスカはずっと不機嫌なままで、サルベージされてから今まで会話らしい会話をした覚えがない。
レイもいつも以上に他人行儀だし・・・まともに話が出来そうなのはトウジくらいか・・・。
それも、自分の素性を隠したままみんなに接するなんて器用な事が本当に出来るのだろうか・・・?

「はぁ・・・。」

深くため息をつくシンジの悩みの種は尽きそうにない。
しかし、悩みの中に今の自分の身体についての事が全く入ってないのは、ある意味シンジらしいと言えるか。

「よっ!」

「うわっ!え・・・あ・・・加持・・・さん?」

シンジの肩にポンと手をかけ、軽い口調で話しかけてきたのは加持である。
彼は、そのままシンジの隣に腰を下ろすと

「どうだい、ユイちゃん?少しは慣れたかな?今の生活に。」

と、笑いかけながら話しかけてきた。
以前と変わらず・・・彼らしいいつもの調子だ。
726>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:20:11 ID:???
「いえ・・・、まだです。」

少々そっけない態度のシンジ。
そういえば・・・加持は今の自分の事を知っているのだろうか?
偽名の方で呼んできたという事は・・・知らないと見たほうがいいのかもしれないが。

「ま、少しずつ慣れていけばいいさ。地道に頑張っていれば結果はついてくるものだからね。」

加持はシンジの考えをよそに親しげに話しかけてくる。
それはまるで、以前からの知り合いであるかのように・・・

「あの・・・、僕に何か用ですか?」

加持はシンジから目を逸らすと、そのまま目を閉じてしまった。
これから言う事を考えているのだろうか?

「実は、君に頼みたい事があってね。
いや、なんて事はないさ。葛城やアスカの事は知ってるよな?
君に葛城やアスカの支えになってもらいたくてね。今、君は同居しているんだろう?」

自嘲気味な笑みを浮かべながら、加持はシンジの方は見ずに話している。

「はい・・・。一緒に暮らしてますけど。」

シンジの返答は加持にとっては予想通りだったらしい。
加持はすっと立ち上がると、シンジの方を真顔で見ている。
一方のシンジは加持の視線が向けられているのに耐えられず、思わず顔を背けてしまった。
727>>593氏のネタ:2007/01/13(土) 15:23:20 ID:???
「いきなりこんな事を言ってすまないが・・・
君くらいにしか頼む事が出来ないんだ。これは前にも言ったが・・・
今の君には君にしか出来ない、君になら出来る事がある・・・。それじゃ、しっかりな。」

「・・・え?」

シンジが加持の台詞を理解するのには少しの時間が必要だった。
さっきの彼の台詞は前回の使徒が襲来した時の・・・シンジがもう一度EVAに乗るキッカケともなったものである。

(前にって・・・なんで僕にその話を・・・?)

シンジは一瞬何がなんだか分からなくなってしまった。
ジオフロントの加持のスイカ畑で聞いたその言葉は、シンジと加持の2人以外に知る人間は居ないはずである。
ましてや、今のシンジが加持と会うのは今が初めてなのだ。

「あの、加持さん・・・!」

シンジが再び加持の方に向き直った時には、
彼はすでにその場からいなくなってしまっていた。
加持は多分・・・いや、間違いなく自分の事を知っていたのだろう。
それでも、シンジの事を偽名で呼んでいたのは・・・事情も知っての事だったのかもしれない。

「加持さん・・・。」

なんとなくだが・・・シンジはもう加持には会えない様な気がした。
どこか遠くへ行ってしまうような・・・そんな予感がした。
728名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/13(土) 17:34:37 ID:???
キター!!
729名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 01:27:36 ID:???
初登場で死亡フラグか。
そういえばそういう時期だもんな。学校もそろそろ閉鎖?
730>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 02:42:14 ID:???
室内にカタカタとキーボードを打つ音だけが響く。
ようやく自習に手を付け始めたシンジだったが・・・そうそう思うようにはいかない。
中々問題が解けずに頭を捻っていると

ウイィィィン

突然、機械音とともにドアが開く。
シンジの座っている机はドアの方向を向いているため、誰が入ってきてもすぐ分かるようになっているのだ。
もちろん、ドアをあけた人影はシンジにも容易に確認出来る。

「ミサトさん・・・あれ?」

ドアを開けて入ってきたのはミサトである。
しかし、いつもと様子が違い、彼女の後ろにはサングラスをかけた黒スーツの男が2人程居る。

「生駒一曹、私、これから少しの間留守にするから。
戻ってくるまで、あの子達のシンクロテストと訓練、お願いするわ。必要な事はこの書類に書いてあるから。」

そう言うと、ミサトはシンジの机にバインダーに閉じられた書類を置いた。
シンジを見るミサトの表情は真剣そのものである。

「え・・・、でも僕じゃ・・・」

「伊吹二尉にもお願いしてあるから大丈夫よ。
あと、送り迎えも出来ないから、私が戻ってくるまではリニアレールで通勤してちょうだい。それじゃ。」

シンジが何か言う間もなく、ミサトは部屋から出て行ってしまった。
黒スーツの男達を引き連れているというよりは・・・ミサトの方が彼らに連れられていったという方が正確か。
ただならぬ雰囲気にシンジは声をかける事も出来なかった。
731>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 02:48:05 ID:???
翌日になってもミサトは戻ってこなかった。
シンジもミサトの事が気になり、伊吹二尉にミサトの事を尋ねてみたが彼女もどうやら知らないらしい。
結局、渡された書類に書かれていた通りにシンクロテストを行う事になったのだが

「ちょっとぉ、一体いつまでこのままなのよ!」

テストの最中、アスカがシンジに向かって叫ぶ。
本日の訓練はいつも通りのパイロットのシンクロテストなのだが、いつもと勝手が違う。

「あ・・・、ごめん。もう終わったから上がっていいよ。」

さすがにいきなり任された仕事がこなせるはずもなく、シンジはシンジでパニクってしまっていた。
伊吹二尉も自分の仕事の他にシンジの手伝いもしてくれているのだが・・・いかんせん、初心者のシンジには大変な仕事である。
また、いつもはそこにいて的確に指示を出しているはずのリツコも、
シンジのサルベージ以降はほとんど自室に篭もりっきりで、滅多に姿を現さなくなってしまった。
そのせいで、シンジだけではなく伊吹二尉の負担も大きくなってしまっている。

「ったく、段取り悪いわね〜っ!」

「まぁまぁ、生駒さんもまだそんな慣れてへんみたいやし、しょーがないやろ?」

突っかかるアスカになだめようとするトウジ。
もちろん、トウジの言葉でアスカが静かになるわけでもなく、今度は2人の間で口論が始まったらしい。
ちなみに、もう1人のパイロットであるレイは無言のまま上がってしまった。
732>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 02:51:47 ID:???
「生駒一曹も、お疲れ様。疲れたでしょ?」

3人のパイロットがロッカールームへと上がった後・・・シンジを気遣ってか、伊吹二尉が声をかけてきた。

「はい・・・。こっちの仕事も大変なんですね。」

ため息混じりに返答するシンジの声は完全に疲れ切っていた。
EVAのパイロットとして使徒と戦うのも疲れる仕事ではあったが、
彼らのサポート役というのは別の意味で大変な仕事だというのが身に染みてよく分かった。

「後は私達でやっておくから・・・、生駒一曹は先に上がって良いわよ?」

「え、でも・・・」

伊吹二尉の提案に戸惑うシンジ。
なぜなら、ミサトから渡された書類に書かれている仕事の3分の1程がまだ残っているからだ。

「休むのも仕事のうち。
明日からはもっと頑張ってもらわなきゃならないもの。これは上官からの命令よ?」

上官からの命令にしては伊吹二尉の表情は穏やかである。
命令というよりは、むしろシンジを気遣ってのものだろう。

「ありがとうございます、伊吹さん。それじゃ、お先に失礼します。」

そう言って、退出するシンジだったが彼女の足取りは重い。
EVAのパイロットと今の自分・・・どっちが良いんだろう?と、ぼんやりしているせいかついつい詮無い事を考えてしまう。
733>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 13:05:46 ID:???
(どこだろう・・・・、ここ・・・。)

シンジの周囲に広がるのは何も無い真っ白な空間・・・
その中でただ1人で漂う感覚だけがハッキリと感じられる。
だが、その漂う感覚がとても心地よく・・・いつまでもそうしていたい衝動に駆られていた。
暖かく・・・優しい何かに包まれているような・・・不思議な感覚・・・

(あれ・・・?なんか息が苦しくなって・・・)

さっきまでは気持ちよかったはずなのに、突然息が出来なくなってきた。
それはまるで水の中に居るような・・・

「げほっ!」

気がついたシンジが見たのは自宅の風呂場。
いつの間にか、湯船に浸かりながらうたた寝をしてしまっていた様だ。
一緒に入っていたはずのペンペンの姿もすでにない。
あまり自覚は無かったのだが・・・やはり慣れない仕事をしているせいだろう。
肉体的にも精神的にも疲れきっていた。

「もう、上がろ・・・。」

寝ぼけた頭を抑えつつ風呂から上がるシンジ。
バスタオルで身体を拭きながらふと見た脱衣場の鏡に映るのは、どこかで見た様な女性の姿・・・
自分の身に起きた事はいまだに信じられないが・・・それでもこれが現実なのだ。
734>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 13:07:48 ID:???
(やっぱり・・・まだ慣れないや。)

これが夢だったら良いのに・・・と、シンジは顔を赤らめながら
おぼつかない手つきで下着を身に着けていく。
最初はさっぱり分からなかったが、ミサトから徹底的に教え込まれたため、着け方に戸惑う事はすでに無くなっていた。
とは言うものの、恥ずかしさまではまだ無くなっていない。
いくら身体的には大人の女性となっていても、その精神は中学生のシンジそのものなのだから。

(そういえば・・・、ミサトさん、今日も帰ってこないのかな・・・。)

ミサトが自宅を留守にするようになって今日で二日目・・・
彼女の不在は、シンジとアスカの2人きりで過ごすという事を意味している。
もちろんそんな事はこれまで何度もあったのだが・・・今のシンジは事情が違う。
ただでさえアスカは今のシンジを避けるように生活しているのに、
その状況で2人きりというのは非常に気まずいものがあった。

「・・・寝よ。明日も早いし・・・。」

サルベージされてからというものシンジには気苦労が絶えなくなってしまった。
ミサトから貰ったTシャツとホットパンツを着て、
肩に届きそうなくらいの髪をタオルで無造作に拭きながらシンジは脱衣場を後にした。
735>>593氏のネタ:2007/01/15(月) 13:10:26 ID:???
「あ・・・、おかえりなさい。」

考え事をしていたせいか、ダイニングルームに人が居る事にまったく気付かなかった。
ふと見ると、先に上がったペンペンはミサトに寄り添うように立っている。
ミサトが居る事にホッと一安心したシンジだったが・・・
彼女の様子がおかしい事に気付くのに、そう時間はかからなかった。

「う・・・うぅっ・・・・・」

置き電話を前にミサトは大粒の涙を零していた。
テーブルに手をつき、堪えるように泣いていたミサトもシンジの事に気付いたらしい。

「え・・・?ミサト・・・さん?」

シンジの姿を見るなり、ミサトはシンジに抱きついてきた。
反射的に抱きとめるシンジだったが・・・それ以上どうしたら良いのかは分からない。
シンジに身体を預けたミサトはまるで子供の様に泣きじゃくっている。
同じくらいの体格になってしまったシンジには、それまで大きいと思っていたミサトがとてもか細く感じられた。
ミサトな何故泣いているのか・・・それはこの時のシンジには知る由も無い。

「・・・・・。」

その後も、シンジはただ・・・泣き続けるミサトを支える事しか出来なかった。
736名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 16:25:31 ID:???
シンジきゅんに寄り掛かるミサトかぁ…
百合が好きなわけじゃないけどなんか
危険な香りが(*´∇`*)
737名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 17:33:24 ID:???
 | 从ミ 割り込みスミマセン
 |д゚v
 | /) 

以前私のサイトの画像掲示板にうpしていただいた女シンジきゅんイラスト、バックアップの中から
発掘できましたので改めてご紹介します
ttp://www.eva-lagoon.net/mana/cgi-bin/up/img/8.jpg
738名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 18:55:41 ID:???
ほう、こりは初見ですな
む、この癖毛はたしかに・・・
凛々しい女の子シンジきゅんも良ですな
739名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 21:24:20 ID:???
>>737久しぶりジャマイカ!
740名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/15(月) 22:47:16 ID:???
>>737
古風でよい
741名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 04:59:24 ID:???
最初は面長の美人顔でシンジにみえねーとおもったが
見慣れたら急にシンジに見えてくるから不思議だ。
737超GJ。描いた人もGJ。
742名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 12:52:46 ID:???
ちょい悪女シンジきゅんってこんな感じなんだろうなぁ

http://g.pic.to/9m6ck
743名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 13:21:28 ID:???
シ、シンジきゅんが不良になっちまっただー!!
744名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 16:22:18 ID:???
>>742
普通にシンジに見えるから困る。いやホントは困らないけど
745名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 17:18:24 ID:???
貞本絵で黒髪ロングだからかもしれないが
やさぐれたエフィに見えてしまう。
746名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/16(火) 17:31:28 ID:???
だってエフィがシンジきゅんに見(ry
747>>593氏のネタ:2007/01/16(火) 21:36:53 ID:???
ミサトが戻ってきてから数日後、
ネルフ本部ではいつも通りシンクロテストが行われていた。
対象者はアスカ、トウジ、レイの3人なのだが・・・

「シンクログラフ−12.8。起動指数ギリギリです。」

伊吹二尉がアスカのシンクログラフの数値を読み上げる。
彼女の報告通り、アスカのシンクロ率は低下の一途をたどっていた。
一時はチルドレンの中でもトップを誇っていた数値も今では見る影も無い・・・。

「アスカ、調子悪いのよね。今日、二日目だし・・・」

「シンクロ率は表層的な身体の変化に影響されません。問題は・・・もっと別なところにあるかと思われます。」

ミサトの意見に伊吹二尉が含みのある返答を述べる。
もっとも、伊吹二尉に言われるまでもなく、ミサトにもある程度は見当がついていた。

「やっぱり・・・シンジ君に負けたって思い込んでるのがマズいのかしら。」

「え?僕に負けたって・・・ごぶっ!」

ミサトの独り言に反応したシンジに対し、すかさず肘打ちが加えられる。
もちろん、この室内にはシンジの事を知らない人間も多く、
情報の漏洩を防ぐという意味ではミサトの行動は迅速的確だった。

「3人とも、上がっていいわよ。」

悶絶するシンジをよそに、ミサトは3人にシンクロテストの終了を伝えた。
748>>593氏のネタ:2007/01/16(火) 21:42:00 ID:???
シンジがネルフ本部の通路を歩いていると、前から見慣れた少女がやってきた。
赤みがかった金髪をなびかせながら近付いてきた彼女も
どうやらシンジの事に気付いたらしい。

「あ、アスカ・・・。あのさ・・・」

「・・・・・。」

シンジが声をかけてもアスカは反応無し。
そのままシンジの横を通り過ぎて行ってしまった。今日のアスカはいつにも増して不機嫌そうである。
一方、アスカの後姿を見送るしかないシンジ。
そんな彼女の背後に近付いてくる人影がもう1つ。

「お!ユイさん!こんちは!」

明るい口調で声をかけてきたのはトウジである。
中身がシンジである事を彼は当然知らないため、トウジなりに少々かしこまった対応だ。

「こんにちは・・・。シンクロテストお疲れ様。シンクロ率、少し上がってたよ。」

「そうですかぁ?まだ、そんなに慣れてへんけど・・・」

さっきのシンクロテストの結果をかいつまんで話すシンジに対し、
トウジは頬を少し赤くしながら、顔を指でポリポリとかきつつ照れくさそうに答える。
749>>593氏のネタ:2007/01/16(火) 21:44:19 ID:???
「明日・・・、3号機の再起動実験だね。大丈夫?」

すっかりサポートの立場となってしまったシンジには
チルドレン達の訓練スケジュールがある程度先まで知らされている。
明日は、以前失敗した3号機の再起動実験が行われる予定なのだ。
もちろん零号機と弐号機を待機させた上での実験である。
ちなみに、零号機・弐号機ともにすでに修理を終え万全の態勢となっていた。

「ああ・・・なんとかなると思いますわ。ワシ1人、いつまでも遊んでるワケにはいきませんやろ?」

口調とは裏腹にトウジの顔はどこか不安げである。
最初の時は使徒に乗っ取られ、前回は連動に失敗しているのだから・・・
彼が不安になるのも無理は無い。

「トウジ・・・、何かあったらいつでも相談にのるから。」

「はい。そいじゃ、また明日。」

そう言うと、トウジは鞄を手に行ってしまった。
初号機が凍結されえいる今、3号機の戦力としての価値は必然的に大きなものとなっているのだが・・・
シンジにとってはあまり喜べる状況でもない。
あれこれ考えつつ、あらためてシンジが自室へと戻ろうとすると
750>>593氏のネタ:2007/01/16(火) 21:47:33 ID:???
「綾波・・・?」

今度はファーストチルドレンである綾波レイがやってきた。
何でこんなにパイロットと会うのかと思ったがなんて事は無い。
単に、シンジが自室へ行く為には彼らが通るであろう通路を通らねばならず、
否応無しに出会うようになっているのだ。

「・・・生駒一曹、こんにちは。」

形式的に挨拶をするレイ。
最初に出会った時から比べると随分人間らしくなってはきたが・・・それでも、やっぱり愛想があるとは言えない。
もちろん、今のシンジは以前とは姿形が変わってしまったのだから仕方が無いのだが。

「あれ?頬・・・どうしたの?」

ふと、レイの頬が赤くなっているのがシンジの眼に止まった。
さっきのトウジのそれとは違い・・・まるで叩かれた痕の様にも見える。

「・・・なんでもありません。」

それだけ言うとレイも行ってしまった。
以前と比べると、彼女との距離はまた離れてしまった様に感じられる。
本当に、これからどうなるのだろう・・・と、シンジは先行きに漠然とした不安を感じていた。
751名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 00:53:10 ID:???
アスカ、悪意満々だなw
なんか原作だと気にもならなかったけど、大人の視点で見直すと
なんか頬を張り倒してやりたくなるな。
752名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 03:53:22 ID:???
753名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 10:25:23 ID:???
gj!
754名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 15:53:33 ID:???
良スレ上げ
755名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 16:07:12 ID:???
>>754あげんなカス
756名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 18:24:41 ID:???
>>755
sageんなボケ!!!
757名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 18:28:59 ID:???
っていうかGJ
758>>593氏のネタ:2007/01/17(水) 21:48:24 ID:???
その日の夜、葛城宅のダイニングルームで食卓を囲む
シンジ、ミサト、アスカ、ペンペンの3人+1匹。
これまでシンジを避けるように生活していたアスカも席に着き
ようやく3人で食事をするようにはなったものの・・・アスカはやはり一言も喋らない。

「・・・ごちそうさま。」

と、早々に食事を終えたアスカが席を立ったその時

プルルルルル

突然家の置き電話が鳴り出した。

「はい。葛城です。え〜と・・・」

反射的に電話をとったのは一番近い場所にいたシンジである。
一言二言やり取りをした後、彼女はキョロキョロと辺りを見回している。
明らかに誰かを探しているらしいが・・・

「どしたの?」

「あ・・・、アスカに国際電話です。お母さんからだって。」

缶ビールを手に尋ねるミサトに対し返答するシンジ。
彼女が受話器を持って少し困った様な顔をしているのは、すでにアスカが自分の部屋へ戻ってしまっていたからだ。
仕方なく、シンジは受話器をアスカの部屋まで持って行く事に。
759>>593氏のネタ:2007/01/17(水) 21:55:56 ID:???
「アスカ。電話だよ?ドイツからだって。」

シンジが声をかけると扉がスッと開き、中から無表情のアスカが現れた。

「・・・・・。」

彼女はシンジから受話器を受け取ると何も言わずにピシャッと扉を閉じてしまい・・・
程なくして、閉じた扉の向こうから楽しげに話すアスカの声が聞こえてきた。
日本語ではない言葉で聞こえてくるアスカの声に感心していたシンジだったが・・・

「あ・・・、僕、どうしたらいいんだろ・・・。」

ふと渡した受話器の事が気になってしまった。
このまま自分がダイニングルームへ戻ってしまうと、アスカが自分で受話器を電話本体のところまで戻さねばならず、
それに腹を立てた彼女がシンジに文句を言ってくるだろう事は容易に推察出来る。
少なくとも、これまでの経験からいくと避けられない結末と言えるだろう。
少し考えた後、シンジはアスカの部屋の前で電話が終わるのを待つ事にした。

「あ・・・もういいの?」

受話器を手に部屋を出ようとしたアスカへシンジが声をかける。
その声にアスカの顔がちょっと驚いた様な表情へと変わった。
まさか、シンジが待ってくれているとは思ってなかったらしい。
760>>593氏のネタ:2007/01/17(水) 22:00:53 ID:???
「・・・もう終わりましたから。ありがとうございます。」

一応の礼を言うアスカだったが、その口調はどこまでも他人行儀である。

「電話、楽しそうだったね。」

「・・・別に、ただの義務ですから。嫌いってわけじゃないけど、ちょっと苦手なだけで―――」

そこまで言ってハッとした顔へと変わるアスカ。
まさか、自分がそんな事を口にするとは思ってなかったらしい。
彼女は無言で受話器をシンジに渡すと、再び勢いよく扉を閉じてしまった。

「はぁ・・・」

廊下に1人取り残されたシンジは、ため息付きつつダイニングルームへと戻ってきた。
受話器を元に戻し途中になっていた食事を再開する。
せっかくのご飯もすっかり冷めてしまった。

「アスカ、荒れてるわね。」

「そうですか?いつもああですよ。」

二本目のビールを手にしていたミサトに対し、シンジは疲れた様な声で返答した。
確かにシンジの言うとおり、アスカの気性が激しいのはいつもの事なのだが・・・
それでもここまであからさまに嫌われるというのは珍しいと言えば珍しい。
その後は特に何もなく、葛城宅の夜は更けていった。
761名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/17(水) 22:26:26 ID:???
文字だからわかんないけど外見はユイなんだよなぁ
もしこのシーンが映像だったら何だか複雑な雰囲気になりそう
762名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 07:33:47 ID:???
自分の妻と同じ顔の女に無茶苦茶偉そうな態度を取ってるこのアスカを見たら
ゲンドウ、何をしでかすか分からんな。
763名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 14:22:27 ID:???
見つかったら刺し殺されるかもな
764名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 15:05:25 ID:???
エヴァのパイロット降ろされてドイツに強制送還だろ
765名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 15:48:53 ID:???
外見ユイでこのしゃべり方だとちょいと違和感が
766>>593氏のネタ:2007/01/18(木) 16:41:38 ID:???
だが、いつも通りだったはずのその日の深夜・・・
何か大きな物音に、リビングで寝ていたシンジが目を覚ました。
大きな人の声と・・・風呂場の洗面器が勢いよく転がったような響く音・・・
寝ぼけていたシンジには何の音か理解するのに時間がかかった。

「アスカ・・・?」

声の主はアスカだった様だが、叫んでいた内容まではよく分からなかった。
嫌いとか嫌とか言っていた様にも思えるが・・・
夕食の時、ミサトが言っていた通り、最近のアスカは少し荒れているのかもしれない・・・。
意識の虚ろな頭でシンジがあれこれ考えていると・・・

ガラッ!

リビングとダイニングルームを隔てる扉が少し大きめな音と共に開く。
やってきたのは、首にタオルをかけ風呂から上がったアスカだった。
それに対し、思わず寝たふりをしてしまうシンジ。なんとなく、今起きていたのがアスカにバレるとマズい気がしたからである。
すぐにアスカは部屋へと戻るだろう・・・と、シンジが眼を閉じつつ時が過ぎるのを待っていると

ドサッ!

すぐ近くに聞こえた大きな物音。
それはまるで、誰かがすぐ近くに寝転んだ様な・・・そんな音だった。
振動もちゃんと感じたため、寝ぼけているというわけではない・・・はずである。
何があったのかとシンジが眼を開けるとそこには
767>>593氏のネタ:2007/01/18(木) 16:44:16 ID:???
「・・・・・っ!」

眼の前の状況に、思わず声が出そうになるのを慌てて押し留めるシンジ。
彼女が驚くのも無理はなく、眼を開けたシンジのすぐ眼の前に、アスカが同じ様に寝ているのが見えたからだ。
アスカはリビングに寝ている自分に寄り添うように横たわっている。

(どうしたんだろ・・・。アスカ、寝ぼけてんのかな・・・?)

眼を閉じつつ、現在の状況を理解しようとするシンジだったが・・・やっぱりよく分からない。
以前にも似たような事はあったが、今の自分は外見が全く違う。
おまけに、今の自分はあからさまに嫌われているはず・・・
この状況に耐えかねたシンジが、アスカとの距離を少し開けようとするが

ガシッ!

「へ・・・?」

自分が着ているTシャツの裾がアスカにしっかりと握られており、距離をとる事すら不可能となっていた。
嫌われてるはずなのになんで一緒に寝てるんだろう・・・?
アスカとの同居生活はそれなりに長かったが・・・アスカの性格をまるで分かっていなかった事に改めて気付くシンジ。
その後はどうする事も出来ず、シンジは寝返りを打つ事すら出来ないまま・・・
そのままの状態で眠りに付くしか無かった。
768名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 19:40:14 ID:???
もしかして、気がついた?
769名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 20:08:28 ID:???
おぉっ?
770名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 20:17:51 ID:???
771名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/18(木) 21:06:19 ID:???
ツンデレアスカキタ━━━(゚∀゚;)━━━?
772名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/19(金) 00:49:37 ID:???
>>765
ユイの喋り方と明らかに違うからな。
むしろ似てても困るけど。
773名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/19(金) 03:50:18 ID:???
シンジキュンキュン
774>>593氏のネタ:2007/01/19(金) 22:37:22 ID:???
翌日、ネルフ本部では予定通り3号機の再起動実験が行われようとしていた。
弐号機と零号機はすでに待機済み・・・、実験を遂行するコントロールルームでは慌しく準備が進められていた。
もう間もなく実験が始まろうという時間なのだが・・・フォースチルドレンであるトウジがまだ3号機に搭乗していない。

「ちょっとぉ!まだ始まんないわけ?」

ほったらかしにされている状況に我慢できなくなり、アスカが文句を言ってきた。
もう少し待つようにと伝える伊吹二尉だったが、そんな彼女の説得などおかまいなしの剣幕である。

(アスカ・・・、いつも通りだよね・・・。う〜ん・・・。)

コントロールルームで自分に割り当てられた仕事をしていたシンジだったが
思わず昨日の夜の事を思い出してしまう。
隣に寝ていたはずのアスカもいつの間にか自室に戻っていたらしく、今朝シンジが目を覚ました時にはすでに居なかった。
おまけにアスカの態度はいつも通り・・・シンジに対しては素っ気無いまま。
むしろ、昨日の深夜の出来事こそが夢か幻だったのではないかと思えるほどだ。

「鈴原君は?」

ふいにミサトがシンジに尋ねてきた。
一方、え?僕?と言わんばかりにポカンとした表情のシンジ。
次の瞬間にはミサトの拳固がシンジのこめかみに両側からグリグリと押し当てられていた。

「あ〜な〜た〜は、サポート係でしょ〜が!」

「痛い痛いいたたたた!痛いです!痛いですってば!」

両手をジタバタさせ必死にもがくシンジの弁解もミサトには届いていないらしい。
ようやくシンジが開放されたのは、彼女がトウジの様子を見に行くと意見した後であった。
775>>593氏のネタ:2007/01/19(金) 22:40:31 ID:???
ロッカールームに着いたシンジが眼にしたのは
黒を基調としたプラグスーツを着用してはいるものの、ベンチに腰を下ろしじっと座っているトウジの姿だった。
時間的にはもう、ケイジに行かなければならないのだが・・・

「あ・・・、すんません。今、行きますんで・・・」

シンジがやってきた事に気付いたトウジは彼女の方を見ると力の抜けた声で呟いた。
行くとは言っているものの・・・どうにも動きそうな気配が無い。
シンジから眼を離したトウジはどこを見ているというワケでもなく・・・ただ、ぼんやりと自分の眼の前を眺めている様だ。

「・・・・・。」

2人とも何も言わず・・・少しの時間が流れた。
1分か・・・2分か・・・それほど大した時ではないはずだが、それでもシンジには長く感じられた。

「・・・分かってます。行かなならんて・・・、分かってますけど・・・」

自分に言い聞かせる様に話すトウジだが・・・その手は震えていた。
そして、その震えを抑えるように両手を硬く握り締めている。
やはり・・・、トウジはまだEVAに乗る事への恐怖が拭いきれていないらしい。
以前、シンジがトウジから3号機のパイロットになると打ち明けられた時と同じ様に・・・
いや・・・、恐怖が明確になってしまった今の方が彼にとってはより辛いはずなのだ。
776>>593氏のネタ:2007/01/19(金) 22:44:56 ID:???
「トウジ・・・、今日の実験、止めにしてもらう?」

そして、そんな彼をムリヤリEVAに乗せようとする気はシンジにも無い。
誰よりEVAに乗る事への恐怖を分かっているシンジだからこそ言える台詞なのだろう。
それがただの逃げでしか無い事は分かっていても・・・今のシンジに言えるのはそれくらいだった。

「え?止めって・・・んな事・・・」

逆にその顔が驚きへと変わったのはトウジである。シンジの言った事も一瞬理解出来なかった様だ。
その言葉に少しの迷いを見せたトウジだったが・・・

「・・・ありがとうございます。
でも・・・ワシがやらなあかん事やし・・・惣流や綾波に頼ってばかりってのも格好つかへんし・・・。
それに・・・こんなんじゃシンジに笑わてしまいますわ。」

そう言って、ベンチから立ち上がりシンジの方に向き直ったトウジの顔は、まだ不安げだが・・・
さっきよりはいくぶん吹っ切れた様な表情へと変わっていた。
トウジがケイジへ続く扉を開けようとしたその時

ビー!ビー!ビー!

ネルフ本部に突然警報が鳴り響いた。
777名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 00:33:19 ID:???
何だか女になってからミサトが少しシンジに対して暴力的になってきたな
778名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/20(土) 04:18:05 ID:???
基本的にミサトも慈愛精神の持ち主というわけじゃないし
外見から、どうしても大人として扱ってしまうんじゃないかな。子供なら許せても
大人が自分の仕事をしっかりしていないと理屈では分かっていてもムカつくだろう。まして、戦時の組織だし。
ミサトも経歴上、おそらくは相当なエリートなので余計に腹が立つんじゃない?
779>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 17:44:21 ID:???
突如、第3新東京市上空の衛星軌道上に現れた15番目の使徒。
青白く光り輝き、大きな翼を幾重にも広げた様なその姿はある種の神々しさすら感じさせる。
使徒は第3新東京市から一定の距離を保ちつつ、衛星軌道上に滞宙していた。

「コレを失敗したら多分弐号機を降ろされる・・・。ミスは許されないわよ、アスカ。」

出撃したアスカが自分を叱咤するかのような独り言を呟きながら
弐号機のために用意されたポジトロンライフルを装備する。
第3新東京市の現在の天候は雨、雲量も多くEVAからは使徒を確認出来ない。
本来、零号機による長々距離射撃で使徒に対抗する予定だったのだが、
零号機のバックアップを命じられたアスカはそれを不服として半ば勝手に出撃した格好なのだ。

「もう、さっさとこっちへ来なさいよ!じれったいわね〜!」

目標は今だ弐号機の射程距離外である。
アスカの眼の前にセットされた射撃補助用のバイザーの照準も今だ整っていない。
機械音とともにようやく照準が定まろうとしていた次の瞬間、
上空の使徒から弐号機に向けて光線の様なモノが照射された。

「キャアアアッ!」

たまらず悲鳴をあげるアスカ。
その様子を確認していたネルフ本部だっがが、まだその攻撃が何なのかまでは判明していない。
780>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 17:47:04 ID:???
急ぎ解析作業とアスカのバックアップが行われる中で、第二発令所の上部指揮所の一角・・・
ミサトの傍らで主モニターをただ見ている事しか出来ないシンジ。
何も出来ない自分に彼女はもどかしさと焦りを感じていた。
映像に映るアスカは明後日の方向にライフルを撃ちつつ、悲痛な声を上げ続けている。

「ミサトさん!アスカは・・・!」

「焦らないで。今、零号機の準備が終わるわ。零号機の状態は?」

シンジの問いに冷静な口調で答えつつ、ミサトは現在の状況を日向二尉に確認する。
そして、日向二尉からは間もなく準備が完了する旨が伝えられた。

「最終安全装置、解除!」

零号機が装備したポジトロンスナイパーライフルの射撃準備がようやく完了しつつあった。
第五使徒戦で使用されたモノに改良を加えたそのライフルは、現在の兵装の中では最も射程距離が長い。
逆から言えば、これが通用しなければ
ネルフには衛星軌道上の使徒に対抗する方法が無いという事なのだが・・・

「全て発射位置!」

ポジトロンスナイパーライフルの射撃準備が完了、
その報告を受けたレイはすぐさま引き金を引いた。
陽電子は雲を突き抜け、ゆるやかな曲線を描きながら使徒へと向かっていく。しかし・・・
781>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 17:49:56 ID:???
「駄目です!この遠距離で使徒のATフィールドを貫くにはエネルギーがまるで足りません!」

青葉二尉の報告を聞くまでも無く・・・
零号機のライフルから放たれた陽電子は使徒のATフィールドに弾かれ
何本も細い陽電子に分かれて空中に消えていった。その様子は主モニターにハッキリと映し出されている。
そして、その間も弐号機に対する使徒の心理攻撃は続けられていた。

「ミサトさん!僕が初号機で出ます!」

今の自分の状況を忘れてシンジがミサトに上申する。
パイロットとして前線に立つ事も大変だったが、こうして発令所から状況を見ているだけというのも辛いものがある。

「生駒一曹、落ち着いて。貴女はパイロットじゃないんだから。」

シンジを偽名で呼ぶミサトの眼は、落ち着けと言わんばかりの冷ややかなものだった。
だが、中身が14歳のシンジはそんな事で落ち着けるほど成長もしていない。
彼女がまだ何かを言おうとしたその時

「レイ、ドグマを降りて槍を使え。」

指揮所の最上部から碇司令の声が聞こえてきた。
槍という言葉の意味を理解できた人間は少なかったが、ミサトにはきちんと分かっていたらしい。
782>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 17:52:04 ID:???
だが、ミサトが中止を進言するも碇司令は取り合おうとしない。
程なくして、零号機は第3新東京市から一時撤退、ドグマの最深部へと降り始めた。だが

「ミサトさん!アスカは下げないんですか!このままじゃ・・・」

焦りを隠そうともしないシンジの叫び。
主モニターに映る弐号機は現在も使徒からの攻撃に晒されていた。
本部からのサポートもほとんど意味を成しておらず、アスカの精神は限界へと近付いている。

「・・・・・。」

ミサトもアスカの状態は分かっているのだが・・・現在のところ打つ手が無い。
初号機は凍結処分、3号機においては起動すらもままならない状況・・・考えたところで対策など無く
今は零号機が地上へ戻ってくるのを待つしかないのである。
先程アスカに撤退を指示したものの・・・彼女は頑として言う事を聞かないのだ。

「生駒一曹、焦らないで。じきにレイが戻って―――」

シンジの方に振り返りつつ返答するミサトだったが、
彼女が振り返った時にはシンジはすでに第二発令所から居なくなってしまっていた。
慌しく作業が続けられていた発令所では、今の今までその事に気付く者がいなかったらしい。
783>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 17:57:13 ID:???
第6ケイジでは、3号機の前でトウジが物思いに耽っていた。
使徒が来襲しているというのにEVAにも乗れず、自分の不甲斐なさに苛立っていたのだが・・・

「はぁ・・・はぁ・・・トウジ、出撃・・・急いで準備して。」

息を切らせながらシンジがケイジへとやってきた。
その様子に驚いた表情へと変わるトウジ。何も聞かされていないため状況がさっぱり分からない様だ。
使徒が来たらしいという事はなんとなく分かっているが、
第二発令所で戦況を見守っていたシンジと違い、トウジは地上で何が起きているのかまだ知らないのだ。

「でも・・・ワシはまだ動かせへんですし・・・」

突然出撃を命令されたところで、
トウジにはそれが出来るはずもなく・・・また、その自信もない。
実際、シンクロテストはしてきたものの、3号機の再起動にはまだ成功しきれていないのだ。

「座っていれば・・・大丈夫。きっとうまくいくよ・・・」

まだ息の整っていないシンジの声は絶え絶えであるが・・・
その内容はトウジにもなんとなく理解出来ていた。
さっきは無理に乗せようとしなかったシンジが、自分に対し半ば強引に搭乗を勧めている・・・
つまり、それだけ状況が切羽詰っているであろうという事も。
784>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 18:06:03 ID:???
「ワシには・・・出来ません。・・・怖い・・・ごっつ怖いんや。」

シンジから眼を逸らし、トウジは自分の心情を話し始めた。
自分の情けなさを恥じつつ、それでも自分の気持ちを包み隠さず話す彼の手は震えていた。
一方のシンジはその話をまるで初めて聞くかの様に聞いている。

「分かってる・・・、でも、アスカを助けられるのはトウジしかいないんだ。
君にしか出来ない事だから・・・!」

トウジの肩に手を置き、
出来るだけ安心させようとするシンジだったが・・・それでもトウジの心は中々決心に至らない。
頭では理解出来ていても心はそうはいかないのだろう。
EVAに乗りますと言おうとしながらも・・・何度もためらっている様だ。

「分かった・・・、じゃ、僕も行くよ。」

「へ・・・?」

僅かに微笑みながら行くと言ったシンジの突然の言葉だったが
トウジには何が何だかまるで分からなかったらしい。
間の抜けた声で返答するのが関の山だった。
785>>593氏のネタ:2007/01/21(日) 18:08:05 ID:???
「2人で行けば多分怖くなくなると思うし・・・それにEVAの操作方法とかも教えられるからさ。」

「む、無茶言わんで下さい!だって、EVAって1人乗りじゃないんですか?」

シンジの提案に、思わずEVAのパイロットとして常識的な意見を述べてしまうトウジ。
確かにEVAの操縦席であるエントリープラグは1人乗りであり、複数人で乗る事など考慮されていない。
考慮されていないはずなのだが・・・

(でも・・・、そういえば、前にシンジのに乗った事もあったなぁ・・・。)

ふと、何ヶ月か前の記憶が蘇ってきた。
実際、トウジはシンジの初号機にケンスケと一緒に乗ってしまった経験がある。
トウジは自分で言って自分の意見に疑問を感じ、自信が持てなくなってしまっていた。

「大丈夫。僕も何度かや・・・・・あ、そういう事も出来たって聞いてるから。
それより急がないと。アスカが本当に危ないんだ。」

追い討ちをかけるようなシンジの台詞。
自分の両肩に手を置き真剣な表情で説得してくる女性の姿を目の当たりにしては
トウジとしても嫌とは言いづらいものがある。

「は・・・はい。」

シンジの強引な意見にトウジは押し切られる形となってしまった。
気後れするトウジを励ましながら、シンジも一緒にエントリープラグに乗り込んでいった。
786名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 01:44:46 ID:???
こういう展開になるとは思いもしなかった。
グッジョブ!
787名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 01:51:14 ID:???
急展開!
そーいやシンジって、弐号機にシンクロ出来て何故だか動かせたもんね
788名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/22(月) 02:11:47 ID:???
美人のお姉さんとエントリープラグに入っちゃったトウジの精神のほうが心配だ。
789>>593氏のネタ:2007/01/23(火) 14:18:41 ID:???
2人の乗り込んだエントリープラグが3号機に挿入され固定される。
ネルフスタッフのほとんどが使徒戦への対応に追われているため、
3号機の起動はパイロットが自力で行わなければならない。
もっとも、ベテランのシンジが一緒だから初心者のトウジでも十分に起動は出来るはずである。

「ユイさん・・・、これ、どうすれば良いんですか?」

「え〜と・・・、それはこうすれば・・・ほら、付いたよ。」

専用のシートに座るトウジの傍らで起動方法を教えていくシンジ。
これまで3号機の起動にはスタッフのバックアップがあったため、
何も考えなくて良かったのだが・・・
それでもシンジの説明のおかげか着々と3号機の起動手順が進められていく。そして

カッ!

3号機の眼が光り、同機の起動は無事成功。
エントリープラグ内には3号機周囲の風景・・・第6ケイジの様子が映し出されており、
その事実はシンジとトウジに3号機が起動した事を教えていた。しかし
790>>593氏のネタ:2007/01/23(火) 14:20:45 ID:???
「はぁ・・・はぁ・・・」

シートに座るトウジ、コントロールレバーを握るその手は震えていた。
以前行われた起動実験では、起動成功後数秒で活動を停止してしまったという経緯がある。
今だ恐怖を克服できていないのか、トウジは今にも自分から神経接続を切ってしまいそうな勢いである。
それも意図的ではなく本能的に・・・

「ユイさん、すんません。やっぱりワシには・・・!」

「トウジ、大丈夫だよ、ほら。」

とっさに、傍らにいたシンジが3号機のコントロールレバーを握る。
一方のトウジは、自分の手に重ねられるようにシンジに手を握られてしまい離すに離せなくなってしまった。
思わずシンジの方を振り返った彼の顔は真っ赤になっている。
3号機の起動から数十秒・・・以前の様に起動が停止してしまうような気配は無い。

「これ・・・、うまくいってるんですか?」

「うん、成功だね。」

キョロキョロと回りを見回すトウジ。
そんな彼に対し、シンジは僅かに微笑みながら安心させるような口調で答えた。
791>>593氏のネタ:2007/01/23(火) 14:36:22 ID:???
「EVA3号機、再起動!」

第二発令所で作業中の伊吹二尉が大きな声を上げた。
そして、今の状況ではありえない報告に、自分の耳を疑うミサト。
彼女はすぐさま主モニターへの表示を指示する。

「ちょ・・・、なにやってんの!アンタ達!」

主モニターに映し出されたのはエントリープラグ内のトウジとシンジ。
その光景にミサトが驚きの声をあげた。

「・・・・・。」

EVAに乗り込んでいるシンジの姿に、最上部の碇司令も身体をピクッと震わせた。
冷静なフリをしているが内心相当驚いているらしい。

「3号機の状況は?」

ミサトが伊吹二尉に現状を確認する。
きちんとプラグスーツを着ているトウジはともかく、
シンジはネルフの制服のままな上にインターフェイス・ヘッドセットすら付けていない。
これではEVAの神経系統に異常が発生してもおかしくはないのだが・・・
792>>593氏のネタ:2007/01/23(火) 14:44:14 ID:???
「3号機は正常に起動しています。今のところシンクロにも問題はありません。」

伊吹二尉からの報告は、本来ミサトにとっても喜ばしいもののはずである。
戦力が少しでも欲しい今の状況では
3号機の起動成功は明るい材料の一つのはずでなのだが・・・

「生駒一曹、どういうつもり?」

立場上、勝手に持ち場を離れたシンジの行動を見逃すワケにもいかない。
改めてシンジに真意を問いただすが・・・

「アスカを助けにいきます。これ以上、放ってはおけないんです。射出、お願いします。」

シンジからの返答は簡単なものだった。
第二発令所にはアスカが現在も使徒からの精神攻撃を受けている状況が伝えられている。
唯一の頼みの綱である零号機がドグマから地上へ戻るにはまだ時間がかかるだろう。

「・・・分かったわ。弐号機の救出、急いで。」

ミサトはそう言うと、3号機の射出を命じた。
専用のレールを移動していく様子が第二発令所からも確認できる。
793名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 18:39:39 ID:???
SHINJI SIDE

ボクは碇シンジ、14歳の普通の女の子。親戚の叔父さん達と一緒に暮らしてる
ボクの名前が男っぽいのは生まれてくるまで男の子だと思ってたからなんだって
変だよね?最初はその事で虐められたりもあったけど今はそんなことないし
クラスの皆とも仲良くやってる。友達からボクは男子に人気あるって
聞かされたけど、ないない、それはないから ボク告白されたことだってないもんね
・・・・・・って言ってて悲しくなっちゃった。まぁいいやボクにはそういうのはまだ早いよ

ある日お父さんから手紙が届いた
お父さん・・・・叔父さんから聞いてる話ではとってもスゴイ仕事をしてるって、
地球のためになる素晴らしい仕事なんだって聞いてる・・・・でも
お父さん一度もボクに会いに来てくれないし、連絡だってくれないし・・・・
本当はお父さんボクのこと・・・・ううん、そんなことない!

きっと今まで忙しくて危険な仕事でボクに会えなかっただけなんだ
最近管理職とかになっちゃって現場行かなくてよくなったとか大丈夫になったから
ボクを呼んでくれたんだ。そう、きっとそうだよ!
お父さん今から会いに行くね
794名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 19:03:21 ID:???
MISATO SIDE

私は葛城ミサト。ネルフの作戦本部長を務めているわ
使徒を倒すのが私の使命、私の目的
そのためならどんな事だって・・・・・

ってもうこんな時間、そろそろ碇シンジ君を迎えに行かなきゃねー
リツコー ちょっち司令のお嬢様を出迎えに行ってくるわね
「ええ、わかってるわ。くれぐれも丁重にね」
任せてよサクサクッと連れてくるわよ
「・・・・・不安だわ」
何よー文句あんの? 全く少しは信用しなさいよね
え?この警報は・・・・・まさか使徒!? こうしちゃいられない!
早く碇シンジ君と合流しなきゃ! あ、いたいた!
ごめんさいね、遅くなって。ここは危ないわ早く乗って!
「あ、はい! あの・・・・失礼します」
へぇ・・・・モニターで見るよりずっと可愛いわね。司令にこんな娘さんがいるなんて
きっともう何年かすればもっと美人になるんでしょうね。昔の私を思い出すわ
けどこんな小さな子を戦地に送り出さなきゃいけないのよね私達・・・
「あの・・・・」
あら、ごめんなさい 何かしら?
「その・・・・お父さんはどうしてボクを呼んだんですか?」
うーん、それはお父さんに会って直接聞いた方がいいわ

あなたにとっては・・・・残酷な話だと思うけどね
795名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/23(火) 22:57:47 ID:???
ゲンドウの内心を考えるとテラワロス
>>793
新しい人か?GJ、頑張ってほしい。
796名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 00:56:29 ID:???
GENDOU SIDE

・・・・ついに使途が現れた 15年ぶりか
・・・・目指すはおそらくここターミナルドグマ
我々人類の敵にしてもう一つのヒトである者達よ
私はここで負けるわけにはいかない 
・・・・ユイに会うまで私は負けられないのだ

「そうか・・・うむ・・・・わかった」  カチャン
「碇、シンジ君がたった今到着したそうだ」
そうか・・・・
「久しぶりの親子の対面、というわけだな
もっとも今日はその対面を懐かしむものではないが」
・・・・・・
「・・・・もしお前から言いづらいようなら私から言ってもいいぞ」
大丈夫だ冬月、問題ない

>言うが早いかゲンドウは司令室を後にした

「・・・・どちらにせよこの場を凌がねば
私達の目的は成せない。頼んだぞ・・・碇」
797名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 03:41:01 ID:???
wktk
798名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/24(水) 23:43:12 ID:???
SHINJI SIDE

うわぁ・・・・すごい・・・東京の地下にこんな施設があるなんて・・・
ここはネルフって言う組織らしいけど聞いたことないなぁ
お父さんはここの一番偉い人か・・・・・・う〜 緊張してきた
そういえばここの人逃げないで大丈夫なのかな?上には大きな怪物がいたのに
???「遅かったわねミサト」
ミサト「ごっめ〜ん、ところでエヴァの準備はできてるの?」
???「ええ、全て終わってるわ。あとは・・・・あなたがシンジ君ね
      私は赤木リツコここの技術責任者をしてるわ。よろしくね」
あ、こんにちは よろしくお願いします
うわ、キレイな人 ・・・・でもなんでだろう? 少しイヤな感じがする
それに何か重たい空気、何かあったんだろうか
ミサト「着いたわシンジ君行くわよ」

エレベーターを降りて向かったその先には見たこともない・・・・ロボット?があった
ミサトさん、これは?
「人造人間エヴァンゲリオン、人類最後の切り札ってトコね」
これが・・・・・兵器
でも・・・・・・
・・・・・・・なんでボクなんかにわざわざ
>不意に上から声が聞こえた

「久しぶりだな・・・・・シンジ」
お父さん!どうして・・・・
799名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 00:12:47 ID:???
GENDOU SIDE

久しぶりだな・・・・・シンジ
「お、お父さん」

シンジ・・・・・随分大きくなったものだ
それにアイツに・・・ユイによく似ている・・・・アイツの若い頃を見ているようだ

シンジ「あ・・・あのお父さん・・・・ボ、私ね・・・・その・・・
     へ、変だね。いっぱい話したいことあったんだけど
     緊張しちゃって・・・・・うまく・・・・喋れないや・・・・」
しかし今の私にはシンジに父親面する資格はない ・・・・自業自得だな
それに今は・・・・シンジ
シンジ「は、はい!」
このエヴァンゲリオンにお前が乗るんだ
シンジ「・・・・え?」
上で見ただろうあの怪物を、あれを倒さなければ我々に未来はない
シンジ「・・・・・お父さん、一つだけ・・・・教えて」
・・・・なんだ?
シンジ「お父さんは・・・・・そのために・・・私を呼んだの?」
シンジ・・・・・! だが今はそんな事を言っている場合ではないのだ
>ゲンドウは歯を食いしばった

そうだ・・・・乗るなら早くしろでなければ・・・・帰れ
800名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 01:06:41 ID:???
>>792相も変わらずGJです!
801名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 01:24:23 ID:???
題名かコテハンをネーム欄に入れてくれると助かる
802>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 13:48:09 ID:???
「EVA3号機、リフト・オフ!」

地上に搬送された3号機は安全装置を解除され、
ミサトの声とともに第3新東京市に降り立った。
射出位置は弐号機から東に1km程離れた地点。

「・・・・・。」

エントリープラグ内で緊張した面持ちのトウジとシンジ。
彼らの見るその先には、使徒から放たれている光線状の光に包まれた弐号機の姿がある。
シンジはさっきまで手にしていたコントロールレバーから手を離し、3号機の全てをトウジに預けていた。

「ユイさん、ワシどうすれば良いんですか?」

一方のトウジは緊張こそしてはいるものの、さっきまでの震えはすでに収まっているようだ。
これからどうしたら良いのか分からず、シンジに尋ねてきている。

「EVAは考えた事がそのまま操縦になるんだ。歩こうと思えば歩くし、走ろうと思えば走るし。
え〜と・・・、とりあえず歩く事から始めてみて。」

これはシンジがEVAに初めて乗った時にミサトから受けた指示である。
シンジも少し考えてはみたものの、やっぱりこれくらいしか思い浮かばなかった。

「はぁ・・・、はい。歩く・・・」

シンジに言われるまま歩く事を考えるトウジ。
すると、3号機は彼の思考からやや遅れるように一歩、二歩と歩き始めた。
自分の意思でEVAを動かすのが初めてなトウジは少し戸惑っている様だ。
803>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 13:56:22 ID:???
「歩くのと同じ様に、手を動かそうと思えば手も動く様になってるから。
それじゃ、アスカを助けにいこうか。」

「え・・・いきなりですか?」

シンジの提案は初心者のトウジからしてみれば、いきなり無理難題を突きつけられたようなものである。
だが、精神攻撃を受けているアスカを放っておくわけにもいかず
出来うる限り・・・・、一刻も早く救出しなければならない。

「大丈夫。アスカのところまで駆けて行って弐号機を抱えて逃げるだけ。」

あっさりと指示するシンジだったが今のトウジにはかなり難しい。
今、現在3号機は彼の意思で歩いているが、
それでもトウジにとっては何かタイムラグの様なモノが感じられ、まだ完全に馴染んではいないのだ。

「・・・わかりました。やってみます。」

それでも与えられた仕事を何とかこなそうとするトウジ。
最初はゆっくり歩いているだけだった3号機だが、彼の意思に呼応し次第に歩みが速くなり・・・いつしか全力で駆け出していた。
使徒から照射されている光に包まれている弐号機はすでに眼の前に迫っている。

「うおおおおおっ!」

ドゴッ!

気合一発、半ば体当たり気味に弐号機を抱きかかえる3号機。
お姫様だっこの様な体制だが、今は外聞など気にしていられる状況ではない。
初めてマトモに操縦したわりには、トウジの手際はかなり良かった。
804>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 14:00:16 ID:???
「いたたた・・・。トウジ、やったね。」

頭を抑えながら、トウジに声をかけるシンジ。
一方のトウジも痛む頭を横に振りながらEVAの操縦を続けている。
もっとも、操縦を続けているとは言っても、弐号機を抱えて第3新東京市の道路を駆けているだけなのだが。

「あのぅ、さっきの光はなんなんです?ワシ、脳みそが蒸発するかと思いましたわ。」

トウジが言っているのは、先程弐号機に接触した時の事・・・
すり抜けながらかっさらうように弐号機を回収したため、光に当てられたのはほんの一瞬だったが
その攻撃が耐え難いモノだというのは十分に理解できた。

「僕にもよく分からないけど・・・あれが使徒の攻撃なんだって。」

何かと聞かれてもネルフ本部でも解析できていない攻撃内容がシンジに分かるわけもない。
だが、神経接続されていないシンジにもその痛みが伝わっていたくらいなのだから・・・
そんな攻撃に長時間晒されていたアスカの苦痛は想像を絶するものがある。

「鈴原君。もうすぐアンビリカルケーブルの長さが無くなるわ。
こっちでパージするから、電源ビルで付け替えて。弐号機の方のケーブルはもう切り離してあるから。」

唐突に第二発令所のミサトから通信が入った。
その声にトウジはキョロキョロと辺りを見回している。やはりまだ慣れていないらしい。

「え?あの、付け替えって言われても分からへんのですが。」

「生駒一曹が知ってるから彼女の指示に従って。
使徒はあなた達の後を追うように光を放っているわ。追いつかれないように気をつけて。」
805>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 14:05:45 ID:???
シンジがふと後ろを振り返ると、ミサトの言うとおり
衛星軌道上の使徒から放たれている光が3号機の後を追いかけるように迫ってきている。
少しでも走る速度を遅らせたら簡単に捕らえられてしまうだろう。

ピーッ!

ふいに警告音が鳴り、エントリープラグのモニターに表示されていた外部電源の文字が内部電源へと切り替わった。
同時に表示された活動限界までの時間は1秒も止まる事無く、みるみるカウントダウンが進んでいく。
どうやら、すでにアンビリカルケーブルが切り離されてしまったらしい。

「げ・・・、ものすごピンチやないか・・・!5分て・・・」

「トウジ、そこを左に曲がって。そうすれば500m進んだところに電源ビルがあるから。」

焦るトウジを安心させるように、必要な事を的確に指示するシンジ。
一方のトウジも少しはEVAの操縦に慣れてきたらしく、シンジの指示通り3号機を左折させる。
500m先の電源ビルとは言っても、EVAの体格ならあっという間に到着してしまう。
エントリープラグ内のモニターには電源ビルの位置がマーカーで識別されており、
どこにあるのかは一目で確認出来る様になっている。しかし

「あのぅ・・・、手ぇ塞がっとるんですが、どうすれば良いんですか?」

「あ・・・!」

トウジに言われるまでシンジはその事に気付かなかった。
自分で操縦しているわけではないので、3号機が両手で弐号機を抱えているという点を見落としてしまっていたらしい。
そして、そうこうしている内に3号機は電源ビルを通り過ぎてしまった。
806>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 14:08:00 ID:???
「ミサトさん!零号機は・・・綾波はまだですか!」

予定が狂ってしまい、思わずミサトに零号機の状況を尋ねるシンジ。
走りながらケーブルを接続するつもりだったのだが、弐号機を抱えている現状ではそれも不可能である。
また、使徒からの光も迫っているため立ち止まってケーブルを付け直している余裕も無い。
必然的に、零号機が戻ってくるのを期待する以外に方法が無いのだ。

「零号機はもう投擲態勢に入ってるわ。あと少し頑張って。」

ミサトからの報告が入る。
いつの間にか零号機は地上に戻っていたらしい。
シンジ達の耳にも、零号機の攻撃までのカウントダウンが聞こえてくる。
3号機の活動限界はすでに2分を切っているが・・・今はただ駆けながら待つしかない。その時

「なんや、あれ・・・!」

思わず上空を見上げるトウジ。
赤く細長いものが上空へ投げられたかと思った次の瞬間、
その赤いものは上空の雲を螺旋状に吹き飛ばし、さらに高空へと昇っていってしまったのだ。
薄暗い雨模様だった第3新東京市に日の光が一気に差し込んでくる・・・。
その後、ほんの僅かな時間の後・・・

「目標消滅!」

第二発令所の青葉二尉の声が聞こえてきた。
ふと、シンジが後ろを見ると、先程まで3号機を追いかけていた光は跡形も無く消え去っている。
807>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 14:10:53 ID:???
「トウジ、やったね。初めてなのにうまく出来たと思うよ。お疲れ様。」

シンジはシートの横から顔を出し、彼女なりの労いの言葉をトウジに送った。
一方、いきなり褒められたせいか当の本人は照れ隠しに頬をポリポリとかいている。

ドズン!

その瞬間、神経接続されていた3号機もトウジと同じ様に顔をかく仕草をしてしまい、
両手で抱えていた弐号機の上半身が地上へ落下、後頭部を頭から強打した。
さらに、駆け続けていた事が災いし、落下した弐号機の上半身に足をひっかけた3号機は
バランスを崩し前転するかの様にゴロゴロと大転倒してしまった。

「うわぁぁぁぁ!」

「あだっあだっ!」

ドドーン!

余りの衝撃と痛さに声を上げるシンジとトウジ。
ゴロゴロと無様にアスファルトを転がっていった3号機はそのまま正面のビルに激突。
背中をビルに強打する格好で停止・・・そのまま内部電源の尽きた3号機は活動限界を迎えた。
808名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 15:14:28 ID:???
職人さん毎日ホント乙
809>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 15:24:57 ID:???
内部電源の切れたエントリープラグの中は薄暗くなってしまっていた。
上下も逆さまになっていて、シンジには今の自分がどうなっているかもよく分からない。

「いたたた・・・」

とりあえず上体を起こそうとするシンジだったが、
その時初めて、自分の上に誰かが覆いかぶさっているのに気付いた。
また、相手も同時に自分の状況に気がついたらしい。

「すんません。ユイさん、今どきますんで・・・」

声の主はトウジである。
彼もしこたま身体を打ち付けていたらしく、結構痛そうな顔をしている。
いくらLCLが衝撃を和らげてくれるとは言っても・・・痛いものは痛いのだ。
トウジはシンジから離れようとしたが・・・

ムニュ

トウジが手をついた場所からプラグスーツごしに柔らかな感覚が伝わってきた。
だが、エントリープラグの中にそんな柔らかい部分があるはずもなく・・・彼の眼の前にいるのは年上の女性のみ。
そして、今のトウジが手をついているのはその女性の身体の一部分・・・
彼が自分の置かれている状況を把握するのに約1秒を要した。
810>>593氏のネタ:2007/01/25(木) 15:28:27 ID:???
「すすっす、すんませんすんません!ワシ、なんてことを・・・」

トウジは急いでシンジの身体から手を離した。
そして、出来る限り遠ざかろうとするが、ここは狭いエントリープラグ内。
慌てていたせいか今度は頭を打ち付けてしまった。

「あったぁ〜・・・。」

あまりの痛さに頭を抱えてうずくまるトウジ。
だが、EVAが起動していなかったのは不幸中の幸いだったと言えるだろう。
もしこの顛末が碇司令に知られてしまえば・・・トウジの存在そのものがどうなっていたか分からないのだ。

「あ・・・、大丈夫?」

心配そうにトウジに声をかけるシンジだったが、
当のトウジは顔を真っ赤にして彼女に背を向けてしまった。何度も何度も謝りながら。
一方のシンジは、なぜトウジが謝っているのかが理解できていない。
プラグ内に微妙な空気が流れていたその時・・・

ガゴン!

その時、突然エントリープラグのハッチが開けられた。
どうやらようやく救助班が到着したらしい。
811名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 17:16:22 ID:???
GJ!
812名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 18:49:56 ID:???
いいなぁ(*´∇`*)
813名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/26(金) 01:02:12 ID:???
トウジ純情だな。
なんか、従姉の胸触ってたの思い出した。
814名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/27(土) 08:24:53 ID:???
815名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/27(土) 13:23:49 ID:???
wktk
816>>593氏のネタ:2007/01/27(土) 15:04:02 ID:???
外に出た2人を待っていたのは
先ほどまで自分達が乗っていた3号機・・・今は逆さまにひっくり返ってしまっているが。
ふと見ると、所々水溜りの残っている道路の先に仰向けに転がっている弐号機が見える。
そして、その傍らには赤いプラグスーツを着た少女の姿も。弐号機から降りたアスカは道路の上に膝を抱えて座っていた。
シンジとトウジはそんな彼女の元へ歩いていく。そして

「あの・・・、良かったね、アスカ。」

「話しかけないで!ほっといて下さい!
あんな女に・・・熱血バカにまで助けられるなんて・・・!」

シンジが声をかけるも、アスカから返ってきたのは怒鳴り声。
アスカは2人の方を見ずに声を荒げている。そんな彼女に2人はとりつくしまも無い。
シンジもトウジもアスカにかける言葉が見つからず困っていたその時

「生駒一曹、葛城三佐がお呼びです。
セカンド、フォース、両チルドレンと供に至急、本部へお戻りください。」

とつぜん、誰かが背後から声をかけてきた。
シンジが振り返るとそこにいたのはネルフスタッフの1人。

「あ・・・、はい。分かりました。」

まだ自分の偽名が馴染んでないシンジは一瞬、誰の事か分からなかったが一応返答。事無きを得た。

「アスカ、本部へ帰るよ。ミサトさんが呼んでるって。」

「・・・・・。」

シンジの声に渋々従うアスカ。
ゆっくり立ち上がると不貞腐れた顔のままシンジとトウジの後をやや遅れて歩き始めた。
817>>593氏のネタ:2007/01/27(土) 15:06:57 ID:???
ネルフ本部の一室、通常はEVAのパイロット達へ作戦説明がなされる部屋・・・
そこに今回の戦闘に関わったパイロット3人とシンジが呼び出されていた。
そして、横一列に並ばされた彼らの前には上司であるミサトが立っている。

「みんな、お疲れ様、と言いたいところだけど・・・分かってるわね?」

誰かを睨みつけるその視線は明らかにシンジに向けられていた。
確実にどやされる・・・もっとも、それはここへ来る前から分かっていた事なのだが。

「戦闘配置中に勝手に持ち場を離れた事。3号機の無断使用。そしてEVAへの搭乗・・・。
これらは全て処罰される対象となるわ。何か言いたい事はある?」

「・・・ありません。」

淡々と語るミサトに対しシンジは何も反論しようとしない。
そして、ミサトの迫力に口を挟めないトウジ、いつも通り無表情なレイ、そっぽを向いているアスカ・・・

「生駒一曹、貴女には一週間営倉に入ってもらうわ。
それじゃ、今日はここで解散、パイロットのみんなはゆっくり休むように。」

本当に何の反論も無い事を確認したミサトは解散を指示。
シンジに眼で合図すると彼女を連れ、出口へと歩き始めた。

「・・・・・っ!」

去っていくシンジの後姿に、アスカが何かを言おうとしたその時

「ちょ・・・ちょっと待って下さい!ワシは何も無いんですか?共犯ですよ?」

先に声を出したのはトウジだった。
いきなり声をかけられ、振り返ったミサトは意外そうな顔をしている。
818>>593氏のネタ:2007/01/27(土) 15:08:59 ID:???
「鈴原君、あなたには責任は無いわよ?」

「いいえ。ワシにはユイさんを止める義務があったと思います。連帯責任ですからワシにも問題があります。」

直立不動で自分の意見を述べるトウジ。
どうやら、ミサトがどう言おうと彼は自分の意見を曲げそうに無い。

「じゃあ・・・、鈴原君は一週間、ネルフ本部周辺の草取り。それで良い?」

ミサトの提案に、了解しました!と、トウジは大きな声で返答する。しかも、わざとらしい敬礼のおまけつきである。
敬礼はケンスケがやっている事のモノマネだろうが・・・中々様になっていた。

「あの・・・トウジは僕がムリヤリ・・・」

「かまいまへんです!半分はワシの責任です!」

シンジがミサトに何かを言おうとするが、それを遮るほど大きなトウジの声。
何かを言おうとするたびトウジが叫ぶため、シンジもさすがにそれ以上は何も言えなくなってしまった。

「ちょっと待ちなさいよ!なんでアンタ達がそんな事しなきゃなんないのよ、悪いのは私でしょ!」

何かを言おうとしながらも、それまで黙っていたアスカだったが耐えかねた様に口を開いた。
何も出来なかった自分に苛立つ以上に、
自分を助けた2人が処分を下されているのが気に入らなかったのだ。

「大丈夫だよ。こうなるのは分かってたし・・・。それよりアスカが無事で良かったよ。」

「せや。惣流はゆっくり休んどれ。あんな攻撃されてたんやしな。」

優しげな表情のシンジとあっけらかんとした顔のトウジ。
そんな2人の態度にアスカは二の句が継げなくなってしまった。そんな2人を複雑な表情で見送るしかない。
そして、一応の解散が伝えられていたためレイも部屋から出て行った様だ。
819名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/27(土) 15:19:47 ID:???
キター!
820名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/28(日) 02:39:02 ID:???
821名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/28(日) 12:29:06 ID:Eg862Xzy
Σ(゚д゚;)
822名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 16:07:12 ID:???
GJ!ユイシンジきゅん偉いなぁ( ̄▽ ̄)
823>>593氏のネタ:2007/01/29(月) 22:20:42 ID:???
ミサトがシンジを連れやってきたのはネルフ本部の一角、
人気もほとんど無い様な通路に扉がズラッと並んでいた。その扉の一つの前でミサトが立ち止まり振り返る。

「あなたにはここで一週間過ごしてもらうわ。良いわね?」

「・・・はい。」

ミサトが扉を開けシンジに中に入るように促すと、彼女は素直に中へ入っていく。
シンジには別段落ち込んだ様子も無く・・・本当に言われるがままといった感じだ。

「じゃあ・・・、一週間後に迎えに来るから。」

と、一応の別れの言葉を述べたミサトだったが、その場から動く気配は無い。
そんなミサトの様子を不思議に思うシンジ。
ほんの少しの時間が経った後・・・

「ユイちゃん、アスカを助けてくれてありがと。
規則上、こうするしか無かったんだけど・・・あなたには感謝してるわ。」

光の関係でシンジからはミサトの表情が確認できない・・・
内心怒られるのかと思っていたくらいなので、褒められるというのはシンジにとっては意外なものだった。
規則を破ってしまったのだから怒鳴られるのは覚悟の上だったのだが・・・

「それじゃ。一週間後ね。」

戸惑うシンジをよそに、ミサトは扉を閉めそのまま行ってしまった。

「・・・・・。」

途端に暗闇に包まれる室内・・・
シンジには何もする事は無く、とりあえずベッドに腰を掛ける事にした。
824>>593氏のネタ:2007/01/29(月) 22:25:29 ID:???
どれほどの時が経っただろう・・・。
時計が無く、周囲が暗いため今が何時なのかシンジには見当もつかない。

タッタッタ・・・

誰かが近付いてくる様な足音が聞こえてきた。
しかし、その音は突然、止まり遠ざかっていってしまう・・・。かと思えば、また近付いてくる・・・。
しばらく耳を済ませてみたが、ずっとこの調子だ。
どうも、自分の部屋の近くで行ったり来たりしている誰かがいるらしい。
食事を運んでくる人が迷子になってるのかな・・・?と、思わず取り止めも無い事を考えてしまうシンジ。その時

「あ・・・あの〜・・・」

扉の向こうから声が聞こえてきた。
少し戸惑っているような小さな声・・・だが、シンジにはその声に聞き覚えがあった。

「あれ、アスカ・・・?どうしたの?」

「え?あぁ・・・ちょっと通りがかっただけです。なんでもありません・・・。」

シンジが扉の向こう側の声の主に話しかけと、すぐに返答が返ってきた。
もっとも、この区域は人が往来するような場所ではないので、たまたま来る様な場所でも無いのだが。
シンジからは見えないが、アスカはまだ扉の前に居るらしい。
どうしたんだろう・・・?と、シンジがしばらく様子をうかがっていると

「ユイさん・・・、あ・・・ありがと・・・。」

アスカはそう言うと、すぐさま駆けて行ってしまった。
シンジがその言葉を理解する間も、何か言う間も無く・・・
825名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 23:17:36 ID:???
何だかアスカに萌えてしまったorz
826名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/29(月) 23:39:49 ID:???
いきなりデレたな。
むしろ、足音はゲンドウじゃないかとおもってwktkしてたんだが。
余計な目もなくゆっくり会えるし。
827名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/30(火) 10:10:47 ID:???
gj
828名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/30(火) 20:14:07 ID:???
アスカ……いいデレ具合だ
829名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/30(火) 22:38:21 ID:???
貞エヴァスレの>>548におにゃのこシンジきゅんが・・
830名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/31(水) 12:40:11 ID:???
乙!
831名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/02(金) 23:25:26 ID:???
wktk
832名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 07:43:15 ID:???
ぬるぽ
833名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 09:01:41 ID:???
ガッ



って最近皆やらなくなったよな
834名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 12:42:41 ID:???
そうだねぇ…
835名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/03(土) 17:34:35 ID:???
神待ち
836名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 10:39:45 ID:???
ワクワクテカテカ
837名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 12:43:06 ID:???
みなさんはこういうのがお好きなんですか?

ttp://www.asuka-langley-sohryu.com/male/src/1170404701772.jpg
838名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/05(月) 13:52:29 ID:???
けしからん
まったくもってけしからん
ああ
もう
これは・・・外国のサイトかい?
けしからんなあ
839>>593氏のネタ:2007/02/05(月) 14:57:55 ID:???
一週間後、シンジは営倉から出る事が出来た。
現在、ミサトの愛車でようやく自宅へと帰って来たところである。

「ただいま・・・」

ミサトに先に中に入るように促され、シンジは玄関のドアを開けた。
長い間、暗い所で生活していた彼女は少々お疲れ気味である。
それでもネルフ本部で風呂に入ってきたので、少しは疲れも解消されているが・・・
今はまだ夕方にもなっていない時間だが、すぐにでも横になりたい気分である。しかし

「おかえりなさ〜い!」

パン!パン!

突然、乾いた火薬の音と大きな声で出迎えられ、何事かと驚き慌てるシンジ。
ふと見ると廊下で出迎えていた少年が2人・・・
ジャージ姿と中学校の制服姿のトウジとケンスケである。
彼らが手にしているのは円錐形の小さな物体・・・多分クラッカーだろう。
その証拠に、クラッカーの中身と思しきヒラヒラした紙切れがシンジの頭の上にのっかっている。

「さ、さ!ユイさん、これ着けて!」

と、トウジがキョトンとするシンジにムリヤリ何かを肩にかけさせた。何か襷みたいな・・・
だが、それが何かを確認する前にシンジは彼らに手を引かれ、強引に中へと連れられていく。
思わずミサトの方を見るシンジだったが、ミサトはニヤニヤと笑っているだけである。
840>>593氏のネタ:2007/02/05(月) 15:09:54 ID:???
「あ、お邪魔してます。はじめまして、洞木です。」

ダイニングルームでシンジを出迎えたのはヒカリだった。
何かの準備をしていたらしく、私服にエプロンという出で立ちである。

「あ・・・、はじめまして。あの、なんで委員長がここに・・・ごふっ!」

ヒカリがなぜここに居るのか不思議に思うシンジ。
彼女がその疑問を途中まで口にしたところでその脇腹に打撃が加えられた。
下手人は当然ミサトであり、シンジの隣にいる彼女はニコニコとしている。
シンジは脇腹を抑えつつ、初対面であるはずのヒカリの事をうっかり委員長と言ってしまった自身の言動を呪うしか無かった。

「ほら、ユイちゃん。今日はあなたも主役の1人よ。」

笑顔のミサトが指し示した先に一枚の張り紙が壁に貼られていた。
紙で作られた花や飾りの中心に張られているその紙には

洞木さん、相田君、向こうでも元気でね
生駒さん、御出所おめでとう

と、書かれていた。それを見たシンジはポカーンとするしかない。

「あの・・・、これって・・・?」

「壁に書いてあるとおりよ。
洞木さんと相田君が疎開しちゃうからそのお別れ会よ。
それと、あなたが営倉から出てきたからそのお祝いも兼ねてね。」

やんわりと言ってのけるミサトだが、シンジはいまだに腑に落ちない様子である。
841>>593氏のネタ:2007/02/05(月) 15:12:36 ID:???
そもそも出所って違う意味のような・・・とシンジが内心考えていると

「ユイさん・・・、おかえりなさい。」

ダイニングルームにやってきたアスカがシンジの存在に気付いたらしく挨拶してきた。
前と同じ様に、アスカはシンジと眼を合わせようとはしないが・・・どうもこれまでと様子が違う。
一応、ただいまを言うシンジだったが・・・
その時、リビングにもう1人誰かが居る事に気がついた。

「・・・お邪魔してます。」

眼の前のペンペンを珍しそうに眺めていたレイだったが、
彼女もシンジの存在に気付いたようで、軽く会釈をしながら挨拶してきた。

「あ、いらっしゃい。」

と、普通にレイに挨拶を返すシンジ。
考えてみたら、レイがこの家に来たのは初めてかもしれない。
挨拶を終えたレイは再びしゃがみ、傍らのペンペンとにらめっこを始めた。
初めて見るであろう珍妙な鳥がどうしても気になるらしい。

「それじゃ、早速始めましょうか。」

隣に居たミサトが缶ビールを手にシンジをリビングへと押していく。
リビングのテーブルの上にはすでに食事の準備が整えられていた。
コンロに鉄板に野菜に生肉・・・どう見ても焼肉パーティー用の準備が成されている。
程なくして、シンジの想像を裏切る事無く焼肉パーティーが始められた。
842名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/06(火) 13:24:36 ID:???
GJ!
843名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/06(火) 13:25:52 ID:???
GJ!
844名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/07(水) 02:12:05 ID:???
GJ!!
845名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/07(水) 02:20:17 ID:???
GJ!!!
846名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/07(水) 03:46:22 ID:???
GJ!ユイシンジきゅん頑張ったね(*´∇`*)
847名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/08(木) 21:15:05 ID:???
ミサトさんテラ憎ス
848名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/09(金) 17:45:10 ID:???
この前エヴァデータベースでミサトの身体に入った逆行女シンジきゅん
っていうのがあった。しかもかなりの良作で完結済み
849名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 06:31:46 ID:???
それで?
850名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/10(土) 16:08:21 ID:???
>>848見てきた。かなり面白かった。

けど、最後の終わり方がなぁ…
悪くはないんだけどそれまでの盛り上がりから見ると
なんかもう一捻り欲しかった…








と、ダベるだけなのもあれなので貞が書いた女シンジきゅん
っぽいのを以前の追加で貼ってみる

http://g.pic.to/9m6ck
851名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 05:06:01 ID:???
お貞の中ではおにゃのこシンジきゅんはロングなのかね
852名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 22:37:08 ID:???
ショートだと書き分けしづらいからなあ。
そもそも同じ顔をナディア→アスカとシンジ、と使いまわしたわけだし。
853名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/13(火) 22:40:26 ID:???
しかし高校にあがってからばっさり切ったらしい
854名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 01:42:44 ID:???
なんのはなしだら
855名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/14(水) 13:27:10 ID:???
>>852
しかしてその大本はエフィじゃね?
856名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 23:42:17 ID:ubKdTlUZ
>>593氏続き投下マダ〜?
857名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 23:44:01 ID:???
ごめんなさい、あげてしまった…吊ってきますorz
858名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/17(土) 23:51:03 ID:???
笑えばいいと思うよ
859>>593氏のネタ:2007/02/19(月) 12:47:06 ID:???
パーティーも終わり、シンジはベランダの手すりにもたれかかり1人涼んでいた。

「はぁ〜・・・、疲れた・・・。」

食事が終了したあとは、トランプやUNO、ボードゲーム等に始まり
最後にはドコから持ち出したのか家庭用のカラオケ機器で、カラオケ大会までやる事になってしまった。
トランプでババ抜きをやればジョーカーが常時手元にあり、UNOではいつもあがれず、人生ゲームでは不幸続き・・・
カラオケをやればムリヤリマイクを持たされ・・・
元々、大勢で騒いだりするのが苦手なシンジはすっかりみんなに振り回されてしまい、完全に疲れ切っていた。
何より今日の今日まで営倉に入れられていた身である。それに・・・

「ユイちゃん、お疲れ様。」

酔いの回った赤い顔で背後から話しかけてきたのはミサトである。
缶ビール片手にシンジの隣にやってきた。コレ飲む?と言わんばかりにミサトはシンジにビールを差し出すが・・・

「僕・・・、未成年ですよ?」

呆れたまなざしでミサトの方を見やるシンジ。
身体的にはともかく精神は14歳のシンジのままなため、彼女のリアクションは当然と言える。
ミサトはゴメンゴメンと頭をかきながら・・・

「どしたの?何か考え事?」

と、シンジに尋ねてきた。
さすがに保護者だけあって、シンジが浮かない顔をしている事に気付いた様だ。
860>>593氏のネタ:2007/02/19(月) 12:49:19 ID:???
「なんでもないです・・・。ただ・・・」

なんでもないと言ってはいるが、彼女の表情を見ればなんでもないワケが無いという事は見て取れる。
シンジはどう話そうかと少し考えている様だ。

「あの・・・、僕が居なくてもみんな楽しそうにしてたから・・・なんか・・・」

そこまで言うとシンジはミサトから眼をそむけ
ベランダから見える第3新東京市の夜景の方を向いてしまった。
どこを見ているわけでもなく・・・ただ、眺めているだけの様だ。
シンジ自身はここに居るが、みんなにとってのシンジはここには居ない・・・。
それなのにみんなが楽しく過ごしている事実にシンジは複雑な感情を抱いていたらしい。

「それは違うわ。みんな・・・誰もあなたの事を忘れてはいないわよ。
ただ・・・出来るだけ考えないようにしているだけ。考えてもどうにもならないから・・・今はただ、待つしかないから。」

ミサトがフォローを入れるがシンジの耳にはあまり届いていないらしい。
シンジにとってはミサトの言葉もただの気休めとしか受け取れない様だ。
そんなシンジの心情を知ってか知らずかミサトは言葉を続ける。

「あなたが知っているかどうかは分からないけど・・・
アスカもレイも鈴原君も、時々初号機のケイジへ行っているのよ。多分、あなたの事が気になって・・・。」

その言葉に意外そうな顔でミサトの方を振り返るシンジ。
ミサトから聞くまでその事はまるで知らなかった。
861>>593氏のネタ:2007/02/19(月) 12:51:23 ID:???
「だからそんなに気にしない気にしない。ほら、今日はあなたも主役なんだから楽しくやりましょ!」

そう言うと、ミサとはシンジの背中をバシバシ叩きはじめた。
やっぱり程よい加減で酔いが回っている様だ。
おまけに楽しくと言われても、アスカもトウジもケンスケもヒカリもすでに寝に入ってしまっている。
ビールさえあれば楽しめるミサトはともかく・・・さすがにもうお開きな気がする。
シンジが呆れた顔でため息をついていると

「あの・・・、お茶入れたんですけど・・・どうですか?」

部屋の中から小さな声が聞こえてきた。

「あ、綾波?」

既に片付けられたテーブルの上に入れたての紅茶を置いているレイ。
一応3人分の紅茶を置くと、彼女は傍らにいたペンペンを膝の上に乗せちょこんと座ってしまった。
考えてみたら、今日のレイはずっとペンペンを構いっ放しである。
一方のペンペンもまんざらでもないらしく、すっかり彼女に懐いているようだ。

「あら〜、レイちゃんったら気が利くわね〜♪」

ミサトはシンジの手をムリヤリ引っ張り部屋の中へと戻っていく。
シンジの都合などおかまいなし。最近、シンジはミサトが自分に対して強引になってきたような気がしていた。
もっとも、それも悪い意味では無いのだが・・・
862名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/19(月) 20:34:39 ID:???
wktkしてまいりますた
863名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 06:56:31 ID:???
キタコレ
864>>593氏のネタ:2007/02/20(火) 15:33:28 ID:???
テーブルについたシンジ、ミサト、レイの3人はレイの入れた紅茶を堪能していた。

「・・・・・。」

複雑そうな顔でレイを見るシンジ。
彼女はついさっきみんなでカラオケをしていた時の事を思い出していた。

「そういえば、レイの歌って上手だったわね〜。意外な才能って感じかしら?」

「・・・そんな事ありません。」

ミサトも同じ事を思い出していたのだろう。褒められた当の本人は少し照れているらしい。
それにしても・・・さっきのカラオケは一生忘れる事が出来ないだろう・・・。
アニメソングを歌うケンスケと合いの手を入れるトウジ、
流行の曲を歌うヒカリ、負けじと10年くらい前の流行の曲を歌うミサト、
同じ様に流行の曲を歌うが何を歌ってもジャイアンなアスカ、
そして極めつけは、これくらいしか知らないから・・・と、学校で習ったシューベルトの「魔王」を歌うレイ。
レイの歌に一同度肝を抜かれたが、その歌がなまじ上手だったため、アスカが対抗心剥き出しで歌合戦になってしまい・・・
あの状況はある意味・・・末期だった。

「はぁ・・・。」

紅茶を飲みつつシンジはため息をついた。
そういえば、今日のアスカはなぜか自分の方をチラチラと見ていた様な気がする。
それも、頬を赤く染め、はにかんだ様な表情で・・・
彼女との同居もそれなりに長いが、シンジがアスカのあんな顔を見たのは多分初めてだろう。
865>>593氏のネタ:2007/02/20(火) 15:35:36 ID:???
「・・・・・。」

背中に少し薄ら寒いものを感じるシンジ。
アスカに罵倒されるのには慣れているが・・・あんな顔で見られるとは思ってもみなかった。

「う〜ん、ちょっち苦いかな〜。砂糖砂糖と・・・」

同じ様に紅茶を口にしていたミサトは甘みを足そうと砂糖を入れるつもりらしいが
酔いのせいで自分が何をしているのか分かってない。
近くにあった焼肉のタレを入れるという暴挙に走ろうとしている。

「・・・ミサトさん。それ砂糖じゃありませんよ。」

そして、そんな保護者の不甲斐ない状況に一応のツッコミを入れるシンジ。

「・・・私、そろそろ帰ります。」

とは、レイの言葉。
だが、時間はすでに午後11時を回っており、一人で帰らせるというのは問題がある。
多分監視くらいはついているのだろうが・・・それでもやはり気が引ける。
一番いいのは車で送ることなのだが、肝心のミサトは酔いが回っているためそれも不可能。となると・・・

「今日はもう遅いから泊まってけば?他のみんなもそのつもりのはずだしさ。」

紅茶を飲みながらシンジが提案する。
何か用事でもあるの?と聞いてみたが、レイは首を横に振るだけ。
彼女は、ただ単に泊まるという選択肢を考えていなかっただけの様だ。
866名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/20(火) 22:09:27 ID:???
乙〜シンジきゅんかわいいな
867名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 19:51:33 ID:1kH69zLo
おかあさん、おかあさんwwwwwwwwwww
綾波の魔王テラワロス
868名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 19:54:12 ID:???
わかったから。あげないでくれ
869名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/21(水) 20:05:29 ID:???
しかも『おかあさん』じゃなくて『おとうさん』だし

毎度のことながら職人さん乙!
870名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 06:19:29 ID:???
ttp://www.eva-lagoon.net/mana/cgi-bin/up/img/9.jpg

>>593氏のネタ」氏のイメージで描いてみた次第です。
871名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 07:14:30 ID:???
なんかちょっとふとっちょだなw
872名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 13:16:53 ID:???
むっちりしてて(・∀・)イイ!!じゃないかw
873名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 13:17:38 ID:???
いいおっぱい
874名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 13:23:57 ID:???
ちょwwテラモエスwwwww
875名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/22(木) 13:29:12 ID:???
もう春ですよ〜。再開! 再開!
876>>593氏のネタ:2007/02/22(木) 14:29:13 ID:???
数日後、一仕事を終えたシンジはネルフ本部の通路を歩いていた。
レイやアスカ、トウジのシンクロ率は概ね好調、
トウジの戦闘訓練も基礎過程はすでに終了しており、もう十分に第一線を任せられるだろう。
アスカのシンクロ率も大分持ち直している様で、
この調子なら以前みたいな重度のスランプに陥る事も無さそうだ。
もっとも、彼らの事を考えれば使徒は来ないに越したことは無いのだが・・・

「僕、いつまでこのままなんだろ・・・」

これまで抱いていた疑問を思わず口にするシンジ。
今の姿になってしまった最初の頃は、すぐに元に戻れるものとばっかり思っていたのだが・・・
気が付けばすでに数ヶ月が経過してしまっている。
リツコが自室に篭もりきりで、自分を元に戻す方法を探してくれているらしいのだが、
最近はこれといった進展も無い様だ。
現実のあまりの厳しさにシンジがため息をついていると・・・

「あ・・・!」

ふと前を見ると通路の向こうから1人の男性が向かってくるのが見えた。
独自の黒い制服に身を包んでいるのはシンジの父親である碇司令である。
877>>593氏のネタ:2007/02/22(木) 14:31:18 ID:???
(・・・・・。)

考えてみれば、毎日の様にネルフ本部で勤務しているのに
シンジが彼と話す機会はまるで無かった。
一番最後に話したのは・・・多分、シンジが今の姿でこの世界に戻ってきた直後、
その対策会議が行われていた時だろう・・・。
このまま黙ってすれ違うのも変な気がしたので、シンジが声をかけようとしたその時

「あれ・・・?」

碇司令は突然通路を曲がり別の方向へ行ってしまった。
シンジの存在に気付いたからなのか、それとも元からそっちへ行くつもりだったのかは分からないが・・・
でも、何か少し慌てていた様な気もする。
まるでシンジを避けるために進行方向を変えたかの様に・・・

(父さん・・・どうしたんだろ?)

やや挙動不審気味な父親を眼に、素直な疑問を感じるシンジ。

「・・・あの、生駒一曹?」

「うわっ!」

突然背後から声をかけられシンジは驚きの声をあげた。
振り返ると、白いプラグスーツ姿の少女が少し離れたところに立ちこちらを見ている。
878>>593氏のネタ:2007/02/22(木) 14:36:03 ID:???
「あ、綾波?ど・・・どしたの?」

碇司令に気を取られていたためか背後のレイにまるで気付かなかった。
もし父親とのやり取りでボロを出し、それを彼女に見られてしまえば
あとでミサトからボディブローの刑に処せられてしまうのは火を見るより明らか・・・
迂闊な事を言わずに良かった・・・と、ホッとしたシンジが胸を撫で下ろしていると

「あの・・・」

レイはさっきから何かを言いたそうにしている様だ。
それでも決心がつかないのか、中々言葉にしようとしない。
一方、レイの話を聞こうと、シンジは口ごもる彼女に近付いていく。

「綾波?」

不思議に思ったシンジが声をかけるもレイは自分の言いたい事を言えずにいた。
一方、シンジはレイが何を言いたいのかさっぱり分からずにいる。
それにしても・・・シンジが彼女と出会った頃と比べてレイもずいぶん変わった。
最初の頃は必要な事しか話さなかったレイが、今では特別の用事が無くても声をかけてくる様になっている。
もっとも、他の人と比べたらまだ口数は少ない方なのだが・・・

「あ〜!ユ〜イさん!」

と、今度は誰かがシンジの腕に手を回してきた。
ふと見ると、今度は赤いプラグスーツを着た長い金髪の少女が自分の傍らに立っている。
879>>593氏のネタで書いてる人:2007/02/22(木) 14:41:20 ID:???
>>870
GJです!上手いこと言えませんがGJ!
880名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 10:45:37 ID:???
遅ればせながらGJです!
881名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 21:49:25 ID:WFVgQEln
>>976
ユイさんかっこいいです。
ぜひ、このままでいてください。
その姿と行動力にあこがれてしまいます。
882名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/25(日) 22:07:47 ID:???
誤爆乙
883>>593氏のネタ:2007/02/27(火) 16:10:30 ID:???
「あ・・・アスカ?どしたの?」

いきなりアスカに腕に組み付かれ、ちょっとヒキ気味のシンジ。

「ねぇねぇ、今日の私のシンクロ率、どうでした?この前と比べてどうかな〜って思って♪」

親しげに話してくるアスカの笑顔には屈託が無い。
この間まで仏頂面で無愛想にしか接してこなかったアスカと同一人物とは思えないくらいの変わりっぷりである。

「え〜と・・・うん。ちゃんと上がってるよ。おめでとう。」

と、シンジが労いの言葉をかけると、アスカは本当にうれしそうな顔をしている。

(・・・・・。)

傍らではしゃいでいるアスカを見るシンジの胸中は複雑である。
もし、今の自分が碇シンジであるという事をアスカが知ったら・・・

「・・・どうなるんだろ?」

ボソッと小さな声で呟いてしまうシンジ。
多分、ボコボコにされるだけでは済まず・・・命まで持っていかれるに違いない。
これまでは、対外的な事から他の人に事情を知られるわけにはいかなかったのだが
これからは個人的な理由でも、自身の正体を隠さなければならなくなってしまった。
もし・・・、万が一にもこのまま元に戻れなかったとしたら・・・この秘密は墓まで持っていくしか無い様な気がする。

「なんや?こないな場所で3人して。」

今度はトウジの登場である。
ネルフ本部の行き来もすっかり慣れてしまった様で、いつもの調子で近付いてくる。
884>>593氏のネタ:2007/02/27(火) 16:15:39 ID:???
「うるさいわね〜!アンタには関係ないでしょ!」

と、アスカの態度はあからさまに嫌そうなものへと変わった。
もっとも、それも本心からではなく、いつも彼女が口にしている憎まれ口の様なものだ。
だが、このまま放っておくといつも通りケンカが始まってしまうだろう。

「あの・・・」

考えに耽るシンジにレイが声をかけてきた。
アスカやトウジの乱入に話が切られてしまったが、今はレイとの会話の最中である。
やっと決意が固まったのか、レイがシンジに何かを言おうとしたその時

ウゥゥゥゥゥ!ウゥゥゥゥゥ!

突如、ネルフ本部内に警報が鳴り響いた。
これは間違いなく・・・新たな使徒が現れた事を知らせるものだろう。
すぐさま所内に第一種戦闘配置を告げる放送が流され始めた。
885>>593氏のネタ:2007/02/27(火) 16:18:24 ID:???
「ユイさん、行ってきま〜す!」

「ほな!」

そう言うとアスカとトウジは駆けて行ってしまった。
アスカの足取りはしっかりしたもので・・・本当にもうスランプからは脱してしまった様だ。
あまりの変わり様に引く事はあるが、それでも元気を取り戻してくれて何よりである。
トウジもトウジでエヴァに乗る事への恐怖は克服出来ているらしい。
遠ざかりながらも2人の言い争う声がシンジ達の元へも届いてくる・・・。

「ごめん、綾波。話が途中で止まっちゃって・・・」

謝る必要は無いのだがつい謝ってしまうシンジ。
一方のレイも少し残念そうな顔をしている。

「あ・・・、戻ってきたら・・・その時はちゃんと話、聞くからさ。」

「はい・・・。それじゃ、失礼します。」

シンジに見送られ、レイもアスカやトウジと同じ様にケイジへと向かっていく。
いつもなら、自分も初号機で出ていたのだが・・・これから自分は第二発令所で戦況を見守る事しか出来ない。
今のシンジには3人のチルドレンの無事を願う事しか出来なかった。

886名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/27(火) 16:51:56 ID:???
コレは伏線なのか?アルサミエル戦への伏線なのか!?
887名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/28(水) 15:33:24 ID:???
GJ&wktk
888名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/02/28(水) 16:36:40 ID:???
GJ!!
889名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/01(木) 18:26:16 ID:???
もつかれです!
890名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 17:35:32 ID:m+CzJ/pt
891名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/02(金) 17:38:04 ID:???
上げてしまったorz
892名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/03(土) 02:48:50 ID:???
前々スレからの「621の続きで」を読み返してきた。
泣けるなぁ・・・
そしてクォリティ高スなぁ・・・
「喉が痛い」とか「暖かい太陽みたいな人」とか「特別綺麗なものもないと思っていた」とか
印象的なフレーズを忘れた頃に使ってくるところとか・・・

そして作者さん自身が「百合展開にはならない」とか「限りなく百合に見えても百合じゃない」
と明言してはいるけど、アスカやレイからのシンジへの気持ちがすごく百合っぽく見えて
百合スキーの私にはたまりません

続き期待してます
893名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/03(土) 04:43:04 ID:???
マターリ待ちましょうや。EOEまでやるって言ってたし
職人いっぱいいるのは良いことだ
894名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/08(木) 20:34:13 ID:???
895名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/08(木) 20:58:01 ID:???
保守
896名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/09(金) 10:37:31 ID:???
ワクワクテカテカ
897>>593氏のネタ:2007/03/09(金) 13:16:59 ID:???
「はぁ・・・はぁ・・・、あれ・・・?ミサトさんは?」

息を切らせながら第二発令所へやってきたシンジだったが・・・今日は何かいつもと様子が違う。
いつもは居るはずのミサトがどこにも居ないのだ。
よく見ると、オペレーター席に座っているはずの日向二尉の姿も見えない。
使徒の襲撃が突然だったからだろうか・・・?

「あ・・・!ちょうど良かった。生駒一曹、手伝ってもらえる?」

シンジがやってきた事に気付いたらしく、伊吹二尉が声をかけてきた。

「手伝ってって・・・僕、オペレーターの仕事なんか出来ませんよ?」

いきなり手伝えと言われたところで、素人同然のシンジには何か出来るはずもない。
しかし、伊吹二尉の意図はシンジの予想とは違っていた様で

「違うのよ。葛城三佐が来るまでの間、あの子達に葛城三佐からの指示を伝えて欲しいの。」

「へ・・・?」

あまりに唐突な伊吹二尉の言葉に間の抜けた声で返答するしかないシンジ。
あの子達とは・・・当然、エヴァのパイロットであるチルドレン達の事だろう。

「む・・・む、ムリですよ!だって僕、素人だし・・・それに、伊吹さんの方が階級とか上だし・・・!」

とりあえずシンジは否定の言葉を並べるが・・・

「今、碇司令も副司令も不在で連絡がつかないの。センパイも最近見かけないし・・・
私達も仕事がたくさんあって手が回らないのよ。あなたもエヴァについては素人じゃないでしょ?
それに大丈夫、葛城三佐からの指示をそのまま伝えるだけだから。」
898>>593氏のネタ:2007/03/09(金) 13:19:04 ID:???
「それはそうですけど・・・。」

何か伊吹二尉に言いくるめられつつある気がするシンジ。
だが、シンジの眼にも伊吹二尉や青葉二尉は忙しそうに見える。
その他の所員も全員が作業に追われており、自分だけが何もしていない様な状況だ。

「わ、分かりました・・・。」

人に言われるがまま素直に従うのが処世術とは言え・・・
これはエヴァチームの指揮という大任を任されてしまった様なものである。
アスカなら第9使徒が来襲した時の様に、とっさに作戦を立案する事などもこなせるのだろうが・・・
自分はあくまでパイロットとして訓練を受けてきただけで・・・自信など全く無い。

(ミサトさん。すぐ来るよね・・・。それまでの間だし・・・、ミサトさんの指示をそのまま言うだけだから大丈夫・・・大丈夫。)

心の中で自分に言い聞かせるシンジ。
それにしても何で父である碇司令や冬月副司令まで居ないんだろう・・・?
リツコの姿はもう随分長い事見ていない気がするが・・・

「じゃあ、コレ付けて。お願いね。」

と、伊吹二尉はインカムをシンジに手渡した。
不慣れな手つきでそれを付けると早速ミサトの声が聞こえてきた。

「ユイちゃん!遅いわよ!時は一刻を争うんだからね!」

現在進行形で遅刻している人間に遅いといわれても説得力に欠けるのだが・・・
とりあえず、すいませんと謝るしかないシンジ。
ミサトにはすでに現在の状況が伝えられているらしく、シンジが説明する手間が省けているのは幸いだった。
899名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/10(土) 23:32:26 ID:???
乙!
900名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/11(日) 00:50:07 ID:???
いよいよなのか!?
901名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/12(月) 14:49:58 ID:???
>>900何が?
902>>593氏のネタ:2007/03/14(水) 20:55:17 ID:???
程なくして、シンジはミサトからの命令をそのまま3人のチルドレンに伝え終えた。
出撃機数、フォーメーション、装備等々・・・必要な事は全てである。
かつてはシンジ自身も命令を受ける立場だったが、今はこうして第二発令所から指示を出す側にまわってしまった。
その状況にやや戸惑いながらも、一応の努めを果たしたシンジだったが・・・

「待ってください!どうして私が本部待機なんですか!」

と、敬語で反論してきたチルドレンが1人・・・アスカからクレームである。
彼女にしては珍しい言葉使いに思えるが、姿が変わってしまってからのシンジに対しアスカは常に敬語なのだ。
最初はシンジもかなりの違和感を感じていたが、今ではすっかり慣れてしまった。
それはともかく、主モニターに映る彼女は今回の命令に対しての不満をあらわにしている。

「あ〜・・・、アスカはほら、病み上がりみたいな感じだしさ。
今回は綾波とトウジに出てもらった方が良いってミサトさんが。」

言葉を選びながらアスカをなだめようとするシンジ。
ちなみに、今回来襲した使徒は螺旋状の円環という姿をしており、波形パターンも安定していない。
攻撃方法や能力なども見当がつかないため、エヴァを出撃させるにしても当分は様子見をする予定である。
零号機がディフェンスでオフェンスが3号機という布陣、弐号機は万が一を考え本部待機なのだが・・・

「私はもう大丈夫!あんな使徒に負けたりなんかしません!」

アスカはそのフォーメーションに納得がいかないらしい。
彼女はしきりに出撃を要請するが・・・

「ミサトさんからの命令なんだ。アスカは今回は本部で待機してて。
でも、何かあったらすぐに出撃してもらうから。
それに、使徒がいきなり本部の近くにワープとかして来たら困るしさ。」
903>>593氏のネタ:2007/03/14(水) 20:57:21 ID:???
ミサトからの命令は絶対なため、アスカにはどうしても承服してもらうしかない。
現にインカムからは、アスカを説得しろとミサトがしきりに指示を出してきている。
そのためにシンジは自分で色々な言い訳を考え、そのまま口にしてみたのだが・・・
頭がテンパっていたため、ワープなどというちょっと古めの言葉まで口走ってしまった。

「ちょ・・・、今時ワープなんて古いですよぉ。瞬間移動って言ったほうがええんちゃいますか?」

案の定、アスカと同じ様に主モニターに映し出されていたトウジからツッコミが入る。
一方、シンジにはそのツッコミに返す言葉は無く、照れ笑いで誤魔化すしかなかった。
その雰囲気にアスカも呆れてしまったらしい。

「わ〜かりましたぁ〜。弐号機は本部で待機してま〜す。」

不承不承、少し嫌そうな声で命令を聞き入れたアスカ。
それだけ言うと彼女は主モニターに映る自分の映像を切ってしまった。
彼女としてはまだ言いたい事は色々あるのだろうが・・・とりあえず納得してもらえた様で何よりである。

「ふぅ・・・、それじゃ綾波、トウジ、出撃してもらうけど・・・気をつけて。」

と、シンジは残る2人のチルドレンに指示を出す。
ミサトとは電話が繋がっており、シンジはミサトからの指示をそのまま伝えているだけなのだが・・・
それでもやはり緊張するものである。
シンジの指示に対し、2人はそれぞれ了解の意を示す言葉で返答してきた。
904>>593氏のネタ:2007/03/14(水) 21:00:17 ID:???
「綾波、トウジはまだ戦闘に慣れてないから・・・色々助けてあげてね。」

出撃しようとするレイに声をかけるシンジ。
少し唐突だったシンジの言葉にレイは不思議そうな顔をしている。

「私は・・・3号機を守れば良いの?」

どこかで聞いた事がある様なレイの言葉・・・、
それはもう随分前の事・・・第5使徒に対する作戦が開始される前にシンジが聞いた台詞である。

「違うよ。トウジを守るだけじゃなくて、自分の身も守って欲しいんだ。
だから・・・無理はしないようにね。」

レイは誰かを守る様にと命令されたら必ずそれを遂行しようとする。
それが例え自分の身を危険に晒す結果になろうとも、彼女は躊躇せずに行うだろう。
かつて自分がそうしてもらったのと同じ様に・・・
だからこその今回のシンジの言葉でもある。

「・・・分かりました。」

シンジに対し、レイはただ一言、短く返答した。
それとほぼ同時に、ケイジでの拘束を解かれ、地上へと出撃していく零号機と3号機。
第二発令所の主モニターには、2機のエヴァが専用の通路で地上へと移送されていく姿が映し出されていた。
905名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/14(水) 23:58:15 ID:???
とうとうアルサミエル戦かぁ…どうなんだろうなレイ…
906名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/15(木) 20:37:21 ID:???
907名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 12:35:24 ID:???
GJ!それにしても過疎りすぎだな
908お目汚し失礼します:2007/03/16(金) 17:12:36 ID:???
 目が覚めると、診察台の上に四肢を固定されて寝かされていて、あぁまだ夢を見ているのだと、シンジは思った。
 場所は見覚えのあるネルフ本部のメディカルルームで、シンジの姿は裸だった。そして、夢であると一瞬で確信できた理由なのだが、その胸に拳大の膨らみが二つあり、代わりに股間のペニスは無くなっている。つまりシンジの身体は女性のそれになっていた。
(おかしな夢……)
 夢の中で、また眠ることができるのだろうかと思いつつ、シンジは再び瞼を閉じようとした。と、
「お目覚めのようね」
 横手から声を掛けられ、シンジは首を回らせた。
「リツコさん……?」
 ぼんやりと、その名を呼ぶ。
「どう女の子になった気分は?」
 リツコに冷ややかな視線で見下ろされ、シンジはようやくこれが現実だと気づいた。
(夢じゃない……)
 その事実は、シンジの意識を急速に冷えさせ、
「な、なんなんですか、これっ!?」
 絶叫させた。
「素敵でしょ。ここまで完全な女性化は他じゃ不可能なのよ」
 リツコが冷笑する。確かにネルフの技術なら可能だろう。
「戻してください! 元の姿に戻して下さいっ!」
 何かの実験だろうか、それとも立ちの悪い悪戯か、とにかくすぐに元の男の身体に戻して貰いたい。戻して貰えないと困る。
909名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 17:14:31 ID:???
 リツコは懇願するシンジを見て目を細め、冷酷に告げた。
「無理よ。あなたのペニスはもう処分してしまったし」
「処分?」
「ほら、見えるかしら?」
 リツコが顎で示した部屋の隅を見ると、三毛猫がソーセージのような物を咥えている。萎びてしまっているが、それは間違いなく――
「うわあぁぁぁぁぁっ!」
 半狂乱で叫ぶ。戒めを解こうと手足に力を込めるが、びくともしない。
「なんで、なんでこんなことするんですか! どうしてっ!」
 本当に気が狂いそうになる。訳が分からない。
「憎いから」 
 短く答えたリツコの言葉は、ぞっとするほど冷えていて、その憎しみが酷く根深いものだと感じさせた。が、少しでも憎まれる覚えなどシンジにはない。
「あなたのお父さんと――お母さんが」
(父さんと母さんが?)
 どうしてと、疑問を口にするよりも早く、リツコが白衣をはだけて見せた。その下にあったのは黒い下着だけで、股間にはさらに黒々としたペニスバンドが雄々しく隆起している。
シンジの姿がこうなっていて、リツコがこんな物を付けているということで、彼女のしたいことは単純明快に分かりはしたが、シンジの理解の範疇を超えていた。
(僕がリツコさんに犯される……?)
 シンジの秘部にペニスバンドの先が押し当てられる。
「やめて、お願いだから、やめて下さい!」
 それはシンジに付いていた物など比べ物にならないほど長く、太く、かりが張っていて、とても秘所の中に収まりそうには見えない。恐い、恐い、恐い。恐ろしくて堪らない。
「私も、そう言ったのよ」
 ペニスが中に突き入れられて、シンジは悲鳴を上げた。
910名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 17:22:24 ID:???
まぁ確かに目汚しだな┐(´〜`;)┌
911名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 17:34:02 ID:???
いや、俺はもっと見たいよ

ハァハァ
912名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 20:44:33 ID:???
おっきした
913名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 21:04:41 ID:???
エログロは正直お腹いっぱい
914名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 21:20:31 ID:???
ここ最近エロネタに飢えている・・
915名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/16(金) 22:56:02 ID:???
エロはイイ
916名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/17(土) 14:06:46 ID:???
シンジキュン(*´∇`*)
917名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 00:34:33 ID:???
スレ活性化期待あげ
918名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 06:14:10 ID:csZZ6kZg
>>909
って、どうして、テストステロンの影響をある程度受けてるシンジを
完全に女性化することができたのだ?
もしかして、男性化した体を女性に戻すことぐらい朝飯前なのか…
それとも、レイのクローンを…。

後者だったらあれだけど、前者だったら…
何人かの人は望みを叶えられるかも。
919名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 08:45:09 ID:???
>>908-909
エロパロ板にでも行けよきもい
920名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 10:50:01 ID:???
>>919
>>1をよく読みましょう
921名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 11:08:37 ID:???
久しぶりにこのスレ来たけど、女性化することで、
逆に僕は男だ!と奮起する話は投下されたりしてないか?
もちろん元からなよなよしてるし、体も女性で、辛い現実を押し付けられて泣くって展開が
読みたくて仕方ないのだが。
生理イベントで情緒不安定で素っ裸で鏡に写った自分を殴り壊す。
怪我する。
泣く。
リツコさんに治療してもらう。
レズフラグ。
というな・・・わからんかな・・・この気持ち。
922名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 11:19:46 ID:???
山風の小説で
若い青年が主君の仇を打つために、日夜、剣術の修練に勤しんでいたけど、
その仇が送り込んできた女の刺客の忍術で身体を入れ替えられて、女の身体になり、
鍛えた筈の腕も落ちて絶望してたら、尊敬していたはずの上司に犯されそうになって
悲観に暮れて自決する話
みたいな感じ
923名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 11:23:42 ID:???
>>922日本語でおk
924名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 11:26:03 ID:???
>>923
読解能力が無いと人生キツイよな?
925名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 11:31:45 ID:???
そんなむちゃくちゃな話まで書いてたのか。
さすが山風。誰にも真似できんw
926名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 15:15:32 ID:???
世の中そんな事まで考える暇な人もいるんだな
927名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 15:22:36 ID:???
>>926
幼稚園に行ってる娘と一緒に風呂入ってて、
「お父さんのちんちん、まわすと取れるの?」
と聞かれて「これだ!」と思うほど仕事熱心な人だから
928名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 15:41:56 ID:hAM3rpCT
なんだそれwwワロス(笑)
929名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/21(水) 15:54:52 ID:???
>>924
妄想能力?
930名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/22(木) 00:57:22 ID:???
>>918
……首から下は綾波ってのが一番簡単そうですが、
エヴァを作る技術でおにゃのこボディを新作したとか
怪しいウイルスを使ったとか、ネルフならやりかねないですね
931名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/22(木) 03:23:47 ID:???
シンジと初号機がマグマダイバーでアボン

地下の綾波ボディにシンジの魂が入り込む、とかいう妄想をここ2年くらいいつか書こうかなぁと思っている。
932名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/22(木) 04:35:49 ID:???
Green GablesにあるエヴァンゲリオンMaiってのがそんな話だった気がする
933名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/23(金) 14:46:28 ID:???
あげましょう
934名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/24(土) 20:50:30 ID:???
>>922
ギニュー隊長のチェンジ!!みたいな忍術?

935名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/24(土) 20:53:12 ID:???
ググっても消えてて読めない・・
936名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/25(日) 05:42:15 ID:???
>>934
セクロスすると身体が入れ替わる忍法
挿れてた筈なのにいつの間にか挿れられてるという感じ
937名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/03/30(金) 00:05:23 ID:???
938名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 02:06:40 ID:???
なんなんだこの異様なまでの過疎化は
939名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 02:21:49 ID:???
たまにはそういう時もある差。妄想を熟成するにも時は必要だ。
940名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/01(日) 05:03:47 ID:???
革命の日って漫画をシンジきゅんとその他キャラに脳内変換してみた
意外と…
941名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/02(月) 01:06:51 ID:???
『ライドバック』っていう漫画の主人公が最近、シンジきゅん♀のイメージとぴったしで

禿萌ゆる
942名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/02(月) 16:32:03 ID:???
女シンジきゅん
943唐突に、女装シンジもの:2007/04/03(火) 06:01:43 ID:???




ボクハ、トウサンノユイデアリタイ





 父さん。お元気ですか。
 父さんが僕を捨てて幾年。
 僕は、あなたを恨んだりはしていません。
 僕は、独り寂しがったけど。
 でも、それでも、あなたを恨んだりなんかしません。

―――――2014年某月某日

 電車に揺られて一時間弱。
 命日から少し遅れて、僕は毎年、母さんの墓を訪れていた。
 母さんのことは、よく覚えていない。
 母さんの写真も、手元には赤ん坊の僕を抱いているものしかない。
 この写真も、母さんが昔いた大学の研究室で見つけたものだ。
 母さんの親も、父さんの親も、セカンドインパクトで亡くなったと聞いた。
 母さんの実家もすでに取り払われていて、持っているのは大学で手に入れた少しの情報とこの写真だけ。
944唐突に、女装シンジもの:2007/04/03(火) 06:04:13 ID:???
 母さんは優しく笑っていた。
 撮ったのは、たぶん父さんだろう。
 カメラを構える父さんも、きっと笑っていたはずだ。
 記憶には厳つい表情の父さんしかない。
 父さんは、どんな顔で笑うのだろう。

 僕は、あなたを恨みません。
 ただ、あなたに愛されたいだけ。
 愛情を、その温もりを、感じたいだけ。

 墓参りに行く日にちをずらしたのは、きっと命日には父さんが来ていると思ったから。
 去年までの僕はきっと、父さんには愛してもらえないだろうと思ったから。
 中学に入って、こっそりバイトもして、髪も伸ばしたんだ。
 ちょうど、母さんと同じくらいの、ショートボブ。
 服装はどうだろう。あの写真だけじゃわからない。
 母さんはどんなおしゃれをしていたんだろう。
 わからなかったから、少し清楚に長めの丈のスカート。
 これで、少しは母さんに見えるかな。
 碇ユイになれるかな。
 ねぇ?父さん。
945唐突に、女装シンジもの:2007/04/03(火) 06:06:47 ID:???
「ユイ……?」

 羽根がうるさく音を鳴らしながら、ヘリコプターが降りてくる。
 それから出てきた、眼鏡をかけた、相変わらず変わらない顔。

「お久しぶりです。父さん」

「シンジ……なのか?」

「はい」

 答えると、父さんは沈黙する。
 困っているような様子ではなかった。
 もしかしたら、呆れてられてしまったのだろうか。

「似合いませんか?こういうの……」

 落ち込みながら、とりあえず訊いてみる。

「いや…………何故、そんな格好をしている」

「母さんの命日だからです」

「ユイの?」

「母さんに見えますか?碇ユイに見えますか?」
946唐突に、女装シンジもの:2007/04/03(火) 06:10:51 ID:???
 父さんは答えない。
 また、沈黙が流れる。
 僕は意を決して、口を開く。
 最も言いたかった言葉を、言うために。

「僕は、父さんといたいです。

一緒に暮らせなくていい。ただ側にいたい。近くにいたいんです。

邪魔にはなりません。いえ、これがそもそもそも邪魔なのかもしれないけど……」

 黙り込む父さんに、僕は畳みかけるように今の気持ちをぶつけた。
 いや、今の気持ちじゃない。
 ずっとずっと、願ってきた気持ちだ。

「……」

 父さんは、眼鏡のレンズ越しに僕を見ている。
 じっと、見つめている。
 そして、口を開いた。

「明日、使いをやる。荷物を用意しておけ」

 そう言うだけ言って、父さんはヘリコプターに戻っていった。
 ヘリコプターが巻き起こす風に、髪や服やスカートが激しくなびいた。

 ろくに墓参りもさせてあげられなくて、ごめんなさい。
 そして母さん、ごめんなさい。
 僕はあなたになりたい。
 あなたになって、会えなかった年月の分、父さんに愛されたい。
947名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/03(火) 07:09:33 ID:???
シリアルで女装って結構かわいそうだ…
948名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/03(火) 07:49:52 ID:???
>>943-946
続きに期待
949名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/03(火) 08:10:15 ID:???
新しい職人さん?
新作乙
950名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/03(火) 18:27:43 ID:???
後天倒錯で女になったから
逆に男らしくあろうした。
でも、もとの心の弱さも、実際、女性としての肉体であることの
現実にぶつかりながらも懸命に男らしく生きようとするシンジキュンだれか頼む。
951名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/04/03(火) 22:00:50 ID:???
>>947
志村ー、シリアスシリアス!
シリアルじゃ朝ご飯だよw
952唐突に、女装シンジもの:2007/04/04(水) 00:14:56 ID:???





マダ、ボクハヒトリ





 荷物は、旅行カバンひとつに収まった。
 親戚、父さんの知り合い、これまで色々とたらい回しにされてきたから……
 自分自身の大事な物なんて、何もない。

「さてと、服はこんな感じでいいかな」

 向こうに着くまでは父さんに会わないだろうし、スカートはやめたほうがいいよね。
 ここは手堅く、パンツルックかな。

「今まで、お世話になりました」

 心のこもっていない挨拶をして、僕は家を出た。

「お別れの挨拶は済んだようね」

 門を出たところに、スポーツカーと、知らない女の人。

「NERV技術開発部技術局第一課所属、赤木リツコです」

「ネルフ?あかぎさん……」
953唐突に、女装シンジもの:2007/04/04(水) 00:17:19 ID:???
「本当、そっくりなのね。ユイさんと」

「えっ……」

「まぁ、私も映像でしか彼女の姿は見たことがないけど」

 言いながら、赤木さんは助手席のドアを開いた。

「行きましょう」

 この人が、父さんが寄越した使い。
 よくわからない組織の名前、よくわからない部署の名前。
 この人が父さんのなんなのかも知らない。
 まだ何も知らないんだ、僕は。

「NERVのこと、お父さんからは聞いて?」

「いえ、何も。昨日、久々に会っただけですし」

「そう。あの人、必要最低限のことしか話さないでしょう」

 クスッと、赤木さんは笑う。
 まるで恋人の自慢話をするような。

「赤木さん、父さんとの関係は?」

「え?」

「単なる仕事上っていう風には、見えませんけど」

「あら、そうかしら?……ただの部下と上司よ」
954唐突に、女装シンジもの:2007/04/04(水) 00:19:38 ID:???
 否定するように言ったけど、そうは聞こえなかった。
 勝ち誇ったような表情。
 典型的な、愛人だ。
 でも父さんが会いに来なかった、僕と会おうともしなかった理由って……
 でもそれなら、なんで僕に来るように言ってくれたんだろう。
 新しい母さんだ。なんて紹介されたら、嫌だな。

 会話もろくに弾まないまま、僕はある街に着く。
 第三新東京市。どうやらこの街が、僕の新しく暮らす場所みたいだ。

「なぁトウジ、今のスポーツカー運転してた人見た?すっごい美人だったぞ!」

「アホ。そんな女の尻ばっかり追いかけとんやない」

「ちぇ、なんだよ〜……」

「ワシは隣の女の子の方が好みやったなぁ」

「しっかりと見てんじゃん!」

 市街を過ぎてしばらく走っていると、マンションの前で車が止まった。
 赤木さんが、バッグの中から何かを取り出す。

「これ、お父さんの部屋の合い鍵。部屋は二階の一番奥よ」
955唐突に、女装シンジもの:2007/04/04(水) 00:21:47 ID:???
「あ、はい」

「まぁ、忙しい人だから、大して家には帰ってこないでしょうけど」

 また、あの笑顔だ。

「時が来ればあなたにも要請があるでしょうから今はあえて何も言わないわ。

その時になれば詳しく教えられるはずだから。

NERVのことも、その他のことも……それじゃあ」

 僕が車を降りると、すぐに赤木さんはアクセルを踏んだ。
 あとは家族でご勝手に。勝手にできる家族はいないでしょうけど。
 そう言われている気がした。

 マンションの玄関にあるポストには、どこにも碇という名前はなかった。
 エレベーターに乗って、二階に向かう。
 扉が開いて降りてみる。
 静かな階。階というか、誰も住んでいないような、マンション全体が静かだった。
 奥の部屋まで向かい、鍵を開ける。
 知らない部屋。
 でもここには父さんが住んでいて、これから僕も一緒に住むところ。
 だけど、僕はまだ独り。
 この街でも前のところでも、僕のことをちゃんと知っている人は、誰もいない。
956名無しが氏んでも代わりはいるもの
これはいい(;´Д`)ハァハァ