ゲンドウ「お願いだユイ、私も食ってくれ!」
初号機「ガヴ」
940 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/21(木) 20:43:07 ID:R0mfF70M
ゲンドウ「うがぁっ!」
初号機「ボリボリ・・・ゴックン」
そういえばあったな、こんなのも
ゲンドウの横に座ってお酌をし始め
____________________
「ねえ、シンジ、あなた好きな女の子とかは居ないの?」
ガチャ−ン!!!!
「ど、どうしたのさいきなりそんなこと」
スプーンを落としながら慌てるシンジ
「そりゃあ息子のことですもの、普通の親なら誰だって気になるわ」
「そ、そんなの誰もいないよ」
「ええー、誰かいるでしょ、ほらあの...アスカちゃんって言ったかしらあの子はどうなの?」
その名前が出た途端シンジの顔が急激に強張る
「アスカ?アスカは駄目だよ、僕は彼女に償いきれない位の酷い事をしたんだから・・・」
「あ・・」
いけない、迂闊だった。そうね、あの子が許してくれたからといってもって内罰的なこの子は
自分を許そうとはしないわよね。私としたことが・・・初号機に長くいすぎたかしら?
「そうだったわね、ごめんなさい」
「いいんだよ、僕のほうこそごめん」
「でもね・・シンジ。アスカちゃんがもういいって言ってくれてるのにそれにこだわり過ぎても駄目よ」
「え?」
「きっと、アスカちゃんからすれば自分がいいって言ってるのにそういうことで未だにうじうじしてるのはかえって目障りよ」
「なんでさ」
「だってそうでしょ、今シンジがやってることはただの自己満足よ。そんな後悔よりもこれからどう行動するかの方が何倍も大事だわ」
「大丈夫。シンジならできるわよ、なんたって私の息子なんだもの」
「ごちそうさま美味しかったよ、母さんのカレー。初めてなのになんだか懐かしい気がしたもん」
「あ、シンジ!」
そう言いながらシンジはお風呂にいってしまった。
う-ん・・・私も片付けたら今日はもうもう寝ようかしら・・・
襖が開く。私はシンジと並んでいつも寝ている、勿論隣り合ってるはいるもののちゃんと別々の布団で
「ねえ、母さん」
「さっき言われたことずっとお風呂で考えてた。僕一回やってみるよ、頑張ってアスカをちゃんと見て話してみるよ」
「って、うわああ!?」
急にユイのふとん、そして胸に抱きよせられてびっくりしてしまったシンジ
「えらい、よく言ったわね。それだけでも大きな成長よ。」
「14年間培った性格を変えるのは容易じゃないわ、だから焦らずにゆっくりとやっていきましょう、ね?」
そう話しながら胸に抱いたシンジの顔を観る
ん?シンジ?何で顔がすこし熱いのかしら?
「まあ何にしろいざとなったら私がシンジの恋人になってあげるわよ。
自分で言うのもなんだけど母さん位の美人はそんじゃそこらにはいないわよぉ?」
「シンジ?聞いてるの?シンジ?」
「え!?う、うん!聞いてるよ!ごめん母さん今日はもう寝るよ、また明日ね」
「?ええ、わかったわおやすみなさい」
どうしたのかしらやっぱり顔も熱かったし熱でもあるのかしら? まあいいわ、もう寝ましょう。
なんで、実の母親なのになんであんな良い匂いがするんだ?
化粧品はおろか香水の類も殆どみたことが無いのに胸に抱き寄せられた時に髪、そして体からとても良い匂いがしたせいか
実の母親に欲情や性欲とまではいかないもののかなりぐらっときてしまい、その事に微妙に罪悪感を感じてしまったシンジ・・・・・・・
---------
「それじゃあいってきまーす」
「はい、いってらしゃい。車に気をつけるのよ」
「大丈夫だよお、もう子供じゃないんだから」
「ふふふそうね」
今日は一週間ぶりに学校へ行く。ようやく再開した授業も憂鬱だったんだけど
昨日のおかげか何とかなりそうな気がする・・
教室に入るとアスカがいた。何か委員長と話してる
「あ、アスカ。あの、その、お、おはよう!!!」
思わず声が裏返ってしちゃったよ....
「な、何よいきなり!?びっくりすんじゃないの!」
「ごめ...いや、そうじゃなくて。久しぶりだから声が裏返っちゃった、あはは(苦笑)」
キーンコーンカーンコーン
「はーい、みんな席についてえ!出席とるわよ〜ん」
「じゃあ順番に相田君、碇くん、あら!?シンジ君じゃない!!ひさしぶりね」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「じゃあこれでホームルームはお終い!あとは洞木さんよろしくね〜ん。あ、碇くんはちょっとついてきてー」
「え、は、はいわかりました」
「久し振りねシンジ君、どう?調子は?」
「ええ、なんとか・・それよりもどうしたんですか、呼び出したりして」
「もーシンちゃんたらいけずぅ」
そういってシンジに胸を押し付けてからかうミサトと赤くなるシンジ
「あはは、まー、用って程の用じゃないんだけどね。強いて言えばアスカのことなの」
「!・・・」
「アスカね、なんだかシンちゃんがいなくなってから元気がないの。ううん、正確に言えば何だか空元気な感じがするの」
「最近始めた家事、特に料理を作ってるときなんかは楽しそうなんだけど、
作ったそれをぼーっとピントの合わない目でずっと見てるときがあって…」
「・・・」
「ほらーシンちゃんてさ、ユイさんに引き取られて以来私達とは接点が殆どなかったじゃない?今はこうやって学校ではあえるけど…」
「でね。シンちゃんにもアスカの事見ててもらいたいの、あたしもやってるんだけど
あんまり効果なく「ミサトー、何をやっているの?もうすぐ一限はじまるわよー!」
はあーい、今行くわよお。じゃあシンちゃん悪いけどそういうことでよろしくねん?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2限目
:
3限目
:
4限目
昼食の時間。 トウジ達がさそってくれたんだけど朝言いそびれたことをアスカに言わなきゃ。
「アスカ!」
「ん?なによ?」
購買で買ってきたパックジュースのストローを咥えながら少し剣呑な目で睨むアスカ
「いやちょっとさ、話がしたいんだ」
「なによ、ここじゃだめなの?」
「うん・・・」
「はぁ…わかったわよ。ヒカリに言ってから行くからあんた先行ってて」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「で、なんなのこんなとこまで呼び出して?」
ユイに励まされたとはいえやはりそう簡単には言い出せない。
でも言わなきゃ。なんにもかわらないよね・・よし!
「ごめんなさい!!!!」
「はぁ?」
シンジは思い切り頭を下げながらそういう。
対するアスカの表情は最初こそ突然のことでびっくりしている様に見えるが
徐々に剣呑なものへとかわっていったようにも見える
「あのさ、あ、アスカにはこれまでずっと酷いことしてきたんだって・・
もう二度と話しかけちゃ駄目なんだって・・あれからずっと思ってたんだ!」
「でもそれは僕の勝手な自己満足で・・アスカも頑張って僕に声掛けてくれたのに勝手に自分の中で終わらせてた」
「・・・」
「だからこれからはそうじゃなくて、償いとかじゃなくてちゃんとアスカと向き合いたいんだ。今更かもしれないけど」
アスカは何も言わないのでシンジは更に緊張してしまい今にも目をそらしてしまいたくなるのを
抑えるので精一杯。しかし自分が変われるかもしれないこの場面、必死にその衝動を堪えながら弱弱しくはあるものの
相手の目を見続けることができたあたり、確かにユイが言った通り微量ながらも成長したのかもしれない
「ふうーん、あんたがどう思ってるかなんてはっきり言ってここじゃわかんないけど人の目を
、そらさずには見れるようになったのね」
「いいわ、許してあげる!て、もう前に許してたか・・まあいいわ、そんなこと」
「じゃあアタシはもう戻るから、あんたもちゃんと来るのよ?」
キーンコーンカーンコーン
「ほら、バカシンジ!!早く来なさい!もう鐘鳴っちゃったわよ!」
「う、うん。今行くよ!」
今までの緊張が一気に途切れたのかしばらく人形の様にフリーズしていたシンジはアスカにそう呼ばれて
ようやく周りの状況に気づき始め
次第にやりきったというか達成感というか満足感(?)というか、何かそんなものを感じ始めていた
やった、できた!なんだ、確かに簡単じゃないけど決してできないってわけでもないんだ。
こんなことにも気づかなかったのか・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「じゃあ今日はこれまで〜!みんな気を付けて帰るのよ!」
「アスカー!一緒に帰りましょう」
「あー、ごめんヒカリ。今日はちょっと…ね?」
何故かシンジを横目でちらちら見ながらそう言うアスカを多少いぶかしみながらも一応納得するヒカリ
「わかったわ、じゃあまた明日!」
「ええ、また明日」
アスカはヒカリにそう言うとシンジの方に歩いていった
「バカシンジ!一緒に帰るわよ!」
「アスカぁ!?」
「な、何よ、いきなりそんな大声出して
「え?あーいや、その、なんでもないよ」
「何だか相変わらずぼけぼけっとしてるわねぇ、まあいいわ。そんなことよりこの惣流アスカラングレー様が
一緒に帰ってやるって言ってんの!!」
「ああ、そいいうことか。うん、じゃあ一緒に帰ろう!・・・あれ?アス…カ?」
「え?あ、ああ! そう。じゃあ行くわよバカシンジ!」
「でね、ミサトったら」
一緒に歩く帰り道の途中アスカはシンジが居なくなってからの葛城家、特にミサトのずぼらさについて喋っていた。
「やっぱり、ミサトさんならねぇ。でもなんだかアスカもしっかり者になったんだね」
「はあ?当たり前でしょ!あのぐうたらの面倒観てたら誰だってそうなるわよ。
ま、あたしは最初からしっかりものだったけどね!なによ・・・その疑うような目は」
「いや、なんでもないよ、あ、アスカの気のせいじゃない?」
何か納得のいかないというか引っかかるものはあったが、夕飯の買い物をするスーパーが
近付いてきたので今日はこのへんにしておいてやろうと思うアスカだった
「じゃあシンジ、あたしここに寄って行かなきゃいけないから」
「え?ああ。ほんとに料理とかするんだね、ミサトさんはそういってたけど」
「あったりまえよ!あんなのにさせてたらこっちがもたないわよ。それともなに?あたしの手料理食べたいのぉ?」
と何やらにやにやとシンジをからかう様な目で見つめながらそう言うアスカ
「冗談よ、冗談!じゃあね、また明日」
「うん、また明日」
シンジはスーパーの籠を抱えながら野菜を品定めするアスカをしばらく眺める
あ、品質は見ても値段は見ないんだ。なんだかアスカらしいな・・・
そう思えるほどに手にとったそれが目にかなうようであればほいほい籠のなかに入れていくアスカ
に微笑ましいものを覚えながら、しばらくしてスーパーをあとにして家へと歩を進める
今夜のおかずはなにかなぁ?母さんの料理は美味しいからなあ
そんなことをぼんやりと考えながら家路へとつくシンジであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ただいまー」
「あら、おかえりなさいシンジ」
笑顔で微笑むユイ
「ちゃんと手を洗うのよー」
「もう、わかってるよ。そんなことよりも今夜の晩御飯なに?」
「ふふふ、なんだと思う?当ててみて」
「ええ…なんだろ…匂いはすき焼きな感じはするんだけど…」
「当たり、すき焼きよ。もう用意はできたからシンジが手を洗ってきたらちょっと早い気もするけどたべましょう」
目の前でテキパキとすき焼きをつくっているユイ
「もうちょっとでできるからねぇ、っと」
「母さん」
「ん、どうかしたの」
「あのね、今日アスカと話したんだ」
シンジの話を、調理しながら黙って聞いているユイ。どうやら先を話しやすくする為にあえて黙っているようだ
部屋には牛肉とたまねぎの焼ける音だけがしている
「アスカ、許してくれた。」
「そう」
調理具合を見ていたその視線をシンジに移してそっと微笑みかけるユイ
「僕今日ちょっとだけ分かった気がしたんだ・・母さんが言ってた通り・・自分がどう動くかが大事なんだって!」
「そうすればアスカみたいに切れかけちゃったものももう一度つなげるかもしれないんだって」
「だか「えらいわね、シンジは」」
「え」
「ううん偉いわよシンジは。正直ね、こんな短期間で行動できるとはあんまり想像していなかったの」
「昨日寝る前にも言ったでしょ。ちょっとずつ、ちょっとずつ変わっていけばいいって。
それすらも普通の人には難しいものなの。だからシンジがやったことは私が期待していた物より何倍も上だったわ」
シンジの話を途中で遮りそうつげるユイ
「なんだか母さんまで嬉しくなっちゃった。」
「母さん・・・」
「さあ、もうそろそろ良さそうよ。たべましょうか」
どうやら予想以上に成長した息子に感動したのか
シンジはおろか、自分でもわずかしか知覚はできなっかたがほんの少しだけ瞳は潤んでるようにも見える
「うん」
シンジもまたユイにありったけの笑顔で微笑みかける
そこまで褒めて貰えるなんて思っても居なかったシンジは純粋に喜んだ。
そして目の前に居る母親の雰囲気、そして美しい相貌にしばらく見入っていることに気づけずにいた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「シンジは卵使う?」
「うん」
「じゃあ・・はい、とりあえずよそっておいたから」
「あ、ありがとう」
「どうしたの?さっきからぼうっとして」
「え!?う、うん、な、何でもないよ!大丈夫!」
「そう。じゃあ食べましょうか、いただきます」
「いただきます」
「美味しい・・・」
出来上がったすき焼きはとても美味しく、ボーっとしていたシンジの意識をすぐに戻すくらいのものだった
「あらそう?うふふ、そう言って貰えるとこっちとしても作り甲斐があるわ」
僕もちょっとは料理に自信あったんだけどなあ・・負けた
「ねえ、これって何か隠し味とかあるの?」
「ふふふ、それはね・・・・」
:
:
:
「ぷはー!あったかい。」
なんか今までやってたことをやらなくてよくなったらこんなに時間って増えるもんなんだ
ガラガラ
「か、母さん?!ど、え、な、なんで入ってくるのさ!」
「ちょっと洗面所の石鹸がきれたから借りに来ただけよ。それよりどうしてそんなに驚くのよ、
こっちの方がびっくりしちゃうじゃない」
「びっくりしちゃうって・・そりゃそうだよ!例え親子でも急に人が入ってきたら誰だって驚くよ!」
「…そんなものかしらねぇ。まあいいわ、お邪魔しました、きゃあ!?」
「うわあ!」
痛い・・うーん、あれ、どうして濡れているの?
「母さん!母さん!大丈夫!?」
急の事で流石のユイも何が起こったのか分からない。上半身、そして髪の毛が濡れていることから
どうやら何かに足を滑らせて湯船に突っ込んだらしい
「え…ええ。大丈夫よ」
「もう、びっくりしたぁ。案外おっちょこちょいなんだね。それより大丈夫?ずぶ濡れだけど…」
そうね、どうしようかしら・・・そうだわ
「ちょ、ちょっと母さんなにやってんの?」
「何ってこのままだと風邪引いちゃうでしょ?どうせ濡れてしまったなら
乾かすよりそのまま入っちゃった方が手間が省けるじゃない」
「だからって、そのまま入らないでなんか身に着けてよ」
「・・はあ、わかったわよ、じゃあちょっと待っててね。そうすれば背中流してあげる」
そう告げてユイは浴室から出てどこかに行ってしまった
「ほらシンジ、これなら大丈夫でしょ?」
「何が大丈夫なんだよ・・バスタオルを羽織っただけじゃないか」
「細かいことは気にしないの、そんなことよりもこっちへいらっしゃい。背中流してあげるわ」
「いいよお」
「なにを遠慮しているのよ、赤ちゃんのころは毎日隅まで洗ってあげてたのに」
きっとこれ以上何かを言っても言い包められてしまいそうなのでシンジはしぶしぶ浴槽から出て
ユイがぽんぽんと叩いた椅子に座ることにした
ゴシゴシ
「ねえ、シンジ…」
「ん?」
「大きくなったわね」
突然そう呟く
「私ね、ほら、ずっとエヴァの中にいたじゃない?あの中ではこの世界とは時間の流れが全然ちがうの」
「シンジにとっての10年も私にとってはほんの数ヶ月。だからね、なんだか私が何から何まで助けてあげて
いた息子がこんなに洗い甲斐のあるおおきな背中を持つようになるなんて何だか不思議な気分」
「最初はちょっとだけ、息子なんだけど息子じゃないのかもしれないような変な気分だったわ」
「・・・」 シンジは黙ってユイの言うことを聞いている。
ゴシゴシ
「でもやっぱりあなたは私の息子。しばらく一緒に過ごしてみてそう感じるの」
「何気ないしぐさとか、そういうのもあるんだけどそれ以上に何か上手く説明できない
けど感じるものがあるわ
ゴシゴシ
「ねえ、シンジ…」
「ん?」
「大きくなったわね」
突然そう呟く
「私ね、ほら、ずっとエヴァの中にいたじゃない?あの中ではこの世界とは時間の流れが全然ちがうの」
「シンジにとっての10年も私にとってはほんの数ヶ月。だからね、なんだか私が何から何まで助けてあげて
いた息子がこんなに洗い甲斐のあるおおきな背中を持つようになるなんて何だか不思議な気分」
「最初はちょっとだけ、息子なんだけど息子じゃないのかもしれないような変な気分だったわ」
「・・・」 シンジは黙ってユイの言うことを聞いている。
ゴシゴシ
「でもやっぱりあなたは私の息子。しばらく一緒に過ごしてみてそう感じるの」
「何気ないしぐさとか、そういうのもあるんだけどそれ以上に何か上手く説明できない
けど感じるものがあるわ
「そっか。」 シンジにお湯をかけるユイ
ザパーン
「はい、おわったわよ。」
「ありがと」
「じゃあ今度は私が流してもらう番ね」
「へ?だ、駄目だよ!」
「あら、どうして」
「だって背中流すんだったらバスタオルを取らなきゃいけないじゃないか!」
「ああ、そういうこと。。大丈夫よ。それともなに、見てみたいのシンジ?」
「そ、そんなこと一言も言ってな「なら特別に見せてあげましょうか」
「うわあ?!」
うにゅん?
投下してる人GJでつ
某所のコピペだけどな
「み、水着?」
「そうよ。だから最初に言ったでしょ、大丈夫だって・・ね?」
「まあそうだけど…でも、じゃあ何でビキニなのさ」
「いいじゃないそんなこと。それより流してくれるの、背中?」
「もう、わかったよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
初めて見るユイの背中。
肌はとてもキメが細かく白く、ウエストもくびれている。
おまけに38歳なのに肌はもろともせずに水を弾いて玉を作っている。
少しの間見入ってしまうシンジ
じゃあ…いくよ」
「ええ」
(や、やわらかい・・)
「こんな感じでいい、かな?」
「ええ、ちょうどいいわ。案外上手なのね」
「あ、あり、がとう」
「?どうしたの、そんなにどもったりして。」
「へ?!そ、そんなことないよ!」
「そう」
実はユイの背中の感触にどきどきしていたシンジ。しっかり顔まで赤くしていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふわぁ〜。それじゃあ、もうねましょうか」
風呂を上がってから何をするでもなくうとうとしていたシンジもユイに
そう言われて一緒に寝床へ向かう
「あらあ、ちょっと。髪の毛まだ濡れてるじゃないの。しょうがないわねえ、こっちにいらっしゃい」
手にはバスタオルを持っている
そしてシンジも半分眠気まなこな目をしながらぼーっとした表情でユイの方へてけてけと歩いていく
「ふふ。ちゃんと髪の毛は乾かさなくちゃ駄目よ」
そう言いながらゴシゴシと拭いてやるユイと心なしか気持ちよさそうな顔をしているシンジ
「じゃあおやすみなさいシンジ」
「うん、おやすみ母さん」
深夜。ユイは目が覚めてしまった
うーん、ちょっと水分とり過ぎたかしら・・・
そう思い、隣で寝ているシンジを起こさないように注意しながらトイレに向かう
そして用を済ませたユイは行きと同じ様に少し気をつけて寝床に入る
「母さん?」
「あら・・起こしちゃった?」
微妙にバツの悪い顔をするユイ
「ううん、ちょっと前から起きてた。あのさ…そっちに行ってもいい?」
「?いいわよ」
横向きになって寝ている自分の背中から聞こえてくる声にそう答える
「ねえ、母さん。」
「母さんってさ、何だか不思議な人だよね」
シンジは目の前にあるユイの背中に向かってそう言う
「あら、どうして?」
「僕が母さんの顔を病院で最初に見たとき…この人があなたのお母さんよって
ミサトさんにそう言われてもなんかしっくりこなかったんだ・・」
「思ってたよりもずっと若かったっていうのもあったけど・・なんか大きくなった綾波に
見えて」
「・・・・・」
「前にリツコさんにね…母さんのクローンが綾波なんだって聞かされた事はあったんけど
実際に見てみると・・やっぱりなんだか・・ね・・」
「でも。話してみると思ってたより話しやすくて。」
「それから何週間か経って一緒に住もうって誘ってくれた」
微妙にバツの悪い顔をするユイ
「ううん、ちょっと前から起きてた。あのさ…そっちに行ってもいい?」
「?いいわよ」
横向きになって寝ている自分の背中から聞こえてくる声にそう答える
「ねえ、母さん。」
「母さんってさ、何だか不思議な人だよね」
シンジは目の前にあるユイの背中に向かってそう言う
「あら、どうして?」
「僕が母さんの顔を病院で最初に見たとき…この人があなたのお母さんよって
ミサトさんにそう言われてもなんかしっくりこなかったんだ・・」
「思ってたよりもずっと若かったっていうのもあったけど・・なんか大きくなった綾波に
見えて」
「・・・・・」
「前にリツコさんにね…母さんのクローンが綾波なんだって聞かされた事はあったんけど
実際に見てみると・・やっぱりなんだか・・ね・・」
「でも。話してみると思ってたより話しやすくて。」
「それから何週間か経って一緒に住もうって誘ってくれた」
「ええ」
「正直、嬉しかったっていうのも勿論あったんだけど、助かったってっていう気持ちの方が大きかったんだ」
「ミサトさんの家に居るのはもう限界だったし・・」
「だけど、こうやって一緒に住むようになって、色々話して」
「会ってまだそんなに経ってないけど。でも母さんは今までの誰よりも僕を見てくれた」
「だからっていうわけじゃないんだけどさ、一緒に住み始めてから毎日が嬉しいんだ」
「ありがとね、母さん」
「シンジ・・・」
それまでずっと話を聞いていたユイは振り返ってゆっくりとやさしくシンジを抱き締めた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ありがとう…」
対するシンジはきのうと同じ様にドギマギしているものの
どこかいつもと違う雰囲気をユイから感じ取っていた
「今までごめんなさいね」
「あなたについていてあげられなくて・・」
「か、母さん!?」
自分のパジャマがほんの少し濡れているのに気付き上を見上げるとユイが瞳を潤ませていた
「・・辛かったでしょう?長い間独りぼっちにさせて」
そう・・・ゲンドウさんに見捨てられて、呼び戻されてもいきなり
エヴァに乗せられて。親友も自分の手で握り潰して・・
それなのに私は、他の人に任せることができなっかったからとはいえ
取り込まれることも半ば予想できていたアレに乗った・・、
おまけに自分勝手な『人が生きた証を残したい』なんて理由でシンジの、
大事な息子のことを本当は考えていなかったかもしれないわ
「でも帰ってきてくれたじゃない」
「え?」
「僕、母さんが帰ってきてくれてすごく嬉しかった」
そう言いながらゆっくりユイの体に頭をうずめるシンジ
「きっとさ、いてくれなかったら・・アスカのことも駄目なままだったと思う」
「それにたしかに長い間会えなかったけど・・こんなにも僕の事真剣に考えてくれたの母さんだけだったよ」
「・・・」
「だからそんな悲しい顔なんかしないでよ。母さんは笑顔の方が似合うんだから」
「シンジ・・・・ありがとう…」
それまでユイの瞳にたまっていた涙が、ひとしずくの線になって顔の上を流れる。
しかしその表情は暖かく、カーテンの隙間から差し込む月の光とも相まって美しい、
シンジの心を根こそぎ持っていってしまう程のものであった
「ありがとう、シンジ」
もう一度強くだきしめて、おでこにそっと自分の唇を重ねる
「私は幸せ者ね。こんないい息子を持てたんだから」
「!?!?・?」
ようやくこちら側の世界に戻ってきた途端に今度はキスをされて思わず卒倒しそうになるシンジ
「わたし、帰って来れて良かったわ。これからもいっぱい仲良くしましょうね。」
「ね、シンジ。。。。シンジ?」
「え、う、うん!そ、そうだね」
「ふふ、顔赤くして。へんな子」
「それじゃあおやすみなさい」
「うん。おやすみなさい」
二人は寄り添うようにして仲良く眠りについた
一応これで終わり。途中さげれなくてスマソ
乙!
蛇足をつけてみる
「はい、シンジ」
「ありがと」
あの晩から数ヶ月、今日も普段通りの朝食
「美味しいよ」
「そう?よかったわ」
「それじゃいってきまーす」
「はーい、いってらしゃーい」
学校への途中、前方にアスカを発見する
「アスカ〜!」
「ん?…あら、シンジじゃない。今日は早いのね」
振り返るアスカに駆け寄るシンジ
「そうかな?あんまり朝は時計見ないからわかんないや」
「ふーん、前はあれだけ気にしてたのに…人間変わるもんねぇ」
「あれは、主夫してたからだよ。あの限られた時間で
皆を起こすのとご飯とお弁当作るのを一度に全部やらなくちゃいけなかったし」
「ふうーん」
「アスカこそ一緒に住んでた頃よりも早いんじゃない?」
「起きる時間が早くなったのよ」
「どうして?」
「ハア!?どっかの主夫がいなくなっちゃったせいでそれまでのを
全部肩代わりしなきゃいけなくなったからに決まってんでしょ!」
「はは・・そう言えばそうだったね(苦笑)」
「もう!ミサトはあの年になってもぐうたらだし。ホントお荷物よ!お荷物!」
「今朝も・・・・」
:
:
「シンジ〜!ご飯食べるわよ〜!」
「わかったあー、先に行っててー」
ヒカリがトウジとくっ付いたせいであぶれた二人は、
昼を屋上で一緒に摂ることが最近の習慣になっている。最初こそヒカリにふてくされていた
アスカだったが今ではまんざらでもない様だ
「じゃーん!どう?すごいでしょお」
「うわあ、ほんとだね」
アスカのお弁当に今日も感心しながら自分の包みも開ける
「うぐ…やっぱりやるわね、ユイさん」
:
:
「ねえ、あんた今週の日曜日ひま?」
「?まあ予定はないけど・・どうして?」
「ヒカリがさ、遊園地のチケット貰ったんだけど鈴原が部活の試合があるのよ」
「それで応援に行っちゃうとチケット無駄になっちゃうから私にくれるって・・」
「あんた、ぼけぼけっとしてるからどうせ休みの日もごろごろしてるんでしょ?
だから偶には外にも、って誘ってあげてんのよ」
「いいの?僕なんかで」
「ア、アタシがいいってんだから良いに決まってんでしょ!」
「そっか、わかったよ今週の日曜ね。ありがと」
ぐつぐつ。
結局一年中夏日なことに変わりないので冷たいものが食べたい
とリクエストしたが『そんなことではますますバテてしまうわ』というユイの半ば強引な
意見によって目の前のテーブルにはグツグツと煮えかえるキムチ鍋が陣取っていた
「シンジはお茶でいい〜?」
そう言いながらぱたぱたとスリッパの音を立てて台所の奥からやって来るユイ
「うん、ありがとう」
「はい、どういたしまして。それじゃあいただきましょうか?」
「ねえ今週の日曜日ひま?」
「うん?どうして?」
「じつはねえ、家の衣替えも兼ねて一緒に家具を見に行きたいのよ」
「そうなんだ。うん、わか・・・あ・・」
頷き掛けて急にアスカとの約束を思い出すシンジ
「どうかしたの?」
「・・うん。実はさ、今週の日曜は友達と遊園地に行く約束してたんだ」
「あら、そうなの。誰と行くのかしら?」
「ひょっとしてアスカちゃん?」
「な、なんでアスカが出てくるのさ!!」
「そりゃあそうよ、それ位の歳の子の誰が男だけで遊園地に行くって言うのよ」
「うぅ…そうだよ、アスカと行くんだ。だから悪いけど一緒には行けないよ!!」
「び、びっくりするわねえ。分ったわじゃあ私独りで行ってくるから貴方はちゃあんとエスコートしてあげるのよ」
「もう、わかってるよ。じゃあいただきます」
「はい、どうぞ」
うーん、なんでだろ。やっぱり美味しいや、市販のものしかつかってないんだけどなあ・・・
「母さん、お風呂上がったよー」
「わかったわー」
何やら最近始まったドラマに夢中でシンジの言ったことには上の空のようだ
そんなユイからテーブルに目を移すとなんと万札が2,3枚無造作に置かれているではないか
「シンジー、それデートにでも使いなさーい。」
後ろに目がついているかの様な絶妙なタイミングで話しかけるユイ
「え、でも・・なんでこんなに・・・??」
そう言ったがもうドラマに見入っていてシンジのことは殆ど聞こえてないようだった
「わかった。ありがと母さん」
それ対してもユイはテレビに視線を向けたまま手で答えるだけであった
多少の違和感を抱えながら寝床に向かう途中唐突に
『ユイさんは世界でも有数の名家のお嬢様なのよねえ』
母がサルベージされた頃ミサトに何気なく言われた一言が思い出された
日曜日
「それじゃあいってくるね!」
「はーい、いってらっしゃい」
「ちょっとお!、お・そ・い・じゃ・な・い!バカシンジ!」
「なんだよ、たった3分遅れただけじゃないか」
ジロリ
「なによ、口答え?!」
「い、いやそうじゃないけど・・・」
「ふう、まあいいわ、ほら行くわよ」
以下シンジとユイが子作りに励む流れに変わります
↓
985 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/06/29(金) 21:42:23 ID:y0SxatTN
また続きは需要があればそのうつ書いて投下汁よ
できればユイさんが天使と小悪魔の顔を使い分けてシンジをラブラブに喰い倒す奴を一つ。。。