91 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/09(火) 14:48:54 ID:+fROkj81
>>100、お前は生きろよ!鬱なっても死ぬな!!!
↓神
.「\ /`ヽ、 /7
ヽ \ 二立コヒ二┼‐┼‐┼ _ヒゝ ニニ! / /
ヽ ヽ ニフK_ノノ〒 |__二二,ノ| |ヽ|__、 / /
ヽ ヽ 、、 | | | 〉,、 / / _
、 ヽ ヽ ヾ\ ̄\ .| .| | || .〉 / ./ / _,.ゝ
\`''‐- 、、._ \ー、_ゝ ヽ_ゝ\\ / | └――ーi| || | l 、、 / /ι-'''" _,. ‐--ァ
\ `''ー- 、\ ____ \! | ┌一'> 」 || | | | ___/ /'''''7 _,. -‐''"_,.-‐''"
`''ー、 \\ \ ヽ | |二ニヽ ! ./ / /|_〃.| | | | _,.-‐''ン''"_,..-‐''"
`''ー"< ┌" .\ \ ヽ |___ V | ./ 「 .| | | / / ̄/ > `‐''"
ヽ ヽ__\ ,| ヽ ┌‐ァ /_,..-‐''"> | ./ \/ / ノ / <" / ,/
/ ̄ ̄ ̄ _,,....ゝ ` ヽ ! 「、"< _,.-''" .|./ ,/ ,/ /,/ / /
/_,,...--一'''''"´ ヽ | レ `'' .l/ / /// //
"´ ヽ| //  ̄ `
>>54のつづき
現に、この祭りも県、地元署、箱根会の三人四脚で運営している。
今回、俺たちは箱根会の冬月会長直々の命令で、出店の不正行為取り締まりをしているのだ。
上納金を納めず、断りもなく勝手に店を出したり、客を脅して品物を売りつけようとするような悪徳業者がいれば、
即座に追い出し勧告を出す。従わない場合は警察の手入れ要請をする。
どちらかというと、箱根会はクリーンなイメージがつきまとっており、地元でも悪評は少ないほうだ。
やはり、インテリの冬月会長が采配を振るうだけに、暴力に訴えて解決することは慎め、というのが暗黙の了解となっているからだろう。
もう、祭りの用意が町では始まっている。
それから2週間ほど経ったある日。「兄貴!!」金城が息を切らして駆けつけてきた。
「どうした、顔色が悪いぞ。食当たりか?」俺は軽く受け流した。
もちろん、これほど重大な事態は、思ってもみなかったからというのは、言うまでもない。
金城はしばらく間を置いて、「箱根会の冬月会長が・・・・・殺されたんです!!」
怒ったように吐き捨てた。
「冬月会長が・・・・・殺された!?」俺はしばらくの間、物も言えなかった。
曲がりなりにも箱根会三代目として、あのでかい組と、四万三千人の極道を支えてきた大人物だ。
箱根会は土台を、柱を失った。次の会長は誰か・・・・・!!
窓の外に降りしきる雨の音をそれとなく聞きながら、俺はぼんやり考えていた。
「・・・・車はスカGだそうです。」俺は、六分儀組長と差し向かいで、金城から聞いたことをつぶさに語った。
冬月会長は、散歩中に車から撃たれて死んだ。夜だったのであまり分からなかったが、
撃った車が走り去ったのを近くの住人が見ていた。テールランプの特徴的な形から、
日産のスカイラインだろうと思われている。この車は、箱根会の極道が好んで乗る車の一つだ。
「目星を付けるなら・・・・木元組か田山組の若衆だろうな。」組長は思い当たるふしがあるらしい。
木元組は、木元一史(きもと・ひとし)組長が切り盛りする、四百人程度の組だ。
木元組長は、先代の箱根会会長・池山会長のころから幹部をしている古顔だ。
冬月会長の代になってから、自分の組を与えられて羽振りがよくなっている。
一方の田山組は、千葉から移ってきて箱根会の傘下に入った新参者だ。
だが、田山龍太組長をはじめ、幹部衆も冬月会長の世話があったからこそ、今の立場にいられるのだ。
結局、どちらを取っても冬月会長を殺害する動機はないのだ。
では、真犯人がいるのか?ここに至って、『第三の組』の存在がクローズアップされつつあった。
;゚д゚)<死ねばいいと思うよ!!
Σ(゚Д゚;ヒデェ!!
めんどうなんで、途中すっ飛ばして肝心のところだけ言う。
「フリアグネの汚いやり方」より、「悠二、怒りの咆哮」
あらすじ
シュドナイの罠に陥ったシンジの救出に成功した悠二とシャナ。
だが、その隙を突いたフリアグネは、ファントムの支援を借りてさらなる作戦を実行しようとしていた。
第二の魔の手が六分儀組を、そして悠二を襲う・・・・・
シュドナイから斬り落とした俺の左腕は、翼手の腕だ。
その気になれば、人間ぐらいは絞め殺せるだろう。
あの切り裂きディーヴァと対等に戦える自信はないが、
フリアグネぐらいならなんとかなるだろう。俺は根拠のない自信に突き動かされ、ひたすら走った。
「港にある、空家の高層ビルだ!!そこの屋上にフリアグネがいるはずだ!!!」
一応、金城を先に向かわせておき、俺はシンジとシャナの二人だけを連れ、後から合流するつもりだった。
「悠二、電話だ。金城から。」シンジが携帯電話をすばやく渡す。
俺は半ばひったくるように受け取り、電話に言った。
「金城、そっちはどうだ?」
『兄貴・・・・ファントムの部下が裏口を固めてます・・・・早いこと・・・・・』
電話が切れた。俺たちは、地下からエレベーターで一気に三十階の屋上まで上った。
エレベーターが動いているのが、待ち構えているような不気味さをたたえていた。
俺たちは、屋上に出た。
シュドナイと愛染の兄弟、そしてフリアグネ連合の構成員が現れる。
「ふっ・・・・また会ったな、六分儀組舎弟頭・坂井悠二!!」
シュドナイが貫禄のある声で叫ぶ。俺は軽く受け流し、返した。
「因縁めいた話だが・・・・・ここで終わらせるぜ。」
シュドナイは少し黙ったが、一拍おいて「そうだ。貴様にいいみやげがある、持って行け。」
フリアグネ連合の構成員が、何かを投げ捨てるように突き倒す。
既に殺された女の死体が、地球の重力に従って難なく倒れ伏した。
「一美・・・・・・」俺は、見事にはめられていたのだ。奴らはシンジを殺すつもりなどさらさらなかった。
シンジを殺すと見せかけて俺をあぶり出し、その隙を狙って、
俺がディーヴァの紋章を預けた一美を殺し、ディーヴァの紋章を奪還しようと考えていたのだ。
シュドナイは、俺の怒りに火をつけるかのように、さらに続ける。
「お前の部下、金城も今ごろはあの世行きだろうよ・・・・・」
俺は、夜の空に怒りの咆哮をぶちまける。「うおぁぁぁぁぁぁ!!!」
刀を抜き、正面の敵に斬りかかっていった。
なんかblood+みたいなの!
自作自演も疲れるぜ
∧_∧ フー
(゚Д゚Λ)_Λ
( ̄⊃ ・∀・))
| | ̄| ̄
(__)_)
な、なに見てんだ
∧_∧ ゴルァ!
( ゚Д゚Λ_Λ
( ̄⊃ ・∀・))
| | ̄| ̄
(__)_)
>>105のつづき
敵は五十人ほどいるようだ。圧倒的に不利な状況である。
俺たち三人は、群がるフリアグネ連合の構成員をかたっぱしから斬り捨て、
少しでも有利な戦況で戦おうと考えた。
数分でザコを殲滅し、いよいよ宿敵・シュドナイとの全力勝負が始まる。
「ふっ・・・・・なかなかやるようだな。さすがは六分儀の懐刀を自称するだけのことはある。」
シュドナイは、まだ余裕を残しているらしい。
自分の配下は全滅し、数のうえではアドバンテージを失ったというのに、だ。
「手加減はしねぇ・・・・・決着を付けさせてもらうぜ。」
超合金の刀・卍蔓の威力を発揮するときだ。
日が沈みかけた夕方の空を背景に、
かすかに海の香りがする風が、高層ビルの屋上に吹きつける。
「あはは、みつけた。『にえとののしゃな』!!」
場に似つかわしくない、甲高い笑い声が沈黙を破る。
シンジがそれを聞いてチッと軽く舌打ちをする。
「・・・・黙ってすっこんでろ、さまないと首が落ちるぜ。」
俺は左右の二人に目配せをしながら、命令を出す。
「シャナ、あのいまいましいガキを倒せ。シンジはもうひとりの奴をやれ。
・・・・俺はシュドナイと決着(ケリ)をつける!!!」
第2ラウンド開始。ついに、宿敵・シュドナイを倒すときが来た!!!
訂正
「さもないと」は「さまないと」の間違いでした。
訂正いたします。
シャナってまんまアスカじゃん。
指定暴力団箱根会直系、六分儀組舎弟頭・坂井悠二。
書いてみると、意外に長い肩書きなんだよなー。
;゚д゚)<死ねばいいと思うよ!!
Σ(゚Д゚;ヒデェ!!
113 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/14(日) 01:05:59 ID:+PAT0zTC
まじチンコかゆい
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ディーヴァ、 |:.//:. /ヽ/:. :. :. :. :. :./:. :. :. :. :. :. ヘ. r‐、>、 \. ソ
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/:. :. :. :. :.ハ ` ヾ メ:ヽ:. :. :. :./:. :. :. :/ 弋三/|:ニヘ; ; ; /l : . :. :|
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ゝ :| / ` ニ'.‐――'/| ∧/: |
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はぁ!?聞こえなかったけど!!!
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ノ´⌒`ヽ三三三三三三三i三.ノ´⌒`ヽ、
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_,,,.-―''''"_,,,.-―''''"|コ ̄ ∪i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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>>117 /:. /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.\ ィ┴-ミ`ヽ, よし、許可する。
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>>108のつづき
シュドナイの武器『神鉄如意』は凄まじい勢いでコンクリートの外壁を叩き壊し、俺のほうに迫ってくる。
あの武器こそ、かつて俺の手を石化させ、瀕死に追い込んだ悪魔の槍だ。
敵ながら、奴の槍さばきは高く評価したいと思うぐらいだ。なんたって、この俺が追い込まれかけてるぐらいだからな。
「そうだ・・・・そうこないとやりがいがねぇな!!ガゼン熱くなってきたぜ!!!」
俺は気を張って、敵の一挙一動に集中している。風のように速く、氷のように鋭い敵の攻撃をかわしながら、隙を見出すためだ。
だが、それでも気のゆるみがあったことは否めない。なぜなら―――――――
「悠二!!」シャナの叫び声で俺は我に帰り、とっさに体をひねって敵の攻撃をかわした。
シャナが気づいてくれなかったら、俺は今ごろあの槍で突き刺され、あの世行きになっているところだった。
半人半獣の翼手『シュヴァリエ』といえども、不死身ではない。
翼手殺しの武器「徒の宝具」によって傷つけば、確実に死ぬ。
俺は心の中でシャナに礼を言いながら、再びシュドナイに向かっていった。
遠くで、シンジが何か叫ぶのが聞こえた。「決まったぜ、敵をやった!!」
俺は視界の端に、ライトで照らされた屋上のコンクリートに叩き付けられたシンジの敵―――――――――
『愛染他』ティリエルが倒れ、動かなくなるのを捉えた。
「行くぜ・・・・・あいつが勝ったからには、俺も負けちゃいられねぇ!!!」
;゚д゚)<死ねばいいと思うよ!!
Σ(゚Д゚;ヒデェ!!
122 :
碇の息子:2006/05/22(月) 18:08:08 ID:7mohTYH7
123 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/22(月) 18:40:18 ID:JQEqnJzb
何この痛い1は?
>>120のつづき
そして、俺は再びシュドナイに立ち向かっていく。
奴もそろそろ苦しくなっているようだ。
3対3の戦いを3対2に持ちこまれ、おまけにシンジの掩護射撃を受けているので、
実質的にはソラトVSシャナ、俺+シンジVSシュドナイの図式が成立しているのだ。
シュドナイは、ついに隙を見せた。もっとも、俺たちですら予想もしていなかった展開ではあるが。
「兄貴!!」非常階段から、金城が現れた。そこに気を取られたのだ。
俺はすかさず、シュドナイの腰を薙ぎ払った。だが、奴は身のこなしも素早く、隠し持っていた拳銃を発射した。
「おのれ、よくも邪魔を!!」拳銃の発射音と同時に、金城が倒れた。
怒る気もしなくなった。一美が殺され、今また金城が撃たれたというのに、だ。
頭の芯が冴えわたり、視界がくっきりと見えた。一呼吸置いて、言う。
「シャナ、交代しろ。お前がシュドナイを殺れ!!」
一瞬の間隙も見せず、俺とシャナはポジションチェンジする。
俺は、左腕の封印を解いた。坂井悠二という一人の人間を、シュヴァリエたらしめる悪魔の封印を。
「シュヴァリエ、きみも地獄におとしてあげるよ。吸血鬼(ブルートザオガー)でね!!」
奴は身のこなしをもすばやく、剣を振りかざして迫る。だが、所詮俺の敵ではない。
俺は剣を弾き飛ばすと左腕を伸ばし、奴の白い喉をつかみ上げ、思い切り力を込めた。
「く・・・・くくっ・・・・・!!」奴は声にならない叫び声を上げた。
それが、『愛染自』ソラトの最期だった。俺は何のためらいもなく、屍の頸を折った。
死体を投げ捨てると、即座に奴の剣を拾う。なるほど、なかなかいい剣だ。
剣を拾い、あらためて振り返る。シュドナイがふらつくのが見えた。
シャナが叫ぶのが聞こえた。「悠二、とどめを!!!」
全身に力がみなぎってきた。今しがた奪い取ったばかりの剣を、シュドナイの心臓めがけて投げつける。
剣はあやまたず、シュドナイの心臓に突き刺さった。
;゚д゚)<死ねばいいと思うよ!!
Σ(゚Д゚;ヒデェ!!
>>124のつづき
「バカな・・・・この私が・・・・!!」
シュドナイは後にのけぞると、バッサリ倒れた。
「やっと、だな・・・・・」俺は流れ落ちる汗を手の甲でぬぐい、
倒れているシュドナイを一瞥する。
わずか数十分で、高層ビルの屋上は凄惨な死体置き場と化していた。
そのうちの一人に、近づいた。
「・・・・・・一美。」俺が奪い取ったディーヴァの紋章を、きれいな宝石だと言った。
南関東でも名の知られる極道であり、翼手の血が流れる「シュヴァリエ」。
この十年そこらかで、俺は豹変してしまった。だが、一美にとっての俺は、六分儀組舎弟頭でもなければ、シュヴァリエでもない。
一人の人間としての俺を、理解してくれていたのだ。
俺は、あらためて一美の死に顔に目を落とす。生きていたときとほとんど変わらない。今にも起き上がってくるのではないかと錯覚するほどだ。
だが―――――――――それは起こりえないことだ。
唯一の救いは、心臓を突き刺されていたことだろう。死の苦しみを味わうことはなかったわけだ。だが、そうでない者は・・・・・
俺は表情を翳らせ、金城のもとに駆けつけた。
「金城!!」俺はいてもたってもいられなくなり、叫んだ。
「兄貴・・・ヘマやっちまいましたよ・・・・・らしくないぜ・・・・」
肝臓を撃たれたらしい。どす黒い静脈血が流れ出した。弾は貫通しているので、かろうじて助かるかもしれないが・・・・
「金城、しっかりしろ!!」シンジも近くで呼びかけるが、反応はない。
シャナは少し離れて、心配そうな面持ちで見守っている。
「ゆかりさん・・・・でしたっけ・・・・・」シャナはふいに名前を呼ばれ、振り向いた。
「ディーヴァの奴は紋章を奪って・・・・・フランスへ帰ろうとしてるみたいです・・・・・・
日本(こっち)にいる間に・・・・やっちまって下さい。」
シャナは力強くうなずいた。
金城は肩で息をついて、「すまねぇな、咲耶。できればお前のいるところで死にたかったけど、ヤクザは・・・・自分の家じゃ死ねないからな・・・・・
剛志・・・・健介・・・・間違っても、俺みたいなヤクザになるなよ・・・・・」
そこで言葉を切った。俺は、今死のうとしている金城と、世にいう富豪どもと、どちらが幸せか考えていた。
確かに、不慮の死ではあったが、仮にも舎弟頭補佐という地位まで登りつめたのである。たった二十六年の人生ではあったが、
金城のほうが、ある意味恵まれてたのではないだろうか・・・・・
「兄貴・・・・・須藤さんには連絡とってありますんで・・・・・ディーヴァを・・・・・」
その先は続かなかった。六分儀組舎弟頭補佐・金城、死す。二十六歳。
鉄の街は、相変わらず無表情だった。
「・・・・・帰ろう。ここには、何もない。」
長い沈黙の後、シャナが一言、言った。
俺とシンジはうなずいて、ヘリコプターを始動させた。
ゆっくりプロペラが旋回し、ヘリは飛び立つ。
高層ビルはやがて小さくなり、夜の街に消えていった。
;゚д゚)<死ねばいいと思うよ!!
Σ(゚Д゚;ヒデェ!!
指定暴力団箱根会系
坂井悠二(さかい・ゆうじ)
本作の主人公。箱根会直系・六分儀組舎弟頭で、
南関東では名の通った極道である。
宿敵・シュドナイとの戦いにより相討ちになるも、
切り落としたシュドナイの左腕を、崩壊した自分の左腕に接ぎ、人を超えた存在『翼手』になる。
そして、翼手殺しの剣士『フレイムヘイズ』のシャナや六分儀組の面々とともに、
翼手の指揮官であるシュヴァリエや、『紅世の徒(ぐぜのともがら)』との戦いを開始する。
碇シンジ(いかり・しんじ)
本作の準主人公レベルな人物。箱根会直系・六分儀組の若頭で、
組長・六分儀ゲンドウの養子でもある。熱くなりやすい性格だが、
刀を使えば右に出るものはいないほどの強さで、シュヴァリエとも渡り合えるほどである。
金城(きんじょう)
箱根会直系・六分儀組舎弟頭補佐。悠二の頼れる弟分である。
六分儀組幹部の中では最年少の二十六歳だが、結婚しており、子供も二人いる。
六分儀ゲンドウ(ろくぶんぎ・げんどう)
箱根会直系・六分儀組の二代目組長。
伯父の跡を継いで二十七歳で組長になり、二十年以上も組の大黒柱として、勢力を維持してきた人物。
最近は持病の糖尿病により、一線引退の危機に陥っているが、依然、組長の座はゆるぎない。
側近・悠二と養子・シンジに全幅の信頼を置き、自分亡き後は二人に組を任せようと考えている。
城ノ宮浩一(じょうのみや・こういち)
箱根会直系・城ノ宮組組長。新興勢力の最高司令官として、箱根会内部での発言力を強めていく。
悠二とは中学時代の親友であり、お互いに手の内を知りつくしている。
もとは六分儀組に協力する勢力だったが、反旗を翻し、六分儀組との対立を深める。
さらに、箱根会会長の座をも狙っている。その野望は果てしなく続く。
金丸肇(かねまる・はじめ)
箱根会直系・城ノ宮組若頭。
城ノ宮の弟分で、悠二とも親交のあった、礼儀正しい極道である。
銃器を愛し、とくにマシンガンを好む。
新堂章(しんどう・あきら)
箱根会直系・城ノ宮組若中。
冷酷非道な性格で、箱根会乗っ取りの画策で中核を担う、組の参謀格。
冬月コウゾウ(ふゆつき・こうぞう)
箱根会三代目会長。二十年間にわたって箱根会の頂点に君臨し、
四万三千人の極道を率いる、南関東の重鎮。
事業家だった父の死後、莫大な遺産を受け継ぐと、経済力を背景に味方を増やし、
勢力を拡大し続けた。かなりのインテリで、粗暴なやり方を嫌う。極道としては異色の存在である。
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|:/! :.:::| ::::ハ : ::∧::::八. .:::::i\..::::::l \::::\::::l :::::::::l::::::::::: ! |
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! ! :. ;小、.:::::{ 代ート、 ヽ ..::l >七´__,ィ=-、.」 :::::::::j::::::::;::: l:,'
', :::: l:: \::ムx≠于=ミ、\ヽ x=≠旡丁 `ドレ! ::::::::;イヽ ::i:::::リ
ヽ:::::lヽ::::\<ヾハ{.::::ヽヽ _ { V、::::::.}├| :::::∧ l:::,' .::/
\l ∨::{!ハ Vzイ} {!⌒ヘ} r'zィリ / l .:::/ } ,ノ/l:::/
` ',:::ゝム ー' / ヽ、  ̄ノ' | ::/ フ´::/ ル′
ヽ::::`ヘー ‐ '´ '  ̄ |.::/´;::〃/ ぎゃーぎゃーうるせえよ汚臭豚ども
ヽ::::{\ ャ‐、 jl:/::/:/ ″
\:ヘ ヽ 、 ¨ //イ::/V
\! ヽ>,、 , イ 〃:|::ト、
ヽj父rー<: : : : : : : {::l) ヽ、
/...::::::| : : : : : 'y' \
/ .::::::/ノ : : / \
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『狩人』フリアグネ
『紅世の徒』を指揮する、フリアグネ連合の会長。
右手に仕込んだハンドガンで敵を打ち倒し、刀で切り裂くという戦法を得意とする。
冷酷極まりない性格で、手段のためには目的を選ばない。
骨董品集めが無上の趣味で、シュヴァリエの指揮官・アンシェルに
秘蔵のワインを売ってくれるように交渉したことがある。
『千変』シュドナイ
フリアグネ連合の戦闘隊長。悠二の宿敵でもある。
典型的な武闘派で、必殺の槍『神鉄如意』を振るって戦う。
かつて、悠二と相討ちになった際に左腕を切り落とされたが、再生している。
プラチナブロンドの髪をオールバックに束ね、サングラスに背広という、
二枚目気取りの男である。背中に虎の刺青がある。
なお、シュヴァリエのメンバー・ファントムの弟である。
『愛染自』ソラト
シュドナイの知り合いである殺し屋『愛染』兄妹、その兄である。
妹・ティリエルとのタッグを組んで、フリアグネ連合の作戦に協力する。
普段はおとなしい青年だが、戦いになると人格破綻を引き起こし、
大剣『吸血鬼(ブルートザオガー)』を振るって戦う。
『愛染他』ティリエル
シュドナイの知り合いである殺し屋『愛染』兄妹、その妹である。
兄・ソラトとのタッグを組んで、フリアグネ連合の作戦に協力する。
武器はないが、素手で人間を絞め殺すほどの力を持っており、実は兄より強いのが自慢。
ファントム
ベトナムにあるフランス人学校の理事長で、地元屈指の富豪だが、その正体は血に飢えた『翼手』である。
翼手の指揮官『シュヴァリエ』のメンバーであり、フランスの製薬会社社長・ソロモンとは旧知の仲。
一見残虐そうに見えるが、本来は、音楽や漢詩を愛する風流な人物。
なお、『千変』シュドナイの兄である。
ソロモン
フランスの製薬会社『サンクフレシュ・ファーマシー』の社長。
翼手の指揮官『シュヴァリエ』のメンバーであり、ファントムとは旧知の仲。
争いを嫌い、翼手と人間の共存をめざす、シュヴァリエの中では異色の存在である。
アンシェル
『シュヴァリエ』の指揮官。
貫禄のある中年紳士で、翼手が人間を超えるべきだという独自の価値観を持っている。
翼手を最初に発見した人物でもある。
ジェイムズ
アフリカ系アメリカ人の米軍将校。 『シュヴァリエ』のメンバーである。
青龍刀を武器に戦い、シュドナイと双璧をなす、根っからの武闘派。
ネイサン
ニューヨーク・メトロポリタンオペラハウスのプロデューサー。
『シュヴァリエ』のメンバー。 カマっ気のある変人で、派手な衣装を好む。
戦いは下手らしいが、作戦を立てるのは得意。
ディーヴァ
世界最強の翼手。シャナの宿敵である。
1899年、フランス軍がアフリカ西海岸に侵攻してきたとき、これを逆に破り、四千人のフランス兵を殺害した。
以来、『切り裂きディーヴァ』と呼ばれ、恐れられている。
気ままな性格だが、冷酷さでは右に出るものはなく、
『シュヴァリエ』および『紅世の徒』を率いて、人類を破滅に追いやろうと考えている。
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保全さげ
無理するさ!!アスカだって、エヴァぶっこわすまでがんばったんだ。
俺、めちゃくちゃ燃えてるぜ・・・・けどな、俺の燃え方はアスカとはちょっと違う。
見せてやるぜ、400kwのエヴァ初号機!!!
保全さげ
なにぬ
保全さげ