さあwktkしてまいりました。
がんばれ職人
期待してるぞ!頑張れ!
続き!!
キボンヌ!
薔薇の首輪つなげて銀の鎖くわえてwktkしております。
薔薇の手錠はずして白い手首かさねてwktk!
触れ合うことの奇跡!あなたが愛おしい!!!wktk
百万の薔薇の寝台に埋もれみるwktk
>>102 「ダメ樹に花をさかせましょう〜〜です♥」
軽やかに謳うように言葉を紡いで、右手を伸ばす。
緑の光がまたたいた後に、翠星石の手には綺麗な如雨露が握られていた。
「・・・・はい?」
ここが夢の世界、と言う事にしても、余りに突拍子の無い事ばかりで僕は混乱しかけていた。
「ダメ樹に!」
「うっさい!聞こえてるわよ!!だいたいあんた、どうしてこんなとこに連れてきたのよ!?
ダメ樹ってあれのこと?」
アスカの指差す方には、幹の直系さえ見えない巨大な樹が生えていた・
「あれなら問題なさそうじゃないの。さっさと帰りましょう。ここは・・・ヤな事を思いだすわ・・・」
アスカも、アスカもやっぱり・・・・
僕達の気持ちを知ってか知らずか、翠星石が明るい調子で喋る。
「違うです、あれはこの世界に張り出した世界樹の枝ですぅ。
ダメ樹はあそこ、あの大きくえぐれたとこの真ん中です」
今度は翠星石の指した方を見る。確かに、大きなクーレターがある。
「それにしても」と翠星石がアスカの方を見て続ける。
「お前は中々強いやつです、傷ついた心がゆっくりと確実に癒されているのが分かるです。
そうやって自分で治すのは簡単ではないですぅ」
アスカが絶句し、触れられたく無い事に触れられた怒りの気配がこぼれる。僕が必死に避けていた事だ。
それを見て、目を閉じてやりすごそうとした。見ないのが、逃げるのが一番楽だから。
けれども、聞こえたアスカの声色は、思いの他に穏やかだった。
「・・・そうね。そうかもね、けれど、どん底まで落ちたら後は上がるだけよ。
それに、別に一人で立ち直った訳じゃないわ。ママ、もう一人のママも来てくれたわ、
ミサトや友達・・・そこの情けないのもそう。みんなが大事にしてくれたもの・・・」
目を開けると、アスカと目があった。見た事が無いくらい優しい目をしていた。
「ねえシンジ」とアスカが続ける。
「あんた、まだ苦しんでるのね。前に『忘れなさい、わたしも忘れるから』って言ったじゃない?」
もちろんその台詞は覚えている。この夢の世界から、赤い海が引いたのはきっとそのお陰。
「けど、ダメなんだ・・・。僕はアスカにも酷い事を、それに何も出来なかったし、そしてこの手で・・・」
そう言い僕はアスカから目を逸らした。
「どうしてっ!」と、今度こそ怒りのこもったアスカの声が聞こえた。
「はいはい、喧嘩はそこまでです。きりがないからダメ樹までひとっ飛びするですぅ」
どすん、と会話を遮って何かがぶつかり、その上に転がり落ちた。
「ほら、そこの娘も乗るですよ」
気がつくと、僕達三人は大きな葉の上に乗っていた。
葉は、音も立てず真っ直ぐにクレーターの中心に向かって飛んでいった。
すとん・・・
クレーターの真ん中に葉が降り立つ。
「これが樹・・?」
巨大な爆心地、焼け焦げた大地と点在する赤い沼。
周辺には何かの残骸が散らばり、あの世界ともセントラルドグマとも似ている。
その中心で、小さな樹が何か重いものに負けたかの様に地面に向い伸びていた。
「そうです、その樹はお前自身なのですよ。
誰でも夢のどこかで『樹』を持っていて育てているのです。
夢見主が樹となって枝葉をのばし、その過程で心は創られてゆくですよ」
「この樹が僕自身?」
そうです、と翠星石は頷いた。
樹を慈しむように一撫でしてからまた語り始めた。
「この樹、お前は、自分の存在が許せないのですね。
だから消えようと下へ下へ向かって伸びてるです。このままだとお前の心も消えてしまうです・・・」
「ふっざけるんじゃないわよ!」
アスカが怒鳴った。
「何を勝手な事を言ってるのよ。じゃあシンジの心が死ぬって言うの?」
「このままだとそうなるかも、です。
けど見るです。この樹の根元には僅かですが水があり、何処からか光も射してるです。
誰かが、この樹を精一杯支えようとしてるです。本当に暖かい光なのです・・・」
言われてから気付いた。
曇りとも、天井ともつかぬこの世界で、ここにだけ数条の光が差し込んでいる。
そっと光に手を差し入れる・・・。何故だか色んな人の顔が浮かぶ。
ミサトさん、アスカ、綾波、トウジにケンスケ、母さん・・・他にも多くの人、そしてカヲルくんも・・・
その僕の様子を、見て満足そうに翠星石が言った。
「分かったですか?後はお前次第で、この樹は真っ直ぐにも大きくにもなるです。
さて、最後の仕上げです!
スィドリーム、私の如雨露を満たしておくれ 甘ぁいお水で満たしておくれ」
ぴかりと緑の光が弾ける。同時に翠星石の持つ如雨露に水が溢れてくる
「健やかにィ〜 のびやかにィ〜 緑の葉っぱをキラキラ広げて・・・!!」
その水を受けた樹が、じわりと動く。閉じていた葉が開いて光を受ける、
垂れていた枝先が顔を上げる。小さな樹がまるで生き物のように上へ、上へと伸びる。
水を吸い、精一杯に光を求めて。
「ふぅ。ま、こんなもんですか、ダメ樹がどうなるかは後はお前次第ですぅ。
けれど、ちゃんと光をくれる人が居る限り安心です。
それになんと言ってもこの翠星石が水をくれてやったのですから」
僕、アスカの順番で見た翠星石が如雨露を掲げて言った。
あっけに取られて声も出ない僕。
「ちょ、ちょっと!別にわたしはシンジを見守ってる訳じゃないわよ!」
・・・やっぱりアスカは凄いや。
「さあ、夢の世界から帰るですぅ!」
アスカを無視して、翠星石が高らかに宣言した。
投下ktkr
ないすだぜしょくにんさん!!
面白い。これからも期待しています!
GJ!
う〜ん、イイ(・∀・)!!
このスレだけは絶対に落とさせねえ!
神スレとはこういうものだ
続きカマ〜ン!
ktkr!
感動した!
EVAと翠星石のコラボが見事。
嫁かわいいよ嫁、つかアスカ様は未だに現役だな。
DTS劇場版DVD買うぜ見るぜ!
続きカモーン!
このコラボがアニメ化したらDVD10000円でも買うぞ
俺嫁とアスカの絡みがこんなにイイとは…
保守ですぅ
続きマダ〜?
このまま終わりなんて雛許さないの〜!
\/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ} \
/: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : | 〉
l: |: : : |: /: : : : :/ /" /: :/ \: : :.|: : : : | /
|: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´ /, へ、____>':「: |: : : レ'
ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ / / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ | " |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|
/: : |\: |ヽ >ー‐' ヾ_こ_ソ /:/: : :/ /|
/ : : {. \ヽ ::::::: ヽ `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧ ト > , へ、___ :::::/ /: ///: l: |
: : : i^ヽ *\ / /´ :::::ヽ // ノ/: : l: |
: : /レ⌒ヽ、. ヽ、 ヽ、_ :::ノ , イァー‐く`¬ : l::|
: / / / ,へ. l| ` 、  ̄ ̄ ̄, ' rーく \. |` ト、:.l::l
::/ .| ' / /ヽ| >= ァ  ̄ /^ヽ ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: / | / | /⌒/L「\. | ./ / | |
遅いですぅ〜〜〜〜!!!!111!!1
急かしちゃ悪いよ
と書き込みつつも続きが気になって気になって…
保守
一人繭のなか学び続けながらwktk
>>116 夢から目覚める時、特にここ最近では手足が麻痺したような気がする程に体が重かった。
けど今はそんな感じは無い。まだぼーっとしてるけど、目覚めたとはっきり分かる。
卓につっぷしてくっついてる頬を、ぺりっと剥がす。目の前の卓上に、翠星石が立っていた。
「夢・・・?夢じゃなかった・・・?」
ゆっくりと顔を回すと、アスカも僕の横に立っていた。
目が合うとぷいっとそっぽを向かれたけど。
もう一度、卓上の翠星石を見る。一仕事終えた職人が、その出来を誉めてもらいたげな目をしていた。
その姿はなんだか微笑ましく、色の違う双眸を見ながら応えた。
「ありがとう」と。
一拍置いて続ける。
「後に、少しだけ夢を見たよ。
カヲル君、笑ってた。『ありがとう、さようなら』って・・・」
僕の言葉に翠星石が少し誇らしげに胸を張り、満足そうに頷いて話す。
「今はそれでいいです。夢の樹は、つらい事も嬉しい事も全て糧にして成長するです。
妨げもなく真っ直ぐ伸びる樹なんてないです。心を、自分を殺そうとしない限り、
時間と共にゆっくりと確実に成長するです。
まあ、この夢の庭師が手助けしてやったのですぅ、これからは精進して精一杯生きやがれです!」
満面の笑みを浮かべる翠星石に、つられて笑いそうなる。
「何を偉そうに、あんた変な如雨露で水をやっただけじゃない?」
横からアスカの声が飛んでくる。
「な、何を言いやがるですか!この赤毛猿!あの水はとーっても貴重なんですよ!?」
「ふん!放って置いても、このバカならその内勝手に立ち直ったわよ!
鈍さにかけてはこれ以上ないんだから!」
「それを手伝うのが翠星石の仕事ですぅ、『いつか』が『今』になるように雑草を切り取り栄養を
与えるのが夢の庭師の業なのですぅ〜」
今日、何度目かの口喧嘩を見ながらアスカにも笑顔で言った。
「ありがとう」
ふぎゃっ!?なにやら形容し難い顔をしながらも、アスカは
「感謝しなさいよ」みたいな事を言ってくれた。
何故かニヤニヤした顔で見ていた翠星石が再び宣言した。
「もうこんな時間です、乙女に夜更かしは毒です。
さあ、これにて一件落着ですぅ!!」
〜終〜
とことこっと、食卓から飛び降り僕の部屋に歩む翠星石にアスカがそっと声をかけた。
「ありがとね・・・
・・・で、あんた本当は何しに来たんだっけ?」
>>134 少し間が空いてすいません
序盤
>>44は使徒戦の最中でアリスゲームが、のつもりが何故かアフターEOEに。
ここから続けるか、巻き戻すか・・・。
おおマエストロ、貴方の好きなほうで構わない。私はどこまでもついて行くから。
職人GJ!!
GJ
巻き戻しも見たいですぅ
>>135 マイスター乙でした
これドゾー
つ【花丸ハンバーグ】
いいよいいよー
待っていた甲斐があった。
職人GoDJoB!
>>133-135 良かった!物凄く良かった!
続けるか巻き戻すかは、マエストロのお好きなようになさって下さい
マエストロ乙
保守
保守
マエストロ(神職人)乙!
これアニメ化したら100%金字燈だろwwwwwwwwww
きっとあたまがおかしいんだ
よ。
そつとしておいてあげて。
>>134 結局翠星石は、アスカの質問には答えずトランクに潜りこもうとしていた。
聞いてはいけない事かと思いつつも聞いてみた。
「ねえ、何か困ってたようだけど、僕に出来る事があるなら力になりたいんだ。」
そう言った僕を一瞥し、翠星石は無言でトランクを閉じようとした。
「・・・・・・・・。翠星石には姉妹がいるです」
閉じかけた鞄から目だけを覗かせてぼそぼそっと喋り出す。
「翠星石の双子の姉妹と、他にも5人いるです。
アリスに、お父様の理想を叶える為に戦う事が運命なのです。
それでも、姉妹同士で楽しくやってる事もあったです。特に双子の蒼星石とはいつも一緒だったですぅ・・・」
そこまで語ってから、トランクを開けてベッドに座っている僕の方に来る。
「ここ、座っても良いですか?」
僕の隣を指差す。
先ほどまで、キッチンで堂々としていたのと違う大人しい雰囲気にとまどいながらも、
抱き上げて僕の隣に座らせてあげる。
「いつもこうやって隣にいたですぅ」
蒼星石、と言う姉妹の事だろう。
「色んな事がありましたが、いつも最後はみんなまた眠りに付くです。
なかなか決着は付かないのです、姉妹の力は皆似たもの同士ですから。
翠星石は、それでも良いと思ってたです。寝て、目覚めて、永遠に続くアリスゲーム。
それでも、姉妹が揃っていられるなら・・・」
そして悲しそうに目を伏せる。
無言の僕にうながされるように、また語りだす。
「悠久の時の中で、一人の姉妹が言ったです『もう終わりにしましょう』と。
多分、変わらない人形である事がイヤになったです。アリスになればきっと変われると。
その娘はマスターを得て、アリスゲームの開始を宣言したです。
マスターのいない翠星石と蒼星石ではとても敵わないです。
それで翠星石はここへ来たです・・・」
アリスゲームが、ローザミスティカと言う物を巡って争うという事は以前にも聞いた。
けれど姉妹同士が、人形と言えど姉妹と呼ぶ間で戦うと言うのは初耳だった。
「それで・・・、その双子の蒼星石は?」
ふるふると力無く翠星石が首を振る。
「もう、居ないです。翠星石を先に逃がして、一人Nのフィールドに残ったです。
いくら呼びかけて、探しても、見つからなかったですぅ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
家具の少ない殺風景な部屋。僅かにカーテンとカーペットが色どりを添える。
「レンピカは手に入ったわ。後は庭師の如雨露があれば、
人の心を向けるのも人の心を壊すのも思いのままだわ」
ローゼンメイデンと向き合うのは一人の少女。
「いいの。例え壊しても、わたしを見てくれないから。
少しだけでもわたしを見てくれれば、きっと気付いてくれる。優しいから・・・あの人」
「そうね。人間は成長して心はうつろい易いわ。
いつまでも変わらぬローゼンメイデンにとって、それはとてもつらいこと。
だからわたしはアリスになるわ」
無表情のまま聞いていた少女が、目の前の人形に告げる。
「貴女にはわたし力をあげるわ。だから、貴女が得た力を少しだけわたしに使って・・・
碇くんの心を癒して、またわたしを見てくれるように・・・
もう眠りましょう、真紅」
マエストロが降臨なされた。
職人乙。
これからの展開にwktk
相変わらずいい仕事です。