に
さ
乙
まさかスレまで立つとはなw
腐女子乙
役割はどうなるんだろ
スレたて乙です
はて、ここって妄想展開かくとこ?ネタ振りかくとこ?
シンジ死ぬのか
レイ来日か
最後のシ者 鈴原トウジか
病室で眠るレイを見ながらオナヌーをするアスカ
アスカがプリントを届けに行くと、カヲルに竿ピンタw
トウジがアスカに好きってことさ・・・
トウジとアスカがいっしょにお風呂か・・・
元のスレでもあったが、ゲンドウがシンジの父なのかサードの父なのかが問題だな。
で、元スレの>34にシンジの父のままで問題ないってレスがあったが、
参号機のコアはユイだろうから、あぼんしたらゲンドウ再起不能じゃね?
それよりも、原作よりマシな親子関係が期待できそうな「惣流ゲンドウ」を見てみたい気がする。
てか参号機のコアがユイだったらああ簡単に使徒に乗っ取られん気がする。
そもそもアメリカ支部に預けるとも思えんし。
設定をちょいといじればどうにでもできるよ。
性格はどうなるの?
そのままか、シンジみたいな性格のアスカかとか
それぞれを一言で表せば、
カヲル:社交的(?)なレイ
レイ:寡黙なアスカ
アスカ:強気なシンジ
シンジ:内気なトウジ
トウジ:真っ当な羞恥心のあるカヲル
って感じ? ゲンドウがアスカの親で、惣流ゲンドウなら、母親はキョウコか?
その場合、キョウコの役どころは、まんまユイで、ユイがキョウコの役どころ。
つことで、レイの母親は(綾波)ユイかね?
第三使徒戦
乗るまでの過程は、アスカ及び対アスカらしい言動に替わるくらいで概ね同じ。
ミサトとの同居は、年頃の女の子を独り暮らしさせられないとかの理由か?
シンジと違って、家事当番はちゃんと"平等"にw
第四使徒戦
シンジは、アスカに殴りかかるんじゃなくて、精々詰め寄るくらい。で、逆にアスカに殴られる?
もしくは、カヲルと友人(親友?)なら、大まかな事情を聞いていて、少し文句を言う程度?
戦闘の展開は、シンジがケンスケを出て行かせるかで変わるけど、アスカが素直に乗せるか?
って疑問もある。
第五使徒戦
カヲルはレイのように寡黙じゃないから、眼鏡は口頭で返して貰うとして、カヲルは平手を
喰らうことになるんだろうなぁ。
あ、なんか、使徒殲滅後のやりとりでLAKフラグが立ちそう(実るかは別)な予感w
第六使徒戦
アスカだと、連れていくのはヒカリだけだろうか? いや、シンジとデート中のヒカリと
出くわし、更にそこへミサトが来てってことにすれば、シンジも連れて行けるか?
その場合、既にシンジとヒカリが付き合ってるって事になるが、第十三使徒戦を考えれば、
その方が良いか?
その後は、シンジとアスカのやりとりが、アスカとレイらしく変わるくらいで、特に変化なし?
と、途中まで大筋を考えてみた。異論反論あるだろうけどw
最低だ・・・私って
>>19-20 大体そんな感じになるのかな?
レイが寡黙になったのは母親の発狂&自殺(無理心中未遂)がトラウマになったって感じで。
1レイ 2アスカ 3シンジ 4トウジ 5カヲル
↓
1アスカ 2シンジ 3トウジ 4カヲル 5レイ
逆にずらせば熱血主人公なエヴァになる。
劇場版冒頭のあのシーンどうするんだよwww
やるに決まってるだろッwwwwwwwwwwwwwww
ついでにユニゾンのチューもします
ワロスwwww
すべては流れのままですわ
カヲルとシンジが友人な設定なら、シンジもけっこう話に絡めるだろうな。
13番目の後にアスカだけじゃなくてカヲルも(彼なりに)落ち込む事になりそうだが、
それもまた珍しい展開でいいかも。
アスカの乗機はイメージ的に弐号機だとして、ドイツから来るのは初号機か零号機、どっちだ?
な、なによ…ばかぁすか…(ぐすっ
>>29 零号機かなあ。何となくのイメージだけど。
「…シンジ?」
「なんなのよこれ?あんた達何考えてんのよ、アイツのどこが使徒だって言うのよ!!」
「ガキの戯言に付き合っている暇はない、早く戻れ」
「シンジは、シンジは」
「落ち着いてアスカちゃん、ネルフのスタッフだってみんながんばってるわ、シンジ君もきっと大丈夫だから」
「…そんなんじゃない、アタシはそんな事言ってない……
世界の平和ってなんなの?アタシは何を守ってるの?ヒカリになんて言えばいいのよ…」
「何事にも犠牲はつきものだ、くだらん感傷は捨てろ」
「嘘よ」
「死からは何も生まれん」
「何? 言ってるの」
「無駄死にした奴などほおっておけ」
「アンタこそ、、殺してやる」
「サードチルドレンは入院、ですか」
「ああ…気を失っただけだ問題ない」
「フォースは」
「死んだ」
「そう、ですか」
「カヲル、あとでドグマへ来い」
「わかっています、僕はそのための存在ですから」
…シンジくん
>>29でここまで妄想した
おお。結構しっくり来るな。
>>29 「シンジに好意を持っている」「しかもナルシスホモ」
がカヲルのパーソナリティだとすれば
2人は友人だろうね。
なんかそうなると奇妙な人間関係が成立しそうだがw
アスカ→カヲル←→シンジ←ヒカリ
嫌過ぎるな・・・w
1レイ 2アスカ 3シンジ 4トウジ 5カヲル
↓
1アスカ 2カヲル 3シンジ 4トウジ 5レイ
>>34 ちょwwwいろんな意味でドロドロwww
そういやゲンドウは娘よりもカヲルのこと大事にするのかね?
しないだろ。キョウコに似てないし。
それよりも、アスカへの対応が、女シン物のシンジに対するそれに近くなりそう。
かなりピンキリだけどね。
ゲンドウがシンジの父とサードの父「惣流ゲンドウ」を考えてみました
キョウコ、アスカを産む(父ゲンドウ)
キョウコ、エヴァに取り込まれる
サルベージ計画の技術者、ユイ登場(連れ子 レイ3歳)
ユイ、サルベージ実験の為子作り(シンジ誕生、父ゲンドウ)
サルベージ失敗?ユイ廃人に。カヲル誕生
再サルベージ実験の為、ナオコ登場
ナオコ妊娠中「バーさんは用済み」発言を聞きレイ絞殺。その後飛降り自殺
レイクローン作成(レイ誕生)
※コアへのシンクロ時は出産後の女性ホルモンが大量に分泌しているほうがいいという設定付加えさせてください
なるべく原作に近い設定性格をって考えてたらこんな感じになっちゃったよ、不思議だ……
ちょwww 1〜4まで全員兄弟かよwww
1レイ 2アスカ 3シンジ 4トウジ 5カヲル
↓
1カヲル 2トウジ 3シンジ 4アスカ 5レイ
かなり健全な話になるんではないかと
トウジは多分大阪からやってくるんだろう
「一つに〜」とか、劇場版とかに目を瞑ればな……。
私をあんたを殴らなきゃいけない
殴らなきゃ気が済まないのよ!
ストーリーは鋼鉄2で、リナレイじゃなくアスカが転校生で、リナレイはシンジの妹っていうのが読みたい
44 :
43:2006/02/07(火) 00:32:22 ID:???
誤爆しました><
>>42 しかしシンジは親友っていうか、この場合友達以上恋人未満?な女の子を握りつぶしちまう訳で…
本編以上に欝になりゃせんか?
欝かつ女性不審に。
アスカとレイ両方とも手に掛けちまうんだからなぁ。
レイは言うまでも無く、この設定だとアスカとも仲良くなっているだろうし。
てかアスカがトウジの立ち位置だと、普通にほのぼのLASになりそうだ。
で、バルディエル戦で一気にどん底、欝展開まっしぐら。
マンガ版の展開だとさらに救いがなさそうだな。
申し訳ないが、マンガ版は知らんけど
47的な展開はそれはそれで読んでみたいな。
>>49 アスカが無事救い出される展開なら漏れも読んでみたい。
ここに投下していいの?
父との再会は最悪だった。
今まで何年放置してたと思ってるんだ。
謝罪とか、喜びとか、…何でもよかったんだ。
何でもいいから、僕は父の声を聞きたかった。僕に向けてくれる父の言葉を。
それがコレか。
「僕に」じゃなかった。
このわけのわからないロボットに乗って、怪物と戦って、……きっと死ぬ。
そんな「役」への言葉だった。
わかっていたはずなのに。
悲しかった。
期待なんて、最初からしてなかったはずなのに。
立ち尽くす僕を見て、父は僕の隣の女性に命令を下した。
言葉のやりとりが、僕の心を置き去りにしたまま進んでいく。
そんな僕の前に、包帯だらけの「彼」が運ばれてきた。
赤い瞳、銀色の髪。透けそうに白い肌。
腕を覆う白布に、紅い染みが浮かんでいた。
「カヲル、予備が使えなくなった。出撃だ。」
父は淡々と言葉を発した。
「……わかってるよ。」
彼は仕方なさそうに笑うと、荒い呼吸の中ベッドから起き上がろうとする。
「こんな…こんな子が、このロボットに乗って戦うの?」
轟音が鳴り響き、天井のコンクリートが崩れてきた。
僕はとっさにその少年をかばっていた。触れた手に、血が滲む。
僕が乗らなかったら。この少年が乗って、そして死ぬんだ。
彼を守ろうと思ったわけじゃないんだ。
ただ、彼が死ぬくらいなら、僕が死のうと思った。
どうせ悲しむ人なんて誰もいないんだ。
僕は何をしているんだろう。
何でまだ生きてるんだろう。
また、コレに乗ってる。
言われたことには素直に従っていくのがいい。
自分の意見なんて、持たないほうがいい。
それで失敗したって、僕のせいにはならない。
新しい学校に行く事になった。
ミサトさんに行けと言われた。だから行く。
パイロットであることは、どうやら「すごいこと」らしい。
「ちょっと、転校生。」
帰りがけに、女の子に呼び出された。
スラリとしていて金髪で青い瞳。ハーフなのかな。第一印象は良い。
後ろには二つ結びの大人しそうな子がついて来た。
何だろう。
奇妙な展開に、一瞬ラブコメみたいな想像をしてしまった。
しかし、すぐにそれは大間違いだったことに気づく…
…その前に、頬に激痛が走った。
「アンタが悪いのよっ!
アンタがバカみたいに暴れるからっ!!
次から戦うときはよーっく下を見ることね!!」
捨てゼリフと共に、蹴り上げられた砂埃が舞い上がる。
ちょ、何だよいきなり!!
「ゴメンね。この間のあなたの戦いで、あの子の妹さんケガしちゃったのよ。」
もう1人がフォローを入れた。
何だ…、あの時のことか。
僕のせいじゃないのに。
僕だって、乗りたくて乗ったわけじゃないのに。
2度目の戦闘はすぐだった。
僕は仕方なく乗っている。
また、誰かケガするかもしれない。
仕方ないじゃないか。僕だって死ぬかもしれないんだ。
思考の迷いは相手にスキを与えてしまった。
鈍い痛みと共に、僕の機体は空へ投げられ、地面に叩きつけられた。
「早く!体制立て直して!!来る!」
緊迫した指示に使徒の接近を確認。全神経を立つことに集中させようとした、
その時だった。
「!?」
僕の機体の指と指の間に、人がいる。
そしてそれはクラスメートの惣流と洞木だった。
最初の時もそうだが、あまり戦闘のことは覚えていない。
無意識のうちに忘れようとしているのかもしれない。
ただ、この間の戦闘で、僕とミサトさんの心には変化があった。
伝え方は間違ったかもしれない。でも、言いたい事はきちんと言えた。
ミサトさんは、僕を受け止めてくれた。
「おかえりなさい。」
そして
「…何よあれ!?フケツ、フケツ、フケツーっ!!」
「碇君…。こんなトコで抱き合うなんて…。」
惣流と、洞木も。
「おっはようございまーす!」
それから毎朝、彼女たちは僕を迎えに来てくれる。
一応理由は「ミサトさんてカッコイイ〜!憧れちゃう〜!」からだそう。
でも当のミサトさんはそんな理由信じてはくれない。
「間違いなく、どっちかはシンちゃんに気があるわネ。」
「そ、そんなことないですってば!!」
「ウフフ〜。シンちゃんはどっちが好みなの〜?」
「ミサトさん!!」
赤面する僕をミサトさんはかわし、ポケットから一枚のカードを取り出した。
「でも今日はダメ。シンちゃん、学校行く前にカヲル君の所寄って、このカード
渡してくんない?昨日渡しそびれちゃったのよ。」
「え…?」
カヲル。渚カヲル。
初日に見た、包帯の少年。
最近では包帯も取れ、学校にも顔を出しているが、一度も話したことはなかった。
無機質な白いビル。その最上階に渚の部屋はあった。
ここからは第三東京市が一望できる。
僕がドアの前に立つと同時に扉が開いた。
「やあ。キミが来てくれるなんて思いもしなかったよ。」
「あ…。」
そこにいた渚は、バスタオル一枚だった。
風呂上りだったのだろう。恥ずかしげも無く髪を拭く仕草に、反対に僕が目を逸らす。
案内された部屋は男の部屋にしても殺風景で、ベッドと椅子と、小さなタンスがあるだけだ。
「これ、更新カード。ミサトさんに渡してって頼まれたんだ。」
「ふうん。」
シャツを着ながら渚はそれを受け取る。
僕はその時、タンスの上に見覚えのあるメガネを見つけた。
これは、もしかして父さんの…
「気になるかい?」
「えっ。」
僕は慌ててメガネを置いた。
「…キミは思ってる事、何にも言わないんだね。」
「思ってる事?」
「学校でも、僕のことチラチラ見るだけで、一度も話し掛けてはこなかった。」
「え、そ、それは…。き、気づいてたんだったら、そっちから話してくればよかったじゃないか。」
「何度もそう思ったけどね。キミの友達がガッチリガードしてるんだよ。」
確かに、アスカもヒカリも渚のことを「キショイ」とか「ナルシス」とか言ってたけど…。
「お父さんのことが、聞きたいんじゃないのかい?」
そう。僕は聞いていた。
父さんが、あの冷徹な父が、手に大ヤケドを負いながら渚を助け出したって事を。
僕は見ていた。あの父が、渚にだけは優しく笑いかける所を。
君は父さんの何なんだ?
腹違いの兄弟…などではなさそうだ。
それなのに、父が僕でなく、君を愛するのは何故なんだ?
聞きたかった。
でも、聞けなかった。
「なんで…、なんで渚は…エヴァに乗るの?」
「フフッ…。」
拳を握り締めて、僕はうつむいていた。そんな姿は確かに可笑しかったかもしれない。
渚は窓の外を見上げて言った。
「絆…だからさ。」
新しい使徒が現れ、ヤシマ作戦というエキセントリックな作戦が決行。
攻撃はシンクロ率の高い渚が行い、僕は守備を任された。
敵の加粒子砲の前に、守備の盾は気休め程度にしか役立たない。
もし一発目が外れたら、僕自身が盾になるしかないだろう。
考えていた最悪の事態はすぐに訪れてしまった。
「チッ。ボクが狙いを外すなんてね…。再充填ッ!」
「カヲル君!!よけて!!」
ミサトさんが叫ぶ。
敵のビームが向かってくる。
僕は盾を構えて彼の前に立ちはだかった。金属が見る間に溶けていく。
渚。君は何なんだ?
絆。僕と父さんの間にはそんなものない。
それが何故、君と父さんの間にはある?
―僕は、父さんに勝ちたかっただけかもしれない。
純粋な気持ちではなかったんだと思う。
でも僕は確かに思った。
「君は死なせない。僕が守る。」
盾が弾け飛んだ。
気づくと、担架に乗せられていた。
エントリープラグの扉はレーザーらしきものでこじ開けられたようだ。
「シンジくん。」
渚が僕に近づいてきた。
「よかったよ、キミが無事で。」
…僕は、父さんに勝ちたかっただけなんだ。
「ありがとう。」
渚は、そう言ってニッと微笑んだ。
初めて人から言われた、感謝の言葉…。
こんな時、どんな顔すればいいかわかんないや…。
>>47の鬱展開が書きたかったんだが、初めから書きすぎたorz
原作なぞってるだけぽ
スマソ
GJ!
これからどんどんLASフラグが立って……最終的にはどん底欝展開か。
職人さんGJ!
目新しくない場面はとっとと飛ばして新展開キボン
おもスレ(*´∀`)
職人GJ
うは、良い!!
>>60 47の欝路線を効果的に描くには、それまでの軌跡が不可欠だろうから
これはこれで正解だとおも
65 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/07(火) 23:45:37 ID:0PDCQ57h
乙!
なかなかいいなwww
アスカも
「アタシを殴って!」
って言ったんだろかw
碇が居なくなったら、いずれアタシ達もこの街から出て行かなくちゃならなくなるでしょうね…。
だけど…アタシ達には何も言えないわ。
エヴァの中で苦しんでいる碇の姿、見ているからね。
碇の事、ゴチャゴチャ言う奴が居たら、アタシがカカト落とし食らわしてやる!
…………。
そんなに辛気臭い顔しないでよ……。
「…ミサトさん…。豪華なお船でクルージング♪って、コレのことですかぁ…?」
アスカが嫌そうな顔で見下ろす先には、豪華〜な太平洋艦隊が勢揃い。
「そうよ〜♪せっかくの日曜なんだし、いつもシンちゃんと仲良くしてくれてるお・レ・イ♪」
ウインクするミサトを尻目にヒカリもため息をつく。
「こんなんだったら、委員長(相田)でも呼んだ方がよかったよね…。」
「いいのよアイツは!あんなオタクが来たらムードがこれ以上にぶち壊しよ!」
「ふふ、アスカったら。碇君以外は興味ないみたいね。」
「だっ…誰があんなの!!そ、そりゃエヴァのパイロットだし、叩いちゃったのに助けてもらって
借りもあるしっ…!で、でも興味なんてないわよ!私の下僕にちょうどイイって思ってるだけ!!」
「はいはい、わかってるわよ。」
「ヒカリ!話聞いてる?」
2人のやり取りが風の合間に聞こえる。
シンジは微笑ましく思いながら波を眺めていた。
と、そこに轟音と共に影が落ちた。
大型のヘリがデッキに着陸し、ミサト達が駆けてくる。
そして、中から体格のいい少年が姿を現した。
「まいど。ミサトさん、元気でっか?」
ジャージ。阪神帽子。大阪弁。
「うっわ。サイアク!何アレ!?」
女子2人が引きつりながらヒソヒソ声で話している。
「久しぶり、トウジ君。随分背が伸びたんじゃない?」
「背ーだけじゃないで。成長するとこはちゃんとセイ長してまっせ。」
そう言って彼は自分の股間をポンと叩いた。女子から悲鳴があがる。
「なんやぁ、ゴチャゴチャうるさいのう。
ミサトさん、まさかアレがサードチルドレンや…」
「違うわ。サードチルドレンはこっち。」
ミサトさんは僕の肩をポンと叩く。
「シンジ君、こちらセカンドチルドレンの鈴原トウジくん。今日から参戦してくれるわ。」
「あ、よ、よろしく。」
「なんや、男か。まええわ。仲良くしよな。
「こっちの兄さんはカジさん。大阪でのワシの先輩や。」
昼食を取りながら、鈴原君が男性を紹介する。
「ヨロシク。おや、碇シンジ君だね。聞いてるよ君の噂。
何の訓練も無しにいきなりエヴァを動かしたってね。」
「せや。ワシなんか5つの時から訓練づけやねんか。ごっつうらやましいわー。」
「そんな、偶然ですよ…。」
「偶然も実力のウチっちゅーやないか。シンジの才能やで。」
鈴原君は僕の肩をバンバン叩く。
何て明るくていいヤツなんだろう。渚より仲良くやっていけそうな気がする。
「……ヒカリ…、実力に入るのって運よねぇ。」
「だめよアスカ、聞こえるわよ…。」
「せや、シンジ、ワシの弐号機見ぃひんか?ごっつイカシてんで!!」
「え、いいの?」
「お前らも来るか?」
鈴原君のせっかくの申し出に、アスカとヒカリは首を振る。
「やーよ。ロボットなんて興味ないもん。私たちこのカッコイイお兄さんに船案内してもらう。」
「あーそう。ほな、お好きに。」
しかし、僕らが輸送船に移った瞬間、まるで予定でもされてたかのように使徒が出現した。
周りの船が応戦する。…が、当然効き目はない。
一艘がやられたらしい、爆音が響いてきた。
「…シンジ、出撃すんで!」
「え、でも、ミサトさんの指示も無しに!?」
「アホか。指示なんて待っとったらみんな死んでまうで!!」
なんて判断力。
「でもワシも初戦闘ちょっぴり怖いねん。だからシンジも一緒に来てな。」
「…う、うん。でも、す、鈴原君…。」
「そんな風に呼ばんといてや。ワシらは仲間や。名前で呼んでな。」
…仲間。
これもまた、初めての言葉。
エヴァの思考言語が大阪弁だったのには困ったが、彼が標準語はムリだというので僕が合わせた。
えっと、お好み焼き…タコ焼き…
トウジのおかげで、僕の生活はとても楽しくなった。
彼はミサトさんの家で一緒にお世話になることになり、第一中学に転校もしてきた。
アスカとヒカリを交えて、僕らはいつも4人。グループ交際みたいだった。
時々相田委員長が割り込んできたり。
そう、渚ともたまに話をしてる。
でも彼は休みがちだし、アスカやヒカリが嫌がるから、ほとんどチャンスはなかったけれど。
こんなに日々が楽しいと感じることは今までなかった。
「ちょっとシンジ、聞いてるの?」
「え、あ、ゴメン何の話?」
「私の話が聞けないってどういうことぉ?」
「自分ら、夫婦喧嘩はよそでやってくれや。」
「そうよ。私たちの存在も忘れないでよね。」
「ちっ、ちがうってば!!」
この間に使徒は2回も現れた。
分裂した使徒には一度はやられたが、トウジと男の根性合宿をしてユニゾン完成。
音楽に合わせて踊るって案もあったが、トウジがまるっきりダメだったので太鼓のリズムのみにした。
クラスメートの修学旅行中には、浅間山に使徒の胎児を捕獲しにいった。
途中で使徒が羽化して危険だったけれど、トウジがプログナイフで無事殲滅。
そして、一息つくため温泉に向かうタクシーの中で、トウジがどこかに電話をかけはじめた。
「もしもし、ワシや。トウジや。自分今どこにおるん?
…そうか。ほな、冬月のおっちゃんにでも頼んだるさかい、今から来ィや。
ヘリ出してもらえばすぐやろ。…うん、ほな後でな。」
「…誰?」
「……渚や。」
「渚?」
「アイツ、いっつも1人でおるやろ。司令ぐらいしか話せえへんやん。
友達おらへんから学校にもけぇへんねん。
アイツも一応仲間やしな。ここらでいっちょ、腹割って話したかってん。
今日は女子はおらへんし、変な気ィ使わんでええやろ。」
そう言って、トウジはウインクしてみせた。
何にもできない僕と違って、君は本当に素晴らしい人だね。
心から尊敬する。
その夜は、本当に有意義だった。
こっちが聞けば、カヲルはちゃんと話をしてくれた。
そう、トウジの申し出で彼の事も名前で呼ぶ事にしたんだ。
照れているのか、カヲルは呼び捨てにはしてくれないんだけど。
「今まで、ボクにとっては司令が全てだった。
何にも興味は無かったし、それに疑問を持つ事もなかった。
でも君達との話は心地がいいね。」
「ココチ?」
「楽しい、ってことさ。」
「あのなぁカヲル。自分そんなややこしいことばかり言っとるから女子に
ギャーギャー言われんのや。あいつら頭弱いねんから、もっと易しく言わなあかんで。」
「そんなこと言っていいのかい?本当は好意を持っているのに。」
「こ、コウイって…、どういう意味や!?」
「好きってことさ。洞木クンのことだよ。」
「そ、それくらい判るわ!!ちゃう!!何でそこでヒカリが出てくんねん!?」
「あれ、思い違いだったかな?ボクは感じたままを言っただけだけど。」
「…トウジ…、ヒカリが好きだったんだ…。」
「な、何やシンジまで!!ちゃうちゃうちゃう!!んなことあらへん!!
ワシがあんなオカメ好きになることなんてぜっっっったいにあらへん!!!」
トウジは真っ赤になって叫んでいた。
「人間って面白いね。何故みんなウソをつくんだろう。」
「だからちゃう言うてるやろ!!ええかげんにせんと殴んで!!」
僕らは朝まで笑い転げた。
本当に、本当に楽しい時間が続いた。
「でも、ボクらは明日には死ぬかもしれない。それが運命なら。
だったら伝えたいことは、きちんと伝えておかなければね。
GJ!
GJ!
良い感じに欝展開に繋がりそうですなこりゃw
男の友情GJ!!(・∀・)
アスカも凄くイイヨー
God Job!
エリートなトウジって初めて見た。
鬱展開に持っていくのが惜しいくらいだが、ギャップもまた効果的か。
ところで弐号機は黒くて参号機が赤いのか?
みなさんありがたいお言葉サンクスコ
役割を入れ替えただけなので、議論になっているキョウコは誰の母親か、とか
設定の難しいとこはまだ考えてないっす。
カラーも特に考えてなかったので、今後も描写しないことにします。
お好きに想像してオクレ
塚、この設定だとアダムは大阪にあったのか…。近いなー。
>>77 いやはやGJっスよ
キャラの性格が崩れていなくて自然で読みやすいです
むしろアスカのツンデレ度が増している希ガスw
……いつの間のここはLASスレになったんだ?
つか、この展開ならむしろLHSだろ。
ま、ネタふりがアレだから職人としては無理矢理にでもLASに持って行かざるを
得ないんだろうけど、カップリングありきで話を進めるのは、スレ的に面白くない
と俺は思う。
LAS人ばかりじゃないんだから。(板的にLAS人が多いのは承知しているが)
と、文句は文句として、
>>77投下乙です。一通り終わったあとで良いから、できれば、
他のパターン、他のカップリング(なくても良いけど)でもお願いしたいですな。
はぁ?
まあ、このLAS展開は後の爆弾のためだしなあ。
アスカとヒカリが3バカの立ち位置なんだから
「友達」で良いんじゃないの?
職人さんお疲れ様です(*´∀`)
だったら「友達」で一つ案なりなんなり考えてみればどうかな。
それ以外にもLRSでもLHSでも好きにすれば良い。
そして今の流れは単にLASがそれらに先駆けただけの事ではないかな?
といっても今回の流れはLASが主題ではなく、LASを出汁にした欝展開
に本流があるからな。
単にカップリングだけ見て反応を起こすのもどうかと思う。
まぁ、確かに1の提案からは多少外れたが、チルドレンの入れ替えという
本質はそのままだし、そういったネタの総合スレとして育てていく方が
建設的だろう。
84 :
82ですが:2006/02/09(木) 18:59:32 ID:???
>>83 念の為、自分は79では無いです
自分もあなたの意見に賛成です
LASなどのカプ視点ではなくて純粋に友達として
見れば良いのにと言いたかったのですが…
自分の語意力が足りなかったようですorz
使徒はその後も現れた。
しかし、今後は零号機も新装備で参戦。
3機揃った僕らの前に、かなう者などいなかった。
僕らは絶妙のコンビネーションで使徒を倒し、一緒にシャワーを浴びて、一緒に食事を摂る。
学校ではカヲルは距離を置いていたが、たまにミサトさんの家に来るようになった。
僕は昔の自分では信じられないほどよく喋り、よく笑った。
1人で、自分の存在について考えることも無くなっていた。
全ては上手く言っているように見えた。
いや、違う。
問題は残ってる。僕が見ようとしなかっただけだ。
――父さん。
相変わらず交すのは業務上の言葉だけ。
廊下ですれ違っても目も合わさない。
でも、その日、僕は驚いた。
母さんの命日。墓の前に父さんがいた。
「毎年、来てるの。ここに…。」
「ああ…。」
何か話さなきゃ。そう思っても言葉が出てこない。
思考は真っ白になり、喉がカラカラになる。
「時間だ。」
父さんを迎えに来たヘリの音。
父はゆっくりと僕に背を向ける――
その時、ヘリの窓にカヲルが見えた。
こくん。カヲルが小さく頷いた。
まっすぐに、僕を見つめて。
そう、僕らは明日にも死ぬかもしれないんだ。
「……ま、待って父さん!!」
思っている事を伝えるのは難しい。
けど、やってみたら簡単だった。
何を言ったかなんて覚えていない。
けど、ちゃんと言えた。多分言えた。
父さんは少し、ほんの少しだけど笑ってくれた。
僕はカヲルに親指を立てて見せた。
カヲルはニッと微笑んだ。
87 :
CM:2006/02/09(木) 19:09:03 ID:???
スンマセン。着想が
>>47なため、今後バル戦まではLAS風味です。
苦手な人ゴメンヨ〜。
その日、僕は珍しく委員長(相田)と帰っていた。
突然彼に呼び出されたのだ。
「あのさ…碇。お前ってさ、その、惣流と付き合ってんの?」
「え!?」
突然の質問に、僕は5cmほど飛び上がる。
「そ、そんな事ないよ。」
「じゃ、好き…とか?」
「な、何でそんなこと聞くのさ。」
「いや、お前らホント仲いいからさ…。」
「ち、違うよ。2人っきりで遊んだこともないんだよ?」
「そうなの?じゃ、鈴原と付き合ってるとかは!?」
「そっちの方がありえないよ。だから何でそんな事…。」
いつもクールな委員長がこんなに顔を蒸気させている。
「その、好きなんだよ…。惣流のこと。1年の時からずっと…。」
「えっ…?」
「きょ、協力してくれないかな!?頼むよ!!」
家に帰ると、その惣流がヒカリと共に遊びに来ていた。
「それでさー、委員長がくれたのがこのダッサイキーホルダーよ。」
「いいじゃない。私はお土産なんて貰ってないのよ。」
「それにしたって何なのコレ。こんなんで女が喜ぶとでも思ってんのかしらね。」
アスカはキーホルダーをぽいと絨毯に投げた。
好きだから。委員長はアスカにだけ特別にお土産を買ってきたってことか。
「特別」か…。
今まで誰かの事をそんな風に考えたことなんて無かった。
アスカもヒカリも、トウジやカヲルと同じ、大切な友達。
…でも、そんなアスカを、委員長は特別に感じていたんだ。
特別って何だろう。
いなくなったら淋しい人?
でもそれだったらみんな同じだ。父さんだって、死んでしまうのはイヤだ。
好きって何だろう。
「あ、またシンジ君たらアスカの事見てる!」
「はいはい、ワシらはおジャマっつーことですね。ヒカリちゃん行きましょか。」
「だ、だから違うってば!!
ア、アスカ、人から貰ったものは大事にしないとバチが当たるよ。
ちゃんとほら、カバンにでもつけて。」
「イヤ!ちょっとシンジやめなさいよ!!」
次の日から、僕は相田の視線が気になった。
彼がちょっと振り向くたびに、僕らが見られている気がした。
「シンジ、職員室付き合って。」
いつも通りのアスカの誘いがなんだか気まずかった。
「ゴメン、1人で行って。」
何でだろう。心がもやもやする。
それから一週間、僕はなんとなくアスカと距離を置いていた。
休み時間はカヲルと過ごす。そうすればアスカが来る事は無い。
「シンジ君、知ってる?第四支部が消滅したって。」
「何それ。」
「大事故だったらしいよ。それで今度参号機が日本に来るらしい。」
「新しいエヴァ!?それって…」
「新しい仲間が増えるってことさ。」
放課後僕は、また相田に呼ばれた。
「頼むよ碇。この手紙、惣流に渡してくれないか?」
手紙。多分書いてあるだろう内容は想像がつく。
僕はすぐに返事ができなかった。
「頼むよ。俺、本人の前だと緊張しちゃって…ダメなんだ…。」
僕は、父の前での僕を思い返していた。
僕も初めはムリだと思った。でも、結果は上手く行った。
「悪いけど自分で…」
そう言いかけて、後の言葉を飲み込んだ。
相田は泣きそうな顔をしていた。
そんな風に思うほど。誰かを想うってそんなに強い気持ちなの?
「頼む…。」
僕は黙って手紙を受け取った。
【注】第弐話でアスカに妹がいることになっていますが、
やっぱりアスカにはママンが似合うと思うので
入院しているのはアスカのママンということに変更させて下さい。
チルドレンには母親がいないという設定に矛盾が生じますが、そのへんはスルーで。
翌日、アスカは朝迎えに来なかった。
お母さんの見舞いに、病院に寄ってくるとの事らしい。
「今まで朝から行ったことなんてあらへんかったのにな。」
「まさか、容態が悪くなっちゃったのかな…。」
僕がケガさせたお母さん。
幼くして父と別れたアスカにとっては、唯一の肉親だったはず。
「やだシンジ君、大丈夫よ。アスカ、電話での声は元気そうだったし。」
僕の暗い顔を見てか、ヒカリが優しく慰めてくれた。
しかしアスカは午後になっても現れない。
とうとう授業は終わり、解散。
相田がずっとアスカの席を気にしている。
「プリント、届けてあげた方がいいかな…。なあ碇。」
「…僕はいいよ。君1人で行って。」
「そんなぁ…。」
誰かと話す気にもなれず、僕は1人で学校を出た。
とぼとぼと道を踏みしめる。
何でだろう。何でこんな気持ちになるんだろう。
もやもやが大きくなる。
もう陽は傾いて、アスファルトがオレンジに染まっていた。
その中に、アスカがいた。
「アスカ…?何で…、家反対だろ…?」
「ちょっとね。…帰るの、かったるくて。」
「病院、大丈夫だったの?…お母さんは?」
「うん。それは大丈夫。
……シンジ、ちょっと歩こ。」
夕焼けの狭い公園に僕らは向かい、ブランコに腰を降ろした。
「久しぶりね。シンジと話すの。」
「え、そう…?そうだっけ…?」
僕はとぼけてみせた。ゴメン、気づいてたんだね。
キィ…、キィ…。
いつも饒舌なアスカが何も喋らない。
僕も、あんなに簡単だったはずの会話ができない。
キィ…、キィ…。
ブランコの音だけが時を刻む。
「シンジ…、初めてあのロボットに乗った時って、どんな感じ?」
「え…?」
「あ、ほら私、何も知らないで叩いちゃったでしょ。アンタのこと。
アンタの気持ちも考えず。…悪かったなって思って。」
「どうしたの?一体。」
いつものアスカらしくないしおらしさに、僕は思わず吹き出した。
「失礼ねっ!…だからどんな感じだったのって聞いてるの!」
「そうだな…。」
僕は目を閉じた。怖かった。死ぬ事なんて怖くないと思っていた。
でも、やっぱり怖かった。
痛みが走って、何も考えられなくなった。
何度もやめたいと思った。逃げ出したいと思った。
「でも、仲間がいる。」
信頼できる仲間がいる。守りたい人たちがいる。
「だから僕はもう怖くないよ。むしろ、誇りに思ってる。」
93 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/02/09(木) 19:24:50 ID:5jbYB+1s
ktkr
「そう…。」
アスカはにこっと笑うと、ふぅっと大きなため息をついた。
「どうしたのさ、今日はヘンだよ。」
「何でもないわよ。
…そうそう聞いて!私ね、今度高校生とデートするの。」
「えっ?」
「デートよデート。シンジしたことある?」
「…無いけど……。あ…その、…い、いたんだ。そんな人。」
「気になる?」
アスカはいたずらっぽく見上げてきた。
「いや、…だってそんなこと今まで…。」
高校生なんて、僕らには別世界に思える。
毎日のように一緒にいたのに、僕の知らないアスカがいる。
僕はカバンに目をやった。
そんな僕を見て、アスカは勢いよくブランコを漕ぎだした。
「頼まれたのよ。ヒカリに!
あの子のお姉さんの友達がね、どうしてもって言うからさ。
…ま、写真見たけどたいしてカッコよくないし、ソッコー帰っちゃおうかと思ってるんだけどね。」
半ば叫ぶように言って、彼女は漕ぐのをやめた。
「そっか…、よかった…。」
それは、僕の心からの言葉。
でも、僕は。僕自身が。その言葉の意味に気づいていなかった。
その瞬間のアスカは、確かに嬉しそうな顔をした。
でも僕は、その意味がわからなかった。
「ねぇアスカ、相田のことどう思う?」
「…何よイキナリ…。委員長?
まあ…嫌いってわけじゃないけど、別に仲良くしたいとも思わないわね。」
「そう、かな。あれはあれで、いいとこあると思うんだけど。」
「ハァ?あのオタクのどこがぁ?一日中プラモいじってさぁ。」
「ほら、トウジとかと違って優しい感じだし、良く気がつくし…。」
「………何が言いたいの?」
彼女の顔はこわばっていた。
「いや…。」
僕はうつむいてカバンから白い封筒を出し、彼女に差し出した。
「コレ…、」
裏を見たアスカの眉が、きゅっと寄るのがわかった。
「相田から…。」
「シンジ、飯できたで。せっかくミサトさん早よ帰ってきたんや。ちゃんと3人でメシ食おうや。」
トウジの呼びかけにも、僕は寝たふりを通した。
「シンちゃんどうしたの?」
「わからん。朝からずっとあんな調子や。疲れとるんかのう。」
「そう…。」
2人の声が遠くで聞こえる。
「なんや、ミサトさんまで辛気臭い顔して…。カジ兄さんと何かあったんかいな?」
「う、ううん。ゴメンネ。何でもないわ。」
アスカは怒ると思ってた。
相田を。男のクセに直接言うこともできないなんて!って。
確かにアスカは手紙の一枚目にさっと目を通しただけで、残りも読まずにそれを丸めて放り投げた。
でも、罵倒の言葉は出なかった。
代わりに、長い沈黙があった。
そしてつぶやくように一言。
「バカみたい…。」
次の瞬間から彼女はいつもの彼女に戻った。
彼女はペラペラとよく喋り、手を振って別れた。
でも、一度も笑わなかった。
何だろう。何でこんなにもやもやするんだ。
アスカが気紛れなのはいつもの事だ。気にする事じゃない。
でも何だろう。さっきのアスカは普通じゃなかった。
何か僕は怒らせるようなことを言った?
アスカが怒るのもいつもの事だ。明日になればコロっと直ってる。
何だこれ。
何で僕は、こんなにアスカの事を気にしてるんだ?
翌朝、僕が目覚めた時にはミサトさんは出勤していて、テーブルに書置きがあった。
「そっか…。今日から出張か…。」
「せやから昨日早くに帰ってきたんやで。」
「参号機…か。」
「そういやパイロットはもうこっちに着いとるんかいなぁ。
どんなヤツが来んのやろ〜!楽しみやなぁ。」
ピンポーン。
呼び鈴が鳴る。
「なんや、もう時間かい。」
玄関には今日も、ヒカリが1人だった。
オッテュ
空気読めないシンジw
GJ!
どん底まで後一歩ですなw
>>84 ども83です。
こちらこそ誤解かつ批判めいた事を言って申し訳ありませんでした。
以後、気をつけます。
欝展開wktk
最初は欝展開を期待してたのに、今では欝展開が見たくないってか
幸せになって欲しいってか…
あああ完全に職人さんの術中に嵌ってるな俺w
レスdです。思考が鬱展開で仕事に支障がw
今後ようやく鬱コンボがやってくるわけですが
ア ス カ 助 け な く て も い い で す か
>>50さんw
しかしバル戦、鳥戦、輪戦と原作をなぞるだけになってしまいそうなんで、
何かいい案ないすかね〜。
欝展開も徹底的にってとこで、
アスカの顔を見られないほど傷つけちゃうのはどうでしょ。
と、流石にそれだとキツ過ぎるのでシンジがフォローに入って欲しいものですが。
104 :
50:2006/02/10(金) 16:01:57 ID:???
>ア ス カ 助 け な く て も い い で す か
せめて「命は助かったけど昏睡状態」で。
ていうかアスカ死んじゃったら、シンジが劇場版での寝たきりアスカ状態になりそうだ…
僕らが真実を知ったのは一時間目が終わった後。理科室からの帰りだった。
「アスカが…、参号機のパイロット…?」
「カヲル、自分知っとったんか!?」
「そうさ。でも彼女、言わなかったんだろ?
本人が言わないことを僕が言うのも悪いからね。」
「何でや?あいつ女やで!?」
「そうだよ、何でアスカなんだよ?」
僕らはカヲルに詰め寄った。
カヲルは掴まれた襟元を正しながら答える。
「…別に隠してたわけじゃないんだけどね。
パイロットの候補生は、全員このクラスに集められてるんだよ。」
「な、何やて?」
「管理と保護の目的からね。男女は関係ない。」
そんな。じゃあヒカリも、委員長も…?
「でも、でも何でアスカなんだよ?」
「さあね。新しい機体に一番シンクロする可能性が高かったんだと思うよ。それに…。」
「それに、何や。」
「ネルフの医学部に、惣流って名前の患者が転院してた。昨日付けでね。
多分、パイロットになる交換条件だったんだと思うよ。」
僕は言葉を失った。
そして昨日の事が頭をよぎる。
だからアスカ、突然エヴァのことなんて聞いてきたんだ。
突然謝ってきたりしたんだ。
「ま、逆にアイツで良かったんかな。気心知れんヤツよりやり易いしなぁ。」
「そうさ。問題は彼女が僕を仲間としてくれるかだよ。」
僕は愛想笑いを返した。
何だろう、心が何かに押しつぶされそうになる。
不安で不安でたまらなくなる。
大丈夫、何も問題はない。
明日になればネルフで顔合わせをして、僕らは照れくさい挨拶を交すんだ。
きっとそうだ。
午後。傾きかけた陽の中で、僕らは「その」連絡を受けることとなる。
僕らの前にいたのは、エヴァだった。
参号機。僕らの仲間のはずの機体。
アスカが乗っている機体。
そしてこれは、現在の「目標」。
「何でや!?なんでエヴァが目標やねん!?」
「それはもはやエヴァではない。使徒だ。」
父さんの声だ。
「殲滅だ。エヴァ3機は目標を攻撃。」
そんな…。
冷酷な命令が出される。
「アスカ!?アスカ聞こえる!?」
僕は外部スピーカーを最大にして叫んだ。
「返事して!アスカ!」
何も反応は無い。夕日を背に浴びながら、エヴァ参号機はゆっくりと進んでくる。
「どうしよう、どうにかできないの!?」
アスカが乗ってるってわかってるのに、攻撃なんてできない。
「どうにかしてエントリープラグを引き抜こう。ボクが機体を止める。」
そう言うと、カヲルの零号機は参号機の前に飛び出した。
そのまま体当たりするような格好で零号機は敵を止める。
「弐号機!今だ!!」
「よっしゃあああ!!」
反対の山陰に隠れていた弐号機が飛び出し、参号機の背に回った。
強引にエントリープラグを引き抜こうと、トウジは手を伸ばす。
しかしそれより一瞬早く、使徒の回し蹴りが弐号機の脇腹を直撃していた。
弐号機は鉄塔にぶつかり、衝撃で電線が宙を舞う。
「トウジ君!?」
ひるんだカヲルを、使徒はそのまま押しつぶした。
仰向けになった零号機の腕を抑えたまま、使徒は肩口から白い粘液を垂らしていく。
それは接触と同時に、零号機の腕を侵食していく。
「まずい、切断だ。」
父さんの指示。
そして零号機の左腕が根元から剥離される。
「………っ!!」
カヲルの叫びにもならないうめきが上がる。
「カヲルっ…!!」
「シンジ、お前が倒すんだ。」
そんな、そんなことできない。
「シンジ…、今行くから、止めといてくれや…。」
トウジがよろめきながら立ち上がる。
参号機は僕を射程に入れた。
「アスカぁっ!!」
僕はカヲルと同じように参号機を身体で止めようとした。
程なく強烈なパンチが来て、僕は吹っ飛ぶ。
全身に痛みが走る。
代わりに弐号機が突きを食らわし、一瞬敵はバランスを崩した。
しかし次の瞬間、地面に突き刺さった参号機の腕はぎゅんと伸び、後方にいた弐号機の足を掴む。
そしてそのまま何度も地面に打ち付ける。
「アスカやめて!やめてよ!!」
僕は叫びながらプログナイフを構えた。
しかしそれを突き立てることができなかった。
その躊躇はスキを与え、僕の身体に弐号機がぶつけられた。
動かない弐号機を踏みつけ、使徒は初号機の首に手をかける。
「シンジ、何故戦わない。」
厳しい声が飛んだ。
「戦えるわけないじゃないか…、友達が…ぐッ…の…乗ってるんだ…。」
助けなきゃいけないんだ。
僕は手を伸ばした。
アスカ、気づいて。
助けるから。
「パイロット危険域です!!」
「お前が死ぬぞ!シンジ!!」
僕は死んだっていいんだ。
アスカを殺すくらいなら、僕は死んだっていいんだ。
だから…
次の瞬間、エヴァの照明が落ちた。
111 :
中の人:2006/02/10(金) 20:35:04 ID:???
今週ずっとコレばっかやってたら仕事テラヤバス…。
握りつぶす前から中の人分かっちゃってるのか(´・ω・`)
あのシーン楽しみにしてたのに
113 :
中の人:2006/02/10(金) 20:48:17 ID:???
>>112 スマソ、マンガ版にしてしまった。
本編ではレイもアスカも教えてくれなかったけど、
カヲルはぺらぺらと喋りそうだったんで。ゴメンなー
それと、ちょっと整合性をつけるために書き溜めたいと思います。
なので展開のアイディアあったらキボン。
うおうキタキタキタキタ!
欝展開キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
>>113 仕事がんがってください。
おいらも派遣の仕事と就職活動で一杯一杯なので他人の事言えませんがw
今後の展開というと、この設定だと流石のシンジもアスカの見舞いには行くだろうし
トウジやカヲルもそれを勧めるでしょう。
少なくともサルベージ後は。
そこでコアにされて壊れちゃったキョウコに出会うというのはどうかな?
流石にシンジをいぢめ杉かw
欝展開ktkr!
すんごい面白い。
設定がいかせるな。ネルフ大阪支部って考えると笑える。
でもこのままだとセカンド=トウジが鬱になる構図がないよなぁ。
シンジが相田に恨まれるのをかばうためにトウジが自分がやったとか言い始めるとか。
あ、でもやっぱり鬱になるのはシンジだけか?
ネ申スレハケーン!
個人的にはアスカ→昏睡キボンヌ
あといっそのこと美里もトウジも重症で
トウジが鳥にやられるところが期待だ。
想像すらできんが。
トラウマを、アラエルに掘り返されるのは確実だろうが……。
何だろう。トウジに限ってはトラウマが思いつかない。
関西弁がエセであることをほじくりかえされるとか
アスカのを参考に考えると、こんな感じかな。
母親死亡or精神崩壊。
↓
直後に親父再婚、その時には再婚相手の腹に子供。
どう見ても不倫です、本当にありがとうございました。
↓
妹誕生、家の中に居場所がなくなるトウジ。
↓
チルドレン選出と同時に家族と完全に縁切る。
わかった、トウジはヒカリが好きなんだから
ヒカリをこんす(ry
>>120 やりすぎだろそれ。
ある意味シンジキャラが二人じゃん?
明るく育つとトウジで暗く育つとシンジ?
原作と同じ様に妹関連では?
1レイ 2アスカ 3シンジ 4トウジ 5カヲル
↓
1アスカ 2カヲル 3シンジ 4レイ 5トウジ
神スレハケーン
>>124 カヲルがセカンドだとやたら嫌味なキャラになりそうなw
カヲルだと最初嫌味系のライバルキャラだと思わせておいて、実はただの天然でしたってのがありそうだw
それにしても5がトウジはやっぱインパクトありそうだな、いろんな意味で……。
「六甲おろしはいいねぇ」
「関西人の生み出した文化の極みだよ」
「うっ…、…うぅっ……。」
涙が止まらなかった。
後から後から溢れて、止まらなかった。
握り締めた手には、血が滲んでいた。
でも、どうだっていい。そんなのどうだっていい。
ガレキに埋もれた白い筒にレーザーカッターが当てられる。
じわっとオレンジ色の液体が溢れ出す。
赤い染みと共に。
ふらふらと、よろめきながら近づく影があった。
担架に乗った影も近くで止まる。
「心音確認。パイロットは生きています!」
慌てて空の担架が運ばれ、中から人が引きずり出される。
それは、人形みたいだった。
僕は、エヴァから降りれなかった。
「ああせんかったら、自分が死んどったんやで。」
白い病室、白い天井。
「お前のせいやないで。シンジ。」
白い服。白い言葉。
白い記憶。
「今日、会ってきたで。頷いたり、首振るだけやねんけど、こっちの言う事はわかるみたいねんな。」
いつもの天井。いつもの声。
「何にも覚えとらんみたいや。
エヴァに乗って、気ィついたら病院やってん。
夢見てたと思うんちゃうか。」
繰り返す記憶。
「やめてよっ!!父さんやめてよ!!」
僕はおかしくなりそうなくらいに叫んだ。
「止まれっ、止まれっ…止まれっ…!!」
体の一部みたいに動かせたエヴァが、僕の制御を離れてる。
狂ったみたいに暴れてる。
キラキラ光る夕日の中で、目の前が紅く染まってく。
僕の初号機は目の前の「もの」を殴り続けた。
既に動きさえせず、ただ横たわるそれを殴り続けた。
嫌な音、嫌な音、嫌な音。そればかり響き続ける。
「…やめてよ…!もうやめてよ…。」
初号機は参号機の…、参号機だったものの残骸から、白い筒を持ち上げた。
エントリープラグ。
アスカの乗ってる、エントリープラグ。
そしてそれを、手は握る。
「――碇司令、もうやめて!!」
エヴァは止まった。
零号機の中から、肩を押さえながら、カヲルが這い出した。
プラグはそのまま地面に落ちた。
エヴァは止まった。
僕じゃなく。カヲルの言葉で。
僕はどこへも行けなくなった。
誰とも話せなくなった。
トウジ以外は。
ミサトさんも毎日、襖の向こうから声を掛けてくれる。
でも、顔を合わせる勇気は無かった。
アスカは多分、助けてって言ってただろう。
すごくすごく痛かっただろう。
ごめん、ごめんねアスカ。
助けられなくて…、違う、ひどいことしてごめん。
――あれは父さんがやったんだ。
そう思えたらどんなに救われることか。
違う。
父さんはエヴァを止めたんだ。
僕にはそんな力もなかったんだ。
ごめんねアスカ。ごめんなさい。ごめんなさい。
「あんなぁシンジ……。カヲル…、心配してんで。」
「うん…。」
「シンジのせいやないねん…。ワシらも何も出来んかってん…。せやから、せやから……。」
「…うん…。」
僕はカヲルにも会えなくなった。
トウジ、君が泣かないでくれよ。
ktkr
欝展GJ!
しかし覚悟はしてたが・・・ってゆうかむしろワクテカしてたが、
実際来てみると辛いなぁ。
せめて終わりだけはハッピーで・・・ってエヴァだとそれすら怪しいんだよなorz
とにかく職人さんガンガレ。
もはや俺は覚悟完了した!どんな結末でも大丈夫だ!
でもこの後レイが・・・レイが・・・orz
そろそろトウジが鬱になるのか…
全く想像できん…
鬱のトウジ早く見てーーーワロスw
あれから一ヶ月。
アスカは言葉を話せるようになり、少しずつだがよく喋るそうだ。
憎まれ口もそのままで、順調に回復しているように見える。
しかし彼女が今後、自分で歩けるようになるかはわからない。
神経を傷つけられた左眼は失明。右目の視力も回復は難しいらしい。
一度だけ。トウジはそう言って、それからはいい報告しかしない。
「ほな、シンジ。ワシ行ってくるわ。」
パタン。トウジは学校へ向かう。
ドアが閉まって、僕はまた1人になった。
僕が強かったら、きっと逃げ出すくらいしてただろう。
僕が強かったら、父を罵倒する事もできただろう。
でも、出来なかった。
僕は1人になるのが怖かった。
真実を問いただす事も出来なかった。
僕は弱い人間だ。
結局何もできなくて、今だってミサトさんやトウジに甘えてる。
僕は何だ?
人を傷つけるだけの、僕は一体何なんだ?
消えてしまいたかった。死んでしまいたかった。
そんな勇気なんて持ち合わせていないくせに、僕はベランダへ飛び出した。
その時、警報が鳴った。
「使徒……、まだ来るのか…?」
携帯電話がけたたましく鳴る。
遠く、ビル群の空に閃光が上がった。
行かなくちゃ。
無意識に身体は玄関へ向かおうとした。
しかし、脳裏に記憶が蘇る。
乗れない…、僕はアスカを大変な目に遭わせたんだ。
次の使徒が、またあんなのだったらどうする?
足が動かない。
僕は何もできないんだ。
僕なんかいなくったっていい。
いない方がいいんだ。
今だって、僕はカヲルにまで嫉妬してる…。
迎撃ビルから無数の光の玉が放たれて、しかし全てが直前で弾かれた。
ATフィールド…。
次の瞬間使徒の頭部が光り、上空まで光の柱が上がった。
数秒遅れて地響きのような爆音が伝わってくる。
スローモーションのように煙が上がって、くるくる落ちる。
国連軍のヘリだ…。
何で出るんだ。エヴァじゃなきゃあいつらには勝てないのに。
死んじゃうだけだ。
早くしなきゃ。エヴァが行かなきゃ。
でも、僕が行かなかったら…
僕がこのままここにいたら、出るのはあの2人だ。
――いつの日からか、僕は忘れていた。
エヴァに乗ったときの恐怖。戦いで感じる痛み。
短期の入院ぐらい、通過儀礼のようにさえ思っていた。
でも、違う。
過度の痛みは身体を傷つける。
それはやっぱり怖くて、死ぬかもしれないって思うんだ。
誰かがそれを感じること。
それは、自分がなるより辛いんだ。
僕がもっと強かったなら、きっと逃げ出していただろう。
わかり合えたと思った父さんは、僕の声を聞いてくれなかった。
悔しさを恨みに変えて、ここから去ることができただろう。
僕は弱いから。辛いんだねって言って欲しかった。
苦しいんだねって言って欲しかった。
悩んでる事、わかって欲しかった。
でも、僕は弱いから。
これ以上、大切な人が傷つくのはイヤなんだ。
僕は走っていた。
「早く、早く…!!」
リニアレールの出口が光る。
爆風、轟音。
「カヲル!?」
煙の中で、両腕を無くした零号機が―――
使徒に額を割られ、地面に崩れ落ちるのが見えた。
その向こうに、弐号機の首が無残に転がっていた。
カヲルが…、トウジが…。
ちくしょう。
僕の大切な人達を。
何でお前らは…。
何でこんなことするんだ…。
ちくしょう。ちくしょう。
僕はその時始めて、心の底から思った。
「殺したい」と思った。
でも、同時に「守りたい」と思った。
生きていて。
助けるから。
もう僕を1人にしないで。
GJ。アスカは足+目をやられたことになったかー。
大筋のストーリーまで本編と違ってきたな。だがこれで良い。GJ
GJ!
ついにゼルエル戦か。
夢を見た。
そこはあったかくて、いい匂いがした。
柔らかくて。いい気持ちがして。
ずっとそこにいたいと思った。
懐かしい声がして、懐かしい香りがした。
ゆらゆらと漂い、安らぎが永遠に続く気がした。
でも、声がした。
女の人…
ミサトさん…?
違う、別の声。
僕の名前を呼んでる。
「もう、いいの?」
何があったか、覚えていない。
でも僕は思い出したんだ。
僕には友達がいた。大切な人がいたんだ。
僕は人を傷つけた。でも、受け止めてくれた人がいるんだ。
「シンジ…、シンジ…。」
僕を呼ぶ声。
気取った甘い声と、野太い大阪弁。
そこで目が覚めた。
何故かベッドの上に、トウジとカヲルの顔があった。
僕は今まで何のために生きるのか考えた事なんてなくて、
エヴァにだって「仕方なく」乗ってた。
でもこれからは違う。
僕は君たち2人の為に生きるよ。
もし死ぬのなら、君たちの為に死ぬよ。
だからもう、僕を1人にしないで。
GJ!
シンジの願い空しく、この後には…… ・゚・(つД`)・゚・
ある建物の中の風景。目の前には砂漠に近い草原と
それから隔離するように隔てられたガラスと他の性質から出来た
大きい窓の様な、ちょうどホテルのロビーのような感じのそれに
肩からしたの男の影だけが映っていた。
「ぉい碇。大佐が呼んでるぞ」
30代の若い男が後ろから遠目に声を掛けた。
「聞こえてるよ。やれやれついウトウトしちゃったな」
座り心地良さそうなイスから立ち上がった男はそのままツカツカと
エレベーターの方へと歩いていった。
声をかけたその男も一緒に乗り込むとさっきより静かな声で
親しそうに話しかけている
「おまえ奥さんと上手くいってるのか?なーんか凄い剣幕で電話有ったぞ」
すると、さっきまで凛々しい顔して立っていた碇が途端に顔を崩し額に汗
しだした。「ぁぁ、すまん;ここ最近遅いというかあんまり家のこと話してなかったから;」
困り果てた様に話す碇にその男もまた同じ様な顔で返す
「・・・お前も大変だよな;奥さんうるさそ;;」
そして静かにエレベーターは目的の地下階へ付く
高エネルギー波分離槽媒体移送制御機甲団35支部
と書かれたドアの前。
「しつれいし・・マウス」
いつものように碇の隣にいる男がふざけてドアを開ける
開けた瞬間しばし沈黙が続く、しかも場がしらーっとするような何とも言い難い空気だった
何故ならそこにはいつもの所長だけではなく別の来客が居たからだ
すかさずいつものふざけた態度からカチッと組織流に挨拶を変えた
「失礼いたします。所長碇を呼んできました」
と社交用に挨拶すると所長の横に居た見慣れない婦人。しかも超が付くほどの
美人が上品に手を口に添えてクスクスと笑っている
「山田っふざけるのはよしたまえ。お客さんの前だぞ;」
と場が悪そうに言う所長を見てさらにクスクスと笑うその美婦人を
不思議そうにしかし懐かしそうに碇は見ていた。
始めから通して読んで見た…おもしれえよ職人さん
…甘き死よ、来れを聞きながら読むんじゃなかったorz
「紹介しよう、こちらは本部より視察に来た綾乃君だ。彼女は私が本部にいたとき
助手をしてくれた。こっちは碇隊員と山田君
二人ともこっちのホールの研究に携わっているんだ」
と二人を紹介する所長。 すると山田の熱心なアピールにも目を向けず
綾乃の視線は碇をずっと見つめていた。
「貴方が碇シンジさんね。初めまして、お会いできて嬉しいです」「こちらこそよろしく」
以前の優柔な面影が全くなくなった碇の表情からは余裕さえ伺える
その姿は彼の加地の様な感じではなく一研究者。又は有る所に行き着いた悟者の様な
何とも言えない雰囲気だった。
「じゃああれだ・・シンジ。綾乃君に館内を案内して上げてくれ」
すると山田がすかさず問いかけた
「あのー俺は。俺暇だけど 碇は何か忙しそうだからおれが・・・」
と言うと読んでいたかのようにすかさず所長が腕を引っ張り
「お前は昨日とその前の調査報告書を仕上げてないだろ、それやるの」
「まままままじすっか。お・・・鬼だ」
「いいから行くの!!ホレッホレッ」
と漫才のように二人で振る舞うその姿を見てまた綾乃がくすくすと笑う
「おっかしい。いつもあんなに楽しいの?」
「ああ、ああやって楽しめるときは楽しむようにって所長の主義なんだ」
「へぇ、色々考えて居るんだ」
「うん、そうでもしないとこんな辺境で何年も生活出来ないからね」
とまさに会話のキャッチボールをしながら建物のホール中心へと歩く二人
「そう言えば碇さんて奥さんいらっしゃるの?」
「ええもう10年ぐらいになりますね、知り合ったのはもっと前だから
腐れ縁って奴かな」
「奥さんもパイロットだったんですよね」
「まぁ、パイロットってもずいぶん昔の話ですよ汎用のDNA変換タイプの
頃のプロトタイプですからね、今じゃ考えられない」
と少し不安でそれで居て悲しい顔をし出すシンジ
「確かに、当時のがどれほど疲労を与えていたかは謎だけど。今はオートサイクロテクス
コントロール【A.S.T.C】が主流ですもんね」と綾乃が言い出すと
シンジは何処からか持ってきたコーヒーのカップを差し出した
「でも問題は操縦技術や構成するメカニズムの内容じゃないんだ。そう言った諸々の何かが
あの穴を通って我々の世界に流れてきていたって事。それが重要なんだ」
シンジが見つめるホールごしの大窓の先に映る巨大な円形の輪が浮いている短く巨大な
塔の様な物。直径だけでこの建物が50は入るかも知れないと言う感じのその建造物に
道がいくつも向かって延び。そしてプラント、超大型のクレーンから訳が分からない装置までが
絡むように向かい合っている。しかしその円形の物の「壁」に振れるかふれないかのギリギリの所
でふみ止まっている。まるでバリアーの周りを今か今かと解除されるのを待っているかのように
−−−2000年の定かでない時期。そう碇がまだ10代だった彼の時にそれは起こった
当時地球人は使徒と呼ばれる、今ではナノプロテスタンスと呼ばれる異文化の兵器に怯える
毎日だった。それに対抗するためにその兵器の一部を模した兵器を作り使徒と呼ばれる
異文明に対抗していた、しかしその品物を作った本当の訳を知っていた当時のネルフの所長
シンジの父ゲンドーは対抗する組織ゼーレより早く人類補完を行おうと敵の一部とエヴァのパイロット
綾波を融合させてしまった。しかし願っていたサードインパクトは起きずその綾波が融合した
巨大な生命体に全ての人が取り込まれていった。そしてその物体【リリスと呼ばれていた】
その時空間亀裂が生じ異次元より巨大な宇宙船の様な物が現れ綾波とリリスを覆う様に
影を落としていった。微かに有った意識の中に綾波がささやく
「シンジくん。失ってはダメ。起きるのよ。・・・・貴方が強く願えば望みは叶うの」
そう言うとリリスから延びた翼の様な物がその船を呼んだ歪みに対して飛び込んでいく
するとその船より数え切れないほどの使徒に似た物体がリリスめがけて飛んできた
次の瞬間その使徒らしき物たちが放つ無数の光線によってリリスに無数の穴が開く
そしてそこからは血にも似たおびただしい量の体液が流れ、肉体も崩れようとしていた
微かに見えた映像と意識が今はっきりしたシンジは力一杯叫んだ
「あやなみぃぃぃぃぃ」 するとリリスから夥しい光が数百と束になって集まりその歪みに向かって
放出していった。次の期に歪みから引き寄せられるようにその船が歪みに引っ張られ
中にめり込んでいった、リリスもまた血潮を吹きながら歪みへと飲み込まれていった
それはまさしく水槽の水を抜いたかのように・・・勢い良く全てを巻き込む渦のように飲み込んでいった
そして轟音とともにその歪みが閉じた。
次の瞬間、今までLCLにシンジが取り込まれた時のように全ての人がその場に寝ころんでいた
気が付いたシンジはすかさずアスカを探して顔を叩いて起こそうとした
「アスカーアスカー・・・」すると煙たそうに瞳を開けたアスカ。喜んで泣きそうなシンジを見ると
疲れ切ったその口で「あ・・いかわらず変な顔してるわね」とこの場に置いても強気の口調で言った
シンジは少し涙顔になって「人がこんなに心配しているのに;;;」と軽く首を押さえた。
「気持ち悪い・・・早く起こしなさいよ;;;」 我に返ったシンジは丁重にアスカを起こすと
周りを見渡した。「みんな・・・戻ったんだ」 するとアスカもしばしぼーっと周りを見ていたが
すぐ気が付き「そう!あの優等生は!あの変なエヴァは?」 シンジは悲しそうに言った
「わからない・・・変な歪みに飲み込まれちゃった」そうつぶやくと突然平手打ちを食らった
「あんたバァかぁ?_??黙って見てたわけ???それでも男???」
「だって;;なにも。。。どうすることも出来なかったんだ」
アスカもそれは解っていた。けど何か言いたくて仕方なかったからシンジに当たってしまった
「ごめん・・・そうだよね;;」
しばらく沈黙が続いた次の瞬間。 爆音と電磁波の音があたりを包んだ
「なんだ!!!!一体地面が 揺れている」
そしてしばらくすると静かにある団地の群が大地の内側に飲み込まれていった。
「またか!?!?」しかしそれを飲み込んだその歪みは今度は消えず
先ほどの円形の物体を頭上に残したまま存在していた。
そして現在。 30代に成ったシンジが窓から見ている・・・・
現在のシンジの回想
−−あの船はリリスをどうしようとしていたのだろうか、全ての生命を取り込むための
器だったのだろうか。今あの物体は俺の目の前にあの光の輪をまとった歪みとそこへ現れる
侵入を阻止するためと思われるプロテスタントを残し、綾波もろとも飲み込んでしまった
俺達はあの謎を解き詰めて歪みが生じる全く反対側に逆に吐き出す歪みが存在することが解り
そこから偵察隊を送り込むことに成功した。そして行き着いた先。つまり歪みを抜けた先には
信じられない事に今と全く同じ状況でもう一つの大地、つまり地球へと繋がっていた
その世界は今我々が住んでいる時期とは全く異なる時代を歩んでいる別の世紀
そう新世紀を迎えた人類の土地だった。」
「確かに我々はあなた方を否定はしない。ですが全ての・・・何というかその・・・つまりですな
難民を受け入れる事は難しいのです。そこら辺はご理解下さい」
殺伐とし会議室。そこにシンジ含む数人が顔を向き合わせている。
恐らくシンジ側ではない手動射的立場のその男は煙たそうな顔で話していた
「その点は大丈夫です。我々も一時は多大な被害を受けましたが今は復興しております。
それに人間問いのは本来生まれた場所を離れたくないものです」
「なるほど、こちらはセカンドインパクトと言う現象がどういった規模だったのかさえ殆どの人は
知る由もありません。ですがその被害状況は我々の派遣員から報告を受けておりますので
援助や協力は惜しみなくしたいと思います。どうぞ何なりと要請書を提出下さい議会で検討し迅速に対応
取るようにいたします」と厳格にしかし友好的にその主導者は要請書等の資料を隣の秘書らしき人物へ配った。
「ありがとうございます。そう言っていただけると感謝この上ないです、我々35師団いぇ2000世紀年
地球連合に住む人々を代表して御礼申し上げます」そう言ってシンジ側の司令官の様な男は
相手の恐らくあの穴の先にあった別の地球民の代表らと握手を交わした。
「厚かましいようですが、もし支援していただけるので有ればこちらのホール出口の
方に我々の調査研究所施設をお借りしたいのですが。ええ勿論土地使用費や活動費は我々が負担いたしますので
、何分セカンドインパクト以降にもホールが出来た時の被害が大きく我々の拠点が地中に没してしまいましたので
復興にめどが立たないのです」と新拠点建設の了解願い出た司令官を帯同したシンジ一行は度肝を抜かれたように
司令官を見ていた。
するとその隣にいた在りし日の山田がシンジにそっと耳打ちした
「ぉぃ、こっちに35支部移動するってのか?ってこたぁ隊員全部こっちに移動かよ」
「そりゃそうだろ・・・まさか一々あのホール越えて出勤するってぇと交通費馬鹿高く成るぞwwそんな経費出してくれんだろ」
当然と言う表情でシンジがかえしたがまだ憮然としている山田に対して何か不安でもあるのか?と聞くと
「いぁ・・少しだけ小耳挟んだがあのホール少しずつだけどだいぶ安定度下がってきているらしいって」
「だからよ、俺らがもし転勤でこっち来てからだ、そのなんだ・・・閉じちゃつてもしてみろって!!!」
「ぁぁ、確かにな。そりゃまずいわwじゃ早いところ嫁見つけなさいって」
「そう言う意味じゃないだろ;;」 粋なりつぼに入った諮問だったのか少し声を高くしてしまい周囲が山田をジロッと見た
「あははははす・・すいません;;」頭かきながら山田を司令官達はあきれた感じで見ながらまた話を進めていた
「俺はさ、うちの家族と居てこの任務に就いて居られれば何処の地球でも構わないよ。例え使徒しか居ない世の中でもね」
「じゃぁ奥さん連れてくるのかよ!!ぜってぇ怒り狂うんじゃないか???」
「ああ、でもわかつてもらう、いあ、くれるさ!あいつは・・・ アスカは意外といざって時は背中を押してくれるから」
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)ドカーン
おはようさん!お前はワシと同じやな!
すんません、ちょっとマジで忙しくなっちゃって今月中は続き書けないかもしれないっす。
いや決してトウジ鬱が思いつかな(ry…なんてことではなくw
ホントすいませんがもし良ければ待ってて下さい。
いつまでも待ってるYO!
マターリ逝きましょう(*´∀`)
もちろんもちろん!
みんなマターリ待ってます!
焦らなくていいですよ。
みんな、sage進行だぞっ!
トウジが鬱になる理由・・・
いい奴だから、仲間や妹たちを守りきれない自分に絶望して、とか?
「動かへん・・・動かへんのや」
ほ し ゅ
40のネ申さま!!最高です!!!どんな結果でも大丈夫だよ。仕事がんが
保守
ほっしゅ
「ミサトさん、今日も帰ってこんのかなぁ…。ネルフに泊まって1週間やで。」
「やっぱり女性だからね。ボクまでいるのは迷惑なのかもしれないね。」
「けどカヲルは泊まったりしないじゃないか。家事も僕らが全部やってるし……。」
僕は書込みの無くなったカレンダーを見上げた。
「でもやっぱり、迷惑なのかなぁ…。」
「サルベージ」と書かれた日からもうすぐ2週間。
随分長い間、ミサトさんとは食卓を囲んでいない。
「…かじといえばカジ兄さんや。最近連絡取れへんねん。カヲル、何か知ってへんか?」
「さあ…。また出張じゃないのかい?」
「そっか…。だからミサトさん、最近元気なかったのかな。」
「元気ないってお前が言うなや。ほい、焼けたで。」
軽い金属音と共に、皿に厚みのあるお好み焼きが乗せられた。
鮮やかな手さばきでトウジは2枚目をひっくり返す。
僕ら3人は、また元に戻れた気がしていた。
カヲルはよく家に訪れてくれる。
僕らは下らない話をし、一緒にテレビを見て、一緒に食事をした。
僕はまだ学校には行っていない。
だから2人は、あまりそれに触れない。
トウジだけはアスカのお見舞いに今も行ってる。
でも、その事もあまり話さない。
このままじゃいけないと思ってる。
だけど今は、その気遣いが有難かった。
「ああっそんな風に切るなや!ピザか!!お好みは格子やで、格子!!」
「コウシ?」
「四角ってことや!…ってこんなんまるでカヲルやねんか!」
僕らはまたたくさん笑った。
そう。それは最後の時間。
最後の一口に手をつけた時に、電話が鳴った。
「はい、葛城です。…あ、お待ち下さい。」
僕はトウジに受話器を渡した。
「誰や?」
「妹さんみたいだよ。」
まくし立てるような大阪弁が途切れると、途端に部屋がシンとなる。
普段僕らが聞いているものより随分と速く、抑揚も増している。
全く気づかなかったが、彼も第三東京での生活にそれなりに染まっていたのかなぁ、と思う。
僕とカヲルは顔を見合わせてしばしあっけにとられた。
「…妹さん、何だって?」
「なんかな、いつか遊びに来る言うてたんやけど、来週の3連休で来たいって。」
「え、こっちに?」
「このご時世にノンキやろ?でも聞かんねん。お兄のロボット見てから死ぬなら本望や〜
とか抜かしよってな。」
「家族で?」
「…家族でなんて来ェへん。妹だけや。」
「へぇ〜、妹さんて確か小2だっけ?一人旅なんてスゴイね。」
「すごかないわ。結局こっちがキップ取ったり、ネルフに許可貰うたりせなアカン。
…あーそれにどっかしら連れてかなあかんしなぁ。…どこにしよか……。」
面倒くさそうにトウジは小指で眉を掻いてみせる。
「好きなんだね。妹さんのことが。」
そんな彼を見て、カヲルが肘をついて笑った。
「そ、そんなことあらへん。…でもま、アイツは昔っからよう懐いてくれとるからな。
あんまり会ってへんけど…、カワイイ奴や。」
「あれ、今日は素直なんだね。」
トウジは顔を赤くしたが、観念したのかどっかりと椅子に腰掛けた。
「…ま、そーゆー事やねんから頼むで。アイツが来た時、きちんとワシを立ててくれや。」
「いいなあ。」
僕はポツリとつぶやいた。
「そういう家族がいるっていいね。」
お父さんがいてお母さんがいて、妹もいる。
ドラマのような光景が目に浮かんだ。
「…別に、そうでもないで。」
「え?」
「いや、スマン。まぁいたらいたでも色々あんねや。
…ま、所詮ゼイタクな悩みやねん。気にせんといてや。」
そう言って目を落としたトウジは、僕の知らない顔をしていた。
「何故、エヴァに乗るの?」
昔、カヲルに聞いた言葉だ。
そして、トウジにも聞いた事がある。
「そんなん決まっとるやろ?敵が攻めてきて世界がピンチやねん。
ワシらしか乗れんのやったら、ワシらが倒すしかないやろ?」
当たり前のセリフを、当たり前に言い切ってしまう彼は
まるでどこかのヒーローみたいだった。
「総員第一種戦闘配置!!」
館内に警報が鳴り渡る。
僕ら3人はケイジに走った。
「まったく、何て時に来んねん。もうすぐ妹が来んねんで。」
「大丈夫だよ。電車だったらもう避難してるだろうし。」
「とにかく、油断はするべきじゃないね。」
「せやな。もう、役立たずはゴメンやわ。」
各々はエヴァに乗り込む。
…え、あれ…?
僕の初号機だけ、拘束具が外されていない。
「零号機は2番、弐号機は4番から発進!初号機はケイジにて待機。」
久しぶりに聞くミサトさんの声。
いつもと変わらず凛と張った響きに僕は安心を覚えた。
しかし、今はそんなこと問題じゃない。
「ミサトさん、何で僕だけ待機なんですか!?」
「碇司令の命令よ。…あんなことの後じゃ仕方ないわ。」
話の上での「暴走」を、僕はダミー使用時の記憶に置き換えた。
制御の利かなくなったエヴァは、使徒以上の力を持つ…。
「わかりました…。」
僕は拳を握る。
せっかくコレに乗る意味を見つけたのに、何もできないなんて。
「零号機はポジトロンライフル装備。
敵の降下接近を待つわ。
弐号機はバックアップ。ライフル装備にて待機。
相手の出方によって武器を変更して。」
「ハイ。」
モニターには衛星軌道上の光る物体が映し出される。
「……鳥…?」
「早く来なよ。そんなところにいたんじゃ何もできない。」
カヲルはトリガーに手をかけ照準を合わせた。
まだだ。まだ射程圏外…。まだ…
その時、スコープの奥で何かが光った。
「う、ああ、あああっ…!!」
「カヲル君!?」
突然カヲルが苦しみ出した。カヲルの神経モニターが急激に乱れて行く。
「何!?何が始まったの!?」
ミサトさんが叫ぶ。オペレーターが解析不能を報告する。
「これは……。使徒が…彼の精神に干渉してるの……?」
リツコさんの声。
何が起きてるんだ。零号機を柔らかい光が包んでいる。
「くっ…あ…あああ…!!」
「カヲル!」
父さんが声を上げた。
「ダメ、カヲル君戻って!!」
零号機は膝から崩れ落ち、頭を抱え動けない。
「カヲルぅう!!」
その時、零号機に走りよる影があった。
…トウジ!!
トウジは渾身の力をこめて零号機に体当たりし、彼をはじき飛ばした。
その先には射出口がある。
「…る、ルート17!!零号機回収!急いで!!」
ミサトさんが慌てて指示を出した。
しかし、彼女が次の指令を下す前―弐号機が体勢を立て直す前に、
その体は敵の射程に入っていた。
強い光が機体を照らす……
「うわああああああっ!?」
叫びと共に、今度はトウジの心理グラフに激しいノイズが入った。
「何なのよ!?この攻撃は!?」
「使徒は…ヒトの心を覗いているの…?」
「ぼ、僕が行きます!!僕がトウジを助けに行きます!!」
僕は初号機から叫んだ。
「駄目だ。同じ目に遭うだけだ。」
父さん。
「でも、このままじゃトウジが!!」
トウジのこんな声聞いたこと無いよ。
「あああああっっ………!!」
「パルス低下!!精神汚染Yに突入します!」
――何や、誰や、ワシの心に入ってくるのは誰や!?
キタコレ! GJ!
待っていたよ…40…
GJ
あぁ……欠けた心の補完…我々が求めていたものだよ…
それにしてもアスカが出てこないのが少し個人的に寂しい。アスカが気になるな。
なんていうざれごとは気にしないで下さい職人さん
お仕事お疲れ様です!!相変わらずGJ!!
最近、コレはコレでアリだと思う自分がいる…いや、むしろこっちの方が………パシャ
40のネタ氏乙
自分の脳内ではこっち版のOPが流れてるYO
なかなかエロスだが(*´∀`)
レイやアスカのシルエットがカオルきゅんとトウジのになるの…?
ウワァァァァァァァァアアアアア
エンディングもカヲルがくるくるか…
本当に、トウジがファーストじゃなくてよかったよ…
私だけをただ見つめて微笑んでるあなた♪
*保守*
続きを待つ。全裸で。
代りに俺が脱ぐ
全裸のみなさん、遅くなってスマソ。
実は結構前に書き上げてはいたんだけど、あまり納得いかなくて。
でも推敲すればするほどこんがらがっていくので、
もうイイヤ(・∀・)ノ 投下。
「何故、エヴァに乗るの?」
――そんなん決まっとる。敵が攻めてきて世界がピンチやねん。
ワシらしか乗れんのやったら、ワシらがそいつらを倒すしかないやん。
「ワシらしか?」
―そうや。ワシと、シンジと、カヲルや。
「アスカも。」
せやな。アイツもそうやな。あんな事なってしもうたけど、
アイツも仲間のハズやってんな。
「…あんな事、になったのは、自分のせいでしょ?」
せやな。ワシらの力が足りなかってん。
「でもあなた、シンジのせいにしてる。」
そんなことないわ!!
ワシがいつシンジのせいにした!?あれはワシらの責任や!
「…ホントのこと言えば?あなた、アスカのお見舞いに悪いと思って行ってない。
かわいそうって、不憫って思って行ってる。」
……なんや、それ。
「シンジはね、償いができなくてああやって引き篭もってたの。
あなたは償いもせずに、ただ行ってるのよ。」
……なんやそれ、見舞いに行くのの何が悪いねん!?
「………嫌われたくないから、でしょ?」
…嫌われたく、ない?
「そう。自分の心に決着つけるのなんて待ってたら、相手の気持ち損ねるもの。
善悪は後。とりあえず顔出しておいたら、後々敷居が高くならないで済む。」
なに?
「あなたはいつもそう。イイ顔して、ヘラヘラ笑って、誰からも嫌われないように生きてる。」
…何が悪いねん?
「プラス思考はいい事よ。でも、心を偽るのは好ましくないわ。
マイナスな思いを全部誤魔化して、聖人みたいに生きられるはずないもの。」
…何やそれ。
「シンジのこと聞いて、あなたがどんな気持ちになったか知ってるわ。
5歳から訓練してきた。
施設に入れられて、友達さえも出来なかった。」
―だから友達が欲しかったんや。
シンジと会って、ワシは嬉しかった。いい仲間ができるって思ったんや。
「そう。だから隠した。
悔しい思い、やるせない苛立ちを押し込んだ。」
…だから何が悪いねん?ライバル視したってしゃーないやろ?
ワシが黙っときゃお互い気持ち良くやってけるんやったら、それでええやん!?
「違うわね。
シンジをライバル視するって事は、エリートの自分と同じに見るってことだもんね。
これまでの人生を否定するゆうことだもんね。
シンジはシンジって、認めてるような口聞いて。
でも普段は兄貴面で、面倒見てるフリして。
そんな事であなたは保ってるのよ、あなたのちっぽけなプライドを。」
…プライド?
何やそれ。そんなもんないわ。そんなんあったってええことないわ。
アイツを目のカタキにして、アイツが成長する度やきもきして、イライラして、
そんなんの何が楽しいん?
ワシはそんなん嫌やわ。誰かに嫌われたってええことないわ。
ワシの存在が誰かを嫌〜な気分にさせる、それ考えるだけでもワシは嫌やわ。
せやったら少しくらい自分を抑えたって、みんなで楽しくやってける方がええわ。
「そう。あなたはそうやって生きてきた。
嫌われたくなくて、いい顔ばっかりして。」
「でもね、だから。
だから誰にも、ホントに好かれないのよ。」
「ミサトさんとあなた、真剣な話したことある?」
「いつも軽口と冗談ばかり。
気づいてたんでしょ?シンジには見せる表情も、あなたには見せないの。」
「カジ兄さんも頼りにしてたのに。結局肝心なことは何も教えてくれてない。
今まで聞いた大事な話は、全部シンジもカヲルも聞いてる。」
「アスカもそう。あなたはあの子をヒカリのオマケに見てた。
それをわかってるから彼女も、1人であなたに話したりはしなかったはずよ。」
「でも、そのヒカリにはイイ顔してイイ嘘ついて。今になっても何も教えてない。
シンジのことを盾にして逃げてるけど、要は怖いんでしょ。向き合うのが。
アスカのこと知られて、嫌われたくないだけ。」
「そして、シンジにも。」
「嬉しかったね。誰かに必要とされて。
あの子は弟みたいね。懐いてくれて、頼ってくれて。」
「でもね、あなたはそんなシンジにも本気でぶつかった事はない。」
「いきなりエヴァを動かして、たった数ヶ月でシンクロ率はトップになった。
才能があって、チヤホヤされてるシンジを、うらやましいと思ってる。」
「そして心の奥で感じてる。
ウジウジしてるだけのアイツが、なんでみんなから愛されてるんだって。」
…そんなこと…あらへん。
「そう、あなたはそれに蓋をする。
そうして、そんな事を思う自分の醜さを、自分で見ないようにしてる。」
「カヲルもそう。」
「あなたはあの人の予備。
あの人が起動実験でケガしなかったら、本部には呼ばれなかったかもしれない。
それは怖いわ。
あなたはエヴァに乗るために生きてきたのに、
カヲルが活躍してたら、あなたが存在する意味がない。
あなたの築いてきたモノも、全部危うくなる。」
「だけど安心したのよね。
ファーストチルドレンが、あんな人で。
友達もいないし実績も無い。
哀れんでからは話は早かったわ。急に仲良くしようと思った。
そういうところは好きよ。」
―ちゃうわ。
「でも、そうして嫉妬しない自分は偉いって、自分で慰めてる。
『仲間』になることで、自分の地位も確保してる。」
―ちゃう言うてるやろ!!
ワシはそんなこと思ってへん。
確かにカヲルの第一印象は悪かったで。スカシた嫌味なヤツって思うたわ。
でも違ってん。アイツもワシと同じやってん。
何もなくて…、誰にも愛されてなくて……
シンジやって同じや。
母ちゃん死んで…、父ちゃんもあんなやし…。
せやからワシは友達になって…、
……ワシの、友達になって欲しかってん…。
悩みを聞いて欲しかってん……。
「そうだね。でもキミは、何も言ってくれなかったね。」
カヲル!?
何で。お前だって何も言わへんかったやん…
ワシに何も言ってくれへんかったやん!!
「だって、トウジは何も言わなかったもの。」
シンジ…?
「誰からも嫌われずに生きるなんて、できるわけないの。
誰も嫌わずに生きることも、できるわけないの。
悪いとこを見ないで、ヒトがわかるわけないの。
いいとこしか見せないで、わかってもらえるはずがないの。」
「あなたは、誰の事も本気で好きにならなかった。
だから、誰からも本気では好かれなかったの。」
誰からも。
「もう、ウソはやめにしない?」
子守唄が聞こえる。
何処やここ。
川や…、これ鴨川か…。
そうや。ワシ、生まれた時は京都におったんや…
ええ匂いやな……
母ちゃんか、これ。
ワシ母ちゃんの背中におるんや。
何や、えらいボロいアパートやな。
暑いなぁ。扇風機がカタカタ言っとるわ…
外でネコが盛っとる…
ドカッ…ドカッ…
何や…、また親父がオカンを叩いとる……
「やめてや!もうお母ちゃんを殴らへんで!!」
「じゃかあしいボケェ!!」
あ。ワシも殴られとる。
子供相手にようやるわ。
ほら、赤ん坊も泣き出した。
「黙れ!シバくで!!」
おいおい、赤ん坊にキレてどないすんねん。
母ちゃんが止めとる。
あ、また母ちゃん殴られた。
あーあ、酒代持って出て行きよった。人間のクズやな。
「お母ちゃん大丈夫…?」
小さいワシも目に青タン作って。人の心配もないわ。
母ちゃんもひどい顔や。唇から血ィ出とる。べっぴんが台無しや…
「アンタが…」
え?
「アンタがおらんかったら…こんな事ならんかったのに…!!」
母ちゃん?
「あんたもほんに男運の無い人やなぁ。」
襖の向こうで会話が聞こえる…
「前のは女作って逃げはるし、今度のは暴力?」
「…こんなご時世、2つもコブついた女拾ってくれはる人、そうそういてへんわ…。」
「そう?あんたが納得してはるんならええけど。」
母ちゃんはホンマは優しい人やねんな。
けど、混乱した世の中で、アイツにすがるしか無かってんな。
せやからワシもガマンした。
母ちゃんにも叩かれたけど、しょうがないねんな。
「…ご両親でいらっしゃいますね?」
誰や。黒い服の人間が座っとる。
あ、真ん中は赤木博士や。
リツコ博士のお母ちゃんや。
「……それで、各種税金や施設使用料を差し引きまして…、月々振り込まれます額は
こちらになります。」
「え…。こ、こんなに……?」
「それと保険適応範囲は………。
……よろしければこちらにサインを……。」
これは、ワシがここを出るちょっと前の話やな。
こっから通う事も出来たって、後で誰かに聞いたなあ。
あれから、母ちゃんもアイツも、いきなり優しくなったんやな…。
妹のベビーベッドの上で、鳥が回ってるわ…。
――あれ。
妹?
ワシがウチを出たのは5つの時やで。
せや。
見送りしてくれたオカンのお腹、大きかったやん…。
誰やこれ。
このベッドの中で寝とるのは誰や?
――赤木博士が、ウチに来たのは2回や。
2回目ん時に、一緒にネルフに行ったんや。
なら初めは何しに来た?
何しに来たんや?
「……ちゃんを……『パイロット』として迎えたいと思っております。」
妹?
ホンマの妹……
―聞いたことある。
エヴァをきちんと動かすために、コアに魂が必要やって。
何度も接触実験をしてたけど、上手くいかなくて…。
でもそんな時事故があって……
……そんで、ワシが「パイロット」に選ばれた……。
何の事か、そん時はわからんかった。
けど、嘘やろ。
まさか…、嘘やろ。
アイツはどこ行ったん?
アイツのこと、ワシはずっと忘れてしもうてた。
まさか、ここにいるのは…。
まさかそれで……
それでワシがエヴァに乗っとるんか……!?
――君は何故、エヴァに乗るの?
「零号機、投擲体勢!!」
「10秒前!…8、7、6、5、4、3、2、1…」
「ゼロ!」
カヲルが投げた槍は真っ直ぐに空を裂き、使徒を貫通して、飛んで行った。
弐号機は解放され、ぐらりと地面に沈み込む。
「目標消失!」
「エヴァの回収急いで!」
……ワシは…エヴァに乗って得たものを、壊したくなかったんや…。
ワシはエヴァに乗れるから…
…ワシらしか、乗れんから……
ワシは、偉いことをしてたんや。
誰でもない、ワシがしてたんや。
――君は何故……
せやろ?
ちゃうんか?
ワシは何のために、エヴァに乗っとったん……?
ワシは一体、何のために生きとったん…?
教えてや…
なぁ、誰か…教えてや…
キテタ━━(゚∀゚)━━!!
思いもよらない展開…
こいつはすげぇってもんじゃねぇ…!
くそっやりやがったな!おもしれぇじゃねぇか!
くそっくそっ!
トウジの過去に全米が泣いた
リアルで潤んだ…自分涙腺ヨワス
トウジ関連でキタのは貞エヴァ以来だ
神 と 呼 ば せ て 下 さ い
トウジ・・・orz
トウジは庵エヴァでも貞エヴァでも不憫だったよな・・・
>>191-203 ネ申
誰かこのストーリーでエヴァ同人を書いてくれ
天才がいますね。
エヴァはこれが良いよ!!!!ネ申だよ!!!!
保守
また22話が見たくなった。
ツタヤで借りてこようかな
214 :
中の人:2006/03/11(土) 21:34:26 ID:???
一昨日起こった出来事
「HDD、活動停止!」
「動け動け動いてよ!今動かなきゃ何にもならないんだ!
(明日うpの仕事データが入ってるんだ!!)」
「HDDは完全に沈黙しました!」
というわけで、今日サルベージに出しました…。10マンイタス…、いや金じゃねえよ。
もうしばらくお待ちください(´・ω・`)
おう。無理はすんな。
データが無事にサルベージされる事を祈ります(ー人ー)
俺も祈る(ー人ー)
保全
今日初めて来た
間違いない、神スレだ
ほしゅあげ
いやここは沈めとくべきだ
三人目のカヲルの性格は貞カヲか?
シンジがトウジの首を絞めるとは…脳内変換できそうにない
全ては神に…
トウジの首絞めたら「何さらすんじゃボケエ!!」とか言って蹴り入れられそう。
マタンキにな
>>227 ウワァァァァ…( Д )゜゜
しかし漏れはEOEの展開にも十分驚いたぞ(´・ω・`)
アスカからは有ってもシンジからは無いと思っていた>首締め
シンジみたいな奴の方が怖い時もあるのさ
230 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/26(日) 23:36:53 ID:Ae9RI4UY
そうだなEOEは、確かにビックリした。
231 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/03/28(火) 15:12:09 ID:Emc2ADQC
保守
お待たせしました。保守してくれててありがとう。
結局サルベージはまだ出来ず、「覚悟しといてくれ」と業者に言われました…。
世の中には悲しいことがいっぱいあるけど、頑張って生きていこうと思います。
春だから。
「惣流。」
気がつくと、いつもの声に目が覚めた。
「…なんだ、相田か。」
「なんだってことないだろ。委員長としての務め、頑張ってるんだからさ。」
はいはい、ダサイ言い訳は聞き飽きたわよ。
「本日の相田ニュース、読もうか?」
「…後でいい。それよりヒカリ、大丈夫なの?」
「うーん。連絡取ってないけど、さすがにそろそろ戻ってくるんじゃないかな。
この歳になっておたふく風邪なんて、笑っちゃうよな。」
声が、狭い病室の壁にこだまする。
今日は随分涼しくて、開けた窓からそよぐ風が心地良い。
「そうそう、今日イイ曲持ってきたんだ。流行りの歌ばっかりでもつまんないかなと思ってさ。」
相田はカチャカチャとコンポをいじる。
センス悪いからなぁ、この人。
私がドイツのクォーターだって知らなかったのも驚いたけど、
知ったら次の週に持ってきたのが「ジンギスカン」。ホントにバカよ。
あーあー、またふっるい曲。
「あれ、コレ…鈴原の…?」
相田は、棚に置かれた帽子に気づく。
目ざといというか、よく気がつくわね…
「この前来た時に忘れていったみたいね。ま、どうせそのうち取りに来るわよ。」
「鈴原がこんなに休むなんて珍しいよな。
渚はいつものこととして…、碇ももう随分来てないし。
なんかもう、今や学校どころじゃないのかな……、なんて。」
……シンジ、か…。
「あ、悪い、なんか暗くなっちゃったね。
この花、水取り換えてこようか。結構少なくなって………、あれ?」
「どうしたのよ。」
「イヤ、今ドアのとこに誰かいたような……、あれ、見間違いかな。」
……まったく。
今日はあのダサいメガネしてないのかしら…。
「相田……」
「ん?」
「ずっと言いたい事があったの。」
「え?」
「アンタって…、送り仮名の間違い多いわよ。」
♪Somewhere over the rainbow Bluebirds fly…
ホントにバカね…。
「なんていうのかな。映像が、ボクが見たことのある映像が次から次へと流れて行くんだ。
忘れていた事、背けていたこと、全てを目じゃないところで見させられているんだ。
すごく痛くて、苦しくて。自分の弱いところを全部見られているような気がした。
汚い感情があらわになって、醜い自分に対面させられた。
ほんの短い間なのに、自分の存在価値を、もう一度考えさせられた……。」
エヴァの戦闘被害が0.1%未満だったのは、初めてだったらしい。
兵装ビルを合わせても損傷は2%未満。誰が見ても、何も傷ついてはいないように見えた。
パイロットも両名、肉体には何も問題は無かった。
「――妹さん、電車動かなかったみたいでさ、結局途中で戻ったみたいだよ。
留守録に入ってた。もっと早く帰ってみればよかったね。」
「あのさ、今日…さっき…、アスカの所へ行ってみたんだ…。
でも、誰かいてさ……、それが理由ってわけじゃないんだけど……
結局勇気がなくて、会えなかったんだ。」
「どうしたら良かったのかな…、会ったら、何て言えばよかったんだろう。
謝ろうと思ってたんだけど…、いざとなってみると、そんなことでいいのかなって…。
どうしたら良かったのかな…、
ねぇ、どうしたら良かった?僕はどうすれば良かったの…?
ねぇ、教えてよ。トウジ、教えてよ…!ねぇ、トウジ…!!」
彼が答えることはなかった。
うつろに開いた目も、僕を見ることはなかった。
時々唇から微かに言葉が漏れる。
でも聞き取れることはなくて、僕は黙って耳を離す。
トウジが、こんなふうになるなんて。
いつも、うるさいくらいに喋っていたトウジ。
僕の弱さを、いつも守ってくれてたトウジ。
いつも笑ってたトウジ。
本当にいい奴だったトウジ。
その彼は今、まるで人形のように
焦点の合わない瞳で病室の天井を見上げている。
「昔からいい子だったのよ、彼…。曲がったことが嫌いで、いつも元気一杯で。
でも、誰にでも辛い記憶はあるわ。それを直接掘り返されたのね…。
…戻ってきたくないなんて……、まさか……。…いえ、そんなことないわね。
一体何を見させられたのかしら……。」
リツコさんは肩を落とした。
リツコさんの弱気な姿を見るのは初めてだった。
トウジがこんなになってしまうほどの辛い過去。
1人で抱え込んでいたもの。
どうして言ってくれなかったんだよ。
そんなのがあったならどうして何も言わなかったんだよ。
僕だって話を聞くくらいはできるのに。
――いや、僕じゃダメだ。
トウジはいつも、僕を元気づけようと頑張ってくれてた。
そんな僕に、弱いところなんか見せられるはずがない。
僕なんかじゃダメだ。
結局僕は、何にもできない。
トウジに僕はいっぱい貰ったものがあるのに、
トウジが苦しんでる時に救ってもあげられないなんて……。
トウジ、ゴメン。
僕は全然ダメなんだ。
君がいないと何にもできないんだよ。
君がいないと何にも楽しくないんだよ。
君がいないと意味無いんだよ。
涙がこぼれる。
「君がいないと……、
家がすごく静かなんだよ……。」
真っ赤になった目を隠しながら、僕は病室を出る。
そのロビーで、注射の跡をさするカヲルに会った。
「まだどこか調子悪いの?」
僕はカヲルに駆け寄った。
ごく短時間とはいえ、カヲルも同じ攻撃を受けた。
顔色の悪さは日頃からだが、今は余計に心配になる。
「こっちはもう大丈夫だよ。今日は定期健診さ。」
僕の心持ちを察してか、カヲルは頭を人差し指で軽く叩いて見せた。
「そっか……、なんだ……。」
僕は安堵のため息をついた。
「シンジ君は、今日も?」
「うん……。」
「彼、どうなの?」
「……変わらない…。」
重い空気が流れる。
スニーカーが磨かれた床に音を立てる。
カヲルと2人で歩くのは久しぶりだった。
きちんと話すのも久しぶりだった。
あんなに一緒にいたのに。
トウジがいなくなったら、かすがいがなくなったかのように、
何故か僕らの間には距離ができたように感じる。
「カヲル…。」
僕はつま先に視線をやったまま呼びかけた。
「トウジのところに行ってあげてよ…。」
「…今日は、これからハーモニクスの調整なんだ。」
カヲルは携帯電話で時刻を確認しながら言った。
「今日じゃなくてもいいよ。…何にもしなくってもいいんだ。
…話しかけたり、手を握ってあげるだけでも……。
可能性はすごく低いって先生は言ってたけど…、でも、ゼロじゃないと思うんだ。だから…」
僕は搾り出すような声で言う。
「悪いけど。」
エスカレーターの降り口で、カヲルは僕に向き直った。
「見せかけの希望にすがっていられるほどの余裕は、今の僕には無いんだ。」
「………え…?」
「なんだよ、それ…。」
乾いた言葉に、僕は唖然とした。
「なんでそんな事言えるんだよ…。」
「正直な気持ちを言っているだけだよ。」
僕の中に、どす黒い感情が湧き上がる。
苛立ちと悲しさと。それは僕に拳を握らせる。
「友達だろ?無駄だってわかってたって、何かできることがあるだろ!?」
「ボクのシンクロ率、キミも聞いただろ?今までで最低だ。」
カヲルは声を荒げた。
「トウジ君はいない、キミのエヴァは動かせない、今使徒が攻めてきたら戦えるのはボクだけなんだ。
だからボクはボクに出来ることをやる。
今のボクには、1分でも早く、1%でも多く、シンクロ率を回復させることが重要なんだ。」
「冷たいね…。」
僕は侮蔑を含んで言い放った。
「トウジは君を助けたんだよ…。君の代わりにああなったんだ。
それでも何とも思わないの?悪いとは思わないの!?」
「――じゃあボクが泣きわめけばよかった?
ヒステリックに当たり散らせばよかった?
それとも……
キミみたいに部屋でふさぎ込んでれば気が済んだ!?」
そう言ったカヲルの顔に、しまったという後悔が浮かんだのがわかった。
でも僕には、それを汲んでやれる余裕はなかった。
「…わかった…。もういい…。」
僕は唇をかみ締めて、そこから立ち去った。
それが、僕らが向き合って交わした、最後の言葉だった。
>>232-240 ここまでかな?うおぉ乙!
アスカとケンスケがいい感じなのに対して、シンジとカヲルは険悪だな・・・トウジorz
PC、無事帰ってくるといいですね・・・
キタァ(・∀・)
毎回ハイクオリティで面白いでつ
良い結果になることを祈っています
GJ!!
しっかし、シンジに感情移入しちゃうとやっぱきっついなぁ
そこが溜まらんw
今日見つけて一気読みした
神乙!!やっぱり鬱展開はきますな…
同時に今後の展開が楽しみ
Airとかそりゃもう(ry
クオリティたけぇ!
本当に面白いな
キテターーーーーーーーーー!!!!!!!!
肉眼で神を確認!
パターン黒、神です!
じゃあこっちも援護ホシュ
>>249 いや、欝展開だから黒かなーと。深い意味は無い。
指を折り、数えてみる。
僕がここに来てから、これで現れた使徒は14体目。
敗退したのもあるから…戦闘配備は15回目。
僕が何もできなかったのは、2回。
そして今日をいれれば、3回目だ。
僕はまた、ただエントリープラグの中に座っている。
「零号機のシンクロ率は!?」
「ベストには程遠いですが…、行けます!」
「了解。エヴァ零号機、発進!」
僕は何のためにここにいるんだ。
目を閉じた。
スピーカーから、発令所に飛び交う声が聞こえる。
――初めてここに来た日。
包帯姿のカヲルを見て、僕はエヴァに乗ることを決めたんだっけ。
手の平に、あの時の血が浮かぶ。
あれからいろんな人に出会って。いろんな事があって。僕は変わった。
乗りたくなかったエヴァに、乗る意味を見つけた。
トウジがいて、カヲルがいて、僕は楽しかった。
―ちくしょう。
僕は拳を握る。
嫌な思いが心の中で渦巻いてる。
あの日僕は、カヲルの代わりにエヴァに乗ったんだ。
ヤシマ作戦の時は、あいつをかばったんだ。
その後も助けたくて、必死に戦ったんだ。
トウジはカヲルの代わりにああなったんだ…。
ちくしょう…。
僕は操縦桿を叩いた。
なんでこんな事になっちゃったんだよ…。
あの時トウジを助けられたら、こんな事思わないのに。
トウジがいたら、きっとこんな僕を戒めてくれるのに。
「カヲル君、しばらく様子を見るわよ。」
「いや、来るよ。」
永遠に上空を回っているかと思われた円形の螺旋の輪。
しかし突然、プツリと線が途切れ、使徒は一本の紐状に姿を変えた。
そしてカヲルが避ける間も無く、それは零号機の腹部に突き刺さる。
「くっ…!!」
痛みに耐えながらカヲルは使徒の体を掴み、ライフルを撃ち込んだ。
しかし効き目は無い。金属音を響かせて弾丸が跳ね返される。
と、その時、エヴァの腹部、そして掴んだ右手に、血管のような跡が浮き上がった。
「なっ…!?」
それは見る間に増殖し、機体の全身に広がる。
「目標、零号機と物理的接触!」
「危険です。零号機の生体部品が侵されて行きます!」
物理的接触?
どういうこと?
――思い出したのは、参号機との戦い。
使徒が、エヴァの中に入っていく…?
「うっ……、クソッ…。」
カヲルのうめき声が聞こえる。
「カヲル君!プログナイフを使って!!」
ミサトさんの指示に、カヲルは力を振り絞って、肩のナイフを使徒に突き立てた。
傷口から鮮血がほとばしり、使徒が不気味な悲鳴をあげる。
「効いた!!」
しかし、侵食は終わらなかった。
更なる侵入に、零号機の手からプログナイフがこぼれ落ちる。
「危険です!既に5%以上が生体融合されています!!」
「カヲル君!!」
次の瞬間、零号機の背中から、天に向けて異様な物体が膨れ上がった。
前に倒した使徒…?
それが肉の塊のようになって、エヴァから生えている。
尋常な光景じゃない。
「―初号機の凍結を、現時刻をもって解除。」
その時、低い声がした。
凍結を、解除。
「出動させろ。」
「………。
……はい。」
一瞬の沈黙の後に、ミサトさんが答える。
「シンジ君、いいわね!?
カヲル君の救助、急いで!!」
「は、はいっ。」
突然の指示に、戸惑う僕がいた。
カヲルの救助。
当然の行動だ。僕が望んだ行動だ。
でも。
トウジの時は出さなかったのに。
何故?
何故なんだよ。父さん。
トウジは見殺しにできても、カヲルはだめなのか?
なんでカヲルはだめなんだよ。
父さんにとってカヲルは何なんだよ。
カヲルにとって、父さんは何なんだよ。
初号機の射出音に気づいたのか、敵のもう片方の端がものすごいスピードで迫ってきた。
僕はなんとかかわすが、光の紐は鞭のように体をしならせ頭上から襲い掛かる。
「ぐっ……!」
喉元に突き刺さろうとする先端を、僕は必死で受け止めた。
すごい力だ。その細さからは想像もつかない。
すると、それを握る僕の手に異様な感覚が走った。
何かが僕の手の中を侵して行く。
何かが僕の中に入ってくる。
次の瞬間、僕の手の甲がぐにゃりと歪んだ。
無数の血管状の膨らみが現れ、突然それが人の顔のような突起になった。
「カ……カヲル…?」
顔がこちらを向いて笑った。
背筋に寒気が走り、力が抜けそうになる。
何だよこれ、何なんだよこれ…!!
目の前に迫る使徒の形が、僕の知る少年の姿に変わる――
その時、僕の脳裏に、
いや、身体全体にと言った方が近かったかもしれない。
洪水のように、無数のイメージが流れ込んできた。
それは一瞬で僕の全身を駆け巡る。
僕の知らない風景、知っている風景。知らない人、知っている人、僕。
これは?
トウジだ。
リツコさんだ。
ミサトさん、アスカ、ヒカリ、委員長、
これは知らない人。
これも。これは日向さん。
青葉さんと、マヤさん。
副指令、クラスメイト、僕。
技術科の人。
使徒、零号機、知らない人。
父さん。
これは?
……母さん…?
――誰?
誰かが叫んでる。
痛い。
苦しい。
助けて。
これは、カヲル?
カヲルの心?
「好きってなに?」
「私…、渚先輩のこと、好きなんです…。」
あれ、この子、確か一年生の…
「…好きって…なに?」
「ミサトも素直にならないと…、まだ好きなんでしょ?
加持クンのこと。」
「ちょ、ちょっといきなり何よォ!…もう忘れたってば、アイツのことなんて。」
「嘘ね。あなた、顔に出過ぎるのよ。」
好きって何?
「ワシはみんな好きやでぇ。ええ人ばっかやしな。」
それとは違うの?
「あったり前やないけ。男に好きなんて言われたら気色悪いわ!」
何が違うの?
「カヲル、ご苦労だった。食事にしよう。」
この気持ちは違うの?
「好き」ではないの?
葛城さんを見てる、加持さん。
加持さんを見てる、葛城さん。
洞木クンを見てる、トウジ君。
シンジ君を見てる、惣流クン。
司令を見てる、赤木博士。
司令が見てる……、あの人。
わかる。
これが、「好き」という状況。
でも、君たちが想うものは、何?
何故、そう感じるの?
ボクの、この気持ちは何なんだろう。
これが「好き」ってことなんだろうか。
初めて感じた、他の人とは違う想い。
シンジ君、そしてトウジ君。
真っ暗な闇の中に、ボクはいつも1人だった。
そこには司令しかいなくて。
でも、それは居心地の良い空間で。
…だけど、2人といる時間は、いつも楽しかった。
そう、楽しい。
今まで、感じたことのなかった気持ち。
「カヲル、お前に言いたいことがあんねや。」
あの時、
「なんか、いきなり名前で呼ぶのも照れるね…。
…カ、…カヲル…。…でいいのかな。」
小さな世界を囲っていたガラスが割れたんだ。
好きって、一体何?
「そ、そんな、改まって聞かれても…!!
ぼ、僕はわかんないよ。
誰かを好きになったこととか、ないし……。」
好きって何?
「せやな〜、ソイツのことを考えるだけで胸がこう、キュウ〜ってなって。
話しかけられただけで心臓バクバク、手なんてつないだら天国行きや。
とにかくアカンねん、ソイツやなきゃアカンて、そういう気持ちやねん。」
ボクは多分、君たちが「好き」だよ。
代わりのないものだと思ってる。
でも、それとは違うの?
「…あったり前やないけ。男に好きなんて言われたら気色悪いわ!
…男が女を好きになるんは、それとはワケが違うんや。」
じゃあやっぱり、これは違うのかい?
その人のことを考えるだけで、胸が締め付けられて。
話しかけられるのが嬉しくて。
ダメなのに。その人じゃなきゃダメなのに。
ボクにはずっと、その人しかいなかったのに。
「カヲル、お前は私の絶望の産物だ…。
私にはお前しかいない…。」
じゃあ、この気持ちは一体何?
「カヲル、無事か?」
「そうか、よかった………。」
ボクの気持ちは、一体何?
「よくやったな、シンジ。」
「もうすぐだよ…、ユイ……。」
司令がボクに想う気持ちは、一体、なに?
突然、僕の中から「彼」が消えた。
たった数秒。それはあまりに短い時間だった。
その時の僕は、それが何だったのか考えられもしなかった。
使徒がカヲルの機体に吸い込まれて行く。
「使徒を、押さえ込むつもり!?」
ミサトさんが叫ぶ。
光の紐を押し込んだ零号機のコアが、異常なほどに膨れ上がる。
「カヲルっ!?」
僕は我に返り、零号機の所へ駆け出した。
「ダメ!カヲル君、機体を捨てて逃げて!!」
「…ダメだよ…。ボクがいなきゃ、ATフィールドが消えてしまうからね…。」
零号機と繋がるスピーカーから、ギシギシと機体がきしむ音がする。
そして、回転音がした。
「モードD!?まさか、カヲル君……!!」
なに。
「みんな……、」
ノイズに交じり、途切れ途切れにカヲルの声が聞こえてくる。
「今まで……あり……と…。
ボクは嬉しかっ……。………てくれて。
葛…さん……、赤木博……、副指令…」
カヲル?
みんなの名前を呼んでる。
「そして……トウ……と、……シンジ君。」
何する気だよ。
「キミ達に出会えてよかった。
ボクは…、キミに出会えて……」
プツン。
――碇司令……、ボクは……。
ボクは初めて…、
「生きたい」、と思えたんですよ…。
閃光と爆音が、僕を包んだ。
乙
感動した
うわああぁぁぁああ!!!!(つД`)゚ ゚ ゚ 。 ついにカヲルが…!
これでカヲルが僕は三人目だと思うからとか言うのか!
キテル-(・∀・)!!感動しますた
自爆の前の綾波の涙に当たるカヲルの心理描写が美しい
チルドレンの順番代えてもまた違った感動があるとは…
奥が深い
>>252-263 カヲル関連でこんなに感動するのなんて初めてだ
すげーよ!あんたまさにネ申だよ!!
>>267 激しく同意
おい…これ誰かアニメ化してくれ
269 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/04/04(火) 18:02:09 ID:Zi6lVhb/
ageるなよ…
感度うした。
ありがとぅ職人さん!
感動した
DVD化したら買うぞ
突き抜けるような青空。
光が窓枠に反射して、天井を照らしていた。
外したイヤホンから、陽気なポップスが小さく流れる。
カタカタ言うエアコンと、時計の針の音。
何故かひどく静かだった。
時間も、ひどくゆっくりと流れている気がした。
規則正しく波打つ、僕の鼓動だけが聞こえる。
泣きたかった。
泣けたらいいと思った。
でも、涙は出なかった。
いくら顔を歪めてみても、膝に額を押し付けてみても、僕の瞳はカラカラだった。
心が膨れて、溢れそうになる。
でも、その逃げ場はなくて。
喉元まで競りあがる感情は、僕の心臓を押しつぶそうとする。
苦しくて、息が詰まりそうになる。
気づいたのは、
涙が出るほうが、ずっとずっと楽だってこと。
色々なことが浮かんでくる。
楽しかった思い出ばかり浮かんでくる。
3人でエヴァに乗って、3人で食事をして、3人で笑ったこと。
カヲルのキザなセリフ、不器用な優しさ、
最後にわかった、本当の気持ち。
「伝えたいことは、きちんと伝えておかなければね。」
ずるいよ。1人だけ。
僕はまだ何も言ってないじゃないか。
君に何も言えなかったじゃないか。
君だって、一番大事なことを、まだ伝えてないじゃないか…。
パタン、とドアの閉まる音がした。
「トウジ?」
反射的に顔を上げた僕は、擦れるような細い足音に目を落とした。
トウジなわけ、ないよな。
僕はまだ、誰かに頼ろうとしてる。
また誰かに甘えようとしてる。
「シンジ君…。」
襖が静かに開いた。
僕は、自分の膝をずっと見ていた。
ミサトさんは何も言わず、僕の隣に腰を下ろす。
長い沈黙があった。
そしてふいに、彼女の手が僕の右手に触れた。
「あたしには…こんなことぐらいしかできないけど……。」
暖かかった。
いや、冷たかった。
ミサトさんの手は、驚くほど冷たくて、
苦しかった。
「やめてよ!」
僕はその手を振り払って、ベッドに突っ伏した。
「やめてよ……、ミサトさん……。」
「……ごめんなさい…。」
ミサトさんはかすれる声でつぶやき、部屋を出て行った。
ミサトさんが泣いてくれたら、僕は泣けたのかな。
ミサトさんが抱きしめてくれたなら、
僕は、泣くことができたのかな。
もうやだよ。
もう、生きてたくないよ。
死んじゃいたいよ。
毎回毎回鳥肌モノの感動です!!!!
素晴らしきネ申!!!!
神認定
その話は今はおいておけばいいのでは?
確かに魅力的だが…声優が全員集まっている訳じゃないしな。
ホシュ
というかほとんどシンジの1人芝居になるぞ。
このスレやべーな
最高!
ホシュシュ
読み直したら本当キたよ…
神スレだ
wktkあげ
これスゲーわ…
いろいろネ申スレを見てきたが、
ここのレベルは太陽神レベルじゃねぇの?
続きが気になりマクリスティ
>>288使い方がちょっと違うな…
『〜しまくり』を〜マクリスティとうんたらかんたら…
無理ないっすよー
みんな疲れてますからねぇ
気になりまくりマクリスティ
水はキラキラと光を湛えていた。
僕は、風に揺れる水面を眺めていた。
第三芦ノ湖。
零号機の爆発で出来た湖。
何も音がしなかった。
小鳥のさえずりも、車の音も、何もしなかった。
第三新東京市の大半を飲み込んだ被害に、人々は家を失い、皆疎開して行った。
ここにはもう、誰もいない。
ヒカリにも、委員長にも、もう会えない。
アスカは、お母さんと共に大阪支部の病院へ転院したらしい。
「頑張ってね。また、みんなで会おうね。」
ヒカリからの、トウジと僕宛の手紙が、今朝ポストに入っていた。
カヲルへのメッセージも書いてあった。
「渚君、悪口言ったりしてごめんね。今度会える時は、仲良くしようね。」
僕はバカだ。
会えなくなってから、大切なことに気づく。
こんなにいい友達がいたのに、一方的に恐れて、避けて、逃げて。
アスカにも謝れないままで。
トウジも、カヲルも、みんないいヤツだったのに。
いなくなるまで僕は気づかないんだ。
僕がいなくなってしまいたい…。
僕は湖を見つめた。
ここに入ったら、死ねるかな…。
自分の影をのぞき込む。
と、その時、小さな水音と共に水面が波立った。
泳がせた視線の先に、水色の布があった。
水に浮かぶ水色の布……、いや、人?
湖に、人が浮かんでいた。
いや、泳いでいたのかな。
死体に見えたその「ヒト」は、僕に気づくと、ゆっくりと上体を起こした。
「……?」
そのまま水に浸かる天使の像を伝って、岸に上がる。
少女だった。
僕と同い年くらいの少女。
透けるような肌、空を透かしたような髪。
そして、赤い瞳。
「…カヲル……。」
つぶやいて僕はハッとなる。
何でそんなこと思ったんだろう。相手は見たこともない女の子だ。
第一中学の制服を着てる……。
「なに。」
ふいに目が合った。
「えっ…、」
彼女の髪から、制服から、水が流れ落ちる。
裸足の足元の、焼けたアスファルトに水溜りが出来る。
「いや…、あの、えっと…、なにしてたのかなって…こんなとこで。」
まっすぐに見つめられて、僕は慌てた。
誰だろうこの子。
中学校にこんな子いたかな。
みんな疎開したって聞いたのに…
「気持ちに、なってたの。」
つぶやくように彼女は言う。
「気持ち?」
「悲しい、気持ち。」
え?
……?
ちょっとおかしいのかな…、この子…。
僕は怪訝な顔をした。
制服のまま湖に入るなんて……
そう考えて僕は、ついさっきの自分を思い出す。
まさか、この子も自殺しようとして……?
「あなた、碇シンジ君?」
「えっ。」
また僕は驚いた。
「そうだけど……、何で知ってるの?」
「あなた、有名だもの。」
「有名って…。そう…かな…。」
やっぱり学校の子なんだろう。
僕がエヴァのパイロットだってことは、学校では知れ渡っている。
「えと…、君は…?」
彼女は額に滴る水を拭った。
飛んだ雫に光が跳ねる。
「綾波レイ。
あなたと同じ、仕組まれた子供よ。」
こちらがフィフスチルドレンの綾波レイさん。
今日から参戦してくれます。」
「よろしく。」
「あ…、うん、ヨロシク…。」
僕らはぎこちなく握手を交わす。
「シンジ君、一通り施設を案内してあげて。」
「あ、はい。」
ミサトさんに言われるまま、僕は彼女を連れて部屋を出る。
「びっくりしたよ。君がエヴァのパイロットだったなんて…。
だから僕のこと知ってたんだね。」
「ええ。」
「でも普通、あんな所で泳いだりしないよ…。しかも服のまま。
死んでるのかと思った。」
「…そう?」
僕はパンフレットを片手に迷路のような施設を回る。
「えっと、ここがロッカーで、こっちがシャワールーム。B棟に行けば大浴場もあって…。
ここは食堂。あんまり種類はないんだけど、結構美味しいんだよ。
あ、綾波は何が好きなの…?」
「…特にないわ。」
「…あ、そうなんだ…。」
彼女はほとんど何も話さない。
僕の質問には答えるが、自分からは何も聞いてこない。
「この扉の向こうは実験室。パスがないと僕らは入れない。
でもあんまり入りたくないんだ。
ここに入る時は何分もかけて滅菌処理されるし…、実験中は何時間も身動きできないし…。」
「そう。」
つまらなそうにはしていない。
でも話が続かなくて調子が狂う。
僕は懸命に次の話題を探している。
こんなの初めてだな。
僕の周りは、黙ってることの方が難しい人たちばっかりだったもんな。
カヲルも初めはもの静かだったけど、
話せば返ってきたもんな。
………。
「碇君、どうしたの。」
「え、あ…イヤ……。」
思い出が込み上げてくる。
色んな感情が込み上げてくる。
「ゴメン、僕帰るよ。」
僕は、綾波を作戦室へ続く廊下へと送り、そのまま家へ向かった。
新しいパイロット。
不思議な女の子。
でも、まだ足りないんだよ。
時間が全然足りないんだよ。
この痛みを消すには、全然、何もかもが足りないんだよ。
僕は1人、駅のベンチでうずくまった。
でも、彼女との出会いが僕を癒したのは事実だった。
翌日、僕はまた外に出る気になった。
ネルフにまた行く気になった。
現実を見ないように生きるのは簡単だけれども、
やっぱりそれじゃいけない。
もう誰も傷つけたくない。
あの子がパイロットなら、あの子を傷つけたくない。
立ち上がった僕の後ろで、電話が鳴った。
「はい。…あ、ミサトさん?」
「シンジ君…!いい?落ち着いて聞いて。」
「えっ?」
そう言ったミサトさんの声が、上ずって震えていた。
「あのね…、カヲル君がね…、
カヲル君が…生きてた……!」
「え…。」
僕は、危うく受話器を落としそうになった。
ミサトさんが、情報が遅れた理由を言っているが、何も頭に入ってこない。
「あたし…、アハ…。そういえばさ……、死亡報告書なんて受けてなかったわ……。」
ミサトさんが泣いてる。
そうだよ。
ごめんねミサトさん。
ミサトさんも辛かったんだよね。
僕は病院へ駆け出した。
「カヲル!!」
青白い廊下に、彼は立っていた。
初めて会った時のような、包帯だらけの姿。
それがますます彼を白く見せている。
「ごめんっ……!!」
近づくなり僕は頭を下げた。
彼の顔を見れなかった。
「ごめんカヲル…、僕…本当に……。」
僕はバカだ。
自分ばっかりが辛いと思ってて。
世界一不幸だとばかり思ってて。
「君の気持ち、考えてなくて……。」
「ふうん…。」
カヲルの口から漏れた声は、意外なほどに悠長だった。
顔を上げた僕と、赤い瞳の視線がぶつかる。
何故か僕は、それに奇妙な違和感を覚えた。
まるで、初めて会った人のような。
昨日の、綾波との出会いのような……
「あ……、えっと、それと…ありがとう。」
僕はその感覚をかき消すように言葉を続ける。
「何が?」
「僕を、助けてくれたんだよね。
零号機を捨ててまで。」
一瞬、間があった。
「そうなんだ…。フフ、助けたんだ。キミを。」
「え……。覚えて…ないの?」
「へえ…、ボクが、ね…。」
カヲルは意味ありげに笑う。
「どうしたんだよ…?頭でも打ったの?」
僕は彼の頭の包帯を見る。
記憶喪失にでもなってないかと不安が増す。
「イヤ、違うよ。知らないんだ。」
「え?」
カヲルは、僕の反応を楽しんでいるように見えた。
カヲルは、いつものカヲルではないみたいだった。
「……ボクは、『彼』じゃないからね。」
僕はそれ以上の言葉を持たず、
彼は退院の支度のために病室へ戻って行った。
僕はただ、立ち尽くしていた。
彼の言葉の意味がわからない。
でも、何かを僕は感じている。
「碇君。」
「綾波…?」
突き当たりの階段から、綾波レイが姿を見せた。
長いエスカレーターを下りながら、彼女が口を開く。
「彼、私と似てるわ。」
「……彼って、カヲルのこと?」
綾波は頷く。
「そういえば、綾波はどうしてここに?」
「葛城三佐に言われたわ。ファーストチルドレンが退院するから、会うようにって。」
「えっ、じゃあ会わなくていいの?」
僕は遠くなった病室を振り返る。
「いいの。…なんだか、わかった気がするから。」
………?
…僕は君のことがわからないよ。
本当に不思議な子だ。
でも、今日は彼女から話をしてくれている。
「碇君は、嬉しくないの?」
「えっ?」
「彼、友達だったんでしょ。
友達が退院するって、普通は嬉しいものなんでしょ。」
「え…、いや、普通は…そうかもしれないけど…。」
僕は言葉に詰まった。
「なんか…、ヘンだったんだ。アイツ…。
なんか、よくわからないけど…、知らない人のような…」
そこまで言って、僕は自分の言葉が恥ずかしくなった。
「いや、そんなことあるわけないよね。
思い違いだよ、僕の。
多分、ケガしてるからアイツもちょっとおかしくて……」
言ってて、空しくなった。
「ケガ…してる……?」
綾波の言葉にも、僕は気づかなかった。
どうしてこんな気持ちになるんだろう。
カヲルが生きてて、謝ることが出来たんだ。
綾波の言う通り、本当はものすごく嬉しいはずなのに。
「…ゴメン。じゃあ、また明日ね。」
「ええ、それじゃあ碇君。」
僕らは軽い会釈で別れた。
彼女の後ろ姿を見送る僕は、ふと、ある事に気づく。
――そういえば綾波って、笑った事ないな…。
でも、すぐに思い出す。
そうだ。僕だって、笑ってなんかいなかったじゃないか……。
僕は、自嘲気味に頬をつねってみた。
……いろんな事がありすぎて、疲れた……。
僕は夕暮れの高台から、街を見下ろした。
でも、僕は、
なぜか居心地の良い時間を過ごしていた気がする。
「おかえりなさい。」
家に帰ると、いい匂いがした。
「え、ミサトさん…これ……。」
テーブルの上に、サラダとカレーライスが並んでいた。
「だぁいじょぶだいじょぶ。今日はマヤちゃんに貰ったレシピ通りよ。
他には何にも加えてないわ。」
エプロンをひどく汚して、ミサトさんが笑った。
「ミサトさん…。」
硬くなっていた心が、チーズみたいにゆっくり溶けていくのがわかる。
僕はうつむいた。
「やーだぁ、死にゃあしないわよ!
あたしの頭もおかしくなってないから、心配しないで。」
いつもの、笑顔。
「はい…。」
色々な、気持ち。
それが混ざり合って、胸が熱くなった。
目の裏が染みる。
あんなに出なかったのにな…。
僕は鼻をすすった。
いびつな野菜が、ますます歪んで見えた。
カレーの味は驚くほど「普通」で。
僕は何も言わずに2杯平らげた。
ニンジンは硬いし、サラダのブロッコリーにも芯があったけれど。
「シンジ君…。」
食事が終わった後、ミサトさんは僕に向き直った。
「綾波レイって…どんな子だった?」
「綾波…ですか…?」
ミサトさんは真剣な目をしていた。
「不思議な子です。
…でも、悪い子じゃないと思います。」
「うん。」
「何だか…彼女と話すのは、安心します。
今の僕にとって。」
「そう…。」
ミサトさんは少し何かを考えていたが、僕を見て微笑んだ。
「シンジ君も、強くなったわね…。」
そして、落ち着いた口調で続ける。
「あたしね…、ずっと調べてたの。
セカンドインパクトのこと。エヴァのこと。
ネルフのこと。ダミーシステムのこと。
…そして、カヲル君のこと。」
「カヲルの…?」
「ええ。
そして今、真実まであと一歩ってとこに来たわ。
明日、それを確かめに行く。」
「確かめに…って…、どこに?」
「ネルフよ。全ての謎は、ネルフにあるわ。」
「ネルフ、に…?」
「ええ。真実を知る者がいるの。
少々手荒くなるかもしれないけど、やむをえないわね。」
「そんな。危ないことはやめて下さい!」
「アハハ、大丈夫よ。そこんとこは上手くやるわ。」
「……でも!」
「シンジ君。よかったら、あなたも来て。」
「えっ…。」
唐突な問いに、僕はたじろいだ。
ミサトさんは、そんな僕をまっすぐに見つめる。
「シンジ君。
あなたはエヴァンゲリオン初号機のパイロット。
そして、碇ゲンドウと、碇ユイの子供。
全てを知る権利があるわ。
…でも、義務じゃない。
多分、真実は生易しくはない。
それを知ることには、少なからず痛みが伴うでしょうね。
知らなきゃ良かったって、後悔するかもしれない。
……言いだしておいて何だけど、
あなたはこのまま、何も知らずにおくことも可能なの。」
ミサトさんは、僕の手を握った。
冷たくて、そして暖かい手。
「だから、自分で選びなさい。
明日の朝の10時。ネルフの執務室で待ってる。」
ぐぐぐぐっぢょぶ
ぎゃあぁあぁっ!!!!GJ祭りだ!ワッショイワッショイ!!
ネ申、最高です!!途中300ゲッツおめでとうさん。お仕事頑張って下さい
GJ!!!!!!11
乙神!
レイとの遭遇も彼女らしさが出ていてもう良杉です
ついにカヲル水槽か…
学校で読んでしまい、余韻でこの後の講義吹っ飛んだwwwww
エヴァ板一のストーリーテラーだよ…マジ ネ申
>>292-304 GJ!GJ!!GJ!!!
そして乙。いやー良いねぇ。神としか言い様がない!
本当に本当に本当に映像化してほしい漏れガイル。
激しく乙!
GJ!
もうこのスレ大好きだ
俺だってお前のこと大好きだよ!
じゃぁ結婚しようぜ!
だ が 断 る
ん?どういう意味だ?
自演?
それは暗黙の了解…w
w
俺も真面目に解らん…
コピペって比較してもただのsageだし
専ブラ次第ではなんか違って見えるの?
全部sageの前に半角スペースが入ってるだろ
普通は入らない
よって自演
>322
mailto:sage
mailto: sage
糞スレあげ
>>323-324 d
かちゅだとsageの前の半角スペースが見えないみたい。
ギコナビでも確認できず…俺の専ブラが古過ぎるのか
どれ、入れてみた。
半角スペース
wktk待ち
このエヴァFFは神だ
ほしゅしゅ
☆ゅ
いつまでも待ってます
深夜、つけっぱなしのテレビからは、決まってセカンドインパクトのドキュメンタリーが流れて来た。
「東京」への爆弾投下、世界中で起こった紛争、テロ、恐慌、虐殺、略奪、疫病、飢餓…。
「何や、辛気くさい…。他におもろいのやってへんのか?」
決まって、トウジがチャンネルを変えた。
下らない娯楽番組に、僕らは笑った。
僕らにとっては過去の話であり、聞き飽きた教科書の中の歴史であり、
崩れたビルの鉄骨も、海岸を彩る風景のひとつでしかなかった。
「『地獄』…だったわ…。
陳腐な言い方でしょうけど、本当にそうだったのよ。」
錆の目立つエレベーターは時折心許ない音をきしませて上へ向かう。
「でもまぁ、あたしは恵まれていたのよ。本当の地獄の中にはいなかったんだから。」
ミサトさんは金網の外の闇に目を泳がす。
「リツコだってそうなのよ。本当の苦しみなんて…、
世界を動かすような「エリート」は誰も知らないのよ。
渦のほんの外周を見ただけ。
……なのに……、バカね……。
言っててあきれるわ……。
こんな仕事……。
そんなのばかりが揃いも揃って、悲劇の再来を阻止しようとしてるなんてね……。」
旧型の箱は、中途半端な階で止まる。
ミサトさんの後に付き暗い廊下を曲がると、見慣れた塗装の通路にぶつかった。
「でも……、あたしは二度とあんな時代に戻りたくはない。
だから、仕事をするわ。
正義なんていらない…。
どんな事だってやってやるわよ…。」
ミサトさんは、僕に話してはいなかった。
いつものエレベーターに乗った後、小さく言葉が聞こえた。
「…ごめんなさい。」
僕は、世界が崩れていくのを感じていた。
楽しかった日々が、ボロボロと綻んで、なくなっていく気がした。
使徒が、地下のアダムに接触したら、人類は滅びる。
それを、守るのがエヴァ。
その仕事をしてるのが父さん。
世界を救うために、僕を捨てて、仕事をしているのが父さん。
世界を救うために、僕はエヴァに乗ってる―――
「お疲れさま、3人とも上がっていいわよ。」
ガラスの向こうのミサトさんの声は、いつもと変わらなかった。
凛と張って、よく通る声。
スピーカーから聞こえる右のプラグからも「いつもの」声。
左のプラグからは、新しい声。
僕のシンクロ率は、多分見れたものじゃなかっただろう。
それが理由かはわからないけれど、今日は誰の結果も発表される事はなかった。
「シンジ君、シャワー行かない?」
ロッカールームのベンチに、プラグスーツをぶかぶかにしたカヲルが近づいて来る。
僕は彼の方を見ることが出来なかった。
「僕は…いいよ。君1人で行って。」
顔を隠すように、僕はタオルで髪を拭う。
「なんで?結構匂うよ。このままだと。」
「今日はいいんだ。家で入るから…。」
僕は早口で言って、そのままTシャツをかぶる。
「じゃあ、ボクもやめるよ。」
そう言うと、カヲルはベンチに自分のタオルを投げた。
「な…、なんでだよ。僕のことなんて気にしないで、君は君で行きなよ。」
「別に。ボクもそういう気分じゃなくなっただけさ。」
ここで僕が「やっぱり行く」って言ったらどうするんだろう…、
意地悪な考えがよぎったが、言いはしなかった。
これ以上彼と接しているのは、今の僕には辛い。
不自然な言い訳を盾にして、僕は逃げるように部屋を出た。
オレンジ色の液体が髪から流れ落ちる。
血の匂いがする……
真っ暗な空間の足元を、小さなランプが映し出していた。
気が遠くなりそうなくらいの地下。
ダクトの低いうなりと、ノイズのような機械音。
頼りない懐中電灯の筋の向こうに、真実があった。
僕が求めた、僕が選んだ答えは、そこにあった。
でも、それは僕の想像を遥かに超えていて。
僕なんかが理解できないくらいの闇がそこにあって。
僕が知っていた事実は、すごく小さくて、脆かった。
父さんは、立派な仕事をしてて。
使徒を倒すためにエヴァがあって、僕が乗ってて。
渚カヲルは友達で、不器用だけどいいヤツで…。
それでよかったんだと思う。
僕なんかが知っているのは、それだけで充分だった。
でも、これは真実。
これが、現実。
オレンジ色の水槽の中に、渚カヲルが浮かんでいた。
何人も。何人もの渚カヲル。
生気のない、「入れ物」だけの、渚カヲル……
「何なのよこれ…!?
じゃあ、あの子は……、ファーストチルドレンは、
私たちが知ってる渚カヲルとは別人だっていうの……?」
引きつった声でミサトさんが叫んだ。
「いいえ。同じよ。肉体も魂も、データ上は1%の違いもないわ。」
銃を向けられてるとは思えない冷静さで、リツコさんはつぶやく。
「でも…!!」
僕も口を開いたが、うまく言葉が出てこない。
気を持たそうと噛み合わせる歯が、震えて音を立てる。
「そうね、強いて言えば。」
「彼にあるのは『記録』なのよ。『記憶』じゃないわ。
モニターの中の表示は全く同じ。
でも、彼は過去を憶えているわけじゃないの。知っているだけなのよ。」
「……知って…?」
言葉遊びのような言い回しに、余計に頭が混乱した。
リツコさんは、寂しそうな目で水槽の中の「彼ら」を見る。
「不思議なものね…。私は彼に勝てなかった。
男の子なのに。あの人は私に向けない愛情を彼に注いでいたわ。」
そして僕に視線を移す。
「だけど、それも所詮はまやかし。
それを思ったら憎しみなんて湧いてこないのよ。
……私と同じ。
使い捨ての、哀れな道具……。」
その目は、どこか遠くを見ているようだった。
彼女はそのまま、おもむろに白衣のポケットから何かのスイッチを取り出した。
「だから壊すの。
『あなた』と、私の苦しみを終わらせるために。」
ガコン、と何かが潰れたような音がした。
リツコさんの親指が離れるのと同時に、オレンジ色の世界が崩れていった。
聖者のような笑みのまま、ちぎれていく、カヲル。
沢山の、渚カヲル……。
「リツコ!!あんた何やってんのかわかってんの!?」
「想像したことある?
自分自身は必要とされず、自分以外の誰かの為に、自分は生かされてるって知るのよ。
もうそんな道化を演じるのには飽きたの。
代わりはいないのよ。誰にも。
それを分からせてあげるの。」
薄い笑いすら浮かべて、リツコさんは喋っていた。
LCLが、赤茶色く濁っていく。
吐き気と、目眩がする。
でも、目を逸らせない。
まばたきすら出来ず、僕は彼――彼らが朽ちる様を見ていた。
ゆっくり、ゆっくりと「人形」は壊れていく。
いろんなものが壊れていく。
リツコさんが床にしゃがみこむのと同時に、部屋が赤く照らされた。
落ちたリモコンに、警報のランプが点滅する。
「早く行きなさいよ…、入室記録を消すコード、わかってるわね。」
うつむいたまま、リツコさんは消え入りそうな声で言った。
「リツコ…、あんたバカよ……。」
ミサトさんは涙声だった。
そして、僕の背中を押して暗い通路へと向かう。
震えが止まらない。
僕には何が起こっていたのか、半分もわからなかった。
でも、半分はわかる。
確信は持てないけど、言いようのないドロドロしたものが渦巻いていたのはわかる。
父さん……。
母さんが死んだこの場所で、カヲルは生まれた。
何をしてるんだよ…父さん…。
こんなこと…、
父さんは、世界を救う立派な仕事をしてる――
こんなこと、
こんなことなの?
みんなを傷つけて、いろんなもの壊して。
世界を救うって、こんな犠牲の上に行なうことなの?
僕にはわからないよ。
母さんやカヲルや、リツコさんとか…、トウジだってアスカだって、
…僕だって……。
「シンジ君…。16時からのテスト、休んでもいいわよ。」
エレベーターが止まると同時に、低い声でミサトさんが言った。
「…出ます。だって、ミサトさんも出るんでしょ?」
僕はカヲルに会いたかった。
どうしようもなく哀れで、何故かいっぱい謝りたい気持ちになった。
――だけど、やっぱり、会ってみたら彼は別人だった。
同じ肌、同じ髪。同じ瞳。
「どうしたの?さっきからボクの方ばっかり見て。」
「な、なんでもないよ。…ゴメン。」
何が違うって言ったら、わからない。
でもやっぱり、別人なんだ。
僕が知ってるカヲルには、もう会えない……。
頭の中がグチャグチャに絡まっていた。
どこへ行っても行き止まりで、蜘蛛の糸が張り巡らされていた。
ちっぽけな僕は、大きな現実の闇に飲み込まれそうだった。
カヲル……、誰か助けて。
トウジ……、誰か助けてよ。
ミサトさん……、アスカ……、助けてよ。僕を助けてよ。
誰か僕を助けてよ……!!
怖いんだ。いろんな事が怖いんだ。
どうしようもなく怖いんだよ……。
「ごめんなさい、少し苦かったかも…。」
種類の違うカップには、強い色の紅茶が注がれていた。
「あ、ゴ、ゴメン。気を使わせちゃって。」
僕は慌てて立ち上がる。
が、差し出されたカップを受け取って、そのまま椅子に体を戻す。
暖かい…。
冷ますための息が、胸の奥からのため息に変わる。
「ゴメン…ね、急に……。家にまで上がり込んじゃって。」
僕は湯気越しに相手の表情を伺った。
彼女は、それについては何も答えなかった。
ベッドに腰を降ろし、建物の隙間の暮れ行く景色をしばし眺める。
その横顔はどこか神秘的で、何故か、懐かしい感じがした。
僕は、「救い」を綾波に求めていた。
乙。
綾波きたあああああ
続き楽しみです
漫画とアニメを絶妙に混ぜている辺りがホントすげぇ
GJ!
綾波来たけど…先が解るだけに続き読むのがこえええええ!!!
乙!!
原作でシンジが一話でカヲルとあそこまで仲良くなれたのが
不思議だったのだが
>>40のネタ氏のお陰で補完されますた
庵野や貞本より展開がうまい件
綾波萌えなんだが、如何にカヲルの位置がおいしいか判ったwww
そりゃカヲルファンの多いわwwwwwwwwwwww
×の
○も
GJ!!
期待してるからがんばってね
良スレ緊急浮上
保守まち
ほしゅまち
>>299 >「そうなんだ…。フフ、助けたんだ。キミを。」
>「え……。覚えて…ないの?」
>「へえ…、ボクが、ね…。」
>カヲルは意味ありげに笑う。
俺ここ好きだわ。綾波の「たぶん私は3人目だと思うから」とはまた違う
インパクトがある。カヲルってどうにでもキャラづけできておいしいよな。
職人さんいつも乙
EOEの「もういいの?」って言う巨大綾波に期待。
つーかリリスカヲル想像したら怖ぇなwwww
むしろ綾波が弐号機を起動させるほうが
想像すると怖い
なんかカヲルより綾波のほうがふいんきが怖いような
確かに想像してみると…何か妙な迫力有るな
翻るスカートが男前
下らん事だがこの展開だと24話が「最後のシ者」じゃ無くなるかもね。
あと綾波のセリフ(予想になる訳だが)やっぱ
「ありがとう、シンジ君、君に会えて嬉しかったよ。」が「ありがとう、碇君、貴方に会えて嬉しかったわ。」
みたいになるのかな
とりあえずこの職人さんが描くエヴァはネ申、これ以上の言葉は低脳の漏れには見付からん。
ネ申職人さんによるアニメで言う24話期待してます。
ネタの状況もさることながら、心理描写やキャラの引き出し方がうまい。
っていうか、こっちの物語のほうがエヴァっぽいかもw
本当にすごい
で、アニメ化はまだですか
エヴァゲースレかエヴァFLASHスレにシナリオとして提供して
ゲーム化してもらうのはどうだろう?
361 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/15(月) 14:22:20 ID:8zjVz7yX
>>360 53氏本人の許可とらなきゃだめじゃね?
あと製作者もいないと。
まぁ漏れは激しくゲーム化希望だが。
誰か!誰か!
最後の綾シ皮 ??
>>362 漏れも激しくゲーム化希望。
終局が激しく気になる・・・。
気持ちはわからないでもないが、ゲームはさすがに無理じゃね?
っていうかこういうのは文章で読むからこその名作だと思うんだが・・・。
無理だとは思うけど、まあそれだけこれが名作だなってことで流しとけ
結構長いのに、するりと読めるな
心理描写うますぎ
ゲームはちょっと厳しいかな?
シミュレータゲームとかサウンドノベルなら何とかなる気もするけどさ。
漏れは同人誌にするを激しく希望!
この話では、ユイのクローンがカヲルってこと?
原作でもそうですよ
>>371 そうなのか、レイだけだと思ってた。
確かにカヲルとレイは似てるけど。
えええぇぇえ!!!?
カヲル=ユイクローンてまじですか?エヴァ暦10年のつもりな私、初耳ですた…
じゃ、ゲンドウやリツコあたりはカヲルの存在(ユイのクローンがもう一人いる事実)を始めから知ってたんですか?
水色が基調の、古いアパート。
市街からも遠く、建設機器が置き去りにされた再開発地域。
旧世紀の名残の建物にはヒビが入り、他に住人がいた気配すらない。
「……なんで、こんなとこに住んでるの?
ネルフの部屋にいるんだとばっか思ってた…。」
遠慮がちに、僕は部屋を見回した。
床には埃こそないものの、タイルの日焼けやキズに年代を感じる。
家具らしい家具はほとんどなくて、ベッドと、パイプ椅子と、
あとはダンボールが隅に重なっているだけだ。
女の子の部屋って初めてだけど…。
僕はドラマの中のピンク色をした小奇麗な部屋を思い浮かべた。
「何故…、何故かしら。よくわからない…。
ただ、ここを見た時、何故か懐かしい感じがしたから…。」
「…ハハ、変なの。」
綾波らしい答えに、僕の口許が緩む。
ある意味、期待通りの答え。
ここに来た意味を思い出させる答え。
「ねえ、綾波。」
「なに。」
僕は紅茶を膝の上に置いて訊ねた。
「綾波は、何故エヴァに乗るの?」
空はゆっくりと藍に染まり、時間が緩やかに過ぎて行った。
僕らの間には、心地の良い沈黙が流れていた。
僕は、答えが聞きたかったわけじゃないんだ。
「エヴァに、乗る意味……。」
つぶやいてまた外を見た綾波は、誰かに似ているような気がした。
なんだか、不思議な感覚に襲われる。
ゆらゆらと、僕の心臓が熱くなる。
―と、僕の胃から、カエルの鳴き声のような音が発せられた。
振り向いた綾波と気まずく目が合う。
僕は笑いをこらえきれなかった。
「お、おなか、すいたね……。」
「支給されたものならあるけど、いる?」
「あ、いいよ。もう遅いし、僕帰るよ。」
立ち上がろうとする彼女を制し、僕はカバンを肩に掛けた。
「ありがとう。紅茶、ごちそうさま。」
「…碇君、何が言いたかったの?」
「え?」
キッチンに立った僕を、綾波はじっと見ていた。
「何か、私に話したいことがあったんでしょ。」
「…いや……。」
僕は目を逸らす。
全て、見透かされているようだった。
僕の悩みも苦しみも、
また誰かに頼っている弱い心も、
全てが彼女の赤い瞳に映っている気がした。
「ゴメン……。」
僕はまた、わけもわからず謝った。
当然のように、綾波は不思議そうな顔をする。
僕が求めていた顔をする…。
「先生のところにいたんだ…、ここに来る前は。
穏やかで…、何にもない日々だったんだ。」
ダンボールに詰まったレトルトの山。
古い電熱器に新しいお湯が沸く頃には、もう日はとっぷりと暮れていた。
居間の灯りは点かないのか、点けないのか、僕らはキッチンの小さな蛍光灯を頼りに食事をした。
ふと、アスカのことを思い出す。
アスカなら、こんな食事は絶対に嫌がるだろうな…。
異質な状況下で黙々と箸を運ぶ綾波。
毎日こうやって食事してるのかな……。
僕は呆れるのと、興味とで、彼女を見ていた。
綾波といると、なんだか現実を忘れていられる気がした。
「嫌じゃなかったんだ。何にもないけど、それでもいいと思ってた。
……僕はいつも、ただ朝が来るから、その日を生きていたんだ。
今日の次は明日が来る。待ってなくても、必ず来る。
それは当たり前で。……だから、今日何かをしなくても、明日はまた同じ日常が始まるって…、
そう思ってたんだ…。」
急に風が、窓を叩く。
「でも、ここに来て…、いろんな事があって……。
いろんな人に出会って…。」
僕は遠い昔のような、この数ヶ月の思い出を話した。
ミサトさんのこと、アスカのこと、ヒカリと委員長のこと。
トウジのこと。カヲルのこと……
「楽しかったんだ…、すごく……。
僕は本当に楽しかったんだよ…。
多分、僕はすごい幸せで…、これ以上の事なんてなかったのに……。」
思えばずっと、僕は明日なんて来なければいいって思ってる。
いつからか、昨日と同じ日は来なくなってしまった。
僕の前からは、大切なものばかりが次々になくなっていく…。
「ゴメン……。」
体に熱がこもるのと同時に、染み付いたLCLの匂いが立ち上るのがわかる。
きっと、綾波にはわからないことばかりで、
僕は無神経に自分の気持ちだけを吐いていただろう。
何も言わない彼女に甘えて、またどこかで傷つけてるんだろう。
「碇君。」
顔を上げると、目の前で綾波が床に膝を着いていた。
「手を…」
「手?」
言われるままに、僕は右手を差し出す。
それに、彼女の白い手が重なった。
そしてその手は、そのまま僕の手を、彼女の胸元へといざなった。
「!!?」
心臓が、飛び上がったのがわかった。
脈拍が上がり、呼吸が荒くなる。
押し付けられた手が震える。
薄いシャツの向こうに、綾波の体温を感じる――
「――聞こえる?」
「え…、……えっ?」
漏れたのは、裏返った声。
彼女は、間近で僕を見つめる。
「鼓動。血の鼓動。
あなたと同じ、赤い血の鼓動。」
「こ…、鼓動…?」
左の手の平に滲んだ汗をズボンで拭う。
呼吸を整えながら、僕は右の手に集中する。
とくん、とくん…
ざわめく音がした。
生きている音。
僕の心臓の音かもしれない。
混ざり合って、わからない。
でも、それでも、生きている音。
「証――」
「え…?」
「生きてることの、証。」
綾波が誰に似ているか、僕はその時わかった気がした。
「私がエヴァに乗るとしたら……、
それは、私が生きたことの証だわ。
私がここにいて、あなたと出会ったことの証だわ。」
いつの間にか、月が部屋を青く照らしていた。
「不思議…。同じ、赤い血が流れているのに、
私はあなたのことがわからない…。
何故泣いてるの…?碇君。」
「綾波……、」
いつの間にか、頬には幾筋もの涙が伝っていた。
僕は、両手で彼女の手を握った。
白くて、細くて、壊れてしまいそうな手。
「僕は……、」
母さんみたいな、綾波の手。
「…僕は、もう誰も失いたくない…。
君を失いたくない……。
だから…、だから……、」
二の句が告げない。
エヴァに乗ったら、死ぬかもしれないんだ。
壊れちゃうかもしれないんだ。
悲しいことばっかりいっぱいあるんだ……
だから――
「生きて…、
生きて行こう。
どんなことがあっても、
一緒に生きて行こう―――」
答えなんて求めてないんだ。
ただ、受け止めてくれたことが、嬉しかった。
僕を受け止めてくれたことが、
本当に嬉しかった。
キテターーーーーーーー!!!!!!!!!!!
夜更かししてて良かった!!!!!!!!
いつか来るであろう綾波首ちょんぱが怖い…orz
GJ!!
すげー!心理描写すげー!
シンちゃんこの後お泊りですか!?
ついにシンジ童貞喪失+彼女が出来る!?
…なーんて幸せな妄想しても最期は…orz
ヤバイ、本当にすごくうまいな!
あー…綾波が消えるのかー…
使徒だからね・・・
カヲルだとこの後は一緒に寝る→一緒に風呂入る→裏切ったな(ry
綾波でこれやったらシンジがどうなるのか想像もつかんな
24話以降、原作より悲惨になりそうな気配だな
>>375-380 貞エヴァ的展開ktkr
この後は悲惨な展開が待っているのだろうなと思うと、楽しみな反面怖ろしくもある
死に方が首チョンパとは限らんよ
我儘なのはわかっているが死んでほしくないな……
これで綾波殺したら原作よりシンジのショックは大きそう
>>373 劇場版でゲンドウがエヴァに食べられる前、
綾波たちとユイと一緒にカヲルがいたのはカヲルがユイのクローンで、
肉親のようなものだと言う説がある
ゲンドウのクローンだという人もいるけど、
シンジの綾波に似てる発言からするとユイのクローンだと思う
流石にゲンドウのクローンはないなw
まだユイの方が信憑性あるwww
ゲンドウをクローンしても普通にシンジになると思う
俺もそう思う
ゲンドウのクローン…
物凄く目つきが悪いんだろうな……
>>392 シンジは母親似だと思う
>>395 お前程罵倒はしないが、ゲンドウの方に似てるってのは同意
>>395 なんでそうなんのさ
俺はそう思うってだけだよ。気に障ったのなら悪かったよ
シンジがユイさん似なら綾波に似てるはず
シンジが成長したらゲンドウが痩せ型で女性っぽくなった感じになるんじゃないかな?
なるほど。みんな頭いいな!
シンジはゲンドウとユイのいい部分を貰ってるのではないか
なんにしろゲンドウの目つきは受け継がんでよかった
ゲンドウにいいところなんてあるのか?
シンジは全体的にはゲンドウ似
線の細さはユイ譲り
目はゲンドウのおばあちゃん譲り
>>402 うーん
・頭がいい
・声が渋い
・背が高くてモデル体型
・ツンデレ
…うーん
確かにスタイルは良いな。
シンジは成長したら確実にゲンドウに似てくる希ガス
髭なくて目が怖くない位で鋭くてゲンドウより少し線の細い大人シンジ、カッコヨス
30過ぎたら髭も似合うかもしれん
あのポーズで口の端歪めて「問題ないですよ……」って言って欲しいぞぉぉぉおおお!!!!
ながちゃんとかにある断罪シンジは絶対年取るとゲンドウに似てくると思う
ゲンドウ並みにエグイことやってるし。
話が逸れすぎだオマイラ!
職人をおとなしく待つべ。
んじゃ保守がてら本道に戻してみると
レイがセカンドでアスカがフィフスな話も見てみたいかも。
レイのキャラでセカンドだと状況悲惨すぎて、シンジの苦労が目に見えてたまらん。
おまけに精神崩壊したレイを尻目にアスカがシンジに止め刺してくれるし。
…俺はマゾかもしれん。
面白そうだな。
そんでトウジがファーストでカヲルがフォースだったら…
いや、なんか違うな
>>409 いや、それはそれで面白いと思うぞ。
トウジがファーストってのが意外で良い。
第一話、シンジとのファーストコンタクトがどうなることやら。
包帯まみれになりながら必死に立ち上がって
トウジ「わいは、わいはまだ戦えるんや!」
シンジのリアクションが気になるw
あとカヲルフォースもすげえな。
学校生活が一変しそうだ。
それにバルディエル戦はシンジが本編の10倍はダメージ受けそう。
ト「ワイには何もないんや」「ワイが死んでも、代わりはおる」
レ「…司令…」「…私達は何もしなくていいのよ。碇君だけがいればいいのよ…!」
シ「逃げちゃ(ry」
カ「悪いね、シンジ君。僕は君を殴らなきゃいけない。殴っておかないと、気が済まないんだ…」
ア「あんたは私と同じね」「さあ、私を殺して、バカシンジ」
こんな感じなんだろうか
やばい、すっげえ読みたい
>>411 カヲルは
「君がッ!」「泣くまで!」「殴るのをやめないッ!」
とか、そんなイメージ
ケ「この前もアイツのロボットが俺たちを守ったんだ。それをあんな風に殴ったりして。
カヲルにはアイツの戦いを見守る義務があるんじゃないのか?」
カ「仕方ないね…。本当に君は自分の欲望に正直なんだから。」
カ「シンジ君のこと、二回も殴ってすまなかった…。僕のことも殴って欲しい。」
カ「シンジ君の苦しむ姿、見てるからね…。もしシンジ君の事をあれこれ言うような奴が居たら
僕が……許さない!」
カ「そんなに辛気臭い顔をしないでおくれ…」
うーん、良い奴過ぎるぞカヲル。
妹はタブリスXXで決定だなwww
あ、ホシュてがらな雑談なので、職人はこの話題気にしなくもおkです。
貴方の話が読みたくてここに来てるみたいなもんだし。
今の神職人さんが書き終ったら、また新しい設定で新しい職人さんが来てくれたらいいな!
今の神職人にそのままお願いしたいが、我侭は言わんw
今日1から全部読んでしもた…w
>>415 想像したら禿しく萌えたw
>>411の設定だとトウジヤバスだなw
1stシンジや3rdレイも見てみたい
レイがゲンドウの実の子供で…みたいな
使徒のトウジが想像出来ないけど、
1カヲル 2レイ 3シンジ 4アスカ 5トウジ とかは?
俺は敢えてこうするぜ
1トウジ 2シンジ 3アスカ 4カヲル 5ヒカリ
え?レイがいいんちょ?
>>421 ヒカリが出てくるとこだけ考えてみた
友達と呼べる人はみんな居なくなってしまった。
トウジ……トウジには会えない、その勇気がない
アスカ…ミサトさん母さん、僕は、僕はどうすればいい
「風…でてきたね」
「誰?」
「こんな水辺に立ってたら風邪引いちゃうでしょ」
肩にそっと掛けられたすかしのボレロ
「え?こ、これ君の?」
「私が住んでたとこ、ここよりちょっとだけ寒かったから…」
でもいらなかったみたいだね、と恥ずかしそうに笑うオサゲ髪の女の子
「はじめまして。私は洞木ヒカリ、あなたが碇シンジ君だよね?」
…もう限界
>>423 いやいや
>>421の設定だと3rdはアスカなんじゃ…
ってアスカがヒカリを握りつぶすのか……
何その凄い鬱orz
どんな順列組み合わせで考えても
バルディエルと首ぽちゃんで鬱になるな
今日初めて読んだけど40の人ネ申すぎ!
感動した…
次は最後にして最大の鬱展開か……怖いけど楽しみだ
カヲル=1
「君は死なないよ…。僕が守るから。」
前から思っていた事だが本当にネ申の作品が秀逸すぎてビビる。
自分は文字書きでなく絵描きの方だけど、読む度に創作意欲を掻き立てられるよ…。
>>430 いやいやいや、この板のクオリティに慣れた奴らの目に晒すなんて
そんな自殺行為出来ないってw
一人でせっせと入れ替え漫画描いて自己満足が関の山…な俺。orz
わーっはっはっあげ
レイがセカンドの場合、壊れた母が人形を娘だと思って可愛がるのを見て
自分も人形にならなきゃ母に見てもらえないという強迫観念を植え付けられたって感じかな。
すばらしい妄想力の持ち主だね
尊敬に値するよ
しかしチルドレンって本当に悲惨だな。
人権という言葉は存在しないんだなNERVには。
褒めてんだかけなしてんだかw
ごめん、436は誤爆っす
438 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/23(火) 00:01:19 ID:bHTUPtv7
あげ
フィフスなアスカは
ア「シンジってガラス並に繊細ねぇ。ま、そこが良いんだけど。」
シ「え?」
ア「あんたバカァ?好きだって言ってんのよ。」
こんな感じか?
なんだろう、フィフスアスカに激しく萌える
ア「ふんふんふんふんふーんふふん♪・・・歌は良いわねー、リリンの生み出した文化の極みってとこかな。
そうは感じない?碇シンジくん。」
シ「・・・(うわぁ、すっごい音痴だなこの娘)」
何気にフィフスチルドレンっておいしい位置だなーと感じた
ファーストなトウジとフィフスなアスカ…
ア「あんたがファーストチルドレンね。鈴原トウジ…あんたは私と同じね。
お互いにこの星で生きていく身体は、リリンと同じ形へと行き着いた…か」
ト「…お前誰や」
想像すると何かwarosu
>>443 その二人の組み合わせだと、どのポジションでも夫婦漫才にしか見えないwww
冬月サード
ゲンドウフィフス
スレ読んでたら、
ファーストトウジ、フィフスアスカの話を書きたくなって書いてた・・・。
アルミサエル戦のあたりは案外簡単に思いつくのだが、その他があまり思いつかん。
特にアラエル戦のレイの精神汚染をどうするかが、低脳の漏れには思いつかん(汗)
とりあえず、この神職人さんの描くエヴァは本当にネ甲。マジですごい。
それにしてもこの順番の時のトウジとアスカの初対面シーンは、
想像したらなんかwarosu
スマン、間違えた・・・。
ネ甲→ネ申
今日このスレ見つけて一気に読んだ。幸せ。
カヲル自爆シーンすごいよかった・・・ヤバイ、目潤んじゃったw
リツコとか冬月とか、作中では交流の描かれなかった人も
呼んでいるところになぜかぐっと来たよ。
>>447 がんばれ、俺も1トウジ、5アスカは読んでみたいから応援しているぞ。
今の神連載が終わったら、次は君が神話になるのだ。
でも447だとよっぽどうまくやらないとフィフスは貞カヲと似たような感じに
なりそうだな。1←→5逆のがわかりやすいかもしれん。
スレタイ通り1番ずれてるのも見たいw
カヲル自爆シーンよかったけど、最近の人には零号機から歴代使徒がニョキニョキが
デフォなんだなぁと思うと、なんとなく寂寥感を覚えますw
なんかさ…
エヴァのSSって、書き手が巧くてクオリティ高い、こっちがハマってるのに限っていつも、中途半端に終わるんだよ…
この板にも他サイトにも何個もそんなのがある。もう嫌なんだよ…僕を裏切らないでよ…
まじ、そう思いませんかorz
まだ一週間だ。気長に待てよ。
>453
まあ焦るなって
たとえ1ヶ月待ってでも読みたいSSだってある
藻まいの気持ちも良く分かるが漏れ達は待つことしか出来ないんだから
神を信じるんだ
456 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/05/27(土) 07:18:36 ID:aZyVTSev
神が不在なので
もう一度最初から読み直してみた
ちなみにBGMは
アスカ暴走 → 『魂のルフラン(10TH ANNIVERSARY VERSION)』
トウジ精神崩壊 → 『ベートーベン・第九/合唱』
カヲル自爆前のモノローグ → 『甘き死よ、来たれ』
夕日の湖で綾波登場 → 『FLY ME TO THE MOON』
気長に神を待とうぜ
すまん・・・
sage忘れorz
こんな神スレだとは思いもしなかった
ああ間違いない、神スレだ
だいたい2週間周期だから次は金土あたりか
神スレほっしゅ
ほす
463 :
中の人:2006/06/02(金) 19:29:45 ID:???
ごめん、
も う し ば ら く お 待 ち く だ さ い。
時間はかかるけど、必ず書き上げるよ。
というか、もし暖まってるネタがある人がいたら、構わずばんばん投下しておくれ。
>>463 時間は惜しまず、いいもの書いてください。がんばれ!
頑張って下さい
マターリと待ってますから
俺はいつまでも待つ。
だからマターリでも構わない。
初めて見た。
凄いよコレ!凄いよ!
我々はいつまでも待つさ。
スレの保守なら任せてくれ!
場繋ぎに何か番外辺って言うか何か書こうと思うのだけれど駄目かな?
問題ない。存分にやりたまえ。
神も
>>463と言っている。
君も神話になりたまえ。
凄い構想練ります!
加持さんの視点とかにしようか・・・
楽しみにしてる
wktk
ほっしゅ
何度読み返しても名作だな
続きが読みたいけど、レイの首ちょんぱが…
でもこの方うまい方だから別の鬱展開にしてくれるのかな
俺は、あえて首ちょんぱを希望しておくw
最高!!SSって大抵途中で
ぐだぐだになるからあまり読みきるってことはなかったけど
今回その発想はないわ。
保・守!!
すいません、お待たせしました。
なんかいい鳥を発見したので今更だけどつけてみるw
月。昼間の月、白い月。
でも、そこにあるものは変わらない。
見えてるものは違っても、そこにあるものは変わらない。
じゃあ、見えてるものが同じなら、そこにあるものは変わらない?
私はあなたじゃない。
でも、同じ。
何が違うのかわからない。
私に流れる血、赤い血。あなたと同じ赤い色の血。
何が違うの?
何を求めるの?
あなたは私に、何を求めるの?
私はあなたに、何を求めるの?
ヒトツニナリタイ……
これは、私の心?
あなたとひとつになりたいのは、私の心……?
使命。
この手のなかにある、私の運命。
産声を上げた瞬間に、私に宿されていたもの。
「どうして私は、ここにいるの。」
――約束の時のために。
「どうして私は、ここにいるの。」
全ては、その時のためだけに。
鳥。
金色のケージ。青い羽。
何のために、その羽はあるの?
――飛び立つため。
飛べないのに?
たとえその身を解き放っても、はばたく事さえ知らないのに?
何故。
――鳥だから。
そう、どんな運命にあっても、鳥として生まれたから。
ヒト。
私の知っているヒト。
キール。それと、名前を知らないヒト達。
私はあなたと同じ体のはずなのに、
私はヒトじゃない。
何故。
私は、シト。そう呼ばれるもの。
アダムより生まれ、アダムに還りし者。
青いフィルムが映し出す、ノイズだらけの映像。
私が生まれた日の映像。
ヒトはリリスから生まれし存在。
男と女から生まれし存在。
男と女。私には無いもの。
何故…?
私はあなたと同じなのに。
小さな箱の中に、ヒトの世界がある。
ヒトが笑ってる。怒ってる。悲しんでる。また笑ってる……
笑うって、何。
――喜び、嬉しさ、楽しさ、可笑しさ、それから来る表情。
喜びって、何。
嬉しいって、何。
楽しい、可笑しい、
ヒトは、嘲る時にも笑うことがある――
…嘲るって、どういう気持ち?
私はあなたに、どんな気持ちを持てばいいの?
愛。
小さな箱の中で、男と女はそれを語り合う。
薄い紙の上で、男と女はそれを紡ぎ合う。
見つめ合って、交わって――生物としての本能のままに――そして、ヒトが生まれる。
私には、無いもの…。
私は「女」。
でも、シト。
ヒトじゃない。
だから無いの。わからない。
私は誰かを愛することがあるのかしら、箱の中の女のように。
誰かに愛されることがあるのかしら、紙の上の男のように。
は、何のために生まれたの。
生まれた事には、皆理由があるの?
昼間に浮かぶ月は、何かの意味があるの?
何かの運命で、あなたはそこにあるの?
私の中の記憶、誰かの――もうひとつの魂。
生きたい、生きたい、生きたい…
そればかり欲す、遠い記憶。
早く、早く来て、私に還って。
私を呼びつづける、魂の記憶。
待って、私は考えたい。
私が私として生まれた意味を。
考えられる体として生まれた意味を。
そう、ヒトと触れ合える体として生まれた…、
ヒトを滅ぼさなければいけない、運命の意味を。
一行目
私は、何のために生まれたの。
脳内訂正ヨロシク…orz
リアルタイム遭遇ktkr!!!!!!!!!!!!!!!!
き、き、きたあああぁぁ
「選ばれるべき存在は、ひとつだけなのだ。」
生きたい。
あなたは、それを思わないの?
「滅びは、我が運命。我が、喜び。」
―喜び。
胸を刺す、強烈な嫌悪感。
…違う。私の喜びは、それとは違う。
箱の中のヒトは、滅びを避ける。悲劇と記憶する。
悲しい、痛い、辛い……。
でも、時にヒトは自らの滅びをも願う……。
「死にたい……。」
何故?わからないわ。
悲しい気持ち。
わからない。私には何もわからない。
ヒトの気持ちがわからない。
私は生きたい。
でも、そのためには、あなた達が滅びるしか道はないのよ。
私とあなたは同じじゃないの?
姿は一緒なのに、違うの?
私はシトだから、ヒトとは違うの?
わかりあえないの?
ヒトツニナリタイ……
これは、私の魂の叫び。
私の、心の叫び。
これが、ココロ?
これが、気持ち?
………
涙…?
どうして私、泣いてるの。
止まらない。
溢れて流れて、海になってしまいそう。
碇君。
哀しい目をしたヒト。
初めて出会った、外の世界のヒト。
葛城三佐、赤木博士、…ファーストチルドレン。
…何かが、違う。
知っていたヒト達とは違う。
どうしてそんな顔をするの。
欠けたココロの持ち主――
どうしてそんなことを言うの?
出なかった言葉。
喉に引っかかった、否定の言葉。
どうして…。
安らかな息遣いが、髪にかかる。
涙の跡、血の匂い。
「証――」
何故そう思ったのか、わからない。
浮かんだ言葉が、そのままこぼれてしまった。
碇君。
「生きたい」と願うヒト。
「生きよう」と願ってくれたヒト。
初めての言葉。
あのヒトは、言わなかった。
一緒に生きる。
それができるのなら………
……約束の時。
私はその日のために生きてきたのに、
今は、怖い。
私がいなくなるのが怖い。
いえ、あなたがいなくなるのが怖い。
あなた達がいなくなったら、あとは私1人の世界。
私を認識してくれるものもいなくなるんだわ。
それは、本当に生きているのかしら。
私の魂が求める「生」とは、そういうことなのかしら。
……なんだか私、変…。
初めての感触。
まだ手の平に残ってる。
箱の中のヒトが、よくやっていた。
でも、知識だけじゃわからないことがある。
温もり…。
暖かさ…。
匂い…。
伝わってきた、あなたの鼓動。
ひとりは、さみしい。
……何…?この気持ちは何?
苦しい。胸が苦しい。
締め付けられそうになる。
やっぱり私、変。
これが、ヒトの心…?
平穏とは程遠い、いつも何かを恐れる心。
欠けた心、不完全な生き物。
ヒト。
私と、よく似た生き物――
碇君。
あなたにも、意味があるの?
あなたの生には、ちゃんと理由があるの……?
使命があるの……?
「ん……。」
風の音に薄目を開ける……
瞬間、見慣れない壁に気づき、僕は跳ね起きた。
しばし辺りを見回す。と同時に、昨夜の記憶がはっきりと色を帯びて戻ってきた。
途端に顔が火照るのを感じる。
「あ、あれ、綾波?」
僕は慌てて彼女の姿を探す。
が、部屋はがらんとして、一瞬、全ては夢だったんじゃないかと錯覚さえした。
しかし程なくして、壁の向こうの水の音に気づく。
シャワーか…。
ふぅ、と息を吐いて、僕は寝起きの顔をこすった。
何時まで寝ちゃったんだろう。見渡しても時計らしきものはない。
太陽はもう天高く昇り、眩しい光を雲の合間に注ぐ。
何かを急ぐように、雲は随分と速く流れていた。
「あの、綾波…、ありがとう。
僕、帰るね。」
そそくさとカバンを背負い、擦りガラスの向こうに声を掛けて、僕は古いアパートを後にした。
綾波の顔を見たら、恥ずかしさに目も合わせられない気がした。
情けないなあ。
女の子に頼って、泣いて、…あんなこと言って……。
本当に恥ずかしい。
暗い部屋、月明かりの中。
……膝…枕………。
ああ、なんか、夢だったのかと思うような…、なんであんなことになったんだっけ…?
記憶は、赤くなる頬の熱に邪魔されて、うまく時間軸に沿わない。
でも、その、変な気持ちじゃなくて……
その……、僕はすごく安心して………、
涙が止まらなくて……、
そう、やっと引いたころには、なんだか…眠たくなってきて……。
――ああ、情けない。
なんで自分自身に言い訳なんてしてるんだ。
僕は自分の頬を両手で叩く。
次第に厚みを増す雲が、強い日差しを遮っていく。
……母さんみたいだったな……。
遠い記憶の膝枕。
心地良くリズムを刻む手。
優しい歌。ささやく声。
白い手。
――シンジ。
僕を呼ぶ声。
僕を見てくれる目。
僕をまっすぐに見る、赤い瞳。
――碇君。
綾波…。
…なんだ、この感じ。
なんか、変な感じだ…。
僕はシャツの胸元を握る。
昔、ちょっと前だけど、よく似た気持ちになった気がする。
でも、結局なんのことだかわからないうちに、それはかき消されてしまった。
胸が熱い…。
なんだか…、でも、なんだか今ならわかる気がする。
綾波。
僕を助けてくれた人。
僕を、救い出してくれた人。
ねえ、そうだよね。
これってそうだよね。
カヲル、きみが想った気持ち。
これが、多分そうだよね。
僕は、
多分僕は―――
風は一段と強まり、僕の行く手をにわかに阻んだ。
雲の色は濃くなり、街全体が影に包まれる。
だけど、僕の足取りは軽く、口唇には自然と笑みが浮かんでいた。
家に着いたら、ミサトさんに何かからかわれるかもしれない。
でもいいや。
それでもいいや。
1つ2つ、降りだした雨に駆け出しながら、僕は何か口ずさみたい気分になる。
――ゴメン、みんな。
そんな資格ないって、わかってるよ。
ヘラヘラ笑う権利なんてないって、わかってる。
でも、ゴメン。
いいじゃないか、これくらい。
僕は頑張ってる。
頑張ってるんだ。
だから、いいじゃないか、これくらい。
ほんのちょっとの幸せくらい、いいじゃないか……。
雨は降り続く。
洗濯物が溜まっていく。
バルコニーを包む霧の向こうに、見えていた赤いランプはもう無い。
僕が守った街。
無くなってしまった街。
変わってしまった世界。
僕の仕事。
守りたいと、思うもの。
低気圧が過ぎれば、また暑い日常が繰り返されるんだろう。
これからは遠く16区まで、アイスを買いに行かなきゃならないんだろう。
「予想される使徒は、あと1つよ。」
ミサトさんの言葉に、僕は目を丸くする。
終わるんだ。
もう少しで終わるんだ。
そしたらまた、みんなでパーティーでもしよう。
僕はそんなことを考えた。
呼びたい名前をそらで数えてみた。
いない名前にも指を折った。
……綾波。きっと楽しい。
思い出とごっちゃになった空想を胸に、僕は助手席に座る。
「明日は、晴れるわね。」
西の空をバックミラーに映して、ミサトさんが言う。
僕は振り向く。
赤い空。
ふと、背後に迫り出すトンネルの出口。
ネルフ。
真実の眠る所。
最深部。
闇の淵。
それはそこへ向かう、大きな暗い口のようだった。
そして。
発令所に警報が鳴り響く。
月。
夜の月。真円の月。
「碇君…。ごめんなさい……。」
『エヴァンゲリオン弐号機、起動―――』
GJ!!…マジで神過ぎる…
続きが楽しみだ
うわああああああああああああああ!
GJすぎる人ktkr!!
乙です!超期待
神キタァアア!!!
うひゃあGJ!
神wwwwwwwwwwっうぇwwwwwww
綾波さんセツナス(´・ω・`)
神GJ
続きが見たいけど、これ以上は…(ノД`)
綾波でフィフスだと切なさが跳ね上がるな
近年稀に見る良スレ
憎たらしい程の神age
反発禁止
シンジとカヲルの立場が逆ゲリオン
アスカスキーだったが、今回の綾波の切なさには大変胸をうたれた。
いと良スレ。
>>481 トリップが「utsu」…
つまり本編より欝な展開になるという事ですねorz
GJ!
>>509 659 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2006/06/08(木) 22:06:26 ID:???
>>654 お前そりゃマリオのポジションにルイージおくようなもんだろ。
吹いたwwww
GGGGGGJJJJJJJJ!!
と、感動していたのに
>>513のせいで…
すげー!
こんなに衝撃を受けたことはない…
神って……神って……
職人さん、ガンガレ!!
この展開はやばいな
俺、泣いちゃうかもしれない
綾波の切なさが本当に泣ける
この後に初恋の少女をぐちゃりとするシメジ・・・
原作の斜め上を行く鬱展開がぁぁぁ
俺がシメジなら世界滅んでも綾波が生きられれば良いとかマジで考えちまうな・・・
もしこれが正規エヴァで、エヴァ2のゲームが出たら、
俺はエンジェルバスター(PSPは「折れた翼」だっけか?)で綾波説得シナリオを出す為に頑張るね!w
うざい
保守
「嘘だ嘘だ嘘だ!!
綾波が…、綾波が使徒だなんて………、そんなの嘘だ!!」
僕はありったけの声で叫ぶ。
「事実よ…。受け止めなさい。」
ミサトさんは冷たく言い放つ。
が、その声の震えは聞き取ることができた。
綾波が、使徒……。
嘘だ。
使徒。
僕らの敵。
血の気が引いていく。
そんなの嘘だよ。信じられない……。
今まで戦った相手を思い出す。
みんな怪物だ。僕らとは全然違う。
綾波はそんなんじゃない。人だよ。使徒なんかじゃない。
「目標、第4層を通過。隔壁も全て破壊されています。」
ネルフの深層に向かう未確認物体。
マヤさん達の報告が、それが彼女と無人の弐号機である事実を僕に知らせる。
嘘だ……。
頭の中に、綾波の顔が浮かんでくる。
あの夜の事が浮かんでくる。
「シンジ君、止めて!!何としてでも阻止するのよ!!」
使徒が地下のアダムに接触すれば、人間は滅びる――
今が、その時。
嘘だ………。
僕は操縦桿を握る。
――赤い瞳、白い肌、触れた手。君の声。
嘘なの…?
全部嘘だったの…?
……ちくしょう。
信じたのに。
安心したのに。
君だから、全部言ったのに。
悔しい。
父さんと同じだ。
僕のこと受け止めてくれたフリして、
わかってくれたフリして、
心の中では笑ってたんだ。
僕の気持ちを……、ちくしょう……。
自分が恥ずかしい。
バカみたいだ。使徒なのに、全然気づかないであんなこと言った。
一瞬でもバカなこと思った。
綾波のこと………、……ちくしょう…。
拳に力がこもる。
「初号機、第7層通過。あと70で接触します!」
眼下に、その「使徒」が確認できた。
弐号機の影。風にひるがえる水色の制服。
宙に、浮いてる……。
ありえない光景に、その正体が揺るぎないものとなる。
「綾波!!!」
僕の叫びに、彼女が振り返った。
「碇君……。」
赤い瞳が、僕を見る。
ちくしょう。
悔しい…。
一瞬でも、こんなことになっても、
君の顔を見て、嬉しく思った自分が悔しい。
間合いを詰めようとした僕の前に、弐号機が立ちはだかった。
2体のエヴァはお互いの手を掴み、相手を捻じ伏せようと力を入れる。
「綾波!…なんでだよ、君が使徒だなんて……。」
「ごめんなさい…、あなたはエヴァンゲリオンのパイロット。
使徒を滅ぼす使命を持つ者だもの。
本当のことが言えなかった……。」
彼女は目を伏せる。
だが、降下をやめようとはしない。
弐号機は更に強く僕を押し返す。
「僕らを…、僕らを滅ぼすために、綾波はここへやってきたの!?」
「それは結果でしかないわ。
私の願いは『私』へと還ること。
それは私に課せられた使命であり、止められない運命なの。」
「運命って…、そんな……!!」
重い言葉。
運命…、なんだよそれ。
考えたこともない。
ましてや、それで人を滅ぼすなんて。
「やめてよ綾波…、そんなのやめてよ!」
それはできない、という風に彼女は小さく首を振る。
「碇君。お願い、戻って。
あなたを傷つけるつもりはないの。」
「傷って……。
何言ってるんだよ!!人間が滅びるなら、僕も死ぬんだよ!
一緒なんだよ!!」
肉体の傷なんてどうだっていい。
「……ごめんなさい…。」
今の君が、僕を傷つけてるんだ。
「…どうするって言うんだよ。人間をみんな殺して、それでどうするんだよ!!」
「わからないわ。」
「……っ、…わからないって……。」
予想外の答えに言葉が詰まる。
「それを決めるのは私じゃないわ。
私自身は、肉体へと還った瞬間に消えるの。
その後は新しい命の一部として、『私たち』は生きていくのよ。」
「え……?」
意味が取れない。
理由がわからない。
消える?どういうこと?
生きること。
人を滅ぼしても、生きること。
それが、「君」自身の運命じゃないの?
自分が生きて、何かを得るためじゃないの?
「そんな……、そんなの違う。そんなの運命なんかじゃないよ!」
叫んだ僕の肩に、鋭い痛みが走る。
弐号機のプログナイフが初号機の左肩に突き刺さっていた。
相手はそれを抜き、今度は僕の胸をめがけて振り下ろす。
「ぐっ……!!!」
焼けるような痛みに耐えながら、僕もナイフで応戦する。
一緒に乗ったこともあるトウジの自慢の機体が、悪魔みたいな顔をして向かってくる。
トウジ、ゴメン。
僕はそうつぶやき、弐号機の首に刃を突き立てる。
「……ずっと考えていたの。
私が生きる意味を。」
「意味……?」
腕の力が抜けないように、集中する。
「私は、何も思わなかったの。
…逃げていたの。考えることから。
ヒトに言われるまま、ヒトの運命に従って。
ヒトではないとわかっているのに、ヒトの真似をして…。」
綾波の表情がわずかに曇る。
「でも、碇君。
あなたに会って、私は感じることができた。」
「誰かを想うこと。
自分ではない、他人のために、涙を流すこと。
失うことを恐れ、不安になること。
……生きたいと思う心。
そう、…ヒトの心……。」
空色の髪がなびき、彼女はゆっくりとまばたきをした。
「ヒトは、心を満たそうと努力する。
ヒトの願いは全て、心を満たすためにある……。
時にヒトは、他人の幸せをも願う……。」
小さく開く口唇から、鈴の音のように言葉が続く。
地の底。
エヴァのぶつかる音だけが何重にも響く暗い底。
そんな中で、白く浮かぶその姿が、何故か美しい。
「終わりは、始まり。
私の充足も、きっとそこにある。
私の終わりは、新しい命の始まり。
……誰かのために生きる、
それは素晴らしいことなんでしょ?
――ヒトの心。
それはきっと、私にもわかると思うから……。」
綾波。
「………、わ、
わかんないよ!綾波が何を言ってるのか、全然わかんないよ!!」
僕は大声を上げた。
掻き消すように首を振った。
わかりたくない。
同情なんてできない。
――わかってあげたい。
でもダメなんだ。
それじゃダメなんだよ!!
衝撃が機体を襲う。
視界が開け、白い柱が乱立する世界に僕らは落ちる。
崩れた粉が辺りに舞う。
最下層。
折り重なる2体のエヴァに、綾波は背を向けた。
「待って!!綾波っ!!」
手を伸ばす僕の足が、弐号機によって掴まれる。
綾波は小さなモニターに視線を送る、と同時に電子ロックが確認音を鳴らす。
ゆっくりと、最後の扉が開かれて行く……
「綾波っ!!」
僕は覆い被さる弐号機を跳ね除ける。
なおも食らいつくその体を閉じた扉に押し付ける。
コンクリートに亀裂が走る。
更に深く、ナイフがその首に刺さっていく。
一瞬遅れて、僕らは壁ごと扉の向こうへ落ちた。
水柱が立ち、それが崩れて降り注ぐ。
映画のクライマックスのように、全てがゆっくりと再生されているように見えた。
オレンジ色の雨。
紫に霞む空間。
磔の白い巨人。
……これが、終わりの風景?
サードインパクト。
ドキュメンタリーで見た地獄。
体が震える。
――嫌だ。
死にたくない。
僕の心を、本能の恐怖が支配していく。
みんなの顔が浮かぶ。
死にたくない。
失いたくない――
もう弐号機は動かない。
ガチガチと鳴る歯を抑えて、僕は顔を上げる。
視界を埋める、仮面の巨人。
その前に、浮かんだままの綾波が―――
「違う…。あなたは…違うのね。
そう…。
そういうことなの……。
これが、ヒトの答え………。」
振り返った綾波の身体を、僕は右手で掴んだ。
何故か、彼女の顔は安らかだった。
「碇君。」
「綾波……。」
僕らは、こんな状況の下で見つめ合う。
「……あなた達は、何を望むの。」
綾波は、落ち着いた表情で口をひらいた。
「えっ…?」
「私たちを滅ぼして、その後に何を望むの。」
「その後って……、」
ごくりと唾を飲む。
僕が投げかけた問い。
望むもの。
心臓が波打つ。
人が望むもの。
「それは……、平和だよ。
何にも恐れることのない、平和な世界だよ。」
口をついたのは、陳腐な答え。
「恐れることのない…?」
でも、
「そうだよ、もう誰も戦って死んだりしないんだ。
壊れちゃったりしないんだ。
もう傷ついたり、傷つけたりしないんだよ…!!」
僕の本当の気持ち。
「ヒトの恐れは、ヒトへと向けられるものよ。
使徒という敵が滅びるとしても、それは偽りの安らぎにすぎない。
ヒトの世界は不安の塊。
他人の存在、それこそが恐怖なのよ。」
綾波は続ける。
「それでもあなたは、生きたいと願うの?」
強い眼差しで、僕を見つめる。
「わかんないよ!!
難しい事なんか全然わかんないよ!!」
僕は叫んだ。
「でも…、でもさ……、
死にたくはないよ。
だってさ……、いっぱい辛かったけどさ……、」
僕は綾波に会えたじゃないか。
また笑うことができたじゃないか。
「いいことだって……、いっぱい……、いっぱいあるんだ。
きっと……、きっとあるんだよ。この先多分……!」
死にたい。
そう思ってた僕。
それを、君が救ってくれたんだよ。
言いたい。
それを伝えたいのに、
肝心な言葉が出ない。
言わなきゃいけないことは、いつも言えない。
「そう……。」
綾波は、目を閉じた。
「私は、多分それが知りたかったの。
私とあなたは違うけれど、同じなんだって。」
「私は、ひとりじゃないんだって。」
彼女は倒れた弐号機を見た。
「よかった。あなたが彼女を止めておいてくれて。
でなければ、私の気持ちが揺らいでしまうかもしれなかったから…。」
「碇君。
あなたの気持ちがわかってよかった。
ヒトの気持ちが、解れてよかった。
もう、平気。
私を、消して。」
「え。」
「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体はひとつだけよ。
でも、生きることを願うあなたは、死ぬべきじゃない。」
――違う。
「なんだよ…それ……?」
そんなことじゃないよ。
僕が言いたいのは、そんなことじゃなくて。
「だって……、だって、それは綾波も………!!」
「いいえ。私の使命はここで終わり。
『私自身』の望みは、多分、絶望。」
「ぜつ……。」
言葉が途切れた。
「私の『生』は、使命。生を願うのは、もうひとつの魂。
本当は怖かった。
私しかいない世界、
私が私でなくなる世界。
完全なる生命の始まりは、私の終わり。
ここに答えが待っていなかったことに、ほっとした自分がいる。」
「私は、私。
他の誰でもない、私でありたい。
そう願う自分がいる。」
「でも、それは叶わぬ思い。
私の命は、母なる魂のもの。
運命は、ヒトのものだった…。」
「―――だけど、死だけは。」
「……それだけは、私のもの。
私だけのもの。
運命からの解放、絶対的な自由。
それが、私にとっての死よ。」
「だから、碇君。私を消して。」
――生きる意味。
生きることに、意味があるのなら。
僕は何のために生きるのか。
君は何のために生きたのか。
涙がこぼれた。
わけがわからなくて、いろんなことが全然わからなくて、
ただ、涙がこぼれた。
ひとつだけ、一番わかりたくないことだけ、僕はわかってしまった。
今、僕らはわかりあってしまったのであって、
もう、それ以上は無いんだということ。
「嫌だ……。」
言葉が漏れる。
「嫌だよ……。」
もがくように、僕はそれを紡ごうとする。
わかってる。
ボロボロと、涙が膝にこぼれ落ちる。
どうにもならないって、わかってる。
「そんなのってないよ………。」
殺してよ。
僕を殺してくれた方が、どれだけ楽か。
なんで…。
なんでこんなことになるんだ。
なんで僕の幸せはこんな風に壊れるんだよ。
嫌だ。
セカンドインパクト、繰り返すことのできない悲劇。
使徒と人。一緒には、生きられない2人。
「ダメだよ……。
ダメなんだよそれじゃ、
それじゃ意味ないんだよ!!」
僕は叫ぶ。
――守りたいものがいっぱいあるんだ。
生きてくために、いっぱいあるんだ。
君もそれなんだ。
それじゃ僕の意味がないんだ。
「生きようって…、
一緒に生きようって……。」
言ったじゃないか。
君は受け止めてくれたじゃないか。
声を絞り出す。
「僕は……、僕は君が―――」
「――忘れないで。」
「っ……?」
顔を上げる。
視線がぶつかる。
「あなたが覚えていてくれたら、私は生きているのと同じ。」
とくん、
「あなたの中に生きていられれば私は―――」
とくん、
――そう、嬉しいのね。
これが、嬉しい気持ち……。
「碇君。
私が生きた意味は、
あなたに会うためだったのかもしれないわ。」
そう言って、綾波は。
綾波はゆっくりと、口の端を少しだけ上げて、
―――笑った。
もし、別の可能性があったなら。
僕らが、時間も場所も、別のところで出会ってたなら、
僕らはもっと、繋がることができたのかな。
君と僕とはもっと、もっとお互いのこと、わかりあうことができたのかな。
いろんなこと話したり、いろんな所に言ったり、
もっとまっすぐに向き合って、
もっと、ちゃんと笑えたのかな。
もっと……、
こんなんじゃない、ちゃんとした思い出を作ることができたのかな。
綾波。
綾波。
あやなみ。
あやなみ。
忘れられないよ。
君の瞳。君の手。君の声。君の温もり。
君の鼓動。君のこと、君のこと全部。
嫌だよ。
嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ。
やだよ……。
投下キターー!!
綾波さんセツナス。まじ、GJ!!
涙が後から後から流れる。
こぼれた雫は膝を伝い座席を濡らし、足元に溜まっていくようだった。
プラグの中が涙で溢れて、海になってしまうように思えた。
海。
そうなったらいいのに。
これが夢だよって、悪い冗談だよって、
早く誰かが教えてくれたらいいのに。
海。
遠く広がる海。
瓦礫の岸の向こうに、どこまでも続く青い海。
真っ青な空、かさばる白い雲、心地のいい風、きらめく波。
もし、僕らに別の可能性があったなら、
海へ行こう。
例えば自転車に乗って。
僕が、前で漕いでいくから。
君を後ろに乗せて。
波打ち際で。
君の手を引いて。
君の手を握って。
手を握る。
壊れそうな手を握るように。
優しく。
優しく。
強く。
キテターーーーーーーーーー!!!!!!!!
アヤナミストじゃないのに、何、なんだこれは…
泣いてるの、俺!?
神スレを・・・もっと誰かに・・・
そんなことよりイルカの話をしようぜ
546 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/17(土) 06:14:00 ID:KYrzVqLl
朝っぱらから涙が止まらない件について
547 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/17(土) 06:28:29 ID:GKohQ2EG
うわあ、綾波の手、手袋してても可愛いなぁ。素手に触れたらどんな感じだろうなあ。
すげー…ネ申だ。
エヴァという素材×
>>40という発想×神職人=涙腺破壊力
優しく、優しく、強く
のところで涙がブワッと(´;ω;`)
職人さん投下乙、そしてGJ!
うわああああああああああああ(´;ω;`)
これはもうシンジ立ち直れないだろ…
原作がこれだったら、当時の俺もしばらくは立ち直れなかっただろうな…
切ないなぁ
これから始まるであろう鬱展開にwktk
もうエヴァの続編だか何だかいらないよ、
こっちでいい。
マジGJ!
本気でこれをアニメかドラマCDにしてくれガイナァァァァーーー!!!
人は神になれるのだな
GJだな
はぁ?
(´;ω;`)b GJ
どうしてくれる
電車の中で泣いてしまったじゃないかぁぁ
すげえよ…鳥肌全身にぃぃぃぃ!
まじ神!!
お前ら全員キモス
すまん別スレと誤爆したorz
目欄が本音だ。すまんすまん本当にすまん!
ツンデレktkr
シンジ並に俺たちまで立ち直れなくなりそうな件。
んなこたーない
神だ……
10年前初めて見たエヴァは何故かいきなり24話からだった。
でも何故かLRSが好きになった。
このスレの話はあの神話な24話と好きなLRSが一緒になったまさに理想的な話だが
それだけにこの先の展開を考えると鬱。ほんとに鬱。
でも頑張って。ネ申。
これだけの神が今存在していることが嬉しいよ
572 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/06/20(火) 08:24:45 ID:lw87g93W
すげぃの思いついちゃった…
設定
1アスカ 2シンジ 3レイ 4トウジ 5カヲル
なんだかんだでアスカ自爆→死んだハズのアスカが生きていた…はずも無く、アスカの代わりにレイ2を起用。
この時点でパイロットはレイ二人。
シンジ来日?困惑するも、双子だと無理矢理納得
→後、トウジ殲滅
レイ3登場。シンジ、それによりシンジ精神崩壊。代わりにレイ4起用
カヲル登場&殲滅。レイ5登場
後シンジが回復(五つ子だったんだよきっと…!)→レイ4舌打ちしつつパイロットの座を譲る
「気持ち悪い…」
マジで泣けた………拙い文章だが俺もいつか書いてみようと思う
本当に心が震えた
>>572 コラコラ、出てきちゃダメだよ、病室はあっちだよ^^
1アスカ 2レイ 3カヲル 4トウジ 5シンジ ってのも面白いかも知れない
主人公であるカヲルが実は最後の使徒とか面白いかも知れない
面白そうだが、カヲルは主人公向きではないと思う
だよなぁ
今、このネ申が書いてるやつでいいじゃないか。
5シンジ「君は僕と同じだね」
1アスカ「アンタ誰よ、バカ」
微妙
まだ終わってないよね?w
気が早いんじゃないww
>>584 スレ趣旨には合ってるんだし別にいいんじゃね?
>>584 元々、こういうことを雑談するスレ。
保守代わりに話題にすることはいつもの事だし
神も推奨しておられる。
そもそもこういった話から今の神が誕生なされたのだ。
誰がこのスレでチルドレンの入れ替えネタを遮る事が出来ようか。
EOEに今から期待
トウジが「気色悪いわ…」で終わるのかと思うと微妙だが
神がどうアレンジして下さるのか期待だ。
普通にアスカか、個人的にはカヲル君に戻ってきてほしい
それともチルドレン全員ふっかt(ry
でもそれくらい
>>40チルドレンでこの話は不憫(ρ_;)
ネ申職人さんの展開期待してます
関係ナスだけどちょっとアスカフィフスで
「さっさと消しなさいよ!バカシンジ!」
って言葉がどうしても頭から離れないorz
>>588 腐女(ryのにおいがする…
全ては神の望むままに
綾波フィフス固定でサードがアスカとか。
「二号機パイロット…私を消して」
「あ、アンタ…」
ん、なんか違うな。
やっぱシンジがアスカ握るのが綾波の次に悲惨か?
トウジもいろんな意味で悲惨になりそうだが…
悲惨さならフィフスレイとフィフスアスカが双璧だろうな。
好きな女の子を握りつぶすってだけでも相当なもんだし
悲恋の切なさも加えられるからな。
あ、この場合、シンジがサードに据え置きって条件でね。
>>589 健全な男子房だぉ(;^ω^)
ただ単に(いずれ潰される)カヲル君が好き
ホモスキーじゃないですぉ
チルドレン無制限妄想↓
@1レイ 2シンジ 3トウジ 4ケンスケ5 ヒカリ
A1カヲル 2ヒカリ 3アスカ 4トウジ5シンジ
B1ケンスケ 2トウジ 3シンジ 4レイ 5アスカ
鬱方向でもやっぱ的確者じゃないと映えない…
口調がキモいと腐女子と間違えられるから気をつけろ
小文字と半角カタカナ腐のかほり
半角は癖になってたorz
以後気を付ける
それはそうと、シンジサードは固定がいいな
第13使徒から立て続けにチルドレンが戦線離脱していくので
その順番で
1stトウジ 2ndシンジ 3rdアスカ 4thレイ 5thカヲル
順列組み合わせ、レギュラーチルドレンで120通りか。
シンジ固定でも24通りは…
漏れは
レイ
トウジ
アスカ
カヲル
シンジ
を希望だな。
まぁサードがシンジ以外だと5thにかなり組み合わせの制限が出るな。
>>597だとアスカがカヲルに好意をよせる様が思い付かない。
漏れとかいう人久々に見たよ
並べ方次第で物語が変わってくるのが面白い
まあ徐々に鬱になるのは変わらないがw
そういえば神小説のチルドレンの組合せを考えた
>>40氏も凄いな
もしかして
>>40氏=神?
フィフストウジだとしたら。
使徒が関西弁をマスターしている事にまず驚くと思った
関西出身の使徒かもしれないじゃないか。
トウジがフィフスだったら
何か親しみやすい使徒だなぁ…
レイは環境次第でリナレイ化してる可能性もあると思う
ってことで主人公を任せる
シンジ カヲル レイ トウジ アスカ
1.カヲル 2.トウジ 3.アスカ 4.シンジ 5.レイ
>>604 サードでもゲンドウがまともに相手してくれなきゃだめじゃないかな。
ここはぜひ、フォースで。
>>576の意味がいまいちわからん
サードが使徒って何がどうなるんだ
フィフスチルドレンが使徒なんだからカヲルが使徒固定じゃないだろ
弱気で内気なアスカを想像出来ないw
>>608-609 使徒の順番が最後からだったらスレを見ていて、
主人公ポジションのキャラが最後の使徒ってのも面白いかな、と思って……
ごめんなさい
フィフストウジだったら六甲おろしを鼻歌?
「歌はええなぁ、歌は心を潤してくれよる。リリンの生み出した文化の極みや」
「ワシはお前に会うために生まれてきたのかもしれへん」
面白いけど、この違和感はなんだ?
とりあえずサードがシンジ以外ってのはな
サードは固定の方が、話がgdgdにならなくていいと思う
もうすでにgdgd
>>576 ゲンドウにもの凄く反抗的なファースト
母親を「バアサン」呼ばわりして自殺に追い込むセカンド
父親を「リリン」呼ばわり、テープの代わりに鼻歌なサード
アダムがリリスだったことで鬱病になって死ぬフィフス
ゲンドウが可哀そうな設定だな。
しょげてるゲンドウ想像してワロス
ほしゅ
保守
エヴァ2、チルドレンの順番変えれるシステムだったら面白かったのにな
チルドレンにつく設定と子供達についてまわる設定の比率が難しいな
13〜17使徒でのアボーンする順番はチルドレン
親を始めとした家族は順番を入れ替えてもかわらないのかな
逆に固定されてるキャラでも周りの順番が入れ替わってればかわるものもあるし
>>622 >親を始めとした家族は
例えばサードアスカだったら、親はキョウコなのかゲンドウなのかってことだよね。
キョウコのことは忘れていたのに、突然呼び戻されて困惑するアスカ。
突然呼び出した父ゲンドウに喰ってかかるアスカ。
どっちも面白そうw
・・・
そんなの書き手が決めりゃいいじゃん
わざわざ妄想の幅狭めること無いよ
神の降臨を待つ
今日初めてこのスレ来て一気読みした。
神、すごすぎ。あまりの感動に涙が止まらないよ 。・゚・(ノД`)・゚・。
そろそろ降臨の時期なんだけどな…
ひとまずwktk
焦らないで頑張ってくださいね
なんてったって次は内面世界orA801発令のどっちかだもんなぁ。
書くのが大変そうだ。
みんなまったり待とう
まったり待ってますノシ
このスレの存在知ったの二時間前。1からここまで夢中で見てた。
GJ!とにかくGJ!
何度読み返しても感動してしまう。
初期の幸せなシンジがまた切ない
ネ申の投稿を全てメモ帳に編集して一気に読んでみた
やっぱ泣けるんじゃァ(;Д;
次回をマターリ待ちながら脳内妄想シマクリーナ
うpしてくれ
も ち つ け
華麗に保全
寝る前にちょっと読もうと思ったら止まらなくなったじゃないか。
続き待ってます。この設定だと劇場版冒頭シーンはさておき
弐号機復活、量産機戦でトウジ大暴れを見てみたい…。
本編とは少し話の筋も変わりそうだな。
ま、神職人の召すがままに、我々は待つのみ
1.カヲル 2.アスカ 3.レイ(リナ) 4.トウジ 5.シンジ
もしくは
1.トウジ 2.アスカ 3.レイ(リナ) 4.シンジ 5.カヲル
結局レイがシンジを傷つけたりすれば良いんだよ。
>>640 何故リナレイ?
しかもリナレイだと傷つけるどころか明るくなりそうな希ガスw
>>642 シンジ握りつぶして(もしくは重体にして)明るくなるのか?
流れぶった切るが、
>>40の組み合わせってやっぱ秀逸だよな
レイの位置にカヲルが居るってのは、ユイのクローン関連でも一番不自然じゃないし
レイが使徒だっていうのも儚さ引き立ってて良いし。
セカンドがトウジだっていうのも熱血系で判りやすい上、シンジ固定で読みやすい。
ハゲド
切なすぎる組み合わせ、この設定を考えたやつも神かもしれない。
アスカが女の子なのに3号機に…ってのもバル戦以降での自然な?鬱展開につながる。
あとの組み合わせはやはりバル戦と首ポチャをどう描くかが難しいな。
>>645 み、見れない‥
そして質問板には繋がらない‥orz
GJ!
そうか、チルドレンの順番が変わるとオープニングの女子率が一気に下がるなw
しかもエンディング、曲にあわせて回るのはカヲル…
やばい笑い使にそうwwww
裸のカヲルが出てくるかと思うとバロス
うpしろー!
>>651 >>652 スマソまだ製作中
見せられるような物になったらうpするけど
あまり期待しないでね(´・ω・`)
ついにOPまで出来だしましたね。
もうアニメ化しかないだろっ!
655 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/07(金) 21:07:53 ID:zyFp66eh
>>653 こんなところで何やってんだよ!!
さっさと新作エヴァの作画しあげろよ!!!
656 :
645:2006/07/07(金) 23:26:49 ID:???
まさにネ申スレ!!!!!!!!!!
うはwwww
>>645神!!
思ってたほどキモくないんだね……wwww良杉!!
で、続きなんですが、リアルが忙しかったのと、展開が展開なんでもうちょっと待ってね(はぁと)
とりあえず生存報告です。いつもいつもお待たせして本当に申し訳ない。
正直1、2ヶ月で終わらせれるだろーと思ってたんだけど、もう5か月か…。
いつも暖かい言葉本当にありがとう。
頑張ってください!!いつまでだって待ってます。
トウジ好きとしては、このスレトウジ大活躍なので嬉しい…。
私もこのスレのおかげでトウジが一気に気になる存在に浮上しました
仮にもフォースなのにな…。参号機に乗って大暴れと信じてた10年前の俺。
ここのトウジは格好いいよ。
神が集うスレはここですか(゚∀゚)
>>645神すごいww全然違和感ないや
>>658神、いつまでも待ってます。神の創作は心の宝物になりました。
664 :
649:2006/07/08(土) 01:52:33 ID:???
>>656 素晴らしいw
自分はフラッシュ作るほど技術無いです(´・ω・`)
動画・静止画を切り張りするM〇Dムービー?式
…と言っても実はこれが初めてなのですが…
いたいけな瞳に悪戦苦闘中
>>658 おぉ、神様足跡ハケーン
頑張って下さい、続きが読めるならいくらでも待ちます(・ω・´)
>>664 ガンガレ応援してる
↓666どぞ
ネ申に捧げるオーメン
>>645が見られない orz
何だったか教えてくれ…
アフターエフェクトとかで頑張れば
予告ぐらいなら作れそうだよな…
やるかな…
今やっと読み終わった。
こんなネ申スレがあるとは思いもしなかった・・
これからは俺も参戦するぜ!
ただあの神作は実はスレ違いなんだけどな
“1つずつ”ずれてないからだろ
まあ途中から単にずれるスレになってたからいいんじゃね?
>>668 嘘つけwww
>>667 そのまんま「天使のテーゼ♪」部分の、レイとカヲルが逆になってるやつ
676 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/08(土) 20:35:48 ID:RvzyZx8i
まとめサイトが欲しいと思ってしまった…
677 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/08(土) 20:39:18 ID:A2uS/PFB
678 :
677:2006/07/08(土) 20:40:05 ID:???
sage忘れた;スマソ
GJ
ただ、どうせなら4コマみたくいっぺんに表示されると良かった
680 :
677:2006/07/08(土) 20:47:00 ID:???
おk.やってみる
頑張って下さい。
やっぱこの設定だと弐号機は黒くて、参号機は赤いんだろうか?
黒のプラグスーツのアスカはともかく、赤いプラグスーツのトウジって…。
682 :
677:2006/07/08(土) 21:21:01 ID:???
ホームページビルダーのウェブアニメーターで作った画像をうpできるところってありますか?
どのうpろだでも受け付けてくれない・・・。
683 :
645:2006/07/08(土) 21:24:39 ID:???
>>682 ここじゃなくてビルダーのスレで聞いた方が良いかも
>>683 OPだと、アスカが普通の女の子でイイ!!
685 :
677:2006/07/08(土) 21:56:05 ID:???
すげー!!このスレすげー!!
687 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/08(土) 22:41:41 ID:++eIipE6
ほとばしる熱いが見れない
見られるぞ。
ラノベはサーバーのせいで繋がらないことが多いから、とにかくリロードだ
トウジの精神侵食シーンがめちゃくちゃ鳥肌モノだったので、微々たる画才をフルに使って漫画描いてます、近日神に捧げますわー。
うp!うp !
すごいぜ!神が続々と集結しつつあるぜ!
俺はこのスレに出会えて本当に幸せだ。
神様方ありがとう。
693 :
649:2006/07/09(日) 00:01:23 ID:???
>>683 645氏お疲れ様です
自分は現在私だけを〜のシルエットを作成中です
なかなか氏の様にいかない…
>>690 うは(・∀・)楽しみですわ
回想シーンは背景画が多いんで結構時間を掛ければ楽です。
キャラはコミックと睨めっこして描いてます。
99%の神への感謝心と1%の神になりたいという野望で頑張ります(`・ω・´)
>>683 超GJ!!!
あまりに上手いので思わず保存してしまった。Thx!
>>683ほぼOP完成ジャマイカ。
あとは動画編集してくれる神だけだ。
>>683 ほとばしるのやつで、トウジ→アスカ→委員長→ケンスケじゃなくて
トウジ→アスカ→シンジ→レイ
では無理?
700 :
645:2006/07/09(日) 01:00:36 ID:???
見てくれた人皆有難う。
下手なコラやgifアニ位しか作れない自分に、こんなものを作らせてしまう
◆utsuT93dPI氏の小説は本当に凄い。
加えて649氏や690氏の作品にもwktk!!!
>>697 改変すべきところでやっていないのは、
「『私だけを〜』のシルエット」・「いたいけな瞳」・「後半の全裸体育座り」位ですが
>>649氏が現在OPを作っているみたいなので、まずはそっちに期待w
>>699 やろうと思えばすぐ出来ますが、主旨が「チルドレンの順番をずらす」なので
その改変は妥当ではないかと。
アラエルとの問答がナゲー(ノд`)。・゚
エヴァ描けねーorz
前半パスさせてくださいo...rz
明日には
子守歌が聞こえる
↓
外で猫が盛ってる
までならうpできそうです。
>>701 そんなに急がなくても、マイペースで描けばおk
そうそう。いつまでも待ってるよ。
704 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/09(日) 01:19:55 ID:f0SO5Q++
予定ではもう寝てるはずだったのに…このスレ見つけて読み出したら止まらなくなった!!
綾波のセリフ一つ一つが重く切なすぎです…
ネ申様続きまったりと待ってます!!すごすぎ☆
>>700 本来の順番ではなく順番ずれてるからいいとも思ったんだが・・・
委員長のとこはそのままだと順番ずれてないように思えたし
まあいいや変なこと聞いてすまなかった
>>701 どうせなら時間かけてゆっくり描いて、全編うpして欲しい。
皆いつまでも待ってるはずだから。
>>701 コミックス参考ということは、貞本絵に似せてるのか!?
期待してる。
一応アラエル戦、綾波戦前後は描きたいと思います。
クオリティはあんま期待しないでくださいorz
背景もこち亀、デスノ、クロマティ等を参考にしてるので、いろんな漫画をつぎはぎしたフランケンシュタインだと思ってくださいo...rz
709 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/09(日) 02:06:25 ID:Dbw78acp
>>708 いやいや、すごく楽しみにしてるよ。
あんまり気負わないでガンガレ!
711 :
645:2006/07/09(日) 03:26:37 ID:???
かっこえぇぇぇ!!
予備軍同士夜更かしして頑張ろう(ノд-)。・゚
上がってたから久しぶりに覗いたら…
何この神スレwwwww
超GJ!!!!!
感動した!!!!!!
1ページ終了orz
スキャンして、補正してから2ページ目とともに昼ごろに投下します。
原稿完成、
全2ページorz
サブタイトル:ト
ウ
ジ
、
隠した
過
去
>>715の頑張りを見て自分もやる気を刺激されてしまったw
好きなシーン(が描かれてる番号の所)だけでも頑張ってみようかなとか思う
下手でも個人的に楽しむ分には許されると信じたい… orz
いいスレじゃまいか
うp!うp!
もまいら全員GJ!!
>>714 期待でワクテカして昼飯も食わずに待ちわびております
マダー?
楽しみだ。楽しみだー。
721 :
714:2006/07/09(日) 13:19:46 ID:???
スキャナー通してベタ塗って台詞補完したら終わりです。
3時ぐらいになるので飯食べてくださいo....rz
722 :
714:2006/07/09(日) 13:25:24 ID:???
スキャナー作業中に2chアレルギーの親に怒鳴られました・・・
原稿は無事ですがスキャナーは使えなくなる模様o....rz
最悪の場合ケータイのカメラ画像の切り張りになりそうです
がんがれ
724 :
714:2006/07/09(日) 14:48:25 ID:???
725 :
714:2006/07/09(日) 14:51:59 ID:???
2ページ目は1から作り直したほうが早そうなので
ちょーっち待っててねん-☆
726 :
714:2006/07/09(日) 16:11:08 ID:???
727 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/09(日) 17:43:00 ID:Dbw78acp
>>726 おおお!GJ!!すごい雰囲気出てる!
マジでまとめサイト欲しい。
>>726 GJ!
個人的にトウジは京都じゃなくて大阪のイメージ。
730 :
714:2006/07/09(日) 19:38:44 ID:???
ブログとは?
732 :
714:2006/07/09(日) 20:13:48 ID:???
GJ
>>732 GJ!
あと「裏切るなら」の部分もないな。
ブログデザインをエヴァっぽくする場合、協力するぞー。
737 :
714:2006/07/09(日) 21:46:34 ID:???
>>714がここまで作ってくれたから言いにくいが、
まとめは誰でも自由に編集できるwikiとかの方が良くないか?
739 :
714:2006/07/09(日) 22:29:22 ID:???
では、私は画像付きまとめをチンタラ更新するので、
全体的なまとめは誰かに任せたorz
>>716ですが。
アルミサエル戦の自爆シーンを書いてみたくてやり始めたは良いけど
始めてみて早1ページ目にして既にすげー疲れた…
遅筆だし自爆に辿り着く気がしない…
まとめ乙!
すげー・・・神スレにも程があるだろこりゃw
>>742 気持ちはわかるがあげないようにしよう。
こっちとしてもこのスレは荒れさせるわけにはいかないからね。
>>743 誰にだってタイプミスはあるさ。
仕方がない。
神々……GJ!!そして乙!!!
GJ
イメージは人それぞれだから気にしなくて良いと思うよ
GJ!
「最低」が本当に「最低」の重み出ててワロタw
748 :
714:2006/07/10(月) 00:01:39 ID:???
GJ!!
utu神の光臨も願う( --)†
漫画は疲れるから週一にするよ…
「裏切るなら」じゃなくて「思い出を」だった。ごめん。
すげぇぇぇっ!
神が集まってる!!
まとめブログの人、投票はいらないと思います
あと、画像を猫じゃないのに変えてみては?
DVDとにらめっこしながら描いてみた。
>>532 >振り返った綾波の身体を、僕は右手で掴んだ。
>何故か、彼女の顔は安らかだった。
>「碇君。」
>「綾波……。」
>僕らは、こんな状況の下で見つめ合う。
>
>「……あなた達は、何を望むの。」
のあたり。
1ページ…それも下書きで力尽きた。
さらに「碇君」「綾波」のセリフもすっかり失念orz
でもうpしてみるおw
ttp://pc.gban.jp/?p=3660.jpg
うめえええええ!!!
>>753 バカヤロウ。涙が止まらないじゃねぇか。
これで、アラエル戦・アルミサエル戦・タブリス戦を描く神が集結したわけだが。
この調子で全話補完なんて事になったりしないだろうか……なんて。
バル戦の神も募集!
こんな神スレは久々だ。
もう「UTU神の元に集まる賢者スレ」と化してるな。
エヴァ板最高の良スレだ。
760 :
715:2006/07/11(火) 00:50:09 ID:???
・プロフィール写真を初号機に変更しました
・参を更新しましたスローペースですいませんorz
・神々が描いた漫画はまだ掲載してませんorz明日はパソが使えるので待っててください。
・最後の綾ミ皮の綾波笑いシーン描いてみました。
問題のスキャナーが使えしだい投下予定。
761 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/11(火) 12:20:09 ID:3gSlKY2g
wktkアゲ
762 :
JA時田様:2006/07/11(火) 12:22:51 ID:???
ハハハハハハッ!!
楽しそうですなぁ、私もまぜてくださいよ、ハハハハハハッ!!
エヴァの声優に声が似てるってスレにこれ依頼してドラマCDみたいな感じにしないか?
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〜プーン
|:::::::::::::;;;;;;|_|_|_|_|〜プーン
|;;;;;;;;;;ノ∪ / \ ヽ〜
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜
| ∪< ∵∵ ∀ ∵>
\ ⌒ ノ_____
\_____/ | | ̄ ̄\ \
___/ \ | | | ̄ ̄|
|:::::::/ \___ | \| | |__|
|:::::::| \____|つ⊂|__|__/ /
時田様!是非ともここも荒らしてやってください!
荒らし依頼するなんて最低なやつですよおまえ、ムカつくからここは時田の居場所がなくなるくらいまで私が荒らしてやりますよ!
もちろんおまえの居場所も消しますよ!
もうね、頭きたんですよ、馬鹿
>>760 神々が描いたものは一応本人に掲載を承諾してもらえるか確認した方がよくないか?
いや、何となくだけど。
>>767 一応ここは2chなんだから良いと思うぞ
>>768 そーか、杞憂すまん
あまりにもクオリティが高いもんだからつい一個の作品として捉えてしまった
今掲載してる漫画は自作なんですが、OP&EDは直接許可もらってませんorz
法的には問題ないんですがモラルとして間違ってましたねm(_ _)m
⊂二二二ヽゝ゚ ‐゚ν二二⊃プーン
やっぱりブログでまとめは微妙かもわからんね。どこに何があるのかわかり辛い。
とはいえ715氏も一旦やめると言われながら続けて下さっていて有難いが。
>>715氏
ここへのリンク、そしてここのまとめサイトだということは明記必須だと思うぞ。
意外とどっかから直接来る人も多いから。
>>772 私は「こんなのあったらいいなー」って思ったものを個人的に勝手に作らせてもらってるのでまとめサイトとしては不適かもしれません。
もし「自分のがうまく作れる」って思った方がおりましたらぜひお願いしたいです。
>>773 今はまとめが715氏のところにしかないからともかく、
ブログじゃないまとめサイトが完成したら、今のところは消した方が良いと思うぞ。
言い方悪くなってすまん。
そですな、んじゃ今日から名無しに戻ります(・∀・)ノ
>>776 乙ー
でも漫画は続けるなら名無しじゃなくても良いかもな
個人の自由だろうけど
じゃあ最後のお願いとして神々の漫画は掲載させてくださいorzつなげて全話補完させたいので、
綾波笑いシーンは
715史上、最高の感動をお届けしてみせますb
神不在なのはあと何戦だっけ?
各々好きな話orシーンを描けば自然に消化していくと思われ。
フローチャートあればわかりやすいんだが。
>>780 他の人がやってたとしても、好きなところやっていいと思うよ
漫画とかOP&EDは別スレ立てたほうがいいんじゃね?
まったく別のシナリオで漫画が描かれてるならあれだけど
神の書いたシナリオにそったものなら別スレは却ってややこしくないか?
うん、別スレは必要ないと思う
このスレでやるからこそって感じだしな。
鬱神も弐拾五&最終話&EOEを書くとなると時間かかるだろうし、
その間にぎわってても楽しいと思う。
スキャナーの約束取り付けましたヾ(・∀・)ノ
土日にぅpします。
クソスレあげんな
( ^ω^)ageるおっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ( ^ω^)おっ
>>787 うpは有り難いし、楽しみなんだが、いちいちうp予告の必要はないと思うぞ
791 :
645:2006/07/12(水) 02:38:42 ID:???
>>791 どっかで見た絵だがコラかな
でGJなんだが、でも何かが違うんだ…儚さを感じんというかなんというか…
とはいえその画像保存した。ありがとう
>>791 禿同
感情を出さない綾波が最後に笑ったっていうのが
本編のレリエル戦後のあのシーンとシンクロしていて泣ける
欝神の本編も見たいが漫画の続きも楽しみだ
アンビリカブルケーブルがなくったって!
こちとらには一万二千枚の特殊装甲と
ATフィールドがあるんだから!
負けてらんないのよぉお!あんたたちにぃい!
のシーンが大好きなので、これトウジがやってくれるかなぁ。
アンビリカブルケーブルあらへんけど!
こちとらぁドエレエ装甲と
ATフィールドがあるさかい!
負けてられへんのやぁあ!おめぇらなんかにぃい!
何人だよw
>>796 大阪の者だけど「お前ら」のほうがしっくりくるかと。
てかEOE本当にどうなるんだろう…
トウジは女じゃないからイブにはなれないし、覚醒しようにももう妹の存在知っちゃったしな。
どうせなら欝神が考えたオリジナル終劇を見てみたい。(・∀・)テラwktk
こちとらって江戸っ子が使う言葉じゃない?
江戸っ子風だよな。あの台詞。大阪の人、誰か訳してください。
「殺してやる、殺してやる」は「殺したる、殺したる」になるのか。
リアルにいくと、
「殺したる……お前ら全員殺したる……。」
みたいな感じか?
アンビリカルケーブルあらへんけどのぉ!
こっちにゃドエライ装甲と
ATフィールドあるさかい!
負けとられんのじゃあ!ワレらなんぞにぃい!
あんま
>>795と変わらんけどとりあえず兵庫人のおれがやってみた。にしてもなんか違和感あるな…
この設定のチルドレンの順で脳内変換して劇場版見てみた。
「あんた見てるとイライラすんのよ!」とか
「何か役に立ちたいんだ。ずっと傍にいたいんだ。」「嘘ね」→首締め
あたりのシンジとアスカをシンジとトウジに変換して
欝が最高潮に達した…。
「ミサトさんもカヲルも怖いから、オトンもオカンも怖いから
ワシに逃げているだけやないか。それが一番楽で、傷つかないからな。
ホンマに人を好いたことないんやろ。自分しかここにいないんやろ。
その自分も好きやって感じたことないんや。……哀れやな」
こんな感じ?確かに欝だ…。
でもこのスレのトウジだったら言わなさそう。
フライング予想
「何か役に立ちたいんだ、ずっと傍にいたいんだ。」
「…ぬかせぇ。」
「――っ!?」
トウジの目は虚ろで、怒りと嘲りに染まっていた。
「お前、誰でもいいんやろ!?ミサトさんもカヲルも怖いからワイによってくんのやろ!?」
以下忘失。
「憐れやの。」
憎しみがあふれてきた、ミサトさんにも、カヲルにも、トウジにも、綾波にも。
「……誰か僕を助けてよ。僕を一人にしないで!!僕を殺さないで!!」
机を引き倒し、椅子をトウジの足元に叩きつけた。
「嫌や。」
この後は書いちゃうと泣いちゃうからやめる。
>>806 >「何か役に立ちたいんだ、ずっと傍にいたいんだ。」
ウホッ…
でも、台詞変換結構面白いな。
>>807それ言ったら
「なぁ、シンジ。キスせぇへんか?」≒や ら な い か ?
綾波が風呂に入ってこなかったから、鬱神はただの改変じゃなくて、
そのキャラの元のエピソード(例:紅茶)を交えてそのキャラらしく話を進めると予想。
その辺りは無視しようよ…。
「知ってるんやで、お前がワシのことオカズにしてんの…」
とかどうすんだよwww
>>811 見てみたい気もする…
嘘うそやっぱやだwwwwwww
>>811そんなお前に
「いつもみたいにやってみぃや…。ここで見といたるから…
お前が全部ワシのものにならんのやったら、ワシはもう、何も要らんっ!!」
でもシンジを思いっきり拒絶するトウジって見てみたいかも。
ここが今話題のうほスレですか
弐号機復活。黒い弐号機が戦自に回し蹴り。
シンジを全身で拒絶するトウジ。
巨大カヲルが巨大綾波に変化「もういいの?」
これらが脳内でフライング。でも二番目はあるかなぁ?
最近流れが早過ぎて付いていけない・・・
いや、数々の神が集まってくれてて嬉しいが。
>>816 しばらく内面世界やEOE変換で遊ぼうよ。
トウジがイッちゃった顔で「こぉれでラぁストぉおぉぉお!!」も見たいな。
涙腺破壊度
トウジ(後)>綾波>カヲル>>アスカ
本編と逆だな。トウジは今後の展開によってはより酷い事になりそうだし。
「トウジの役に立ちたいんだ。早く強くて元気なトウジに戻って
欲しいんだ、そして笑いたいんだ、前みたいに!僕とトウジとアスカや
ヒカル…皆一緒で…楽しく…普通に…」
「なんやそれ?戻る?ワシは元からこうなんや…これがワシの本当の
姿や、お前が知らんかった…知ろうともせんかっただけや。
いつもお前は逃げとったからな。今もや、ミサトさんもカヲルも怖い
から、オトンもオカンも怖いからワシとの友情ごっこに逃げたいだけや。
なにが今更、普通や!青春や!
…知っとるんやで、お前が 女 殺したこと。
自分の好きな女握りつぶしたこと!!そんなお前が!普通の人間に
戻れるとでも思ってんのか!!哀れやな!」
「やめろーーーーー!!!」 グキッ…
グキッって…。
折れてないか?それww
シンジは綾波を殺したことを責められたら人格壊れるだろうな。
カヲルには友情だったけど、綾波は愛情だったもんな。
今からwktk欝だ('A`)
いろいろ予想するのはいいけど、すればするほど
どう考えても鬱神にプレッシャー与えるだけだと思うんだよ・・・。
タシカニ
そうね。
じゃあみんなで漫画でも書くか。
だったら、お絵かき掲示板とかあったらいいんじゃない。
だったら専用うpろだの方が良くないか?
コラもうp出来るし。
作品自体は神の流れのままに…
楽しみにしてます
本当にクオリティの高い映像化が進んでるな。
綾波戦が完全に映像化されたらパシャしちまうよ。
最近本当に賑わってるけど、それが鬱ネ申の重荷にならないか心配。
>>830 しかしスレの活性化自体は悪い事ではないと思う。
あまり一人をマンセーしすぎてスレが鎮静化してしまうのでは本末転倒なんじゃ?
欝神特別扱い非難ではないので、誤解はしないでくれな。
いやそうじゃなく、期待されすぎなのが重荷になってるんじゃないかってことな
あー、なるほどな。それはありそうだ。
俺はてっきり何かこう…絵とか漫画とか?
そういうものに発展して皆が盛り上がってる事を言ってるのかと勘違いしたもんで…すまん。
綾波戦漫画化もそうなったらパシャだけど
別にカヲル好きじゃなかった筈なのにアルミサエル戦漫画が微妙に楽しみ。
欝神も漫画描いてる神も、すげえ威力だよ…。
何がって…何かが。
オレも普通のROM厨だったのに漫画完成させちまったよハハハ……。
一般人を賢者にする力を持ってるな、欝神は。
うpロダと絵板は良いなぁ。
マンガ描いてみたいなと思ってたし欲しいかもしれない。
どっちにしろ、この板と漫画、アニメ、イラストは分けるべきだと思う。流れハヤス。
……でもそれだと過疎るかな…;
分けない方がいいって
あと板じゃなくてスレ
>>839狂おしいほどGJ。
オレも綾波戦完ストしたツカレター。でもパシャ物デキター(゚∀゚)
あとは女のイラストを親に見せる危険の中でスキャナーに通す勇気のみ。
>>837 お前他のスレとかあまり見ないだろう
エヴァ板自体が過疎板とか言われてるんだぞ?
>>839 人物絵もうまいんだが、何よりもエヴァに燃えた
前に同じくw
人物はそれなりに描けるって奴ならごろごろいるけどエヴァまでしっかり描ける奴は少ないだろうしな。偏見だけど。
初号機カッコヨスw
漫画描いてみたいけど、カヲルはありそうだけど
トウジのプラグスーツ姿の資料って皆無だな…。
エヴァもスーツもカヲルと色違いだったと思う。
携帯だと半分くらいまでしか見れないorz
だがGJ
意外とあるもんだな
ちょっと頑張ってみようかな…。
↑の6時間、何人が漫画を書いてただろう……。
>>849 ファイルシークでも見れない(#^ω^)
まあいいや。鬱神降臨まち。
>>854 グダグダうるせーなー。文句あるならスレ見るなよな!
携帯厨うざす
携帯で2ちゃんねるやってんじゃねーよ!糞が。
携帯厨も携帯厨だが、必要以上に叩くのもどうかと思う
うざいのは叩くだけ。見れないから文句を垂れる奴は死ねばいい。
携帯厨は2ちゃんねるやるなって?w
なんつー偏見だよwww
―――――終了―――――
夏ですね
なんでこんなに叩かれてるんだ?
865 :
863:2006/07/16(日) 17:00:17 ID:???
あごめん
以下スルーしてくれ
俺も携帯厨だけどね、携帯厨死ねってのは酷いよ
俺は携帯で見れなくても我慢してたし
携帯厨はこのスレから消えろよ!うざす
俺気付いたんだ
この話題はやめよう
だって携帯厨うざいじゃん!
早く神に謝れよ携帯厨。
例)漫画が投下されたがパソが使えないとき
携帯からの一般人「GJ!!(内容には触れない)」
携帯厨「携帯からだと見れない」
特に後者はsage忘れやすい
夏ですね
----終了----
わかったからこの話題はやめような
ちと騒ぎ立て過ぎたか。
今度からリサイズして携帯用のうpロダにうpするのは駄目だろうか?
見れないならわざわざ文句言うなよ携帯ユーザー
はいはい終了終了
冬月「暑いな。」
ゲンドウ「あぁ、問題だ。」
878 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/16(日) 17:10:56 ID:GmV/sFTs
恥ずかしい醜態晒しあげ
だから携帯厨は死んじゃえ
やめようね
[今週最速タイムで進行しております]
いくらなんでも携帯厨カワイソス(´・ω・`)
さぁ、漫画の話でもしようぜ。
欝神早く来ないかな……
携帯厨の私は去りますね。さよなら。
もうなんでもいいからやめようね
(;´д`)なんだこの厨スレ
欝神にwktk
アホスレですね
おまえら死ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwx
夏だね三連休だね
携帯厨で何が悪い
もう嫌だ
こんなの嫌だ VIPに晒しちゃうぞ
レス多いからutsu神がきたのかとオモタ
おまいら も ち つ け
携帯じゃ見れないとかファイルシークでも無理だとか文句言う前にPCで見ればいいのに
PCも持ってない厨房か?
叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ叩いちゃダメだ…。
やめろもうやめろ本当にやめろ
やめてくれお願いだ本当にもうやめよう
オチツケ(;´・∀・)つ宜
>>893 そりゃスレがあれだけ盛り上がってんのに
自分だけ見れないんじゃ気になる。
荒れそうだからもう止める
いい加減うざい
おももおももjももおももmちけつ
>>897 次携帯変えるときはPCサイトビューアー搭載機を
買ってみたらいかがか?
こんな厨だらけなスレだったのかと小一時間
PCだから偉いってわけじゃないし、なんかおかしいな。
死ねよ馬鹿
昨日の過疎っぷりと比較するとテラワロス。
煽らない煽らない
いつの間にかレスが900超えている…
なんか一人だけ暑い奴がいるな
次スレどうする?スレ名と内容が違うと思うが。
あと、まとめも必要になるから叩いてる場合じゃねえなこりゃ。
絶望した。鬱神、俺をもっと鬱にしてくれ。
>>906 「チルドレンの順番がずれてたら〜2nd」とかで良いんじゃないか?
あと、変な流れは絶対に一部の粘着と、面白がって書き込んだ奴だけだから釣られるなよ。
>>909 まとめサイトキターーーーーーー!!!!!
無理のない程度に頑張れよ!
「もしチルドレンの順番が違ったら」が内容にあったスレタイだと思う
スレNoにそって「もしチルドレンの順番が○つずれてたら」とかは?w
>>913 一つずつにこだわる必要はないし、そもそも欝神のだって
シンジ固定で他を入れ替えているわけだしな。
ところで、うpろだの話はどうなったんだ?
お絵描き板の話もあったな
うpろだと絵板両方の特徴を兼ね備えている掲示板がどっかにあったと思う。
探してくるよ。
悪いとまでは言わんけど、
>>914はご新規さんに誤解を招きそうだからな・・・
EOEは長くなりそうだからご新規さんも増えるだろうしな。
⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン
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ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン⊂⊂( ^ω^)⊃⊃ブーン
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ここまでの流れだとシンジは主人公サード固定なんだよな?
ならご新規さんに誤解出るし、とりあえずスレタイにも【サードシンジ固定】っての入れといた方がよくないか?
新スレよりも先にまとめサイトが完成させないとなぁ。
職人さん頑張ってください。ウィキなら手伝いまっせ。
>>925 そんなのテンプレで十分だと思うが。
でも、確かに最近はテンプレの読めないやつらばっかなんだよな・・・。
テンプレで十分だと思うし、そんなのも読めない奴は徹底スルーだ
というかサードシンジ固定は絶対なのか?
最初は腐女子乙だのなんだの言っておいてシンジがサードで固定されたとたんこの流れだからな。
要は住人が無理矢理この流れにしたってわけだ
大体のスレは、職人が現れない限り「糞スレ乙」だの「腐女子乙」だの言われる訳だが。
何まともに受け止めてるんだ?
>>929 (今鬱神が投下してくれている話が)「サードシンジ固定」って意味だと思うぞ
そりゃああんた、エヴァ信者のほとんどがシンジに自己投影してんだからトウジやカヲルみたいにあっけない死に方されたら誰だって嫌だろうが。
別にシンジがサード固定はルールではないな。
順番自体は自由で良いだろう。
サードをトウジやカヲルにすると親を無理矢理ゲンドウとユイにするのか?
その辺は書く人次第でしょうな
>>934に同意
あくまでも「たら」なんだから
シンジ、来日や最後の石定だったりしても
面白いと思うのだが…職人にお任せで良いんじゃないか?
>>933みたいな理由ではないが、gdgdになりにくくて読みやすいというのはある。
まあ、結局は職人の力量次第だ。
じゃあファイルシークテンプレに入れとけば良い
不特定多数の人間が見てるんだから携帯でスレを見てる奴だっているさ。
ここは2ちゃんの中だし厨だって湧く。
仕方ないでしょwwww
今夜中に次スレいくかな?
携帯厨を見下している奴らが沢山居るようなのでageておきましょう
そんな自分はPCですがねー
あげんなや!
次スレの季節ですね
スレ立てる前にテンプレ作らなきゃね。
>>939だが、今お絵描き掲示板作ってる。
レイアウト出来たら急いでアドレス出すよ。
>>951乙。
ただ、テンプレをもっと考えるべきだったと思う。
みんな、厨は徹底スルーしろよ
お前らそんなんじゃ職人さんいなくなっちゃうよ(´・ω・`)
新スレって<<1とか<<23とかの新しい順番のとか投下していいの?
とりあえず埋めてみよう
次スレ
>>970とかでも良かったな。
次回のテンプレには入れておくか。
>>957 今のが終わってからの方が良いかもしれないけど、あくまで俺の意見だからなぁ…
色々読みたいって人もいるだろうし。
スレ建てるときは宣言してから行って欲しかった
とりあえず乙
新スレで話すのもいいが、まずこのスレ埋めようぜ
963 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/17(月) 23:53:06 ID:ML3+jI17
梅
生め
埋めましょうか
梅うめぇ
新スレって待ってる間何話して過ごせばいいかな。
過度の予想は神にプレッシャーになるかもだし。
好きなシーンとか感想とか?
神の設定以外のチルドレンの順番の話とか?
そんなんで良いんじゃないかな。
マターリマターリ
新スレ荒れてるな。粘着の夏厨がいる悪寒。
気にすんな、2chだしな。
そうそう、スルーしていこう。
埋め
まごころのミサトさんが死ぬとこコマ送りでみたら体真っ二つになってたお( ^ω^)鬱
この話をよんでトウジがかなり好きになった。
いやーんな感じ
977 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/19(水) 01:33:17 ID:UrjfJlc2
ミサト追悼梅
978 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/19(水) 01:40:02 ID:LvDJgs0n
なやなやなやなやなやなや
まだまだ逝くよぅ!
おぽんぽん
巫女ミコナース
巫女ミコナース
生麦生米巫女ミコナース
カエルピョコピョコ巫女ミコナース
隣の柿食う客は巫女ミコナース
セクシャルバイオレット巫女みこナース
ゴジラVS巫女ミコナース
巫女ミコナースの貴重な産卵シーン
世界の中心で卵を産んだ巫女ミコナース
巫女ミコナースよ来たれ
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
997 :
名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/07/19(水) 07:29:14 ID:UrjfJlc2
巫
女、襲来
エヴァオタ死ね
エヴァオタ死ね
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1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。